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BLなりきりチャット
自分のトピックを作る
31:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-18 06:09:44
まあ、そのために来たようなもんだしな。……あと30分くらいか?それくらいなら待ってやるよ。寒ぃし店内に居座るけどいいよな?
( 下戸だった場合を配慮して選択肢を出したが、相手からは動揺しつつも酒を求める声が返ってきて。「はいはい」と妙に嬉しげな様子で口角を上げそれを聞き入れると、お望み通りビールを何缶か持ってきてレジに置いた。彼のアルコールの許容量も酩酊するとどうなるかもまだ分からないが、共に酒を飲む相手が出来て早くも上機嫌で。退勤時間を告げる彼には軽い調子で返し、袋を受け取ると返事を聞くより先にイートインスペースに一直線。そこに留まることにして。スマホを取り出しニュースサイトを開くと、適当な記事に目を通して、時々あくびを漏らしながら暇を潰す。すると、突然仕事先からの着信が。退屈そうな顔を一変させて表情を強張らせると、ちらりとレジにいる彼に目配せしながら店の外に出た。かちり、とスイッチを押す音が脳内に響いて、電話先の相手に「すみません。私は今、別件で動いてて…はい、また明日対応させてください」と高く猫被った声色で、見えてもいないのに頭を下げた。馬鹿正直に今から宅飲みなんですと答えられる筈もなく、「別件」なんて都合が良い言葉で包み込んだ。嘘ではぐらかされたと知れば、同僚はどんな顔をするのか。想像したところで心が痛むほどの善心は持ち合わせていない。電話を切り、深く溜息を吐くと、店内に戻るのも億劫になり結局外で待機することにして )
( / そうですね、私もギクシャク感がもう少し欲しいなと思っていました笑 お互いなんだかんだ優しくて人に気を使うので冷たくあしらえないんですよね……ですがまだ他人以上、友人未満のむず痒い関係のまま、徐々に仲を深めて半同居の形へと持っていければと思います!
32:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-18 20:34:44
わかった。( そのためにきた、と言われれば顔が綻ぶ。久しぶりの友人のような感覚に戸惑いつつも、彼からの問いかけに応答した。残り30分がいつもなら別に何とも思わないが、今日だけは早く終わってくれないかとそわそわしていた。途中、オーナーに知り合いなのかと声をかけられたが、別に。とだけ返答した。元々お喋りだった性格もいつしか口数の少ないものになっていて、それでも、彼といるときはそんなの気にせずにいられる。実際、自分たちの関係はなんなのだろうかとオーナーの問いに悶々としながらも棚の奥の商品を前へ出していく。途中廃棄のものを見つけながらふと視界に入った彼が携帯を持って外へ出た。興味本位で窓際に移動しながら彼の行動を見つめると、顔つきは前とは違ってキリッとしていて、電話越しでも頭を下げている。律儀な人だな、初めて知った外面が少しおかしかった。電話が終わっても戻る気配がないからか、気になって気になってしょうがなく、まだ55分だというのに既にバックヤードへ帰り着替え始める。「 ちょっと、待たせてるんでもういいっすか 」オーナーへ早く帰りたい旨を伝えれば、少し呆れたような表情だったが普段からシフトはいいように使われていたためオーナーも文句が言えず片手だけ上げて返事をした。店内を少し駆けて彼の元へ向かう。後ろから相手の頬に少し暖かい缶コーヒーを当てて )
何で外で待ってんだよ、風邪引くだろ。これ、新商品出すんで廃棄になるやつ__体あっためろ。
( / 今とても楽しいです。お相手してくださり本当に感謝しています。これから先どんな関係になっていくのか、日々想いを巡らせているところです。素敵なお話が紡げたらと思います。要望等ありましたらいつでも仰ってくださいね。何卒よろしくお願いします。 )
33:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-18 23:38:55
うお、もう終わったのか?早えな。
あのなぁ、あの雨の日でも大丈夫だったんだ。そんなヤワじゃねーよ。
( 頬に与えられた温度に驚き、振り返ると予定時間より早く店から出てきた相手の姿。まるで母親のような口ぶりでお節介を焼く彼には、こいつも随分と世話好きな奴だなと思いながら、心配される筋合いはないと一蹴して。あの日も結局風邪を引くことはなく、体調不良を口実に会社を休めなかったのが惜しいと感じるほど体調は良い。いっそのこと風邪を拗らせて寝込めたら、ちょっとは疲労感もマシになるかもしれないが、これでも身体だけは丈夫で困った。先ほどの電話の件もあり、やれやれと行き場のないやるせなさが口から漏れて。まるで相手を責めるような態度をとっていることを自覚すると、これから一緒に飯を食う相手に対してこれはいけないと思い、ばつが悪そうな顔をしながら「…ま、一応もらっとく」と缶コーヒーを受け取って。"オフ"の自分なんか、ただのくたびれたつまらない男で、疲労困憊で相手を気遣う余裕なんかない。それでも、彼だけは無碍に扱ってはいけないような気がした。それは命の恩人だからだろうか、久しぶりにできた友達…だからだろうか。正体不明の感情を解き明かそうとする前に、唐突に腹が鳴って。考えるのは食った後でいっか、と一歩踏み出して )
ほれ、行くぞ。腹減った。
( / いえいえこちらこそ!楽しくやりとりさせていただいております。瀬戸さんのドライに見えて人をほっとけない性格が本当に好きです。少しずつでも関係を進めていけたらと思います。ぜひ今後ともよろしくお願いします!(蹴り可)
34:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-20 19:08:22
すげえ頑丈だな。__いつでも腹なってんな。( 受け取りながらも悪態をついているような彼の発言に気を落とす、なんてことはなく、素なんだな、と改めて感じる。元々あまり人からの評価を気にするタイプでもないし、ましてや他人からの悪態も別に気にしたことはない。彼の言い回しも気にすることはなかった。ただ、電話越しの彼を見ていたからか、自分に対する態度が素であることが嬉しくもあった。こんな自分に気を許してもらえている気がした。彼からの返答に軽く笑みこぼしながら頑丈だと告げる。大丈夫だったなら何よりだ。すぐに聞こえてきた腹の音に、一瞬固まるも、ぶふっと吐き出すように笑い出しツッコミをいれる。彼が現れる時は大体空腹時なのだろうな。わかったよ、と彼の前にいき先導するように歩き始める。近場のバイト先ゆえに歩いて数分。自宅へと辿り着けばいつ通り部屋の中へ。歩いていく道の電気を全てつけながらすぐに洗面所へと向かい )
じゃあ、適当にくつろいでて。あっためるだけだからすぐ出せると思う。
35:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-20 22:01:49
うるせえ、今日もあんまり食ってこなかったんだよ。どうせ夜にたらふく食えるしと思って。
( 腹の音を笑われて、若干顔を顰めながら言い訳をする。仕事中は死ぬほど空腹でも腹が鳴ることはないのに、どうしてか彼の前だと気が抜けてしまう。あの手料理の味を知ってから、コンビニ弁当が無味に感じて、どうも食べる気が起きなくなった。気づけば作業の傍、あの味と、食卓を囲んだ時間のことを思い出しては、もう一度あの瞬間に戻りたいとそればかり考えていた。すっかり胃袋を掴まれた、というやつだ。他人と深く関わったところで、碌なことがない。分かりきっているはずが、こうして会いに来てしまった。何してんだかと内心自嘲しつつ、歩き出した男の後ろをついていくこと数分で彼の家に到着した。家に上がり込むのは二回目といえど、やはり他人の家というのは簡単には馴染まないもので。くつろげと言われて素直に羽を伸ばせるほど懐こい性格でもなく、以前のように眠りこけるほど限界に達してはいない。どうしたものかと悩みながら、とりあえず酒が入った袋と缶コーヒーを机の上に置く。料理はすぐ出せるという相手の言葉を受け流しかけたが、よくよく考えると凄いことを言ったなとワンテンポ遅れて衝撃を受け。自分が出来ないことをやってのける人間は、どうも偉大に映るようで。粗暴な口調ではあるが、密かに尊敬の眼差しを向けて )
は?お前、出勤前にあらかじめ飯用意してんのか?それともなんだ、作り置きか?
