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ある日、森の中(〆)/1130


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自分のトピックを作る
201: 皐月 夜 [×]
2017-09-07 15:59:59



( 感覚的には意識はあるのに未だ瞑想の深い深い底に居てまるでその中心で声を上げているのに体はそれを無かった事にし勝手に動き回っているよう。最初の頃に比べて格段に数の増えた光には目もくれず標的として選んだたった一つを変わらずに追い続け。ややして木にぶつかる一歩手前でその光を見事手の内におさめる事に成功すればまるで憑き物が取れたように漸く立ち止まり。「……あ、ゲット」大切な宝物を壊れないように──なんて言葉がピッタリであろう光を包み込む己の手に視線をやりぽつり、それからその視線を遠く離れた相手へと向ければ「魔法使いさん、捕まえちゃったよ。はい」パタパタと駆け寄り手を広げ。その瞬間に光は風の流れに沿ってまたふわふわと空気中を漂いややして遠く離れて行き。「──きっと魔法使いさんが見てる数なんかよりは全然少ないんだろうけどね、でも見えてるのはもう一つじゃないよ。綺麗だねぇ」その光を視線のみで追いながらどこか感動の滲む声色で言葉を落として )




202: ラウル [×]
2017-09-08 00:21:07



捕まえた所で何になる、俺は魔素を感じろと……はぁ、もういい。貴様自身に宿る魔力は微弱だ、故に周囲からより多くの力を引き出せなければ、たった一つの魔法の行使でさえ叶わん、その感覚を忘れず精進しろ
(相手の追い駆けっこが終わり、両手に包むように捉えた光を此方に向けて逃がせば何をしたかったのだと、瞳を鋭くさせ睨むも、終わった事に口うるさく述べても相手には意味が無いかと思えば途中で切り止め。一先ずは短期間で複数の魔素を感じられるようになった事を良しとし、今後の課題の為に自主練をするよう勧め。「当たり前だ、これは生命や大地、ひいては世界を構成する欠片だ。混じり気の物無い純粋たる物が美しくないはずが無い。──さて、次は……いや、少し早いが自力で歩けるうちに今日は帰れ。次回は課題の一つだった棒切れも持参しろ」綺麗の言葉には、人並みな美的感覚は己の中にもあり、自分が初めて魔素を目の当たりにし魅入られた感覚を思いだしては、遠くを見て瞳を細めて、僅かに口角を上げては同意するかのような言葉を紡ぎ。相手に背を向け歩きながら空を見上げればまだ時間はあるものの、前回や夜の森のように自分の手を煩わせられたくなければ、時間ギリギリまで一気に詰め込むのでは無く余裕のあるうちに帰そうと、相手から一定の距離を取り終われば足を止め振り返り、やっと次の段階に進め、魔法の取得に付き合わされる日々に終わりが見えてくれば内心密かに喜びながら、表情には出さずに上記を述べ)

203: 皐月 夜 [×]
2017-09-08 00:38:45



私が一番初めに感じた魔素とやらを共有しようかなって思ってね。…取り敢えずここから先は自主練かぁ。やっぱり森の中が一番やりやすいかな。
( 結果的に手の中の光は相手に届く事なくまた大きな力の一部となった訳だが、相手の目にも確かにその一つの光が映っただろうと思えばそれだけで満足だと頷き。木にも土にも、もっとを言えば全てが魔素であるとすればその中で数十年を生き、認識して力を借りる事は生きるその軸に微量でも触れる事なのかもしれないとぼんやりとした思いを宿すと同時に控えめに頷いて見せ。されどさぁ此処からだ、と意気込んだ刹那の終わりの発言にはそれこそ納得がいかないと言うように首を左右に振り、「まだ全然明るいじゃんか!二週間も魔法使いさんとお話出来なかったんだよ、後もう少し…せめて30分だけでもいいから此処に居てよ。大人しくするって約束するからー」幾度となくしてきた呼び止めが今回は叶うと思ってはいない。だが言ってみなきゃわからないと言う考えの元で声を上げ、最後の最後には果たして本当に出来るのかも怪しい約束をして )




