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ある日、森の中(〆)/1130


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自分のトピックを作る
361: 皐月 夜 [×]
2017-11-08 14:11:09



( 呼びかけ後にたっぷりの時間を掛けて相手が現れれば二週間ぶりに見たその姿に興奮冷めやらぬと言ったキラキラとした笑顔を向け、あの日妖精と賭けたそれを実行すべくバタバタと駆け寄り殺さぬ勢いのままに腰に両腕を回し抱きつこうとして。されどそれが叶うよりも早く"薬草採取"との言葉が鼓膜を震わせるとそれは何よりも魅力的なものに感じられ、消えなかった勢いをいとも簡単に無かったものにしてしまえば、任せて、と言う言葉を暗にピースサインに乗せて目の前に突き付け。「それこそ薬草採取だよ。あ、正確に言えば薬草の勉強。魔法使いさんの弟子になるためには薬草の知識も必要だと思ってねー」掛けられた質問には徐に鞄の中から薬草の本を取り出して、歩みを進める相手がそれを見ていない事は承知のままに本を抱き締め後を追いつつ「魔法使いさん私ね、治癒魔法の勉強も始めたんだ」はた、と思い出したように勝手な目標を伝え少しばかり小走りで相手の横に並び、身長差のあるその顔を見上げて )


(/ はい、此方こそよろしくお願いします! )




362: ラウル [×]
2017-11-09 17:25:33



(自分を見つけた途端此方に向かって走り出した相手に警戒し瞳を鋭く細めては、呪文の言葉を発しようと僅かに唇を開くも、その勢いが弱まり伸ばされた手がピースサインへと変化すれば口を閉じ、それを見下ろしては集め掛けていた魔素を意識から手放し辺りに霧散させ「可笑しな真似をすれば痛い目に合わせるからな、ガキ」と、淡々と反撃する旨を伝え。「ほぅ……俺は人間を弟子に取る等とそんな面倒な事をするつもりは塵程も無いが、貴様のその空っぽの脳みそにどの程度の知識が詰められたと言うんだ?空で言える名と特徴、その効能について述べてみよ」弟子についてはキッパリと否定するも、薬草と聞けば前を向いたままピクリと片眉を上げて反応し。通りすぎていく地面に咲く花や植物に視線を落としては、試しに質問を投げ掛け。「治癒魔法を?貴様如きが一人でどうやって学ぶと言うんだ」相手に隣へと並ばれては嫌そうに表情をしかめ、距離を取りつつ顔面に向けられる視線と目を合わせないまま、その後続けられた言葉に対しては目的地へと足を動かしたまま頭に浮かんだ疑問を述べ)

363: 皐月 夜 [×]
2017-11-09 20:51:37



ふふー、そんな脅しで縛られるような弱い決意じゃあないんだなぁ、これが。
( それもこれも鍛錬のお陰であろうか、集まって来た魔素の微妙な動きを僅かでも感じる事が出来たのは酷く喜ばしい事で。紡がれた最早脅迫のような言葉にすらもふふんと鼻を鳴らし何ら変わらない対応を。そうやって相手の横に並ぶため懸命に足を動かすも、途中、まさかの質問には流石に意表を突かれたようでぎょっと目を丸くし「ま、待って待って!まだここのページまでしか出来てないの!」持っていた薬草の本を徐に開き見ない事は承知で付箋の貼り付けられたページを前に突き出してから「こんなんじゃ弟子なんてまだまだ遠いとは思ってるけどさぁ、もっと頑張れば魔法使いさんの気が変わってくれるかもしれないしね」ふるふると首を左右に振ると同時に再びちらりと視線を向けて。「──それはこれから考える!魔法使いさんに貰った魔法冊子読んで、無理しない程度にやってみるの」治癒魔法に関しての相変わらずの言葉には少しばかりの間を空けた後、ゴールの光すらも見えていない状況を楽しむかのような朗らかな声色で以て"らしい"言葉を返して )




