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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
73:
春翔 [×]
2025-01-04 07:09:45
(/明けま…………した?もう明けてます……?うそ、メリクリって言ったばっか……。絵への執念を燃やして欲しいのにまだぶっ倒れターン……申し訳ないと思いながらも悠長に電話しています。心の中では早く目覚めてと願っております……。何気に私も春翔の生き様は逆に尊敬する域ですね。どう育てばこうなるのかは永遠の謎です!
高額貰えるんだったら基本何でもやります。本当に。ただし文句は人一倍多いです。そして電話先の先生がどんな人なのかもワクワク……。優しかったら、いいナ……。)
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(とりあえず覚えたのは右端の棚の中に全部入っているということ。後は全て覚える気がないというか、普通にムカついたので右から左へと聞き流すことに。あまりにも人任せというか、拾ったのなら最後まで面倒見なさいと言いたげな口調に怠いですといい代わりに大きな舌打ちを溢すや否や切られた通話。というかそもそも倒れる可能性があるなら放牧する方が悪いのでは……?勿論給料は上げてもらう以外の道は見えず。話が終わったところで男の方を見ればきちんと力尽きている様子が伺え、大人しくしてくれるに越したことはないと悠長に棚を探り。案外すぐ見つかった保険証に診察カードやら。そこに書いてある電話番号へ掛けながら冷蔵庫に向かい新しいボトルウォーターを一口。ついでに飲みかけもそれを男の近くに置いては、一応飲めたら飲んどけという伝わらない意思を表明しておき。「どーも、お得意様がぶっ倒れたんだけど。……名前知らねェけど、多分その画家。別に病院行く必要ねェなら放置するけど、連れてくんなら救急車呼んだ方がいいのかコレ。……つか往診してくれた方が楽なんだけど。」相手が誰であろうが太々しい態度は変わらず、むしろ悪化していっている様な感じがするのはこの家に順応していっている証のよう。僅かに上下していることで男の安否を確認しては向こうからも返事を待ちながらその辺の椅子に腰掛け足を組み。ついでにあくびをひとつ溢し。)
74:
桑嶋 紬 [×]
2025-01-08 00:27:52
(/明けちゃいましたね……もうお仕事まで始まっちゃいましたよ……?時の流れ早すぎないです…?下手にパニックになっちゃうよりは断然良いと思います。では要望にお答えして目覚めました桑嶋がちょっかいかけに参りました。いや本当にどう育ったんでしょうね……まあそんな春翔さんが格好良くて可愛いからいいですかね!!
このくらいはっきりバシバシ文句言ってくれる方が桑嶋とは上手く付き合えそうなので、背後としましては全然大歓迎でお賃金あげちゃいますねえ。おっと期待されていらっしゃる……先生はまあ、優しい方なのでは…?少なくとも物腰穏やかでスルースキルは高い御仁です!)
━━━
( 殆ど死体同然の変人からの反応は皆無だったが、掛けられた電話の方は直ぐにコール音が止む。『はい、富岡医院です。』通話口に居るのは恐らく画商とそう変わらない歳だろう男性の声。『…ええと、』出たと同時に注がれる言葉に些か困惑の音を零した後に、『……もしかして、桑嶋さんの事でしょうか?画家をやっていらっしゃる……』“お得意様”の一言に検討を付けてみれば、どうやらそれで正解。そのまま更に矢継ぎ早に要望を受けて今度は悩む唸りが数秒、それから、『ううん、そうですね……熱や頭痛などの異常が無く、動こうとする気力があるようであれば、何か飲食物を摂取させて様子を見るのは如何でしょう。』かかりつけという事もあって枯れ枝変人の容態に多少慣れがあるのだろう、至極穏やかな物腰ですんなりと策を一つ講じて彼に渡す。『例えば栄養剤やゼリー飲料だとか…或いはチョコ等のお菓子を一欠片でも……取り敢えず詰まらず飲み込んでくれそうな物を口に入れてあげて、それで駄目でしたら当医院までお越し下さい。』それは最早雪山で遭難した相手への、さもなくば自宅介護者への対応なのだが、それはさておき。この電話口の医療者も医療者で案外スルースキルは高いよう、“往診”の二文字を“来院”にしれっと変えて彼に差し返した。――と、次の一瞬。いつの間にやら目を覚ました変人が、椅子に座る彼の足首辺りをがっと鷲掴む。「……はる、と、さん。」リビングの出口とは逆方向の彼の元まで這いずって、なけなしを振り絞ったような弱々しい声で今頃認識したらしい男の名を呼ぶなり、「…絵を、描かないといけません。描く所、まで……つれてって、下さい…」か細い言葉を繋いで彼に要求を。絵を描く以前に立てもしない、男の足首を引くにも切れかけの蝋燭の火より儚い握力で衰弱ぶりに拍車をかけながらも、「お願い、します。おねがい……」そればかりはっきりと、壊れたレコーダーの如く繰り返し彼に訴える。)
76:
春翔 [×]
2025-01-15 00:18:58
(/なんで……?なんで…………。明けたら明けたで忙しいのなに……?こわい。ちょっかい意識があることが分かったのでお医者様に言われた通りウィダ……ゼリ……を……。お願いだから10秒チャージしてくれーっ!!と願ってます。ぎえーっ!!(断末魔)失礼しましたあまりの褒め言葉に断末魔が出てしまいました。
お駄賃くれるならいっぱい文句いっちゃおーっ!!!あまりにも現金すぎますね!!!!あまりにも(春翔にとって)残酷すぎて心の中で泣いちゃいました。スルースキル高すぎません?ちゃっかり往診を来院にされたの面白すぎました。)
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(大人しく話を聞いていれば、どれもこれも己には優しくない話ばかり。世の中は世知辛すぎる。電話一本で駆けつけてくれる優しい恋人はどこにもいないらしい。面倒見ると言った手前、全て自分でしないといけない?成人男性の介護を?絶縁した親でさえまだそんな年齢ではない筈。「ぶっ倒れた成人野郎をどうやって連れてくってんだよ。」呆れたように伝えれば足元に妙な感覚があり。下を見ればどこぞの奴隷が主人の許しを乞うような構図(実際の立場は逆に近いが)を思い返し。ほんの少しだけ鼓膜を震わす声は語音として認識されず、環境音の一種かと言われても違和感がない。「ま、なんかあったらまた連絡するわ。」と電話口の相手が何か言ってそうではあるが一方的に通話を切り、今一度目の前の今にも死にそうな男が言っていることを聞けば、どうやら絵を描きたいだとかなんとか。自分を客観視出来ないのかなんなのか、ともかくそんな状態であるのは100人中110人が分かることだろう。「ハイハイ。」と適当に返事しては案の定簡単に引き剥がせる男の手から逃れては、その脚で冷蔵庫まで向かい、買い貯めて勝手にぶち込んでいたパウチのゼリー飲料の中からエネルギーに特化したメジャーなものを取り出し。パキッと開封するのは極上の優しさ。「これ飲んだら引き摺ってやるから。喉詰まらせんなよ。」と男の横に置いては自分は先程と同じ場所に腰を下ろし。この後、ちゃんとアトリエまで引き摺るかは決めあぐねている、というよりか何と言って男を寝かせようかと思案している最中。)