36:
瀬戸 背後 [×]
2024-09-22 23:54:41
( / 度々申し訳ありません。土日祝日は基本忙しくなってしまいレスに時間がかかってしまうかもしれません。連絡もできない時があるかもしれませんが、必ずお返事いたしますのでお待ちいただければと思います。身勝手なお願いで申し訳ありません。よろしくお願いします。 )
37:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-23 00:15:57
( / ご連絡ありがとうございます。あくまでリアル優先で、ゆるりとやりとりを続けていきたく思いますので、お気になさらないでください。厳しい残暑の中、体調を崩しやすい季節ですのでどうか無理はせず、ぜひ背後様のペースでお返事をいただければと思います。
38:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-25 19:03:45
いや、昨日の余りもん。1人分作んの面倒なんだよ。( ぎこちないのはこちらも同じ。完全に彼に気を許したわけでもないが、一緒にいて心地良くはある。ただ、他人の家でくつろぐことが難しい相手の気持ちもよくわかる。故にそれ以上彼へ気遣いの言葉をかけることはなく。昨晩の鍋を冷蔵庫から取り出し皿へと盛っていく。途中、彼からの疑問に答えながらもいつの間にか数品が食卓へ並ぼうとしていた。自家製の漬物や、キムチを取り出して居間へと持っていく。皿に移すだけのものは秒ででてくる。あとはバイトへ行く前にセットしておいた米が炊ければ全てが終了するようだった。台所から彼の姿を捉える。前回はあまり気にしてはいなかったが、ふと疑問に思ったことを口から出してしまう。後にその行為が過去の時間が1人になった原因だと反省してしまう。デリカシーのない、思ったことを口にする悪い癖が出てしまい )
あんた、あんな腹減ってたけど、1人暮らしか?実家とか、彼女とかいないの?
( / かなり遅くなり大変申し訳ありませんでした。やっと落ち着いたのでお返事させていただきました。度々このように時間が空いてしまうこともあるとは思いますが、多めに見ていただいたく。すみません。 )
39:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-25 22:21:20
へぇ、あの日パッと2人前が出てきたのもそういう訳か。なおさら凄えな…。
( 自分も袋から酒を取り出したりと準備を進め、返ってきた相手の言葉にはそういうものなのかと鵜呑みにして。1人暮らしで自炊するならありがちなことなのかもしれないが、共感できるほど自炊の経験はないため、作る量は少ない方が楽なんじゃないのか…?と内心首を傾げながらも無理やり納得した。あらためて、ここの家主に拾われて助かったと思う。ひとつ隣の部屋の扉にもたれていたら、また違う未来があったかもしれない。こちらに選ぶ権利がある訳ではないが、少なくとも自分と同等か、それ以下の料理音痴な奴じゃなくてよかったと、手際良く食事の準備を進める彼を見ていた。すると、不意に目が合って、唐突にプライベートを詮索される。ついに切り込んできたかと一瞬身構えたが、長年溜めてきた愚痴をこぼせる好機かとポジティブに解釈して。長めに息を吐くと、遠い目をしながら淡々と話していき )
……1人暮らしだ。いつも腹空かせてんのは金が無いんじゃなくて、仕事が忙しくて食う時間がねぇの。カノジョ…は、早く身を固めてほしいのか、親父がたまに嫁候補を紹介してくるけど、今は居ねえよ。
( / お待ちしておりました!毎回ご連絡いただけなくても事情は理解しておりますので、こちらのことはお気になさらず!むしろお忙しい中いつもありがとうございます。
40:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-26 22:56:57
ふーん。もしかして、どこぞの貴族かなんかか?( 踏み入った話を始めてしまったことに後悔しつつもしっかりと返答してくれたので少し安堵する。このままこの関係に終止符をうってしまうところだったと内心焦っていた。何も知らない関係性だからこそ、気楽で心地いいのだと、そう思っていたから。元からの性分で思ったことを口にしてしまうのは、やはりリスクがあるものだと改めて実感する。反省も束の間、彼からの言葉に前々から思っていたことがあった。腹をすかしていた、という割には金は払うの発言。そして今回の嫁候補のこと。もしや、と思い思考を巡らせる。彼の綺麗なスーツもそうだが、お金持ち、という類のやつではないのかとあっけらかんとした表情で訪ねた。その間に全てを温め終え机に並べていき、自分も前回同様斜めの位置に腰をかける。買ってくれたビールを手に取り片手で開けはじめ、乾杯のため手を伸ばし )
いただくわ。乾杯。
( / これからもどうぞよろしくお願いします。 / 蹴推薦 )
41:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-27 00:55:57
そこまでとはいかずとも、……まあまあ。
( 貴族というやたらと規模感の大きな言葉がぽんと飛んでくるとは思わず、はぁ?と呆れて。それでも真っ向否定することはなく、曖昧な返事ではあるがそれなりに裕福だということはさらりと認めた。経営者である親父の恩恵を受けているだけで、自慢するようなことでもない。本当の貴族なら根を詰めて働かなくていいのだろうな。行き場のない羨望心が芽生えたところで、プルタブを開ける音に思考を引き戻される。気付けば料理も出揃って、彼も席に着いたようだ。自分もハイボールを手に取り「おう」と短く返しながら、正面ではなく少し横から伸びてきた缶と乾杯をして。一気に呷ると、顔に皺を寄せて「~っ」と声にならない声を出す。久しぶりのアルコールが沁みているらしい。自身はかなり酒飲みだが、はて相手はどれほどかと気になって。進んで酒に手を伸ばした様子から、抵抗感があるようには見えなかった。しかし無理に付き合わせるのも納得いかず )
酒は飲める方か?あんまりって言うんなら何本か持ち帰るけど。もちろん飲みてえなら好きなだけ飲めよ。
42:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-27 23:36:23
うーん、あんま飲んだことねえわ。__晩酌もしねえし、飲み会とかもあんま行かなかったしな。( ビールを一口、二口と喉へ流し込む。そもそも酒を飲む機会はほぼなく、格好つけてビールなんて言ってみたはいいものの、飲んだ覚えも2回ほどしかない。喉を通る感覚に、これがのどごしかとやや眉間に皺を寄せながら感じてみる。と、聞こえてきた問いに今まさにほぼ初めてレベルです。なんて言えず、少し考えるそぶりをしながら一言答える。何もなく飲んでいない、と言うと酒が嫌いと思われるかもしれない。彼の酒を飲み気分よくなっているところを見た手前、気兼ねなく飲んでほしいとも思う。そこに、飲むのが嫌いな奴がいたら飲み難いだろうと、酒を飲まない理由を並べてみる。思えば食卓はほとんど1人で、飲む相手もいなかった。今この空間は自分にとっては異様な光景だ。そう思うと同時に幸せさえ感じていた。2人なら、食事も美味しく感じるし、酒だっていくらでもいけそうだ、今日ならば何でも話していいとさえ思ってしまうくらいだった。久しぶりの酒を勢いよく何度も口にしながら豪快に飯を食らう。うん、1人の飯より何百倍も美味い。頬を緩ませながら口いっぱいに米を頬張りはじめる。先ほどの返答にまた付け足すように口を開き )
でも、あれだ。動いた後のビールは美味いもんだな。
( / 背後で失礼します!一つ提案なのですが、今気持ちよく食事をしていますが、このままお酒を飲み続けているうちに実は瀬戸があまり酒に強くなく寝てしまう、または酔ってベロベロ状態になる。そこを介抱してもらうことで初めてのお泊まりへと繋げていくのはどうでしょうか。お互いに酒も入っていろんな話し始めて、泊まるうちに絆されていく、という感じで考えてみました。ご意見お聞かせください。 )
43:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-28 00:43:06
…っは、そうだろ?ま、美味いと感じるなら結構だ。
( 日常的に飲酒する習慣はないらしく、それでも苦手意識なく飲めているようで心做しかほっとして。酒の苦味が口に合わなかったり、体質的に受け付けないような奴も少なくない中で、その旨みを見出せるなら酒を嗜む素質はあるだろう。労働後の飲酒ほど気持ち良いもんはない、それが分かるならこいつは良い飲み相手になれそうだと思った。会社の飲み会では上司に気を遣い心ゆくまで飲めないことが多いが、彼が相手なら何も取り繕う必要はない。美味い酒とあたたかいメシ、文句無しの心地よい空間に酔いしれ、気分は上々。そしてふと、自分が酒好きになったのはいつ頃かと記憶を遡って。本来ならば法律で飲酒を禁じられている未成年のときの記憶が呼び起こされ、ぽろりと口が滑った。しまった、と思った時にはもう遅い。失言をした自分が悪いというのに、相手をじっと睨み圧をかけて )
俺はまぁ、そこそこ飲む方でな。中学生のとき初めて飲んで──あ、いや、なんでもねえ。今のは忘れろ。
( / それ最高ですね…!一気に距離が縮まりそうです!ぜひその展開でお願いしたいです。浅倉の方はグレていた学生時代の飲酒について告白してしまいましたが、反応はお任せします…( 未成年飲酒、ダメ絶対 )
44:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-30 12:59:21
ははっ、悪い奴。( 語り出した彼の言葉は自分とは住む世界が違うような話で。学生の頃から口にしていたことを話し始めたが途中でやめ、こちらを睨みつける目と合う。所謂未成年飲酒の自白について思うところがあったのだろう、忘れろと言われれば少し目を丸くする。真面目そうに見えて学生時代はやんちゃだったのだな、と、未成年飲酒のことより彼の学生時代を想像し笑みが溢れいじるように一言。意外、というかいいとこの坊ちゃんが反抗してたのかな、なんてかわいいところもある。話をしながら酒を飲む手はどんどん進んでいく。いつの間にか一本を飲み終え、二本目へと手を伸ばしていく。頭がふんわりとしてくる感覚と眠気が少し押し寄せてくる。と同時に普段から喋らない反動からか、無意識に口が開き聞かれてもいないのに自分の身の上話を始めていく。机に肘をつき頬杖ついて彼の酒へと目を向けながら頬はほんのり赤く色づいてきて )
俺さ、こーゆー食卓、憧れてたんだよ。なんか、あったけえ感じすんだろ。俺、実家にいたって独りだったから。
( / 承諾感謝いたします!ではこのように進めていきます。飲酒についてのお気遣いありがとうございます。一応いじってみましたが、話は続けなくても大丈夫ですよ。お任せいたします! / 蹴推薦 )
45:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-30 16:21:03
……まぁ、気持ちは分かる。出会ったばっかのヤツとこんな時間を過ごしてんのはよく分かんねえけど。これも縁か。
( 失言を揶揄われたが、本気で引かれるより笑い飛ばしてくれた方がよっぽどマシだと苛立ちはせず。相手を睨みつけていた視線を他所に逸らして、流石に大人気なかったかと反省しながら酒を一口。再度相手に視線を戻す頃には、いい感じに出来上がってきたのか色白い肌を赤に染めながら徐に語り出す声が聞こえてきて。彼が言う感情には自分にも覚えがある。実家にいた頃、家族で顔を合わせ食卓を囲むことはあった。しかし、それはお世辞にも賑やかな団欒とはいえず、冷え切った空気が流れた形だけのもの。会話もなく、食器と食器が触れ合う無機質な音だけが鳴り響いて、食事を終えた者から静かに去っていく。それが日常だった。実家には何人か使用人がいて、常に人がいた。ゆえに孤独そのものを感じることはなくても、居心地が良い空間とはいえず寂しさはあった。もしかして、彼も。自分と全く同じとは言わずとも、似た境遇であたたかな食卓に憧れを抱いたのだろうか。過去の話が地雷だったら怖えな、なんて思いつつも、今更口を閉じることもできず相手の言葉を拾い上げ、説明を強いて )
俺の話聞かせてやったんだ、お前の昔話も聞かせろよ。実家で独りって、なんかあったのか?