364: ラウル [×]
2017-11-10 12:54:55



そうか。他者の嫌がる事を進んで行うとは見上げた根性だな
(何がきっかけだったのか定かではないが、嬉しそうな様子で自分の言葉にも慣れた態度で返されてしまえば、面白く無さそうに口角を下げ口許でへの字を描き、嫌みを空気に落とし。「は?……その程度の量、読み終わるのに半日も掛からんだろうが。ましてや、一つも得た物が無いとは情けない」相手の言葉を理解するのに時間が掛かれば、思わず間の抜けた声を上げ。ややして確認するように顔を向け相手の持つ付箋の張られた本を見ては、一つくらいは出てくるだろうと予想が外れた事もあり、理解し難いとばかりに眉をひそめ。「遠い所か永遠に訪れはしない。勤勉でも才覚が有るわけでも無い。加えて寿命も百年足らずで潰える脆弱な人間である貴様に教えた所で、時間の無駄であり俺には何のメリットも無い。諦めろ」杖を持たない方の手で、これ見よがしに否定の要素を上げ指折り数え、そんな日は来ないときっぱり告げては此方も首を一度左右に振って答え。少しの間を置いて紡がれた言葉に対しては、はぁとため息をつき「何だそれは、無計画にも程がある。内容を読んでさえいれば知っているだろうが、それに治癒魔法については書かれていないからな。──まぁ、貴様が失敗を恐れず、また友や己を傷つけるのも厭わずに方法を模索し、試すのであれば止めはしないがな」呆れたような物言いで続ければ、浮遊魔法を覚える為の魔法の基礎しか本に記していないと伝え。また先日の一件を掘り返せば、あの二の舞を繰り返すのかと、ジロリと横目で睨みつつ釘を刺すような毒を吐き)

365: 皐月 夜 [×]
2017-11-10 13:30:11



一瞬くらい我慢してよ。魔法使いさんが我慢してさえくれれば私の勝ちなんだからさ。
( 嫌がるだろう事はわかるもたかが二・三秒我慢さえしてくれれば妖精との賭けに勝ち好奇心の擽られる場所に行けるのだと、最早自分勝手にも程があるような考えの元での言葉をさらりと発し。開いた本は再び鞄の中へ。「ざっと目は通したけど細かく読んだのはまだここまでなんだよ。でもほら、ガマの花粉は止血にいいんだって。今日はこれが本当か検証してみようと思うんだ。だからね魔法使いさん、ガマが生えてる場所がこの辺にあったら教えてほしいんだけど」呆れている相手に進むスピードが違うのだと苦笑いを浮かべては、続いて覚えた事もちゃんとあるのだとアピールを落としつつ、さらりと要望も付け足してから「もしかしたら才能が開花するかもしれないじゃんか」なんて相変わらずのよく分からないポジティブを発揮して。相手から貰った魔法冊子には確かに浮遊魔法についてしか書かれてはいない。わかっていた事ではあるが、ぐ…と言葉を詰まらせては「ヒ、ヒントみたいなのがもしかしたら見付けられるかもしれないでしょ。それからもう絶対絶対ジュリーの事は傷付けたりしないから!後魔法使いさんの事も!」前半に悪足掻きのような言葉を、後半には力強い勢いで首を左右に振りながらそこだけはもう二度と繰り返さないという意志の元でキッと向けられた瞳に視線をあわせて )




