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冒険者ギルドの日常/1352


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1333: レド [×]
2026-05-10 13:27:06

>1332

カトリーナ殿下、こうして御相伴にあずかりましたること、光栄に存じます。亡き師も喜んでいることと……へ?ああ、かしこまりました…………?

(一冒険者の身で王族とお目通りどころか随伴まで叶うとは!3年前にギルドの門を叩いた時には考えもしなかった。高揚と緊張の混ざる弾んだ声でカトリーナに感謝を伝えつつ、ケープをはためかせながら軽やかに足を運んで……いたのも束の間、その足が止まる。まだ1分と歩いてないのにもう休憩!?王族とはよほど過労に苛まれる人種なのか?それにしてもあまりに体力が……困惑しながら彼女に勧められるまま隣に腰掛けて。
そしてカトリーナの青い瞳がなぜか一瞬金色に輝いたことに気が付くと、表情が固まる。何だ今のは?見間違いか?それと同時に、昔の仲間との思い出が蘇ってきた。)

『っぱキレイだねぇロイヤルファミリーて。シルクの肌、輝くブロンド、サファイアブルーの瞳!はぁ~、あーしもカトリーナ様みたいなナリに生まれたかったわぁ~』
『ふぁ~あ。しかしアーダンよ。冒険者が王族の勉強なんて意味あんのか?どのみちお目通りなんて叶うはずもないのによ』
『ふふ。いいじゃない、気分転換ということで。それに……お目通りもあり得なくは無い話だと思うんだ。だってレドには、そう……』
『俺には……?』
『可能性があるから』

(まだチームを結成したばかりのころ。リーダーのアーダンが「フィリア王国の民として覚えておいた方がいいから」と、王族の図録を持ち出して解説をおっ始めた事もあった。女戦士のペトラは女の身でカトリーナの美貌に惚れこんではしゃいでいたものだ。
だがカトリーナが本来金眼だったとして、どうして人前で瞳の色をごまかす必要があるのか。そして思い出を掘り起こしても金眼の王族など心当たりが無く、そもそも彼女に金眼が遺伝しているとも思えない……気のせいだと片づけることにすると、すっかり眠くなっているカトリーナに気遣いの言葉を投げかけて。)

だいぶお疲れのようで……お目覚めになるまで側におりますから、どうぞごゆるりと……

1334: カトリーナ [×]
2026-05-10 17:50:34

>1333

そう…では、お言葉に甘える…わ……

(レドの気遣いにカトリーナは安心したようにこくりと頷き、返事をする最中に眠りについてしまった。寝落ちしたというのに椅子に腰掛けたその姿勢は背もたれに体重を預けることなく真っ直ぐに保たれており、王族ならではの育ちの良さが窺える。
カトリーナが眠ってしばらくして廊下の先から別の王族が一人、従者を率いてやってきた。短く切り揃えられたブロンドにエメラルドグリーンの瞳、そしてこの国のおなごなら誰もが一度は恋をするとまで言われる程のひどく整った顔立ち。王位継承戦の大本命ことジェラルドである。その隣に控えるのは東刀を腰に携えた茶髪のメイド。二人は仲睦まじい様子で雑談に耽っていると思えば、カトリーナの存在に気が付くなり話を切り上げ、とくにジェラルドはいけ好かない笑みを浮かべてレド達へと歩み寄っていく。)

こんな所で眠るとは不用心な妹だ。それで、貴様は何者だ?装いから騎士ではないようだが。

(城に不審者が侵入する余地など普通はないため、警戒というよりは興味本位なのだろう。一歩ほど間隔を空けて立ち止まると、ついにジェラルドの方から声をかけた。一方で追従しているメイドの方はレドが視界に入った瞬間から刀の柄に手をかけており、隙のない構えは剣士としての彼女の技量を示していた。もはや王子の護衛であることを隠そうともしていない様子である。)

