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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
441:
ディー、悪魔 [×]
2025-12-18 22:13:26
>ユリーシャ
芋虫も話すしムカデも話すよ。(彼女の反応を見たことで多くのアリスが最初に勘違いをするその事柄に例に漏れず彼女もまた勘違いしているのだとピンと察した。だからこそ後に真実に辿り着いたときに彼女がどう反応するのかを期待するようにもう一人、勘違いを起こしやすいその人物のことを口にして。誇らしげに片割れについて話す姿を見れば何でだろうか、なんだか少し面白くないと感じてしまう。ふうん、と先に漏らした声は何処となく拗ねるような音を含んでいて「でも俺じゃなかった。ミルクティーちゃんが幸運のアリスならダムじゃなくて俺に出会ってたよ」最後には“いー”と歯を見せるように餓鬼くさい表情で締めくくって、彼女の中には片割れがずいぶん大きく存在しているのだということを痛感する結果となった。しかし、手品とも呼べないくらい簡単な渡し方を彼女がとびきりに喜んでくれると、白銀がそうなるように星の煌めきを受けて輝く彼女の瞳に目が奪われた。それは出会ってから今に至るまで、初めて彼女の大きな瞳に光が宿ったように感じたから、こんな表情きっと片割れだって見たこと無いぞと折れかけた自尊心が復活することとなる。羊の雑貨店を経由した訳じゃない、たまたま持っていたいつかの飾り。それをこんな風に喜んでもらえると彼女の表情につられるように、同じようにくしゃりと大きな笑顔を見せて「そうだよ。俺の友達だから、ミルクティーちゃんを怖がらせないように言っといてあげる。」触れた華奢な手は冷たくて、赤みを帯びていた。普段外で過ごすことが多いからだろうか、自身の手はそんなことなくて、だから反射的に彼女の手を包むように両手で触れて「ミルクティーちゃんの手、つめたくなっちゃった」最後にぎゅっとその手を握ってから離し、その際に自然な動作で彼女の手の中へ星を握らせればふっと微笑んでから声をかけて)俺も寒くなってきたし、戻ろっか
>ロメオ
(自由気儘に程よく酒を楽しみ、おいしい食事で腹を満たし、時折目が合ったアリスと時間を共にする。そんな風に過ごしている中で疲れた体を休めるべく、近付いたソファ。そこにいた先客に目を向ければ、その様子は悪酔いしている姿そのものだった。その背格好からきっと勢いのままに酒を飲んで酔い潰れてしまったのだと推測することは容易く、そこに悪友が絡んでいるとは少しも思わない代わりに「おいちゃんも隣に座らせてくれんか」と気さくな声色で話しかけたその時、呻き声にも似た掠れる声が一人の人物の名前を挙げた。ぴく、と耳を傾ければ「なしたん、坊ちゃん。おいちゃんがお水でも貰うて来よか。可哀そうに、えらい具合悪そうやないの」そう話しかけるのは親しみのあるしゃべり方と、純粋な心配を浮かべるようでもあり。上を向いている彼の胸元をポンポンと軽い力で叩いて)
( / ご丁寧なご連絡ありがとうございます。お声がけいただきとても嬉しいです。私自身も、そして悪魔も、ロメオさんとのやり取りを心から楽しませていただいておりました!悪魔を相手にしてなお一歩も引かず対等に渡り歩いていくロメオさんの立ち振る舞いは本当にお見事で、その上手さには思わず感心してしまいました…!また、続きの流れでジャバウォックを拾っていただきありがとうございます!こちらもまたかなり癖のある役持ちとなってしまうため、絡みにくかったり、違和感やご都合の悪い点などありましたらいつでもお知らせください。
ユリーシャちゃんとの交流もとても楽しく、あまりに魅力的でディーの方も自制が効かず、ちょっかいばかり出してしまって申し訳ありません…!ご相談いただいていた赤の騎士のミニゲームにつきましても大歓迎です!この後の流れとして、他のアリスたちから話題に上がっていた聖夜儀式についてユリーシャちゃんが耳にし、それに参加するため赤の騎士へ護衛を頼む、等々理由はどのような形でも問題ありませんので赤の騎士への護衛依頼の交流文を投げていただけると嬉しいです!お任せする形になってしまい恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは改めまして素敵な時間をありがとうございます。今後の展開もとても楽しみにしております!)
