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冒険者ギルドの日常/919


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自分のトピックを作る
900: レイラ [×]
2025-06-26 16:28:07

>898

何を笑っているんだ…!人が本気で心配しているというのに、まったく…それならまず食堂に向かうぞ。私からもお前に聞いておきたいことがあるからな。

(自分の心配をよそに吹き出しそうな笑みを見せるレドに、レイラはムスッとした表情で頬を膨らませつつも、怪我が大したことないようで内心で安心していた。今度は腹が空いたと注文を受ければ、呆れたようにジト目を向けつつも食堂に歩みを進める。積もる話があるのはレイラも同じようで、道中、何やら食事の場で確認しておきたいことがあると告げる。会食の翌日ということもあり十中八九アリシアに関連したことであろう。)

901: ミミ [×]
2025-06-27 00:20:59

>899

お、相変わらずいい飲みっぷりだねぇ?…あ、もういつものクレアになってる!

(ミミはビールを飲みながら視線だけ動かし、クレアがビールを飲む姿を見ており。ギルドでよく見る光景だが、見てて気持ちの良いほどの飲みっぷりに笑みを浮かべながら空になったジョッキをテーブルに置いて。ビールの感想を言うクレアの呂律がもう回らなくなっており、いつもギルドで見かけるクレアにもうなったことに少し驚き。本来であれば、依頼中酒のことを忘れていたクレアが本来のクレアなのだが…)

902: レド [×]
2025-06-27 12:45:56

>900

……いや、やっぱ食事はいいです。そうだ、呑気にメシ食ってる場合じゃなかった……すみません。
二人だけで話すべきことはまだ沢山ある、戻りましょう。そうだなぁ、牛乳……砂糖入りのを、応接室へ持ってきてもらえませんか。それだけあれば生き返るんで。

(食堂に向かうと聞いて「あぁ何食おうかなぁ、ミートソースパスタ大盛りかなぁー。」と浮かれていたが、レイラに呆れ顔を向けられるとハッとして彼女の袖を掴み、目を伏して謝って。姉のようだからと甘えてしまったが、本来は勇者の代理で赴いた仕事の報告をしっかり行うべき立場だ。応接室へ戻ろうと促すと、今度は頭を上げて視線をレイラの顔へ戻し、砂糖入り牛乳を注文して。剣士らしからぬ随分と子供っぽい注文だが、レドにとっては下手な食事より活力を与えてくれる代物らしい……その表情はいたって真面目だ。)

903: クレア [×]
2025-06-27 21:27:31

>901

えへへ、まだまだ飲みたいところですけど明日の為にあと数杯で我慢します…

(飲みっぷりを褒められると可愛らしく微笑み。気持ち的には何十杯と飲みたいところだが、明日はレイラとの再会が控えている。そのことを思い出すと緊張から酔いが覚めてきたのか呂律は元に戻り、気を紛らわせる為にメニューへと視線を移した。)

904: レイラ [×]
2025-06-27 21:31:24

>902

ハァ…分かった。取ってくるから先に応接室で待っていろ。…世話の焼ける弟め。

(袖を掴まれ謝られると、その様は本当の弟のように愛おしく感じられた。レイラは燻られる姉としての本能でにやけそうになるのを必死に抑え、誤魔化すためにため息をつく。ぶっきらぼうな表情ながら優しい手つきでレドの手を解き、注文の品を受け取りに行くため単身で食堂への歩みを再開した。文句を言いながらもその足取りは軽く、どこか楽しそうであった。)

持ってきたぞ。それで本題だが…剣術指南役の打診を受けたそうじゃないか。昨夜、本来お前が帰ってくる筈の時間に宮廷の役人が訪ねてきてな。そのことで話があると言っていた。あの女の元にお前を預けるのは癪だが…剣士として名誉なことなのだろう?判断はお前に任せる。もし受ける意思があるのなら今日の夕方に中央庁舎を訪ねてくれとのことだ。

