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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/930


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自分のトピックを作る
41: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 19:20:23

>悪魔兄

あー……こんばんは。何だ本当に角が生えてるんだな……って可愛くはねーよ好みって何だよ。むしろお前の方が綺麗じゃね?まあとりあえず参加許可感謝する。たぶん迷惑かけると思う、合わねえなあって感じたら言ってくれ。よろしく。
あと……誰も彼も気になるけど、今回はラクシュエリ?をお願いできるか?同じ悪魔なんだろ?ちょっと気になってさあ。

42: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 19:26:30

おっと…悪い、見落としてた。すまねーが初日の交流でもいいか?

43: ラクシュエリ [×]
2020-03-05 19:45:20



>ザカリー


ん、嫌、とちったんは俺やし謝らんといて。迷惑やなんて、そないに気負わんでええんよ。この夜を目一杯楽しんでくれたら俺等は本望やから。な?
…こない偉そうに言うとるけど、俺等の方が至らん事してまうかもしれんしなア、ハハ。嗚呼、選択おおきに。直ぐ迎えに上がらせるから、肩の力抜いて楽しんでな?ほな、よろしゅう。


***


( ノックに対する応答を待つ間、はぁ、と零れた短い溜息は、咲いて間もない花のような微かな香りを伴って夜気に溶けた。憂鬱の原因はただひとつ、今まさに空腹な事。こんなに飢えるまで我慢するつもりはなかった――否、我慢をしていたわけではない。ただここ最近は、食欲という本能を擽ってくれる獲物に巡り逢えなかったのだ。どこぞの万年腹ペコな怪物たちとは違って、自分は獲物の好みがはっきりしている。だからこそ心が躍り、冷たい心臓がとくんと高鳴る。今、貴方を見つけてしまったから。「 あ――、 」微かに聞こえた物音を応答と解釈し扉を開ければ、求めてやまなかった容姿端麗なヒトの姿が視界に飛び込む。言葉を失って数秒、双眸にはきゅるんとハートマークが浮かんで「 やん……カッコいい…っ 」唇に添えるように手を組んでお祈りのポーズをしながら、熱に浮かされた真っ直ぐな視線を貴方へ向けよう。ふら、ふらり、よろめくような挙動で二歩ほど歩み寄った後、背の翼をばさりと広げて地を蹴る。軽やかな所作で降り立ったのはベッドの上、貴方の腰を自分の脚で挟むようにして膝立ちになれば、組み敷くような体制で顔を近づけ「 ……エリ、すっごく嬉しい。だってあなたみたいな獲物(ひと)を、ずっと、ずぅっと待ってたんだもん 」熱を帯びた吐息が、貴方の頬にかかるほどの近距離。上質な食事を前にして、悪魔の尻尾は昂揚を表すようにゆらゆらと揺れていて )





44: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 20:22:20

>ラクシュエリ

( 何だここ、と独り言を漏らしただけのはずなのだが、突然扉が開く。予想外の事態にびくりと体が固まって、その扉の前にいる可愛らしい少女にも反応ができない。しかし赤い角に翼、見え隠れする尻尾がただ可愛い女の子と認識するのを阻害する。「は……?誰?」問いかけは口の中だけで終わった。何やらふらりと告げられた言葉の後、突然に広げられた見慣れない翼に思わず頬に汗が伝う。絶対にこの世のものではない、人智を越えた何かだった。何だアレ、何だアレ!?そう口にする暇もなく、自身の腰の上に押さえつけるように乗られれば、ぱくぱくと口を動かすだけ。「え、エリ……?エリって言うのか?」一番重要なことを確認するのも忘れ、ただ言われた内容を繰り返して。エリと名乗る少女めいた風貌の何かの言葉に、ひたすらに困惑する。「俺、待ち望まれるような覚え、全くねーんだけど…人違いじゃ…」近すぎる距離に顔を背けてぐいと腕を押し、なんとか奇妙な体勢を脱しようとして。背けた視線の先、揺れる尻尾に目を奪われながら説得を試みるも、ろくに働かない頭では上手い言葉も思い付かない。「あの、そもそも、ここどこ?あっ、誘拐とかそういう?それなら俺縛っといた方がいいんじゃ?ってか、俺拐っても旨味なくねえ?」ぽんぽんと続ける台詞は明らかに的外れ。自身の想像の範疇外にあるものばかりで、適切な対応が思い浮かばないのだ。それにどうやら人外らしい目の前の少女も、少女は少女。恐怖を糧にし問答無用で蹴り飛ばすには見た目が幼すぎる。「あー、もしそういう…誘拐とかなら早めに足洗った方が身のためじゃね?俺君を殴りたくないんだけど…」しどろもどろで行ったり来たりの弁解に、視線はうろうろと忙しない。今更ながら気づいた、自身の横たわっていたベッドの柔らかさに居心地の悪い気分になりながら、片膝を曲げてなんとか体を起こし )


