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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
429:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-16 23:12:10
>トゥイードルディー様
…ディーはユリのことアリスって呼ばないのね
(最初こそ戸惑ったものの、今となってはダム以外からはそう呼ばれない事の方が違和感を覚える。自分の中ではもうそんな常識が固まりつつあったけれど、問い掛ける声の響きには詰るような響きも反対に喜びもなく、ただの感想としてじっと彼に視線を送る。ミルクティーちゃん、そんな風に呼んでくれる彼の声が甘くてゆるりとした音を持っているから、その呼び名ももう既に自分の輪郭を形作る記号の一つとして無意識の内に受け入れ始めていて。「……夜はユリを試すの。ひとりでいられるかどうか。ユリはひとりぼっちがいや、ひとりのベッドは広くて寒いのもいや。…でも、ほんとは夜と仲良くしたいのよ」声はどこか自信なさげに細く、途切れ途切れに吐息を混ぜて、まるで自分の弱さを隠しきれずに零してしまうような響きだった。頬はお酒のせいでほんのり赤く染まっているが、視線は床に落ちて長い睫毛が影を作り眉尻はしゅんと垂れ下がって。でも本当の気持ちを最後まで吐露すればふっと視線を上げて、彼の瞳を探すように見つめる。その目はまだ不安を抱えながらも、どこか期待を込めた揺らぎを宿していて「どうして、ディーは夜がすきなの。どうやって仲良くなったの」お願い教えて、そんな切実さを込めて彼を見上げると、魅力的な提案に雲がかっていた表情はみるみる明るさを取り戻し、犬の尻尾があればパタパタと一生懸命振ってしまうような素直さで「行くっ」文字通り弾むような声音で即答して、そこで何か思い出したように一呼吸置いて)でも、ほんとうに少しだけよ。ダムはユリに待っててって言ったんだもの
>悪魔様
…決めた。俺は今後君から出されたものを拒まない。君は俺に毒を飲ませたくて毒を盛るのさ(その日が楽しみだとばかりに喉の奥から響くような低く控えめな笑いを数度落として。相手の無知や信頼を利用するようなやり口は確かにメリーが好みそうにないやり方だが、自分の目に映る悪魔という人物には危険を承知で踏み込みたくなる得も言われない魅力を感じていて。飲むか飲まないか判断する選択肢を相手に与えている、今回のそんな状況とは一味違って、確実に飲むと分かっている相手に故意に毒を盛る行為は言うなれば相手がそれほど自分に対して何らかの感情を持っていることの裏付けになるだろうと。アルコールは確実に血中を巡り始めていて、気を抜けばご機嫌に彼と肩を組んで祖国の歌でも歌いたい衝動に駆られるが、頑として彼にそんな乱れた姿を見せたくないと思うほどには自分こそ悪魔にお熱のようで「なら、俺の素顔もカジノまでお預けにしよう。俺は退屈を忘れさせてくれる悪魔の事を忘れられる気がしない、だから君もその日までロメオの事ばかり考えてくれ」自身の素顔にはそれだけの価値があることは彼の言う通り〝羊が傍に置くアリス〟という事実が裏付けてくれているはず。それが昨年のメリーの姿に釣り合うベットかどうかは正直五分五分といったところだが、あくまでも自信に満ち溢れた態度は崩さず自分勝手な要求までをも付け足して。まさに仮面の怪人に相応しい、威風堂々とした態度に少し柔らかさが差したのは心を許している友人を思い浮かべたからで「近いうちにダチと遊園地に行くんだ。カジノには俺一人で、約束する」最後の誓いには必要以上の重さはなく、あくまで友人の友人に次の約束を取り付けるかのような気軽さでふっと朗らかな笑みを見せて)
430:
ダリア、タスク [×]
2025-12-17 02:37:18
>有咲
うん、約束。次も楽しみだね、……ふふ。魔法使いみたいで格好いいなぁ(綺麗な指先がしなやかな動きで魔法のようにコインの場所を変えてしまう。手品を手品とは思わせないナチュラルな動きが彼女のことを魔法使いのように思わせた。そしてまた会えることが約束された事を喜ぶように嬉しそうに目元に笑みを浮かべて。彼女の視線を追いかけるように少し遅れて自身の部屋に目を向けて、自分らしさを認められたような彼女の言葉を受けてからくすくすと少しだけ照れ臭そうに笑って見せて「自分の部屋って過ごす時間が多いでしょ。だから居心地よく過ごせる場所じゃなきゃね」飾る花も、好きな楽器も、細々と集めた雑貨も、そのどれもがダリアという男を表現する物だった。眉尻を落とすように表情を和らげれば少しだけ頭を傾けて、肩の力を抜くようなリラックスをした喋り方で続けて)好きなものが沢山だとさ、自分らしくいられるでしょ。だからここは俺が一番俺らしくいられる空間なんだ
>陸
(この場所を帰りたい場所にすると言葉にして伝えられれば、この短い時間の間に彼が気持ちを固めたことがその声や雰囲気から伝わった。慣れた足取りでその人物の部屋へ向らかつてかう途中、彼が気をつけなければと言葉を落とした。自然と横目にその姿を捉えれば、先ほど指導したことを律儀に守っている姿が見えた。その様子をみればハハと軽い声をあげて吹き出すように笑い「やっぱそっちの方がええわ。」その姿勢を褒めるように初めに見たころよりもしゃんと伸びた背を軽い力でパンっと叩いて。そうして到着した部屋の前、扉を開けるよりも先に鉢合わせるようにその扉が開くとその主が誰かがわかっているからか、猫の子を可愛がるような庇護者としての笑顔を浮かべて「お出迎えしてくれたん?おーきに。リトに後輩ができたから連れてきたんよ」そう声をかけながら彼の両肩へ自身の手を置いて隣に並ぶように立ち位置を変えて。リトルオイスターはといえば突然の状況に驚いた様子で目をパチパチとさせて初めましての彼を見ていて)
【リトルオイスター】
わ。タスクやあ、リトになんか用でもあるん?(扉を開いた先、待ち構えていたかのように同居人の姿があるとマイペースな驚きを声にして。そんな彼からこの場所に来た理由と、彼が連れている初めて見る姿にぱちぱちと瞬きをして暫し見詰めて。それからその表情はパッと明るいものに変われば、懐っこい犬がそうするみたいに彼との距離を詰めてその姿を遠慮なくまじまじと見て周り、新たな同居人に興味津々である事をわかりやすく纏ってみせて)アリスや!ほんまにウチで暮らすん?仲良ぉしてな、リトはリトルオイスターって言うんやで
(大変ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。まずはご無事とのこと、そして現在は少し余裕ができたと伺い、ほっといたしました…!事故に遭われたとのことで、さぞ大変な思いをされたことと存じます。どうかご無理なさらず、回復を最優先になさってくださいね。
イベントの件につきましても、お気遣いのこもったお言葉をありがとうございます。ご事情を伺った上で、通常交流をこのまま続けていくというご判断、こちらとしてはまったく問題ございませんし、返信ペース等もどうぞお気になさらず…!寧ろご自身の体調やご都合を第一にしていただければと思っておりますので、ご負担にならないように有咲ちゃんや陸さんとお話させて欲しいです。
プレゼントにつきましても、そのお気持ちだけで十分すぎるほどですので、もし余裕ができた際にタイミングがございましたらその時で大丈夫です…!このお気持ちだけでも十分嬉しいです!
