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自分のトピックを作る
141: 神無月侑李 [×]
2019-02-03 21:36:28

(/もう日が開けば三週間ほど。一切のコメントが出来ないことをお許しください。
なんとか時間を作らせていただいたので勝手ではありますが、今日から絡み文の投下をさせていただきたいと思います。不備や、絡みにくい等ございましたら、何なりと言っていただいて書き直すので是非目を通していただきたいと思います。)



>>All
ふー。仕事も終わりっと。お疲れさーま。
(依頼人からの仕事を終わらせふっとため息をついて時計をちらりと見て。明日は誰の仕事をしようか。なんて考えながら大きく欠伸をし、上着を着。同じ仕事仲間に一言声をかけ外に出てみれば想像以上な寒さに少し身震いをして。「そういえば、部屋は暖かかったな。まだまだ甘いわ、俺。」小さく呟き自嘲気味に苦笑いをこぼし。ふと前を見て無心で動かし続けていた足を止め、見たこともない景色が広がり少しパニックになり。「ん、ここは・・・?」その問いかけに答えてくれる人もいるはずがなく自分の声はすっきりとした空気に吸い込まれていく。「うっわー、迷っちゃったよ。そんなこと滅多にないのに・・ふ。」苦笑いとともに上を見上げてみれば果てしなく続く夜空と一つ一つ輝く星と珍しく月もよく見えて。なんだか当たり前のようで、でも当たり前じゃないような幻想的な空になんだか泣きそうになり。ハッと周りを見てみれば遠くのほうに人影が見えて。自然とその「誰か」に近づき。
なんとか言葉を発して)
あの、ここは・・?

142: 榊 誠 [×]
2019-02-04 12:57:47


>>梔

(流石目敏い相手、上手く隠したつもりだがその目は誤魔化されなかったらしい。こちらを覗き込む目と視線を合わせれば何でもないと微笑みやはりこの場は心の内を晒さず。それにしても怪我をしているにも関わらずその頭脳の明晰さは健在で、忽ち此方の意図を汲んで部下に指示を出す様は実に頼りになる。しかし続く謝罪と頬に手を伸ばされ言われた言葉には少し困惑気味に微笑んで。相手の心遣いは身にしみる。でもまさか悩みの種が相手の行動だとは言えない。言えたとしても今は機ではない。今は何より相手の火傷の治療が優先で。「…ありがとね、梔。でも今は君自身のことを考えなさい。」と頬に添えられる手に自分の手を重ねて優しく諭せば、口をまごつかせる相手の姿にからっと笑い「何?おんぶか抱っこで運んで欲しかった?」と空気を一層するように茶化しの言葉を。「冗談はさておいてっと…。」相手の手を取り立ち上がれば体を支えてやりながら家路を行く。ほどなくして日本家屋の家に着けば引き戸を引いて相手を中に通すと奥の部屋まで行き座布団の上に座らせて。そして断りを入れてから手早く消毒や保冷剤など火傷の治療に必要なものを持ってくると相手の元に戻り背後に座って「…上、脱いでくれる?」と控えめに聞いて。)



>>神無月くん

(ヤマトの下層区域、其処はよそ者を錯乱させるため似たような家屋が迷路のように立ち並び慣れた者でも迷いやすい。今宵はその1角で殺人がありその処理をしてきたところ。その被害者は日本マフィアの下っ端ではあったが健気でいい子だった。部下一人ではあるが失った喪失感と守れなかった自分への憤りは図り知れず。未だ犯人の行方は掴めていないし、事件直後ということありいつもの緩さを纏った空気は鳴りを潜めており。そんな中、アジトへ戻る途中、見慣れぬ人物が話しかけてきて、どうやら迷っている様子で。身なりから日本人ではあるようだがこんな夜中に一人で歩くのは少し怪しい。しかし変に揉めるのも面倒なため特に敵意は持たずに「…君こそこんな所でどうしたの?」といつもより低声ながら口元は緩めて。)


(/お久しぶりです。絡ませて頂きました。PF>15です。此方の立場上、神無月くんの素性は知ってそうかなと思いましたが、初見とさせて頂きました。不都合があればおっしゃってください。よろしくお願いします!)


