煙草に火つけるは、／〆/47

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自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
23： ワニ系男子／鰐渕　廉　[×]
2024-12-26 20:26:00

（自分が魅力的だと断言してみせる彼に、ぽかーんと呆気に取られていたも眉尻を緩め、照れ臭さでかぶっきらぼうではありつつ「そうかよ。」と頬杖を突きながらに返した。彼の作る料理については信頼他ならない。
背中を向けたままの彼からボソッと不満気な声が聞こえる。むぅ…、と片頬を膨らませたのも、声を掛ければほんの少しの緊張感─…振り向いた彼の顔には微笑みが浮かべられており。勿論寂しいのは嘘ではないのだが、しおらしい態度に弱いな、彼に甘えたくなる。
移動し冷蔵庫の扉を開けられれば、早速やろうと続きが為され、其の手付きは無駄のない素早く、且つ丁寧で。後は、と問い掛けでの己に任され、カットを頷きながらやってみる事にし。温められた包丁で集中しているからか舌ペロしながら、其の仕草に気付かず先ず４辺をカットし、好きなよう２×１０.５ｃｍ程度サイズに躊躇しつつ幾つかへ切り分け。完成したオペラケーキは、アントルメと云うカテゴリに属し、西洋料理で食後のデザートに出る甘い菓子の総称、切り分けて供する大型菓子、ホールケーキのことを云い、其の中でオペラはチョコレートを使ったケーキの１つ。見た目はノーブルでシンプルな形ながらも深みのある味わいで知られるフランス菓子、オペラ。オペラの歴史を遡ると長くなるが、総称の語源は「アントル」（間・余興）と「メ」（皿料理）からきていて、コースの間に催される余興を楽しんだ際に出されるものと云うのが由来のようで、現在ではちょっと贅沢なお菓子を指すんだとか。細長くカットされ、仕上げについてはフランス・パリのオペラ座に聳え立つ金のアポロン像に模し見立て、金箔を飾るのが一般的だ。普段彼がお菓子作りしてるから余らせていたかどうせならって高級感を引き立てさせようと買ってきてあったか、御目当ての金箔が冷蔵庫から見付かり。金箔を表面に振り掛けあしらい飾り付け。）
切ってる途中で崩れちまうかもしれねぇから、ちゃんと見ててな。
こんなもんか？─金箔があったら飾ろうぜ。よし、どうよ。

（／そうですよぉ、夜の作業時間合間で一息吐くひと時に、と。
慎重なので此方も暫くもだもだが続き、すれ違いそうですねぇ。但し懐に入れれば健気で献身的だから其れもご愛嬌って事で。
金箔、確定っぽくなっちゃってごめんね？けど象谷さんなら何らかで金箔あったりしてそうだったので描写してみたよ。）

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Merry Xmas、此れでもやるよ。
（足癖の悪いサンタは片足で扉を開ければ、静かに声を掛け。自身が作曲したメリクリに因んだ曲が流れるオルゴールをコトリ、と置いて少し形が歪なのも含まれる、ラッピングされた宝石(ダイヤモンド)に見立てられグラニュー糖を塗してあるサブレディアマンクッキー、お菓子作りに役立ててくれ、と暗に当て付けたハンドミキサーをプレゼントに添えて。）

（／本編の炉留、付け加えようとして少し間が空いたからどう云う風に描写しようとしてたか一度思い出せんくて焦った。合ってるかも分からんけど、多少の変更はええやろ。
１日遅れのメリクリ、昨夜中に返したかったんやけどしんどくて寝転んでたから本編も含め間に合わず、でも折角考えてあったから記載するね。）