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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1573


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自分のトピックを作る
81: アッシュ [×]
2020-03-07 17:17:04



>アイビー


ハッハァ!オレも新鮮な獲物は嫌いじゃネエぜイ!
( 可愛らしい抵抗を物ともせず、愉快で豪快にゲラゲラと笑う。新鮮な獲物、なんて、一個人へ向けるには些か無作法な言葉選びにはもちろん一切の悪意が無い。むしろそれは、自身の価値観においては生粋の褒め言葉で。手近にあったふかふかのソファーへ貴女をぼすんと下ろせば、親指で自分の頬辺りを指し示し「 オレはアッシュ、ゾンビのアアアッシュ! 」べええ、と舌の付け根までをも見せつけるように口を開き、血の気の多さを顕現する三白眼をギロリとひん剥いて。そのまま貴女の隣に――ではなく、膝の上を跨ぐようにして軽く上に圧し掛かればグイと距離を詰め、手を伸ばして触れたのは手入れの行き届いた美しい髪で「 なンだよオ、もしかしてユーも"アッシュ"ッつーのかア?! 」子供の様に無垢な、獣の様に純粋な双眸をギラギラ輝かせて、幼稚な期待から鼻息を荒くさせ )




82: アッシュ [×]
2020-03-07 17:18:40




>只今より通常通りお返事可能


>ご新規様・古参様問わず、後2~3名ほど募集中!





83: アイビー [×]
2020-03-07 18:04:06



>アッシュ

新鮮な獲物?やァね、魅力的な女の子って言って?
( 静謐な部屋中に響き渡る溌剌とした笑い声。全く見知らぬ人物ではあるが、誘拐犯殺人犯の何れかであるなら刃物を突きつけられるか、鉛玉を撃ち込まれても可笑しくはない。即ち、悪い人では無さそうだと安直に物を考える。軽く冗句を返した後、再び軟らかな弾力に身を下ろされると、続け様に彼の自己紹介が始まり。「ゾンビ…?アナタ、ゾンビなの?」当然意味を咀嚼する事が出来ず曖昧に復唱してみせる。言葉として発すると現実味は更に薄れ、如何にも噛み砕けない。冗談か本気か、今の所判断する術はない。本当だとしたら、なんということだろう。世界中はパンデミックにでも陥っているのか。否、そんな筈がない。再び思考の迷路を彷徨しそうになるが、彼はその隙も与えない。子供の様な輝きを宿す蜂蜜色が間近まで迫ると同時髪を触れられる感触。自身は余り好いてはいないアッシュブロンドと同じ名を冠していると示唆する彼にパア、と表情を華やかに一変させ、褐色の手に自身の手を重ね。「アナタ、もしかしてアッシュっていうの?残念だけど、私、名前はアッシュじゃないのよ。アイビーっていうの。でも、私の髪の色とアナタの名前、お揃いね。」期待を裏切ってしまった一抹の罪悪感からか一瞬眉尻を下げたものの、嬉々とした色を満遍なく滲ませ。 )




84: アッシュ [×]
2020-03-07 18:40:39



>アイビー

そオだぜアイビィ、ユーはニンゲンでオレはゾンビだぜエエ!
( 男性的に浮き出た喉仏をこれでもかと晒すように顎を逸らして天井を見上げ、その勢いのままコックンと大きく頷く。貴女にとっては荒唐無稽な話でも、これは紛れもない事実。些か説明下手の怪物は、まるで野生動物の様に、掬い取った一房のアッシュヘアに鼻を押し当て、スウウと無遠慮に匂いを確かめ「 カハハァ!ユーは最高だぜ、アイビィ! 」異形の怪物に詰め寄られているというのに、自身の手に重ねられた体温も、拒絶も嫌悪も移さない可憐な瞳も、その全てが寂しがり屋の自身にとっては堪らなく嬉しくて。歓喜を表現するように、ガバリと貴女を抱きすくめて何度も何度も頬擦りを。「 お揃いッつーコトはよオ、オレ達ゃ立派なブラザーだよなアッ?! 」忙しなく、今度は貴女の華奢な双肩を両手にて掴もう。そのまま迫真の表情で冷たいおでこを貴女の滑らかなそれにくっつけ、強引ながらもどこかに縋るようなニュアンスを含んだ瞳孔で反応を待って )