46:
瀬戸 翔真 [×]
2024-09-30 19:53:44
家族の中に、俺はいなかったんだな。両親は俺を認識してねえみたいだったし、姉と妹は俺の存在が邪魔だったと思う。( 話し始めたのは自分だったが、詳しいことを話す気はなかった。でも、彼になら。そう思った。自分と同じような気がしたから。ビールを口に含み喉を鳴らすように飲み込む。溜息と共に出てきた過去の話。自嘲しながら話していく。自分が家族の一員でなかったのに何か理由があったのか、それすらわからないが、あの時、確実に家族の殆どが自分から離れていたと思う。食事は用意されていなかった、ほしいものはバイトをして手に入れるしかなかった。保証されていたのは屋根の下で暮らせるということだけだった。旅行にも自分は連れて行ってもらえなかった。思い出すと少し胸が痛んでくる。酔いが回ってきたせいもあるのか、目が薄く閉じていく感覚と体が熱をもつ感覚があった。最近感情的になることなんてなかったが、話をしているうちに悲しみや寂しさが込み上げてきて、俯く。長い吐息のあと急に立ち上がり恥ずかしそうに苦笑いする。彼にこんな話をして感傷に浸ってしまったことがたまらなく恥ずかしかった。追加の酒をと冷蔵庫へ向かえば、ふらつく足が床を蹴らずバランスを崩し壁へ体をぶつけ、そのままへたれこむように倒れ )
あー、酔った。たぶん。
47:
浅倉 裕也 [×]
2024-09-30 20:57:02
……。
( 黙って話を聞いた。ただ無表情で、声をくぐもらせていく相手を見つめていた。右手に持った缶を呷る気にはなれない。酒の肴にもならないような話を引き出したことを、少しだけ後悔した。猫を被った自分なら、他人の不幸話を聞いてどんな反応をしただろう。同情するように眉を下げ、その背中を撫でて慰めるようなことをしたのだろうか。しかし、今の俺にはそれができなかった。自分なんかの手が、彼を慰められるとは到底思えなかった。左手を見つめ、空を固く握りしめる。乾燥した手のひらと同じくらい、心は乾いている。話しにくい過去なら断りゃいいのに、律儀に話しやがって。不器用な自分を惨めに思う気持ちは、いつしか相手を責める言葉に変わっていて。責任転嫁も甚だしい。何か不用意な言葉をかけ、余計に傷つけたくもない。それならいっそ、何も言わないに越したことは……ぐるぐると考え込んでいると、突然立ち上がった相手に驚き視線を上げて。こいつ、こんなに赤い顔をしていたか。疑問を持った頃には、相手はその場でこけて壁に体を打ちつけていて。「…お、おい、大丈夫かよ」流石に心配になり、彼に近づいて遠慮がちに顔を覗き込み。酔った、という声に「だろうな」と反射的に返して。立ち上がらせようと彼の脇の下に腕を通し、体を支えて。これまであまり見せることがなかった心の脆い部分を知って、やけに熱い体温も相まって、何故だか、落ち着かない。こんな言葉が慰めになるわけがない。分かっているというのに、声をかけずにはいられなかった )
これ以上飲むのはやめた方がいい。水でも飲め。それと、何があったのかは知らねえし、どんな言葉をかけるのが適切なのかも分からねえ。過去のこと掘り返した俺も悪いが……その、あんまり、気に病むなよ。
48:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-01 21:02:41
悪いな、気い遣わせた。__ずっと、探してたのかもな。何もかも断ち切って、逃げて…、やっと、探してたものに会えたような気分になった。浅倉が、俺の探してたもの、持って、た………。( 支えられればその体を彼に預けて息を吐く。合わない視点で彼の目を探す。薄く目を開け、酔ったことと、自分の過去を知ったこと、どちらに対しても迷惑をかけてしまった。気に病むな、と彼の言葉で少し救われた気がした。心がスッと軽くなって、酔ってるのもあってか素直な気持ちが口から出てくる。彼との出会いは、自分が待ち望んでいたものなのかもしれない。何も飾ることなく、自分と同じ時を一緒に過ごしてくれる相手。それが彼なのかもしれないと。でも、こんなことを言ってしまったら彼は自分を重く感じてどこかへ行ってしまうかもしれない。不安もあった。体をもたれながら、相手のシャツを握り、途切れ途切れに言葉を紡いでいく。視点と共に頭もゆらゆらと落ちていく。完全に俯いたとき、言葉も同時に途切れてしまった。何かがプツンと切れたように目を閉じて眠りについてしまい )
49:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-01 23:08:35
は?せ、瀬戸……っ、クソ、なんなんだよ…。
( 意味不明な言葉の数々を耳にして「どういう意味だよ」と聞き返す前に、力が抜けて重くなった全身に寄りかかられて。一瞬気絶したのかと疑うほど唐突なことで、その肩を揺すりながら名前を呼んだ。返ってきたのは穏やかな寝息だけ。酒に慣れてないと知ってから、眠り落ちる可能性はゼロではないと予想はしてた。しかし実際に目の前ですやすやと眠られては、やはり困惑は隠しきれない。成人男性の体重を支えるのも疲れてきて、ひとまず寝かせて安静にさせようとソファまで運んで。その寝顔を見つめ、先ほどの言葉を思い返す。まだ俺達、会うの二回目だろ。なにが「俺の探してたものを持ってた」だ…。この出会いは運命なんてロマンチックなもんじゃない。ただの偶然に過ぎない。きっと、俺とお前じゃなくてもなり得た。俺以外でも、よかったんだ。そうして自分を納得させなければ、絆されてしまいそうだった。こんなに人と深く深く繋がろうとしているのは、初めてのことだからだ。態度には出ないが、俺も存外酒が回っている。頭を冷やすべきだと判断して、財布だけ持って部屋を出る。ちょうど近所にあった営業時間ギリギリのドラッグストアに駆け込んだ。二日酔いによってどんな症状が引き起こされるか確認するまで分からないため、どの症状にも対応できるよう、胃腸薬や頭痛薬、栄養ドリンクや水を購入して。足早に部屋へ戻ると、まだ寝ている様子の彼に近づいて。ソファを背に床に腰を下ろすと、思わず漏れた溜息は深く重いものだった。しかし、嫌々やっているように見えて、これがあの日の恩返しになるならと満更でもなく思う自分のことを引っ叩きたくなった。皿も酒も片付けなきゃならないが、そろそろ体力の限界だ。静かな部屋の中、自嘲のような言葉を一言吐くと、意識を手放した )
───はぁ……何やってんだ、俺は。
50:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-02 22:26:56
__っ、ん。( 少しの気持ち悪さが込み上げてきて目を覚ます。意識を失ったのはいつだったか、重い頭を起こしながら鈍器で殴られるような感覚の痛み。これが二日酔いなるものか。前頭部を押さえるように体を起こしては自分がソファに寝ていたことに気づく。最後の記憶は台所へと向かう途中だったか。そこからは何も覚えていない、というより寝てしまっていたのか。胃がもたれるような感覚にトイレへと向かおうとすれば、自身の近く、ソファを背に眠りについている相手を見つける。ああ、自分を運んでそのままここで眠ってしまったのか、悪いことをしたな。とりあえず謝罪するのは彼が起きてからにしようと起こさないよう慎重にソファから降りてトイレへと向かう。気持ち悪さはあるものの、嘔吐にまではいかなかったが胃のむかつきは残ったまま。水道で顔を洗い、歯を磨く。鏡を見て自分の目と目が合う、もすぐに晒すように横を向く。変なことを口にしていたのは記憶にあった。彼に重荷を預けてしまうような、そんな言葉。でも、自分の言葉に嘘偽りなどなかった。彼が、本当に自分の欲しかったものを探していた暖かさをもってきてくれた。もう会えなくなるだろうか、こんな面倒なやつとは付き合いきれないと彼は厄介に思うかな。部屋の空気を入れ替えるように窓を開ける。さて、彼が起きたらなんて言おうかと彼の寝顔を覗きながら首を傾げて思案して )
んー。昨日は、ごめん??うーん、すまなかった?
51:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-02 23:45:53
……なにしてんだ。
( 人の気配を感じ取り、意識が浮上した。そっと瞼を開くと、男の顔がドアップで視界に映っていて。声も出さずに喫驚すると、寝起き特有の掠れた声を出し訝しげに睨みつけ。睡眠中の人間の前で何をぶつぶつと呟いていたのか、寝ぼけていて内容まで聞き取れなかったが、不審な行動をしていたのは確かで。元来の寝起きの悪さも相まって、かなり物騒な面持ちを引っ提げたまま。床に座り姿勢悪く眠ったためか、がちがちに凝り固まった首や肩をゆっくりと動かし状況を確かめる。昨日の記憶が抜けている…ことはなく、改めて彼の顔を見ると、昨日の発言を思い出し何故か胸が締め付けられて。居た堪れなくなりまともに顔が見れず、1時の方向に余所見して。突然ふと思い出したかのように「…てか俺、寝ちまって……まずい、今日も仕事だ」と起きて数十秒で社畜脳が覚醒して。一度自宅に戻りシャワーを浴びて出勤しなければ…。限られた時間内でいかに効率良く動けるか、脳内で計画を立て始め。そしてずっと無視していた彼に、なるべく淡白に薬のことや、今後の予定を伝えて )
ああ、その……体調は平気か?昨日お前がぶっ倒れた後、薬とか買ってきたから適当に飲んどけ。俺はそろそろ帰らなきゃならねえから、悪いけど二日酔い野郎の世話は無理だ。
52:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-03 22:30:08
うわっ、起きてんなら声かけろよ。( 寝ていると思っていた相手が目を開け声を出すものだから驚き後ろに尻もちをつく。というより、目付き怖っ。相変わらず外面からは想像もつかない表情や態度にどんだけ猫かぶって外出てんだ、なんて思いながら、素でいてくれることにちょっとした優越感を覚える。昨日からどうも気持ちがふわふわしているようだ。彼の反応に好感を持ち過ぎている。あまり人と深く関わっていいことなどないのに、それは自分が1番知っているはずなのに。絆されていく気持ちに気づかないふりをする。ふと彼の発言に我に返り自分も時計を見る。朝に出勤する、といっても自分は10時頃だ。社会人の彼とは生きている時間が違うのだ。彼の急いでいる姿とは打って変わってのそのそと机の上を片して、台所の洗い物に手をつけ始める。端的に要件を述べられれば「 あ、 」と呼び止めるように声を出す。水道で濡らした手を気にせず帰ろうとする彼を見つめて、少し強張った声で )
体調は、若干頭痛い…、薬、ありがとう。飲んでみる。__あ、と、また飯作って待ってる。だから、来いよ。
53:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-04 00:22:55
……鍋。鍋料理が食いてえ。次は作り置きじゃなくて出来立てでな。
( ささっと身だしなみを整えて荷物をまとめ、はやる気持ちで玄関先まで向かうと、呼び止める声に振り向いて。また来てくれと言う彼は少し緊張しているようだった。赤裸々な過去の話を知られたくせに、酔い潰れた姿を見られたくせに、また俺を誘うのか。どれだけ"あたたかな食事"とやらに貪欲なんだ。正直、今後もこの付き合いを続けていけば、もう1人では生きていけなくなりそうで。こっちに来いと手を伸ばされると、その手を払いのけて拒絶したくなってしまう。以前までの自分なら、きっともう、また会いたいなんて思考にはならない。しかし、彼に見つめられれば、思考回路に異常が生じるように、情が沸々と湧き出て。気付けば、不意に食べたいと思った料理名が口を衝いて出た。シンクの前にいる相手の肩を小突き「また来るから、不安そうな顔すんな」とささやかに笑いかけて。だんだんとらしくない言動に羞恥心を持ち始めたのか、少し頬を染めると「ちゃんと休めよ!」とやけに優しげな捨て台詞を残し、回れ右して玄関から逃げるように外へ出て行った )
( / 背後失礼します。一旦ここで区切り場面転換をしたいと思うのですが、時間経過は数日ほどか、それとも数週間、数ヶ月ほど進めた方がよいかご意見を聞かせてくださると嬉しいです。どちらにしても、だんだんと会うことが当たり前になって「もういっそ一緒に住んだ方が…」と同居の流れに持っていきたいと思っています!
54:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-04 21:23:33
…時間かかっても文句言うなよ。( 自分の弱いところを、情けないところを曝け出した昨日の晩。自分はこんなにも素でいていいのだろうかと考える。恥ずかしいところを見せてしまった。それでも、彼といたいのは人と離れていたついこの間の自分とは違うから。人の温もりを知ってしまった。彼の不器用な優しさに触れてしまったから。自分の心を救ってくれる彼にできることは食事を提供することだけ。引き止める言葉がそれしかない自分を情けなく思う。もっと立派な人間であれば、彼の隣にいてもいいのだろうな。それでも、振り返る彼を見て期待してしまう。こんな自分が隣にいてもいいのだと、言ってくれているようで。彼の言葉に声が出ない。そんなもの、いつだって、どんなときだって作ってやる。唯一できた人との繋がりを無理にでも繋ぎ止めておきたかった。でも、即答できるほど自分に自信はない、もしかしたら見限られるかもしれない。巡る不安に押しつぶされそうになりながらも、肩を小突かれたことで意識を戻す。笑みと共に聞こえた言葉に胸が詰まる。たった2度、一緒に食事をしただけ。交わした会話だって多くない、それでも、彼が自分をわかってくれているような気がした。吹っ切れるように歯を見せるように笑みを浮かべ悪態を吐く。頬を染める彼を見て可愛らしいところもあるのだと気づけば、また笑顔を。彼の背中を見送り自分も台所へと戻った )
いや、どうなんだ。( 食事が取れないほど忙しい彼のことだ。電話をしたって出ないだろうし、忙しい中誘うわけにもいかない。自分のように責任もないバイトとは立場が違う。だが、もう数ヶ月も音沙汰なしだ。不安になるなと言っていたわりにはもう忘れたのかと思ってしまうくらいだ。いや、数ヶ月と言っても1ヶ月だが。まあ、遠距離恋愛中の恋人ですらそんなに頻繁には会わないか、恋人でもない自分たちが1ヶ月会わないのなんて当たり前なのか。自分の中で整理しながらも、やはり寂しいもので。こんな寂しい思いをするなら出会わなければよかった、なんてどっかの失恋ソングの歌詞みたいなことを考えながら、コンビニの前の駐車場に立ち息を吐く。寒さが一層増してきて、吐いた息は白く消えていった )
( / ご相談ありがとうございます。勝手に1ヶ月空いたことにしてしまいました。頻繁に会うのもいいと思うのですが、時間を空けたことによってお互い大切な存在になっていたことに改めて気づく的な雰囲気を作ろうかなと…!また受け身のように貴方様を待ってしまっていること、申し訳ないです。このまま放っておいてこちらから電話をするのもいいなと思いつつ、ご意見を聞くまではと何となく待機状態ですので、ご相談できればなと思います。
同居の流れとてもいいと思います。当たり前になるにつれて距離もどんどん縮まってくると尚いいですね! )
55:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-04 22:48:32
……腹減ったな。
( タクシーに揺られ、シートの上でだらしなく伸びながら薄暗い景色が流れる車窓を眺めて。ぽつりと呟いた声は運転手に届かないほどの音量だったが、腹の音は聞かれたかもしれない。ついさっき機内食で満たしたはずが、やはり誤魔化しは効かないようだ。海外出張から帰って、真っ先に食べたい味といえば。そう自分に問うと思い出す顔があった。最後に彼と食事をしたのは、ちょうど1ヶ月前。あの後すぐ出張が決まり、特に一報を入れずに海外へ飛び立った。温暖な地域で1ヶ月間過ごしていたため、日本の寒さには堪えるし、なにより日本食が恋しい。何度も、何度も、彼が作る料理の味を求め口寂しい気持ちになった。そして彼が酔い潰れた日のことを思い出す。帰り際に彼が見せた視線、言葉、表情。どれも脳裏に焼き付いて、フラッシュバックしては形容し難い感情を残していく。もはや料理だけではなく、彼自身のことまで意識しているような気がして参った。トモダチ付き合いは、昔から苦手だ。それを拗らせたまま大人になって、1ヶ月会ってない奴にどう連絡をすればいいのか分からず歯痒い思いをしてるなんて、子供の頃の自分自身が聞いて呆れるだろう。何ひとつ成長してなくて悪かったな。経験不足なんだから仕方ないだろ。疲労ゆえに脳内で自分自身と言い合いながらも、やるべきことは分かっていた。後は腹を括るだけ。また会いに行くと言ったのは俺の方だ。彼はきっとその言葉を信じてくれている、はずだ。冷えた指先でスマホの画面を叩いていき『久しぶり。元気か?』とメッセージを入力すると、一瞬躊躇いながらも彼へと送信して )
