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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
234:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-05 22:20:42
>トゥイードル・ダム様
(こちらを見上げてくれる眼差しの優しさは、見つめられるだけでとくんとくんと鼓動が熱を持ちそれだけで幸せな心地にさせてくれる力があった。ずっと見ていてね、そんな願いを込めて彼の言葉に甘えるようにおず、と首に手を回すようにして幸せそうにそっと頬を赤らめて瞳を伏せて。ふと聞こえて来た単語に思わず「女王陛下様が…?」と期待に色付く声で呟いて。おとぎ話で読んだ中には意地悪なお妃さまもいたけれど、多くは優しくて賢くてとびきり美しい、全ての女の子が憧れるような存在。こんなに素敵な彼が住んでいる国の女王様なんて、素晴らしい方に違いない。そんな期待を膨らませ、目の中にたくさんの小さな星のようなきらめきを瞬かせながら「…うそ、」信じられないくらい嬉しい、というように両手の指先を揃えるようにしてそっと口元を隠し「じゃあ、ユリはこれから毎晩、女王様と一緒に眠れるの…?」お城がアリスの家になる、女王様と一緒に住む、それらの情報を足りない頭で組み合わせた結果、自分をお姫様のような存在だと盛大な勘違いをして。自分に甘い夢のようなこの世界だからこそ、一人で眠ることが嫌いだからそういった発想と自然と結びついたという背景もあり、嬉しい、しあわせ、と嬉々として語る顔は、一挙に押し寄せた高揚感を処理しきれずどうしよう、と慌てているようにも見えて)
>チェシャ猫様
チェシャ猫らしい答えだ。…!なんだ、じゃあご近所さんか。双子ってのも賑やかでいいね、君らのところにもアリスがいるの?
(囲われる暮らしより不自由な自由を。そんな風に笑う彼の顔は爽やかに見えて、ああこういう男は好きだなと思う。まだ彼の事を何も知らずに、何にも縛られていないように見える彼を羨ましいと勘違いをしたこちらの方がよっぽど暢気だなんて知るきっかけもなく、これまた深い意味もない問いを泡が浮かんでは弾けるように投げて。欲しがる物の理由を問われれば、何かを悩むように不自然な沈黙。まさに猫の持つ無邪気な好奇心なようでいて、ロメオという男の深層に鋭く踏み込むその問いに対する答えを待たせた時間はきっとほんの数秒で「…そうだな。俺にとっては眠るための鍵みたいなもんだ」元の世界にいた頃の自分なら、ここぞ好機とばかりにお涙頂戴の過去物語を哀愁たっぷりの顔で聞かせるところだが。なぜか彼を前にしたら、突然の火事で孤児となった過去を武器に同情を引いて懐に入ったのでは意味がないと思わせられる。だから抽象的に、でも端的に、それがないと眠れないのだと答えるに留めて。それからドンと厚い胸板を拳で叩いて「任せとけ」と男らしく啖呵を切って、その勢いのままずんずんと進んで。ふと水の流れる音が聞こえた気がしてそちらに方向転換を、もし小川でも流れているならその畔でランチなんてどうだろうという意図で)
235:
芋虫、大工 [×]
2025-11-06 03:44:13
>有咲
(時折みせる言葉から、この場にいない該当の男に対する親しみや信頼を感じる。そしてそれだけではなく、正に目は口ほどにと言うべきか、自身の考えと同様に彼女からダリアへの甘さを感じた。その共感性が彼女への親しみとして姿を変えれば「アリスは随分とダリアを甘やかしているね。なるほど、……俺も周りから見たらこうなのか」それか揶揄うと言うよりも新たな発見のように口にしていると言う方がニュアンスに近く「これからもダリアと仲良くしてやってくれ。ダリアも君のことを話す時に君と同じような顔をしていた」昨日十分話を聞いた際にまだ見ぬアリスについて語る彼がとても楽しそうで、今思えば今の彼女と似たような目をしていたものだと思い出す。それから彼女の発言によって勘違いをしていることに気が付けば今度は屈託のないからりとした雰囲気で声をあげながらアッハッハと吹き出すのに似た笑い声をたてて「違うとも!ダリアがやきもちを妬くのは君が俺と仲良くするから君にじゃなくて、俺が君と仲良くするから俺にだよ。俺に君を取られたと思って妬くんだとも!」ああ、おかしい。と笑いの余韻を残しながら「とはいえ、ダリアに嫌われるのは嫌だなあ。……ダリアも同伴してもいいかい?」口端をクイっと持ち上げながら少し頭を傾けて確認を取るように添えて。彼女の思いは通じたようで先ほどそのラックがここにきた時と同じように道をすう、と滑り転がるように今度は彼女の元へと近づいていく。それを確認してから笑みを深めて「よくできました。今貸したリボンはね、俺が前任の芋虫から貰った物なんだ。それがあれば今みたいにここの物が言うことを聞いてくれ易くなるんだよ」パチパチと拍手を送りながら図書館での仕事の際に良いサポートをしてくれるだろうとそのリボンの効果を教えて)
>陸
そらえぇこっちゃ。……勘弁してぇや、この薔薇あんま好きやないねん。赤うて、なんや目が刺される気ぃするわ。(血が出ていないと確認をした声を聞けばうんと頷いてにこと笑みを見せて。しかし、その表情は束の間となれば嫌がるような素振りで片手をひらひらと手払いをするような動作をして。それから何処か居心地の悪さを見せるように泳いだ視線と反射的に口にしたアリスの響きに対する発言にやはり見せるのはどこまでも持った落ち着いた余裕で「あ~、ちゃうちゃう。言葉が足りんかったわ。早とちりせんといて。あんた、ここに来たばっかりで戸惑ってるんとちゃう?違うんやったらこの話は終いや。……せやけど、当たっとるなら、このまま続けさせてもらうで」気まずい雰囲気を持っている彼を励ますつもり、というと語弊がある。ただ、彼の不安を拭うことで彼の信頼を得たかった。だからこそ簡潔に、そして間違いではないことを説くように言葉を伝えて「兎は耳が長くて、猫は気まぐれ。そういうもんやろ?耳が長い生き物を見つけたら兎って呼ぶやんか。ほんで、あんたみたいに突然この国に突然呼ばれたもんを──アリス、言うんや。」色眼鏡越しに彼の顔をしっかりと見つめる。それから愛想良く片手を差し出せば誘いかけるように声をかけて)困ってるんとちゃうか?俺は優しい男やで、困ってる人をそのままに出来ひん。あんたが嫌やないなら助けたる
236:
トゥイードル・ディー [×]
2025-11-06 15:50:37
>ジュード
そりゃ嬉しいよ。アリスが女の子じゃなきゃいけないなんて決まりは無いでしょ。俺より年上でもきみは可愛いアリスだよ(薔薇の匂いが強かった分風が吹いて濃厚な香りが澄んだものに変化をすると和らぐ表情で否定をすることなく彼の言葉を肯定して。自分自身への悪態に頭を傾けると純粋な疑問を持つように変なのとでも言う様子で彼のことを目に映し「確かに、可愛いお嬢さんでも絶世の美女でも無いかも。でもさ、渋くて男前にだったらいくらでも関わりたいよ。だからそんな寂しいこと言わないで」悪戯をする時のように口端を持ち上げてからディスプレイ用なのか、それとも休憩に使えるようなのか、置かれたおしゃれなガーデンチェアのうちの一つに腰をおろして)そんなに急いで何が聞きたいの?
