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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
4:
匿名さん [×]
2024-09-24 22:12:23
新兵器 毒ガスいいですね!
情報屋くんの感覚とボスを繋ぐ無意識下にある記憶がより深みを増してより2人の背負う背景が切なくて切なくて既に涙が……素晴らしいご提案ありがとうございます!それでいきましょう!!
そうですねぇ…お互いがお互いの戦況を知っていた方がいいのかな、と。
後々 情報屋くんが記憶を思い出す思い出さないに関わらず、展開を動かすにあたって情報は共有してあった方が動かしやすそうかな…?と私の感覚的にですが思っております!
なので、ボスが指示でお互い戦況で何か異変があれば早馬を飛ばせ。みたいな指示をしていて、その早馬で情報交換は済んでいるというのはどうでしょう?
5:
名無しさん [×]
2024-09-24 22:38:45
自分も重い話が好きでつい…でも解像度が増してより楽しみになりました。
そのほうが確かに後々の表現の幅が広がりそう、情報屋がみずから思い出すきっかけを手繰り寄せることもできそうです。そちらでいきましょうか。
お互いの前世に関してはそれくらいでしょうか?他に何か過去関係でも、現在のことでも決めておきたいことや共有しておきたいことがあればお聞かせください…!
6:
匿名さん [×]
2024-09-24 23:34:41
今のところは大丈夫そうです!
またお互い何か思いつけばその都度ご相談できればなと思います!
なので次にキャラ設定に入っていこうかと思うのですが、私の方は普段は冷静沈着で、でも情報屋くんのこととなると本人に願われたとはいえ殺したのは自分、次はそんな過ち一切犯さない。絶対護るという強い決意を持った人、銃の扱いは組織一みたいな、歳は26くらいの人にしようかと思ってます!
もし、こちらに入れて欲しい要素ありましたらお聞かせください!
情報屋くんは好きに作っていただいて構わないのですが、一つだけお願いがあって…歳20代だと嬉しいです!
あくまでお願いなので無視していただいても大丈夫ですので出来次第見せて頂ければと!
7:
名無しさん [×]
2024-09-25 00:26:54
了解です。也中の背後会話等特に気に障らないので、何かあればお気軽にお伝えください。
募集板と同じ言葉にはなってしまいますが、そのボスのギャップが堪らないです。判断を下したのも殺めたのも前世のボス…………。情報屋に対しては過保護なのでしょうか?ボスの手を取ったあと情報屋がどれくらい動けるのかが気になります。
要素と言いますか、プロフィールにボスの好きなものや苦手なものを添えてくださると嬉しいです。也の雰囲気を和やかにしたりシリアスにしたり、色々な表情を楽しめそうで!
年齢についても了解しました。自分もそれくらいの男性のロルが回しやすく丁度良いです。24,5歳で提出予定で自由度が高い分、良ければボスのプロフィールの情報をなぞらえて自分が考えたものを組んでいきたいと思っています。そのため、後出しとなってもよろしいでしょうか?もちろん、急かす意図も早く求めることも一切ありません…!!
8:
匿名さん [×]
2024-09-25 19:15:03
【キャラ設定】
名前:ノア・アルヴェール
性別:男/年齢:26/身長:180
職位:マフィア、アルヴェールファミリーのボス
容姿:銀髪/かき上げヘア七三オールバック、横はツーブロック/スラッとしており着痩せするタイプ/鋭い切れ長の目で全体的に身体の色素が薄いためかアイスブルーの瞳/大抵目の下に隈ができている
性格:何事にも動じず淡々と仕事をこなす/組織内外に関わらず容赦がない判断を下す/集中しすぎると寝食を省く癖があり定期的に様子を見ないと気絶している時がある
好きな物:銃の手入れ/紅茶
嫌いな物:古参が持ってくる縁談(要らん、興味無い)/睡眠(前世での習慣の名残り)
備考:転生後、小さな町で生まれ育ち、その町がマフィア同士の抗争に巻き込まれ一人生き残る、その時目の前に現れたアルヴェールファミリー先代に対し幼いながらも既に前世の記憶を持っていたノアの臆することない態度を気に入り引き取られ跡継ぎとして育てられる。ノアが23歳の頃先代が亡くなり、遺言書もあり早くも正式にボスの座に就くこととなる。
アルヴェールファミリーの特色:対抗した敵の武器を回収し調べ尽くしており、マフィアの中では科学技術が最新鋭。共同研究室があるがボス個人専用でも研究室があり篭っていることもあるそうだ
アルヴェールファミリーの現状:世代交代をしたものの若造が指揮するという形のため潰される標的になりがち
(お待たせいたしました!
こちらのキャラ設定提示させていただきます!
修正点などありましたらご指摘くださいませ
背後会話だとわかりやすいように、こちら( )を使用しようと思っておりますので把握のほどよろしくお願いします!
ボスは情報屋くんに対して過保護で心配性ではありますが申し訳なさも同時に持っているので束縛というより俺の見えるところで元気な姿を見せてくれればいい。みたいな距離感かも…と思っているので外出は必ず連れていくけど割とファミリーの屋敷内では自由かと。でも危なくなったらもう飛んでいきます。
ご提案頂いた好みや苦手も考えてみましたがいかがでしょう?
私の作ったプロフィール読みにくかったら申し訳ないです…
情報屋くん楽しみにしてます!!)
9:
名無しさん [×]
2024-09-25 22:24:04
名前:グレイ・カーター
性別:男性 年齢:24 身長:173cm
職業:情報屋(マフィア加入後は諜報役希望)
容姿:猫毛の茶髪。鎖骨辺りまで伸びた髪を後ろの低い位置で1つに結い、前髪は毛先が目にかかるほど。目尻の跳ねたアーモンドアイに大きな翡翠色の瞳を持ち、表情の変化が分かりやすい。主な姿はラフな格好にスニーカー。
性格:飄々と明るく感情が顔に出やすい。考えるより体を動かすことが得意で理屈より直感を信じため無鉄砲に動くこともあるが、後の反省も行い成長速度が早い。一商人かつ1人で生き延びる術として狡賢さを持ちつつ、交渉外となれば優しく気丈夫。感覚的に動くことが多いため、記憶に無い前世由来の無意識の行動に理解が追いつかず違和感を覚えることがしばしば。
好きなもの:走ること,人の傍,青色(空の色など)
苦手・嫌悪:計算,煙草(前世の死因由来)
備考:孤児院から酒場の老夫婦に引き取られ幼い頃から手伝いをしていた。様々な客層の話を耳にしては雑談のネタに人へ話すようになり、ただ話したつもりが礼を言われて金銭を貰うことも。徐々に情報の価値に気付くようになり堅い商売は苦手だっため、両親が亡くなった後はその酒場を拠点に情報屋になった。稼ぎ目当てで不確定な情報を売ってしまうこともあるが、彼の伝達が1つの抗争を未然に防いだこともある。マフィアを相手にしても持ち前逃げ足の速さで何とか生き延び、個人の命を売るようなネタは決して売らない主義を貫いている。
(了解です、背後表記合わせます。
ボスのプロフィールも拝見しました。修正点等は特に無く、格好良いながら和む一面もあって素敵です…!! 希望の情報も記載してくださって、人柄がより分かって助かりました。ありがとうございます。
なるほど…情報屋が考えていたら結構活発な雰囲気になったので、程よく自由が与えられるくらいで安心しました。ボスが彼を心配してくれる分、彼もボスの身を気に掛けてやりたくなります。どうか体を大事に……。
こちらの設定へも、不備や質問等何かありましたらお伝えください!個人的に、手を取った(ボスの下へ所属した)後を想定した役職が可能なのかお聞きしたいです。)
10:
匿名さん [×]
2024-09-25 22:59:07
(ノアの合格点貰えて安心しました!
情報屋くんの方も設定ありがとうございます!
治安悪の中真っ直ぐで一人生きる術を学んで健気に生きてて強い子すぎる…早く暖かい場所で守らねば…とても素敵です、こちらも特に変更して欲しい点などはございません
役職については、やはり縦社会なのでノアもグレイくんが反感を買わぬよう最初は大きい役職は与えないと思うのでプロフィールにありました諜報員で一緒にノアの仕事にくっついて来させてゆくゆくは側近の諜報員とかもっと上の役職へ…みたいな感じなら全然OKだと思っております!)
11:
名無しさん [×]
2024-09-25 23:30:19
(ご確認ありがとうございます。こちらの設定も特に問題無さそうで良かったです。
初めは新米から…。かつて隣に立っていた相手へまずは後ろを着いて行くところからとなると、前世との違いに日々感じることも多くなりそうで楽しみです!
現状、キャラや世界観についてこちらから気になる点は以上になります。主様から何か決めておきたいことなどはございますか…?
また展開や也に関して主様自身の萌萎がありましたら教えていただけると幸いです。)
12:
匿名さん [×]
2024-09-25 23:58:50
(こちらも決めておくことは今のところございません
そうですね…萌萎についても大体萌なのでこれといって特になく、萎は展開任せきりやオウム返しのみで返されたり無ロルなどがありますがそこは全然心配していないので気にしなくても大丈夫です!
逆に萌萎あればお聞かせくださいませ!
併せてそろそろキャラを動かしていこうかと思うので、始まり方をどちらからした方が入りやすいですかね…?
ノアがグレイくんの騒ぎを聞きつけて歩み寄っていくところからか、グレイくんがマフィアに囲まれている部分から始めるか…
世界観に入り込めそうな方を選んでいただければと!)
13:
名無しさん [×]
2024-09-26 00:58:27
(とても嬉しいお言葉をいただけた気がしています…!お話をすり合わせるうちに少しでも信頼を築けたのなら幸いです。
こちらの萎も主様と同じなためお互い苦手意識がある分避けられるものだと感じていて、萌は重いものからほのぼのまで幅広く好きで楽しめます。あとは萌萎とは違うかもしれませんが、返信まで日数が空く際のご連絡や也の展開の相談等で背後が度々出てくると思うので、その点だけご了承いただけると助かります。
グレイが追い詰められたところから、こちらの出だしで初めさせていただきたいです!ただ、偶然出会ったりマフィア側が意図的に見つけ追い詰めたり考えが膨らんで迷ってしまって…。)
14:
匿名さん [×]
2024-09-26 18:52:06
(背後出てくるのは全然大丈夫です!
私もご相談などで出てくると思うので!
始まり方了解致しました!
ボス直々に出てくる騒ぎなので意図的がいいかなと…!
急襲仕掛けてきた敵の拷問したら情報屋からアルヴェールファミリーの情報聞いたと吐かせたから、ノアが考案した策戦で炙り出して追い詰めて…そしたらその正体が元相棒だった!とか…
もし、これがプロフィールにありました"個人の命を売る"に抵触してしまうなら、情報の使用用途を知らされず情報を渡した。とかどうでしょう?)
15:
グレイ・カーター [×]
2024-09-26 20:16:03
う、わ……ははっ、あー…こりゃまずい。(人気のない裏路地で、息を切らしつつ自身の前にそびえるコンクリート壁を見上げ呟く。普段なら柵やらパイプやら器用に登っては壁を乗り越えるのだが、周囲に使えそうなものは見当たらない。自分の記憶には確かにあってここからさらに逃げて行く手筈だったのだが、最近工事でもしたのだろうか。それとも彼らに違う所へ誘導されてしまったか…と後ろから迫る数名の革靴の音に目を遣った。自分の姿を見つけるやいなや追い掛けてきた彼ら、あのお堅い格好はきっとアルヴェール家の者だろう。だがあの家と取引した覚えなんて無く、誤解で命を狙われるなんてごめん蒙りたかった。) あの~…俺、貴方がたに何かご迷惑でも?最近なんて“新しい茶葉が仕入れられた”とか“深夜の港が明るかった”とか、そんな平和なネタしか出していないんですけど。(恐る恐る振り返るとその動きを不審に思われたのか、体が向く時には真っ黒な銃口が3つ4つこちらに向けられていた。走り続けて火照った体も流石に冷え、何も言われずとも反射のように両手を上げてから口を開く。命の危機に晒されてはいるが、悪さをした覚えはない。自分に非が無い自信があるからか、行き止まりの壁に背を凭れさせながら落ち着いた声色で彼らへ窺ってみて。)
(この様な出だしでいかがでしょうか?主様のご提案の後者の方を取り入れさせていただきました、素敵なご提案ありがとうございます。長さはこれくらいから短くなるときもあるので、ご承知いただけると幸いです。
背後についても安心しました。相談や質問等あれば都度、お互い話し合っていきましょう。改めてよろしくお願いいたします…!!)