それでは改めまして、引き続きゆっくりと交流を楽しんて頂ければ幸いです。どうぞお身体を大切に、今後ともよろしくお願いいたします。)
431:
三月兎 [×]
2025-12-17 02:40:59
>オルカード
大袈裟だなぁ、そんな良いものじゃないよ。(まるで取って置きの高級品でも受け取ったかのように喜ぶのを間近でみるとなんだか少し照れ臭くなってしまう。思いつきで渡したそれを世界に数点しか存在しない芸術品を取り扱うみたいに袖口を飾る姿を瞳に移しつつ、喜びを全面に見せる彼を見ているとそわそわと浮かぶ照れ臭さがあり、無自覚に眉尻を下げて控えめに微笑むことで照れを隠すようにその喜びを抑えるべく声をかけて。乾杯の後に口に含んだアルコールは口に入れた瞬間はオレンジの甘さが広がり、それから遅れてアルコール特有の苦味が残る。そして苦味を消すためにまた甘さを求めてもう一口を含んでしまうから、よく出来たものだと久しぶりに飲む酒に関心を寄せて。そんな中で得意なゲームを問いかけられれば片方の目を狭め、挑発でもするみたいに鼻を鳴らして笑って見せて「いいかい、ゲームっていうのはフェアであるべきだよ。子供やお偉いさん相手の接待じゃ無いんだから」グラスを持つ手、人差し指を伸ばすように彼を指差せば根に潜む負けん気を表に出すみたいな眼差しを向けて不敵に笑い)ゲームをするなら本気じゃなきゃ面白くないよ。さきにいうけど、やるからには手を抜くなんて絶対にしないでよね
432:
ディー、悪魔 [×]
2025-12-17 02:42:16
>ユリーシャ
そっちの方がいい?(呼称について彼女の見た目から選んだものを使っていたけれど、それに対して指摘を受ければ世間話を楽しむような穏やかさと女子同士が呼び方を決めるようなキャピっとした楽しさを含ませて「でもミルクティーちゃんって可愛く無い?紅茶にミルクと蜂蜜をいれて混ぜたみたいな甘くて美味しい色をしたちっちゃい女の子。」小さいを強調する為に彼女の頭頂部をグイグイと押し付けるように手の平で悪戯に触れて、にい。と浮かべて見せるのは揶揄うみたいな表情で。夜を苦手とする理由を教えられれば今度はまるで教師がそうするようにふんふんと頷いてから「確かに、一理あるかあ。……俺が夜を好きなのはね、夜は秘密を守ってくれる時間だからだよ。布団の中で一日を振り返るんだけど、楽しかったことも恥ずかしいことも、夜は全部静かに聞いてくれて、そっと守ってくれるじゃん。だから無条件に俺の味方なんだ」仲良くしたいけれど、難しい、そんな葛藤を聞けばまるで子供をあやすときに使う声で“夜は怖がらせるために来るのではなく、ちゃんと味方である”ということを伝えて。シーっと潜めた息を吐いてから「ミルクティーちゃんはまだ知らないんだ。夜ってね、大きな音を出さないやさしい子なんだよ」それはまるで夜という存在が生き物として存在するかのような口ぶりで、彼女の“仲良く”という言葉にフォーカスを当てた返事を続けて。そんな彼女が誘いに乗ってくれれば条件を与えられたことにマイペースな返事をはぁいと返して、遠慮なく彼女の手をとればそのまま握り、引っ張るように彼女のことを連れ出して。外に出ればひんやりと冷えた空気が迎えてくれる。寒いからこそいつもよりも星が綺麗に見えて、自然な動作で羽織るジャケットを彼女の肩に羽織らせれば語りかけることで彼女の注意を貸した羽織より景色へと向けて)見てミルクティーちゃん、星が綺麗だよ。ピカピカしてるね~
>ロメオ
……面白いことと言うのか無謀なことと言うのか。怪しいところだと思わない?(少なくとも平気で毒を飲ませるつもりがある男に対して、与えられたものが毒だとしても飲み干すと言い切ってしまった彼に胸中では与えられた面白い玩具に高鳴りを覚えている。それを表に出さない平生とした喋り方でそう返すのは「俺が与える毒がただのアルコールだけだと思ってる?」腰に触れるてがスリと撫でるように動けば、それは彼に対して明確な下心を持っている事実を言葉なく表していて。彼が簡単に決めてしまった決断の先には理性を崩すようなものや興奮を意図的に高めるものだってあることを仄めかして。見たいと言えばその仮面が降ろされると思っていた。それは自惚れではなく、彼のように自分に一定の自信がある者ならそうするだろうという分析のもと。しかし、結果は次回に繋げる焦らしに至ると楽しみをお預けとされたことに気持ちの高まりを覚え、彼の口ぶりからそれは近い未来になるだろうと解釈をすると悪くないと納得できたらしい。ただ、猫の子を浮かべ、雰囲気を丸くするその様子だけは気に食わなかった「そのオトモダチって猫の子か?__話すだけでそんな顔をさせるなんて、随分仲良しなんだねえ。」そう伝えるのはどこか含みを持たせた声色で敢えて深くを語らず、しかしその関係性に上下を感じさせるような強みを持っていて)俺も、猫の子とは少し縁があるんだよ
433:
オルカード・エリス [×]
2025-12-17 20:39:16
>431 三月兎さん
そうかもね。でも、オレにとっちゃ一点物だよ。
(掛けられた声通り、他に高価なものなんて沢山あるだろうが、“彼が己に渡したもの”はこれ一つ。その瞬間の感情や想い出が籠ったものは千金に勝る宝と、照れた様子の彼に臆面も無く告げる。今度問う言葉に返されたのは、挑発的に見える言動。対等で公平に――そう差す指とその眼差しが此方の抱く画策を的確に貫いて砕き、悪癖の慮りさえも押し退けて競争心を焚き付け、口元をにやけさせる。「ハハッ、そう、そうだねえ、」込み上げてくる昂りをそのまま声に変え、衝動任せに自分のグラスを一気に呷った後、「オーケー。正々堂々、恥の無いゲームをしようか。」向き合った表情は勝ち気で、嬉しそうで、楽しげで。まるで好敵手を見付けたような、待ち望んだ戦いに飛び込む寸前のような、挑戦的に熱を帯びた笑顔で誓いを立てる。「ヘアさん、ダーツ出来る?出来んなら、それで勝負といこうよ。」得手不得手はもう訊かない。選ぶは腹を探り合う心理戦より、戦術のセンスを問う頭脳戦より、もっと単純に互いの技量と器用さだけが勝敗を分ける身体戦。贈り物は二の次、今はただ“友”と遊び競いたい――今度は遠慮を捨てた自分の望みだけで彼をそう誘う。そのついで、飲み干したアルコールと挑発に上がる気分の勢いのまま、空になったカクテルの代わりに通りすがりのメイドの盆から白ワインを取り、そのグラスをゆらゆら弄びながら可否を尋ねるように彼を見詰めて首を傾いで。)
434:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-17 20:51:55
>トゥイードルディー様
(彼はダムとは違う意味で安心できる、心に浮かんだのはそんな気持ち。軽やかで肩の力が抜けていて、悪戯っぽいけれど怖がらせるためじゃなく楽しませるために近付いてくれる、そんな特徴は双子のどちらにも通ずることだけど、目の前の彼はそれに加えて未知の親しみやすさを持っているように感じて。まるで女の子同士で秘密を分け合うような、そんな距離感を作ってくれる彼の雰囲気が少しずつ移ったのか、自然と自分の肩の力も抜けていって、む、と素直に拗ねるような表情を浮かべて頭の上の手から逃げるようにふいと首を振って「ユリはレディよ。お酒だって飲めるんだから」ちっちゃい女の子、その部分だけは不本意だと示して、でも紅茶という単語から女王様を連想すれば眉間に入っていた力はすうっと抜けていき「ディーがユリをそう呼ぶなら、ユリはちゃんとお返事するわ」花と紅茶のいい香りがする大好きな女王様と少しでもお揃いの要素を持てるなら断る理由はなくて。彼の言う夜の捉え方には初めての物語を聴いているような心地がして自然と意識が惹きこまれて「…黒兎は夜を許してくれて、ディーにとって夜は秘密を守るやさしい子。…みんなすごいわ」今の自分にはすぐには真似できない考え方だから、純粋な尊敬を控えめな溜息と共に表して。夜は怖くない、彼の言うようにそれを実感するにはどうしたらいいんだろうと考え込むようにゆっくりと視線を彷徨わせて「夜を抱きしめて眠れるなら良かったのに」そんな即物的な答えに落ち着いて。抱き締めて夜の優しさや暖かさを実感できたなら仲良くなれそうなのにと真面目な顔で呟いて。導いてくれる彼の手つきにはやっぱりダムとは違うものを感じたけれど、いつの間にか解けた警戒心から迷いなくそれに足を委ねると、冷たい空気がアルコールで火照った頬を冷ましてくれて。ふと肩に掛けてくれた重みと温度に寒さから守られる安心感を感じて、お礼を言うために小さく唇を開きかけたところで言われるまま視線を上げれば夜空に散りばめられた星々が目に飛び込んできて思わず口元が緩み「…!」声にならない感動は、星空の輝きももちろん白銀に染まった夜の世界がとても綺麗だと思ったから「…ええ。ぴかぴかだわ」白い息を吐きながら、もっと見たいという気持ちに任せて手を繋いだまま一歩前に出て「ユリね、夜が怖くておふとんに閉じこもってたの。だから、夜の空がこんなに綺麗って知らなかった」彼が連れ出してくれなければ知る事が出来なかった、夜の素敵なところ。今まで一つもないと思っていたそれをいとも簡単に教えてくれた彼に、ジャケットのお礼も含めて顔を見て)ディー、ありがとう