77:
桑嶋 紬 [×]
2025-01-18 01:51:08
(/はわ……取り敢えず無理はしないで下さいね……?チャージ!何とか出来ました!!桑嶋もう寝る寸前ですけど!舟漕ぎまくってますけど出来ましたよ!!新鮮な断末魔聞けまして大変嬉しゅうございます!不意打ちで褒めるのも悪くないですねえ……。
ええもうバッシバシ言っちゃって下さい!優しいけど甘くはないのがお医者先生です。大概の事は「はいはいそうですね~」ってにこやかスルーするタイプなイメージで……多分桑嶋の事も春翔さんの事も“ちょっとワガママ言う子供”くらいの感覚で応対してます。春翔さんとは違う意味で強かだあ……。)
━━━
( 男からの文句を軽い一笑に伏した電話相手は、『はい、お大事にどうぞ。』と繋がりの切れる直前にそうお決まりの挨拶を告げて終わる。それからもう一方、足にしがみついた変人は相変わらず同じ懇願を繰り返していたが、申し訳程度の力しか籠められていない手の中から足が逃れた拍子に途切れる。寄る辺の無い掌が床にぺしゃり力尽き、いつになくぼさぼさ乱れた髪を散らかしたまま、行き倒れさながらすっかり沈黙した画家の前には、蓋の開けられた某ゼリー飲料。次いで降ってくる男の声に寝そべった頭を少し転がして、丁度顔の横に置かれたそれと向き合った変人は、「……はい。」といやに素直に返事をして、のそのそとパックを掴み髪の毛の内側に埋もれる口まで運ぶ。そのパウチも手も毛の中に隠れていく様は妖怪の捕食風景か何かとツッコミたくなるような状況を、飲料の謳い文句である十秒を大分オーバーする五分少々継続し――漸く飲みきったらしい、パックが確りと潰れた状態で髪の隙間からその辺へ放り出される。そこから遅れてケホッと咳き込む弱々しい音を一つ零した後、「…春翔さん、飲みました。」取り込んだ水分兼エネルギーの潤滑油分、先程よりははっきりした声が現状報告を。続けて進まない床這いから匍匐前進へと多少なりとも進化した移動で、ちょっぴり遠ざかっていた椅子との距離を詰めたかと思えば、「お願いします連れてって下さい。絵を描く所、まだ途中だった、描かないと、描きたいです早く、」口から流れる、要求も執念も願望も揃って玉突き事故を起こした言葉の羅列。それと一緒に出した手は彼のズボンの裾を掴んで、上体を更に起こさんと支え代わりに引っ張り、首は彼を見上げるのにぷるぷる目一杯伸ばされて。――しかし、かくっと不意に画家の身体が傾く。「ん、ん……?」本人も予想外のブレだったのか珍しく疑問符混じりの唸りが洩れた次、「……ねむいです。困ります、絵を、かかないと……」自分の状態を正しく理解してそのまま出力する。ただその上でも、彼の服に絡めた指だけは離さず、「はるとさん……おねがい、です……つれてって、」もう既に呂律まで怪しいのに何とやらの一つ覚えにそれだけ紡ぐその折々、眠気の船出に釣られているらしい頭がぐわんぐわんと何度も床に落ちかけて。恐らくはもうあと一押し、或いは時間経過でも寝そうな勢いな癖に、ぐずる子供の如く呻いてもぞもぞ身動いてと、どうも強引に意識を引き戻して現の縁に粘り込んでいる様子。)
78:
春翔 [×]
2025-01-27 21:59:14
(/生存確認のみ失礼します……。一応生きてます……涙。
本当にお待たせしていて申し訳ございません!返信は必ずやさせていただきま故……。)
79:
桑嶋 紬 [×]
2025-01-27 23:09:07
(/生きておられた……!よ、良かった~~!!何かあったのかとめちゃくちゃご心配しておりました……。お返事は無理せず、ゆっくりで構いませんよ。此方は桑嶋と絵の具の色当てクイズでもしつつ、の~んびり待っておりますので。)
80:
春翔 [×]
2025-02-17 13:48:29
(/お待たせ……お待たせ以上のお待たせしてしまって申し訳ないです!!!あと謎の心配をおかけして申し訳ない……!!!!殺してくれーっ!という気分です。
これからは前ぐらいのペースでお返事できそうですのでサクサク展開も進めていけたらなあ、という願望です、いや嘘です。ゆっくりでも全然構わないので、桑嶋さん背後様もリアル優先、お身体には気を付けてゆっくり来てください……。)
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(手に届く範囲に置いてあった薄手のブランケットを長い腕を伸ばして取っては、男にふわっと被せる。この先引っ張られているズボンの裾には目を瞑ることにしてやる。目を開いて下を見ればそろそろ落ちかける様子で、此方が何を言うまでもなくすぐに静かになるだろうと適当に放置することに。しかし、男の落ち具合は上手いこと酒と薬入れて自我の境界が薄くなる時と全く同じで。あー、分かる分かる。いい感じに泥濘に沈む体感2時間が気持ちいよな。分かるわァ、と勝手な共感を入れつつ前々から薄々考えた事を遂に実行する時かァ、とぼんやり思い浮かべて。今まで死んでこなかったから、と言ってもこれから先もくたばらないとは考えられない。いい太客をお陀仏させて見過ごす訳にはいかず、出た行動が豪邸にふんぞり返って居座ること。もとい住むこと。そうと決まれば行動は早く、まずはどこの部屋にベッドを置くかを決めるために男を放置したまま立ち上がっては上機嫌で探索へと。)
81:
桑嶋 紬 [×]
2025-02-20 01:14:38
(/うわーっ!!お待ちしておりました~!!此方は大丈夫です!!殺しません寧ろ生かしてあげたい!!!めっちゃ生きて下さい!!!
お気遣い有り難う御座います…!!いやもう春翔さん背後様こそお身体には気を付けて下さい……それはそれとしてまたやり取り出来るの嬉しくてにやけが止まりませんね、今後とも宜しくお願いします!!!
という辺りでぶっ倒れイベントも区切りが良いかなと時間を飛ばしましたが大丈夫だったでしょうか…?折角だから春翔さんが正式に同居を始める初日に桑嶋のお顔お披露目しようか、とロル回しまくりましたが……浮かれすぎてたらすいません、何かその前にやっときたい事があったらお時間戻して頂いて構いませんので…!)