(しばらくして、レイラは牛乳の入ったマグカップと自分用の紅茶の入ったティーカップを乗せた盆を手に持って応接室に戻ってきた。「勇者を小間使いにするのなんてお前くらいだぞ。」なんて冗談めかした皮肉を言おうとも考えたが、先程謝られた手前流石に意地悪が過ぎる。少し小首を傾げて思案した後、何事もなかったように応接室のテーブルに盆ごと品を置いた。そして、ソファに腰掛けるとテーブルに身を乗り出して頬杖をつき、少し不貞腐れたような表情で、対面するレドの顔を見つめながら本題を切り出す。どうやら昨夜、宮廷の役人がレド目当てでギルドを訪問したらしく、居合わせたレイラに言伝を頼んだようだ。会食から間もなくして剣術指南役の話を掴むとは宮廷の情報網はなかなかのものである。レイラが不貞腐れているのは言わずもがなアリシアにレドを預けたくない葛藤がある為だ。しかし、レドが剣士として名を売る折角の機会を私情で奪う訳にはいかない。故にこうして判断を委ねているのだ。)

用語解説:中央庁舎とは正式名称「デュランダル中央庁舎」。その名の通りデュランダルの行政を担う役所です。交易都市の役所だけあり、外観は大きいお城のような見た目です。

905: ミミ [×]
2025-06-28 02:43:13

>903

そうだねぇ…けど、料理はいくらでも頼んでいいよ?ここの料理、どれも美味しいからねぇ…♪

(微笑むクレアを見ては可愛いと思いながらこちらも微笑み返して。明日レイラと会うことに緊張しているのだろう、先程まで回っていなかった呂律が元に戻っており…無理もない。久しぶりに会う上に、話からしていい別れ方をしていないのだから…メニューを見るクレアに、どの料理もすごく美味しくてオススメだと笑みを浮かべながら話して)

906: レド [×]
2025-06-28 20:30:33

>904

なっ、宮廷!?近衛隊の者ではなく……?そうか、そういうことか……
レイラさん、剣術指南など口実だ。アリシアはこの国で、何か事を起こそうとしている。そのための手駒、あるいは勇者の人質として俺を手元に置きたいのです。
で、王国もそんな動きを察知したはいいが、国王直属の彼女にはうかつに手を出せない。だから剣術指南の話にかこつけて部外者の俺にアリシアを処断できる手がかりを探せと……いや、いっそアリシアを反逆者として斬れと!そう命じるつもりでしょう。

(つっけんどんながらもその実どこか優しく、楽し気で、言われるままに牛乳を持ってきたレイラが愛らしく感じる。「へへ、ありがとうございます」と笑みをこぼしながらマグカップに口を付けようとした途端、レイラが切り出した話に思わずぎょっとして固まって。まさか即日で剣術指南の情報を持ち帰るとは。宮廷もなんと素早く油断ならない……そして宮中の人間が近衛隊の人事に介入してくるとは、いよいよ剣術指南の話に便乗して不穏分子・アリシア排除に乗り出すか……と察すると、両手でマグカップを握りしめたまま、レイラに自らの見解を述べて。)

国がとうとう重い腰を上げたんだ。俺が動かなくてもいずれアリシアは反逆者として滅ぼされるでしょうが……行ってきますよレイラさん、アイツの首を獲りに……親父もろともね。
実家、いや騎士としての全てを奪った一族を討ち果たし、帰る家を取り戻せば……クレアさんも安らぐでしょうよ……

(レイラの顔に合わせていた視線をマグカップに落とし、自らの覚悟を語って。もうアリシアを救えそうにない。なら当初の予定通り父親共々アリシアを討ち、クレアさんの実家を取り戻そう……結局俺は叶わぬ恋をして、愛してはいけない人を愛してしまった。このファーストキスのミルクの味、アリシアへの想いも、捨てるべきものなのだ……そう葛藤しながらカップの中の牛乳を見つめるレドの眼光は傍から見れば不自然なほど鋭く、声も暗い。)

907: アヤト・カタギリ [×]
2025-06-29 14:46:00

>889

僕もガキの頃は……獣人には色々と思う事があったから身体能力を継ぎたかったってのは分かるけどね。ピット器官はよく分からないけど…ウラルちゃんの強みは半獣人に見えないとこだと思うよ、聖教国に絡まれないで済むでしょ?

