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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
7:
名無しさん [×]
2024-12-10 22:36:58
◇狩人
男性/ 18y / 176cm
ふわりと空気を含んだ中性的な黒褐色ウルフヘア / 健康的な肌色と薄い唇 / 上部がアンバー、下部が銀色の虹彩 / 瞳は切れ長だがはっきりした顔立ち / 華やかな装飾を省いた白い騎士の装い / 森に出向く際はチャコールグレーのマントを着用 / 右肩付近に王家の紋章を模った銀のブローチ / 細剣の他に短剣も所持
王の部下である狩人兼騎士の青年 / 人の子でありながら一見狼を彷彿とさせる容姿は近衛兵の中でも異質 / 幼少期の環境のせいか些か粗野で苦労性が抜けず、悪人になりきれない皮肉屋 / 自らを拾った王に大恩があり白雪姫とは兄妹のような関係だが、互いの不器用さやファザコンっぷりに溜息が増える日々 / しかしつい白雪姫に張り合ったり二人に負けず劣らず不器用 / 王に対する忠誠は本物 / 過去盗賊業に手を染め足を洗った後に一時期七人の小人と暮らしていた / 世相や生きる為に必要な知識知恵、狩猟の技術は全て小人たちに教わり、その後王城で鍛錬を積む / 王と小人達には頭が上がらない / 特技は狼や猪など獰猛な動物を手懐けることだが、子鹿や小鳥のような愛らしい動物にはなぜか逃げられる / 近しい者にのみ明かす本名は「ラウール」 / 姫への呼称は「白雪」「お姫様、お嬢様」など
お待たせいたしました、また素敵な白雪ちゃんのプロフ作成お疲れ様でした!雪のようにしっとり可憐な容姿や、自らの美に自覚的かつやり手な王様の血をしっかり受け継いだ愛らしくも強かな性格がドストライクで今から白雪ちゃんとのお話が楽しみです…!!
展開についても丁寧なご提案ありがとうございます!ストーリーラインに沿って積み上げていくのもご提示頂いたように特定の場面のみ描写するやり方も魅力的ですが、当狩人をすぐに日常会話感覚で動かせるかどうか若干懸念があり諸々の相性もあるかと思われますので、まず序盤はポイントを絞りつつ(①~④の中で③にスポットライトを当て他はさくさく緩めに進める等)大まかなストーリーラインに沿って進める形でも宜しいでしょうか?キャラの萌え萎えや進め方に関しても当方も特筆するような地雷は現在御座いませんので、大体の指針を決めつつ後は自由に綴れたらと思います…!冗長な文章となってしまいましたが改めてご要望や初回に関してのご意見、また上記狩人のpfも変更箇所が多く少々美化やオリジナル要素が強くなっておりますので加筆修正するべき点が御座いましたらお申し付けくださいませ!
8:
白雪姫 [×]
2024-12-11 18:14:54
こちらこそ、勿体ないお言葉と大変魅力溢れる狩人様のプロフ作成をありがとうございます!まさに理想的な狩人様で、凛々しい面差しに狼的なヴィラン要素を残しつつも悪に徹し切れない甘さや苦労人気質、また時には主を巡り白雪姫と軽く火花を散らしたり、無害な小動物相手には忌避されてしまうという可愛らしさが非常に刺さりました……。
はたして当方の技量が釣り合うかどうかという懸念はございますが、素敵なご提案をいただきました通り、一先ずは短い文量で緩くやりとりを開始させていただければと①の場面にて初回ロルを以下に置かせていただきましたので、お手隙の際にこちらへお絡みいただけますと幸いです。綴りやすさ重視のため斜線でロル内を区切るという形式を用いてはおりますが、もしも一つに繋げたロルの方がよろしければお好きな形態でご返信いただければ以降合わさせていただきます◎
それでは、他にご相談や初回ロルに不備不足等なければこちらはお蹴りください。引き続き本編の方でも何卒よろしくお願いいたします!