204: ラウル [×]
2017-09-08 01:46:54



貴様のその感覚は俺にはよく分からん。あぁ、そうだとも。やり方を学んだ後は己だけで何度も復習するのは、学生の身であれば何も魔法に限った話ではないだろ?違うか?……だろうな、貴様等の町は自然が少な過ぎるのだ。
(誰かと何かを共有したい欲求の少ない自分では、その発想自体頭に浮かばす、不可解な物を見るかのように満足そうな相手の顔を見つめ。自主練の言葉には軽く頷き、極めて身近な当たり前の事だろうと問いかけ。自然の中と人工物の入り交じる町では、魔素は変わらず降り注いでいるとしても、うまく循環せず感覚は違うだろうと述べ。「ガキがどの程度で体を壊すのか、俺には加減が分からない。また貴様もこの前は精神の疲れを自覚していなかったのだから、これが妥当だと言えるだろう。それに貴様がどうしようが俺が立ち去れば済む話だと、前にも言っただろうが。──しかし……俺と一体何を話そうと言うんだ?何が好きだ嫌いだと下らん事を口走るようなら、容赦無く吹っ飛ばす」自分の言葉に相手が駄々を捏ねれば、早く終わらせたい反面、もし体を壊されでもすればその日が遠退くと、誰かにしっかりと物事を教えた経験も少ない身の上であればこそ、多少の遠回りが近道に繋がると信じ、実例をもとに説き伏せるかのように理由を話してみせ。相手が果たせるかどうか怪しい約束には納得しないものの、何か話す事があるならば興味があるのか、持ち前の知りたいと言う知的欲求が顔を出せば、杖で地面を小突き相手の足元に魔方陣を展開すれば、何時でも準備は出来ていると脅しながら、言葉だけでは分かりづらいが告げられた要求にチャンスを与えるかのように、すぐには魔法を行使せず相手の出方を伺うように顎を上げ、静かに見下ろしながら視線を向けて示し)

205: 皐月 夜 [×]
2017-09-08 02:07:04



だって魔法使いさんは私の先生なんだから。──そうだね、魔法使いさんの言う通りだよ。私は学生だから習った勉強の復習をしなくちゃならない。でも学校の授業なんかより何倍も今が楽しいんだ。
( 己を見るその目が理解不能である事をひしひしと物語っていれば理由になっていない説明を一つで自己完結させ、予習だ復習だと学校に足を運べば毎度のようにそれこそ耳にタコができるくらい言われて来た言葉を思い出しては首を一つ縦に動かすも、果たして実践だからか、それとも自らの興味の対象のド真ん中を行くモノだからか、出された宿題もこれから行う復習も全く気が重いとは思わずに。三度目になる魔法陣の召喚にはもう慣れたもの。足元に一度視線をやりそれを確認してはその視線を目前の相手へと向け直して「今回は何か大丈夫そうなんだ。体力もまだまだ残ってる感じがちゃんとわかるからねっ。、と!ま、待って今考えるから!」何処から来る自信なのか、まだまだ有り余るエネルギーが体の中を流れているのだとやけに強く主張するも、こんな時間のない脅しは生まれてこの方経験した事はないと言うもので、下手な事を口走ってまたあの日の二の舞になるのはゴメンだと混乱する頭で考えた結果、「──と、取り敢えずこのローブどうかな?魔法使いさんとお揃いが欲しくて、漸く似てるの見付けられたんだよね」口を付いて出た言葉はやっぱり"らしい"それこそ相手からしたら下らないに分類されるだりうもので )




