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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
1354:
レド [×]
2026-06-06 07:45:47
>1353
(痛みで床にうずくまり、壁を借りて立ち上がるシエルに「ああ、シエル……」と心配の声を漏らして手を伸ばす。が、いろいろ思うところがあるのだろう、肩を借りないシエルの心中を察すると手を下ろし、ただ彼女の後をついていくことにして。)
ハハ、むしろ逆だな。どうにも気分が浮ついちまう。お前も見ただろう、せわしなくて雑多な冒険者ギルドを。あそこで生活する冒険者(いきもの)にとってこの城は天上の世界、ここに出仕するなんて発想ありゃしないからな……だがいい景色だ。仲間にも見せたかったよ。
(「踊り」……さっきの地団駄を見られたか。シエルの質問に苦笑いを浮かべながら、まだ慣れてないと答えて。初日ながらも濃密な出会いとイベントに見舞われた王城生活初日であったが、ヴァルターやエリスの言動からして、辛抱すべきはこれからである。クレアさんが思い出すだけで「魔境」と身震いする王城の恐ろしさ、こんなものでは無いはずだと、レドは身構えていた。それはそれとして、冒険者の身では出仕するどころか一生見る機会も無いであろうフィリア王国の本拠は静謐・荘厳で、見ればレドの心が躍るのも確かである。手負いのシエルのペースに合わせてゆったりと足を運びつつ夕焼けを眺め、仲間にも見せたかったと微笑んで。)
1355:
シエル [×]
2026-06-08 22:13:56
>1354
いい景色…意識したことはなかったっすけど、確かにそうかもしれませんね。改めて自分は恵まれているんだと認識したっす!今度外のこと色々教えてくださいね!
(レドの感想を聞いたシエルは一瞬だけキョトンとして首を傾げるも、辺りを見渡してみてようやく言葉の意味を理解する。夕焼けに照らされた城、手入れの行き届いた庭園。今まで当たり前に思っていた光景は、そのどれもが生まれ次第では一生目にすることさえ叶わない代物である。雑用ばかりの毎日に飽き飽きしていたことが、今日を生きるために全力を尽くす人々に比べればどれだけ贅沢な悩みであったことか。それを認識するなり目を輝かせて、さらに知見を深めるべく、時間の出来た時に外のことをもっと教えて欲しいとねだった。)
1356:
レド [×]
2026-06-09 19:36:25
>1355
ははっ、もちろん。修行に冒険、ギルドのこと……俺もいろいろ語りたいし、俺もシエルからお城の話を聞きたいし。今日から世話になる。改めてよろしくな。
(部外者の見識に触れてシエルにも新たな発見があったのだろう、彼女の笑顔がよりキラキラと輝いて見える。王城という未知の世界で目にする夕暮れは、喪失を想起させる黄昏(ナイトフォール)に見えて気が晴れないものであったが、シエルの屈託無い笑顔を見て気分が和らいできた。いつになく柔らかい笑顔を見せながらシエルの隣に立つと、彼女の傷が痛まないようポンと優しくシエルの肩に手を当て、頼みを快諾して。)
1357:
シエル/アリシア [×]
2026-06-10 21:50:54
>1356
ふふっ、ありがとうっす。レドくん!レドくんも私のことバンバン頼っちゃってくださいね!
(快諾してくれたレドに礼を述べて、また、何かあれば自分を頼るように自信満々に告げると、痛みも心做しか和らぎ、目的地へと進める足も幾分か軽くなった。
そうしてしばらく進むと、近衛隊庁舎、その中にあるアリシアの私室の前へ辿り着く。アリシアの用事とはそう、昼に取り付けた約束を果たすことである。)
到着っす!それじゃあレドくん、後は二人の時間を楽しんでください。ああ、でも…あんまりがっついちゃダメっすよ!アリシアちゃん押しに弱いですから……くれぐれも婚前ということを忘れずに!
