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銀河鉄道の夜 / NL,ML,GL / 指名制/56


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自分のトピックを作る
4: カムパネルラ [×]
2024-01-31 22:18:58




>「長らくお待たせいたしました。乗車のための切符は用意していますか?」



>「やっと会えるねジョバンニ!。きみに会えるのをずっと楽しみにしていたんだ。」




>「ただいまを以て受付開始。」




5: カムパネルラ [×]
2024-02-01 17:57:56



○ 世界観 ○
>1

〇 提供 〇
>2

〇 好み / 萎え 〇
>3

興味を持っているなど質問やご相談だけでも受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。


>只今の時間よりリアルタイム交流、反応が可能です

纏まった時間を作れたのでこれよりリアルタイムの反応が可能です。
もし少しでも興味を持って下さった方がいらっしゃいましたらお気軽にお声かけください。




6: 宮守 弓羽 [×]
2024-04-04 19:50:32




名前 宮守 弓羽 (みやもり ゆみは)
性別 女
年齢 19
外見 薄墨色の腰までの髪の毛は時間をかけて手入れされており、萌黄色の大きな目にはマスカラが煌めく。すっと通った鼻筋と、かたく引き結んだ唇は、意志の強い印象を与える。身長161cm。何がとはいわないが小さい。気にしているとか。髪に合わせた薄墨色のミニドレスと、薄いストッキングに3cmのローヒールを着用し、頭の左に小さな黒いリボンを結んでいる。
性格 常に完璧を追い求め、理想に近づく為に死に物狂いで行動する。親に厳しく育てられた反動か、業界人などにはしっかりと礼儀礼節を重んじ慎ましやかだが、それ以外の人には思った事をずけずけと言う。だが、その時も体に染みついた所作はとても丁寧。お嬢様言葉で喋り、声も大きい。自分を「人の上に立つ身分の者」と自負しており、何か能力を持った人間が不当に評価されるのを許しはせず、ストレートに褒める。しかし、一般家庭の生活に憧れる気持ちも強い。自分の努力を認められた時が何よりもうれしい。
備考 国内でも一、ニを争う財力を持つ、男尊女卑が色濃く残った古い家の長女。幼き頃から勉学・スポーツ・礼儀作法・教養・そして帝王学を叩き込まれ、完璧な淑女たれとと育てられた。両親に褒めてもらえた経験はほとんど無かった。そして帝王学を学びながらも、最終的には親が決めたよく知りもしない誰かと結婚させられてしまうことは分かりきっており、そのことが嫌でしょうがない。家の発展に尽くしたい気持ちと板挟みになっている。


>>前スレ 225から
>兎座

気が変わることなんてありませんわ。わたくしは恋なんてすることありませんの!体験することないものだから貴方に聞いたのよ!……それが恋なんですのね。聞かせてくれてありがとう。貴方とのお喋りは楽しいわ。優しい笑顔も好きよ。わたくしも兎と今同じ気持ち。でも、わたくしのこれは恋じゃないと思いますの。兎にとってはこれが恋でも
(落ち込んだ顔も見せずに聞こえる笑い声にますます腹を立ててため息をつく。たとえここで兎が好きだったとしても、自分はノーを口にするだろうが、今はそうではない。自分には本当の恋とはどんなものかわからないけれど、これはきっと違う。弟妹に向ける親愛や、こちらもあまり体験したことはないけれど、恐らく友愛のような好意だ。こうして兎と話せたことが嬉しい。それだけ。言い聞かせるように目を閉じて、自分の思考を反芻する。兎だって、そうではないのだろうか?その感情は恋と勘違いしているだけなのではないか。でも、相手の感情を否定するのは推測で否定するのは流石に良くない。横目でちらりと相手を見ると、いつもの笑みで自分を見つめている。その笑顔を見ると、やはりさっきの発言の根本を否定するのは良くないと、ただ自分が相手に恋をしているわけではないことだけを横を向いたまま静かに伝える。そうして再び黙りこくると、顔に触れられた感覚がして、何か言う前に正面を向かされる。雪うさぎのような白髪と赤い瞳の、端正な顔が視界を埋め、思わず心臓が跳ねる。やめなさい!と言おうとするが、甘えたように顔が見たいと言われると、愛くるしく、自分も先程無許可で触ったのを思い出して何も言えなくなってしまって。……これもきっと、きっと恋ではない。浮いた感情は取り除かなくては。平常心に努め声を出す。)
……わかりましたわよ。へそを曲げてごめんなさい。


(/長く期間を空けて交流を止めてしまっていて申し訳ありません。前スレでお話させて頂いてた者です。受験期だと伝えた時、暖かなお言葉をかけて下さって本当にありがとうございました。おかげで受験校全てに合格することができました!本当に戻ってくるのが遅くなってしまいましたが、もしまだトピ主様が弓羽ちゃんとの会話を楽しんで頂けるようでしたら、ぜひとも交流させて頂きたく思います。)



7: 兎座 [×]
2024-04-04 21:26:51



>宮守

そんな風に言いきらないでよ。どうせだったら僕を好きになる……"かもしれない"って言って欲しいな。
( 拗れた紐を解くように淡々と丁寧に説く彼女の考えを受け止めて、長い耳の先が少しだけ揺れた。その上で今の自分と彼女の感じている事が同じならそれで十分じゃないか、そんな風に前向きな受取をして。掌で触れた頬はふわふわと柔く男性の頬とは違った事が楽しくて、名残惜しいが触れていた掌を自身の元に戻すと背もたれに深く背中を預けて体から力を抜き。口を閉じて黙ったまま正面に座る愛らしい姿を見つめて。作り物のように美しい姿を前にしてはまるでお人形さんだと思う。すうっとひと呼吸分の酸素を吸い込めば冷静さを保つ為に一拍を置き、「 ユミちゃん、この夜が終わっちゃったら。……どれだけ会いたいって願っても、僕たちはもう会えないかも。 」意図的に寂しがっているのを装うのか。それとも本心からか、困ったように眉頭が寄せられて眉尻を落とし。自由に活生きる自分だから何かに縛られる対象的な彼女に送れるアドバイスを送り。 )だから僕はね、後悔しないように生きるんだ。ユミちゃんも一緒だよ、絶対なんて決めないで後悔ないように生きなきゃ!折角の人生がもったいないでしょ


( / お久しぶりです!何よりもとても嬉しい御報告を聞くことが出来て自分の事のように嬉しく、すぐにこの気持ちを伝えたくて早いお返事を失礼致します…!
何よりも本当におめでとう御座います!!背後様の努力と頑張りが結び、結果として現れたのだと思います。
弓羽ちゃんとのお話がとても楽しいお時間ですので、こうしてまたお話できることがとても嬉しいです。今後も私生活を一番に、無理のない程度にて弓羽ちゃんとお話が出来ればとても嬉しい限りです。
この度は受験の合格本当におめでとう御座います!失礼の多いカムパネルラですが今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。 )



8: 宮守 弓羽 [×]
2024-04-07 19:37:21



>兎座


……そうね。可能性はあるかもしれないですわね。1%にも満たない程だけれど。
(どこまでも前向きな返答に力が抜ける。声を荒げて怒っても相手には暖簾に腕押しのようだ。ため息をつきながら渋々と言ったふうに完全に否定はしない答えを返す。どちらが熱かったのかわからない、接していた熱が離れる。赤い瞳から送られる視線が、少し落ち着かない。この真っ直ぐ見つめて、何もかもを吸い込んでしまいそうな目になかなか慣れない。自分は何も恥じるべきことをしていないとは、思っているけれど。気になるものの背筋を伸ばし何か特別視線に言及することはせず。短い静寂は、相手の呼吸音で終わり、その次に出てきた言葉と珍しい顔に気持ちが陰る。そうだ。この一夜の巡り合わせが終われば、またいつもの日々に自分は戻る。寂しい。でも、それを選んだのは自分なのだ。唇を噛み、何か言おうとする。が、それは再び相手の声にかき消された。________星。この窓の風景に負けない、楽しげに煌めく一瞬の星。そんなものを、見たようだった。爽やかに吹き抜けたのは、単なる隙間風か晴れた心が産んだ幻か。あまりにも自由な彼に、自然と破顔してお礼を言う。この銀河鉄道は、とても良い場所だ。真実はどうあれ、今はそう確信する。)
貴方は……すごく、綺麗ね。フフ、フフフ、ごめんなさい、何だか笑ってしまうわ!素敵な言葉をありがとう。私、そうね、更に思慮を巡らし自分を磨いて、必ず後悔だけはしないようにしますわ。この宮守弓羽の名にかけて!




9: 掲示板ファンさん [×]
2024-04-09 05:18:07

◯ 身分証 ◯

【名前】 ルイ

【性別】女

【年齢】20代前半

【外見】
よく手入れの行き届いた艶やかなプラチナブロンドの髪は腰ほどまでの長さ。毛先にかけ緩やかに描かれたウェーブは生来のもの。センター分けにした前髪はやや長く、根元が立ち上がり耳に向けて流される。毛髪同様に眩く、影を落とすほど長く豊富な睫毛が囲むのは、澄んだ青色の猫目。小ぶりな顔の輪郭に、きめ細かに透き通った白い肌。通った鼻筋に薔薇色の?、ぷっくりと形の良い唇。輪郭の整った端麗な横顔は色素の薄さも相まって美麗に違わぬ儚さを引き立てる。左副乳付近には小さな黒子が存在する。身長は153㎝。やや小柄で華奢な肩幅だが、ウエストが細く女性らしく扇状的になよやかな身体のラインが際立つ。キャミソールタイプの膝丈ほどの白いネグジェを着用。胸元部分にはリボンが付いており、レースの刺繍が施される。その上からサテン生地のガウンを羽織る。足元には何も履いておらず裸足。

【性格】
感受性の豊富さを代償に、感情表現にやや欠落の見られる女であった。少しの反発精神を核に、冷静沈着で肝の座った人物ではあるが、実のところ内面は脆く繊細。以前は、足りない其れ等の表現を絵に描き出すことで発散していたが、記憶を失くしてからは絵が描けないでいるため特に弱い面が顕著に窺える。また、それに付随し感情表現も徐々に現れ始めているよう。指図を嫌う平和主義者であるも、強引な者や圧力には専ら弱い。箱入り育ち故の素直さや従順性は時折他人の手中に嵌まりやすくも、悪意には人一倍敏感。特に初対面の人間には警戒心が強い。生来、並外れた観察眼から人を見る目には長けており共感覚を持つため独特な比喩表現で物を語る。他人の愛に飢えていながらも、享受する勇気はなく、自己防衛に偏りがち。幼少期の孤独を抱えたまま大人になったような、そんな女である。

【備考】
元々はフランスを拠点に、10代の頃より類稀なる絵画の才能で世界に名を馳せた画家。両親共に政略結婚の裕福な家柄に生まれるも複雑な家庭環境は冷め切っており、虚弱体質と隣り合わせの幼少期を送った。度重なる親族からの冷遇が現在の人格形成に深く影響している。
女の作品は一見、どれも名だたる印象派たちの画風にも似た美しい風景画に見えるが、見る人によっては並々ならぬ情の色が蠢く作品となっているよう。一般の目には理解し難いその領域は、同じ情を抱いた者にしか視ることができず、とある専門家によれば特に"青色"にその犇めきが窺えるとか。
目覚めた際、自分が何者であるのかほとんどの記憶を失っていた。かろうじて覚えていたのは"ルイ"と、なんとなくそう呼ばれていたという事と、何かとても恐ろしい体験をしたという事のみである。また、女の席の隣には真っ白なスケッチブックと一本の鉛筆が共に置かれていた。仕組みは謎だが大切な記憶を1つ思い出す度、当時の感情を筆へ乗せた絵画が其処へと浮かび上がるよう。

