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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
1168:
レド [×]
2025-12-16 20:02:49
>1167
なに、ペット!?近衛隊はともかく宮廷もひっどい扱いだな。多種族共生が聞いて呆れる……とっ、とにかく急いで何か腹に入れましょう。ああ、ご主人様はよしてくださいよ。仮にも第二団長からそう呼ばれるとどうもしっくりこないので……
(第二団長がペット扱い!?空腹!?あんまりなエリーゼの扱いに呆然として。アリシアの立場からすればエリーゼをペット扱いすることで動きを封じる策にもなるから理に叶っているが、問題は宮廷の方だ。多種族共生を謡う国、しかもエリーゼを密命で送り出す立場でありながら、国是に反する近衛隊の言われるままに彼女をペットとして登録するなんて、分団長に対する扱いとは思えない。こんな扱いをする国のために命を賭して戦えと言うのか……エリーゼを気の毒に思いつつも、笑ったまま怒る彼女の顔や、栄えある騎士団の分団長なのに人を「ご主人様」と呼ぶプライドの無さには困惑する。顔を引きつらせつつ、食堂へ向かうべく部屋を出ることにして。)
1169:
エリーゼ [×]
2025-12-17 19:22:20
>1168
んにゃ、レドくんが嫌ならそうするにゃ。それじゃあ案内するにゃ~。
(レドの要望に頷いて呼び方を戻すと、エリーゼは軽い足取りで食堂までの道中を先導する。空腹を満たせることが余程嬉しいのだろう、レドの目の前で彼女の尻尾が右へ左へとリズミカルに揺れていた。これ程の仕打ちを受けてもすぐに切り替えることや、一時的なものとは言えペットの身分にすんなり適応するなど、エリーゼもまた不憫な扱いに曝され過ぎて人格が歪んでいるのだろう。人懐っこい仕草の裏にはそんな闇が潜んでいた。
雑談もそこそこに、近衛隊庁舎を出て、騎士団の本庁舎へと繋がる長い渡り廊下に差し掛かる。渡り廊下の脇、薔薇の咲き誇る庭園にエリーゼはふと視線を向けるなり、思わず顔を引き攣らせた。ベンチに腰掛け、自らの膝を枕にして第二王女を寝かしつけているエルフの姿…レドにとっては本日二度目のエリスとのご対面である。門の修繕が終わったことでようやく臨時の警備任務から開放されたのだろう。その間に癇癪を起こした第二王女との埋め合わせの最中なのだが、心地良く眠る王女の頭を撫でるエリスの表情はいつもの腹の立つニヤケ面ではなく随分と温かいものであった。のも束の間に、エリスはレド達の気配に気付くなり口角を吊り上げ、侮蔑の意を孕んでいるかのような見慣れたニヤケ面へと戻る。)
やあ少年、奇遇だね。それと七席のおまけの子。私になにか用かな?
っ……な、なんでもないのにゃ…たまたま目に付いただけで…
(エリスは当然の疑問を投げかける、単に挨拶する訳でもなくただ視線を向けられたとなれば何か用事があるのではないかと勘繰ったのだろう。まずはそれなりに印象に残っている将来有望な若者のレドから声を掛け、次にさして興味のないエリーゼ。エリーゼに至っては名前も覚えていないかのように振る舞い、第二副団長である七席のおまけという不名誉なあだ名で呼ぶ始末だ。性悪エルフのそんな扱いには、さすがのエリーゼもご立腹なのだろう、苦笑いを浮かべて視線を逸らしながらも、握った拳が怒りと悔しさで震えているのが分かる。)
1170:
エリーゼ/エリス [×]
2025-12-17 19:25:48
>1168
んにゃ、レドくんが嫌ならそうするにゃ。それじゃあ案内するにゃ~。
(レドの要望に頷いて呼び方を戻すと、エリーゼは軽い足取りで食堂までの道中を先導する。空腹を満たせることが余程嬉しいのだろう、レドの目の前で彼女の尻尾が右へ左へとリズミカルに揺れていた。これ程の仕打ちを受けてもすぐに切り替えることや、一時的なものとは言えペットの身分にすんなり適応するなど、エリーゼもまた不憫な扱いに曝され過ぎて人格が歪んでいるのだろう。人懐っこい仕草の裏にはそんな闇が潜んでいた。
雑談もそこそこに、近衛隊庁舎を出て、騎士団の本庁舎へと繋がる長い渡り廊下に差し掛かる。渡り廊下の脇、薔薇の咲き誇る庭園にエリーゼはふと視線を向けるなり、思わず顔を引き攣らせた。ベンチに腰掛け、自らの膝を枕にして第二王女を寝かしつけているエルフの姿…レドにとっては本日二度目のエリスとのご対面である。門の修繕が終わったことでようやく臨時の警備任務から開放されたのだろう。その間に癇癪を起こした第二王女との埋め合わせの最中なのだが、心地良く眠る王女の頭を撫でるエリスの表情はいつもの腹の立つニヤケ面ではなく随分と温かいものであった。のも束の間に、エリスはレド達の気配に気付くなり口角を吊り上げ、侮蔑の意を孕んでいるかのような見慣れたニヤケ面へと戻る。)
やあ少年、奇遇だね。それと七席のおまけの子。私になにか用かな?
