TOP > 1対1のなりきりチャット

お金では買えないもの/105


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
55: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-09-29 00:09:22

ありがとう、ございます…。部屋の中を見てもいいですか?
(この部屋がいい、だなんて柄にもなく興奮気味に貴方に訴えかけた自分の過去の行動に少し驚きながら、思わず掴んでしまった貴方の手を急いで離して。そんな自分のわがままに嫌な顔一つせず、一つ返事で頷いて答える貴方に感謝の言葉を告げつつ、もちろん部屋の中がどんな物であってもこの部屋を喜んで使うのだが、気になってしまっては好奇心が止められず、この部屋の中を見ても良いかと聞いてみる。「わかりました…、はい。…笑顔が引き攣っていますよ、不器用なんですね」足りないものや必要なものがあれば言ってくれ、という貴方の言葉に頷くと、その次に告げられたのは自分は奴隷ではなく家族だ、と言われてしまえば少しの間思考が止まるが、その言葉を素直に受け止めて。ふと貴方の顔を見てみればぎこちないながらに顔を引き攣らせ笑顔のようなものを浮かべるのを見てほんの少し笑みを零しながら貴方の顔に手を伸ばし指先で痛くない程度に頬を摘み引っ張って。)




56: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-09-29 13:09:40

お、おお…過去一番渾身の笑顔を浮かべたつもりなんだがな…
(彼女への親愛の気持ちを込めるつもりがそんな思考がかえって雑念となったのかもしれない、笑うという行為が出来ないほど不器用なつもりはなかったが、結果として無駄な力が入って酷く不恰好な笑顔になってしまったようで。そのことを指摘して修正するように伸びてきた手、少しばかり冷たさのある細い指先が頬に触れたかと思うと左右に控えめな力で引き伸ばされるという予想だにしなかった行為に思わず呆気に取られてしまうが、こちらへと向けられた表情を見た瞬間、困惑や戸惑いは全てが過去のものとなり、ただただ初めて見せるその可憐な笑顔の虜になってしまって。ほんの僅かばかり言葉に詰まるが、すぐに気を取り直すと自分としては自信満々に、最大級の笑顔を見せたつもりだったなどと嘯いて今度は歯を見せて爽やかに笑いかけると、改めて部屋の中へと彼女を案内して「どうだ?実はまだあんまり内装とかにも殆ど手をつけていなくてな、最低限人をもてなす体裁だけは整ってはいるが、少しばかり華がないかもな」客室として、人が滞在する上で必要なものは一通り揃ってはいるが、あくまでもそれまでの話、家具も取り急ぎ揃えた感があり、部屋自体の使用機会もないとあっては敢えて内装などに力を入れる気にもなれず今日まで来てしまっていて、そんな部屋を見ての感想を部屋の中を見て回る彼女へと尋ねて)

57: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-09-29 21:32:57

そうですか…
(笑顔を浮かべることが出来なくなってしまうほど生活の中で笑っていないのだろうか、と自分も笑うことは数少ないながらにもそんなことを考えていて。貴方の頬が自分の指によって軽く抓られている顔を見れば、貴族にまで成り上がるくらいの元軍人にこんなことをするのは自分くらいなのだろうなと思うと、再び笑みが混み上がってきて。それを隠すことなく口元を緩めれば、抓っていた指を離し、アイシアにもやってみたらどのような反応をするんだろうかと意地悪げなことを考えて、初対面の時のような冷たさや警戒心は解れていて。部屋の中を案内してもらえば、内装は他の部屋よりも力を入れておらず、生活出来るくらいの家具が取り揃えてあり。その部屋の内装について華がないかもしれない、と零したのを聞くと「いえ、私には充分です。あまり部屋の中が華やかでも落ち着きませんから」と他の部屋のように豪華な内装になってしまったら自室だと言うのに安心できないだろうと思って。)




58: カイン=ランドル=アルフォンス/アイシア [×]
2024-09-29 22:55:59

ああ、それはなんとなくわかる。あまり身の丈に合わない環境にいきなり放り込まれる居心地の悪さは筆舌に尽くし難い
(元が平民であるが故に彼女の言う感覚への理解はあって、今でこそ周りの貴族に示しがつかないという理由で表面上の体裁を保つ為自室も含めてああいった豪奢な環境に敢えて身を置いて生活を送っているが、本当はもう少し落ち着いた環境で過ごしたいという気持ちも多少なりともあるのも事実で同意を示して相槌を打って「まあ窮屈だが…でも俺が貴族でいることで護れるものがある。領民の笑顔とかウル、お前の事もな」今の立ち位置は立場相応に窮屈でもある、その上でその役目を投げ出したいかと問われればそんな事はないと断言出来て、偉ぶりたい訳ではないが力が無くては護れないものがある。戦争の経験があるからこそ余計に争わずして力を示し護るべきものを護る強さを持つ象徴として居られることに矜持を持っており、護りたいものの中には既に彼女も含まれているのだと今度は不格好ではない笑顔でそう想いを口にして)

59: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-01 22:49:51

私のことも、ですか…
(周りの状態がガラッと変わったことがある貴方にはこの気持ちが分かるようで、此方の言ったことに賛成するように相槌を打ったのを聞いて。だが、平民から貴族に成り上がったことで軍人の時よりもさらに責任感や役目を覚えているようで、領民のことだけではなく自分のことまでも護りたいと言う貴方の言葉を繰り返し呟き。今日出会ったばかり、更には最初に酷く冷たい対応をしていた自分にも、そんなことを思ってくれるのかなんて、心の中で平民の軍人から貴族にまで上り詰めたのは技術面だけではないのだろうなと考えながら、「ご主人様、少しは…貴方のことを信用します」とこんなことを言うのは少し小恥ずかしい気持ちはあるのか敢えて目は合わせずそんな言葉を口にして。)




60: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-02 07:40:20

ん?そうか…それでいい、十分だ
(こちらから真っ直ぐに差し伸べた想い、それに対する僅かばかりの戸惑いを見せながらも、それでも冷え切っているかのように見えた心は着実に春の気候に根雪が溶けてゆくように確かな変化が見えて、その変化を彼女自身は少しずつ受け入れ歩み寄ろうという最大限の努力が垣間見えれば今はそれだけで十分と肯定して、関係が進展を見せた嬉しさのあまりついつい無意識に手を彼女の頭上、髪色と同じ美しい白銀に覆われた耳と耳の間にポンと置いてしまうと、わしゃわしゃと撫で回して)