442:
三月兎 [×]
2025-12-18 23:53:52
>オルカード
(可愛いと思えるほどのあからさまな挑発に乗らないほど大人でも無ければ、引くほど子供でもなかった。手招きされるまま肩を竦めてついて行き賑やかな室内へ足を踏み入れれば、喧騒と酒と欲が混ざったみたいな活気ある空気に喉の奥で小さく笑う。何においてもスマートな彼の様子に「はは、随分と手際がいいじゃない。ナンパもゲームも、手慣れてる」なんて揶揄うように軽口を零しつつ、確保されたダーツ台の前に立ち。差し出された矢を受け取って、指先で転がすように重さを測り、羽根の癖を確かめる仕草はどこまでも気怠げに見えて「カウントアップね。無難でいい。うん、嫌いじゃないよ、そういう分かりやすい勝負」彼からの提案を前に、同意はあっさりと、けれど視線だけは的から外さずに真っ直ぐに向いて。先にどうぞ、なんて言葉に一瞬だけ彼を見れば、そこにあったのは負けん気の浮かぶ芯のある眼差しだった。「先制譲るって顔じゃないでしょ、それ。……ま、いいや」好戦的なその表情を笑うように軽く息を吐いてラインに立つ。それから向ける構えは教科書通りで力も入れすぎなく、かと言って独特な癖も持っていない。そして一投目、中心は外すが数字は悪くない。二投目、少し右に逸れて平凡。三投目も同じような位置に刺さり、最終的な結果は“普通”の点数。肩をすくめて振り返り、照れ隠しの声を向けて)どうせなら、もうすこし格好つけたかったね
443:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-19 00:14:57
>トゥイードルディー様
(驚きと半信半疑の混ざった顔を浮かべるのは、足がたくさんのあの生き物ですら話すという事実をあまりにもあっけらかんと彼が口にしたから。無知だからこそ世界を広げる事に抵抗はないから、自分の知らない世界をさらりと紹介してくれる内容に少し戸惑いながらも「……この国はほんとうに不思議ね」と呟いて。双子とは文字通り自らの半身を意味するものという知識はあったから、そんな近しい人を良く評価されれば片割れは喜ぶものと思っていたあたり、世間知らずな自分は男心に全く疎い。だから、どうしてそんな顔をするの、と怪訝そうな視線を返しながら「ユリはディーに会えたことも幸運に数えるのよ」自分の心の中で、彼ら双子は色の違う二つの灯火のようだと感じる。どちらも消し合うことなく、心を暖めてくれる優しい炎。ダムは揺るぎない基盤のように心を支える存在であり、ディーは軽やかな風のように心をくすぐり、未知の親しみを運んでくる。二つの幸運は、まるで片方が太陽で片方が月のように、同じ心に共存して自分を照らしてくれているように感じて、拗ねないでと彼の頬に手を伸ばし包むようにそっと触れて。「ありがとう、ディー。ユリも夜にお話してみるわ」彼の真似をしてみたいと思ったのは、本当の親友みたいに夜のことを語る彼を素敵で羨ましいと思ったから。手の中に感じる星の感触はなんだか暖かいような柔らかいような、これを握っていれば夜に試されずに済むのではと思わせてくれるものだった。その正体が彼の分けてくれた手のひらの温もりだということは未だ気付かないまま、こくりと頷いて「ユリを温かくしたからディーが冷えちゃったのね。ねえ、ユリを守ってくれてありがとう」肩に感じていたのは僅かな重さと温もりだけではなかったのだと振り返り、目を見て感謝を伝えたくなってクイと彼の服の裾を引っ張って、柔らかな微笑と共に見つめて)
>赤の騎士様