45: ラクシュエリ [×]
2020-03-05 20:47:41



>ザカリー


やぁん、驚いた顔も素敵。…あ、
( 状況の説明もろくにしないまま、目許を甘く細めてふるふると小刻みに顔を揺らしては高いトーンで感激を露わにして。ふと形の良い輪郭を伝う汗を目敏く発見すれば、悪魔たる自身には美味な糧であるそれに唇を寄せて吸い取る。図らずも短いリップ音を部屋に響かせた後、オマケとばかりにぺろり頬を舐めて「 そう、エリよ。ホントの名前はもうちょっと長いの。ねえ、あなたの名前は? 」名前を問うた事で、そもそも貴方という個体を認識していないことを遠回しに告げる。動揺しないでとでも言いたげに、純粋無垢な少女の如く軽く顎を引き、花開くような微笑みを向けよう。人間からすれば規格外の怪力で、痛くない程度に貴方の抵抗をちゃっかりと御しながら顔を覗き込んで「 殴るなんてやだあ。エリ、痛いのも痛くするのもキライだもん 」わざとらしく悲しげに眉頭を寄せ、瞳を潤ませる相貌は、今にも泣いてしまいそうな仔犬を彷彿とさせた。上体を起こした貴方に、そうはさせないと言外に告げるように馬乗りの体勢を深くして「 だから、大人しくしててね?手加減するのは苦手なの 」困ったように、けれども無邪気にウインクを飛ばそう。貴方の整った顔が困惑に染まっていくのを、ただ眺めて終わりなんて勿体ない真似が出来るはずもない。お腹がぺこぺこの今ならば殊更。だから、次の返事を待たずに綺麗な唇を奪う。柔く啄むようなそれは徐々に深さを増し、比例するように貴方の手首を抑える腕にも僅かながら獰猛な力が籠る。幾度も角度を変え、ようやく口を離せばそこには銀の架け橋。逃がさない、とばかりにそれを舐め取り「 …だめ。エリ、今日は我慢できないかも 」煽情的な一連の動作も、悪魔にとっては全てが捕食行動であり美味なる食事。久方ぶりの上質な糧を摂取したことにより、冷えた身体が芯から熱を持つのを感じる。欲しい、もっとあなたが欲しい――口程に物を言う目で貴方を見つめよう )




46: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 21:40:27

>ラクシュエリ

( 舐められた頬の感触に肌が粟立つ。蠱惑的な接触は今まで経験したことがないような毒蜜の想像をもたらして、頭のどこかで警鐘が鳴る。だと言うのに、こんなにも誰か求められているということが本当に久しぶりで、そんな場合ではないと言うのに胸が高鳴った。「俺は…ザカリーだけど、大体ザックって呼ばれてる」名を問われて愛称まで添えたのは、気まぐれか自棄なのか。伝わる力は今まで経験したことのないような大きさで、結局起き上がれないまま。いかにも華奢な見た目を裏切る想像以上の怪力に、改めて少女の底知れなさを知る。笑みと力の反比例。痛いのは嫌だと言いながら、自身の拳など簡単に押さえ込んでしまうのだろうと本能の部分で悟り。せめても何が目的でここに連れてこられたのかという部分だけでも知ろうかと、口を開いた途端に少女の唇が己のものに重なる。「…!?」目も閉じられず、ただ飛び込んでくる光景は可憐な少女が唇を奪う姿。反射的に暴れた足も少女を引き剥がすのは叶わず、やがて圧倒的な力量差に抵抗をやめた。触れ合った体に、柔らかい肢体に、ぼんやりと思考が霞む。心臓が熔解していくような感覚にぐっと足を強張らせ。繋ぐ唾液すら絡めとられ、荒い息の中で自身が少女の「獲物」であるということをなんとなく理解して。性的なものを匂わせる接触も、その先にあるのが愛を囁く行為ではなくて、むしろこちらを丸呑みにしてしまうような─────そんな終わりを彷彿とさせた。全身を刺すような、少女の熱のこもった視線が、益体もない思考に拍車をかける。……でも、ああ、本当に、そんな視線を向けられるのは久しぶりで。「…エリ?は、俺が、欲しいのか?」じわりと温度の上がる体に、自身の体すら熱くなってくるのを感じる。「もしそうなんだったら……一生俺のものになってくれる?」そしたら俺、全部あげるんだけど。例え求められているのがザカリーという個ではなくとも、例えその約束がまやかしだとしても、自身を全部明け渡して終わりを迎えるのは悪くないかもしれないと、そんなことを思って。「俺を殺しても良いから、俺のものになってくれねえ?」相手に比べれば非力な腕をなんとか上げて、今の今まで触れあっていた少女の唇に人差し指でそっと触れ )