っ……な、なんでもないのにゃ…たまたま目に付いただけで…
(エリスは当然の疑問を投げかける、単に挨拶する訳でもなくただ視線を向けられたとなれば何か用事があるのではないかと勘繰ったのだろう。まずはそれなりに印象に残っている将来有望な若者のレドから声を掛け、次にさして興味のないエリーゼ。エリーゼに至っては名前も覚えていないかのように振る舞い、第二副団長である七席のおまけという不名誉なあだ名で呼ぶ始末だ。性悪エルフのそんな扱いには、さすがのエリーゼもご立腹なのだろう、苦笑いを浮かべて視線を逸らしながらも、握った拳が怒りと悔しさで震えているのが分かる。)
(/名前欄にエリスを入れ忘れたので再掲です!)
1171:
レド [×]
2025-12-18 15:24:42
>1170
あぁ……俺までハラ減ってきたな。エリーゼ殿、ここの食堂のおススメは……
……エリーゼ殿?……え……?なんだあれは、いったい何がどうなって……
(なんだかすっかりペットの振る舞いが板についてしまっているエリーゼのご機嫌な尻尾を見ていると、こっちまで腹が減ってきた。鳴り出したお腹をさすりながら彼女の後をついていき。なにせ朝から、いや連日心身をすり減らしているのだ。早く食事したくてウズウズしていると急にエリーゼが顔を凍り付かせて立ち止まる。自分も彼女の視線の先に目をやると……同じく立ち尽くして。
バカエルフ!?なんだあの聖母のような優しい微笑みは……本当にバカエルフなのか!?驚くのはエリス本人ばかりではない。彼女の膝で眠る第二王女を視認すると冷や汗が出始める。第二王女カトリーナ・ローゼンベルク・フィリア。「王国の至宝」と謳われる美女だが中身は愚物と聞く。一方でさしたる有力な支持者は聞かない。奴はあの穴馬にすらなれない駄馬を支持しているのか?宮廷にも近衛隊にも与せずに?一体どうして!?信じがたい光景を目の当たりにして、口が半開きになって。)
なっ、クレアさん!?ううっ……!バカな、こんなバカな……!
(そうやって二人を見ていると急に顔を押さえてふらつき出して。目眩がしたのだ。あろうことか、第二王女を母親のように慈しむエリスがクレアに見える錯覚を覚えてしまったのである。バカな、クレアさんとあの女が重なるなんて……見てはいけないものを見た気がしたレドの顔は急に青くなり出して。)
……行きましょうエリーゼ第二団長殿。こんな雑兵、相手するまでもない。
(だが気がつけばエリスも元のしたり顔に戻ってエリーゼを侮辱している。やっぱり幻覚か。俺も疲れてるんだ……と思い直すと、背を丸めたままヨロヨロと歩き始める。どのみち王女の前で事を荒立てるわけにはいかない。エリスへの当て付けとしてエリーゼを役職付きで呼び、城門の警備などという副団長に似つかわしくない任務を行っていたエリスを「雑兵」と力無く腐すのが精一杯だ。先の死闘では羽織っていなかった白いケープをはためかせながら歩くとエリーゼの肩をそっと叩き、エリスを無視して立ち去ろうと促して。)
1172:
エリーゼ/エリス [×]
2025-12-18 22:10:51
>1171
そ、そうだにゃ…こんな所で道草食ってる場合じゃないのにゃ。
無視とは傷付くなぁ。君達が何を企んでいるのかは知らないけれど、せいぜいその結果が私を利することに期待しているよ。
(先を急ごうというレドの提案を聞いて、冷静さを取り戻したエリーゼはこくりと頷く。エリーゼにとって七席との比較は地雷であり、先のエリスの発言は彼女にとってペット扱い以上に癪だが、今は密命の最中。下らない挑発に乗ってエリスに情報を探られるようなことはあってはならない。そう決心が付くと、再びレドを先導する形で歩みを進めた。