【ロルテスト】
(夢を見ていた。冷たく暗い海底に、鉛のように重くなった体がゆっくりと沈んでいく。遠くで誰かが何かを呟いているようだが、水音で上手く聞こえない。苦しくて、必死に助けを求め、伸ばし?いた両の手。けれど相反して、?けば?くほどに沈んでいく体。やけに首元を締め付ける不快感で上手く声が出せず、悲鳴など出るはずもなくて。悲しみも、微かな絶叫も、全てが泡沫に漂いほどけて消えてゆく。酸欠で浮ついた脳髄が、緩やかに世界との繋がりを断つ。意識が次第に遠のいて、視界を埋めていたはずの全てが面影に変わる。溺れ沈み、停滞し諦め。楽になってしまえば最後にただ一言。「すまない…」と、涙を呑んだような誰かの囁きが鼓膜に響いては長い悪夢から女は目を覚ます。???閉じ合わせた金色の睫毛を震わせ、ゆっくりと瞼を開いた。刹那、青い瞳より一筋の涙が女の白い?を伝う。何か肝心な夢を見ていたような。そんな気がするも、思い出せはしない。窓際へと預けていた体に心地の良い揺らぎ。此処が列車の中であることに気がつくも、異質な存在感を放つ目前の人物へと視線が無意識に吸い寄せられた。)

【指名】蠍座さん、もしくは烏座さん

(/今晩は、初めまして。幻想的な世界観に魅了された者です。是非参加をしたいと思い…気がついたらこの子を作っていました。刺激的な蠍座さんのことが気になり指名させていただきましたが、この子との相性などを考えた上で難しいようでしたらお申し付けくださいませ。また、修正点等ありました場合も同様にお申し付けくださいませ。できれば長く同じカムパネルラ様との時間を過ごしたく思います。至らぬ点もあるかと思いますが、どうかご検討のほどよろしくお願いします。)

10: 兎座 [×]
2024-04-09 17:58:50



>宮守

……………ユミちゃんは面白い女の子だ。(小鳥が歌うような囀る笑い声が耳に届き、あまりにも自然で繕うことの無い等身大の彼女の笑顔に目を奪われる。二つの真赤な眼球が硝子玉のように透き通り、彼女の姿を見詰めるとその姿が鏡の代わりに反射して。それ程までに彼女の事だけを己の世界に存在させれば長い睫毛がそんな双眸を隠してしまう笑顔をにっこりと見せて独りごち。だからこそ余計に残念になり、名残惜しい。笑顔が素敵で、賢くて、まだまだ成長を残した幼い彼女を傍に置いて見届けたいと浮かぶ我儘な思考を読み取るように車内にはもう間もなく銀河ステーションに到着するというアナウンスの音が響いてしまった。わかりやすく残念だと言うのを表情や雰囲気に出しながら、無邪気な子猫のように名前を呼んで。「 ユミちゃん。……残念だけど続きはまたいつかの夜かな。 」このまま時間が止まってしまえば良いと願えども叶うことはなく、横目で窓の外を一瞥。夜空と星の煌めきとは違う瞬く程の明るさに小さなため息をひとつだけ落として。少しの余所見も勿体ないと横目に外を見ていた瞳はもう一度正面に向けられて、当然のように次回を約束する声を呪いのように刻み。汽車は停車し、乗客の乗り継ぎを待つ短い時間に変わる。浮かべる笑顔は男性らしさを残しつつもあざとい笑顔で小さなお願いを彼女に与えてから見送るためにばいばいと手を振って)次に会う時は白のスカートを履いてきて。白は僕の色だから。


( / お世話になっております!弓羽ちゃんの可愛らしさに兎座共々ときめいておりました…!キリが良さそうでしたので一度回収とさせて頂きます。次の交流でしたがご希望のカムパネルラなどいましたでしょうか!未交流のカムパネルラでも交流有りのカムパネルラでも遠慮なくご指名ください。)



11: カムパネルラ [×]
2024-04-09 18:14:10



>ルイ様、PL様

( / 先ずは当トピックに興味を持ってくださりありがとうございます!娘様のとても素敵なプロフィールを読み込ませて頂き、指名が蠍と烏と言う癖の強い2人だったこともあり先に背後からのお声掛けを失礼致します。ルイ様のプロフィールにある平和主義、繊細と言った単語から推測するにどちらかと言えば控えめで消極性のある性格なのかなと読み取っており、そうなると指名にある蠍と烏では相性があまり良くないかもしれません…!どちらも大人しいよりも気丈で跳ねっ返りの強い方が興味を持ちやすく、友好的かなと思いました…!とは言え交流をしてみなければどう進むかがわからないので試しに交流を行うことは勿論可能です…!ただ、同じカムパネルラとの時間を長く、との希望が有りましたので状況によってはそれを叶えられない可能性があると思い、その旨を先にお伝えさせて頂ければと思います。また、危険度の星が多いカムパネルラは特に攻撃性が強いもの達となるので星が少ないカムパネルラでしたら相性問題も大きく現れないかなと思います…!ルイさんはとても素敵なジョバンニですので交流前に相談を持ちかけることをお許しください! )



12: ルイ [×]
2024-04-09 21:33:12



>カムパネルラ様

(/ご丁寧なご回答とご相談をいただき、ありがとうございます。相性につきましてはやや不安でしたのでお話しできる機会が頂けて、安心した次第です。そうですね…まずはわかりづらい表現になってしまい申し訳ございません。ルイはどちらかと言えばどのような相手であろうと、物怖じせずに疑問や会話を投げかけるような子です。悲惨な家庭環境故に座り切った肝と、"少しの反発精神=静かな怒り"を糧にこれまで芸術家として活動してきたため、消極的な娘とは少しイメージが違うかもしれません。また、それらの怒りを絵にぶつけられず、やや子供っぽい怒り方を露わにすることもあるかもしれません。この子のストーリーを考えた上で、蠍座様との共通点として"人を殺めた"という点に勝手ながら色々な物語を見出してしまいました。ルイの記憶喪失の原因、首元に残る不快感、溺れるような感覚、絵画のテイスト。これらを今後、少しづつ紐解いていきたいなと…色々と妄想しておりました。また、個人的には攻撃性の高いほうがルイの感情を揺さぶりやすく、記憶も早く取り戻せるのでは?と、思えましたので。あと、お恥ずかしながらルイの泣き顔が見てみたいな~などと…こちらの偏った趣味趣向があるのも事実です。ですが、なにぶん情報量が少なく未知数ですので、まずは試しにお話ししてみたく思います!その上で相性に問題がありましたらカムパネルラ様の選別は全面的にお任せいたします。長期的に、というのが難しいことも承知しております。長々と…うるさく語ってしまって申し訳ございません。何卒ご検討の程よろしくお願いいたします。)



13: 蠍座 [×]
2024-04-09 23:32:19



>ルイ

(興味をなくしたジョバンニが一人か細い命の灯火を消した。気に入ったと囲った当初は他のお気に入りにも目をくれずによく構っていたのも記憶に新しい筈だったけれど、ただ懐っこいだけでも反骨心に溢れているだけでも駄目なのだ。余程の好意を引き出し、自分が愛するべき存在だと区分する物か、それともそこに居るだけで自分の命を脅かすような悪意に満ちる自分にとって害であると区分する物。そのどちらかで無ければ蠍座の世界に存在する事すら許されないのだ。何処までも理不尽で何処までも傲慢で、自らの事を世界の中心だと信じて疑うことの無い思考回路のまま揺れる車内で長い足を組み直し正面のまだ眠りについたままのジョバンニを品定めし。纏うのは死臭のそれか、毒々しくも甘い香水のそれか、どちらとも取れる匂いが背もたれに預けていた身体を少し前のめりにすることで風に乗り周囲に流れた。正面にてちょこんと小動物のように佇む小さな女の子。大きく零れ落ちそうな眼が開くと同時にほろりと溢れ出る涙を見れば多くの男は脳味噌を枯らして本能に動く事だろうと分析をする。ただの一言も気遣うことなく、悪戯と言うには甘い悪意の浮かぶ笑顔で声を掛けて)やっと起きたのか?………ジョバンニ、オレを待たせたからには少しくらい楽しませてくれよ。


( / ご回答を有難うございます!それでは早速蠍座にて先に出していただいた交流文に絡まさせて頂きました。蠍座の性格上ルイさんの過去やルイさん自身への掘り下げに協力できるか少し不安が有るのですが、少しでも楽しんで頂けるように頑張りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。重ねてとはなりますが蠍座、烏座は特に癖が強いカムパネルラになってしまうので、逆にルイさんやルイさんPL様が少しでも合わないなど相性の不一致を感じた際には遠慮なくお伝えください…!)




14: ルイ [×]
2024-04-10 08:56:12



>蠍座

起きかけの鈍い頭が、彼の存在を目の当たりにして回り始める。浮かべた口角には一欠片の慈悲もなく、"楽しませてくれ"と言葉を連ねれば鋭い牙が見え隠れする。なんて、禍々しい色彩を放つ男なのだろうか。魂を悪戯に狩り取る"死神"。彼の色を一目見た瞬間、そんな印象を抱いた。けれども、警戒心を解かずにはいられないような、不吉で邪悪な色に相反し、美しい瞳の色に女は目を逸さずにはいられなかった。

「…なんて綺麗な色……」

無意識に、唇より零れ落ちた言葉。恐怖よりも、状況把握よりも先に、どの絵の具で彼の瞳の色を作れるのか。考えたのはそればかりで。また、そんな事を考えていた自分自身にハッと驚いては口元を手で覆う。なぜ今この状況でそんなことを?なぜ絵を描く前提でそう考えてしまったのだろうか?自分自身への疑問が尽きない。

「…私、どうしてここに……貴方は…誰?…」

一生懸命に、ここへ来る前のことを思い出そうとするもクラクラと余韻を残す鈍い痛みが前頭葉を刺激し、思考を邪魔をする。もやもやと募る疑問に眉を下げてはやっとのこと、最初の問いを貴方へ投げかけてみる。



(/こちらこそ無理を言ってしまい申し訳ございません。ご返信受け取りましたのでお返しをしたためさせていただきました。ルイはおそらく関わる事で勝手に掘り下げられるので…ご安心くださいませ。また、重ね重ねご配慮いただき誠にありがとうございます。こちらの力不足を感じた際には遠慮なく伝えさせていただくこととします。無理のない範囲で、ご期待に添えるよう努力いたしますので、ルイ共々よろしくお願いいたします!)



15: 蠍座 [×]
2024-04-10 21:57:48



>ルイ

ふぅん、お前一回目のジョバンニか。……それなら死ぬ気でオレを見ろよ、お前は運が無い女だから( 意識を夢の内から現実に運んだ彼女が突如の事に戸惑いを浮かべるのを見ると、静かな夜を走る汽車に初めて乗車した事が伺えた。にも関わらず向けられた最初の問いにさえ答えを与えずに正面の彼女を射抜くと表現するのが正しい目付きで見据えて。言葉通りに彼女に対する評価は運が無いだった。多きに渡る可能性の中でその一度目に蠍座のカムパネルラを引き当てるとは、運が無いとしか言いようがない。だからこそ面白いと口元に笑みを浮かべたまま、自分を見ろと命じるのと同様に彼女の事も見逃してはならないと見詰めて。そうして注視した彼女の見目は、ほんの少しの衝撃でパリンと割れてしまいそうな硝子細工を思わせた。「 オレはカムパネルラだ。 」いっそ気まずさすら与えてしまう間を使って彼女を見つめてから漸く名を名乗る。窓の外は鷲の停車場を過ぎた所だと確認を取り、件の銀河ステーションまではまだ距離がある事を頭に入れて。)



16: 蠍座 [×]
2024-04-10 21:57:57



>ルイ

ふぅん、お前一回目のジョバンニか。……それなら死ぬ気でオレを見ろよ、お前は運が無い女だから( 意識を夢の内から現実に運んだ彼女が突如の事に戸惑いを浮かべるのを見ると、静かな夜を走る汽車に初めて乗車した事が伺えた。にも関わらず向けられた最初の問いにさえ答えを与えずに正面の彼女を射抜くと表現するのが正しい目付きで見据えて。言葉通りに彼女に対する評価は運が無いだった。多きに渡る可能性の中でその一度目に蠍座のカムパネルラを引き当てるとは、運が無いとしか言いようがない。だからこそ面白いと口元に笑みを浮かべたまま、自分を見ろと命じるのと同様に彼女の事も見逃してはならないと見詰めて。そうして注視した彼女の見目は、ほんの少しの衝撃でパリンと割れてしまいそうな硝子細工を思わせた。「 オレはカムパネルラだ。 」いっそ気まずさすら与えてしまう間を使って彼女を見つめてから漸く名を名乗る。窓の外は鷲の停車場を過ぎた所だと確認を取り、件の銀河ステーションまではまだ距離がある事を頭に入れて。)