16:
ノア・アルヴェール [×]
2024-09-26 23:55:15
"ボス、ヤツを見つけたとのことです。
もう少しであのポイントに追い詰められるそうです"
曇りなくしっかりと磨きあげられた黒の高級車が夜の景色を映し、あらゆる光を反射しながら走り抜ける。
車の後部座席で流れる景色を横目に眺めていると先程から電話を耳に当てていた助手席の部下が通話口を手で覆い只今決行中の策戦の状況報告が入る。
「そうか、俺が着くまでくれぐれも殺すなと念を押しておけ。あれだけ計算された急襲を仕掛けられるほどの情報を渡す人間だ、情報の入手経路を問いただしておきたい」
そう指示してからまた視線を外に戻すとこれまでの経緯を頭の中で整理する。
つい先月、ひとつの対抗ファミリーに急襲を仕掛けられた。その日はノアが大事な商談に赴く日で、知る者も限られた極秘のものだった。それにも関わらず的確にノアの乗る車のみを分断してから襲い、退路も絶たせるという緻密な計画。おかげで商談の話しは流れファミリーにとって痛手を負わされたのだ。しかし、それで泣き寝入りするようではマフィアの名が廃る。捕えた敵を拷問にかけたところ、この情報は情報屋から仕入れたのだと吐かせることができた。名前までは分からなかったが特徴・どの辺で落ち合ったのかなどの僅かな情報からノアは今夜の策戦を考案したのだ。
この後、どう損害を埋めるか頭を悩ませていると車がゆっくりと停車する。部下が後方の扉を開けてノアが降車した頃には、目の前には部下が一斉に頭を下げて道を開けていた。肩にかけたグレーのジャケットをはためかせて開けられた道を歩き、中折れハットを直しながら道の先にいる今夜のターゲットに徐々に近づいていく、銃口を向けられ萎縮している様子の人間。近づくにつれてその輪郭が見え始め、やがて鮮明になり、そしてその瞬間一瞬目眩のように目の前の男が遠い昔のある男と重なる。
ドクドクと心臓が暴れ始め、本当に今が現実か夢ではなかろうかと疑いそうになる。思わず足を止め改めて目の前の男をじっと見つめる。
間違いない…間違えるはずがない────
俺が過去、唯一背中を預けられそして…この手で終わらせた男
「グレイ……」
俺は、その名を呼んだ
(出だしありがとうございます!
こちらも今後文長の差が出てくるところがあるかもしれません。
また、読みにくかったり苦手な構文でしたらご指摘頂ければと…!
これにて一旦背後は消えますが、また何かあればご相談させて頂きますのでこちらこそ、これからどうぞお相手宜しくお願い致します!)
17:
グレイ・カーター [×]
2024-09-27 20:28:25
(問いかけに黒服たちが答えることは無く、依然拳銃を向けられたまま。だが発砲もせず、ただ拘束力を見せるだけだった。張り詰めた緊張感のみで場を抑えられるのは行き届いた統制力を持つアルヴェール家だからこそなせる技、なんてこの状況への心当たりは無いか彼らについて情報を整えるも出るのは些末なものばかり。暫く無言が続くと、重苦しい空気に耐えられず深いため息と共に項垂れてしまった。拘束であれば、この場を動かなければ多少の動きは許されるだろう。視界に映る糸の解れたスニーカーに重みを切って走り出してしまいたい気持ちが湧き、堪えるように靴底と砂利を擦る音を響かせた。)
……わざわざご足労いただいて名前も調べてもらえるなんて、新しいボスは随分と親身なようで。えっと…初めまして、“ノア・アルヴェール” さん? 俺、あなた方に何かしましたっけ。
(ふと、そこに長く伸びた黒服たちの影が入ってきた。どうやら路肩に停まった車のライトに照らされた影だったようで、顔を上げると自分とは縁遠そうな立派な車からまた相応の身なりの男が降りてくる。その姿に部下の態度を見れば彼がアルヴェール家のボスであることは一目瞭然。ボスまで出てくるとはどうやら相当な勘違いが起きているらしく、事の大きさを察し自然と背筋が伸びた。さてどう弁明しようか彼を見上げた矢先、普段客にも伝えない名前を真っ先に呼ばれ目を丸くした。名前まで知られている驚きはもちろん、初対面にも関わらず名を呼ばれることへの嫌悪が何故か感じられなかった。慣れない感覚を上手く処理できず、眼差しに動揺を悟られまいと視線を横へ流す。数秒遅れてしまったが違和感をぐっと呑み込めば、肩を竦めて彼へ冗談めかして。改めて彼へ目を合わせるともう調子を取り戻し口角を上げる。今後の縁になればと風の噂で耳にした名前を思い出し口にするも、こちらは特に心留まることは無く、話を自分のペースに持っていこうと隙を与えず投げかけた質問にすぐに流されてしまった。)
(文章の方、問題ございません。情景を思い浮かべながら読めてとても楽しいです!
こちらも一旦、背後はお暇させていただきます…!!(返信不要))
18:
ノア・アルヴェール [×]
2024-09-28 00:04:54
突然の衝撃で少しぼんやりとしてしまったが返ってきた声にハッとする。一度長く瞬きをして彼を今一度瞳に映しこれは現実なのだと脳に教え込む。まだ反応からは前世を覚えていないのか、覚えてはいるが知らないフリをしているのか判断が難しかった。
俺は目の前の男をどうするべきなのだろうか。過去どういう関係であろうと今はマフィアボスと情報屋。
今まで重要な選択を迫られたことは数多くあった、しかしその度に立場上必ず組織の利益になる方をとれ…とそう教わってきた。いや、染み付いていると言った方が正確だろう。その判断を揺るがすことはなかったのに…多くの部下を背負う中、俺は初めてそれを曲げようとしている。前世の記憶を取り戻してからどれだけ後悔したことだろう、あの選択は果たして彼にとって最善であったのか。恨まれていたとしても仕方ないのかもしれないと
ずっとその点だけが足枷のようについて回っていた。どうしても抜け出せなかった過去をもう一度やり直せるならという葛藤に今、正に終止符が打てるのではないかと組織より個人的な理由により判断を下そうとしているのだ。本来、組織の不利益となった人間には制裁として殺すべきなのだろう。だが、もう彼に関する選択を誤りたくはない。片手を上げて後方の銃の構えを解かせ敬意を表する様に帽子を脱ぐと胸の前へ置く
「ああ、手荒な招待をして悪かったグレイ・カーター。お前が彼に話した内容が実に興味深くて俺も話しがしたくなってな、だが居場所が分からなくて強引な手段をとってしまった
その事については謝罪しよう」
ノアが"お前が彼に話した"と話すタイミングで傍らにいた一人の部下が男が写った1枚の写真を彼に見せる。写真の男は拷問より聞き出した情報を取引し、受け取った男である。
「しかし、渡した情報は些か良くないものだ。これ以上嗅ぎまわれたくないからな
だから─────
お前のその能力を見込んで力を貸して欲しい。
俺と一緒に来ないか?グレイ」
この頼みは自己満足なのだろう、わかってはいる。だが、チャンスが欲しいと思った。今度はこの手で護りたいと…
どうか拒まないでほしい。
そう願いながら僅かに目を伏せて少し哀しげに片手を差し出した
19:
グレイ・カーター [×]
2024-09-28 17:39:39
話がしたくて?っはは、なら酒場に来てくれりゃ良かったのに。ま、殺される訳じゃないなら安心安心…それに、久しぶりに街中を走れて楽しかったしな。
(返答を窺おうと彼の表情を見遣るも、端正な顔立ちは変わることはなく考えは読み取れない。夜更けの空気も相まって冷ややかさを感じ身を強張らせていると、彼は口を開く前にゆっくり姿勢を正し、そのまま、まず謝罪の言葉が伝えられた。ただ話がしたかっただけ、という予想外の言葉に面食ってしまった。彼が計画とは全く違うことを言っているとは露知らず、名前まで掴めたのに酒場には辿り着けなかったことや話しかけるために誘導作戦まで練ってきたことに、堅い印象の新ボスに完全無欠ではない人間らしさを感じられた。そのまま話を続ける彼が1枚の男の映る写真を見せるとそちらへ視線を移す。写っていたのは数週間前から細かく市街の情報を求めてきた変わった取引をした奴で、薄々感じていた怪しさに男を見るや否や「あ…!」と指差し声を張りかける。だが今ここであいつの情報を言ったってどうしようもなく、それ以上はため息でごまかした。それに殺風景な場所に座らさせているような光景、きっと目の前にいる彼らが…いや、こんなことを考えるのはよそう。代わりに謝る彼の気が少しでも軽くなればと数十分前のことを思い出す。幼い頃から身体を動かすことが好きで、孤児院で大人の手を煩わせていたほど。だからだろうか、命の危機に晒されながらも全身を走りに集中させることができたあの時間までも自分にとっては楽しいと感じられた。)
なぁ、そんな顔しないでくれ。
って…あぁ、いや。良いぜ、お前のとこなら何だか楽しく過ごせそうだ。
(情報屋としての当たり強い態度もすっかり抜け再び思い出される高揚感に口元が緩む自分とは裏腹に、彼の表情は変わらず、むしろ暗く沈んでいくように見えた。冬の空のような冷たく澄んだ青の双眸が伏せられ、睫毛が被り光が遮られる。何だか見ているこっちまで胸が苦しくなり眉を下げていると、彼が力無く手を差し出してきて、その誘いに困惑している間に名前を呼ばれた。瞬間、心臓が一際強く脈打った。顔つきに手のひら、声色。そのどれもに懐かしさが湧いて、それまで冷たい印象だった彼に暖かさを感じたからだ。この手を取るとマフィアへの抜擢、つまりはこれまでより重く厳しい道を行くことになるかもしれない。けれどその迷いが現れたのは一瞬、気づけばその温もりを求めるように空いた手のひらへすぐに己の手を重ねていた。それに初対面の彼の何を知っている訳でも無いが、何となく、彼の悲しい顔を見たくないと願い手を取ってやりたくなった。そうしてまず口を衝いて出たのは上記の言葉。どうしてその言葉を選んだのかもそう思ったのかも分からず、我に返ると朗らかな笑みを崩し慌てた様子で。けれど、一度重ねた手のひらを離すことはなかった。返す言葉も思い付かないまま掴んでしまったが、ここは己の直感を信じようと思う。彼から感じた暖かさに、自分なら彼のためになれるという自信。なぜそう感じたか得体が知れないのであれば、それを引き起こさせた彼のもとで知っていけば良い。困惑を拭い心の中で決意を固めると重ねていた手を力ませ、期待も込めて彼の手を握った。)
20:
ノア・アルヴェール [×]
2024-09-28 22:00:04
思ったより自分の手が冷えていたとわかったのは手を取ってくれた彼の手がとても暖かかったからだ。緊張、したのだ。拒まれることが怖い…などと人間らしい感情が彼のおかげで戻ってくる。前世の頃もそうだ、俺に人としての感情を思い出させてくれる。
「本当にお前は相変わらずだ…」
そう思わず懐かしそうに微笑んで小さく言葉をもらす
迷うことなくこの手を掴んでくれたこと、そして…再び彼の温もりを掴めたことにとんでもない安心感を覚えた。その瞬間、胸の奥にずっとあった痛みがほんの少しだけ和らいだ気がする。
存外力強く掴まれる手を決意を新たに大切に包むように優しく握り返して口角を僅かに上げたまま久しく喜びを表情で表し
「ありがとう、歓迎しよう。
ではアルヴェールの屋敷へ案内する。そこで今後のことを話させてもらおう、着いてきてくれ」
そう言って、手を離すと再び片手を上げて総員撤退の合図を送れば部下は従順に我が屋敷へ帰っていく。それに続いて彼を自分が乗っていた車へと着いてくるよう伝えてから先に歩き出した
(早い登場ですが背後です
屋敷に着くまで飛ばしてしまおうかとも思ったのですが、いきなりすっ飛ばされるの嫌かな…と思ったので一度区切ってご相談させていただくことにしました!