237:
トゥイードル・ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-06 15:51:21
>ユリーシャ
女王陛下のいる城で眠る、と言う意味ではそうなります。……それに、アリス。貴女が次の女王陛下の候補の一人なんですよ(大体は城に住むと聞けばそれだけで気負けしてしまうことが多かった。彼女の声にもその表情にも強がるのでもない純粋な喜びが見えると彼女への興味がより濃くなった。楽しそうに双眸を撓めると更なる情報をポツリと落とす。彼女が何かを口にするよりも先に再度開かれた口は「でも、アリスのまま僕と遊んでくれるのでも嬉しいんですけどね」アリスは女王を目指すもの、前提としてあるそれに国に対する忠義が薄い男だからこその視点での意見を口にすれば普段仕事を抜け出す時の隠れ蓑として庭園を利用するから道に関しては詳しいようで、遠く見えた城はあっと言う間にすぐ側に。軽い彼女では腕に抱いていたとて重さを感じられず、疲れもたいして生まれなかった。門番をするトランプ兵へ″やあ″と声をかけてから「今日も頑張ってますね。えらいえらい。」と評価するようなその発言は彼らの上司であることが窺えて。上品で豪華なそんな城内に踏み入れば抱えていた彼女のことをそぉっと降ろして「ようこそ、アリス。不思議の国へ」片手を彼女へ差し出しながら改めて歓迎をするように彼女のことだけを見つめながら挨拶をして)
>ロメオ
今は誰もいないかな。前はいたけど、うちって秩序がないから城に逃げちゃった(″チェシャ猫らしい″と話すそのチェシャ猫は自分のことを見ているようで自分じゃない何かを示しているような不思議な感覚があった。そんな疑問を言葉にするよりも先に彼が質問をくれれば恥じるというよりも笑い話のような雰囲気で今は誰もいないことを伝えて。それよりも気になったのは眠るための鍵として物を欲しがっているという事実、フゥンと鼻を潜らせるような声をあげてから「いーよ。メリーに恩も売れるだろうし、メリーの家に帰る前にうちに寄りな。蝋燭もマッチもあげる。」彼が口にしたのは抽象的な内容だったけれど、だからこそ言葉をしっかりと選び抜いて答えてくれたのだということが伝わった、それが好感だったのだ。ただ承諾をするのは柄に合わなかったから、飄々とした雰囲気で約束をして。彼が気まぐれで向かう場所が涙の湖に繋がっていることを知っているからか「ねえねえ、涙の湖行くならさ。良いこと教えてあげよっか。そこ行ったら海賊船があるけど、お金に困ってもそこで借りちゃだめ。あそこに携わったら行く先は地獄だ」チラリと一瞥するように彼へ目を合わせてから伝えるのは余計なお節介にも似た忠告で)
238:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-06 19:02:26
>芋虫
(気付きのように漏らされた言葉に、はたと瞬きひとつ。彼の溺愛っぷりには到底敵わない自信があったからこそ、その人から指摘されると割と重症かもしれないと自覚したようで。ただ、そんな自分と似た表情で此処に居ない彼が話をしてくれたと聞くのは嬉しくてたまらず。頬を朱に染め、幸せそうに双眸を細めては「ふふっ、ダリアも私のことを甘やかしてくれてるわけね?…もちろん、此方こそ末永ぁく仲良くして欲しいくらいなの。芋虫先生も含めて、ね」親しげな笑みを浮かべそう口にした途端、胸の奥で僅かに引っかかりが生まれて。口から自然と出た言葉とはいえ、自分は一体いつまで此処にいられるのだろうかと疑問が過ぎる。けれど、それを吹き飛ばすように彼の笑い声が響けば、その言葉にぶわあっと一瞬で顔が真っ赤に染まった。「なっ…ぅ、…ち、違うのっ。今のは忘れてちょうだいっ」思いっきり勘違いしていたし、何も違くない。勘違いは誰にでもあることなのに、必要以上に赤くなってしまう。それはきっと、心のどこかで”妬かれるかも”という期待があったことに気付いたからで。息を整えて小さく深呼吸をし、気を取り直してから彼の提案に嬉しそうに瞳を煌めかせ頷く。「! ええっ、勿論よ。ぜひそうしましょ!」3人集まれるなんて嬉しい、その喜びが声にはしっかりと滲んでいて。さて、此方に来てくれたラックを可愛がるようにひと撫でしては、彼の言葉に耳を傾ける。聞いてくれる訳ではなく、聞いてくれ易くなる。ふむ、と頷いてはそこがまたこの不思議な国らしく思えて楽しげに笑みを零し。)
なるほど…あくまでも”耳を貸してくれる”のね。…前任についてのお話も、お仕事が終わったら聞かせてもらおうかしら。…ねぇ先生、ここの物ってことは、扉も本も、本棚も全てってこと…よね?今座っている椅子も含まれるのかしら?
>大工
なんじゃ、ここの管理人か思うたけど…ちゃうみたいやな。まあ分からんでもないの。匂いも色も、何もかも濃すぎるけぇ。
(色眼鏡で目元が遮られようと、笑った気配は濃く伝わる。一変して嫌そうに手を払う仕草を眺めては_表情豊かな人じゃの_と感想を抱いて。病院の無機質な匂いとはまるで違う、鼻の奥に残る強烈な甘い香りと赤の眩しさに己も少し辟易していたからこそ、彼の言葉には共感も覚えており。そのまま大人しく彼の簡潔な説明に耳を傾けては、やけにすんなりとこの事象を受け入れたらしく「…なるほどの。そがいなことなら、俺が”アリス”ってやつで間違いないんじゃろな」とひとこと。何食わぬ顔をしていても、頭の中では彼の言葉がぐるぐると回っていた。赤い薔薇にアリス…それだけでも有名な御伽噺が脳裏を過ぎるが、この場所に呼ばれるような心当たりはない。彼の口振りから、自分のように呼ばれた人というのは何人もいるのだろうと推測もし。その間涼し気な目で彼を見詰めていたが、差し出された片手に一瞬の戸惑いを見せるように瞳が揺れる。それは優しいを自称する人ほど、存外優しくないことを知っているからで。彼の風貌も相俟って何か裏があるような気もしなくもない。けれど、二度も助けようとしてくれているのは事実。言葉だけでなく手を差し出してくれている…そんな彼に疑いの言葉をかけて、傷付けるのは本意ではなく。「助ける言ぅてくれるのはありがたい思うとる。でもな、俺みたいなもん拾うても何も得せんで」そんな奴に手を差し出すなんて本当に良いのかと、その目が問いかける。)
分かっとるじゃろうけど、今の俺は赤子みたいなもんじゃ。礼に差し出せるんは、せいぜい時間とこの身体くらいのもんよ。…釣り合わん話じゃろ?