17: ルイ [×]
2024-04-11 01:11:28




>蠍座


1回目のジョバンニとは、どういう意味なのだろうか。彼が口を開くたび、新たな疑問が生まれて止まない。そして運がないことと、彼を見る事には何の因果関係があるのだろうか。あえて濁したような返答をして見せる彼。底意地の悪そうな薄笑いは未だ剥がれることがない。けれど変わらず冷ややかな視線が向けられ続けることに、ゾワリと。並々ならぬ居心地の悪さを覚えた。射抜くような彼の視線が、張り詰めた空気感を作り出す。まるで人を人とも思わぬような…此方を品定めするような、非人道な何かが滲んで潜む。あまりに危険な香りの漂う男の視線から、否が応でも女は暫く逃れることができなかった。

ふと。"運のない女"と、前にも何処かで、誰かに言われたような…。そんな気がしてはモヤモヤと何かが胸の内に募り、伏目がちに視線を逸らしてしまう。ゆっくりと記憶を辿った。誰に言われたのだろうか。それを言われてどのような感情になったのだろう。どのような色を選んだのだろうか。などと自問自答を繰り返すも、やがて色の事ばかりを考え出す自身に再び疑問が振り出しに戻る。肝心な事を何か知っていそうな目前の彼へ、手助けをと思いもしたが、此方の疑問に素直な答えをくれる気がせず、再び向けた視線を落とした。現に今、望む答えをなかなかくれぬ貴方。静かな列車内に沈黙が続き、気まずさすら覚える。焦ったく思えたその時。やっとのこと最初の返答を貰えたのだった。

「…カムパ…ネルラ…変わった名前ね。私は……私は…多分…ルイ。そう、呼ばれていたような気がするわ。」

名乗られたからには此方もと、口をついてでた一人称。だがその先は、酷く確証のない自己紹介が続いた。ルイと名乗ったのは、見知らぬ老人の面影が此方に向かってそう口を動かしたような、そんな一場面が無意識に思い浮かんだから。しかし、そこでようやく女は気がつく。ここへ来た記憶どころか、ここへ来る前の記憶が抜け落ちていたことに。



18: 流れ星 [×]
2024-04-11 03:19:57





名前 夜鷹 (イェイン)
性別 男
年齢 28
外見 その姿は異様か、妖美か。頭部と掌以外の全てを黒布が這い、彼を秘密の果実たらしめる。上から順に雨滴すら滑りそうなスキンヘッド、左耳に紅色で縦長の木片ピアス。黒目を嵌め込んだ一重の線 そのままアイラインをやや長く引き、唇には薄桃の彩りを。ファンデーションから透けて頬骨の付近にそばかすがちらり。目立った華やかさは無いが妙な安心感と脆さを湛えており、知らぬ間に人の視線を奪って行く。
上衣はタートルネックのタイトニット、次いでレザーハーフパンツにニーハイブーツ。背丈180半ば、抱くも抱かれるも丁度心地よい程度の筋肉質。
性格 ありとあらゆる二面性の汚濁を詰め込み、それを性愛で隠し飾り立てた化物。相手を自身に溺愛させることを悦びとし、そのためならば手段を厭わない。だが向けられた情の中に僅かにでも誠が含まれていた場合──待つのは蔑みである。もし、彼を嫌いながらも愛することに成功したらば交友段階の第二場へと駒を進められるだろう。其処は夜よりも深い闇の中。出会うことを拒絶するかの如き暗黒に、熱を帯びた威嚇が轟く。このフェーズでは一瞬の閃光が吉と出るか凶と出るか、その転んだ先と終点の景色の話はいずれまた。
熱し易く冷め易い。未来が予測の範囲内に収まると一切を憚らず嘆息し、逆であれば大幅に好感度が上昇するなど、分かりやすい一面も。
備考 元男娼。娼館にて生まれ育つ。物心ついた頃には女達が部屋を訪れるまでの慰みを請け負い、徐々に自分の客とさせた。因みに名は適当に付けられた源氏名。
齢25の折、他の女の客を喰い過ぎとの名目で館を追われ客の住居を転々とする。以降の日々を彼は 地獄 と呼び─────銀河鉄道に拾われたのは、その内の雨の降る一夜だった。

ロルテスト
( 大仰な汽笛に思わず体をくの字に飛び起きる。涎で濡れた褐色の舌、炙られた煙管に、嬌声掻き消す夜雨。無音で流れる走馬灯を幻覚と気付けたのは、明らかに寝床の感触が異なっていた故。このような柔い手触りは、あの爺を接待した時以来か──掌を滑らせ幾度となく握っては開き、弄ぶ。次いで視線をあちこちへと動かしてみるが、得られる情報は寧ろ過多。車両に乗っている所までは推測を立てたものの、恐らく夜逃げということもないだろう。薬を盛られてスヤスヤ眠っていたなんて聞いたらとんだお笑い種だ。
何もかにも理解は追いつかないが只、胸中の「 救われた 」という確信だけは間違いない。車窓の奥を見遣れば、嗚呼、あれはきっと流星雨。人の話題は何時だってあの世と過去の虚飾で持ちきりだが、三途の川がこれほど手厚いサービスを揃えているのなら、成程一度渡ってみるものだ。或いは宙へ昇っている最中とも言えようか。かの童話では一羽の鳥が──と思い至り、止めた。代わりに嘲り笑いが溢れて。詰まらない思案を切り捨て、先程からの気配に声を掛ける。口惜しいことに同乗者がいるらしい。)

もし。お嫌でなけりゃ、お顔を見せてくれなんし───

希望 最初は子犬座様を、と考えておりましたが受肉中に迷走してしまい……もしよろしければ、ご縁のありそうな男性カムパネルラ様の元へお導きいただけますと幸いです。


(/ 背後より失礼いたします。素敵な世界観とお星様の一員になれたら…と思い、お邪魔させていただきました。灰汁の強い愚息の為 もしご不明点等あればご遠慮なく仰っていただければ……!ご検討よろしくお願いいたします。 )





19: 蠍座 [×]
2024-04-11 18:08:20


>ルイ

正しくは蠍のカムパネルラがオレの名前だ。……へぇ、それならお前はルイの名前を持つジョバンニか。────( 窓枠に肘を置き頬杖を着くと大した意味は無いと言った様子で自分自身の事を表す名を言葉にして。同じトーンで彼女が教えてくれる名前を繰り返すとそこに潜んだ違和感に気がついた。大きな眼がぎょろりと開かれて、その違和感を突き傷口を故意に開くような鋭さと冷たさを持った眼差しと声が彼女に向き「 お前、他人事のように自分の話をするな。どうしてだ 」余りにもぼやけている。自分の事を自分以上にわかる者なんか存在し得ないというのが持論だ。それならば彼女の言う呼ばれていたような気がするの一言が違和感の部位だと突き止めることが出来た。過去に見付けて覚えるに値した愛すべきジョバンニにも屈してやろうと向かう害のあるジョバンニにも、自分を持たないものは居なかったと自身の記憶の扉を開いて。 )



20: 子犬座 [×]
2024-04-11 18:11:58



>夜鷹

( / 初めまして、当トピックに興味を持って下さりありがとうございます!プロフィールの時点から危うい魅力に溢れる夜鷹さんとお話できる事がとても嬉しいです。どのカムパネルラのお迎えの可能性も捨て切れず、迷いに迷って子犬座でお迎えに上がりました!お話の中で相性の不一致など見られましたら新しいカムパネルラでのお迎えを行いますので遠慮なくお伝えください。それではどうぞ宜しくお願いいたします!)


───。(ジョバンニの向かいの席ではなく、ひとつ後ろのボックス席で両足を必要以上に開き、腰を深く沈ませる。そうして懐の辺りで両腕を組み必要以上に刻まれる眉間のシワが全て合わさることで柄の悪い勘違い青年と言った雰囲気で、彼の座る座席に時折睨みを利かせるのだ。その行為が大きく占めるのは警戒心。余りにも隠されている不思議な存在に対する恐れと不安、そこに小さじ分程の好奇心。悪い目付きがより一層鋭くなったのは正面の彼が目を覚ましたからで。突如のことに対する戸惑いが彼の雰囲気から伝わり、その間余計な口を挟まずに大きな形の立ち上がる耳が音を拾い時折揺れる。顔を、と呼び掛けられた事で立ち上がると彼の座る座席の側へ足を運び、そうして正面の座席へ腰を下ろし。無愛想な面構えを披露して、警戒心は強くとも遠慮のない図々しさで対面席に腰を下ろすことにして。先ほどと同様に深く座り込む姿はクソガキそのものと言った姿をしており、スンスンと何度か鼻を使って酸素を吸い込むと怪訝がる風に頭をひしゃげて嫌がる様子でぶるりと頭を振り「 黒布、アンタ一人から沢山の人間の匂いがする。 」目の前の男は間違いなく一人きり、それなのに染み付くような匂いが多数の人間の物だから混乱してしまう。このように匂いが染み付くほど、彼は多くの人間の気を惹くのだと納得をすると同時に直接的な言葉で顔を顰めて )直近で何人とまぐわったんだ。



21:  夜鷹  [×]
2024-04-12 00:33:10




>20 子犬座

( こちらの呼声に素直に反応したかと思えば、眼前に ずしり と腰を据えて膨れ面。それに特徴的なパーツも相まって第一印象は野良犬といったところか。傲岸不遜に振舞いながらもその奥にある忠実さは愛玩に値するものだろう。やや伏せ目に相手を一瞥しつつ、姦計の盤に手を伸ばす───口元には上弦の月、今後の遊興につい期待をしてしまう。)

…………ふ、まぐわう何てはしたない。犬の交尾やおへんのやから

( 嫋やかに指先を組み交わし上記を返答。たとえ比喩でも前客共の残り香など鼻が曲がって捻じ切れそうだが、幼さによる戯言と聞き流すなら忽ちそよ風へ転じて。しかし第一声で猥談を持ちかけてくる辺り、矢張り年頃か。勿論その他の数多の可能性も想像し、考慮し、肯定しよう。只、もし瞳の中が思う以上に単純だったとしたら詰まらない落城と果てるやもしれない。
マァ皮算用はここまで、久方ぶりの若人であれば先ずは愛でるもの。愛想笑いとも紙一重に目尻を緩めて口上を。)

其方さんがご興味あるんやったら話は別ですけれど。
ご挨拶遅れまして、夜鷹と申しまする。ワテの今晩は貴方様の隨に──。





22:  夜鷹(背後)  [×]
2024-04-12 00:38:36



(/ お返事漏れ申し訳ございません…!
愚息への温かいお言葉、恐れ入ります。生い立ち故はじめはピンクな思考に走りがちですが、皆様と素敵な夜を過ごせたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。)



23: ルイ [×]
2024-04-12 01:21:47



>蠍座

女は自分が一体何者なのか、わからないのだ。何処で生まれ、何を糧に今まで生きていたのか。全てが霧に包まれ思い出せない。

するとこちらの異変に勘付いてか。蠍と名乗った男の鋭い視線が向けられる。ぞわぞわと。不安を掻き立てるような色彩を放つその声色に、固唾を飲み、膝上で綺麗に重ね合わせていた手を握る。動揺こそ表情には出ていないものの、内心では恐怖に駆られていた。だがその恐怖は、目前の彼へ抱いたものではない。

記憶を失くした己が怖いのだ。

女は彼の問いを噛み砕き、思案した。先程から目の端に煌めく星屑。車窓を埋め尽くす星の海が夢幻の光景を生み出す。まるで深海にでもいるような暗闇は不気味なほど美しい。確と瞳にその光景を焼き付けるも、この状況下では悪夢にさえ思えてしまえる。

親切とは言い難い印象の彼。女の目を通して見れば、全身より滲み出る邪悪な色。まるで、12色の絵の具を混ぜてぐちゃぐちゃにしたような…複雑に濁り切った色合いが、やはり信用できるはずもない。姿勢良く腰掛けたまま、女は口を開いた。

「…そんなことよりも、貴方のことをもっと教えて欲しいわ。カムパネルラとは何?どうして蠍なの?…いつから貴方は、ここで私が目を覚ますのを待っていたの?」

彼が最初にそうしたように。彼の問いに対し、答えることはなかった。女は記憶喪失を隠す事にした。信用できない内はそれが安全だと思ったのだ。話して仕舞えば、悪用されかねない。ましてや貴方のような、闇を煮詰めたような色彩の男は危険極まりないのだから。一度は伏せられた碧眼も、今では貴方を真っ直ぐに捉え、澄んだ色で見つめ返しては、つらつらと質問を投げかけた。