>悪魔様
そんなに複雑な決断じゃない、単に君の事をもっと知りたいだけさ
(肩を竦めながら大したことではないと示す口振りと共に、仮面の下の表情は夜風に揺れる灯火のように静かで、それでいて消えそうで消えない強さを宿していて。彼が自身を叩けば音の鳴る無防備な玩具と見縊るならむしろ好都合、あくまで自分ばかりが悪魔という人物に興味津々なのだというスタンスは崩さず「さっきのは入門編、俺はそう思ってる」〝悪魔の毒〟がそう可愛らしい品揃えばかりではないことも織り込み済みだと、そう取れる言葉を惜しげもなく返す瞳は鋭さを帯びながらもどこか水面に映る月のように柔らかい光を含み、まさしく誘惑を彷彿させる彼の手つきを受け止める余裕を漂わせていて「ああでも、その辺の奴に使う陳腐な毒は勘弁願いたいね。君が俺の事を想って盛った毒ならきっと甘いから」わずかに弧を描く唇は笑みというよりも同じ遊びを共有する合図のように見え、腰を撫でる彼の手をそっと捕まえては手の甲を自分に向けて口元に運び、振り払われなければそのまま薬指に甘噛みを返して。やはり猫の事を語る彼は何かを裏に秘めたような言葉選びになるとこれまでの会話で感じて「悪魔こそ、猫の〝子〟呼ばわりするほど近い間柄なんだな」見たところ彼らの年齢にそこまでの開きがあると思えないからこそ、何か特別な過去が紡がれたのだと察する。友人の事となれば不思議なほど簡単に体中に血が滾るような感じがして、何か嫌な予感のままに「その縁は、チェシャが――――」あんなに痩せてもたくさん飯を食わない、もしくは食えない理由と直結しているのか、そう直情的に質問をしかけて急ブレーキを踏めたのは、それこそ猫の言うように〝口の上手い〟悪魔の思うつぼだとその忠告のおかげで気付けたから)…いや、チェシャのことはチェシャに聞こう。俺が君から聞きたいのは悪魔自身の事だ
435:
三月兎 [×]
2025-12-18 00:58:07
>オルカード
(物の価値は豪華さではなく彼が決めるのだと言わんばかりの清々しい言い切りに、そこまで言い切られれば何だか面白くすらなってきたようで。一点物だから特別だと言うその言葉に対して否定をしないことが同意の答えだと言うように静かに微笑んで。手加減のあるゲームはするなと伝えた気持ちを汲んでくれた彼が、今度は先ほどまでの此方を思うような反応から一転してゲームを楽しむという気持ちを向けてくれたことが嬉しくて、気分がよくなるほど良い飲みっぷりでグラスが空くのを見てからまだほとんど残っている自身のグラスはちびちびと酔っ払ってしまわないように量を気にしながら口にして「いいよ。的に当てれば良いんでしょ?後になって泣かないでね」彼の誘いに乗ったことを煽るような声で伝えれば、様々なゲームを置いてある部屋に向かうように彼の先を歩くべく足を進ませて、その前を通る際に顔を向ければ双眸を細めて)ほら、置いてっちゃうよ
436:
ディー、悪魔 [×]
2025-12-18 00:58:38
>ユリーシャ
でもちっちゃいじゃん。お酒が飲めるレディだけど、ミルクティーちゃんは俺よりもちっちゃい子。(拗ねたような顔をみればそこを突っついて揶揄いたくなってしまったらしい。押し付けるように撫でつけていた手の平から彼女の頭部が離れると“小さい”が年齢では無いことを示すように彼女の背丈の辺りになるように自身の胸元の辺りをトンと叩いて。彼女の口から上がった名前は予想外、この国で彼を得意とする人物はそう多く無いだろうその男の名前に多少の驚きを抱いて。星空の煌めきと、冷たい空気、それらを帯びた白銀は輝くように綺麗に見えた。そんな景色を彼女も自分と同じように喜んでくれると嬉しい言葉にニコーっと懐っこいそんな笑顔を見せて「じゃあミルクティーちゃんは知らないんだ。あのね、たま~に星が流れるんだけど、星が流れてる間に三回お願い事を言えたら、それが叶っちゃうんだよ。」夜に対して不安や恐れを見せていた彼女が、夜空を前にして景色に負けないような微笑みを口元に見せてくれたのが嬉しかった。だから彼女の隣に並んでピカピカ、チカチカと輝く星を適当に指差しながら誰から聞いたかも覚えていない流星にまつわる定番の話を教えて。“あ!”と思いついたような声を大きく上げると、並ぶ彼女の顔を覗き込んで「ミルクティーちゃん俺のこと好き?」犬が懐いて戯れ付くようなそんな雰囲気で軽い問いかけをすればその返事を待ってから、片手をグーパーとパクパクと動かせば星が光る様子を表しているつもりのようで)部屋に飾る用のお星さま、持ってんだ。今度ミルクティーちゃんの部屋に持ってきてあげてもい~よ
>ロメオ
奇遇だねえ、俺も俺のことをロメオに知って欲しいと思ってたとこ。何が聞きたい?好きなタイプでも愛を求めるに当たって重要視することでも、性的趣向でもなんでも教えてあげるよ(静かな駆け引きを忍ばせるような彼の姿勢が面白くて、楽しくて、堪らない。人差し指、中指、薬指と順番に指を立てながら彼の口にした“知りたい”だけをピックアップした返事を口にして。取られた手が彼の口元に運ばれて、そのまま薬指に刺激を落とされた。薄い皮膚を柔らかく食む、そんな刺激が血を熱くさせるみたいに興奮を煽ると「いいなあ、お前のこと欲しくなっちゃった。」興味を持った玩具を子供が遠慮なく欲しがるような傲慢な発言をすると、艶やかに微笑んで少し長い爪の先が彼の耳の下をピリと引っ掻いて。何かを尋ねかけて、その言葉を止めた彼はやっぱり賢い男だ。悪魔とは、嘘はつかないが真実も語らない生き物だと言うのは皆共通の認識であるはず。彼がそれを知ってか知らずか、踏み止めた事に頭を傾けて仮面の奥を覗くようにその奥にある琥珀色をただまじまじと見つめて、続けるように挙げる声色は彼からすれば脈絡のない突然な問いかけで「実際に悪事を行った奴と、その悪事を唆した奴に、悪事の手助けをした奴。……一番悪いのと、一番悪くなれなかったのは誰だと思う?。___なんて、いまはわからないよな。ロメオの答えが決まった時に教えて」きっと賢い彼は、その脈絡のない発言が何を意味するかまでは理解が及ばなくとも彼の友人に纏わる“何か”だと言うことまでは辿り着くはず。未来に向けた宿題のように与えて)
437:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-18 06:46:12
>トゥイードルディー様
(背の高さを示す仕草のおかげで彼の言葉の意味は分かったけれど、それでもなんだか〝ちっちゃい〟という単語が自称淑女の自分に向けられることには納得がいかなくて、何かを言い返そうとして唇を開くも言葉が出てこず悔しそうに閉口する、それを二、三度繰り返しても何も言えないでいれば話は流れ星へと移って。「…!流れた星は落ちてくるの?」空を滑るように煌めくそれを見たことがなければ知識も無かったから、その場面に出くわせば落ちた星を探しに行けるのではと無知で安直な期待にいつもより大きく開いた瞳で彼を見て「…、ユリぜったいに叶えたいお願いがあるの。だから毎晩空を探すわ。ディーも流れる星を見たことがあるの?」三回唱えるだけなんて簡単。流れ星の速さを知らないからこそ躍起になるような様子を見せるのはその胸に抱く願いが強いから、見つけるチャンスを聞き出したくて先ほど踏み出した一歩分彼に近付いて真っすぐな瞳でじいっと顔を見上げて。好きかどうか、真正面から誰かに問い掛けられたのは初めてで、きょとんと目を丸くして質問をローディングする間に数秒の沈黙が流れて。「……すき、きらい、で言うならすきだわ」余計なことまで付け足してしまうのは自分なりにきちんと考えた証で「ディーはダムにそっくりだけど、ダムがしない喋り方や笑い方をするの。それがなんだか、ユリは…、えっと」続く言葉に困るようにしどろもどろになるのは自分の気持ちが分かっていないからではなく単に語彙力不足だから。自分というちっぽけな存在の狭い世界にはダムの存在はもう不可欠で、自分の中ではダムがどういう人物かはもう形が定まっているから、瓜二つなのに性格は異なるディーと一緒にいるとその輪郭を無邪気に揺らされる気がして「……不思議なの。違うのに怖くないから」揺れるのに、もっと知りたいと感じてしまうから。分かりにくい表現は今の自分には精いっぱいのもので、とにかく嫌な感情は持っていないことを伝えたくて。「……そのお星さまは流れるの?」開閉する手の動きに視線を奪われながら、星は流れてこそ願いを叶えてくれるのだから、と大変現金な質問を当たり前のように口にして)