61: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-02 22:37:00

ん…ちょ、ちょっと…!
(貴方のことを信用する、と口に出した後、今貴方はどんな表情をしているのかを見るために視線を上げようとした際に頭に貴方の大きな手が置かれ。突然の事で抵抗することも出来ず、流れに身を任せる形になってしまっていれば犬を思い切り撫でるようにする手つきに今まで撫でられたことなんてなかった為、経験したことの無い感覚に戸惑いながら嫌な感じはせず。口ではやめてほしそうに呟くも耳は撫でやすいように垂れているため本当に嫌がってはいないようで。)




62: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-03 15:24:23

あー…失礼を承知で聞くんだが…耳にも触れてみてもいいか?
(こちらが思っていたよりもずっと大人しく、抵抗もすることなく素直に撫でられ続ける彼女の反応を見れば、あるいは今ならこれも許されるのではないかと、純粋な自身の好奇心からくる欲望のまま、今は敢えて極力触れないよう避けている彼女の頭上にあるふんわりした体毛に覆われた二つの獣人たらしめている部位に熱い視線送り。もちろんそんなに軽々しく触れて良いものかどうかはこれまで獣人という種族とは関わりを持った事は無かったため、場合によってはかなりデリケートな要求である可能性を念頭に置きやや遠慮がちに彼女へと確認をとって)

63: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-03 22:09:42

…いい、ですよ…
(頭を撫でられている最中はやはり気持ちがいいのか目を閉じて、特に撫でられるのが好きな場所を撫でられると耳をぴくぴくと動かし、ふわふわのしっぽを左右に軽く揺らして。どうやら撫でられるのが気持ちいい、というのは本能で植え付けられているものである為、耳やしっぽが動いているということにすら気が付かず。獣特有のふさふさと毛の生えた耳が頭を撫でている最中にも気になって触ってみたいと思っていたのか、遠慮がちに耳を触っても良いかと聞かれると少し考えた末に頷いて。頭すらろくに撫でてもらったことがないため、もちろん耳になんて触れられることはなく、触れさせることになっても嫌がっていただろう。)





64: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-03 23:02:37

良いのか…!?よし、じゃあ触るぞ
(頭を撫でていくうちにどんどん変わっていく反応、しかしながら相変わらず抵抗するそぶりは一切見せずこちらに全てを委ねてくれている彼女の様子からして、見るからにそれが不快感などではなく心地よさからくるものだということがわかれば、最初の印象からここまでの短期間での変化に驚きつつも、こちらの不躾とも思える問いかけに考えるだけ考えてくれる彼女。わずかばかりの無言の時間の後、彼女が出した結論は拒否や難色を示したりといったことは一切なくこちらの要求を全面的に受け入れ飲むというもので、最初は何かの勘違いかと思ったが耳に届いた短い返事はどんなに脳内で反芻してみても他の意味を持つことはなく。彼女本人からの公認を貰ったとはいえ、改めて触れさせて貰おうとすると逆にこちらが緊張してしまって。改めて自身がこれからする行為について口に出して伝えてから、恐る恐るフワフワの耳にそっと優しく触れて「ふわふわだな…それに温かい…」柔らかな体毛に覆われたそれは見た目通り柔らかな手触りで、意外に厚みがあって身体の一部としての存在感をしっかり主張するように彼女自身の温かな体温が手に伝わってきて、夢中になって触れながら感想をそうこぼして)

65: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-04 22:23:17

ん…当然です、身体の一部ですから
(これから触れる、と事前に言われれば自分でしか触ったことの無い場所を人に触れられるのは初めてな為、どのような感覚が襲ってくるのだろうと思いながら身構えていれば、頭から移動した貴方の大きく暖かい手は自分の獣耳に触れて。先程風呂に入れてもらったばかりだからなのだろうか、ふわふわで温かいという感想が貴方の口から零れ落ちれば、そんなのは当たり前だと言いながらも触られている耳の方に頭を傾け、気持ちよさそうに目をつぶっていて。眠くない時でもこうして触られてしまえばすぐに眠りに落ちてしまいそうなほど、耳を触られるというのは案外嫌なものではなく。1番最初に心を許したアイシアに触れられたら擦り寄ってしまうかもしれないな、と思いながら無意識的にもっと触って欲しいと思ったのか、身長の大きい貴方なら余裕で触れることが出来ているのに頭を下げてより撫でやすくしていて。)




66: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-05 11:46:58

………あっ…と、つい夢中になってすまない
(こちらにされるがまま、むしろもっと触って欲しいとアピールするかのように頭を下へと下げる彼女に誘われるままに、抗いがたい触り心地の良さ、少し高めの体温にすっかり虜になってしまい、その後もしばらく無心で最初は片手で触れていたのが気づけば両手を伸ばし両の耳へと、くにくにと触れ続けていて。しばらくの間そうしていたが、やがていくら本人が許可を出したとはいえ女性の身体に流石に触り過ぎだったと、ふと我に帰ると慌てて手を引っ込め、夢中になるあまり我を忘れてこんな失態を演じるなんてらしくないなとそんなことを考えながら僅かに赤面して顔を逸らし、こちらを見据える色味の強い黄色く鋭い目を横目に見ながら、これまでに感じたことのない胸の高鳴りのようなものを感じて「と、ところで…どうだ?屋敷の中のことは覚えられそうか?わからないこととか、心配事があればいつでも俺がアイシアに聞くといい」内に芽生えた名状し難い感情を誤魔化すように小さく一つ咳払いし、大方の案内はこれで済んだため一旦ここで屋敷内部の案内を終える事にすれば、それなりに広い屋敷を少々早足で回ったこともあって、理解が追いついているか心配でそう尋ねつつ、いつでも自分やアイシアを頼ってくれて良いと改めて伝えて)

67: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-06 22:43:05

…もう終わりですか…いえ、その…また触ってもいいですよ…
(片手で片方の獣耳を触られていたが、気がつけば両手でどちらとも触られており、それによって擽ったさと気持ちよさで時々身体をピクッと動かしたり、しっぽを左右に軽く振ったりしていて。暫くすると触れていた手が離れ、もう辞めてしまうのかと小声でぽそっと呟くと、顔がほのかに赤く染まっているのに気が付き、それを見れば獣人とはいえ女性の体に長く触れていたことについて恥じらっているのだと考え。済まない、という貴方の謝罪の言葉に首を横に振り、いくらでも触って欲しいのだと言うことを伝えようとするが、性格上そんなに素直に伝えることなんて出来ず、視線を泳がせ俯きがちに言葉を紡ぎ。「はい、大体のことは覚えられました。…街に行きたいです。獣人ですから、アイシアやご主人様と一緒に出なければなりませんが…」と、屋敷のことについて頷くが、心配事については何かあるようで。それはこの周辺の街に出てみたいということで。だが、獣人ということもあり一人で行けば商売道具にされるのは目に見えているため、貴方やアイシアと一緒に行かなければいけないと口にして。)