(立食会場に戻ってもダムの姿は無かった。どうしようかしら、思案するように溜息を吐いていれば近くの少女たちのお喋りが自然と耳に入って。聖なる夜にだけ行われる特別な儀式――その響きに、まるで雪の結晶が胸に落ちて溶けるように強く惹かれてしまった。聖夜の祝福のようであり、秘密のようでもあり、どんな催しなのか知りたいという気持ちが心を強く揺さぶって、自分でも気付かないうちに足は動きいつの間にか立食会場を抜け出していて。廊下を進むうちにどんどん人気が少なくなるのと比例して自分はまだ夜を克服できていないことを思い出し、一人で儀式へ向かうのは心許なく、その神秘さに触れる前に不安が胸を締め付けて。ふと見つけた彼は見上げるほど背が高く、それこそ本の中に出てくるような綺麗な男の人で、そういえば女王様に謁見した際に一度姿を見ていた気もする。ダムの顔がよぎるけれど、女王様の邪魔はしたくない。意を決するように胸の前で両手を握りながら「……ねえ、」掛けた声は良く言えば凛として、悪く言えば傲慢な響きすら持っていた「ユリ、聖夜儀式に行きたいの。みんなが話していたのを聞いて……どうしても、参加したいの。でも夜は寒くて怖いから、だから、あなたに守ってほしいの」不遜な態度の割に言葉選びは拙いものばかり並んでしまう。でも精いっぱい心からのお願いを伝えているつもりで、一度息継ぎをして)あなたは女王様を守る人でしょ。でもお願い、今だけユリを連れていって
>ジャバウォック様
(悪魔と甘く危うい毒の応酬に興じていた瞬間はただ甘美な刺激に酔いしれていたはずなのに、今はその余韻が体内で暴れ回り、まるで熱を帯びた蛇が血管を這うように落ち着かない。視界はゆらゆらと揺れ、仮面の奥の瞳は焦点を結ぼうとしてはすぐにほどけていく。メリーごめん、そんな言葉が頭に浮かんだ直後に軽く胸元を叩かれる感覚で誰かに話しかけられていると初めて気が付いて「あー…、いや…それは助かる――けど、大丈夫だ。悪魔の毒はあとちょっとで切れるはず…だから」手の甲を少し浮かせて作った隙間から覗き見れば、ずいぶん人当たりの良い見ず知らずの人に心配をかけてしまっているのだと判断して。言葉に甘えそうになって、でも他人の手を煩わせたくない妙な意地も残っていたから、浅い呼吸の合間にもうすぐ回復するはずだと伝えて。火照った頬と上昇した体温が首筋に汗を伝わらせて、それをグイと拭うように乱雑な手つきで首を撫でながら痩せ我慢のような笑みを口角に浮かべて)……イカした…爪だ。ジャケットと、よく…マッチしてる
(/こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。主様の巧みなリードのお陰様で息子も娘も心の赴くまま活き活きと動けておりますので、本当に感謝感謝です。主様の紡がれる世界や台詞、ロル回しの一ファンとして、勿体ないお言葉を頂けたこととても光栄に思います…!息子こそ醜態を晒したり失礼をやらかすかもしれませんが、何かあればいつでもお伝えいただけると幸いです。
ディー様の前でダム様を持ち上げる真似をしてしまい申し訳ございません、でもそれを受けたディー様の様子がとても可愛らしく、この後の双子様同士の会話を覗いてみたくなりました。赤の騎士様のミニゲームについて、ご丁寧にありがとうございます。上記の通り発生条件を回してみましたが、不足や不備あれば書き直しますのでお手数ですがご指摘ください。息子も娘もこの先の物語にわくわくしかありません、こちらこそ今後とも末永くよろしくお願いいたします!)
