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うららかな陽だまりに( 〆 )/78


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59: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-06 16:03:08




(/全くの杞憂だったようで…!嬉しいお言葉をありがとうございます。励みになります……! 当方も主様の巧みで読みやすいロルに日々ときめき、確定云々はお話頂くまで全く気にしておりませんでした…()少しだけお話させていただきますと実はコーデリアの核を掴み切れておらず『一途で健気』なキャラ描写への個人的な拘りと時期的な問題でお待たせしてしまう事が多くなっておりますが、決して主様の問題では御座いませんのでその点はどうぞご安心ください…!(特に54のレヴィ様の諦念と愛着の絶妙なバランスや台詞にぐっと心を掴まれました…。引き続きご自由に綴って頂ければと思います…!)
長々とお話してしまいましたが、『姫君と人魚』お昼前後の市場のシチュにてご用意させて頂きました。何か気になる点等あればまたご連絡頂けますと幸いです。改めて2-2も宜しくお願いいたします……!)



──……。( 決別の日から時は流れ、王子の庇護の元かつての代償が時に夢として現れつつも今日も今日とて仕事に励んでいれば / 顔を見たメイド長から『今日は息抜きでもしていらっしゃい。そうね、市場にでも』と突然の御達しを受けあれよあれよという間に日除け帽に丁度良いサイズのバスケット、シンプルながらも上等な生地で仕立てた小麦色のワンピースに着せ替えられ / 折角だから楽しまなくては、と商人に導かれるままジュースを試飲し流れで二本購入したものの、肝心の心は商人達の謳い文句に混じって近々開催される舞踏会の噂にそわそわ揺れ動き / 『またどうぞー!』と、はにかむ店員に手を振り木箱が積み上がる店の近くを当てもなく歩きながら、元の声とはかけ離れた嗄れた声で辿々しく胸中を吐露し )──……隣国の、王女様。一体どんな、お方なのかしら……。





60: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-10 23:02:50




(/本当にいつも大変お優しく、ご寛容なお言葉をありがとうございます…!もしこちらの描写やキャラメイクなどに何か至らぬ点があったのなら申し訳ないなと少々気にしておりましたが、光栄なお言葉の数々にほっと胸を撫で下ろしました。また、ご多忙の中、絡みやすくコーデリア様の可憐な魅力が溢れる初回ロルの投下をありがとうございます。どうか以降もご負担にならない範囲でゆるりとお相手いただけますと幸いです◎それでは、こちらこそ場面転換後もよろしくお願いいたします!以降も何かご相談や気になる点がございましたら、いつでも気軽にお声がけくださいませ。※蹴り推奨)


……今日も折良く、お会い出来たなら幸いですけれど。( フリルのあしらわれたリボン付きの帽子とクラシカルなケープを纏い扮するのは良家の令嬢スタイル / 威勢の良い出店の声掛けをそつの無い微笑一つで躱しつつ、それにしても、と脳裏へ泡ぶくのように浮かぶのは気になる彼のこと──これまでの経験上、相手の出没場所は海辺が大半、にも関わらず自身の直感は今この瞬間この場を指して / 上品さの裏に苛烈さを隠すような王宮の社交や、厳しい王族教育の息抜きとして赴いた先で、なんと珍しい事もあるもの、と細かなレースの織られた日傘をくるりと手慰みにひと回し / 傘によって生じた死角の内側、不意に安定を欠いた隣の木箱がぐらりと傾いて、己が危機を察知したのは事態が致命を迎えてから / 少し離れた位置で影のように潜む護衛の動き出しよりも、傍らの少女の方が半歩早いだろうか )!──きゃあっ!