もし、ここで区切って書きにくいようでしたら続き投稿させて頂きますので教えていただけると助かります!)
21:
グレイ・カーター [×]
2024-09-28 23:08:49
よろしくな、ノアさん。
(自身が手を握って和らいだ彼の表情に安堵のため息が漏れる。瞳に再び光が灯りたった口元が動いただけだが、充分彼が喜んでいることが自分には伝わった。彼を笑わせられたことが嬉しく、くしゃりと目を細めた笑みを浮かべては改めて招待を受け入れた。握り返された手がすっかり暖かかったためか彼の手が離れてもなお温もりは残っており、黒服に続いて車へ歩み出す彼の背を眺めつつ服のポケットへ手を入れると数回、手のひらを伸ばしたり握り直したり。感覚を思い出し、噛み締めていた。この直感のみで行く選択をし、未だあの統率の中に自分が混ざっている姿が想像できていない。生活がどう変わるかも分からないが、初めてだらけになることは確かだろう。色々、知り行くことができるという訳だ。そう思うと不安よりも楽しみの方が勝った。「…行くか。」と浮ついた声を漏らすと地面を軽く擦り、空いた彼との距離を埋めようと駆け出した。)
(お気遣いありがとうございます、一言お伝えいただけるの助かります…!! 返答のロルを添えさせていただいたのですが、こちらでシーンを締めてお屋敷到着からの描写に移っていただいて大丈夫です。
ちなみに、到着後は何か描写したいシーンなどのご希望はございますか…?勝手ながら何となく、時間帯が深夜ということで就寝まで描写するのかなぁと考えてはいるのですが…。)
22:
ノア・アルヴェール [×]
2024-09-29 20:02:44
人通りの少ない郊外まで行くと何台もの黒車が門扉を潜って内庭を走っていく。門扉を潜れば遠くからでもよく見える白を基調とした大きな屋敷が全容をあらわした。
車が停車し、屋敷に入ればエントランスではまた黒服が道を作って整列しておりノアを見るなり"お疲れ様です"と一礼し迎え入れられる。
「ああ、ご苦労だった。皆今日は休んでくれ」
と労いの言葉をかけるとグレイを一度見て
「お前はそのまま俺に着いてきてくれ」
と伝えてから彼を連れて正面の階段を登って、三階の一番奥の部屋へ歩みを進める。両開きの自室の扉を開けて彼を招き入れるとデスクの中から雪の結晶が彫られた金色の紋章を取り出し彼へと差し出し
「アルヴェールの一員であることを証明する紋章だ。持っていてくれ、他に必要なものは明日渡すからもう休め
あと…休む場所も突然だから用意していないから、俺の寝室を使ってくれて構わない。あまり使っていないからな」
必要事項を述べた後、部屋の奥の扉の先が寝室だと視線だけで示してから暫しの沈黙。そして、己の中でハッキリさせておきたいこと…彼が前世を覚えているのかどうかを聞いておこうと意を決するとゆっくり口を開き、彼の反応から読み取るため表情を注視して
「ひとつ…聞きたいことがある。
お前は、俺を……恨んでいるか?」
(承知致しました!続行文ありがとうございます!またこういった場面転換で困ってしまったらお伺いいたしますね!
到着後、特にイベントは思いついておらず次の日に行っても大丈夫かなと思っておりました!
こちらも現在時間帯深夜のつもりでしたので就寝描写あっても構いません!
もし、描写やるようでしたら慣れないベッドに寝つきづらくて起きたら寝ずに根詰めてうつらうつらしてるノアを見つけて、また少し過去を思い出す。とかどうでしょう?)
23:
グレイ・カーター [×]
2024-09-29 22:13:41
(後部座席の車窓から流れていく景色を眺め、環境が変わることを実感する。落ち着かせるようにゆっくり息を吐いて瞼を閉じ、そのまま過ごしていると暫くして車が停まった。揺れを感じ目を開くと、風景から浮いた真っ白の屋敷に玄関口に並ぶ黒服たちと贅沢な光景が広がっていた。だが、彼等にとっては当たり前の光景なのだろう。淡々と指示をするノアに、必死に着いていこう返事をした声は驚きを抑えたぎこちないものだった。中に入ると内装も豪華で、彼の背を追いつつ目は泳いでしまった。彼が足を止めると背中越しに前方の様子を覗いてみる。他とは違い両開き、重厚な作りの扉にこの先がボスの部屋であることが察せられた。初日から自分が招かれて良い場所なのか心配を他所に、彼はこちらへ何かを差し出して。咄嗟に手を出しそれを受け止め、見かけの小ささに対し重みがあることに驚くも落ち着くとまじまじとそれを眺める。枝分かれした雪の結晶を描いた繊細な彫刻、照明へ傾けるとちょうど反射で輝きまるで本物の雪のよう。美術品とは縁遠い生活を送ってきたが、それでもこの紋章が価値のあるものだと理解できた。)
えぇっと……いいや?そりゃあ追い掛けられたことは驚いたけど、そんなに気にするほどじゃない。
それとも、“俺に恨まれるようなこと” に何か心当たりでもあるのか?
(正式にアルヴェール家に迎えられた重大さを紋章の重みから感じ、優しく手で包むとポケットへ入れひとまずしまった。それをしながら彼の話を耳に入れ、この豪華な部屋のベッドを使えることに少し心が浮かれる。さぞ寝心地の良いものなのだろうと想像するも、一瞬彼の言葉に引っかかった。てっきりベッドが他にもあると思ったが、そもそも使わない?ならお前はどこで寝るんだと尋ねようとしたところで、先に質問が投げかけられた。的を得ない質問に反応が遅れ数回瞬きをする。ただ返答を待つにしては真剣な眼差しに戸惑い、唯一心当たりがあるつい先程のことを思い返すが彼の求めている答えを出せた心地はしない。こういう時はいっそのこと本人から聞き出してしまったほうが早い。そう思うと首を傾げ、何を知っているのかと興味の篭った眼差しで目線を返した。)
(了解です。お気軽にお声掛けください!
良い展開ですね…!!グレイもノアさんの元で再び違和感を覚えて、彼へさらに興味を持つきっかけになるかと思います。
それに背後の私欲にはなってしまいますが、キャラが弱っている描写が好きで…良ければ就寝後まで描写をお付き合いいただけると嬉しいです。)
24:
ノア・アルヴェール [×]
2024-09-30 22:04:29
呆気にとられたような瞼の開き方、逡巡したであろう脳から言葉へと変換する時間。いの一番に聞いたのは先ほどの手荒な歓迎について…この分だといったいなんの事だと本気で思っている。前世の記憶は持っていないと断定して良さそうだとノアは一通りの観察で判断すると少々安堵した。正直、あんな記憶は持ち合わせていない方がいい。特に彼のような真っ直ぐな人間は過去に囚われることなく周囲の希望となるべきだと、そう個人的に思っている。
だが、過去の経験からそういう彼から向けられる興味津々といった視線で今にも根掘り葉掘り問い詰められそうな雰囲気に、これは下手に口を開けば面倒くさい流れだと勘づくと表情ひとつ崩さず首を横に振り
「いや、あの策を考えたのは俺だからな
歓迎の仕方を間違えた粗雑なボスの下に就くのは寝首を掻くためかと思っただけだ」
ジョークかそうでは無いのか…ノアの性格上よく分からないことを返して
「引き止めて悪かった。………おやすみ」
と彼を寝室へ送り出す言葉を告げて自分はデスクでの事務作業へと向かった
(なるほどなるほど!了解です!
ではノア四徹くらいさせて、うつらうつらしてる間は完全に昔のグレイくんに向けるような態度にしちゃおうかな……
あと、ご相談中はストーリー中心でお話したので出さなかったのですが募集ではBLでっていうのを記載してありまして、もしよろしければ前世は恋仲だった。というのを練り込んでも大丈夫でしょうか?もし、嫌だな…ってことでしたら後出しした私の落ち度ですので流してください!!全然恋愛要素なくても楽しいストーリーだと思ってるので!)
25:
匿名さん [×]
2024-09-30 23:17:00
そんなこと微塵も考えてなかったな…。大丈夫、ノアさんを恨むことなんて何も無いよ。
(彼が何を話すか期待していたものの、出されたのは反応に困る話で。己の命を引き合いに出すなんて冗談にしては重く、声色も表情も堅いままで何とも笑い飛ばしにくい。薄々気付いてきたが、このボスは時々言葉が足りないところがある。口の回る自分とは真逆なことに苦笑を浮かべては、改めて彼の問い掛けへ否定を示した。彼の抱える不安が己の言葉で和らげば良いのだが…そもそも本当に抱えているかも分からないが、はっきり明言しておいて損は無いと思った。これで話が終わりだと分かれば疲れを発散させるように大きく伸びをし、「おやすみなさい、」とこちらも言葉を返す。久しぶりに交わした言葉に両親と過ごしていた頃が過り、懐かしく機嫌を良くし。一方、彼はやはり寝ずにそのまま起きて仕事を続けるようで心配もあり、背中を見つめてしまう。だが自分はボスの仕事に口を出せる立場ではないだろう、言葉を呑み込み気にすることがないよう寝室の扉を閉じた。)
(了解です!楽しみ…ノアさんの雰囲気の違いにグレイも勘が良いため気付けそうです。
BL要素については全然問題無く、むしろ好きな要素です。募集のときも男性を募集されていたからこそお声掛けさせていただいたので…!!)
26:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-01 21:14:26
寝室の扉が閉まる音を確認してから、隣の部屋に人がいるとはいえ一人の空間に少なからず気が緩み、椅子の背もたれに深く身を預け小さく息をつく。
てっきりいつも通り裏で糸を引き陥れようとしてくる連中から情報を引き出し、用済みとなれば葬り、手に入れた情報からまた情報源を探り…と、そういう根源探しのループが待っているだけだと思っていた。しかし、今回は予想外の人物と出会い、明日改めて聞く必要はあるが出会った頃の反応からは狙ってアルヴェールの情報を渡したわけではなさそうだった。これが、彼と情報を取り引きした男をトカゲの尻尾切りとしてこちらを撹乱したかったのか…それともフェイクを入れることにより情報の繋がりを消したかったのか…現時点ではわからないが、確かに振り出しに戻らされたな。と今度は億劫そうに息をついた。
またこの件は考え直すとして、とりあえずこの思考を一旦止めて、事務仕事を…デスク横には確認・承認待ちの書類が山積みでそれに手を伸ばそうとした時、ふいに視界が歪んだ。ぼやけて、暗転しかけて戻る。目頭を抑えつつそういえば長めの休息時間をとっていないことを思い出した。一日15分目を閉じるのみの休息、ノアにとっての睡眠。これは前世の癖だった。だが、それもいつしか人間であるならば限界がやってくる。4日ほど寝ていなければ流石のノアの身体も限界らしい
そういえば、この癖をよく彼に怒られていたっけ…
そんなことを思いながらこくり、こくりと夢と現実の狭間を彷徨っていると肘が当たったらしく積まれていた書類がバサバサと床に落ち、印鑑が机の上を転がり音を立てて落ちたがそれすらも今のノアには完全に覚醒させられるほどの音にはならなかった
(ありがとうございます!
正直、物語を考えているだけで楽しかったので恋愛関係完全にすっぽ抜けてたんですよね…
募集主あるまじきですが(笑)
忘れてしまっていてもまた恋しちゃうとかめちゃくちゃ好きですし、恋愛関係というか人間らしい感情薄いノアに恋愛教えたグレイくんっていうシチュエーション考えたら無限の可能性を感じてもはや推しcpになりそうです!)