(とはいえ、頼りきりになる覚悟は決まっているのかもしれない。労働でも雑用でも構わない、動ける限り恩は返していこうという気はあることを確かに伝えて。そのまま真っ直ぐに眼鏡奥の彼の瞳を見詰めては、先にその手を握ってしまう。割としっかりと。それから、嫌なら振り払っても構わないと言うかのように確認をひとつ。)
それでもええか?
239:
オルカード・エリス [×]
2025-11-06 19:06:26
>228 タスク
ありゃ、フラれちまった。可愛いskintちゃん口説くの、面白そうだしやってみたかったけどなあ。
(見詰め合って数秒、笑う双眸と同時に此方は息を吹いて、言葉の形だけは残念そうに惜しんで肩を竦め、あっさりと身を引く。それから彼の観察眼には自慢げに胸を張って、「そりゃ人と関わるのは得意も得意、天職だね。でも色んな所に顔売っといて損も無い。何の関わりも無さそうな所でも、根回しって大切じゃん。ほら、」ふふんと嬉しさも混ぜた声が堂々と得手を宣言した後、自らの膝に頬杖を突いて彼との視線の距離を詰め、「Prepare for “fire” day――楽しい人生の為、大事な人の為、火避けはいっぱい作った方が良い。恵みの雨なんて当てになんないんだから。……ね?」念には念を。己の火事の過去と引っ掛けて捩ったその慣用句へ、明け透けに後付けするのはトラブルを防ぐ周到さ。それに、必要なら己と大事なもの以外を“物”と切り捨てるような冷たい俯瞰。姿勢を崩した事で彼をやや下から掬い上げる形になった瞳は、笑んで尚少し濁る色を瞬きの内に隠して。「ごーめん、話逸れたね。まあ、仕事なら遊園地に行くって決めてっかんね。その内ショーに出るから、みんなで見においで。」閑話休題、また背を伸ばし直して朗らかに語るは今後の予定。この船に居る人数を把握しても居なければ遊園地の住人にも会ってはいないが、兎に角自信満々に勝手な招待をして。それからふと気が付いた様子で言葉を止めた数秒後、「……ついでに此処の宣伝もして回って良い?遊ぶ所はそういう巡りが良くなるもんだし。」名案、なんて単なる思い付きの軽さでそんな一声を告げて、その許可に彼を窺うのは期待のうっすら乗った眼差しで。)
240:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-06 23:41:51
>トゥイードル・ダム様
…、それじゃあ、本当にユリはお姫様なの?
(空想の世界でしか見えたことのない女王様の像をふわふわと思い浮かべ、どんな方かしらと夢想に夢中になる幼い思考回路を遮断したのは候補という単語が聞こえたから。穏やかに呼んでくれる彼の呼称が徐々に固有の名前から〝アリス〟に切り替わっている事にも気付かずに、いずれ女王になるのかもしれないという情報を単純にお姫様という属性に繋げて、期待というよりも浅慮ながらもきちんと正しく現状を理解しようとする真剣な瞳をじっと彼に向けて。随分と高くなった目線に気分を良くして周囲の色んなものを見下ろしてみるも、目前に控えたお城の立派さには思わず最大限に顔を逸らせて仰ぎ見て「きれい…。」と恍惚とした呟きを。彼に運んでもらった時間は長いようであっという間、名残惜しそうにしゅんと眉を下げるも駄々をこねるような真似はせず素直に地に足をつけ、差し出された手を見つめてから彼の顔に目線を移し「ありがとう。ダムも偉かったわ」不遜な物言いなのは悪意も故意もなく心のままを囀っているから。さっきの彼を真似するように告げ、背伸びをして彼の頭を帽子越しに撫でてから手を取って改めて夢の中のような光景を見上げ)ユリ、お城ってはじめて。ねえ、これから女王様に会えるの?
>チェシャ猫様
ハハハ!いいねえ、無秩序。俺にはその方が呼吸がしやすい。
(彼の喋り方が上手いのだろう、しっかりとオチを付けるような語り口に思わず朗らかな笑いを弾けさせて。ますます興味を引かれるご近所さんの家、後日遊びに行くために場所を教えてもらわなければと思っていたところに渡りに船。玄関先へ寄らせてくれるだけでなく、目下最大の懸念事項も解決してくれるという彼の申し出にほっと胸の中の痞えがとれた心地で、心の最奥から大事に両手で差し出すような母国語のお礼を。「グラツィエ。――おいおい恩なら俺に売ってくれよ、腕っ節には自信があるんだ。それにトランプも強けりゃ酒も強い、大食いだって敵はいねえ。あらゆる場面でチェシャ猫の用心棒として出張るぜ」両手を大袈裟に広げるようにして彼の顔を覗き込み、メリーの手を煩わせたくない一心で、しかし焦りや狼狽の色は見せずあくまで楽し気に自分を売り込んで。ふと聞こえた場所は羊の彼も言っていた〝過去にアリスが身投げした〟湖。きちんと忠告を最後まで聞き届けてから口を開き「地獄か。チビの頃に片足突っ込んだからもう二度と踏み込み気はないさ。それに、幸せな事に俺には帰る場所がある。白くて良い匂いのメリーの家ってやつがね。だから借りるより先にちゃんと稼ぐさ」語る声には冗談めかした軽さと過去を知る者の重さが同居して。チェシャ猫の目線を感じながら右耳のイヤーカフに触れて、メリーの“印”を確かめるように指先でなぞり、それから顔を向けてカラッとした笑みを浮かべ「優しいダチにも出会えた。今日は最高の一日だ」港育ちの気安さで勝手に彼を友人認定して、改めてこの国に来たばかりでも多くのものに恵まれた幸運に内心で深く感謝して。ああ今日も義務を果たせた、反射的にそう感じてしまうのは生き方も考え方も過去に呪縛されているからだが、悲壮感はなく清々しい達成感と共に小川の傍に見つけた木製のベンチの端へどっかり腰掛けて)水はきれいで空気もうまい、横には男前の友人。ランチするには最高の条件が揃ってる。そうだろ、チェシャ?