61: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-13 19:44:14




──……!( ふと、傍で奏でられる鈴の音を拾い / ちらりと横目で見れば日傘の下から薄桃色の長髪が印象的な、たおやかな足取りで歩くご令嬢の姿 / ──そういえば、アレックスが話していた。隣国の王女様もオトメユリのような大層美しい御髪をお持ちだと / とくん、と胸が高鳴り始める感覚は新たな知恵の実を口にする瞬間に少し似ていて / 可憐な華へミツバチのように視線が吸い寄せられるその瞬間、視界の端で不安定に積まれた木箱を捉えればさっと血の気が引き / 咄嗟に自分側へと引き寄せれば、バランスを崩したとしても彼女が直に地面に叩きつけられる事がないようしっかりと体に手を回し / 直後の衝撃音に店主や周囲の人々が駆け寄り、彼女の身体を優しく離し張り詰めた緊張から一気に解放され漸く息をして / 普段ならば極力会話を避けるものの、躊躇う素振りも見せずヤスリ同士を擦り合わせたような声で怪我の有無を尋ね / その間、アクアブルーの瞳は些か心細げに揺れ )──あ、の。お怪我、は……。





62: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-16 23:35:56




──なんて、愛らしい。( 不意に傍らから引き寄せる力に身を委ねると、けたたましい音を立てて崩れ落ちる眼前の危機など放念するまでに目を奪われ / まるで月の煌めきが光の中を泳ぐような白髪に、桃色に染まった頬、藍玉石を思わせる淡い蒼の瞳、陽に透き通る白々とした四肢 / 電流が走ったかと錯覚するほどの衝撃が身を貫き、先刻から自身が感じていた不思議な導きの先は例の彼ではなく彼女であったのだのだと悟らせ / 慌ててこちらへ駆け寄る店主らの靴音と憂慮の声に、はっと直ちに居住まいを正すと淑女の微笑みと共に気丈な言葉を添えて杞憂を晴らせば、改めて相手へと向き直り / 可憐な顔貌には不釣合いな掠れ声、けれども懸命な双眸でこちらを伺う様がまたいじらしく、思わずきゅっ、とその手を自らの両手で握り熱の籠った眼差しで相手を見詰め )……わたくしはこの通り、傷一つございませんわ。先程は窮地をお救いいただき、感謝いたします。…逞しく勇を鼓して、この身に降りかかる危難を退けてくださるだなんて、一体どこの白馬の王子様かと思えば、とぉっ……ても可愛らしい方でしたのね。





63: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-19 22:37:38




……! 礼など。体が、先に、動いて、しまって。
( 自身を愛でる一言に不安は一転し、ぶわ、と驚きと喜色が溢れ、仄かな熱は耳まで紅く染め上げ / 大した事ではないと左右に首を振り身振り手振りでアピールし、浮かれて頬が緩み切ってしまわぬよう感情を抑えるも / 以前まだ歩行に不慣れだった頃に、王宮で想い人が庭師を庇った時の動作を咄嗟に真似たもので / 〝王子様〟と、自分を通して彼を褒められたような気がして、ついにふわりと口許から笑みが溢れ / ──無事で良かった / 声を恥じらう様子もなく小さな笑声を奏で、途切れ途切れにしか紡げない声の代わりにきゅ、と白くきめ細かい手を握り返して / まるで騎士のような口振りで戯けて見せれば、ふと先の騒ぎの中に混じって此方に寄せられる異質な視線を捉え / 視線の主は恐らく高貴な身分である彼女の護衛だろうか、しかし不届者の可能性も否定出来ず / 握った手の力を僅かに強めると彼女の背後に目配せをして、もしも彼女から護衛に関する一言が無ければ彼らを撒いて別の場所へ連れ出すつもりで )
っふ、ふふ。勿体ないお言葉、恐悦至極、に存じます。貴女様のような、麗しい方に仰って頂ける、など。──……あの、今日は、お一人でお買い物、でしょうか。





64: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-22 20:54:29




──えぇ、一人ですわ。けれど……心配性な〝小鳥〟には、少々参っておりまして。
( 頬を赤く染め上げる様は庇護欲をそそる小動物のよう、けれど一度ふわりと花が綻べば優麗で繊細な美貌が際立ち / 可憐な見目にそぐわぬ騎士然とした振る舞いもかえって愛らしさを掻き立て、こちらも無意識に口許が緩み / ──本当に、お可愛いこと / ふと結ばれた視線からその意図を汲み取ると、しおらしく自らの頬に手を添えて思わず溜息 / もはや運命の導きとすら錯覚させられる特別な相手とのデートに、無粋な監督者など不要でしょう / 困ったように少し眉尻を垂らすと、一抹の茶目っ気を含ませたごく穏やかな微笑を唇に刻み / しかしてその実は無垢な少女を惑わせる悪魔の囁きが如く、繋ぐ指先をゆるりと甘く絡め、そっと大海の蒼に重ねた蜂蜜色の双眸はあくまで淑やかに慎ましく、けれど善性の強い彼女には一概に跳ね除けづらいだろう期待をたっぷりと込めて )
…もしも貴方が望んでくださるのなら、共に逃げていただける? 可愛らしい王子様。





