TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
62:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-16 23:35:56
──なんて、愛らしい。( 不意に傍らから引き寄せる力に身を委ねると、けたたましい音を立てて崩れ落ちる眼前の危機など放念するまでに目を奪われ / まるで月の煌めきが光の中を泳ぐような白髪に、桃色に染まった頬、藍玉石を思わせる淡い蒼の瞳、陽に透き通る白々とした四肢 / 電流が走ったかと錯覚するほどの衝撃が身を貫き、先刻から自身が感じていた不思議な導きの先は例の彼ではなく彼女であったのだのだと悟らせ / 慌ててこちらへ駆け寄る店主らの靴音と憂慮の声に、はっと直ちに居住まいを正すと淑女の微笑みと共に気丈な言葉を添えて杞憂を晴らせば、改めて相手へと向き直り / 可憐な顔貌には不釣合いな掠れ声、けれども懸命な双眸でこちらを伺う様がまたいじらしく、思わずきゅっ、とその手を自らの両手で握り熱の籠った眼差しで相手を見詰め )……わたくしはこの通り、傷一つございませんわ。先程は窮地をお救いいただき、感謝いたします。…逞しく勇を鼓して、この身に降りかかる危難を退けてくださるだなんて、一体どこの白馬の王子様かと思えば、とぉっ……ても可愛らしい方でしたのね。
63:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-19 22:37:38
……! 礼など。体が、先に、動いて、しまって。
( 自身を愛でる一言に不安は一転し、ぶわ、と驚きと喜色が溢れ、仄かな熱は耳まで紅く染め上げ / 大した事ではないと左右に首を振り身振り手振りでアピールし、浮かれて頬が緩み切ってしまわぬよう感情を抑えるも / 以前まだ歩行に不慣れだった頃に、王宮で想い人が庭師を庇った時の動作を咄嗟に真似たもので / 〝王子様〟と、自分を通して彼を褒められたような気がして、ついにふわりと口許から笑みが溢れ / ──無事で良かった / 声を恥じらう様子もなく小さな笑声を奏で、途切れ途切れにしか紡げない声の代わりにきゅ、と白くきめ細かい手を握り返して / まるで騎士のような口振りで戯けて見せれば、ふと先の騒ぎの中に混じって此方に寄せられる異質な視線を捉え / 視線の主は恐らく高貴な身分である彼女の護衛だろうか、しかし不届者の可能性も否定出来ず / 握った手の力を僅かに強めると彼女の背後に目配せをして、もしも彼女から護衛に関する一言が無ければ彼らを撒いて別の場所へ連れ出すつもりで )
っふ、ふふ。勿体ないお言葉、恐悦至極、に存じます。貴女様のような、麗しい方に仰って頂ける、など。──……あの、今日は、お一人でお買い物、でしょうか。
64:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-22 20:54:29
──えぇ、一人ですわ。けれど……心配性な〝小鳥〟には、少々参っておりまして。
