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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/71


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自分のトピックを作る
21: グリフォン [×]
2025-10-02 17:34:36



>リオ

(肩を竦めながら、後頭部をガリガリと雑に掻く。羽音ひとつ立てずに佇むその姿はどこか気だるげで、やる気があるのかないのか分からない。それでも彼女の言葉を聞いて、あぁ──こりゃまた新しいアリスか、と一発で理解しているようだった。見た目こそ人間らしからぬ風貌だが口調も目線も刺々しくはなく、むしろ妙に人間臭い温度感が漂っており「……そりゃ、わかんねーよな。ここ、不思議の国だし。アンタみたいに、どっかの世界からぽーんと迷い込んでくるやつ、たまにいるんだよ。そいつら、まとめて“アリス”って呼んでるだけ。」そう言いながら、雑な仕草で翼をひと振り、舞い落ちてきた赤い花びらを靴先で払う。気怠げな声音とは裏腹に、先へ進むように歩き出す足取りはゆっくりで、彼女のことを置いて行く気はない。むしろ無意識に彼女の歩幅に合わせているようで。「ま、面倒ごとに巻き込まれちまったな、アリス。これから色々大変だぜ。あのデカい赤の城がアンタらの大体の拠点になる。そこでこの国のこと知ってくやつが多い。……ま、取り敢えず。オレが城まで連れてってやるよ。」気楽そうな声音にほんのりとこの国に対する皮肉を混ぜて、でもからりと笑って見せる。その笑みは茶化すというより、妙な優しさを含んだ悪戯のような笑い方で。大きな翼を一度畳んでから、先を指し示すように軽く顎をしゃくって。)さ、行こうぜ。オレも別に、案内人やるの嫌いじゃねーし。


22: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-02 18:24:29

>帽子屋

随分と自由のないところに居たものでね。この場所が夢であれ現であれ、僕を自由にしてくれたことに感謝しているとも。

(肩を軽く竦める仕草は柔らかく、微笑みの輪郭だけがやや曖昧に揺れた。かつての無機質な白に囲まれた世界では、鉄の扉は一度閉じれば開かず、窓の外の自由は遠い幻のようだった。時の流れは重く、監視の眼差しが背を押さえつける日々。あの色を失った空間に比べれば、この薔薇園の赤はあまりにも鮮烈だ。花びらから零れる甘い匂いは毒のように濃く、夜の空気に溶けて胸を満たしていく。この世界がどれだけ奇妙かなど、最早どうでもよかった。ただ自由に歩ける。──それだけで十分だ。抑圧されていた衝動が薔薇の赤を見るたびにうずくのを感じる。だが“まだ”だ。かつての相棒と呼ぶべきダガーナイフは没収され、何よりこの国の仕組みを自分は知らない。どのような人物がいて、どのような関係性が構築されていて、どのようにこの世界が動いているのか──それを理解しない内に手を出すのは愚かだ。またあの監獄に戻る気は毛頭ない。

穏やかな表情を浮かべながら、視線の奥だけがどこか空洞めいていて、恐怖や戸惑いがすとんと抜け落ちたような静かな眼差しで眼前の人物へと視線を送る。面倒見が良いのか姉御肌なのか、自分にとっては未知の情報を惜しげも無く丁寧に教えてくれる。身振り手振りの一つひとつが少し大仰で、ころころと変わる表情もどこか舞台じみていて愉快だ。こちらを試さんとする声音すら、あまり隠そうとする意図は無いようで、却って清々しさすら感じる。顎に指を添えてひと呼吸だけ思案を見せたのち、ゆるやかに顔を上げ、唇の端を柔らかく弧へと結び)

そうだね。真っ直ぐ城に行くのもいいけど──せっかくだし少し散歩してみようかな。君はこの後少し時間はある?迷惑にならなければ少し案内してくれると嬉しいんだけど。


23: フラミンゴ [×]
2025-10-02 18:27:42



>ヴァイオレット

(薔薇の香りの濃い空気の中、いつもの遊園地とはまるで違う色彩に、自分自身がすでにぐったりしていた。肩まで丸めた姿勢は普段よりさらに陰気で、長いパステルピンクの髪が顔にかかっているせいで余計に表情が見えない。いつにも増した陰気な雰囲気で慣れた様子で庭園を進んでいると思わず反射的に、うぉ。と喉の奥で短く潰れた声を漏らし、足を止めた。鉢合わせた目の前の人物がへたり込んでいるのを見て、考えるよりも先に思わず口が動き「……おい、アリス。……大丈夫かョ。顔色、やべーぞ。」心配な声色で言いながらも、決して距離を近づきすぎない。ハイヒールの音をわざと立てないようにして、そろっと一歩だけ間合いを詰めた。金色の鳥目は派手な格好のわりに小心者らしくそわそわと泳いでしまい「あー……歩けそォか?お前も運がねぇなァ、よりによって俺かよ」積極的なサポートは見られないが、声色は刺々しさより心配が勝っている。視線はあちこち泳ぎながらも彼女の様子を観察しているようで体調が悪そうな彼女のことをどうやって運ぶかを考えていた。鼻先でふっと息を吐き、肩の力を抜き「……立てそうか?少し休んでからの方が楽なら椅子があるところまで連れてくし、それも難しいなら少し待たせるけど助けを呼ぶケド」話しかける内容はぶっきらぼうだが、言いながら彼女の横にそっとしゃがみ込む仕草は不器用ながらの優しさそのものだ。指先でチュチュスカートを直し、金色の鳥目が控えめにちらりと彼女を覗き込んで)

(/フラミンゴの選択をありがとうございます。早速お迎えに上がらせて頂きましたが、鬱屈な面を強く持った男ですので交流の中で相性の不一致などありましたら遠慮をせずにいつでもお声がけ下さい…!)