65: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-24 23:44:56




──……いけないひと。
( 良からぬ不安が外れた事に安堵しつつ、勤勉な小鳥におしゃまな姉達を追いかける付き人達の姿を想起し、くすくす肩を竦めたのも束の間 / 麗しい容貌から溢れる憂いの息、鳥籠の中から羽ばたくその日を夢見る表情を前に言い表しようの無い胸騒ぎが / その正体は手を差し伸べずにはいられない麗しく儚く、艶やかな魅力と、かつての師を〝失望〟させた自身の目の前に、〝期待〟という名の感情が再び現れたことへ動揺で / ぽつ、と吐き出した一言が、何を意味し彼女に向けたものかそれとも、自身へ向けた一言か分からないまま / 舞い込む風に長い髪がそよぎ、覆い隠されていたパールの耳飾りがきらりと一瞬姿を見せて / 刹那、瞳は悪戯げに三日月形を描き、絡まる指先を一度離しては再度手を引く形で握り直したのを合図に走り出そうか / 逃げた先で小鳥に突かれても、私は──今彼女の期待に応えたい / 足の違和感も感じさせない程軽やかな足取りで人ごみを抜け、風に吹かれるまま数多の店を通り過ぎればくるりと後ろを振り返り、〝覚えておいてください〟と付け足すようににっ、と口角を上げて )
──コー、デリア・ソフィ。……今日この時間が終わるまでの、貴女様の、共犯者のなまえ、です。





66: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-26 23:12:08




コーデリア、様……。
( 図々しい申し出への文句と取るには柔らかで、何かを秘めるような艶やかな響き / 彼女が纏う奇妙な力の気配も合わさり、一種の魔性めいた光を帯びて、美しい蒼の輝石が描く弧に魂ごと魅入られる / 不意に引かれた手によって我に返ると、ひらめく長いスカートの裾を摘み、導かれるままに地を蹴って / 目まぐるしく、けれど軽やかに人という障害を右へ左へと躱し、見る間に護衛の姿は人垣の遥か向こうへ / 慣れぬ逃走劇と高鳴る鼓動の合間、振り向き様に告げられた高貴と可憐の狭間にある音を半ば惚けたように舌の上で転がし / やがて少し人や店が疎らとなった地で足を止めては、胸元を手で抑えつつ静かな歓喜を未だ弾む吐息に乗せ、改めて淑女の礼と自己紹介を / その一方、いい加減に限界、と先刻の刺激的な経験によってか胸奥から湧き上がる熱き情動によってか、赤く上気した頬と甘く蕩けた蜂蜜の瞳、そしてふるふると小刻みに震える指先を相手へと / 遂には辛抱堪らずとばかり、むぎゅ、と自らの胸へ少女の頭部を招き愛くるしさの発露を )
ご挨拶が遅れました、わたくしはリリアンヌと申します。実に鮮やかなお手並みでしたわ、素晴らしき共犯者様。──あぁ……それにしても、それにしても……なんってお可愛いんですの~!!