47: ラクシュエリ [×]
2020-03-05 22:11:35



>ザカリー


――ザック、
( あなたが欲しい、そんなの当たり前じゃない。そう返そうとした言葉は、ニュアンスごと吐息に紛れて消えた。檻の中に放り込まれた極上の餌を前にして、飢えた獣が僅かな理性を取り戻したのは、皮肉にも貴方自身の熱の片鱗に触れる事が出来たからか。少し切なげに柳眉を下げ、静かにその名を呼ぶ声が、色めいた部屋の不気味な静寂を揺らす。唇に触れた体温、ゆっくりと味わう様に指先を甘噛みしてから、今度は指の側面に吐息を吹き付けるように舌を這わせて。そうして、じわりじわりと口端に悦な微笑を浮かべ「 エリはあなたを殺すんじゃないわ。食べるのよ 」捕食者と被食者、その構図は絶対に揺らがない。――少なくとも、今夜は。だからこそ、人知を超えた脅威を顕現するかの如く、悪魔さながらの翼を背面に大きく広げ「 でもね、ザック 」大きな翼が夜の帳を落とすように、この仄暗い部屋をさらに狭めて、二人だけの閉鎖空間を作り上げる。あなたとわたし、二人だけ。緩やかに貴方の首筋へ顔を埋めれば、ほんのりと赤い痕を刻み付けよう。それは今夜始まって以来の、捕食行為に準じない接触。貴方と視線を合わせる為に最低限身を引く、でも最大限に身体同士を密着させたまま「 あなたの魂が、またここに巡り着いたら…その時は、あなたがエリを食べて 」さながら、その鬱血痕が契約の捺印。貴方の魂は麗しの黒薔薇となり、二度と輪廻の環に戻ることは出来ない。が、それは秘密にしたまま信じられないほど無垢に微笑み「 ふたりで貪り合うのも、きっと楽しいよ! 」この先に待つのは輝かしい未来だと。歪な愛しさを隠そうともせず、細い腕をするりと貴方の肩に絡め、少しだけ目を伏せて顔を寄せ「 ねえ。今度はザックからキスして 」獰猛な捕食を甘やかな睦み合いにすり替え、絡めた腕にきゅ、と力を込めて )