206: ラウル [×]
2017-09-08 10:56:19



そうか。道楽よりも己の将来に通ずる道である本分を真面目に全うしろ、ガキ
(よく分からない説明には理解する事を放棄し軽く流し。今が楽しいと生き生きと語る様には、学校の課題よりも此方の宿題に熱を入れる相手の姿を頭に想像しては、一つ魔法を覚えた所で生きていく上では人間では役に立たないだろうと、素気ない言葉で返し。「貴様の言葉は信用に値しない」何やら自信満々に自己分析を述べる言葉には聞く耳を持たず、胡散臭そうにばっさりと切り捨て。「は?どうでもいい。……まさか貴様は俺が貴様の着る服何ぞに興味を持つとでも本気で思ったのか?それとも似合っているとでも称賛され、一人悦に入りたかったのか?」相手が焦りながら考え絞り出した答えは、自分にとって実に下らないものであり。何を考えての問いだったのかと白い目を向ければ息を短く吸い、魔方陣に魔力を注げば相手の足元は輝き始め。これ以上己の気を引く言葉を相手が紡げなければ、問答無用で魔法を実行する事だろう)


207: 皐月 夜 [×]
2017-09-08 12:10:14



興味のある分野の方が上達も早いってモンでしょ。
( 今この段階で果たして上達が早いかどうかを見極める事は自身ではとても出来なく、また相手に問うた所で素直な返事が返ってくる事もないだろうが、机に向かってやれ数学だ、やれ歴史だとやっているよりは何倍もいい感じに進んでいるのだと自負し。バッサリと切り捨てられた言葉には自分で自分の性格をわかっている分最早苦笑いだけで止めて。「ち、違う違う!今のは間違い!」称賛の言葉が貰えるとも思ってはいないが案の定足元の魔法陣は光、次間違えれば問答無用で家へと送り届けられるだろう感がひしひしと伝わってきているのならば相手が興味を示す話題は何なのだろうか。「──ッ、薬!そう、薬!魔法の勉強だけじゃなくて薬草で薬も作りたいんだ、だから薬草の話がしたい!人間が使ってるこの前わたした錠剤とは違う種類のやつまた持ってくるからさ!日頃のお礼も兼ねて」結局追い詰められた状況の中で開かない瓶の蓋をこじ開けるかの如く無理矢理に絞り出したそれは、相手が己と出会った中で唯一興味を示した錠剤の話題を挟んだ話題であり )




208: ラウル [×]
2017-09-08 21:03:25



今までのは出来て当然の基礎であり、むしろ遅いくらいだが……はぁ、バカに何を言った所で無駄だったな
(自信あり気な様子を一瞥しては、これまでを振り返り早く先に進めるべくとりあえず合格とした点や、罰の期間を含め同族の子供と比べても出来は悪いと述べ。此方にばかり時間を割いては困ることになるぞと忠告したつもりの言葉も、効果が無いようであれば片手でこめかみを押さえため息をつき。「そんなもの独学で学べ。契約に縛られてさえいなければ、何一つ知らないであろう貴様に、また基礎から教えてやるつもりは毛頭無い」次に紡がれた言葉は、また己が相手の面倒を見る羽目になる可能性の高い話であれば、付き合うつもりは無いと、眉間に皺を寄せたまま首を左右に振り断り。「ハッ、一度使った手が二度通じると思わない事だな。あれには概ね満足した、もう必要無い。あぁ、バカに付ける薬があるならば話は別だがな。では──……『吹っ飛べ』」最後に述べられた薬の話は、形状こそ目新しかったものの、その効果は魔法薬で事足りる物であり。今は改良に手を加えているがそれ以上進める気は無く、似た物で釣れると思ったのならば考えが浅はかだと嘲笑い。終わりにわざとらしく相手を指差して言葉を続けた後、呪文の言葉を紡いでは、それに呼応するかのように光が相手を包み込み──人目のある時間を考慮しては、人通りの少ない町外れに、前回よりも少しばかり高い位置に魔方陣を展開させては、そこへ相手を強制的に転送させる事だろう)