68: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-07 12:30:08

街へ…?よし、わかった、それなら俺が付き添おう。ウルが獣人だろうとなんだろうと俺がそばにいて悪事を働くような輩は我が領地には一人だって居ないからな、安心してくれていい
(人間嫌いといった印象の彼女が自ら人が多く居る街へ出たいと申し出るのは正直かなり意外で一瞬困惑するが、せっかく本人が自分の意思で希望を口にしているのだから出来る限り彼女が望むように気持ちを尊重してやりたいと思い、その想いに水を差したくないと考え。自身の領地は他に比べれば住人たちの気性は穏やかで手酷い獣人差別をする者は滅多に居ないと思ってはいるが、それでも自身が一緒に行動すればより確実に彼女の身を守れると思い、自ら同行を申し出れば任せておけと言わんばかりに得意げに胸をドンと叩いて)

69: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-07 22:56:29

そうですか…ありがとうございます。行きましょう
(やはり最初は使用人であるアイシアよりも主人の貴方と行った方がインパクトがあり、もし悪業をする者がいたとしても貴方の身内の者だと分かれば、それ以降手出しする人は現れないだろうなと思い。貴方がこの領地の持ち主ならば、ほかよりも治安が良いのは納得出来て、それに頷き、貴方が直接街に出向いてくれるというのに感謝の言葉を口にする。早速街に出たいという気持ちがあるのか表情はほとんど変わらないままだが、ほんの少しだけ目がキラキラと輝いており、わくわくしている様子で。)

70: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-08 10:04:46

わかったわかった、すぐ支度をするからそう慌てるな
(パッと見、表向きは冷静さを保って見えるが、これまでが極端に感情が抑え気味な印象だっただけに瞳の輝きや、急かすような口調は否応なく目立ってしまい、結果彼女の本心は全て筒抜けと言っても過言ではなく、そんなに街へのお出かけが楽しみなんだなと本人にそう言ってみても恐らく否定されるであろうことは言葉には出さないながらも感じつつ早速外出の準備を始めて。身支度を済ませると、二人でこの屋敷に来る時にも乗り込んだ馬車に再び乗り込んで、彼女を購入した領内唯一の街へとやってきて。比較的治安がいいとはいえやはり獣人と領主である自身の取り合わせはかなり珍しいらしく、多くの住人が様子を窺うように、不思議そうに好奇の視線を送ってきており、大分こちらへの態度は軟化した彼女だがまだ人間への警戒が完全に解けたわけでもないだろう、これだけの衆目に晒されるのはやはり怖かったりするのではないかと考えると自然とこちらから手をそっと握ってしまっていて「行こうか、ウルは街に来て何かしたいことがあったのか?」そうして手を優しく握ったまま、街へ行きたいと申し出た彼女の真意を確かめるよう問いかけて)

71: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-08 22:18:23

あ、慌てていません。ただ外の空気を吸いたいだけです
(まるでわがままを言う子供を落ち着かせるかのような口調で言ってくる貴方に、軽くはしゃいでいる自分の姿を見せてしまったことが恥ずかしく、ぷいっと顔を背けながら拗ねた様子で不貞腐れたように微塵も思っていない言い訳を述べて。身支度を済ませるとこの屋敷に来る際に乗った馬車と同じものに乗り、屋敷に向かってくる時の馬車の張り詰めた空気はどこにもなく、街に早くつくことが待ち遠しいようで外をじっと眺めながらしっぽを揺らす。なんとなく予想はしていたが、やはり獣人と貴族という組み合わせは物珍しいのか住人の視線は自分たちが独占しているような状況で。貴方やアイシアと話したことで少しは人間嫌いが治ったかと思っていたが、そうではないようで。またなにか人間にされるのではないかと怯えながらもそれを公に見せるなんてことはなく、手を握られるだけでは足らず貴方の腕を抱き締めて。「少し街の様子を見たかっただけです。したいことはありません」と先程空気を吸いたかったというのが嘘だとすぐにバレてしまうが、今はそんなことが気にならないくらい住人たちの視線が怖いようで。)




72: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-09 14:57:26

そうか、ならここは俺に付き合ってもらうとするか。はぐれないようにちゃんとついてきてくれよ
(口ではなんでもない風を装っているが腕にしっかりと抱きついてくるその様子から彼女の内心の不安やら恐怖やらが伝わってくるようで、腕に伝わる体温やら柔らかさにどうしても異性であることを意識させられ少しばかり緊張してしまうが、それよりも彼女をこれ以上不安な気持ちにさせてはいけないという想いが僅かに上回り、改めて自分のそばにいれば大丈夫と伝えてはこのまま一緒に少し街を見て回ることを提案して。最初は確かに人間というだけで怖いかもしれないが、それでもこの街の住人は基本的によそ者にもオープンな気の良い人たち揃いだ。外を自由に出歩く獣人というだけで物珍しそうに彼女のことを見ているが自身がそばにいることで領主様の連れなら…と悪意を持った目線を向けている者はこの場には誰も居ないように思えて、人間はみんな獣人にひどい事をするという先入観さえ取っ払ってしまえばきっと彼女にとってもこの街はお気に入りの場所になると確信していて)

73: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-10 22:48:54

はい…っあ、すいません…
(貴方の腕を抱きながら街を歩いていれば住人たちの視線にも慣れてきて心を落ち着かせていると先程から貴方にベッタリくっついていたことに気がついて。無意識だったとはいえ今日出会ったばかりなのに心を許しすぎていたかもしれない、と思うと抱き締めていた腕をバッと離して。だが幾ら住人たちの視線に慣れてきたとはいえ知らない人間に対する恐怖心は収まっておらず、先程貴方からはぐれないようにと言われていたことを思い出せば離した手を貴方の大きな手に自分から触れて。手を繋ぐことも初めてだというのに自分からなんて上手くできるはずもなく、貴方の指をきゅ、と握ることしか出来なくて。)