>悪魔様
立ち話で聞くにはちょっともったいないな。君の声は長い夜に似合うから
(なんでも与え、教えてくれるような彼の言葉には、それこそ知らない間に毒を盛られることもあるのかもしれない。それを怖いとは思わない、危うさを抱き締める覚悟は先ほど決意を口にした時に胸に据えたのだから「このパーティーの後、メリーとハンプティと後夜祭をやろうって話があるんだ。君も招待するよ」もちろんカジノにだって足を運ぶけれど、彼が自分のテリトリーを晒すならこちらも暖かなあの居場所が自分の砦だと誇示するように、でも朗らかな声にはそんな張り合うような勢いは一切見せずメリーの言葉を借りるならパーティーは大勢いた方が楽しいのだと言わんばかりの無邪気なお誘いを。でもそれだけでは終わらせず、耳元に感じた鋭くも甘い刺激にふっと口角を上げながらやられっぱなしで黙ってはいられないという意思表示に彼の耳元に顔を寄せて「みんなが寝静まったら、少し声を落として会話の続きを楽しもう」囁くような声ではなく、何かを予感させる余韻を相手に委ねるような、低くも重いはっきりとした声でそう告げて。意味深な問い掛けはなぞかけにも似ていて、でも少なからず猫の友人と目の前の彼は例えに挙げられた三人のうちのどこかに当てはまるのだと直感が囁く。考える素振りはなく、ほぼ即答のテンポ感で「君とチェシャともう一人の誰かの物語の導入としちゃ完璧だな。じっくり紐解くから、感想をお楽しみに」自分は逃げないし、彼も逃がさない。そんな顔で仮面の奥の琥珀をぱちと一瞬閉じてウインクを。核心に迫るヒントを与えてくれた彼に感謝を抱きながら、さっきから頭をくらくらさせる酔いを醒まそうとこの場を離れるためにばさりとマントの襟を正して)会えて良かったよ、悪魔。次に話せるのが楽しみだ
438:
ディー、悪魔 [×]
2025-12-18 12:53:00
>ユリーシャ
(背の話題を振ったのは軽い冗談のつもりだったのに、思いのほか悔しそうに唇を開いては閉じる様子を見てしまえば、ああこれは弄りがいがあるな、なんて不謹慎な感想が先に浮かぶ。自称淑女のプライドってやつだろうか、可愛いと口に出したら今度こそ嫌われてしまうかもと考えて、そこは胸の奥にしまい込んでおくことにした。話題が星へと滑っていくと、ぱっと見開かれる瞳、その一瞬のきらめきが夜を彩る星よりずっと目を引いた「……流れ星?、見たことはあるよ」彼女と同じように首を伸ばして空を仰ぎながら、思い出すのはいつも“間に合わなかった”記憶ばかり「でも、願い事は一回も言い切れたことないんだよねぇ。速すぎてさ。気付いたら、もう終わってる」残念、と軽く肩を竦めるその仕草は、諦めというよりも事実の共有に近い言い方で。「落ちた星がどこ行くかは、う~ん……俺には分かんないや」分からないことは、この国じゃ別に恥でも何でもない。むしろ、分からないまま残しておく方が“らしい”とも怠惰な性格は考える。「芋虫に聞いたら教えてくれるかも。あの人、やたら意味深なこと言うし」自分にはわからないけれど、わかるかもしれない人物もいる、そんなことを伝える中で挙げられたのは彼女が思う絶対に叶えたい願いについて。それがどんな形をしているのか、気にならないと言えば嘘になる。でも、今は聞かないことにした。それは彼女が自分から零したくなった時に聞く方が、ずっと綺麗だと思ったから。だから視線は夜空に残したまま「じゃあさ。流れ星、見つけなきゃね」そう伝える声音は遊びに誘うみたいに、軽く、楽しげで「三回お願い言えるかどうかは……まあ、運次第?」流れ星を楽しむ際のもう一つの要素も悪戯めかした喋り方で見上げていた視線を彼女に戻しながら口にして。そんな中で片割れの名前が出れば、胸の奥に小さな引っ掛かりが生まれるのも否定できなかった。親しみがあるからこそ、似ているからこその違和感を伝えられたことで少しだけ間を置いてから、口角を上げる。「そっくりだけど違う、ってさ。それ、俺の方が格好いいからミルクティーちゃんがドキドキしちゃうってことじゃない?」揶揄うように言いながらも、完全な冗談にはしきれない温度を含ませて、とろりと垂れた目元が少しだけ細められて。「違うのに怖くない、ってのもいいよね。それ、多分……嫌いじゃない証拠だし」夜空に向けて、ひらりと手を開く。そして星を捕まえるようにパシっと手を握れば「俺のことが大好きなミルクティーちゃんには──」言葉を区切って、楽しそうに告げる。そしてその手を下ろせば彼女へ向けて開き、その中には星の形をした、華奢なチャーム。なんて事ない簡単な手品のようなそれで渡すのはラッピングも何もされてない小さなもの。それでも金属なのにどこか柔らかくて、夜露を含んだみたいな淡い輝きがあり「お星さま、あげる」と冗談めかした言い方で添えて。そして当初渡そうとしていたそれも、流れるかどうかは伏せたまま。約束とも、冗談とも取れる曖昧さで伝えて)部屋に連れてく星はまた今度持ってくるね
>ロメオ
……三十分、大体そのくらいで頭がはっきりしてくるよ。いくら好みでも朦朧とした男に手を出して楽しむ性癖は無いんだ。(驚いた。それは彼から後夜祭としてのパーティの誘いを受けた事に対して、賢い男が自身と猫の子の関係に全く気づいていないとは思えなかったからだ。余裕や落ち着きを持つ彼が、今の所わかりやすく感情を表に出したのは彼の拾い主である羊と友人だという猫の子、その内の一人と折り合いが良くない自身を同じ場所に呼ぶという行為はある意味暴挙とも取れる選択だと感じた。そんな彼の勇気ある選択に対して、と言うよりも、パーティへの誘いが純粋な気持ちで嬉しかったという喜びがある。間違いなく強すぎるアルコールが彼の体内を燃やすように、好みの男を手篭めにするために使うこのカクテルの裏を、彼がこの後のクリスマスパーティを不安なく楽しめるように白状して。耳元で落とされたのはぞくぞくと心が震えるような魅惑的な内容、離れてしまった彼の顔へ自身の顔を揃えてから「今のは悪魔と交わした”約束”だ。破ることは許されないよ」眦を垂らすみたいなとろりとした夜の色を纏う微笑み、彼が見せた余韻ある未来をその場限りの誘い文句にさせないように自身の立場を使用した言い方で命じるように告げた。そして与えた情報を元にすぐに察した彼へ、そして綺麗なウインクを受け止めてからこの場を離れる彼を見送って)降参するならいつでも戻っておいで、求める答えをあげる。……きみが”悪魔と契約”するならね
439:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-18 20:32:29
>トゥイードルディー様
……そうなの。じゃあ短くしなきゃ…
(世の中そう上手くはいかない、あまり感じたことのない世知辛さのようなものに直面して困ったようにぱちくりと瞬きをして、でも願い事を諦める気なんてないから出来るだけ文字数を少なく済むように考えなければとぶつぶつ呟いて。新たな人物の名前らしい単語には分かりやすく吃驚したように一瞬だけ少し身じろいで「…この国の芋虫は喋るのね」星の行く先を知る人、そう紹介されれば理知的な響きなのにディーやダムとは異なる直接的な意味を持つその名前は忘れたくてもずっと頭に残っていそう。流れ星に対する意気込みと共にこくんと頷いて「ユリはきっと運が良いのよ。最初に出会ったのがダムだもの」幸運には自信があるとばかりに、誇らしげにその事実を語りながらもずっと視線は彼の顔に向けていて、ダムよりずっと甘さのある瞳を見つめる目をどこかジトリとしたものに変えて「…どきどきしたのはさっきよ」やっぱり思い出すのはダムのこと。でもふわふわ軽やかな彼のことを嫌いじゃないからその言葉も否定せず一連の動作をじっと眺めて、今まさに夜空からひとつ借りて来たような小さな星が握られている手のひらを見た瞬間にぱっと目を瞠って。普段光を宿さない双眸も奇跡や魔法を目の当たりにしたかのようにきらきらと星屑をばらまいたように煌めいて「すごい…!」じいっと彼の手を穴が開くほど見つめながら呟いて「…可愛いお星さま。今日からユリだけのお星さまにしていいのね」小さくて可愛らしくて、豪華ではないからこそいつでも気軽に持ち歩ける、そんなカジュアルな特別感をそのチャームに感じて。なにより贈り物をされることが大好きだから、そんな自分の心の内を見抜いたような彼にすっかりご機嫌な微笑みを向けて「ありがとう、ディー。夜も、星も、あなたの友だちなのね」すぐにチャームを受け取らず、感謝を伝えたくて差し出された彼の手を両手でそっと握って。外気に晒され過ぎたのか手はひんやりと冷たくなっていたけれど、肩にかけてくれた上着のおかげで体感は全く寒さを感じていない様子で、むしろ心がぽかぽか温まっていることを表すようにゆるゆると微笑んで)