48: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 23:02:48

>ラクシュエリ

( 食べる?ああ、なるほど。ここに連れてこられた理由を、ようやく正確に理解する。絶対的な力の差、奇妙で数奇なやり取りに、それでもなぜか恐怖は湧いてこない。静寂の後の微笑はじんわり胸を焼く劇薬を想起させ、少女の吐息に背筋が震えた。口腔に迎え入れられた指の先から全身に痺れが伝わり、脳髄を凍るように侵し、現実から隔絶されたうす暗い空間を染め上げる。再び広げられた翼はこの世の何よりも綺麗に見えて、たまらず伸ばした手の先がするりとそれを掠めた。首筋に感じた違和感にはただ微笑を。重ねられた体に、一方的に自分の心臓の鼓動が響く。「 …魂な。なかなか魅力的だなぁ、うん、食べたら確かに俺のものだし君のもんだし 」少女の隠した秘密には思い至らないままに、ただ甘美な理想に身を浸す。あどけない少女には不釣り合いな貪るという単語が、とりわけ艶かしく感じられてくすりと笑みが漏れた。歪んでいても嘘偽りでも、己の愛を受け止めてくれるのなら、たとえ怪物だって構わない。その上自身を欲しがってくれるのなら、何の文句があるだろう?「 キス、ね。俺そういうのあんま経験なくってさぁ、下手だけどすまん 」熱に浮かされて、ちょっと見たことがないくらいに整った風貌へ顔を近づける。鼻先が触れて、柔らかな唇に触れて、少し食むようにして啄んで。甘い匂いに頭が酩酊する。今この接触が捕食の準備なのだとしても全く構わなかった。それは悪魔の持つ特性ゆえなのか、あるいは自身の酔狂なのか、たぶん二番目だろうとはわかっている。唇の感触を反芻しながら、「 こんな可愛い子に食べられるって、俺もしかしてラッキーな方か? 」なんて。捕食に対する嫌悪感すらも覚えないのは、人として異常だろうかとそんな問いが片隅に浮かぶほどには、少女に食べられることに魅力を感じていて。「 あー、でも次俺の魂が辿り着けるかどうかは運次第じゃね、だからちょっとだけ今食わせて 」と、少女の鼻先に軽く噛みつく格好を。こんなことをしている自分が少し信じられなくて、絡められた少女の細腕にそっと触れた。「 俺旨いといいなぁ、これでも鍛えてるから、筋肉で筋張ってるかもしれねーんだけど 」全身を喰い尽くしてほしいとそう願いながら、少女の口許を見つめる。痛いかもしれない?どうでもいい。ただ血肉になるのはたしかに永遠だと、その永遠を欲するだけ。歪なのは自分も同じ。ならば一時の夢でも誰かと共にあれるのならと、どこからでも食べるといいとばかりに脱力して ) 

49: ラクシュエリ [×]
2020-03-05 23:24:48



>ザカリー

……えへへ。美味しい、
( 悪魔としての自分の魅力をいくら理解しているとはいえ、貴方の反応は良い意味でことごとく常軌を逸していた。怪物への嫌悪や拒絶を示すことなく唇を重ねてくれたことが、悪魔の冷え切った胸の奥にある何か芯の様なものを、ずぐりと一度だけ確かに疼かせた。一旦離れた唇、柄にもなく少しはにかんだように顎を引き、ふにゃりと頬を緩ませて味の感想を。「 それはどうだろ。でもね、エリはあなたに会えて良かったって思うんだあ 」鼻先を甘噛みされる感触に、"きゃん、"と楽しそうな声を上げて「 だって、ザックはすごく格好良いから 」面食いの自分にとって、"格好良い"は"美味しい"と同義。ゆえにそれは至高の賛辞で、捕食を前にしながらあまりにも慈しみに満ちた手つきで貴方の頬を撫でる。まるで、野生の獣が捕らえた獲物を巣穴に引きずり込んでから弄ぶように、或いは愛でるように、優しく。「 ぜえんぶ、大事に食べるから。またね、ザック 」弛緩する貴方の身体、その脈動を感じながら、額へ最期のキスを落とす。その後に唇を奪うが、それはキスなんて可愛いものではない。柔く触れ合ったのは初めだけ、すぐに加速する本能に身を任せて激しさを増してゆく。凶暴な口付けのさなかに、まさぐるようにして整った制服の襟元へ手をかけ、上から2、3個ほどのボタンを外して素肌へ冷たい手を這わせる。捕食者が獲物を蹂躙するかの如く。あなたはもう、エリのもの。美しく逞しい首筋に触れた手は、いずれ貴方の息の根を止めるだろう )


***


ザック、今夜はホントにありがとね!もう少しお話の続きを紡いでいたいけど、エリもう行かなきゃ。
すごくすっごく楽しかったから、またあなたに会えたら嬉しいな。次ここで会えたらその時は本登録になるから、また気が向いたら遊びに来てね!
それじゃ、まだ寒いから暖かくして夜を過ごしてね。素敵な時間をありがとう、ザック!




50: ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-05 23:41:37

>ラクシュエリ

こっちこそ素敵な時間をありがとう、エリ。君はとっても魅力的で、それこそ死んでもいいなと思えたよ。紡がれるすべてが綺麗で心臓が高鳴って、すげえなぁって。また来てみたいなぁ。
あー、じゃあ、おやすみ。ありがとう。

51: 執事長 [×]
2020-03-06 17:23:57



>募集開始[ ご新規様・古参様問わず大歓迎! / 3~4名様 ]

 ※無登録でのお試し、質問・ご相談のみのご来館大歓迎!
 ※指名が絞り切れない場合は、此方からのご提案も可能


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ ルネコの備忘録 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/archive/category/Archive

>皆様と同じく黒薔薇の屋敷へ拉致されたルネコという青年、その生活を怪物の人となりを交えながら書き記した日記です。もちろん通読は任意ですので、皆様のグランギニョルライフのご参考までに!