(奪い合いの世界で同年代に見える者ですら高い身体能力に知識と経験を持った獣人は羨ましく…恨ましく…と当時は色々思ったのもあって共感を示すつつ、容姿が人間と殆ど変わらない点をメリットに上げる。聖教が国家を形成する程の力を持つ現代では獣人、半獣人は生きているだけでリスクを負っている……いかに身体能力が高くても街中で異端審問官なんかに襲われれば対処出来るのは一握りだろう……そんな考えからウラルの人間にしか見えない点、反獣人主義者等に襲われるリスクを大幅に減らせる容姿を強みだと思っていた。その容姿も何かを企んでいるようにしか見えない状態では意味が無いが…。何か刺客や罠を張られた気配も無い、そもそも変わらず悪意も感じない……と推測材料に困って「んっと…さっきから楽しそうだけど、何かあった?」と困惑気味な表情で直接聞いて。)

んー…傍目には年上に見えないかもね。ウラルちゃんはこど…いや、若く見えるからね。

(実年齢が年上なのはもはや疑っていないが…体型はともかく16前後の容姿に相応のファッション、そして甘い語り口…年上に見える要素が見当たらず、子供ぽい…と言いかけて若く見えると言い直す。)

そりゃ持ち手だけの東刀なんて高値で売れないよね。実際に見ればウラルちゃんもアレを東刀だと思って……貰えないかもね…

(改めて東刀なのかと聞かれると持ち手だけなのを抜きにしても東刀だと言い切れず…妖刀はアヤトが見てきた武器の中でも特に変わった代物で、ウラルには実際に使っている姿を見せても東刀だと思われるか怪しいレベルだった。なので口頭でこれ以上、特徴を説明すると余計に東刀だと思って貰えなそうな気がして苦笑いを浮かべて「まあ…機会があったら見せるよ」と約束して。)

んー…そっちしか逃げ場は無さそうだね。じゃあ少し走ろうか。

(示された道には起動しているトラップが無いのを認識して…ウラルが魔法の杖を破壊したのを確認して新た杖が現れる前に走り出す。幸い、スイッチが押された場所から一定範囲しかトラップは起動しないようで最初の内は魔法の杖の追撃が飛来するが…しばらく走ればすっかり追撃は止まり、螺旋状の下り坂を走り切れば静かな広場のような場所に出て。)

フフフ、ごめんね、僕のミスで酷い目にあったね。ケガとかしてない?

(長い距離ではないにせよ、突発的な自体で走るには短くない距離を走っても息を乱す様子も無く。落ち着いた場所に出れば自分の凡ミスで酷い目にあわせた…と謝罪しつつも自分がベタな仕組みに引っかかった事に笑っていて。また、同じミスをしないように周囲を警戒しつつ、相変わらず少し楽しそうな様子で怪我をしていないか尋ねて。)



(/すいません、いつも以上に遅くなりました…)


908: レイラ [×]
2025-06-29 22:26:46

>906

ふむ…何やら面倒なことになったな。そういった謀には疎いのだが…そうだな、私に言えることは一つだけ。レド、お前は自分の正義を貫くといい。

(レドの口から語られたアリシアや宮廷の謀略を聞いて、紅茶を一口含みながら難しい顔で眉を顰めた。普段から人と群れることのないレイラにとって国家規模の謀略など気の遠くなるような話であろう。事の全容も、レドの意志の行く末も分からないが、そんなレイラにも幾つか分かるものがあった。それはレドが面倒事に巻き込まれたということ、そして胸に何か大きな葛藤を抱えていることである。ここは姉として気の利く言葉の一つでもかけるべきだと思い至ると、ブンブンと首を横に振って顰め面を振り払い、自信に満ちた真っ直ぐな瞳をレドに向けて己が正義を貫けと背中を押した。)