1335: レド [×]
2026-05-11 21:16:47

>1334

……!これはこれはジェラルド第一王子殿下。

(カトリーナの美しく安らかな寝姿に安心した矢先、人の気配を察して表情を引き締める。輝く金髪と白肌、煌めく黄金の刺繍と深紅のサッシュとでトリコロールを成す漆黒の礼服……顔を向けずとも、気配の主がこの国の第一王子にして後継者候補筆頭・ジェラルド・フォン・フィリアであること、そして彼がこちらに近づいてくることをレドは察した。物々しい刀を帯びたメイドを侍らせながらズケズケと迫り来る姿は、まるで我が物顔で大空を飛び回りつつ、余所者を見れば急降下して威嚇するハクトウワシのよう。それに比べれば同じ黒衣でも一冒険者のレドなど取るに足らないワタリガラスのようなものだ。だが曲がりなりにも指南役を賜った身、縮こまってはいられない。決して友好的ではないジェラルドに応じるべく、柔らかい笑顔と共にすっと立ち上がって。)

本日付で近衛隊剣術指南役招聘となりました、冒険者のレド……レド・ナガイと申しまする。名高きジェラルド殿下にお目もじ叶いましたること、幸甚の極みに存じます。

(いけ好かない男だがエリーゼの主君でもある。右手を胸に添えながら静かに頭を下げ、恭しく礼をして。本来レドに姓は無いのだが、今回はあえて義父ショウカクの姓「ナガイ」を名乗る。苗字無しの身とジェラルドにナメられたくないのがひとつ。もうひとつは身構えるメイドへのアピールである。風貌からしてこの大陸の者ではない。それこそ師匠(オヤジ)と同じニオイがする。おそらく東から流れ着いた食客の類だろう。同じ土地に縁のある者と示せば少しは警戒も緩むのではないかという淡い期待があった。)

1336: レド [×]
2026-05-11 21:18:41

>1334

……!これはこれはジェラルド第一王子殿下。

(カトリーナの美しく安らかな寝姿に安心した矢先、人の気配を察して表情を引き締める。輝く金髪と白肌、煌めく黄金の刺繍と深紅のサッシュとでトリコロールを成す漆黒の礼服……顔を向けずとも、気配の主がこの国の第一王子にして後継者候補筆頭・ジェラルド・フォン・フィリアであること、そして彼がこちらに近づいてくることをレドは察した。物々しい刀を帯びたメイドを侍らせながらズケズケと迫り来る姿は、まるで我が物顔で大空を飛び回りつつ、余所者を見れば急降下して威嚇するハクトウワシのよう。それに比べれば同じ黒衣でも一冒険者のレドなど取るに足らないワタリガラスのようなものだ。だが曲がりなりにも指南役を賜った身、縮こまってはいられない。決して友好的ではないジェラルドに応じるべく、柔らかい笑顔と共にすっと立ち上がって。)

本日付で近衛隊剣術指南役招聘となりました、冒険者のレド……レド・ナガイと申しまする。名高きジェラルド殿下にお目もじ叶いましたること、幸甚の極みに存じます。

(いけ好かない男だがエリーゼの主君でもある。右手を胸に添えながら静かに頭を下げ、恭しく礼をして。本来レドに姓は無いのだが、今回はあえて義父ショウカクの姓「ナガイ」を名乗る。苗字無しの身とジェラルドにナメられたくないのがひとつ。もうひとつは身構えるメイドへのアピールである。風貌からしてこの大陸の者ではない。それこそ師匠(オヤジ)と同じニオイがする。おそらく東から流れ着いた食客の類だろう。同じ土地に縁のある者と示せば少しは警戒も緩むのではないかという淡い期待があった。)

1337: レド [×]
2026-05-11 23:17:51

>1334

……!これはこれはジェラルド第一王子殿下。

(カトリーナの美しく安らかな寝姿に安心した矢先、人の気配を察して表情を引き締める。輝く金髪と白肌、煌めく黄金の刺繍と深紅のサッシュとでトリコロールを成す漆黒の礼服……顔を向けずとも、気配の主がこの国の第一王子にして後継者候補筆頭・ジェラルド・フォン・フィリアであること、そして彼がこちらに近づいてくることをレドは察した。物々しい刀を帯びたメイドを侍らせながらズケズケと迫り来る姿は、まるで我が物顔で大空を飛び回りつつ、余所者を見れば急降下して威嚇するハクトウワシのよう。それに比べれば同じ黒衣でも一冒険者のレドなど取るに足らないワタリガラスのようなものだ。だが曲がりなりにも指南役を賜った身、縮こまってはいられない。決して友好的ではないジェラルドに応じるべく、柔らかい笑顔と共にすっと立ち上がって。)

本日付で近衛隊剣術指南役招聘となりました、冒険者のレド……レド・ナガイと申しまする。名高きジェラルド殿下にお目もじ叶いましたること、幸甚の極みに存じます。

(いけ好かない男だがエリーゼの主君でもある。右手を胸に添えながら静かに頭を下げ、恭しく礼をして。本来レドに姓は無いのだが、今回はあえて義父ショウカクの姓「ナガイ」を名乗る。苗字無しの身とジェラルドにナメられたくないのがひとつ。もうひとつは身構えるメイドへのアピールである。風貌からしてこの大陸の者ではない。それこそ師匠(オヤジ)と同じニオイがする。おそらく東から流れ着いた食客の類だろう。同じ土地に縁のある者と示せば少しは警戒も緩むのではないかという淡い期待があった。)

1338: ジェラルド/ヴァルキリー [×]
2026-05-13 17:47:17

>1337

(レドが名乗り終えてすぐに、音もなく鞘から放たれた白銀の刃が彼の眼前に迫る。東国の存在を示唆すること、それはかつて罪人として裁かれたヴァルキリーにとってはトラウマを刺激する起爆剤であったのだ。距離にしてあと数ミリ、レドの鼻先に触れる寸での所で主ジェラルドの「よせ、シズ。」という制止と共に刃をビタ止めすると、我に返ったヴァルキリーはハッとした表情で刀を鞘に収めた。)

と、殿……これは…
申し訳ない…レド殿。拙者は東国と多少の因縁を持つ身ゆえ、冷静さを欠いていたした…。不意打ちに等しい恥ずべき所業、詫びさせていただきたい。

(咄嗟にジェラルドへ振り返り弁明しようとするも、瞳のみで、言うべき相手が違うだろうと諭される。意図を察するなりヴァルキリーはレドへと顔を向けて、丁寧な所作で頭を下げた。勝手にトラウマを思い起こし、初対面の人間を敵と誤認し排除を試みた。自らの起こした、武士にあるまじき恥ずべき所業を改めて認識するなり目尻には涙を浮かべており、その反省の本気度が窺える。
傍らに控えるジェラルドは庇うでもなく、腕を組んだまま事の成り行きを見守っており、そういったところに贔屓など持ち込まない、ある種のカリスマ性を示していた。)

1339: レド [×]
2026-05-14 20:20:14

>1338

なにっ

(名乗った途端、メイド……四聖影ヴァルキリーの刀が鞘から離れたのを察知して顔が固まった。なんで!?俺何かした!?第一王子お付きの者に刀は抜けない。だがレドはフィリア王国近衛隊剣術指南、王国公認の武芸者である。予期せぬ襲撃であろうとも、嫡男ジェラルドを前にして無様に取り乱すようでは指南役失格である……)

『なっなんだよこれ……チキショー!騙したなっ!解けーっ!縄を解……』
『だまれいっ!!』
『ひっ……!』
『俺の剣はなぁ、まともじゃねぇ奴には教えられねぇ、まともな奴はまともじゃなくなる。そんな剣なンだ。それでも身に付けてぇとぬかすならまず……コレを試してもらうっ!』

(絶体絶命の危機を前にして、幼少期の思い出・ショウカク弟子入りの儀が走馬灯のように蘇る。まだ10にも満たぬ身の上で磔にされ、松の大木のような異様な剣客が自分に斬りかかるのを真っ直ぐ見据えなければならない。
これもあの時と同じだ。ただ前を見つめるのだ。ヴァルキリーの刃が迫る。わずかだが遠い。致命傷には至らぬ。そう判断するとレドは……微動だにせず、表情も変えずに応じた。)

いやいや、見事なお点前。東国の神秘「居合」とお見受けした。ええと、あなた様は……

(見込み通り、ジェラルドの制止により刃が寸前で止まって引っ込むと、ヴァルキリーが申し訳なく謝ってくる。どうも彼女にとって東国の存在は反射で抜刀するほどまでに心の傷を抉るらしい。訳あって祖国を飛び出しこの国へ流れ着き、剣の腕をジェラルドに買われたのだろうとレドは察した。何事も無かったどころか、むしろ異国の技を賞賛するかのような涼しい顔でヴァルキリーの名乗りを求めて。
だが内心は穏やかではない。レドが無事でいられたのもショウカク弟子入りの儀「松鶴十文字」あってこそだ。「剣を振るう者は、てめぇの技の恐ろしさを自覚しなきゃならねぇ」という信念の下、縛り上げた子供・レドの身体スレスレを抜き打ちで斬りつけ、彼に巻き付けた縄や鉢巻のみを過たず切断するショウカクのイカれた所業あってこそだ。こうしてショウカクから居合の神秘・そして何事にも動じぬ胆力を学んでいなければ、間合いを見誤って首が飛んでいたか、尋常ならざる技を前にして腰を抜かす醜態を晒していたことであろう。亡き師に感謝しつつ、師の衣で作ったケープを指で撫でて。)

1340: ジェラルド/ヴァルキリー/カトリーナ/エリス [×]
2026-05-17 19:49:46

>1339

かたじけない。
拙者はシズ。ご覧の通り、ジェラルド殿下に仕える侍女にござる。
詫び代わりとは申せぬが……城中には多少なりとも顔が利くゆえ、何ぞ困り事があれば遠慮なく拙者を頼ってほしい。

うちの者が失礼した。近衛隊指南役レドと言ったな。なるほど、なにやらフランツがこそこそ動いていたかと思えば貴様のことか。フッ、せいぜい頑張ることだな。

(レドの許しを得たと見るやヴァルキリーはホッと胸を撫で下ろして、自らの素性と城での名を名乗った。第一王子付きの侍女ともなれば城内でそれなりに顔が利く。宮廷の依頼した任務においてレドの助けになることは確かであろう。
そして、両者の和解を見届けたジェラルドが続けて口を開く。この王子もカトリーナ同様に頭の回る人間だ。断片的情報からレドがフランツの影響下にあることまで辿り着くと、アリシアという恋人を裏切るような真似を嘲笑うかのような下卑た笑みを浮かべ、建前上の激励の言葉をかけたかと思えば興味を失ってその場を後にした。それに続くように、ヴァルキリーも一度頭を下げ主の後を追う。
残された廊下には未だ眠るカトリーナとレドの二人きり、このタイミングを窺っていたかのようにまた別の足音が二人の背後に歩み寄る。)

またまた奇遇だね少年。私のお姫様を迎えに来たよ。

(すっかり日も傾き、夕暮れに照らされたサラサラの髪。ある種の神々しさすら感じさせる出で立ちながら、澄ました顔で白々しく偶然を装う緑髪のエルフがそこにはいた。)

(/返信遅くなり申し訳ありません!)

1341: レド [×]
2026-05-19 18:58:27

(/こちらこそ、長文書いて遅く、長くなったのを失礼します……)


>1340

……ははっ。痛み入ります。

(「ありがとうございますシズ殿。同じ東刀使いとして心強うございます。」。ヴァルキリーの挨拶に対してにこやかに返事して。師匠のような境遇を思わせる彼女に親近感が湧きつつあったところに、ジェラルドの嘲笑を目にして笑みが消え、一瞬眼光が鋭くなった。あの男、密命に関与していないようだがそれでもこちらの来歴を察知しているようだ。その上で、恋人を裏切る運命にある自分を笑っているらしい。
何事もなかったかのように静かに頭を下げ、こちらの興味を失い立ち去るジェラルドを見送って。まるで空の主としてたっぷりと威嚇しておいて、気が済めばカラスの届かぬ高度へ悠々と舞い上がっていくワシのようだ。この王国の長子の存在があまりに大きく、そして不愉快であることを知った時、またしてもレドの記憶は昔へ飛んだ。)

『あーっ、これはあーしも知ってる。ジェラルド様だよね』
『そう、第一王子。容姿・頭脳・カリスマ全てに優れていて……うん、順当に行けばこの人が……』
『どうしたアーダン、勉強会するって言っときながらダルそうだぞ。言い出しっぺなんだからシャキッとしてくれよな』
『あはは……そうだね。ごめんよ、レド』
『やーん!妬いてるのダーリン?あーしはダーリンのが好きだから!ちゅっちゅっ♪』
『ふふ、ありがとうペトラ。そう言ってくれて嬉しいよ』
『ちぇっ、とんだ勉強会だ』

あーあ、お前の見立て通りだったよアーダン。ありゃ意地悪だ。いじわるジェリーちゃんだ。アイツの思い通りにはさせたくねぇな……こんな時お前がいてくれたら……そうもいかないか。

(ギルドの隅っこで本を開きながら行った王室勉強会。恋人に抱きつかれながら、非の打ち所の無い第一王子ジェラルドの説明をする旧友アーダンの目と声はどこか冷めていたものだ。それから現在に至るまで数年、アーダンを捨てた実家が第一王子派であることや、王子の黒い噂を聞いてきた。そして今本人と対面したことで、旧友がジェラルドを快く思わない理由が分かってきた。
陽が沈み、黄金色に染まる窓の外を眺めて唸る。エリーゼもあのメイドの人も良い人だ。フランツの言う通り近衛隊の聖教汚染を野放しにはできない。だが彼らに従うことは恋人への裏切りを嘲笑うあの男の覇権確立を担うことでもある。このジレンマを解決する献策をしてくれるであろう旧友はもういない。とうの昔に夕焼けの向こう、西方へと旅立った。目を潤ませていると足音が聞こえたので、足音の方へ顔を向ける。姿を見る前から音の主がエリスなのは分かっていた。勇者討伐のため夜道で辻斬りを働いた時の死神のような雰囲気とはまるで異なる女神のような姿であったが、レドにとっては鬱陶しい存在であることには変わりない。不愉快そうに、エリスを睨みつけて。)

何度目だよそのセリフ。長生きしすぎて痴呆が始まってるのか。

(なにが奇遇なものか、さっきからずっと監視していたんだろうと察すると、元の粗野な口調で辛辣な言葉を浴びせたきり、また窓の外を眺め出して。「姫を連れてさっさと失せろ」という無言の返事である。)

1342: エリス/カトリーナ [×]
2026-05-20 15:33:06

>1341

相変わらず口の悪い子だなぁ。けど…いっそ全部忘れられたら楽なんだろうね。

(発せられた辛辣な言葉に、エリスはやれやれといった様子で首を振ると、ほんの一瞬だけ顔を伏せて本音を呟いた。エルフ基準ではまだ呆ける程の年齢ではないが、それでも人間種目線では長寿に変わりない。長い人生の中で数え切れないほど大切な人を失ってきた彼女にとって、それらを全て忘れられるなら、これほどの救いはないのであろう。)

けど、少年。年長者としてひとつ助言してあげるよ。生きてさえいれば良いことって案外沢山あるんだ。結婚したり、子供が出来たり……つまらない世界に彩りを与えてくれる数々がね。ま、私は結婚したことないんだけど。つまりさぁ、昔を懐かしむなとは言わないけど、少年は若いんだし、もっと前を向いてもいいんじゃないかな。

(湿っぽい雰囲気から一転、顔を上げたエリスはいつものにやけ面で、無言の圧をものともせずにズケズケとレドの隣に立ち、助言というには曖昧で能天気な、けれど、確かに元気付ける意図を持った持論を語る。盗み聞きしたレドの独り言から大方過去の感傷に浸っていることを察したエリスの、彼女なりの励ましであった。性格の悪いことでお馴染みの外道エルフと言えど、腐っても誇り高いエルフ種。僅かな時間とはいえ自分のお姫様を護衛してくれたレドに対する礼の意味も含まれている。語り終えるなり、うっすらと開かれた瞳から綺麗な金眼を覗かせ、レドの頭にポンと手を置いて優しく撫でた。)

1343: レド [×]
2026-05-21 20:29:02

>1342

フン!なめるなよバカエルフ。生きてさえいればだと?辺境の農民に生まれ、冒険者に身を投じた俺が明日を掴むためにどれだけ命を懸けてきたと思ってるんだ。故郷(いえ)は小さい頃盗賊にやられて、冒険者仲間も俺を残して逝っちまった。頼れるのは養父が遺した己の剣だけ……そんな、そんな儚い身の上でアリシアと出会えるとは思いもしなかったが、それも今となっては……!
……だいたい!よくそんな口がきけるな、俺を殺そうとしたくせに。こっちはアンタの人生訓なんか聞く気は……んなあぁぁっ!?

(先の決闘の時と同じように、こちらの圧を構わず歩み寄ってくるエリスに「うへぇ……」と顔を歪ませながらも、結局彼女の助言を素直に聞いて。結婚したことないとぬかしておきながら知った風な口をきく……内心で毒づきながら眉間に皺を寄せ、顔は窓の外に向けて視線を合わせようとはしないが、頭を撫でる手は払わない。それどころか生い立ちまで明かしたのは、いつになくしんみりとしたエリスの姿に絆されたからだろうか……だが過去の感傷に浸ってるんじゃない、せっかく見えてきた幸せ……アリシアを己の手で排除しなければならない未来を嘆いているのだ。だんだん密命に繋がる余計な話をしそうになってきたこと、そして話している内に涙が流れてきたことに気づくと涙を拭い、エリスをなじって追い払おうとする。が、顔を向けた途端エリスの糸目が開いているのに気が付いて思わず声が出た!)

ひ、ひらきやがった……!

(一冒険者であるゆえに、王国騎士団副団長などとは縁の無かった身の上。エリスの糸目が開くことなど想像もしていなかった。驚愕のあまり後ずさりしながらも、引き込まれそうな金色の瞳から目を逸らせずにおり。)

1344: トピ主 [×]
2026-05-24 15:16:25

(/すみません!リアルがなかなか落ち着かず、返信しばらく遅れます!)

1345: レド [×]
2026-05-25 00:01:47

>1345

(/了解です、いつでもお待ちしております。)

1346: 匿名さん [×]
2026-05-25 07:31:58

(/参加希望なんですが質問いいですか?

目立ちたくない面倒事に巻き込まれたくない、ってタイプのキャラでやりたいのですが、ランクは低いけど本当はかなり強い(Sランク相当)、ただ本人は隠して弱いふりをしている
って設定はありですか?

ありならばプロフ書きます

1347: エリス/カトリーナ [×]
2026-06-02 11:12:17

>1343

そっか…少年も色々苦労しているんだね。
って…何をそんなに驚いてるの?べつに、目を開けるくらい普通のことじゃないかな…

(言葉数は少ないながらも、エリスは憐れむような瞳を向けて、レドの半生に同情を寄せた。長い人生の弊害で、彼女の歪んだ感受性からすれば完全な共感とまではいかないが、それでもこの性悪エルフが誰かに寄り添おうとする姿勢を見せるのは稀なことである。そして、続けられたレドの反応、エリスが瞳を開けたことに対する驚愕に、釈然としない様子で首を傾げた。エリス自身は普通のことと言ってのけるが、本人に自覚がないだけで、開眼する時は決まって感情の昂りを抑えられない時のみ。つまり、エリスはレドと過ごす時間を無自覚に楽しんでいるのであった。そっと、レドの頭から手を退け、金色の瞳にその姿を映しながら次の言葉を待つエリスの表情は、どこか無邪気にも見える。)

(/返信大変遅れて申し訳ありません!やっと落ち着いてきたので返信頻度戻せそうです!)

1348: トピ主 [×]
2026-06-02 11:14:05

>1346

大変申し訳ありません。現状の参加人数的にお相手出来る方がおらず、新規様の参加を停止しております!

1349: レド [×]
2026-06-03 18:43:38

>1347

そっ、そりゃそう、なんだが……そっそれより!あんた姫様を迎えに来たんだろう!?はよ帰れよ。たのむから……

(目を開いたままこちらを見つめてくるエリスに思わずのけぞって、顔を横に逸らして。おかしい。第二団長エリーゼにさえも冷淡に接するこのエルフが自分に対しては妙に好奇のまなざしを向けてくる。しかも悪意無く。その金色の瞳に見られ続けていると心が揺さぶられそうになってくる……とにかくジェラルドの一言で行く末に葛藤を抱いている今、エリスと遊んでいる余裕は無い。たじろいで、顔を逸らしながらも視線だけはエリスの瞳に合わせ、早く立ち去れと告げて。)


(/ご無沙汰しております!またレドに付き合っていただければ幸いです!)

1350: エリス/カトリーナ/シエル [×]
2026-06-03 20:04:11

>1349

おやおや、照れているのかな?少年。意外と可愛いところもあるじゃないか。
私としてはもう少し遊んでいても良いんだけど、確かにお姫様をこんな所にずっと寝かせている訳にもいかないからねぇ。仕方ないから帰るとするよ。それじゃあね、少年。

(たどたどしいレドの様子にエリスは口角を吊り上げると、相変わらずの性格の悪さを存分に発揮して揶揄った。やはりどこまで行っても鬼畜エルフは鬼畜である。しかし、レドの言い分にも一理あると思い至り、楽しい時間が終わりを告げるかの如く瞳を閉じてレドに背を向ると、本来の目的を果たすべくそのままカトリーナに歩み寄って、文字通りお姫様抱っこをする。再び振り返ることもなく帰路に着くエリスであったが、その足取りは軽く、去り際に告げた別れの言葉は珍しく心底楽しそうな声色であった。)

お~い!レドくーん!
このシエル、ついに完全復活っすよ!アリシアちゃんに言われて呼びに来ました!

(エリスが去って間もなくして、現れたのは銀髪のサイドテールを揺らした活発な騎士。レドもよく知るシエルであった。レドを見つけるなり、ぶんぶんと腕を振って駆け寄る様はなんとも子供っぽい。完全復活とは言うものの、まるで痛みを庇うような不自然な姿勢の走りから、完治していないことは明らかだが、シエルの気質的に心配かけまいとの振舞いなのであろう。治療を終えて早々に雑用に駆り出されるあたり、アリシアからの扱いは相変わらず酷いもので、無くなってもいい駒程度の認識である。)

1351: トピ主 [×]
2026-06-03 20:05:06

(/こちらこそ、これからも宜しくお願い致します!)

1352: レド [×]
2026-06-04 19:02:42

>1350

なっ!?ばかっ、そんなわけ……あっやっぱ待てよ!おい!
……くそおぉぉぉっ!ガキ扱いしやがって!……一体どうやったらあいつに勝て……
……シエル!?戻ってきたのか!?

(エリスにからかわれ、ムキになって顔を赤くしている内に、彼女はカトリーナ姫を抱き抱えて満足げに去って行く。また置いてきぼりにされた……二人の気配が無くなると、立ち去るエリスの背に向けて伸ばしていた手を下ろす。そしてここが王城であることも、自分が剣術指南であることも忘れ、地団駄を踏みながらわめき散らした。あのエルフには翻弄されっぱなしだ。密命の他に、あの女に一泡吹かせてやりたいという個人的な目標を抱いて城に乗り込んだというのに……溜息を吐いてふと視線をやると、見覚えのある活発な近衛兵が目に入る。シエルだ。まさかの再会に目を丸くして。)

そうか、アリシアがな。了解した。お役目ご苦労、案内を頼む……あまり無理すんなよ。

(だが姿勢からして完治しているとは思えない。アリシアが強引に連れ戻したのだろう。子供を慈しむアリシアも、旧友に対しては何の情も抱いていないのだろうか……複雑な表情を浮かべながら頷くと、せめてシエルに気遣いの言葉をかけて。)

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