27:
グレイ・カーター [×]
2024-10-01 22:29:56
(彼に挨拶をし、寝室に一人になった後。ずっとマフィアのボスと会話をしていたことを段々と理解し始め、無意識でも感じていた緊張を解すように深く息を吐いた。大きく伸びをすると走り続けていた脚が重たく感じ、彼の会話を整理する余裕も無くベッドへと身を投じる。大きく、ふかふか。勢い良く横になったため少し身体が跳ねた後、ゆっくりとスプリングが縮み身が沈んでく。拠点である酒場にもベッドはあったものの、こんなに柔らかい感触ではなかった。質の良さに抗うことなく、次第に瞼が重たくなっていくのを感じれば布団に潜って改めて寝やすい姿勢を探った。)
__ノアさん。…ノアさん?
うわぁ…なぁ、やっぱり寝たほうが良いんじゃないか。
(もぞりと布団の中で身を動かして何となくしっくり来なくて反対方向へ寝返る、数十分後、また何となくしっくり来なくて…を何回繰り返しただろう。初めは沈み込みのあるベッドに贅沢さを感じ気を良くしたものの、ゆっくり身体が落ちていく感覚に慣れず寝付けそうで寝付けない。“高級”なんて自分には似合わないと言われているような気がして一人で悲しさを覚えてしまった。諦めてベッドから出て際に腰を掛けると、少し悩んだ後立ち上がって寝室の扉を開けて。彼の気遣いを無碍にするようで申し訳無く、眉尻を下げて名前を呼ぶも返答は無い。扉をしっかり開け様子を見れば、机から書類が溢れるように広がり、彼の背は項垂れていた。後ろ姿を見ただけでも眠気に負けた様子が伝わり、起きてしまった事態に気付けていないことに哀れみの声を漏らすもそれすらも聞こえていないだろう。ボスが見るような書類を無遠慮に漁ることはしない。うっかり紙面を見ないよう避けつつ彼の傍へ寄れば、これもまた聞こえていないだろうと先程は憚って言わなかった心配を口にし、軽く彼の肩を揺すって起こそうと試みて。)
(恋愛が先というより、物語があってこそ恋愛や恋仲であることがより楽しめるようになると言いますか…。物語にまず熱が入るお気持ちもよく分かります。
教えた側が覚えていないの、悲しくて大好きです…!!長い年月隣にいたからこそしっかり伝えて受け取ることができたと思いますし、最期も大好きな人に看取られたいって思えるようになったのかなぁ…想像が膨らんでしまいますね!)
28:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-02 22:28:42
ぼんやりとした心地の中、身体を揺すられている感覚を拾う。身体ひとつ動かすのがやたらと重くて聞こえる言葉もはっきりせず、目を開けても目の前に霧がかかっているように白くボヤけている。通常なら触れられる前に飛び起きてしまうのだが、そうならない気配が唯一…ある。ただ声の聞こえる方へとゆっくりとした動きで顔を上げるも頭が全く動いていなくて目の前にいるのが誰なのかも正常に判断できていないのだが、その判断を己の記憶が、彼の放つ気配が自動的に補填していくせいで今のノアには、かつてバディであった"彼"が戦地の前線基地で寝ずに見張りをするノアを叱りに来た。そんな光景として映し出されていた
ぼんやりとしたまま彼の顔を見上げる。寝なさ過ぎによるものか、はたまた隣にいて心地よいと思える相手との距離が近いからだろうか、目尻がふわりと紅づき自然に口元が緩み、小さな欠伸をひとつこぼして
「ふ…ぁ…また、来たのか…心配しすぎだぐれい、俺はだいじょうぶ…少し目を閉じただけで俺には充分だと、言っているだろう」
謀略が渦巻く世界にいるとどうしても寝る間を惜しんでしまう。無防備な時間をどこで、誰が何を企み起こすかもわからない。
国のため命を賭す者として何だってしよう。俺はその覚悟は人一倍強かったのだろう。そんな近づきにくい存在である俺を一人の人間として接し、隠しがちな限界を表に引きずり出して隣に立ち支えてくれる。
そんなことが続くから、すっかり染み付いてしまっているのだ
ダメなんだ…もう瞼が重くて、考えるのも疲れて、傍にいて欲しくて…でもそれを表現する方法も慣れていない。だから、今のノアの精一杯…肩に置かれる彼の袖をきゅっと握り、恥ずかしそうに視線を僅か下に逸らし
「それでも心配なら……隣に、いて…くれ……
お前の傍なら……俺は、ねむ、れる…」
(共感頂けてめちゃくちゃ嬉しいです!
これから恋愛も絡まってどうストーリーが転がっていくのかますます楽しみになりました!
想像といえば、こちら過去のこと結構勝手に作り上げているのですが勝手すぎたらちゃんと叱ってくださいね!!
もし、グレイくんが過去の片鱗を思い出したりするときにはお好きに作って頂いてこちらは全く問題ありませんので!
もちろん、ご相談でもOKです!)
29:
グレイ・カーター [×]
2024-10-03 00:38:33
ほらベッドに…、………“また”って…起こしに来たばかりだし、人違いだろ。
(彼が徐ろに体を動かしたことに気付くと手を止め、安堵のため息をつく。起きないまま放置はしたくないとは思ったが、このまま隣で起こし続けるのも自分の疲れを考えると難しい。限界的な疲労を抱えた彼を見捨てずに済むと安心するとベッドへ促そうと声をかけた。けれど言い切る前に顔を上げた彼の表情への驚きが先行し、思わず言葉が詰まった。目が合った彼は先程までの冷たくお堅い様子とは大分変わり、心做しか切れ長の目が眠気に蕩け垂れているように見える。柔らかい声色に間の抜けた話し方、自分の前だというのに酷く気が抜けているらしい。言葉を聞けば夢の中の人物と今声を掛けている自分を間違えていると分かるが、彼の瞳は明らかに自分を捉えている。自分と重ねている他人への言葉が自ずと自分への言葉のように思え、彼がどうして自分にこんな一面を見せてくれるのか呑み込めなかった。彼に伝えることを建前に“人違いだ” と自分に言い聞かせ、動揺を見過ごそうとし。)
…あぁ、ずっと傍にいる。だからゆっくりおやすみ、ノア。
(得体の知れなさに戸惑い手を離そうとするも、彼が漏らした願望を聞くとぴたりと動きを止める。袖に皺が寄りどうにか自分を_自分に重ねている相手を引き留めようとしていることが伝わり、それを無視して振り払うことができなかった。今晩出会ったばかりだが、彼が部下の黒服相手に気を緩める光景は想像できず、他の人間関係があったとしてもマフィアのボスとして振る舞っているはず。この様子は夢の中の相手だからこそ見せるものだろう。自分はその相手ではないけれど、彼が唯一見せる精一杯の我儘に今応えられるのは自分しかいない。自分の存在や熱を伝えるように手のひらを改めて肩へ置き、思考を巡らせる。騙すようで申し訳ないが相手はなんて返すのだろうと考え、脳裏を過ぎった言葉を紡いだ。それらはやけに口馴染みが良く、“ノア”と呼び捨てたのもしっくりきた。これまでも取引相手を呼び捨てにすることはあり縦社会に慣れていないからだと思うが、言いやすさだけでなく何かを特別なような暖かさも感じられる。確かめるようにまた呼ぼうと息を吸うと、今度は自分が眠気に耐えられず欠伸が出て。元々彼の元まで来た理由を思い出し、彼の座る椅子の隣で机に背を凭れさせて座り込む。硬いが、これくらいの方が慣れている。それに手は離れてしまうが、傍にはいられる。最後に彼の様子を見遣ってから、フードを被り視界を暗くして再び眠りについた。)
(お気遣いありがとうございます。プロフィールに前世のことを書き忘れてしまっていたので、一任させていただけることに安心しました。ノアさんから語られる前世についてもどれも問題無く、グレイと唯一無二の関係を築けていたことが伝わってロルを読む度に楽しませていただいております!
迷った際はご相談させていただきます…こちらも何かあればお気軽に背後へお声掛けください!!
ざっくりにはなりますが、前世のグレイはノアさんを「ノア」と呼んで、近距離戦や武術が得意。銃が得意なノアさんに背中を託して前へ走り抜けて行く戦い方で相性抜群。だと良いなぁと考えておりまして、ノアさんと合うでしょうか…?後出しとなりすみません。性格や口調は今も前世も変わらず、明るく健気なままです!
それとロルの方、就寝まで描写してくださってありがとうございました。次の日に移すも、夜中のままご返信されるもご自由に…!!)
30:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-04 00:22:49
日が昇り始める時間帯、朝を告げる小鳥の鳴き声が耳に届く。目を開けると視界はデスクの上がすぐそこにあって、重ねてあったはずの書類が雪崩を起こしている。
朝…なのか?……
最後に見たのと違う景色に夜の記憶を必死に思い出そうとしたが全く思い出せない。いつの間にか寝落ちしてしまったようだ
しかし、久しく夜にまとまった時間きっちり眠り、朝日と共に起床するなどいつぶりだろう。あまり見ることのない風景に驚いて、突っ伏した状態を起こして固まった身体を上に伸ばしていると横に気配を感じてまた一瞬驚いてしまった。なぜ、彼がこんな所で寝ているのか…様々なところで疑問符が飛び回る中、懐かしい光景の夢を見て、ぐっすり眠れたのはきっと彼がいてくれたからなのだろうとそこだけは納得がいく
「ふ…お前はやはり凄いな」
と彼と再会したことで彼によってもたらされる現象に暖かいものを感じながら小さく呟いた。
さて、場所はともかく寝ているのを起こすのも憚られたため、ゆっくり立ち上がって落ちた書類や印鑑を拾い集めて、一旦シャワーと朝の身支度をさっと整えて再び席につくと、眠ったおかげでクリアな頭で書類内容を仕分けながらチェックやサインなどを行いつつ頭の中では今後の戦略を組み直していく。
確かに昨夜の情報の繋がりを遮断し、更に追われるのを防ぐ策は見事だ。だが、それは結局時間稼ぎに過ぎず、こちらには今彼らと取り引きしたグレイがいる。グレイが取り引き相手のバックのことを知らなかったとしてもアルヴェールファミリーを一度追い込むほどの情報収集能力を持つ彼ならば一矢報い、ひとつ敵対組織を潰せるかもしれない。敵もまさかファミリーの不利益となる情報を売った人間を引き入れたなど思いもしないだろうから、これはいい反撃材料になりそうだ
彼が起きたら、今後の彼の配属先…取り引きのこと、様々なことを話し合わなくては。彼とまた共に同じ道を歩めることを嬉しく思いながらスラスラと万年筆を動かした
(前世グレイくん異論挟む余地無しです!!
私も性格や戦法などバディならではの対になる様な感じを想像しておりましたので!
記憶がなくとも昔と変わらないからこそ同じ結末を辿らせたくなくて護りたくなってしまいますね…
就寝までの描写 好きに書きすぎてご期待に添えたかどうか今更ながらに不安になりつつありましたが…(笑) また定期でノアの寝かしつけイベント入れてもいいかもですね~なんて思ったりしてました!
今回は翌日まで飛ばさせて頂きすね!
もし、起こした方が続けやすければ書き直しますのでお気軽にお申し付けください!)
31:
グレイ・カーター [×]
2024-10-04 20:51:47
おはよう、ノア…さん。
(眠気の重みに従うままゆっくりと意識を落としていく。途中遠くで懐かしい声に呼ばれた気がしたが、その声を拾いに行く気力はない。夢を見る間もなく深く眠り、次に目を開いたのは自然と体に染み付いている起床時間だった。顔を俯かせたまま数回瞬きをすればもう眠気は無く、状況を整理し昨日からの出来事をなぞる。自分にとって丁度良かったことに加え彼を心配しここで寝たことも思い出すと、改めて彼の様子を確認しようとゆっくり見上げた。何やら事務作業に集中している様子で、瞼もしっかり開かれている。やはりいくらマフィアのボスであっても睡魔に襲われながら作業するよりしっかり寝たほうが良い、充分に回復できたようで安心した。座って彼を見遣ったまま声を掛ければ、名前へ取って付けた敬称にやはり呼び捨ての方が言いやすいと実感した。)
悪いな、せっかくベッドを譲ってもらったのに。俺には良いものは合わなかったみたいで……部屋に戻ったほうが良いか。
(目を覚ましたのならいつまでも座り込んではいられない。立ち上がり彼の傍に立つと、被っていたフードを払いながら昨晩は伝えられなかった謝罪を改めて伝える。一応理由も添えるのだが、改めて口にすると一人で感じた虚しさを思い出す。けれど自分のこれまでの生活を見返せば納得のことで、話していて笑いが溢れるくらいにはもう気にしていなかった。目に掛かる髪も整え直せば視界は明瞭になり、机の下からでは分からなかった作業の様子が確認できた。情報屋の勘の良さが効き、彼越しに映る書類の単語のいくつかを拾うだけでもそれが何らかの計画書であることが察せられる。本来であれば昨日進めるはずだった、床に散らばっていたものだろう。入ったばかりの自分が知るべきではない。昨晩同様にそう判断し、視線を外し寝室の方へと向けた。)
(前世の認識、齟齬が無いようで良かったです!
