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 □ きゃんでぃ ■ /7


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自分のトピックを作る
■:  あめだま [×]
2017-03-20 11:49:04 




ー…甘あーい、きゃんでい、如何ですか?



☎創作ネタ、小説ネタ、願望妄想吐き出し置き場
☎あめだまと知り合いのみ!他の方は閲覧コメントNGでっせ
☎あめだま暴走注意




1:  あめだま [×]
2017-03-20 17:14:30



ー…す…て、たすけて!

暗い暗いトンネルの中で虚しく響く自分の声。嗚呼久し振りにこんなに大きい声を出した、頭の片隅でこんな事を考えて落ち着いてはいるものの後ろを振り返れば先程から追ってくる恐ろしい化け物は自身の冷静ささえかき消しただただ恐怖が身体を蝕む。

ー…かこん

ヒールがとれた、半年ぶりの『合コン』だからといつもより高めのを買うんじゃなかった、毎日毎日会社の為に時間を割いてる自分へのご褒美…とかいって本当は店員さんに圧されて3万8000円のバック買ったとか阿呆過ぎて自慢も出来ない。そう言えばこのネイルも気合いいれて何時もの近所の所じゃなくて隣町の洒落た店でやってもらったんだっけ、でももう剥げちゃってる。ワンピースも勇気だして買った胸元すっごい開いてるやつもピヨッてジャッケット脱げずに終わったな~嗚呼出来れば巨乳に生まれたかった。そう言えば家出る前猫の餌出したっけ

…なんて頭の中で色々考えていれば目の前には真っ黒の化け物が此方をじいっと見つめており。手に持っているのは刀かな、物騒だぞ☆

がたがたと身体を震わせ脳内で南無三とお経を唱えていれば目の前にいる化け物はにたぁっと口角を上げ刀を此方に突きつけて…終わった、私の人生終わった、素直にそう思いぎゅっと目を瞑った。

ー…?何秒たった、刀を振り下ろすのってそんなに時間かかる?

ゆっくり目を開けた、トンネルってこんなに明るかったっけ?ううん、違うここトンネルじゃない、私が化け物から逃げてた暗いトンネルじゃない…、此処どこ?
そこは見慣れない場所だった真っ白な壁と床天井は高く吹き抜けになっている、扉らしき物はみえない、いやまず物がない。ほんとマジ此処どこ???
私がポカーンと開いた口を閉じれずにいると目の前に黄色い何かが落ちてきた、不意にきたので驚き過ぎて変な声がでた。何か、をじっと見ればキツネのような生き物だった。愛らしい顔をしている、毛並みも整っていてもふもふしている、小さい、可愛い。興味深々で指でつつこうと近づけばー 

ー…始めまして、主様!私、こんのすけと申しますっ!

……キィエエエエエエシャベッタァァァ!?!??

驚き過ぎて少し固まったままの私に気付かずこんのすけ、という狐はしゃべり続ける。 

ーところで主様怪我は無いですか?私少し手荒な事をしたかなとおもっておりましたが何せ主様が歴史修正主義者に襲われていたものですからこの私慌てて瞬間移動術を使ってしまい…

なにがなんだか意味が分からない、何故この狐が喋っているのか、こいつは何を話しているか、私は今何処にいるのか。なにも分からなかったので取りあえず開いた口を一回閉じもう一度開けた。

ー…ここどこ?





