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BLなりきりチャット
自分のトピックを作る
74:
佐和 水月 [×]
2024-09-17 20:24:48
うん、今度は大丈夫…だと思う
(彼の疑り深い様子を見て、貼り付けた笑顔が少し崩れる。知り合ってからこれまで、彼が自分に対して色々な事を考えてくれているのは勿論知っているが、そのせいで自分の行動が制限され過ぎるのはどうにも腑に落ちなかった。心配してくれている手前自分の行動に対する多少の口出しは我慢しようと思って生活してきたが、それでも一度だけ、自分の堪忍袋の緒が切れた瞬間があった。今思えばそれも少しやり過ぎだったのかも知れないーー今更後悔してももう、当時の言動を取り消す事は出来ないが。そうしてまた嫌な事を思い出してしまい、胃がぎゅっと小さくなる感覚に襲われて腹部を押さえ。それを彼に悟られない様に顔は上げたまま病院食のメニューを確かめれば、梅干ののったお粥と鰹出汁の汁物、すり下ろされた林檎…とミキサー食とまではいかないがどれも食べ易い様に工夫された内容で。先ずはお粥から、とゆっくりとスプーンで掬い口に運ぶとじわっと広がる味に少しだけ口角が上がる。これなら食べられそうだと少しはやる気持ちを抑えながら、少量ずつ食べ進めていき)
うん、これなら食べられそうだよ…おいしい…
75:
鶴城 零 [×]
2024-09-17 22:59:08
ああ…良かったね。ようやくご飯食べれて
(また彼が吐き出さないか不安だったが、どうやらそれは杞憂だったらしい。お粥を一口食べて口角が上がり、それから食べ進めていく彼にほっと安堵する。どうやら今度は栄養を摂取できそうだ。やはり病院にいれば大抵の事は解決出来るのだろう。だがいつまでもここにいることは彼が嫌がるだろう。いずれ、退院すればまたあのような苦しい想いをさせてしまう。今ではなく起こるか分からない未来を殊更に怖がるのが自分の短所だと分かっていながら、考えることをやめられない。はぁとため息を吐くと、安心して緊張の糸が切れたのか、お腹が鳴った。そういえば朝食しか食べてない。ぐぅとまたも鳴るお腹を二、三度擦ると、どうしたものかと考える。食事を摂りに行きたいが、彼の傍にいたい。自分がいない時に何かあったら大変だ。せめて彼の食事が終わるまではここにいようと、鳴り続けるお腹に気付かない振りをして食事を進める彼をじっと見つめる)
76:
佐和 水月 [×]
2024-09-18 00:15:17
ん…良かった…へへ…
(自分がご飯を食べている様子を見て安堵している彼を見て、自分も更に嬉しくなる。そうか、そうだ。彼は自分がご飯を食べられていると安心するんだ。嬉しいんだ。そう思うからもっと食べたいのに、美味しいからもっと食べたいのに、自分がひと口飲み込む毎に自身の胃はびく、と驚き、また喉の辺りにあの気持ち悪い独特の違和感を覚えてしまう。少し口の中に唾液が増えた事にぞっとして、吐き気止めは効いている筈だろう?と心の中で胃に言い聞かせていると、突然ぐぅ、と腹の音が聞こえた。一瞬上から出す事を辞めた自分の胃が今度は下から出せと言っているのかとドキッとしたが、違った。腹の音の主は一緒に病室にいる彼で、しかも自分の傍に居たいと思っているのか気が付かないフリをしている。それが流石にちょっと可笑しくて、心配してくれているというのにまた、揶揄いたくなってしまった)
っふふ、腹の虫が悲しそうに泣いてるぞ?零さん?
77:
鶴城 零 [×]
2024-09-19 20:38:00
…俺だってお腹くらい減るもん。でも別にそんなに減ってる訳じゃあないもん
(彼の揶揄いに目を逸らしながら強がる。実際は悲しそうなんてものではなく、お腹が悲鳴をあげているような状況だった。一食抜いただけでも空腹で仕方がないのに、二食近く食べていないので尚更だ。しかし自分の務めは彼と同じ空間に居て、彼を見守ることなので、消灯時間ギリギリまでは病室に居たい。そんな頑固な思いから首を横に振って否定する。空腹であること自体は否定しなかったが、悲しそうに泣いているという事実だけは認めないでおく。きっと自分が首肯すれば、"俺はいいから食ってこいよ"とか言うに決まっている。残念だがそれは出来ない。彼の身に何かあった時に助けてあげられるのは自分しかいないからだ。自分にクローンがいて、交代で彼を見守れるというのなら話は別だが、そんな都合のいいことがあるはずもない。だから否定をすると自分はここから動かないとの意思表示で、腕を組んで背筋を伸ばす)
…別に空腹ぐらいどうってことないから。俺を追い出して看護師さんとイチャイチャしたい水月さんには残念だけど、当分ここにいるもんね…。
78:
佐和 水月 [×]
2024-09-19 21:41:01
いやいや…別にそういう訳じゃ…無いって…
(自分の揶揄いに対して口を返してきた相手に苦笑いをして上記を返し。どうやらまだ相手は数刻前の自分の発言を根に持っているらしい。そして自分の事をいつも考えてくれている彼だからこそ、この後に続く自分の発言も予想していそうだな、と考えて。別に今、彼が少し席を外したところで自分の体調が悪化する確率などゼロに等しいというのに、彼は頑としてこの場を離れないつもりでいるのだろうか。そういう事なら尚更1人にしても大丈夫だという事を証明したくて、色々と言葉を考えてみるが中々思い付かず。その内にゆっくりと食べ進めていた食事を終えてしまい、空の食器にスプーンを置くと少しだけ気不味い時間が流れ。そうしていると少しずつ気道が狭くなって行くのを感じて、起こしていた身体を再びベッドに預けると胸に手を当てて。しっかりと呼吸をしたいが息を吸い過ぎるとまた発作が出てしまうので鼻から微量を長く吸う様にし、もしかしたらもう彼に気付かれているかも知れないがやはり心配はかけたく無いので、努めて明るい声で続け)
大丈夫だから、さ!食べなよ。そんなにここに居たいなら…売店で買って来てここで食べれば良いじゃん?な?
79:
鶴城 零 [×]
2024-09-20 21:39:52
……そっか。じゃあ、行ってくるよ
(自分が疑り深いのは今に始まったことでは無いが、いつも自分の疑り深さが正しい訳では無い。以前にも至って健康だったのに普段と違う行動をしたという理由だけで彼の体調が悪化したと勘違いしてしまったことがある。結局大騒ぎして周囲も巻き込んでしまったが、言いづらそうに"そういう気分だっただけ"と告げた時の彼の表情は未だに忘れられない。自分の人生の中の大いなる黒歴史として、今も時々夢に見る。そういうことが何度かあったので、いい加減にしなければ彼に怒られてしまう。だからほんの僅かに彼に違和感を感じたが、あまり考え過ぎるのも良くないかと思い、深く考えないようにする。そして彼の提案にはその手があったかと言わんばかりに大きく頷いて承知する。そうだ。売店で買ってきて病室で食べれば、彼の身を案じる必要も無い。何かあればすぐに対処してあげられる。正直空腹は辛い。何か食べなければいざという時に適切な対応が取れないだろう。今後彼の身に何かあった時に守ってあげられなくなる。善は急げだ。椅子から立ち上がると、彼に一言告げてからスタスタと病室から出ていき、売店へ向かう)
80:
佐和 水月 [×]
2024-09-20 22:58:45
うん、いってらっしゃ~い…
(自分の提案には意外とすんなり同意しさっさと病室を出て行った彼の後ろ姿を見ていて、やっぱり人は空腹には勝てないよなぁと苦笑し。自分の思考が的外れな事は自覚しているが、自分の一挙手一投足を常に気に掛けている彼からすればひとたびも自分からは離れたくは無いだろうなとは考え、直ぐにそれは結局物理的に無理な話だと打ち消して。どんなにシミュレーションや予測を立てても、自分が言った言葉で、彼の返答1つで、多少の事は崩れていき、予定も切り替わっていってしまうものなのだ。そう考えながら取り敢えず食器を下げて貰おうと、ゆっくりと身体を起こしナースコールを押す。やはり連日寝ている事が多かったせいか自分が思っているより体力は落ちていて、身体を起こしただけで上がりかけた呼吸を落ち着けようと目を閉じて静かに呼吸をして。散々考えてやっぱり彼に甘えるのは恥ずかしいが、どうせ体調を崩すなら彼の前でと思ってしまう自分にも最早呆れ、溜息をつき。彼が売店から戻ってくるのが早いか、ナースコールに気付いた看護師が病室を訪れるのが早いか、と目を閉じたまま少しだけ期待をして待っていて)
…これ以上、苦しくなりませんよーに…
81:
鶴城 零 [×]
2024-09-21 20:22:01
うーんと……
(彼にずっと付いてきているので、今いる病院も勝手知ったる所だった。だから特別迷うことなくやや早歩きで売店まで向かう。最近の売店では菓子や弁当、飲み物以外にも本や充電器など様々なものが売ってある。こういうところに並べられている商品を見るのは好きだが、あいにく今は彼のことが気掛かりでゆっくり店内を見ている時間はない。とはいえ、自分は大層な優柔不断である。彼のことが絡んでなくても優柔不断で、あらゆることを自分で決めるのに時間が掛かる。だから目の前の棚に陳列してあるおにぎりとサンドイッチのどちらがいいか、決めかねていた。その時、何か嫌な予感がした。言葉では形容できないが、とにかく早く病室に戻った方がいいと言われている気がした。適当にサンドイッチを何個か取ると、素早く会計を済ませて来た道を戻る。そして彼の病室の近くまで来た時、看護師が病室へ入っていくのが見えた。理由は決まっている。ナースコールをしたからだ。なぜナースコールをするのかと言えば、看護師を呼ばなければならない体調だからだだろう。どうか何かの間違いだったり、彼が退屈紛れに呼んだだけだったり、そんな理由であって欲しい。そんなことを思いながら、病室のドアを開けて飛び込むように入る)
水月、どうしたの…!