…今日もいい天気。──ふふ。おはよう、子リスさん。
( 山奥での暮らしにもそろそろ慣れ始めた頃合、今日も今日とて宝石掘りに勤しむ家主達の小柄な衣服を庭先の物干し竿に手際良く吊るし / 高い樹冠の合間から覗く陽の光に手のひらを透かして / その時、白地のエプロンを四つ足で駆け上がるのはこの森で出会った小さな友人 / 自らの肩口へ落ち着いた彼の挨拶らしき一声を受けては、そちらへ視線を流し朱に色付く唇へ仄かな微笑みを )
9:
狩人 [×]
2024-12-12 21:04:05
これはこれは、ご機嫌よう白雪姫。──なんてな。よう、白雪。爺さん達はもう仕事か?
( 王命を受け大切な姫君であり妹の様子を確かめに山奥を馬で駆け、見慣れた小さな養父達の家に辿り着き / 暖かな日差しで光り輝く少女を見つけると早速地に降り立ち愛馬のたてがみを軽く乱して暫く待機を命じ / 彼女の小さな友人共々怖がらせないよう緩やかな足取りと努めて穏やかな声で恭しく一礼 / 直後ぱさりとフードを脱ぐと騎士から青年の表情へ移り変わり、差し入れがたくさん詰まったバスケットに視線を導くように片手で揺らして )
10:
白雪姫 [×]
2024-12-13 07:30:52
……。あら、その格好はもしかしてお国の騎士様?…あらあらあら、どうやら私をとっても高貴な御方と勘違いなさっているようだけれど、こんな山奥で一国の姫君がお洗濯物なんてしている訳が……──爺さん?
( かような山奥には珍しい蹄鉄の音が朝の清涼な空気を揺らし、よもやという嫌な予感が背筋を這い上がり / 洗練された紳士の礼も虚しく、フードの奥から顕になった精悍な貌へ総身の毛を逆立てるや否や、ぴゃっと一目散に肩から逃げ去る小さな友人 / ──うげ、という率直極まる心情は一つの瞬きと共に目蓋の裏へしまうとして / 家出娘の居所を突き止めた従者の目的など自宅への強制送還一択だろうと、淑やかに自らの頬へ隻手を添えては一旦澄まし顔で逃げを打たんとした折、目前に差し出されたバスケットと何やら妙に親しげな呼称に再度深いグレーの瞳を瞬いて )
11:
狩人 [×]
2024-12-13 22:14:07
…あのな……。声に出ているよ声に。安心しろ、今日は顔を見に来ただけだ。──……いるだろう?あの七人の、……王から聞いていなかったのか。爺さん達とはちょっとした顔見知りでね。ちょうど良い、土産を渡してくれるか。
( 走り去る小さな友人に一抹の哀愁を覚え、切れ長の眼はその姿を追いかけるがすぐに向き直り / 逃げ切るにしては少々厳しい回答と隠しきれない拒否の意思に盛大に溜息を吐き出すと嘆かわしいと言わんばかりに左手で額を覆い / 主伝いに小人宅に居候していた過去は筒抜けだとばかり思っていたが、事実はどうも異なるようでつられて今度は此方がアンバーの瞳をぱちりと瞬かせ / ぐるりと周囲を見渡し七人揃って出払っていることを確認すると、有無を言わさず彼女の手にぽすんとバスケットを手渡し )
12:
白雪姫 [×]
2024-12-14 07:51:38
……なんだ、そうだったの。初対面時から小人さん達が私にすっごく親切だったのはもしかしてそういうこと?……、てっきり私が可愛らしいからかとばかり。
( ころりと警戒を解く純粋さは家出中の身においても健在 / 突然小人宅へ転がり込んだ慌ただしい顛末を思い起こしつつ、長い睫毛を伏せ真面目腐った顔で自賛を / 随分重みのあるバスケットを両の手で受け取ると、いそいそと庭先に置かれた丸い円卓へドレスの裾を翻し / 強制送還の憂いも無事晴れたとなれば、変わらぬクールな物腰ながらも何だかんだと少し間の空いた馴染み深い顔を前に機嫌を急浮上させた事は伝わるだろうか )
っわ、……ありがとう。早速少しいただこうかしら──今日は紅茶とコーヒー、どちらのご気分?
