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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
861:
妖精 [×]
2019-11-12 19:49:39
(自分が言葉を重ねる毎に、予想通り太陽のような明るさをもっていた表情が曇り、暗い影が差す。友である相手にそんな顔はさせたくなかったと、募る罪悪感が胸を満たす。しかし問題が起きてからでは遅いのだ。自分の手が届く範囲ならフォローも効くが、常に一緒にいられるわけでも無い。言いたい事はあるだろうに、ぐっと言葉を飲み込み理解を示してくれた相手の頭に近づき「そう……良い子ね、ヨル」よしよし、とまた頭を優しく撫で「も、もちゃ?よっぽど気に入ったのね。んー……まあそれなら、まだ良いわよ。けどあんまり変な物は与えないようにね?名前を付けるのも構わないけど……必ずしも同じ個体に会えるとは限らないって事も伝えておくわね」出会って数分程度のスライムに対する愛着を感じさせる言動やそのネーミングセンスに、呆れたようにパチパチと瞬きを繰り返し。続く妥協案には数秒の考える間を置いた後、許すように首を縦に揺らし。人の食べ物を吸収してどんな変化が現れるかは未知の領域。その点も留意して欲しいと述べ、視線をスライムへと向ける。ゆっくりと食事を済ませる一匹に釣られたのか、はたまた今目覚めたのか。ぷるる、と体を震わせ別の小石が、否新たなスライムが、と言っても外見上は殆ど区別の付きづらいもう一匹が動き出す様を見つめ)
862:
皐月 夜 [×]
2019-11-12 21:06:58
──大好きだよ、ジュリー。
( まるで母親が子供にするそれの様に頭を撫でられ慰めるかの様な言葉がくればこれはきっと正しい選択なのだろう、出会ってから何度目かもわからない慈しみの言葉を掛けて。食事や種類数の違いはあれど細やかな案を容認してくれれば先程の落ち込んだ表情は何処へやら、すっかりいつも通りの朗らかな笑顔に戻り「うんうん!たまに遊びに来てどれも全部可愛がる!」何度も首を縦に振って喜びを全面に。そんな中で新たな“もちゃ”がいつの間にか現れていれば可愛らしい生き物がまた増えた事に更に表情輝かせ。「もちゃ2号発見!…仲良くするんだよぅ」二匹が苔を食している姿を微笑ましい気持ちで見守った後、再びジュリーに向き治れば「もちゃみたいな可愛い生き物がまだまだ居るかもしれない!さぁジュリー!先に進もうではないかー!」すっかり元気もやる気も満タンになった輝かしい表情と声色で洞窟の奥をビシッと指さし歩み出して )
863:
妖精 [×]
2019-11-13 21:49:42
私もヨルが好き、大好きよ。ふふ、ヨルが臍を曲げずにまた笑ってくれて良かったわ
(大好き、と。何度言われても胸が温かくなる幸せの呪文を唱えられては、受けた分だけ、いやそれ以上にこれからも親愛の言葉を繰り返そう。ほんのり頬を赤く染め、くすぐったいような照れ臭さは冗談混じりな言葉を紡いで隠そうか。「……2号?え、見つける度に数えていくつもりなの?まあ、別に良いけどね。えぇそろそろ行きましょうか」新たなスライムの出現に別の名を命名するのでは無く、二号と後ろの番号が増えれば苦笑いを。威勢の良い呼び掛けにコクリと頷けば、置いてかれまいとパタパタ羽ばたく速度を早め、相手の行く先を照らす役目に戻り。──ゴツゴツとした岩肌の壁や足元の悪い道が続く洞窟内。先に進むにつれ、奥からはひんやりとした風が流れ、壁の窪みや足元に、真円と呼ぶにはどこか歪で凹みもあるビー玉やビーズのような形をした、小さな粒が点々と落ちているのが見えてくる。其々赤や青等の薄い色味を帯びており、もし手で触れたり誤って足で踏んでしまえば、スライムでは無いもののグミのような柔らかな弾力を感じる事だろう)