そんな2人の背を見送りながら、エリスは不敵な笑みを崩さずに語りかける。言葉通りに何を企んでいるか知らないなんて事はなく、含みを持たせた言い方から分かる通り、エリーゼの警戒も虚しく実際には宮廷の意向を把握しているのだろう。第一王子派閥に身を置く分団長の派遣や、無名に等しい冒険者と宮廷の接触。レドに全幅の信頼を置き、ある種のフィルターがかかっているアリシアは例外として、それなりの情報収集力を持つ第三者目線からでは、宮廷が何かを企みそれにレドが関わっていることを察する程度は造作もない。無視された手前、当然ながら返事が返ってくる期待などしていないが、要するにこの性悪エルフは「全部知ってる。利害が一致しているから私の為にも頑張れ。」と神経を逆撫でするエールを送ってきたという訳だ。その意味に気付いたエリーゼの苛立ちはブンブンと揺れる尻尾に現れているが、それ以上の反応は見せない。言葉を送り終えたエリスもついには2人への関心は失せ、視線を王女へと戻すと慈しむような表情を浮かべて、割れ物を扱うような繊細な手つきで再び頭を撫で始めた。)
1173:
レド [×]
2025-12-20 11:19:48
>1172
ハッタリですよエリーゼ殿……獣人の貴女が近衛隊から出てきたんだ。誰もが怪しむことを自分だけ見抜いたと吹いて、優位に立とうとしてるだけ……ちょっと待っててください。
(エリスに手が出せぬまますごすごと立ち去ろうとした矢先、彼女の挑発を聞くと丸まっていた背筋を伸ばし、苛立つエリーゼに耳打ちする。第一王子派=宮廷の獣人が無名の冒険者を引き連れて、獣人禁制の近衛隊庁舎から現れたのだ。一目で怪しいと王城の人間なら誰もが気付くだろう。疑って当たり前のことをさも自分だけが見抜いているように振る舞ってマウントを取りたいだけ……という真相(であってほしいこと)を呟いて。
密命の事、察していようがそれは構わない。察した上で傍観者を気取ってる奴の態度が気に入らない!せめて口喧嘩で打ち負かしたい!眉間に皺寄せ、歯ぎしりすると、180度ターンしてエリスに鋭い視線を突き刺して。)
期待している?何を偉そうに。何も分かってないくせに超越者を気取りやがって。そうやっていつまでも脇から人を弄んでいられると---ちっ、またか!
(本来の粗野な口調でずけずけとエリスをなじりながら彼女に詰め寄る。そしてエリスを指差しながらさらに罵り眼前に迫ろうとするが……あと数歩の所で指差したまま止まってしまって。さっきの穏やかな顔と、王女が枕にして安らかに眠る膝。それを目の前で見ると振り上げた拳が下ろせない。今度ばかりは幻覚として片付けられない、またしても奴に負けてしまったと思い知らされると、苦々しく指差した手を下ろして。)
……クレアさん、まさか奴の中にもあるんでしょうか。正しさってヤツが……
(指差していた手をクレアからもらった金貨が眠る胸の上に添え、彼女の教えを思い出しながら呟いて。副団長エリス、どう見ても傍観者を気取って人を弄ぶバカエルフにしか見えないが……もしそうであったなら、王女がこうも安らかに彼女の膝で眠るわけがない。ますますこの女の事が分からなくなってしまった……ただの悪女であったなら、ただただ憎んで断罪できたものを。
それでもいつかこの女の心の内を解き明かし、その糸目を開かせてやる。そう胸の中で誓うとケープをばさりと翻しながらエリスに背を向け、エリーゼの下へ戻って。)
1174:
エリーゼ [×]
2025-12-20 20:02:40
>1173
取り付く島もないにゃんね……でも、レドくんカッコよかったにゃ!今回は相手が悪かっただけで、きっと常人なら押されていたに違いないにゃ。気を取り直して美味しいもの沢山食べるのにゃ!おすすめはハンバーグ定食にゃ~。
(「取り付く島もない」、レドが詰め寄った先にいるエリスの様子を見てエリーゼはそんな感想を漏らした。あれだけの近距離でなじられて聞こえていない筈はないが、まるで何事もないかのようにエリスは王女の頭を撫でるのみである。あの我が道を往く副団長が一度興味の失せた相手の言葉に耳を傾けるとも思えない、そしてレドもまた引くことはないだろう。そんな想像をしていたが、どういった心境の変化か、存外すぐにレドが引き返してきた。エリーゼはレドが戻ってくるなり、その肩を尻尾で撫でる。レドの何か考え事をしているかのような表情を見て、落ち込んでいるものと思っての彼女なりに励ましであった。レドの一歩先を歩いて先導しながら、エリーゼは努めて明るく振る舞い、空気を変えようと昼飯の話題に話を逸らした。)
1175:
レド [×]
2025-12-21 12:57:38
>1174
エリーゼ殿……へへっ、どうやらお互い気持ちよくメシが食えそうですね。副団長怖くて指南役が務まるかってんだ!