13:
狩人 [×]
2024-12-14 10:58:25
…はいはい、姫の仰る通りでございます。かわいい麗しい世界一。姫の美貌なら国の一つや二つ簡単に傾けられますものね。──いや、下心ならこの森焼かれてるだろ。
( 萎れているかと思いきや自然の摂理ように豪語する通常運転っぷりに呆れ返り、慣れた様子で賛辞を並べ立てやる気のない拍手も忘れずに添え / けれど変わりない様子に安堵した事は秘して / 食事と音楽をこよなく愛する養父達には信頼しかないものの、燃え盛る炎か凍てつく氷の如く怒る主君を想像し遠い目 / 追い返されるつもりで踵を返すと予想外の問い掛けに立ち止まり / 山奥のうららかな陽射しは家出少女の心を僅かに雪解けに導いたのか単なる楽観か、何にせよ気を揉んでいた必要は無かったらしい / 重さから解放された両腕を緩く組み口角に柔らかな笑みを宿し円卓に向かう姿を追いかけて )
──…なら紅茶を。物は白雪の好みに任せるよ。
14:
白雪姫 [×]
2024-12-14 15:12:54
まぁ、なんて無味乾燥で陳腐な褒め文句。──…さぁ、どうかしら。最近は娘なんていう瑣末事に構うようなお暇は無いようだけれど。
( 投げやりに響くまばらな拍手の音へ、口許に手を添えじとりとやや湿り気のある眼差しを / 〝世界一〟という言の葉の一端を拾い上げては、真白の頬に睫毛の陰影を落とし / 卓上にバスケットを下ろすと、気を取り直すように吐息を挟み〝少し待っていて。…そうね、妖精が花の蜜をひとしずく集める程度〟とひらり戸口を潜って / 山奥にある鉱父の住処に上等な茶葉の用意など無いが、王家直伝の手技にかかれば如何に凡庸な市井の品とてその質を一段繰り上げる / 暫し後に爽やかな芳香を纏い差し出したのはダージリン、とバスケット内にある茶菓子や果物類に用いる為のナイフと二人分の食器類で / 差し当たり先程の逃げ口上を引き摺った軽口を前菜とし )
……お待たせしました。山奥に住む田舎娘程度のお紅茶が、名だたる騎士様のお口に合うと良いのだけれど。
15:
狩人 [×]
2024-12-15 14:49:14
瑣末事、ね。てっきり自立心に目覚めたとばかり思っていたが、それではるばるこんな山奥まで。
( 何か言いたげな眼差しは変わらず、しかし素直で芯が通った今までの彼女には無い翳りに気付けば軽口に終止符を打ち / 近衛兵といえどただの従者、父娘の間に何があったかなど知る由も無い。けれどその翳を少しでも払えたのならと勝手に言葉が口を衝いたのは知らぬ間に育った小さな兄心のせいで / 返答の有無は彼女に一任して用意を待つあいだ、先程逃げたはずの小さな友人が自身を避けつつ彼女に会おうと周囲をうろちょろ彷徨う様子を横目に / 清涼な空気を染め上げる香気と実状とは正反対の軽口に、くしゃりと頬を綻ばせ / 情の厚い料理人が姫君の愛する果実を包んで作ったシュトーレンや代々王家が愛した紅色の林檎を主役とした土産にそっと目配せをして、きゅっとアンバーと銀の瞳を細めて束の間でも貴女の寂しさが和らぐように〝さあ、好きなものをどうぞ〟と )
もてなしの心を前に貴賎の差など関係ありますまい。それは貴女の方がよくご存知のはず。こちらこそ気に入って頂けると嬉しいのですが──…雪のように美しいお嬢さん、貴女の好みを私に教えて頂けますか。
16:
白雪姫 [×]
2024-12-15 20:51:01
まぁ、こんなにも……。それならば勇猛と智慧を兼ね揃えた、高貴なる狼を彷彿とさせる素敵な騎士様のご好意に甘えて、まずは種々の果実が艷めくこのシュトーレンからいただこうかしら……っふ、ふふ。──…ちょっとだけ久しぶりね、こういうの。