241:
芋虫、大工 [×]
2025-11-07 01:09:31
>有咲
きみは本当に……、ははっ、愛おしいね(わかり易く顔を真っ赤に染める彼女を見ると最初こそその勢いとわかりやすさに押されて瞳を丸くして。それからすぐに肩を持ち上げると片手で自らの口元を覆い隠すようにあてがいながら自然な声でそれを口にして。すっかり彼女へ親しみを抱いてしまいながら仕事の後のことも決まると楽しみになった。それと同時に時計を確認すると「帰りは城まで送り届けるから心配いらないよ。」この後のことも考えると自然と彼女を帰す時間は遅くなってしまうと、きっと控えめで慎ましい彼女だから遠慮をすることも考えられた。だからこそ先手を打つように笑みを見せつつ伝え。飲み込みが早く、早速リボンの効果をものにしている様子を見れば、身につけているからと言って必ずしも言うことを聞いてくれるわけじゃないと言う核の部分に気づいていることに感心し、やはりこの子は賢い子なのだと改めて知る。それから気持ちを仕事に向ければ体を伸ばすように首を右に左にコキコキと鳴らし、今入ってきた扉を顎で示してから扉の使い方も説いて)その通り。図書館の中なら椅子も本も、電気も、扉の行き先も。お願いを聞き入れて貰えれば全部がきみの思うままだとも。
>陸
赤子ほど、扱いやすいもんもない。……むしろ都合がえぇくらいや。ま、ついでにひとつ教えといたるわ。優しさの裏は、いつだって隙や。自分の出せるものっちゅう、手札を簡単に渡すな。そこを狙う奴は、どこにでもおるで。(距離を置くように線を引いたような、自分の無力さを先に提示して同時に何ができるか何を返すことが出来るのかを言葉にする彼に少しだけ片方の眉を持ち上げる。それから彼の言葉を借りながら、素直な言葉をくれた彼に敬意を持ってもう一つの注意も添える。ぐ、と力を込めて手を握れば濃い薔薇の匂いから逃げるためにも早々と確認を向けて「先に聞いとくで。あんた、この城で暮らすか? それとも俺の船に乗るか?どっちがええ。船を選ぶんなら、タダ飯の夢は見んことやな。あんたの時間も身体も、しっかり使わせてもらう。けど、城に残るんなら……安泰やろう。何もしなくても飯は出る。代わりに、見張りの目が山ほど付く。どっちがえぇ?──自由か、安全か。」全ての情報は明かさないが、どちらかを選択するまでの間彼にあたえる選択肢は平等に。どちらの良い面も悪い面も教えると″ん?″と彼に考える間を与えて)
242:
タスク [×]
2025-11-07 01:48:58
>オルカード
ほ~、随分と、こら。仰山考えてるんやねぇ(残念そうな素振りを見ながら次第にその様子が自分に自信を持っているのが十分に伝わるものに変わる。慣用句を交えながら話す彼に頭を縦に振りうんうんと相槌を。詰められた視線から逃げるように背凭れに深く座ると「俺はトラブルも嫌なことも気に入ったやつと一緒やったら楽しいって思う性質やし、その気に入ったやつっちゅうのは最小限でええねん。せやからアリスの意見は新しい発見やね。」感心するように、その上で自分の考えも言葉にすると考えている仕事場として挙がった場所に″ああ、″と納得するように口端をついと持ち上げて「そらええわ。アリスの雰囲気によう似合うてるんちゃう?せやねえ、行けたら行くわ」なんて適当なそんな返事をしていたのも束の間に、続いた言葉には断る意味を持たせた動きで手を揺らし「あかんあかん。そないな事せんといて。」ひ~、と演技をするように嫌がりながら手を下ろして)うちみたいなんは目立ったらあかんねん。それに宣伝の貸しを作るんもあかんわ
243:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-07 03:36:49
>芋虫
…ええ、ありがとう。んふふ、時間いっぱい一緒に居られるのね、嬉しいわ
(彼の言葉は嬉しいものだけれど、矢張り未だ気恥ずかしさが残るようで うぅ、と声を漏らすと共に頬はほんのり赤いまま。子供っぽいと思われていないだろうかと反省もしつつ。最初こそ彼の考え通り遠慮すべく口が開いたが…甘えるということを覚えたのか、ゆるりと柔らかく目尻を足らせば素直に頷き。送り届けてもらえるのなら、ギリギリまで働くことも、城に着くまでに3人で話すこともきっとできる。少しでも長く彼やこの場に居ない彼といられると思うと嬉しくて、胸の奥がぽっとあたたかくなり。素直に言葉にしてから、紅茶を飲み干すと名残惜しげにマグを置き、此方も仕事に向け準備を整える。背筋を伸ばして軽く伸びをすると、説明してくれる彼へ視線を向ける。こくんと頷いて椅子から降りれば、扉の前へと歩み寄り。彼がしていたようにコンコンと小さくノックすると、想像しながら柔らかく語りかける。片手には、彼が仕分けてくれた本を見せるように一冊持ちながら。)
迷子を助けたいの。この子に覚えのある本棚がいる場所へ__繋げてくださる?
(語り終えれば取っ手に手を掛ける。「開けるわね」そう声をかけてからそっと扉を開けると、確かに期待の滲む眼差しでその先を覗き込んで。上手くいけば、すぐに配架の手順を彼に尋ねるだろう。もし失敗しても、新しい発見の話題にしてしまうほどにはこの世界に馴染んできており。)
>大工
__…都合がえぇ言うたけど、使い勝手は悪いで。気ぃつけや
(優しさと忠告を同じ温度で受け取り、微かに双眸を細めると薄く頷いて。それは彼の言葉を確と受け取った意味を示しており、併せて拾われた側だとしても自分の意思で動く、扱い易い存在ではないということをことも暗に伝えて。とはいえ、自分の中に根付いた社畜気質には自覚がある。仕事一辺倒の人生を歩んできたせいで、ここでも同じ繰り返しになるのだろうかも早くも考えは陰り。けれど、思えば仕事以外でこんなに呑気にお喋りをする機会はそうそう無く。更には、手を確と握り返される感覚にほんの少し緊張がほぐれ瞳の奥が和らいで。久方振りの優しく柔らかい空間に、その陰りもすぐに薄まる。次いで降る問い掛けを頭の中で整理しては、視線を外すことなく迷いも無いまま口を開いた。)
これが答えじゃ。あんたんとこがええ。
(握った手を軽く掲げ即答。彼の手を取った時点で、なんだかんだ腹はとうに括っていた。選択肢をくれるのも、手を取ってくれるのも、忠告までしてくれるのも…この世界で初めて出会った 人の形をした温度 だからこそ…今後どんな扱いを受けようがどんな人間であろうが、信用しない訳がなく。そんな彼と一緒に居たいという気持ちの他に、偶々過保護に守られるのもタダ飯にありつくのも性に合わないからという理由もあるが。兎角、今後を諸々と考慮した結果の納得いく答えを導くとそっと手を離す。代わりに忠犬のように片手を差し出しては、先ずは荷物を持つくらいの奉仕はしようと。素っ気なく口にしながらも、彼の名を問う時には真摯な眼差しを向けて。)
それ、俺が持っちゃるけぇ貸してみ。…ほいで、俺を拾うてくれた船長サンの名前は?