「…"死ぬ気でオレを見ろ"と。最初にそう言ったのだから、貴方のことを教えて欲しいわ。…死ぬ気でね。」

言われたその言葉通り、貴方だけに焦点を当てる。現に貴方のことが知りたいのも事実。情報もなく、他の客もいない今、やはり貴方に尋ねる他ない。とはいえ、投げ出されて仕舞えばそれまで。品定めするような貴方の視線の真意。女を玩具だと思っているのならそれを利用する他ない。目覚める気配もない悪夢。精巧な夢ならば堪能しなくては。目を覚ますその時まで、貴方にたくさん構ってもらわなくては。



24: 子犬座 [×]
2024-04-12 01:41:12



>夜鷹

───違う。見えない奴の匂いが強くて混乱すんだよ( 幼い子供の軽口を受け流すように顔色を変えず返事が戻る。目の前のジョバンニは一人なのに、姿の見えない幾人かの存在が漂うのが何とも気味が悪くて顰め面に磨きが掛かり。対する彼は一つ一つの動作に気品があり、僅かな動揺さえ見せずに主導権を握る姿はどちらがジョバンニでカムパネルラなのか第三者には当てられないだろう。例え話ではなく事実として利きすぎる鼻が嗅ぎ分けてしまう事を不機嫌そうにぶすくれて返すと、なんとも自然な。言うなれば自然過ぎて逆に非日常を醸し出す誘いに拒否を示し。教えられた名前は不思議な響きだった。音として発したことの無い文字列を実際の声ではなく頭の中で一度繰り返して「 黒布、俺は子犬だ。子犬のカムパネルラ。……アンタ、何回目の乗車なんだ 」態度は悪くとも礼儀は叩き込まれているようで、名を教えられれば応えるように自身の名を名乗り。戸惑いに喚く事も騒ぐことも無い彼は初めての乗車じゃないと早合点、少ない情報を一つでも多く集めようと質問を重ねて )アンタが会ったカムパネルラは他に誰がいる。



25: カムパネルラ [×]
2024-04-12 01:50:14



>ルイさん、 PL様


( / お世話になっております。PL様が綴られる文章の美しさは勿論なのですが、今現在お試しで綴らせて頂いた交流の中でどうしても今後交流を続けられる自信がなくなってしまい、此方の我儘と実力不足にて本当に申し訳ないのですがルイ様との物語はここまでとさせて頂きたいです。短い間ではございましたがルイ様と共に過ごしたお時間は掛け替えのない素敵なものでした。PL様のなりきりにおいて素敵な出会いが有りますように願っております。今回は当トピック、銀河鉄道の夜に興味を持って下さって本当にありがとうございました! )



26:  夜鷹  [×]
2024-04-12 20:19:30





へぇ。ほんならこれでもお持ちよし

( 膝先に三つ指をつき垂れた首を直すと先程より更に皺を深くさせた不細工。確かな宝の面影を自ら腐らせていて得体の知れない虫唾がぴりりと胸中を走った。が、それを打つ草物言う姿への微笑みに隠して再び傾聴を。染みついた匂いというのは自覚できないというが、このまま混乱を抱きつつ交流を続ければ厄介な懐疑心をも招いてしまいかねない。それは面倒だ、何しろ此処は右も左も正しいか知れぬ非日常。手を滑らせてコミュニケイション不可ときたら──末路は想像するのも御免だ。先手、この問題を解くため尻左ポケットを探り小さな香袋を摘み出す。それを双方のちょうど半ばに伸ばし置いて。「 ワテの香は藤や。よう覚えとぉき、闇夜でもワテを手繰れるように。 」相手が口にした単語は名前というよりも名称に近く、ゆっくりと呑み込むが如く瞬きひとつ。その間 矢継ぎ早に出された単語はどれも耳に新しい。思わず片眉が持ち上がるが、………そんなに愚かな、愛らしい表情で見詰めないでほしい。つい遊んで仕舞いたくなるではないか )

当ててみなんし。一つ当てる毎に、アンタの質問いっこ答えたげるわ。





27: 子犬座 [×]
2024-04-13 01:31:51



>夜鷹

………。( 差し出された袋を親指と人差し指、二本の指で自身の顔の高さまで持ち上げて。クンクンと動物の動きのように鼻を利かせれば特別最初に届いたのは自然な甘さ、それが後に続くのではなく爽やかに通り過ぎた。藤、と言うのが花だと言うことを知らなければ短い甘さは少しだけでは物足りないと思わせる品のある物だということだけを理解して。甘いけれどバニラとは違う、主張をしすぎない控えめな香りを覚えると顔の高さまで上げていたそれを彼へ戻すように差し出して。その頃には沢山混ざっていた匂いの中で確かに存在する『藤』の香りを嗅ぎ分けることが出来たらしい。この匂いが今いる彼のもの、それ以外は気に留めなくて良いとその一点が繋がると不機嫌に寄せられた深い皺が静まり「 ん 」と差し出す際にぶっきらぼうな声を上げて。続く質問には双眸を細める事で怪訝がり、それと同時に脳裏では他のカムパネルラの会話を思い出して消去法で選択肢を狭める。狭めて、狭めて、最終的には───候補が誰も残らなかった。「 黒布、アンタ。 」濃い緑の眼が彼を捕え、ゲームやギャンブルでもしているかのように答え合わせを楽しむ声で回答を。 )銀河鉄道で夜を過ごすのは初めてか?



28:  夜鷹  [×]
2024-04-14 21:32:53





>27 子犬座

………………なんや、おもろうない。

( 相手の苦悶する姿に口の端を歪ませていたが正解を突かれれば一転、隠しもせず飽きたような素振りを見せる。当てて欲しかったのが外れで、実は外れこそ正解だった…と結局どうなれば幸いなのか、側から見れば駄々捏ねの域にも及んでおり。掌の上でもう少し踊っていてくれたっていいものを変なところで勘だけは鋭い。おまけに愉快気な声が耳をざらりと撫で、右中指に香袋を垂らしたまま頬杖をつき。そして数えて三つほどののち上記、次いで正解の旨を伝えた。となれば今度は己の番。自分の事を聞かれるだろうなんて随分久しぶりで──とそれらしく理由付けて──、どういう顔をして良いか分からず車窓の外を見遣る。その横顔は決して問いを拒絶する性質ではなく、ただ銀河の中の具象としてそこに存在していた。)





29: 匿名さん [×]
2024-04-19 22:13:16


>主様

(/お久し振りでございます。以前のトピの方でお世話になっておりました、「オーブリー」の背後の者です。以前のトピでは主様からあたたかいお言葉を頂戴しながら、そのまま連絡も無く戻ることが出来ずにおりましたこと、本当に申し訳ございません。当時の私の見通しが甘く、あのまま長期間多忙な時期が続いてしまい、なかなか戻れずにおりました…。現在は状況が少しずつ落ち着いてきましたので、もし主様さえ宜しければ、誠に烏滸がましいですがまたカムパネルラ様方との交流の機会をいただければと思っております(牡羊座様との交流が途中でしたので、よければその続きをお願いできましたら幸いです)。何卒ご検討の程、お願いいたします。)



30: カムパネルラ [×]
2024-04-19 22:53:02



>夜鷹 PL様

( / お世話になっております。私事ですが仕事が立て込んでしまい中々お返事の時間が作れず、お待たせしてしまい申し訳ございません!明日明後日の内にはお返事が出来る見込みですのでもう少しだけお時間を頂けると幸いです…!)


>オーブリー PL様

( / お久しぶりです、お世話になっております!私生活が優先となるのは当然のことですのでどうかお気になさらず…!またこうしてオーブリーさんとお話が出来る事がとても嬉しくて仕方がないです。私生活が優先になるのはお互い様ですので無理をなさらない程度に緩い気持ちでお話が出来ればとても嬉しいです!オーブリーさんとのお時間を進めることが出来ることが私もですが牡羊座もとても喜んでいます…!それではまたこうしてご縁が紡げたことがとても幸せだと言うことを取り急ぎ伝えさせて下さい。それではオーブリーさんのご都合が良い際に、いつでも銀河鉄道にお越しください! )



31: オーブリー [×]
2024-04-20 18:00:24


名前 オーブリー
性別 男
年齢 10代後半
外見 くすんだダークブロンドの髪を短く整え、瞼にかかる前髪を根元から軽く持ち上げサイドへ流す。つり目がちなヘイゼルアイに、小ぶりな鼻と薄い唇。体の線が細く身長は170cm程度。着用している学生服は臙脂色のブレザーにダークグレーのトラウザーズ、白いシャツに濃紺のネクタイ、足元はローファー。
性格 一言で表せば慇懃無礼な、高慢でプライドの高い青年。育ちの良さから比較的丁寧な口調で話すものの、他人の神経を逆撫でするような物言いが目立つ。本来とても繊細で傷つきやすい性質故に、内面の柔い部分を晒すことを恐れ、他者の好意さえ素直に受け止めることが出来ない不器用な性格。
備考 イギリスの寄宿制パブリックスクールに通う学生。裕福な家庭に生まれ育ち、箱入りで些か世間知らず。幼少の頃から神童と呼ばれる程に音楽の才があり、一流音楽大学およびプロのピアニストを志していたが、一年程前に初めてコンクールで打ち負かされ挫折を経験して以来、ピアノに触れていない。


(/身勝手なお願いにも関わらず快く受け入れてくださり、また温かいお言葉までありがとうございます。再び牡羊座様並びにカムパネルラ様方との会話を楽しめること、オーブリー共に心より嬉しいです!一先ず身分証のみ先に再提出させていただきます(ロルテ・指名は省略いたしました)。改めて近日中に前回の続きからをお返事させていただきますね。※こちらレス不要です)



32: 子犬座 [×]
2024-04-20 20:13:40



>夜鷹

………、俺に有利すぎたな。( 回答待ちの沈黙は長いような短いような数秒間。その末に出た答えは正解だったのだと彼の間合いや僅かな視線の動き、何よりも約束を守る誠実さを見せる雰囲気から察するように知る。この車内は自分にとって好条件すぎたのだと先に述べれば正に射抜くような真っ直ぐな眼差しで彼の事を数秒間ほど正視。考える為の時間が終わると先ずは一つ、彼への興味を言葉にして「 黒布、アンタおにぎりは好きか? 」両手を使い三角を作れば折角の機会に使う質問にしては肩透かしのそれを至って真剣なおふざけが無い顔付きで投げて。「 おかかと梅干しと鮭。 」言葉足らずに続く単語は恐らく話中にある握り飯の具か。作っていた三角を下ろせば声を聞くためか耳が僅かにピクと動いて )




33: カムパネルラ [×]
2024-04-20 20:46:31



○ 世界観 / 身分証 ○
>1


〇 提供 〇
>2


〇 好み / 萎え 〇
>3

興味を持っているなど質問やご相談だけでも受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。


>只今の時間よりリアルタイム交流、反応が可能です。

もし少しでも興味を持って下さった方がいらっしゃいましたらお気軽にお声かけください。



34: オーブリー [×]
2024-04-21 12:56:10


>牡羊座(前スレ218)

へえ、絵の心得があるのか。凄いな、それは一度見てみたい。…そうだな、僕は──
( 話題が転じて今度は趣味について問われ、続けて彼自身のそれが絵を描くことだと告げられると、僅かに瞼を持ち上げ率直に感心を示した。絵という創造的な活動が彼のような個性的な人物にはぴったりだと感じる。独自の美的感性を持つ彼の手により生み出されるのは、彼ならではの色彩と形をもって画布上に表現された美しい作品であるに違いない。問いかけに対する返答にはほとんど日頃の癖から「観劇」や「乗馬」など如何にも一般的で当たり障りの無い例を挙げようとしたが、しかし語り出した言葉はその途中で破棄されることになる。今、彼にならば自分の本心を語っても良い気がした。この出会いが一夜限りになるかもしれない安全性故か、或いは彼に対し親しみを感じ、より深く個人的な何かを共有したいと願望が湧き上がった為か。「……僕は、」仕切り直して再び開いた口を躊躇いからまた一度閉じて、無意識に目線を泳がせてから、紡ぐ声には僅かに緊張と不安が滲む。 )
……ピアノを、弾くのが好きだったんだ。人生をかけたいとさえ思うくらいには…。今はもう、そこまでの情熱は無くしてしまったけれどね。


(/前回のお話に続けさせていただきました。改めてよろしくお願いいたします。)



35: 宮守 弓羽 [×]
2024-04-25 06:14:32



>兎座

貴方だって、とっても素敵な人よ!
(握った片手で口元を押さえつつはしゃいだ声はそのままに、誉め言葉を上機嫌にお返しする。こんなにはしゃいだのはいつぶりだろうか?それは紛れもなく、この無邪気で楽しい、自由なカムパネルラのおかげなのだ。アナウンスが響く。降りなければならない。でも、寂しいとは言わない。言ったら、もう会えないと思っていることになる。そうではないのだ。「 そうね。でもまた会えるでしょう?2度あることは3度ありますのよ。この夜空が私をまた乗せてくれる日まで、貴方と乗り合わせるその日まで、ずっとわたくしこの夜のことを覚えていますわ! 」立ち上がるとポケットを抑え、たしかに彼から貰ったメモ帳とボールペンがあるのを確かめると、同調して自分も夜空を眺める。短い静かな時間は彼がこちらを向いたことで終わる。相手のお願いに喜んで頷くのは、呪いを浴びているのかそれともこちらの方が相手に呪いをかけているのか。ドレスルームを思い浮かべて、白のスカートはあったな、と彼とのお願いを反古にしない姿勢を見せて。扉まで歩いて手を振り返すと、どこまでも嬉しい気持ちで向こう側へ降りていった。)
もちろん!貴方を思い浮かべて、明日から白ばかり着るようになるかもしれませんわね。では、また。貴方のこと、本当に本当に大好きよ!