(未練がましくエリスの方に首を向けていると、肩にふわふわした感触を覚える。エリーゼが尻尾で撫でて励ましてくれたようだ。あのバカエルフに何か届いたとも思えないが、一方的にアレコレ言われたまま黙って去るよりはお互い気が晴れたかもしれない。エリーゼの励ましに応えるべく握った右腕を上げ、左手で右腕を叩くガッツポーズをしてみせると、悪ガキのような笑いを浮かべながら彼女の後を付いていき。思えばこんなガキ大将みたくドヤ顔で笑えたのは同年代の冒険者仲間と共に活動していた時以来かもしれない……エリーゼの励ましは確かにレドの気持ちを軽くしたのであった。)
1176:
エリーゼ/セレステ [×]
2025-12-21 17:16:36
>1175
そうにゃそうにゃ、その調子にゃ~。何事も恐れていては始まらないにゃ!
(まるでガキ大将のような振る舞いを見せるレドに、エリーゼはノリノリで調子を合わせる。レドと一つしか変わらない年齢ながら騎士団の分団長の地位に就いている彼女にとっても、同年代とのこうした関わりは希少なのだろう。まるで友達のような掛け合いを今や懐かしい騎士学校時代の青春に重ねていた。「何事も恐れていては始まらない」、レドの調子を上げるべくなんの気なしに口から出た言葉であるが、まさかこの言葉がすぐに自分に降ってかかるとは、この時のエリーゼは思ってもいなかったことであろう……)
それを食べたら私の執務室まで来てください、大切な用事があります。案内はソレがしてくれることでしょう。
(数百人が収容できる巨大な食堂、レドと共に人気のハンバーグ定食を受け取り席に着いたのも束の間に、エリーゼにとっての恐怖の象徴は現れた。ウェーブのかかった青髪に鋭い金色の瞳、そして何より目を引くのは、腰に携えた聖教国の意匠の刻まれた白い東刀。王国騎士団長次席補佐官にして第四席、「傷無し」のセレステである。現役の騎士の中でも間違いなく最強格に数えられる一人が、レドを視認するなり颯爽と目の前に現れたのだ。対してエリーゼはセレステの気配を察知した段階から既に喋らず、ただカタカタと震えるのみである。レドの案内を任されてもなお言葉を発することも出来ず、まるで人形かのように何度も肯定の意で頭を前後に振っていた。刻まれたトラウマは余程深刻な様子である。そんなエリーゼの様子を見て、セレステもまた、返事くらいしろと言いたげに不満そうに眉間に皺を寄せた。)
1177:
レド [×]
2025-12-21 23:20:20
>1176
うへぇ、すげぇな。騎士団の食堂ってのは。ギルドとは大違いだ……へへ、何はともあれメシだメシだ!いただきま……
(騎士団の食堂、大規模ながらも整然とした光景は雑多な雰囲気のギルドの食堂とはまるで違って見えた。ケープを背もたれに掛け、辺りをキョロキョロ見回しながら初めて見る光景を堪能する。そして子供のようにニコニコしながらおススメのハンバーグ定食にあり付こうとした矢先……エリーゼが凍り付いているのと、人の気配……青い髪の女の気配に気が付いて手が止まり。言葉すら発せぬほどに怯えるエリーゼを見て気配の主を察した……「番号付き」の四番手にして神竜すら傷つけられぬと言われる騎士団最強格。そしてクレアさんの元部下……次席補佐・セレステ、エリーゼにトラウマを植え付けた張本人だ。
エリーゼを「ソレ」と呼び、冒険者にとって数少ない楽しみである食事を邪魔して、そして部下ではない自分に対して名乗りもせずに一方的に用件を押し付ける。クレアさんの教えを受けたとは思えない傲慢な態度にはエリーゼ抜きでも腹が立つ。すっと立ち上が……らずにナイフとフォークを再び動かして。)
あの、失礼ですがどちらさまで?なにやら私をご存じのようですが、私は現在近衛隊副長・アリシア様の指示のもと行動しております。御用のおもむきに関してはアリシア様のお許しを得てからにしていただきたい。