366: ラウル [×]
2017-11-10 15:18:09



勝ちだの何だの訳が分からんが……貴様が明日から二度と森を訪れない事と引き換えならば考えてやらん事もない。それ以外は却下だ
(自分が妖精との賭け事の対象になっているとは知らない為か、不可解そうに首を傾げるも、相手の自分勝手な態度を見ては此方もと己にとって都合の良い条件を提示しては、偉そうに上から目線で提案を一つ。「勝手に学ぶ分には構わないが、関与はしないと言ったはずだ。その程度本に書いてある通り、適当な川や池を探してそこで一人さ迷え」以前述べた言葉を繰り返しては、相手からの要望には手伝うつもりは無いと容易く一蹴し。しっしっと手首を前後に揺らし追い払うような動作と共に、恐らく本にも書いてあるであろう情報しか述べず。「欠片もありはしない才能が例え開花した所で何になると言うんだ」続けられた内容には己にメリットはやはり無く、反論にもなっていないと淡々と答え。「その本を書いた本人が無いと言っているのが聞こえんのか。……おい、羽虫はまだ分かるが何故俺も含まれる。貴様に傷付けられた事なんぞ皆無だが?」ため息を地面にまた落としては、悪足掻きを諭すような言葉を紡ぎ。後半部分については、交わった視線を空に移しては、はて何かあっただろうかと疑問を口に出し)

367: 皐月 夜 [×]
2017-11-10 17:03:25



ぅ…最早権力の乱用だよ!大人気ないー!
( 相手が提示して来たのは一時の快楽や欲望のために犠牲に出来るものではない。恨めしそうに言葉を詰まらせては、すぐ様駄々っ子のような文句の言葉を並べキャンキャンと吠えたて。相手の言う通り、確かに大まかではあるが生きて行くうえで適した場所は記されているが知りたいのは此処の森にあるかどうかで。「相変わらず冷たいなぁ、もう。あの時の湖にももしかしたら生えてたかもしれないし探してみようかなぁ」ぶつぶつと文句を並べながらも歩みは止めぬまま思考を巡らせつつ「もしそんな事になったらもっともーっと魔法使いさんの役に立てるかもでしょ」と自意識過剰な発言を一つ。続けて小走りで相手の前に出てはまるでその歩みを止まらせるのが目的のように目前で向き合う様にして立ち止まり「これから先の話だよ。魔法使いさんもジュリーもどっちも大好きだからねぇ、元気で笑っててほしいのさ」大きく両手を広げ演説かの如く言葉を紡いでいき、その言葉が終わる頃には自己満足の現れか楽しげに、にひひと笑い声を漏らして )




368: ラウル [×]
2017-11-14 01:36:53



チッ……我儘な子供相手に譲歩してやる義理は無い。それに、使える物や手段を最大限に利用しようとして何が悪い
(今まで散々告げてきたのであれば、提案を断られるのは想定の範囲であり。しかしそう頭で理解していても感情は別物であり、眉を中央に寄せては口惜しそうに自然と舌打ちをし。大人げないの発言に対しては、自分の手札にある物を切るのは当たり前だと言わんばかりに、平然とした声音で己の考えの一部を言葉に落とし。「他人から答えを得て楽をしようとするな。知識とは自分の頭と体で理解してこそ物になると知れ。時には本が、ひいてはそれを記した者の考えが間違っている事だってあるのだからな」耳に入る文句に煩わしそうに瞳を鋭さを増し。努力と言う苦労を得るからこそ知恵がつき、真実とそうでない物を見極められるのだと再びあの日の皮肉を交えては、歩きながらもペラペラと饒舌に持論を語ってみせ。「ハッ、薬を持ってきた事だけは評価してやるが、貴様が迷惑を掛けた事は数あれど、人間如きがちょっと魔法を使えるようになった所でそれを帳消しに出来る程の使い道が思い付かんな。むしろ側に居ない方が作業が捗る」もっと、と聞けば一つを除いて相手が役に立ったと実感した事は無く。ハッと鼻で笑っては真っ向から考えを否定するかのような意見を述べ、目の前に相手が立ち塞がってきたならばそれを見下ろし「あぁ、そう言う事か。ならば安心しろ。貴様と会うこの日を除けば俺の平穏は保たれているのだからな。分かったら止まるな、歩け。あともう少しだ」今日が終わればまた本を友とする日々に戻れる。話をしつつそれを再確認しては、僅かに口角を上げながら両手を広げた状態の相手の横を淡々と通りすぎては、愛想の欠片もない言葉を送り。真っ直ぐ前方に視線を向けたままスタスタと風を切るように木々の間を、道なき道の大地を踏みしめつつ先へと進み)