( / 時間経過について了解しました!こちらは海外出張に行っていたということで、しばらく連絡もできず…という風にしてみました。
受け身でも全然大丈夫……と言いたいところですが、勇気を振り絞って電話をかける瀬戸さんが見てみたい!と思ってしまいまして、すぐには顔を出さず連絡だけ入れてみましたがいかがでしょうか。もし返しにくい場合は遠慮なく仰ってくださいね。
56:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-06 11:03:30
浅倉?__はああー。なんだよ。( 何かするわけでもなく、ただ駐車場で立ち尽くしているとズボンのポケットが震えた。元々連絡を取ってる人なんていない、公式からの連絡くらいしか自分に興味を示す者などいなかった。この1ヶ月、振動に何度もドキドキさせられた。どうせ待ち望んでいる相手からの連絡ではない、そう決め込んでズボンからスマホを取り出し連絡を見る。気怠そうに見つめたスマホに表示された名前を復唱する。見間違えるわけもない、正真正銘待ち望んでいた彼の名だ。何が起きたか理解できないようじっとスマホを見つめる。理解したときには崩れるように腰を下ろして大きなため息を。1ヶ月も連絡を取っていなかったのに、元気か?だって。自分の様子を確認するようなじれったい連絡に落胆するように言葉をこぼすも、内心満更でもないような嬉しさがこみあげる。今自分は頬があがりだらしない顔をしているだろう、そう思えば第三者から顔が見えないように腕で顔を隠す。安堵した。彼は自分を忘れたわけではないのだと、噛み締めるようにスマホを強く握った。にしては、なんなのだ。久しぶり?元気だった?彼は前回何の連絡もなしに訪れてきたのにどうにも距離感がある。少しの苛立ちに身を任せて気づいたら彼の連絡先を調べ通話ボタンを押していた。何を話すかなんて決めていなかったが、勢いでやってしまった。通話を押して彼を呼び出す音が聞こえたとき我に返り焦る。かけたからには切ってしまったら気分などよくないだろう、出ないでくれ!と願いながらも話がしたい気持ちもあり、スマホをじっと見つめながら彼が出るのを待ち )
( / 海外出張!かっこいいですね。さすがです。とても素敵です、ありがとうございます。
いえいえ、ありがとうございます。電話っていいですよね。なんか気恥ずかしい感じがあってとても大好きです!返してみました。このあと要件を伝えていくつもりです。よろしくお願いします。 / 蹴推薦 )
57:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-06 16:14:09
もしもし?悪いな、急に連絡して。驚いたか?
( メッセージを送った後、緊張を誤魔化すためか否か、意味もなく画面をスワイプして退屈を凌いでいた。すると、唐突に着信音が鳴りどきりと心臓が跳ねる。なぜ電話を?と考える間もなく、画面に触れていた指が緑色を押して、通話中の文字が表示された。慌ててスマホを耳に当て、電話越しにいるであろう彼へ口先だけの謝罪をして。その声色は明るく、彼と連絡がついたことへの喜びが滲み出ていた。文面での返事ではなく、早急に電話をかけたのはきっと、前触れのない連絡を受け戸惑ったせいだろうと予想していた。自分が彼の立場だとしたら、同じことをしただろうから。そんな衝動的な電話だとすれば話題には困るだろうと、少しの沈黙すらも気まずく感じさせないよう、自身の近況を伝えて )
海外出張があったんだよ。ついさっき帰ってきて、今タクシーの中。そっちは?
58:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-09 13:47:34
驚いた…、海外出張か。俺は、コンビニの前。( 電話口に聞こえてきた声に肩を揺らす。自分で電話をしておいて話し始めるのは向こうだった。突拍子もない電話に彼が丁寧に自分の疑問に思ってることを伝えてくれる。どうして連絡がなかったのか、コンビニに来なかったのはどうしてか。全てが解決してしまった。何を話そうか、なんて考えながら彼からの問いに呆然と答えて、自分の現在位置を伝えていく。いつだって、何かきっかけをくれるのは向こうからだった。コンビニにきたのも、今回連絡をくれたことも。今日こそは自分から彼にきっかけを作りたい。不安だったあの時間、彼が自分を遠ざけていたわけではないことを確認したかった。「 あのさ、 」小さく話し始めて一度息を吐き出す。肺に溜まった空気を全部出し切っては、次は肺の中目一杯に空気を送り込むように息を吸えば、先ほどより大きく勢いある声で )
今日、鍋するからうち集合な!待ってっから。何時になってもいいから、こいよ。
59:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-09 13:49:54
驚いた…、海外出張か。俺は、コンビニの前。( 電話口に聞こえてきた声に肩を揺らす。自分で電話をしておいて話し始めるのは向こうだった。突拍子もない電話に彼が丁寧に自分の疑問に思ってることを伝えてくれる。どうして連絡がなかったのか、コンビニに来なかったのはどうしてか。全てが解決してしまった。何を話そうか、なんて考えながら彼からの問いに呆然と答えて、自分の現在位置を伝えていく。いつだって、何かきっかけをくれるのは向こうからだった。コンビニにきたのも、今回連絡をくれたことも。今日こそは自分から彼にきっかけを作りたい。不安だったあの時間、彼が自分を遠ざけていたわけではないことを確認したかった。「 あのさ、 」小さく話し始めて一度息を吐き出す。肺に溜まった空気を全部出し切っては、次は肺の中目一杯に空気を送り込むように息を吸えば、先ほどより大きく勢いある声で )
今日、鍋するからうち集合な!待ってっから。何時になってもいいから、こいよ。
60:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-09 15:18:34
……っふふ、おう。ちょうど食いたかったんだよ、お前の料理。このまま向かうから、ゆっくり作っててくれ。
( コンビニ前に居るという報告に仕事終わりだろうかと考えていると、電話越しの硬い声が何か言い出そうとしていることに気付き、意識が集中して。次の瞬間、あまり声を張ることがなかった彼が大きな声量で食事に誘ってきて、なんだか可笑しくて笑い声が漏れた。人見知りこそしないが、外交的ではない彼の性格と声色からして、勇気を振り絞り誘ってくれたんだろう。鍋というチョイスも、1ヶ月前に自分が食べたいとねだったもので。なんともいじらしく感じてしまい、安心させるように素直な言葉で返事して。それが大層甘く蕩けた声に聞こえたのか、運転手に「彼女さんですか?」と問われて思わず顔を歪めて。しかし、特に否定も肯定もせず「どうでしょうね」と誤魔化した後に彼の住所を伝えた。───タクシーを降り、彼が住むアパートまでスーツケースを引きずりながら歩いて行く。扉の前で立ち止まり、ふと、改まって呼び鈴を押すのは初めてだと気がついて。妙な緊張感のせいで早まった鼓動を落ち着かせるように息を吐いて、ピンポン、とチャイムを鳴らして )
61:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-11 07:23:57