209: 皐月 夜 [×]
2017-09-09 04:53:26



魔法を感じた事もない人間相手なんだから少しくらいは大目に見てもいい所でしょ。
( 自らの中ではなかなかに頑張っていいスピードで習得して行ってると思っていたがどうやらそうではない事を今になって知り。若干の落胆のようなものこそあれどそれで酷く立ち直れなくなる事も魔法を諦める事にも繋がらなければ何処か開き直ったような言葉を返して。薬草の話も錠剤の話も駄目。とすれば次は──とそう都合良く行けるはずがない事は最初からわかっていた事。魔法陣の光は消えるどころか己を包み込みそれと同時に聞こえたのは相手のやたら短縮化された呪文の言葉で、「〜〜ッ!!!」ギュッと強く強く瞳を閉じた刹那、次に来たのは二週間前よりも強い痛み。声にならない声を上げつつジンジンと痛むお尻を片手で摩っては「あんの鬼!!」何て暴言を吐き落ちた鞄を拾い上げそのまま怒りやら悲しいやらの様々な感情を胸に荒々しい足取りで以て家へと帰り )




210: ラウル [×]
2017-09-09 07:32:26



よし、帰ったな
(無事相手を転送魔法にて送り届ければ、口角を上げどこかすっきりとした面持ちで館へと踵を返し。「……は?何だか最近楽しそうだと?そんな訳あるものか。焼き鳥にされたいのか貴様は」出迎えに来た使い魔の梟が此方の顔を見て不思議そうにすれば、不愉快そうに眉間に皺を寄せ睨み。相手に煩わされるよりも、一人で静かに暮らしていた日々の方が良いに決まっていると首を振っては否定しつつ、ふと次は何時来るのか聞いていなければ使い魔に指示を出し。その後は書斎に籠り、読みかけの本に目を通してから頃合いを見ては眠りへとつき)

211: 皐月 夜 [×]
2017-09-09 12:26:43



( 何時だって家に帰ってまず一番最初にする事は窓辺に飾った緑色の花の水を取り替える事。それは今日とて変わる事はなくやる事を全て済ませた後は部屋に閉じこもり、空気中に滞在するたくさんの魔素をより多く、強く感じる事が出来るよう瞑想に励み。──朝。ボサボサと寝癖の付いた髪の毛を手で撫で付けてから今日は棒切れが必要だったのを思い出すとそれとスマホ、それから魔法冊子に一階の食品棚の中にあったサプリメントを鞄に押し込み昨日と同じローブを羽織つつ家を出て。朝特有の澄んだ匂いは森に入れば余計に強くなると言うもの。あぁ、やっぱり此処が好きだ。と改めて感じた気持ちのままに奥へと歩みを進めて行き「魔法使いさんおはよー!言われた木の棒ちゃんと持って来たよー!」鞄に突っ込んだ棒切れを取り出し高々と掲げては、いつもと同じようにして姿の見えぬ相手を呼ぶために声を張って )




212: ラウル [×]
2017-09-09 13:54:47



聞こえている、静かにしろ
(使い魔の知らせを受け、寝床からのろのろと起き上がれば冷水で顔を洗い、黒いローブは変わらないが着替えを済ませ、パンに生野菜とハムを挟み、それに栄養を補給する魔法薬と言う簡単な朝食を手短に取っては館から外へ、相手の居る方角へと歩を進め。やがて自分を呼ぶ声が聞こえればしかめっ面を浮かべながら、茂みから現れ言葉を返し。「今日は漸く本題に入る、まずは手本を見せるので魔素の動きに注意してよく見ておけ。あー……確か──全ての力の源よ 風よ 我が元に集いて舞い上がれ 『ウィンド』」面倒臭そうに今日やる内容を軽く話し、手に持ってきていた本を一冊地面の上に置いては距離を取り。そのまま杖を本に向け、もう片手でこめかみを人差し指でトントンと叩けば、やや間を空けて普段は省略してしまう呪文詠唱の言葉を思いだし、声に出して唱え。すると空気中に漂っていた風の魔素は、詠唱に呼応するかのように杖に吸い寄せられ集まっていき、大きな一つの塊となり淡い緑色の光を放ち。一定の量が溜まったのを見計らい締めの言葉を紡ぎ魔法を発動させれば、杖に集められた魔素が本に一直線に向かって行き、その周りを包み込むようかのように広がり。自分が杖を下から上に向けて掲げれば、その動きと同じく本はやがて空高くへと舞い上がって行き)