864:
皐月 夜 [×]
2019-11-15 14:10:52
多分後五匹位と遭遇したら、みんながみーんな“もちゃ”に一括りになるだろうけどね。
( 最初は出会う度に一号、二号、と名前を付けていく事だろう。しかし見た目に変わりがなくどれがどれかわからなくなる未来は簡単に予想が出来てしまえば最終的な纏まりの呼び名は決まっており。相手が追い掛けて来てくれた事でまた足元にはぼんやりとした光が浮かび上がる。暗闇の中では気が付かなかった小さな粒はなんだろうか。今度は動かない事を数秒確認した後に足の爪先でふに、と突っつけばそれは柔らかな弾力を伝えてきて。「っ、面白い!」これは楽しいとしゃがみこみ先程言われた注意は何処へやら、人差し指でカリカリと赤色のグミ擬きを採取しては「ジュリーこれ何かな?魔力を高めるのに使えたりする?…あ!魔法使いさんにお土産で持って帰ろうかなぁ」それを見せつつ興奮冷めやらぬ声色でつらつらと言葉重ねていき )
865:
妖精 [×]
2019-11-15 16:02:54
ん?一体今度は何を見つけたの?
(風の流れが変わった。この先には水源があるのだろうか、と進みながら考えていれば。相手が立ち止まりはしゃいだ声が響き、再び振り返り「ああ、それは魔石の成り掛けね。周囲の魔素を吸収した量によって硬度や純度を増していくのよ。魔法の強化にも使えなくは無いかしら。この調子ならもっと奥には宝石みたいな綺麗なのもあると思うわよ。まあ、そっちは道具が無いと採取は難しいでしょうけど」相手の指先でぶにぶにと形を変形させる物を見ては、これも初めて見る物だったのかと、遅れて再び解説を挟み。自分が見せたかった光景もどうやらもうすぐのようだ。「エルフへは……どうかしらね。アイツからすればそれは小石くらいの価値にしか見えないんじゃないかしら」僅かながら魔力が詰まった媒介ではあるが、珍しくは無いそれを必要としない者からすれば屑石も同然。アレが喜ぶかと考えれば微妙そうな表情を浮かべつつ答え)
866:
皐月 夜 [×]
2019-11-15 16:29:53
へぇ──じゃあこれはまだ柔らかいから、魔素もあんまり吸収出来てないんだね。魚でいう稚魚なら大きくなるまで持って帰らない方がいいか。
( 人差し指と親指にてふにふにとした感触を味わいながら紡がれていく解説に時折相槌をうち。自然の理の中、珍しいからと言って何でもかんでも持っていくのはやめにしよう。その代わり…「よーし!早速親玉を拝見しようではないか!」相手の言うもっと大きな宝石のようなものに興味を移しては、拾った赤色のグミ擬きを再び地面の端の方に起き直しつつ歩みを再開させて。「魔法使いさんへのお土産ってそう思ったらなかなかに難しいのかもしれない。だってさ、私ならさっきのグミみたいなやつも、スライムも、なーんだって物珍しくて嬉しいけど──」長い年月を生きてきた優秀な魔法使いである彼には、そんじょそこらの物ではもう喜ばないのかもしれない。やれやれと肩を竦め果たしてお土産になりそうなものがこの洞窟内で見つけられるのかと思考を脱線させかけたその時。ひんやりとした空気と共に自身でも感知する事の出来る魔素の強さを覚えれば「ジュリー!親玉がもしかしたら近いのかも!」パァっと表情輝かせ再び早く早く急かし )
867:
妖精 [×]
2019-11-15 22:36:31
稚魚……その表現は合っているけれど、これが立派に成長する頃にはヨルは生きてないんじゃないかしら?