244:
トゥイードル・ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-07 11:27:27
>ユリーシャ
お姫様、……この国ではアリスですが、僕にとってはお姫様なので合ってます(図書館の中にある本にあるような、童話の中を思わせる彼女の言葉が可愛らしくてつい頬が緩む。真剣な彼女の目に真剣な顔で自分の目をしっかりと向けてから微笑みを戻し、国としてではなく自分としての感情での答えを送り。下ろした彼女が手を取るのではなくて、本の少し前に自分がトランプ兵に送った言葉と同じような物を送られるとそれだけではなくちょこんと背伸びをした彼女の手が頭に伸びてきた事に瞬いて。撫でられるなんて事、そうある事じゃないからか、その行動が胸に刺さったらしい「……ふふ。今の、凄く嬉しいです」そこには少しの照れ臭さを浮かべるように己の頬を指先でついと掻き。それからあどけなく伝えられる彼女からの疑問に一度周囲を見渡してから一人のメイドを見つけて″メアリアン″と呼びかけて。それから新しいアリスが庭園にいたことと、部屋の用意を申し出るとそのメイドは彼女へと微笑みながら″お待ちしておりました″と挨拶を置いてからすぐに準備に取り掛かり。それから再度彼女へ顔を戻せば選択肢を持たせるように口を開き)今すぐにでも大丈夫ですし、部屋に向かってから落ち着いてでも大丈夫です。どちらが良いですか?
>ロメオ
お、話がわかる男じゃん。もしメリーの小言がうるさくなったら匿ってあげてもいいよ。(自由を愛するからこその無秩序を否定せず笑ってくれた。それに気を良くするとにんまりと笑ってから秩序と言うよりも一人の意見が強いだろう彼の住まいを思って助け舟を出すように気さくな雰囲気で告げて。得意なものにトランプとあれば数秒だけ考えるように彼へと顔を向けて「ギャンブルは?もしするんだとしても悪魔とするギャンブルはオススメしない。悪魔相手だと有り金全部もってかれるよ」腕っ節に酒とトランプ、これらが並ぶと健全とはお世辞にも言えないだろうそれらに耳を向けて、んべ。と舌をのぞかせてから”俺は最近やられた”と既に負けてしまったことを続け。軽い雰囲気が声に纏われているけれど、それが適当に伝えられたものだとは思わなかったから、少しだけ視線を動かしてから彼の元に戻して「ここはお子ちゃま向けの娯楽ばっかりだから。悪魔のカジノで金を溶かして海賊船で金を借りて、返せなくて気づきゃ居なくなってる。そんなアリスも少なくないんだ。……せっかく出来たダチがそんなつまんねえ理由で消えるのは嫌だから。」隣をするりと抜けるように、猫がするように尻尾を彼の体へ絡めるように擦り寄せて悪戯な笑みを見せて。「あ!でも。金が絡まなかったら悪魔も海賊船のやつらもいいやつだよ。俺は好き」何事にもその立場における関わり方がある。仕事を介してでないなら少なくとも城の兎よりずっと居心地がいい。それを伝えるように思い出したようなそんな口ぶりで添えて。彼に続くようにその隣へ腰を下ろすと足を組みながら猫のように背を丸めて。隣に座れば彼に残る僅かな煙草の匂いに気づき、すん。と短く息を吸い込んでから問いかけて)そりゃあよかった。……煙草。どれくらいの喫煙者だい
245:
オルカード・エリス [×]
2025-11-07 17:33:02
>242 タスク
それも良いね。困難も一緒に楽しめる人って稀少じゃん。気に入ったのも、少数精鋭ってやつ?オレ、そういうの今まで仕事の役柄でしか見た事無いなあ。
(まず始めには彼の考えを肯定し、その共感に引き出した記憶はかつて作ったキャラクター。それでも情感たっぷりにしみじみと感心を返して、「…いや、これはオレの性格の問題か。」最後の言葉には苦笑を付け足して締める。それから招待に投げられた返事の適当さにふっと噴き出して、「それ行かない人の言い方じゃん。」特に気にした様子も無く些か馴れ馴れしいくらいの軽口で小突くが、それ以上無理強い等はしない。次いで此方の“名案”に期待通り、なんなら理想通りの断り方をした相手に食い下がる事も無く只にっこり懐っこく笑って、「だろうなあ、オレも同意見。お兄さん、仕事めっちゃ出来る人だね。」さくさくとジョークへ変えたそれを、始めからそうでしたとばかりにその仕事の姿勢を褒める前置きに昇華する。一通りけらけら楽しさを溢し、一息入れたその後、「……なあタスクさん。さっきの“気に入ったやつと~”っていうのさ、仕事も同じ?その人と一緒なら仕事も楽しい?」不意に問う口元に微笑みは浮かんでいるが、先程までの賑やかな揶揄や愛想は落ち、穏やかな静けさを湛えている。眼差しも声音も同じ、彼是と思惑や悪戯のような混色は無く、絵本の意味を尋ねる子供みたいに純粋な興味だけ。「そんなら、羨ま…」その後にも言葉を続けかけて、はっと口が閉ざされた。そのまま笑顔が明らかに強張って目が泳ぎ、“ヤバい”だとか“ミスった”だとか、そんな事を顔にくっきり描いてしまったものだから、今のは隠したい本音なのだと伝えたも同然。動揺に不自然な沈黙まで開けて冗談に変えるタイミングすら失って、何か不明瞭な呻きと共に膝に突いた手へ俯き伏せた頭を乗せて、「……間違えた…最後のやつ忘れて…」ここまできてあんまりにもな初歩的失態にじわじわ耳から熱くなっていく顔面だけは覆い隠しつつ、もごもごそんな事を震えた声で頼み。)
246:
芋虫、大工 [×]
2025-11-07 18:31:27
>有咲
もし君が嫌じゃなければ。持て成しなんかは出来ないがね、うちに泊まって明日の朝送るでも構わんよ。(ほんのりと頬を染めたまま照れを隠す様子が可愛らしくて、ついそこを突っついてからかいたくなるのを我慢する。それから彼女がすとんと落ちるように提案に甘えてくれたことが嬉しくて、その声の中に一緒にいれる時間を喜んでくれたからか提案をするように持ち掛けて。提案をする中で先に言葉にして伝えるのは城のような手厚い持て成しは出来ないことと、飽くまでも男同士で暮らす家だからそう期待をしないで欲しいこと。それを踏まえた上で彼女が平気であれば喜んで歓迎するということ。どうだろうか、と一声を添えながら少しだけ頭を傾けて。扉に行う控えめなお願いはちゃんと叶えられたらしい。彼女が扉を開けばその先に繋がっているのはまさにこの国に関する書物が纏められたいくつもの本棚がある部屋だった。“おお”と素直に感心する声を落とせば彼女の肩口に自らの顔を寄せて)よくできました。……アリス、きみ、才能あるなあ。
>陸