369: 皐月 夜 [×]
2017-11-14 18:52:22



いや、何も悪くないよ、うん。それでこそ魔法使いさんって所あるしね。──でも私だって易々と引き下がったりはしないのだよ。
( 目的のためならば手段を選ばぬ事も使える物は全て余す事無く利用する事もやり方自体はどれもが大きく頷けるもの。それでも同意するようにうんうんと首を縦に動かしながら後に続けた言葉は相変わらずの頑固さと我儘が滲むものであり。本を、著者の考えを易々と鵜呑みにする事でどれ程の危険があるかは確かにあの時の美しい湖で学んだが引っ掛かるものはもっと別の──但しやっぱり相手の言ってる事に全てバッテンを突き付ける事も出来なく「ちょーっとくらいは信じてもいいって思ってるんだよ、本もそれを書いた人の気持ちや考えも。…魔法使いさんが書いてくれたあの魔法冊子の中身を全部まるごと信じてるみたいにね。でもそうだなぁ、今度は私が本作る!自分でちゃんと探してその特徴とか特性とか、そういうの細かく記した私だけの薬草本」一つ一つを噛み締めるようにして前半を、そうしてそこに楽しみを見出す事が出来るだろう自信があるからこその言葉を後半に繋げて。それ以降の落とされる辛辣な言葉は全てが全て最早自然とわかってしまうのだから慣れや時間の流れとは恐ろしいもの。「いつか私が居て良かったーって思える日が絶対にくるんだから」此処で言い争いを繰り返した所で結局は…と飲み込んだ言葉の代わりに出したのは強がりにも似た返答で、後はもう何も言う事なく再び相手の斜め後ろを小走りで着いて行き )




370: ラウル [×]
2017-11-17 00:06:50



批難したり納得したり、一貫性の無い奴だなまったく。──そうか。ならば俺の考えもまた変わる事は無い
(キャンキャンと煩く吠えたかと思えば、次は己の考えに何度も頷き返し賛同する。コロコロと表情を変える相手の様に顔を顰め、その後の言葉に対しては此方とて折れるつもりは微塵も無いと、鋭くはっきりとした声音で告げ。「それが新たな火種とならねば良いのだがな。……何を大それた事のように言っているのだ?学んだ事を紙に纏めるのは当たり前では無いか。人間とてそれ位は学舎でもしている事だろうに」何も全てを疑うのでは無く、中には誤りのある可能性にも目を向けろと言いたかったのだが訂正するのも面倒だと思えば、右から左へと流すように気のない返事を返し。本を作ると後半に繋げられた内容には、自分が学生の頃は自主的にそうするのが当たり前であったと言うのに、何をわざわざ大袈裟に宣言しているのだろうかと不思議そうに言葉を続け。「そのような日は来ない」耳を打つ返答には首を左右に振りつつ、きっぱりと否定し。やがて一本の大木の前に辿り着けば足を止め、幹に片方の掌を当てては自らの魔力を注ぎ込み「──『開け』」短く、命令するように言の葉を紡げば、それに呼応するかのように木は丁度真ん中部分で縦に一本の線が入り、そこから淡い緑色の光が漏れ出せば静かな音を立て、引き分け戸のように左右に真っ二つに分かれては人間が一人分通れる程度の隙間が開き。その先に広がるのは青い木々でアーチのように作られたトンネルであり。数歩足を踏み込めば、背後の木は再び音を立て一つに戻り行き止まりと化す中、無言のまま奥へと歩を動かし)