213: 皐月 夜 [×]
2017-09-09 15:10:36



魔法使いさん!危うくお尻の骨折れる所だったよ!
( 茂みの奥から姿を現した相手に掛ける言葉の一番はもう決めていた。吹っ飛ばされる度に高さがどんどんと高くなる現状に流石に抗議をしなければ骨折になると声を上げるも、杖と本を取り出した相手が何やら始めるような事になれば表情は一変、好奇心に満ち満ちた幼いものになり。「ッ、」紡がれる呪文詠唱の言葉はけして大きい訳ではないものの森に良く響きすんなりと耳に届くように感じて、それと同時に無数の魔素が杖に集まりそれが本とを繋ぎ物体が空中へ浮く様を確かに目撃しては本を追うようにして空を見上げ。「凄いよ魔法使いさんっ!本当に浮いてる…。これって私からしたら物凄く感動に値する事なんだよ」首が痛くなるのも厭わないまま、初めて見たその光景を目に確りと焼き付けるようにして凝視した後は胸に宿るドキドキとした感覚、触れたいのに触れられないもどかしいような感覚、早くやりたいという焦る気持ち、そんな色々な感情を相手に伝えたいのだと懸命に言葉にしつつ、持っていた木の棒をギュッと握り締めて )




214: ラウル [×]
2017-09-09 19:20:18



貴様がすんなり帰らないから強行手段に出るはめになるのだ。それに怪我をするギリギリの所で手加減はしてやっているだろ?
(駄々を捏ねた相手に非があると文句には文句で返し、相手がまだ尻餅程度の痛みで終わっている事を指摘してみせ。「だろうな。魔素の流れが見えると見えないとでは、世界が変化し、例え同じものでも感じ方が段違いであろう」出会った当初に契約書を浮かせた時と、修行をして視野の広がった今との見え方に違いがあるのは当然だと頷き。杖をさらに真上に持ち上げ、注いでいた魔力を切れば魔法は解除され、それと同時に集まっていた魔素の塊は膨らんでいた風船が割れるように弾け、自然の流れに再び戻るかのようにあちらこちらに散らばっていき。そして支えを失った本は、そのまま重力に従い落下していくも、それを片手を伸ばし難なく受け止めてみせれば、ローブのポケットにしまい。「まずは今と同じ事を貴様も真似てやってみろ。その反応を見て、魔力の集め方や込め方、タイミング等、何が不足しているのか一つ一つ突き止め、解消していく。本は教科書を使え。杖は、用途も何も知らず無意識に手に取ったその棒切れが、貴様に適した杖の代用品となる」同じ呪文を唱え、反応はあるのかどうか。また、どの程度魔素が動き、引き寄せられるのか等を見て今後の指導方針を決めると述べ。様々な感情の浮かぶ相手の瞳を一瞥し、強く握られた棒切れを自らの杖で真っ直ぐ指し示しては、万が一の為に用意させていた物について説明し、それが終われば杖を再び地に下ろし、相手が動き出すのを静かに待つ体勢に入り)