(/お返事が遅くなり申し訳ありません……!また、美しい幕引きをありがとうございました。とても楽しかったです!次に出会うカムパネルラさんなのですが、どのカムパネルラさんも魅力的なのに加えどなたとお喋り出来るかわからないことも楽しみの一つになっている為、良ければ再び主様に選んで頂いてもよろしいでしょうか……?友好的な方で弓羽ちゃんに心を開かれるのも、弓羽ちゃんに対して攻撃的な方と接して弓羽ちゃんが噛みつくのもどちらもすごく楽しそうです。)

……フフッまたここに来られましたわ。なんて嬉しいのかしら。
(車内の揺れはまるで眠る自分を保護してくれているようだ。柔椅子の背もたれの柔らかい布の感触。自分以外の気配は恐らく1人分しかない。徐々に意識が明らかになっていく。瞼を完全に開く前に、もう大方今自分がどこに居るのかもう予想がついていた。目を開ける。口の橋に笑顔を浮かべる。声を出す。それら全てを同時にして、以前乗った時よりも心落ち着いた穏やかな気持ちで、座ったまま頭を下げて自己紹介。服の系統は前より明るくなっており、晴れやかな気持ちで目の前のカムパネルラの姿を確認しようとした。)
始めまして、カムパネルラ。わたくしがジョバンニなんですのね?名前は、宮守弓羽ですわ。




36: 牡羊座 [×]
2024-04-27 15:40:39




>オーブリー

───なら、次の夜に他のカムパネルラと乗り合わせたらオーブリーだって名前を伝えろョ、カムパネルラ全員に一枚ずつ絵葉書を預けとく。……そうすりゃ俺とお前の夜が巡り合わなくてもお前は俺のことを頭のどっかに残すだろ。( 己が好む事を見たいと前向きに捉えてくれた彼に不自然な沈黙を数秒だけ作り、それからわずか数ミリ広角が持ち上がり隠す事ができずに勝手に笑ってしまう口元を披露して。共に過ごしたこの時間が終わる事を惜しむように、彼の気持ちを少しでもこの夜に縛るような強気の発言を口にする。そんな眼差しは穏やかな夜を照らす月色とは遠退いた底の無い闇夜の世界に彼の事を引っ張り寄せるような奇しくも悪戯心を含んだ甘い瞳をしていて。──楽しい事、好きな事、それらを尋ねかけていたはずが彼の浮かべる表情には緊張感が漂っている。伝えるべきか黙するべきかを葛藤する雰囲気に気がつくと大きな勇気を連れた発言にどうしたって興味が湧いて耳を澄ませることとなり。一体どんな事を言うのだろうかと膨らむ期待値は肩透かしを喰らうほど健全で彼に相応しいものだった。情熱を無くした、そう告げる彼の声に探るように二つの目が光る。「 色男の人生を懸けたピアノ演奏かア。俺も聞きたかったなぁ。 」ポツリと独り言が落ちるのは色々考えた末の本心で、交わらない視線を取り戻すために名前を呼びかけてから己の頬を指先でぽりと掻いてから気持ちを伝えて )オーブリー、……俺は今すげー悔しい。お前がピアノを弾く姿が見れないのも、お前の指が弾く音を聞けないのも。残念だなア




37: ペガスス座 / 乙女座 [×]
2024-04-28 16:50:54




>宮森


【 ペガスス座 】

きゃっ。───礼儀正しいジョバンニね!ええ、ええ、そうよ!あたしが天馬のカムパネルラ。………雲の色をした髪にペリドットの目、弓羽さん。ユミちゃん。( 飽き飽きするほど慣れた車内にいるのに心がウキウキと弾むのは間違いなく正面に座る少女の力。まだ眠ったままの彼女の事をそわそわワクワクと浮ついた気持ちで覗き見て、早く起きないかしらと嬉しさを隠しきれない笑みを口元に蓄える。どんな娘かしら?話は合うかな?睫毛が長いのね!サラサラの髪は綺麗な雲の色だわ!視覚から手に入る情報だけでも期待がどんどんと大きくなり、いざ本当に彼女が目を覚ますと疚しいことは無いが驚きに声を上げてビクンと肩を揺らして。起きるや否や礼儀正しく続けられる挨拶に押されるがまま口を挟む事無く全てを聞き終えてからパチン!と弾くみたいな瞬きを。それから胸を張りふふんと強気な笑みを見せたかと思えば彼女の名前の響きとその見た目が知人から聞いたジョバンニとあまりにも似ている事に気がついて「 ねえ!兎のことは知ってる?真っ白な髪でガーネットみたいに真っ赤の目をしてるカムパネルラよ 」先に受けていた挨拶から彼女が銀河鉄道に初めて乗車したジョバンニじゃないと言うことを察し、自分の推測が合っているか否かを答え合わせするように話しかけ。 )


【 乙女座 】

オハヨ。いい夢だった?……へえ!驚いた。自分がジョバンニだって知ってるんだ。ははっ、そりゃあいい。( ほんのりと紫色が浮かぶホワイトカラーをしたくしゅくしゅパーマのミディアムボブ、葡萄のような色をしたマットなリップカラーと同系色のアイシャドウ。バッチリとか決めたパープルメイクと揃えたのは何処のショーガール宛らと言った濃い紫をベースにした煌びやかなタイトドレスにジャラジャラのアクセサリー。そんな姿で足を組みながらゴールドのシガレットホルダーを使用した煙草の煙をフーッと長く吐き出して挨拶を。何よりも先に現状を知っている彼女が名前を名乗ると楽しそうにアハハと笑って見せて「 オレは乙女。よろしくね 」倣うように自己紹介。彼女が起きたからか球体のパール色をした灰皿に煙草を捨てて足元へ下ろし。先ずは目の前の少女を品定めするように色の違う眼が二つとも彼女の事を射抜くように捉え、リップの塗られた口元には微笑みが乗って )お嬢ちゃん、何回目?…アンタさ何回この地獄に呼ばれたの?



( / そのように仰って頂けて嬉しいです…!弓羽ちゃんがとても可愛らしくて魅力的なお子様だからこそカムパネルラ
皆が話したがり、選ぶことが出来なかった為ペガスス座と乙女座の二人でお迎えに上がらせて頂きました…!少しでも気になった方を選んで頂けると嬉しいです!もしどちらも絡みにくいな等ありましたら遠慮なくお伝えください…!)




38: 匿名さん [×]
2024-04-28 21:34:58




◯ 身分証 ◯
名前 Liz Felicity (リズ・フェリシティ)
性別 女
年齢 18
外見 黒染めした髪に紫のインナーカラーが毒々しいパーマヘア。胸下辺りまで伸びた髪を無造作に遊ばせ、センターで分けた前髪を柔くかき上げた髪に、瞼を彩る暗めのアイシャドウと真ん中に輝くシルバーのラメ。勝ち気に釣り上がった眉毛に、ブルーグレイの瞳を際立たせるようなキャットラインが引かれ、跳ね上がったそれは本人の跳ねっ返りの強さを表しているかのよう。身長は166cm。まさに思春期真っ只中という風貌で、自己顕示欲に満ちたボディラインを強調する格好。ざっくりと開いた胸元とくびれを曝け出した臍出しのトップスに、足を露出させる黒いダメージジーンズ。首元にチョーカーを巻きつけ、耳元には大ぶりのピアスを輝かせている。

性格 毒舌のティーンエイジャー。挑戦的な態度と、お世辞にもいいと言えない口はどんな立場の相手に対しても対応を変えないだろう。むしろ嫌味の応酬が一種のコミュニケーションと捉えているまであり、故に嫌味が効かない相手や、飄々とした相手にはペースを崩されがち。また穏やかな気質の相手にはお得意の毒舌が滞り、途端に武装の剥がれた気難しい少女が現れる。その行動の理由としては相手に遠慮しているというよりも、単に一方的ないじめっ子になったようで反応に困るというのが本音だろう。思ったことをはっきり言うという点に関しては、他者に対して自身を偽らず、誠実であるということかもしれない。

備考 人生一度きり。思いっきり自分らしく生きていかなければ損。という考えのもと行ってきた結果が今の形。至って普通の家庭に生まれて、至って普通のスクール通っていた。家庭環境や友人関係から擦れたわけではなく、とくに良好とは言えないが、とくに嫌な思い出もない。双方で完全に一線を引いた無関心を貫いており、それよりも早く一人前になって自分で自分を支えられるようになりたいと考えていた。所謂世間のはみ出しものに分類されるが、自分がやりたいように生き、好きに生を謳歌する。それに伴う弊害や、責任は全てその道を選んだ自分にあるという考えをもっている。

ロルテスト
(まるであたたかな揺籠に揺られているような、微弱に振動する座席に腰掛けた女は、むずがるようにぱちりと、濃いマスカラに彩られた睫毛を持ち上げた。まるで覚えのない景色に戸惑うよりも先に…、瞳に乗ったのは警戒の色だった。近くの窓の外、一面に広がったうつくしい夜空。近年ではもう見れないであろう壮絶な星々の輝き。あまりにも非現実的な光景にぴくり、と眉尻を跳ねさせる。慎重に辺りを見渡すと、乗った覚えもなければ縁もないだろう小綺麗な車内に胡乱げな瞳を瞬かせて…、数秒の後に一言。「ハァ…?____コレ、何の冗談?」思わずかつん、と長い爪をテーブルに打ち付けたのは焦りか苛立ちか。じろり、と鋭い目付きで睥睨したのは見回してすぐに窺えた貴方のこと。偉そうに足を組んだのは威圧か、それとも無意識の警戒か。ことの元凶が全て貴方にあるとでもいうかのように片目を眇めると、つん、と高飛車な猫がそっぽを向くように顎を突き出しては、現在の状況が業腹とでもいうかのように嫌味を一つ。 )
…見覚えのない顔!アタシ、知りもしない相手に同乗を許すタイプじゃあないんだけど。

指名 おまかせ
( / おっとりさん相手にはたじろぎたいし、ぐいぐいいかれる方とはたくさんお話しをしてみたいです…!なにぶん癖の強い子ですので、相性の良さそうなカムパネルラさま、もしくは主様が動かされたいお方などいらっしゃればお相手お願いしたいです…! )



( / 素敵な設定と素敵なカムパネルラ様につられ、失礼いたします。すでに美麗なジョバンニ様方がいらっしゃる中、小生意気でただただ失礼な小娘で参じてしまい恐縮でございます…。ロルテスト含め、もし主さまのお眼鏡にかなうようでしたらお相手いただけると幸いです…!ご一考の程、よろしくお願いいたします。 )