371: 皐月 夜 [×]
2017-11-17 11:49:01




"果報は寝て待て"は好きじゃないって話だよ。
( 結局は何が言いたいのか。一人納得したように話を終わらせると、続けて最近ちゃんと行きはするものの結局上の空な学校の授業時間を思い出し苦笑いを浮かべ「あー…確かにノートにはとってるけどさぁ。学校の授業も薬草学とか、魔法学とかだったらいいのに。──そう言えば魔法使いを育てる学校とかってあるの?」好奇心の擽られる授業内容であるならばどれ程楽しいか。ふ、と一つの疑問が浮かんで来れば期待の満ち満ちた瞳を相手に向けつつ問い掛けを落とし。やがて辿り着いたのは大きな大きな大木の前。幹に片手を当てるその様子をじぃ、と観察したのも束の間、まるで秘密の扉の如く真ん中から分かれ道が出来れば「わぁ!」と歓喜の声を上げてその背を追い「これって何の魔法?植物に関するやつ?それともありもしない場所に扉を作れるやつ?」頭上を象る木々のアーチに視線をやりながらキラキラと双眸輝かせつつ矢継ぎ早に質問を繰り返して )




372: ラウル [×]
2017-11-18 22:06:06



あるに決まっているだろ、魔法は独学で容易く学べるものでは無い。また、魔力は使い方を誤れば毒となる。故に正しき扱い方を知る必要がある
(問い掛けにはフンと鼻を鳴らしては、遠い昔の記憶を掘り返し。魔法や自然と共に生きる為の術として、義務のようなものだと答え。顔は前に向けたまま木漏れ日の差す通り道を歩きつつ、相手の声に苛立った様子で声を尖らせ「騒ぐな。あれは生命の無い造形魔法の一つだ。内部に細工を幾つか施しているが、貴様に真似出来る代物では無い」細部まで説明する気は無く、簡単な概要だけをサラリと述べ。歩を進め少しすれば、紅葉しているかのように深紅の葉を持つ木々に囲まれた開けた土地に出ては、隅にポツンと建っている粗末な木製の物置に近寄り。ギィッと軋む音を立てながら扉を開いては、中から竹で編み込まれた深さのある籠を取り出し。「その辺りに生えている、粒の大きい赤い実だけを取って入れろ。青は入れるな」地面に幾つか区切られた薬草畑の中から、相手の膝下程しか高さの無い背の低いブルーベリーのような木が立ち並ぶ場所を指差しては、その近くに籠を置きつつ指示を出し)

373: 皐月 夜 [×]
2017-11-19 00:17:03



私もその学校に通いたい!体験入学とかないかな?こんな事やってますよーってのを観察出来たりするやつ!
( 人間が知識を得る為に通う学校と同じく魔法を正しく使う方法を学べる場所もやっぱりあるのだ。相手が何も教えてくれないとするならば後はそこに通い知識・経験を身に付けるしかあるまい。酷く興奮した様子で再び歩みを早め相手の前に出ると半分無駄だとわかっていながらに願いを口にして。そうやって一通りの要求を伝えた後は簡潔に述べられた魔法の説明にふむ、と頷き「難易度が高いんだねぇ。私は小さな窓くらいから始めなきゃ駄目かな」造形魔法自体が高度な魔法であると言う点には着目しないつもりか両手の人差し指と親指を互い違いに合わせ作ったひし形を片目で覗きながらまた歩みを進め。ややして開け放たれた土地へと出ればひし形の窓の中に広がる薬草畑に双眸を輝かせ「ッ、凄い!これって魔法使いさんが全部育ててるの!?この実って人間の世界にも存在するやつなのかな?図鑑に載ってなかったら魔法界のものの可能性が高いよね!」先程煩いと言われたにも関わらず興奮を抑えきれぬと言った声色で言葉を連ねていき、小さな窓を崩した手で鞄を漁りその中から取り出した薬草本をずいと相手に突き付けて )




374: ラウル [×]
2017-11-20 22:31:46



そんな物ありはしない。叡知の欠片を、ましてや人間にそう易々と見せびらかすはずが無いだろ。それなら人間の呪い師を探すほうがまだ賢明と言えるだろう
(己が通っていた学舎、閉鎖的な空気は余所者を拒絶し、古くから代々受け継いできた魔法を後世に語り継ぐ事を尊いとするエルフの里を思い浮かべては、きっぱりと不可能であると告げ、己では無く余所へと目を向けろと言葉を続け。造形魔法についての相手の呟きには返答するに値しないのか、勝手にしろと言わんばかりに肩を竦めては右から左へと聞き流し。己の畑を見て歓声を上げるように騒ぎだし、向けられた質問と目の前に突き出された本を一瞥しては眉間の皺を深め苛立ちを募らせ、チッと舌打ちをしては「働くか帰るか、どっちか選べ」トン、と軽い音を立て杖で叩けば相手の足元に転移魔方陣を出現させては、質問の返答では無くその二択を提示し)