74: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-10 23:39:07

…どうせ繋ぐならもっとしっかりと、な?
(謝罪と共に腕から離れた温もりを名残惜しむが、こちらからは何も言えずにただすぐ隣の彼女の姿を横目で見るのみで。そうして街の散策を続けていると、控えめに伸ばされる手に指先を遠慮がちに握られて少しだけ驚いて彼女の方を見やるがすぐに表情が綻び、相変わらず厳つい笑顔浮かべながら優しく指先だけを握る手を解いてから、改めて力強く手同士を重ね合わせるように繋いでやって「そういえば…今更なんだが、その格好はどうだ?動きにくくはないか?」彼女の歩幅に合わせてゆっくり歩きながら、ふと思い立ってこちらで見繕ってやった小袖の着心地について尋ねる。彼女は今まではずっと質素な服装であっただろうし、勿論自身も東国の服を身につけた覚えはなくその機能性はどの程度のものなのか想像もつかず気にしていて)

75: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-11 22:45:38

…は、はい…
(貴方の指を握ると、それに慣れないにも関わらず笑顔を浮かべて咎めることもなく最初に街に来た時のように優しく、でも力強く手を握られ。貴方の体格なら歩くのはもっと早いだろうに、貴方よりも小さい自分のことを気遣ってか此方の歩幅に合わせるように歩いているのに気がつくと、やはり貴方は優しいんだなと実感して。次に振られた話はアイシアから渡された別の国の洋服のことで。「動きにくくはありません。ですが、汚してしまわないか心配です…」と激しい運動をする訳では無い為動きやすさは気にしていないが、これまでこんなに綺麗でしっかりとした服を貰ったことはなかった為、汚してしまった時のことを気にしていて。)




76: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-12 10:58:12

心配しなくても多少の汚れぐらいならアイシアがなんとかしてくれる。家事仕事においてあいつの右に出る者はそういないからな
(どうやらせっかくの衣服を汚してしまう事を危惧しているらしい、不安そうに自らの身体へと目線を落として隣を歩く彼女へとアイシアの名前を出して、多少の汚れ程度ならどうにでもしてくれると太鼓判を押して安心させてやろうとして。少し歩き、通りの奥の方にあるパン屋の方から香ばしい焼きたてのパンの匂いが漂ってくればお腹が小さく鳴り「ウル、お腹は空いてないか?俺はパンでも買って食べようと思うが…一緒にどうだ?」空腹を訴えるように自身のお腹に手を当て少しばかり照れくさそうに苦笑浮かべながら、奴隷として酷い扱いを受けていた彼女のこと、満足に食べさせてもらえてなかったのではないかとも思い一緒にパンを買って食べる事を提案して)

77: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-13 23:25:55

そうですか…、それなら安心です
(確かに、貴方が雇っている使用人ならば家事のことの全てができるのも当然だろうなということと、自分が人間へ心を初めて開いた人物であるため納得できて。やはりアイシアには大きな安心感を抱いているのか貴方の口からアイシアの話が出ると口元が緩んで。獣人ということもあってか鼻が人間よりも利くため、少し前からパンの食欲を掻き立てるような匂いを感じていたがパン屋に近づくにつれ貴方もその香りに気がついたのか腹から小さな音を立てたのを聞けば貴方を見つめ。「…はい、是非」と貴方にパンを買って食べないかと誘われると、奴隷として売られていた今日から現在まで何も口にしていないため腹が減っていて。)




78: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-14 00:50:33

よし、そうと決まったらパン屋へ行くとしよう
(こちらへと真っ直ぐに向けられる強調するような黄色、その無垢な輝きに瞳細めると、『是非』と短い言葉でも確かな意思表示をした彼女と繋いだ手をギュッとほんの少しだけ力を入れて握り直し、道の脇に様々な露店や商店の立ち並び人通りもそれなりな通りの奥を目指して歩みを進めて。やがて、木造の落ち着いた雰囲気のパン屋の建物の前に辿り着いて、窓の外からでも様々なパンが棚に陳列されているのが見えて、そのどれもが黄金色に輝いて見え、付近に漂う食欲をそそる香りに特に用事がなくても思わず足を止めてしまいそうで。店の入り口の引き戸に手をかけ開けるとカランカランとドアベルが軽やかに鳴って自分たちを迎え入れ、店内の棚の上にはパンの種類ごとにバスケットの中に敷き詰められており、それが所狭しと並べられているのを見れば「好きなパンをいくらでも選ぶといい」彼女に食べたいと思うパンを好きなだけ思う存分食べさせてやろうと、自由に選ぶよう勧めて)

79: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-14 22:00:51

…ご主人様、私にはなにがなんだかわかりません…。ご主人様が気に入っているものを選んでくれませんか?
(パンの香ばしい匂いとパン屋の建物からも微かに香る木材の匂いが心を安心させてくれるような気がして。店内には数々のパンが並んでおり、自分がこれまで口にしていたパンは質素で殆ど味も香りもしないものだった為、パンというカテゴリーの中だけてもこれほどの量があるのだと感心させられる。恐らく、これまでろくな扱いも受けてもらえなかった自分への思いやりの気持ちで言われた言葉に店内に並べられているパンを見渡した後、困ったように眉を控えめに下げると、店にあるパンで自分の食べたことのあるものなんてないため、貴方に選んで欲しいと頼み。)




80: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-15 17:50:31

そうか、じゃあこれとこれと、後は……
(せっかくの機会だからと良かれと思って選択権を委ねるも、店内をぐるりと見回したかと思えば眉を八の字にして申し訳なさそうに瞳を伏せる彼女。奴隷として自由がないのが当たり前、食事も生きるのに最低限必要なものしか与えられて来なかったであろうこと、理解していたつもりではあったがそれを知った上で想像力が欠如していたことを痛感させられて。結果として困らせる形になってしまったことに酷く罪悪感を覚えれば、贖罪の気持ちを込めて頭にポンと置いた手でわしわしと撫でてやれば、彼女の食べる量などはわからないため両手に抱えるぐらいの大きな紙袋いっぱいのパンを適当に見繕って購入し、食べきれない分はアイシアへのお土産にすればいいかと考えながらパン屋の入り口付近の木製ベンチへと移動して「さあ、食べるとしようか。ここのパン屋のパンはどれも美味いぞ」袋の中からバゲットを一本手に取って豪快に齧って)

81: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-16 21:57:42

…では私はこれを…
(自分が貴方に選んで欲しいと言葉を零すと何を思ったのかはわからないが、頭に置かれた手でそのままわしゃわしゃと豪快に、でもその手つきは優しく頭を撫でられると最初は手を伸ばされるだけで恐怖で染まっていた表情はいつの間にか緩んでいて。なんの躊躇いもなく大量のパンを選んでいく貴方の後ろについて行けば、会計の時に受け取った紙袋はとても大きくパンパンに詰められていて。それに驚きながら外にあるベンチに座ると紙袋の中からなにやら細長いパンを取り出したのを見て首を傾げながらも貴方が買ってくれたパンが入った紙袋から適当に選べば中から取り出したのは丸く上部が膨らみ格子状の線が入っている不思議なパンで。匂いを嗅いでみれば、甘い香りが鼻腔をくすぐり、食欲がそそられてきて。パクッと齧り付いてみればサクッとしていながらもふわふわでうまく説明することは出来ないが兎に角美味しく。「…!とっても美味しいです。これはなんですか?」と目を輝かせながら隣にいる貴方に問い。)