( 相手の前では自らもただの歳若い妹のような心地で、どうやら家出の理由を察したらしい聡い口振りにはつーんと顔を背け幼子染みた仕草で拗ねるのみ / しかしながら、用意を済ませて木椅子へと腰掛ければ付き合いの長い、家族のような間柄であるからこそ成立する軽妙な掛け合いと、自身の好みを熟知した差し入れに仄かに緩む口許 / 芝居がかった大仰な台詞もそこそこ、やがて堪え切れずにくすくすと肩を揺らし、遂には控えめな笑声までもが零れ / 家出を決意した際の頑なだった心も次第にほろほろと解けるようで、有難く今度の配膳は相手に一任する傍ら、バスケットから半ば飛び出した細長いパンの切れ端を餌に先刻からこちらを伺う小さな友人を手招いて )
…貴方もおいで。大丈夫、見た目程怖いお兄さんじゃないわ。
17:
狩人 [×]
2024-12-18 22:07:28
…本当に、少しむず痒いはずなのに妙な愛着すら感じるよ。どれも料理人の爺さんの自信作さ。〝幸せなひとときを姫様に味わって頂かねば!〟って張り切っていたよ。作りすぎてたけど。
( 王の鏡への執心ぶりに自身も思う所があるのか、漸く見せた少女の姿を深追いせず揺らめく紅茶に口を付け、穏やかな兄の表情で口元に弧を描き〝…ん、美味しい。さすが〟と偽りない賛辞を捧げ / 家出を機に回顧するだけになった火花を散らせる喧嘩も大仰なごっこ遊びも自身にとっても癒しの一つだと頷き。一番最初に主役のシュトーレン、次いで互いの好みの品を取り分けながら帰ろうとも残ろうとも構わないと何気ない様子で王城の近況を報告して / やがて小さな友人は和やかな空気を前にここは安全だ、と確信出来たのか招かれた通りしゅたたた…とすばしっこい動作で一直線にパンの欠片へ / 相変わらず此方に背中を向けたまま小刻みにカリカリと口に運ぶ背中にほう、と大型動物の調教も仕事の一部で担う者としてのやや物騒な感想が漏れ )
──…友人のお眼鏡には叶わなかったらしい。…にしても上手く躾けてあるな…。
(/お返事が遅れてしまい申し訳御座いません…!多忙により少々体調を崩しておりました。
また交流の最中ですが、相性やロルの量、テンポなど気になる点があればご遠慮なくお申し付けください!(特に無ければ此方は蹴り推奨です◎今後とも宜しくお願いいたします…!) )
18:
白雪姫 [×]
2024-12-19 23:25:46
ありがとう。ふふ、…目に浮かぶようね。また食材を浪費したとメイド長に睨まれていないと良いけれど……まぁ、野蛮。とっても大切なお友達と対等に心を通わせているだけなのに、ねえ。( 今回の褒め文句には特段の不足を垂れる事もなく、常の涼し気な面貌へ得意げな彩を僅かに滲ませながら自らもカップを傾げ / 相手に給仕の礼を述べると、柔らかく目尻を下げた好々爺の顔を懸念混じりに浮かべた後、カトラリーへ伸ばしかけた手は楚々とした所作で戯けて口許へ / 見る間に頬を丸々とさせていく友人の頭を指先で緩やかに愛で、少々憂いのある眼差しをそちらへ固定したままとうとうぽつりと )ラウール、その……お父様は、ご壮健かしら。あぁ、いえ。ご体調の事ではなくて、…あの珠玉の宝石をも眩む麗しき至上の肉体美に陰りなんて未来永劫一片たりともあるはずがないもの。そうじゃなくて、えっと……。( 一つ関門を潜れば堰を切ったように零れ出す要領を得ない言の葉達 / 家出娘の事など日々山積する政務の前には二の次三の次と表面上は至って平静を保ちながらも、やれ〝白〟や〝雪〟、〝姫〟という音が一端でも耳目に触れれば食器を落としペンを圧し折り書類は書き損じと惨憺たる有様にある王の事など露知らず )──私のこと、何か言ってた…?