375: 皐月 夜 [×]
2017-11-21 07:14:28



人間の呪い師ねぇ…。こっちにはそう言う人多いのかな。
( 生まれ育った日本では占い師は居れど呪い師の存在はそうそう聞かなかった。しかしながら文化の違うこの国には多数存在するものなのかとどうにも歯切れの悪い呟きを落とし、さて次はこの美味しそうな実に関する事だと思った矢先、機嫌を損ねた相手により足元に魔法陣が展開されればギョっとしたように双眸見開き慌てて陣の中から出「働きますッ!」後一言でも余計な事を言おうものなら問答無用で"吹っ飛ばされる"だろう。ビシッと大袈裟な敬礼をした後に小走りで畑の真ん中まで移動しては徐にその場にしゃがみこみ「──何か可愛いね、これ。人間の使う土でもちゃんと育つのかな」最早独り言ととられてもおかしくはない声量でぶつぶつと言葉を落としながら言われた通りにある程度育った赤い実だけを籠に入れつつ、──そのうちの一つをぷち、ともぎ取りまじまじと観察した後にローブのポケットへとしまい込んで )




376: ラウル [×]
2017-11-21 09:51:53



さてな。だが魔法と言う言葉が残っているならば、例え数が少なくとも、占い師や、または巫女や牧師といった聖職者、呪い屋に薬師。名を変え姿を環境に適応させ、どこかに紛れている可能性はゼロでは無いだろう
(外の、取り分け人間に対しての興味が薄ければその実態は本を通じてでしか分からないものの、予想や憶測を重ね。杖では無くカードを媒介として未来や過去を予測するタロット占い、星を視る占星術、舞や祈祷により雨乞いや、または邪気を払い時には魂や自然と交信しその言葉を啓示として発するシャーマン、依頼があれば相応の対価を引き換えにその望みを叶え他者へと悪意をぶつける呪術。今まで蓄積していった薬草の知識を活用する者、姿や形を魔法で変化させ、今ではありふれた職業の中に本物が混じっているかもしれないと己の考えを述べ。「チッ……最初からそうしろ、面倒だ」後一歩で飛ばす口実になったものの、態度を改められてはそれはそれで不機嫌そうに再び舌を打てば魔方陣を掻き消し。「育たんだろうな。必要な魔素が足りんし、土も異なる」呟きに反応しては必要な日光の量や環境を頭に浮かべては首を左右に振り、自分は他の様子を見て行こうかと足を動かそうとするも、目敏く相手の動きに気が付いては「言う事を素直に聞かんばかりか盗みまで働くとは、貴様の親は子への躾を随分と疎かにしているようだな」その行為を咎めるような嫌みと共に鋭く声を飛ばし)

377: 皐月 夜 [×]
2017-11-21 12:34:57



そっか──時代の流れで変化してくんだね。…私は薬草も育てられて、それで薬も作れる魔法使いになる事を目標にするよ。
( 述べられていく考えに実を摘む手を止め相槌混じりに聞けば最終的には"結局"の目標に行き着くらしく、学校を卒業してからの進路を進学でも就職でもなく本気で魔法使いとしての道に決定しておかしくないだろう発言を落とし。それから視線はまたキラキラと輝いて見える実へ。人差し指と親指で優しく摘みぷち、と小さな小さな音をたてて茎から離すその作業は酷く閉鎖的でけしてスリルがあるものではないがお気に入りとなっていればその途中で紡がれた返答に残念そうに肩を落とし「やっぱり普通の実じゃないんだねぇ…。あ、でも此処の土をちょーっと拝借して、私が毎日毎日なるべくたくさんの魔素を集めてあげたら──」一時は諦めかけるもふつ、と泡ぶくのように考えが浮かぶと暗に「どうだ」と問い掛ける視線を送り。盗みとは酷い言葉だ。徐に片手をポケットに突っ込みそこから先程入れた実を再び取り出しては「これは盗みじゃないよ!一粒貰おうって思っただけ!……確認はしてなかったけど…」反論の言葉を前半に、しかし言ってる事はやっぱり盗みと大差ない事もわかっていれば後半はバツが悪そうに呟いて )




