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アリスは憂鬱な夢を視る / 半無登録、指名制 / NBL //3827


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自分のトピックを作る
803: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 01:11:21


>三月兎

⋯⋯⋯⋯ありがとう、兎、?(目をぱちくりと瞬かせるのは、目の前で何が起きているのか分からなかったから。世間知らずという単語の意味も、常識を教示してくれていることの理解もままならなかったが、簡潔にまとめた一節だけは理解出来た。どのタイミングでその言葉を言うのかまでは理解が追いつかなかったが、物は試しとばかりに、首を傾げつつここに来て初めての感謝の句を述べ「⋯これで、あってる?」と不安げに問うて。ムカデに話題が移れば無意識のうちに少しだけ表情は柔らかく年相応の少女の片鱗を見せ「ぼうっとしてたわ。⋯⋯どうしよう、わたしムカデにありがとうって言ってない」短くムカデに遭遇した時の感想を返した後、引きずられるように記憶が蘇る。彼にはずいぶん世話になったが、感謝の言葉を述べた覚えはない。はっと気づいたように能面は崩れ、明らかに狼狽した表情を眼前に立つ相手へと向けて。ふと手に温かな体温を感じたかと思えば重力がおかしくなったかのような感覚に襲われ強制的に両脚が体重を支える形になり。「⋯ねえ、あなたってやさしいけどひねくれてる。そう言われない?」高慢な言葉選びとは裏腹な、自身の手を握ってくれる力の優しさに抱いた生意気な言葉を紡ぎつつ、手を引かれるままに足を踏み出して)

804: 三月兎 [×]
2018-09-18 01:22:43



>アルベローナ

___。そう、よく出来ました。(不安を含みながらでは合ったが、伝えられたその言葉は今し方の己の嫌味を混じえた説教を素直に受け止めたのだと言うことが伝わり悪い気はしない。だからこそ頷きを見せた後に満更じゃないと言った雰囲気で彼女の頭を一度だけぽん、と軽い手付きで撫でてから不安を解消すべく、そんな言葉を送り。今度はと言えば今はいないムカデに対して不安を持つその様子に小馬鹿にするような笑い声を上げてから「そんな簡単なことで悩まないでよ。次に会った時に伝えれば良いだけなんだから」小首を傾げては″違う?″なんて態と確認の問い掛けを向けて。歩みを進める中で伝えられたのは思わず言葉に詰まるほどの的を得た図星で、口角をきゅ、と結んでから露骨なほどの肯定をその沈黙で表して「___僕がひねくれてるのは認める。けど、僕を優しいなんて思うなら、君は今までロクな暮らしをして来なかったんだね」結局は態と憐れむような口調で続け、慣れたように庭園を進み。「あと、兎だけだと他にもいるから。僕を呼ぶ時は″三月兎″にするように」わかった?、と確認を添えてはちらりと彼女を覗き見て遅れた自己紹介を。)



805: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 01:40:08


>三月兎

ありがとう。きにいったわ、この言葉。こんな素敵なものなのに、わたしにくれるのね。(褒めてもらえれば、凍てついた心が僅かに浮つき、調子に乗るようにもう一度その言葉を呟く。口にすると気恥しいけれど暖かい気持ちになれる、そんな素敵な単語を独占せずに気前よく分け与えてくれたことに、的外れな感謝の気持ちを抱いて。胸を曇らせた不安は相手の笑い声に吹き飛ばされたようで「⋯そうなの?べんりね」問いかけの答えにはなっていないかもしれないが、己にとって〝ありがとう〟の伝道師である相手が言うなら間違いはないのだろう。ふと、長い沈黙に疑問符を浮かべて相手の顔を見あげようとした刹那、相変わらずの調子の返答に「むずかしいことはわからない。でも、この手で伝わるわ。やさしいって、静かにさわってくれることなのね」微かに口角を緩めつつ、繋いだ手に視線を移して「兎があとみっつも?にぎやかね、三月兎」少し認識にズレがあるものの相手の発言の趣旨は掴めたようで、視線を交わらせつつその固有名詞を口にしてみせて)