67: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-29 23:59:41




っふふ、ふふ……! 今は、ただの、コーデリアと、お呼びください。
( 手を引かれることはあれど、私が誰かの手を引く側になるなんて / 小鳥を撒き、乱れた日よけ帽を被り直して息を整えるも高揚感は止まる所を知らず、硬さを残していた表情は走る内にゆるゆると綻び始め / 一礼と共に降ってくる彼女の声は花びらのように軽やかだと言うのに / 「……リリ、アンヌ様?」 / 逸る鼓動は次第に重く、一音一音刻みつける速度に変化し / 何か大きな予感はしていたものの、それでも予想の範囲を大きく超える彼女の正体と、薄桃色に揺れる波の内側──心身ごと包み込む柔らかな両腕と燃え盛る大きな愛の中で、少々たじたじになりながら次に話すべき内容を思案していれば / ぐう / 主張したのは己の口ではなく、まさかの腹の虫 / 共犯者などと気取ったのも恥ずかしくなるほど、音が鳴るや否や勢い良く彼女の肩を掴み、すかさず顔を上げ / 砂浜に打ち上げられた魚の如く口をぱくぱく上下に動かしてはジュースの試飲以外何も口にしていない事情を必死に説明し )
──ご、ごご、ご無礼を! 昼食、を、忘れて、おりまして……。





68: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-02 23:34:45




まぁ、わたくしとした事が……。ごめんなさい、昔から愛らしいものには目がなくて。
( もはやこの身は欲望の化身と成り果て、よしよしと存分に相手を愛でる最中、制止を掛けたのは彼女の腹の嘆き / そんな生理的な音はおろか、それを取り繕う様まで愛らしいなんてという、一層身悶えるような衝動は内心に留め / 初対面にしては異様な距離の詰め方であったと、身を離すと少々恥じ入るように頬を染め、口許に手を添えて瞳を伏せ / しかし、如何な含羞や失態を前にしたとしても、相手と親睦を深める好機をみすみす逃す己ではなく / 改めて大海を閉じ込めたような蒼と視線を絡ませると、そっと淑やかに小首を傾げて慈愛に満ちた微笑みを / 自らの本能は眼前の少女を凡な人間ではないと告げている、けれど、そんな忌避感を凌ぎ沸き立つ熱情は単なる好奇心の域を遥かに超えて / 緩やかに波打つウェーブがかった薄桃の髪が、まるで誘うかのように静かに揺れ )
折角のご縁ですもの。もしよろしければ、このままご一緒にランチなどいかがかしら。──わたくし、貴方様ともっともっと……色々なお話をしたいんですの。〝ただのコーデリア〟のこと、たくさん教えていただけますか?


(/そろそろ〆の頃合いかと思い、お声掛けを失礼いたします。変わらず小動物的で愛らしい振る舞いに非常に癒されつつ、時には勇敢かつ大胆なコーデリア様の一面に幾度となく魅了されました……今回もとても胸躍る一時をありがとうございました!このまま〆でも大丈夫ですし、もし書き残し等があればこのまま続けていただいても、少し時間経過(昼食後など)してより核心的な恋バナ等に移っていただいても構いませんので、ご都合の良いようにお返しいただければと…!

少々気が早いやもしれませんが、もし場面転換される場合、次のシチュエーションは予定通りに『(2-3)王子と魔女』が宜しいでしょうか?あるいは先に他の絡みやシチュ等をご希望であれば、喜んで対応させていただきたく思いますので、どうぞお気軽にお申し出くださいませ!)





69: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-04 23:29:40




(/お声掛けありがとうございます!丁度今回で場面転換か、台詞を多くロルを短くした形式に変更しようか考えていた所でしたので大変助かりました。またレス間隔や声の表現とはいえ大変読みづらい文章など様々な点でご配慮やご理解を頂きありがとうございました…!コーデリアの方もシャイ設定からだいぶ行動力溢れる少女になりつつありますが、のびのび動かす事ができ大変楽しい時間でした…!此方もお嬢様口調で溌剌としつつ小悪魔的な甘さと艶やかさも併せ持つリリアンヌ様に魅了され大変どきどきいたしまして……アレックスを通してお話出来る日がより一層楽しみです!

少々お時間頂きましたが、お言葉に甘えて昼食後~夕刻前の場面で新規ロルをご用意させて頂きました。コーデリアの自己紹介から始まっておりますが、リリアンヌ様自身のお話やレヴィ様に関するお話、アレックスに纏わる噂など(この辺自由に作成して頂いて大丈夫です)お好きな話題に移って頂いて構いませんので、こちらでさくっとお話した後に場面転換後シーン『(2-3)王子と魔女』に繋ぐことが出来ればと!
※実は幼少期の時間差軸で初めての出会いシチュで『隣国の姫君と王子』や、人魚姫の刃をモチーフに、妖精の悪戯等で王子を手にかける夢の中で偶然再会する『人魚と魔女』などの案も浮かびましたが、舞踏会の流れと被りそうな懸念や後者に至っては重さや再びレヴィ様にご負担を強いてしまうのも大変申し訳御座いませんので……(小声)2-3の男性組が良いのではないかと…!ここまで長文失礼いたしました。認識の相違やご質問ご要望等があればお気兼ねなくお話頂けますと幸いです……!)