(小さな塊が力を蓄え磨かれ、長い月日を得て漸く成長してゆく。人とも自分とも異なる次元の大自然から生まれた生産物であれば、十数年程度では微々たる変化しかもたらさないだろう。珍しく手を出さず元の位置に戻された石を眺めつつ、本音混じりに指摘し。「アイツが喜びそうな物なんて、よっぽどの珍品じゃなきゃ無理ね。何送ったって文句言いそうだし。嫌がらせには困らないから私としては良いんだけど──って、その親玉って表現どうにかならないかしら?宝石の化け物でも出てきて貰いたい風に聞こえるわよ?」歩みが再開されれば、置いてかれないよう再び前進。エルフの笑顔、もとい素顔さえ久しく目にしていない。嘲笑と共に嫌味な感想を吐く様ならありありと浮かぶのだが。楽しいお喋りに花を咲かせ、進行方向先にキラリと光が見える。開けた空間はもう目の前。急かされれば苦笑いを浮かべ「はいはい、転ばないよう気を付けて着いてくるのよ?」と警告しては、要望に答え一直線に加速する。──洞窟の通路を抜けた先。広々とした空間には巨大な地底湖が鎮座していた。濁りの無い湖面は、底まで見通せそうな程透き通った蒼色。澄んだ空気中にはダイヤモンドダストの如く豊かな魔素が煌めき辺りを照らし。やや低い天井からは氷柱のように岩が突き出す中には、八面体の塔のような純度の高い水晶も入り交っていて。岩壁の隙間に埋まった翡翠や深紅等の鉱石の輝きも漏れだし、珊瑚のような紫水晶の姿も確認出来る。さながら、秘密の宝石箱に迷い込んだかのような幻想的な光景が自分の瞳には飛び込んでくるだろうか)
868:
皐月 夜 [×]
2019-11-18 10:55:56
──んー、こんな所でもまた、人間の寿命の短さを痛感させられるなんて。ま、何にせよ魔法使いさんへの贈り物は凄く珍しい物か、相当意表を突く物じゃなきゃ無理って訳だ。
( 稚魚の数年の話ではなくもっともっと大きな話になっていれば、こんな所でまで人間と魔法魔素に関するものとの生きる時間を思い知らされるなんて。致し方ない事ながら胸が締め付けられるような嫌な痛みを覚えればそれを誤魔化すように一度肩を竦め。そんな空気を払拭するようにここぞとばかりに魔法使いの彼の話を続けては笑みを。と、いつの間にか前方は開け広々とした空間に澄み切った青々しい湖が。その青に反射するように魔素はチカチカと光り、低い天井や石柱に埋め込まれた様々な種類の鉱石が共鳴するかの如く光を放つ。かつてこんな美しい風景を見た事があっただろうか。息を飲むとは正しくこの事、棒立ちのまま息をする事すら忘れていた時間が数分、「……私、ここで暮らそうかな」ぽつりと絞り出した言葉はそれほどまでにこの場所を気に入った証拠。一歩、一歩、湖に向かって歩みを進め澄んだ青を覗き込めば、中にまでびっしりと生えるクリスタルの柱がキラキラと揺れて見えて )
869:
妖精 [×]
2019-11-20 22:22:43
時間の流れが違うのは仕方ない事よ。こればっかりは、魔法でどうにかするのも難しいでしょうね。……普通の物で満足したり、思い遣りの欠片でも持ち合わせている奴ならユニコーンの血なんてそもそも要求するはずないでしょ?と言うか、エルフにお土産なんて必要無いんじゃないかしら?