(扉の前で足を止めたシエルはとびきりの笑顔でレドに振り向くなり、二人の時間を楽しむように告げるも、何か思い出したかのようにポンと手を叩き、余計なお節介をする。レドの人柄を考えれば結婚の契りを交わす前に一線を越えることなど考えにくいが、それでも親友のアリシアのこととなると過度に心配になるのだろう。一通りの忠告を終えたシエルは、アリシアをよろしく頼むという意味でぺこりと頭を下げてからその場を後にした。)
もう…部屋の前でうるさ……って、はぁ…もういないようですね。ではレド殿、中へお入りください。
(シエルの声量では当然部屋の中にも聞こえていたのだろう。扉を開くなり、若干不機嫌な様子のアリシアが出てくるが元凶の姿は既にない。小さく溜め息を吐くと、気を取り直して笑みを見せて、レドを部屋の中に招く。
部屋の中は綺麗に整頓されており、ベッドにかけられたシーツにはシワひとつ無い。アリシアの几帳面な性格を良く表しているが、一方で、今のアリシアの服装はワイシャツ一枚に短パンという、普段の格式高い軍服姿とは全く異なる姿であった。その短パンもワイシャツに覆われる形で完全に隠れており、瑞々しい太ももがその存在感を放っている。一見するとかなり際どい格好にも見える装いであった。)
1358:
レド [×]
2026-06-11 21:54:59
>1357
わーってっからシエル、もうちょっと静かに……やれやれ。
(大声でアリシアのことを話すシエルを呆れ顔で制して。元気になったのは安心できる。アリシアへの心配もあるのだろう。だがこんなに騒がしくては、まるでいかがわしい店で客を案内するポン引きの類のようである。ムードもへったくれも無い……やれやれと溜息を吐くと、扉が開かれる。)
アリシア様、失礼しま……っっ……!!
(勧めに応じ一礼して入室したが、アリシアの身なりを見た途端言葉が止まる。ななな、なんという無防備な姿……露になったなめらかな太ももに目が行ってしまう。ほぼワイシャツ1枚、服の下は生まれたままの姿であることだろう……アリシアは押しに弱いかもしれないが、レドはもっと弱い。今日も床で寝ないと耐えられない気がする……いったいどうやって一晩過ごせばいいものかと、顔を赤くしたまま固まっており。)
1359:
アリシア [×]
2026-06-12 20:53:35
>1358
おや?レド殿、お顔が真っ赤ですよ。あぁ、今日は暑いですからねぇ。
ふふっ、早く隣に来てください。
(先んじて部屋に備えられた二人がけのソファに腰掛けたところで、アリシアはレドが顔を真っ赤にして固まっている様子に気が付いた。こんな弄りがいのある状況を彼女がみすみす見逃す筈もなく、ニヤッと口角を吊り上げて悪戯な笑みを浮かべると、わざとらしく自らの顔を手で扇ぎ、形だけの暑がる素振りを見せてワイシャツのボタンを上から2つほど外す。その上で前屈みの姿勢を取って、未だ扉の近くにいるレドを覗き込むような姿勢で、顕になった胸元を見せつけながら隣に座るように促した。)
1360:
レド [×]
2026-06-13 12:33:13
>1359
あう……そっ、そうですね。今日は暑いですね!俺も楽にさせてもらいます!
(アリシアが胸元を開けると、慌てて顔をのけぞらせて。なんか、すごい積極的だ……シャツの胸元から覗く光景は、太もも以上にレドを混乱させる。そしてアリシアから隣に座るように促されると、自分も暑いからと身に付けている物を外し始める。ブーツをスリッパに履き替え、ケープを外し、馴染みの冒険者商会で仕立ててもらった刀や革鎧を解き、剣士ではなく黒シャツとボトムスに身を包んだ一人の青年へと戻る。だが舞い上がったレドは黒シャツすら脱いで、上半身をノースリーブの白い肌着一枚の姿にしてしまった!)