909: ウラル [×]
2025-06-30 01:35:14

>907

そっかぁ…そうだよねぇ…仮にアヤトくんと同年代くらいの見た目でも年上だろうしぃ、身体能力も獣人の方が上だよねぇ…。…あ~、確かにそうかも~。この間デュランダルに聖教国の人が来てたんだけどぉ、普通に話しかけられたよ~?私が半獣人だって、気づいてない感じだったねぇ。

(アヤトと同世代に見える獣人は十中八九アヤトより年上、おまけにそのくらいの獣人でも人間の男性に勝てるくらいの身体能力を持っている者も中には居る…奪い合う世界にいる獣人は尚更そうだろう。当時のアヤトは恐らくそんな獣人を羨ましく思ったり悪く思ったりしただろうと察しつつそう告げて。アヤトの言う通り、獣人や半獣人に見えないのは大きなメリットだ…つい最近何かしらの用でデュランダルに来ていた聖教国の司祭達に普通に話しかけられたことを話して。しかも、明らかに半獣人だと気付いていない様子だった…そう考えれば、獣人としての強みはあまりないがこの現代を生きやすく恵まれてると考え「ちなみにピット器官はねぇ、熱を感知できる器官だよ~」と、ピット器官の説明を簡単に説明して。困惑気味に尋ねるアヤトに「なんでもないよ~?アヤトくん、困ったことがあればなんでも相談してね~?」と、ニコニコ笑いながら答えて。普段であれば普通に見えるのだが、この状況では他意があるように見える。というより、今まさに困ったことが起きている。)

…今、子供っぽいって言いかけたでしょ~?私もう子供じゃないもん、お酒飲めるし~………えーっと…………お酒飲めるもんっ!

(至極どうでもいいところだけ勘が鋭く、子供っぽいと言いかけたアヤトのことをジト~っと見ており。自身の胸に手を添えて、目を閉じながらもう子供じゃないと主張し、大人だからこそできることを挙げていく…………が、お酒以外思いつかず。煙草や葉巻の類は吸わず、普段自分がしてることを思い返しても大人だからこそできることが思い当たらず、商売に関しては未成年でもできる。最終的にお酒でゴリ押しして。)

うん…その東刀、なんだか私が読んでた小説に出てくる剣に似てるねぇ。普段は持ち手しかないんだけど、魔力でできたエネルギー状の刃が出てくるんだよぉ。

(恐らく実際に見ても東刀ではなく、やはり持ち手にしか見えないだろうと思い同じく苦笑いしながら頷いて。その東刀で思い出したことがあり、ウラルが読んでた小説に似たような剣が登場してたこと…その剣も一見持ち手だけに見えるのだが、魔力を流せばエネルギー状の刃が出てくる…ビームソードのような剣だ。ひょっとして、その東刀も似たようなことができるのだろうかと思いつつ「うん、楽しみにしてるねぇ~?」と、笑みを浮かべながら告げて)

うん…!

(後ろを警戒しながらアヤトについていくように奥に向かって走り出して。もう新たな杖が現れたのだろう、後ろから火の玉の追撃が来てそれをかわしながら走り。…だが、割とすぐに追撃は止み何も来る様子がない……何があるかは分からないため、マグナムは仕舞わず握ったまま走り。)

ふぅ…大丈夫だよぉ、誰でもこういうミスはしちゃうからねぇ~。私はどこも怪我してないよぉ、アヤトくんは…?