24: ヴァイオレット [×]
2025-10-02 19:15:08


>フラミンゴ

(薔薇に囲まれたまま、どこへ行けば良いのか分からず惚けていると、人の気配がして顔を上げる。まず視界に飛び込んできたのは、甘い砂糖菓子のようなふわふわのピンク色の髪。やわらかそうなスカートの黒によく映える。ようやく差し伸べられた救いの手と思ったけれど、先ほど彼が口にしたのは知らない女性の名前で。がっくりとうなだれそうになったが、相手の視線はこちらを捉えたままだ。「えっと、立てるし歩ける……けど、残念ながら人違いよ。私、アリスじゃないもん」あの陰鬱とした病院に居たならば誰もが振り向くであろう派手な装いなのに、揺れる視線からも遠回りに紡がれる言葉からも、こちらを気遣う様子が窺える。相手の心配を振り払うように立ち上がると、ワンピースについた砂や小石を落とすように手のひらで叩き。今度はこちらが相手を見下ろす形になり、目の前にあるふわふわの髪をつい触りたくなってしまうのを堪えるために、両手の親指の爪の先をぱちんぱちんと弾きつつ、「探してる人じゃなくて申し訳ないけど、帰り道だけ教えてほしいの」履いていた黒のショートブーツのつま先にも、少し砂埃が付いている。早く家に帰って洗い落としたい。そんなことを考えながら、きょろきょろと辺りを見回し)

(/とんでもないです…!フラミンゴさんの容姿はヴァイオレットのツボに刺さりますし、やさしいお人柄も伝わってきて、これからの交流が楽しみです。こちらの文章で分かりにくい所があれば修正しますので、主様もいつでもお声がけくださいませ。では、よろしくお願いいたします…!)

25: ダリア [×]
2025-10-02 20:02:17



>有咲

(指先でちょっかいを出してくる薔薇を避けながら歩く速度を少し落とし、彼女の視線に合わせるように横目でちらりと覗き込む。表情はまるで薔薇園の香りに酔ったように緩やかで、どことなく含みを持った微笑みで。この場所を夢だと結論づけた彼女のことを頭ごなしに何かを否定するでもなく、ただ『面白いな』という色がその目に浮かんで。「……へぇ、夢だと思ってるんだ。うんうん。いいんじゃない、それでも。」淡く肩を竦める仕草はまるで天気の話でもしているかのように軽い。彼女が必死に現状を整理しようとしているのを、あえて止めない。止めても混乱するだけだと知っているからだろうか。それよりも彼女が口にしたお礼の声の方が心を打ったらしい「お礼ねぇ……。そうだな、甘いお菓子がいいな。どうせなら綺麗な箱に入ってるやつ。俺、そういうの好きなんだ。」冗談のように言いながらも、ちゃっかり本音を混ぜている。それからすうっと動かした視線は遠く、赤い薔薇の生け垣の先にある建物を指差して「ほとんどのアリスは赤の城に行くよ。あそこに住みながら、ここの女王に相応しいのが誰かを決めるんだ。まあ、図書館に籠もるやつもいるし、森や遊園地で暮らすやつもいるけどね。」わざとらしく一拍置いて、ようやく思い出したように自分の胸元に手を当てる。途中の図書館の話の時にはそれが自らであることを忍ばせて、口元には人懐っこい笑みを。同時にアリスが必ずしも城に住まなければいけないという選択肢を消す声はどこか間延びしていて掴みどころがなくて。はた、と思い出したように声を紡ぎ「そういえば、自己紹介がまだだったな。俺はダリア。国民のひとりで、図書館で働いてる。困ってるアリスを助けるのが俺たち国民の役目なんだ。」薔薇の影を歩きながら、視線を彼女に戻して小さく笑う。その笑みは悪戯めいていて、それでいてどこか優しさを持ち)……で、甘いものが好き。覚えといて。お礼があるならいつでも案内くらいはするよ、アリス。




26: 参加希望 [×]
2025-10-02 20:21:30

(/初めまして。丁寧に作り込まれた世界が素晴らしく、素敵なトピックスに是非参加させて頂きたいなと思い、参りました。主様にひとつ質問です。当方、精神病棟に入院中の息子を構想中なのですが、そうすると服装がパジャマになってしまうかなと思いまして…。「不思議の国」で我が子に似合う服を着せてあげたいのですが、迷い込んだ際に服装が変わっていたという設定でも問題ないでしょうか?ご検討よろしくお願い致します。)