143:  [×]
2019-02-05 12:03:34


>>神無月

…見ない顔ですね。(最近は少し仕事が立て込んでおり、少しでも気晴らしを、とクライム中心部の細い裏路地の中にあるお気に入りの店へと足を伸ばしており。この薄暗い路地裏は蜘蛛の巣のように幾重にも道が重なる造りで、夜の暗さも相成り、相当ここに知識のあるものしかこの時間帯の出入りはない。職業柄、ここの道をこの時間帯に出入りするものの顔はなんとなく覚えているが、今宵話しかけてきたこの男は新顔ではないだろうか。咄嗟に刃物を出しかけるが、どうやら言葉から迷子のようだと推察はできるものの、初対面の者にこんなに無防備に話しかけてくるとは、どうしたものか、と一瞬驚き、つい彼の言葉への返答としては頓珍漢な上記の言葉を口に出すも、すぐに「…安心しても良いかと、まだここはクライム中心部から外れていません。他のチンピラに絡まれる前に早くお帰りなさい。」といつもの調子を取り戻して簡単に場所の説明を。)

(/絡ませていただきました!お仕事や学校か分かりませんが…お疲れ様です!私生活優先で、ゆっくり疲れを取ってくださいね!)


>>榊

…そう、ですか…(彼がそう微笑むのであれば、今はそういう時なのであろう。彼はそんな賢い人だ、急がば回れともいう通り、焦って何か起こす時は今ではないと判断し。
「…榊様…っ」カラッと空気を一転させてしまう彼の笑顔は、明るく照らす陽のように気持ちまでも高揚させるが、揶揄うようなその言葉に思わず抗議の意を込めてその彼の名を。自分のボスである彼に手を煩わせてしまうとは情けない、と下唇を噛みつつ彼の家まで。何度訪れてもその絢爛豪華な雰囲気に飲まれてしまう日本家屋に今回もごくり、と唾を飲み込み。やはり、この家には厳かな威厳を待とう彼だから似合うのだろう、等とぼんやりと頭の隅で考えている中彼がいなくなってしまうと、一見落ち着いているようでもソワソワと落ち着きなく目は辺りをさまよい。きっと手際のいい彼の行動となると、戻ってくるまではほんの少しであるはずであるものの、數十分ほどにも感じた時間の後にやっと見えた彼に少しホッとした様子で服に手をかけ。ジャンパーとタートルネックが破れていることにその時気づき苦々しく眉を寄せつつ服を脱ぐと、今までの傷だらけの上に新しく上書きされた火傷を露わにし「お手数をおかけします」と申し訳なさそうに。)

144: 神無月侑李 [×]
2019-02-05 18:37:07

>>榊 誠さん
僕、ですか?僕は、ついさっきまで仕事をしてきて、、、。帰ろーかな、と思っていたら迷っちゃったんです。・・・・・・・・・・・・・・・失礼なことをお聞きしますが、貴方は日本人ですよね?
(不意に返事を聞かれ目を凝らしてみれば、明らかな、憤りを隠し無理に笑っている顔が見て取れて。それを知らないふりをしながら自分の話を語りだし、空を見上げ「ほら、空はこんなにきれいじゃないですか」そんなことを言ったらもしかしたら殺されてしまう・・。なんて思い相手に感づかれないように苦笑いをこぼして。空から目を離し、もう一度辺りを見回してみればどこか懐かしい香りや空気を感じて今すぐに走り出したい感情を抱え。最後の目のやり場として親切にも答えてくれた彼の顔を見つめると自分の同じような顔立ちをしていることに気づき。もしや、、そう思い声をかければ様子をうかがうように相手の目をじっと見てみて。彼は敵ではないと感じたのか。はたまた、話しかけられてイライラしているのかそんな心配をしていたのに急に目が覚めたかのように何時もの自分に帰ったと思えば暗黒的な微笑を浮かべながら彼の顔を見て声を発し)
もう一度お聞きしますが、ここは、どこですか?

>>梔さん
僕もですよ。何せこの時間帯に外に出るのは危険だと昔から母に言われてましてね・・・・。
(この夜の暗さで僕の顔が見えたのか。そう思い刃物を手に忍ばせて愛想よく笑い。)
ああ、すいません。僕は神無月侑李、と言います。見たところ日本人だと思われるのですが、漢字分かりますか?説明下手ですけど、神が無になる月で神無月、侑李はどう説明したらいいか分かりませんね、、。すいません。小学校言っていないもので。(思い出話が長くなりそうだったのであわてて話を切り、日本人じゃないかもしれないと思い名前はゆっくりしゃべり。タイミングよく月明かりが伸びてきたので彼の顔に目を凝らしてみればどうやら日本人顔で少し安心したようにほっと溜息をついて。少し舐めていた。今ではそう思うが必死に説明をして彼の顔をうかがってみれば普通そうだったので安堵して。説明ができない自分を軽く苦笑いして小さく謝り。)
へぇ、そうなんですか。よくご存じなのですね。教えていただきありがとうございます。僕の名前も教えたし、場所を教えてもらった御恩として名前を教えて頂けないですか。怪しいものではないつもりですがここにいる時点で怪しいと踏んでいるんでしょう。安心してください。職業柄、僕の過去の事もありますけどね、誰かには言いませんよ。お願いします。(簡単な場所を教えてもらい感心したようにそっと刃物を懐に戻し。深くお礼をした後彼の顔や気持ちを考察しながら話を続け、もう一度軽く礼をし)