806: 三月兎 [×]
2018-09-18 01:52:36



>アルベローナ

(まるで器だけを用意されただけのように、無垢だからこそ知識を吸収し受け止める姿は健気そのものと言えよう。そうでなければ、いくら子どもだからと言えども己の捻くれた対応に向き合ってくれる事など難しいのだから。そんな風に、繰り返される感謝の言葉を気に入ったと少しずれた方向性ながらも本気で感謝する彼女の真っ直ぐさに幾許か胸を打たれ、「感謝は僕だけの物じゃないからね」なんて屈折した返事を呟くように送り。純粋な言葉は必要以上に突き刺さる。己の事を分析するような言葉とは何とも居た堪れないそんな気持ちになってしまい、ボロが出ないようにと口を噤んで。視線が交わり、そして呼ばれた自身の名に「兎の中だと僕が一番良い兎だけどね」つん、と澄ましたような雰囲気でそんな自己愛の強い自惚れを述べて。森の中を進むこと暫く、木の隙間を抜けるようにけもの道に入り込んでいくと漸く辿り着いたのは一面に広がるお花畑で「小さいアリスにしては疲れたって騒がないで偉かったね。御褒美になるんじゃない?この綺麗な景色はさ」薔薇の濃厚な香りとは違う甘い花の匂いが風に乗って感じられるこの景色を、彼女を案内する為に連れて来たという大前提を忘れるほどに先ずは自分が楽しんで)



807: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 02:16:00


>三月兎

⋯⋯⋯⋯三月兎?(感じたことを素直に口にする、良薬にも毒にもなるその行為は果たして相手にどう作用したのだろう。ムカデよりも饒舌な印象の相手の口数が減ったことに、相手の思惑なんてお構い無しに怪訝そうにきょとりとしつつ名前を一度だけ呼んでみて。「一番の兎なのに三月兎なの?⋯むずかしいわ」胸を張る相手に眉をひそめ、むぅ、と唸りつつ思考の迷路へ。「――⋯⋯!」目の前に広がった美しい光景と、鼻腔をくすぐる爽やかな甘い香りに難しいことはどこかへ飛んでいってしまったようで、繋がれた手をするりと離せばおぼつかない足取りで花畑へと駆け出し、まるで花の絨毯にダイブするように地面に身を預ける。いくつかの花を踏み潰してしまったかもしれないが、心に満ちるのはなんとも言えない高揚感で「ねえ、すごい!こんなにたくさん、はじめて見たわ。」上体だけを起こして三月兎の方へ顔を向けつつ、出会った当初からは想像に難い朗らかな笑みを湛えて「ありがとう、三月兎。わたし、この景色も、この香りも、あなたのことも、ぜったいに忘れないわ」言い終われば目尻をさらに細め、もう一度花畑の中心に仰向けに寝そべり、心地良さを堪能するように瞳を閉じて)

808: 三月兎 [×]
2018-09-18 09:54:01



>アルベローナ

(/昨夜は遅くまでのお相手をありがとうございます!途中での寝落ちを失礼致しました…!、またお時間が合いましたらいつでもお越しくださいませ!お話できるのを楽しみにしております!)



809: 赤の女王 [×]
2018-09-18 13:49:24

>新規様常連様問わずに人数無制限にて、のんびりと募集受付致します。 / 交流登録は随時受付中。


※本日、チェシャ猫、帽子屋邸の面々、双子、フラミンゴ、ムカデ、人魚、ジョーカー、成功アリス、失敗アリスのいずれかの提供になります※




※もしかしたらレスペースムラ有り、短時間になるかもしれません!※
※スマホからなので、お返事が遅いのと短〜中程度の長さでの交流になるかと思います※


男女問わずに新規アリスさまの迷い込みも全力で引き続き募集しておりますので、遠慮なくご参加下さいませ!


参加検討の為の相談、希望、質問などの書き込みも大歓迎です。
老若男女問わずに交流可能ですので、お気軽にお声掛け下さいませ。


■ HP ■9/16_登録アリス更新
http://alice123.hanagasumi.net/index.html

▪️ 夏祭りイベント開催中 ▪️
>283

▪️ 次回イベント告知 ▪️
>772


810: エンリーケ [×]
2018-09-18 17:17:44


(/こんばんは!先日も楽しいお時間をありがとうございました!もし可能でしたら人魚様とお話したくお願い出来ますでしょうか?)



811: 赤の女王 [×]
2018-09-18 22:20:08



>エンリーケ

(/先程は落ちてしまい申し訳ございませんでした…!、またお時間が合いましたらぜひ宜しくお願い致します!)