リリアンヌ様! こちら、です……! ( 喜んで誘いの手を取り、腹拵えを済ませた昼下がり / 痛まない脚、美味しいご飯、開き始めた話の蕾を前に緊張はほぐれ / 手を引いて市場を過ぎ、向かった先はざざんざざんと波が寄せては返す砂浜。そこから少し先に見える白い外壁と碧色の屋根が印象的な城を指し示し / 人になった己が語れる内容は多くなく、語る声も潰れていては話が少々味気なく感じてしまうかもしれない / せめてこの国が誇る青緑に輝く海に目にすれば、少しは彼女の期待に応えられるだろうかと砂浜の入り口で案内の脚を止め )あの、テュルコワーズ城で、今は過ごしております。──私はこの浜辺で、第二王子殿に、運良く拾って、頂きました。





70: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-06 23:44:16




まぁ、以前にアレックス様が仰っていた、浜辺で出会ったご友人というのは貴方様の事でしたのね……! 素敵な奇縁ですこと。( 潮風に揺れる帽子を押さえつつ、手を引かれるままに砂浜へと至り / こちらの身分を知ってもなお、何ら変わらぬ態度が、下心なく繋がれた指先が自身にとってどれ程特別なものか / 眼前に広がった思い入れ深いエメラルドグリーンに瞳を細めるも、相手のすらりと伸びる指先を追いかけた温和なそれは途端に驚きへと塗り替えられ / 歓喜の声を上げたのも束の間、彼女の不思議な経歴と自身の直感、そして先日邂逅した〝彼〟が寂しげに零した言葉を結び付けるように、鼻腔をくすぐる潮の香りがとある推測を導いて / 薄桃の髪を僅かに傾けると、特段の気負いもなくさらりと真相に踏み入り )……もしかして、海の魔女様のとぉっても〝大切な方〟ですの?


(/勿体ないお言葉と毎度ながらご配慮に溢れた新規ロルのご作成をありがとうございます!勝手にアレックス様からコーデリア様の事を多少伝え聞いている、という事にしてしまっておりますが、もしそういった軽い雑談の出来る関係性を想定されていない場合は城の関係者から聞いた、とご変換いただけますと幸いです。
場面転換に関しましても承知いたしました◎た、ただ幼少期アレックス様を見逃すというのは大ッ変に惜しく…。また、まさかの夢での再会シチュというのもあまりに天才の発想で美味しいが過ぎるので、もしご負担でなければ『(2-3)王子と魔女』後にどちらか片方でもご一考いただけますと非常に嬉しいです……!長々と堪えきれぬ欲望を垂れ流してしまい申し訳ありません、それでは引き続き女性ペアにてよろしくお願いいたします!※蹴り推奨)





71: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-10 00:38:02




王子殿が、そのような……! 私も、度々リリアンヌ様のお話を聞いて、おりましたが、実際にお会いした方が、より……。( いつの間にか知られている事実に身体の体温が幾らか上昇し始め / 宙に浮かび掛ける気持ちを堪えふと彼女の横顔を見遣ると / 先程まで爛漫と咲き誇っていた情熱の花は、瞳を細めた途端気高くも嫋やかに見守る睡蓮のような神聖さを纏って / ──燃え盛る愛と深く受け止める器、蜂蜜色の瞳と灰簾石の瞳とでは何もかもが違うのに / 面影が重なる瞬間、もう呼ぶ事も出来ない師の名と、本能が何かを察してか反射的に一歩後退りをしては、己の帽子のつばを下げようと自らに向けた筈の指先は、直前で動きを止め / 図星を突かれた子供のように眉や目元は弱々しく、けれど何処か懐かしそうに、嬉しそうに口角だけはきゅっと上げると小首を傾げて彼女の仕草をなぞり )その方が、私かは、分かりません。ですが、魔女様には、とても……良くして頂きました。勉学を教えて、頂いて。私にとって、師のような、方でした。──……答えに、なって、いるでしょうか?