そもそもご覧の通り私は食事中です。他人の食事中にやむを得ず用件を伝える時は、まず非礼を詫びて名乗るのが騎士の作法ではないのですか。
(どうやら向こうはこちらを知っているようだが、そもそもレドはアリシアと契約した外部の技官である。名乗りもしない無礼な人間からアリシアの頭越しに指示を受ける筋合いなど無い。セレステのことは見向きもせずにハンバーグを口に運び、敬語でセレステの無作法を指摘して。口調こそお行儀良くしているが、全身から纏う雰囲気は冷たく他人を寄せ付けない、本来の荒くれ冒険者のそれだ。)
1178:
エリーゼ/セレステ [×]
2025-12-22 00:37:49
>1177
にゃにゃにゃ…!レドくん…にゃにを……
ああ、それは失礼致しました。私はセレステ、次席補佐官を務めている者です。今は詳しくは言えませんが、これは貴方にとっても大切な用事です。勿論私が強制出来ることではありませんので、貴方のご意思に判断は委ねますが…来なければきっと面倒事になるとだけ言っておきましょう。アリシアさんに関してもご心配なく、むしろお喜びになるかと。
(レドの見せた素っ気ない態度に、隣に座るエリーゼはセレステへの恐怖心から顔が青ざめていたが、そんな扱いを受けた当の本人、セレステは特に腹を立てる様子もなく、むしろ納得したようにポンと手を叩き素直に受け入れて訂正してみせた。レイラの我儘を聞いてあげている手前、その弟子が指示に従うのは当然というスタンスで話を進めたが、レドの立場に立って考えてみれば、事情を知らない状態で行動を強制されることは良い気分ではないのだろうと、そして、無知無学な冒険者(セレステの偏見)、それもあのバカ(レイラ)の弟子ならば王国十騎士に名を連ねる自分を知らなくても何ら不思議ではないという、悪意なく失礼極まりない誤解を同時にしていた。典型的な聖教徒らしく人間種には優しいことで定評のあるセレステだが、レドには誤解に起因した哀れみの視線を無意識に向けてしまう。
レイラのサプライズ成功のためにもどう誘導すべきかとセレステは頭を捻りながら、言葉を選んで説得を試みる。レドが来なければレイラが癇癪を起こすことは想像に難くない…そのままの意味での面倒事になるという意味なのだが、言い終えた後にまるで脅しのようなニュアンスであることに気が付くと、アリシアが喜ぶような内容であると補足した。これは、兼ねてよりレイラと親睦を深めることを狙っていたアリシアにとって、レドを貸し出すことでレイラのご機嫌取りが出来るのだから、きっと事後報告でも構わないだろうという考えであるが、やはり事情を話せないことがネックとなって政治的な意味に捉えられかねないことにセレステは内心で辟易していた。)
1179:
レド [×]
2025-12-22 20:07:13
>1178
…………。
(目を閉じたままセレステの主張を聞き、付け合わせのブロッコリーを咀嚼して。口では「判断は委ねる」と言っておいて、実際は権威と脅迫により選択を押し付ける。しかもどうやら冒険者である自分を見下しているようだ。これを無自覚のうちにやってるのが腹立たしい……傲慢な権力者ムーブに不快感を覚えて眉間に皺を寄せて。口の中でブロッコリーを転がしながらクレアと聖教国司祭の揉め事の噂を思い返す。ギルドで狼藉を働いてクレアさんに酒をぶちまけられ、その腹いせで権威を盾に依頼を押し付けた司祭とこの女は同類だ。クレアさんの教えを受けたくせにあの人から何一つ学ばなかったんだな……どこまでも腐りきった奴め。かつての部下が人々を苦しめている姿を見たらクレアさんも悲しむだろう。あの人のためにもこの女……斬る!