とても楽しめました!グレイなら喜んで寝かしつけますね。
時間の調整もありがとうございます。主様もご希望等ありましたら何時でもお伝えください…!!
引き続きよろしくお願いいたします(蹴可能))
32:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-05 20:10:07
ボスとしての職務に集中力を注いでいると隣で動く気配がした。まだ今の彼との関係は築けていないだろうから最初はそれに気がつかないフリをして彼から声をかけられてからそちらに目を向け「ああ、おはよう」とやっと返事をする。しかしまたなぜこんなところで寝ていたのかと訪ねようとしたところで丁度本人の口から告げられる理由に、心の中で深く共感した。なんせノアもここに連れてこられた時、同じように慣れぬベッドの感触と元々眠らない癖に拍車がかかり、様子を見に来てくれた先代に相当心配されたものだ。首を僅かに横に振り、そんなこと気にしていないと表して部屋へ戻ろうとする彼を引き止める。
「俺も最初は慣れなかったからな、謝る必要はない。寧ろ初日だというのに用意不足だったこちらが謝るほうだろう
ああいや、グレイ。ここにいてくれて構わない。さっそくだがお前にアルヴェールでの配属先と確認したいことが幾つかある」
そう言なり書き終えた書類のひとつを彼へ差し出す。書類には
『グレイ・カーター
この度ノア・アルヴェールは
アルヴェールの一員と認め、本日より諜報員として迎え入れることをここに証明する。』
そう書かれ、最後にノアのサインが入った正式な入隊許可証である。
それを渡してから先ほどから必死に視界から外そうとしているデスクの上を一瞥してから、特段隠すことでもないので気にするなと伝えようと話しを書類に移す
「それと…見えていただろう?この書類は元々遂行する予定だった策戦にお前を加えて考え直したものだ。後々関わることだから見ても構わない
そしてこれを作り上げるために聞きたいことがあってな…取り引きした情報についてだ。何を調べさせられた?」
限られた人間しか知るはずのないノアが赴く商談、向かう車はどれに乗っているのか、どのルートで向かうのか、もしものための避難退路。これを抑えるための情報など一体何を手がかりに練られたのか推理するための質問をし
(ありがとうございます!
もし、何か思いつけばご相談させていただきますね!
もし、渡した情報などご相談必要でしたら遠慮なく…!
思いついているものあればお好きに作っていただいて大丈夫なので!
ご返信なくても大丈夫です!)
33:
グレイ・カーター [×]
2024-10-07 21:21:38
ここ最近で外商をしていない組織は無いかを聞かれたな。…街の様子から動きの少ない組織を探して、製薬会社の1つが目について。
“新薬開発”なんて話も聞いたしデカい取引に備えているんじゃないかって伝えたら、その取引の日時や場所も知りたいって。
(かけ離れている存在だと思っていた相手が同じ経験をしたことに驚きつつ、昨日に続きまた謝意を引き出してしまったことを気に掛ける。度々の気遣いに人の良さを感じられ気を緩めていると手元に書類が差し出された。所属を証明してくれる、仲間であると示してくれる言葉が嬉しく、文章をなぞってはその事実を噛み締めた。諜報員というのも情報屋としての能力を充分に発揮できそうで期待が膨らむ。促されれば改めて机にある書類を見遣る。そこでようやくアルヴェール家が自分をいきなり襲った理由を知り、自分が渡した情報が男の所属するマフィアに利用されたことに気付いた。求める情報も貰う金額も少ないながら長く客として酒場を訪れ貴重な常連になりつつあったのだが、今思えばそれらは自分の警戒を解き怪しまれないようにするものだったのだろう。不用意に信じていた自身に呆れ「残念だなぁ…。」と乾いた笑みを漏らす。さて、情報屋なら守秘義務として取引の仔細は話さないのだが、今はもうアルヴェール家の諜報員だ。数秒、どこから話そうか言葉を纏めるのに黙り込むと事の始めから思い出しながら告げた。)
ただ、その取引相手がアルヴェール家だとは知らなかった。
…マフィアについて調べるなら、俺よりも自分達のほうが得意なんじゃないか。“諜報員”って他のところにもいるだろうし。
(写真の男と交わした会話を振り返るも“アルヴェール”という名前は聞いた覚えがない。だからこそ自分の情報でボスが狙われていたことに気付かなかった。恐らくそれが彼らの狙いだ。商談を襲われる痛さも、ボスが出てくる機会も同業者なら理解できるもののはず。その分この件について自分が関与していない点も多く、聞かれた情報は伝えたが役に立てている気がしなかった。自分がもっと聞いていれば、ここで話せることも増えたのだろうか。不甲斐無さに申し訳無くなるも、ここで謝罪を口にするより行動に移したほうが性に合う。「なぁ、何か俺にできることがあったら言ってほしい。」ただこの場で知っていることのみを伝えるより、自ら動いて役に立ちたいと思うと言葉が溢れ、指示を待つようにじっと彼の目を見詰めた。)
34:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-09 23:24:59
新薬開発…その言葉が出てきたとき彼の情報屋としてのレベルが高いことを確信する。彼の集めた情報、そしてそこから導き出された見立ては間違っていない。
確かに取り引き内容はその製薬会社が持つ薬の調合方法の買い取りと継続的な薬、救急道具の開発と供給だ。これにより、ファミリー内での科学的技術効率アップと施設・備蓄を整えておくことで病院ではなくファミリーの屋敷内で手術含めたあらゆる怪我にも対応できるようにするためだ。現在のマフィア界の力関係をすぐにでも大きく揺るがすという取り引きではないが、科学に力を入れているという我がファミリーの形態を鑑みて長い目で見れば後々に戦略幅を増やし、怪我人の外部への搬出を抑えることによって戦力低下を外部に露呈することを減少させられるだろうという見立てあっての取り引きだ。他にもこの取り引きする製薬会社への新薬開発のための援助資金が多大だからというのも理由にある。この金の動きは製薬会社を危険に晒す可能性が大きいため、細心の注意を払っていたのだが……
まさか、その慎重さが仇となったとは…
情報が他に漏れたとわかった今、あの製薬会社は関係を切りたがっているだろう。マフィアの争いの中心など御免だろうからな
どうやら俺もまだまだ甘いようだ。そう反省せざるを得ない
彼の経緯を聞きながらメモとして新たな紙にペンを走らせると同時に策に組み込めないか頭の中で整理していると、彼からマフィアのことはマフィアが調べればいいのでは?という質問に書き終えたペン先をトン、と一度軽く紙の上で叩いてから
「いや、マフィアは敵に情報が渡ることを恐れている。だから同業者用の防衛線は張っているが全くの別視点からだと弱いところがあるからな…案外、別視点から攻めた方が情報を手に入れやすいこともある。お前が社会の些細な動きを見極めたようにな」
そして続け様に彼から意欲的な申し出
やってほしいことなら、もちろんある。
彼の話しを聞いて、ひとまずの目的は立てられた。まずは情報を得たマフィアが何処なのか…そして目的だ。敵の最終目的は俺を殺しアルヴェールを壊滅させることではあると思うが、今回の策は情報を受け取った男を切るところまで計画の内だったようにも感じ、どうも裏があるように思う。最初から壊滅を狙うのならば後始末までのことはもっと杜撰になりそうなものだ。
謎が多いが彼ならばマフィア育ちの諜報員ではできない、違う情報収集方法を使い新たな手がかりを掴めると期待している。そう思考を一区切りさせてデスクに備え付けられた内線電話をとると情報部署へ繋いで"今、俺の部屋にいる者は新たな諜報員だ。任務も伝えているから案内してやってくれ。ただ、彼のやりたいようにやらせてやってくれ、以上だ"と要件を手短に伝えてから通話を終えて
「諜報員メンバーのリーダーを任せている人間を呼んだ。そいつに屋敷と仕事部屋となる情報課を案内してもらってくれ
そして……これがお前に任せたい仕事だ。先の電話で聞こえたと思うが好きに動いてくれて構わない。もちろん、俺も相談にのろう。いつでも部屋を尋ねてくれ」
これ、と差し出した一通の封筒。
内容は
『グレイに情報を依頼した敵の正体と目的について知りたい。俺の動きを知り、情報を受け取った男をトカゲの尻尾切りまでしたその後の計画が知れれば言うことなしだが、今は正体と目的という大部分に集中してくれていい』
という旨。正面の扉がノックされるのを合図に"任せたぞ"とかつてのバディの男へ短くも信頼を寄せた安心しているような穏やかな声色で言葉を送り、僅かに微笑んで彼を見送った
35:
グレイ・カーター [×]
2024-10-11 14:11:47
(状況を説明している間にメモ書きをする彼の表情は険しく、どうやら自分の情報を加えてもあまり進展は無かったのだろう。考え込む彼に釣られてこちらも眉間に皺が寄り、呼ばれると表情を明るくさせた。男から頼まれていたとはいえ自分が集め推測したことは合っていたらしく、その能力が見込まれていると実感し自然と口元が緩む。電話の内容に聞き耳を立てても厚意的に扱ってくれるようで、情報屋という立場がここでも活かせることが嬉しかった。てっきりアルヴェール家の規則でも強いられるのかと思っていたが、新しく迎える新人にはこんなに甘いものなのだろうか。せっかく彼以外の構成員と話せるのであればそれを話題に出してみても良いかもしれない。どんな話ができるか興味が湧くが、リーダーが来ると分かると軽々しく声を掛けて良いのか慣れない上下関係に片手で頭を抱えて。)
ノアさんも何かあったら、あるかは分からないが…ま、頼ってくれよな。
(頭から手を離し咄嗟に差し出された封筒を受け取ると、動きやすい環境への感謝も含めて「ありがとう。」と短く礼を言う。そのうち人が来るのであれば中身を広げている余裕は無いと思い、封筒から半分ほど出して紙面へ目を通した。これまで通り動けるのならまだ情報屋を続けているフリもできる。であればあの男はもう会えないにしても、他の奴がまた取引をしに来る可能性はあるだろう。新たに接触し今度はこちらからも探りを入れられれば…と僅かな時間でも環境を活かした調査を思い付き、考え込むのに伏せていた目の端を細める。まずは拠点にしていた酒場に行こうかと行動指針が決まったところで後ろからノックの音が聞こえ、目線を上げると彼から落ち着いた声で見送られた。聞き覚えのある声色に数回瞬きをし、自分は何て返していたのかを思い出そうとするも記憶は無い。ただ言葉で返すよりも行動で、自信に満ちた笑顔で返すほうがしっくり来た。自ら扉へと駆ける前、ふと笑顔を崩すと昨晩のことを思い出す。あまり一人で背負わないようになんて自分の立場で言えたことではないかもしれないが、また何か力になれればと言葉にしてから彼へ背を向けた。)
(背後の登場失礼します。ノアさんの命を狙うだけに収まらなさそうな背景にドキドキしております。
展開は一旦区切りがついたかなと思っているのですが、この後はどう進めましょう?調査の間は割愛したり報告のためにノアさんの部屋に訪れたり、外に出向くことも出来そう…。何かご希望などあれば窺いたいです!
それとグレイの話したことに合わせてくださってありがとうございます。齟齬ややりにくさがあれば遠慮無くお申し付けください!!
続けにくかったらロル無しのお返事でも大丈夫です!)
36:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-12 20:49:01
ありがとう…頼ってくれ…か…
彼が部屋を出て行ったあと、彼がくれた言葉を心の中で反芻する。
手詰まりのところをもう充分頼っているし、寧ろ礼を言うのはこちらの方だ。俺の前に再び現れてくれたこと、俺の手を取ってくれたこと、俺にチャンスをくれたこと、そして…傍にいてくれることを選んでくれたこと…
「今度は俺が護る…」
そう静かに呟いた決意は一人の部屋にゆっくり溶けていった
・
・
・
彼に仕事を任せてからどれほど時が経っただろう。彼を信用していないということは一切ないが、やはり心配で今現状としては迂闊に外出ができないため事務仕事中心の生活を送っていたノアは情報課のリーダーに様子を報告させるようにしていた。もちろん何かあればすぐに連絡するようにとも指令を出しており、またもや寝ない状況が続いていた。だが、不思議と眠くはなく、あれほど眠気を感じたことはグレイがやって来た日以来ない。
あの騒動の後、ノアの主な仕事としては意外にも製薬会社からの断りの連絡がなかったことからまだ望みはあるかもしれないと考え、電話や手紙でアプローチを試みていた。最初は渋っていたが製薬会社としても援助金は手放し難く判断し兼ねていたようで、安全が保証されるなら…と条件を追加で出されたので現在のメンバー状況や対策を考えることに無理矢理脳をシフトさせ、グレイなら大丈夫だと自分を納得させるようにしていた。
追加の条件についての対策、守りを徹底するならば武装した人員の常駐が不可欠。もはや手を組んだことを隠し通すのは難しい。だが、もはや手を組もうとしたことがバレているのなら隠さずアルヴェールの傘下に入り、アルヴェールを盾に使った方が良いのでは?そうすることによって牽制の効果もある。
そう考案し先方へ提出した数日後の朝方、部下より渡された封筒…そこには資金の継続的な供給と安全面が保てることが認められ、是非もう一度直接お会いし詰めたことをお話させて頂きたい。という旨が書かれており、すぐに了承の返答をするためペンをとった
(確かに含みを持たせすぎて、もっと何かありそうな感じになってますね!
あまり後先考えずに書いていたので言われてはじめて気が付きました…
ノアの体のどこか(目など)か、ノアの知識の中に持ってるとマフィア界の力関係を覆せるほどの宝の鍵がある…とか…?
それをノア一人で守ってて、諜報員として走り回ってる内にグレイくんが知って、また一人で抱え込んでいたのを怒られて欲しいですね。というのを軽く思いつき妄想がひとり走りしていきました!
ちょっとしたサブキャラ出しても戦闘シーンに味が出そう…とも思ってみたり
先の展開ですが情報の報告と同時に製薬会社ともう一度直接話すことになって、グレイくんも連れていく。みたいな流れはどうでしょう?
グレイくんが敵の待ち伏せを察知して逆に待ち伏せ返しして返り討ちにするって展開も面白そうかな~なんて考えてみました!
こちらこそ、依頼された情報について丸投げしてしまったかな…と思っていたのですが繋げやすいパスをありがとうございます!
齟齬だなんてとんでもない…私より世界観飲み込めているような気がするので逆に間違っていたら止めてくださいね!!)
37:
グレイ・カーター [×]
2024-10-12 23:36:00
(背後のみで失礼いたします。
グレイが情報屋の立場から情報を掴んでそれを報告しにノアの部屋を訪れるところを描写しようと思ったのですが、主様が提示してくださったノアさんのみが持つものが素敵でぜひ取り入れたく…。
グレイが前世の最期に見て今世で好きな色という設定を盛っているのもあって目に希少性があることに惹かれていて、そちらの展開を取り入れてもよろしいでしょうか…?分かりやすいものであれば、グレイも察しよくノアさんが何か抱えていると気付けるかと!!
その報告の際に商談にグレイも行く話をしていただければ良い感じに繋げられると思います。待ち伏せをして迎撃もサブキャラの登場も問題ありません。元軍人ということもあって戦闘描写も映えそうです…!!
そのお言葉をいただけて安心しました、良かったです。私も色々楽しくて思い付いてしまっていたのですが主様のご提案も好みのばかりで間違い等は特に感じておりません。とても回しやすいです!)
38:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-13 01:45:03
(思いついたのがすっごくざっくりで、まだまだ構想が必要な設定だと思っていたのですがお気に召していただけたようで嬉しいです!
ノアが何を隠し守っているのか…それが全く思いついていなくて
ただ、"目"が鍵になるということを思いついた時から、守っているものに到達するためにはノアの生きている状態の目の認証が必要という設定があれば、冒頭の襲われた方法として分断される(孤立させられる)という戦術にかけられる理由になるのでは…?と考えておりました
でも敵さんも必要なものはノアが何か持っているくらいの情報量だと取り引き、拷問など裏社会のピリピリ感演出できていいかも…などとは思いついておりました!
グレイくんが気がつきやすいもの……うーん、どうしましょう…さり気ないかもしれないですがノアのデスクはだいたい仕事道具ばっかりだけど、一つだけ小さな鏡があってそれを見ることがあったり目薬さしてたりと目を大切にする習慣を見せたり、でしょうか?
あるいは、定期的に完全に一人でふらりとどこかへ行っていたり…?
今のところ私が思いつくのはこれくらいですが、お時間いただければもう少し頑張ります!
もちろん何か思いついたものあればお聞かせください!!
ひえぇ、こんなに私のわがまま採用されて良いのでしょうか…!?
サブキャラは、モブ戦では表現できないノアとグレイくんのバディ力を引き上げる見せ場を作れれば私としては熱い!と思っているので、私が軽く作るでも良し、お互いが一人ずつ簡単に作るでも良しで、ただただノアとグレイくんかっこいいで悶え苦しみたいという私の願望でですね……
お優しいのでつい甘えて好き放題ご提案して長々と書き連ねてしまいましたが、今の私の思いつく限りの展開です!これを膨らませるために是非、お力を貸してください…!)
39:
グレイ・カーター [×]
2024-10-14 01:40:38
(良いですね!敵対マフィアもまだ明確に情報を掴めていない方がヒリつきます。敵にあえて嘘の情報を流すみたいな…反撃の策を練れそうで描写の幅が増えますね。
ノアさんの目に絡めてでもまだはっきりと分かっていない具合だと“青い目の人を探してほしい”なんて相手から情報屋への依頼になるのでしょうか…。報告の際にノアさんの目も青色であると改めて気付くように持っていけます!こちらの流れで問題無さそうであれば次の返信からロルを載せさせていただきます、止めてしまって申し訳無い…。
部屋で目を気にする素振りがあれば報告のために訪れた際にグレイが気にするきっかけになって、寝不足を心配していたのもあって気に掛けやすいかと…!!挙げてくださった中だと部屋での振る舞いが自然そうで、でもグレイ自体が観察力高めなのでノアさんの目につく動きにはどれも気付かせます() なので主様の考えるノアさんにしっくりくる行動を選んでいただければなと思っております!
主様の提案されるものがどれも自分の好みで、否定するところが何も無く…お力添えできていたら幸いです。
強いてお伝えするなら、戦闘描写に惹かれてはいるのですがサブキャラを出す也を背後がしたことがない点のみ心配しております。不慣れさが出てしまうかもしれないですが、それでも良ければモブ戦を取り入れたいです…!
欲を言うと未経験という理由でサブキャラの扱いを主様にお願いさせていただきたいです。ご負担になってしまわないか心配でもあって、お互いキャラを持っている方とどちらが也を進めやすいかはありますでしょうか…?)
40:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-14 10:00:19
(なるほど!とっても素敵なご提案です!!
ぜひとも情報が不確かで、青い目の人間が鍵を持ってるっていう情報だけが知れ渡ってるという設定でいきましょう!
逆に一旦止めて詰めたお話できて助かりました!おかげでストーリーにもっと深みが出てきてやり甲斐が増して更に楽しみになってきましたので、これ以降も展開迷ったり詰めたいお話しあったりしたら止めて頂いて構いませんので!
承知しました!目の状態が少しでもズレてると大事なところに入るための承認が受けられないから、よくデスクの上の鏡をよく見るようにしようかな…と!
あと、守っているものですが…マフィアが正式に活動することを、持っていることで国が承認していると証明してくれる公書が保管されているとかどうでしょう?
マフィア界で唯一持っているものでアルヴェールのボスが代々継がなきゃいけないめちゃくちゃ大切なものとか!
保管場所は今のところボスの部屋の隠し部屋ってことにしようかなと考えております!
嬉しいお言葉ありがとうございます!
これからもお互い思いつけば良い展開になるようお話させて頂ければと思います!
また、サブキャラの件了解しました!こちらが担当させていただきます。
こちらがご提案したことですし負担などとは思っておりませんので!
出そうかな、ってときにほんとに軽いプロフィール提出しようと思っているので宜しくお願いいたします!)
41:
グレイ・カーター [×]
2024-10-15 01:23:04
(ノアと別れてから諜報員としての活動が本格的に始動した頃、とはいえ彼から伝言があったおかげで自分が組織を離れて元拠点に向かうことを咎められる事はなく、案外行動が一変するということは無かった。今まで足で情報を集めてきた自分にとって情報課そしてアルヴェール家が扱う機器類はどれも目新しく好奇心が擽られるものばかり、その1つ1つへの反応の良さや持ち前の明るさから情報課の中でもすぐに打ち解けられた。けれど封筒にあった指示書は周囲には伏せ、彼らと共に行動せず酒場で相手が訪れるのを待つ日が続いた。尾行を警戒して屋敷へと帰らない日もあったがリーダーへの報告は欠かさず、その行動が逐一ノアにまで伝わっていることはには気付いていなかった。
数日経つと情報屋がまた姿を見せるようになったと噂が出始め、更に日を経てからつい獲物が現れた。以前の男では無かったが、鼻を利かせると既視感のある苦い煙の香りが漂う、彼らのボスが吸っているのか煙草よりも濃い葉巻の煙たさだ。思わず顔を顰めたくなるも大事な客の前だと律し笑顔を見せる。要求を聞けば1枚の写真が出され、そこには青い虹彩の目が拡大で写っていた。このような青い目を持つ人物を探してほしい、相手側でも探して一人は捕らえたが何やら違ったようで自分の手を貸してほしいと伝えられる。個人の命を狙う依頼は暗殺業をしているようで苦手なのだが、マフィアの一員になったからには臆してもいられないだろう。それに目の前の機会を逃したくはなかった。首を縦に振れば更に依頼の詳細を聞く素振りで何故その人物を探しているのか聞こうとするも、また酒場に訪れる日のみを告げられ相手はこれ以上話すことはないと言いたげに足早に酒場を去ってしまった。前回と違いやけに冷たく、それだけこの依頼は本来は漏らしたくない情報なのだろうと察せられた。)
_ノアさん、今良いか?
俺の方で掴んだことがあるんだ。
(次の日の朝、屋敷へと帰ると自分の部屋で支度を終えてからノアの部屋へと足を運ぶ。もう少し情報が掴めてから訪れたほうが良かったかなんて自室を出てから過るも、共有することで仲間内で更に分かることが出てくるかもしれないと思考を切り替える。共に調べている相手がいることが新鮮で、一人では成し得なかったことへ手を伸ばせている感覚が素直に楽しいと感じられた。少しでも進展されられればと思って扉の前まで訪れたところで今の時間帯に気が付く。彼はまだ休んでいるかもしれない。それでも以前言っていた“いつでも“という言葉を思い出し、その一言に甘えては扉を数回ノックして。)
(お気遣いありがとうございます。また何かあればお声掛けさせていただくかと、ご相談も随時していきましょう…!!
鏡ですね…承知いたしました!
国っていうマフィアよりも上位の存在が出てきて、名前が出るだけで世界観の規模が一気に広がった気がして最高です。それなら他のマフィアも活動の拡大やしやすさから狙うでしょうし…ぜひ取り入れましょう!保管場所もノアの瞳を手に入れてかつお屋敷内の部屋も見つけないと手に入らない、相応の厳重さだと思います!
先と重ねてにはなるのですが、承ってくださってありがとうございます…!
サブキャラに関してご相談等あればいつでもお申し付けください。プロフィールもタイミング不問でお待ちしております!)
42:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-16 00:10:35
商談の日程も決まり、各部署にも簡潔な知らせの電報を打ってしまえばとりあえずは緊急の事務は終わり。あと一つの悩みの種もグレイに任せているし、やっと隙間時間ができた。もうそろそろあれが保管されている部屋に行く頃かもしれない…と考えを巡らせる。あそこは一人で考え事をするのに丁度よく、ボスとしての在り方も考えるのに適した場所だ。
代々アルヴェールのボスが引き継ぐアルヴェールが自由に動き存続するのに必要不可欠な物…"組織許可公書"
立場上マフィアという裏組織ではあるが、これを持っていると国が正式に認めた組織であると証明され、表での活動の幅が大きく上がるという裏の人間なら喉から手が出るほど欲しい代物である。
何代も前の時代に国が同盟国の争いに巻き込まれ、その際にアルヴェールが武器、治療薬や器具など手厚い支援をしたらしい。それが国に恩を売る為だとはいえ、結果的には後世まで続く有益な策であったことは間違いない。ボスとして見習うべき部分だろう。
とはいえ、この立場を使いこなせているかと言われれば難しいところだ。あれはマフィア界の力関係を一気にのし上がれる代物でもなく、他の組織に奪われてしまえばアルヴェールの名でよからぬ事をされかねない。
表世界では盾でも武器でもあり裏世界では絶対に守らねばならないビッグジュエルなのだ。攻めの手よりも守りの手が分厚くなりがちなのは仕方のないことだろう。
そんな事を考えていると扉をノックされる音とグレイの声が聴こえてきた、思考を戻し
「あぁ、構わない。入ってくれ」
と返事をし、扉の方へ目を向けた
(諸々の承認ありがとうございます!
もし、お話しの流れでここに名前あるサブキャラいれば動きやすいかも…などあれば考えてみますので、欲しい時にお声かけ下さればと思います!
一旦背後引っ込みますが、また何かあればお気軽にお呼び立てくださいませ~)
43:
グレイ・カーター [×]
2024-10-17 03:23:33
おはよう、ノアさん。
(彼と初めて会った次の日、部屋に招かれた初日とは違い大きな扉を前に彼が改めてマフィアのボスであり自分の上司にあたるのだと実感する。そう思うと縦社会にある礼儀を意識した方が良い気がして、返答を待つ間に軽く服の皺を直し身なりを整えて。その内扉越しに返事が聞こえ彼が起きていると分かり、眠りを妨げることはなかったと安心する。「失礼しまーす…」と間延びしつつ一言添えてから扉を開けると、彼の机には以前見たときのように書類が多く、先の一瞬の安堵もそもそも執務が忙しく眠れていない可能性から心配へと変わった。けれどそれを話しに来た訳でも無く、ノアの顔色も悪そうには見てない。言葉にすることは控え、代わりに自分との会話がちょっとした息抜きになればと明るく挨拶をし、部屋へ入るときから向けられていた視線へ手のひらを軽く振り。)
何から話そう……。ノアさんって俺が情報屋だったときの拠点って知っているか?
(もう片方の手はパーカーのポケットに入れたまま彼と机を挟んで向き合うように足を進め、数秒すれば振っていた方の手もポケットの中へ。1,2歩ほど机から距離を置いたところで足を止めた。早速酒場であったことを話そうとするも、その場所を知らない相手にいきなり名前を出しても不思議に思われるかもしれないと考える。少し俯いて思い付くのは要点だけ伝える方法だが、それではあまりに淡々としていてつまらない。話すことが好きで楽しもうとする意識は両親に引き取られた頃から芽生えたもので、丁度話題に出したかった酒場とも関連付いて懐かしさを覚えた。情報屋としてアルヴェール家との取引をした記憶が無いことから自分のことをあまり知らないと踏んでは顔を上げ、話し始めに彼へと尋ねる。勿論すぐに本題に移るよう要求されたら話を飛ばして取引があったことだけ伝えるのだが、この閑話を相手は許してくれるだろうか。質問にあわせて首を傾げ、彼の表情を窺った。)
44:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-20 20:01:46
(生存報告です!
お返事もう少々お待ち頂けますと幸いです!
よろしくお願いいたします!)
45:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-21 21:20:08
扉が開き、姿を見せた彼に
「あぁ、おはよう」
と返事を返し、頼んでいたことの報告を聞くための準備として先まで行っていた書類をまとめて一旦横に置き、関連書類を鍵付きの引き出しから取り出して準備まで整えると真っ先に報告ではなく、以前情報屋を営んでいた頃に居た場所のことを知っているか…という質問で、それは頼んでいた情報を教えるために必要な前置きか何かだろうか…?と推察しつつ、知っているか知らないかで答えるのならば毎日情報課の者から報告は受けているから知っている。それに、彼と出会ったきっかけは彼を調べあげたという形にしてある。だから、ここで知らないこととしても辻褄を合わないか…
そう逡巡してから一つ小さく頷いて
「あぁ、知っている。確か…酒場だったな」そう答え
(お返事遅くなってすみません
素敵な繋ぎロルを読み込みきれず、お応えできる満足のいく文がなかなか書けなくて…ちょっとこれが限界でした
お待たせした挙句に力不足で中身がないロルお返しで大変申し訳ないです…)
46:
グレイ・カーター [×]
2024-10-22 22:07:55
そう、その酒場に目当ての奴が来たんだ。
前に俺が取引をした奴と同じ葉巻の香りがして、多分そいつらのボスが吸ってるもの…種類までは分からなかった。
(彼が自分の出した話し始めに合わせて相槌を打たことが嬉しく口端上げる。自分のことなんて彼らの技術力を少し費やせばすぐに調べられるのだろうかと情報屋だった頃のことも把握されていることを意外に思うも、掘り下げるのはまた機会があれば。耳を傾けてくれる相手へ答え合わせに正解であることを伝えるように頷くと話を続けた。昨晩見た男の顔に漂った香り、あの時の細かな記憶を思い出しつつ顎に片手を添えて考え込む。自分が疎いがために銘柄まで特定できず、ほんの少しの情報を握れた程度に留まっていることがもどかしい。適当に葉巻のどれかを実際に吸って記憶と照らし合わせるなんてことができれば良いのだが、煙への苦手意識から進んで試す気にはなれなかった。)
それと依頼も受けた。“青い目を持つ人を探してほしい”って…………ノアさんも含まれる、な。
…何で探してるんだ?
(葉巻の種類が分かればそれを買える場所から利用客、客の通る道などを追って敵対組織に辿り着けるかもしれない。正体を調べる方法を1つは挙げられそうと分かれば一度考えるのを止め、顔を上げてさらに頼まれていた相手の目的について手掛かりを手に入れたことを話す。改めて彼の前で口に出したことでふと相手の虹彩も青いことに気付くと、依頼主の探していた人物が身近なところにいたことに呆気に取られる。写真で見せられた青色は濃く藍色らしいものだったが近い色を探すようには言われていない。彼の持つ双眸も依頼主の求める青色に含まれるだろうと数秒覗き込んでは判断して呟いた。以前アルヴェール家を襲った組織であるからか、彼らが狙う対象にボスもいることがどことなく引っ掛かる。けれどノアのみを探すには碧眼であることは漠然とした情報に思え、なぜ条件にしているのかが分からなかった。彼の持つ青を眺めつついまいち掴めない依頼主の目的に首を傾げて。)
(お疲れ様です。返信はいつでも、お手隙の際に…一言いただけて安心しました。
こちらのロルも中身の薄いものを送ってしまったと思っておりました…すみません…。また返しづらさ等あれば遠慮無く仰ってください!新たに書き直したりで対応いたします!!)
47:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-26 20:26:35
「葉巻…か……何人か葉巻を愛用している人間に思い当たる人はいるが…」
先代に同行していた頃、何人かのボスと謁見したことがあり一人一人をよく観察しておけ。との指示で後ろに控えながらよく観察していたことがあり、その記憶を呼び起こす。
一人目は、少々恰幅がよく金回りにとても機転が利くようで先を読むのが得意で、手回しが早いようだった。
二人目は、お年を召しており義理人情に厚い人で部下からの信頼も厚く、屋敷に近づいた時から警備の目が何処にでもあったように感じるが、最近はファミリーの存続が難しくなりつつあると風の噂で聞いたことがある。
三人目は、細身で会話の最中にも裏を探り出そうとするところが垣間見えて狡猾な人間だったが、その見え透いた狡猾さで横の繋がりが弱い組織になっていたようだ。
そう思いおこしていると、続けて彼は依頼を受けたそうでその取り引きとは”青い目を持つ人間探し”
そろそろあの部屋へ行こうと考え、目の状態を気にし始めていた頃にこの話題…思わずデスク横に置いた鏡に目を向ける。
あの書を巡った駆け引きは長年幾度となく行われてきていたがアルヴェールは秘密を守り通してきた。だが、完璧な秘密などなくいつかは綻びを産み暴かれていくものだ。ノアもいつかは露呈していくものだろうと推察していたが予想よりも速い段階で、鍵を持つ人間の特徴にアタリをつけられ、敵の影が近づきつつあることに少なからず不安を覚え、僅かに不安げにその瞳を揺らした。
だが、そう長く目の色を変えることなく鏡から視線を逸らすとペンを手に取り、報告された情報を書き連ねながら探し人の特徴にノアが該当することと依頼する理由に首を傾げている彼へ、依頼に該当するなという言葉に、さぞ知らぬ存ぜぬといった風に同意を示した後、軽く引き続きよろしくと伝えてからすぐに別の仕事の話しに切り替えて口にして
「そうだな。何のためにかは分からないが俺が狙いならば、俺のような年齢の者がトップにいるという組織は格好の獲物だからな、特徴だけ伝えてお前に弱点でも掴ませたかったのだろう。引き続き敵の動機に目を光らせておいてくれ。
あと、もし次に接触する時は教えてくれ。葉巻の種類を特定する道具を持たせるから
それと、追加で仕事だ。明日、例の製薬会社と直接会うことになってな、俺と同行して欲しい。」
(寛容なお言葉ありがとうございます!
難しいと思ったときは円滑に進められるようご相談させていただきますね…!
また、次の展開ですが取り引き先へ行くまで飛ばしてしまうか、敵に取り引き後の待ち伏せをされるのを事前に察知する何かを入れるかなど考えておりましたがどういたしましょうか?
他にも何かあればお聞かせください!)
48:
グレイ・カーター [×]
2024-10-27 01:30:19
(依頼主が青い目の何に惹かれているのか。目が青いことにまつわる噂は聞いたことが無く、検討がつかなかった。目の前に実際にある双眸を見ていると徐ろに揺らぎ、端へと動かされる。少し話しただけでも抑えられた声色に冷たい表情から彼はあまり感情を表に出す方では無いという印象があった。そんな相手の考えが現れたのだと思えば、その先に何があるのかと気になり、自分の視線も彼が見遣った先へと移す。目は口ほどに物を言うなんて言葉を頭の片隅で思い浮かべながら、素っ気なく続けられる言葉を話し半分に聞き流していた。一度部屋へ招かれた際は無かったからか、視界に入れていたであろう鏡に一層興味が向く。棚にあった物を取り出した程度だとは思うが、瞳の話が出て真っ先にそちらを見たことに疑問が残った。けれどすぐには解消できず、彼から前回の取引と同じ目的であるという推測を耳にするとため息と共に目を瞑りその言葉で自分を納得させ。以前とまた同じ手口に呆れつつ頼みは一言で請け負い、依頼主が去り際に伝えたことを思い出す。伝えられた日付は1週間後のもの、市街地ほどの広い範囲の調査を任されるには妥当な期間だった。)
また回りくどい…。あぁ、分かった。
なら丁度、調べた結果を聞きにまた来るって1週間後に会う約束をした。その時にもっと探れないか試してみるよ。
(たった日付とまた訪れる旨を一言、相手から言われたのみで約束と言える気はしない。ただ次回であれば、頼まれた情報を握っているこちらの方が有利にはなるだろう。会話からもう少しでも粘って相手から何か引き出せないか策を練ることを考え、その日までに道具の扱いも身につけようと心に留めておいて。道具がどんなものが聞こうと思うも、先に話題が変わってしまい口を閉ざす。彼の話し始めた新しい依頼へと意識を向け、自然と背筋が伸ばされた。明日の会談への同行と分かると数回瞬きをする。これまでは自分の経験が活きる仕事を任されていたからこそ快諾できていたものの、堅苦しい空気に自分は不釣り合いなように思えた。所属先のリーダーなど適任そうな奴が何人か脳裏を過るが、彼らも同行する上で自分を入れたのだろうか。「分かったけど…俺で良いのか?しかも直前に参加するなんて。」ボスから頼まれたことを断らないにしても、自信無く頬を掻いては彼の考えを確認するよう尋ねた。)
(了解です。お気軽にお伝えくださいませ…!!
ご相談ありがとうございます!
実は先にご提案してくださった待ち伏せ返しが格好良く、惹かれており…。製薬会社へ入る前に敵の存在に気付ける描写を挟む方に気持ちが傾いています。
「製薬会社付近の人影や停まっている車への違和感」もしくは「偶然風向きが良くて葉巻の香りがした」などで気付くのはいかがでしょう…?)