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼




52: レオ(参加希望) [×]
2020-03-06 18:06:29

指名:ヴィンス様、ラザロ様、ハイネ様のいずれか。もしくは執事長様の方で相性が良いと判断された方
希望ルート:捕食メイン、行動次第によっては恋愛≧共依存>隷属の順に希望
名前:レオ(Leo)
性別:男
年齢:27
職業:猟師
性格:軍人めいた堅めの口調ながらはきはきと明朗に話し、喜怒哀楽もはっきりとしていて、何事にも臆さず思った事を正直に伝える様は周囲に爽やかで実直な好青年、という印象を与える。しかしその実世間慣れしておらず、対人での危機感や緊張感というものに欠けた少々騙され易い質。更に好奇心を刺激される物珍しいものと相対すると、思考より先にそれへ手を伸ばしてしまう危うさもある。それでも持ち前の野生動物じみた直感の鋭さと判断力に助けられ、致命的な失敗はした事は今の所無い。
容姿:身長178cm。やや細身ながら職業柄必要なだけの筋肉は付いており、しっかりと引き締まった体つき。羊の如く柔らかで、ふわふわくるくると毛先が自由に跳ねた癖のある髪は陽光を彷彿とさせる明度の高い白金色。だが髪型に頓着しない為、全体的に背中まで伸びたそれを紐を使って旋毛か項近くで一纏めにしている事が多い。長い睫毛に縁取られた目には真夏の昼空と同じ濃い青の瞳が収まる。その目の形はぱっちりと大きな二重で、目尻が眉と共に垂れ、やや面長な輪郭も相俟って晴れやかな程の快活さの中に仄かな甘さを印象付ける顔立ち。首筋の右側、その付け根近くに黒子が一つある。服装は山中に溶け込む為に黒や緑で染められたシャツにフード付の上着、それと同色のズボン、保護用の革手袋を愛用する。
備考:一人山の中で暮らし、猟銃やボウガンにて狩りをしていた猟師。猟師としての腕前は非常に優秀で、山の動植物に詳しい。十代半ばの頃、育ての親である年老いた猟師の男を亡くして以来他に身寄りは無く、人よりも動物と共に過ごす時間が長かった。それ故か文字の読み書きは少々苦手。加えて思考に些か動物的な極端さがあり、無自覚ながら会話を重ねていった相手、物をくれる相手に懐き、依存してしまうきらいがある。また、首回りが敏感で触れられるのを避ける。一人称は私、二人称は君。
ロルテスト:(普段通りに狩りをして、獲物を抱えて山小屋へ帰った夜。獲物を床に置き、纏めていた髪を解いただけでまだ着替えもせぬままの手の片方には、狩りで不在の間に届いていた一通の手紙らしきもの。己の元には滅多に来ないそれを暫しまじまじと眺めていたが、次第に手紙の中身が気になり始める。やがて親指の腹で一度それの縁をなぞった後、その不気味にも思える黒い花の封蝋をぴり、と剥がし、中にある紙を開いて──覚えていたのはそこまでだった。いつの間にかすっかりと沈んだ意識の中、己を包む暖かく柔らかなものに身を丸めて寝息を立て、未だ起きる気配の無いその耳に、とんとん、と固い物を叩く音が入る。そこで漸く深く落ちていた意識は浮かび上がり、瞼を開いてゆっくりと上体を起こす。ばらけて顔にかかるぼさぼさの髪を掻き上げつつ数度行った瞬きの後、誰かが来たという事だけを寝惚けた頭で理解する。「あー…今出る。」なれば、と寝起きに掠れた声で一つ返事を。それからいつものように寝床から床へと付けるつもりで足を出す。…が、眠気に鈍い頭では、其処がいつもと違う高さであることに未だ気付けなかった。ならば当然至極、足は妙な位置にて空振ってしまう。「少し待ってく、…っうぉ!?」ベッドから踏み外した驚きに、扉の向こうへ呼び掛ける筈の言葉は低い悲鳴に変わり──次の瞬間、派手な音と共に落っこちた。)