でっ、では……
(わたわたと装備を外したかと思えば、今度は気恥ずかしそうにそろそろと近づき、アリシアの隣に腰掛けて。肌着姿になったことで、安宿での一夜では見られなかったレドの上半身、ひたすら剣を振って生きてきたことで引き締まった腕や肩の筋肉が露になっている。暑さでなく緊張の汗でいくらか艶やかになったその筋肉はいかにも柔らかそうで、指で押せば沈み込んでしまいそうだ。)
1361:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-13 21:07:45
>1360
…見立て通り、よく鍛えられていますね。
その……触っても?いえ、これは野暮な質問でしたね。見せるということは触ってもいいと同義…と、以前同僚から伺いました。それでは遠慮なく堪能させていただきますね。
(レドの鍛え上げられた肉体を見て、アリシアは騎士の目線で感心したように頷いた。仕事柄、訓練などで男の裸体を見る機会が多い為に、そこに特別な興奮はないものの、恋人という関係性から流石に遠慮がちに触っても良いか尋ねる。しかしそこで、同僚…即ち同じ騎士であり、父親に付き纏う異常者ことフィオナの言葉を思い出す。「見せるということは触っても良いと同義」。おじさん専門痴女とも呼ぶべきフィオナがオズワルドへのボディータッチを正当化する為に放ったセリフであるが、恋愛に於いて異性経験のないアリシアはそれを真面目に捉えていた。これは裏を返せば、自分の身体も好きに触って良いというレドへのメッセージでもある。少しばかり頬を緩ませて、嬉々としてレドの腕に手を伸ばしたところで、思わぬ邪魔が入った。
まるでそこに何もないかのように窓をすり抜けて室内に入ってきた一匹のコウモリ。それだけでも異様な光景であるが、さらに驚くべきはそのコウモリが二人を認識するなり声を発したことである。)
ご機嫌よう、人間ちゃん。と…人間くん?貴方は初めましてね。ふふっ、お邪魔だったかしら?
(お上品な口調に、人を誘惑するかのような甘い声色。とてもコウモリに似つかわしくない淑女然とした振る舞いである。明らかに異様な存在であるが、アリシアに困惑した様子はない。むしろ間の悪さを恨むようにコウモリに鋭い視線を向けていた。そんなアリシアの様子を見て、コウモリは羽を口元に当ててお淑やかに微笑むような仕草を見せたかと思えば、赤黒く眩い光を発すると同時にその真の姿を明かした。
「お邪魔だったかしら?」。そのセリフと共に現れたのは、長い耳と鋭い犬歯が特徴的なピンク髪の吸血鬼。王国では御伽噺などによく登場する魔物であるが、彼女はその中でも最上位種、夜の支配者《ヴァンパイアロード》である。漏れ出る膨大な魔力がその存在感を強調しており、おそらくは無名冒険者であったレドが対峙した魔物の中で最高峰に位置するレベル。そんな規格外の魔物の襟元に付けられた銀色の十字架のブローチは、その所属が聖教国であることを示していた。)
1362:
レド [×]
2026-06-14 09:48:31
>1361
どど、同僚!?その、俺まだ覚悟が、ちょっ、まっ……
(「見せるということは触っても良いと同義」。同僚から聞いたという主張の下、自分の身体を触ってくる、何なら自身の身体をレドが触ることも許すアリシアを前にして声を上ずらせて。アリシアに近い立場でこんな支離滅裂な主張をする人間、あのオズワルドの愛人だろうと見当をつけつつも、今のレドには余裕が無い。嬉しそうなアリシアの手が迫る中、顔を真っ赤にしたまま固まって。
……いた途端異常な気配を察し、瞬時に立ち上がって構えを取って。気配の主からアリシアを守るべくアリシアの前に立つレドの顔からはウブな様子が一瞬で消え、剣士らしい殺気立った険しいものになっている。そしてその歯はギリッと噛みしめている。「なにいっ!?コウモリが窓をすり抜けて入ってきたーっ!?」と悲鳴を上げたくなるのを耐えているのだ。そのコウモリが人語を発し、さらには不気味な光を発しながら女に変身したとあってはなおさらである。)
何だお前は。乱入してくるとはとんでもない奴だ。
……アリシア様、奴をご存じで?大聖堂からの使者のようですが。