444:
赤の騎士、ジャバウォック [×]
2025-12-19 02:22:39
>ユリーシャ
(深い赤を基調にしたショート丈のダブルブレストジャケットに、ブラックサテンのスタンドカラーを合わせたミリタリー調フォーマルなタキシード姿。素材はウールサテン系で、滑らかな光沢と構築的なシルエットとなっており、その中で目を引くのは程よくルーズなホワイトトラウザーのボトムだった。足元には黒の革靴を合わせ、正装に僅かな軍服要素と抜け感を加えている。全体を紅色と黒の二色でまとめ、儀礼服の緊張感と日常的な軽やかさを共存させたスタイルと、顔がより綺麗に現れるように掻き上げられた前髪と整えられたヘアセット。ウエストの辺りにシルバーのチェーン装飾をアクセントにした姿で今宵の儀式の指揮をとっていた。不意に夜の回廊に落ちた彼女の声は鈴をひとつ転がしたみたいに澄んでいた。その声に呼ばれるように顔を向けると、そこにいたのは見覚えのある顔だった。此方を見上げるその瞳を見て、口元に自然と笑みが浮かび「また会ったね。__確かに、俺は女王陛下を護る騎士だ。だけど、」わざと途中で言葉を区切るとその表情には微笑みを浮かべ「可愛いお嬢ちゃんを護るのも、騎士の大事な務めだ。お嬢ちゃんがそう望むなら、今夜は君の剣になる」それは承諾の言葉、そして彼女のためにと用意をするのは落ち着いた真鍮色のアンティークな手燭。使い込まれた意匠は派手さこそ無いが、不思議と夜に馴染むそんなつくりをしていた。マッチを擦ると硫黄の匂いが、続いて短い火花。芯に触れた瞬間、柔らかな橙の火が生まれて揺れた。そうしてそれを彼女へと差し出し「良いかい、お嬢ちゃん。この火は何があっても消しちゃいけない。恐くても、寒くても、立ち止まりたくなってもだ。」そうして掬うような視線が回廊の奥、闇が輪を描くようなその先を示し「この灯を持ったまま、回廊をぐるっと一周して戻ってくる。それが出来たら、聖夜儀式は成功だ。祝福は君のものになる」彼女が興味を抱いてたその儀式こそがこの場所だと教えるように、しかし余裕たっぷりの微笑みを浮かべては楽しむような声で続けて)もちろん、道中は俺がついて行く。__可愛いお嬢ちゃんを夜に放り出すほど、無粋な騎士じゃないんだ。
>ロメオ
(当初、こんなにも弱り切った姿の男からチェシャ猫の名が挙がっただけでも興味を抱くのに十分だったと言うのに、“悪魔の毒”という単語がその口から登場するとその興味は更なる強まりになっていた。猫が先か、悪魔が先か、どっちが先に彼を知り残る方が興味を抱いたのか。それを知ることは出来ないが、自身もまた悪魔に手を出されながらも気丈に振る舞おうとするその姿を一瞥してからカカカと肩を震わせて笑って見せて。ぐったりとした姿にも関わらず、自身のことを褒めてみせる彼の気概に好感を抱き「坊ちゃん。あんた、それ悪魔の毒言うたじゃろ。……よ~し、あいわかった。おいちゃんが少しだけラクにしちゃるわ」自らの懐から取り出したのは古びた懐中時計、その時計を持てば爪の先で弾くように三回カツンと音を鳴らし。「坊ちゃんしんどいじゃろ。やけん、ちょおと気張り。おいちゃんの目ぇ見て逸らさんこと。ええか」縦に細い瞳孔を持つ瞳が彼の瞳を射抜くように、ほんの一瞬だけ鋭く向いた。そして時間を戻すように懐中時計を弄る、それは彼がいつ悪魔の酒を飲んだかがわからないから一時間ほどの時間を彼の体調部分だけを文字どおり戻してしまった。酒も毒も、そのいずれもを体に入れる前の状態に戻してしまって)
445:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-19 07:55:22