━━━
( 枯れ枝を乗せて行ったり来たりの眠り舟は薄くも柔らかい布一枚にノックアウトされて、いよいよと海底に沈んでいく。男のズボンから離れた両手も、見上げて尚髪に覆われたままだった顔も仲良く床に落っこちたその後は、ブランケットを掛けた張本人が遠ざかる足音に全くの無反応で、しかし倒れた瞬間よりは多少健やかな寝息が散らかり始める。その後、リビングからすっかり人の気配が消えて何時間と経ってから起きた変人は、いつの間にか“壁際まで転がった挙げ句に簀巻き状に布を巻き込む”というある意味極まった寝相から自力で脱出する程度には回復し、「絵を、描かないと……」と寝る前と変わらない中身の呟きを置き去りに、半端にブランケットを引っ掛けふらふらアトリエを目指して家を徘徊する。
――幾つかの昼夜を経て。本日の画家の寝床は玄関に程近い通路。ただこの前と違うのは、物音で起きる程度には眠りが浅く、体力にも雀の涙くらいの余裕があった事。行き倒れたような俯せから上体を持ち上げた変人が見たものは、何やら引っ越し業者らしき知らぬ人間達が忙しなく己の家内を行き交っている光景。「……ヤドカリ?」その目の前の状況フル無視したような単語の一つを溢しながらも、特別何か制止するでも声を掛けるでもなくその場で体育座りに腰を落ち着けて、作業を顔ごとの視線で追いかけ回し。そのまま三十分かそこらが経った辺りで今度は見覚えのある人物が玄関に現れる。「画商さん、おはようございます。」変人の姿を見付けるなり慌てたように距離を詰めてくる画商に呑気なご挨拶、それから続けて何かを言いかけたその枯れ枝は床から引っこ抜く勢いで首根っこを掴まれて、何の説明も無く、ただその場の業者に“家主を借りる”と雑に言伝てを残した画商によって拐われる。――ぽいっと放られた車の中、右から左へ流れていく愚痴めいた画商の話を纏めると、どうやらいつぞやの個展をやるより前に絵を売った顧客からクレームがあって、その客の話を聞きに画家本人も同行させるとの事。しかし毎度の事ながら、それを聞いているのかは怪しい気配で外の景色を変人は眺めていた訳ではあるが。……あれやこれやの内、問題がまるっと解決して画家が家に帰った、もとい画商に強制リリースされたのは同日の夕暮れ時。再度玄関先に自分を投げて次の仕事に向かう画商を、転がり座った体勢でぼんやり眺めたその数分後。一応クレーム対応という名目の為、少しでも真っ当な格好をと被せられたデカめのジャケットの襟首を指で弄ったり、前髪襟足関係無く綺麗さっぱり首の後ろに一纏めにされた髪の根本辺りを探る所作を見せた変人は、やがてずるっと腕を垂れ下げ、「……解けません。」一人そう諦めらしき言葉を落として立ち上がり、屋内に足を踏み出す。「春翔さん、何処でしょう?」続けて紡いだ歩みの目的は、どうやら今此処に居るかどうかも解らない男の所在捜索らしい。「春翔さん、春翔さん、何処ですか。」不在の可能性に考えは及ばないのか、それとも何か確信でもあるのか、ともあれ普段よりも明るい視界をあちこち巡らせながら何度も彼の名を呼び探す。)
82:
春翔 [×]
2025-02-22 00:50:03
(/……(発狂)ぜひ、おくるみに包んで、ミルクを与えてやってください。そしてあったかいお風呂に入れてから、ふわふわ羽毛布団で寝かせてください。……はっ!!失礼しました!!幻覚が見えてました!!!(?)
えーん、お待たせしたのにお優しい言葉しかかけてくれないのなんですか!ずるい!桑嶋さんの素顔もずるい!!こちらもまたこうして予想外の展開を仕掛けてくる楽しすぎるやり取りにニヤケがとまりませんが。
区切りもありがとうございます!!浮かれすぎてください!!こちらは動揺しすぎています。本体共々動揺しすぎております。
あと休止中(?)に勝手に考えていたのですが。そういえば春翔に妹とかいたよな~。折角だし「蚕繭」の熱狂的ファンにしてなんか絡みたいな~……なんて、どうでしょうか……。)
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(新しく買ったダブルサイズのベッドを独り占め出来る喜びは計り知れない。なんせ、今までは誰かしらと布団を共にするかソファの二択しかなあったのだから。業者に組み立てまで頼んで、必要な家具、居候先に置いていたあれやこれやを運び、ようやく完成した部屋は中学か高校ぶりに得た自分専用の自室。知らない内に家主が出て行ったことなどつゆ知らず、飲みすぎて痛む頭と共にベッドへとダイブ。
それから数時間後。鼻血が止まらない夢で飛び起きたら窓からオレンジ色の光が差し込んでいた。ゴリ、とポケットの違和感に気付いてゴソゴソ探ればパリピ酒、もとい、クライナーの寄り目とばっちり目が合い。多分、頭痛は頭痛で紛らわせろという天啓。せっかくだからポテサラかチーズか塩かを探しにスッポンのような猫背のまま、片手で小瓶をくるくる回してキッチンへと足を向け。……目が合った。誰と?……いや、本当に誰?あ、「~~~ッ、」ちょうど手からこぼれ落ちた瓶は狙ったように足の小指に着地して。声にならない悲鳴をあげては歯を食いしばり、壁に手をつき、痛みは痛みで相殺しようと太ももを殴る。それよりももっと重大な事があるのだが、それはそれ、これはこれ。やっと痛みが多少マシになってから、ようやっと目の前にいる奴に目を向ける。非現実的な性質のもので作られた精密な彫刻のように彫りの深い美貌、繭を作り始める蚕のように青白い肌、誰もが己の持ちうる全ての金銀財宝を差し出したくなるような男がそこにいた。もちろん自分は何も差し出さないが。)
……あいつの知り合い?
83:
桑嶋 紬 [×]
2025-02-23 21:16:45
(/お望みとあらば!!ふわっふわの子猫ちゃん待遇させてもらいます!!私も大概幻覚見てます大丈夫です!!(?)
そりゃもう此方のやり取りが楽しくて背後様が素晴らしいからですね!春翔さんの強かさと格好良さとコメディの絶妙なバランスも大変素敵です~!!
良かった嬉しいです!!じゃんじゃん動揺していって下さい!なんだったら桑嶋からもうちょいサービスさせて頂きますね!!
そんな……妹さんが『蚕繭』の……?宜しいんですか!!もう此方としましては大歓迎ですので是非ともお願いします!!ファンサとかご入り用ですか!!)