85: アイビー [×]
2020-03-07 19:15:10




>アッシュ

へえ、ゾンビ!でもなんだか、わんちゃんみたいね。アッシュは。
( オーバーリアクションと人懐こそうな態度、それらを鑑みて不意に浮かんだ可愛らしい動物に例えてみてはくすり喉を鳴らし。遠慮なく髪の芳香を吸い込む様も宛ら大型犬の様に思えてならない。長らく温もりという温もりに触れてこなかった彼女にとっても、異常な迄に冷たい体温の彼の抱擁は、確実にじわりと湖面に波紋が広がるかの如く身体中に火を灯し、忘れていた感触に自然と頬も緩むというもの。一連の戯れ合いに擽ったそうに双眸を細め、目の前に存在する自身とよく似た色の瞳をじい、と見つめてやれば、両の掌を割れ物でも扱うようにそっと彼の冷たい両頬へ置き。「そうねぇ、もう私たちはブラザー!そう、だから。ここがどんな場所か教えてくれる?アッシュ。ブラザーなんだから、ちゃんと私のお世話してくれなきゃ困っちゃう。」彼の言葉を借りて同じ気持ちである事を指し示すと、その流れで言葉巧みに説明を促す。優しい彼の事だから、説明が苦手だとしても応えてくれるだろう。 )




86: アッシュ [×]
2020-03-07 20:06:08



>アイビー


オレぁ犬ッコロじゃないゼ、他に似てる奴ァ居るけどなアァ。
( 武骨に筋張った手を自身の顎に添え、視線を明後日の方向へ逃がして記憶を辿る。イヌ科の動物、つまりは狼を彷彿とさせる怪物の存在を示唆していれば、両頬に触れる暖かく柔らかい感触に「 ンあァ? 」と気の抜けた声を零しながら目をぱちくりさせ。「 見ての通りじゃねエかア、ココはオレ達怪物が住む黒薔薇の屋敷だぜエ? 」自身はあくまでも怪物の中では、親切心や良心を持ち合わせている部類。ただ説明力や相手の意図を汲み取る力が不足しているのが難点であり、当然とばかりにまじまじ貴女を見つめながら「 心配すンなってェ、ユーの世話は使い魔達が焼いてくれッからサ。 」はたから見ていればむず痒くなるような齟齬でも、自身にとっては大真面目。パチンと指を鳴らせば、包帯まみれの肩に機敏な動作でトカゲが這い登ってくる。それを人差し指でポイントして「 コイツがオレのフレンズ。色ンなカタチの使い魔がいるがよオ、ユーのために色々してくれッから怖がらなくてもイイんだぜイ! 」舌を出したり引っ込めたりする使い魔に鼻先でくりくりとスキンシップしながら、そのまま横目に貴女を見つめて思いやりの言葉を添えつつ、ガッシリとサムズアップを贈ろう )




87: アイビー [×]
2020-03-07 20:53:13




>アッシュ

( どうやら人懐こい彼よりも犬に似ている人物がいるらしい。発言から察するに、この屋敷には眼前の彼だけではなく、他の人物も恐らく複数人存在するという事だ。確信を得ないその思案に決定打を与える様に彼が端的に説明をする。「そういう事じゃないわよう。…怪物に、黒薔薇の屋敷ね…」明らかなる齟齬の生まれに深紅の唇を膨らませ微かな不満を露に、冷たい頬を包んでいた掌で軽く左右に伸ばすように摘み。悪気はない様だし、彼なりに精一杯分かり易く教えている心算なのだろうから、勿論大きく咎めることはしない。突如現れた彼の可愛らしい使い魔は蜥蜴の風体をしているが、自身の世話をする使い魔は一体どんな生物なのだろう。「へえ、アッシュのフレンズは蜥蜴なのね。可愛いじゃない!」世辞でもなく本心からの賞賛を使い魔に贈る。この世界と屋敷の詳しい説明は一先ず彼ではない誰かに今度尋ねるとして、今は彼とのお喋りに興じるとしよう。 )