82:
佐和 水月 [×]
2024-09-21 23:19:02
(自分の期待と予想は外れ、彼よりもナースコールに気が付いた看護師が先に病室に入って来た。食器を下げて欲しいと頼むと、長く病院を利用しているせいで自分のノリをよく解っている看護師は『今度テストだって言ってたよね?絶対参加して、満点取ってよ~?』と、こちらも自分が食事を取れた事に安堵しているのかニコニコとしながら言われ。『勿論!って、子ども扱いはよして下さいよ~』なんて調子良く返せば、典型的な談笑の出来上がりだ。そうして笑い合いながら考える事は、看護師が先にここへ到着したという事はつまり今売店に行っている彼がこの場面に出くわす可能性が高くなったという事で、そうなればまた色々な思考の積み重ねで余り良くない方向へ進むかも知れない、との予感だった。だから今は取り敢えず看護師に早々に退室願おうとして会話を『じゃあまた、何かあったら呼びますね』と打ち切ったタイミングで、彼が病室に飛び込んできた。何やら只事ではない雰囲気だがこちらは単純に食器を下げて貰おうと思って看護師を呼んだだけで、実際身体の調子は大して悪くない。…この後も大丈夫な自信が無いので敢えて“大して”と付け足しておくが、本当にその位何とも無いので少しでも安心して欲しくてニコ、と笑いかけ)
あ~、零、おかえり。何か買えた?…どうしたん、そんな慌てて?
83:
鶴城 零 [×]
2024-09-22 14:26:15
え、? 看護師呼んだでしょ。なんで何ともない…? あれ?
(病室に飛び込むと違和感を覚えた。確かに看護師は来ていたが、呼んであろう当の本人はまるで何事もないかのように笑みを向けている。ただの強がりかと思ったが、近くにいた看護師でさえ此方に怪訝な視線を送っている。それに気が付くと、一気に頭の中が真っ白になり、"?"が頭の上に並んでいるかのように、何も分からなくなってしまう。自分は生まれてこの方予防接種等以外で病院を受診したことなどないし、ましてや入院などもない。だから彼がまさか食器を下げてもらう為だけにナースコールをしたなんて、欠片ほども考えていなかった。ナースコールを緊急時の呼び出しと解釈していたからだった。考えれば考えるほどどんどん理解ができなくなって、暫くは餌を食べようとして直前に取り上げられたハムスターのように棒立ちだったが、やがて何事も無かったという現状を理解すれば、戸惑いながらも彼の質問にたどたどしく答える)
サンドイッチ、二つだけだよ。ハムと卵がいっぱいのやつ。買ってきたの。
84:
佐和 水月 [×]
2024-09-22 16:02:54
あー…食器下げて貰おうと思って…まだ動くのしんどいからさぁ…あぁ、サンドイッチ買って来たのか。2つで足りるん?
(病室に飛び込んできた彼は暫く突っ立っていたが、自分と看護師の様子を見てようやく今の状況を理解したのか自分が買って来たものの内容を話してくれた。健康体の彼だからきっと、今まで自分以外の事でナースコールとは縁がないのだろう。だから今、自分が身体がしんどいからと食器を下げて貰う為だけに看護師を呼ぶ行為が珍しいのだ。そして彼が買って来たものといえば、サンドイッチ2つ。いつも少食な自分に遠慮しているのか本当にそれで足りるのか定かではないが、彼にとってはどうも少な過ぎる様な気がして尋ねてみる。その会話の内に看護師はいつの間にか居なくなっていて、彼と鉢合わせる前に退室して欲しいなと思っていた手前、食後に感じた息苦しさの事を伝えておくのを忘れてしまった。彼が消灯時間まで居てくれるのであれば大丈夫だとは思うが、どうせなら伝えてしまえれば良かったな、と少し後悔して。だが一先ず彼が食事を取る様子を眺めようとベッドに横になったまま顔だけ彼の方に向けて)
俺のことは気にせず…どうぞ食べて?
85:
鶴城 零 [×]
2024-09-23 18:57:07
別にそんなにお腹すいてないから…これで良いの
(状況を理解すると徐々に顔が熱くなる。急いで来たが自分の勘違いだった。ただの勘違いで何よりではあるが、どうも彼の笑みのおかげで恥ずかしさが込み上げてくる。その恥ずかしさを誤魔化すために、目を逸らしながら意味もなく嘘をつく。本当は空腹で仕方がないのだが、とりあえずこの二つのサンドイッチは間食ということにして、消灯時間が来て病院を出た後に本格的な夕食を取ることにする。彼に促されて椅子に座ると、包装を開けてサンドイッチを頬張る。サンドイッチを咀嚼しながらも恥ずかしさは消えることなく赤面という形で残り続けているので、ただひたすらに会話もせずにサンドイッチを食べ進める。決して彼と目を合わせずに、あっという間にサンドイッチを二つ食べてしまうと、彼に揶揄いの対象にされる前にさっさと話題を変えようと画策する)
明日には退院できるの…?