(/お待ちしておりました…!返信のペースに関しましては一週間程度であれば特に気にしませんので、どうぞ無理なくお手隙の際にご返信をいただけますと幸甚です◎
若干ロルの形式を今回変えてしまっておりますが、こちらも何か気になる点やご要望、展開に関するご相談などありましたらいつでも気軽にお申し付けくださいませ。また、王の言動についてはご都合の良いように描写いただいて大丈夫です。当方としては常々ラウール様の一挙手一投足や背後様の秀逸なロル回しに魅了されるばかりで…、こちらこそ、今後とも何卒よろしくお願いします…!※お蹴りください◎)
19:
狩人 [×]
2024-12-21 14:38:01
悪いな。俺の友人は突進してくる奴ばっかりでさ。……? どうし、──…( 目の前の小動物の何倍も大きく頭を指先で撫でようとすればたちまち己を食糧にする悪友のクマや狼達を連想し / 長閑な時間に差し込む心の揺れ動きに思わずぴたりとカップを運ぶ手の動きを止めて / 無関心な訳が無いと鋭利な響きの言葉を咄嗟に封印して、お転婆で広い世界を愛する彼女と娘を掌中の珠と愛しみ全てから守り抜く王の心配の心を歪めないまま、再び手を繋ぐ為に己に何が出来るのかと思考する程眉に皺が寄り / 一日目こそ好きにさせておけと政務に戻ったものの二日目の朝には「鏡よ鏡、今白雪は無事か」と尋ね自己嫌悪で鏡を破壊しかねない程乱れる心を押し隠す姿を伝えても良かったが、心配を盾にして娘を帰城させる結末は王がもっとも望まないだろう / ここは不器用な二人に任せてみるかとぐいっと紅茶を飲み込み、敢えて粗野な振る舞いで腫れ物扱いにも近い忖度の気持ちを取り払うと事実を眉間に皺もないいつも通りの表情で淡々と述べて )
あの子にどう接したら良いと王妃様の肖像画に問いかけていたよ。後は……そうさな。離れていようが白雪が健やかに過ごしているなら自分も変わる必要があると仰っていた。──白雪は?何かあるなら伝えるよ。
20:
白雪姫 [×]
2024-12-22 16:40:27
そう…そうなの、お父様がそんなことを……。──…いいえ、何も。近いうちに、私の口から直接お伝えするわ。( らしくもない不安が胸中を渦巻く中、眼前の形の良い唇が開く気配に心細げな眼差しを向け、いつだって自身にとっては柔く蜂蜜のような色彩を湛える琥珀と白銀の瞳に重ね / 父からの揺るぎない大きな愛をこの身に受けている事など、当に知っていたはずなのに。真実を語る鏡、それが自身を一等と評したと知った後の父の顔がどうしても見られずに逃げ出してしまったなんて、本当に自分らしくない話だったとかぶりを振って相手の申し出を断り / 〝そうね、そうよね。……なんなら昔からのご旧友とのことだけれど、あんな性根の悪い鏡はこっそり叩き割ってしまえば良いのかも〟などとカップを僅かに傾け物騒な冗言を悠々と垂れる様はすっかりいつもの調子 / やがてカップを置き顔を上げれば、再び視線を絡めた瞬間にふわりと粉砂糖が舌先で溶けるような甘い微笑と共に心からの感謝を / それがまさか直後の昏睡を飾る遺言染みた様相と化すなど知る由もなく、後に所々真赤の果実に色付くシュトーレンを口に含むとクラリと体は不自然に傾いて )──今日はありがとう、ラウール。久しぶりに貴方の顔を見られて、お話が出来て……とっても嬉しかった。
21:
狩人 [×]
2024-12-23 15:55:43