88: アッシュ [×]
2020-03-07 21:40:36



>アイビー


ンえェ、何だよオ、気に入らなかったのかア…?
( 小刻みに顔を左右に何度も傾け、貴女の顔を覗き込む。精一杯回答したつもりだが、その内容では貴女のニーズに応えられていなかったのだと漸く気付く。肌からはより一層血の気が引いていく。まるで母親の気分を窺う子供のような、どこか腫れ物に触るような控えめな声音と視線で、貴女の不機嫌そうな相貌をじぃぃと見つめて「 オレぁ馬鹿だからさア、分ッかンねえんだよオ。ちゃンと訊いてくれりゃア教えるからよオ、オレのコト嫌わないでくれよなァ…アイビィ、 」折角できた人間のブラザーを失ってしまう、そんな幼稚な危機感が怪物の胸と脳をただ焦りの一色に染め上げる。主人の変容を感じ取った使い魔は、肩の上で少したじろぐように数歩後退り。恐らくはこの騒動の原因なのだろうと見做した貴女へ尻尾を掲げ、シャアと一鳴き威嚇しては怪物を慰めるように首筋をぴたぴたと尻尾で弾いて )




89: アイビー [×]
2020-03-07 23:07:30




>アッシュ

何言ってるの、嫌いになんかなってないわ。大丈夫、アッシュが教えてくれた事で充分!
( 此方の機嫌を窺い怯えを含んだ色で懇願する彼に双眸をぱちくり。必死に取り繕うその様が矢張り主人に叱られた犬に見えて、安心させる様に口角緩り上げ笑ってみせ。奇々怪々にも思えたゾンビという種族にも喜怒哀楽は確りと在るらしく、こうして自身の反応に一喜一憂する姿はひどく愛らしいもので、母性に近い不思議な感情が湧いてくる。「ああほら、アッシュのフレンズも怒っちゃったじゃない。アナタのこと慰めてるのねぇ。でも本当に嫌いになってないから大丈夫よ。」友好的とは言えない威嚇行動に困惑と愉快を織り交ぜた声音と共に蜥蜴を見遣る。主人の事をとても想っているが故の使い魔の行動から見て取れる愛のある関係性にどこか羨望を感じながら、念を押すように再度弁解を。 )




90: アッシュ [×]
2020-03-08 00:19:42



>アイビー


ホントかァ…?ホントにホントだなア?!
( 先程までの暗い雰囲気はどこへやら、貴女の否定によって単純にも再度双眸をギラギラ輝かせて。しょぼくれて前屈みに沈んでいた双肩、それによって筋肉質な体躯がやけに小さく見えていたことだろう。しかし、自身の杞憂が明らかになった今となっては高々と胸を張り背筋を正し「 ならよウ、オレのコト忘れないでくれよなア! 」バチン、と音を立ててウインク。直後、他者に存在を認識してもらいたくて堪らないイカれた寂しがり屋は、何の前触れもなく貴女の唇を奪う。数秒間の間一度も接触を離さず、唇を何度も柔く食んでは最後にリップ音を響かせ顔を引き。そして、ニカ、と歯を見せて貴女に笑いかけた後「 サンキュウ、マイフレンズ。愛してるぜイ! 」と、肩の上の使い魔にも触れるだけのキスを。――その刹那、グウウと鳴り響いたのは無遠慮で傲慢な腹の虫。理性が急速に崩壊していくのを感じ、頭痛に耐えるような仕草でよろけながら貴女から距離を取り「 あア…ヤベエ。今夜はバイバイだぜ、ブラザア 」なるべく獲物である貴女の姿を視界に入れないようにしているのか、片手で目を覆い隠したまま口許だけで強がりの微笑の形を描いてみせよう。後退りするように扉へ近づき、後ろ手にドアノブを開いた瞬間、ハッと我に返ったように開口し「 独りで部屋を出ちゃダメだぜエ、アイビィが他のヤツに喰われッちまうのはヤだからよオ! 」貴女の身を案じる気持ちに、獲物を横取りされたくないという身勝手な願望をちゃっかり織り交ぜつつ、それでも口調と表情はあくまで楽しげに。「 じゃアなブラザア!また会おうぜイ! 」空いている手で弾くように短く敬礼の真似事をした後、足早に怪物は去ってゆく。今夜どこかの部屋で、貴女以外の獲物が彼の犠牲になるだろう )


***

昼間から夜遅くまで、長時間のお相手ありがとなア。次また会えたらそン時ゃ本登録になるからよ、またメニューに名前載ッけさせてもらうぜイ!
ンじゃあナ、まだまだ寒ィし暖かくして寝ろよブラザア!サンキュウ、楽しかったぜェイ!