>赤の騎士様
(深い赤と白黒の三色でまとめられたその姿は、精悍で神秘的で、まさに物語の登場人物みたいだと感じた。光沢を帯びたジャケットは炎の鱗のように滑らかで、白いトラウザーは雪原に伸びる道のように彼の足元を清らかに見せているようで。そこに煌めきを添えるシルバーのチェーンは夜空に橋を架ける星座みたいで、謁見の間とは違うアップにされた前髪は夜空を切り裂く流星の軌跡のように彼の顔立ちを際立たせる。綺麗な彫刻に見惚れるようにじいっと顔を見つめること数秒、手燭を差し出されてはっと我に返ったようにそれを両手で受け取って。ちらつく小さな火が過去を刺激するような感じがして、これもまた夢なのではとしつこく首を擡げるトラウマから意識を守ってくれたのは、小指に絡めるようにして失くさないように手中に持ったままのディーがくれたチャームが、もしくは女王様のバレッタが守ってくれたおかげかもしれない「……火を消さないで、戻ってくる。…ユリ、やってみるわ」反芻することで儀式の内容を簡潔に覚えて、彼の視線が示す暗い道にはぐっと息をのむように恐怖を感じるけれど「…騎士、さま。ユリからはなれないで」儀式的な彼の装いと、精悍で涼しげで女性を柔らかくリードするような笑みと言葉にすっかり彼を見る目は物語の中でお姫様を守る勇敢なナイトと重なって。お姫様が騎士をそう呼ぶように硬すぎない響きで敬称をつけて、左手に燭台を、右手は守りを求めるように彼の腕にそっと添えて、彼も足を踏み出すなら自分もきゅっと強い瞳で前を向いて歩き始めるつもりで)
>ジャバウォック様
(なんだか猛禽みたいだと、初対面の彼に対してそんな風な印象を抱く。纏っている空気感は柔らかく穏やかなのに、瞳の造りや一瞬垣間見えるこちらを射貫くような鋭い光を宿すのも猛禽類のメリハリを彷彿させて。まだこの国では聞いたことのなかった笑い方もその印象の追い風になっているのか、そんな彼から持ち出された話には苦しそうに少し眉を寄せて「……楽、に…?」整理が追い付かない頭は、そうでなくともこれから彼のやろうとしている仕掛けに想像もつかなくて。何かのおまじないのように時計を打ち鳴らす音に「…なあ、何…を」何をするつもりか、本能からわずかな警戒心が生まれて確かめようと力の入らない上半身を起こそうと腹筋に力を込めたところで、不思議な感覚にぴたりと体の動きは止まって。胸の奥を焼いていた熱が、まるで潮が引くようにすっと消えていく。血管を這う蛇も視界を揺らしていた霞も、懐中時計の音と共に静かに解かれていって呼吸が深く戻り、額に浮かんでいた汗も乾いていくのを感じて、思わず仮面の奥で目を見開いた。強がった形の笑みは消え、代わりに驚きと感謝が入り混じった表情が浮かび「……すごいな、どういう絡繰りだ?」勢いよく上身を起こして自分の胸板や腹の辺りをぺたぺたと両手で探るように触れるも何の変哲もない自分の身体だけがそこにあって。クリアになりすぎた頭は毒による酩酊と一緒にパーティーをより楽しむためのほろ酔いも吹き飛ばしてしまったのかと直感で感じて「いや、君が何をしたって俺の身体が楽になったのは事実だな。グラツィエ、……俺はメリーのアリスだ」感謝を告げるために立ち上がり、誠意を示すように恭しく胸に手を添えてゆったりと一礼して。彼の名前も感謝の言葉に添えようとして初めて見る相手だと気付いて自分から身分を明かし、これまた悪魔に続いて只者ではなさそうなオーラを放つ彼の佇まいに楽しげな笑みを浮かべて)素敵な姿に懐中時計の芸当。……魔法使いみたいな君にお礼をしたいんだが、何ならお眼鏡に適うかな