(こめかみに青筋を立てながら、侵入者を睨みつけて。眼前のコウモリ女が放つプレッシャーは相当なもので、あのバカエルフ、副団長エリスが襲い来る戦慄の夜を想起させるわけだが、今のレドは逢瀬を邪魔された怒りの方が上回っている。しかし突然の乱入にもかかわらずアリシアは平静だ。どうやらこの女とは知り合いらしい。首無し女とツギハギ男の審問官以上の妖気を漂わせるこのコウモリ女、身なりからして聖教国の手の者なのだろう。背後にいるアリシアに首を向け、侵入者の素性を尋ねて。)
1363:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-14 12:42:37
>1362
彼女の名前はイザベラ。教皇様との連絡役です。詳しい素性は私にも分かりかねますが…私達がこうして生きているということは敵対の意思はないと取るべきでしょう。
それで、貴女が来たからには急を要する案件ですよね?手短に話を済ませていただきたいのですが。
(危機を察知した途端に自分を護るように立ちはだかるレドへの胸のときめきを、アリシアはなんとか顔に出さないように抑えていると、投げかけられた問いには険しい表情を浮かべて自らの知り得る情報を答えた。教会を介さない直接の伝令…それを寄越すと言うことは面倒事に他ならない為だ。そんなアリシアの心情を嘲笑うかのように、イザベラは口角を吊り上げて本題を告げる。)
お楽しみの最中だったものねぇ。ええ、では手短に一語一句違わず教皇のありがた~いお言葉を伝えるわ。すぅ…
殺せっ!殺すのだ!我が愛しの、愛しの、愛しの、勇者を…その命を狙った不届き者をッ!!!指を折りっ!爪を剥ぎっ!全身のあらゆる骨を砕きっ!虫の息となったところをオークに抱かせ、苦痛と恥辱に塗れた最期を迎えさせるのだッ!!!猶予は三日与える。それが叶わぬならば王都はその痕跡すら残さずに更と化すだろうッ!
とのことよぉ。ふふふ、教皇ったら顔を真っ赤にしちゃって、八つ当たりで傍にいた聖女を杖で殴ったり、手が付けられなかったんだからぁ。
それで、出来そうなの?副団長を生け捕りにして、それなりの知性のオーク、オークロード辺りかしらぁ?も捕まえて、拷問の果てに殺す。それを三日で完遂しろだなんて、とても難しい注文だけれど。無理なら手伝ってあげてもいいわよ?
は…?三日?それも、副団長を…?その…少し考える時間を……それに実行するにしても、せめてひと月ほど猶予が欲しいのですが…
それを私に言われてもねぇ…教皇の命令は変わらないわよ。…一つの方法を除けば。
(一呼吸置いて、イザベラは迫真の演技で教皇の言葉、身振り手振りを再現した。命令を要約すると、身の程知らずにも聖教国の象徴たる勇者の命を狙ったエルフへの報復、それもかなり苛烈な内容である。断れば戦争は不可避、仮に成功したとして騎士団の副団長を嬲り殺したとなれば、これも戦争は不可避であろう。将来的には戦争を企むアリシアであっても、それは必要な下準備を終えてからの話である。いま戦争が起きれば自分どころか第三王女の命の保証もない。苦い顔で俯くアリシアと、それを楽しむように微笑むイザベラ。一見すると八方塞がりな状況だが、イザベラがわざとアリシアには聞こえないようにぽつりと呟いたように一つだけ円満にこの状況を打破する方法が存在する。それは勇者ことレイラに直接教皇を宥めさせることだ。レイラとレドの繋がりを知ってか知らずが、イザベラは一瞬だけアリシアから目を逸らして、レドに茶目っ気のあるウインクを送る。)
1364:
レド [×]
2026-06-14 23:14:52
>1363
じょ、冗談じゃ……
(「イザベラ……」、コウモリ女、教皇直属の部下の名を呟きながら顔を戻して教皇からの要求を聞き、そして眉間に皺を寄せて。
詰みである。三日で達成できる内容では無い。達成したとて王国は滅ぶ。そして噂で聞いていた以上に大人げない教皇に呆れ果てた。好色、短気、横暴、残虐、頑迷……一国どころか一部隊をも統率できそうにない老人に見え、なぜこんな男を信者が崇拝するのかレドには理解できなかった。だいたいあのバカエルフが、その程度で屈服するはずがない……こんなバカな要求に従ってアリシアを危険に晒したくないし、あのバカエルフは俺が決着をつけるんだ。他人があの女を嬲り者にするのは、どうも癪だ……