( 頬を赤く染め上げる様は庇護欲をそそる小動物のよう、けれど一度ふわりと花が綻べば優麗で繊細な美貌が際立ち / 可憐な見目にそぐわぬ騎士然とした振る舞いもかえって愛らしさを掻き立て、こちらも無意識に口許が緩み / ──本当に、お可愛いこと / ふと結ばれた視線からその意図を汲み取ると、しおらしく自らの頬に手を添えて思わず溜息 / もはや運命の導きとすら錯覚させられる特別な相手とのデートに、無粋な監督者など不要でしょう / 困ったように少し眉尻を垂らすと、一抹の茶目っ気を含ませたごく穏やかな微笑を唇に刻み / しかしてその実は無垢な少女を惑わせる悪魔の囁きが如く、繋ぐ指先をゆるりと甘く絡め、そっと大海の蒼に重ねた蜂蜜色の双眸はあくまで淑やかに慎ましく、けれど善性の強い彼女には一概に跳ね除けづらいだろう期待をたっぷりと込めて )
…もしも貴方が望んでくださるのなら、共に逃げていただける? 可愛らしい王子様。
65:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-24 23:44:56
──……いけないひと。
( 良からぬ不安が外れた事に安堵しつつ、勤勉な小鳥におしゃまな姉達を追いかける付き人達の姿を想起し、くすくす肩を竦めたのも束の間 / 麗しい容貌から溢れる憂いの息、鳥籠の中から羽ばたくその日を夢見る表情を前に言い表しようの無い胸騒ぎが / その正体は手を差し伸べずにはいられない麗しく儚く、艶やかな魅力と、かつての師を〝失望〟させた自身の目の前に、〝期待〟という名の感情が再び現れたことへ動揺で / ぽつ、と吐き出した一言が、何を意味し彼女に向けたものかそれとも、自身へ向けた一言か分からないまま / 舞い込む風に長い髪がそよぎ、覆い隠されていたパールの耳飾りがきらりと一瞬姿を見せて / 刹那、瞳は悪戯げに三日月形を描き、絡まる指先を一度離しては再度手を引く形で握り直したのを合図に走り出そうか / 逃げた先で小鳥に突かれても、私は──今彼女の期待に応えたい / 足の違和感も感じさせない程軽やかな足取りで人ごみを抜け、風に吹かれるまま数多の店を通り過ぎればくるりと後ろを振り返り、〝覚えておいてください〟と付け足すようににっ、と口角を上げて )
──コー、デリア・ソフィ。……今日この時間が終わるまでの、貴女様の、共犯者のなまえ、です。
66:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-26 23:12:08
コーデリア、様……。
( 図々しい申し出への文句と取るには柔らかで、何かを秘めるような艶やかな響き / 彼女が纏う奇妙な力の気配も合わさり、一種の魔性めいた光を帯びて、美しい蒼の輝石が描く弧に魂ごと魅入られる / 不意に引かれた手によって我に返ると、ひらめく長いスカートの裾を摘み、導かれるままに地を蹴って / 目まぐるしく、けれど軽やかに人という障害を右へ左へと躱し、見る間に護衛の姿は人垣の遥か向こうへ / 慣れぬ逃走劇と高鳴る鼓動の合間、振り向き様に告げられた高貴と可憐の狭間にある音を半ば惚けたように舌の上で転がし / やがて少し人や店が疎らとなった地で足を止めては、胸元を手で抑えつつ静かな歓喜を未だ弾む吐息に乗せ、改めて淑女の礼と自己紹介を / その一方、いい加減に限界、と先刻の刺激的な経験によってか胸奥から湧き上がる熱き情動によってか、赤く上気した頬と甘く蕩けた蜂蜜の瞳、そしてふるふると小刻みに震える指先を相手へと / 遂には辛抱堪らずとばかり、むぎゅ、と自らの胸へ少女の頭部を招き愛くるしさの発露を )
ご挨拶が遅れました、わたくしはリリアンヌと申します。実に鮮やかなお手並みでしたわ、素晴らしき共犯者様。──あぁ……それにしても、それにしても……なんってお可愛いんですの~!!
67:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-29 23:59:41
っふふ、ふふ……! 今は、ただの、コーデリアと、お呼びください。
( 手を引かれることはあれど、私が誰かの手を引く側になるなんて / 小鳥を撒き、乱れた日よけ帽を被り直して息を整えるも高揚感は止まる所を知らず、硬さを残していた表情は走る内にゆるゆると綻び始め / 一礼と共に降ってくる彼女の声は花びらのように軽やかだと言うのに / 「……リリ、アンヌ様?」 / 逸る鼓動は次第に重く、一音一音刻みつける速度に変化し / 何か大きな予感はしていたものの、それでも予想の範囲を大きく超える彼女の正体と、薄桃色に揺れる波の内側──心身ごと包み込む柔らかな両腕と燃え盛る大きな愛の中で、少々たじたじになりながら次に話すべき内容を思案していれば / ぐう / 主張したのは己の口ではなく、まさかの腹の虫 / 共犯者などと気取ったのも恥ずかしくなるほど、音が鳴るや否や勢い良く彼女の肩を掴み、すかさず顔を上げ / 砂浜に打ち上げられた魚の如く口をぱくぱく上下に動かしてはジュースの試飲以外何も口にしていない事情を必死に説明し )
──ご、ごご、ご無礼を! 昼食、を、忘れて、おりまして……。
68:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-02 23:34:45
まぁ、わたくしとした事が……。ごめんなさい、昔から愛らしいものには目がなくて。
( もはやこの身は欲望の化身と成り果て、よしよしと存分に相手を愛でる最中、制止を掛けたのは彼女の腹の嘆き / そんな生理的な音はおろか、それを取り繕う様まで愛らしいなんてという、一層身悶えるような衝動は内心に留め / 初対面にしては異様な距離の詰め方であったと、身を離すと少々恥じ入るように頬を染め、口許に手を添えて瞳を伏せ / しかし、如何な含羞や失態を前にしたとしても、相手と親睦を深める好機をみすみす逃す己ではなく / 改めて大海を閉じ込めたような蒼と視線を絡ませると、そっと淑やかに小首を傾げて慈愛に満ちた微笑みを / 自らの本能は眼前の少女を凡な人間ではないと告げている、けれど、そんな忌避感を凌ぎ沸き立つ熱情は単なる好奇心の域を遥かに超えて / 緩やかに波打つウェーブがかった薄桃の髪が、まるで誘うかのように静かに揺れ )
折角のご縁ですもの。もしよろしければ、このままご一緒にランチなどいかがかしら。──わたくし、貴方様ともっともっと……色々なお話をしたいんですの。〝ただのコーデリア〟のこと、たくさん教えていただけますか?
(/そろそろ〆の頃合いかと思い、お声掛けを失礼いたします。変わらず小動物的で愛らしい振る舞いに非常に癒されつつ、時には勇敢かつ大胆なコーデリア様の一面に幾度となく魅了されました……今回もとても胸躍る一時をありがとうございました!このまま〆でも大丈夫ですし、もし書き残し等があればこのまま続けていただいても、少し時間経過(昼食後など)してより核心的な恋バナ等に移っていただいても構いませんので、ご都合の良いようにお返しいただければと…!
少々気が早いやもしれませんが、もし場面転換される場合、次のシチュエーションは予定通りに『(2-3)王子と魔女』が宜しいでしょうか?あるいは先に他の絡みやシチュ等をご希望であれば、喜んで対応させていただきたく思いますので、どうぞお気軽にお申し出くださいませ!)
69:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-04 23:29:40
(/お声掛けありがとうございます!丁度今回で場面転換か、台詞を多くロルを短くした形式に変更しようか考えていた所でしたので大変助かりました。またレス間隔や声の表現とはいえ大変読みづらい文章など様々な点でご配慮やご理解を頂きありがとうございました…!コーデリアの方もシャイ設定からだいぶ行動力溢れる少女になりつつありますが、のびのび動かす事ができ大変楽しい時間でした…!此方もお嬢様口調で溌剌としつつ小悪魔的な甘さと艶やかさも併せ持つリリアンヌ様に魅了され大変どきどきいたしまして……アレックスを通してお話出来る日がより一層楽しみです!
少々お時間頂きましたが、お言葉に甘えて昼食後~夕刻前の場面で新規ロルをご用意させて頂きました。コーデリアの自己紹介から始まっておりますが、リリアンヌ様自身のお話やレヴィ様に関するお話、アレックスに纏わる噂など(この辺自由に作成して頂いて大丈夫です)お好きな話題に移って頂いて構いませんので、こちらでさくっとお話した後に場面転換後シーン『(2-3)王子と魔女』に繋ぐことが出来ればと!
※実は幼少期の時間差軸で初めての出会いシチュで『隣国の姫君と王子』や、人魚姫の刃をモチーフに、妖精の悪戯等で王子を手にかける夢の中で偶然再会する『人魚と魔女』などの案も浮かびましたが、舞踏会の流れと被りそうな懸念や後者に至っては重さや再びレヴィ様にご負担を強いてしまうのも大変申し訳御座いませんので……(小声)2-3の男性組が良いのではないかと…!ここまで長文失礼いたしました。認識の相違やご質問ご要望等があればお気兼ねなくお話頂けますと幸いです……!)