91: アイビー [×]
2020-03-08 01:13:42




>アッシュ

こちらこそ、長い時間ありがとうねアッシュ。…まさか最後に唇を奪われるとは思わなかったけど!私の力量じゃあアナタの相手は全然釣り合わなかったとは思うけど、楽しい時間を本当に感謝してるわ。
アッシュこそ、上半身とか特に寒そうなんだから、ちゃんと防寒して寝るのよ。本当にありがとう、近いうちにまた。




92: 執事長 [×]
2020-03-10 16:55:20



>募集開始[ ご新規様・古参様問わず大歓迎! / 2~3名様 ]

 ※無登録でのお試し、質問・ご相談のみのご来館大歓迎!
 ※指名が絞り切れない場合は、此方からのご提案も可能
 ※3/8~3/15までの一週間、浮上率低下の見込みアリ(PFは常時投下OK!)


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ ルネコの備忘録 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/archive/category/Archive

>皆様と同じく黒薔薇の屋敷へ拉致されたルネコという青年、その生活を怪物の人となりを交えながら書き記した日記です。もちろん通読は任意ですので、皆様のグランギニョルライフのご参考までに!



▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼




93: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-10 17:12:27

指名:ミリアム
希望ルート:捕食ルート
名前:ザカリー・アーバーン( Zachary Abern )
性別:男
年齢:24
職業:宝石店の警備員
性格:適当で大雑把に生きている風だが、本質は貪欲で欲しいと思った途端一直線に食らい付く。しかも自分の意思で手に入れたものは決して手放さず、部屋の中は物だらけ。求められれば求め返すが去るものは往生際悪く追い続けるストーカー気質。また基本的に上記のスタンス以外の対応を知らず、臨機応変な対処ができない。調子を崩されると慌ててしまうので不測の事態は大の苦手。一人称は俺、初対面の二人称は性別年齢によって変化し、女子や子どもには君、男にはお前。
容姿:本来は178㎝の筋骨逞しい体型だが服を着ると一般的な体躯に見える。かっちりとした警備の制服を好んで着ており手には常に白手袋、肌の見える部分はあまりない。少しつり上がった目の色は青みがかったグレーで角度によっては完全な青にも見える。大して手入れしていないアッシュブロンドを大分適当にセットしているが、その完成形はアップパングショートに近い。右横髪の一房にローライトの青いメッシュを入れていて、片耳に滴の形の小さなイヤリング。
備考:無骨な父親に育てられ母親も親戚の顔も知らない。その父すら22の歳の時に死去し、現在天涯孤独。身寄りがないという事実を大して深く考えていないし気にしてもいないが、もしかすると深層心理に影響しているかもしれない。巷では重すぎる執着心を持っていることで悪名が高く、自身を知っている者はあまり深入りしようとしてこないので慢性的な人恋しさに悩まされている。普段でも制服を好んで着るのは選ぶ手間がなくて楽だから、きっちり着るのは指示されていることに従う方が楽だから。余談だが例え休みでも制服を着て過ごすという変な特性を持っているゆえか、仕事先からの急な呼び出しは多い。