━━━
( 名前を呼ぶ事更に数回、やっと発見した人物に足は止まって、「…居ました。」言葉は彼の名から事実確認に変更される。それから小瓶が落っこちる動線に合わせて視線が上下に振られ、そのまま屈んで互いの足下に転がったそれをひょいと拾い上げたのは、そのラベルに描かれたコミカルな寄り目に興味を示したからのようで。じ、と少々の間瓶を細かに揺らして中身が夕陽を吸収し反射する様を見詰めていたが、気移りの激しい目はまた眼前の彼へと戻り、「足、痛いですか。」向こうからの問いに答える前に、本日彼と出会してから一つも変わらない無表情と平坦な声で、何ともマイペースな疑問を淡々と投げる。しかしその答えを待つより先に、緩慢な動作でゆったり首を傾げつつ、「あいつとは誰でしょう。画商さんですか、レイさんですか、ユウさんですか。」と当人の知り得る限りの人脈を一通り流す。そしてその後で何かを考え込む沈黙を置いて、「……オレは桑嶋紬です。絵を描く『蚕繭』です。この家に住んでます。」知り合って随分経った今頃、今更になって自己紹介を。そこで一旦口を閉じたかと思えば、おもむろにもう一歩距離を詰めて、瓶を持つ方とは逆の人差し指で項辺りを差し示す。「春翔さん、助けてほしいです。画商さんがオレの髪を結んだまま帰りました。いつもは解いてから帰るのに、今日は何もしていきませんでした。他にも仕事があるから急ぐそうです。」つらつら喋り出すのはこれまた脈絡も、前の言葉との繋がりも無い、恐らくは彼を探していた本来の目的の話。それを若干の脱輪気味になりつつも一通り告げた次に、「春翔さん、この髪を解いて下さい。オレじゃ結び目が解りません。」至近距離で一秒も逸れない瞬きもしない。何処か凪いだ海を思わせる“無”を湛えた、青い蛍石のような其処に彼を映したまま一方的な呑気さで己の願いを伝える。)
84:
春翔 [×]
2025-02-24 14:36:11
(/あっ、同類でよかった~~。捨てられた子猫待機します(とびきり笑顔)
はっはっ、はひっ、そんな褒められたところで何も出ませんよ……!楽しいのはこちらも同じなので、痛み分けということで(?)
唐突なファンサに春翔の一人芝居始まっちゃいました。そして髪解いて欲しいお願いをガン無視しました。なんで??
個展でばったり出くわすとかそういうのあったらいいな!って!!思って!!!存在だけでファンサなのでこれ以上何かされる多分倒れます。オタクってそうなので……。)
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(あ、あー……そんな目でこっちを見ないでほしい近づかないでほしい。世の中の穢れや痛み、理不尽も疑念も知らない、眩しいほどに透明な瞳で見られたら、謎の罪悪感が増してしまう。……そもそも、なんで知らない奴に対して罪悪感を抱かなきゃならないんだ? 一瞬で終わった自問自答に小さく息を吐く。嫌に逸らしていた目線をこの男へと戻し、よくよく聞いてみれば、知らない名前を出され、知らない奴の自己紹介をされても。しかし、それ以上に引っかかったのは “この家に住んでます” という言葉。己の知る限り、この家に住んでいるのは化け物じみた格好の男で、こんな美男子だった記憶はない。……いや、しかし、もしあの男の親族なら、地下牢に引きこもって誰とも会話せずに絵を描くことくらい、可能なはずだ。余りにも突飛な発想ではあるが、頭の中で導き出した答えに、思わず口をついて出た。「あー、……あ。双子かなんかだろ。」髪がどうとか言っている目の前の男の言葉を遮ってまで、答え合わせをする必要があるかどうかはさておき。目を瞬かせつつも、揺るぎない口調でそう告げ。当然のように、ピンと伸ばした人差し指は、その名の通り男の顔を指差して。)
85:
桑嶋 紬 [×]
2025-02-26 00:12:17
(/よ~しそれなら保護してふくふくのまん丸にするので覚悟して下さい!!(悪い笑顔)
ですね!痛み分けとしておきましょう!!もうお互い楽しいという事で!!
このギャップつよつよな顔面迫ってきたら一人芝居くらいしちゃいますって……仕方ないのでは……なんなら顧客のクレームもこの顔で黙らせてきたので……。
良いですねえそれ!絶対入れましょうその出会い!!えっ…じゃあ握手とサインもご入り用ではない……?それはそれとしてファンの方が倒れたら、桑嶋が「具合悪いですか。」と顔覗いて触ろうとするので早めに止めなければ色んな意味で危ないですね……。)
━━━
( 話の途中に向こうから声が被った事で、川のように滑らかな変人の言葉は一旦止まる。次いで此方を差した指と、再び彼の顔へと順繰りに動いた瞳が、数秒のラグを経てゆっくりと瞬きを一つ。「……オレは一人っ子です。似ている人も見た事ありません。」目の前の彼にとっては残酷な一言というか、当人にとっては単なる事実というか、ともあれ“双子説”を淡々と否定する。それから閉じた口がほんの微か、この至近距離でも見難い程の結びが引かれた後に、己の鼻先を指している手を両側から、持ちっぱなしだった小瓶も巻き込んで覆い握る。「アンタはオレに、“自分の為に絵を描いてほしい”と個展で言いました。迷子の時に家まで案内しました。立てない時に絵を描く道具を渡しました。ホットケーキを作りました。動けない時にゼリーをくれました。」絵の依頼を受けた際と同じ勢いで顔を近付けながら、同様の早口の捲し立てと主観一辺倒に彼に浴びせかけるのは、互いの間にあった――恐らくこの画家の記憶にはっきり残される程印象が強かったのだろう出来事の幾つか。大して息も吸い込んでいなかった割には長尺を確りハッキリ言い切った後――不意に捕まえた彼の手から十指が離れ、両腕共に力無くずり落ちて垂れ下がる。そこから三秒前後の沈黙が空いて、「……それとも、」さっきの早口言葉の反動か些か掠れを含んだ音と共に、今度はふらりと蹌踉めいて二歩退く。「……アンタは、春翔さんじゃ、ありませんでしたか。」此処に至るまで眉一つ動かない、表情など無いに等しい凍った面持ちのまま、此方の人違いを問う声だけは誤差とも言えるような範囲でボリュームを減らしつつ、もう一度反対方向に首を傾け直す。)
86:
春翔 [×]
2025-02-28 23:40:31
(/ 今初めて、桑嶋さんの背後様がお相手で良かったって思ってます……。……………………うそです!!常々思ってます!!!!