27: 帽子屋 [×]
2025-10-02 22:19:15



>レオンハルト

(真っ赤なルージュの口元に明るい笑みを浮かべ、羽根飾りのついた帽子を指先で軽く押し上げながら声の端にくすりとした笑いを混ぜて。やや大仰な身振りで片手を胸に添え、片手は薔薇園を指すように広げて彼の選んだ道にご機嫌な返事をして「モチロン、よろこんで。お散歩でもしながら話でもしましょうか。アタシね、普段は森の奥の帽子屋邸で過ごしてるんだ。ここまで出てくることはそう多くないのだけれど──こうしてアリスと出会えた。最初に言った通り、素敵な運命でしょ?……そうだね、この国は面白いところ、なのかも。自由そうに見えて、じつはそうでもない。でもそれも含めて、この世界は不思議で、愛おしいんでしょうね。」ゆっくりと進め始めた足は何処に行くかを明確に決めたわけでないようで、時に薔薇の悪戯を受けて塞がれた道を強行突破せずに右に左にと行き先を変えて。小首を傾げて、瞳にいたずらめいた光を宿しながら不意に並ぶ彼へと顔を向けて「ねぇ、ここでの暮らしに慣れてきたら、うちにも遊びにおいで。城みたいに広くないけど退屈はしないはずよ。──そーだ、アンタ綺麗な顔立ちをしているもの……仕事として来てくれてもいいわよ。アタシね、パタンナーとして働いてるの」そう誘い掛けるのは整った見た目とスタイルのいい彼ならばモデルとして申し分ないところか大歓迎だと狙いを付けていたこと。ニコニコと笑いかけながら伝えるそれは軽口のようだが至って本気、彼からお断りの声が上がる前にピタリと足を止めてふたつに別れる道の選択を委ねて)さて、どっちの道を歩きましょうか。アリス? 薔薇園を抜けて湖のほとりまで行くか、それとも赤の城に続く道を行くか。




28: 天女目 有咲 [×]
2025-10-02 22:40:26

   
   
>ダリア

(一言、また一言。交わす度に輪郭が濃くなる。考えてみれば、今まで抱えてきた記憶が 現実かどうか なんて、誰に断言できるだろう。ならば、置かれた場所で自分らしく咲くのが一番良いはずで。有咲の切り替えの良さが、此処に来て漸く役に立ってきたらしい。百面相を終えた顔は些かスッキリとしていた。そうする間に返ってきた言葉に、意外そうに双眸瞠目。周囲の光を取り込み、爛と輝く甘い蜂蜜色をふっと細めては小さく肩を揺らす。「ふふ、妖精さんたら可愛いらしいのね!でも、わかる気がするわ。私もそういうの、好きよ。とびっきり甘くて美味しいお菓子を綺麗な箱で包んで……楽しみにしててね」この世界の勝手が分からずとも、想像しては楽しげに言葉が結ばれてゆく。お礼をすることを確かに約束するように、隣を歩きながら悪戯っぽく微笑んで。そのまま遠くに聳える赤の城を視界に収めては、彼の言葉を拾い集めつつ情報を整理していく。この世界にある建物、自分に与えられた役割。見知らぬ地で女王に相応しいかを量られる…その不安の火種は指先に灯り軽く毛先を撫ぜた。女王になれなかったアリス達の行く末を案じ、自分と同じアリスがどれ程いるのかを想う一方で、彼の口振りはこの手の案内に慣れた匂いがあるとも感じる。事前情報故か、何もかもがどことなく試されているように錯覚しながらも、確かに宿る優しさに自然と頬は緩み「ダリアは甘いものが好きで、図書館で働いてる…えぇ、ちゃんと覚えたわ。案内も含めて…これから宜しくね、ダリア」指折り数え、蜂蜜色の双眸を弓形に細めた。からころと、舌の上で彼の名を忘れぬよう転がした時には、暖かくて明るくて、彼にピッタリな花であり名前だと勝手に思いながら。この世界の歩き方を知らない為に、視線は時折彼の足先に落ちる。合わせるように歩を進めつつ、遅ればせながら此方も自己紹介を。)

私は天女目有咲よ。アリスじゃなくて、有咲。あ、り、さ。…でも、此処では皆やむなくアリス呼びなのかしら?それって少し__不便ではなくて?

(呼び間違えないでね、と軽く念を押した途端、名乗っても通じない可能性に気付き唇の端が苦くほどける。それでも純粋な疑問が浮かべば、勝手に口から零れてしまって。皆名前が同じでは、呼ぶ方も呼ばれる方も混乱してしまうだろうと心配し。)
   
   


29: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-02 22:57:34

>帽子屋

どうもありがとう、助かるよ。──へえ、君が?それは面白い。声をかけて貰えるなんて光栄だよ。まだ右も左もわからない身だけど……君が愛おしいと評するこの世界で居場所を見つけるきっかけになりそうだ。いつでも歓迎しよう、君にはこうして借りが出来たわけだし。

(案内を求める自分の言葉に嫌な顔ひとつせず応じてくれた相手に対し素直に礼をひとつ。話を聞いていく内に、柔らかく笑んだ表情にほんのわずかな驚きと興味が混じる。彼の軽やかさは芝居のように大仰で、けれど温度がある。差し出された"モデル"という誘いは、ただの社交辞令ではないことが伝わってくる。──仕事、居場所、役割。かつての世界ではそのすべてを奪われた。鉄の扉の向こうでは、囚人たる自分はただ"存在させられる"だけの生で、もはや意味を持つことなどなかった。だが、ここでは違う。まだこの国の仕組みも、力の流れも分からないが、差し伸べられた手は利用できる手でもある。自由な足場を得るには悪くない誘い──そう判断した計算は、すぐに笑みに溶かされる。表面には無害な青年らしい柔らかさだけが残った。