ロルテスト:( その日仕事は休みだったし、特筆するような用事もなかった。いつも通り、なんとなくぽっかりと空虚な休日を繰り返す筈だったのだが、変わったことが一つだけ。右手に握られた四角い手紙だ。毛羽立った灰褐色のソファに仰向けに寝転がって、知らぬ間に届いていたそれをぼんやりと見つめてみる。洒落た黒薔薇の封には馴染みがないばかりか、それを自身に送ってくるような紳士淑女にも心当たりが皆無。いたずらの類い?通りすがりの愉快犯?色々と想像は出来るが、やはりどれも決定打に欠けていて。とりあえずとばかりに振ってみればカサリと軽い音が耳に届く。入っているのは紙に違いないが、果たしてこんな演出をしてくる差出人と用件は何なのか、皆目見当もつかずに長嘆息。「ま、開けてみりゃ分かることか」なんて気楽な独り言を残して、定規もペーパーナイフも使わずにぺりぺり封を剥がし。重さからして妙なものは入っていないだろうからと、何の警戒もしなかった。仮に入っていたとしても、己の仕事は結構な肉体派なのだし、なんとかできる自信もあって。そう高を括りそれから─────……それから?……それからどうしたっけ?ああそうだ確か入っていたのはやはり紙で、それも上質な紙で、それは招待状で…─────何の?……それは何の、どこへの招待だったか?ええと、それは。それは?……意識が霞む。霞んで、何やら遠くの方でぼんやりと形ができて、それを掴もうとゆるりと手を伸ばして。「っあ?」間抜けな声が自身の口から漏れた。全身がびくっと痙攣し、その拍子にうっすら瞼が持ち上がる。伸ばした指先が見え、そのまた先にある天井が見え。数秒遅れて、どうやら寝ていたようだと理解した。非番だからとつい寝てしまったのか?見下ろした自身の体は制服を纏ったまま変わりはない。しかしとてつもなく大きな変化が下げた視線の先にあった。上質なシーツ。「?」それは自室のベッドのゴワゴワなものではなく、自室より何倍も洗練された寝具で。ついでとばかり横目に飛び込んできたのは瀟洒な部屋の内装だ。「は…?」困惑。ゆっくり上体を起こして辺りを見回し、緩慢な仕草でベッドの縁に腰かけて。未だ覚醒しきっていないままにとりあえず自身の体を点検してみる、どうやら異常はない。さてここは何処なのか。眠気でじんわりと鈍化する頭の中、黙々考えを巡らせるが答えは見えてこず。そんな思考の隙間を縫うように鼓膜が拾ったのは、先の視覚とは違いそこそこ聞き親しんだノック音だった。コンコン、拳が板を打ち付ける音。扉が叩かれている。つまり誰かがいる。全く覚えのない部屋に、全く覚えのない訪問者。自身の状況を総合するに、とにもかくにも情報が必要だと判断して )
あー……誰?入って


ハロー主さん。先日お邪魔させてもらったザカリーだ、覚えてるかな。やっぱりなんかどうしても此処が忘れられなくて、今度はガッツリ物語に参加させてもらいたいなーって思ってさぁ、来ちゃった、ハハ。
あとちょっとプロフも手直しした。エリへの返事も返せないままで本当に悪いんだが、もう一回最初から、ってことは可能か?もちろんダメだったら潔く身を引くんで。
検討してくれたら嬉しい。じゃ。


94: ミリアム [×]
2020-03-10 18:08:06



>ザカリー

うわぁお、今夜はあーしをご指名?ヤバ、超バイブス上がった。ザック久し振り、っつーほどでもないか。忘れるわけないじゃん、エリぴょんにヤキモチ妬いちゃうくらい素敵な夜過ごしてくれてたし。
ロルテも態々更新してくれたんだ、マジ痛み入るー。このPFで本登録させてもらうから、次回から顔パスで指名だけ伝えてくれりゃノープロね。
後さー、あんたのコトだから察し付いてると思うけど、あーしの捕食エンド難易度バカ高いのね。そりゃもーエベレスト級よ。だから絶対に捕食エンド達成できるって保証は出来ねーんだけど、とりま流れに身ぃ任せて楽しんで欲しい的な?モチ指名は毎回変更オッケーだし。
あーし達から伝えときたいコトはこんくらいかな。また何かあったらココでも宝箱でもいーから気軽に声掛けてね。んじゃ、今夜もよろみー。


***


ちっすー、調子どおー?
( ノックへの応答を確認した直後、カチャリとドアを開けた瞬間にぴしっと緩い敬礼の真似事を。ギザギザの白い歯を見せつけるようにニィと口角を吊り上げて、シリアスもダークもどこ吹く風の気の抜けた挨拶を投げよう。「 ウケる、マジで部屋ん中なんもないじゃん。さてはあんたガチもんの新入りだべー? 」目許は不気味な意匠の布で覆い隠されているにも関わらず、360度見回すように軽やかにくるくると回転しながら入室する。パーカーのポケットに手を突っ込んだまま、視覚以外の何かで捉えた殺風景な部屋の光景に咳払いのような笑い声を零した後、片方の手を掲げては不躾にも貴方を指さして。盲目なのに貴方の位置を正確に補足できるのも、全ては己が怪物だから。けれどそんな事には触れもせずに「 ねー、おなか減んない?遠慮なくゆってよ、あーしがなんでも用意したげるからさ 」まるで昔からの知己と見紛うほどのお気楽な振る舞いで、ベッドの淵に座す貴方と向かい合う位置にあるソファーにぽすりと腰を下ろそう。そうして、華奢と呼ぶにも細すぎる両足をブラブラさせながら、貴方を指していた手の形をサムズアップに変えて見せて )