>悪魔様
成程、悪魔にも節度はあるってことか。…いや、反応が薄い相手だと退屈ってだけかな
(強い酒は単なるアルコールではなかったと真の意味で種明かしをされた気がして、一本取られたとばかりに低く短く笑って。彼の語るポリシーはきっと美徳などではなく悦楽を追及するためのものだと勝手に解釈して、寧ろその方が彼らしいとまで思って。「俺の約束はカードみたいなもんだ。切った以上、場からは降りないさ」相手がカジノの主だから、例えもそれになぞらえて茶目っ気と共に余裕を演出して。その実はっきりとした意識や呂律を保つのに裏ではかなり苦労していて、悪魔には最後まで乱れた姿は見せたくないという意地だけで平静を装い「…それだけはあり得ないぜ」不敵な笑みと共にシンプルに伝えた最後の台詞は、自分が降参する事と悪魔と契約する事、どちらにかかっているか敢えて明かさないように余白を持たせて。マントを翻し、千鳥足にふらつきそうになるのをぐっと堪えながら出来得る限り堂々とした歩みで立食会場を後にして)
>ジャバウォック様
(三十分、悪魔の毒を飲み干してからきっとあと少しで経過するであろう数分がとても長く感じる。助けを求めて泣きつきたいわけでは決してないのに無性にチェシャ猫に会いたくなって、先程までの悪魔の前での虚勢はどこへやらすっかり正しく回らない頭にはかの友人のことばかりが浮かんでは消えて、また浮かんで。とにかく酔い覚ましに座る場所を求めて、ふらふらと偶然立ち入ったゲームルーム。なんだか不思議な訛りの声が聞こえてきたがそちらに注意を向ける余裕はなく、ビリヤード台にほど近く設置された小休憩のためのソファーに半ば倒れ込むように深く腰掛けて「チェシャ~~…、」掠れた声で無意識に友人を呼びながら、顔がすっかり真上を向くくらいに深く背凭れに体重を預けて、何かひんやりした冷気を感じたくて自身の手の甲を額に乗せて)
( / 大変お世話になっております、お話中失礼します。悪魔様との大人な雰囲気のやり取り、とても楽しませていただきました!娘の入れ替わりの方もわくわくさせていただきっぱなしで、本当に楽しい時間をありがとうございます。息子の方は悪魔様とのやりとりを回収して、>408に置いて下さっていたジャバウォック様の初回文に絡ませていただきましたが、不都合ございましたら書き直しますので仰ってください!また、娘の方でディー様とのお話の後に赤の騎士様とのミニゲームを挟むことは可能でしょうか…?)
440:
オルカード・エリス [×]
2025-12-18 20:47:52
>435 三月兎さん
そりゃこっちの台詞。
(煽る売り言葉に買い言葉、此方も負けて泣くなと強気に鼻を鳴らす。「待って待って、」続け様に動き出した彼の背を、じゃれるような声と共に追い掛け、ワインのグラスだけを片手に多種多様なゲームの用意された其処へと向かう。――室内はパーティー会場と同じか、それ以上に賑やかだ。一度全体を緩やかに見回した後、幾つか設置されて尚埋まっているダーツ台の内、ただ的の前で話し込んでいるだけの女性に声を掛け、「失礼、此処は空いてるかな?そう、こちらで少し遊びたくて。」にこやかで柔らかに、いやに紳士然とした下手からの物言いと微笑みにてそう断りを入れて勝負場所を確保し、「ヘアさん、こっちこっち。」またくるりと身を翻して、先程とは一転酔いを纏った得意気な懐こい笑顔で彼を手招く。次いで備え置かれている矢の一本を片手に取って、その形や重さを確かめるが如く羽根の辺りや針先を指でなぞり弄ぶ。「的を射って獲った点の多い方が勝ち、で良いでしょ?」手遊びはそのまま、様々ある競い方から提案するのは最も解り易く王道であるカウントアップ。それは言葉尻こそ問い掛ける姿勢ではあるが、“それが良い”という意思を確と張って紡ぐ。「……お先にどうぞ、ヘアさん。」次いで足を引いて的までの道を開き、初めの矢も差し出して先制を彼へと譲るが、その振る舞いは配慮でも気遣いでもない。もっと鋭い、獲物の出方を見るような行動である事が、不敵に細めた目と彼を見据える視線に窺えるだろうか。)
441:
ディー、悪魔 [×]
2025-12-18 22:13:26
>ユリーシャ
芋虫も話すしムカデも話すよ。(彼女の反応を見たことで多くのアリスが最初に勘違いをするその事柄に例に漏れず彼女もまた勘違いしているのだとピンと察した。だからこそ後に真実に辿り着いたときに彼女がどう反応するのかを期待するようにもう一人、勘違いを起こしやすいその人物のことを口にして。誇らしげに片割れについて話す姿を見れば何でだろうか、なんだか少し面白くないと感じてしまう。ふうん、と先に漏らした声は何処となく拗ねるような音を含んでいて「でも俺じゃなかった。ミルクティーちゃんが幸運のアリスならダムじゃなくて俺に出会ってたよ」最後には“いー”と歯を見せるように餓鬼くさい表情で締めくくって、彼女の中には片割れがずいぶん大きく存在しているのだということを痛感する結果となった。しかし、手品とも呼べないくらい簡単な渡し方を彼女がとびきりに喜んでくれると、白銀がそうなるように星の煌めきを受けて輝く彼女の瞳に目が奪われた。それは出会ってから今に至るまで、初めて彼女の大きな瞳に光が宿ったように感じたから、こんな表情きっと片割れだって見たこと無いぞと折れかけた自尊心が復活することとなる。羊の雑貨店を経由した訳じゃない、たまたま持っていたいつかの飾り。それをこんな風に喜んでもらえると彼女の表情につられるように、同じようにくしゃりと大きな笑顔を見せて「そうだよ。俺の友達だから、ミルクティーちゃんを怖がらせないように言っといてあげる。」触れた華奢な手は冷たくて、赤みを帯びていた。普段外で過ごすことが多いからだろうか、自身の手はそんなことなくて、だから反射的に彼女の手を包むように両手で触れて「ミルクティーちゃんの手、つめたくなっちゃった」最後にぎゅっとその手を握ってから離し、その際に自然な動作で彼女の手の中へ星を握らせればふっと微笑んでから声をかけて)俺も寒くなってきたし、戻ろっか
>ロメオ
(自由気儘に程よく酒を楽しみ、おいしい食事で腹を満たし、時折目が合ったアリスと時間を共にする。そんな風に過ごしている中で疲れた体を休めるべく、近付いたソファ。そこにいた先客に目を向ければ、その様子は悪酔いしている姿そのものだった。その背格好からきっと勢いのままに酒を飲んで酔い潰れてしまったのだと推測することは容易く、そこに悪友が絡んでいるとは少しも思わない代わりに「おいちゃんも隣に座らせてくれんか」と気さくな声色で話しかけたその時、呻き声にも似た掠れる声が一人の人物の名前を挙げた。ぴく、と耳を傾ければ「なしたん、坊ちゃん。おいちゃんがお水でも貰うて来よか。可哀そうに、えらい具合悪そうやないの」そう話しかけるのは親しみのあるしゃべり方と、純粋な心配を浮かべるようでもあり。上を向いている彼の胸元をポンポンと軽い力で叩いて)
( / ご丁寧なご連絡ありがとうございます。お声がけいただきとても嬉しいです。私自身も、そして悪魔も、ロメオさんとのやり取りを心から楽しませていただいておりました!悪魔を相手にしてなお一歩も引かず対等に渡り歩いていくロメオさんの立ち振る舞いは本当にお見事で、その上手さには思わず感心してしまいました…!また、続きの流れでジャバウォックを拾っていただきありがとうございます!こちらもまたかなり癖のある役持ちとなってしまうため、絡みにくかったり、違和感やご都合の悪い点などありましたらいつでもお知らせください。
ユリーシャちゃんとの交流もとても楽しく、あまりに魅力的でディーの方も自制が効かず、ちょっかいばかり出してしまって申し訳ありません…!ご相談いただいていた赤の騎士のミニゲームにつきましても大歓迎です!この後の流れとして、他のアリスたちから話題に上がっていた聖夜儀式についてユリーシャちゃんが耳にし、それに参加するため赤の騎士へ護衛を頼む、等々理由はどのような形でも問題ありませんので赤の騎士への護衛依頼の交流文を投げていただけると嬉しいです!お任せする形になってしまい恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは改めまして素敵な時間をありがとうございます。今後の展開もとても楽しみにしております!)