やがて、視線が二つに分かれた道へ向けられる。ひとつは薔薇園の奥へと続き、やがて湖に至る道。もう一方は、赤の城へと誘うかのように伸びている。まだ自分はこの世界の秩序を掴んではいない。だからこそ、今は新たに観察できる景色が欲しい)

せっかくの散歩だし、まずは湖を見てみたいかな。薔薇の赤に飽和した目に、少し違う色を入れておきたい気分なんだ。

(先ほど聞いた説明から推察するに、最終的にはあの赤い城へ向かい、用意された部屋で暮らすことになるのだろう。衣食住の保障は、放浪者にとって有難いものだ。だが今は──目の前の存在をもう少し観察してみたくなった。奇抜で愉快で、どこか自分を試すようなその人物。見ていて飽きない相手をもう少し観察していたいという興味もまた足を湖の道へと向かわせる理由のひとつだった)

30: リオ [×]
2025-10-02 23:03:18




>21 グリフォン


不思議な国のアリス、ますます夢っぽいけど。あなたの言うことは信じれそう。( 彼の発言に現実味はなく、それこそ夢の中のことのようだった。聞いたことのある童話の中に潜り込んだような感覚だ。これを夢とせずなんと呼ぼう。にしてもリアルな夢だ。風や匂いまで感じてしまう。当分覚めそうにもない。彼の後ろをついていきながら足取りはステップを踏むように楽しげだった。彼の言葉への返事も足元を見ながら楽しそうな弾む声になっていた。自分を置いていかないような速度に気付いては大きな翼が畳まれている背中を見つめ頬を緩ます。彼のさりげない優しさがどこか懐かしい感じがして嬉しかった。夢でもなんでもいいから、今はまだこの場を楽しみたいとさえ思った。そんな感情とは裏腹に彼の口から出てきた「 面倒ごと 」というワードに興味を持つ。何のシステムかもわからないこの世界の仕組みに足を踏み入れてしまったのだと。遠くからでもわかるほどの大きな城を視界に入れて少し緊張感がでてくる。喉を鳴らすように唾を飲み込む。心配という感情が湧き出てきたところで彼の笑みがそれを堰き止めた。悪戯に笑うその顔を呆然と見つめ、自分もつられるようにニッと歯を見せて笑う。「 なんだか冒険にでかけるみたい 」楽しげな声色で言う。彼が示す先に向かうように小走りで進む。彼の横に行けば顔を覗き込むように楽しげに見上げて )この世界のこと、もっと知りたい。だから、いっぱい教えて。あなたの名前も、住んでるとこも。この世界にあるもの全部!アリスには優しくするんでしょ?よろしくね。





31: フラミンゴ [×]
2025-10-02 23:45:52



>ヴァイオレット

(まずは立ち上がれるくらいには無事らしい、ってことにほっと胸を撫で下ろした。けどその安堵もつかの間に、続いた彼女の言葉が耳に残った。’アリスじゃない’──その響きに一瞬、ひゅっと胸の奥がざわつきを見せる。それとほぼ同時にもしかして、と一つの考えが頭をかすめた。もしかして、目の前の彼女はいまこの瞬間に、どこか別の場所からこの国に迷い込んできたのでは。浮かんだその考えは口に出したらそれが簡単に現実になる気がして、キュッと絞るように喉の奥で言葉が止まった。’い゛ーー……’と、短く、言葉にならないような呻き声を漏らしながら、ゆっくりとした動作で立ち上がり。無自覚の癖になっているように指先をひらひらさせながら彼女の視線を捉えたまま、間を置いてからちょっと笑うようにして首を傾けて「……因みになんだけどさァ。お前の言う“帰る場所”ってどこ?森ん中の誰かの家とか、涙の湖とか、銀河の塔……そのへん?遊園地じゃないことだけは分かってるけど、さァ」眉間のシワを深く深く刻みながら口を横に長く結び、細い体を折るようにして腰に手を当てて彼女の顔を覗き込むように先程飲んだ結論付ける質問を向けて「帰る場所ってぇのが、もし今オレが言ったどこでもなくって、赤の城でもないってことは、あり得るかァ?」問いの最後は、冗談めかした笑みで軽くごまかすようにして。けれど瞳の奥では、やっぱり理解している様子で彼女のことを本気で探っているような光が揺れていて)




32: 赤の女王 [×]
2025-10-02 23:53:07



>No.26 参加希望様

(/初めまして。お返事が遅くなってしまったこと、申し訳ございません…!拙いながら作り込んだ世界に目を留めていただき、またご参加を検討くださっているとのこと、とても嬉しく思います!ありがとうございます。
ご質問の件ですが、服装や持ち物については迷い込んだ時点で変化していた、という設定を取り入れていただいて大丈夫です。不思議の国ですので、どうぞお子様らしい装いや雰囲気で自由に遊びに来て貰えると嬉しいです。
それでは、お子様とお会いできる日を楽しみにしております。)