82: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-16 22:28:11

そうか、ウルはメロヌパンが気に入ったか。こいつはな、メロヌという果物を模して作られたパンなんだ、甘くて美味いだろう?俺も大好きなんだ
(しっかり甘く味付けされたバターの風味を効かせたサクサクのクッキー生地に、これまたほんのり甘いふんわりしたパン生地、その二つの絶妙な組み合わせが美味しいそれは、主に贈答品として高値で取引される高級な果実であるメロヌの実の外見的特徴である格子状の模様を似せたメロヌパンで。彼女はそのメロヌパンが大層気に入った様子、瞳の輝きがより一層増したように見えて夢中になって大口開けかぶりつく様子を微笑ましげに見ながら、そのパンの名前や由来なんかの知識を簡素ながら話して聞かせてやり。美味しいものは心を豊かにしてくれるもの、街に来たばかりの頃は周囲の目を気にしてどこかオドオドしているようにも見えた彼女だが、今は心の底から幸せそうに表情を綻ばせていて、誘って良かったなとそんなことを考えながら自身は2個目のパンヘ手を伸そうとしたその時『ママーっ……どこー……!』街の通りを一人の小さな女の子が泣きじゃくりながらベンチの前をトボトボと歩き、通りかかって)

83: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-17 22:14:03

めろぬぱん…とても美味しいです、毎日でも食べたいくらい
(どうやら自分が今食べているパンの名前はメロヌパンというらしく、それについて名前や由来などを簡潔に話されると興味を持ちながらメロヌパンが気に入ったようで小さな一口でパンに齧り付いてその美味しさを味わっていて。自分が生きてきた中でこれは一番美味しいなと思いながら、とても気に入ったらしく毎日食べたいくらいだと零す。メロヌパンの甘さに浸っていれば、聞こえてきたのは貴方の声ではなく幼女が泣き声で。おそらくだが母親とはぐれてしまった様子で、幾らあなたやアイシアと話せるようになったからとはいえ、もちろん自分から話しかけに行くことは出来ず。だが貴方は助けるのだろうなと思うとじっと貴方のことを見つめ「…助けないのですか?」と声を掛ける。)




84: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-17 23:17:26

はは、それじゃあ今日帰ったらアイシアに相談してみるか……ん?あー……そうしたいとこなんだが……よし。ゴホン……お嬢ちゃん、迷子かい?
(そんなにも気に入ったのならと、本当に毎日食べられるように普段炊事や買い出しなんかも取り仕切っているアイシアに相談してみても良いだろうと前向きな返答、朝食にはパンが必ず出てくるため彼女用のパンだけでもメロヌパンに置き換えるなどやりようはありそうだと、考え巡らそうとしたところを幼い少女の声によって現実に引き戻され、当然見てみぬふりはしないのだろうと言わんばかりの目線に射抜かれれば軽くたじろぎ、勿論こんな幼い少女とて領民の一人、助けてやりたいのは山々なのだが一つだけ不安要素があって。しかし、目の前に実際に子供が泣いている、それを助けずしてなにが領主かと全ての思考を放棄して意を決してベンチから立ち上がれば少女の元へ、眼前に突如として現れた背の高い影に驚いた様子でこちらを見上げてくる少女へと自分の中では渾身の笑みと思っている不格好で引き攣った笑みを浮かべながら視線合わせるようしゃがみ込み軽く咳払いして声をかけたものの……『うわぁーん……!こわいよー!たすけておねえちゃん!』案の定というべきか、強面な己の顔を見た途端に何かをしたわけでもないのに思いっきり怖がられた上に泣き出してしまう始末で、しかもあろうことか少女はベンチに座っている彼女の元に駆け寄り助けを求めるように腰に腕を回し、お腹に顔を埋めて泣きついてしまって)

85: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-18 23:05:53

笑顔がとても下手ですね、まさか子供相手でも…っ!?
(貴方が道に迷っている少女に話しかけたかと思うと引き攣った上手とは言えないような笑顔を浮かべているのを見て、それに笑顔が下手だと隠さず言うと「子供相手でもそうなるとは思わなかった」と続けようとした言葉は少女が腹に抱きついてきたことで止められて。幾ら子供だと言っても、やはり人間に対する恐怖心が完全に拭えた訳では無いため驚くことしか出来ず頭の中には大量のはてなマークを浮かべていて。だが、もちろんその少女を退かすなんてことも出来ず、取り敢えず落ち着こうと深呼吸を繰り返し、改めて少女に目を向ければ「あの人は怖い人ではありませんよ、優しくて良い人です。だから、私ではなくあの人のところに行ってください」と遠回しに行っても仕方がないと思い、貴方のところに行くように伝える。)




86: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-19 12:35:50

(子供というのは理屈よりも自らの感情に従って生きる生き物である、幼い子であれば尚更それが顕著であり顔が怖いという印象が一度でもつけばどんなに道理を説こうが彼女の説得も虚しくそのイメージを覆すことはできず『やだー!こわいー……!』最終的に更に強く彼女へと抱きつくと、こちらからは完全に顔を背けてしまって。半ば予想通りの展開に、やはりこうなったかと一つ小さく息を吐くと「ウル、こうなっては仕方がない。街の人への聞き込みは俺が請け負うから、その間その子がどこかへ行かないようそのまま一緒に連れてついてきてくれ」人間嫌いの彼女が子供に泣きつかれるというこの状況に戸惑っているのはわかるが、それでも少女のことを跳ね除けたり邪険に扱ったりはしないのを見て、申し訳ない気持ちはありつつもこの分なら大丈夫だろうとただ少女の事を見てるだけでいいからと自分と一緒に少女の親探しに付き合ってくれるよう頼み込んで)