(走った距離はそこまで長くなく、普段ならウラルも呼吸が乱れることはない…だが、取り乱していたため少しだけ呼吸が乱れており。アヤトの呼吸は乱れている様子はなく、アヤトの身体能力の高さとこういった事態でも取り乱すことのないほどの冷静さから改めて彼の実力の高さを実感しつつ呼吸を軽く整えて。誰にでもこういったミスはあると笑みを浮かべながらフォローして、自分は怪我をしてないことを伝えて、恐らく大丈夫だと思うがアヤトに何処か怪我してないかと尋ねて。そんなアヤトが楽しそうに見えて「フフ、アヤトくん楽しそうだねぇ?」と告げて)

(/大丈夫ですよ、無理をなさらず自分のペースで大丈夫です!)

910: クレア [×]
2025-06-30 06:55:14

>905

ありがとうございます。では…ここは無難にフライドポテトを一つ。あ、あとビールをもう一杯お願いします。


(いくらでも頼んでいいと言われてはキラキラした瞳でメニューを眺めながら礼を言って。欲を言えば全部頼みたいくらいには魅力的な品々が並んでいるが、流石に申し訳ない上にそもそもそれだけの量を食べられない。しばらくの思考の後にフライドポテトを頼み、思い出したかのように声を上げてビールも追加で注文した。)

911: ミミ [×]
2025-06-30 12:39:38

>910

じゃあ私は~…エビフライと…あといつもの奴ちょうだい

(クレアに続いて、特にメニューを見ること無く料理とミミがいつも頼んでいるお酒を注文して。2人の注文を聞いた店主はすぐに準備して…ほどなくして2人に注文した品と酒が届いて。パセリを散りばめたそこそこの量の細切りのフライドポテトと、先程と同じビール。そこそこの大きさのエビフライが4~5本盛り付けられた皿と、聖教国で飲んだのと全く同じリキュール…2人にそれぞれ、頼んだ料理をつけながら食べるであろう調味料の入った小さな器を渡して)

そういえば、クレア…これからどうするの?聖教国からは護衛の件で何度か指名されると思うけど、他の依頼も受けるの?

(ミミが思い出したように、クレアの今後について尋ねて。今まで依頼に行かず酒を飲んでいて、今回の聖女の護衛がブランク明けの依頼だった。聖女の護衛以外に、これから他の仕事もするのかと首を傾げながら問いかけて)

912: レド [×]
2025-07-01 18:12:34

>908

自分の、正義……

(「自分の正義を貫け」というレイラの言葉にはっとして、反芻するように呟くと、手に持っていたマグカップを一口付けて。昨夜のキスの味を今一度味わうかのように、口の中で牛乳を噛み締めながら飲み込むと顔を上げ、同じく真っ直ぐな瞳でレイラを見つめて)

……アリシアの友達が言うには……昔はアイツも真面目で優しい奴だったのに、卒業試験の当日になって、急に今みたいな悪魔じみた女になったそうなんです。実際見てみると騎士学校で習いそうもない技を次々出したり、「地獄の門」なんて騎士の物とは思えない、とんでもなく禍々しい魔法まで使い出したり……昨日今日で出来る真似じゃない。本当に悪魔に憑りつかれたとしか……
……レイラさんやクレアさんには悪いけど、俺はどうにかしてアリシアを救いたい。せめて心の中に巣食う悪魔から、アイツを解き放ってやりたいですッ!

(両手で握りしめるマグカップを震わせながら、これまで見てきたアリシアに関する見解と、彼女に自分がしたいことを主張して。レイラの立場からすれば、今のアリシアの性格が悪魔に憑かれた事に因るものと説明されても妄言にしか聞こえないかもしれない。しかもお互いが慕うクレアの実家を奪った一族に絆されるとは、レイラやクレアへの裏切りとも取れる。だが、今のレドにとってはこれが自分の正義のようだ。ついには興奮のあまり、マグカップを置くなり泣きそうな顔をしながら立ち上がってしまい。)

913: レイラ [×]
2025-07-02 23:22:25

>912

ふむ…地獄の門…か。その魔法には覚えがある。かつて対峙した上位悪魔が使用していてな。本来人間が扱えるものではない筈なんだ。悪魔憑きなど御伽噺の類いと思っていたが…存外有り得ない話ではないかもしれん。