そう思案している最中にこちらに何か呟き、目配せしてくるイザベラに目を細めて。この女、口ぶりからして教皇への忠誠心は薄いし、エリス捕縛も回避したいようだ。無論イザベラが仄めかす抜け穴の内容も察している。姉さん(レイラ)こういう面倒事には巻き込みたくなかったのに……そもそも孤高で攻撃的な勇者レイラがこんな人柱になるような頼みを聞くわけがない。話を切り出した途端に殴られるだろう。勇者にこんな頼み事を通せる人間など存在しない……一人を除いては。)
アリシア様、あのバカエルフのためにあなたが危険を冒すことはありませんよ。明日の朝、教会に行ってきます。俺が姉さん……勇者レイラを説得して教皇様に引き合わせ、聖下の御心をお鎮めしましょう。
(アリシアに身体を向けると、立場上教皇の下命の抜け穴を伝授できないであろうイザベラに代わり、代案を提示して。何も悪い事をしていないのに教皇のご機嫌を取れなどと、レドが行ったとて聞くとは思えない頼み事である。それでも勇者レイラが弟のように可愛がり、勇者襲撃の身代わりとなって傷を負ってきたレドならば、まだチャンスはある……言い終わると「これでいいんだろう?」と言わんばかりに、イザベラを睨んで。)
1365:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-15 16:45:27
>1364
あらぁ、人間くんはとっても頭が良いのね。そんな方法思いつかなかったわぁ。
レド殿…恩に着ます。このお礼はいつか必ず…
(レドの告げた代案を聞いて、イザベラはわざとらしく口元に手を添えて驚いた素振りを見せると、まるで子供の相手をするかのように褒めちぎった。一見すると小馬鹿にしたような態度にも見えるがそのような意図はなく、自分を頂点捕食者と信じて疑わない彼女にとって、それは人間が犬や猫の芸を褒めるのと同様の可愛がりである。
一方で、アリシアは申し訳なさそうに俯きながら、藁にも縋る思いでレドの案を受け入れた。自分自身、そしてなにより第三王女の為を思えば、それ以外の選択肢などないも同然である。恋人に負担を強いることには気が引けるが、一先ずは一件落着…そうして顔を上げた矢先に、鋭い頭痛が彼女を襲う。昼頃に異端審問官との接触で悪魔の人格が主導権を奪ったように、今宵はイザベラをトリガーとして内に宿った悪魔が刺激されたようだ。)
あら、想定より早いわね。もう侵食がそこまで…?この様子じゃこの子も長くはないかも。
ふふ、今はそんなこと考えてる場合じゃないわね。ごめんなさい、貴方に起きられると面倒なの。しばらく眠っていてもらうわ。
(しばらくアリシアを観察しながら、ぶつぶつと意味深な発言を呟くイザベラであったが、ふと我に返って状況の解決を図る。今、アリシアの中に眠る悪魔を起こしてしまえば、せっかく平和な方向で纏まった話がご破算になりかねないからだ。両手で頭を抑えて藻掻き苦しむアリシアに向けて手をかざすと、そこから伸びた赤黒い魔力の帯で彼女の首を包み、締め上げる。余程の圧だったのだろう、抵抗という抵抗もなくアリシアは一瞬で意識を手放し、人の切れた人形のようにだらんとソファもたれかかった。傍から見れば単にイザベラが乱心したようにも映るが、人の心など知る由もない魔物がそんなことを気にする筈もなく、レドの目も気にせずに、呑気にもテーブルに備えられたクッキーを一つ口に含み。「美味しいわねぇ
。」と、事の説明もなしに場違いな感想を漏らす始末である。)
1366:
レド [×]
2026-06-16 01:12:28
>1365
ははは、お構いなく。そのための剣術指南です。これからも何なりと……
……アリシア様?アリシアっ!!……この魔力は!
(なにをいけしゃあしゃあと……人をナメ腐った態度を取るイザベラにむっとしつつも、申し訳なさそうに俯くアリシアに微笑んでみせて。この程度のことは織り込み済みだ。たとえ密命を帯びていても、ギリギリまでアリシアに尽くしてみせる……そう決意した矢先、アリシアが異常な頭痛に苦しみ始める。宿の時と同じような……我を忘れてアリシアの側に寄った矢先、彼女がイザベラに締め上げられ気絶した。何が起こったのかレドにはさっぱり理解できないが、ひとつだけ分かることがある……イザベラの放った魔力が、アリシアやエルフリーデが使う悪魔の魔法「地獄の門」と同質であることだ。)
てっ、てめぇ!何しやがる!……さてはお前、アリシアと同じ「悪魔」ってヤツだな!?