87: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-20 02:30:43

で、ですが…!…わかりました、ご主人様がそういうのなら…
(此方の説得は意味の無いものとして終わってしまい、先程よりも強く抱きつかれるような形になってしまえばこれ以上説得しても聞いてくれないということが分かり。その状況を見て、貴方が街の人に聞き込みをし、その間自分が面倒を見るということになれば、それに驚き最初はそんなことができるわけないだろうと考えを否定しようとするも、最終的には間を置いて貴方がいつのならと頷き受け入れる。「行きますよ」と自分の腹に抱きついている少女2そう話しかけると立ち上がって。子供の接し方なんて、そんなもの分かるわけもないがきっと貴方ならそうするだろうという予想で手を繋いで隣を歩き。)




88: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-20 09:38:18

すまないな、ウル
(彼女としては不本意極まりない状況だろう、ある程度仕方のなかった事とはいえ望まぬ形で巻き込んでしまった事に眉尻下げつつ謝罪をしてから街を聞き込みして回ると、それほど広い街ではないため早速何人かから少女の母親に関する有力な手掛かりを掴む事が出来、それらを元に歩みを進めて。その間、彼女に手を引かれた少女はこちらのことは相変わらず頑なな様子で全く見ようともしない一方で逆に彼女には興味津々なようで『おねえちゃんは、どうしてあたまのうえにどうぶつみたいな、みみがあるの?このしっぽもほんもの?さわってみてもいい!?』幼い子供であるため獣人のことも、差別の事なんかも何も知らないようで、子供らしい好奇心を剥き出しにして彼女の頭の上の三角形の耳と腰にゆらゆら揺れる、美しい白銀の見事な毛並みのそれをキラキラした瞳で見やると、そんな目でそのまま彼女の顔を真っ直ぐに見上げて期待に満ちた眼差しで矢継ぎ早に質問を繰り出して)

89: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-20 22:30:56

いえ、誰かが悪いという訳ではありませんから…
(申し訳なさそうに眉尻を下げながら謝る貴方に対して首を振り、貴方も、この少女も決して誰も悪いことをしているわけではない為謝る必要はないと言って。数人に声を掛けるとこの少女の母親について知ることができ、そちらに向かっていると手を引かれている少女は此方を真っ直ぐな瞳で見上げながら何故自分には人間とは違う耳としっぽがあるのか、それに触っても良いかを此方が一つ一つ答える隙もないほど早く質問を投げかけてきて。差別のことなんて微塵も知らない少女からすれば、自分の容姿に気になることが山ほどあるのだろうと納得しながら「私は人間ではないからです。…少しだけですよ」と邪魔にならないように道の端に行くと少女が触りやすいようにしゃがみ頭を下げると少しだけなら、と言って。)




90: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-21 10:11:51

(少女にとっては初めて触れる獣人の耳や尻尾、そのどれもがとても刺激的で素敵な体験だった様子『わぁ~やわらか~い!ふわふわだね~』目をキラキラさせて彼女の獣人特有の部位に小さな手で優しく撫でるように触れていて、彼女としては見ず知らずの少女にこんなにも懐かれてしまって相変わらず困惑しているであろうことを考えると少し申し訳ないが、その様子を見て思わず微笑ましく感じてしまう自分がいて「随分懐かれたものだな、悪いがもう少しだけ付き合ってやってくれ」ある程度聞き込みを済ませて、少女の母親が街の広場の方で居なくなった娘を探し歩いていたという情報を掴むと、そちらへ向かうまでの間もうしばらく少女のことを構ってやっていて欲しいと再度お願いしては母親の目撃情報のあった広場まで再び共に歩き出して)

91: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-21 22:30:29

ん…ほら、そろそろ行きますよ
(どれだけ乱暴にされても怒ってはいけない、と自分に言い聞かせながら少女に触れられると、その手つきは優しく暖かいもので、それに内心驚きつつも、これ以上触らせてしまえば母親に再会できるのが遅くなってしまうと思い強制的にやめさせると再び手をつなぎ歩き出す。その少女と一緒にいる時間はあと少しらしく、それを貴方に伝えられると「いえ…獣人が物珍しいだけですよ」と貴方に最初に怖いという印象をもったこともあるが、何より同性で耳やしっぽが生えているからだと、決して懐かれている訳では無いことを伝える。)



92: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-22 06:59:44

かもしれないな、でも子供っていうのは可愛いもんだろう?素直で偏見もなくて……人間って奴はどうして成長すると物事を真っ直ぐに捉える事が出来なくなるのだろうな
(確かに少女が彼女に懐いているように見えるのは獣人が珍しいからというのは理由の一端としてはありそうで、しかし相手が人間で理由や形はどうあれ好意的に接して貰えるのは決して悪感情ばかりではないのではないかと思い、同じ人間でも邪心の欠片もない少女ぐらいの幼い子供には彼女も少なからず心を動かされているのではないかと本音を尋ねてみて。子供はこんなにも素直で差別意識や悪意を持たず彼女のような獣人とも接する事が出来るというのに、成長するに従って自分たちとは違う存在を受け入れることが出来なくなっていく、立場が上だとか下だとかそんな勝手な物差しで物事を判断し、自分たちよりも劣ると判断した存在に対してはとことん残酷になる事が出来てしまう。人というのはどこで間違ってしまうものなのか、互いを理解し受け入れ手を取り合って生きることは出来ないのか……なんだかんだ言いながらも少女の手を引いて一緒に歩いてあげている彼女の横顔眺めつつそんな事を思わずにはいられず『あっ……!ママ!』やがて聞き込みで得た情報を頼りに街の広場へと到着すると少女はすぐに母親の姿を見つけて握っていた彼女の手を離して一目散に駆け寄っていき。そして、少女と2、3言葉を交わした母親の目線がこちらへと向くと慌ててこちらへと駆け寄ってきて『領主様……!うちの娘がとんだご迷惑をおかけしたようで、申し訳ありませんっ……。そちらにお連れの獣人の方には特にお世話になったようで……獣人とは野蛮で話しが通じない、そんな存在だと聞いておりましたがそんな事はないのですね。本当にありがとうございました』領主が自ら少女を連れてきてくれたことに母親は恐縮しっぱなしで、そして目線は特に少女が懐いていた彼女の方へ、母親は獣人という存在への偏見を語りつつも人間と心を通わせる余地があると認識を改めた様子で深々とお辞儀をして)

