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Meeting of fate(〆)/9070


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8174: 植野 聡哉 [×]
2020-10-22 21:11:54



──…弁当まで作ったのか。
( スーツに着替えリビングに向かえば目の前に飛び込んできたのは、彩りの良い朝食とお弁当箱。驚いてはいたものの、そうか、昨日からは仮とは言え独り身になったのだと感じてなんとなく視線が辺りにふよふよと彷徨い、狼狽え。しかし、しっかり朝食を食べお弁当箱を手に会社へ向かうと仕事に取り掛かり、一日を過ごして )



8175: 植野 愛美 [×]
2020-10-22 22:38:39



──はい、かしこまりました。そのように先方に伝えておきますのでよろしくお願い致します。はい、それでは失礼致します。
( 会社に着くといつものように着々と業務をこなし、ある取引先との電話を終えて時計を見ればお昼を少し過ぎていて。お弁当の入った袋とお茶を手に取ると食堂へと向かい空いている席に座り昼食を食べ始め )




8176: 植野 聡哉 [×]
2020-10-23 05:04:50



( 彼女より少し遅れて食堂に辿り着くと、食堂の中へ。ざわっと周りがどよめき「社長がなんでここに」「あの人、三食抜いて夜通し仕事でも平気な人って噂だったよな?それくらい仕事人間だって」と言葉が飛び交い。しかし、周囲の好奇の目にさらされていたが特に気にした様子もなく、偶然を装いながら彼女の元へ歩み寄ると彼女と向かい合わせの席に座り、弁当を静かに黙々と食べていき )

おはよ、愛美。日曜日なんだけど、用事で出かけるから、ちょっと返信遅くなると思う。先に伝えとくね。



8177: 植野 愛美 [×]
2020-10-23 06:25:16



…お疲れ様です。あの、すっごい視線を集めちゃってますけど…?
( 先程まで静かだった周囲の雰囲気がざわざわと騒がしくなったかと思えば、向かいの席に座る1人の男性に気付くと思わず目を見開き。しかしここで動揺してしまえば怪しまれると感じたのか敢えて平静を装いコソッと話しかけ )


聡くんおはよう。日曜日の件了解だよ。連絡してくれてありがとう。( にこ )




8178: 植野 聡哉 [×]
2020-10-23 06:44:30



そうか。まあ、私はあまり食べる姿を人に見せないからな。
( 他人の視線など知ったことではない、といった様子で興味なさげに周囲へ視線を向けて返答しつつもちらりと彼女へ視線を送った後、「…弁当も悪くないな。だが、早起きして作るのは大変だろう。無理せずで構わない」と静かに述べ。いつの間にか食べ終わったのか、席を立つも去り際に彼女だけに聞こえる声で言葉は少し柔らかく「美味かった。ありがとう」と告げてその場を去り )



8179: 植野 愛美 [×]
2020-10-23 22:34:58



たしかに社長はこういう場所に来ることはないですもんね。
( 彼の言葉に納得するように頷き食べ終えたお弁当箱を片付けるとお茶を一口飲み。去り際に耳にした言葉に思わずドキッと胸が高鳴り、落ち着かせるように小さく呼吸を整え「…いえ、お口にあって良かったです」とこちらも周りに聞こえないように答え )




8180: 植野 聡哉 [×]
2020-10-24 02:01:09



……ただいま。
(それからというものの、ほんのたまにではあるが仕事が早く終わった日は日付が変わる前に早めの帰宅をし、食事をとる意識を持ったらしく、周りも不思議がっていて。「ああ、そうだ。来週に取引先の社長から会食に誘われたんだが…一緒にいいか?」とジャケットを手にかけネクタイを緩めながら尋ねて)



8181: 植野 愛美 [×]
2020-10-24 05:54:30



おかえりなさい。来週…ですね、今の所予定はありませんのでそのように予定を入れておきます。
( ジャケットを受け取りハンガーにかけながら頭の中にスケジュールを思い浮かべるとこくり、と頷き。「先にご飯にしますか?因みにお風呂も沸かしてありますけど」とキッチンに向かい夕飯を温め直しながら彼に視線を向けて )




8182: 植野 聡哉 [×]
2020-10-24 06:19:16



よろしく頼む。…では、先に風呂に入ってくる。
( 会食に関しての返答に小さく頷き、まるで夫婦のようなやり取りに困った様子でたじろぐも、これも仕事のうちであると言い聞かせ、顎に手を当てて述べては入浴をしに向かい )




