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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1022


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721: リーパー [×]
2021-08-09 17:09:42





>レナード( >719


( 普段のそれよりも随分と冷たいが、鼓膜を揺らしたのは確かに聞き慣れた彼の声。遂に幻聴まで、なんて思っている内に肌を撫でる程間近に感じていた化物の息遣いが無くなり、次いで訪れたのは屋敷で過ごすうちに慣れた不気味な程の静寂。喉元を食い千切られると覚悟を決めた痛みが襲ってくる事もなく、無音では探る事の出来ない状況に恐る恐ると瞼を持ち上げれば視界に映る姿に「 ……レナー、ド? 」これが現か幻かの判断も簡単につかない程には血を流しすぎたらしい。確かめる為に紡ぎ出したのは喩えるなら眠気を孕んだような、そんな平素よりも幾らかぼんやりとした声で。何でだの、どうしてだのと尋ねたい事は浮かんでくるものの、それ以上に彼が目の前にいる、そんな妙な安心感で和らげた笑みを僅かに深めるだけに留めて「 俺がそう聞き分けの良い野郎じゃ無いの、知ってるだろ? 」耳に届いた溜息に込められた想いを図る事は出来ないものの、今までは平気だったからなんて言い訳はするものでは無いだろう。嗚呼、呼吸をすればヒューヒューと鳴る喉が煩わしい。脈打つ度に血が流れ出ているのが分かる。壁へと背を預けていなければ自分の脚で立っている事も難しい身体へと鞭打ち、頼りの無い足取りで近寄って「 …なぁ、お願い。俺の事喰って。喰われるならレナード、アンタがいい 」彼の食の好みに今の自分が合っているのか、それ以上に今の自分の身体に彼の腹を満たせるだけの血液があるのかすらも分からない。それでも先の長く無い命を捧げるならば、最期に感じる感情は彼から与えられる物であって欲しい。そう懇願するように滴り落ちる血液の筋が目立つ腕を彼の方に伸ばして )





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