145: 榊 誠 [×]
2019-02-05 20:38:17


>>梔

(二人だけの静かな空間、その静けさが彼の白い肌に浮かぶ幾重にも重なった傷痕を一層際立たせ、彼が幼い頃から背負ってきたものが如何に壮絶で過酷だったかを物語っていて。どんな想いで彼は此処までこの界隈に身を置いてきたのか、胸を痛めるのはお門違いだと理解しつつも気付けばそっと彼の古傷を指先でなぞっていて。しかしそれも一瞬のこと、すぐに濡れタオルで軽く汚れを拭いてやると火傷薬を手にとって「ちょっと染みるかもしれないけど我慢してね。」と声をかけて、なるべく痛みを与えないようにそっと薬を塗り込んでいき。この作業はスラムにいた頃、年下や年上の仲間によくやっていたため慣れている。手早く治療を終え、布巾で巻かれた保冷剤で患部を冷やせば再び無音の静寂が訪れ。「……梔は、この世界(マフィア)に居なかったらって考えたことはある?」とほぼ無意識に呟くように問うていて。「……いや、何でもないよ。今日はこれを着て、ここで休んでいきな。」と前述をすぐ取り消し明るく振る舞うが顔が見られない位置で良かったと苦笑を漏らし、自分の着物を相手の横に置いて。身長は相手のほうが高いが、細身だしサイズに融通が利く着物なら大丈夫だろう、そんなことを思いながら保冷剤を暫く充てがっていて。)



>>神無月くん

ああ…──、確かに良い宵時だね。でもちゃんと前を見てないと危ないよ。
(相手の視線に合わせて空を仰げば眩く星々に目を細め、すっと相手に視線を戻し目を合わせれば、現に迷っているしなと思いながら、ゆったりとした口振りで微笑み注意を。しかしこんな夜中に仕事とは何だろうと思うが深くは問わず、続く此方の素性を知らぬ様子の問いかけに小さく頷き「そうだね、ここらで見かける人はみんなそうだと思うよ。……この町が気に入った?」とどこか瞳の奥に懐古の情が感じ取れれば少しだけ声色に優しさをのせて尋ねて。相手の雰囲気がまた少し変わったことに気付くも殺意もなければ敵意もなかったため態度は変えること無く「ヤマトの端あたりってところかな。…どこに行きたいの?この辺は迷いやすいから近くまで案内するよ。」といつもの調子に戻しつつ答えを待つ前に歩きはじめて。)


146:  [×]
2019-02-06 22:29:08


>>神無月

えぇ、存じております…十月の和風月名ですね。良いお名前をお持ちで。(じ、と上から下まで相手の事を観察していたものの、相手が自分の名前の説明を始めるとその滑らかに動く口元に目をやり。自分もさして学があるわけではないが、一般知識程度ならばある。瞳は相変わらず相手の動作を見つつ目元だけぬるりと緩めて。暫くそんな風に時間をただ消耗していたものの、彼が自分の名を問う言葉を口にするとカラリと一声だけ笑い。「御恩が名前を、と?命じているのか、乞うているのか…面白いですね」言葉遊びかのように返答を勿体ぶって転がすと、相手の脇をすり抜け、相手の元来た道を先導するように体制を変え「梔です。綴りは漢字でもカタカナでもひらがなでもお好きにどうぞ。」そう笑えば軽く手招きし)
あなたの言う通り、安心はできませんが…それはあなたも一緒でしょう。ここから出たいならおいでなさい。


