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1対1のなりきりチャット
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102:
春翔 [×]
2025-06-26 21:34:17
(/あぁ~!!お待たせしすぎて申し訳ございません!!!そして毎度のことながらお優しすぎるお言葉に救われてしまいます……ありがとうございます……!
私も一緒に並んで羊雲追いかけます!なんてには自分で言ってちょっとキモかったので置いておいて……。いつもながら待ち姿勢の桑嶋さんが可愛すぎて涙です!!!)
そして巻き込まれたついでに春翔の私利私欲に巻き込んでしまって申し訳ございません!背後としてもちょっとやめた方がいいんじゃない?って言ったのですが、何よりも売り上げが大事なようで制止も効かず……。(?))
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(副流煙が青空に向かってもくもく伸びていく。煙の動きを目で追っては、つかぬまの休息。客もスタッフもいない建物の裏はちょうど陰になっていて中々過ごしやすい。だるい妹に遭遇するわ、思ったよりだるい仕事を引き受けるわで散々な1日だわ、と始まってもいない24時間に落胆。スマホを弄りながら出来るだけ長く、それこそフィルターギリギリ味が濃く若干不味いところまで吸えば靴裏で火を消して。……吸い殻の行く末は誰も知らない。
そうして戻ってきた画廊。老若男女問わず人混みの中をフラフラ目的もなく彷徨い。この絵の解釈がなんだ、構図はなんだ、色彩がどうだとあーだこーだ言ってる人間の話を聞きながら、んなこと考えてるわけねェだろと心の中で突っ込みをいれて。とはいえ興味もないものを見続ける気力はないため、すぐに目の焦点は合わなくなって。視界はぼんやりとしているため目の前の騒動にも、助けを求めてくる男にも気付くはずがなく。
そんな中、妹はすぐさま異変を察知していた。しかし力のない自分が助けに入れるわけもなく、蚊帳の外であたふたしていると偶然にも通りがかった兄の腕を引き。「ねぇ!ちょっと、アレどうにか…っ!」
機械的に脚を動かしていたところの衝撃。「あ?」と原因を睨みつけては、例の妹が絡んできたことで更に機嫌は悪く。そして指された方を見れば更に更に面倒事が重なってはマジで帰りたいとしか脳裏には浮かばず。このままほっといても……と考えた所、ふと画商が言っていた、“絵が売れた分、報酬があがる”という言葉が脳裏に浮かんでは。思考は180度切り替わり。男が伸ばしてきた手を掴んでは無理矢理にでも此方へと引っ張り。厚底を履いてやっとどっこいどっこいの背丈の男の肩を抱いては「あー、わりィ。そういうのは全部受け付けに渡してくんねェ?量多すぎて受け取れきれねェし。」一瞬の静寂を利用して適当に全ては受け付け任せ。そして、男にも相談なしで目先の利益に繋がるようなことを勝手にペラペラと言葉を吐き出して。「この“天才”の頭の中知りたくね?ファン限定、特別解説ツアー興味あるなら皆様ドーゾ。……あ、そ、絵は早いもん勝ちだから、お買い物も兼ねてな。」少し遠くに見えた画商にバチコン、をウインク。勿論、報酬アップよろしくの意。)
103:
桑嶋 紬 [×]
2025-06-28 22:40:12
(/桑嶋も私も待ってました~!!もうホント……お返事が来るだけでめちゃくちゃ嬉しいので、むしろこっちがお礼言いたいくらいです!有り難うございます!!!
一緒に追いかけてしまっても良いんですよ……というのは冗談として。桑嶋ってば“待ってて”と言われて大人しく座ってる奴ではない意思つよつよ奇人なので、結構あっちこっちで奇行に走ってますが、それでも可愛いと言って頂けて感激の極みです!!
画商も売上第一でオッケーサイン出してるので宜しいのでは…?ほら、じゃんじゃん売れた方が個展としては成功ですし……それ以上に再び厄介事に巻き込んでる桑嶋に、こっちの方が申し訳なく……いや本当にすいません春翔さん背後さん……。)
━━━
( 悲しいかな、枯れ枝が腕を伸ばした所で大勢の流れには逆らえる筈も無く、今にも招く手ごと倒れかねないほどふらついていたが、寸でで引っ張られた事でギリギリ持ち堪えた。横合いから登場したスタッフらしからぬ男に驚く大半の客の他、面の良い人間が並ぶ光景にざわつく客やら、あるいは“こっちが好みかも”とベクトルの変わる客やらと少数は様々。……その真っ只中で変人はといえば、一度肩を寄せる手にゆっくり視線を移した後、客そっちのけでいつもより近い高さにある隣の男の横顔をガン見していた訳だが。ともあれ落ち着いた所に放られた言葉が大層響いた辺り、彼の妹と同じ類いの人間も割と多いよう、客達の熱は大人しく引いていった。――一方で騒動に駆け付ける事には一歩間に合わなかったものの、様子の確認は出来ていた画商側。ほっと胸を撫で下ろしたタイミングで合った目に概ねの意図を読み取って、“グッジョブ”な労いと“任せろ”という了承の二つを籠めて、立てた親指をこっそり示してから改めて別所へと引っ込んでいった。
それからまたのんびり歩き出した変人と客達――騒ぐ事も無くついてくる客は時折展示物に対して問い、変人もそれに答える様子を見せる為、形だけは彼の言葉通り解説ツアー感を醸している。ただし、『この絵は何を考えて描いたのか』や『どうしてこの色を使ったのか』などの質問に対して、「タンポポがキレイでした。」だの「風は冷たくて、火は暖かいので混ぜました。」だの、到底ちゃんと答えているとは思えない台詞を返す頓珍漢さから始まる長話で、質問者を困惑の渦に巻き込んでいる。ちなみにその間、変人が世話役とされる男の手をしっかり掴み、自分の歩く方へと引っ張っていく様にも些か客が物議を沸かしているが――まあ、それはさておき。
昼にはまだ少し早いが物販コーナーに到着。それまで追従していた大勢も、“早い者勝ち”が効いている事もあってあれよあれよと商品の方に足が向いていく。残されてやっと歩みが止まり、しかし世話役の手だけは離さない画家の元に一人誰かが近付いてくる。ぽけっと何も無い他所を見ていた変人の視界に無理矢理入ってきた男は、パッと見太っているが身形は良いので金持ちの上客らしき雰囲気。ただどう見ても外国人な挙げ句、べらべらと陽気に掛けてきた言語も英語。「……はろー、です。」変人側は一応認識したらしい挨拶を呟いたが、また直ぐに意識が明後日に逸れていっている。少々の間勝手に話し込むその人物との膠着が解けたのは、不意にそちらに画家の目が向いた時。それに調子に乗ったように伸びてきた上客の手から一歩退き、世話役の背に絶妙に隠れつつ、「春翔さん、少し待っていて下さい。」と何故か障壁にした彼の方にマイペースな言葉を淡々投げた後、陰で頑なに片手に持ちっぱなしにしていたスケッチブックと色鉛筆で絵を描き始めて、その間の金持ち男の対応をすっかり丸投げにした模様。)
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