86:
佐和 水月 [×]
2024-09-23 20:52:04
…そう?なら良いんだけどさ…
(彼の言葉を聞いて、何となくいつもの心配性が彼をここまで焦らせたのだろうと思うと少し切なくなった。そんな自分に、身体が弱くて迷惑をかける不要な存在だと自分の中の小さな悪魔が囁く。それは間違いだ、彼がそばに居てくれるのは自分を大切に思ってくれている証拠なのだから大丈夫、と天使が2倍の声量で叫ぶ。その内にあっという間にサンドイッチを食べ終えた彼が新しい話題を振ってきた。『明日には退院できるのかどうか』、いつもの自分ならそんなのは愚問だと笑い飛ばしいてる所だが、今回はそうはいかないらしい。医者から聞いた退院についての条件の1つ目は、『コイル手術の入院期間を終えるまで』。2つ目は、『吐気が完全に無くなるまで』。コイル手術の入院期間は3日から4日なので、少なくとも明々後日までは病院に居なければいけないという事になる。そして問題は、条件の2つ目。今吐かずに済んでいるのは点滴による吐気止めのお陰なので、それが切れればまたどういう状態になるかは自分でも解らない。そう考えて来週テストがある事を医者に伝えると、持たされた薬を食前に欠かさず飲む事を条件に1日退院なら許可出来る、との話がされた。その後の経過は解らないので先の見えない話でうんざりしたが、それも自分の身体の所為なので仕方ない。取り敢えずここまでを簡単に相手に伝えようと、ゆっくり口を開く)
んー…取り敢えずは明々後日まで入院で、テストの日は、必ず薬飲むのを条件に1日退院、だって。…これは満点取らないとなぁ
87:
鶴城 零 [×]
2024-09-24 14:51:37
そ、そっか。…じゃあ暫く入院なんだね
(良かった、と言いそうになり慌てて口を噤む。退院後の彼の体調を案じていたので暫くは病院に居てくれるだけで自分としては安心だが、それを彼の目の前で口にするのは憚られる。自分は彼のような健康状態では無いので、その辛さは理解できないが、きっと入院を強いられるのは彼にとっては窮屈で苦しいことこの上ないのであろう。無神経に自分が喜んでいい話では無い。だが彼の健康を考えるのであれば、やはり安心してしまう。自分の看病なんかよりここの方が百倍安心だ。ここならば彼は医師や看護師の言う通りにするし、彼に何かあったらすぐに対処してくれる。まず安心である。そして自分はずっと彼と一緒にいればいい。自分の理想そのものだった。別に彼の看病が嫌になったとか苦痛だったとかではない。ただ自分はいざという時に対処することができない。彼が吐いた時もあたふたとするばかりで機転の利いた行動をすることが出来ない。その自分の何も出来なさが心底嫌だった。だから彼がここにいれば、自分は心底安心できる。いっそ彼をこのままここに閉じ込めてしまえれば良いんだ。彼をここに縛り付けておくのが互いのためなんだと自分の中の大きな悪魔が叫ぶ。いやそれは彼の望むところでは無い。そんなものは幸福では無い、と天使が2分の1の声量で囁く。悪魔の暴走が始まろうとしていた)
まあ…あまり無理せずにここでゆっくり身体を休めようよ。大学も学生課に届け出て休学にしてもらうとかさ…。
88:
佐和 水月 [×]
2024-09-24 19:15:11
(自分の話を聞いて、返答の言葉と共に彼の眉がぴくりと動いたのを自分は見逃さなかった。きっとまた何か、自分には到達し得ない考えが彼の中に浮かんだのだろう。それは果たして喜か?哀か?でもそれは、知り合った時からと同じで自分には踏み込んではならない彼だけの領域なのだから深く掘り下げないのが吉だ。そう考えて頷き、笑みだけを返す。そうして次に考えるべきは、入院の為の準備についてだ。当然病院に来た時は、まさか入院になるなんて思ってはいなかったのでスマホと財布はあるが充電器やタオル、着替え等の持ち物は勿論自宅にある。彼とは部屋を互いに自分の家の様に行き来しているので、自分も彼も互いの部屋の物の位置は何となく把握しているから、彼に頼めば今言った物は持ってきて貰えるだろう。そう考えていると彼の次の言葉が耳に入ってきた。『ゆっくり身体を休めて、大学は学生課に届け出て休学に』?…冗談じゃない!と咄嗟に言い返しそうになる気持ちをグッと堪える。落ち着け、彼は自分の為に最善の策を講じてくれているのだ。ここで無闇に言い返せば、それこそあの時の様に大喧嘩になってしまう。第一今の自分の体調がここ数ヶ月で1番酷いのは事実だし、こんな身体で学校に行っても楽しくないし、楽しめないのだから。色々と考えて、ここは一先ず彼の話に乗る事にしては口を開いて)
んー…そうだなぁ…じゃあ明日、ここに来るついでに届出の用紙と、俺の家から筆記用具と印鑑、着替えと充電器、タオルを何枚か持って来てくれるか?…俺の担当の宮内センセには、テストは受けられるってのも含めて俺からメッセージ送っておくからさ
89:
鶴城 零 [×]
2024-09-26 19:55:01
うん…分かった…用紙は前に貰ったことがあるから、家から持ってくるね。明日は…1限しかないからそれが終わったら、ここに来るから。
(反発されるかと思いきや、あっさり承諾してくれた彼に僅かばかりの違和感を覚えるも、深く考えることはせずに満足そうに大きく頷く。休学届の用紙は彼が体調を崩す期間が長くなった時に貰いに行った。休学は彼にとって決して喜ばしいことではなく不本意なことだと理解はしているが、彼とはもっとずっと一緒にいたいから、必要であればやむを得ない。それが自分の考え方だった。物がしまってある場所は何となく覚えているので探すのに苦労はないだろう。決して喜んではいけないことのはずなのに、彼が休学を決めてくれたことに、つい喜の感情が胸に広がってしまう。ずっと自分が望んでいた決断をしてくれたという満足感から、胸を覆っていた言いようのない不安が雲散霧消したかのようだった。だが同時にそんな傲慢でどうしようもない自分に対する嫌悪も胸を侵食していく)
90:
佐和 水月 [×]
2024-09-26 20:39:47
…うん、解った。じゃあまた明日、だな。…今日は、ありがとう
(穏やかなやり取りに安堵して、そう返事をすると今日の事について彼に感謝を伝え。休学、という響きには嫌悪感を抱くが、やっぱり今の自分には仕方ない。続けられた彼の言葉に『一限が終わったらここに来るから』というのを聞いて少しほっとする。それまで耐えれば、また彼に会えるんだ。思っていたより離れる時間が短かった事に、身体の調子が良くないからここにいるのに少し嬉しくなってしまった。笑っちゃダメだ、と自分に言い聞かせてなんとか笑みを作るだけに留め。そうして消灯時間が来ると、看護師がノートとボールペンを持って病室に入って来た。『ここに置いておくね』と言われたノートの表紙には“佐和水月の病状記録その10”とあり、書かれる内容は文字通り自分の病状とそれに対する処置、投与された薬の名前、その時間帯…と簡易的なカルテの様なもので、元々は両親の為に離れていた時間の自分の事が少しでも詳しく伝わればと小2位から看護師に頼んで書いてもらっている物で、一人暮らしを始めた今でも彼の不安が少しでも軽減されればと、続けさせて貰っている。あわよくば今回は使わずに済めば良いなぁとまるで他人事の様に考えながら、看護師の準備している様子を見ていて)
(/すみません背後です!この後別れて時間軸は翌日に進んでいくと思うのですが、離れている間の水月の病状はこれより悪化し入院期間が当初より長引いても大丈夫ですか?それとも、徐々に回復し早めに復学出来た方が良いでしょうか?セリフ等の相性も含め相談がしたいです!)
91:
鶴城 零 [×]
2024-09-27 20:38:20
(/ 体調が悪化すれば零は悲しみながらも入院が長引くことで不謹慎ながら喜びます!そして自己嫌悪で苦しみます。 復学できると不安に苛まれますがやはり少し喜びます! 此方としては悪化を考えていましたが、どちらでもお選びいただけるようにロル投下しておきます!現状は零は悪化は望んでいないにしろ安全な病院にいて欲しいという水月君とは逆の願いを持っていますが、こういうやや仄暗い思いは継続した方がいいでしょうか?)
うん…じゃあ、また明日ね
(彼の言葉で間もなく消灯時間が訪れることを知ると、寂しさを隠そうともしない表情になる。これから明日の一限が終わるまでは彼に会うことは叶わない。その間に何かがあったらどうしようか。そう考えるとキリキリと胃が痛む。正直規則を破ってでも彼と共にいたかったが、いい歳した成人男性が駄々をこねる訳にもいかずに、素直に椅子から立ち上がる。ドアまでスタスタと歩いていくと退室の直前に彼の方を振り返り、名残惜しそうに上記を言う。言い終わるとそのまま大人しく病院を出る。入院は心配ではあるが少なくとも休学の決意をしてくれたことで、少しは安心できる。複雑な思いを抱えたままステアリングを握って車を動かし、帰宅する。帰宅するとまず彼の部屋へ入り、頼まれていたものを用意する。大体はどこに何があるかは把握しているので、用意は迅速に行うことができた。用意したものを忘れてしまっては大変なので助手席に予め置いておく。そして今後の彼の体調が悪化することなく現状維持出来ればいいという思いと、長い入院生活から早く解放されて欲しいという矛盾を抱きながら、そのままベッドに倒れ込むようにして横になり、さっさと眠ってしまった)
92:
佐和 水月 [×]
2024-09-27 21:19:51
(/お返事ありがとうございます。こちらとしても2人の絡みをもっと見たくて、それにはやはり現状から悪化していた方が心配されたり色々な事を深く描写し合えたりするのではと考えていたので、良かったです。水月がこれより苦しむのは生み出した親なので少し辛いですが…そこは零君に沢山構ってもらっている水月を見て癒しを得てプラマイゼロ!…という事で。零君の水月に対して現状抱いている感情につきましては、今のところこちらの解釈とも合っていますので大丈夫です。先ずは下記、翌日まで繋げさせて貰いましたので、よろしくお願い致します!)