(「地獄の門」その名を聞いてレイラは神妙な面持ちで顎に手を添えて俯いた。「魔を統べし者」を初めとしてかつて対峙した上位悪魔達が好んで使用していた共通の魔法。本来人間が使える筈のないそれをアリシアが使ったと言うのなら、悪魔憑きなどという突拍子もない話が現実味を帯びることとなる。感情的になったレドの言動から嘘を吐いているとは到底思えず、レイラは再び顔を上げると、真剣な表情でレドの見解を肯定した。)

言っただろうレド、自分の正義を貫けと。あの女がどうなろうと知ったことではないが、お前が救いたいのなら救えばいい。そこに私や姉様の理解など不要だ。

(レイラは言葉を続けてレドの主張までも肯定する。彼女としてもアリシアを毛嫌いこそしているものの、なにも消してしまいたい程に憎んでいる訳ではない。それに背中を押した以上は弟が自分の思う正義を成したいと言うのならそれを否定することは許されないだろう。姉としての信念を元に相変わらず自信に満ちた瞳を向けて、繰り返し自分の正義を貫けと語った。)

914: クレア [×]
2025-07-03 12:21:30

>911

そうですねぇ…蓄えもありますし、しばらくの間はまたのんびりしようかなと思っています。

(ビールを再びあおりつつ、小首を傾げて少し考えた後にミミの質問に答えた。かつて活躍していた頃に貯めていた資金はまだ底が見えていない上、酒以外に趣味もない。短い余生を過ごすには十分過ぎる程に余裕があるため、今回の依頼のように特別な事情がない限りはしばらくまた飲んだくれているつもりのようだ。)

915: エリーゼ/セレステ [×]
2025-07-04 08:52:17

過去編「洗礼」

僭越ながら本日より第二騎士団長の任を賜りました。エリーゼ・リファイスです。皆様方と肩を並べられること誠に光栄に思います。若輩の身でありますが、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします!

(王城内に備えられた会議室、騎士団の上位役職者が集う円卓を前に、エリーゼは緊張で猫耳をピクピクと震わせながらも元気一杯に声を張り上げて恙無く自己紹介を終えた。頭を下げながら、癖である「にゃ」という可愛らしい語尾が出なかったことに内心で安堵する。しかし、顔を上げ周囲を見やると拍手を返したのは王国騎士団長のみ。ほかの上位役職者達は興味が無さそうに各々が持ち込んだ資料に目を通していた。歓迎されていない…それを自覚するとキュッと胸が締め付けられるような感覚に囚われる。それもその筈で、数々の功績を元に厳格な審査を経てその地位についた彼らとは違い、エリーゼはたまたま空席に国王の一存で滑り込んだだけのポッと出の存在だ。彼らにしてみれば手放しに歓迎出来る訳がなかった。失意のまま席に着くも、このままでは終われない。仕事上彼らの協力が必要不可欠な為、この定例会議が終わったらまずは個人的な関係から構築しようと心に決めた。)

あ、あの!ヴァレンヌ卿っ!少しお時間いいでしょうか!

(定例会議が終わり、各々が足早に会議室を後にする。上位役職者はその殆どが寝る間もない程の激務である為時間を惜しんで急ぐのも当然であろう。せめて誰か一人でも良好な関係を築こうとエリーゼも慌てて会議室を出ると、周囲に流されずにゆったりとした足取りで日に照らされた廊下を歩む一人の女性の姿が目に付いた。セレステ・ヴァレンヌ、次席補佐官を務める彼女は上位役職者で唯一エリーゼと歳の近い稀有な存在である。これを好機と捉えたエリーゼは、姿が見えなくなる前に廊下を駆け出し、セレステの背後で立ち止まり緊張を振り切って声をかけた。)

チッ…なんでしょう?仕事に関することであればお聞きします。

あっ…いえ、そういうのではなく…同じく祖国に忠誠を誓った身、折角ですし親睦を深められればと思いまして!お忙しい身であることは重々承知していますが、少し立ち話でもどうでしょう…?