ウチを選んでくれたんか、えらい嬉しなあ。……けどな、ええ意味でも悪い意味でも落ち着く暇はないで。楽しみにしとき。(迷うことなく彼が選んだのは己とついてくる道だった。そんな彼に対してみてわかるほどの不安や恐れを抱えているのに、その上で安全よりも自由を選んだ度胸が気に入った。にこにこと人当たりがいい笑顔を見せるのは毒を食らわせる前の蜜だろうか、早速気をまわしてくれる彼へ遠慮をすることなく今の今まで持っていた荷物を全て渡してしまえば「あ~、助かるわ。ほんま、気の利く子やね。ええもん拾ったわ。……俺は“大工”って言うんやけど、呼ぶなら何でもええよ。呼び方ひとつで、縁は変わるもんやしな。」身軽になった腕を回すと真摯な彼とは違ってマイペースな空気感で彼の先を歩き始めてしまって。その中で後出しのようにからりと伝えるのは日常会話として話すには物騒な内容で) 世間話として聞いといてな。ウチ、ちょっとだけ利子が高い金融屋をやっとるんやけど、そのせいか時々おっかない声が聞こえるんよ。まぁ気にせんといて。風の音みたいなもんやから
247:
タスク [×]
2025-11-07 18:46:50
>オルカード
あんなあ、アリス。俺にそういうおべんちゃらせんでええよ。むず痒ぅてかなわんねん(引き際よく引き下がる姿を見ながらも、それを提案する素振りから冗談ではなく本気だったことは気づいている。その上で断られたとなってすぐに舵を切る判断の速さはきっと“彼のほうが仕事ができる人”なのだろうと証明していて。しかしその誉め言葉に瞳を細くして答えて。ずっと目の前にいる彼が見えないようだと感じていた。まるでそこに存在しているが彼を表す根底に触れることができないような、そんな違和感を感じていた。それがいま少しだけ触れられたような気がするとクッと喉を鳴らすようにひと笑いして。からりとした声色で彼が先ほど途中で遮ったその言葉を自信満々に使いながら口にして)羨ましいやろ。進む先が極楽でも地獄でも一緒に笑って進めるようなやつに、あんたも出会えたらええな。
248:
赤の女王 [×]
2025-11-07 18:49:30
■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87
■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0
■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1
■ 手紙 ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%89%8B%E7%B4%99
■ 常時イベント ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/
これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。
皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。
>どのお時間でも登録アリスをお待ちしております。
249:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-07 20:50:25
>芋虫
まあっ…!本当に宜しいの?先生のお家にお泊まりできるなんて嬉しいわ! ただ…その、折角ならダリアも一緒が良いのだけれど……良いかしら? そもそも、ダリアもこの話に乗ってくれるかしらね…?
(長い時間一緒に居られるだけでも嬉しいのに、思いがけない提案に胸が弾み表情も明るく華やぐ。両手をそっと合わせ、うふふと心底嬉しそうに頬も赤らめていて。ただ、そこで脳裏を過ぎるはこの場に居ない彼のこと。最初のお泊まりは彼のお家が良い、そんな小さな願いを抱おながらも、折角の心躍る提案を無下にはできず。芋虫とダリアが同居している事実を知らないからこそ、どうしても彼も一緒が良いと甘えるように目尻を下げて。同時に、そもこの場に居ない彼も了承するか不安げに呟きもし。そんな話をしながら、扉の先を見遣ると複数の本棚に迎えられて。何度見ても素敵だと惚れ惚れしている最中、耳元近くで落ち着く彼の声が落ちると顔は微かに其方に向けられ。一気に距離が縮まっていた事にぴくっと小さく肩が揺れたが、褒められたことが心底嬉しいらしい。)
んふふ。先生がそう思ってくださるなら、きっとそうに違いないわ。……でも、先生が丁寧に教えてくださったのと、此処の子達が優しいからでもあるのよ
(嬉しそうにくすくすと笑みを零しては、もらった言葉はしっかりと受け取ることに。ただ、上手くいったのは心優しい彼や図書館のおかげだと、表情を和らげながら言葉を添えて。扉をひと撫でし、本棚にも目を向けては「ありがとう」と声を掛ける。さて、ラックにも彼にも「一緒に行きましょ」と声を掛けると本棚の部屋へ足を踏み入れ、浮遊する本棚をぐるりと見上げた。その数と広さに改めて双眸を丸くし、何処にどの本が並ぶべきかを考えながら呟いて。)
凄い量ね、この国に関することだけでこんなにたくさん…。本を戻すだけで、一日終わってしまいそう
>大工
そりゃええな。落ち着かん方が、生きてる実感湧くじゃろうて
(相変わらずの笑みに感化されてか、口端が僅かに上がると声も幾分か軽いものになる。んしょ、と彼の手荷物を受け取り持ち直すと、先をゆく背中を眺めながら言葉を反芻した。特にその名を小さく舌の上で転がしてから「……そうじゃのぉ。名前は大事じゃけ、大工って呼ばせてもらうわ」視線を手元の荷物へ落としつつ、ぼそりと呟いて。職場でも私生活でも名を呼ばれることがなく心の何処かで寂しい思いをしていたからこそ、誰かの名を呼ぶことだけは徹底しているらしく。呼び捨てを宣言したその声には、対等な立場でいたいという囁かな願いも込められていて。兎角、彼に置いていかれないように一定の距離感を保ちながら言葉ひとつひとつに耳を傾ける。思うことは多々有れど、決めたのならば最後まで責任を持つべきだと意見は変えず。一方で これから自分は生きていけるのだろうかと半ば遠い目をしてはいるが、返す言葉も声も静かなものであり。)
あー……。まぁ、俺が働いとったとこも似たようなとこあったけぇな。……ちったァ慣れとるし、そこがどんな場所でも俺のやるこたァ変わらん
(怒号に嗚咽に罵声、恨み言。キリキリと精神も体力も削られる職場を思い出しては更に瞳の奥が濁る。高利貸しの金融屋は、きっとその比じゃないだろう。けれど、良くも悪くも人は慣れるし、何とかしなければならないのが大人。怖くないと言ったら嘘になるが、取り敢えず余計なことは言わぬよう言葉を飲み込みつつ、小さく息を漏らし。それからまた彼の背を目で追うと、ひとつ問いかけて。)
……ところで、大工。さっき言うとったよな、”突然呼ばれた”って。何のために俺は呼ばれたんじゃ?