続・春翔一人芝居。題目「あー、めっちゃ顔良すぎ~。侍らせてぇ~。あわよくば、そのままでいてくんねェかなぁ~~。喉乾いたし酒飲むかぁ~~腹減った~~~。」
ちょっとほんとに顔良すぎしか思ってなくて申し訳ないです!!!でも顔がいいのが悪いんですよね!?!?!?春翔に対するクレームもその顔で黙っててください。何卒……。
ご入用です~~~~!!!!友達に自慢しまくりです。なんならもう憧れで美大に通う秀才にしときます。う、うわぁ~~!!!ある意味事件である意味特大すぎるファンサ!!私が倒れちゃおっかな~~~~!
かなり気が早いのですが……。次の展開はどう致しましょうか!桑嶋さんのライバルや自称恋人の登場でも、春翔の妹登場でも、他のイベントでも~!)
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( 中には覚えていない記憶もあるが、大体のものに当てはまるのは、やはりこの家に住み着いているあの風が吹けば倒れるぐらいに薄っぺらい男とのもので。それはそうと顔面が強すぎる。流石に強すぎる。光り輝く顔を侍らせておくだけでも自己肯定感が謎に高まるぐらいには強い。鑑賞用の美人が欲しいとか抜かしていた過去の異常性癖者であった寄生先が言っていた意味がようやく分かった気がする。欲を言えば黙ってて欲しい。黙ってそこに存在するだけでいい。いや、その前に服を買ってからじゃないと。筋肉こそないが、手足長いし顔いいしなんでも似合うわぁこれ。あー、普通に羨ましい。ちょっと韓国にでも旅立とうかと考えていると触れ合いそうになるぐらい近くなった顔面に気付いて。ジッとその顔を見ていた事で返事も何もかも返す事を忘れていたせいか、痺れを切らしたような切り口でかけられた言葉は首を傾げるもので。哲学的な問い掛けをされたところで学のない頭は考えることを一瞬で拒否して。態とらしい大きな瞬きと、アホ丸出しにポカンと開いた口。「いや、知らねェよ。つーか髪切れば。」それは9割私利私欲に値するもので。正直な所、羨ましくもあるが、それ以上に輝く顔面を仕舞うなんて勿体無いというのが本音。取り敢えず、それはそれとして。距離ができた男に奪われたままの小瓶を勝手にひったくっては、取り敢えず乾いた喉を潤すがためにその蓋を開けて。)
87:
桑嶋 紬 [×]
2025-03-03 20:19:56
(/へっへ…嬉しすぎて笑いが止まりません!私もお相手様が春翔さんの背後様で良かったと毎秒思ってますよ!!両思いですねえ!!!
めちゃくちゃ自由奔放&マイペース過ぎてお腹痛いです。桑嶋は普段と違う事が起きたから報告と頼み事しに来た感あるので、ワンチャンそのままでいてくれるかもしれません。
美しさは罪……(違)春翔さんにクレーム入れるとか無いのでご安心めされて下さい!!桑嶋は全然黙らない所か接近してますけども!!失礼致してすいません!!
じゃあ気合い入れてファンサしますね!!美大生!それなら桑嶋どっかで妹さんの絵を見た事あるとかにしちゃいましょうかね……こう、コンクールの大賞作品とかそういうアレで……。背後様が倒れてももちろん同じ事してくれますよ桑嶋ですから!保護者の画商さんが来るまでたっぷりサービスしますね!!
そうですねえ……それでは春翔さんの妹さん登場からの、自称恋人の画家仲間登場で如何でしょう!妹さんの時と自称恋人の時の桑嶋の対応があんま変わらない(何なら春翔さんへの対応の方が他よりまだほんのり若干親しい)感じで「こいつ恋人ではなくね……?」といった具合が察せられる緩めコメディと、春翔さんに睨み利かせるぴりぴりバチバチ感を摂取出来そうだな~などと思いまして……他に何か盛っときたいものなどありましたら是非とも仰って下さいませ~!!)
━━━
( 一通り言葉を流し終えてからワンテンポ置くまで彼からの応じは一切無く、やっと返ってきた答えには、この問いを掛けた画家より余程人間味豊かな表情が添えられて。「……そうですか。」その後の相槌には普段の平坦さが戻り、宙ぶらりんと半端に揺れる手の内から酒を奪う様にも抵抗は見せない。少々の時間、具体的には彼がその小さな瓶の中身を飲み干すまでの間、先程の動きで身体の手前に垂れ下がった自らの纏め髪に視線を傾け、「昔会ったお客さん達も似た事言ってました。鳥をたくさん飼っている人と、指輪をいくつも付けてる人と、色んな花瓶を飾っている人でした。…絵には関係無いのに、しつこかったです。」ズレた返答とも不満の独り言とも取れる言葉を淡々と並べつつ、片手で髪束をもふもふ揉む仕草と、首をゆらゆら左右に傾げる動作を繰り返した後。「オレはカナリアではありません。ゴールドリングでも一輪挿しでもありません。」不意にぽいっと弄んでいたそれを背後に放り投げたかと思えば、話の続きであるらしい否定文と同時に伸びた両手の平が彼の頬を無遠慮に挟む。「春翔さん、」そのまま近付けた顔は勢いの余りコツッと額同士が当たる軽い音が鳴るが、当の本人にそれを気に掛ける様子は無く、見開き気味の瞳孔に彼を確かに捉えて、「オレは、桑嶋紬、です。」名乗りをもう一度。今度はいやにハッキリ区切った音で自らの個人名を浴びせた後、手も顔もあっという間にすっかり離れ、その次にはもう大分薄くなった西日の方に視線は逸れて。「……絵が描きたいです。」漸く沈黙を保ったかに思えた変人の口は、またそれまでの一連の行動とは脈絡も無い願望がぽつんと溢れて。それを皮切りに辺りをくるりと一周見回してから、切り替わったマイペースな意識の気紛れそのまま、当初の目的である髪の事すらほっぽってアトリエ方面に向けてのんびり歩を踏み出す。)
88:
春翔 [×]
2025-03-11 01:02:56
(/ワンチャンどころか永遠(トワ)チャンその美しいお顔を見ていたい……。えーん、私もそんな整った顔が欲しかった……(違う)
ほんとに罪ですよね……。罪を罪と理解していないところも罪……。でもそれが桑嶋さん故にとても良い……。全然!!!!春翔はこういうのは慣れてますので、良い顔が目の前にあるわ~しか思ってません!!それもそれでどうかと思うけど~??
という事で妹をぶっ込んでみました!!!!そしてどうせなら規模の大きい個展の方がいいかな!?!?と思ったので色々勝手に入れさせていただきましたが、改変などはご自由にしていただいて構いません!