33: ダリア [×]
2025-10-03 00:40:10



>有咲

(彼女がこの国の仕組みを一つひとつ自分の中に落とし込もうとしている、その姿をただ静かに眺める。聡明な彼女はこの状況を夢だと思いながらもその立場を確りと受け止めているのだと余計な茶々を挟むこともなく、口元に僅かな笑みを引っかけて黙っていた。やがて、ふと揺れた甘そうな蜂蜜色の双眸に触発されたのか、視線は自然と彼女の髪へと滑っていく。光を含んできらきらと揺れる艶のある髪。風に揺れる様子を眺めると思わず考えを挟むより先に言葉が口をつき「……アリスちゃんの髪、すごく綺麗だね」こちらからすれば自然な流れだが、きっと彼女からすれば唐突に聞こえるのだろう。それでも、それ以上飾ることもなくなんてことの無い様子でニコニコと微笑んで。それから続けて彼女は名を教えてくれた。アリスじゃなくて、有咲。彼女の、彼女だけの名前。その響きを聞いた瞬間、ほんの少しだけ軽く目が細くなる。国の規則を思えば、呼ぶことは正しくはないのだろう。けれど、彼女が差し出したその名前を無視するほど器用にもなれなかったらしい「……いい名前だね」教えて貰った名前を呼びかけることは出来なかったけれど、短く、けれど確かに褒めるように返事をして。次いであっさりと、しかしどこか芯の通った声音で伝えたのはこの国で生きる以上もう一つの重要事項だった。どうして忘れてはいけないのか、理由は語らない。ただ淡々とした調子のまま、当たり前のように伏せた。一見すると無関心にも見える言葉の裏に、自分なりの優しさと情を込めて淡い忠告を。)名前、絶対に忘れちゃだめだよ



34: 天女目 有咲 [×]
2025-10-03 02:39:22

   
   
>ダリア

(考える余白をくれる彼の横は、矢張り居心地が好い。言葉を整理し、薔薇の声だろうか_悪戯めいた囁き声にも耳を澄ませ、昼にも夜にも思える摩訶不思議な空を少し眺めて…この世界を理解しようとする。ただ、彼から予想外な言葉を贈られると瞳をぱち、ぱち。屈託の無い柔和な笑みと軽やかな声が胸に触れて、頬はあっさり朱に染まった。心地好い擽ったさを覚えながら肩を竦めはにかむと「本当?ダリアに褒めてもらえるなんて、光栄ね」そう、心底嬉しそうに声を弾ませていて。褒められるというのは気持ちが良いものだ。足取りも幾分軽やかに、薔薇の道を進む。けれど、忠告めいたひと言にはたと瞼が震え。理由もなくぽいと投げられた言葉の重みに、暫し青の双眸を見据える。名前__その人をその人たらしめる核であり、詳しくないが 真名 という語彙が脳裏を掠めるほどには 大事なもの という認識をしているらしい。甘やかな香りを運ぶ風が頬を撫ぜ、白金を攫う。はらりと頬にかかるひと束を耳へ掛け直し、浮かんだ表情は ニィ と少し強気で、そして誇らしげであった。清らかで何処までも真っ直ぐな声は、自信に満ちている。)

忘れないわ。家族からもらった宝物ですもの。絶対に、ね。

(物も家族も何もかもを失って、最後に残った思い出そのもの。両親が自分の未来を考え夜通し考えてくれた贈り物で、愛おしげに呼んでくれたもので。自分がわからなくなって、挫けかけた時も支えてくれたこの名を。いい名前だと彼が褒めてくれたのだから、尚更忘れるわけにはいかない。)

__…もし忘れそうになっても、ダリアが呼んでくれるでしょう? 嫌だ なんて言わせないんだから

(居心地の良さ、心細い時に見つけてくれたこと……理由をあげればキリが無いだろうが、兎角思った以上に彼相手に気が緩んでいるらしい。後ろ手に組んでは、やや子供っぽいかと心配になりつつも悪戯に微笑む。今度は此方が、彼の様子を窺う番で。)

   

35: ヴァイオレット [×]
2025-10-03 08:14:48


>31 フラミンゴ

(相手が動くたびに揺れるピンクの髪を視線で追いかけながら、つらつらと並べられるその名称に首を傾げる。「どれもちがうわ。でも、なんだか……」妙に聞き覚えのある響きのように感じられるのは、どうしてだろうか。少し考えてから、子供の頃から見ている夢の景色を思い出す。つい昨日もここに居たような、以前来たのは随分と昔のことのような、ふしぎな感覚だ。でもとにかく、夢であればわざわざあの陰鬱で消毒液くさい病院へ戻り、誰も居ない家に帰る必要も無い。「帰り道はやっぱりいいわ。どこか、そうね……可愛いものがたくさんあるところに連れて行って!…その前に、この靴の泥が消えてくれたらもっと良いけど」どこか不安げに様子を窺いながら尋ねてくる相手の質問をすべて跳ね除けると、足元の汚れを気にするように下を向き。どうせ夢ならば、汚れなんてひとつもない、キラキラしたものやふわふわしたものだけなら良かったのに。願ったら消えないものか、と思ったけれど、どうやらそこまでご都合主義ではないらしい)

(/プロフィールに身長の記述を忘れておりました…!160cm+ブーツのヒール5cmくらい、を想定しています。/蹴推奨)