39: 海蛇座 / 大熊座 [×]
2024-04-29 10:28:18



>リズ


【 海蛇座 】

……………。あなたの方こそ冗談は無駄に濃いその化粧と長すぎる爪だけにするべきなのでは?( 派手な女性だと思った。同時に目を覚ましたファーストリアクションに警戒の色が見えると見た目通りの間抜けでは無いのだと窺えて、今夜を共に楽しむ相手として不足がないな等と無礼な感想を抱き。表情は微塵と変えることなく陰気で景気の悪いじめじめとした面のまま、真正面の彼女の事を熟視。温度を感じない眼差しは爬虫類のそれによく似ており、彼女の嫌味を気に停めた様子は見えずに上がりも下がりもしない口許がまるで往診のように淡々と言葉を連ねていた。まるで警戒心の強い猫が生きる為に慣れない武装を必死にしているかのような、そんな様子に初めての乗車だと言うことを察して「 あなた、勘違いしているな。──先ず訂正をする。この席に先に座ったのは私であり、あなたではない。あなたは遅れてこの席に訪れて惰眠に耽っていた。次に、あなたがしなければならないのは今この場を上手く切り抜けることであり、現状に対する情報収集であるべきだ。あなたが元の暮らしに戻り、平穏に帰りたいと望むならば、……だが。 」感情の乗らない一定の声色で抑揚無く伝える。それは事実であり酷な内容にも関わらず、優しさに欠けるもの。ツラツラと言葉を並べ立てた最後に漸く挨拶を付け加えようか )挨拶無く互いを知るのはマナー違反にあたるか?……私は海蛇のカムパネルラ。あなたが帰る方法を知るこの夜の唯一だ。


【 大熊座 】

ブルーベリージャムをたぁぷり使ったのねぇ。んふふ、とびきり甘酸っぱいのかなぁ?きらきらもジュエリーシュガーみたいで美味しそぉ~。( きらきらの星空に負けないほどキラキラとした砂糖菓子のような女の子。艶ある黒髪には目を引く紫色があり、自ずと甘酸っぱいフルーツが頭に浮かびお腹が減る。まるでお人形のようにスタイルが良くて、女の子なら一度は皆が憧れてしまうようなそんな少女だと興味津々といったところ。嬉しそうで楽しそうにふわふわと甘ったるい顔で微笑みながら唄でもまったりと歌うようにひとりごと。ちょこっとだけなら食べてもいいかなぁ?怒っちゃうかも。う~ん、でもとぉっても美味しそお!考える事は数秒の内にも沢山浮かび、少しの味見に天秤が傾くより前に彼女が目を覚ましたらしい。つんつん!と跳ね返すような言動にとろんとした眼差しをぱちくりと瞬かせて、シャーッと警戒に鳴く子猫のようなその仕草に両手の指先で口元を覆い音も立てずにふふふと吐息で微笑んで「 はじめまして、かわいいジョバンニ。 」甘え媚びるとろりとした微笑みを浮かべて長い髪をはらはらと揺らし幼い子供がするような動作でぺこ!と浅いお辞儀。顔を上げれば微睡む両目を蕩けた微笑みで向かい合い。ふわふわ漂う喋り方で意図を得ない単語のような言葉をまったりと名乗り。 )わたしはくまちゃん。くまちゃんはねー、カムパネルラよう



( / とても素敵なジョバンニをありがとうございます!気高くも根の優しさが浮かぶリズちゃんとお話が出来ることとても嬉しいです…!どのカムパネルラもリズちゃんに会いたがり選びきれなかったため海蛇座と大熊座の二人で絡みに向かいますので少しでも気に入った方を選んで頂けると嬉しいです。もしどちらも違うなど有りましたら別のカムパネルラでお迎えに行きますので遠慮なくお伝えください…! )




40: 匿名さん [×]
2024-04-29 11:05:49





(/ 主様こんにちは。前トピの後半に少しの時間お話させてもらったシャロンの背後です。その節は素敵な時間を誠にありがとうございました!此方の新トピにて少し性格に修正を加えたシャロンで再び絡ませてもらえたらと思い書き込みをさせてもらったのですが、前回シャロンに不備や相性の不安等はございませんでしたでしょうか?お時間ある時にお返事頂けると幸いです…! )





41: リズ・フェリシティ [×]
2024-04-29 15:04:15



>大熊座



…フゥン、はじめまして?…どぉーも。
( 自分を迎えたあまりにも無邪気な瞳。ぱちり、と瞬いた貴方にしてやったりほくそ笑む。挨拶と共に自分をかわいいと呼んだこと、それに軽く手をひらつかせると、まるで間に受けていないような不遜な笑みで一言。自分が知らない相手と言ったからだろうか、自己紹介にも似つかない言葉と、可愛らしい可憐で幼げな仕草。はらり、と散った髪の毛一つすら彼女のあざとさの一部だとでもいうかのよう。まるで砂糖とスパイス、それと…、素敵な何かでつくられたような。ぴこんと、乗った動物味のある耳は一度見ないふりをしつつ…、自分とはまるで真反対のそんな女の子にすぐさま眉間に皺が寄ったのは、あまり自分が得手としてないタイプだったから。加えて最初に反応したきり、初対面の自分にもまるで敵愾心の無いようなそんな瞳。放った嫌味も何も響いていないような態度に、唇に色濃く乗った紅を歪ませ口の中で一度咀嚼をするように口籠ったが、それも一瞬。お辞儀をした貴方とは対照的に、高圧的な態度を隠しもせず長い爪をくるりと髪の毛に巻きつけては、___…ジョバンニ、カムパネルラ。その言葉の意味を浅学ゆえか思い至ることなく、「……大変、全く理解ができないわ。…もっと、端的にお話しできる?かわいいリトルベァちゃん」 彼女のくまちゃんという言葉とふわついた口調を皮肉ってか、リトルという言葉と共に、口角を歪め赤子相手に話しかけるような意地の悪い揶揄いを仕掛けて。さてどう出るか、頬杖をつきながら相手の反応を待とうか。)



( / 素敵なカムパネルラさまのお迎えありがとうございます。海蛇座さまの常に冷静で、でも情報はきちんとお教えいただけるような一面に大変惹かれたのですが、可愛らしくて、それでいてほんの少し身に秘めた恐ろしさを仄めかすような大熊座さまがとても気になっておりましたので、今回は大熊座さまとお話しできたらと思っております…!
これからお話しする中で、失礼な態度をとってしまうことが多々あるかと思います。やっぱり相性が合わないと判断された場合は、遠慮なくおっしゃっていただけると助かります。これからよろしくお願いいたします )




42: 宮守 弓羽 [×]
2024-04-30 07:57:17





>ペガスス座


……あらあらまあまあ……今夜お話するカムパネルラはとっても可愛らしいんですわね。
(自らの目に写ったのは、天使はきっとこんな姿だ、と突きつけられているような眩いばかりの色彩を持つ少女。髪も目も真珠やプリズムみたいに輝いている。その類まれなる容姿に自然に賛美の言葉と微笑みが出る。ここで居合わせた始めての女の子だ。そして服装を見て、元から伸びていた背筋を改めて意識する。正直、今まで自分は学生時代でもクラスメイトと日常会話をしたことがない。女友達というものに憧れてはいたが孤立していた。いや、自分が遠ざけていたのだろうか。どうしましょう、普段通りで良いんですの?と話せて嬉しい反面内心不安を覚えながら彼女の声を聞く。額に生える一本角と上を向いた耳に、もしかして?とメモ帳に友人が描いてくれた似顔絵を思い出す。もしかして、あのボールペンの送り主は、似顔絵のモデルは彼女だろうか。教えてくれた名前も一緒だ。そして今自分のことを言った呼び方、ユミちゃん、はまたもやあの長い耳の友人を思い出す。やはりそうか、と口を開いて聞こうとすると、今自分が思い浮かべていた人物と全く同じ特徴を尋ねられる。)
知っていますわ!貴方が兎が言っていた天馬なのね!


(/乙女座さんも天馬ちゃんも大変素敵なロルを下さりとても迷ったのですが、弓羽ちゃんと女の子とお喋りする様子が見たい……!という思いにより天馬ちゃんにお返事させて頂きました!よろしくお願いします!)



43: カムパネルラ / 大熊座 /ペガスス座 [×]
2024-05-01 10:52:37



>シャロンPL様

( / お久しぶりです!またこうしてお会い出来たこととても嬉しいです…!前トピにてシャロンさんとお話していた時間は私にとっても兎座にとっても大切なお時間でした。またこのようにシャロンさんとの物語を紡げることにワクワクしています…!前回お会いしたシャロンちゃんに不安や苦手な面など何も有りませんでしたので気になさらずお話をさせて頂ければ嬉しいです。それではまたお会い出来ることを楽しみにしています! )



>リズ

たんてき、たんてき。ん~、……ジョバンニは汽車に拐われてきた人のことで、くまちゃんが助けてあげないとブルーベリーちゃんは元通りの暮らしには帰れない、ってこと。かなぁ~?( 一見高圧的に思える言動も美人がすれば絵になるという物らしい。赤ちゃんを相手にするようなわざとらしい話し方も気に留めずにきゃらきゃらと無垢な笑い声を囀るだけ。いっそ清々しいほどのあざとさで伸ばした人差し指でこめかみの辺りをちょんっと突っついて勿体ぶってからはでろでろの蜂蜜のように甘ったるい間延びした喋り方で短く纏めた。悪意を感じさせない無邪気であどけないそんな空気感のまま、目の前に座る彼女の威圧の裏に秘められる緊張感を嗅ぎ分けて「 あのね、ブルーベリーのジョバンニ。くまちゃんが大切なこと教えてあげる!…もしも間違った駅で降りたら、この汽車には二度とのれなくて、降りた先がどの時代のどこに繋がってるかもわからなくて、そしたら大好きなママにもパパにもお友だちにも、……ばいば~いってお別れしなきゃだめみたい。 」ほんの一瞬、息を吸うだけの間の後に幼い雰囲気がひやりと冷えるみたいに変化する。目の前の彼女が無事に生還するには正しい駅を選ぶこと、乗り過ごさないこと、目の前の私に食べられないようにすること、本当の意味で端的に教えるならこの三点だったはず。それを伏せたのは意図的なのかどうかさえも伏せて 、目の前の綺麗な少女を見つめる。滑らかなみるく色の肌にキラキラ煌めくジュエリーキャンディのようなメイク、綺麗なブルーベリージャムを乗せたココアマフィンを連想させるふわふわの髪、すらっとした細い四肢はぺろっと食べ終えてしまいそう。口の中には涎が溜まり空腹を刺激されてぐうと腹の音がなってしまった。 両手でガオと指先を丸めて爪を見せるポーズをとると、途端につま先が硬化されて鋭い獣のそれに変化して。 )がお~!くまちゃんね、可愛いこぐまちゃんじゃなくてね、ほんとうは大きな大熊なのよう




>宮守

ふふ!ふふふっ。アナタってば人を見る目があるのね!話がわかるジョバンニと出会えてとっても嬉しいわ!( 互いの目線が重なり共に把握する。開口一番が容姿の褒め言葉だった事に戸惑いつつも嬉しさの方が勝ったらしい。心から嬉しそうに鈴を転がすような笑い声を上げるとその一言と兎座から良い子だと聞いていた話から簡単に彼女に対する好感度が上がってしまうらしい。無条件に心を開きながら目の前の彼女を視界に収め、自分よりも少しだけお姉さんのように見えた事から仲良くなりたいと思う気持ちに加えた少しのどきどきとした緊張感を抱きつつ期待のままに口端が上がり「 やっぱり!兎から話を聞いて私も会いたいって思っていたの!ねえ、弓羽さん。私ね、弓羽さんみたいに綺麗な色のキャンディを持ってるのよ。 」共通の知人がいるということ、その知人から素敵なジョバンニと出会ったのだと聞いていたこと、そしていま実際に目の前にて彼女と出会ったことで話したいことも聞きたいことも沢山浮かぶが先ずは持ち歩く小さなスクールバッグからこれまたちいさなキャンディ缶を取り出して。透明なフィルムに包まれるのは透き通るような黄緑色のキャンディで、正に彼女の瞳のようにキラキラと煌めいている。それを一つどうぞ!と差し出して )マスカット味よ。美味しいんだから!