自称恋人の方の登場も今か今かと待ち遠しく……!めちゃめちゃ楽しみです~~~!!登場人物が増えれば増えるほど楽しくなるし、話も深みが出たり出なかったりで……。なんか私ばっかり楽しませてもらって良いのかな!?という気持ちが毎回あります泣泣)
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(言い渡された言葉の羅列は見事なまでに右から左へと流されてしまい。しかし、なんとなく言いたい事は理解出来たが、理解出来たのはあくまで言いたい事だけ。この男が持ち得るものを活かそうとしない思考は酒が入らない頭でもきっと理解出来ないだろう。まぁ、他人は他人なので分からないのは当たり前だが。首を傾げる素振りも見せずに黙って話を聞いてはいるのも、抵抗せずにされるがままなのもとびきりの優しさであることは自己満足の分類だろうが分かってほしい気持ちも少し。そういえば、なんだかんだ男の名前を初めて聞いた気がする。いや、今まで何度か見聞きしただろうが面と向かって言われる、基い、脳内に繋ぎ止めておけたのは初めてで。それはそうと、ぐいっと効いたアルコールでポテサラの余りがあった事を思い出してはキッチンへと向かい。……どうでもいいが、Tゾーンも油分なくすべすべに肌触りが良いのはムカつくほどに羨ましいに過ぎない。
そんな事があった数日後か数週間後に男がまた個展を開くからお守りをして欲しいと画商に頼まれた。もちろん、月々の報酬に加えての臨時収入が入るのだから行く以外の返事はない。金額を提示された後の食い付きの良さに引かれたのも言うまでもない。しかし、今度の個展は大規模なものらしく拘束時間もそれなりに。現地集合だけ言い渡されて渋々きた場所は、なるほど中々大きな建物で。そんな今日のコーデは最近少し暖かくなってきたような、きてないような微妙な気温を鑑みて。裾、詰襟元、袖に赤のライン、そして赤の飾りボタンが目を引く黒地のチャイナシャツ。ボトムスは黒のスキニー、そしていつもの黒い厚底ブーツ。バケハはロゴは何もないシンプルな黒、薄く黒の色が入ったサングラスには所々赤色の石が入ったメガネチェーン付き。そんなファッション説明は置いておいて。
中に入っても男も画商も見当たず、どうせ待っていれば来るだろう、と適当に座った場所がどうやら受付らしき席だったようで。会場時間前にも関わらず一番乗りにやってきた熱心なファンであろう女にスマホのQRコードを見せられたが生憎分かることは何一つとしてない。「会場時間、読めるか?読めねェならママに数字教えて……、は?」トントン、とボードに書かれた時間を指差し、そのご尊顔でも拝見してやろうと顔を上げると見知った顔。見知ったと言うか、生みの親の腹の中から知ってる顔がそこに。数年前に家を出たっきり見ていないものの分かるものは分かるようで、愕然というか呆然というか、呆気に取られる様子はどうやら向こうも同じようで。さすがは兄妹というべきか。)
89:
桑嶋 紬 [×]
2025-03-12 12:58:44
(/絵の邪魔さえしなきゃ永久に見せてくれますのでお気軽に申し付け下さい!私も黙って見つめるだけで全て許されそうな美しい顔面欲しいでありますよ!!まあトラブルも多そうですけど……。
桑嶋ですからねえ……。慣れてて良かった~~!(?)流石春翔さん……今後も多分この距離感で襲撃する事あるかと思われますので、春翔さんと背後様におかれましてはお覚悟して頂けると幸いでございます。
わ~~!!ようこそ妹さん!!お言葉に甘えましてめっちゃ規模広めて盛っちゃいました!こういうのが楽しいんですよね……しかし動員数ヤバそうこの個展……。
私も今から自称恋人さんと春翔さんのやり取り想像してニヤケが止まりません……いやもう全然!!私も目一杯ワックワクで人物増やして動かしたり展開アレソレ考えたりしてるので!!そこはお気になさらず!!!)
━━━
( 普段通りの日常リズムを繰り返す事幾日か、顔を晒したままだった筈の画家はいつの頃にやらぼさぼさヨレヨレ枯れ枝お化けにすっかりきっぱり元通り。その日々の最中、再び個展を開く、と筆を動かし続ける変人の背に画商が声を掛け、それが実行に移されたのが丁度一枚絵を描き終えた頃合い。その個展の子細はといえば、海外の顧客も招かれる大規模なもの――というのも。このひたすら絵画を生産しまくる画家宅のだだっ広い保管室、並びに画商が契約している倉庫のどちらもがキャパオーバーになりかかっている為、在庫一掃セールついでに新規客の獲得諸々、あれやこれや売り手買い手の思惑を兼ねた市場事情あっての事。“絵が売れた分だけ報酬も増える”と金額の具体例も交えた依頼で画家の世話役も巻き込み、来るその日までは作品の移動や会場の押さえなどで、画家当人以外は些かばたつく日々が過ぎて。
開催当日。今回画商が持ってきた服は大きめサイズのワイシャツにスラックス。モノトーンのそれが特別絵の妨げにならない緩さだったからか、変人が然して駄々も捏ねずに着替えを始めてくれた事に安堵して髪もさくっと纏めてやり、それではいざ会場に出発、という段階でいつの間にやらスケッチブックと色鉛筆を腕に抱えている枯れ枝。思わず寄った眉の機嫌も隠さず、『……それは置いていってくれ。』とそれらを引っ剥がそうとすれば途端に頑と動かなくなってしまった為、此度の妥協はこの辺りかと渋い溜め息を吐いて諦め、そのまま車を走らせる。――ややあって。到着したのは会場裏口、その駐車場。この個展の中心人物たる変人画家はといえば。会場に着くまでの車中に色鉛筆でスケッチブックの一頁を埋めて、先に来ている筈の世話役の彼を探す画商に通路を引っ張られる間もぶつぶつ不明瞭な独り言。やがて遠目に目的の人物を見付けて立ち止まった画商が変人へ、“関係者には挨拶する事”と“世話役から離れない事”……後者は糠に釘な所もあるが兎に角伝えたその注意に、「はい、解りました。」と答えたのを聞き留めた画商は、薄っぺらいその背を押して画家を送り出し、自身も関係者各位に挨拶回りへ向かう。
そうして一人残った画家は一先ず押されたまま彼の方へ進む。のんびりとした足取りは相変わらず、短い道中にもあっちこっち興味を散らしつつも、互いの顔が見える距離まで近付いて、「春翔さん、おはようございます。」そう本日最初の挨拶を告げてから、彼の驚愕したような面持ちに浅い角度で首を傾げ、次にその目線の先を追いかけて漸く、同じ色の面に染まった一人の女性の姿に気が付いた様子。無表情のまんま一度瞬いたその目を視界中の二人に何度も往き来させつつ、「……アヤメ…杜若…花菖蒲…?」いつも通り脈絡の無い単語をぼんやり溢していたが、「……おはよう、ございます。」不意に意識が戻ったように女性へも一言ご挨拶。それから、「どちら様ですか。」変人にとっては未だ何の情報も無いこの女性に対する質問を、何故か視線丸ごとクルンと急カーブして世話役に任命されている彼の方へぶつけに行く。)
90:
春翔 [×]
2025-03-14 21:39:42
(/あぁ~~(泣)覚悟します~~~!!!無自覚でこの距離感はかなりの天然さですよね恐ろしい恐ろしい……。背後につきましては大横転をかましております。
ようこそされちゃいました~!かなりの熱狂的ファンに仕上げたんですが、似てないなあこの兄妹……。めちゃめちゃ規模大きいですね!?売れれば売れるほど金くれる計算に春翔もニコニコです。この個展だけでもめちゃめちゃ展開ありそうで楽し~~~!!