>>榊

(自分の傷跡に、優しい指先が温もりを与える。刹那の間ではあったものの、それは、この手を守るために、自分はこれまでどおりの自分であろうと固く思い直すには十分な時間。先ほどの温もりもそうだが、薬を塗るこの手の動作から、仕草から、この手の持ち主が優しさで満ちているのだと実感する。「ぐ、」等と小さいうめき声は出たものの、それでもとても心地よい時間であったと思ってしまう頭に響いた突然の問い。「…いなかったら、こんな物も要らなかったかな、とは考えます」すぐに変えられた話ではあるものの、聞き逃す事なく、ごく素直にマスクに触れながら返答をする。そしてすぐに「でも、貴方様や、仲間、部下達に会えたので、俺はこの世界が好きですよ。」と答えながら半身ほど体をひねり、彼の目を見て言葉を続ける。捻った拍子に自分の背中にあった彼の手を両手で包み込むように持ち、マスク越しにその手の甲へキスすると、茶化すように「…それに、コレもそんなに悪くないですしね」と笑み)…それにしても、本当に良いんですか?とても上質な着物に見えますが…。

147: 榊 誠 [×]
2019-02-07 17:05:50


>>梔

それは俺も同感。先代に拾って貰って君たちに出会えただけでも此処にいる意味があると思えるよ。
(聞き逃されなかった問い。始めの答えに胸がキシリと痛み眉を下げるも、相手がすぐに言葉を言い換えやや振り返るのが分かれば静かな微笑みを携え同調する。しかし次ぐ相手の行動は全く予想しないもの。普段真面目な彼の艶やかな所作に胸がざわりとし素で驚いてしまい「…っ、…君、こんなことする子だった?あまり他所でしないでよ。」変な輩に襲われかねない。まあ彼なら返り討ちにするだろうが。彼の言う‘コレ’は恐ろしい武器になりかねないななんていつもの調子に戻しつつ苦笑すれば、口付けられた手の甲で相手の頭を軽くコツンとして。「…んー、どうだろうね。先代から貰ったものなんだけど…俺にはあまり物の良し悪しは分からないから。でも梔のほうが似合いそうだね。」と軽く言えばすっと立ち上がり押し入れから来客用の布団一式を取り出して「あー、そうだ。お腹は空いてる?それとも足湯くらいはしてすっきりしたほうがいいかな。」と勝手に話を次から次へと進めていて。)


148:  [×]
2019-02-08 11:18:19


>>榊

…貴方にだけですよ、榊様。(いつも静穏、冷静沈着という言葉を形にしたかのような相手がこのように驚くとは。一瞬ではあれど、その顔に感じたのは少しの高揚と、大きな優越感。上記を相手のすぐ耳元で囁き、いつも表情が豊かではないハズが、今回はイタズラが成功した子供のような笑みを目元に浮かべて、してやったり、の顔を。こういった人間らしい彼の一面を見るのは、なぜか嬉しい、と感じ、そして、彼を可愛いとも思う。なんて、口に出せないことを考えて。「そうですか?榊さんの服装や小物の類はとてもお似合いだと思います。」慌てて彼の持つ布団を自分も手伝いつつそう述べると、上質な着物に、並べられた布団を眺めて、暫くの間沈黙を。「…お言葉に甘えさせていただいても、良いですか?」本心は、申し訳ないという気持ちと相手からの優しさに対する嬉しさが混ぜこぜになっていたが、折角これだけ構えてくれた彼の気持ちを断るのはどうか、と上記の結論を出して。「お腹はさして空いていませんが…宜しければシャワーを後程お借りしても良いですか?」と恐る恐る申し立て。)
…そんなことより、しつこいようですが榊さんは大丈夫ですか?外部的なものだけでなく、内部的なダメージ等…

149: 榊 誠 [×]
2019-02-09 13:13:27


>>梔

…またかわいい顔して。
(滅多に見られない相手の表情、加えて口説き文句とも取れる言の葉に呆れた声ながら大切な仲間を想う慈しみの眼差しを向ければ、彼の可愛い茶化しも咎めない。それでも綺麗に細められた目元を見ればその隠された口元も見たくなるもの。続く身なりを褒める言葉に「梔は口が上手いね。…でも実はここは真顔だったりして。」とマスクの上から口元を親指でなぞり微かな好奇心を抑え見えないからこその奥床しさを楽しみ目を細め。布団を運ぶのを手伝ってくれるのに軽く礼を述べつつ、「もちろん構わないよ。…場所はわかるよね?あとでタオルと着替えを置いておくから入っておいで。」と畏まる相手の緊張を解すように微笑みを向けるも此方を気遣う相手に一度ゆっくり瞬きし笑みを深めて。「…そうだね。君がシャワーから上がったら話そうか。まあ…その時にまだ聞きたかったらだけど。」とまた話を流すも伝える意志はあることを告げ、檜造りの風呂場があるほうへ相手の火傷を気遣い肩を軽く押して歩かせ「傷に触らないように。」と相手を残し部屋に戻ろうとし) 


150:  [×]
2019-02-09 21:40:28


>>榊

貴方には敵いませんよ。(可愛い、と呆れたような声色で口にした彼は、その自分の眼差しが如何程に愛いものか知っているのだろうか?はた、とその眼に目を奪われると、いつも通りの真顔…よりは少しだけ緩やかな目元でそう語る。彼の優しい眦は、どうやら自分や他の人間の心や瞳を緩やかに懐柔してくれるらしい。「貴方を讃える語彙録を切らさないようにするのが大変です。貴方のことを形容すると、自然と称賛になりますから…?」なんて、スラスラと口から出てくるのは、彼を褒め称えるのが好きだからである。しかし、続いたマスク越しの接触にほんの一瞬呆気にとられて、目を丸くする。驚いた、彼もこんな艶のある目をするのだと。「申し訳ありません…ありがとうございます」部下であるはずの自分にも、自らの手でもてなしてくれる彼の懐の深さと慈愛にやはり驚かされる。嬉しさと自分の力不足と罪悪感が心の中で一緒くたに煮えるが、この御恩は怪我を治してからすぐに返そう、と吹っ切れて案内された豪華な風呂を借りる。シャワーを浴びる間も彼の身の安否のことが頭から離れず、相手の忠告通りキズに触れないようにしながらも素早く湯浴びを済ませ、彼が部屋で渡してくれた着物を軽く着流すと静かに部屋へ戻ろうとして)

151: 榊 誠 [×]
2019-02-10 00:29:16


>>梔

(相手が風呂場に向かったのを確認した後、念の為水を用意し部屋へ戻ると布団を綺麗に整え、静養効果のある香を焚き、一度アジトにいる部下に連絡を入れお互いの状況を報告し合う。通話を切ると短く息を吐き、壁に軽く右肩を預け小窓から見える月を眺め、先程の相手の言動を思い出し。彼は淑やかに自分を慕ってくれるが正直そんな大それた人間でもないしかと言ってそれを受け止めないのも頭としての威厳が立たない。向いてない、等と弱音を黙思すらしてはいけない立場ではあるが、賢くそれでいて繊細な彼に己を遮蔽しすぎるのは非礼な気がして。そう思慮する内、相手が戻ってくる気配がすればそちらに目を向け、その清麗な着物姿に目を細め「よく似合ってるね、傷は傷まなかった?」とゆっくり歩み寄れば用意していたタオルで水気を含んだ彼の艷やかな黒髪をすっぽり覆い優しく拭いてやり。「そう言えば重症だった子たちも大分落ち着いたみたいだよ。アジトも落ち着いたみたいだし君の日頃の手ほどきが良いんだろうね。」と声色緩やかに言えばタオルを相手の頭に被せたまま、布団の隣に座布団を置いて座ると特に飲むのは強制するわけでもなく水を置き、布団をポンポンと軽くたたき座るよう促して。)


152:  [×]
2019-02-10 02:15:35


>>榊

(部屋の近くまで来ると、ふわりと漂う香りにかすかな疑問を抱く。一応、と音をできる限り立てないよう移動して襖を開けるのは最早職業病の一種だろう。しかし、鋭敏な彼にはそれは通用せず、とん、とこちらの存在に気づいていたようで、目線が交わると自然と頭を下げて「ありがとうございました…おかげさまでさっぱりとした気分です。」とまずは謝辞を。そして、かち合った視線の中に、見えたのは、深淵のような深く、静かな悲しみ。それについて口を開こうとするも、視界は真っ白なタオルの中に飲まれ、優しく揺れる。その穏やかな優しさにホッ、と胸をなでおろすと「良かった…。…いえ、榊さんの人徳のおかげですよ。ありがとうございます。」とその場の雰囲気を穏やかにしようとへらりと笑みながら礼を述べ。軽く二度叩かれた布団は先程よりも美しく整ったように見える…否、人への気遣いと優しさに溢れた彼のことだ、また気を遣わせてしまったのだろうと簡単に推測できると困ったように眉を下げ。しかし、逆らうわけにもいかず、その整えられた布団の上に恐る恐る失礼します、と座ると相手に向き直り。す、とその優しさと強さ、そして少しな悲しみが混ざるその瞳を真直ぐに見つめつつ「榊さん、自分の看病や、もてなし…本当にありがとうございます。この御恩はこれまでより一層の成果に変えてみせましょう。…話は変わるのですが、俺は自分のことより、榊さん、貴方のことが心配なんです。差し出がましいようですが、自分に出来ることならなんだって致しましょう。…何か、お話ししてはくださいませんか…?」と申し出て)