(相手の言葉にどこか無理に繕う気持ちを感じれば、瞳を反らし小さな溜め息を一つ。生命に限られた寿命、命のタイムリミットはそう簡単に弄れるものでは無い。だからと言ってすんなり割り切れるかは、自分とて別問題なのだが。自分の嫌いなエルフの話が続けられては、嫌そうに顔を歪ませつつその話題に触れ。そして目の前の光景に圧倒されたかのように相手が沈黙してしまえば、きっとあるだろうと予想していた以上のものを彼女に披露出来た喜びに胸が満たされたが。数分も黙られてしまえば"おーい。ヨル?"と何度も呼び掛けた声が虚しく洞窟に木霊し。漸く開かれた口から紡がれた言葉には「ふふ、好きにしたら?人間が暮らすには不便そうな場所だけどね」そこまで気に入ってくれたなら嬉しさが勝り、冗談っぽく返事をした後、隣で同じく湖を見下ろし。見事なクリスタルの数々や、湖の中で泳ぐ骨魚の群れを眺め)
870:
皐月 夜 [×]
2019-11-21 15:53:09
ならばこの命尽きるまでジュリーと遊ぼうではないかー!っ、ふふ。もう魔法使いさんのお土産やめてジュリーの好きそうなの探そーっと。
( こんな美しく現実世界から掛け離れたような神秘的な風景を目の当たりにしてしんみりだなんて。確かになかなかに受け入れられぬ事ではあるがいつまでも無理なものを引き摺り続ける性分でもなければ、おー!と両手を高く上げ声高らかに宣言を一つした後に魔法使いへのお土産はあっさりと無かった事に。その代わり、とばかりに立ち上がっては「この洞窟は私と秘密基地にするからね、この場所だって秘密基地の一部。──あ、これとか綺麗じゃない?ジュリーにはパキッてした色も似合うけど、個人的に淡くて主張の強くない光が似合うって思うんだよねぇ。…どうかな?」まずお気に入りのこの洞窟全てを自分のものにと言うなんとも傲慢な…欲望に忠実な人間らしい返答を、後に視界に捉えたのは岩壁の中に埋め込まれ少しだけ顔を覗かせている、薄ピンクの中にシルバーやゴールドといった様々な変色ラメを蓄えた宝石で。足早にそれとの距離を詰めては人差し指で何とか掘り取り出せないものかと岩壁をカリカリと引っ掻いて )
871:
妖精 [×]
2019-11-23 21:50:13
──あら、おばあちゃんになっても私と遊んでくれるの?それは名案ね。なら私も探してみようかしら
(流れた空気を払拭するような明るい声音。しかしそれでも心の奥底は晴れない。いつまで相手はこの森に来てくれるのか。寿命以外に病や事故、住居の転機。そんな風に幾つもの障害を考えてしまうくらいには、相手との時間が楽しいのだと思う。一度瞳を閉じてから、自分の為に動いてくれるらしい様に調子を合わせるようにくすりと笑い。相手が立ち上がれば後に続くようにまた空中を浮上し。「良いんじゃない?」此処を自分の秘密基地に。洞窟に意思があったなら怒るか流すかするだろうが、自分にとっては相手が楽しそうで危険が無ければ良いかと軽く頷き。「あっ綺麗ね!ほんと、ヨルは私の好みを分かっているわね。けどこれだけ立派じゃ、道具があっても難しいでしょうね。素手じゃ傷付いちゃうわよ?」相手が発見した魔石。薄ピンクと言えば、冬に彼女の家で飲んだシャンパンを思い出す。眩い輝きを閉じ込めたかのようなそれにうっとり瞳を奪われるが、ゴツゴツとした岩肌から剥がそうとする姿にパタパタ近付けば、その綺麗な指先を守るべく、動きを抑えるように両手で触れようとするだろう。鉱石の採取に必要なツルハシ等の一式があったとしても、何十年、またはそれ以上の月日を経て磨かれた自然の芸術品は、そう簡単には手に入らないだろうから)
872:
皐月 夜 [×]
2019-11-26 12:07:04
当たり前じゃんか!ヨボヨボのお婆さんになって、「皐月さん勝手に徘徊しないで下さい!」って先生に言われても会いに来るよ。