またな~…はぁ…
(病室を出ていく彼を努めて明るい声で送り出すと目で追い、無機質にドアが閉まってしまうと自分は寝ている状態なのでそれ以上彼の存在を感じる事は出来ず。あからさまに寂しそうにした自分を見兼ねてか、2人の様子を見ていた看護師は『早く明日になれば良いね。先ずはゆっくり、おやすみなさい』とにっこり笑って声を掛けてくれ、いなくなった。そうして1人になったので眠ろうと目を閉じたは良いものの、結局使いません様にとの願いとは裏腹に、ノートには次々と項目が追加されていった。翌日の朝方までに2回喘息の発作で起こされ咳が止まらずに嘔吐してしまった事。特に2回目はいつもの吸入では治まらず嘔吐の量も多かった為に、担当医の判断で1段階強い薬での吸入をした事。そのお陰ですっかり日が登ってからやっと落ち着くと、彼が来るまでは吐き気止めと脱水の為の点滴を交換して貰いながらゆっくり眠る等して過ごせていた事。起き上がる事が出来ないのでオムツを履かされそうになった時は、朦朧とした意識の中でもとてつもない羞恥が自分に襲い掛かったので掠れた声ながら全力で拒否し、結局カテーテルを装着された事。そこまで記入されてその下は空欄のノートは、開かれたままボールペンと共にオーバーテーブルのよく見える位置に置かれていて)
93:
鶴城 零 [×]
2024-09-30 14:09:20
(明くる日、一限の授業が終わるとすぐに車に乗り込んで病院へ向かう。彼は宮内先生に連絡を入れてくれただろうか。休学届も素直にサインしてくれるだろうか。そんな疑問はあったがとにかく彼の顔を早く見たくていつもよりもスピードを出して病院に向かう。寄り道もせず渋滞もなかったので、30分ステアリングを握り続けていれば、病院へとあっという間に辿り着く。彼は健やかでいるだろうか。不意に不安が襲ってくる。何か良くないことが起こるかもしれない。存外に自分は直感を大切にする。勘とはこれまでの多くの経験を得て蓄積されたデータベースだと思っているからだ。そのデータベースが不安を感知したので病室へ足を急がせる。静かに病室のドアを開けると「来たよ」と声を掛ける前にノートが目に付いた。不安の正体が分かるかもしれないと、荷物を椅子に置くと彼には目もくれずにノートを読み出す)
……なんで。嘘…。
(ノートに書いてあるのは自分が知らない事実ばかりだった。いずれも自分が病院を出た後起こったことだろう。別に自分が残っていたらどうなってた訳でもないのだろうが、それでも自分が居ぬ間に彼の体調が悪化したことはショックだった。思わず声が洩れると、ぽろぽろと涙が溢れてくる。彼の体調がどれほど重篤なのか、カテーテルの挿管がどういう意味を持つのか、自分には分からない。だが分からないからこそ恐怖心が倍加する。ノートを置くと怯えた目を彼に向けて震えながら言葉を発する)
……病院に居るから、これ以上悪くなることは無いと思っていたのに。
(/ ありがとうございます!返信遅れてしまって申し訳ないです!)
94:
佐和 水月 [×]
2024-09-30 22:22:55
ん…
(吐き気止めのお陰ですーっと胃の中の不快感がラクになるのを感じていると、自分が思っているより大分体力を消耗している事を実感して。目が覚めていても身体は十分に動かずもどかしく感じ、時計が見られないので実際はどの位か分からないが、自分は相当な時間辛く苦しい思いをしたんだ、それはきっと自宅だろうが何処だろうが変わらないんだ、何処でだって自分の体調はコントロール出来ないのだから仕方のない事なのだと浅く細い呼吸を繰り返しながらそんな事を考えて。そうしていると病室のドアが開く音が聞こえた。入ってくる気配で彼だと解ったが、当然目も開けられなければ身体も起こせないので何もこちらから伝えられはせず。代わりに彼が自分の事を見ているかは分からないが少し動く口の端を上げ、それで彼が来た事は解っているとアピールして見て。その内に何か彼が呟き、次第に鼻をすする音が聞こえ、泣いているのだと解った。自分の事について泣いてくれるなんて家族以外では有り得ないと思っていた時もあったので少し嬉しくなってしまうが、こんな事で泣かせるのは間違っているのも知っている。その後に続けられた言葉には声は出せずとも口を動かしていつもの様に反論する。『病院にいるからって、体調が悪化しないなんて保証、何処にもないだろ』、と感嘆符が5個くらい付きそうなイメージで。そうして暫し彼の事を見ていたが恐らく彼は自分が目覚めている事に気が付いていないので、気付かせる為に声を発しようと息を吸い)
…れ…い…おは、よ…
(/大丈夫ですよー、お待ちしてましたー!)
95:
鶴城 零 [×]
2024-10-01 20:47:04
水月!……水月…か、身体…なんでそんなに悪くなっちゃったの……
(おはようと声を掛けられるとハッとして彼が起きていたことを知る。思わずいつもより僅かばかりに大きな声を出してしまうが、すぐに口を抑えて、いつもの声量で彼に問い掛ける。そんなこと彼が一番知りたいはずなのに。彼が自分を満足させるだけの答えを持っているはずがないのに。無駄だと分かってはいるが、とにかく誰かに聞きたかった。そして何かしらの答えが欲しかった。分からないのは、怖い。彼の身に何が起きて、何が問題なのかを知りたかった。年甲斐もなくいつまでもグスグス泣いていられないと自分に言い聞かせて、やっと涙の濁流を止める)
そ、そうだ。先生、先生呼んでこようか。具合、悪いでしょ…? 先生呼んで見てもらおうよ。色々と聞かなきゃいけないことがあるんだ…
(涙は止まっても頭の中はパニックそのものだった。思い付いたかのように医師を呼ぼうと提案し、病室の中をウロウロしながら呟くように言う。この緊急事態に脳が耐えられなくなっていた。怖い。彼がなぜ体調悪化したのか分からないのが怖い。容態の是非が判断できないから怖い。彼が突然居なくなるかもしれないのが怖い。様々な恐怖で頭の中は支配されて完全に冷静さを失っていた)
96:
佐和 水月 [×]
2024-10-02 06:54:53
…そんなの…俺が知りたいよ…
(自分の言葉に気付いた彼からは、至極難しい質問が投げかけられた。だが色々と考える気持ちの余裕も、長く言葉を話す労力も無い。だから上記を短く返して、溜息を吐いた。その後せめていつまでもグスグスと泣いている相手を慰めようと笑ってみせるが、きっと効果は無いだろう。その内に彼から先生を呼んで診てもらおうと提案されるが、生憎昨日の夜から彼に会うまでに嘔吐やら点滴の交換やら吸入やらでノートには明確に書いていないが、少なくとも5回はナースコールをし看護師と共に病室に来て処置をして貰っているので、体調のせいとは言え、流石に申し訳なくなってきた。だが、ぶつぶつと呟きながら自分が寝ているベッドの周りをうろうろと歩き回っている彼を見て、そこまで色々な事が気になるのであれば、彼の為にも早く安心させてあげなければとも考え。そうしていると少し、腹の辺りに違和感を感じた。それが次第にはっきりとした腹痛に変わると、昨夜朦朧とした意識の中で医者が話していた事を思い出す。ー制吐剤が切れてくると腸を含める内臓は普段通り機能し始め、当然いつも通り排泄欲も出てくるので、したくなったらまた呼んで下さいー折角吐き気が落ち着きつつあるのに、今度はそれで苦しめられなくてはいけないのか。だが漏らす訳にはいかないし、それが終わった後なら彼と医者が話す時間も少しは設けられるだろうと思い立って)
…じゃあ呼ぶけど…『したい事』あるから、その後でも良い?
97:
鶴城 零 [×]
2024-10-02 19:28:10
したいこと…? うん。分かった…
(溜息を吐く彼を一瞥すると、焦るあまり馬鹿なことを聞いてしまったなと後悔する。彼の呆れたような反応は少し自分を冷静にさせた。ウロウロしていた歩みを止めて大人しく椅子に座る。あっという間に大人しくなる様はまるで冷水を掛けられた犬のようだ。そんな時、彼の言葉に首を傾げる。医師を呼ぶことをあっさり受け入れてくれたはいいが、彼の言う"したいこと"とは一体なんだろうか。言葉から察するに医師を呼ぶことは決まっていて、自分はついでかのような言い方だった。きっと重要なことなのだろう。身体を動かすのも辛いだろうから代わりに腕を伸ばして、さっとナースコールのボタンを押す。ボタンを押すと医師が来るのを待っていたが、何となくこの場に自分がいることは憚られるのではないかと思う。自分が超能力者では無いが、彼とは長年ずっと一緒にいる。だから表情や声のトーンから何となくそんなことを感じ取る。彼に顔を寄せて眉間に皺を寄せながら、聞きづらそうに質問してみる)
もしかして、俺いない方がいい?