興味ありません。では。

(振り返りざまに舌打ちをされたような気がしたが、きっと思い違いだろう。まだ要件すら話していないのだ。向けられた高圧的な視線に怯みながらもエリーゼは曇りのない真っ直ぐな瞳を向けて、同じく祖国を守る仲間として親睦を深めたい旨を伝えた。最初からガツガツ行くのではなく、ちょっとした立ち話から順序だてて交流していこうなんて遠慮がちに構えていたつもりだが、セレステはそれすらも興味がないと切り捨て踵を返した。)

まっ、待ってください…!

(知らぬ間に何か粗相を働いてしまったのだろうか…?ついこの前まで地方勤務の一般騎士だった身の上。高貴な場に於いてまだ知らない常識があったとして何ら不思議はないと、そんな不安が頭を過ぎる。せめて原因を聞いて必要なら詫びを入れよう。誠意に突き動かされるままにエリーゼは立ち去ろうとするセレステの手を掴む。その行為が彼女の逆鱗に触れるとも知れずに。)

触るなッ!害獣風情がッ…!

…うぐっ…苦しい…にゃッ…!

(手が触れた瞬間、鬼の形相で振り返ったセレステに首を鷲掴みにされて、めり込む程に壁に叩きつけられる。衝撃で頭部からは血が滴り、首を絞められていることも相まりエリーゼは薄れゆく意識の中で命の危機を感じ取った。死にたくない…!その一心で腰に携えた剣を抜いて思いきりセレステの脇腹に振りかぶる。経験で劣ると言ってもエリーゼも王国武術大会優勝者、常人であれば今の一撃を受けて致命傷は免れないだろう。しかし、無慈悲にもセレステには傷一つ、服のシワ一つ与えることは叶わなかった。確かに刃はセレステに届いているが、まるで目の前のそれが不変の存在であるかのように手応えが感じられないのだ。もはや抵抗のすべもないことを悟ると、エリーゼの顔からは一層血の気が引いた。)

人間様に生かされている獣の分際で私に抵抗するとは…躾が必要なようですね。

ひっ…ごっ、ごめん…なさっ…うぐぅ…!

これは躾だと言いましたよね?示すべきは謝罪ではなく感謝の心です。

…ありがとう…ございまっ…ぐぁっ…!

なぜ笑顔ではないのですか?上っ面だけの感謝は不要です。

…ハァ…ハァ…ありがとうございます…うぅっ…!なんで…

よく出来ました。ではもう一回。

(エリーゼは首を掴まれたまま、今度はうつ伏せで床に寝かされる。躾とやらを前に恐怖に顔を引き攣らせながら発せられた命乞いを意味する謝罪は無慈悲にも顔を床に叩きつけられる音で掻き消された。どうやらセレステのお気に召す返答ではなかったようで、ゴミを見るような冷たい眼差しをエリーゼに向けて、謝罪ではなく感謝をしろと淡々と告げる。恐怖心に突き動かされるまま震える脳をなんとか働かせ、エリーゼは言われるまま感謝を述べるが、理不尽にもそれすらも再び顔を床に叩きつけられて掻き消された。なぜ笑顔ではないのかという疑問に唖然としながらも、息も絶え絶えにエリーゼは笑顔を作り、感謝を述べる。が、今度は言い終えたと同時に再び顔を床に叩きつけられた。その瞬間、エリーゼの心の中で何かが壊れる音がした。その後も何度も何度も笑顔の感謝を強要されては叩きつけられてを繰り返し、気を失って目覚める頃には通りがかった騎士によって医務室に運ばれていた。獣人の回復力ゆえか身体の傷は驚く程にすぐに治ったが、精神に負った傷はそうはいかない。刻み込まれた恐怖により、この日を境にエリーゼの顔から笑みが抜け落ちることはなかったという。)