95: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-10 18:44:44



>ミリアム

( さて出てくるのは屈強な男か奴隷商人か怪しいローブ姿か、なんて身構えていたが完全に面食らってしまった。想像していた誰でもなく、入室してきたのは自身より小さな、華奢と呼ぶにも細すぎる少女。拒食症や栄養失調と言う言葉が脳裏に浮かぶほどに細い。眼に痛い鮮やかなピンクのツインテールが頭を動かす度に揺れ、チラチラと視線が吸い寄せられる。更によくよく見ればその目は何かの布で覆い隠されていて、何処とはなしに不安感を煽られて。まるで布など存在しないかのように軽やかに動き回る姿にドクンと鼓動が早まった。アイロンをかけたばかりの制服のシャツをぎゅうと握りしめ、たらたらと垂れる冷や汗から意識を逸らす。「しん、いり?」掛けられた言葉にはただ首を傾げ。「何の新入り?」不気味さはまだあるけれど、比較的話しやすい口調に甘え疑問をぶつける。殺風景な部屋はとても静かで、情けなくも己の声の震えがよく分かった。向かい側に座った少女を無意識に直視しないようにしながら、「お腹…、いや、空いてないけど…ていうか君の方がなんか食べた方が良いと思うけど…」何を食べさせられるか分かったものではないと拒否したとたんにグゥと腹が鳴る。バッと鳩尾を押さえるが時既に遅し、静寂の中での腹鳴は部屋中に響いた。頬に血が上り、ちらりと少女を見て。普段の己らしくない、とても小さな、蚊の鳴くような声で確かめ )
……聞こえたか?





96: ミリアム [×]
2020-03-10 19:20:10



>ザカリー


えー?そりゃ"獲物の"に決まってるっしょ。
( 新入りという肩書きがこの屋敷で定義する血生臭い意味を、配慮も悪びれもなくあっけらかんと告げる。逆を言えば、侫悪な嘘や甘言で取り繕うこともなく、ごく正直に事実を明かして。けれど貴方を怖がらせたいわけではない、ゆえに両手をポケットから出し、手の平をひらひらと揺らすように晒して「 ゆっとくけど、あーしはあんたにキョーミないから。安心してちょ 」骸骨同然の片手を右のこめかみ辺りにあてがい、親指と人差し指の先端をくっつけて害意はない事を伝えよう。不意に"んぁ、"と間抜けた枕詞の後に「 キョーミないっつーのは獲物としてだかんね。じゃねーとこうやって遊びに来ねーし? 」うっかり零してしまったばかりの失言を、早速撤回する。バツが悪そうに、見ようによっては照れ臭そうに、ぽりぽりと頬を掻きながら少しだけ俯いた、その瞬間。一瞬の静寂を震わせたオーケストラに、ぽかんと口を開ける事数秒。その間、貴方の焦りや羞恥が手に取るように伝わってきて、思わず「 にゃははは! 」と腹を抱えて呵呵大笑。息つく暇もなく襲ってくる笑いの波は随分長い間時化り続けて、荒くなった息を整えながら生理的に滲んだ涙を拭うようなジェスチャーをして「 マジウケる、めっちゃ鳴り響いてたんだけど。はーマジ久し振りにこんな笑ったわ 」まだ笑いの余韻が残る勢いの増した語調で言葉を紡ぎながら、枝の様な両手をゆるりと掲げて手首をスナップさせる。まるでコンダクターが指揮棒を振るうが如く、その動作に従って自動的に簡単な食事が貴方の目の前に用意されていき。簡素な、けれど出来立ての湯気が立つオムレツとソーセージのソテー、焼き立てのバゲットと瑞々しいサラダ、更にはオレンジジュースとプティングのオマケ付き。ベッドに座ったままでも食べられるようにトレーに一式乗せられた料理達に、よしよしと満足そうに頷いて。自分にも食事を勧めてくれた気遣いには気付かぬ振りをして「 でさあ、腹ペコくんの名前は何てーの?あーしはミリアム、以後よろみー。 」なんてゆらゆらと手を振ろう )