49:
ノア・アルヴェール [×]
2024-10-30 16:37:45
いくら彼でも、この秘密を教えて深く関わらせるのは憚られ少々話しの逸らし方に強引さがあっただろうかと思ったが、追求はされずひとまず安心した。しかし勘のいい男だ。辿り着くのも時間の問題だろうとは思うが、知らない方がいいことだから。と自分をも説得しておいて隠してしまった罪悪感を拭った。
任務についても次の約束も取り付けてあるようだし、葉巻を置いて行ってくれればより正確ではあるのだが、そう易々と上手くはいかないだろう。
強制的に話しを遮断したせいで道具のあれこれを教えていないことに気がついたが仕方ない、用意でき次第にするとしよう。葉巻特定道具の準備を指示しておくのと、流石にどの人間がどの銘柄を吸っていたかは覚えていないためサンプルを回収した後、解析結果と照らし合わせるために彼らが使っている銘柄を探る段取りを組む必要があるな…などとやる事を頭の中で組み立てると、彼から自分の立場上ノアの仕事について行くのは自分でいいのかという質問だ。当然の疑問ではあるだろう、通常なら新人は入団を認められるとき以外ボスと会う機会は無いに等しい。彼が異例であり、先代がいれば職権乱用だと怒られていたかもしれないが傍にいて欲しいというノアの我儘だった。
だが、それを強要するつもりもなかった、だから少々躊躇うように彼の意見を聞こうと問いかけた
「構わない。というか…お前に頼みたいんだ
難しいことはない、俺の後ろで周りの人間の様子を見ていてくれればいい
……来てくれるか?」
(なるほどなるほど!では、待ち伏せ返ししてやる方向でいきましょう!
どちらの気づくきっかけも素敵で選び難いですが、不審な人影や車の違和感が好みです!
グレイくんについてひとつお尋ねしたいのですが戦闘に関してはどんな感じなのでしょうか?
前世の感覚が残ってて近接得意なのか、中途半端に残ってるが故に避けるの上手だったり…?
もし、後者寄りなら護身用としてノアが体術教えたりなんてのも面白そうかなと思ってみたり!)
50:
グレイ・カーター [×]
2024-10-30 22:13:03
(すみません、背後のみの返信です。
私情によりロルの返信に5日程空いてしまいそうで、事前にお伝えしておこうかと…!! 気長にお待ちいただけると幸いです。
展開などへのお返事のみ先に送らせていただきます。
敵への気付き方について了解しました!取引前のロルになったら描写いたします。その後の敵への先手も楽しみです。
戦闘に関してはそうですね…今世では逃げ足に長けていると想像していたため、後者が当てはまります。反射神経の良さや飲み込みの早さなどは前世由来のものになるかなと。ノアさんから体術を教わって、自分の能力が更に伸びる感覚や動きやすさをから、彼と相性が良いことを今世でも感じてほしいなんて考えておりました!!)
51:
グレイ・カーター [×]
2024-11-05 23:18:54
お前にそう言われると、どうしてか断れないんだよなぁ……。良いぜ、偵察なら大得意だ。
(彼の選んだ言葉に初めて出会いアルヴェール家へ抜擢されたことが思い出され、当時と似た彼の元への誘いに同じように胸が高鳴っては、能力を買われている嬉しさも相まって口端が緩む。はにかむ表情を苦笑いを浮かべて誤魔化しては、楽しみが募る理由が自分でもいまいち分からず首を傾げて。彼に着いていくことで見られる光景に期待でもしているのだろうか、何となく楽しそうという直感で手を取ってはいるが、それがどこから湧くものなのかは分からない。疑問を頭の中で逡巡させるが頼まれた事がもう明日に迫っていることを思い出すと思考を止め、そちらへと意識を向ける。元々ボスからの頼みを断ることなんて考えてはいなかったが、改めて頼まれると立場なんて関係無く、彼の頼みだからという理由で快く首を縦に振った。)
じゃあ他のことを聞くのはまた今度、その会談が終わったらか。
(そのままポケットに両手を入れ楽な姿勢を取ると、視線を机上の鏡へ向け、彼にも聞こえるほどの大きさで考え込んだ上で漏れたように呟く。敵対組織の目的を知るのに青い目を持つノアは見過ごせず、一瞬でも動揺した様子から何か標的の一人として分かることがあるかもしれないと踏んでいる。平然と顔色を戻し話題を変えられ、もしかしたら彼にとってはあまり聞かれなくない話題かもしれないが、ならそう答えてくれれば良い。ただ有耶無耶に隠され、知らずにいることがあまり好きではないのだ。それに、彼との対話を増やすことで時たまに抱える違和感の正体を追うことができるような気がした。釘を刺すなんて立場上は相応しくないが、誤魔化されて流される性格ではないことは彼の中に留めておいてもらえるだろう。数秒それが表せられれば充分で、今は明日のことを伺おうと隣に並ぶ書類へと目線を移して。)
(お返事が遅く、お待たせしてしまいすみません。展開については先にお送りした通りです、引き続きよろしくお願いいたします…!)
52:
ノア・アルヴェール [×]
2024-11-08 20:56:29
「あぁ、ありがとう。ではまず取り引き先へ行くまでだが約束の時間より少し早く出るつもりだ。前回の襲撃のこともあるから入る前に少し周囲を警戒しておこうと思ってな」
共に来てくれることを承諾してくれたことには安心したが、どうやら青い目に関しては逃がしてくれないらしい。動揺を隠せなかったのは不覚ではあるが、これだけは守らねばならない秘密。敵にも味方にもどれだけ問い詰められようとこの口を割ってはならない掟だ。だから、心の中ですまないな…と謝罪してから明日の詳細を促す彼へ予定を話し出す。
既に製薬会社周辺は張らせているが万が一を考えて自分の目でも見ておこうと考えたのだ。この会談で何か起これば、ギリギリ繋いでいる契約の糸が完全に切れることは間違いない。この組織を発展させるための一歩をこれ以上邪魔されてはならないので、慎重に動く必要があるのだ
「もし、不審な動きを見つけたらすぐに教えてくれ。援軍を要請する手筈になっているから
な。後は先も言った通り俺の傍で周囲の観察をしていてくれ
流れについては以上だが明日について何か質問はあるか?なければ明日に備えてくれ」
(返信速度はお気になさらず!こちらもお待たせしてしまった時ありますし、できる時でゆっくり進めていきましょう!
展開やグレイくんの状態も承知しました!
ノアもグレイくんに体術教えながら昔一緒に訓練したことを思い出してつい本気出しちゃったりしそうで今からそのシーン書くのが楽しみです!
お話し変わってサブキャラについてですが、ボスの秘密を探って流しているスパイで長年上手く潜伏している男を思いつきまして軽く設定書いてみました!
【設定】
名前/エルガー
年齢/46
身長/178
外見/白髪が所々に散らばった暗めの茶髪、体格は程よく筋肉質で戦闘は体術からどんな武器でも使いこなす
性格/基本面倒くさがりでやる気なさげだが面倒見が良く周りをよく見ているため部下に懐かれやすい
役職/アルヴェールファミリー情報課のリーダーであり、別ファミリーから潜り込んだスパイ
こんな感じでどうでしょう?
欲を言うとグレイくんと仲良くなって欲しいな!って思ってます!!)
53:
グレイ・カーター [×]
2024-11-11 22:51:20
周りを見ておくっていうのは、ノアさんの傍から離れては出来ないのか?他の奴もいるのなら、護衛はその人たちに任せて。
(書類に目を通しながら、文面の内容を補う彼の説明に耳を傾ける。以前の製薬会社との会談が話に出ると、利用されたとはいえ、襲撃に加担してしまったことへのバツの悪さを思い出し眉間に僅かに皺をつくった。幸いにもまた相手と話す機械が与えられ、今度はノアの仲間として携わることができる。前向きに捉えるとため息を短くついて表情の強ばりを解し、「…なるほどな。」と計画を一度呑み込んだことを顕わにし。最後に確認するように尋ねられると、引っかかるところはないか彼の言葉を思い出してみて自然と目線が上を向く。ふと小さく声を漏らせば目線を彼へ戻し、度々言われる自分の位置について気になったことへ首を傾げて。)
それに、えぇっと…自分で言うのもなんだが、万が一敵と対峙して戦えるかは……。
(周囲を見張るのであれば、人の傍にいるより高い位置から見下ろす方が全体を見ることが出来て良いだろう。それに路地の影なんかに隠れてしまえば、仮に敵がいたとしてもバレずにノアに伝えることができそうだ。自分が情報収集をするときの感覚で身を隠すことを前提に考えていたため、ノアという目立つ立場の元にいることに違和感を抱いた。そのまま他の人も計画に関わるならと仮定し話を続け、ぎこちなく片手を自分の首元に添えると気まずそうにもう1つの懸念点を挙げる。戦力にならないことを言葉を濁したとしても自ら告げる事が情けなく、苦笑を漏らし弱々しさを誤魔化そうした。だが事実、アルヴェール家には自分よりも戦いに長けている人が多いはずだ。自分は逃げ足は自慢だが、それ故に戦闘経験が無い。傍に指名されることは嬉しいが、計画を成功させるためにも、その場所は他の者の方が適任なように思えた。)
(お気遣いありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます…。
把握ありがとうございます。ご提案で、今は朝-午前中ぐらいで2人が話してると思っているのですが、このあと体術を教わる流れを入れるのはいかがでしょう…?
身内に敵がいたとは…。グレイもノアさんも、前世の裏切られた記憶が触発されそうで素敵ですね。酒場で育ったこともあって歳上の方が話しやすい感覚があると思いますし、グレイも情報課に配属されてからすぐに気を許していそうです。仲が良くても違和感無いかと!)
54:
ノア・アルヴェール [×]
2024-11-15 21:01:48
自分の中では彼が隣にいてくれることは既にデフォルトだったが、記憶のない彼にはもちろんそんな事はなく胸に寂しさが込み上げる。
わかっていたことだろう、彼にはもう俺などいなくても生きていけるのだから。
わかってる…わかっているけれど…
「………………俺は邪魔か?
……あ、いや…!す、すまない。忘れてくれ」
離れて行動したいというような言葉に少々拗ねたように視線を横に逸らして、つい小さく呟いてしまうも、出すつもりのなかった感情に自分で驚いて目を見開き、彼に一度視線を向けてからまた素早く視線を外すと遅いが塞ぐように手を口元にあてる。
同じ組織に引き入れて同じ時間を共にしたいという身勝手を行使しているくせに欲張ってはならないと蓋をして僅かに顔を横に振って手を戻すとすぐに謝罪し取り繕ったが、なんて子供っぽいことを口走ってしまったのかと耳をじんわりと熱くさせたままで仕切り直すように軽く咳払いをして話しを続ける。
「…んん……悪いが俺と共に行く時は俺から離れないでくれ。戦闘に自信がないのなら尚更な
取り引き当日は製薬会社周辺に何人か一般人を装った者を配備する。さすがにのんびり偵察できる時間があるわけではないからな…
だが、敢えて敵が潜り込める死角を作っていてな。俺たちはそこを見回るんだ
この商談を嗅ぎつけた輩がいるかの炙り出し…というわけだ」
この身勝手を通すと決めたからには、この命を懸けて守ろうとあの時誓った。だからこそ、好きなように行動させてやりたいが一緒にいる間くらいは守れる手の届く範囲にいて欲しい。
少なくとも安心して別行動を許可できるのは、以前の彼程の実力を持っていると俺が判断できてからだ。
「…まぁ、監察は単独行動が好ましいのは理解できる。だから、護身術くらいは身につけておいてくれ
何なら今から俺が指導してもいいが…どうする?」
(現時間帯承知しました!
その時間帯設定なら突貫ではありますが護身術の型くらいは教えられそうです。なので指導のお誘いをしておきました!
情報課のリーダー張ってるだけあってグレイくんやノアの弱点的確に突いてきて敵になった時めちゃくちゃ厄介になりそうでラスボスみたいになりそう…とまたひとりでに対峙した時の妄想が走り出してます…
普段は面倒くさがりだけどやる時はやる系おじさんという私の好きなタイプのキャラですが、ノア共々よろしくお願いします!)
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