446:
赤の騎士、ジャバウォック [×]
2025-12-19 11:35:53
>ユリーシャ
(彼女が手燭を抱く指先にわずかな震えが走ったのを見逃すほど、無粋じゃなかった。だから差し出された右腕にそっと力を込め、彼女の歩幅に合わせて一歩を刻む。夜の回廊は静かで、蝋燭の火が作る小さな円だけが、世界を切り取っているようにも見えた。勇気を振り絞るような彼女に低く、柔らかい声が送るのはそんな彼女への評価で「お嬢ちゃんいい目をしてるな。怖さを知っていて、それでも前を向く目だ。__騎士冥利に尽きるよ」彼女が“騎士さま”と呼んだ余韻を、胸の内で転がす。悪くない響きだと口元に浮かぶ笑みは、彼女を安心させるためのもので半分は本心、半分は口説き文句にも似ていた。「大丈夫。火は君が思うより強い。守るべきものがある灯は、簡単には消えないんだ。それよりも気をつけるべきなのは、ほら、足元。俺の歩幅を真似しなくていい。お嬢ちゃんの速度でいいよ」回廊の曲がり角で歩みを緩め、影の深い方へ彼女を先に通す。壁に刻まれた古い紋様が、揺れる炎に生き物のように踊るのを横目でちらりと盗み見る。それからわざと軽い調子で語りかけるのは「俺は試験官じゃない、護衛役。だから転びそうになったら、遠慮なく掴んでくれ」澄ましたような微笑みが一緒の心配で。それは彼女がどんなにゆっくり歩いても、その途中に何があっても、そばにいるから大丈夫だと言う証明のようなもの。冗談を語るような明るく軽さを持った声色で続け)俺はきみを独りにしない。……お嬢ちゃんみたいに可愛い子を独り歩かせたら、噂になってしまうさ。俺の評判がね
>ロメオ
良か良か、せっかくのパーティじゃ。具合悪ぅて楽しめんのは可哀想じゃき、良おなったならそれでええよ。おいちゃんからのプレゼントじゃ(時計の針が時間を巻き戻すように動くにつれて、糸の切れた操り人形のようにぐったりとしていた彼の表情に色味が戻っていく。隠された顔でも伝わるのだから、その仮面の奥ではよほどの辛さを耐えていたのだろうと察することができた。誠意ある感謝を受ければ、その対応がむず痒くてカカカと癖のある笑い声で体を揺らし気前のいい物言いで「坊ちゃん、あんたホンマもんのファントムみたいな面しとったけぇね。真っ白い顔して冷や汗かいて、……悪魔にゃあ気をつけんといけんよ。まー、気ぃつけたとて気づけば懐に居るんが悪魔じゃけど」扱っていた懐中時計は元のように懐へ収め、今とはすっかり違う青ざめた顔色を笑うように顎を使い彼の顔を示して。それから長い爪がトンと今まで彼が座っていた場所を弾くと「ほれ、座りんさい。どれどれ、ほ~。たしかに!言われて見りゃメリーのアリスじゃ。服にメリーの拘りを感じるわ」改めて見直した彼は纏う服の細やかな所に彼の話す人物が垣間見えるようだった。その服装からしてテーマは浮かびやすく、気さくな雰囲気はそのままにして「魔法使いなんて大それたもんと違て、おいちゃん普段は公園のマーケットでちっちゃいお店を開いてるんよ。」人差し指と親指を使うことで少しを表して)ジャバウォックの時計屋っちゅうたら皆知っとるけぇ、今度遊びに来んさい
447:
オルカード・エリス [×]
2025-12-19 21:00:52
>442 三月兎さん
これでも、紳士の国の生まれなもので。