絶対そのやりとり楽いしいものになりますよ!!やーん、一緒のこと考えててよかった!!めちゃ先の展開もこういうのあったらいいだろうな~なんて考える始末です。。)
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(とりあえず、見下ろされるのは癪に障るので立ち上がれば、あの時と変わらないちんちくりんという言葉がに合う背丈。そして安い通販サイトで買ったであろうノースリーブワンピースにカットソーといった面白みのない格好。ダサくはないが全体的に安っぽい、というか……とにかく隣を歩きたくないのは間違いない。(身内ブーストは盛り盛りで入っているのは間違いないが。)「お前、なんでいんの。」と尋ねただけなのに帰ってくる言葉は口煩い数々。話の殆どを聞き流す己にもまた言及されるイタチごっこが開催され。そうこうしている内にまたダサい奴がやって来た。オーバーサイズなんてものもあるし、自分も好んで着るが流石にこの場では不恰好すぎる。どうせ男が選ぶわけもなく、画商がセレクトしたものだろうが、センスを疑ってしまう。ついでに言えば髪のまとめ方も乱雑極まりない。勿論、この男の話も聞くわけがなく。顎に手を置き大きくため息をついては男を指差し。「お前はそれ新調してもらえ。」
一方その頃、妹の心情は穏やかとはかけ離れていた。知らない間に兄の姿を見なくなったどころか、まるで最初から存在しなかったかのように話題にすら上がらなくなっていた。それなのに目の前にいる彼はあの日から変わらない(大分変わっているが)いつ見ても嫌味しか言わないチャラついた兄の姿のままで。聞きたいことは沢山あるのに口から出るのは、今、この場所での疑問の数々。『お、お兄ちゃんこそなんでここに居るのよ。』 『時間守ってないのはお兄ちゃんも一緒じゃん!』『というか関係者の席だよねそこ!?』……大きく目を見開いた目線の先には見知った人物。いや、見知ったもなにも、親の反対を押し切ってまでも自分が絵の道に進むきっかけを与えてくれた神のような存在なのだ。そんな神がこんな近くにいるなんて考えられない、ってかお兄ちゃんと知り合い?えっ、なんで神と言葉交わせちゃうのか分かんない、え、え、え、あ、え、め、目合っ、目合っちゃった、『……あ、ひゃっ!あっ、あ、あ、あ、あのっ!わた、私、その、か、かかかかっ、か、影野…あ、秋穂と申します、その、わ、たしずっと、蚕繭さんのことが、大好きで……、あの、その、ずっと応援してて、その、……あう、ぅう…、っ~~!!』急に目を覚ましたのか、色々な後悔と羞恥が一気に押し寄せてきては逃げる様に兄の後ろへと隠れて。神を目の前の興奮しすぎて、顔も耳も真っ赤で、恥ずかしすぎて、禁忌を犯しちゃったようなそんな気分。)
91:
桑嶋 紬 [×]
2025-03-16 13:14:05
(/ただまあ、この顔だから許される距離感でもありますね…普段のお化けスタイルでこれやると完全に変質者ですよ……。ではいつ横転しても大丈夫なようにクッション準備しておきますね!(?)
応援が“推し”くらいかな?と思ってたら“神”扱いでむしろこっちが恐れ多いくらいですね……春翔さんはあっさりめな程良い距離感でしたが、この熱狂具合もめ~っちゃ好きです……可愛いなあ妹さん……。ふふふ、海外の方に絡まれる桑嶋と春翔さんとか、会場内で迷子になりかける桑嶋とか……あれ、何だか春翔さんに苦労かけてしまう展開しか見えませんね……すいません……。
そこまで楽しんで頂けてると知って私大変ニコニコしてます。この登場人物とならこうなるかな~とか、この場面なら桑嶋はこうするかな~とか……ついつい妄想しちゃって…そしてそれを実現するのも楽しみで楽しみで止まらなくなるんですよねえ……。)
━━━
( 質問とは全く関係の無い言葉が返ってきた事は今更、そもそも当の変人も普段話を聞いているのか定かではないからお互い様。「解りました。」と返事はしたが、だからといって自らの服に何かするでもなく、画商の元に行く訳でもない。今の興味のベクトルは視線の先の女性であるらしい、口から言葉が散らばる様も、彼の陰で赤く染まる顔もじっと視線で追いかけながら、「……影野秋穂。影野…」彼女の名前の反芻と共に何秒間か不定形な声が溢れ。「…アンタの事、知ってます。」かと思えば不意にチャンネルが合ったかのように声が彼女の方を向き、「絵画の賞を獲ってます。青い炎のヒマワリです。天に向かって咲く熱くてまっすぐな絵です。美しい情熱の絵です。」いつ何処の話なのか何段階もすっぽ抜けた不親切さで、またぺらぺらと目の前の二人に一方的に自分の記憶を浴びせつつ一歩大きく距離を詰める。「アンタ、蚕繭の絵が好きですか。絵を描くのが好きですか。」今は隠れる壁代わりになっている彼に絵を頼まれた時と勢いを同じに、彼女の言葉を再確認したのに返事も聞かずに背中を丸め、自身の肩ほどまでしかない小柄な姿を覗き込む。「そうですか、嬉しいです。」笑みの一つすら浮かべられてない、コミュニケーションとしては躓きまくって顔面スライディングを決めてるものの、兎にも角にもそう喜びを直球ストレートに伝え。「影野秋穂さん、」それから世話役の彼が座っていた席の上に、スケッチブックと色鉛筆の一式をナチュラルにそっと置いて空けた両手で、彼女の片手を覆い握って間近に目線を合わせ、「どうかずっと好きなままでいて下さい。きらきら光る星は、とても素敵です。」このシーンだけ切り取ったら――否、切り取らなくても全面的に誤解される要素たっぷりの接触と台詞。そのくせまたいつものマイペース具合で距離と手を離すのは、恐らくこの前と同様言うだけ言って満足した証拠だろうか。「他に好きなものはありますか?色は?模様は?どんなものが好きですか?」その後更に畳み掛ける彼女への問い掛けと同時に、一度置いた絵道具を手に取り直す。このままいけばその場で無償の絵を描き始めかねないだとか、ここまで過剰供給された一個人のファンがどうなるかだとか、ずっと壁役にしてしまっている世話係の彼の事だとか、もう少しで会場が開く時間だとか――最早どこからツッコんだら良いのか解らない混沌を生み出している張本人だけは、ぐいぐいと更に二人を巻き込み迫っている。)
92:
春翔 [×]
2025-03-23 14:56:23
(/ほんとに顔見えなかったら軽いホラー……。別の意味で気絶しそうな……。これで横転しても怪我せずに済みますよかった!!!!!