153: 榊 誠 [×]
2019-02-10 13:25:12


>>梔

はは、御恩なんて大袈裟だな。俺がしたくしてしてる事だし、そもそも君にそうさせたのは俺の責任なんだから何も気に留めることはないよ。──、俺はね、俺なんかよりも君が君自身を大事にしてくれるのが一番安心できるんだ。
(相手の細やかな謝辞と心遣いの数々に少し擽ったくまた寂寥感を覚えつつ、最後の生真面目な彼らしい言葉に思わず笑ってしまい。それでも此処で漸く“なんか”と言葉を選び自分の秘める弱さを垣間見せ。──上に立つ者は下の者を統括し守るのと同時に、仲間の犠牲の上に立つ事を容認しなければならない、と思っている。しかし誰かが自分のために傷つくのは慣れないし、増して自分はスラム出身な上にかつて右腕として先代を守りきれなかった人間。庇護される価値があるとは到底思えない、あったとしても‘頭’だからという理由で身を捨てるような行為はして欲しくない。だが、それも己の弱さと駄心。せめてあるべき姿であり続けることが慕ってくれる仲間に与えてやれる敬意で。感の鋭い彼なら先の一言で察してくれたか、なんて此方を真っ直ぐに見る彼の頭を撫でて「正直、君が俺を庇って怪我をしたときは堪えたよ。…でも助かった。ありがとね。」と微笑み。これで彼が満足してくれるか怪しい所だが今の自分にはこれが精一杯の開示で)

154:  [×]
2019-02-11 02:07:28


>>榊

(ふと、耳に残る違和感。絹のように心地よく響く彼の言葉の中に聞き慣れない違和感が混ざると、それは何か、と一瞬の後に彼が滅多に口にしない弱音に近いそれのことか、と。しかし、弱音というには随分と小さなソレ。はらりと落ちたそれは、自分を信頼してくれている証かと、嬉しさから心をざわつかせる。又、一方でそれは彼の抱える大きな責任、プレッシャー、期待、不安、ストレス等筆舌に尽くしがたい程の負荷が一人で背負わなくてはいけない現実なのだと再確認するには十分であり、仕方がない事とは言えど、やはり心が痛くなる。彼の力になれれば、と強く願うが、心優しき彼は、他人の痛みも自分の痛みに感じてしまう。今までは、出来るだけ素早く、残酷に頭を狙う輩を始末しようとこの界隈に馴染んでからは振舞ってきた。しかし、最近は、優しい彼に悲しんで欲しくない、と丸くなってしまっていた。それがこの結果を招いた。今日のことを思い返すと、思わず目を伏せてしまう…全てが悪い方向は転んでしまっているような気がして頭が混乱する。しかし、そんな時に頭に暖かく、穏やかな手が触れる。苦しい中にいるのに、他のものに手を差し伸べる彼は、一体誰に手を差し伸べてもらえるのだろう。その手が自分に相応しくないのは十分承知しているが、身分不相応であるが、彼を1人の人として支えたいと思った。決して、これは綺麗な感情ではなく、自分のした過ちを許してもらえる為の懺悔にも似た行為なのだろう、しかし、彼を慕い思う気持ちに偽りはない。まだ混乱する頭では上手く纏めることができないが、それでも自分なりに考えた精一杯を「…自分が、今一番大切に思うのは[頭]ではなく、[貴方]です。勿論、先代やこの組を大切に思いますが、それとは別に、お守りしたいと思っております。なので…榊さんも、ご自分を大切になさってください。」と相手の片手を自分の両手で握りしめながら言葉にして)

155: 榊 誠 [×]
2019-02-11 13:47:11


>>梔

(心にすとんと落ちじわりと染みる言の葉…、彼も計り知れぬ苦難や気苦労を抱えているだろうに、気遣わせてしまっていることにどうしても申し訳なく思ってしまう。それでも握られる手のぬくもりから彼の言葉がどれほど深く悩み絞り出したもので、それがただの気遣いだけではないことは充分に伝わり。そんな彼の想いは胸を熱くし、揺らぐ心を奮い立たせてくれて…。少し息が詰まりそうになりながら「…今日の君は俺を惚れさせるつもりなの?」といつものように緩く笑む。この子の想いを無駄にせぬよう強く昂然といようと静かに胸の内で誓えばそっと手を握り返して。「さて…、明日は忙しくなるから今日はもう休みな。…勿論君は俺に付いて来てくれるんだろ?」と。本当は明日も彼には療養を取って欲しい。しかし真面目な彼は簡単には首を立てに振らないだろう。明日は敵の本拠地に乗り込むことになる。そのためにほんの少しの時間でも休んでいて欲しくて。「頼りにしてるからね。」と相手を布団に寝かすと掛け布団を肩までかけてやりどこか子供をあやすように頭を一撫ですると「…おやすみ。」と小さく微笑み灯りを消して部屋を後にして。)
(翌朝、アジトへ戻る前に勝手場にて身体を動かす以上力を付けねばと朝餉の準備を。彼の薬は塗り直したほうがいいか、そもそも自分がいて食事をしてくれるかなんて一度見たか見ないかの彼の素顔を浮かべながら、まあ見られたくなさそうならさりげ無くどこか行けばいいかと考えながら味噌汁の味噌を溶かしいれていて。)