っ、どうした目眩か。──…白雪?聞こえるか、返事を…!( 積もり続けた感情に向き合う苦痛を恐れず気丈に向き合うと選択した彼女に頬緩め / 頃合いかと席を立とうとした瞬間、花が散るように倒れ込む彼女の身体を受け止め / 呼吸を確認し歪んで銀一色になった瞳で皿を見据える。この地方で取れる強力な毒物は特有の匂いを発するが医師程の知識は無い上に、まじないの類なら最早手に負えず / 養父達が帰宅する夕方まで待つ事は出来ない、然し昏睡した相手を抱えてあの山道を行くのは余りに無謀と唇を噛んで膨らむ不安を落ち着かせ / 彼女を抱え室内のソファに寝かせると、藁にも縋る想いで王家のブローチを彼女の手に握らせ〝許せよ。…すぐに戻る〟と瞳に大きな影を落とし / 同じくソファに移った小さな友人の頭を撫で、愛馬の元へ駆けると先程まで耳に入ってこなかった一定のリズムを刻む蹄の音をようやく認識すると息を呑んで顔を上げ / その正体がまさか隣国の王子が乗った馬車で、この状況に差し伸べられた光になるとは知らず狩人は音が響く方角へ愛馬と共に向かい )
(/白雪ちゃんの昏睡及びそろそろ③(王子または医師からの診察など内容問わず)に場面転換かと思い勝手ながら進めさせて頂きましたが、何か書き残しや白雪ちゃんの状況が背後様の想定と大きく異なる場合は再提出いたしますのでご連絡いただけますと幸いです…!)
22:
王 [×]
2024-12-24 21:22:32
( ──あの後。とある魔法使いの呪いにより麗しき姫君の意識は闇に呑まれるも、偶然馬車より駆け付けた王子の傍らに添う子リスの口が唐突に開き〝運命に結ばれし者の口づけにより、姫の身を蝕む邪なる呪いは解かれるだろう〟などと小さな体躯には不釣合いな口調で告げられた助言に従うと、姫君を縛る戒めの楔は絶たれ、無事にその愛らしい眼を開きましたとさ。めでたしめでたし──の、後の話。豪華絢爛にして荘厳な室内に、扉より長く伸びるのはまるで鮮血のように何処までも深く赤く、重厚な質感を纏う大きなカーペット。その上を今し方呼び寄せた相手が進み出でたなら、玉座へ腰を据えるままに一分の隙もない強固な防具が如き化粧の施された面をそちらへ向けて。既にお転婆娘の帰還自体は知らされているが、折り悪く急を要する政務が積み上がりまともな顔合わせは叶っておらず。次の任を相手へ告げるついでに、一先ずは今回の件の顛末を聴取しようという次第。とはいえ先の家出中も魔法の鏡により娘の現状は常に把握しており、小動物への干渉も自らの手に寄るものではあるものの、実際にその場にいた者としての実務的な報告や彼個人の所感も耳に入れて損は無いだろう。既に人払いを済ませた静謐な玉座の間にて豪奢な肘掛けに片肘を付くと、緩くウェーブを描く金色の髪が肩口を彩るように零れ落ち。特に意識をせずとも、自然に獲物を射るように鋭く吊り上がる双眸が今は確かな労いを宿し、眼前に佇む相手を静かに正中へ捉えて )
──さて。まずはご苦労だったわ、ラウール。貴方も思う所は多々あるでしょうけれど、差し当たり今回の一件についての仔細を聞かせて頂戴。
(/毎度の事ながら、話の流れを汲み取っていただいた完璧なご返信をありがとうございます…!ご配慮に甘え、このまま場面転換をさせていただきましたが、王のpfについては以下に記載させていただいておりますので、何かご要望や訂正事項があれば何なりと仰っていただけますと幸いです。王への報告に関しましてはかくかくしかじかで簡便に済ませていただいても結構ですし、ご随意に後の展開について脚色していただいても大丈夫です。また、ロルの文量についても此方ついつい冗長に綴りがちですので、随時お好きな長さでご返信をいただければと。それでは、特にご相談や問題等なければこちらはお蹴り下さい。以降もよろしくお願いいたします!)