916: レド [×]
2025-07-04 13:22:35

>913

ううっ、そこまで俺を買ってくれるなんて……ありがとう姉さん……あっいやレイラさん……

(なんという度量の大きさ……自分を尊重してくれるレイラに感極まって、立ち上がったまま目頭を抑えて震えて。しかも「地獄の門」の話を通して悪魔憑きの話もすんなり信じてくれた。これも勇者として上級モンスターと渡り合った知識と経験の賜物だろう。嬉しくて頼もしくて、つい「姉さん」と口を滑らせた瞳は、嬉し泣きを堪えようと潤んでおり。)

>915

(/えっと、いい人なんですよね……?次席補佐官殿……)

917: レイラ [×]
2025-07-04 16:12:37

>916

ふふっ、わざわざ言い直さなくてもいいんだぞ。本当の姉だと思っていつでも甘えてくれ。

(口を滑らせて即座に言い直したレドの様子を見てレイラは思わず笑みを零す。ソファから立ち上がり歩み寄ると、自身より頭一つ分背の高いレドの頭を撫でる為につま先立ちで足をプルプルと震わせながら、なんとかその頭に手を添えた。いつでも甘えていいと格好付けた言葉とは裏腹に、キツイ姿勢を痩せ我慢しているせいか顔は引き攣り額には汗をかいていた。)

(/獣人以外にはとてもいい人ですよ^^;仕事の話であれば聞いてくれようとする分聖教国の人間よりはマシなレベルで獣人にも優しいと言えるかもしれません…)

918: ミミ [×]
2025-07-04 16:39:20

>913

あ~…まぁでも、それがいいのかなぁ。いきなり復帰とかは、難しいだろうし…

(クレアの今後を聞き、色々思うところはあったものの…敢えて何も言わず頷いて。今回の依頼を見返して、何度も禁断症状が現れてしまうクレアを思い出ししばらく単独での依頼は無理だろう。また大きな依頼が来た場合、また誰かが側で支える必要があると判断して。というより、明日会うであろうレイラにこのことを知られると、余計関係が悪化するような…と考えたが、流石にこれは当人達の問題。自分が首を突っ込むことではない…いや、突っ込んだら突っ込んだで余計こじれる気がする…なんてことを考えながら、静かにリキュールを一口飲み)

919: レド [×]
2025-07-04 22:08:45

>917

ね、姉さん……

(必死で小さな身体を伸ばして自分の頭を撫でようとするレイラが微笑ましくて、そして頭に伝わる優しい手の感触が気持ちよくて、顔を赤らめながらはにかんで。だが、話さなければならない。レイラの態度が一変して、彼女に斬り捨てられてもおかしくないことを……レイラが頭を撫でやすいように中腰になりつつも、急に神妙な顔になって)

……話を続けましょう。アリシアがその「地獄の門」とかいう変な魔法を使ってくれたおかげで刺客を追い払えたんですが、アイツもそれで力を使い果たして倒れてしまった……いっそその隙にアリシアを討てばよかったんでしょうが、アイツの友達も「アリシアちゃんを悪魔から救いたい!そのために近衛隊に入ったっす!」って言うもんだから捨て置けなくて……
救援も来る気配が無いし、夜の草原で野宿するのも危ない。だから……近くの宿に逃げ込んで、力尽きたアリシアを徹夜で守る他なく……それで帰りが遅くなったんです。

(顔から汗を垂らしながら、神妙な面持ちでアリシアを宿に連れ込んだことをついに明かして。今までの様子からして昨晩通りがかった馬車にいたのはレイラでは無いと見た。が、風の噂で昨日の事がレイラの耳に入るとも限らない。後から彼女の追及を受けるよりは自分から話すべきだ……無論、そう説明するより他に無いとはいえ、好かない女と一晩共にして朝帰りしたと知ったレイラに激怒されるのは覚悟している。もう、今までの優しい態度を翻されて、どんな仕打ちを受けても構わない……静かに目を閉じながら、彼女の反応を待って。)

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