……という蛮行を働くわけにもいかず、固茹での緑の塊を歯で噛み潰すことで殺意を抑える。水を一口つけてそれを流し込むと布巾で口を拭い、すっと立ち上がって。)
「傷無し」のセレステ殿でしたか。これは失礼いたしました。しかし重ねて申し上げますが、私もアリシア様から近衛隊指南役の任を賜り、彼女の指揮下で行動する身の上。いくらセレステ殿のお頼みといえどもこの場ではいそうですかと同行してはアリシア様の面目が立ちませぬ。正式な要請であれば、まずはアリシア様に権限と目的を明記した書面を通してからにしていただけますかな。
(頭を下げてセレステに詫びつつも、再度アリシアの許可を要求して。用件も言わずに独断で近衛隊指南役を連れ回す無礼に従ってはアリシアやエリーゼのためにならない。苦笑いを浮かべ穏やかに話してはいるが、この場でセレステに従う気は一切見せないのであった。)
1180:
エリーゼ/セレステ [×]
2025-12-22 23:50:13
>1179
はぁ……分かりました。そちらの事情もあるのでしょう、速やかに手続きを済ませますので後ほどアリシアさんに確認してください。
(エリーゼはすっかり白目を向いて動かないがそんなものはどうでも良い。その横で、頑なにこの場で了承しないレドの姿勢を見て、師匠(レイラ)が頑固なら弟子も同様だなと、セレステは思わず溜息を吐いた。王城内の政になんら関係のない外部の人間だからこそ簡単に動かせるものと考えていたが、この様子だと着任早々に既に何かしらに巻き込まれているのだろうと察し、今まさしくレイラのせいで振り回されている自分と重ね合わせて少しばかり同情を寄せる。渋々と言った様子でレドの要求を呑むと、手続きの為にその場を離れようと背を向けかけるが、ふと思い立って一つの質問を投げかけた。)
クレア先輩はお元気でしたか?
(レイラの弟子ともなればクレアと何らかの関係を持っている可能性は十分に有り得る。そうでなくとも、S級冒険者の近況ぐらいは同じくデュランダルの冒険者ならば知っていてもおかしくない。そうした可能性を踏まえての何気ない質問であった。アリシアが反対する可能性は限りなく低い為、この後またレドとは顔を合わせることになる筈だが、現状のクレアとレイラの関係が複雑なことくらいは噂に聞いている。故にレイラがいない今しか聞けない内容なのである。かつての憧れであった先輩が、恋人を失って以降長らく落ちぶれていた筈が最近になって、自らの信仰の聖地である聖教国からの依頼を見事にこなしたと聞く。きっと何か良い意味での心境の変化があったのではないかという淡い期待を寄せて、返答を待つセレステはその金眼を少しだけ輝かせた。)
1181:
レド [×]
2025-12-24 07:10:48
>1180
エリーゼ殿、起きてくださいエリーゼ殿。
……セレステ殿、お心遣いは感謝いたしますが何も個人的な事情でお頼みしているのではございませぬ。これは同じような事があればいつ、どなたにでもお願いしていたこと。指揮系統と目的を明確にした上で主から離れなければ、主を蔑ろにすることになってしまいますから。
クレア殿に関しても……私からはあれこれ申し上げられません。あの方は今も悩んでおられる。他人が軽々しく語ればあの方を傷つけることになりますから。ただ……クレア殿は正義の剣よりも、傷ついた人の隣に立つ剣を選んでおられる。それだけは申し上げておきます。
(セレステに逆らったからなのか、気絶してしまったエリーゼを起こそうと彼女の肩を揺さぶって。それからセレステに向き直ると、自分の越権行為をこちらの事情の問題にすり替えてくるセレステにやんわりと「事情は関係ない、一般論だ」と釘を刺して。
クレアの話も首を振って、多くを語らないようにして。どうもセレステは自分が正しいと信じて疑わず、無自覚に人を見下し、自分の都合よく物事を解釈するタイプらしい。はっきり言って自分の正しさを疑いながらも人に寄り添い続けるクレアさんには相応しくない女、酒を浴びせられた司祭と同じく彼女に拒絶される存在なのだ。むやみに語ってコイツの自己正当化の材料にされたら、クレアさんはますます傷つく……と考えながら、言葉を選んで慎重に話して。)
1182:
エリーゼ/セレステ [×]
2025-12-24 12:01:44
>1181
はぁ…
そうですか…もし先輩と会う機会があれば、くれぐれもお身体に気を付けてとお伝えください。それでは、また。