97: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-10 19:52:25



>ミリアム

獲物…
( 現実味のない言葉に一瞬思考が停止する。獲物、獲物。浮かんだ想像は猪が罠に掛かる姿で、ぶわりと全身が総毛立った。せめてもの救いは目の前の彼女がどうやら己の肉に興味がないことだろうか。初対面の対応や体つき、その後の話し振りを見るに、それは真実であるように思えた。「あー…そりゃどうも、俺に興味とか変わってんな……」そうと分かれば次に気になるのはもはや病的な域にある痩身、覗く指の骨っぽさに似合わない元気さが、途端に痛ましく思えてくる。照れ臭そうな様子は丁度その年頃の女子に被り。年齢は同じくらいだろうか?それとももう少し年下?いずれにせよ彼女の痩せぎすの体は自身の同情に一役を買っていて。この子は何かを患っているのかと思考がそちらへシフトした途端に響く大笑い。「い、良いじゃん別に、朝から食ってなかったんだよ!」腹が空いていないと言ったその直後の手のひら返しに、自分でも子供のようだと呆れてしまう。一頻り笑った彼女の腕が振られれば、魔法のように─────たぶん魔法で、食事が現れる。並べられた食事の豪華さにごくりと喉が鳴った。鼻腔を擽るふわりとした温かな匂いは、明らかに「美味しいですよ」と訴えかけていて。「え、これ、食って良いの?」反射的に問いかけて、人差し指で料理を指し。「あっ、俺はザカリー。ザカリー・アーバーン。言いにくいならザックとでも呼んで、よろしくミリアム」と早口で言い切る。初対面の緊張は解けていた。振られた手に数秒考え、「よろしく」と片手を上げ。「なんかよくわからねーけど、色々教えてくれたら嬉しい。君のこととか、此処のこととか」許可をもらう前にフォークを持って、ひらひらとそれを振る。おどけたように笑えば「とりあえず訂正、俺はいつでも腹ペコじゃない。でもこんな料理目にしたら誰だって涎垂らすかもね」とパチリとウインクし ) 

 

98: ミリアム [×]
2020-03-10 20:51:49



>ザカリー


あーしのコト、ねえ…。
( 貴方の為に用意したのだから、むしろ食べてもらわねば困る。そう言外に示唆するように、許可を問われた矢先にどうぞどうぞと手を広げるようなジェスチャーを。顎を逸らせて天井を仰ぎ感慨深く呟いたその瞬間だけは、これまでのお気楽な雰囲気はどっと陰り、いかにも触れてはならないパンドラの箱を彷彿とさせた。ゆっくりと顔の位置を正面に戻す、その最中は口許に浮かんだ笑みは霧散し無表情だったが、すぐに片方の口角だけがニィと持ち上がる。果たしてそれが作り笑いか否かは、自身のみぞ知るところで「 あんたはさあ、あーしのコトがどう見える? 」派手な色の髪を指に巻き付けて片手間に遊びながら「 この屋敷にはね、あーしみたいに言葉が通じないバケモノもわんさかいんの。だからさ、いくら退屈でもひとりで夜遊びとかマジでヤバいかんね? 」口調こそ緊張感に欠けるが、声色は真剣そのもの。小さな掛け声と共に立ち上がり、窓辺まで歩み寄ればそっと窓ガラスを指でなぞる。月光に照らされた横顔を貴方へと向けて「 ま、言葉が通じるバケモノの中にもヤバいやつはいるケド。にゃは 」努めて不安感を抱かせないよう、物騒な忠告を告げた後にふにゃりと頬を緩めて見せて。盲目にもかかわらず、そのまま迷いのない足取りで貴方の座すベッドへ近づき、静かに隣へ腰を下ろして「 つってもさあ、初対面のインパクト強すぎたわ。あんたのコト、ペコって呼んでいー?つか呼ぶね 」どれだけ近付いても永久に合う事のない視線、それでも布に描かれた幾何学的な目玉で穴が開くほど貴方を見つめて「 いーじゃん、あーしだけの特別ってコトで 」にひ、と尖った歯を見せて笑いながら甘えるように擦り寄ろう )