378: ラウル [×]
2017-11-21 13:53:11



ハッ、そうか。どうしようと貴様の勝手だ。しかしお前のような人間がそれで食っていけるとは到底思えないがな
(相手の語る言葉は夢だけをただ見つめ、現実味に欠ける絵空事のように思えれば嘲笑うかのようにハッと息を吐き。その道を例え歩いたとしてさして成果は得られず終わる事だろうと予想しては、そんな感想を口から零し。「ほぅ……さらに罪を重ねる気か」真面目に作業を始めたかと思えば此方に向けられた目とその内容に瞳に剣呑な光を宿し。その場に立ち止まったままじっと視線を注いでは反論の言葉をやけに静かな態度で耳を傾け。相手の言い分を聞き終われば次は此方の番とばかりに口を開き「愚か者に教えてやる。確認もせず自分の懐に他人の物を入れる等の行為は、幾ら言葉を連ねようとも盗みであり泥棒とさして変わりはしない」油断も隙もあったものでは無い。許されるとでも思っているのだろうかと、噛んで含め言い聞かせるかのように言い訳は通用しないと伝え。「故にそんな輩が目の前に居る何ぞ俺には耐えられん。喉から手が出る程に欲しければくれてやる。さぁそれを対価に今すぐ帰れ」不用意に他人を畑に入れるのでは無かった。今更ながらに後悔をしては、地面に置かれた籠を取り上げるように掴んで持ち上げ、反対の手に持つ杖をすっと今来たトンネルへと静かに向けては、淡々と冷めた口調で拒絶の言葉を紡ぎ)

379: 皐月 夜 [×]
2017-11-21 14:06:00



最初は副業が必要だろうけどさ、
( 己とて最初から魔法使いの道一本で食べていけるとは思っていない。が、その道を極めれば──と未だ少しの不安もないただ純粋に期待だけが満ち満ちた瞳を向けて。されどその色もすぐ様消える事となるだろう。結果的にまだ底が少し見えるくらいにしか数を入れられていない籠をひったくられ更には帰り道を指し示されればぶんぶんと強く首を左右に振り「今回も全面的に私が悪かったです!」"今回は"ではなく"今回も"と言う言葉を使う辺り少しは今までの行いの反省もあり、手にした赤い実を潰れぬよう静かに地面へと置いた後は徐に両手を前に出して「ちゃんと言われた通り仕事するから籠下さい」珍しい敬語で続けながら相手の顔色を伺って )




380: ラウル [×]
2017-11-22 19:48:03



(掲げていた杖を地面に下ろしては鋭く吊り上げた瞳で、両手を此方に差し出す相手を観察するように見下ろし。持ち上げた籠は思いのほか軽く、チラリと横目にしては然して数の入っていない中身が確認出来。そして珍しく直ぐに非を認め、言葉を改めた声が鼓膜を通じ脳内に入れば、暫し考えるように沈黙で返し。「……次、また馬鹿な真似をすれば飛ばす」一時の感情に身を任せるのは容易だが、相手との邂逅は本日のみ。明日になればまた己の平穏が戻るのであれば、不服な気持ちは胸の奥底に押し込め、さらなる雑用を押し付け利用する事で晴らそうと判断すれば、手にしていた籠を雑に相手に向けて放り投げては返し。再び倉庫に向かえばもう一つの籠を握り先程の木の側に置き「二つ分満たせ」端的に追加の仕事を告げては、今度こそと自分は他の畑へと足を運び)

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