442:
三月兎 [×]
2025-12-18 23:53:52
>オルカード
(可愛いと思えるほどのあからさまな挑発に乗らないほど大人でも無ければ、引くほど子供でもなかった。手招きされるまま肩を竦めてついて行き賑やかな室内へ足を踏み入れれば、喧騒と酒と欲が混ざったみたいな活気ある空気に喉の奥で小さく笑う。何においてもスマートな彼の様子に「はは、随分と手際がいいじゃない。ナンパもゲームも、手慣れてる」なんて揶揄うように軽口を零しつつ、確保されたダーツ台の前に立ち。差し出された矢を受け取って、指先で転がすように重さを測り、羽根の癖を確かめる仕草はどこまでも気怠げに見えて「カウントアップね。無難でいい。うん、嫌いじゃないよ、そういう分かりやすい勝負」彼からの提案を前に、同意はあっさりと、けれど視線だけは的から外さずに真っ直ぐに向いて。先にどうぞ、なんて言葉に一瞬だけ彼を見れば、そこにあったのは負けん気の浮かぶ芯のある眼差しだった。「先制譲るって顔じゃないでしょ、それ。……ま、いいや」好戦的なその表情を笑うように軽く息を吐いてラインに立つ。それから向ける構えは教科書通りで力も入れすぎなく、かと言って独特な癖も持っていない。そして一投目、中心は外すが数字は悪くない。二投目、少し右に逸れて平凡。三投目も同じような位置に刺さり、最終的な結果は“普通”の点数。肩をすくめて振り返り、照れ隠しの声を向けて)どうせなら、もうすこし格好つけたかったね
443:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-19 00:14:57
>トゥイードルディー様
(驚きと半信半疑の混ざった顔を浮かべるのは、足がたくさんのあの生き物ですら話すという事実をあまりにもあっけらかんと彼が口にしたから。無知だからこそ世界を広げる事に抵抗はないから、自分の知らない世界をさらりと紹介してくれる内容に少し戸惑いながらも「……この国はほんとうに不思議ね」と呟いて。双子とは文字通り自らの半身を意味するものという知識はあったから、そんな近しい人を良く評価されれば片割れは喜ぶものと思っていたあたり、世間知らずな自分は男心に全く疎い。だから、どうしてそんな顔をするの、と怪訝そうな視線を返しながら「ユリはディーに会えたことも幸運に数えるのよ」自分の心の中で、彼ら双子は色の違う二つの灯火のようだと感じる。どちらも消し合うことなく、心を暖めてくれる優しい炎。ダムは揺るぎない基盤のように心を支える存在であり、ディーは軽やかな風のように心をくすぐり、未知の親しみを運んでくる。二つの幸運は、まるで片方が太陽で片方が月のように、同じ心に共存して自分を照らしてくれているように感じて、拗ねないでと彼の頬に手を伸ばし包むようにそっと触れて。「ありがとう、ディー。ユリも夜にお話してみるわ」彼の真似をしてみたいと思ったのは、本当の親友みたいに夜のことを語る彼を素敵で羨ましいと思ったから。手の中に感じる星の感触はなんだか暖かいような柔らかいような、これを握っていれば夜に試されずに済むのではと思わせてくれるものだった。その正体が彼の分けてくれた手のひらの温もりだということは未だ気付かないまま、こくりと頷いて「ユリを温かくしたからディーが冷えちゃったのね。ねえ、ユリを守ってくれてありがとう」肩に感じていたのは僅かな重さと温もりだけではなかったのだと振り返り、目を見て感謝を伝えたくなってクイと彼の服の裾を引っ張って、柔らかな微笑と共に見つめて)
>赤の騎士様
(立食会場に戻ってもダムの姿は無かった。どうしようかしら、思案するように溜息を吐いていれば近くの少女たちのお喋りが自然と耳に入って。聖なる夜にだけ行われる特別な儀式――その響きに、まるで雪の結晶が胸に落ちて溶けるように強く惹かれてしまった。聖夜の祝福のようであり、秘密のようでもあり、どんな催しなのか知りたいという気持ちが心を強く揺さぶって、自分でも気付かないうちに足は動きいつの間にか立食会場を抜け出していて。廊下を進むうちにどんどん人気が少なくなるのと比例して自分はまだ夜を克服できていないことを思い出し、一人で儀式へ向かうのは心許なく、その神秘さに触れる前に不安が胸を締め付けて。ふと見つけた彼は見上げるほど背が高く、それこそ本の中に出てくるような綺麗な男の人で、そういえば女王様に謁見した際に一度姿を見ていた気もする。ダムの顔がよぎるけれど、女王様の邪魔はしたくない。意を決するように胸の前で両手を握りながら「……ねえ、」掛けた声は良く言えば凛として、悪く言えば傲慢な響きすら持っていた「ユリ、聖夜儀式に行きたいの。みんなが話していたのを聞いて……どうしても、参加したいの。でも夜は寒くて怖いから、だから、あなたに守ってほしいの」不遜な態度の割に言葉選びは拙いものばかり並んでしまう。でも精いっぱい心からのお願いを伝えているつもりで、一度息継ぎをして)あなたは女王様を守る人でしょ。でもお願い、今だけユリを連れていって
>ジャバウォック様
(悪魔と甘く危うい毒の応酬に興じていた瞬間はただ甘美な刺激に酔いしれていたはずなのに、今はその余韻が体内で暴れ回り、まるで熱を帯びた蛇が血管を這うように落ち着かない。視界はゆらゆらと揺れ、仮面の奥の瞳は焦点を結ぼうとしてはすぐにほどけていく。メリーごめん、そんな言葉が頭に浮かんだ直後に軽く胸元を叩かれる感覚で誰かに話しかけられていると初めて気が付いて「あー…、いや…それは助かる――けど、大丈夫だ。悪魔の毒はあとちょっとで切れるはず…だから」手の甲を少し浮かせて作った隙間から覗き見れば、ずいぶん人当たりの良い見ず知らずの人に心配をかけてしまっているのだと判断して。言葉に甘えそうになって、でも他人の手を煩わせたくない妙な意地も残っていたから、浅い呼吸の合間にもうすぐ回復するはずだと伝えて。火照った頬と上昇した体温が首筋に汗を伝わらせて、それをグイと拭うように乱雑な手つきで首を撫でながら痩せ我慢のような笑みを口角に浮かべて)……イカした…爪だ。ジャケットと、よく…マッチしてる
(/こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。主様の巧みなリードのお陰様で息子も娘も心の赴くまま活き活きと動けておりますので、本当に感謝感謝です。主様の紡がれる世界や台詞、ロル回しの一ファンとして、勿体ないお言葉を頂けたこととても光栄に思います…!息子こそ醜態を晒したり失礼をやらかすかもしれませんが、何かあればいつでもお伝えいただけると幸いです。
ディー様の前でダム様を持ち上げる真似をしてしまい申し訳ございません、でもそれを受けたディー様の様子がとても可愛らしく、この後の双子様同士の会話を覗いてみたくなりました。赤の騎士様のミニゲームについて、ご丁寧にありがとうございます。上記の通り発生条件を回してみましたが、不足や不備あれば書き直しますのでお手数ですがご指摘ください。息子も娘もこの先の物語にわくわくしかありません、こちらこそ今後とも末永くよろしくお願いいたします!)