250:
芋虫、大工 [×]
2025-11-07 21:25:07
>有咲
ん?あ。ああ!言葉が足りなかったな、俺はそのダリアと一緒に暮らしてるんだ。だからもしアリスが嫌だと言ったとて、ダリアもついてくるんだ。……ダリアはね楽器が得意だからピアノでもギターでも聞かせて貰ったら良い。(誘いは拒否ではなく承諾の返事で戻った。それだけではなく、この場にいない彼のことを気にかけた内容だった。最初こそ疑問を見せるように戸惑いを目元の瞬きに表したが、それから直ぐに彼女に伝えていなかったのだということを知る。自己完結したように納得した様子で瞳を再度開き、その願いには心配がいらないことをすぐに答えて。それからもう一つ、その彼が得意としていながらも外ではあまり披露しない特技も教えて。彼女の目線の高さと自身の目線の高さを合わせるように寄せた顔、そのまま同じ目線でその先を数秒ほど確認をするように見てから背を伸ばして。褒めた言葉には謙虚な返事を見せる彼女に微笑んでから「ここまで運んでくれれば後はそうでもないんだ。例えば──、そら。おかえり、お前さんはあそこの青の棚だよ」ラックの中から一冊の本を手に取る。それからその本の背にトントンと爪の先で軽くたたいて見せれば、その本は手を離れるようにふわりと浮いてそのまま目的の本棚へとゆるやかに飛んでいき。次の本を手にして背表紙を開けばそこには戻るべき棚の場所が詳細に、その一部には棚の色やその場所が英語や数字で詳細に分けられた印字があり。)こんな風に大まかな場所を教えてあげれば戻るべき場所に帰るんだ。
>陸
ほな、あんたは“海賊船のアリス”って扱いや。せやなあ、アリスって呼ばれるんと、名前で呼ばれるん、どっちがええ?……あ、せやけどな、名前を選んだとしても、うちの連中以外はみんなアリスって呼ぶで。せやからアリスって呼ばれたら、自分のことや思って返事せなあかんよ(呼び方が決まれば“ん”と短い返事で承諾をする。それから少しだけ顎を持ち上げるようにして視線を向けて彼が今しがた自分に向けた問いかけたと同じ物を送る。そこには未だ彼がこの国の何も知らないからこそ、それを教えずに選択肢を与えるように間をおいて。嘘ではないが少しの意地悪で伝えたそれにも彼が怯まなかったのを見るとくつくつと喉を鳴らすように笑って見せて。それから問いかけられた内容に数秒ほど言葉を選ぶように考えると「せやなあ。ほんならそういう話は船戻ってから“タスク”って男に聞いたらええわ。あんたの兄貴分になるはずやから丁度ええ。俺とはそないつまらん話より面白い話でもしよか。」考えた末に結局答えるのをやめてしまう。ポンポンと彼の背をたたきながら無責任な発言を添えると思い出したように説明をして)うちは俺とタスクって男と、リトルオイスターっちゅう男の三人で暮らしてて、アリスを拾って帰るんは初めてや。せやから色々粗相があるかもしれへん。堪忍してな
251:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-07 22:43:30
>芋虫
! じゃあ、ダリアが言っていた”家主”って先生のことだったのね…! ……あら、ピアノもギターも弾けるなんて凄いわ。早速お願いしちゃおうかしら
(双眸を丸っこくさせてはぱちぱち瞬きを繰り返し、遅れて知った事実に思わず声を弾ませて。納得と驚き、そして嬉しさが綯い交ぜになった表情で頬は綻んで。特技も教えてもらえば、もうお泊まりをする気満々な為、帰ったら甘えようと当然のように考えており。楽しげに微笑む中で、彼の所作を目で追っては……目の前の光景にまた驚いたように瞬きひとつ。命を宿したようにゆらゆらと浮かびながら本棚へと戻っていく様子に「まあ……!」と感動したように声を漏らして。改めて本の背表紙を確認すれば、印字された内容に目を通し再度確認するように本棚を見遣り。)
賢い子達ね。詳細も分かりやすくて……これならすぐ元の場所に帰してあげられそうだわ
(教えてくれた彼に対し、嬉しそうに双眸を細めてはその声色に安堵を滲ませて。早速自分も一冊を手に取っては背表紙と本棚を確認し「あなたはあそこの赤い棚ね。いってらっしゃい」と背表紙を軽く叩いて。同じくふわりと浮きながら本棚に吸い込まれてくのを見届け、次の一冊に手を伸ばす。数回繰り返しながら時折表紙のタイトルも目で追っていると、たまたま気になった一冊があったらしく。どちらかというと写真集に近いものだろうか。ぱらぱらと目を通すくらいなら構わないだろうかと、頁をめくるために本を持ち替えて。)
>大工
はは、随分洒落た肩書きじゃの。……どっちでもええけど、拾うてくれた大工にだけは特別に俺の名前教えちゃる
(口元に薄ら笑みを浮かべながら、聞き馴染みのない言葉の並びに対し軽く返す。その中で名について触れられると、まずは説明に対し理解を示すように”ん”と短く頷いて。それから視線を一度彼から外し、また戻す。どうせ他の人がアリスと呼ぶのなら、この世界で本当の名が意味をなさないのなら。大事な名前は、聞いてくれた特別な彼にだけ預けよう。そう思いながら淡々と声を発し。「芹沢陸じゃ。宜しゅう。……大工が呼んでくれるんなら、それがなんであれ俺の名前じゃ。好きに呼んでくれ」彼が呼んでくれるだけで、どんな名でもきっと幾分か特別な響きになる気がする。ほんの僅かに和らいだ声で呼び方を任せ、気になる答えが得られなかったことに対し兎に角名前だけは覚えようと口を開く。「”タスク”な。まぁ、最初の会話に困らんなぁ助かるし、ええか」後程答えを得られるなら、そう焦らずとも良いかと判断。自然と彼の横を歩きつつ、背を叩かれれば反射的に小さく肩が跳ね。決して嫌だった訳では無いからこそ、今ので彼を不快にさせていないかと、僅かに不安が瞳に滲んで。そのまま説明を受けると、ふむと小さく頷き。)
粗相なんて気にせん。拾うてくれただけで充分じゃ。……というか、粗相言うたら、先にやらかすんは多分俺じゃろ。そん時は、笑うて許してくれ
252:
オルカード・エリス [×]
2025-11-07 23:25:42
>247 タスク
そう?ごめんごめん、癖なんだ。気を付けるね。