(/ご挨拶ぶりの背後が失礼します。いつも愚息にお付き合い頂き感謝です。今回お伺いしたいことがあり参上させて頂きました!梔さんの素顔ですが榊は見たことがあるのでしょうか?今回曖昧な表現にしましたがもし不都合があればおっしゃってください!)

156:  [×]
2019-02-11 21:55:13


>>榊

おはようございます、榊さん。昨晩はありがとうございました。(まるで幼子のようで決して口には出さないが、昨晩のように誰かに頭を撫でてもらう事も、自分に向けられた慈愛の微笑みも、優しく睡眠に誘う声も、幼少時に少し経験しただけのそれは、疲弊した体にはしっとりと染み込み、直ぐに安らかな眠りに沈む。安心したのだ、その大きな優しさと慈愛に。そうして久方ぶりの深い眠りを貪れば、日の登らない刻に目が覚める。いつもより早く眠った為に、目が醒めるのも早くなったのだろう。今日は昨晩聞いたとおり、忙しくなるだろう…ならばいつもの装束が必要か、とスルリと音もなく床を抜け出すも、勝手にいなくなるのも失礼か、必要最低限の武器、装束等の品だけを身に付け、彼の元へと戻り。ふわ、と屋敷内に入ると漂ってきた味噌の香りに張り詰めていた気が少しほぐされた気がする。その香りを辿れば彼を見つけるのはたやすい事で、その背中に上記を。「…申し付けくだされば朝食を準備しましたのに…」彼の手元にある味噌汁や、勝手場の様子を見ると、自然と分かる彼の才に内心舌を巻きつつ、それでも頭である相手に手間をかけさせてしまったことを少し反省して。しかし、これは今日の決戦へ向けての彼なりの精神統一の一種なのかもしれない、ならば、先ほどの言葉は不適切だったのかもしれないと推察するに「…いえ、何か自分にも手伝えることはありますか?」と。)

(/こちらこそ返信にムラがある我々にお付き合いいただきありがとうございます!梔の顔の件ですが、プロフに記載の通り、必要以上に顔を見せることはしませんが、先代と現頭である榊君には何度か見せたことがある、程度に考えていただければ幸いです!今の表現でも不都合などございませんので、どんどん絡んでやってください!また、私にも不都合などございましたら、ビシバシ言ってください!)

157: 榊 誠 [×]
2019-02-11 23:08:20


>>梔

おはよう、よく眠れたみたいだね。…この味噌自家製なんだ。口に合うといいけど。
(背中に掛けられた声に少しだけ振り返り、その表情を見て緩く笑めば、彼らしいぽろりと零した呟きに軽く笑いつつ少し誤魔化すように味噌の話にすり替えて。手伝いを申し出る相手に「じゃあ、お椀に御飯をよそって貰えるかな?」と頼み、自分は豆腐の味噌汁や焼き鮭、ほうれん草の御浸し、卵焼きと純、和な朝食をテーブルに並べていき、最後に箸とお茶を添えて。「さあ冷めないうちに食べて食べて。」とこの後、人を殺めることになるだろう空気を一切匂わせない軽快さで席に付くよう促す。しかし正直あまり時間がないのも事実。あまり食事時に重たい話は持ち込みたくないが少し間を置いた後、「食べながらで良いんだけど…、君の方には何か情報は入ってた?」と昨夜彼が部下に敵部隊の動向を探るような連絡を入れていたのを思い出しそれを聞きつつ、自分が座らないと気遣い上手な相手は座ら無さそうなので先に席に着いて。)

(/説明頂き有難うございます。把握致しました!梔さんにも背後様にも不都合などなくいつも素敵なロルに感銘されっぱなしです。此方も今後もし不手際などありましたら遠慮なくご指摘くださいまし。ではでは背後は失礼します。此方は蹴り可です!)