◇王
グリムヒルド / 男性 / 年齢不詳 / 185cm
近寄り難い灰青色の鋭い吊り目 / ハッキリとした目鼻立ち / 手入れの行き届いた長いプラチナブロンドの髪 / 均整の取れたしなやかで引き締まった肢体 / 絶世の美貌と相まって如何にも悪役然とした容姿 / 黒のネイル / 身を飾る華美なアクセサリー類 / 金の王冠
容姿はもちろん、物腰から話し言葉に至るまで美を追求した結果のおネエ口調 / 高潔 / 自分に厳しく他人にも厳しい / 政務では日々容赦のない辣腕を振るう / 偽悪的な振る舞いをしがちだが身内や国民への情は深い / 完璧主義者 / 妙な所で抜けている節も / 狩人には全幅の信頼を置いており、密かに我が子のような親愛すら抱いているが、無論態度には出さない / ファザコンを拗らせている娘の将来は目下懸念事項 / 自らが魔法を嗜む事は極秘事項であり、腹心の部下である狩人や白雪姫などの近しい者にしか明かさない / 魔法の鏡は王家に伝わる家宝として幼少から身近にあったもの
23:
狩人 [×]
2024-12-27 00:07:06
( ──黒曜石色の扉が重厚な音を響かせて玉座への道を開いた。白百合にも似た荘厳な空気を歩くその背中には獣達のチャコールグレー──ではなく、表面は黒色に内側を灰青色に染め上げたマントをはためかせて眼前に跪く。生まれ持っての冷淡な表情のまま王が食器を割る頃に小人達に迎えられたことや瑣末事の一言に宿った寂しさ等々を細かに報告する。しかし姫から零れ出した〝あの〟言の葉達だけは隠し倒すと、余りに入り乱れた今回の家出騒動を前に覆っていた瞼を持ち上げ。雲間から顔を覗かせるように現れた琥珀色を見せる事で騎士ではなく拾われた青年としてニヒルだが愛嬌のある表情を浮かべ、決して逆らえない事を理解した上で不器用な王の本音を聞き出そうと試み )
……紆余曲折ありましたが、〇〇王子や宮廷魔法師の皆様から快く送り出して頂きました。私からの報告は以上です。──で・す・が、王よ。差し出がましい事とは百も承知でお尋ねします。最愛の姫君とはいつ顔を合わせるおつもりですか。このままでは食器もペンも再びダメにしますよ。
24:
狩人 [×]
2024-12-27 00:50:51
( ──黒曜石色の扉が重厚な音を響かせて玉座への道を開いた。白百合にも似た荘厳な空気を歩くその背中には獣達を連想させるチャコールグレー──ではなく、表面は黒色に内側を灰青色に染め上げたマントをはためかせて眼前に跪く。生まれ持った冷淡な表情のまま、命じられた通りに王が食器を割る頃に小人達に迎えられたことや瑣末事の一言に宿った寂しさ等々を細かに報告する。しかし姫から零れ出した〝あの〟言の葉達だけは隠し通すと、余りに入り乱れた今回の家出騒動を前に覆っていた瞼を持ち上げ。唯一の主君から注がれる労いに眦を緩めて答えると雲間から顔を覗かせる月のように琥珀色が顕になり騎士の仮面を外しただ拾われた青年としてのニヒルだが愛嬌のある笑みを口元に描くと、王には決して逆らえない事をよくよく理解した上で不器用な王の本音を聞き出そうと試み )
……紆余曲折ありましたが、〇〇王子や宮廷魔法師の皆様から快く送り出して頂きました。私からの報告は以上です。──で・す・が、王よ。差し出がましい事とは百も承知でお尋ねします。最愛の姫君とはいつ顔を合わせるおつもりですか。このままでは食器もペンも再びダメにしてしまうのでは。