(自分に向けて釘を刺すようなレドの言葉に、セレステはまともに聞く気がないのか視線を明後日の方向に逸らした。レドの言ってることはご尤もだが、セレステの立場からすれば、単にそっちの身内のバカを迎えに来いと言うだけの話なのである。そこに何か別の目的がある訳でもなく、お迎えに許可もなにも必要はない。事情を話せればここまで話が拗れることもないのに…と視線を逸らしたまま再び溜め息を吐いた。いっそ全部話してしまおうかとさえ思ったが、レドの驚く様を想像しながらウキウキと侍女服に袖を通していたレイラの顔を思い出すと良心が痛む。そもそも、問答無用でレイラを城から叩き出せば良かったものを、こうして自ら面倒事を引き受けてしまった自分の甘さに無性に腹が立つ。その苛立ちを間違ってもレドへ向けてしまうことがないように視線を逸らしているのだが、傍から見れば態度が悪いように映ることであろう。そして、クレアの話へと移るとやっとセレステは視線を戻すが、期待していたような返答は得られずに僅かに輝いていた瞳も残念そうに色褪せた。しかし、レドの発言の意図は分かりかねるが、「傷ついた人の隣に立つ剣を選んだ」という言い回しには少しだけ興味を唆られる。かつて、副官だった自分とクレアが方針を巡って初めて口論となった農民の大弾圧。その時に持ったクレアの印象は正義と秩序を重んじる堅物……時を経て、もしくは何かのきっかけで良い意味での変化があったのだと思い至ると、セレステの心にはほんの僅かに温かな感情が芽生えた。顔には出さず、最低限の社交辞令上の口上をレドに託し、ついにセレステはその場を後にする。)
んにゃ……はっ…!気を失ってたのにゃ…もうあの人はいないにゃんね。うぅ…レドくん、食欲がなくなったからハンバーグあげるにゃ。
(セレステが立ち去ってしばらくして、エリーゼはハッとした表情で目を覚ます。辺りを見渡せばセレステはレド達の席から遥か遠く、食堂の出入口付近でなにやら首席と痴話喧嘩(日常と化した光景のため騎士達にはそう揶揄されている。)しているが、それだけ離れていればエリーゼの精神状態に問題はないようだ。しかし、受けたショックのせいで二日分の食欲はどこかへ消え、ブロッコリーを一つ自らのフォークに刺すと、それ以外を皿ごとレドに寄せた。)
1183:
レド [×]
2025-12-26 15:35:42
>1182
……行ったか。エリーゼ殿すみません、あんまり力になれなくて。にしても次席補佐め、分団長を召使いみたいに扱うなんて。そもそもなんの用事……
(一礼し、立ち去るセレステの背中を静かに見つめ、ため息を吐いて。心なしかクレアの話題の時は穏やかに見えた。ただ気配りと余裕が無い女なのかもしれない。であれば共にクレアを慕う者同士で親しくなれる……ある一点さえなければ。
着席すると、いまだセレステへのトラウマを負い、食欲を失くしハンバーグを寄越してくるエリーゼに眉尻を下げて詫びて。それから遠方にいるセレステを苦々しく見つめ……ていると彼女が口論しているのが見えた。その相手の……見覚えのある覆面男を指差しながら、エリーゼに尋ねて。)
え、エリーゼどの?あのマスクマンはいったい……
1184:
エリーゼ [×]
2025-12-26 17:02:13
>1183
あ、謝らないでほしいにゃ!レドくんが負い目を感じることじゃないのにゃ。
(何ら非がないにも関わらず誠実な対応で詫びるレドに、エリーゼは目を丸くして慌てた様子でそれを止める。書類上の一時的な関係とはいえ主従関係にあるにも関わらず、こうして会って日も浅い自分に気を配ってくれる。そんなレドの人柄にエリーゼの警戒は僅かに解けつつあった。一呼吸置いて落ち着きを取り戻すと、続けられたレドの質問に答えて。)
あのマスク男はヴァルター殿。今の首席補佐官で、最も強く美しき獣人…を自称してる変人にゃ。美しいとは欠片も思わにゃいけど、強いのは確かなのにゃ。一度手合わせしたこともあるけど、私の剣がかすりもしにゃかった…にゃはは。
たぶん、あの人に攻撃を当てられるのは団長と前任のクレアさんくらいかにゃ?
(レドが指差す仮面の男、ヴァルターに視線を向けながら頬杖をついて、エリーゼは彼への私見を述べた。嫌いとまではいかないもののあまり良い印象は抱いていないようで、最も強く美しき獣人を自称する変人と、そう彼を語るエリーゼは苦笑いを浮かべている。ただ、自らの経験から彼の剣の腕は認めているようで、エリーゼの見立てでは勝負が成り立つのが団長とクレアぐらいのものだと断言した。クレアに関しては全盛期を基準にしているが、どちらも王国の剣士の最高峰と言っても差し支えない。それに準ずる技量を持っているからこそ、ああしてセレステを怒らせることに何ら危機感すら覚えていないのだろう。)
1185:
レド [×]
2025-12-26 20:18:06
>1184
ヴァルター……そうかあいつか!しっかし奇天烈な仮面だなぁ、顔隠して何が美しいだよ。
……バカエルフの次はバカマスクか、揃いも揃いってどっから拾ってきたのやら……おもしろくないっ!