215: 皐月 夜 [×]
2017-09-09 22:06:23



う…それはまぁ、確かに。
( すんなりと帰らなかった事も怪我をしていない事も事実であればそれ以上の反論の言葉を紡ぐ事は当然出来ないと言うもので、むむ…と悔しそうに表情を歪めつつそれでも肯定するように一つ首を縦に動かして。「綺麗だね、本当に。こうやってたくさんの所にある魔素から力みたいなのを貰ってそれと共存してるのってさ、何か──いろんな意味で自然って感じるよ」己が今まで見てきた世界はこんなにも眩く美しいものであったのかと普通に生活していれば気が付く事の出来なかった事実に、下手くそで低い語彙力ながらもとにかく感動しているのだと言う事だけは伝わってほしい気持ちでいっぱいで。空中浮遊していた本が魔素の力が無くなった途端に落下し、そうしてそれが相手のローブのポケットの中へとしまわれる様を最後まで見詰めては言われた通りに鞄から魔法冊子を出し近くの切り株の上へと置きつつ、握り締めた木の棒に一度視線を向け決意したように一つ頷き。「えーっと…──全ての力の源よ 風よ 我が元に集いて舞い上がれ『ウィンド』」相手の言葉を思い出し木の棒を真っ直ぐに本へと向け呪文を唱えれば先端には確かに微量の魔素が集まりささやか程度の光を放ち。しかしながらそれだけで本が浮くはずもなく、無機質な物のままであり続ける冊子を暫し見詰めては「…あんまり上手く集まらないよねぇ。集中力が足りないのかな?」とぽつり呟きつつ棒切れを持っていない手の指で頬を軽く掻いてみせて )




216: ラウル [×]
2017-09-10 12:50:47



正確には貰い受けるでは無く、一時的に借りているだけに過ぎん。そしてその代償に己の魔力を魔素は吸収し、糧とする。そうして循環しているのだ
(相手が自分の主張を肯定すれば、フンと鼻を鳴らして返し。目の当たりにした光景に言葉を重ね感動に浸る様子には「そうか」と短い相づちを打ち、その後細かい部分の訂正を述べ。「まぁこんな物だろ。集中力も問題も一つだが、魔素を集めるには、まず内と外に向けていた意識を同時に強く行う必要がある。貴様が言っていた温かいものを膨れ上がらせ、それが人間の言う所の磁石のように引き寄せる、または手となり魔素をかき集める、協力してくれと呼び掛ける、後は……羽虫の印象が強いなら、奴等の好きな香りや物となり自ら此方に望んで向かってくる等のイメージを外に向けて発信してみろ」微弱な反応には対して期待していなかったとばかりに軽く頷き、幾つか案を述べては内と外に目を向けて意識を変える必要があると説明し、もう一度やってみろと顎を上げて示し)

217: 皐月 夜 [×]
2017-09-10 13:30:43



じゃあ互いにOKって訳だ。うんうん、これで心置き無く拝借出来るってもんだよ。
( 此方が一方的に貰い続けるだけではなくちゃんと循環しているのだとわかれば元から無かった遠慮が更に無くなり何の問題もないと言うように何度も何度も首を縦に動かして。「内と外の同時か。今まではどっちか片方だけだったからまだ何とかなってたんだねぇ」その言葉からこうなる事は予想していたと言わんばかりの気持ちを予測してしまえば苦笑いを浮かべる他なく、内と外との両方に気を向ける事の何と難しい事かをしみじみと感じ。されど紡がれるアドバイスは的確な物。己がイメージしやすい妖精の好みと言えば真っ先に思い浮かぶのはあの日幸せそうな笑顔で食べていたチョコレートで、出来そうな気がすると一つ頷けば再度魔法冊子へと木の棒の先を向け同じ呪文の言葉を紡ぎ。そうすれば先程ぴくりとも動かなかった本は本当に本当に僅か、切り株から浮き上がり。「ッ、見て!見て魔法使いさん!浮いた!」それを目の当たりにし興奮したように相手に顔を向けた時には集中力その他様々な物がぷつりと切れたようで、本はまたぽすりと切り株の上へとその位置を戻して )