158:  [×]
2019-02-12 09:23:45


>>榊

承知しました。(見た目だけでも美味しそうな和食が、皿に盛り付けられ、どこか懐かしいような気持ちが香ばしい香りと共に心に染み入る。言われたとおり配膳が終わればテーブルに広がるのは素朴ながらも豪華な朝食、相手が先に座ったことを確認し、失礼します、と自分も席に着かせてもらう。その中、やはりピリと仕事の話が混ざれば気を引き締めて「部下がアジトを割りました。あの後、相手のチームも痛手を負った為、固まって行動をしているようです。現在交代で見張り中ですので、応援や撒かれたことは無いかと。武器は重火器がメインのようですが、弾数は減っていると思われ、外部からの調達の話はありません。また、相手の中には爆弾作りに長けた者がいるとのことですが、詳細は不明。現段階での情報は以上となります。」と報告が終われば口布を取り、いただきます、と箸を持ったまま両手を合わせ。)

159: 榊 誠 [×]
2019-02-12 19:00:09


>>梔

そう…。じゃあ、部隊は二編成で…──、
(相手の情報を聞きながら普段あまり使わない頭をフル回転させ戦略を構想し淡々と話す。その内容は簡単に言えばおとり作戦。敵部隊は弱っていて爆弾に長けているなら恐らく守備に徹するはず。アジト周辺を地雷か遠隔操作できる爆弾で固めている可能性もある。一方はその爆弾を避け敵からの襲撃を迎え撃つ、言わばおとり側。もう一方は「この辺りは地下水路が入り組んでて、地上に近い水路が多くある。例え毎日住んでるアジトの真下にあっても気付かないくらいにはね。荒業にはなるけどその脆い障壁を爆撃で大破して内側から攻戦する…、ってところかな。敵も流石に中で爆弾を闇雲には使えないだろうしね。」とスラム時代この辺りを窃盗等で網羅していた知識を元に一通り話せばお茶を一口含む。盗みや暗殺ならば排気口から忍び入ることも可能だか端から壊滅が目的ならそんなまどろっこしいことは必要ないだろう。勿論、おとり側とて捨て駒ではなく、あくまで揺動。一人として失わせるつもりはない。「…あ、梅干しもあるけど食べる?」と真剣な表情から一転すっぱり緩い口調に戻せば、顕になった彼の素顔を見つめ問う。普段の言動もさることながら食事の所作も奥床しい。見るのを意識してはいけないと思うほど人は気になってしまうもの。特に隠すこと無く惜しげもなくまっすぐ彼を見ては「綺麗だね。」と素直に思ったことを微笑み一言零し。)


160:  [×]
2019-02-12 21:47:44


>>榊

紛うことなきその手腕…流石です、榊さん。(淡々とした語りは彼の頭の中で構築される戦略を肉付け、形あるものにする。この戦略はきっと土地を網羅し、その知識、知恵を自在に操る応用力のある彼だからこそできるもの。彼の口から出る言葉は分かりやすく、隅々まで鮮明に頭の中でイメージを持たせる。彼が一刻、茶を口に含むまで、夢中になって言葉を追い続けて言葉すら出なかった、出そうとも思わなかったが、話が切れたその間に口から溢れでたのは上記の通りの賛辞。実際そうとしか言いようのない彼の才。これならば活路を見出せる、と冷静に頭で判断しつつ「…では、潜入側には隠密行動及び近接戦が得意なものを配置するように、また、囮側には万が一に備え、救護のものをつけるよう手配しておきます。」と待っている部下達へ連絡を。「……いただきます。」真剣な雰囲気が一転、ふわりと無邪気な声がかかれば、一瞬呆気にとられるもいつも通りの彼の優しげな雰囲気に安心して、遠慮がちに梅干しを欲しいとの答えを。次いで刺さるような視線と言葉にまたしてもフリーズしつつ「…お戯れを。」となんとか声を絞り出し。まさか、自分が綺麗だと思う相手からそんな言葉をかけられるなんて想像できるだろうか?個人の見解だが、謙遜も自惚れも抜きにして自分の顔は普通の部類だと思う。彼のように涼しくも穏やかな目元でもなければ、和やかな微笑みを浮かべる口元でもない。かと言えども慕う相手からの褒め言葉は何であれ嬉しいと思う心も本当。せめて可愛げのある返事くらいできればな、と心中苦笑いしつつ「今の貴方の微笑み以上に綺麗なものなどいませんよ」とキッパリ言い張って)



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