>改めまして、引き続きの条件にて募集受付を行います…!



812: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 22:39:04


(/昨日は遅くまでお相手ありがとうございました!あまりに楽しくて時間が経つのも忘れ、深夜までお付き合いさせてしまって申し訳ございません⋯!本日も短いお返事になってしまうかもしれませんが、よろしければジョーカー様かムカデ様、何れかのお方でお相手願えれば幸いでございます。)

813: ジョーカー [×]
2018-09-18 22:49:07



>アルベローナ

(/いえいえ!此方こそとても楽しく、気づけば途中での寝落ちを失礼致しました!それでは未だ交流をしていないジョーカーにて向かわせて頂ければと思います!、どうぞお時間の許します限り宜しくお願い致します!)

__やあ、お嬢さん。よかったら僕とデートしない?(太陽の光が未だ元気に輝いている時分にも関わらず、すっかりお酒に浸り出来上がった様子で吃逆を上げつつ千鳥足にて城内を徘徊。気づけばアリスの部屋の並ぶ棟へと足を進ませており、最近新しいアリスが来たんですよとすれ違うメイドの一人に紹介を受ければ彼女の部屋をトントンと数回のノックを行い調子のいい挨拶を。「今日は天気が良いから、部屋にいるのは勿体ないよ」なんて誘い文句を重ねれば表情にはにこにこと気の良い笑みを蓄えて、反応が戻るのを待ち)



814: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 22:58:34


>ジョーカー

⋯⋯だれ、あなた。⋯デート、?それをすれば、わたしの探しているものはみつかるの?(扉を叩かれる甲高い音に、沈んでいた意識が無理繰り覚醒させられる。未だ引いていかない睡魔に逆らいつつ瞼を開けば、眠りを妨げられた不快感に知らぬ間に顰め面になってしまって。まだこの世界は夢だと思っている哀れなアリスは、目覚めてもなお夢が覚めないことに安堵しつつ裸足のままドアの前まで寝起きの体を引き摺っていき、不機嫌を隠さない掠れた声音で答えて「⋯なら、あなたは三月兎より素敵なところへわたしを連れていってくれるの?」顔も声も知らない来訪者を自室へ招き入れるほどオープンではなく、寝起きの気怠さに任せてドアに額をこつんと預ければ、ドア越しのまま応答を)

815: ジョーカー [×]
2018-09-18 23:06:32



>アルベローナ

そうだなあ、__探し物を見つけるための努力はする。見つかるかどうかはわからないけど、(扉越しに疑問を訴えるような、起伏の感じられない声色は彼女が不機嫌である事を示すのに十分な要素で。それに対して何とも自由人か、あっはっは、と緩さを持つ笑い声を零すとそんな返事を与え。声が小さくなったことで扉の傍まで彼女が来ていることを知れば上がったもう一つの名前に"へえ、"と感心するように感嘆の声を零し「三月兎が何処に連れてったかは分からないけど、__そう言われたら負けられないよ」きい、と扉を引けば許可なく開き。そのまま現れた彼女を支えると「だから、部屋から出ておいで」なんて今更過ぎる誘いをウインク交えに添えて)



816: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 23:18:04


>ジョーカー

⋯このくにのひとは、みんなそう言うのね(此処にきて何度も耳にした台詞は、法律で決められているのかと錯覚するほどの常套句に聞こえてしまう。半ば諦めたような、半ば奮い立つようなどっちつかずの言葉をため息混じりに零せば「――っ、」まさか体重を預けていた扉が己の許可なく開かれるなんて予想しておらず、相手の腕の中に倒れ込むような体勢になってしまう。突然現れたハンサムな男に身を預けるシチュエーション、年頃の娘なら2秒と経たず恋に落ちるだろうが生憎この能面少女はただ目を1度ぱちくりとさせただけで「⋯そう。ならいくわ。あなたの〝素敵〟に興味があるもの。ねえ、わたしに頂戴ね?」三月兎を比較対象に挙げたことに深い意味はなかったが、自信ありげな相手の様子は信用に足るようで、こくりと頷き色良い返事を。三月兎は謝辞をくれた、ならこの人は何をくれるんだろう。無邪気なまでの貪欲さは、寝癖ひとつないいたいけな少女の瞳からは窺い知ることは難しいだろう)