36: 帽子屋/グリフォン/ダリア/フラミンゴ [×]
2025-10-03 20:33:54


>レオンハルト

(彼というアリスと出会ってから今の今まで、共に会話をしながら過ごしている間に生まれた違和感。その違和感が謙虚な物腰だと見た瞬間、どうにもこらえきれなくなって喉の奥からアハハ!と笑い声が零れた。笑いながらも視線だけは鋭く、これまで交わしてきた会話や仕草の端々を思い返している。よく言えば紳士的で、物語の中の王子様のように端正な男。けれど逆に言えば、彼らしさというものが掴めない。空を掴むような輪郭の曖昧さ。そこが面白くて、つい観察してしまうのだと理解した。伸ばした腕が彼の半分束ねられた髪の下あたりに届く。撫でるというより、犬や猫にするような手つきで軽く触れて、乱さない程度に。わざとらしく肩を竦めて、冗談めいた声をかけて「ねえ、ちょっと。もう少し肩の力を抜きなよ。今からそんな風に畏まってたら最後まで持たないよ」軽口のように言いながらも、触れたのは短い時間だけ。そのまま彼が選んだ道へと自分の足も進めていく。薔薇の赤を背に、城を出て森に続く細道を抜けていくと、濃い赤が消えて深い緑の木々に変わる。「今から向かう涙の湖はね、静かで綺麗な場所だよ。美しい水面と、控えめな花があってね。目にやさしい世界が広がってるんだ。あーそうだ。折角ならお菓子でも持ってくれば良かったな。……アンタの髪みたいに甘そうな、チョコレートのクッキーとか」閃いたように手を合わせては残念そうに言いながら、口元にいたずらっぽい笑みを浮かべる。冗談めかして軽く投げた言葉に、どこか柔らかい温度が混じっていて。)


>リオ

(彼女が横に並んで覗き込んできた瞬間、ほんの一拍だけ目を瞬かせる。見上げるその顔にはどう見ても不安より期待が勝っていて、普通なら怯えるはずの状況で平気そうに笑っていたことに驚いたからだった。その笑みを見れば喉の奥でククッと笑い声を漏らし、笑ってるんだか呆れてるんだかわからないそんな低い笑いをあげて「……あんた、肝据わってんな。普通ならここまで来る間に泣いてるか、足すくんでる。」淡々とした指摘をするような声なのに、友達にするような親しみがあるどこか褒めるような響きが混じっていて。彼女へと下ろしていた視線を正面に戻し、歩調を崩さないまま彼女が求めていた質問への答えとして口を開き。「名前はグリフォン。俺は城になんか住んでねぇ、涙の湖の近くに家がある。で、教えられることなら教えるが、ここのものは、自分の目で見て触って確かめた方がいい。俺がどんなに言葉を重ねても、この世界はお前の見た色にはならねぇよ」そう言って、ふっと彼女を横目で見た。相変わらず笑顔を崩さず、小走りで隣にいるその姿に、今度はちゃんと息をついて笑って。「俺が出来るのは国の案内と、迷子になった時の手助けくらいだよ」そう言いながら、彼女の頭上をかすめるように片翼を軽く広げて、風を送る。悪戯っぽい笑みを浮かべ、わざとらしく肩を竦める。)さ、冒険の続きだ。聞きたいことがあるなら今のうちに訊けよ、アリス


>リオ

(薔薇の香りを孕んだ風が頬をかすめる中、彼女の横顔をちらと見やる。頬を朱に染め、素直に褒め言葉を受け取っているその姿は純粋で、どうにも無邪気な子供めいて見えて微笑ましさを感じた。この国で生きる以上、名前がどれだけ大事なものかを改めて思い直す。名前を忘れた時、アリスは元いたクニには戻れなくなるのだと、そのことを知っているのに敢えて口にする役持ちはそう多くないと言うことも改めて胸に落とした。そこまでを知らないとはいえ、名前が大切だと言うのを自覚した上で名前という重みのあるものを自分に託してくれたと言う事実にむずりと口元にニヤけが浮かんだ。それは彼女が自分の中でどれだけ信頼を寄せてくれているのかを示しているようで、じん。と胸が温まるように嬉しくなるが自分だけの秘密にすることにした。肩から力を抜いて、わざとらしくふーと深く息を吐くと気怠げな笑みを浮かべ、片手をポケットに突っ込んだまま、白金の髪の揺れる彼女を横目で見て。「どうかな。俺が覚えてるかは、わかんないよ」少しだけ困ったように吐き出した言葉は無責任な調子。だけどその目だけは誠実さを持ち真摯に向き合うように笑っていない。秘密を胸にしまい込んだまま、声だけを軽く弾ませて。わざと視線を外し、ゆっくりとした動作で空を仰ぎ見る。青とも灰ともつかない空の下で、口元だけが小さく笑みを描くと責任を放棄するような言葉の奥には確かに彼女が託してくれたということに自分なりの決意を隠して。彼女の視線を感じながら、軽く片肩をすくめて。)ま、忘れてなかったら助けになるよ。