72: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-12 23:45:37




ふふ、良い覚えであったのなら嬉しいですけれど。( 第二王子との交流といえば、華やかな風体とまことしやかに流れる噂話から、それらしい甘言も単なる社交辞令だろうと無難に受け流した程度 / そんな僅かな関わりの中でも彼の人品の良さや王器は幾らか判じられ、彼女の待遇も決して悪いものではないのだろうとそっと安堵の笑みを零し / しかし、こちらの問い掛けを受け差し込む影に、些か踏み込み過ぎたのではと不安が過ぎり / 一方で簡単に引き下がる事も躊躇われては、実に愛くるしく斜めへ傾いた顔貌に目と脳を壮烈に焼かれつつ、一旦情動を抑えると胸元で丸めた手に力を込め、唇にやんわりと淡い笑みを敷いて / ──自らの分は弁えている。何時だって昏い海底にいるような〝彼〟の心の深奥に触れられるのは、きっと )……えぇ、やはり貴方様の事でしたのね。あの方とは偶然こちらでお会いして……とても物憂げなご様子でしたわ。折角海の近くまで来ておりますし、良ければ一度お会いになられては如何かしら?





73: 人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-14 22:39:39




──ここだけの、話。 彼はわざわざ、享楽の仮面を選ぶほど、……不器用な人ですが。自分は偽れど、人に嘘は吐けないのです。( 彼女の耳元へ、右手を添えこっそりと / 幼少から兄である第一王子に王座を捧げる為に生き、紛い物の王と仕向け続けたのだから、仕方ないけれど / 彼女の瞳に映る彼が軽薄な人間で終わって欲しくなくて / 「照れ屋な〝太陽の子〟は知れたとなれば、雲隠れ、するでしょう」ですから、と付け加えると人差し指を口元に立てて──「どうかご内密に」と告げ / 一方で急転直下で訪れた再会の兆しに困惑を隠し切れずにいるものの、師の様子に絶句し悲痛な心境が顔に浮かぶ最中、儚げに揺れた眼前の花に対しても言葉を失い / あの方と同じじゃない。まるで違う。けれど、面影が重なる理由は──その生き方だろうか / ふわり、風が吹いた瞬間その豊かな体を抱き締めたまま立ち尽くし。暫くして、提案への返事代わりにゆっくり二度三度と頷くと / ぎゅう / 腕の力を強め、ようやっと沈黙を破った声は少しばかり涙が流れた後で、溢れる情動の海に流されるまま脈絡なく想いを吐き出して )……ごめん、なさい。抱き締めずに、いられなくて。なんて、なんて暖かいんですの。ふふ、いつの間にか口調が、移ってしまったみたい。──……少しだけ、会う、勇気が持てた気がします。リリアンヌ様の、おかげで、ございますね。





74: 隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-17 10:03:34




まぁ……二人だけの秘密、ですわね。( 人気のない海辺、ひそひそと睦まじく紡がれるのは内緒話、意外な裏話 / 抱く印象に乖離はあれど、彼女の話には幾らか符号の一致もあっては少し戯けた微笑を薄い唇に乗せ、こちらも楽しげに人差し指をそっと立てて / ──と、ふわりと互いの間隔が急に詰まり / まるで彼の力になり得なかった口惜しさごと、ぎゅうっと暖かく抱かれてしまったようで / 肩口に落ちる水滴の熱を感じ、驚きに見開いていた双眸をゆるりと細め、あまりにも不器用で情の深い少女の掠れ声を優しく促すように背を撫でて / …世に聞く色恋とは、お話に聞く以上に難しいものですわね、などと彼女の様子から自らを取り巻く恋愛模様を薄ら察知して内心独りごち / 何時にも増して憂いを帯びる彼も、他人の為に真珠のような涙を零す彼女もそれはそれで一等愛らしいけれど。やはり、大好きな人達が笑っていてくれることが、自分にとっての一番の幸せだろう / 抱擁の体勢では表情の伺えぬ耳許へ唇を寄せて、柔い笑声を転がすように、そっと甘やかな吐息を含む感謝の言葉と愛を贈ろうか )……今すぐでなくても構いませんわ。貴方様の決心がついたのなら、いつかお会いになってくださいな。──……ありがとうございます、コーデリア様。ふふ、貴方様はきっと、泣き顔までとってもお可愛いんでしょうね。