218: ラウル [×]
2017-09-10 17:10:41



貴様の場合、一日に使用できる魔力は平均以下だ。そう何度も借りられると勘違いしない事だな
(心置きなくの言葉にピクリと反応すれば、自覚しているのか疑問である相手の魔力量について述べては、調子に乗るなよと苦言を呈し。「その通りだ、よく分かっているでは無いか。──……は?今のが、か?1cmも浮いてないでは無いか、あれは持ち上がった部類には入らん。もっと丁寧にイメージを固め、時間を掛け今の倍以上魔素を集め込んでから終わりの言葉を紡げ。集中力もまだまだ足りん。感覚を忘れぬうちにもう一度だ」片方ずつだったから成功していたの言葉には深く頷き。相手がイメージを固め再び呪文を唱えれば、自分の言葉は功を奏したのか無反応の先程よりかは、目を凝らしてさえいればほんの僅かながら反応があったと判断できるも、瞬きするまでも無く力と集中力が分散に、魔素が辺りに離れていけば呆れた眼差しを向け。大喜びの相手に対し褒めるでも無く、首を左右に振って冷ややかに否定しては、あれもこれも足りないと指摘し、杖で地面を叩いては早くも次へと促し)

219: 皐月 夜 [×]
2017-09-10 21:58:36



え、借りられる上限とかあるの!?…何かシビアだね。
( まさか借りたい時に好きなだけ借りれるものでは無いだなんて。当たり前と言えば当たり前だがそんな知識も勿論持ち合わせて無ければ驚いたようにぱちぱちと瞬きを繰り返し。確かに相手の言う通り浮かんだとも呼べぬくらいの僅かすぎる浮遊ではあったかもしれない、が。「ちょっと位褒めてくれてもいいじゃんか。褒めて伸ばす事も大切なんだよ」それでも切り株から離れた事は自身にとってとても大きな達成感を味わえるだけのもので。全く感じられない優しさにブーブーと文句を垂れながら不満である事を体いっぱいで表現するように片手に持つ木の棒をクルクルと回し。されどあんなものじゃまだまだな事は当人が一番良くわかっていると言うもの。今一度大きく息を吐き出しては回していた木の棒の先端をビシッと本へ向け「全ての力の源よ 風よ 我が元に集いて舞い上がれ──」魔素が集まって来る感覚…それを集める感覚…そうして力を貸して欲しいと願う気持ち…ギュッと瞳を強く強く閉じてそれらを感じれば棒の先に集まる魔素は先程よりも遥かに多いものになり、そこから繋がるようにして本にもまた魔素が集まったと感じてはパッと瞳を開けて。「"ウィンド"!」言葉が弾けるようにして空気中に飛散すると同時、くい、と動かした棒に釣られるようにして本もまた宙へ──5cm程浮き上がればぱぁっと表情明るくし、次は相手に視線やる事なく更に、と棒の角度を上へ上へと上げて行き )




220: ラウル [×]
2017-09-10 23:32:19



代償は己の魔力だと言ったでは無いか、払うものが無くなれば借りれはしない。話を聞いていなかったのか?
(何故そこで驚くのか理解出来ないと眉間に皺を寄せては、先程の己の言葉を繰り返し。「伸びなければ困るのは望みの叶わない貴様自身だろうが。未熟な点について助言してやっているだけ有り難く思え」正当な評価を求める相手の言葉には煩そうに反論し、何も言わないよりはましだろうがと鋭い眼差しを向け。今一度本に向き合い、相手が一つ一つを意識して紡がれる言葉に魔素が徐々に集まり始め、周囲には心地よい風が肌を優しく撫でるように吹けば僅かに目尻を緩め、静かにじっと見守り。やがて最後の言葉に魔素が答えれば、今度は浮き上がったと認めて良いと内心で思いつつ、さらに少しずつ本が浮かぶ高さが増していけば視線で追いかけ、相手の集中を途中で乱さないよう無言のまま、どこまで出来るのかを見届けようとし)

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