98:
佐和 水月 [×]
2024-10-02 20:28:51
(自分がひと言言うとすん、と大人しく椅子に座る彼を見ていてやっぱり自分の言葉がちゃんと届いているんだという事を実感して。彼の要求がついでの様な言い方になってしまったのはまずかったかなとも思ったが、その辺りについては言及されなかったので一先ずほっとして。自分の代わりに彼がナースコールを押してくれる間にも腹痛は酷くなっていき、前はこんな風じゃ無かったのになぁ、と考えながらゆっくりと腹を摩っているとひとたび首を傾げた彼が次の瞬間には聞きづらそうに『自分はこの場にいない方が良いか』と聞いてきた事で、恐らく自分の発言のトーンや微妙な表情から察したのだろうか、流石幼馴染!と言いたい所だが今回ばかりは気付かないで欲しかったとも思い。だがいよいよ限界が近付いて来たので、自分が言った“したい事”の内容を話さなくてはいけないだろう。どうしたら遠回しかつ要点が伝わるかと考える余裕はもう無く、もうそのまま伝えてしまおうという結論に至る。嘔吐も併発してしまわないと良いなと思いながら口を開き)
ん…腹、痛くてさぁ…出そう、だから…聞かれたく無いから、部屋出てて…
99:
鶴城 零 [×]
2024-10-03 22:43:18
そ、そうだったの。ごめんね、外でてるからっ
(彼の言葉でようやく事態を把握して、そして慌てて病室を出る。自分の幼なじみの勘が当たっていた事は存外良い気分だが、内容を聞いて後悔した。普段冴えない分こういう所で勘が当たるとさすが幼馴染!と自賛したくなるが、今回ばかりは気付きたくなかった。尤も、気付かずにあの場にいたらいたで、早晩医師らがやって来て『したいこと』が分かっただろうから、どちらにしても気まずくなっていたであろう。自分が病室を出ると入れ替わるように医師たちが近付いてきた。医師が病室に入ろうとした時に呼び止めて、用向きが済んだら彼のことで話があると伝える。一瞬キョトンとした顔をした医師だったがすぐに承諾してくれた。そのまま彼らが病室に入って行くと、壁に寄り掛ってため息を零す。今のうちに聞きたいことを整理しておかなければ。頭の中で事前に整理しておかないと、いざ質問をしようとする時に頭の中が真っ白になってしまう。そうして暫く考え込んでいると、病室から他の看護師たちが出てきた。もう終わったのだろうか。病室のドアを僅かに開けて顔を半分出しながら尋ねる)
水月、もう終わった…?
100:
佐和 水月 [×]
2024-10-04 00:31:30
ぅん…ごめんなぁ…
(彼が病室を出ると入れ違いに医者が2人の看護師と共に病室に入って来た。昨夜のやり取りからもうなんとなく事態を察しているだろう医者に、小声で『用を足したい』と告げる。すると看護師達がワゴンから必要物品を取り出し早速準備に取り掛かってくれた。自分の腹はその間にも強く締め付けられ、悲鳴を上げていた。少しして『準備出来ましたよ、どうぞ』の声と共に身体を横に向けたまま背中を摩られると、尻の力が抜けてほぼ水のものが排出されていった。荒い呼吸と共にその排出を何度か繰り返していると、不意に気持ち悪さが押し寄せた。排出には区切りがついたので一先ず後処理をして貰い、吐き気が出た事を伝えると、『そうですか…辛いですね…』と医者は声をかけて看護師にタオルを口元に敷くように指示し、尚も背中を摩ってくれた。もう出すものはほぼ残っていないので、とても気持ち悪いが吐き出せはしなかった。『吐けますか?』との質問に自分が首を横に振ると医者は『安静にして一旦様子を見ましょうか』と伝えてきた。薬とはいえ吐き気止めも沢山使いすぎるのは良くない事で、その他明確な症状が無ければ極力使わない方が良いのだ。そうして看護師達は片付けを終えると先に病室を出て行き、彼から声を掛けられたのだろうか医者が残った。そうして彼が病室に顔を覗かせ処置が終わったからどうか尋ねてきたので医者が何かを返そうとするのを少し遮り、彼の顔を見て)
…終わった、よ…っん…く…また気持ち悪いのは、ぶり返して来たけど…っ、うぅ…
101:
鶴城 零 [×]
2024-10-05 17:25:59
だ、大丈夫…?
(気持ち悪さを我慢する彼を見ていると胸がいたんだ。思わず彼の手を握ってしまう。彼の容態を見ていると視界がぼやけてきた。ああ、また涙が──ダメだダメだ。ちゃんと聞きたいことを聞かなければ。彼の手を離すと医者の方に向き直って、その目を見つめる)
あの…彼は本当に大丈夫なんでしょうか…?最近では体調が良くなることも無く、悪化するばかりで…。"戦局必ずしも好転せず"と言った具合です。
あ、あの先生…。彼はなにか危険な状態なんでしょうか。お願いです。できることは全部やってあげてください…検査でも手術でも何でも…。費用は何とかしますから…
(最近の自分は自身の言葉で興奮するタチのようだ。彼の容態を問い質し陳情をしている間、目に涙が浮かんでくる。医師の白衣をやや強めに掴んで目を見ながら訴えかける。自分の言葉に嘘はない。彼に検査や手術に費用が必要なら自分のポケットマネーはもちろん、例え借金をしてでも資金をかき集めてやる。自分の生活を投げ打ってでも全てを彼の救命に捧げてやる。自分にできることは"その程度"のことしかない。何も彼にしてあげられない分、自分はたとえ苦境に陥ってでも彼を助けてやらねばならない。それが自分の義務だと信じている)
102:
佐和 水月 [×]
2024-10-05 19:36:27
だいじょーぶ…んっ…ほら、タオルも敷いて貰ったし…?はぁ、…っう…だいじょーぶ、だから…
(本当は十分に吐けない所為で気を失いそうなくらいしんどいし、先程からは熱が出そうな気配も感じていたが、目の前で涙ぐむ彼を見ていてはそんな事は口に出せなかった。胃から上がって来た胃液は口元や喉元でストップする事なく『うぇ』と短いえづきと共にタオルに吐き出されていき、それによって徐々にタオルが汚れていく感覚にまた気持ち悪さを誘発され、生理的な涙が幾つも枕に溢れていく)
…ぅえ…けほ…っ…また、そんな事を…
(彼の医者に対する必死な訴えには、呆れた様に呟き眉間に更に皺を寄せる。恐らく上記の自分の呟きは彼には聞こえていないだろうが、彼は数年前自分に怒られた事を忘れてしまったのだろうか。『水月が苦しくなるくらいなら、自分がこの世からいなくなって構わない』そう過去に彼は言ったが、それはただの狂言だ。自分はそんな自己犠牲的な彼の考え方が何より気に入らなかった。勿論自分は周りの助けなしに生きられない身体で、時には心身ともに弱り立ち直れなくなってしまう事もあり、彼にも何度か助けて貰った。でもそんな彼の助けだって、自分がやり過ぎだと思ったらちゃんと断ってきたのに。悶々とそんな事を考えていると、とても興奮している彼に医者が話している事として、病院側も出来る事は全て施していて今後もサポートの内容は変わらないという事、後は自分の回復力に賭けるしか無いという事が解った。それは誰よりも自分が解っているので数回頷きながら聞いていて、これで少しでも彼が落ち着いてくれれば、と淡い期待も抱いていて)
103:
鶴城 零 [×]
2024-10-07 23:46:36
で、では…回復力を高める為には何をすればいいのですか…?なにか解決策があるはずですよね…? あなたなら知ってるはずでしょう?