(/娘様の愛くるしさといじらしさについ百合を咲かせかけましたが、この度はほのぼのと仲睦まじくも重要な転換点となり得るような心温まる物語をありがとうございました…!もしもまだ綴り残した事などがあればこのままお返しいただいても大丈夫ですが、一応先んじて以下に『(2-3)王子と魔女』の初回文(重苦しいですが…)を置かせていただきましたので、場面設定に不都合等なければこちらにて次の話を続けさせていただければと思います◎それでは引き続きよろしくお願いいたします!)



( 夜の海辺に人の気配はなく、ただ岩壁に打ち寄せる静かなさざ波の音のみが何処か詫びしく場を支配して / 神出鬼没にも程がある例の令嬢も、よもや深夜にまで顔は出せなかった様子 / 密かな安堵を吐息と共に零しつつ、昏く沈む眼差しは無意識に自らの膝まで浸かる海水へと / どうせ彼女のいる城まで足を運ぶ気などない癖に、たとえ遠く海上から呼び掛けの声があったとして応じる気すらない癖に、相手の事を想ってはいつの間にか一人陸へと上がってしまうだなんて、本当に自分はどうしてしまったのだろう / 常に静謐なそれであるはずのローブ奥の表情を歪め、性懲りも無く苦しげに吐き出したのはやはり恋しい少女の名 / それは近辺に畏怖の念を伴って囁かれる不気味な魔女の姿か、はたまた今にも入水自殺を図らんとする哀れな男の様相と取るかは見る者の意に委ねられ )……、コーデリア。





75: 陸の王子 / アレックス [×]
2025-05-18 22:28:33




(/此方こそ素敵な〆と2-2にお付き合い下さりありがとうございます、お疲れ様でした!終始リリアンヌ様の暖かな慈愛と誇り高さに胸を撃ち抜かれておりました…そして情景が浮かぶ美しい2-3初回分のご用意ありがとうございます…!早速アレックスでお迎えに参りました。また一点息子の装飾に関する設定を初期ストーリーライン( >46 )から少し離れる形で盛り込んでおりますが必ずしも拾って頂く必要はございませんので(逆にストーリーラインから大幅変更も大歓迎です)引き続きやり易い形でお付き合い頂けますと幸いです。改めて、以後も宜しくお願いいたします…!(お蹴りください◎) )


( 人々が寝静まった夜、月が微笑む浜辺は何時にも増して妖精達が静かで。行事を控える中、城を抜け出たとなれば忽ち醜聞となるが / ポケットに忍ばせた小箱の中で僅かに瘴気を放つペンダントへ視線を落とし / 「太陽の子、ね…」 / 実は留学中に呪われ、占い師に偉大な善き魔法使いの力を借りるか年月を掛けて海の妖精と月の力で浄化するしかないと告げられた身で / それでも、自らを取り巻く環境は緩やかに好転し始めている。もしこの身に呪いが残ろうとも── / 試すように月を見遣るとその下には黒衣の人物を認め / 訝しげに眉を顰めたのも束の間、膝まで浸かる立ち姿に思わず息を呑み。小箱の蓋を閉めポケットに突っ込むと、靴を脱ぎ急いで海へと / 途端、『魔女様の邪魔をするな!』『でていけー!』と敬愛する主の領域を荒らす侵入者を退治せんとばかりに妖精達が騒ぎ出し、ざわざわと荒ぶる波音が少女の名前をかき消す中 / 黒衣の内側が、相手にとっての自分が、一体どんな存在かも知らず確りと彼の手首を掴み声を荒げ ) ──…ッ、行くな! まだ行かないでくれ……! 