817: ジョーカー [×]
2018-09-18 23:43:49



>アルベローナ

("みんな"が誰を示しているかは分からないが、聞いた情報だと彼女は未だ来たばかりだという。そして、来たばかりで探し物が有る、と言う事は元のクニにて手に入れた何かか誰かか、いずれにしてもこの国の物で有ると言うのは薄い線だと言うことはさして考えずとも推測が行く。だからこそ、明確に見つかると言う約束はしない。見つかるという可能性の方が低いと考えてしまうのは、己がこの国に染まり過ぎているからかもしれない。そんな事を思いつつ扉を開くと、幼いアリスとは聞いていたが、此処まで未だあどけない少女だというのは想定外。小柄な体は支えるのも容易く、デートの承諾を得ると矢張り変わらずに笑みを浮かべて。年ごろの男女で有れば酒を片手に遊園地内のカジノにでも行けば盛り上がる上に、不埒な考えを持つなれば自分もお楽しみと行けるのだ。とは言え、相手は幼い少女。そんな子供に手を出したと有れば避難中傷は鳴りやまないだろう、と行き先に慎重になり。片手の指先を顎に添えて"うーん、"と考えるような間を一拍、合間にひっくと酔っ払いの吃逆を。そしてぴん、と閃いた。「よーし、楽しみにしてて」と頷きを一つ。「少しだけ歩くよ」と前置きを置けば「今日のデート相手、僕は"ジョーカー"だよ。宜しく、小さいお嬢さん」片手を自分の胸元に充ててから簡易な自己紹介を)



818: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-18 23:56:08


>ジョーカー

(何やら考え込むような仕草を見せる相手のことを、腕の中からじっと見上げる。彼はデートとやらの行き先を考え案じているだけだとすっかり思い込んでいて、己の捜し物について悲観的観測を巡らせているなんて夢にも思わない。茫洋としているようでどこか達観していて、それでもやはり幼さ故の無知が目立つこの少女は、心のどこかでは理解しているのかもしれない。それでも、自分の目と耳で、この夢の中には探し人は存在しないと確信するまでは、この国を出たいとは思わないだろう。刹那、聞こえてきた吃逆に気を取られて、ジョーカーの腕に添えた指先がぴくりと震えた「⋯ジョーカー。アルベローナよ。⋯いえ、ここではアリス。どんなに遠くてもいいわ。ジョーカーの〝素敵〟を分けてもらえるなら」反芻するように相手の名前を呟き、顔も併せて記憶するためにまじまじと目を見上げる。つい流れで自身も名乗ってしまうが、ムカデに教えて貰ったことを思い出せばやけにものわかり良く訂正を挟む。この世界が夢だと信じているがゆえの気前の良さが、自分が固有のアルベローナではなく無数に存在するアリスであることを受け入れさせているのだろうか)

819: ジョーカー [×]
2018-09-19 00:07:40



>アルベローナ

そんなに見詰められたら好きになっちゃうよ、(教えられた名前は人知れず心の内にて覚える様に一度だけ繰り返し。そして見上げる彼女の瞳に自身の目を交えると少しだけ顔を寄せて調子のいいウインクを。訂正されてアリスと名乗りなおしたことから、彼女が確りとこの国に関してを知っているのだと理解し関心を。"行こうか"と親しみを持った声色で話しかけてから彼女の歩調に合わせる様に足を進め始め。行き先は城を抜けた森の中、三時の方角に進む洞窟方面。散歩がてらに足を進めながら「ねぇ、アリス。もしも、君が自分を見失って誰か分からなくなったら、その時は僕の所においで。忘れて無かったら僕が教えて、ひっく。あげる」所詮は酔っ払いの戯言になるかもしれない、それでも、と言う様に揺れる彼女の髪の毛先に指先を伸ばせば遊ぶようにそっと触れつつ「君だけの名前は鍵になるから。鍵が無かったら元のクニには帰れなくなるからね」飽く迄も世間話の様な緩い声色でのんびりと陽気に語るのは声色に似合わない大事な話で)