(医師の説明を聞いても尚食い下がる。彼の咎めるような視線が痛かったが、やめるつもりは無い。彼にとって有益な情報が聞き出せるまで何度だって何時間だって医師を問い質す。焦りからかいつもより言葉の言い方に棘があることは自覚しているが、そんなこと構っていられなかった。医師にしつこく質問をしながらふと以前の大喧嘩の時のことを思い出した。『水月が苦しくなるくらいなら、自分がこの世からいなくなって構わない』と自分は言った。するとそれまで温和に話を聞いていた筈の彼が激昂したのだ。どうしてそんなことを言うのか。どうして自分を否定するのか。今まで見たことがないくらいに怒った彼に自分も意地になって食い下がったが結局は謝罪をして宥め、何とかその場は収まった。あの時から時は経つが、自分は未だに彼があんなに怒った理由が分からない。どう考えても自分の方が彼よりも価値がない。健康しか取り柄がないような人間なのだから。でもきっと彼はそう思っていないのだろう。先の自分の発言にもきっと良い気はしなかっただろうが、自分の中での事実を言っただけだ。もしまた怒られるのなら、今度こそ彼に如何に彼の方が皆から好かれて価値がある人間なのかを納得してもらうだけのことだ)
104:
佐和 水月 [×]
2024-10-08 16:33:42
(医者に諭されても尚勢いが無くならない彼を虚な目で見ていると、猛烈な吐気と共に今まで息を潜めていたものが一気に自分の口から吐き出された。容器を取る間もなくぶち撒けられた吐物はタオルから大半が零れ、床に跳ねた。医者がすぐさまそれに気が付き自分の身体を少し起こすと、背中を摩りながらナースコールを押した。あぁ、またか。また自分は、大事な時に彼に言葉をかけられない。こんなにも彼は不安で、自分の為に怒るぐらい心配してくれているのに。そうして不安の影が大きな黒い渦となって自分の中に生まれ始めた頃、大量のタオルと、自分の着替え、消毒薬と吐物処理セットを持って使い捨てのエプロン等に身を包み病室に入って来た看護師2人が、『苦しかったですね、大丈夫ですよ』等と口々に自分に声をかけ、嫌な顔一つせず片付けをしてくれる。涙、吐物、汗で顔がぐちゃぐちゃになり、かつて無いくらい自分が弱っているのを見て彼は一体何を思うのだろうか。きっとまた、彼より自分の方が価値のある人間だとか好かれているだとか考えているのだろう。例えそれで自分が誰かより好かれていても、価値があると認められても自分は嬉しくない。そんな事より自分の治療の為に彼が割こうとしている時間やお金をもっと別の事に費やせば、それこそこの世界の、少なくとも彼の為になる。どうしてそんな簡単な事に気が付かないのだろうか?答えは決まっている。彼はきっと、自分の事しか見えていないのだ。俺の事大好きかよ!と心の中でセルフ突っ込みを入れると、十分吐いたのもあってか少し気持ちと身体が楽になった。処理が終わり部屋を出ていく看護師達を見送り、今度は少しはっきりとした目で彼を見て)
れい?見て、俺は大丈夫だから、少し落ち着きな?
105:
鶴城 零 [×]
2024-10-09 23:42:49
み、水月…!
(医師の応答を待っていると堰を切ったように彼が嘔吐した。自分に相対していた筈の医師はすぐに彼を介助した。自分も彼の傍に駆け付けようとしたが、すぐに看護師たちが病室に入ってきたため、遠巻きに眺めるしかなかった。また、これだ。別に自分は医師免許を持っている訳でも、看護の資格を持っている訳でも、体系的な医学知識がある訳でもない。だからこういう場面でできることは何も無いことはよく分かっている。だが、やはり彼の危機には自分がいなければならないからという使命感が、それを許さない。故に無力感を感じる。思えば、自分が過剰に犠牲を払わなくてはと思うのはその反動なのだろうか。彼は大丈夫なのだろうか。気が気でなかったがしばらくしたら看護師たちは退出し、そして彼は先程までの不調が幾分かマシになったのか、明瞭な声と目で自分を見据え注意をする)
で、でも…。……変なことを聞いてすみませんでした。お仕事に戻ってください…。
(他でもない彼に宥められては自分も引き下がるより他ない。医師に謝罪をして深々と頭を下げると、医師を病室から退出させる。病室に再び二人きりになると、ため息をついて椅子に腰掛ける。彼に注意されたのが気まずくて、しばらく沈黙していたがまるで母親に言い訳をする子供のようにぽつりと呟く)
俺は自分のしてることが間違ってると思ったことはないから…水月の為になることなら、何でも正しいはずだから…。
106:
佐和 水月 [×]
2024-10-10 21:26:14
(自分がひと言伝えるとまた少し冷静になったらしい彼は、静かに椅子に座り直した。やっぱり彼の事を止められるのは自分しかいない、そう思う反面その原因を作っているのは紛れも無く自分だと毎回嫌でも自覚させられる。しかし自分が誰にも何もして貰わなくても生きられる位丈夫な身体だったのなら、あの時彼には出会わずに一生他人のままだっただろう。そう考えるとぞっとする。こんなにも自分を思ってくれて、ある意味ぞっこん?な相手など今となっては家族以外にやっぱり思い付かない。そんな関係を彼との間に作ってくれた神には感謝すべきだとスケールのでかい話にひとり笑いそうになっていると彼の呟きが聞こえた。『自分のしてることが間違ってると思ったことはない』、『水月の為になることなら、何でも正しいはず』?それは少し、お門違いな考えでは無いのだろうか。確かに彼の行動自体は正しくて、実際自分も過去に何度も救われた。だがそれには程度というものが存在不可欠で、どんなに良いものだと謳われた代物でも程度を守れなければそれはいずれ自分に害を為すものへと様変わりしていくのだ。そう、正に病院で処方された薬の過剰摂取が身体に悪影響を及ぼす様に。きっと彼には、その辺りを考える力に欠けている。その事をどうにか伝えたいがどうすれば棘のない言い方になるかを考え、ひとつ呼吸をおいて口を開いた)
…確かに、俺もそう思う時はあるわ。でも、正しいからって、自分は間違っていないからって突き進んだら、その内に他の事が悪くなっている事には気づき辛くなるんだ…そう考えたら、怖くはないか?…大丈夫、俺は今ちゃんと零のお陰で生きてるし、助けられてるから…
107:
鶴城 零 [×]
2024-10-13 10:31:04
そ、そうだけど…。で、でも…水月が居なくなっちゃうことより悪いことなんて起こらないよ。俺は水月が死ななかったら後はどうでもいい。
(彼の言葉を聴きながら察した。この幼馴染は程度を間違えるなと言いたいのだ。要は自分がしていることが過剰だと。自分のしていることが彼にとって過剰だなんて思いもしなかったので、少なからず動揺する。だがそれがどうしたとも思う。確かに自分は極度のネガティヴ思考
??自分としては至って普通の思考なのだが??で何かというと過剰に反応してしまうきらいはある。だが今までは全てそれで事が回ってきた。自分の中での最悪の結果は免れているし、好転こそしないが暗転もしてしない。暗転しなければそれは正しいということなのではないだろうか。そういう考えだから彼の言っていることは理解はできるが共感はできない。それでも彼の言葉に応えるように自分の私見を上記のように述べ、こう続ける)
俺は水月の害になるようなものは無くしたい。そうすればストレスもなくなって体調が好転するかもしれないでしょう? その為には他のものが悪くなったとしても良い。全部、どうでもいいし無くなっても構わないものだろうから。
108:
佐和 水月 [×]
2024-10-13 20:13:42
…うーん…そうだよな…零は、そう言うよなぁ…
(彼の言葉を聞いて察した。自分は、彼を止められる存在なんかじゃ無い。先程の自分の思考を撤回する様に溜息を付くと、上記を呟き。少しだけ胸の辺りに苦しさを感じたのでゆっくりと摩りながら、目を閉じる。もうどうしたら彼を説得出来るかという事よりも、どうしたら彼の思考に順応できるかと考えている自分がいる事にはポジティブ思考の流石な部分を感じてしまう。その後に続けられた彼の言葉には『水月の害になるようなものは無くしたい』と聞かれて、自分は彼にとんでもない重荷を背負わせているのではと考え始める。彼は自分以外、見えていない。その事に対する恐怖感がじわじわと自分の胸を締め付けていく。違う。彼のせいじゃ無い。彼は悪くないんだ。その言葉は発せられないまま、呼吸が荒くなり咳が止まらなくなっていく。これまでなら発作は昼頃が1番起きにくかったのだが、今の自分の呼吸器官は時間軸を失ってしまった様で、どんどん苦しくなり手の震えも止まらなくなっていった。どうせ体調を崩すなら彼の前で、とも思ったがこういう事を望んでいるのではない。このままではまた喀血してしまう。そうなる前に、と助けを求める一心で、彼を見た)
っ、ヒュー、ヒュー、ケホケホッ!ッ、ハァ、ハァ…、れい、…ッ…
(/すみません伏字になっている部分があるのですが、良ければ次のお返事で訂正して頂けないでしょうか?どうしても内容が気になってしまいまして…結局解らずに上記一先ず返信させて貰いましたが、不備等あればお伝え下さい!)