2:  あめだま [×]
2017-03-26 12:56:10




>1 三十路社畜さにわ と ドタバタ本丸奮闘記





3:  あめだま [×]
2017-03-26 21:59:24





さよなら、さよなら


届くことのないあの高い高い空へ、飛んでいけ


どうか、どうか


出会った時のように貴方が私を、見つけませんように


高鳴る動悸も火照る頬も


治せるのは貴方しかいないけれど


貴方の隣にはもう


嗚呼、アネモネの花に思いを馳せても


意味はないの


さよなら、さよなら


愛しき人よこの高い高い空に愛を告げても


とても、とても


届きはしないの 思いだけが募っていてもただ虚しいだけ


ついつい目がいく私を照らす貴方


声を頼りに来たけれど


貴方の隣にはもう


嗚呼、夢を夢を見ていたのかな


幸せな夢


さよなら、さよなら


何度言っても


何度思っても


届かないわ


さよなら、さよなら


飛んでいけ、私の全てをのせて


さよなら












4:  あめだま [×]
2017-03-26 22:00:57




>3 □ 恋夢花 ■





5:  あめだま [×]
2017-03-26 22:06:36



ラブコメとかいちゃらぶも好きだけど悲恋も好き( 圧倒的好み )

>3 一度は好き合った2人だけどすれ違いで相手が他の人の所に行っちゃって後悔して……因みに、アネモネの花言葉は失った恋とか見捨てられ恋(?)だった気がする、うろ覚えごめんね友人よ。 




6:  あめだま [×]
2017-03-27 17:57:55




「_…ッやめてくださいっ!」

今日は会社の飲み会、駅前の美味しい焼き鳥で有名な居酒屋に社員総出で飲みに来たは良いのだが何分、普段慣れないお酒に頭をくらくらさせられ一度手洗いに行こうと席を立ち歩いていれば目の前に酒を呑んだ若いスーツ姿の男数人に囲まれしつこく一緒に呑もうと誘われるも澄ました笑顔で丁寧にお断りして相手の横をそそくさと去ろうとするも腕を掴まれ引き留められてしまい

「あの離して下さいっ!」
「ええー、やぁだ」

腕で引き寄せられ近くなった相手の口から出る酒臭い香に眉間に皺を寄せ先程の澄ました笑顔はどこえやら、『全力拒否』という言葉を張り付けたような表情を浮かべ苛立ちからか心の中で盛大な舌打ちをかますも相手に聞こえる訳もなくチラリと社員全員がいる大部屋に目をやるも部長はまさかの新入社員へのノミニケーションを飽きもせず続けており友人社員はベテランイケメン社員の人を囲んでおりどちらも此方のピンチには気づきもせず。

「~、あの!本当にやめて…!」
「お客さん店内でのナンパはお止め下さい」

そろそろ苛々が頂点に達し大声で拒否の言葉をかけようとすると、私と私の腕を掴む相手の間に割って入るように私よりも少し背の低い男性店員が止めにきた。彼は捕まれている私の腕をジッと見つめればにっこりと笑みを浮かべて相手の掴んでいる腕目掛けて鋭いチョップをかました。






7:  あめだま [×]
2017-03-30 14:55:54



>6【 続き 】


「~った!、おい何すんだよ!」
「お客様、店内でのナンパ行為に何度注意しても聞かない大声、そして先程お客様にお出ししたビールジョッキ計六つがわれていたということで店長から伝言です。」
「ああ?」
「『さっさと帰れ糞酔っ払い野郎共』です。タクシー用意しているので早急にお帰りください。お会計も勿論忘れずに」

男性店員はにっこり笑顔を顔に張り付けたまま手にしていたメモを読み上げた後居酒屋のエプロンポケットに直しお会計の所を指差した。ぽかんと開いた口が閉じらない周りの男性をよそに私の腕を掴んでいた男性がキレ、拳をあげた。が、

「これ以上の迷惑行為または金銭を払わないと仰るならそれは無銭飲食、器物破損、そしてその振り上げた拳を僕に向けるならそれは傷害罪になりますが宜しいでしょうか?」

誰も何も言わず、男性とその他の方々は黙ったままタクシーに乗っていった。私は只理解が追いつかず突っ立ったまま動けなかった。はっと気がつけば先程の人にお礼をと、店の中を歩き出そうとしたが酔っ払った部長と怖い女上司がベロンベロンで私の肩をぐいっと引っ張って大部屋に戻され酒臭さが両方から漂う生き地獄ならぬノミニケーションを発揮されうなだれた。
 

( 地味に続くよ )



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