(恋人を締め上げておきながら呑気にクッキーを貪るイザベラに吠える。今すぐ刀を拾ってこのコウモリ女を両断したいほどハラワタが煮えくり返っているが、刀より先に意識を失ったアリシアの肩を抱く。……気絶しているだけのようだ。安堵の息を漏らしつつも、再度イザベラに鋭い視線を向ける。そして今まで得てきた情報を基に、イザベラもアリシアもいわゆる「悪魔」なのかと問い詰めて。)
1367:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-16 10:46:24
>1366
悪魔…ねぇ。本質的にはさして違いは無いけれど、一つの定義として、「人間に害を成す知性を持った魔物」がそう呼ばれているわ。その点、私はべつに人間に何かしようって気は無いもの。だから、悪魔ではないと見倣してもらえれば嬉しいわね。
(イザベラは咀嚼を終えたクッキーを飲み込み、艶かしく舌なめずりをすると、そのままテーブルに腰掛けて、勿体ぶることもなくレドの問いに答えた。曰く、悪魔という存在は魔物という枠組みの中の一つのカテゴリーに過ぎず、その分類は主観によるものが大きいようだ。レドが見抜いたように、イザベラとアリシアの魔力が同質なのもその為である。吸血鬼の最上位種であることに誇りを持つ彼女にとっては、悪魔などという曖昧な存在に括られる行為はそのプライドを傷付けるもので、悪魔と同一視しないでほしいという旨を最後に付け加えた。)
気になるならもっと深ぁいところまで教えてあげてもいいわよ?その子に憑いた悪魔が何者なのか、その子がこれからどうなってしまうのか、そして……その子を救うにはどうすればいいのか、その全てを…ね。
ふふっ、もちろんタダではないわ。私の願いを一つ聞いてくれたら、という条件付きだけれど。どう?魅力的な提案じゃないかしらぁ?
(レドに肩を抱かれ、未だに深い眠りにつくアリシアを眺めながらイザベラは言葉を続ける。アリシアに憑く悪魔の正体、今の状態を放置した末の結末、そして何よりもレドが求めているであろう悪魔の祓い方まで、その全てを教えることもやぶさかでないと言ってのけた。しかしそれは契約の対価としての報酬であり、先に要件を言わないあたり生半可な内容ではないのだろう。レドの言葉を待つイザベラは深紅の瞳をギラリと輝かせていた。)
1368:
レド [×]
2026-06-17 02:36:44
>1367
「人間に害を成す知性を持った魔物」か。親の顔より見てきた気もするがな……いずれにせよやっぱりアリシアは悪魔憑きで、このままではもたないってことか。
……かわいそうなアリシア。ずっと独りで、騎士として身を削ってきたんだな……それで、なんだよ。
(イザベラが話し終わるとアリシアをソファに横たえ、脱ぎ捨てたシャツ・ケープ……刀を拾い始める。そして肌着一枚で眠るアリシアの前で膝をつくと自らのシャツとケープをかけてやり、彼女の頭をそっと撫でて。どういう経緯でアリシアに悪魔が憑りついたのかまでは確証が持てない。だが誰にもすがれず、ここまで身を削る事を強いられた人生だったのは分かる……彼女の苦難を偲び、瞳を潤ませて。
一方で自分に取引を持ちかけるイザベラに対しては流し目で睨みつけて。人間に何かしようという気はないと言いながら、教皇の無茶な要求に苦慮するアリシアを笑い、人の弱みに付け込んで取引を要求し始める。悪魔の定義が何であろうと、このコウモリはろくな女では無い。イザベラの要求を待つレドの視線は冷たかった。)
1369:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-17 19:34:41
>1368
そんなに怖い顔しないでちょうだい。貴方にとっても無関係なお願いじゃないのよ?