ん、久しぶり。( 彼からの笑い声とどうも優しい雰囲気の返答にやや戸惑う。「 気をつけてこいよ 」と一言返して電話を切る。今までの彼らしからぬ声色に動揺する。彼にとって自分とはどんな存在なのか、悶々と頭を巡らせながらも、そうと決まれば食材の買い出しをしなくてはとコンビニを出た時よりも軽やかな足取りでスーパーへと向かった。海外出張ともなればきっと食事も口に合わないものがあっただろう、予想だがきっと腹を空かせていると。白菜やもやし、肉をかごへと入れていく。鍋つゆは自分で作るとして、水餃子なんかもあったらいいだろうと。頭の中は彼が何を食べたがっているか考えるばかり。静かに、でもリズムに乗るように進む足を見た誰ともわからない子供が指差して、「 踊ってる 」なんて言われてしまう始末。流石に恥ずかしくなり落ち着くことにした。彼は別にそーゆー関係の人でもないのだ。何を浮かれているのだと。家に帰ってから手洗いうがいをしてすぐに食事作りに取りかかる。何もない部屋に鍋の香りが立ち込んできた頃、呼び鈴が鳴って足早に玄関へと向かい扉を開ける。久しぶりに見たからか、彼の顔を見た瞬間きゅっと胸締め付けられる。それが恥ずかしくって少し顔を染めながら挨拶を )
おつかれ。中であったまってろよ。
62:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-11 09:14:03
ああ、久しぶり。……邪魔すんぞ。
( 扉が開かれ、1ヶ月ぶりに拝めた顔は良くも悪くも相変わらずで、気張っていた力が抜ける。ただ若干顔が赤いような気もして小首を傾げ。じいっと顔を見つめたが、体調が悪いわけでもなさそうで、特に問題はないかと判断して。手狭になってしまうが玄関に荷物を置き去りにして、身一つで部屋の中へ進む。肉や野菜が煮え立ち、香りが充満した室内は摂食中枢を刺激するには十分で、涼しい顔をしたって腹の音は誤魔化せなかった。洗面台を借りて手洗いを済ませると、帰りの空港で見繕った購入品を見せようと紙袋を持ってきて。焼菓子の詰め合わせを何種類か机の上に置くと「土産持ってきたんだが、甘いもんとしょっぱいもん、どっちがいい?」と訊いてみて。本当は、社内への土産を軽く買うつもりだった。それ以外に贈る相手などいないと思ったはずが、1人だけ、思い当たる顔が浮かんでしまった。ただ困ったことに、食で繋がった縁にもかかわらず相手の食の好みなど把握していないことに気付いて。土産コーナーを優柔不断に彷徨いながら、最終的には無難な焼菓子を選んでいた。自炊をする彼になら、調味料だとか、調理グッズだとか、もっと選びようがあったはずなのにと少し後悔していて、はたして喜んでくれるだろうかと相手の顔色を窺って )
63:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-16 22:12:22
え!やった!あ、じゃあ、甘いの。( 台所で煮立っていく材料を見つめていれば聞こえてきた言葉に肩を持ち上げ、まるで幼子のように声をあげて喜びを表現する。生まれてこの方、お土産という言葉には弱い。幼い頃にもらうお土産が自分の中ではかなりのご褒美だった。両親と買い物にも行くなければ、自分の欲するような菓子類も別に買ってきてはくれない。自分で買うにしてもお小遣いもない。そんな自分でも、甘いものは結構好きな方で、食べられる機会があるとすれば、それは親戚が持ってくるお土産だけだった。思わず喜んでしまう自分に自分で驚くように唖然とする。元々感情が口や表情から出がちだった幼い頃に戻っているようだった。少し恥ずかしげに彼からの問いに答える。鍋の後に待っている甘い物を想像しては、早く食べたいと思う。でも妥協はしない。白菜が少しくたってきて、豆腐に味が染みてきた頃、台所で火にかけていた鍋を居間へと持っていく。鍋つかみで蓋を開ければブワッと飛び出す湯気。それと同時に感じる出汁の香り。幸せな瞬間だ。「 どーぞ 」腹の虫を揶揄うようにドヤ顔で声をかける。1ヶ月前の瞬間を思い出しながら、今日もまた新しい思い出ができることに笑みを浮かべて )
じゃ、いただきます!
( / かなり遅くなってしまい申し訳ありません! )
64:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-16 23:40:34
……ったく、テンション上がりすぎだろ。
( 土産のひとつでここまで喜ばれるとは想定外だった。台所から聞こえる声にぼそりとツッコミを入れた後、妙な既視感を覚えて記憶を遡る。そういえば以前、所帯を持つ同僚が幼い息子の動画を見せてきたことがあった。欲しがっていたおもちゃを買ってもらい飛び跳ねて喜ぶ姿と、目の前の男の姿が通底している気がして。そこまで考えて、いやいや、流石に成人男性に対して抱く感想ではないと思い、口に出すのはやめておいた。年齢なんて聞いたこともなく同い年や年上の可能性も捨てきれないが、恐らく自分より年下と思われる彼のことを、時々可愛らしく感じる。何故だかほっとけない。それは会社の後輩など身近にいる年下の存在とは違った感覚で、胸をざわめかせる。これが女相手なら単純明快だ。しかし相手は、本来特別な感情を抱くはずもない男。鍋の蓋を開けて湯気越しに謎のしたり顔を見せる、男。美味そうな匂いが立ち込める。そして、胸騒ぎよりも食欲が勝つと、厄介な思考を振り払い「いただきます」と彼に続いて手を合わせた。久しぶりに味わう日本食、出汁の風味が身に沁みる。具も柔らかくて食べやすい。幸せを噛み締めながらもりもりと食べ進めていく。今回は出張のことを告げずに心配をかけたので、今のうちに予定を繰り合わせておこう。脳内でスケジュール帳を開き、相手の都合も確認するように訊いてみて )
甘いもん、好きなんだな。次はケーキでも持ってくるか。ええと、次会えんのは…来週の週末とかはどうだ?
( / いいえ、お気になさらず!
65:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-18 21:24:38
そりゃ楽しみだ。週末か、じゃあ、温泉でも行くか?仕事の疲れでも癒せばいいだろ。( まだ熱い湯気がでている鍋をつつきながら彼の話を聞く。1ヶ月会わなかっただけでも寂しい気持ちになってしまうのは、彼へのどんな感情から来るのだろうか。そんなことを考えながらも、彼からの提案にまずは嬉しさを感じる。次はあまり間を開けずに会えそうだ。ただ、週末にわざわざうちにきて飯を食うよりも、もっと彼に何かができないかと思案する。甘いものの話は何となく恥ずかしかったから軽く流して、来週末の話に切り替える。出てきた提案は男2人で出かける、なんて喜ばしいことでもない?ものだった。ただ、疲れを癒すのであれば温泉という引き出ししかない自分の限界でもあった。「 男2人で温泉なんて、なしだよな 」自分の提案が恥ずかしく思えて誤魔化すように否定する。もう少し、距離が縮まればな、なんて。そんなこと願っても口にするもんじゃない。ましてや、まだ何も知らない彼に )
うまい?
66:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-18 23:57:01
うめえ、けど……いや、別にナシじゃねえだろ。日帰りでよけりゃ付き合ってやるって。
( 温泉?と唐突に現れた単語に目を見開き、ぱちくりと瞬いて。彼が言うように、それほど親密でもない男2人が揃ってお出掛けというのは違和感もある。しかし、決して悪い提案ではないと思う自分もいて。彼なりに気を遣っているんだろうと感じたし、それを無碍にできない。うまいかと聞かれればうまいと即答して、勝手に自己完結してしまう彼に待ったをかける。宿泊までするのは気まずいかもしれないが、日帰りならお互い気が楽だろうと提案して。表情筋には出ないが存外浮かれているらしく、温泉街のグルメを想像すると食事中だというのに腹を鳴らして )
どうせ行くならちゃんとしたところ行きてえな。熱海、別府、草津…。ああ、美味いもんも食いてえ。
67:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-21 22:02:32
まじ?( うまいの即答にはいつもながら嬉しい気持ちになる。というより、思ってもみなかった返答に口をあんぐり開けて聞き返す。本当に了承したのかと不安になった。男2人で温泉なんて行くくらいの仲になかったか?でも、日帰りなら付き合うと言っていた。行ってみてもいいのかもしれない、彼の知らないところを知ることも悪くない。「 じゃあ 」彼の提案したいくつかの温泉地を思い浮かべながらどれにも行ったことがないが、強いて言うなら。「 熱海、かな 」希望を言ってみる。ただ響きがよかっただけで、別に他が悪いわけではない。それに、どこへ行っても気楽に行けそうだ。彼との温泉を少しだけ楽しみにしたながら鍋の様子を見て )
〆は、うどんと雑炊どっちにする?
68:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-21 22:50:18
熱海っつうと海鮮か、いいな…。そんじゃ、俺が車出してやるよ。迎えは何時頃がいい?
( ゆるい調子で行き先も決まり、移動手段は自分が運転する車はどうか、と話を進め。電車という手段も候補のひとつではあるが、たまには車の運転して気分転換するのも良いかと考えて。男を助手席に乗せて熱海までの長道をドライブするのはなんとも複雑ではあるが致し方ない。これが絶世の美女だったとしたら、きっと気を遣いまくって息抜きどころじゃないだろう。ちょっとくたびれた知り合いの男くらいがちょうどいい。車は、実家の車庫に眠ってるであろう親父のものを借りるかと計画を立てて。シメの話には究極の選択だな、と迷いつつも、なんとなく麺の気分だったので「うどん」と答え。彼が突然行きたいと言い出したので、よほど温泉が好きなのだろうと予想しながら質問して )
温泉か、いつぶりだろうな。お前は結構行く感じ?
69:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-24 22:05:55
いいの?俺は何時でもいい。早起きは、頑張ればできるし。( 彼の思ったよりもいい反応に自分の方がたじろいでしまう。でも、相手のために思ったことがいい方向へと向いているならそれでいい。そんな彼に運転をさせてしまうことはやや心苦しいものだが、気を使いすぎても逆に気を使わせてしまうだろう。ここは車を出してくれるという案に甘えさせてもらうことにした。時間を尋ねられれば、ここ最近早起きなどしてこなかったし、人との集合時間を決めるのなんて何年振りか。その基準は最早自分にはない。逃げとも思える、なんでもいい発言。自分で考えられないものはだいたいそうして逃げてきた。何時にしたってどうにかなるだろうと、不安要素は気合いでどうにかできることを伝える。というか、頑張れば、なんてもう向こうを不安にさせるような言葉だろうと後々気づいたが、訂正するのはやめた。もうそんな生活だということは気づいているだろうし。うどん、という答えを聞けば冷蔵庫にゆでうどんをとりに行き、もうそろそろなくなるであろう具材を目にしながら机上へと置く。〆にはまだ早そうだ。残りの具材を半分くらい皿へと移して「 ん? 」残りを相手の皿へと盛ろうかと手を伸ばして、どうかとばかりに首を傾げる。話題は自身のことについて。温泉に行くかどうか、そんなことを訊ねられた。答えはノーだ。家族旅行など自分が連れて行ってもらえるはずもなかった。苦い思い出の1つでもある。視線を他へと移しながら、うーん、えーっと、と絶妙な間を空ける。答えたくないわけではない、でも、空気が壊れてしまうかもしれない。ただ、彼なら、話していいと思った。少し恥ずかしげに誤魔化すような笑みを浮かべて )
行ったことねえの。そーゆー交流してこなかったからな。初の温泉って感じだな。
70:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-24 23:13:12
休日に早起きはゴメンだな、昼前くらいでいいだろ。一応夜更かしはやめといた方がよさそうだけどな。
( 頑張れば、という言葉が多少引っかかったが、指定がないならば自分の好きにしようかと朝イチ集合は候補から除外して。いくら日帰りといえど慣れない土地を歩くわけで、体力はいるだろうし前日の夜更かしはやめとけと彼の目元にある隈を見ながら忠告しておく。車の中で寝てもいいなんて生ぬるいことは言ってやらない。助手席に座るなら話し相手の役割くらいは全うしてほしいからだ。伸ばされた手には、こちらも「ん。」と短く発しながら自分の皿を渡して。こういった彼とのやりとりも慣れたもんだなと密かに思いながら。自分の質問に言い淀む彼を見て、こりゃマズったかとひしひし罪悪感が募る。それほど明るい家庭環境ではなかったと、人生経験も豊富ではないと、前回少し話を聞いただけで察することができた。それを知りながらのこの質問は酷だったと反省して、淡白に「そうか」とだけ返して。ほんの少し腰を上げると、彼の頭めがけて腕を伸ばして。ぽん、と撫でるというより、ひと叩きするといった表現の方が相応しいような、そんな触り方をして。無意識のまま笑いかけると、再び席につき平然とした顔で食事を再開して )
そんじゃ、思い出作らねぇとな。相手が俺でいいのかってのは疑問だが、ま、いいとこ連れてってやるからさ。
71:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-27 10:57:01
え__あ、うん。( 集合は昼頃にするという意見に少し安心する。フリーターに早起きができるわけがなかった。先ほどは頑張れば、なんて言ったけど起きれる自信なんてなかった。ああよかった。彼の提案と補足に頷いて了承の意思を示す。彼にとっては貴重な休日だ、どうにか休んでもらいたい。彼に差し出された皿をとってよそっえいく。なるべく多くの食材を皿の中へ入れ、所謂小さな鍋を完成させる。意外と几帳面なのか配置すら鍋のそれと同じ。皿を彼へと受け渡し仕事を終え自分も食事を再開させる。踏み入った質問は別に悪いことではない。これに軽く答えられない自分もいけない。そんな中、彼のとった行動に目を見開かせる。気を遣った、のか?それとも情なのか?なにもわからない彼の感情に瞳を丸くして固まる。思い出を作ろうと言われれば小さく返事をする。彼の温かい手の感覚が頭に残るまま、箸はずっと空にいる。嬉しい、温もり、彼の真意、思うことは果てしないが一つだけはっきりしているのは、彼との時間がとても心地いいということ )
浅倉が毎日うちにいればいいのにな、
72:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-27 19:31:30
……ばかやろう、毎日来るのは無理だろ。
そりゃあ、毎日こんな飯が食えたら幸せだろうけどよ。
( 皿を受け取った後、綺麗に整えられた配置を箸で崩すのも惜しんでつい見惚れながらも、食欲には逆らえず食べ進めていて。そしてふと呟かれた言葉が耳に入ると、グッと眉を顰めては、咀嚼していたものを飲み込んだ後に悪態を吐く。毎日って、俺はどれだけ懐かれてるんだ。なんとなく擽ったい感覚がして反発的に無理と言ったが、理由は明白だ。交通費なんかは目でないとして、時間の問題は見過ごせない。残業が少ない日でないと、とっくに終電が過ぎた時間に邪魔することになる。それに何よりも重要視しているのは、自分の精神面のことだ。これ以上の頻度で彼との時間を過ごしていたら、何かが、壊れてしまいそうだ。孤独感が溶けたら、一体何が残る。未知の感覚を恐ろしいと思うから、心の深いところまでは詮索させたくない。それなのに毎日顔を合わせたら、きっと俺は、彼に絆されていく。容易に想像がつく未来に手を伸ばす勇気は出なかった。そして前々から思っていた言葉を、乾いた笑みを浮かべながら俯き言い放って )
…お前は、俺のこと信用しすぎだ。
73:
瀬戸 翔真 [×]
2024-10-31 19:08:38
そうだよな、悪い、変なこと言った。( 彼の表情で察した。自分が変なことを言ってしまったと。それもそうだ、この間会ったばかりの男がこれからもいてほしいなんて呟けば誰だった眉間に皺を寄せる。そんなことはわかっていた。でも、少しの希望があるなら掴んでみたかった。それくらいに、もう自分は彼のことを求めていたんだと思う。今まで独りで生きてきた。それは自分が好きでなったことだろう。家族から逃げて、友人との縁を切って、独りでいたい。逃げたのは自分だった。それなのに。彼といると独りであることがこの上なく寂しく感じる。この時間が永遠に続いてほしい、そう思っていたが、それが自分だけなのだとやっと気づくことができた。彼がここにいるのはきっと、食事のためだろう。そう思う他なかった。自嘲気味に笑みを浮かべて先ほどの発言を撤回する。無理矢理口に食べ物を運んでいく。今は何も話せない、というか口が動かない。素直で有名な自分もこれ以上彼を求めることはできなかった。そんな中、彼の発言に顔を上げる。その笑みの意味がなんなのか、わからなかったが、言葉の意味は理解できた。信用。そんなもの、意識したこともなかった。人への警戒は怠らない自分だと思っていた。信用、していたのかと彼の言葉で気づく。ああ、溢れた声と共に小さく話を始め )
俺は、浅倉を信用してるんだな。もう二度と、誰かを信用することなんてないと思ってた…。だめかな、信用しちゃ。
74:
浅倉 裕也 [×]
2024-10-31 21:54:10
……誰を信じるかくらい自分で決めろ。俺は別に、どっちだっていい。