444:
赤の騎士、ジャバウォック [×]
2025-12-19 02:22:39
>ユリーシャ
(深い赤を基調にしたショート丈のダブルブレストジャケットに、ブラックサテンのスタンドカラーを合わせたミリタリー調フォーマルなタキシード姿。素材はウールサテン系で、滑らかな光沢と構築的なシルエットとなっており、その中で目を引くのは程よくルーズなホワイトトラウザーのボトムだった。足元には黒の革靴を合わせ、正装に僅かな軍服要素と抜け感を加えている。全体を紅色と黒の二色でまとめ、儀礼服の緊張感と日常的な軽やかさを共存させたスタイルと、顔がより綺麗に現れるように掻き上げられた前髪と整えられたヘアセット。ウエストの辺りにシルバーのチェーン装飾をアクセントにした姿で今宵の儀式の指揮をとっていた。不意に夜の回廊に落ちた彼女の声は鈴をひとつ転がしたみたいに澄んでいた。その声に呼ばれるように顔を向けると、そこにいたのは見覚えのある顔だった。此方を見上げるその瞳を見て、口元に自然と笑みが浮かび「また会ったね。__確かに、俺は女王陛下を護る騎士だ。だけど、」わざと途中で言葉を区切るとその表情には微笑みを浮かべ「可愛いお嬢ちゃんを護るのも、騎士の大事な務めだ。お嬢ちゃんがそう望むなら、今夜は君の剣になる」それは承諾の言葉、そして彼女のためにと用意をするのは落ち着いた真鍮色のアンティークな手燭。使い込まれた意匠は派手さこそ無いが、不思議と夜に馴染むそんなつくりをしていた。マッチを擦ると硫黄の匂いが、続いて短い火花。芯に触れた瞬間、柔らかな橙の火が生まれて揺れた。そうしてそれを彼女へと差し出し「良いかい、お嬢ちゃん。この火は何があっても消しちゃいけない。恐くても、寒くても、立ち止まりたくなってもだ。」そうして掬うような視線が回廊の奥、闇が輪を描くようなその先を示し「この灯を持ったまま、回廊をぐるっと一周して戻ってくる。それが出来たら、聖夜儀式は成功だ。祝福は君のものになる」彼女が興味を抱いてたその儀式こそがこの場所だと教えるように、しかし余裕たっぷりの微笑みを浮かべては楽しむような声で続けて)もちろん、道中は俺がついて行く。__可愛いお嬢ちゃんを夜に放り出すほど、無粋な騎士じゃないんだ。
>ロメオ
(当初、こんなにも弱り切った姿の男からチェシャ猫の名が挙がっただけでも興味を抱くのに十分だったと言うのに、“悪魔の毒”という単語がその口から登場するとその興味は更なる強まりになっていた。猫が先か、悪魔が先か、どっちが先に彼を知り残る方が興味を抱いたのか。それを知ることは出来ないが、自身もまた悪魔に手を出されながらも気丈に振る舞おうとするその姿を一瞥してからカカカと肩を震わせて笑って見せて。ぐったりとした姿にも関わらず、自身のことを褒めてみせる彼の気概に好感を抱き「坊ちゃん。あんた、それ悪魔の毒言うたじゃろ。……よ~し、あいわかった。おいちゃんが少しだけラクにしちゃるわ」自らの懐から取り出したのは古びた懐中時計、その時計を持てば爪の先で弾くように三回カツンと音を鳴らし。「坊ちゃんしんどいじゃろ。やけん、ちょおと気張り。おいちゃんの目ぇ見て逸らさんこと。ええか」縦に細い瞳孔を持つ瞳が彼の瞳を射抜くように、ほんの一瞬だけ鋭く向いた。そして時間を戻すように懐中時計を弄る、それは彼がいつ悪魔の酒を飲んだかがわからないから一時間ほどの時間を彼の体調部分だけを文字どおり戻してしまった。酒も毒も、そのいずれもを体に入れる前の状態に戻してしまって)
445:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-19 07:55:22
>赤の騎士様
(深い赤と白黒の三色でまとめられたその姿は、精悍で神秘的で、まさに物語の登場人物みたいだと感じた。光沢を帯びたジャケットは炎の鱗のように滑らかで、白いトラウザーは雪原に伸びる道のように彼の足元を清らかに見せているようで。そこに煌めきを添えるシルバーのチェーンは夜空に橋を架ける星座みたいで、謁見の間とは違うアップにされた前髪は夜空を切り裂く流星の軌跡のように彼の顔立ちを際立たせる。綺麗な彫刻に見惚れるようにじいっと顔を見つめること数秒、手燭を差し出されてはっと我に返ったようにそれを両手で受け取って。ちらつく小さな火が過去を刺激するような感じがして、これもまた夢なのではとしつこく首を擡げるトラウマから意識を守ってくれたのは、小指に絡めるようにして失くさないように手中に持ったままのディーがくれたチャームが、もしくは女王様のバレッタが守ってくれたおかげかもしれない「……火を消さないで、戻ってくる。…ユリ、やってみるわ」反芻することで儀式の内容を簡潔に覚えて、彼の視線が示す暗い道にはぐっと息をのむように恐怖を感じるけれど「…騎士、さま。ユリからはなれないで」儀式的な彼の装いと、精悍で涼しげで女性を柔らかくリードするような笑みと言葉にすっかり彼を見る目は物語の中でお姫様を守る勇敢なナイトと重なって。お姫様が騎士をそう呼ぶように硬すぎない響きで敬称をつけて、左手に燭台を、右手は守りを求めるように彼の腕にそっと添えて、彼も足を踏み出すなら自分もきゅっと強い瞳で前を向いて歩き始めるつもりで)
>ジャバウォック様
(なんだか猛禽みたいだと、初対面の彼に対してそんな風な印象を抱く。纏っている空気感は柔らかく穏やかなのに、瞳の造りや一瞬垣間見えるこちらを射貫くような鋭い光を宿すのも猛禽類のメリハリを彷彿させて。まだこの国では聞いたことのなかった笑い方もその印象の追い風になっているのか、そんな彼から持ち出された話には苦しそうに少し眉を寄せて「……楽、に…?」整理が追い付かない頭は、そうでなくともこれから彼のやろうとしている仕掛けに想像もつかなくて。何かのおまじないのように時計を打ち鳴らす音に「…なあ、何…を」何をするつもりか、本能からわずかな警戒心が生まれて確かめようと力の入らない上半身を起こそうと腹筋に力を込めたところで、不思議な感覚にぴたりと体の動きは止まって。胸の奥を焼いていた熱が、まるで潮が引くようにすっと消えていく。血管を這う蛇も視界を揺らしていた霞も、懐中時計の音と共に静かに解かれていって呼吸が深く戻り、額に浮かんでいた汗も乾いていくのを感じて、思わず仮面の奥で目を見開いた。強がった形の笑みは消え、代わりに驚きと感謝が入り混じった表情が浮かび「……すごいな、どういう絡繰りだ?」勢いよく上身を起こして自分の胸板や腹の辺りをぺたぺたと両手で探るように触れるも何の変哲もない自分の身体だけがそこにあって。クリアになりすぎた頭は毒による酩酊と一緒にパーティーをより楽しむためのほろ酔いも吹き飛ばしてしまったのかと直感で感じて「いや、君が何をしたって俺の身体が楽になったのは事実だな。グラツィエ、……俺はメリーのアリスだ」感謝を告げるために立ち上がり、誠意を示すように恭しく胸に手を添えてゆったりと一礼して。彼の名前も感謝の言葉に添えようとして初めて見る相手だと気付いて自分から身分を明かし、これまた悪魔に続いて只者ではなさそうなオーラを放つ彼の佇まいに楽しげな笑みを浮かべて)素敵な姿に懐中時計の芸当。……魔法使いみたいな君にお礼をしたいんだが、何ならお眼鏡に適うかな