99: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-10 21:28:20



>ミリアム

あー、ありがとう、遠慮なく食うわ
( 待ってましたとばかりオムレツを口に運ぶ。口の中でホロリと蕩ける卵の感触に思わず頬が緩んだ。ここ最近はレトルトばかりだったから、余計にその温かさが身に染みた。「…?」そうして一瞬見えた暗い表情と雰囲気にはざわざわした違和感。先程までの明るい振る舞いとは違い、部屋の明暗さえぐるりと反転したような。「どうした、」と聞いた言葉は途中で途切れた。君のことがどう見えるかって?「……すっげえ細い。もっと食べた方が良いと思う。あ、食べる?」率直な感想はそれくらい。フォークにソーセージを突き刺して、ついと目の前に差し出す。獲物と表されたことから鑑みるに人間がその食事である可能性は高いのだが、一旦それは置いておこう。付け足すなら何があるだろうか。「あと、親切な良い子」先の罰の悪そうな顔を思い出す。誰かを思いやれる心がなければ、あんな風なフォローはしないし、出来ない。へら、と笑ってもう一度「良い子」と繰り返し。ちぎったパンを口に運びながら忠告を聞く。「言葉が通じないバケモノ?」むぐむぐとバケットを噛み、化け物とやらの姿を想像してみる。毛むくじゃらだろうか、つるりとしているだろうか、世にもおぞましい姿をしているだろうか。そんなものがこの屋敷をうろついていると言うのなら、自身がミリアムと名乗る彼女に当たったのはラッキーだったのかもしれない。「夜遊びねえ」そもそも夜に出歩くことが、ここでの遊びになるのかどうか。一から十まで分からない此処で単独行動をするのは、やはり危険に違いない。「てか、通じでも通じなくてもヤバイなら、むしろヤバくない奴誰?」フォークを口にくわえ、ふと気になった疑問に視線を上げる。剣呑な言葉にうっすらと危機感が積もるが、相手の表情を見れば何とはなしに安心してしまって。「いやペコってなんだよ、しかも決定済みなのかよ、じゃあ俺だってミリーとでも呼ぶよ」けらけらと笑って、そんな下らない返しをして。すり寄ってきた体はやはり細く、何だか庇護対象のように思えてきてしまう。つい彼女の髪に伸びた手を、ぽんと頭に置き )
特別かぁ、良いなあ




100: ミリアム [×]
2020-03-10 22:04:13



>ザカリー


にゃは、おいし?ならこれもオマケ。
( 精悍な貴方の顔がしどけなく綻ぶ表情を見られないのは惜しいが、纏う雰囲気が緩むのを鋭敏に感じ取ってつられるように微笑し。ポン、とコミカルな音を立てて手元に小さな旗を生み出せば、残ったオムレツの中央へ突き立てよう。描かれている模様はどこの国の国旗でもなく、自身の目許の布と同じデザインの目玉だけれど。「 んーん、いらない。あーしらバケモノはさ、ヒトの食事じゃお腹いっぱいになんないし、味も感じないんだ 」ゆるり、一度だけかぶりを振って差し出してくれた肉への拒否を示す。解説のように並べた怪物の生態も、今この状況ではただ食事を拒むための言い訳に過ぎず。次いで提示されたパーソナリティに、思わずぐ、と呼吸が止まり。ただでさえ聞き慣れない肯定的な単語、それもヒトから言われたのなんて初めてではなかろうか。そう思えば唇はふるふると小刻みに震えて「 ――ちょ、ン、そーいうコト訊いたんじゃないっつーのっ 」しどろもどろに言葉に詰まりながら、僅かながら頬に血色を取り戻す。半ば自棄のようにあんぐりと口を開き、人の肉や骨を容易に噛み砕けそうな牙をありありと見せ付けて「 コレ、分かんでしょ?あーし等はあんた達を喰うんだよ 」だから"良い子"なわけがないんだ、雰囲気だけでそう付け足そう。自分はもうヒトを食べないと決めているけれど、今までたくさん食べてきたのも事実。自分の中の何かを誤魔化すように、貴方の頬へ華奢な拳をぐりぐりと押し当てて。ヤバくないやつ、その抽象的な括りでは何とも返答しがたい。数秒間むーんと悩んだ後「 あーしみたいに食欲に希薄なやつ、かな。ダチにそーいうやついるし、今度ここに来るように言っとこーか? 」まるで健全に視界が開けているかのように、ピンポイントで貴方の咥えたフォークの柄へ数回柔くデコピンして。「 ミリ"イ"はいらないや、"ミリ"がいーな。ペコとミリ、この響きめっかわじゃん? 」半強制的に押し付けた愛称の提案、突っぱねられなかった事が嬉しくて露骨に表情を緩めて。頭上に感じる自分にはない体温に、きゅ、と指先に力がこもり「 何、もしかして特別に飢えてる系男子なワケ? 」揶揄うような口調で紡ぎつつ、俯きがちにシーツを淡く握り締めて )




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