(/PCにて失礼する。此度は此処の仄暗くも美しい世界観に惹かれ、やって来た次第だ。プロフィールもテンプレートに沿って作成してきたが、何か不備や不満があれば遠慮無く言ってほしい。それと、もう一つ。その…どの怪物も魅力的に見えてしまって、一人を選ぶ、という事が出来なかった。手間をかけさせてしまってすまないが、その辺りも含め、まずは私との相性を見てほしいと思う。宜しく頼む。)

53: 執事長/フランケンシュタイン♂ [×]
2020-03-06 18:33:23



>レオ


――獲物、居ル。お前、デカくて締まってて、凄く美味ソウ。いつか、お前、喰イタイ。
ケド今夜は、オレじゃない。ダロ?残念ダケド、お前に会えて嬉シイ。楽シイ、思ってくれタラ、もっと嬉シイ。

ラザロを選ぶナラ、捕食に直行する形で交流が始マル、と思ウ。手始めニ捕食ルート体験してミルのも良い、カモ。それ以外の2人ナラ、捕食には直行シナイ。ハイネの方ガスキンシップは激しいカラ、それがイマイチナラ、ヴィンスの方がオススメ。
ピンと来た方、選んでくれタラ、直ぐ迎え行ク。




54: レオ [×]
2020-03-06 19:01:04

ああ、出迎えありがとう。君も随分と大きいな。
私を食べたい等と言う相手に、すまないな、というのも妙だが…君とはまた今度話をさせてくれたら嬉しい。


さて、そうだな。他も捨てがたいが…まずはお試し、捕食直行ルートに行かせてもらいたいと思う。つまり、ラザロ、という怪物を指名させてもらっても構わないだろうか?此処での交流は初めてだから、何か粗相や迷惑をかけてしまうかもしれないが、何卒お手柔らかに頼む。

55: ルシアン [×]
2020-03-06 19:22:12




やっほー!今日も来ちゃった!
もし余裕があれば僕の相手もしてほしいなっ。
勿論、難しければ遠慮せず言っておくれよ。なんたって、君と僕との仲だもの。えっ?会ったことないって?それは、あれだよあれ!友達の友達は友達ってね!
今日はこの前の続き>30からお話したいなって思ってるから、時間が大丈夫なら僕から返事を返させてもらうね。
どうかな?検討宜しくっ!





56: ラザロ [×]
2020-03-06 19:22:14



>レオ


分カッタ。ラザロ、直ぐ呼ブ。アイツ悪い奴じゃナイ、ケド、少し横暴。ダカラ違和感トカあれば言ッテ、指名はイツデモ変更デキル。
それジャア、イッパイ楽しんデ。デモ、オレのコトも、ちょっとでイイカラ覚えてて。


***


――チッ。
( 胃の奥が締め付けられるような空腹感に、思わず舌打ちが零れる。このところ理想的な獲物に出会えておらず、今や誰でも良いからとりあえず腹に入れたいほどには飢えていた。だから、乱暴なノックにも反応があった事に、否が応にも期待は高まるというもので。「 早くしろ、俺ァ苛々してンだよ 」理不尽にも何も知らぬ貴方を急かしながら、筋肉で隆々とした腕を組みつつ眉間に皺を刻んで。短気な割には、こちらから扉をぶち破るような真似をしないのは、この粗暴な怪物なりの礼儀。けれど、待てども扉は開かれる事はなく、扉の向こうで一度騒がしい物音がしたのを契機に「 ケッ、鈍臭ぇ野郎だ。入るぞ、コラ! 」粗野な呼び掛けの後、容赦なく扉をこじ開ける。この屋敷で貴方に拒否権はない、図らずもそう示唆するような暴力を見せつけるが、それすらもまだ序曲。床にすっ転んでいるであろう貴方を発見すれば、つかつかと歩み寄っては見下すように顎を逸らして貴方を見つめ「 寝惚けてンのか、ッたく。……嗚呼? 」助け起こすでもなく、傲慢な態度で見下ろす事数秒。獲物の身体つきを不躾にもじろじろと吟味するのは、もはや捕食者に共通する悪癖か。観察しているのは、甘く整った貴方の顔――ではなく、意外なほどに良く引き締まった精悍な体躯で。途端に、不機嫌そうな表情のままでも口許だけは笑みを描いてゆき「 ……手前、中々イイ身体してンじゃねえか。オラ、立てよ 」体勢を立て直す補助に、と、無骨な手を差し伸べる。もし貴方が握り返してくれたなら、そのまま人知を超えた力で貴方を引っ張り上げるようにして此方へ引き寄せ「 質量もありそうだ。気に入ったぜ 」自己紹介はおろか、屋敷の説明もろくにせぬまま、蛇の如く先の割れた舌を覗かせ舌なめずりを )