(さらさら流す褒め言葉は対人においてはクッションで潤滑剤。だが嘘というわけでもないそれが止められるとは思わず、一回だけ目を瞬かせたがすぐに順応し笑顔で了承を返した。――さて、願わくは望みを聞き届けてくれという沈黙を割ったのは笑う短い声。その上わざわざ自分の失敗を引用されたとなれば、羞恥は増すばかり。「Gah、忘れてよお。タスクさんの悪者、意地悪……」眉を寄せた赤い顔を上半分だけ覗かせて、むっと拗ねた目付きで睨み、先程までのご機嫌な饒舌さとはうって変わった拙い悪態を弱々しく投げ付けた後。「……羨ましいよ、本当に。」こうなればもう何度言っても同じ。心ゆくまで隣にいてくれる人、何だって共に楽しめる人、何処までだって一緒に歩んでくれる人――心底、欲しいと羨望する。「会えるかなあ……」視線が物憂げに伏せられた。クリスマスに分厚いショーウィンドウの向こうを両手付いて眺める孤児みたいに、希望に仄かな諦観が入り雑じった呟きが宙に溶けて、霧散していった数秒先。こほんと些かわざとらしい咳を一つ、それを切り替えに幾らかマシになった顔を彼とつき合わせる。「……なあ。タスクさんから見て、リトルオイスターさんってどんな人?」彼の話を理解していれば、“気に入ったやつ”がその人であるとは察しが付く。だからそう、折角なら彼ら二人の事をその口から直接聞いてみたい。そんな純粋な関心に“ついでにそのまま己の恥からも目が逸れたら”なんて邪な思惑も折り込んだ、表面上は至極穏やかな問い掛けと眼差しを彼へと向けて。)
253:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-08 00:49:47
>トゥイードル・ダム様
(複雑なことはよく分からないけれど、彼がお姫様だと言ってくれるならそれが自分という狭い世界の真実になる。満足したように、そして少しこそばゆいように下唇を上唇で浅く食むようにして微笑んで。照れくさそうな彼の様子は少し予想外でゆっくりと瞬きを、そこにメイドの彼女が発した言葉にまるで自分が本当にこの国に必要とされていたかのような感覚を覚え、胸の奥がぽうっと温かくなるのを感じた。その穏やかな熱は孤独だった日々の記憶をふわりと包み込んで、まるで絹のように柔らかくほどいていく。そこに彼の問いが耳に届くと一瞬だけ考える素振りを見せる、けれどそれは選択に迷っているというよりも、どちらを選んでも彼がまだ隣にいてくれることを確かめたいだけの仕草だった。「ユリ、今すぐが良いわ。ねえ、戻ってくるまで待っててくれなくちゃ嫌よ」彼の手をきゅぅと握り直し、その手の温もりを確かめるように指先を少しだけ動かして絡める。まだこの世界の仕組みも、女王候補とは何かということもよく分かっていない。ただ、彼が隣にいてくれるならそれだけで安心できる――そんな希望が、今の自分のすべてだった。「…このままじゃ失礼かしら、」鏡もないまま、指先でそっと髪のほつれをなぞる。ほどけかけた三つ編みはまるで夢の中で揺れていた自分の心のよう。整っていないことに気づいた瞬間に不安や羞恥の類が心に芽生え、でもそれは誰かに笑われることへの恐れではなく女王様にちゃんと見てもらいたいという純粋な願いからくるもの。「でも…ダムは、ユリをお姫様って言ってくれた」そう思い出すように呟くと、自然と背筋が伸びた。完璧じゃなくても、彼のくれた言葉たちが優しく背中を押してくれる。だから、髪を編んでと彼に強請るのではなく、ほどけたままの編み目をそっと指で撫でて「……このままでも、ユリはユリ。女王様が笑ってくれたら、それでいいの」意を決したように、でも気負っているわけではないと見る者に安心を促すような優雅な微笑みで彼を見上げて)
>チェシャ猫様
緊急避難場所ってか。心強いね
(彼のフランクな言葉尻の裏には、ちゃんと居場所をくれるという優しさがあることが感じ取れる。メリーの家に“選ばれて”住んでいることは誇りであると同時に僅かな緊張ももたらすのかもしれない。だから、彼のようにこちらに選択を委ねてくれながらも逃げ場所を用意してくれる存在はまるで鍵のない扉のような安心感があって、今日の空気が少しだけ柔らかくなるような、彼がいればこの国でもやっていけるかなと思えるような気がして顔から力を抜くようにニッと笑って。「俺は無難な勝ちより語れる負けの方が好きだ。だから取り返しのつかないものは賭けない」好むのは負けても笑える相手との勝負であり、ギャンブルはその一手段に過ぎない。勝ちそのものに執着しないからこそ身包み剥がされるヘマはしないさとサムズアップして見せて。「……そんな末路は心底ご免だ。メリーを失望させたくないし、君みたいにダチって言ってくれる奴がいるならなおさらね。実はそういう言葉を軽く流せるほど器用じゃないんだ。意外だろ?」友達だと認めてもらえた事が本当に嬉しかった。それははしゃいだり感情を露わにするような喜びではなく、静かに胸の奥で灯るような深くて穏やかな嬉しさで。義務でも役割でもない、ただの人と人の繋がりをこの国で初めて結べた事に舞い上がるような心地だったが、肩を竦めて冗談めかしてそれを隠して。気付けば、彼に強い興味を抱くきっかけになった尻尾よりも彼という存在そのものに焦点を当てていたから熱望したふわふわが身を撫でてもくすぐったそうに、でも幸せそうに笑うに留めて。金が絡まなきゃ、のくだりには明るく男らしい笑い声と共に、結局悪魔も海賊も本質は自分のような普通の人間とそう変わらないんだなと親近感が湧いて。「三日お預け食らったら涙の湖に身投げする程度さ」いまいち依存度の測りづらい例えを端的に告げて、待ち焦がれたようにランチボックスを開けて。いただきますと挨拶もそこそこに、大口開けてガブリとかぶりついて「…!んまい!甘めの卵たぁ分かってるね」きっとある程度冷めているだろうけれど、それでも卵のふわふわ感が損なわれていないことにこれを作った人の高い調理技術が伺える。加えて好みの味付けとくれば目を輝かせてあっという間に一切れを完食し、ほくほく顔で咀嚼しながら彼にも一切れを差し出して)堪んないぜ、これ。
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