( ほれ見ろ。俺は棘を含んだ発言を隠そうともせず、ちくちくとお前の心を痛ぶる。そんな野郎、信用する方がおかしい。それでも俺を繋ぎ止めておきたいっていうなら、無理矢理にでも引き込んでくればいいのに。すぐに手を引っ込めて、諦めの色を浮かべる彼には呆れる。全くもって意思薄弱で、女々しいヤツ。しかし、そんな彼だからこそ放っておけないなんて、柄にもなく庇護欲が刺激される。信用してもいいか、そんなの大の大人なら自分で判断しろと突き放すような言い方をしたが、その視線はまっすぐ彼を捉えて。本当にお前の隣に嫌気がさしてたら、わざわざ連絡もしないし温泉の誘いも受けないって、言葉にしなきゃ伝わらないものなのか?人付き合いってのは面倒極まりない。できるなら誰とも関わりたくない。そう考える自分が、今ここにいる理由とは何だ。俺自身もそれなりに、彼のことを信用していた。それは認め難いが事実だ。そうでもなければ他人の飯なんて食わない。頭では分かっていた、それでも伸ばされた手を掴むことはできない。潔く振り払うことすらもできず、彼からの決定的な言葉を待ち続け、ただ甘えているだけだ。……全く、女々しいのは一体どっちなのか。上手い立ち回りをしているようで、結局振り回され絆されるのは俺の方なんだ )
俺はな、口下手なんだよ。嘘つくのは得意だが、本心を話そうとすると…上手くいかねえ。さっきのは、ただの疑問だ。何で俺なんかを信用してんのかって、気になった。お前自身を否定したわけじゃねえから、誤解すんな。
75:
瀬戸 翔真 [×]
2024-11-05 17:31:29
そっか。俺さ、会ったとき、自分がどうなったって構わないって覚悟して浅倉のこと家に入れたんだ。でも、浅倉があまりにも普通でさ、俺の覚悟なんて意味なかったんだよ。俺は、あの時から浅倉のこと信用してんだよな。( 口下手という言葉が本当に似合う。本心の見えない彼を知ろうとすればするほど、その意味がわかってくる。自分のことなど殆ど話したがらない、気持ちのことなんてもっとわからない。だから、不安になって、あんなこと言ってたんだ。何で俺なんか。と彼はいうけれど、彼を家に入れて一緒に食事をしたときから彼を唯一の存在にしたんだ。突拍子もない出会いだったが、彼が普通に食事をして、美味いと言ってくれて、何もなく家を出て行った。そんな普通を自分はずっと欲していた。彼が与えてくれた普通の時間が、信用することへと繋がったんだ。自分を否定されたわけではない、そう言ってくれるなら、今の自分の気持ちを全て話そう。わかってくれなくていい、でも、君の存在が自分の唯一だって、そう伝えるべきだと思った。でないと、これからくる旅行だって気まずくてならないだろうから。気持ち悪いと思われるかもしれない。でも、それでもいいと思えた。なあ、これを聞いて、俺から離れていくのかな )
浅倉は、俺にとって唯一普通をくれるんだよ。だから、これからも一緒にいてくれよ。浅倉に会ってから、独りが嫌なんだ。
76:
浅倉 裕也 [×]
2024-11-05 20:26:57
……れは、…………俺は、本当に飯だけが目的なら、わざわざお前の家に来たりしねえ。言ってる意味分かるかよ、俺から言えるのはそれだけだ。
( ああ、確かに不用心だと思った。初対面の奴を信用しすぎだろと。彼が指す普通とは何か、あまり理解ができず頭を捻らせながらも静かに話を聞いた。自分達の関係がどうしても"普通"とは思えなかった。しかし彼にとっての普通の条件は1人では満たせなくて、俺の存在があって初めて叶えられるのだという。それは何処ぞのロマンス映画が吐く台詞よりもずっと重くて、まともに受け止めれば致命傷を負うような、巨大な感情。なんでこいつは、いつだって馬鹿みたいに真っ直ぐで混じり気のない言葉を使うんだ。その熱意に充てられ、酔っ払ったように熱くなる顔を腕で隠し、くぐもった声で話し始めて。彼と違い遠回しにしか言葉にできないものの、お前の隣は嫌じゃないと、自分なりに伝えられたと思いたい。大のおっさん同士で何やってんだか。次第に馬鹿馬鹿しくなってきてフッと吹き出すと、膝を叩いてくつくつと笑う。吹っ切れたような気分になり、今なら何でも許してやれそうだと本気で思えてきて。一緒にいろ、確かそう言ったな。それならば早速、要求を聞き入れてやろうか。前回泊まった時は散々だったが、今日くらいはせめて柔らかいところで寝かせてくれよと願いつつ )
……瀬戸。この家、俺が寝れる場所ってあんのか。言っとくが床は嫌だからな。
77:
瀬戸 翔真 [×]
2024-11-11 07:39:02
そっか。わかった。( 彼の遠回しの話は自分には少し難しい。人との会話に対して真剣に向き合ったことなどあまり経験していなかったからだ。それでも、彼が自分の家に来て食事をすることに不快感はないようだ。それが確認できただけでも安心した。噛み締めるように理解したことを伝える。きっと頬は少し吊り上がり口元は弧を描いていただろうな。その情けない顔に気づかないまま、彼の笑い声で戻される。急に笑い出したと思えば彼からの自分の寝床についての話題提供に目を丸くする。さっきまで曖昧な返事ばかりをしていた彼から、今日泊まっていくような話が出てくれば急な切り替えに少し頭が回らない。床、確かにこの間は床に座って寝ていた。自分が酒に酔って寝てしまったからだろう。そんなことさえなければ客人を床でなんて寝かせるものか。あたふたと視線を左右へと動かし、どう伝えようかと思案しながらもぽつり、「 浅倉が布団使えばいいよ 」。じゃあ自分はどうするかとまた困ったように考え始めて )
俺は、結構どこでも寝れるし、大丈夫。体も丈夫だから、浅倉が布団使って寝なよ。
78:
浅倉 裕也 [×]
2024-11-11 19:16:57
は、まさか布団一枚しかねえのかよ。なら俺はそこのソファーで寝る。家主差し置いて布団使うのは、ちょっとな。
( 布団を使えと譲られたが、受け入れられずに前回彼を運んで寝かせたソファーを指して。ただでさえ飯を食わせてもらってるのに寝床まで奪ったら悪いだろうと、義理堅い一面が顔を出した。床は嫌だと言ったが、本当に床以外ならどこでもよかった。場所を問わず寝れる体質も、体が丈夫なのも彼と同じ。溜め込んだ疲労感に身を任せればたった3秒で気絶するように眠れるのだから、ソファーでもなんでもいい。有無を言わさず「決まりな」と断言すると、ふと考え込んで。「……いや、契約期間は…ああ、そうか……」とひとり呟く不審な行動をしばらく続けていれば、考えがまとまったのか彼の方を向いて。すっかり眉間のしわも消え、和らいだ表情で言葉をかける。それはまるで、この部屋に住み着こうとしているように聞こえるだろうか )
今度、俺用の布団も買ってくる。あと他にも、俺の私物とか置いていってもいいよな?
79:
瀬戸 翔真 [×]
2024-11-19 17:41:19
うん。洗濯するときは毎回500円な。( 有無を言わさぬように寝床を決めた彼に目を丸くしながら頷く。客人をソファに寝かせていいものか、でもそれが無礼だなんて思考ももはやなく。それよりも泊まっていくことに少し嬉しさを感じる。呆気に取られている間に話はどんどん進んでいき、荷物のことになれば少し宙を見るように目を泳がせて、うーん、と少し悩むそぶりをしてから大きく頷き、片手を広げて彼の前に突き出し悪戯な笑みを浮かべる。にかっと歯を見せるようにした姿は年齢よりも幼く見えるだろうか。そろそろ〆も終わる頃、思い出したように一つ提案して )
ゲームして負けた方が片づけ。どう?
80:
浅倉 裕也 [×]
2024-11-22 19:48:08
あ?まぁそんくらい良いけどよ。ちゃっかりしてんな…。
( コインランドリー宜しく金を取るのかと不満を抱いたが、相手は初対面の時にも金を請求してきた男だ。そんなもんかと納得して。ここであの時のように「じゃあ倍払ってやるよ」なんて言おうもんなら、言い出しっぺのくせに恐縮して受け取ってくれないんだろう。おかしなやつ、と内心笑いながら鍋を平らげると、突然の彼の行動に「ガキかよ…」と呆れつつ、渋々と拳を差し出す。じゃんけんなんていつぶりにするだろうか。兄弟も友達もあまりいなかったもので、こういったお遊びは慣れていない。それでも少し付き合ってやるくらいならいいかとゆっくり片手を振って、手の形は変えず、ぽんとグーを出した )
81:
瀬戸 翔真 [×]
2024-11-29 18:51:50
( / ご無沙汰しております。かなり遅い返信申し訳ありません。只今リアルが多忙でして。また落ち着いたらお返事させていただきます。暫くお待ちいただきたく存じます。 )
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