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1358:
グルース・リヨン [×]
2024-08-02 19:39:23
>ジョネル(>1353)
(背筋を伸ばす己とは何とも対照的、その場に丸まってしまった彼からの視線を和やかに受け止めた一息の間の後、「――…慣れて、いるからね。」返した言葉の向き先は不条理な出来事へか、それとも題目の行為へか。どちらにしろ、“公爵家の長子”はその一言だけを告げる一瞬、苦みを含んだ目を在らぬ方へ逃がして、「それに、君の前ではいつだって美しい自分でありたいじゃないか。」だが視線を戻す時にはもういつもの穏やかな笑顔を湛えて、今は自信の陰る彼と過ごす時こそを、冗談めかして喜ぶ声で紡ぐ。――決意を告げる彼を、視線で緩やかに追う。「…ふふ。ああ、頑張っておくれ。」自分の為と言い切る彼へ嬉しそうに、しかし徐々に萎む語尾に微笑ましげに息を吹きつつエールを渡した次、何ともおどけた否定を返された事にきょとんと瞬いてから、「そう、頼もしいね。それじゃあ、上手に出来たら何かご褒美でも贈ってあげようかな。」わざと彼を子供扱いするような物言いでジョークを纏うのは、この戯れが許されると確信しての事。つまり二人過ごす夜々の内で得た、気を置かぬ信頼の顕れでもある。「……、」彼の両手が肩に乗るのを合図と、ふっと静かに瞳を閉じて自らの鼓動を意識する。――此処で彼を見てからずっと、一人きりよりも仄かに早いリズムを刻む胸。耳元に注がれる己の名を象る愛おしい声に擽ったさを覚えて、しかしその微かな動揺さえ染み付いた“慣れ”で抑え込む事に専心する。……結果として、拍動の速度は変わらず、表情もいつもの微笑みのまま。閉じた時と同じく徐に視線を起こし、すぐ傍の彼の胸へ――正しくは肺の一方へと片手を柔く添えて、「……ゆっくり息を吸って、そのまま呼吸に集中していて。」普段以上に感情を伏せたその言は、己の肩へ伝わる力、そして閉じていた瞼の裏に残る彼の口元に窺える強張りを見かねた、平静を保たせる術の忠言。彼がそれを実践するか否かは構わず、そこから五秒の沈黙を置いて目の前の冷たい耳へと唇を寄せ、「――ジョネル。」敬称を払った名を呼ぶ。…このまま本当に甘ったるく口説いてしまいたい欲も、初めて呼び捨てにする緊張も今は腹の底にすっかり圧し封じ、出来得る限り淡々とした音で。その響きの余韻が去る頃に、ゆっくりと一歩踵を退いて彼から離れ、「……如何かな、麗しの黒薔薇様方。」見上げた砂時計を通して向こう側、この“お遊び”を考えた主催者達へ静謐に、且つ丁寧に貴ぶ形で命題の合否を問う。)
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