820: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-19 00:22:21


>ジョーカー

⋯見られるだけですきになるの?(彼の言葉がぽっと出の軽口であると判別できず、真に受けてしまったようで色の違う双眸をゆっくりと瞬かせて「でも、わるいことじゃないわ。すきが増えると、たのしみも増えるもの」先日三月兎にも言われたように、この国で交流した住人全てを好きと思えるのは幸運なのだろう。尤も、その幸運は無礼な少女に視線を合わせ、住人たちが気配りをしてくれたからなのだが、まだそこまで慮ることのできない少女は、呑気な言葉を紡ぎつつ「⋯⋯わたしが誰か、わからなくなる⋯?」周囲の景色が森に変りつつあることに、森にはいい思い出しかないことから密かに胸を弾ませつつも、ちゃんと相手の言葉には意識を傾けていて。しかし理解には程遠く、既に髪の毛を弄ばれる感覚のほうへ意識が浮つきつつあり「⋯そう、そういう夢なのね。なら、もしわたしがわたしを忘れてしまったら、あなたが名前を呼んでくれるの?」成程そういう設定か、とでも言わんばかりに、やけに俯瞰的な態度で頷く。そして疑問に浮かんだことを、毛先に触れる相手の指先を捕まえてきゅ、と軽く握りつつ問うてみて)

821: ジョーカー [×]
2018-09-19 00:44:20



>アルベローナ

君みたいに可愛いお嬢さん相手だったらね(ストレートに確認を取られたのは相手が彼女のように純粋無垢だからこその反応だろうか、あはは。なんて緩い笑い声を愉快そうに上げると先ほどは指先でそっと触れた彼女の髪から手を離し、代わりに頭をわしゃわしゃと自身の大きな手を使い撫でまわして。手を握られるとその手を握り返し、"そういう夢"とは。彼女は現状を夢だと捕らえているのか。嗚呼、なるほど、と納得するように浅く顎を引いて。表情には笑みを浮かべたまま「可愛い名前だから、呼ぶのを楽しみにしてる。安心してよ、僕、記憶力は良いんだ」のんびりと伝えるそれは何とも頼りない雰囲気の酔っ払い丸出しで。ニ十分足らず歩いた所で木々の隙間を縫って開けた場所に出ると、まず目につくのは洞窟で。洞窟をスルーするようにもう少しだけ奥に進めば、水面が水鏡のように澄み切った泉へと到着して。「涙の湖は今人で一杯だけど、こっちは人が少ないから。僕は此処でお酒を呑むのが楽しみなんだ」羽織る和服の袖口に仕込んでいた小さなウイスキーの瓶を取り出せば反対側の袖口を漁って摘み代わりにと持っているキャラメルナッツの瓶詰めを彼女へ渡し「お酒は駄目だから、お嬢さんはこっち。ほら、素敵なピクニックの完成!」何とも取り繕ったような簡単なそれだが、楽しそうに続けて)



822: アルベローナ・リトヴィスカヤ [×]
2018-09-19 01:04:07


>ジョーカー

⋯ふうん、なら、かわいくなければ?(可愛い女性ならば、と朗らかに言い放った相手を物珍しそうな視線で眺めつつ、子供ならではの生々しい問いをあっけらかんと投げかけて。頭を撫で回されると小さく唸って「それ、やだ⋯やさしく、さわって」恨めしそうに眉を寄せつつ、もっと丁寧に撫でるようにと一方的な注文を。「⋯⋯お酒くさいひとは、あんまりしんじられないわ」ここへ来て、自分の本当の名前を褒められることは初めてだったから、嬉しくて少しだけ頬を染めるも強がるように生意気な口を叩いて。そして案内されたのは、木々の間から射す木漏れ日が水面に反射してキラキラ輝く素敵な場所。凍っていない水がたくさん溜まっている現象なんて、永久凍土ばかりの現実では見たことがなく。初めて見る美しい光景にぽかんと見蕩れていると、渡された瓶を受け取ってそれをじっと見つめて「⋯⋯ありがとう、ジョーカー。これって、とっても素敵な〝素敵〟だわ」視線を瓶から相手の顔へ移すと、ずっと能面だった表情は年相応のそれに綻んでいて。見慣れない瓶を数回降ってみると、カラカラと子気味良い音が鳴るのがまた高揚感を加速させる。ジョーカーの手は握ったまま、1歩また1歩と泉のほとりへ近づいては肩越しに振り返って「ねえ、足をつけてもいい?」目の前に鎮座する未知への好奇心は、解き放たれる時を待ち望んでいる。色の違う双眸は、城にいた時からは想像もできないほど輝いていた)

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