76: 海の魔女 / レヴィ [×]
2025-05-20 21:49:31




……!( 思索に耽るあまり、領域へ踏み入る闖入者の接近を許し / 自らの身が濡れるのも厭わず、妖精達のざわめきさえ振り払って、月明かりのもと顕になった懸命な顔貌は如何なる運命の悪戯か / 黒衣の奥の双眸を凝然と見開くと、思わず短く息を詰め / 捕らえられた手首の感覚に我を取り戻すも、どの道姿をくらますには一手遅く、にわかに殺気出す周囲の妖精達を視線のみで静めて / 同様に己の腹底でチリチリと灼けつくような、ドロドロととぐろを巻くような昏き汚泥の声にも蓋をして、秘めるべき情動はローブの奥へ隠し / ややあって、拘束された方の手はそのままに、黒衣の狭間からゆらりと相対するのは海底に潜む幽鬼の瞳 / 抑えきれずに常よりも低くなった声音はらしくもない刺々しさと威圧を僅かに帯びて、寒々しい夜の海に響くだろうか )……人の王の子が、僕に何の用だ。まさか、お前まで魔女が与える禁忌に身を浸そうという訳でもないだろう。





77: 陸の王子 / アレックス [×]
2025-05-24 17:10:14




求める物はないよ。…ただ、貴方を止めに来た。( ──騒めきはピタリと止み、青白い月光が平伏する海と黒衣の貴方を照らして / その手を離せと言わんばかりの声音は僅かにじわじわと追い返す波に似た拒絶を含むも / 還る場所を求め彷徨う瞳を前にぐいと自らの方へと引き寄せて、短く告げたのは己のエゴで / すぐさま振り払うほど切迫した状態ではないにしろ、目を離した隙に忽然と消えてしまいそうな彼を手離す選択肢は無く / 加えて、海を支配する種族が海水に心身の状態を左右されるなど有り得ない話 / けれど陽光も月光も差さない暗闇で生き続ければ、心は着実に蝕まれる。そんな思考は地上で生を受けた己の思い上がりだろうか / 揺らめく海面へと視線を向けて影を作っていた睫毛が持ち上がり、質問の形を取りながらその実拒まれても連れて行く意思表示として卑怯にも浜辺側へと一歩進み / 淡々と貴方を見据えるあいだ、冷たい夜風だけが二人をそっと撫でて )都合の良い時に逃げてくれて構わない。今は浜に上がってくれないか。いつまでも此処にいては、貴方の配下も気が気じゃないだろう。それに──幾ら貴方が名高い海の魔女様だとしても流石に夜の海は堪えるはずだ。…何なら既に、風邪を引いた〝目〟をしてる。





78: 海の魔女 / レヴィ [×]
2025-05-28 22:18:02




──……、おかしなことを。( 陽の光を思わせる暖かな瞳が、覆っていた瞼を押し上げ己を貫く / 手を引く力に抗えず一歩縮まった距離は、理外にある者すらをも引き込む彼の魅力を思い知らされるようで / その眩さから逃れるように眉間へ皺を刻み、視線を逸らした先は冷たい海へ呑まれた相手の両足。互いの肌を撫でてゆく寒々しい夜風は、人の身においては少々堪えるものである筈で / ……不承不承と、双眸を閉ざしての嘆息と諦めたような声音が了承の合図 / いい加減離せ、と言わんばかりに拘束の手を無言で振り払うも、その足は相手と共に海水を掻き分けて浜へと向かうだろうか /  いざ陸へと上がってみれば、こちらの脚部にも衣類にも濡れ跡の一つもなく、対して相手の上等な装いは塩水を湛えて無惨な有様だが、愛しい少女を誑かした男の事を気に掛ける義理などありはすまい / いや、彼女がほんの少し惑った先の相手の事なんて、本来瑣末事である筈なのだけれど / 長命種としての道理は理解すれど、それを裏切る口振りは依然としてツンケンとした刺々しさを孕み、先の話の真偽を未だ疑っては無愛想に腕を組むと値踏みするように両の瞳を僅かに細めて )……それで。まさか本当に、僕へ情を施しに来ただけではないだろう。





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