57: ラザロ/フランケンシュタイン♂ [×]
2020-03-06 19:28:22



>ルシアン


ルシアン、オレ、知っテル。今晩ワ、マタ来てクレテ嬉シイ。今日は時間ニモ余裕アル、ダカラ喜んでお相手させてモラウ。お前のお返事待っテル、のんびり待っテルから急がなくテモ大丈夫、ダヨ。





58: ルシアン [×]
2020-03-06 19:46:52




>レジーナ

ふふ、レジーナ擽ったいよっ!なぁに、挨拶かなにか?(無鉄砲な突撃は予想外の安定感で受け止められる。見た目は繊細なガラス細工のような彼女であるが、軸がブレることなく易々と自身を支える姿に今更ながら違う種族である事が明白となって。ことり、心を動かしたのは一抹の寂しさ。それを掻き消すように首に回した腕に力を込め、ぐっと強く抱き着く。彼女が己の気持ちに気付いたのか定かではないが、まるで慰めるように触れ合った鼻先に思わず秘めやかな笑い声が漏れる。ワーウルフならではの挨拶かなにかなのか。つい甘ったれた口調で尋ねてしまったのは目の前の彼女を姉のように慕っている気安さから。だから離れた体温に少しばかり拗ねたように口を尖らせてしまったのは自然の流れ。しかし、彼女の意識が丸いメダルに向いたことに気付くと、にまにまと口許を緩めて。照明の明かりに反射しいく筋もの光線が頬を照らす。チカチカ…と、光に誘導され過去の記憶が蘇る。「うーん、表彰状みたいなものかな?町の子がそれに似たのを貰って嬉しそうにしてたから!レジーナも貰って嬉しい?」幸せそうな家族のやりとり、小さな子供は首に輝くメダルを掛け父親に肩車をされている。優しげな母親に頭を撫でられ、誰も彼もが満ち足りた笑顔をその面に乗せていた。会話なんて覚えていないが、その光景だけが瞼の裏に焼き付いては離れなかった。同じことを模擬すれば、目の前の夕焼け色の瞳が輝くのではないか、そう考えての行動だった。果たして反応は如何か、結果を確認すべく下から小首を傾げ、窺うように見つめて。ただ、プレゼント大作戦はこれで終わりではないのだ。「ギンハ様もだけど、レジーナも甘いなぁ。僕がこれだけで終わると思う?」リボンの件でクスクスと耐え切れない笑いが溢れ、本当のプレゼントは別にある事を仄めかす。サプライズを敢行する側としては願っても無い勘違いではあるが。不意に空いた言葉の間、続く会話は少しばかり相手らしからぬ話題で話すペースも早い。何となく勘付いてしまった言葉の続き。しかし伏せられた問いには気付かぬフリをし、同じくお道化た調子で意味ありげに含み笑いを一つ。「ギンハ様そんなに喜んでくれてたの?嬉しいなぁー!でも、レジーナもきっと直ぐに人の事、言えなくなっちゃうんだから。」鋭い爪には触れぬよう慎重に相手の手を握っては、誘導するように部屋の奥へ。誘われたそこは九尾の彼も驚いた壁紙が視界一面に飛び込んでくる場所。絵に注意を仕向けるように敢えて「どう?凄いでしょう?なんとこの中に、レジーナに教えてもらった果実園のフルーツが描いてあるんだよっ!さて何処でしょう?」とクイズを出題してみせて。無論、そんなものは描かれておらず、探したところで見付からぬだろう。己から意識が逸れている内に、これ幸いと例のクローゼットへ向かい、細心の注意を払ってプレゼントを取り出すことに成功すれば、音を立てぬようそろりそろりと忍び足で近付こうか。もし近付くことに成功したならばラッピングを解いたプレゼント──ニュアンスの違う数種類ものオレンジ色に染められたリボンが複雑に重なり合い、繊細なリボン結びが施された麦わら帽子──を彼女の頭へ乗せて。周りはピンクや黄色の可愛らしい色で花結びされた飾りが彩って、華やかな仕上がりとなっている。それは丁寧にも耳の部分には穴が開いており、すっぽり被れる構造になっていて。もし乗せる前に気付かれたならば包装したままのプレゼントを手渡すつもりで。)
じゃーん!本当はこっちがプレゼントでしたっ!どう?驚いた?