(エリーゼの説明を聞きながら自分のハンバーグをがっついて。あれがクレアさんの後任の仮面男ヴァルターか……見た目も中身も変な男だなぁ、騎士団の上位者はろくでもない連中ばっかりだ、とヴァルターをジト目で見ていたが、彼の強さの話になると急に真顔になって目を見開いて。団長とクレアさんしか敵わないだと!?次席補佐セレステですら相当出来る女と見ていたのにそれ以上とは……そして糸目野郎より上なのか。面白くなさそうな顔で一気に自分の皿を空にすると、エリーゼのハンバーグに視線をやって。)
……エリーゼ殿、食べましょう。食事は剣に油を差すみたいなものだ。剣士は食べたくなくても食べなきゃいけない。食べて力つけて……連中を追い越しましょうよ。
(エリーゼはヴァルターも好かないらしい。いけ好かない性格の相手に剣士としての自信を折られたらそうもなろう。次席補佐はいわずもがな、バカのくせにエリーゼをバカにするバカエルフ、そしてあの仮面男……嫌な上司に囲まれ、宮廷からはペットとして送り出されてはエリーゼも気が滅入るだろう。せめて自分が出来る範囲で彼女を元気づけてやりたいと、差し出されたエリーゼのハンバーグの皿を戻して、微笑んで。)
1186:
エリーゼ/ヴァルター [×]
2025-12-27 17:01:41
>1185
…分かったにゃ。もっと強くなって、みんな見返してやるにゃ!
(レドの説得に応じて、すっかりスイッチの入ったエリーゼはようやく食事に口を付けた。美味しそうにハンバーグを頬張っていると、今しがた話題に上がった人物、ヴァルターが軽快な足取りで二人に歩み寄る。既にセレステの姿はなく、暇を持て余しているのだろう。)
久しいなエリーゼ。ジェラルド殿下との会食以来か。良い良い、若人は沢山食べなくてはな。
して、其方の若人はもしや…噂の指南役とお見受けする。我が名はヴァルター!最も強く美しき獣人だ。しばらくはこの城で顔を合わせる機会も多いだろう。よろしく頼む。
(断りなく二人の正面の席に腰掛けたヴァルターは、まず目に入ったエリーゼの食に対する姿勢を褒めると、満足そうにうんうんと頷いた。対するエリーゼは「久しぶりにゃ。」と短く返すだけの塩対応である。その声色からは、面倒なやつに絡まれたという心の声が漏れ出ているかのよう。そんな様子はお構いなしに、ヴァルターが次に目を付けたのは指南役を引き受けたばかりのレドであった。二十歳そこそこの年齢でその任を引き受ける例は稀で、内情に詳しい騎士団の上位者レベルには既にレドの存在は知れ渡っている為である。高らかに名乗りを上げたヴァルターは、表情すら読み取れないその気味の悪い仮面の瞳にレドの顔を映しながら、己の手を差し出して握手を求めた。)
1187:
レド [×]
2025-12-28 15:40:34
>1186
おいでなすったか、マスク怪人!
(エリーゼに食欲が戻ってほっとしたのもつかの間、あの仮面男が迫り来るのを見てぼそっと呟き。噂をすればナントヤラとはよく言ったものだ。やたら足取りが軽いわ勝手に正面に座るわ、なより疫病対策に使われるという嘴みたいなマスクが実に不吉だ。もう騎士というより怪人に見える。とはいえ騎士団の高位者に粗相もできない。まずは目の前に着席したヴァルターに一礼して。
エリーゼと共にジェラルドと会食したということは、こいつも第一王子派らしい。そして獣人……意地悪ジェリーちゃんはケモナーなんか?と淡々とした表情の下で分析していたが……)
噂の……?なんと、私をご存知でしたか首席補佐ヴァルター殿。近衛隊指南役レドと申します。よろしくお願いいたします。
(こちらを把握しているヴァルターの発言に目を丸くして。どうやら俺の話は想像以上に騎士団の中で広まっているらしい。ひょうきんなくせに、仮面のせいでバカエルフ以上に表情が読めない。そしてエリーゼの塩対応からして次席補佐とは別ベクトルで厄介な相手なのだろう。そんな相手にこちらを知られているのは癪だが、まずは礼儀正しく挨拶してから手を差し出してきたヴァルターと握手して。)
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