8183: 植野 愛美 [×]
2020-10-24 06:42:12



はい、分かりました。──会食…か。マナーの勉強しておかないとな…
( お皿に盛り付けテーブルに並べながらテーブルマナーの事を考えると少しだけ不安になり小さな溜息をつき。相手がお風呂から上がるタイミングでコップにお茶を注ぎ他の用事を済ませていて )




8184: 植野 聡哉 [×]
2020-10-24 07:12:28



どうした、何やら浮かない顔をしているな。
( 入浴で身体を温めると着替えてリビングへと向かい。首を捻ったが察したのか「ああ…なるほど。会食が不安か?確かに長い付き合いをしている取引先が多いからな…」と尋ねながら席に着いて )



8185: 植野 愛美 [×]
2020-10-24 07:25:34



会食する機会なんて全くないので、学生の時に学んだテーブルマナーで通用するのかどうか…。それに長いお付き合いの取引先の方との会食となれば社長の妻としてしっかりと振る舞わないとって思うと少し不安になって…。
( 向かいの席に座りながら胸中を話し。内心では自分で務まるのだろうかと不安が頭をよぎるものの、社長に恥をかかせてはいけないと改めて緊張感を持ち )




8186: 植野 聡哉 [×]
2020-10-24 08:02:37



……。
( 彼女の話に耳を傾けながら頷いて額に手を当て思案していたが、「…仕事熱心な君のことだ、きっと肩に力が入っているんだろうな。不安なら今度、レストランに行って実践してみるのはどうだろうか。やるかやらないかは君次第ではあるが…私で力になれるならなろう」と提案を投げかけ、夕飯に手をつけ )



8187: 植野 愛美 [×]
2020-10-24 20:38:09



ほんとですか?それならお言葉に甘えて…お願いします!社長の手前恥をかかせれませんので。
( 彼の提案に席を立ち上がりぺこっと頭を下げて。「私お風呂に入ってきますので食べ終わった食器はシンクにお願いします」と言葉を続ければ脱衣場に向かい )




8188: 植野 聡哉 [×]
2020-10-24 21:22:36



ああ。わかった。
( 脱衣場へと向かう彼女の背中を見送り、皿を流しへ置いていると彼女が入浴中であることにソワソワと落ち着かない様子で部屋をあちこち行き来してしまい。ソファに座り、気晴らしにテレビを見ていたが腕を組んでは「いや、だから何故私は意識を…。弛んでいるのか、私は。というか、先程の発言はデートの誘いになっていなかったか」などと眉間に皺を寄せ悶々とし )



8189: 植野 愛美 [×]
2020-10-25 08:24:29



お風呂上がりましたー…。あの、コーヒー入れましょうか?もしくは紅茶とか何か温かいものでも。
( 素顔を見せる訳にはいかずメガネをかけて顔を誤魔化し、髪も上に纏めあげタオルを肩にかけながらリビングに戻るとソファに座り何かを考えている相手に話しかけ )




8190: 植野 聡哉 [×]
2020-10-25 08:55:04



……あ、ああ──いや、このまま風呂に入ろう。
( 物思いに耽っていたものの声を掛けられ誤魔化そうと咳払いをし、何事もなかったかのように振る舞いながらソファから腰を上げ、リビングから出ていき。あれから数日経過し、レストランへ行く約束をした当日がやって来て待ち合わせ場所のレストランへと向かい )



8191: 植野 愛美 [×]
2020-10-25 18:41:05



あの、お待たせしました。
( 相手との約束の日、この日は残業をするわけにもいかず手早く仕事をこなし定時には会社を出てレストランに向かい。ちょうど店に着いたであろう相手の傍に行くとそっと声をかけて )




8192: 植野 聡哉 [×]
2020-10-25 19:08:41



──じゃあ、行こう。
( 待っていないとでも言うようにゆっくりと首を振り、店内へと進み。予約はしているらしく窓際の席へと案内され、メニューを見たあとウェイターを呼んで「私は白ワインを。君も同じでいいか?」と声をかけ )




8193: 植野 愛美 [×]
2020-10-25 22:19:12



私も同じものをお願いします──。
( 落ち着いた店内に緊張しながらも問いかけられた質問にしっかりと答え。メニューを手に取り眺めていれば自分には手の届かない値段が並んでおり目を丸くしてちらりと相手を見つめ )




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