109:
鶴城 零 [×]
2024-10-14 19:52:17
確かに自分は極度のネガティヴ思考
──自分としては至って普通の思考なのだが──で何かというと過剰に反応してしまうきらいはある。
(/ 伏字、気付きませんでした!ごめんなさい! 気になっているところ恐縮ですが、実はただの記号でして…いつもと違うものを入力してしまったので伏字になってしまったようです。伏字だった部分だけ抜粋しておきます。以後気をつけます!)
み、水月? どうしたの…?!
(続けて彼に納得してもらうための言葉を紡ごうと口を開いた時、違和感を覚えた。彼の呼吸が俄に荒くなったかと思いきや、すぐに咳が出始めたのだ。最初はただの咳だろうと思ったが止まることなく出続ける咳に流石におかしいと気付く。だがすぐには反応出来なかった。なぜ唐突にこんなことになったのか。胃痛や嘔吐ならば先程と同じ症状なので納得できるが、原因不明のしかも休むことなく出続ける咳に頭が真っ白になったからだった。いつもなら昼間は発作が起きにくいはずだったのだが。まさか自分のせいなのか。自分は何か彼の体調がおかしくなるようなことを言ってしまったのか。手の震えと咳とどんどん体調が悪くなる彼を見て足が竦む。実際は一瞬の間だったのだろうが自分にとってはとても長い時間に感じられた。やがてこちらに助けを求めるように絞り出された声と目を見て、金縛りが解けたように動き出す)
…ごめんね水月…。俺が変なこと言ったからだよね…もうあんなこと言わないから…落ち着いて……
(すぐにコールボタンを押して看護師が来るまでの間、彼の身体を抱いて背中を擦る。擦りながら自分でも無意識のうちに言葉が出ていた。なぜこんな言葉選びをしたのか分からなかったが、彼に落ち着いて欲しい一心だったことは間違いない。どうかこのまま何事もなく彼が落ち着いてくれますように。背を摩っている間ずっとそう祈り続けていた)
110:
佐和 水月 [×]
2024-10-14 23:27:21
(/そうでしたか!全然大丈夫です!寧ろ訂正文の掲載までありがとうございます…こちらが色々と深く考え過ぎてしまった様で、逆にごめんなさい。余りお気になさらず!改めてよろしくお願い致します!)
っ、ゲホゲホ、ゲホぅえ、っ、吐きそ…
(声をかけられ、背中を摩られていると止まらない咳に誘発されて吐き気がしてきた。気持ち悪く胃液が上がってきているが、彼に前から抱き抱えられているので今吐いてしまえば彼にかかってしまう為何とか離れて貰おうと試みて。だが咳に体力を奪われていく一方で、一向に彼に自分の力は伝わらなかった。もう限界だ、と思った時に看護師が病室に入って来て自分と彼の身体をそっと離してくれた。そこで気が抜けて口を押さえていた手の隙間からえづきと共に胃液が吐き出される。そこからの展開は割と円滑で、先ずは吸入、それから汚れた箇所の掃除、着替えと順を追って進められていく作業を客観的に見ていると咳は少しずつ治り、喘鳴も小さくなっていった。だから恐らくとても心配しているであろう彼に、『ごめんなぁ、びっくりさせたな』といつも通り笑いかけたい。『零にかけなくて良かった』と冗談ぽく言ってやりたい。そうでもしないとまた、空気が重くなる。ーー自分はいかんせん、子供の頃から周りの空気に敏感だった。いつも自分の事で心配をかけてしまう両親が少しでも笑ってくれればと色々な事に気を遣いだしたのは小2の頃、丁度記録ノートを始めた時期だ。敢えて誰かの前では心配をかけさせまいと明るく振舞い、例え容体が悪化してもその後のフォローを怠ることは無かった。ーーそれなのに。今の自分には、その言葉を彼にかけてあげることすら叶わない。そうして気にかかるのは彼の言葉。『俺が変なことを言ったから』、と彼は確かにそう言った。どういう意図が真意は不確かだが、やはり彼には確実に“自分のした事で水月に傷ついて欲しくない”という考え方はある様で。その意図に応える様にまた、そっと口を開いて)
零が謝る必要はないって。零は、悪くなんてないだろ…?
111:
鶴城 零 [×]
2024-10-16 19:17:19
(いつの間にか来ていた看護師に引き離される。すると彼が胃液を吐き出した。今日だけで何回嘔吐したのだろうか。苦しそうな彼とは裏腹に手際よく処置を進める看護師たちには尊敬しかないが、同時にまた自己嫌悪が広がっていた。きっと彼は嘔吐する前に何かしらのサインをしていたはずなのだ。看護師はそれに気が付いて、自分は気付くことが出来なかった。何年一緒にいるのだろう。別にエスパーになりたいとか読心術を身に付けたいとか、そんな大それた願望を持っている訳では無い。ただ、最低限彼のことを理解していたい。その中の一つが病状を理解することだった。自分は彼のことを知っているようでいて、全く知らないのかもしれない。もっと早く気付いていたら何かできたかもしれない。そんな後悔と自己嫌悪を抱きながら聴いた彼の慰めの言葉に、ゆるゆると首を振る)
悪いよ。これだけ長く一緒にいて何もできないんだから…。悪いに決まってる。
…水月。俺はね知ってるよ。水月の体調が悪くなるのは俺のせいだって。だってお前が体調を崩すのはいつも俺がお前を困らせた時だもん…。
(途中で自分の中の理性が忠告をしたようだったがもう遅かった。思っていることを言ってしまった。彼は自分のこういう発言にいつもいい顔をしない。だから今回も不機嫌にしてしまうかもしれない。蚊の鳴くような声のくせには言いたいことをはっきりと言ってしまった気持ち悪さと、彼に嫌味のようなことを言ってしまった後悔とで胸の中がぐちゃぐちゃになる。今日は厄日か何かなのだろうか)
112:
佐和 水月 [×]
2024-10-17 18:42:18
(自分が発した言葉に対して、彼は首を横に振って『違う』という意思表示をした。そうして続けて、『自分の体調が悪くなるのは、彼が自分を困らせた時だ』と言った。咄嗟に、そうかも知れない、と言いかけて口を噤む。確かに自分は彼といる時に至極体調が崩れる事が多い。けれどそれは自分が気を許している相手の前だからで、気を遣わなくても良いと心から思っている証拠だ。どうせ苦しい思いをするのなら彼の前でが良いという思いも勿論あるが、それは誤解を招きそうで口にするのは憚られた。生活の中で他の誰に色々な事を言われてもほぼ影響は無いが、彼から言われるとずっと響く。それは知り合った頃から変わらなかった。自分の事を思って発してくれる言葉の数々に何度も考えさせられ、そして何度も救われた。だからやっぱり、彼には感謝しかない。悪いところがあるとするならば、やはり自分なのだ。何でもかんでも“上手い方向”に転換させて、良い事柄に捉えられる。自分の長所であり反面短所でもあるそれが、彼に為す影響が悪いもので、自分のせいで彼の他の事が疎かになってはいけないのだ。あくまで彼は幼馴染であっても所詮は他人。自分の都合に人様を巻き込むなと教え込まれた過去がまた、黒い影となって自分に襲いかかる。次第にそれは涙となって、自分の頬をいくつも、つたっていった)
…俺は、困ってない。いつもそうなのは、零…お前に助けて貰えると思ってるからだよ。…傍に居て欲しいと、思ってるからなんだよ…
113:
鶴城 零 [×]
2024-10-19 20:11:53
水月…泣かないで。お前の気持ちはよく分かったから…
(やはり今日は厄日だ。自分の不用意な発言のせいで、彼を泣かせてしまった。彼が涙を見せるのはいつぶりだろうか。彼が泣いたところなど、これまで片手で数えられる程度しか見たことがない。自分はこれまで彼の様々な表情を見てきたが、怒りと悲しみの表情は滅多に見せなかった。その彼が今では自分の前で、自分がした発言のせいで、泣いている。そうだ。彼が自分を信頼してくれているのだ。だからこそ自分の前でだけ体調が悪くなるのだ。考えてみれば彼が他人の前で弱みを見せない。自分も前では何もかもをさらけ出すのに。それはやはり自分に全幅の信頼を置いてくれているのだ。そんなことにまで考えが至らなかった自分の思慮の浅さと彼に対する申し訳なさで、この期に及んでネガティブな言葉が出そうになるが、グッと堪えて彼の肩に手を置いて、努めて優しく言葉をかける)
俺のことを信じてくれてるんだもんね。お前は優しいね…ずっと傍にいるから。
114:
佐和 水月 [×]
2024-10-20 16:30:54
ぅう~…っ、ぐす、っうぇ…
(慰められると余計に、涙が止まらなくなった。落ち着かなきゃ、と思えば思うほど雫の頬を伝う量は多くなり呼吸は激しくなっていった。次第にそれは咽せ返る様になり、また嗚咽が混じってきた。流石にこれ以上嘔吐するのはまずいので、鎮まれと願いながら何度も何度も胸を摩ってみる。他の人の前では気丈に振る舞おうとしている分、こういう場面での彼に対する甘え方には相当なものがあると自負していた。それはたとえ、あれから大人になっていたとしても変わらない。家族以外に外での依代を見つける事の出来なかった幼少期とは違い、彼という存在を完全に自分の一部として感じている今の自分はある意味人生の中で1番安定しているとも言えるし、反対に一つものものを支えとして生きている非常に不安定な状態とも言える。そしてそれを自覚してしまえば、一層自分は彼から離れられなくなっていくのだ。そうして優しく発せられた彼の言葉を聞けば、それに応える様に肩に置かれた手に自分の手を添え、泣き顔のまま笑顔を作り)
ん…そうだよ…俺も、ずっと傍に居たい…
115:
佐和 水月 [×]
2024-10-24 20:22:06
(/すみません、背後です。募集要項に1週間お返事無しでリセットとあったので暫く待っていたのですが、流石に少し寂しくなってきたので上げさせて貰いました。今後もお返事待っていますので、是非またよろしくお願い致します!)