446:
赤の騎士、ジャバウォック [×]
2025-12-19 11:35:53
>ユリーシャ
(彼女が手燭を抱く指先にわずかな震えが走ったのを見逃すほど、無粋じゃなかった。だから差し出された右腕にそっと力を込め、彼女の歩幅に合わせて一歩を刻む。夜の回廊は静かで、蝋燭の火が作る小さな円だけが、世界を切り取っているようにも見えた。勇気を振り絞るような彼女に低く、柔らかい声が送るのはそんな彼女への評価で「お嬢ちゃんいい目をしてるな。怖さを知っていて、それでも前を向く目だ。__騎士冥利に尽きるよ」彼女が“騎士さま”と呼んだ余韻を、胸の内で転がす。悪くない響きだと口元に浮かぶ笑みは、彼女を安心させるためのもので半分は本心、半分は口説き文句にも似ていた。「大丈夫。火は君が思うより強い。守るべきものがある灯は、簡単には消えないんだ。それよりも気をつけるべきなのは、ほら、足元。俺の歩幅を真似しなくていい。お嬢ちゃんの速度でいいよ」回廊の曲がり角で歩みを緩め、影の深い方へ彼女を先に通す。壁に刻まれた古い紋様が、揺れる炎に生き物のように踊るのを横目でちらりと盗み見る。それからわざと軽い調子で語りかけるのは「俺は試験官じゃない、護衛役。だから転びそうになったら、遠慮なく掴んでくれ」澄ましたような微笑みが一緒の心配で。それは彼女がどんなにゆっくり歩いても、その途中に何があっても、そばにいるから大丈夫だと言う証明のようなもの。冗談を語るような明るく軽さを持った声色で続け)俺はきみを独りにしない。……お嬢ちゃんみたいに可愛い子を独り歩かせたら、噂になってしまうさ。俺の評判がね
>ロメオ
良か良か、せっかくのパーティじゃ。具合悪ぅて楽しめんのは可哀想じゃき、良おなったならそれでええよ。おいちゃんからのプレゼントじゃ(時計の針が時間を巻き戻すように動くにつれて、糸の切れた操り人形のようにぐったりとしていた彼の表情に色味が戻っていく。隠された顔でも伝わるのだから、その仮面の奥ではよほどの辛さを耐えていたのだろうと察することができた。誠意ある感謝を受ければ、その対応がむず痒くてカカカと癖のある笑い声で体を揺らし気前のいい物言いで「坊ちゃん、あんたホンマもんのファントムみたいな面しとったけぇね。真っ白い顔して冷や汗かいて、……悪魔にゃあ気をつけんといけんよ。まー、気ぃつけたとて気づけば懐に居るんが悪魔じゃけど」扱っていた懐中時計は元のように懐へ収め、今とはすっかり違う青ざめた顔色を笑うように顎を使い彼の顔を示して。それから長い爪がトンと今まで彼が座っていた場所を弾くと「ほれ、座りんさい。どれどれ、ほ~。たしかに!言われて見りゃメリーのアリスじゃ。服にメリーの拘りを感じるわ」改めて見直した彼は纏う服の細やかな所に彼の話す人物が垣間見えるようだった。その服装からしてテーマは浮かびやすく、気さくな雰囲気はそのままにして「魔法使いなんて大それたもんと違て、おいちゃん普段は公園のマーケットでちっちゃいお店を開いてるんよ。」人差し指と親指を使うことで少しを表して)ジャバウォックの時計屋っちゅうたら皆知っとるけぇ、今度遊びに来んさい
447:
オルカード・エリス [×]
2025-12-19 21:00:52
>442 三月兎さん
これでも、紳士の国の生まれなもので。
(慣れている事は事実そうなので否定せず、軽口に片眉を上げておどけた後に、またわざとらしく丁寧な物腰で胸元に指を揃えた手を当てる仕草を返す。――遠慮の要らない勝負ほど刺激的なものもそうそう無い。「頑張ってねえ、」勝気と逸楽の混ざった此方の表情に気付いて尚笑う彼へ、感情は隠さず“お手並み拝見”と挑発を含めたエールを送り数歩退く。彼の全体とダーツ台が把握出来る位置にてフォームや矢の軌道を余さず見詰め追って、肩を竦める彼に片手を軽く振り、「充分カッコ良かったじゃん、様になってた。」純然たる賛辞を贈った次、今度は己の手番と矢を取りラインに立つ。手本よりも少し身体を捻る構え、片目を閉じて二度の予備動作の後に投げる。「……もっと下、」一投目は中心の真上、点は高いがブルには遠い位置。刺さったそれを真剣な眼差しで見据え、唸る声音で自らに調整を言い聞かせる。「……左上、」二投目、今度は真ん中に近いが右下で数字も低い。次こそと構え投げたその瞬間、「――あ、」不味いと自覚したそれはもう取り返しがつかない、回ってきた酔いに狂った手元から勢い良く飛んでいった先は、隣の台のダーツボード。それも高得点のマスに当たった矢に数秒呆けて、それから湧き上がってきた可笑しさに大きく噴き出し、それでもきちんとそのボードを使っていた人へ謝りつつ矢を回収し、「なあ、今の見た?」今の出来事を共有せんと笑いを引き摺ったまま彼に問い。それから一ゲーム中に何度投げても、的確に高い数字に当てる内の幾つかに一回、的そのものを外してしまう。途中にスコアを確認して、「やべ、オレ負けてんじゃんよ。」積もった無効点が勝負相手との差を明らかに付け、だが焦るような台詞は形ばかりで音は嬉しそうに、「……でも楽しいね、ヘアさん。」いつの間にか持ってきたグラスもすっかり空に、酔いに染まった表情や声はその前よりも寧ろ静穏を湛え、しかし言葉には“ご機嫌”を顕す。続けて彼にもう少し近寄ろうと踏み出した足が酒で一瞬覚束ず、そのまま彼へ向けて倒れそうになった所を寸でで何とか留まり、「ごめん、何ともない?」ぶつかった感触は無いが、それでも何か害してないかと真っ先に詫びが転がり落ちて。)
448:
三月兎 [×]
2025-12-20 20:56:16
>オルカード
(矢が隣のボードへ吸い込まれていくのを、思わず目で追ってから一拍。刺さった場所を確認して、次いで彼の顔へと視線を戻せば、そこには呆けと可笑しさの入り混じった表情があった。ああ、これはもう点数の勝ち負けじゃないな、と胸の内で結論付ける。こういう“綻び”が混じる勝負は、嫌いじゃないようで口元だけを緩めて微笑めば肩をすくめる仕草で軽く応じて「……見たよ、あれは流石に笑う。隣の台まで射抜くのは、紳士の国でも減点対象だろ」謝りながら矢を回収する姿を眺めつつ、余裕と酔いが同時に滲むその立ち振る舞いを、内心で面白がる。勝負に慣れた人間特有の気安さと、酒で外れた歯止め。そのどちらもがこの場の空気を心地良くしているようで、先の発言を拾いながら笑って見せて。スコアを見て負けを悟った彼の声色には悔しさより楽しさが勝っているのを聞き取ることが出来て「その言い方だとさ、もう勝ち負けどうでもよくなってる顔だよ」視線を合わせ、口角をほんの少しだけ上げて指摘をするように口にする。グラスを空にした彼が一歩近づいたその瞬間、足取りが僅かに揺れたのを見逃さず反射的に手を伸ばすことが出来た。完全に倒れ込む前に肘の辺りを掴んで支えれば、距離が一気に詰まって、酒と甘い匂いが混ざった気配が鼻先を掠め。「……っと」低く短く零してから、支えたまま様子を窺い、よろめいた彼を揶揄うように続け)───俺に倒れ込んでも点は入らないよ。
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