( この先確実な約束など無いが今笑っていられるこの時がとても楽しいのだ。だからこそケラケラと大袈裟なくらいに笑い声を上げ、いつしか本当になるだろう未来を。次いで相手も己に似合う何かを探してくれるとなれば俄然やる気が出る。何とかして目の前で美しくも冷たく輝く薄ピンクをプレゼントしたいと岩壁に爪を立てたその行為を止めるように、小さいけれど確かな温もりある掌が静止にくれば指先は反射的にピタリと動きを止め「──でも、」これだと思えるプレゼントを折角見付けたのに。けれども相手の言う通り爆発でもさせない限りは発掘出来そうにない宝石は岩壁に埋まり小さな顔を覗かせているからこそ美しいのか。「…じゃあ、もう少し小さめで似たような色の探すね。それから後で湖のお水も少し持って帰りたいんだ。この水で育てた薬草とか、魔法石とか、もしかしたらいい感じになるかもだし」薄ピンクの宝石から静かに手を離し諦めた事を伝えては、続いて先程見た湖へと再び視線を向けつつ、鞄から蓋がきっちりとしまる中くらいの水筒のような小瓶を取り出して )
873:
妖精 [×]
2019-11-30 23:38:58
ふふ、それじゃヨルが怒られちゃうじゃない。森に来るのが難しいくらい足が悪くなっちゃったら、私から会いに行くわ
(相手はまるで太陽のようだ。当然のように彼女の未来に自分が友人として存在している事実が、どうしようもなく嬉しい。さらに笑い声を立てては、人前に出るのは多少の危険は承知で、自分から行くと一足も二足も早い約束を誓おうか。素手で発掘しようとする様に呼び掛けその手に触れ制しても、名残惜しそうに自分と壁の中に輝く美しい鉱石に向けられる視線。しかし壁から指先が離れてはニッコリと瞳を細め「えぇ、そうして頂戴。探せば何処かに欠片くらいなら落ちてるかもしれないしね。……水を?まぁ、良いんじゃない?落ちないように気を付けてね。私はちょっとその辺りを見てくるわね」壁に埋め込まれているもの以外でも、珊瑚のような水晶の近くなら砂粒や小石くらいの欠片や、先程見たよりも成長した魔石のなりかけが探せば見つかる可能性もある。と、持参した水筒が取り出されては、彼女が水を汲み上げている間に自分はお返しの宝石探しへと出掛けようか。離れすぎない距離は保ち天井や足元、岩の柱に目を向けては、あれでもないコレでも無いと一人呟き。やがて相手のイメージに似合いの鉱石が足元の地面から顔を覗かせているのに気が付き。「あ、コレなんて良さそうね。ヨル、終わったら此方に来て頂戴!」発見したのは創造、活力、希望、純粋無垢。相手の世界ではそんな石言葉を持つホワイトオパールに良く似ているだろうか。加工前にも関わらす、ツルリと滑らかな表面に光沢のある乳白色の奥からは、見る角度によって七色の色彩が揺らめき輝いている。以前贈った虹色のチューリップ同様、感情豊かな印象はあれからも変わっていなければ、これが一番近い。そう思いながら湖近くに居るであろう相手へと呼び掛け)
874:
皐月 夜 [×]
2019-12-01 08:28:05
なんと頼もしいお言葉!私の財産は全てジュリー宛に残そう。
( 人間の世界に降りてきて人に姿を見られる危険性を踏んでも会いに来てくれると言うそれは紛れもなく大きく強い優しさと繋がりであり、だんだんとむず痒い恥ずかしさを覚えてくれば水筒を握る指に僅かに力を込め、もう一つ戯言を。それから忠告に頷きを落としつつパタパタと羽でも生えていそうな軽快な足取りで湖へと近付いては、あまりにも透き通り吸い込まれでもしそうな湖の端に屈み蓋を外した水筒をちゃんぽんと入れ。透明な青に沈んだ手はひんやりと冷たさを覚えると同時に、ピリピリとした小さな電流のような温かさも覚える。これは魔素の集合体が多く澄んでいる証拠だろうか。ゆら、ゆら、と手首を数回動かした後に水筒ごと手を引き抜いては水を満タンに組み上げた水筒の蓋をしてまた鞄へと戻し。と、丁度その時、自らを呼ぶ相手の声が広い洞窟内で反響した。勢いよく立ち上がり再びパタパタと近付けば「どうしたのジュリー?何か良さそうなのあったー?」と手元を覗き込みつつ首を傾けて )
