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冒険者ギルドの日常/1497


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1478: レド [×]
2026-09-23 13:53:48

>1477

~~~~~~ッッッ!!!

(これ幸いとばかりに、人気のない路地裏で誘惑を仕掛けてくるセレスティナ。目を必死に閉じ、歯を食いしばって、熱い身体、悪魔の囁きに耐える。それこそ先の店以上の行為が止められない状況だ……だが身体がぷるぷる震えて、ロイヤルプリンの紙袋を落としそうになったのを自覚すると、カッと目を見開き、紙袋を握りしめて。)

愚弄するなッッッ!!俺はご主人様だぞ!!!

(紙袋を持ってない方の手をセレスティナの腰に回すと、子供を無理やり運ぶかのようにそのまま自らの脇に片手で抱え上げて。レイラ(ねえさん)やアリシアが待っているのだ。こんな所で茶番に興じる暇は無い。顔を赤くしてムキになりながらも、バタバタと路地裏を抜け出すと、セレスティナを脇に抱えたまま教会へと走り出して。)

1479: セレスティナ/クロード [×]
2026-09-23 16:08:38

>1478

きゃっ!?ご主人様ぁ…!さすがにこの格好は私でも恥ずかしいですよ…!

(レドの葛藤する様を見て、堕ちるのは時間の問題かと思ったのも束の間、有無を言わさず脇に抱えられ、セレスティナは可愛らしい悲鳴を上げる。さすがの彼女でも物のように小脇に抱えられるのは恥じらいを伴うようで、ジタバタと抵抗するものの腕力でどうこう出来る相手ではなく渋々諦めて。もっとも魔法を行使すればその限りではないが、レドに危害を加えてまで脱出するつもりはないのだろう。さすが、身体が資本の冒険者だけあって、膨れ面で運ばれているとすぐに教会が見えてきた。)

止まれ、そこの二人。ここより先は聖域、変態の入る余地は……いや、すまない。そういうプレイ中の変態カップルかと思ったらお客人と大司教様か。ひとまず非礼を詫びよう。それで、なんでそんな格好で出歩いているんだ?

(教会の正面まで辿り着くと、丁度外出をしようとしていた赤髪の気怠げな司教と鉢合わせる。破廉恥な服装のメイドを小脇に抱え、刀を携えた長身の男。その出で立ちを見て、教会への侵入を試みる変質者だと判断したクロードは迎撃すべく、包帯を巻いていない方の腕を掲げて魔法陣を展開したが、すんでのところで二人の正体に気が付いて詠唱を取り止めた。自分に非があるとは微塵も思っていないものの、客人と上司に牙を向けたことを形式上謝罪して、ご尤もな質問を投げかける。そんな格好とは勿論、破廉恥なメイド服+それを小脇に抱えている特異な状態についてである。セレスティナはここぞとばかりに仮痴不癲を発動して、ピューピューと掠れた音の口笛を拭いて誤魔化すばかり、必然的に投げかけられた質問はレドに向けられることになった。)

1480: レド [×]
2026-09-23 19:28:54

>1479

へ、変態……いや、失礼しました。私は近衛隊副長アリシア・ライデンの使者、レド。勇者様にお目通りするため、勇者様に手土産を持って参りました。こうして市井の娘に扮した大司教殿に、先ほどまで店を案内していただいたところでございます。

(ズカズカと石畳を踏み荒らしながら教会へ戻ると、赤髪の司教が威嚇してくる。二人の正体にすぐ気がついて攻撃を止めたからよかったものの、すっかり変態扱いされて困り顔をして。だが露出の激しいメイドを抱えている武装した男など、変質者に見られても不思議ではない……背筋を伸ばし引き締まった顔つきになると、セレスティナを脇に抱えたまま自己紹介と事情の説明をし、証拠となるロイヤルプリンの紙袋を赤髪の司教、クロードに向け静かに突き出して。)

そうでしたな?大司教ど・の!

(それからセレスティナを脇から下ろして立たせると、思い切り彼女を睨みつけながら話を振って。レドは我関せずを許さない。変態扱いの巻き添えを食らったとあってはなおさらだ。)

1481: セレスティナ/クロード [×]
2026-09-23 22:26:37

>1480

なるほど、嘘ではなさそうだな。名乗り遅れたが、私の名はクロード。この教会の司教をしている者だ。
しかしなぜ、大司教様はそんな珍妙な格好をしているんだ?変装ならもっと他にやりようがあるだろう。

(見せられた紙袋はまさしく高級店「メゾン・ディートリヒ」のもの。これ程の品を用意したとなれば、セレスティナの変な企みによるものではないのだろうと確信を得ると、ここで初めてクロードは自身の名を名乗った。その際、同意を求められレドの横でコクコクと首を縦に振っているセレスティナを一瞥もしなかったあたり、クロードは本国の聖職者を信用しておらず、立場的には枢機卿側であることが明らかとなる。けれど、いくら好まない相手と言えど同じ聖職者として咎めなければならないことが一つ、それはセレスティナの破廉恥な服装である。当人に視線を移して呆れ顔を浮かべると、一先ずその理由を尋ねて。)

これは…レドくんの趣味で…

(触れられたくなかった事柄を突かれたことで、セレスティナはバツが悪そうに俯くと、自らの手をモジモジと弄りながら、この期に及んでレドに罪を擦り付けた。勿論、否定されればすぐに捲られるような嘘が通るとはセレスティナ自身微塵も思ってはいないのだが、単に誘惑を拒否された仕返しに、一瞬でも疑いの目をレドに向けさせたいのだろう。相変わらずの性悪痴女ぶりである。そして彼女の思惑通り、クロードの冷めた眼差しがレドに向けられる。)

1482: レド [×]
2026-09-24 19:17:43

>1481

なッッッ!!ふざけろこの野郎、大司教にそんな格好させる使者がいるかよ!店員も見知ってるくらいそのナリで出歩いてるくせに!
……クロード司教、我々も勇者様をお待たせしている。これにて失礼を……ほら、行くぞ!元はといえば全部アンタのせいなんだからな!

(この期に及んでそのあられもない格好を自分のせいにされ、クロードにも白い目を向けられると、とうとう行儀の良いふりを捨て、セレスティナに怒鳴りつけて。どうも目の前のクロード司教とは派閥的に対立しているようだからセレスティナを立てる必要がないと感じ取ったのもあるが、何よりこのふしだらな大司教に敬意を払っていられなくなったのだ。
ここで世間話に興じている余裕もない。クロードに一礼しつつも、セレスティナの腕を引っ張って先を急ごうとして。大司教に対する態度とも思えないが、尋問された怒りがぶり返してきたようだ。)

1483: セレスティナ/クロード [×]
2026-09-25 10:43:48

>1482

…大司教の胸に夢中になってしまう可愛い使者なら目の前にいますけどね。ふふ…

(レドのお利口な仮面を外すことに成功したセレスティナは満足そうにニマニマと口元を緩めると、耳元で皮肉を囁いて。一貫して性悪な言動を続ける彼女だが、腐っても聖職者。約束通り他人に聞こえないように配慮をする辺りは妙に律儀である。)

では、クロード司教。レドくんが色々我慢出来ないようなので、これにて失礼しますね。

あ、ああ…時間を取らせてすまなかったな…はぁ…

(まるでこの後レドにナニかをされるかのような意味深な物言いで、腕を引かれるままに教会の中へと姿を消すセレスティナ。そんな騒がしい二人を見送るとクロードは溜め息を吐いて。何が真実かはもはやどうでもよく、呆れ混じりの疲れた面持ちで目的地へと足を進めた。
一方、教会の廊下を進むセレスティナは視線を泳がせてソワソワしており、その理由は幾つかある。再び同僚にこんな破廉恥な格好を見られるかもしれない不安と期待、身体を鍛えた男に強引に腕を引かれている背徳的なこの状況。ふしだらな大司教を興奮させるに十分な条件が揃っていた。)

1484: レド [×]
2026-09-26 05:47:55

>1483

んなっ!?こんのぉ……

(悪びれもせず、耳元で囁いて愚弄するセレスティナにびくっと身体を震わせると、ぐぬぬ……と歯を食いしばりながら睨みつけて。この大司教、あのバカエルフとは別のベクトルでヤな女だ!なぜにこうも悪い女と変な縁ができるのか……妙な運命に歯噛みしながら、クロードと別れて再び教会へ入る。
セレスティナを引っ張りながら、迷うことなくレイラの部屋へと足を進めるレド。腐っても冒険者だ。ダンジョンのような王都聖教会といえども、一度通った道を忘れはしない……が、セレスティナの異変に気が付くと足を止める。)

はぁ……これでよく聖職者が務まるもんだ。姉さんじゃなくて枢機卿閣下の部屋へ行こうか?ええ?大司教どの!?

(街中の時以上に劣情を昂らせているセレスティナにげんなりして、やれやれと首を振って。これで先程ここで信徒に説教していた大司教というのだから、宗教というものが馬鹿らしくなってくる。冷めた目で枢機卿の部屋へ行くなどと脅すあたり、レドもだらしないセレスティナを邪険に扱い始めているようだ。)

1485: セレスティナ [×]
2026-09-26 09:03:25

>1484

んなっ!?レドくん、冗談でも言っていいことと悪いことがありますよ!そんな悪い子はこうです!

(枢機卿の制裁に余程堪えているのだろう。レドの脅迫にセレスティナはビクリと身体を震わせると、奇しくも先のレドと同じ反応を見せて。
意地でも枢機卿の元へは行かせないという意思表示で、グッと力を込めてレドの腕にしがみつくと、脅迫のお仕置きとばかりにポカポカと猫にも劣るパンチを脇腹に繰り出した。本気で殴ったとて、冒険者のレドに鍛えてもいないセレスティナの拳など意味を成さないのは承知で、それでも力を加減しているのは、これがじゃれ合いの範疇であることを意味している。
そうこうしている内に、やがてレイラの部屋の前まで辿り着く。部屋の真ん前に位置する廊下の壁には、デリカシーのない司祭ことシルの上半身がめり込み、はみ出した下半身はピクピクと震えていた。レイラを怒らせて乱暴に部屋を追い出されたことは想像に難くなく、その光景を見たセレスティナは思わず吹き出す。何はともあれ、この状態であればレドがレイラに本題を切り出す敷居は下がったと言えるだろう。)

1486: レド [×]
2026-09-26 18:51:39

>1485

わわっ!ちょっと!はぁ、姦淫のつぎは暴力かよ。聖教ってのも案外戒律がユルいな。誰でも極楽に行けそうでありがたいぜ……

(セレスティナからぽかぽかと殴……じゃれつかれて驚いて。脇腹をマッサージの如く叩かれながら、頭をかいて。なんとも子供っぽい大司教様の姿に、思わず聖教への皮肉がこぼれた。)

さて、やっと着……うん、元気そうで何よりだ。ねーさーん!おまたせー!プリン買ってきたよ、プリン!

(ようやくレイラの部屋へ戻ってくると、まず目の前の壁に前衛芸術のごとく埋もれているシルを一瞥して。レイラ(ねえさん)を怒らせたのだろう。哀れな姿だが、これから話を切り出すには丁度いい……と考えながらドアの前に立つと、彼女を呼びながらノックして。レイラを呼ぶ声はなんとも力が抜けていて、まるで本当の弟のような振る舞いであった。)

1487: セレスティナ/レイラ [×]
2026-09-27 02:17:15

>1486

ふむ…それはつまり、レドくんも聖教に入信すると、そういうことですね!
勇者様ぁ!レドくんが聖教に入るそうですよー!

でかしたレド……ってそれは本当か!?であれば、祝いをする他にあるまい。レドにも一つプリンをくれてやろう。

(皮肉を理解しつつもこの性悪大司教がそのまま受け流す筈もなく、じゃれついた手を止めて、考えるような仕草を見せたかと思えば、顔を上げるなり、拡大解釈によってレドに入信の意志があるかのように捏造してみせた。レドの呼びかけに被せて、レイラに大声でレドの入信を知らせると、返事を待たずして勢いのままにドアを開く。中にいたレイラは、まんまとその言葉を信じて、瞳を輝かせてレドに抱きついた。聖教の教えに特段興味のないレイラと言えど、可愛がっている弟分が同じ集団に属するのは悪い気がしないのだろう。一人で食べる気満々だったプリンを分け与えると言うくらいには嬉しそうだ。)

1488: レド [×]
2026-09-27 12:34:20

>1487

姉さん!……ってなに勝手に話進めてんだよセレス!俺はあれしなさい、これしなさい、って生活はキライなんだがな。
……ま、姉さんの側にいられるなら何でもいいけど。ありがとう、姉さん。

(レイラに瞳を輝かせながら抱きつかれて、思わず頬が緩んだ。が、なぜかセレスティナにより自分が聖教に入信するという流れになっているのに気が付くと彼女に顔を向け、眉間に皺を寄せながら抗議して。聖教の教義が気に食わないのもあるが、そもそもレドは何処ぞの信徒になって、戒律の下で己を律しながら働くという生活は好まないのだ。
とはいえレイラやアリシアといった聖教国と関わりの深い人間と接しておきながら、今更聖教と無関係で通すのも難しいだろう。なにより、お祝いでプリンをあげるほどにまで姉(レイラ)が喜んでいるのだ。ひとまず頬をかいて照れくさそうにしながら、プリンをくれると言うレイラにお礼を言って。)

1489: セレスティナ/レイラ [×]
2026-09-27 21:58:14

>1488

そうと決まれば、いずれ洗礼の義を執り行わなくてはな。勿論、私の弟なのだから、こんな地方の教会ではなく大聖堂でだ。

いやはや、冗談のつもりだったのですが、勇者様は随分と乗り気なようですよね…これは一体どうしたものか…

(一度抱きついていた腕を離して、早速紙袋からプリンを取り出すと、レイラは備え付けのスプーンでそれを頬張りながらレドの入信を前提に話を進める。戒律上、洗礼ならばどの教会でも行えるのだか、レイラとしては自分の弟分が地方の些末な教会で洗礼を済ませることを良しとせず、総本山たる大聖堂で執り行う気が満々なようだ。そんな様子を見て、今さら冗談だと打ち明けられず、セレスティナは困ったように眉尻を下げてポツリと本心を呟く。全く以て自業自得である。)

そうそう、大聖堂と言えば……本国ではもうじき「浄化祭」の時期ですね。折角ですし、数年ぶりに勇者様も参加されてはどうでしょうか。きっと教皇様もお喜びになられますよ。

ウッ……食事中にあのような悍ましい祭りを思い出させるなっ!私は絶対に行かないぞ。やることも無いのに私が大聖堂に帰らず、王都教会に滞在しているのだって、この時期に帰れば間違いなくあの祭りに参加させられるからだ!

(一旦話題を変えるべくセレスティナは頭を捻り、大聖堂から無理やり話を連想する。大聖堂の置かれている本国、すなわち聖教国ではこの時期になると「浄化祭」が執り行われることを思い出すと、レイラに参加を勧めて。セレスティナからすれば、理由は定かではないがレイラは数年前に一度参加したきり浄化祭に姿を見せていない。教皇への顔見せも兼ねて久しぶりに参加してはどうかという何気ない提案だったのだが、帰ってきた反応は想定外のものであった。
逃げ惑う亜人達を矢で射抜き、それを浄化と称す悍ましい祭り。数年前に目にした凄惨な光景が脳裏を過ぎり、吐き出しそうになったプリンをなんとか飲み込んだレイラは、皿の上に残ったプリンをセレスティナに投げつけ激昂した。今現在、依頼もなにも受けていない暇な期間にも関わらず、最も快適な大聖堂ではなく王都教会に滞在しているのも、この時期に第二の実家たる聖教国に帰れば間違いなく浄化祭への参加を促されるからである。言い終えるなり、弱々しく床に蹲ったことから、レイラには相当のトラウマなのだろう。奇しくも再びプリンを谷間で受け止めたセレスティナは、レイラがなぜそこまで浄化祭を嫌がるのか理解できておらず、困り顔で首を傾げており、重くなった空気を打開すべく縋るような視線でレドに助けを求めた。)

1490: レド [×]
2026-09-28 12:45:37

>1489

(和やかな雰囲気の中プリンを頬張るレイラを、微笑みながら見守って。いい空気だ。後は適当なところで用件を切り出せばいいと安心していた矢先、セレスティナが発したある言葉をきっかけに、一転して剣呑な雰囲気になってしまった。
「浄化祭」。噂で聞いたことしかないが、レイラ(ねえさん)の拒絶反応からして、おおかた浄化と称した亜人虐殺であることは容易に想像がつく。こんな悪習への参加を避けるためにここへ留まっているのだ。これでは用件を切り出したところでレイラ(ねえさん)が本国へ行くはずがない……この瞬間「詰み」である、と言うより最初から果たせぬ任務であったことを思い知らされると、片手で口を塞ぎながら俯いて。)

……姉さん、大丈夫?

(いまさら自分に何が出来るとも思えないが、弱りきった姉を黙って見ているわけにもいかない……取り乱して蹲るレイラの側にしゃがみ込み、彼女の両肩に両手を添えてその身を案じて。今レドが出来るせめてもの慰めであった。)

1491: セレスティナ/レイラ [×]
2026-09-28 16:47:03

>1490

ああ…大丈夫だ。
それで、レドは今日何を目的に来たんだ?ただ私に会いたかっただけならば、それでも構わないが…お前のことだ、きっとそうではないのだろう。

(レドの慰めによって少しだけ調子を取り戻したレイラは、弟の前でいつまでも情けない姿を晒す訳にはいかないと、自らを奮い立たせて顔を上げる。自分に会うためだけに来たと言うならばレイラとしては大歓迎だが、自らが要求したとは言え、わざわざこれ程の品を二つ返事で用意して来たからには、何からの相談事と見るべきであろう。そこまで思い至ると、なんとか控え目な笑みを作って本題へ入りやすいように自ら問いかけた。
その傍らで、セレスティナは食べ物を粗末にしない為に、自らの谷間を皿にして、投げつけられたロイヤルプリンを黙々とスプーンで口に運んでいる。一見するとレイラ達の会話に興味を示していないように映るが、ただの猿芝居である。本国の聖職者として、レイラの一挙手一投足を把握すべく耳を澄ませていた。)

1492: レド [×]
2026-09-29 08:09:58

>1491

ああそうだよ姉さん。今日は近衛隊の人間として姉さんにお願いしに来たんだ……
お願いだッ姉さん!今から大聖堂に行ってくれないか!?

(やはりレイラも感づいていた。用件を切り出しやすいよう、自分を気遣って微笑む彼女に申し訳なさを感じて目を閉じると、腰に帯びた刀を外す。そしてレイラを挟んで正面の床に刀を置くと……目的を明かしつつ、彼女に向けて土下座して。)

この前の会食で、俺が姉さんの身代わりに襲われてケガして帰ってきたろ?それが教皇様のお耳に入って、昨日俺とアリシアの所に教皇様の伝令が来てな……三日以内に姉さんを狙った犯人を捕まえて、たっぷりなぶってから殺せなかったら、王都ごと滅ぼすって息巻いてるんだ!そんなことできるわけないし、できなかったらこの教会も姉さんの実家も滅茶苦茶になる……だから……教皇様に元気な姿を見せて機嫌を直してほしいんだ……!

(土下座して、顔に冷や汗を垂らしながらも、レイラの瞳を真っ直ぐ見据えながら事の顛末を伝えて。どうしても聖教国へ行きたくないとレイラが明かした矢先に、まるで彼女を生贄にして教皇の命令を曲げろという内容……自分がレイラ(ねえさん)と同じ立場だったら相手を殴り倒していただろう。無害なフリをしてしっかり聞き耳を立てている大司教も横槍を入れてくるはずだ。到底通る要求とは思えない。だが、アリシアのため何もせず帰るわけにはいかない……レイラに殴り殺される覚悟で、再度額を床に押し当てながら彼女に懇願して。)

1493: セレスティナ/レイラ [×]
2026-09-29 09:41:15

>1492

なっ…!一先ず顔を上げろ、レド!弟に土下座を迫る趣味はない!

(恥を捨てて自らに土下座するレドの姿に、驚愕で目を見開いたレイラは、慌てて顔を上げるように促して。突然のことに話を咀嚼しきれず、あたふたとした様子のレイラの傍らで、最後の一口を食べ終えたセレスティナがゆったりとした足取りでレドに迫った。その身体は赤黒い魔力に包まれ、まるで部屋の中の重力が一段強まったかのような圧を放っている。レドの話した内容が、彼女の逆鱗に触れたことは明らかであった。)

一介の信徒とその使い風情が、教皇様の御意志を上書きしようと…そう仰っているのですね。あぁ、なんたる傲慢、なんたる侮辱でしょうか。
あの世で身の程を弁えなさい。すぐにふざけた飼い主も其方に送ってあげます。

…やめろっ!!!
分かった…私は大聖堂に行く。いや、浄化祭に参加する…と言うべきだろうな。セレスティナ、私は先のお前の提案に魅入られて、自分の意思で浄化祭に臨むのだ。当然、道中で教皇との接触は避けられないだろう。そこにレドは関係ない。

しかし…

関係ないものは関係ないのだ!分かったらその手を退けろ!私に会いに来ただけの可愛い弟にちょっかいを出すなっ!

(先程までのじゃれ合いとは全く異なる明らかな殺意。冷めた眼差しでレドを見下すセレスティナは、彼を本気で手にかけるつもりであった。セレスティナが手を掲げ、魔法を行使しようとした刹那、レイラが両手を広げて間に割って入る。
自分の意思で浄化祭に参加するだけだ。そこにレドは関係ない。と、レドの打ち明けた話をなかったことにする、強引な主張を押し通さんとするレイラ。当然、立場的にもそんなものは受け入れられないセレスティナは食い下がるが、今のレイラに御託を並べたところで意味を成さないだろう。祖国の象徴たる勇者を傷付けないためにも、セレスティナはやむなく身に纏った魔力を霧散させた。)

1494: レド [×]
2026-09-29 12:51:08

>1493

なんだと……!

(予想に反して頭を上げさせようとするレイラに思わず瞳を潤ませたその矢先、ドス黒い魔力を発するセレスティナを土下座したまま睨みつけて。自分を面罵するだけなら耐えられる。が、主君にして恋人たるアリシアまで侮辱した上、殺すとまで宣言した。それどころか今この瞬間、自分を殺しに来るとは。レドにとっては想定外の展開だが、今度ばかりは刀を抜くべきだ。応戦すべく床に置いた刀を取ろうとするが……)

ねっ、姉さん!……ごめん姉さん、辛い思いさせて……ありがとう……

(レイラがセレスティナの前に立ちはだかったのを目の当たりにすると、びくっと身体を震わせて硬直して。それどころか、今の話を聞かなかったことにして、あれだけ忌避した浄化祭に参加するという体で自ら大聖堂へ赴くという!まさか彼女がここまで自分を庇ってくれるとは思いもしなかった……まさに姉として自分を守ってくれたレイラの御心に感激したあまり、土下座したまま涙を流して。レドの灰色の瞳から零れ落ちる雫が、床を濡らし始めた。)

1495: セレスティナ/レイラ/シル [×]
2026-09-29 16:13:25

>1494

な、泣くな…!お前が気負うことなど何もない…そうだろう?
セレスティナ、すぐに馬車を用意しろ。それと、シル!いつまで寝ている…早くこちらに来い。

(床に滴る涙を見て、レドが泣いていることに気が付くと、レイラは慌ててレドの上体を起こし、優しく抱きしめて。今しがた自分の意思で聖教国へ赴くと宣言したばかり。故にレドが気負うことなどないのだと、指で彼の涙を拭いながら慰めた。
そして、行くと決めたからにはすぐに実行に移さねばならない。視線をセレスティナに移すと、馬車の手配を指示し、さらに別の要件を伝えるべく廊下の壁に突き刺さったままのシルを呼び立てる。セレスティナが小さい溜め息を吐いて部屋を出るのと入れ替わりで、頭から血を流したシルが、見た目とは裏腹にピンピンとした様子で部屋に戻ってきた。)

はいはい…なんでしょーか。

シル、お前はウェルディを呼んでこい。客人を一人で帰らせる訳にはいかないからな。

うぇぇ…面倒臭いなぁ…わ、分かったから!もう投げないで!
それでは呼んできますよーっと、あ、その前に…弟くん、良いお姉ちゃんを持ったね!それじゃあ、ばいばーい。

(頭から流れ頬を伝う血をハンカチで拭いながら、気怠げに用件を尋ねるシル。レドの帰宅の為にウェルディを呼んでこいと指示を出されると、隠すこともなく嫌そうな反応を取るが、レイラの眉間に皺が寄ったのを見て慌てて了承した。
壁に埋まっていながらも、あれ程の声量では中で何が起きたのかは凡そ把握していたのだろう。立ち去り際に、「良いお姉ちゃんを持ったね!」と、取り繕うことを知らない彼女だからこその、純粋な感想を述べて、能天気に手を振りながら遂に部屋を出た。)

1496: レド [×]
2026-09-30 06:38:16

>1495

ううっ、姉さん……

(レイラに優しく抱きかかえられながら、自分の腕でも涙を拭って泣くのを止めて。姉の優しさを身体に感じつつ、様子を見守る。レイラの言葉一つで大司教が渋々引き下がり、流れがレイラ出立へと一気に変わる。これが勇者様なのか……彼女の凄さをレドは改めて感じ取った。)

シル……ああ、良い姉を持てて、俺は幸せ者だよ……

(いつの間にか壁から抜け出してきたシルの感想に応えるように、頭をレイラの胸に預けて。これでアリシアの下へ帰れる。それも姉の優しさのおかげ……安堵のあまり、弟分としてすっかりレイラに甘えまくった。)

1497: レイラ/ウェルディ [×]
2026-10-01 16:16:36

>1496

よしよし…たまにはこうして甘えられるのも悪くないな。

(レドが泣き止んだことを確認すると、レイラは安堵の笑みを浮かべて、優しい手つきで頭を撫でる。姉として頼られ、こうして甘えられるのも悪くはないと、弟の温もりを堪能しながらポツリと本心を呟いた。
そうこうしている内に、廊下から一つの足音が聞こえてくる。呼び立てたウェルディが部屋へと入ってきたことで、束の間の再会は終わりを迎えようとしていた。)

これはまぁ…ふふ、レドさん、正門までお見送り致しますね。

(部屋に入るなり二人の仲睦まじい光景を目の当たりにして、ウェルディは自身の口元に手を添えて上品に微笑む。そして、床に座るレドの視線に合わせてしゃがみ込むと、丁寧な口調で帰宅の案内を初めた。その際にも、健全な青年には目に毒な果実がばるんと音を立てて服から零れ落ちそうになる。)

(/返信遅れて申し訳ありません!)

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