めちゃめちゃ神だしめちゃめちゃオタクです。この兄妹人の話を聞かないぞ……?えー!嬉しいです!!!何も知らない春翔とは正反対にしたかったので、やりすぎかなとは思っていたのですが……。ハッピーすぎてニコニコです。
やばいやばい、学がない故に海外の方に話しかけられたら普通に桑嶋さんにバトンタッチするし、迷子になられたら5分探して諦め……あれ?なんだかお守りしてない……?なんてことにはさせません!(?)
もう是非是非是非に!その妄想を現実にしてください!!私もそうしたいから………。)
----
(えっ、嘘!嘘!嘘!?!?私、あの、蚕繭様とお話し……え、え~~~ッ!?も、え、なっ、なんで私の名前、えっ、認知されて、な、なんで!?!?やだやだやだやだ!!そんなの解釈違い……でも、う、嬉しい、かも……。あ、ひゃっ!?かっ、顔近い!やだ、王子様だ……。そんな私もう今死んでもいい、いや、きっと明日死んじゃうんだ……これが最期のプレゼント?……なんて内心爆発の妹は兄の後ろに隠れながら彼からのサービスに胸を躍らせれは顔を赤くして。『あっ、あの!私は、まだ恒星の輝きを受ける、惑星です。でも、その、私もいつか、蚕繭さんみたいな星に、あう、うぅ、お、烏滸がましくてご、めんなさいっ!!』と手を握られたが最後、ぷしゅ~と頭から煙が出てショートしてしまったようで。頭の再起動には時間がかかるそう。
そんなやりとりをアホラシと横で眺めている男がひとり。妹に握られてシワのついた服の被害をこれ以上広めないよう、そっと外しては空いた椅子に堂々と腰を下ろし。隣でわいわい盛り上がっているのを無視してはスマホに勤しみ。そうこうしている間にも会場時間が迫ってきたようで、老若男女問わず様々な人間が遠目に見えた。そういえば、何をどうしろとか聞いてなかったことを思い出しては辺りを見渡すもそこには人が見当たらず。他にスタッフが居ないことは疑問なのだが、これだけ大規模なのだから忙しいかなんかなんだろう。「ちょっと席外すから、お前等ここいとけ。逃げんなよ。」と釘を刺しては重い腰を上げて。裏にいる適当な奴を捕まえてはある程度の予定を聞いておき。「なァ、あの画家どこに立たしとく?」と、これだけを聞いて。)
93:
桑嶋 紬 [×]
2025-03-26 17:09:22
(/まあ暗がりでやったら気絶待ったなしでしょうね。某人をダメにするクッション置くので、そのままお眠りもどうぞ!!!
似てないけど似てる兄妹ですね……オタクの見本みたいな反応すら可愛すぎてめっちゃファンサしちゃいました。やった原因が言うのもアレですが妹さん生きてます……?
お守りされてなくても歩くトラブルメーカーこと桑嶋が勝手に巻き込んでいくかと思われるので春翔さんも背後様も安心して下さい(?)。相思相愛で大変嬉しいです~!それならワクワクしながらお話ねりねりしちゃおう……。)
━━━
( 彼女からまた言葉があればじっと見詰めて静止する辺り、今回は割と人の話を聞いているよう。ただしその反応はといえば、目の前のオーバーヒートを起こす顔に起点を置いたまま首を傾げるに留まって。「……きらきら…秋の……ペガサス、魚…」更にはフリーズする彼女をほっぽって一人ぶつぶつ単語を羅列しながら、スケッチブックを捲って白い頁に色鉛筆で躊躇い無く絵の輪郭を生み出しては色彩を重ねていく。尚その間口は半開き、目もかっ開いて瞬きすらしないヤバい面構えだったが、俯き気味だった為ファンだという彼女には見えていない、と思いたい所ではある。――時間にすれば精々三分から五分くらい。出来上がったのは、立派な角を持つ雄羊が、その背に生える真っ赤な炎の翼を羽ばたかせ、青空を駆け回っている絵。幻想的あるいは宗教画にも見えるそれが描かれた頁の隅に“蚕繭”の名入れをした後、留め具のリングから丁寧に外して、「秋穂さん、」依然固まったままの彼女の両手に掴ませる。「雲に負けずに、空を見つめていて下さい。その情熱はアンタを太陽にもしてくれます。」物凄い回り道と出遅れをかましてはいるが、どうも先程受け取った彼女の言葉に対する返答らしい。応援と思わしき添え物のその後に、「……春翔さん?」やっと今頃離れた彼の不在に気が付いたらしい、きょろきょろ辺りを見回しては目的の人物を探す挙動を。
一方で会場スタッフはといえば、時間のギリギリまで設営に追われている模様。やれそっちの案内板が曲がってるだの、こっちの時計がズレてただのとやいやい忙しない様相である。そんな所に声を掛けてきたスタッフの一人――もとい、画家の世話役である男からの問いに数秒考え込んだ後、『あー…では、会場内を好きに歩かせておいて下さい。今日はあの格好ですし、色んな所に顔見せておいた方が集客の効率良さそうなので。』“ただ黙ってじっとしてる”なんて方が期待出来ない変人、と担当画商から聞いていたのもあって、いっそあの顔面を客寄せパンダにする方向に振り切った回答を返す設営スタッフ。その後ろから更にひょいと顔を出した別のスタッフからも、『あ、午後以降はなるべく物販コーナーにあの人を回してくれると有り難いです。本人の前で買って頂く方が売り上げ伸びそうなので。』との頼み。仮にも個展の主役である筈の画家なのだが、備品の如く何とも雑な扱いである。……と、その肝心な画家の方に視点を戻すと。探している人物より前に、外に続々集まってきているお客達の方に焦点が合う。その内の数人と目が合い騒ぎ出した声を聞いた瞬間ぴたっと動きを止め、その何秒か後に今度は変人がすぐ傍の彼女の陰に隠れ、「……びっくりしました。とても賑やかです。」と独り言なのか声かけなのかよく解らないぽやっとした二言を落とし、「……春翔さん、」もう一度、ほとんどしゃがんでるような体勢で小柄な女性の背後に隠れる情けなさ全開の格好で、先程まで其処に居た男の名をまた呼び、スタッフ達の声のする方とお客達の方と交互に顔を向ける仕草を繰り返す。)
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