44: リズ・フェリシティ [×]
2024-05-01 15:05:46




>大熊座


…アー…、待って…、なに?…それマジで言ってる?…もしかして、アタシをからかってんの?
( まるで歌うかのように無邪気な声で伝えられた事実はあまりにも自分がいた現実からは遠く、まるで絵空事のよう。嫌味も意にも介していないような態度を取られればぐっと下がる口角。みるみる萎んでいく意地悪な心は脇に捨てられ、呆れたような、理解ができないとでもいうかのような。考えるように視線を一度端にやって…、数秒後。再度貴方を見つめ返す瞳に、今度は取り繕わない困惑の二文字が浮かんでいる事だろう。ここがおかしいだなんてわかっていた。星の上を走る汽車があるわけないって。でも信じられるわけがない。元の時代に帰れるかどうかも…、普段なら馬鹿馬鹿しいなんて一蹴できるはずなのに。この満点の星の上での下車など正直考えられなかった。突如として変わった雰囲気にも先程とのギャップか、まるでひどく恐ろしいことを言われたかのような感覚に陥る。煽られたかのようにぐ、といきんだ声で、冗談はヤメて…、と言いかけ、「…、っ、あ…?___…、」思わずそう空気を漏らしたのは、持ち上げた貴方の手。その爪が一瞬にして尖り、大きく姿を変えたから。俄には信じがたい光景に動揺を抑えるためか至極ゆっくりと瞬きをする。そして先ほど見えた頭についた耳が、頭のおかしいコスチュームプなんかじゃないことがやっと理解できて。…___大熊。まぐれでリトルなんて呼んだことがあまりにも滑稽に映ったであろうその姿。そんな爪を見せつけても尚、変わらぬ幼げな口調。むしろ言葉も仕草も。とてもかわいらしいはずなのに…、その凶悪な鉤爪との噛み合いが全てをかき消していく。先ほどの空気感がまるで足元をくすぐるように撫でていき、先ほどぐぅ、と車内に響いた音の意味合いが今、百八十度変わった。ゆっくりと足を組み替えたのは無意識か否か。幼げな少女から変貌していく姿。だが、しかし…、正体を見せたこっちの少女の方が自分には性に合っている。みるみるうちに好戦的に瞳を輝かせて見せれば、「……____アラ、はしたないわね。ビッグベァ。……それがアンタの本性?」気丈にもそう口端を釣り上げて。その姿は圧倒的な存在の貴方にどう映るのか。…弱いものから搾取されて、恐れて縮こまれれば一瞬で食われる。はみ出しのせめてもの知恵か。少しも怯んでいないかのような挑戦的な笑顔を浮かべては、試すように貴方の爪を触れようと指を近づけてみせて、 )




45: 大熊座 [×]
2024-05-01 18:16:56




>リズ


( 近づく手はお人形の手のように華奢な作りで力加減を間違えることは許されないと見た目だけでも感じ取る事ができた。そんな指先を掬い上げるように指同士を絡めるような動きで彼女の手を握ると戯れにぎゅっぎゅと淡い力を込めてみて。マスカラが長さも太さも強調した睫毛に縁取られる綺麗な瞳を真っ直ぐに、ただその瞳だけをとろんと蕩けた微睡む眼差しが見つめると怯えを隠して気丈に振る舞うその気高い姿が逆に愛らしくて守ってあげたいと不思議な庇護欲を作らせたらしい。力加減ができずに握る手は僅かに彼女の手の甲に爪の先が食い込んでしまっていることにも気付かずに春の陽だまりのようなふわふわと温かい微笑みを見せて「 うーん、なにが本性かはくまちゃんにわからないかも。…でもブルーベリーちゃんが美味しそうでかわいいってことだけはわかるよぉ 」触れ合う手を軸にしてリボンがひらりち揺らめく静かな動きで上半身を倒し彼女との距離を物理的に縮めてしまう。上目遣いで見るように少しだけ下の位置から彼女のことを見上げればぽてっとした作りの小さな唇が微笑んで。近づいたことで香るのは彼女が使う香水だろうか、それとも彼女の香りなのだろうか。少し距離を詰めただけでも興味はより濃くなってしまった。ほんの僅か、空気の中にピリリと走る緊張感には見て見ぬふりを。甘えるみたいにまどろっこしいそんな喋り方でもう一度だけ現状を紐解いて。 )ブルーベリーちゃんはお家に帰りたいのねぇ。でも、どうしようかな。ふふ、くまちゃんはもっともっとあなたの事が知りたいの




46: リズ・フェリシティ [×]
2024-05-01 22:28:31




>大熊座


( 戯れで伸ばした指先は、思いの外しっかりと迎え入れられて逆に恭しく救い上げられて仕舞えば、ぱちり、と目を瞬かせる。握られた手のひらから伝う優しい体温。加減はしてくれているのだろう。こちらを見つめる瞳は甘やかでどこまでも穏やかなのに、本性はわからないと言った貴方の、美味しそうとかわいい。その言葉に確かな獣を感じて。しかし握られた手のひらの優しさがそれを否定する。その危うい二面性に興味が湧き始めていることをはっきりと自覚すると、…かちり、と自分の中で優先順位が変わった。にぃ、と初めて貴方の前で楽しそうに口角を上げると、きらり、ハイライトの散った瞳で貴方を見つめ、今この気持ちをまっすぐ伝えようか。「…アタシね、キケンなコトにハマっちゃうタイプなの。……女の子は棘を持っていた方がキレイだし、少し凶暴で悪辣なぐらいがステキ。アンタの爪だってそうね、正直サイコーにイカしてるって思った。……アンタのそういう姿、アタシももっと知りたいって今、思っちゃった」大好きなママもパパも友達も。あの現実にはいない。むしろ、非現実的な貴方の方に惹かれていることに、貴方の言葉を持ってして肯定をしよう。もしかしたら酷い目に遭うかもしれない。そんなスリルさえも楽しむように繋がった手のひら、じぃと見つめれば蕩けたチョコの甘い香りが漂ってきそうな貴方と自身の香り。そのすべてを混ぜ合わせるようにこちら側から強く握り締めて。「……これでもまだアタシが帰りたいだなんて思ってるって、言える?」常ならば不快に思うであろう詰められた距離さえも逆手にとって、猫のような瞳を挑発するように細め、より高飛車に位置の低い貴方を見下ろすようにしてゆるく小首を傾げた。自発的に言うことは少ない名前を名乗ってみせたのは、貴方へのわかりにくい敬意の表し方。どこか喜んだような、愉しげな声は貴方に届くだろうか。 )
アタシの名前はリズ。___ブルーベリーちゃんって呼び方も……まぁ、案外気に入ってるけれど、一応ね。




47: 大熊座 [×]
2024-05-02 01:06:09




>リズ


curiosity killed the cat、───くまちゃんが、死ぬまで忘れられない最高の夜をあげるねぇ。( 覗き込む澄んだ瞳に星の煌めきが見えた気がした。綺麗な煌めきは今まさに窓の外デ輝く星のように刹那的で瞬く間に消えてしまいそうなほど一瞬のようにも感じてしまい、それが酷く愛おしい。命を投げ捨てるようにも思える彼女の選択肢は少なくともこの場において大正解、奇しくも彼女のことを食べる事が勿体無いと思わせるのに十分だった。『 好奇心は猫をも殺す 』どこかで聞いた諺を歌うようにひとりごと。覚悟を決めた彼女の発言に幼い子供のようにあどけない微笑みを浮かべ、繋いだ手を自分の頬っぺたにぴとりとくっつけて甘えるように滑らかな肌へすりすりと頬擦りを行いながら眠りにつく前の子守唄のような優しい声で彼女の覚悟に応える意志を見せて。距離を縮めた時と同じように繋いだ手を離せば元のように体を起こして背もたれに身を預け、教えられた名前を宝物のように記憶に刻む。彼女の名前があまりにも彼女にぴったりでふにゃふにゃと破顔、嬉しそうに両手の指先をくっつけて顔の傍に運び「 リズちゃん。あなたにぴったりのお名前ねぇ!名前のとーり、くまちゃんの心はリズちゃんに惹き付けられちゃった。 」カリスマ由来のその名前は間違いなく彼女に相応しい。獣の心さえも惹き付けてしまったらしい、それが良いのか悪いのかは彼女にしかわからないけれど。元のように硬さを無くしたつま先が汽車の窓をカンっと弾いてから顎をちょんと指差し改めて自己紹介を。付け加えるようにこの汽車についても触れると他にもいるカムパネルラの発言で事前に用意された食事を思い出し、一人分とは思えない大きなランチボックスが入る花柄のランチバッグを手に取って )くまちゃんは大熊よう。大熊のカムパネルラって呼ばれてるの。この銀河鉄道を走るこの汽車にはねぇ、くまちゃんだけじゃなくて色んなカムパネルラがいてね、───ねえねえ、くまちゃんお腹ぺこぺこだから小狐くんが作ってくれたおべんとさん食べてもいーい?




48: リズ・フェリシティ [×]
2024-05-02 10:46:24




>大熊座


( 貴方のその答え。成熟していなさそうなその瞳と優しい声色。それが気障ったらしい言葉を吐くのにぞくぞくと背筋が粟立つ。幼いだけじゃない、しっかりと芯を持って人を無邪気に振り回す。そんな少女。少なくとも自分にとってはこの上ない最高の口説き文句だ。離れて行った手の温かさを惜しむように閉じた拳。その中をゆっくりと閉じ込めたのは、ここまで情動が揺らされることが珍しいからだろうか。やけに嬉しそうに呼ばれた名前はどこかくすぐったくて、貴方に釣られたか無意識に相貌を緩めて楽しそうに、先ほど繋いでいた手とは逆の方の手で口元を抑える。その下には年相応の笑顔を浮かべて。「ありがと。___大熊ね、アンタの名前もステキよ。愛嬌があって可愛くて…、でもちょっぴりキケンでスパイシー。まさにアンタにぴったりだわ。____アタシたち、似たもの同士ね」だってアタシも、そんな貴方に惹かれちゃったんだもの。リップグロスが輝く薄い唇を機嫌よく持ち上げては、彼女の改めての自己紹介を今度は疑わずきちんと聞いて、それを踏まえた上で答えを。その途中の会話の中で出てきたカムパネルラという単語に未だ疑問は残るものの、貴方のような人智外の生き物…、とりあえずそう捉えては、やけに大きなバッグを取り出してみせた貴方を優先するのが先だろう。肯定するように手をバッグの方に向けては、「もちろんどうぞ?このままはらぺこのくまちゃんを放置して、万が一でも噛みつかれてしまったら大変だもの」意地悪げな瞳と相も変わらず嫌味ったらしい口調だが、そこに秘めた感情の色はどことなく柔らかく変化していることだろう。が、しかし。ぴくり、と指先を跳ねさせたのは少しの憂慮で。なんだかんだ流れて行ったが、先ほどしたのは一歩間違えれば自分の身が危うかった、まさに命のやり取りだったわけで。別に彼女の食性についてどうこう言うつもりはないけれど、自分にカニバリズムの気はない。つまり、少し寄った眉で貴方に釘を打っておかねば。 )
…まさか中身が人肉とか、そういうのだとか言わないなら、だけど。




49: 大熊座 [×]
2024-05-02 22:03:19




>リズ


ふふっ。ふふふ!りずちゃんは特別に美味しそうだもん。衝動的に食べちゃうなんて、そんなもったいない食べ方なんてしないよ。食べるならもっとちゃんと下拵えをしてから、りずちゃんだけを見て、そして大事に大事に食べるねぇ( 食事の許可が降りると嬉々として大きなランチボックスを膝の上に広げるその途中、お腹がすいたから彼女のことを食べるだなんて今となってはそんな勿体無いこと出来るわけがなかった。だからこそきゃらきゃらと無邪気に鈴を転がすように笑い声をたてて否定をし、ただその否定は彼女の事を食べてしまうこと自体に対する物ではない。彼女の柔らかそうな肉も、舌触りが良さそうな滑らかな皮膚も、その内側に流れるだろう赤いジャムも、彼女を形取る全てが『 美味しそう 』だと言うことは変わらないらしい。釘を刺された彼女の言葉に寂しがるような困ったようなそんな表情を見せて「 くまちゃんは人も牛も豚も犬も猫もなんだって食べるのよう。でもね、小狐くんがだめだって言うの。だから小狐くんが作ってくれた時は~……ほらねぇ、今日は牛さんのサンドウィッチ。 」カパッと蓋を開けばその中には全部で一斤のパンが使われているのではと言うほどのサンドウィッチが並ぶ。定番のタマゴサラダにハムとレタスやトマトを使ったもの。たっぷりのローストビーフが使われたそれがメインらしく、肉食の大熊が空腹でジョバンニを食べてしまわないように多すぎるほどたくさんの肉が使われていた。たっぷりの生クリームと多種に渡るフルーツサンドがデザートとしてランチボックスに並ぶ中で、一番心を震わせたのは彼女を連想させるブルーベリージャムがチョコレート生地のパンに挟まれたもの。他には目もくれずにそれを真っ先に手に取るとにっこりとした甘えた笑顔で彼女の口元へ差し出して )ブルーベリーとチョコレート、りずちゃんとくまちゃんみたいだから。りずちゃんにあげるねぇ、───ね、おくちあけて。あ~んって