93: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-22 22:28:52

仕方がありません、良くも悪くもそれが成長というものです。そんな人間が獣人に手を上げ、それを復讐する為に獣人もまた手を上げる…その繰り返しですから
(たしかに、子供というのは愛らしいものだ。ただ自分の思ったように伸び伸びと生活し、差別なんて言葉も知らない純粋無垢な存在なのだから当たり前だろう。それが大人になるにつれなくなっていき、自分に言えないほどのことをしてきた大人のようになってしまう。だが、今更何を言おうとそれは変えられないものであると何度も実感してきた為、子供から大人になっていく所謂「成長」だと受け止めることにして。残酷な扱いを受けた獣人が腹を立て、鋭い爪や牙で攻撃をし、人間には不作法で粗暴な者だと罵られ、手を挙げられる…そんな負の連鎖が何十年、何百年も続いている。いつに待ち望んでいた少女とその母親の再会。繋いでいた手は離され真っ直ぐ母親のところに駆け寄る姿を見て、なんとも言えない感情に耽ってしまう。少女とほんの少しだけ会話をした母親が恐縮した様子で頭を下げ、なんと獣人の自分にも感謝の言葉をかけたのを聞くと、どうかこの親子だけは獣人が全て悪い訳では無いと思わないで欲しいと心から願って。)




94: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-23 11:18:49

(容姿が違うだとか、血筋がどうとか始まりはきっと些細なことだった。しかし、それが次第に差別となり争いの火種となり結果的に生存競争に勝利した人間が獣人を隷属させた。人というのは自分の信じる正義のためならばとことん残酷になれる生き物である、反抗されたらその何倍にもしてやり返すのだ、獣人である彼女は人間に刃向かった同胞たちに対する目を背けたくなるような仕打ちをこれまでに沢山見てきたであろうことは想像に難くなく、そしてそれを仕方のない事として諦観してしまっている。だがそんなものはあまりにも不毛であり、繰り返される負の連鎖は一刻も早く断ち切るべきなのだと、理想を思い描くは容易いが叶えるには力不足な現実に歯痒さを感じて苦虫を噛み潰したような表情浮かべてしまうが『バイバイ、きつねのおねえちゃん!またあそぼーね!』『こら、領主様とそのお連れ様に失礼でしょう。……本当にうちの娘がすみません……』目の前の二人のように獣人に悪意を持たず接してくれる人もいる、身近なところからなら変えていけるかもしれないという微かな希望が見えた気がして彼女と顔を見合わせるように見やり一つ頷き「ああ、狐のお姉ちゃんも今日だけでは遊び足りなかったそうだ、また会う事があれば遊んでやってくれ」なんて、相変わらずの不恰好な笑みを浮かべながら当人の意見は聞かずに勝手にそう返事をしていて)

95: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-23 22:15:06

ちょっ、何勝手なことを…。…また機会があれば、少しくらいは相手してあげます。それまでいい子にしてるんですよ
(今でも変わらず、人間は嫌いで信用出来ない。それはこれからどんなことがあっても揺らぐことはないだろう。だが、人間という一つの枠組みで考えず決めつけるのではなく少女の母親がしてくれたように人間の中にも自分の知っているようなことをする人たちばかりではないことを胸に留めて。獣人の自分に悪意を持たず、ただ真っ直ぐ自分に向き合ってくれる二人に、今は素直に感謝や嬉しさを伝えることは出来ないが、いつか絶対に伝えたいと思いながら、此方の確認も取らず少女の発言に返事をしたのを聞いて訂正させようとするが、この少女ならそれも悪くないかと思えてきて、いい子にしているのならまた耳やしっぽを触らせてあげてもいいかと考えて。)




96: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-24 16:04:03

ウル、ありがとな。お前がいてくれて助かった、意外に面倒見がいいんだな
(優しく諭すような彼女の言葉に元気よく返事をして頷くと、そのまま母親に手を引かれて去っていく少女を見送れば、無事に送り届けることのできた安堵から一気に体の力が抜けて一つ大きなため息を吐き、彼女に向き直って改めてお礼を述べ。自分一人だったら延々と少女に泣かれ、怯えられ途方に暮れてしまっていたことだろう、そうならずに済んだのは彼女が少女の心を掴んでくれたからに他ならず、想定外の事態に戸惑い見せながらも年下の子供の扱いは意外にも上手かったことには驚きが隠せず。改めて彼女が本当は心優しい女性なのだということを感じ取り、これまでは境遇的にそういった面を表に出す機会は無かっただろうが、これからは自分の元でそんな彼女の良い部分をどんどん発揮していつかは種族の垣根を超えて、せめてこの街の中でだけでも領民たちから愛される存在になって欲しいと密かに願い)

97: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-24 22:29:47

意外とは失礼ですね、私でも子供をを邪険に扱うようなことをはしませんよ
(母親に手を引かれるまま自宅へと帰っていく後ろ姿を眺めていれば、隣にいる貴方から言われたのは感謝の言葉で。面倒見がいい、と言われればその前についてきた意外に、という言葉に少し機嫌を損ねながら、幾ら人間が好きではないとはいえ子供であるのは間違いないため、大人の人間よりは警戒心はなく。「…ご主人様、疲れてしまいました。帰ってもよろしいですか?」と今日一日で貴方に買い取られ、人間嫌いだったのを少しだが克服して肉体的にも精神的にも疲れが響いてしまったのか貴方の腕に頭をぽすん、と預けるとそれを伝える。街に来たいと言ったのは自分だというのに、我ながら意外とわがままなのかもしれないと思っていて。)




98: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-25 18:42:06

あ、ああ……大丈夫か?無理はする事ない、帰ったらゆっくり休めばいい。戻る頃にはアイシアがあの部屋をウルが生活出来るように整えてくれているはずだ
(己の腕の中、不意に身を預けてきた彼女に微かに高鳴る胸、初めはそっけなく感情の起伏すらもあまり見えなかったのが嘘のように、こちらの顔を見上げてまるで甘えるかのように真っ直ぐに要求を伝えてくるその姿がなんとも愛らしく、魅力的に見えてしまって。これまで貴族としてさまざまな高貴な立場の女性達と接点を持つ機会はあったがそれらのどんな女性にも抱いた事のない感情に戸惑いを感じると目線を泳がせながら、彼女の思うようにすればいいと肯定して。屋敷を出る前に彼女の私室となる予定となっている、これまでずっとほったらかしになっていた元客室を日常生活を送るのに差し支えないよう整えるようにアイシアに頼んであったため、帰ったらすぐにでも部屋でのんびり身体を休めることも出来るだろうと伝えると、街の入り口に待たせている馬車目指し歩き出して)

