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684:
レイモンド [×]
2021-05-26 20:08:32
>クォーヴ( >681 )
そっか……クォーヴの言うとおり、話してみないと分からないこともきっとあるよね。最後まで親切にありがとう。今までたくさん本を読んできたけど、死神がこんなに優しいなんて知らなかったな。アッシュやウーミン、屋敷のみんなと仲良くなれたら、いつか君にもお礼をしにいくよ。
何か問題がなければ僕に返事はいらないから、君も楽しい時間を過ごして。それじゃあ、今夜がクォーヴにとっても良い夜になりますように。
>アッシュ
( 来客はそれなりの乱暴者であるとノックが教えてくれていた。そもそも未成熟といえど、男子一人を攫える人間が柔であるはずがない。そう覚悟していた頭脳でさえ、突如爆ぜた轟音に一瞬思考を停止させ、それが人の声だと理解した時にはぎらついた蜜色の中に目と口をぽかんと開いた自分の顔が映っており「 ──クレイジー、何? 」今まで身の回りに居たのは身分の近い紳士淑女か、身分を弁えた使用人だけ。両親ですらこれほど顔を寄せてきた記憶は無く、至近距離で流し込まれる視線と言葉を受け止めきれずに繰り返す。しかし自分の声が驚きに反して掠れたり、震えたりしていないことに一呼吸分の余裕を取り戻せば、僅かにのけ反ってしまった背筋を正し、より間近になった彼から答えが返ってくるより早く二の句を継いで「 ゾンビって、仮装パーティーの予定なんて聞いてないけど、……っ 」誘拐なのか、そうでないのか。食い殺されそうな距離にも臆さずコミカルな単語への疑いを口にするが、ふわりと体内に入った臭気に思わず手の甲で鼻先を押さえ。失礼などと考える暇さえ与えない、本能が拒絶する匂い。無意識に眉をひそめてしまうほど異様な、それでいてどこかで嗅いだことのあるこの匂いは何だろう。揺らぐ瞳で周囲を窺い、同時に記憶を探ること数秒。ふいに自分の中で合点がいけば、ふたたび目の前の男を見つめてそろり、と手を下ろし「 えぇと、ミスター……アッシュ、だよね。君、怪我してるの……? 」思い出したのは生き物の腐った匂い。まだ幼い頃、知識も技術も持たずに作ったままごとの小鳥の剥製から日に日に漂ってきたもの。相手の仮装が肌の色を塗り替えるほど本格的であるとはいえ、まさか腐肉まで塗りたくるとは思えない。そこまで考えればぐるぐる巻きの包帯姿と腐臭を結びつけるのは容易く、他に聞くべきいくつもの問いを押しのけて、気遣いとよく似た響きの好奇心がためらいがちに零れ出し )
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