875:
妖精 [×]
2019-12-01 17:23:32
ヨルの財産?それは要らないわ。人間のお金とか私には使い道無いし、変な物もたくさん残ってそうだし
(軽快な言葉の中に含まれた自分への気持ちは有り難いが、フルフルと首を左右に振っては断りを入れる。相手なら冗談では無く、全てとは言わずとも一部だけでも本当に遺言書に妖精へ相続を授与する旨か書きそうな気がする。硬貨や金銭に代わるお札も、自分には正しい意味での用途に用いる機会なんてこれからも訪れる事は無いだろう。それに以前掃除前のクローゼットに詰め込まれていた仮面やらを思い出しては、渡されたとしても困ってしまうと正直な反応を返し。「えぇ、私の中にあるヨルのイメージにぴったりの石を見つけたの。これもプレゼントは出来なさそうなんだけどね」近付いてきた相手に頷き返しては、宙から地面へと降り立ち。地面から一部剥き出しになった、七色の輝きを内包する白い鉱石を指で示してみせ)
876:
皐月 夜 [×]
2019-12-02 11:33:52
私がジュリーに残すのは、美味しい美味しいクッキーかもしれないよぅ。──ん、どれどれ?
( お金も部屋の中にある全ての家具雑貨をあげるのもいいが相手の言う通り使い道に困る。それならば一番喜んでくれそうなもの…結局食べ物に焦点が向く訳で、本気か冗談かわからぬ声色で言葉を一つ。それから手元から足元へ視線を向けて自らの為に選んでくれたそれを確認する。地面の中から頭を少し出して懸命に輝くそれは鉱石で、見る角度によっては色が変わり虹色に輝くものだから綺麗以外の言葉は無い。そしてそれを自分のイメージにあうから、と選んでくれた気持ちが嬉しい。静かに屈みこみひんやりとした鉱石に触れては「確かに取れないけどさ、エネルギーだけ頂く。ジュリーが選んでくれたやつだもん、とってもとっても嬉しいんだよぅ」撫でるように指先を動かしそこから放たれる魔素を取り込みつつ「此処は本当に宝箱みたいだねっ。──魔素もたくさんだし、薬草とか此処で育てたら大きくならないかなぁ。何か育てたい」案に何かないものかと視線を向けて )
877:
妖精 [×]
2019-12-04 15:58:17
それも嫌。一人で食べても美味しくないし、きっと涙の味しかしないわよそのクッキーは。
(友が居なくなって一人齧る菓子。いくら甘いチョコレートに包まれていたとしても、それをくれる存在が、味の感想を共有出来る存在が傍らに居ないなら、寂しさから自分は泣いてしまうかもしれない。声音はあくまで明るく振る舞いながら、手を左右にゆらゆらと揺らし。「んふふ、良かった。この辺りは光も柔らかい地面も無いし、私もそこまで詳しくないからどんな植物ならとか分からないんだけど……ヨルの世界の種でも植えてみたら?魔素を吸収して、変わった成長を見せてくれるかもしれないわよ?」贈り物、とは呼べないが自分の選んだ鉱石が喜ばれればニッコリと笑みを浮かべ。秘密基地での植物の育成、何だか楽しそうな事を相手が思い付けば手助けしたいとは思うが、森とは条件や環境が丸々違えば難しそうに眉を寄せ、むむむっと唸り。そして出てきたのは、植物の可能性に目を向けた答え。同じ種子から生まれた虫や動植物でも、環境が違えば寒さや暑さに適応しようと姿を変える。それが上手く花開くかは不明だが、一つの案としては悪くないのではと言うだけならタダとばかりにそんな発言をしてみせ)
878:
皐月 夜 [×]
2019-12-04 17:32:31
わーっ!この話もう無し!考えたら泣けてくる!