有難う!嬉しいなぁ、今日も宜しくねっ。



59: レオ [×]
2020-03-06 20:04:32



いっ、づ…(床へと思い切り腰を打った衝撃に堪らず顔を顰め、そこへ走る痛みを鎮めんと手で患部を撫でる。そうしている内、来客らしい彼は入ってきてしまったらしい。頭上から降ってくる悪態に落ちていた視線をまず彼の足元へと向け、それから少しずつ上げていった目線の先には無骨な手。ああ、自分の補助の為に出してくれたのか。続いた台詞にそう判断して迷い無くその手を借りる。「ああ、すまない。助かっ…!?」途端、ぐんと強く引き起こされる体。あまりの勢いに言葉も置き去りに目を見開き、身を強張らせる。しかしそれも数秒の事、今度は視界に広がる彼の人ならざる姿、己を狙うようなその仕草と言葉に口がぽかんと開きっ放しに。「……君は、一体。」漸く出した声は困惑に震える。ようやっと回転を始めた頭が部屋の違和にも気付く。何処だ、此処は。目の前の“これ”は何だ。ぐるぐる巡る思考は喉元で微かな呻きに変わる。「…私は、夢でも見ているのか?」──暫しの間を持ち、彼へと問う形を取って出て来た結論は、平時の己でも笑ってしまいそうな何とも陳腐なものだった。)




60: ラザロ/レジーナ [×]
2020-03-06 20:12:38



>ルシアン


ふうん…、初めて見たけど綺麗ね。さすがルシアン、ちびオオカミの癖に物知りなのね
( 説明を聞いてもなお、異文化に慣れぬ様子で色々な角度から銀紙を観察する。冴えた輝きを放つそれがやけに気になる理由を探るように吟味すること数秒、ぴこん!と効果音が鳴りそうなほど勢いよく耳を立て「 分かった!これ、月にそっくりなのよ。ふふ、あたしたちにぴったり。気に入ったわ 」何を隠そう、自身は満月と共に生きる種族。月は時と共に欠けてゆくが、貴方のくれた宝物は決して失われる事はないだろう。大事にするわ、と言外に告げるように、メダルへ甘えて擦り寄るように頬ずりして。「 ふうん、そんなにハードル上げちゃっていいわけ?――なに、これ…! 」敏い貴方には気付かれてしまっただろうか。けれどそれもこれも、直ぐに会いに来てやらない兄貴が悪いのよ。そんな風に内心で責任転嫁をすれば、自分はちゃっかりと今貴方と居られるこの時間を楽しもうと決め込んで、肘でつんつんと貴方の柔らかな頬を突こう。けれど、貴方の発言はハッタリなどではないと、その一秒後に視界へ飛び込んできた光景によって思い知らされる。無垢な貴方の発言を疑うつもりなど毛頭なく、「 え、どこどこ?!言わないでよ、絶対あたしが見つけるんだから! 」パタパタと忙しなく絵に向かって一直線に駆け寄り、秘密の準備を進める貴方の方を振り返ることなく声を張り上げ。負けず嫌いな性分ゆえか、目を凝らせど一向に見つからない果実に痺れを切らし「 ちょっとルシアン、もしかして――ッ、 」嘘でも吐いたんじゃないの。抗議の声を上げるべく勢いよく後ろを向いた瞬間、ぽふりと頭を包み込む感触と、藁の良い香りが口を噤ませた。帽子とは無縁に生きてきた、如何せんこの上向きの耳が邪魔なのだ。けれど違和感はなくむしろとても心地が良い、耳が圧迫されている不快感も皆無で、むしろぴこぴこと自由に動かせる。手で恐る恐る頭上を確認し、徐々にぺたぺたと帽子全体を触って「 ……あ!まさかこれ、あの時の? 」甦るのは、この部屋で貴方と言葉を交わした時の記憶。そうと決まれば、慌ただしい足取りでドレッサーの前に手を突き、鏡を確認。ぶわわわ、と尻尾の毛が膨らみ、それと同時にちぎれんばかりにブンブンと左右に大きく振れて「 ルシアン…!これ、最ッ高…! 」有難うを告げる事も忘れて、小さな貴方に飛びつくようにハグしよう )




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