(/一部修正させて頂きました。レス消費失礼いたしました…!(※蹴り推奨です))
25:
王 [×]
2024-12-28 23:12:34
──ふん。変わり映えのない減らず口だこと。お前の小憎らしいその面の方を先にダメにしてやろうか。
( 滔々と過不足なく語られる報告へ真摯に耳を傾け、事務的に情報の補完に努める中、予想の範疇である筈の家出娘の口振りにはピクリと整えられた眉を僅かに動かし。それ以外は淡々と聞き終えると、主従の関係性を少々跨ぐ相手の発言に対しても同様に、他の臣下であれば皆一様に震え上がるだろう冷え冷えとした零下の眼差しで貫いて。しかし、自らの不甲斐なさを承知しているが故に本気で気分を害した訳ではなく、あくまでもいつもの偽悪的なポージングに過ぎず。むしろ相手が騎士から青年の顔を覗かせたそれに応え、こちらも王の仮面に手を掛けた旨は〝貴方〟からより気安い〝お前〟へ変じた事から明らかだろうか。やがて溜め息を吐き思案するように一度目を伏せると、改めて顕になった双眸には理知的な色を湛える一方、整然とした筈の口調にはただの一人の父としての複雑さを僅かに滲ませ )
お前も知る所でしょうけれど、今そんな暇は無いの。政務よりも私事を優先するなんて、為政者失格以外の何者でもないわ。……それに、あの子ももう年頃よ。いつまでも父などに固執してどうすると? 丁度、折り良く〝運命の相手〟とも巡り会えたことだし、ね。
26:
狩人 [×]
2024-12-30 21:54:53
ご勘弁ください。自分で言っちゃあなんですがこんな顔でも獣達には人気ですから、残しておいた方が何かと都合が良いかと。
( 拾われた当初はいつ潰れた林檎にされるか肝を冷やした会話も、今では意に介さないで人差し指の腹をこめかみに当て、憎らしさを強調する仕草が出来るようにまでなった。獣が面の良し悪しを吟味するなどあり得ないが、非礼を詫び任務を拝命するセリフ代わりとしてアピールしたのも束の間、何とも八方塞がりな現実が溜め息と共に吐き出される。しれっと素知らぬ顔を浮かべつつ双方を案じる気持ちは引き結ばれた口元と僅かに寄った眉に表れ。その運命とやらが都合良く解決してくれれば良いのだがそう上手く行かないのが世の常。王子が心を埋めた所で、鏡に対する気持ちは──「……鏡?」絡まった糸の結び目が解けるように落とされた単語にふと我に返る。確かに不満は溜まっていたらしいが、聡明な彼女が姿を眩ます動悸が寂しいの一点だけでは少々弱い。加えて軽口とはいえ〝世界一〟と称えたあの瞬間、彼女はまるで──美しく生まれた事自体が罪であるかのような表情で影を落とした。彼女が何を憂いたかは分からない。美を探求する父と同じく、否それ以上に美しいことの何がいけないのだろうか。けれど、もしも美しいが故に父の存在を脅かすなどと捉えたのなら、このままで良いのだろうか。弁えろと叱責されても構わない。先ほど視線誘導に使った右手を胸元のブローチへと移動させて弱い力で握ると何処か苦しげな、責め立てるとも傲慢に教えを説くとも違う訴えかけるような眼差しで再度問い掛けて )
そういえば白雪の、……姫の家出はグリムヒルド様との時間が減ったからだと思っていましたが、本当にそれだけでしょうか?俺には、もっと別の理由があるように思います。
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