>ヴァイオレット

(彼女が足元を気にして下を向いた瞬間、無意識に一度、へにょりと眉尻を垂らした。彼女の答えがまるで自分の不安がそのまま映し出されたようで、思わず口を小さくへの字に結ぶ。けれど、ほんの一瞬の後に自らの頬をパシ、と軽く叩けば気合いを入れ直す仕草を見せた。長い指先が頬を離れる頃には、腹を括って見せたようで「……ま、そーだよなァ。汚れんの気になるよなァ」彼女の声に自らの声を重ね、指先で顎をかきながら長い髪を片側に払うようにしつつ、選択肢を並べてみせることにした。それを伝える声は不思議と柔らかく、どこか安心させるようなそんな色をしていて「靴、新しいやつ見繕いに行ってもいいし、遊園地行くでもいい。お前が好きなほー選んでいいよ」そして、指先をひょいと振って注意事項を忘れずに送り「あ。でもよ、どっちにしてもなァ、森の中は歩くから靴はもーちょい汚れるぜ、覚悟しとけヨ」長い前髪の奥から視線だけを彼女に向けると、少しだけ揶揄うように笑ってからぎこちなく人差し指で頬をぽり、とかいて。それからこの国の基本中の基本を伝えることにしたらしい。「それから……お前は此処にいる以上、アリス、だぜ。アリスって呼ばれたら、自分のことだと思って返事しなきゃダメだ。わかったかァ?」最後まで言えば不器用な笑みが、ほんの少しだけ優しさを帯びる。言い終えた後、長い指先で髪をくるくる弄びながら、ぽつりと付け足して)俺もかわいーもん、好きだョ。フワフワしてんのとかァ、ちっこいのとか。




37: ダリア [×]
2025-10-03 20:37:45

>有咲

(薔薇の香りを孕んだ風が頬をかすめる中、彼女の横顔をちらと見やる。頬を朱に染め、素直に褒め言葉を受け取っているその姿は純粋で、どうにも無邪気な子供めいて見えて微笑ましさを感じた。この国で生きる以上、名前がどれだけ大事なものかを改めて思い直す。名前を忘れた時、アリスは元いたクニには戻れなくなるのだと、そのことを知っているのに敢えて口にする役持ちはそう多くないと言うことも改めて胸に落とした。そこまでを知らないとはいえ、名前が大切だと言うのを自覚した上で名前という重みのあるものを自分に託してくれたと言う事実にむずりと口元にニヤけが浮かんだ。それは彼女が自分の中でどれだけ信頼を寄せてくれているのかを示しているようで、じん。と胸が温まるように嬉しくなるが自分だけの秘密にすることにした。肩から力を抜いて、わざとらしくふーと深く息を吐くと気怠げな笑みを浮かべ、片手をポケットに突っ込んだまま、白金の髪の揺れる彼女を横目で見て。「どうかな。俺が覚えてるかは、わかんないよ」少しだけ困ったように吐き出した言葉は無責任な調子。だけどその目だけは誠実さを持ち真摯に向き合うように笑っていない。秘密を胸にしまい込んだまま、声だけを軽く弾ませて。わざと視線を外し、ゆっくりとした動作で空を仰ぎ見る。青とも灰ともつかない空の下で、口元だけが小さく笑みを描くと責任を放棄するような言葉の奥には確かに彼女が託してくれたということに自分なりの決意を隠して。彼女の視線を感じながら、軽く片肩をすくめて。)ま、忘れてなかったら助けになるよ。

(/お世話になっております。先ほど送った内容の際に宛先のお名前を誤って記載してしまいました。大変失礼いたしましたこと申し訳ございません…!改めて送らせてください。)



38: レオンハルト・ヴェルナー [×]
2025-10-03 21:15:33

>帽子屋

──…はは、そうだね。君の言う通りだ。

(触れられた瞬間、わずかに瞬きをしただけで反射的な拒絶もなくすんなりと受け入れると、言葉をそのまま受け止めるようにほんの少しだけ背中の緊張を緩める。笑い声の響きは薔薇の赤に似た鮮やかさを帯び、こちらを試すようでもあり、純粋に愉しんでいるようでもあった。その視線がただの好奇心か、もっと別の何かかはまだ分からない。彼は親切だが、ただの世話焼きではないことは薄々勘づいてはいた。相手の持つ知的好奇心の奥には、こちらの仮面を暴きかねない危うさが潜んでいる──それを承知の上で、今は笑い声に釣られるように微笑を浮かべ、軽やかに一歩を並べた。彼が真実に辿り着く日が来るとしても、その時までは良好な関係を築くのも悪くないだろうと考えながら。

薔薇園の終わりに差し掛かると、景色はゆっくりと変わり始める。薔薇の甘ったるい香りはほとんど失われ、代わりに湿った土と苔の香りが満ちる。遠くで水がぽたりと滴る音がして、どこか懐かしい森の静けさを思い出させた。頭上では葉が重なり合い、わずかな光を濾して緑がかった影を落とす。少しだけ前を行く彼の頭に乗せられた大きなシルクハットを眺めながら、彼の話を頼りにまだ見ぬ湖の情景を思い浮かべる。静かな水面、控えめに咲く花の群れ──その想像の途中で割り込んできた「チョコレートクッキー」という言葉に思考がほどけ、ぱちりと瞬きをひとつ。直後、ふっと息を零しながら唇の端から笑い声を上げ)

っふ、……はは!良いね。甘いものは嫌いじゃない。君の髪なら…マンゴームースにラズベリーソースかな。それとも、綿飴かもしれない。──なんて、どちらも用意しづらいか。チョコレートクッキーは次の楽しみに取っておこう。

39: 参加希望 [×]
2025-10-03 22:12:47



(/初めまして。緻密な絵画と絵本を組み合わせたような美しく不思議な此方の世界観に惹かれまして、参加を申し込ませて頂たくプロフィールを作成して参りました。しかしながら大分趣味の偏った癖の強い子になってしまった事はどうにも否めない為、何かしらの不備や萎えに該当してしまうようでしたら遠慮無く断って頂いて大丈夫です。また、初回の指名に関しましては、どの方も違った魅力に溢れていて一人には決め難く、そちら様とのご相談が出来ればと考えております。それでは、ご検討の程、宜しくお願いいたします。)


指名

登録 or 無登録
登録

名前
オルカード・エリス(Orcard Ellis)

年齢
25歳

性別
男性

性格
気さくでおおらか、見る人によってはやや軽薄な雰囲気に映る。陽気という程ではないものの割とお喋りで、楽しい事面白い事が好き、刺激的な事はもっと好きな享楽者。誰にも何にも警戒せず近付く様は無鉄砲で騙されやすいピエロのようでもあるが、ふと悪戯に平素と変わらない態度で他者を騙しも誑かしもするし、取引や駆け引きにて不利を被らないよう頭を回すぬらくらとした聡さも持ち合わせている。

容姿
身長は180センチ。職業柄よく見た目を変えるものの、基本はすらっと筋肉の引き締まった無駄の無い細身。身体に合わせた白シャツに黒ジャケットなど、シンプルなモノトーンの服装が多い。髪はさらさらと滑らかな黒、前髪から両サイドまで白のインナーカラーが入る。頬骨まである前髪を左に流して視界を確保し、襟足は項が出る長さで清潔に整えている。海のようなコバルトブルーの瞳は垂れ目の二重、しかし切れ長である事と睫毛の長さ多さから愛嬌よりも妖美さが印象として勝る。ぱっと見では見えない口の中を相当弄っており、スプリットタン、タンリム、ホリゾンタルタン、上下スクランパーの牙など好き放題に飾っている。

備考
イギリスの俳優。演じる役に合わせて顔付き、声色、体型までもを別人と言って良い程がらりと変える役者ぶりから「プロティアン(変幻自在)」と呼ばれている。子役からこつこつと仕事を積み重ねていた最中、火事に遭う。何もかもを失った孤児になって以降、一層と貪欲に知識を喰らって芝居と演技にのめり込み、皮肉にもそれによって才能は見事開花し著名な俳優となった。現在は事情を知るマネージャーの献身もあり、精神は基本安定している。酒も煙草もお洒落も、何でも好きで何でもやる。

ロルテ

(昔からいつも、仕事を一つ終えるごとにマネージャーから病院を勧められる。その度、役にのめり込み過ぎるから心配なのだと言われてしまえば、思い当たる過去の心当たりに“大丈夫”なんて軽口は引っ込んでしまう。だから慣れた病院に予約を入れて、顔馴染みの医者と話をして、決まった問答に笑顔で答える。何の問題も起きず時間は退屈に過ぎて、後は帰りに最近お気に入りの飲料でも買っていこうか――そう考えつつ会計待ちの椅子でほんの少し微睡んだ直後、何かに呼ばれた気がしてハッと顔を上げる。「…………へ?」視界を埋め尽くしたのは鮮やかな深紅、それと青空。一呼吸ごとに甘く芳しい匂いが広がる其処に、気が付くと寝っ転がっていた。思わず溢れた何とも間の抜けた驚きの後に飛び起き周囲を見回しては、初めと変わらずどこまでも広がる赤い薔薇達に何度も目を瞬かせて首を傾げる。「ぅえー、と……何、どこ、夢?いや、どっかの番組のドッキリか……?」現状の第一候補は受ける感触の生々しさに直ぐ様放り投げ、そちらよりも現実的な第二候補に思考を一先ず落ち着けて立ち上がる。「何だよもー……ドッキリはされる側よりする側で受けたいってオレ言ったじゃんよ。」文句を吐いたもののそれは形ばかりのよう、寝乱れた髪を整えて現れた顔は、予想出来ない刺激への期待と愉しみににんまり弛んで。「さて……何か居ないかな、と。」いっそ鼻歌でも混じりそうなくらいに上機嫌に弾む声と共に、まずはこの薔薇園に住む生き物の気配の一つでも探るべく、ゆっくりと歩きながら辺りを見回し探索を始めて。)




40: 赤の女王 [×]
2025-10-04 00:15:27



>レオンハルト

(/お世話になっております。背後からのお声掛けをさせてください…!とても言い難いのですが実際にやり取りを重ねていく中で、私自身がレオンハルトくんとの相性に十分に応えられていないのではないかと感じております。このまま続けることはかえって誠実さに欠けてしまうように思い、そうなってしまう前に伝えさせてください。頂いたプロフィールも、交流の中で知ることができたレオンハルトくんの魅力も、どれも本当に素敵で惹かれるものでした。ただ、文章にするのが難しいのですが、その良さに十分にお応えできる自信が持てず、自らに不甲斐なさを覚えております。トピックが始まる前から、私の趣味を詰め込んだ不思議の国に興味を持っていただけたこと、とても嬉しく、これから先も励みとして心に刻んでいきます。それでは、短い間ではありましたが楽しい時間を過ごさせていただき、本当に感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
レオンハルトくんにも、背後さまにも、この先さらに素敵なご縁が訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。)


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