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【Fate】聖杯戦争【完全オリジナル】/175


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133: パラシュラーマ [×]
ID:5fe887f9e 2018-04-29 10:44:12

>>24 ハンニバル

 裏道を覗く鎧を着たサーヴァント、鎧を着ている以上戦士と見て間違いないだろう。
 町行く人々は誰も彼の出で立ちに関心を示さない、鎧に認識阻害の魔術でもかけられているのだろう、アサシンを警戒して着ているのだろうが、鎧は色々な情報を教えてくれる、その人物の生きた時代と地域、戦い方など、そしてその情報は真名の看破に繋がる。
 しかしアーチャーにとってそれは些細な事だ、アーチャーにとって重要なのは彼が強者であるかどうか。
 アーチャーはそのサーヴァントの後ろに立ち声をかけた、激しい戦意を含んだ穏やかな声で。
「探しものかい、サーヴァント君」


>>89 ルーデル
「アレが現代のヴィマーナか……ボクに気付いた?」
 それを一言で表すなら時代遅れだった、プロペラ機が飛んでいる、それも何十年も前の軍用機。
 機体にはハーケンクロイツが見てとれる、ナチスドイツの機体だろう、第二次世界大戦の頃であればこの島の上空をナチスの航空機が飛んでいてもおかしくはない、だが現代の空においてそれは明らかに異物であった。
 あれはサーヴァントの宝具だろうか? それとも何処かの博物館で保存されていたものを飛ばしているのだろうか? 確認する必要がある。
 こうして思案している間にもナチスの軍用機は機首を自身の方へと向け接近する、発動機の音が近付く。
 アーチャーは弓に矢をつがえ、弦を引き絞る。
 生身の人間が弓矢で航空機を落とすのは不可能と言っていいだろう、しかしアーチャーにはその不可能を可能にする技量があった。
 だけどもアーチャーはそれをしない、ナチスの軍用機の位置が問題なのだ、今撃ち落とせば民間人に被害が出る。
 アーチャーは弦を引き絞ったまま、相手の様子を伺って。


【見た目が戦士っぽいお二人と絡ませていただきました、アーチャーの性格上魔術師とは関わろうとしないだろうと考え、今回はサーヴァントのみとさせていただきます、自分と絡んで欲しいという方は気軽に申し出てください】

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