116:
鶴城 零 [×]
2024-10-26 20:17:53
……ねえ。もし仮に。お前が俺の前からいなくなるとしたらどういう時?
(暫時は彼の泣きつつも尊い笑顔に心癒されていたが、ふと何も考えずに好奇心が口をついて質問をしてしまう。こんな質問はどうかと思った。だが折角だ。彼の本音を聞いておきたい。そう思って踏み込んだ質問をする。開き直って彼の本音を引き出そうとする。彼は自分を信じ全幅の信頼を置いてくれている。自分に何かしらの不満がありつつも、きっと傍に居続けてくれるだろう。だが物事に永遠はない。必ず制約がある。不老不死はありえない。人はいつか必ず命尽きるから。永遠の平和はありえない。人はいつか必ず争うから。永遠の繁栄はありえない。人はいつか必ず衰えるから。そういう永遠がこの世に存在しない以上、自分と彼の関係もまた終わる時がくる。それが寿命や想定外の訃報以外でないとしたら、自分たちの終わりとは一体どのような時なのだろう。自分から問うても彼は答えにくいかもしれない。だからまず先に自分の考えを述べる)
俺は…お前が拒否すればお前の前から姿を消す。有り得ないと思うかもしれないけど…。じゃあ水月はどう? どういう時に、俺がどういう事をしたら、お前は俺から離れる?
(/ 上げありがとうございます! ごめんなさい!言い訳にもなりませんが、最近多忙につき定期的なお返事が難しいです。もしその点にご不安や懸念がなければ今後も続けさせてください!)
117:
佐和 水月 [×]
2024-10-26 21:46:59
え…?
(泣き声に嗚咽が混じり暫くして、唐突に投げられた彼からの言葉には間の抜けた反応をしてしまう。そんな事、正直言って考えた事すら無かった。自分の方から彼の傍を離れるなんてあり得ないと思っていた。でも改めて少し考えて、もしその可能性が有るならばと思い立った事がある。それは、自分に対して彼がどうと言うより、『自分が彼の行動をありがたいと思わなくなった時』だ、と。これまで子どもの頃からずっとーー勿論少しばかり嫌悪感を抱いてしまう事が無い訳では無かったがーー彼の行動にはいつも感謝がついて回っていた。自分の体調が悪くなれば、どんなに忙しくても予定が詰まっていても自分に会いに来てくれて世話をしてくれる事。自分の事を犠牲にしてまで傍に居ようとしてくれる事。その全てがありがたく、不謹慎だが彼が傍に居てくれるのなら自分の体がこのまま治らなければ良いのにと一時は真剣に考えていた。そうして続けられた彼の言葉の中には『お前が拒否すればお前の前から姿を消す』とあり、そこで自分は正気に戻った。ここははっきり自分の気持ちを伝えなければ。すっ、と息を吸い込んで口を開いた)
俺が零から離れる時は、零がどうこうより、自分が零の行動をありがたいと思わなくなった時だと思ってる。しんどい時に助けてくれるのを当たり前と思っちゃ、人はおしまい、だろ?
(/大丈夫です!お待ちしてましたぁ!こちらこそ待ちきれず上げてしまい厚かましくなかったかな、と不安でしたのでお返事くださってとても嬉しいです。今後も不定期になるかと思いますが、寂しくなったら背後から上げさせて貰おうと思いますので、その辺りご了承頂ければ、お相手様の来られる時に来て下さい。待っています!)
118:
佐和 水月 [×]
2024-10-30 20:12:27
(/上げておきますね!お待ちしております)
119:
鶴城 零 [×]
2024-11-01 19:37:47
ありがたいと思わなくなった時…?でも…水月。俺は好きでやってるだけだよ。初めて会った時から…。
…でも感謝してくれているのなら嬉しい
(確かに彼の言うことは尤もだった。だが言われてみるまで気付かなかった。助けてもらうのが当たり前では無いと。自分はこれまでの人生で人に世話になったことはあまりない。彼とは違って健康そのものだから滅多に風邪だって引かないし、成績だってほとんど平均点周辺を取ってているから勉強で困ったこともない。変に覚えがいいから忘れ物だってしない。人に言われた前向きな言葉などはすぐに忘れてしまうが。だから彼の言っていることがあまりピンと来なかった。自分は初めて彼に会った時から何か運命的なものを感じていたし、自然と自分が彼の健康を案じてあの手この手を講じることは義務だと思っていたから。だが彼にとっては助けてもらうのは当たり前ではなかったのだ。彼はずっと自分に感謝してくれていたのだ。いままでそれをすっかり失念していた。別に彼が自分に感謝していないとは思っていなかったが、自分のネガティブ思考は視野狭窄を招くきらいがある。本当に久しぶりに、心の底から嬉しいという感情が浮き上がってきた。ふっと頬を緩めると、微笑みを浮かべたまま素直な気持ちを伝える)
120:
鶴城 零 [×]
2024-11-01 20:44:30
(/上げありがとうございます!お待たせしてしまい申し訳ありません!)
121:
佐和 水月 [×]
2024-11-01 22:28:12
んー…そぅ…かぁ…でも、大事な…ことだろ…
(相手の返事を待っている間、相当疲弊していた身体に身を任せうたた寝をしてしまっていて。彼が自分の事を大事に思ってくれていて、それが彼が好きでやっている事だとはっきり聞かれた事で心の底からほっとした様な感覚に会い。だからと言ってそれが当たり前と開き直るには、余りにも彼と自分の間に繋がる紐が複雑に絡み過ぎて自力で解くことは不可能に近かった。彼が自分の傍にいるのはあくまで彼の意思で、自分が強制して良いものでは無い。本当に無理をさせるくらいなら引き離す事も厭わない。微睡の中で彼の言葉を聞いていて、自分もそんな言葉選びが出来たら些か2人の関係に良いものをもたらせる事が出来たかもしれないと考えて。その内に完全に目を閉じると夢の中で自分と彼が気の済むまで草原を走り回っている様子を見て、一雫の涙が溢れて枕に落ち。続けて寝言を言い)
零は…俺のこと…置いてったり…しないよな…?
(/お待ちしていました。お返事ありがとうございます!)
122:
佐和 水月 [×]
2024-11-05 21:01:46
(/上げておきます!お待ちしています!)
123:
佐和 水月 [×]
2024-11-14 14:31:43
(上げてみます。お待ちしています)
124:
佐和 水月 [×]
2024-11-21 00:41:38
(上げてみます。楽しかったのでまだやり取りしたいです!お待ちしています)
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