単刀直入に言うと、教皇を討ってほしいの。三日で…なんて無理は言わないわ。十年でも二十年でも待ってあげる。ま、後回しにすればする程その子が苦しむことになるのは言わずとも分かるわよねぇ。
(レドの冷たい視線を受けて、反応を楽しんでいるのかイザベラはいっそう口角を吊り上げると、ついに本題を切り出した。その内容は教皇を討てという、教皇直属の護衛にあるまじきもの。期限こそないものの、先程話題に上がった副団長の捕縛とは比較にすらならない程に困難を極めることは確かである。その期限すら、アリシアの状態を考えれば実質的に十年もないであろう。ちゃっかりとその旨を付け加えて脅迫するあたり、レドの見立て通り、やはりろくな女ではない。)
それで、なんで貴方にも関係があるのかと言うと、その子の悪魔を払う上で教皇との対決は避けて通れないからよ。
代償を払うことで同等の願いを叶えると言われる願望器《エウケーリュシオン》、その子の悪魔を払うには聖教国最高位の聖遺物であるそれを教皇から奪うほかにない。ふふ、場所も使い方も私なしには辿り着けっこないから、先にその存在だけは教えてあげるわ。
(レドの理解を得るためにイザベラは、アリシアを救う手立ての一端を明かした。代償次第であらゆる願いを叶える願望器《エウケーリュシオン》、公には存在が秘匿されている最高位の聖遺物である。当然のことながら、存在が秘匿されているものを借り受ける手段などないに等しく、教皇の性格を考えれば不可能とすら言えるだろう。ゆえに力ずくで奪うほかにないわけだが、奪ったとて使い方を知らなければ意味はない。それを知るのはイザベラを含めた教皇のごく一部の側近のみであり、先に種明かしをしたのもその為だ。)
1370:
レド [×]
2026-06-19 01:30:46
>1369
はぁ!?なっ、なんだってぇっ!?……「私の奴隷になりなさい」よりかはマシか。
……いろいろ突っ込みたいがまずひとつ。なんで俺を巻き込む?こんな一冒険者なんか使っても足手まといになるだけだぞ。お前強いんだろ?だったら今やったみたいに教皇の寝床に忍び込んで、ワンパンKOすりゃ済む話じゃんか……ついでにそのエヴァンゲ、じゃなかった、エウケーリュシオンてのを奪ってな。
(教皇排除に最高機密の聖遺物「願望器《エウケーリュシオン》」。イザベラから飛び出してきた言葉の数々に驚いて目を丸くして。無茶振りを超えた無茶振りだが、教皇は生きていたら善良な人々の迷惑になる人物のようだからレドの良心は痛まないし、十年でも待つという妙な気前の良さも感じた。「私の奴隷になりなさい」とでも言われるのを覚悟していたレドにとってはある意味拍子抜けな要求であった。
……とはいえ、二つ返事で了承できる要求では無い。突っ込み所はいくらでも思い付く。自らの額に指を当てながら、まずなぜ一般冒険者に過ぎない自分を巻き込むのかを突っ込んで。腕利きの護衛を腐るほど抱えているであろう教皇だ、一剣士のレドでは近づくことさえままならないだろう。一方のイザベラはレドより明らかに強く、側近として教皇に近づくチャンスはいくらでもある。なら自分が寝込みを襲えば済む話ではないか……と。そして「願望器」の読み方を間違えそうになっている。スケールの大きすぎる話に理解が追い付いていないようだ。)
1371:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-19 21:19:29
>1370
あらあら、随分と酷いイメージを持たれてしまったわね。
べつに貴方じゃなければいけない理由もないけれど、こんな状況でもなければ協力者なんて現れないでしょう?猫の手も借りたい気分なのよ。
前提として今の私に教皇をどうこう出来る力はないし、寝込みを襲うにしても、教皇の就寝に際しては寝ずの番の護衛が必ず二人付いているわ。それも、冒険者の貴方に分かりやすく例えるならS級クラスの二人が。私一人ではどう足掻いても八方塞がりというわけ。だから藁にも縋る思いでこうしてお願いしているの。
それにほら、人間って寿命が短い代わりに成長が早いでしょう?今はただの冒険者でも、数年後には見違えた成長をしているかもしれないじゃない。この国の騎士団長だって私からすれば赤子同然の年齢だけれど、並外れた力を持っているもの。猫でも藁でもなんでもいいから、そうした成長性も加味して私に一筋の希望を見出させてはくれないかしら?