( 自らが他界したその後も変わらず時間は流れ、相手も変わらない日々を過ごす。そんな中でまるで遺産のように残したお菓子を泣きながら食べる相手の姿を少しでも想像してしまえば、心が揺さぶられない訳が無い。鼻の奥がツン、と痛む感覚に慌ててパチパチと大袈裟な瞬きをすれば話を摩り替えるようにパンッ、と両手を打ち。「野菜とか作るのも面白いかも!プランターで育てられる…ミニトマトとか、シソとか」花だけではなく野菜も、もしかしたら突然変異的な何かがおこるかもしれない。これはまた興味を擽られる事が増えたとすっかり心は晴れやかになったその時、相手の後ろの岩壁の隙間──あの時を思い起こさせるような五枚の花弁を持つ、灰色の小さな花が咲いているのを見つければ「っ、ジュリーあれ見て!懐かしいの見つけた!」と人差し指をビシッと指して )
879:
妖精 [×]
2019-12-09 18:35:40
(ただの例え話。相手にとっては遠く、自分からすれば近い未来。同じく切ない気持ちが浮上してきたのか、何度も瞬きを繰り返すダークブラウンの瞳がどこか潤んでいたようにも見えてしまえば「大袈裟ねぇ」とカラカラ笑ってみせ、この話は終わりとし。「鉢植えね、それは良いアイディアだわ!上手に育った野菜を食べたら、魔力が上がったりしてね」自分は種から育てるばかり考えていたが、外から持ち込む案にうんうんと賛同するかのように頷き返し。森に生えている薬草は、魔素を吸収しているからこそ、煎じた際に高い効果を発揮する。似かよった条件ならば、相手の望みを叶える一歩になりえそうだ。「あら本当だわ、こんな所にも咲いてるのね、懐かしいわ。思い出の花も見つかって、今日はたくさんの出会いに恵まれる日ね」呼び掛けられ示された先に顔を向けたならば、ひっそりと一輪だけ咲いている花が、魔力の適正の有無を確かめる為に森中歩き回り漸く発見した記憶を甦らせ。スライムに魔石の成りかけ、そして眩い宝石の洞窟。今日だけで幾つも発見した功績を振り返っては楽しげに目尻を緩め、相手を見遣り)
880:
皐月 夜 [×]
2019-12-11 22:03:19
おぉ!何か上がりそうだよ!もし美味しそうな野菜が出来たらさ、サラダとかシチューとかにして一緒に食べよ!──シチューはさ、寒い時期にピッタリのあったか?い食べ物なんだよ。
( 出来上がった野菜が普段とは違う魔素に包まれた中で育ち、もしその見た目すらも変えたのなら面白い。そうでなくても一生懸命育てた野菜を収穫して、それで美味しい料理を作り大好きな友達と一緒に食卓を囲めるのならばこれ程ない幸せであろう。興奮したように早口で先の未来への望みを伝えては、次いで懐かしき花に視線を落とし、ほぅと息を一つ吐き出して。「こーんな綺麗な場所で咲けてたら幸せだろうねぇ」指先でツン、と花弁の一枚を突きにんまり。それから視線を合わせ一つの頷きを落としては「幸せに満ち溢れている日とはこう言う日の事を言うのだよ。…なーんてね。ジュリーこの後の用事は?」科学者が何かのような口調で悪戯めいた戯言を口にしつつこの後の用事も問うて )
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