99: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-26 00:13:31

たしかに、そうですね
(突然体を預けてもふらついたり驚いた様子も見せない相手に流石軍人時代に鍛えていただけあるなと感心しながらも、人間よりも発達した耳で僅かに貴方から聞こえる心音が早く脈をうっているような気がしたのを感じ取り、何故だろうと疑問に思っていて。客室だった部屋が今日自身の部屋になったことで、今頃アイシアはその部屋の掃除を終えている頃だろうと言われると、貴方以上に信頼をしているのかアイシアの話題が出るだけで表情が緩んで。街の入り口で待っている馬車へ向かっている途中、疲労からか軽い眠気が襲ってきて、小さな欠伸を零して。あっという間に馬車までつけば、それに乗り込みゆらゆらと揺れるのが心地よいのか眠そうにウトウトとしながら貴方の方を見て「…今日、一緒に寝ても構いませんか」とやはりまだ慣れない部屋で一人ポツンと夜寝るのは寂しいのかそんなことを聞いて。)




100: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-26 13:13:45

それは……ああ、わかった、ウルがそう望むのであれば
(馬車の揺れに合わせてこっくりこっくり船を漕ぎ眠たげにしている彼女、そんな様子を横目に微笑ましく見守っていれば顔を上げてこちらへと向けられた目、眠気のせいだろうかどこか舌っ足らずで甘えたような口調での思わぬ要求に再びドキリ、異性との同衾の経験などないがどういった事がその先にあるのかは理解している、勿論彼女側にそういった意図はないだろうと理解はしているが、一度変に意識すれば思考の深みに嵌ってしまうもの。しかし、眠気をこらえるようにしながらも、まるでこちらへと縋るように細められる瞳の奥の不安やら心細さのようなものを感じ取れば、自身の中にある庇護欲が強く刺激され、一瞬芽生えかけた下心を思考の外に完全に追いやると彼女の望みへと応えるように頷いてみせて。馬車が屋敷の前に到着する頃には、眠気に耐えかねた彼女は自身の肩に身を預けて穏やかな寝息を立てていて「ウル、起きろ。着いたぞ」気持ちよさそうに眠っているところを起こすのはなんとも忍びなかったが、このままにしておくわけにはいかないため肩を揺すって。それでも起きないようなら抱えてでも屋敷の中へと連れて行くしかないかと頭の片隅考えていて)

101: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-26 23:32:16

ありがと…ございます…
(此方の要望について少し戸惑った様子に何故だろうと思い首を傾げるも眠気でろくに回らない頭では考えることは出来ず、貴方からの答えを待っていれば、頭上から飛んできたのはYesの言葉で。それに嬉しそうに頬を緩めて礼を言った直後に貴方の肩に身を預け、静かに寝息を立てて眠ってしまい。肩を揺すられるとそれに驚いたのかピク、と体を揺らしたあとにゆっくりと目を開けるとどうやらもう屋敷に着いてしまったらしく。「ん…おはようございます…」と貴方の顔を見るとそう呟き、寝てると一瞬だなと思いつつ、おぼつかない足取りで馬車から降りればよく寝た、とでも言うように体を伸ばし。)




102: カイン=ランドル=アルフォンス/アイシア [×]
2024-10-27 17:28:17

……ずいぶんよく眠れたみたいだな
(最初の頃に警戒していたのが嘘のように、こちらに完全に身を預けて眠っていた彼女が身体を震わせて目を覚ました様子があまりにも微笑ましくて頬が緩み、若干ふらつきながら馬車を降りる彼女の手をとり支えてやって。十分な睡眠がとれたということを示すような仕草を見て、彼女が自分と一緒にいてこんなにも安らかな時間が過ごせたならそれはとても喜ばしいこと、何よりも人間社会での暮らしに少しでも早く慣れてもらって平穏無事に過ごしてもらえるのが一番だというのに、一緒に寝たいと要求された時に少なからず下心を抱いてしまった自らを恥じれば、そんな胸の内の気まずさを誤魔化すように彼女の耳と耳の間へと手を置きそっと撫でてやり屋敷の正面玄関へと向かうと『おかえりなさいませ、旦那様!ウルちゃん!』すぐその場で待ち構えていたかのようにアイシアが大きな正面玄関の扉を開け放ち二人を明るい笑顔で出迎えて)

103: ウルペース [×]
ID:39ba6d435 2024-10-27 23:04:57

はい、なんだか安心してしまって
(ふらついた足取りを見た貴方はすぐさま此方の手を取り支えるようにしたのに気が付き、少し前に屋敷に初めて来たときも手を差し出されたが、その時はそれを拒否したな、と思い出していて。気まずさを誤魔化すためのものだとも知らずに耳の間に手を置き頭を撫でるように動かされると、それがとても好きで気持ちがいいのかすぐに目を瞑り自分から頭を押し付けるような仕草まで見せる。玄関のドアが開かれれば、そこには待っていたかのように目の前にアイシアが居て、それに嬉しそうに耳をピンと立て駆け寄ると「ただいま帰りました、アイシア。…先程言っていたご主人様は優しい人だという言葉、わかったような気がします」とシャワーで身体を綺麗にしてくれた後に言われた言葉のことを話しているようで。)




104: カイン=ランドル=アルフォンス/アイシア [×]
2024-10-28 16:29:36

(自分に頭を撫でられて心地良さそうに目を細め、更にはもっともっとと求めるように頭を擦り付けてくるような仕草、そんな様子ががとても愛らしく思えて自身の中に名状し難い感情がどんどんと膨らんでいくのを感じながら、その美しい白銀を存分に撫で回してやろうとするが、自分たちを出迎えたアイシアの声が聞こえると同時にその手は空を切って、一目散にアイシアの元駆け寄るその背中見ながら、自分にもだいぶ心を許してくれたような気がしていたがそれはあくまでも他に頼れる人がそばにいない場合限定のものだったらしい、どうやらまだまだこの差を埋めるのには時間がかかりそうだと苦笑するが、今日一日でここまで来れたのだからむしろ焦る事はないと前向きに考えつつ二人の様子を見守り『旦那様とも仲良くなれみたいだね、お出かけ楽しめたみたいで良かったね』アイシアは脇目も振らず駆け寄ってきた彼女を迎え入れて抱き止めつつ、彼女の頭を撫でようとしたのだろう手を所在なさげに引っ込めたこちらを見て気の毒そうにチラッと見て苦笑い、言った通りだったでしょう?と言わんばかりに彼女の方へ改めて視線移し満面の笑顔で語りかけ)

105: カイン=ランドル=アルフォンス [×]
2024-10-29 02:10:19

(/掛け持ちをしないで欲しいなどとは言いませんが同トリップ使って他所で楽しそうにやってるのを偶々見つけてしまいまして、こちらは返事せず放置のようなので申し訳ありませんがお相手解消させていただきますね。
いつも楽しくお相手させていただいただけに残念ではありますが、これにて失礼いたします。これまでありがとうございました)

最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle