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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1577


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1018: レオ [×]
2024-06-04 20:35:44



>ミリアム(>1016


(更に背を叩き伸ばす彼女の言葉は頬をより柔く綻ばせる。それから名を出して返ってきたのは共感、続く出来事にも溜め息を零すその姿に、彼のあの態度は平常なのだと此方も表情へ苦みを持たせた後。無関係の彼女に露にした怒りの治めに息を吐いた口許も擦っていれば、また初めて聞く名が耳を擽る。「……ギンハ。」舌に馴染みの無い発音を用いるそれに少しの興味が滲んだか、ふむ、と己に落とし込む小さな声と共にもう一度だけ名を繰り返して。――ギレルモという怪物の事を聞くほど、顔には形容し難い渋さが浮いて、それは喉の奥から洩れる唸りにも解り易く現れる。「……自分が一番、誰でもいい…」しかしその怪物を先程以上に指弾しきれなかったのは、彼女の項垂れる仕草の為。此方も思わず黙り込んでしまった後に、切り替えの言葉にはっと伏せた目を戻して、「あ、ああ。そう、二つ目はだな…」促しに押されて一音目は少々ぎこちなく、だが直ぐ様それは滑らかと紡がれだす。「…実は君と別れた後、一度ラザロに喰われかけたのだが、」さらりと流したのは、それこそ結末を迎える寸前の状況。けれども決まりきった覚悟か、それともそこを気にする余裕は無いのか、その点に特別立って感情的にはならず。「……その時、“まだ足りない”、などという言葉が口を衝いた。」次いだ話にこそ、些か困惑の弱りが顔を覗かせる。「……まだ、彼と話したい、と。せめて彼が何を好いて、どのような事を得意としているのか……どんな些細な事でも構わないから、もっと彼を知ったその後が良い、と……」その時の記憶を思い出す端から、しどろもどろと。言葉を重ねていくほどその色は深まって。「…………此方の方が深刻だな。祭りの次の夜から、頭から“これ”が離れなくて困っている。このままだと、喰われる事自体を拒みかねない。」最初彼女を出迎えた時の明朗さは陰り、目が彼方此方もたもた泳いだ後、片手で再び額を押さえ込む。「どうにかしたいとは思うが……そもそも、“これ”が何か見当もつかないものだから、私一人では手の打ちようが無い。」初めての想い、願い。延々と巡って膨れるそれは思考を絡め縛るくせ、一切と全容が掴めない。――頭を抱えた指の隙間。改めて彼女を窺う視線は、遭難者が目印を求める懸命さにも似たものが湛えられて。「……君から見て、何か解る事があるだろうか?」何か、一つの手蔓を見付けられないかと、声にも視線と同じ音色を乗せて吐露した感情について尋ねてみた。)




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