50: リズ・フェリシティ [×]
2024-05-03 00:29:54




>大熊座


……その小狐くんってコとは気が合いそう。アタシ。
( 犬も猫も。と言われると途端に微妙な顔をしてしまうのは人間の汚いエゴだろうか。本来生き物としてのあり方は貴方の方が正しくて、彼女にとっては等しく形の違う食べ物でしかないのだろう。だから、そんな貴方に大事に食べてあげると言われることは案外光栄なことなのかもしれない。広げた先のサンドイッチ。その鮮やかな彩りに、もしも…私が死ぬとして。くだらなくて惨めな負け犬のような最後よりかは、こんなにも綺麗に飾ってもらえるのなら…この最後の方が案外いいのかも。そんなことをぼんやりと思っていれば、ずい、と差し出されたサンドイッチの色合い。それが自分の愚かな思考を揶揄したかのようで「___…アハハ、この歳になってあーんなんて…、今どきカップルでも流行んないよ」自分の思考が浅はかに思えるぐらいまっすぐな貴方の言葉、発想に思わず屈託のない笑い声を溢した。もちろん拒否する気はさらさらないようで。さらりと落ちてくる長い髪を指で掬い、耳にかけながら貴方の手からサンドイッチを一口齧った。途端に広がるベリーの酸味とじゅわりとした瑞々しさ。それが甘いチョコレート生地に挟まれて、甘すぎず酸っぱすぎず。ちょうどいい塩梅に仕上げられていて、優しい美味しさに目尻が緩む。これを作ったという小狐くん。貴方と同じように動物を冠した名前。恐らく彼もカムパネルラという存在なのだろう。先ほどの発言から意外と人間に近しい考えを持つこと、小綺麗なお弁当を誂えてくれること、そして小狐という名前。それらから彼をどこか家庭的な細身の男性、もしくは理知的な少年として連想しては、「____ん、美味し。…なんだか久々にイイもの食べちゃった」ぺろり、と口端についたジャムを微かに舐め取りつつ、はらぺこな彼女のために、せっせこ作り上げている光景が目に浮かんでくすりと。ぱくり、と喰んだサンドイッチはすでに紅とグロス汚れている。ふとそこだけを器用にちぎっては、今度はこちらから。貴方の手からサンドイッチを軽やかに奪い取ると、お返しのように形のいい唇にちょん、とサンドイッチを当てて悪戯っぽく笑ってみせた。)
アタシだけじゃなくて、アンタも食べなよ。アタシたちそっくりってんならさ、二人で食べなきゃ。……でしょ?




51: 宮守 弓羽 [×]
2024-05-03 17:18:09



>宮守

ええ、目利きには自信がありますわよ。
(己の言葉を否定せず素直に喜ぶ様子が好ましい。産まれた時から人も物も一流に囲まれてきたのだ。今までここで出会った人達は皆整った容姿をしていることは間違いない。希望を纏わせた顔と笑い声は見ていて気持ちのよいもので、こっちまで元気になりそうだ。伝えられる真っ直ぐな関心に顔が綻びながら、兎が自分のことを良い様に伝えていたこともじわじわと嬉しくなる。何を話したのだろうか、などと考えていると彼女が持っていたバッグに手を入れだし、何を取り出すのか、と思えば出てきたのはかわいらしいサイズの缶、そしてキラキラのキャンディ。自分みたい、と言われ一瞬思い当たらず首を傾げそうになるが、すぐにああ瞳の色かと合点がいく。差し出してくるその姿だけでお腹いっぱいになりそうだが、幸せな気持ちでお礼を言って受け取る。煌々しいそれを列車の明かりに透かしてみれば窓の向こうの星のようだ。包みを明けて片手で口元が見えないようにしながら食むと、フルーティーな風味が広がって大変美味だ。)
ありがとう、頂きますわね。……おいしいわ。天馬がくれたから尚更ね。何か……お返しをしなくてはね。どうしようかしら……



52: 大熊座 / ペガスス座 [×]
2024-05-05 02:20:54



>リズ


小狐くんはお料理がと~っても上手でねぇ、くまちゃんがお腹ぺこぺこになったらジョバンニを食べちゃうから、そーならないようにおべんと作ってくれるのよう。りずちゃんと小狐くん……どっちもくまちゃんのお気に入りだから、二人がなかよしさんになったら、それって素敵ねぇ( 手元にある情報だけで気が合いそうだと伝える彼女により情報を与えるように己視点での小狐に対する感想を口にして。最後に締めくくるのはまるでお気に入りのお人形を両手に持って遊ぶように奔放で無邪気な内容で。美しい所作で長い髪を纏める姿はそれだけで目を奪うほど、綺麗なだけではなく口元に残るジャムを舐めとる姿は可愛くて感情のままに撫で回したくなるのを我慢我慢と堪えるくらいきゅんと胸を鳴らし。可愛い雛鳥に餌を与える親鳥の気持ちで庇護欲を掻き立てられていたのに、予想外にも手にしていたサンドウィッチが彼女の手に渡るとおっとりとした反応で数秒後にぱちりと静かな瞬きをして「 ふふ~。りずちゃんってば怖いもの知らずねぇ、──あ~ん。 」ワンテンポ遅れてくすくすと吐息と共に笑い声を落とし、口元にあるサンドウィッチを一瞥。それから正面の彼女のことを射抜くような眼差しで真っ直ぐ見つめたままぷくりと膨れた唇を大きく開き、開いた口内は熟れた柘榴のように赤赤と濡れた色をしている。それよりと目を奪うのは上下共に刃物のように鋭く尖る犬歯、食い破るようにパンに牙が沈むとたっぷり入っていたジャムが耐えきれずに少しだけ溢れて彼女の指を汚してしまった。磨り潰すように僅かな咀嚼の後に飲み込めば当たり前のようにパンを持つ彼女の親指をぱくんと咥えて指を汚すジャムをぢゅ、と舐め取って。 )



>宮守

お返し?……いいのいいの!弓羽さんみたいに綺麗なキャンディだったから、アタシがあげたくなっちゃったんだもん。( 今この場で取り繕うような仕草ではない、彼女に染み付いているのだろう美しい動きで小さなキャンディを口に運ぶ姿にポーと見蕩れてしまう。まるで妖精が星をひとつ食べるシーンのように絵になっていると見蕩れる最中に胸中でひとりごち、そうするとお返しをと考える彼女に少しだけ反応が遅れてしまってブンブンと頭を左右に振ってから考えを止めるように口にして。何よりも美味しいと伝えられた事が嬉しくてニコニコと笑顔を隠せず、それからその表情を不自然に隠すように口角を不自然に結んで「 お礼が欲しくてあげたんじゃないのよ!キャンディくらい沢山あるんだからっ 」両腕を胸下で組めば胸を張り偉そうな口振りで言わなくていい発言を連ねてしまう。仲良くなりたいから自分の好きな物をプレゼントしたのだと素直に言えないまま余計な事を発してしまう口を急いで結び。口を開けば余計なことを言ってしまうと言う気持ちと、折角出逢えた彼女と仲良くなりたいと思う気持ちが葛藤となりつつ再度そろそろと視線を泳がしつつ少し上擦る声で口にして )あたし、弓羽さんと話した時間が楽しかったって兎に聞いたの。烏と相席になったのに何も無く銀河ステーションに辿り着いたってことも。……だから、あたし、そんな素敵なジョバンニがいるならあたしも会ってみたいって。そう思ってたから、───本当に会えて、いまとっても嬉しくて浮かれちゃってるの!




53: 宮守 弓羽 [×]
2024-05-05 13:41:04


>ペガスス座


…………顔が熱いわ。その、恥ずかしいのだけれど同じ年頃の同性と雑談するってあまりしたことがなくて。気恥ずかしいというか……でも私もすごく嬉しいですわ。
(キャンディを味わっているとお返しを断られ相手の言葉に嬉しく思いつつもやはり染み付いた返礼の精神にこちらも何かあげたくなってしまう。どうしようかしら、と相手を見ているとさっきまで笑っていた顔が真顔に戻され強気な言葉を言われる。それは明らかに本心ではないのだろうとわかる声色で、以前までの弓羽であれば困惑で終わっていただろうが、ここでの交流で多少人の機微を慮ることを覚えたのと相手が年下のそれも女の子であったことも相まってかわいらしくしか見えない。妹が大きくなったらこんな風であろうか、などと微笑ましい気持ちで目を細めていれば、緊張した様子で出てきた言葉に、数秒硬直した後、両手で顔を押さえて俯いてしまう。自分で同じようなことも言っていたけれど、相手からはっきりと言われるのがこんなに嬉しくて頬が紅潮するなんて。胸が暖かいもので埋まっている。相手は特に何も意識していないだろうに動揺してしまうなんてとても恥ずかしい。恐る恐る気を落ち着かせると、咳払いを一つして話し出す。この気持ちへのお礼として彼女にあげたいものが出来たのだ。持っていた大きな木製のトランクを持ち上げて彼女に見せる。)
っ、やっぱり一つ天馬にあげたいものがありますわ!お返しじゃない、わたくしが貴方に差し上げたいんですのよ!……受け取ってくれるなら、立ち上がってわたくしに背を向けて。そして、少々髪を弄らせてほしいのだけれど。いいかしら?



54: リズ・フェリシティ [×]
2024-05-06 21:32:16




>大熊座


…っ、ちょっと、アンタ、いつもこんなことしてんの?
( ぐわり、と開いた口。そこから見える発達した犬歯に、改めて彼女の前に無防備に指を突き出したこと。その行為の恐ろしさと貴方の言う怖いもの知らずという言葉に合点がいく。でも貴方の牙は指に突き立てられることなく、そのまま茶色い生地へと沈み込んでいった。こちらをじぃと見つめる瞳に宿る真性の捕食者。その視線だけで食われてしまいそうだ。圧迫が一部に偏ったことでぶちゅりと飛び出たジャム。貴方がひたりとこちらを見つめているからか、擬似的に捕食されているかのようだと危うい倒錯感が走り抜け無意識に息を漏らす。彼女の距離感の近さには薄々気がついていたが、指をぱくりと咥えられると流石に驚いたようにぴく、と肩を跳ねさせ呆れたような声で。貴方にしてみれば大きな愛玩動物、もしくは喋るロリポップキャンディを軽く一舐めしたぐらいの感覚なのかもしれないが、それはそれで気に食わない。獲物としてではなく、アタシを見ろと幼稚な考えが浮かんだのは自己顕示欲の強さゆえか。貴方が自分を知りたいといったことによる欲からか。口内に招き入れられた指先を抜こうするタイミングで大きな牙をわざと掠るように通っていくと、牙とは似つかない小さく愛らしい唇から指先を引き抜いて一言。「だぁめ。他のジョバンニはどうか知らないけど、…アタシ、つまみ食いは許さない主義なの。」濡れた指先で貴方の唇をむにりと軽く押しながら、安っぽい女だと思われたくないプライド故かませた態度でそう高飛車に言い放つと、少し唇を尖らせて。意趣返しといったところか、貴方の鋭い牙ではどんな硬いキャンディであろうとスナック菓子同然、むしろ舐め切る方が難しそうだと悪い考えを浮かべては、貴方が自分に関心があると疑っていない傲慢さと、享楽的な思考は貴方とそのカムパネルラという名を冠す者たちに釘付けなのだろう、更々降車するという前提は無いような口ぶりで。)
もしそのコに会えたら、今度紫色のおっきなキャンディでも作ってもらえるようお願いしようかしら。____色んなカムパネルラがここにはいるんでしょ?いつかは会えるかもだし




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