(慣れている事は事実そうなので否定せず、軽口に片眉を上げておどけた後に、またわざとらしく丁寧な物腰で胸元に指を揃えた手を当てる仕草を返す。――遠慮の要らない勝負ほど刺激的なものもそうそう無い。「頑張ってねえ、」勝気と逸楽の混ざった此方の表情に気付いて尚笑う彼へ、感情は隠さず“お手並み拝見”と挑発を含めたエールを送り数歩退く。彼の全体とダーツ台が把握出来る位置にてフォームや矢の軌道を余さず見詰め追って、肩を竦める彼に片手を軽く振り、「充分カッコ良かったじゃん、様になってた。」純然たる賛辞を贈った次、今度は己の手番と矢を取りラインに立つ。手本よりも少し身体を捻る構え、片目を閉じて二度の予備動作の後に投げる。「……もっと下、」一投目は中心の真上、点は高いがブルには遠い位置。刺さったそれを真剣な眼差しで見据え、唸る声音で自らに調整を言い聞かせる。「……左上、」二投目、今度は真ん中に近いが右下で数字も低い。次こそと構え投げたその瞬間、「――あ、」不味いと自覚したそれはもう取り返しがつかない、回ってきた酔いに狂った手元から勢い良く飛んでいった先は、隣の台のダーツボード。それも高得点のマスに当たった矢に数秒呆けて、それから湧き上がってきた可笑しさに大きく噴き出し、それでもきちんとそのボードを使っていた人へ謝りつつ矢を回収し、「なあ、今の見た?」今の出来事を共有せんと笑いを引き摺ったまま彼に問い。それから一ゲーム中に何度投げても、的確に高い数字に当てる内の幾つかに一回、的そのものを外してしまう。途中にスコアを確認して、「やべ、オレ負けてんじゃんよ。」積もった無効点が勝負相手との差を明らかに付け、だが焦るような台詞は形ばかりで音は嬉しそうに、「……でも楽しいね、ヘアさん。」いつの間にか持ってきたグラスもすっかり空に、酔いに染まった表情や声はその前よりも寧ろ静穏を湛え、しかし言葉には“ご機嫌”を顕す。続けて彼にもう少し近寄ろうと踏み出した足が酒で一瞬覚束ず、そのまま彼へ向けて倒れそうになった所を寸でで何とか留まり、「ごめん、何ともない?」ぶつかった感触は無いが、それでも何か害してないかと真っ先に詫びが転がり落ちて。)
448:
三月兎 [×]
2025-12-20 20:56:16
>オルカード
(矢が隣のボードへ吸い込まれていくのを、思わず目で追ってから一拍。刺さった場所を確認して、次いで彼の顔へと視線を戻せば、そこには呆けと可笑しさの入り混じった表情があった。ああ、これはもう点数の勝ち負けじゃないな、と胸の内で結論付ける。こういう“綻び”が混じる勝負は、嫌いじゃないようで口元だけを緩めて微笑めば肩をすくめる仕草で軽く応じて「……見たよ、あれは流石に笑う。隣の台まで射抜くのは、紳士の国でも減点対象だろ」謝りながら矢を回収する姿を眺めつつ、余裕と酔いが同時に滲むその立ち振る舞いを、内心で面白がる。勝負に慣れた人間特有の気安さと、酒で外れた歯止め。そのどちらもがこの場の空気を心地良くしているようで、先の発言を拾いながら笑って見せて。スコアを見て負けを悟った彼の声色には悔しさより楽しさが勝っているのを聞き取ることが出来て「その言い方だとさ、もう勝ち負けどうでもよくなってる顔だよ」視線を合わせ、口角をほんの少しだけ上げて指摘をするように口にする。グラスを空にした彼が一歩近づいたその瞬間、足取りが僅かに揺れたのを見逃さず反射的に手を伸ばすことが出来た。完全に倒れ込む前に肘の辺りを掴んで支えれば、距離が一気に詰まって、酒と甘い匂いが混ざった気配が鼻先を掠め。「……っと」低く短く零してから、支えたまま様子を窺い、よろめいた彼を揶揄うように続け)───俺に倒れ込んでも点は入らないよ。
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