(レドの想像していた自らの願いにイザベラは少しばかり眉尻を下げたものの、すぐに余裕のある笑みを取り戻し、尋ねられた理由を語った。大陸全土の基準で見てもイザベラはおそらく上から数えた方が早いであろう実力者ではあるが、それでも力を制限された今では教皇に対抗できうる程の力を持っていない。「今の私には」と、まるで全盛期ならば教皇を討ち倒せたかのような含みを持たせた言い方なのもその為である。そして、寝込みを襲うにしてもそんな状態ではS級クラス(今のイザベラと同格)の護衛に手こずることは目に見えており、護衛のローテーションに自らが入っているタイミングで反旗を翻したとしても教皇及び護衛と対峙する数的不利を覆すことは不可能に近い。そこで自分がいつでも手引きできる外部の協力者を欲していた訳である。
猫だの藁だのと酷い言い草ではあるが、未知の成長に賭けた曖昧な期待などではなく、実を言えば一目見た時からイザベラはレドの成長に一つの確信を持っていた。それはレドと師を同じくする東枢機卿の存在。当然レドと会ったばかりのイザベラがその関係性を見抜いている訳ではないが、二人の根幹部分の何かが限りなく同質に近いと本能的に察していた。東枢機卿と同程度、もしくはそれ以上に育つポテンシャルをレドに見込んでいるのである。レドの返答を待つイザベラの瞳は、自らが告げた言葉に反して確かな自信を宿していた。)
1372:
レド [×]
2026-06-20 09:38:55
>1371
くだらん世辞も大概にするんだな。教皇を討って、どうする気だ?おおかた教皇の軍門に下った仕返しか、自分が支配者になり代わりたいって魂胆なんだろうが。恋人を悪党の鉄砲玉に捧げてまで生き延びようという女じゃないぞ、アリシアは。
(レドに期待を寄せるイザベラとは対照的に、やはり冷たい視線を彼女に向けて。なにやら自分に可能性を見出しているようだが、結局このコウモリ女の言う成長性とやらを使って、反乱の片棒を担げとしか聞こえない。それで生き延びたとてアリシアが喜ぶかどうか。
腕を組み、教皇排除を企てた理由を突き付けて。大聖堂よりプライドの高そうなこの女、昔は今以上に強かったらしい。どこぞの降将なのか、単なる野心家か。どのみち本人の性格以上にろくな理由じゃないんだろうとレドは見ていた。)
1373:
アリシア/イザベラ [×]
2026-06-20 14:40:52
>1372
疑り深いのねぇ…富も権力も今さら興味なんてないわよ。そんなに目的を知りたいのなら、隠す理由もないし教えてあげるわ。
(これまでの彼女の振る舞いからして当然の反応ではあるが、覆し難い負のイメージによってなかなか首を縦に振らないレドにイザベラは思わずジト目を向ける。富も権力も興味はない…吐き捨てるように告げたこの言葉は本心からのものであるが、目的を明かさなければ信じてもらえる見込みは薄いだろうと思い至り、行動に移すこととした。
突如、イザベラの身体が無数のコウモリとなって霧散したかと思えば、次の瞬間には少しだけ宙に浮く形でレドの真隣へ身体を再構築する。そして、赤子を抱きしめるように繊細な手つきでレドの頭部へと腕を回して、彼の耳元に自らの胸をあてがった。)
ほら、聞こえないでしょう?私の心音。人質として、大昔に教皇に奪われてしまったの。べつに無くとも生きてはいられるけれど、未だに慣れないのよねぇ…胸の中が空っぽの違和感に。力も満足に出せないし、結構不便なのよ?
それに、なによりも…いつまでも教皇の言いなりでいたくないのよ。私は自分の心臓を取り返して自由になりたい…本当にそれだけなの。
(自らの心臓が奪われたことを体感的に証明すると、イザベラは教皇に反旗を翻す理由を偽りなく告げる。千年経っても決して慣れることのない違和感と、果てることのない自由への渇望。一転して真剣な表情でそれらを語るイザベラの身体には無意識に力が入り、その豊満な双丘に徐々にレドの側頭部を沈めていく。)
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