リリアンヌ様! こちら、です……! ( 喜んで誘いの手を取り、腹拵えを済ませた昼下がり / 痛まない脚、美味しいご飯、開き始めた話の蕾を前に緊張はほぐれ / 手を引いて市場を過ぎ、向かった先はざざんざざんと波が寄せては返す砂浜。そこから少し先に見える白い外壁と碧色の屋根が印象的な城を指し示し / 人になった己が語れる内容は多くなく、語る声も潰れていては話が少々味気なく感じてしまうかもしれない / せめてこの国が誇る青緑に輝く海に目にすれば、少しは彼女の期待に応えられるだろうかと砂浜の入り口で案内の脚を止め )あの、テュルコワーズ城で、今は過ごしております。──私はこの浜辺で、第二王子殿に、運良く拾って、頂きました。
70:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-06 23:44:16
まぁ、以前にアレックス様が仰っていた、浜辺で出会ったご友人というのは貴方様の事でしたのね……! 素敵な奇縁ですこと。( 潮風に揺れる帽子を押さえつつ、手を引かれるままに砂浜へと至り / こちらの身分を知ってもなお、何ら変わらぬ態度が、下心なく繋がれた指先が自身にとってどれ程特別なものか / 眼前に広がった思い入れ深いエメラルドグリーンに瞳を細めるも、相手のすらりと伸びる指先を追いかけた温和なそれは途端に驚きへと塗り替えられ / 歓喜の声を上げたのも束の間、彼女の不思議な経歴と自身の直感、そして先日邂逅した〝彼〟が寂しげに零した言葉を結び付けるように、鼻腔をくすぐる潮の香りがとある推測を導いて / 薄桃の髪を僅かに傾けると、特段の気負いもなくさらりと真相に踏み入り )……もしかして、海の魔女様のとぉっても〝大切な方〟ですの?
(/勿体ないお言葉と毎度ながらご配慮に溢れた新規ロルのご作成をありがとうございます!勝手にアレックス様からコーデリア様の事を多少伝え聞いている、という事にしてしまっておりますが、もしそういった軽い雑談の出来る関係性を想定されていない場合は城の関係者から聞いた、とご変換いただけますと幸いです。
場面転換に関しましても承知いたしました◎た、ただ幼少期アレックス様を見逃すというのは大ッ変に惜しく…。また、まさかの夢での再会シチュというのもあまりに天才の発想で美味しいが過ぎるので、もしご負担でなければ『(2-3)王子と魔女』後にどちらか片方でもご一考いただけますと非常に嬉しいです……!長々と堪えきれぬ欲望を垂れ流してしまい申し訳ありません、それでは引き続き女性ペアにてよろしくお願いいたします!※蹴り推奨)
71:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-10 00:38:02
王子殿が、そのような……! 私も、度々リリアンヌ様のお話を聞いて、おりましたが、実際にお会いした方が、より……。( いつの間にか知られている事実に身体の体温が幾らか上昇し始め / 宙に浮かび掛ける気持ちを堪えふと彼女の横顔を見遣ると / 先程まで爛漫と咲き誇っていた情熱の花は、瞳を細めた途端気高くも嫋やかに見守る睡蓮のような神聖さを纏って / ──燃え盛る愛と深く受け止める器、蜂蜜色の瞳と灰簾石の瞳とでは何もかもが違うのに / 面影が重なる瞬間、もう呼ぶ事も出来ない師の名と、本能が何かを察してか反射的に一歩後退りをしては、己の帽子のつばを下げようと自らに向けた筈の指先は、直前で動きを止め / 図星を突かれた子供のように眉や目元は弱々しく、けれど何処か懐かしそうに、嬉しそうに口角だけはきゅっと上げると小首を傾げて彼女の仕草をなぞり )その方が、私かは、分かりません。ですが、魔女様には、とても……良くして頂きました。勉学を教えて、頂いて。私にとって、師のような、方でした。──……答えに、なって、いるでしょうか?
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle