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冒険者ギルドの日常/1154


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1135: アリシア [×]
2025-11-25 14:22:18

>1134

お気遣い感謝します。そうですね…色々と話すべきこともありますし、ひとまず休憩に致しましょう。

(熱い口付けを終えてしまったことに名残惜しさを感じるも、抱え上げられたことで再びアリシアの胸はときめいた。口付けを交わす時とは違ってお互いに目を瞑っておらず、赤く染った顔を見られるのが恥ずかしくて、思わずアリシアはレドの胸板に顔を埋める。そんな状態でも何とか言葉を紡いで休憩に同意すると、ソファに移るまでにレドの負担を減らすべく、身体が揺れないようにギュッと力を入れて抱き着いた。エルフリーデよりは小ぶりなものの、服の上からでも分かる確かな柔らかさがレドの身体を包み込む。)

1136: レド [×]
2025-11-26 06:52:54

>1135

はわっ!?アリシア様!?……こ、こういうのも、心地よいものですね。あはは…………あっいや、すみません。座りましょう……

(アリシアに強く抱きしめられると、彼女を抱きかかえた状態のままうろたえて。密着が強くなって、彼女特有の温かくて柔らかい感触も肌に伝わってくる。このままずっとこうしていようか……と流されそうになると、首をブンブン振って思い直し、動き始めて。御者もそうだが、こうしてアリシアの寵愛を受けて剣術指南になったことを快く思わない人間は近衛隊の中にも腐るほど存在するだろう……「愛人枠で選ばれた男」などと見られては彼女も傷つく。実務面でも支えにならねば……と決意すると、アリシアを静かにソファに座らせ、自らも隣に座って。)

1137: アリシア [×]
2025-11-26 08:32:22

>1136

ふふっ、レド殿が望むなら…好きに触っても構いませんよ。ああ、でも…今はまだ早いですね。そういうのは夜に取っておきましょうか。

(初心なレドの反応を見てアリシアの内なる嗜虐心が刺激された。顔を上げると、レドが狼狽えた要因たる双丘に手を添えて、艶かしい笑みと声色で好きに触っても良いと言ってのける。揶揄い半分、本気半分といったところであろう。相変わらず、隙を見せればすぐに小悪魔的な振る舞いをする女である。アリシアの恋愛観では口付けのみならず、多少なら婚前に身体に触れることもセーフのようだ。レドなら勢いのまま一線を越えることはないだろうという確かな信頼があってこその提案でもあり、返事を聞く前からまるで確定事項かのように夜にしようと言い出すあたり、アリシア自身も乗り気の様子である。座らされたソファで、レドに寄りかかりながら上目遣いで顔を覗き込み、反応を伺うその様子は心底楽しそうであった。)

1138: レド [×]
2025-11-28 05:02:09


>1137

んなっ!?かっ、からかわないでくださいよアリシア様……
あ……そういうことでしたら、夜部屋に人が寄り付かないようにしていただけませんか……その、間違って誰かに見られたり……入ってこられたら大変なので……

(「触っても構わない」、そんな挑発的な言葉に面食らって身体をビクッとさせて。ついその柔らかな双丘に手が伸びそうになるが、おあずけを食らうとピタッと止まって。すっかり翻弄されている。これは悪魔じゃなくて素の性格なんだろうか……と、むずむずした顔になって。レドは小悪魔的な女に弱いのだ。
何か思いだしたかふと天井を見上げると、すっかり赤くなった困り顔をアリシアに向け……いや、彼女の小悪魔的笑顔に目が反らせなくなって、夜部屋に人が寄り付かないようお願いして。男として断る理由は無いが、エルフリーデが乱入してきたら最悪だ……そうなればどんな淫らな、いや恐ろしい光景になることやら……とアレコレ想像すると、指を頬で掻いて。)

1139: アリシア [×]
2025-11-28 13:35:38

>1138

それもそうですね…では、今夜は私の部屋にお招き致しましょう。そこならば誰も訪ねてくることはないでしょうから。
それに……じつは、レド殿の泊まり先はあの猫と同室で手配しているんです。最愛の人を別の異性と寝泊まりさせることは不本意なのですが、自由に動かれては困りますし…やむを得ません。レド殿にはご不便をお掛けしますが、ご協力をお願いします。そ、その……色々と溜まった時は私を頼ってもらえれば…精一杯頑張ります…

(レドの懸念を聞いて、アリシアは顎に手を添えて少し考える素振りを見せると、レドを私室に招くことに決めた。一般の宿舎に比べれば遥かに立ち入りのハードルが高い為、レドの不安を拭うには十分だろうという判断である。そして、言いにくそうに視線を下げ、間を置いて言葉を続けるアリシアは、さらなる理由…衝撃の事実を明かした。その内容はエリーゼの監視のためにレドと同室で宿泊先を手配したというものである。不本意だと言うアリシアの言葉に嘘はなく、説明の最中にも無意識にレドの服の袖を強く握った。年頃の青年が同年代の異性と相部屋、何がとは言わないがきっと溜まるものもあるだろう。万が一にも間違いを犯さぬように、そういった困り事は自分に任せてほしいと告げるアリシアであったが、内容が内容の為に先程までの小悪魔的余裕は既になく、いつの間にか自分を見据えるレドにも負けない程に顔が赤く染まっていた。)

1140: レド [×]
2025-11-29 23:43:18

>1139

~~~~~~!!!
いっいけませんアリシア様!シエルから事の重大さは伺っています!おっ、俺もひとかどの剣士、任務に集中しますから!こ、今夜もそういう事はなさらなくて結構ですから……!

(アリシアのとんでもない発言に、袖を握られてない方の手で顔を覆い、声にならない声を上げて。顔などはもう溶岩のように真っ赤で、湯気まで出るほど熱くなっている。私室に招かれるだけでも相当なことなのに、エリーゼの監視に際しての「困り事」の処理までさせたら、もうアリシアの婚前の誓いを守れない……!首をブンブン振りながら、上ずった声でアリシアの提案を否定して。)

1141: アリシア [×]
2025-11-30 15:48:18

>1140

そ、そうですか…それ以外にも何かあれば遠慮せず相談してくださいね。
コホン…では、本題に移りましょう。指南役の具体的な職務内容をこちらの契約書に纏めてあります。ご確認の上、問題がなければサインをお願いします。

(レドの仕草や表情などから自分を思いやってのこととは理解しているが、全力で否定されたことに少しだけ自信をなくしたのだろう。アリシアは暫しシュンとした表情で俯くものの、咳払いをしてすぐに話題を切り替えた。袖から手を離し、そのまま自らの懐に収めていた封筒を取り出す。中には指南役の詳細が書かれた契約書が仕舞われているようだ。正式な書類だけあり小難しい言い回しで記載されているが、内容は大まかに以下の通りである。
・招集期間は二ヶ月 ・出勤は週三日 ・一日の実働時間は二時間 ・給金は月額で金貨十枚 ・成果次第で追加報酬あり
宮仕えだけあり、平民が休まず働いてやっと月収が金貨5枚ということを考えれば破格の待遇であった。そして、最後の追加報酬の一文のみ筆跡が異なることから加筆されたものであることは明らかであり、綺麗ながら丸みを帯びた女性らしい字体を見るにアリシアの好意であることが窺える。)

1142: レド [×]
2025-12-01 01:38:28

>1141

ははっ。では確認します……。……身に余る光栄です。ご厚遇に感謝いたします。…………。

(契約の話に入ると一転して氷のように冷たく静かな顔つきになり、アリシアの懐のぬくもりが伝わる契約書を両手に持ち、その文面を目で追って。たったこれだけの労働時間でこんな大金が……しかも近衛隊剣術指南という名声までつくからには、実際に得られる富はこれ以上と見える。剣を振る以外に生きる術のない、明日も知れない冒険者や剣術使いならこぞって仕官を求め……なんならこの指南役の座をかけて決闘まで始めるだろう。そんな厚遇を改めて認識すると、静かに礼を述べて。
ふと、クレアからもらった金貨が忍ばせてある胸元にそっと手を当てつつ、アリシアの机の書類の山……騎士としての重圧を空しそうに眺めて。クレアさんは騎士として誰より強く清らかだったのに……いや、だからこそ騎士社会に心を壊された。そしてアリシアもまた……おそらくこの国で剣術指南をしていたであろう師匠(オヤジ)が多くを語らなかったのも今は分かる。この王国には優れた者、優しい者を潰す魔性が潜んでいるのだ……
この破格の待遇を誇る剣術指南もまた、剣士の心を歪める甘い罠。もしこんな剣の職など無い、剣を取らずに生きられる世界があったなら、クレアさんもアリシアも幸せでいられたろうか。もしそんな世界が拓ける機会に巡り合えたなら、俺は二人をその先へ送り出し……黙って去ろう。俺は剣を振ることしかできないから……)

……おっと失礼しました。謹んでお受けいたします、ご厚遇に見合う働きを……んん?

(……などという妄想に逃げている暇は無い。首を振って改めて視線を契約書に戻して。いずれ裏切るその日まで、せめて指南役としてアリシアを支えたい……矛盾した想いを胸にペンを取ろうとした矢先、ふと明らかに筆跡が違う最後の一文が気になって、そこを指差しながらおずおずと質問して。)

あの、この「追加報酬」とはいったい……?これはアリシア様が書き足されたようですが……

1143: アリシア [×]
2025-12-01 14:49:29

>1142

さすがレド殿、お気付きになられましたか。ええ、それはほんのお気持ちです。レド殿は指南役の任とは別に監視任務がありますので、その分の報酬を「追加報酬」という形で加えさせていただきました。額にして金貨二枚を予定していますが…ご不満でしたら引き上げることも検討致しましょう。

(契約書を眺めるレドの冷たい顔つきを、アリシアは自身の頬に手を添えてうっとりと眺めていた。レドならば筆跡の違いにも勘づくだろうと予想していたが、案の定それについて質問が飛んでくる。アリシアはニコッと微笑んでレドの慧眼を称えると、「追加報酬」の真意を明かした。通常の指南役とは異なり、監視役としてレドは赤の他人(とアリシアは思い込んでいる。)のエリーゼと決して短くはない期間を同室で過ごすことになる。その心的負担を考慮してのアリシアの計らいであった。勿論のこと監視任務は機密事項の為、あえて成果次第の追加報酬と表情を濁したのであろう。指を二本立てて追加報酬の予定額を伝えるアリシアは、それでも足りなければ増額も考える旨を話すが、この提案は、同室で過ごす中でレドがエリーゼに惹かれてしまうのではないかという恐れの現れでもあった。)

1144: レド [×]
2025-12-03 00:12:14

>1143

なるほどそういう事で……なに、それだけ頂戴できれば満足ですよ。むしろお心遣いに感謝するばかりです。

(「追加報酬」の真意を知るとふっと笑い、増額の提案には首を振って答えて。別にタダでもいいんだが、アリシアの好意を無にするのも失礼だ。最初の提示通り金貨二枚で了承するとペンを取る。”Ledo”。たった四文字、苗字すら無い自らの名をさらっと紙に書き記すと、ペンをそっと置いて。)

もうひとつ。あの猫に魂を売ることはありません。もし約束を違えたら……この命、アリシア様に差し上げましょう。

(サインを終えると、一転してアリシアが懸念している猫(エリーゼ)の事を冷たく語って。アリシアに密命を感づかれないため意識しているとはいえ、騎士として苦しんだクレアを見て以来、エリーゼの事は半ば本気で見下し始めている。獣人だからでは無い。宮廷≒第一王子派だからである。あの男は独自に私兵を飼っていると噂で聞く。エリーゼ……良心的な人とはいえ彼女も結局王子の飼い犬、いや飼い猫に過ぎないのだろうか……
言い終えると自らの長い東刀をわずかに抜く。赤鞘から覗く白刃に右手親指を添えて指に傷をつけると、先の署名の隣に血で濡らした親指を擦りつけて。血判。紙の上に血を置いた物が何の証明になるのだろう。これから裏切るというのに……それでもアリシアへの愛の証は示したい。事が露見したら彼女に刺されても構わない……そんな気持ちを刻んだ契約書を左手でそっと、アリシアの前に滑らせて。)

1145: アリシア [×]
2025-12-03 21:05:37

>1144

ふふっ、謙虚で誠実…貴方のそんな所が堪らなく愛おしいです。
それでは、確かに受け取りました。これからよろしくお願いしますね。レド先生。

(欲をかくこともなく、それでいて自分の不安を汲み取り、目に見える形でそれを払拭して見せたレドの行動にアリシアの頬は堪らず緩んだ。こちらも言葉で愛を示すと、差し出された契約書を懐に仕舞い、未だ血の滲むレドの右手を優しく両手で包み込む。裏切られるとも知らずに眩い笑みを浮かべ、今しがた契約を結んだことで指南役となったレドに対して嬉しそうに敬称を付けて呼ぶその様は、真相を知る宮廷の人間が見れば滑稽に映ることであろう。自ら裏切り者を招き入れ、アリシアの政局が大きく不利に傾いた今、契約書は単なる雇用関係を示す紙切れではなく、アリシアのその後の人生をレドに背負わせる代物と化したと言っても過言ではない。それは対価として得られる金貨よりも余程重たい代償であった。)

1146: レド [×]
2025-12-05 07:19:49

>1145

先生だなんてそんな。はは、こそばゆいな……近衛隊剣術指南、謹んでお受けいたします。この剣をもってアリシア様のために尽くしましょう。

(「先生」、自分とは縁遠い肩書きで呼ばれ思わず照れ笑いして。政治屋め。人の愛を利用して、しかも「ご自身でアリシア殿をお守りすればいい」などとナメた口をきく。まるで任務が終わったら二人とも始末すると宣言されたようなものだ。だからこそ消えても困らない野良冒険者など使うのだろうが。勝負は始まったばかりだ、どっかで出し抜いてやる……まだ何にも思い付かないけど。そんな決意を胸に秘め、血のにじむ自らの右手を優しく包むアリシアの両手に左手を添えると、穏やかに微笑みながら忠誠を誓って。)

1147: アリシア/ルイーズ [×]
2025-12-05 19:15:21

>1146

ありがとうございます。その言葉…とても頼もしいです。
さて、トラブル続きでレド殿もお疲れでしょう。そろそろお部屋に…

(まるでプロポーズかのような忠誠の言葉に、アリシアは顔を真っ赤に染めて感謝を述べる。
この時間が永遠に続けばいいのに…そんな思いを胸の内にしまって名残惜しそうに手を離すと、レドの疲労を考慮して別れを切り出した。エリスとの闘いや報告を受けた今朝のトラブル…自分の前では顔に出さないだけで、きっと休息が必要な状態に違いない。契約書にサインを貰った以上はこれ以上呼び止める理由もない。色んな理由を付けてアリシアは自分を納得させて、なんとか言葉を紡ぐものの、タイミング悪く扉をノックする音に遮られる。続けて「入って宜しくて?」と扉越しに幼い声色ながら格調高い喋りで質問が投げかけられると、その声を聞いてアリシアは苦笑いを浮かべながらも「お入りください」と、そう返すほかになかった。)

ふふっ、御機嫌ようアリシア。少し時間が出来たから遊びに来てしまったわ。あら…先客がいたのね。お邪魔だったかしら?

滅相もございません。今しがた用事を終えたところです。
此方はレド殿。本日より近衛隊の指南役を引き受けてくださいます。

へぇ、若いのに凄いじゃない。指南役の名に恥じない働きを期待しているわね。

(開かれた扉から姿を現したのは第三王女ルイーズ・フィリア。その容姿は瞳の色を除けば今は亡き第一王女の生き写しのよう。そんな彼女がアリシアを筆頭に近衛隊から次期王位継承者として支持されていることは、この国の政治に詳しい人間には周知の事実である。そんな間柄のため、度々こうして近衛隊庁舎まで足を運んでいるのだろう。扉からアリシアの元まで歩み寄るまでの身のこなし、幼い容姿に似合わない丁寧な所作の一つ一つは、王族の教養の高さを示すと同時に年相応の振る舞いも出来ない不自由さを感じさせるものであった。そして、目を引くのは王女だけではない。後ろに従える二人の侍女。一人は犯罪組織「サンクタ・ラミア」の所属を示す黒蛇の刺青を頬に刻んだ凛とした銀髪のエルフ、もう一人は一見朗らかな雰囲気を纏いながらも暗殺者特有の癖で不自然なまでに足音を消して歩く茶髪の侍女。どうにも第三王女陣営は訳ありの人間が多いようだ。アリシアの紹介を聞いてルイーズはレドに顔を向けると品定めするように目を細め、その年齢で指南役に選ばれた栄誉を称えながらも、地位に見合う相応の働きを見せるように釘を刺した。ここは凡ゆる謀略の渦巻く王城、こんな幼子でもそう簡単に人を信用することなど出来ない…まさしく魔境と呼ぶに相応しい場所であった。)

1148: レド [×]
2025-12-06 17:58:05

>1147

……!お初にお目にかかります、ルイーズ殿下。この度近衛隊指南役を仰せつかりました、レドと申します。お目通り叶いましたこと、光栄に存じます。

(思いがけない来客……第三王女ルイーズ、アリシアが擁立する最年少王位継承者。人生において初めて拝謁する王族の存在を確認すると立ち上がり、すっと右手を胸に添えると、静かに頭を下げながら自己紹介して。頭を下げる角度は深すぎず、そして膝はつかない。剣術指南はあくまで外部招聘の技官であり、臣下の礼の義務は無いからだ。
「冒険者」。鍛えた剣や魔法を操り、いくばくかの報酬と引き換えに依頼を遂行する者たち。支配という名の権力、忠義という名の束縛が横行する世界において、何にも与する事のない例外的な存在である。礼は尽くすが服従はしない、レドの立礼はそんな冒険者の矜持の表れと言ってよい。)

若輩者ではありますが、東刀使いとして相応しき働きをお見せする所存。以後よろしくお願い申し上げます。

(頭を戻すと視線は鼻のあたりに向け、そのルミナ姫に似た顔をむやみに睨みつけないようにして。両脇に控えるふたりの侍女には視線を向けず、ただ視界の端に入れるにとどめる。異様な刺青のエルフはもちろん、茶髪の方もただならぬ身のこなし。第三王女の用心棒だろう。こちらもジロジロ見るべきではない。まるで貧民街の犯罪組織のような淀んだ雰囲気を放っているが、呑まれたら剣士として終わりだ。幼子でありながらこちらを小僧扱いする第三王女の挑発的な態度にも流されず、静かに、簡潔に、そして堂々と、ふだんろくに使わない改まった敬語で口上を述べて。)

1149: アリシア/ルイーズ/セレナ [×]
2025-12-07 14:56:18

>1148

ふーん…ま、せいぜい頑張りなさい。
用事は終わったのでしょう?アリシアは私が借りるから貴方は部屋に戻ってなさい。セレナ、ご案内して差し上げて。

(金の為なら何でもする下賎な輩…冒険者に対してそんな偏見を抱いていたルイーズだが、少なくとも目の前の指南役はそれなりの振る舞いを心得ているようだと、ツンとした態度の裏で一定の評価を下していた。しかし、生まれたその瞬間から政争の渦中にある王族の信頼を勝ち取るにはまだ足りない。最初から期待など捨てているかのような歳に似合わない冷めた視線は、無垢とは程遠いこの幼子の心を開くのに相応の時間と実績を要することを示していた。厄介払いするかのように部屋に戻れと催促すると、お付きの侍女…セレナと呼ばれた刺青のエルフに案内を任せた。)

そういう訳ですので…レド殿もお疲れでしょうし、しばらくお部屋でお寛ぎください。…また夜にお呼び致します。

(警戒心を隠そうともしない主の振る舞いにアリシアは再び苦笑いを浮かべつつ、こちらはレドを気遣って部屋への移動を促した。最後にコソッと耳打ちして夜の約束を取り付けると、口元に手を添えて悪戯な笑みを浮かべる。
一方で、案内を任されたセレナは既に扉に手をかけ、レドの様子を窺っている。決して急かす意図はないのだが、人見知りのせいで言葉が出ない上に目つきが悪い為そう捉えられてもおかしくはないだろう。この後、二人で廊下で何を話そうか、どう話題を振るべきか…人見知りなりに色々悩んでいるのだが、その険しい表情は傍から見ればレドを睨んでいるようにしか見えない。)

1150: レド [×]
2025-12-07 22:29:59

>1149

ッッ……!んん、恐れ入りますルイーズ殿下。では失礼いたします。

(去り際のアリシアの悪戯に思わず身震いするがここは殿下の前。咳払い一つして気持ちを切り替えると、第三王女に一礼して。それにしても自らの侍女に近衛隊庁舎の案内をさせるとは、どうやら近衛隊は第三王女の私兵と化しているらしい。第三王女を支持するアリシアを密命で排除した暁には彼女も粛清されるだろう。「政治屋め、何が「我々の最優先事項は抗議運動の沈静化」なものか。完全な権力争いじゃないか」という気持ちと「とはいえ確かに近衛隊も第三王女も歪んでいる。放置すれば内乱が起きて……クレアさんが安心して暮らせなくなる」という気持ちのせめぎ合いを凛とした表情の中に隠しつつ、案内を務める刺青の侍女、セレナに向き直って。)

セレナ殿、私も近衛隊庁舎には不慣れ……よしなに頼みます。

(刺青の侍女、セレナの目つきがやけに鋭い。気味の悪いさっきの近衛兵といいこの侍女たちといい、これじゃ近衛隊じゃなくて暗殺教団だと内心で突っ込むが、セレナの場合は表情が険しすぎる。たぶん緊張だろう……と判断すると緊張をほぐすべく、穏やかに微笑みながら彼女に案内をお願いして。)

1151: セレナ [×]
2025-12-08 12:07:27

>1150

うん…任せて。

(レドの方から話しかけてくれたこともあり、未だ緊張は残るもののセレナの表情は幾分か柔らかいものとなった。口下手なのか最低限の返事を返すに留まるが、僅かに吊り上がった口角を見るに随分と嬉しそうな様子である。ルイーズに一度頭を下げてから、扉を開いて歩みを進めた。)

あ、あの…その…レドさん。初めて会う人だから警戒していたけど…ルイーズ様は本当は凄く良い人なの。だから…嫌いにならないでほしい…

(二人きりの廊下を進みながら、セレナはなんとか緊張を抑えて言葉を紡いだ。厳つい頬の刺青に似合わず、そのたどたどしい喋り方はまるで小動物のよう。話す内容はというと、先程の主の振る舞いの弁明である。幼くしてこんな魔境に身を置いていれば人間不信にもなるであろう…ルイーズのそんな境遇を哀れみ、セレナは少ない語彙力ながら、レドにも事情を理解して貰おうと努めていた。「凄く良い人」なんて言われても抽象的過ぎる表現だが、セレナの瞳と声色からは彼女なりの必死さが窺える。)

1152: レド [×]
2025-12-09 12:39:38

>1151

ふふ、心得ておりますセレナ殿。冒険者とは信頼の得がたい職ですから致し方ありません。なによりアリシア様がお仕えするからには……あっいや、失礼……

(ルイーズの事を弁明するセレナに歩くペースを合わせつつ、心得ていると微笑んで。とはいえレドも多くは語らないし必要以上に褒めない。この王都という魔境、とりわけ王族に関する話題は下手な発言が命取りになる。目の前の純朴そうな刺青のエルフとて、宮廷のスパイかもしれないのだ……と弁えていたつもりだったが、話の流れでエルフと敵対する聖教徒のアリシアを褒めようとしてしまい、気まずそうに顔を逸らして。)

1153: セレナ [×]
2025-12-09 17:18:48

>1152

…気にしないで。確かにあの人は怖いけど…きっと貴方にとっては良い人だから、私はそれを否定しない。

(アリシアの名前が出ると、セレナはピクリと身体を震わせた。エルフである彼女が、身近で権力を持つ聖教徒に恐怖心を抱かない筈もなく、これは本能的な拒絶反応である。しかし、それでも尚セレナはレドの意思を否定せず、真っ直ぐな瞳を向けて、立場によって見え方も異なるだろうと寛容な姿勢を示した。勿論、先程の自らの弁明を受け入れてくれたレドへの配慮という面もあるが、何よりもここでアリシアを否定することはルイーズへの裏切りに等しい。高い忠誠心から自らの意見を押し殺しているようであった。)

それに……本国の司祭よりはマシだから。痛いことはしないし…一応は人として扱ってくれる。だ、だから…そこまで嫌いじゃない……かも…?

(目の前のレド、そしてルイーズの為にもセレナは自らもアリシアの美点を見つけようと考え、良いところ探しというポジティブな思考に耽っているとはとても思えない険しい表情で小首を傾げ、言葉を続けた。思い出すのはアリシアと二人きりになった際に言われた皮肉の数々……アリシアが優しさを見せるのはレドか、ルイーズのような子供だけで、悪魔に憑かれているのだから当然だが基本的に性格が悪いのである。記憶を何周かした後に結局アリシアの良いところ探しは諦め、代わりに聖教国の司祭と比較するに至った。奴らに比べれば幾分かマシという最低クラスの評価だが、セレナはレドを気遣い、それを理由に嫌いではないと断言しようと試みる。しかし、嘘をつけない性分故に意図せず疑問形で締め括っていた。)

1154: レド [×]
2025-12-09 23:51:04

>1153

司祭……セレナ殿、貴女は……いや、よしておきましょう。時には多くを語らない方が良い時もある。

(「司祭よりはマシ」「一応は人として扱ってくれる」。セレナの言葉を聞いて思わず彼女の経歴を問いたくなったが、神妙な面持ちで首を振り、問うのをやめて。顔の刺青、首枷、そして今語った断片的な過去……根掘り葉掘り聞かずとも、セレナが凄惨な人生を送ってきたことは明らかだ。彼女を傷つけないためにも自分からはこれ以上問わないことにする。
ふと、天井を見上げて物思いにふける。聖教国の亜人への暴虐はレドも耳にしている。アリシアに恐怖を抱いてもなお、彼女と懇意にしている自分を立ててくれる優しいセレナが奴隷として痛めつけられるとは、世間は残酷だ。この人じゃなくてあの糸目野郎が代わりに弓矢の的にされればいいのに。ああでも、アイツはその日の内に司祭どもを皆殺しにして脱走しそうだな……と想像すれば、げんなりした表情で首を振って。)

おっと、私は聖教徒ではありませんよ。私が信じているのは己自身……この東刀(ダンビラ)ですから。

(さて、そんな彼女に何を話せば良いのやら。ひとまず聖教徒を恐れるセレナを安心させるべく、ふっと笑って自分は聖教徒ではないと明かして。そして刀を腰から外して右手に持てばギュルギュルと手の中で回転させ、その長さと鞘の紅の深さを存分にアピールしたところでビタッと回転を止めて。)

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