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冒険者ギルドの日常/1321


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自分のトピックを作る
1302: レイラ/レイチェル [×]
2026-03-29 17:18:22

>1301

あぁ…そういう体質なんですよぉ。心は誰よりも温かいので安心してくださいなぁ。

(尤もなレドの質問にレイチェルは少しばかりバツが悪そうに目を逸らすと、そういう体質だと言うに留めて。ヴァルデンへの言及は意図的に裂けつつ、握っていた手を離して自身の胸に添え、心は温かいと自画自賛して話を逸らした。タイミングが良いのか悪いのか、それと同時にレイラからは別の質問が飛んでくる。)

しかしなんでお前達が此処にいるんだ?司祭ならともかく審問官が他国に出向くとは珍しいではないか。

実はぁ…このお城に来たのはついでなんですよぉ。ディートリヒ領ですこーし大きな商談がありましてぇ。不足の事態に備えての護衛ってところですぅ。しばらくは王国に通い詰めなのでぇ、勇者様とはまだまだお話の機会がありそうですねぇ。

(レイラの単純な興味本位の質問は思いのほか鋭いところを突いたらしい。レドの質問時よりも明らかに困った様子でレイチェルは首を傾げてしばらく思案すると、真実に嘘を織り交ぜる形で理由を語った。ディートリヒ領で行われる商談の護衛が主任務だと彼女は語るが、王城はついでで立ち入れるような軽い場所ではない。真相は寧ろ逆で、机上の地図からも分かるように王城での何らかの計画がメインでディートリヒ領の商談がついでであることは明らかであった。自分で聞いておいて返答にさして興味はなかったのかレイラは深く追求せずに「そうか。」とだけ返し、しばらく審問官達と容易に会えるということだけに満足してレイチェルの腕に嬉しそうに抱きついている。)

1303: レド [×]
2026-03-30 07:23:00

>1302

(アレコレと弁明を重ねるレイチェルに黙ったまま、彼女の向かいに着席して。「ウソこきやがれ!なんだソレ(机上の見取り図)は」と突きつけたくなるが、相手もそう簡単に白状しないだろう。見取り図の事はあえて話題に出さず、視線すら合わせずに、傷の目立つ二人の審問官を交互に見て。)

護衛ねぇ。確かにお二人とも出入り(抗争)に慣れてそうな雰囲気だな。傷は勲章、って感じで……あぁ、傷と言えば。アンタのその首の傷、何をどうしたらそんなのが付くんだ?うちの国には自分の生首を小脇に抱えるバケモノ伯爵の伝説があるんだが、アンタもその類じゃないだろうな?

(眉間に皺寄せ、じーっとレイチェルの首を見ながら次の質問を切り出して。それは最初に遭遇した時から気になっていたこと、彼女の不自然な首の傷に関してであった。椅子に深く腰掛けるレドは不機嫌そうだ。矢継ぎ早にレイチェルにとって都合の悪い質問を繰り出すのはこの二人の審問官がまるで信用できないのもあるが……なによりそんな胡散臭い人物に、姉貴分のレイラが懐いているのがどうも面白くないという個人的な理由もある。)

1304: レイラ/レイチェル [×]
2026-03-30 18:51:03

>1303

つまり、レドさんは私のことをバケモノだと言いたいのですかぁ?

れ、レド!流石に女に向かってバケモノとは失礼だぞ。

ふふっ、いいですよぉ。王国人は普段からバケモノ(獣人)と共存しているじゃないですかぁ。そういうジョークがあっていいと思いますぅ。

(レドの質問とその中で出てきたバケモノに例える行為にレイチェルは頬に手を添えて、困り顔を浮かべた。そんな様子を見てレイラも慌ててレイチェルを擁護するが、当の本人がそれを止める。悪魔といえど自認は人間。そんなレイチェルはレドの発言を真に受けることなく、王国特有のジョークとして捉えたようであった。彼女のあまりに偏見に満ちた見解に、この場にエリーゼがいればトラブル必至であったことであろう。レイラはレイチェルの言葉の意味、バケモノが何なのかピンときていないようで、きょとんとした様子で首を傾げている。)

1305: レド [×]
2026-03-31 08:20:00

>1304

はぁ……デリカシーのない質問して悪かったよ。すまないね無骨者で……

(椅子に肘を置きながら、騒がしいレイチェルにやれやれと溜息を吐いて。レイラに注意されても悪びれる様子は無い。なにせ差別意識を口に出すレイチェルの方がよほど無礼だと思っているからだ。それこそ剣を抜かれても文句は言えないくらい……ちらりと視線をやったレイラはぼんやりしている。レイチェルの発言の意図が汲めていないようだ。どうやら聖教国の英雄であっても獣人排斥の教義には染まってないらしい、と、ほっと胸を撫で下ろして。)

んじゃ、殿方の方に聞こう。ファルゲン、ヴァルケン……ヴァルデン殿か。アンタの方はどうなんだ?いかにも修羅場くぐってそうな見た目だ。剣術指南としては異国の武芸者の武勇伝、ぜひお伺いしたいものだが。

(レイチェルの傷のことは聞けなかったので、さっきから会話に参加しないどころか反応すらしない不審な男……ヴァルデンの方に話を振ることにする。座ったままヴァルデンの方へ身を乗り出すと、多少なりとも人となりを掴むべく質問して。)

1306: レイラ/レイチェル/ヴァルデン/アリシア [×]
2026-04-01 12:58:56

>1305

語ることなど何もない

彼はお喋りが苦手なんですよぉ。悪気はないので許してくださいなぁ。

(話を振られたヴァルデンは、視線を向けることもなく相変わらずのぶっきらぼうな表情で対話を拒否した。すかさずレイチェルがフォローするものの、ヴァルデンの対応はもはやお喋りが苦手なんてレベルではない。意図しない険悪なムードに、双方に思い入れのあるレイラはどうしたものかと、珍しく困り顔で眉間に皺を寄せていた。そんな空気を裂くように部屋の扉が開かれる。)

馬車の手配が終わりました。勇者様と審問官のお2人は搭乗の準備をしてください。庁舎の前では目立ってしまいますので、お見送りはこの部屋で済ませてしまいましょう。

うむ、助かる。それではレド、短かったが世話になったな。しばらくは王都の教会に滞在する予定だから、寂しくなったらいつでも顔を見せるといい。

(アリシアは馬車の手配が済んだことを告げると、搭乗人員に準備を促した。流石に庁舎の前で盛大にお見送りという訳にはいかず、この間に済ませてしまおうと提案すると、了承したレイラはレドへと向き直り礼の言葉と、しばらく王都に滞在予定であることを告げる。寂しくなったら来いと言うわりには眉尻の下がった表情から、むしろ寂しいのはレイラのようだ。)

1307: レド [×]
2026-04-02 12:33:15

>1306

ええ、ちょっとアンタ……

(話をしないどころか、目線も合わせてくれないヴァルデンに唖然として口を開けて。セレナといいさっきの侍女殿(シェイド)といい、確かにお喋りが得意でないことは護衛の類には珍しくないことである。だがヴァルデンの場合は度が過ぎる。なぜここまで愛想の無い人物を他国へ派遣したのか……
腕を組みながら訝しんでいるとアリシアが戻ってきた。お見送りの時間だ。怪しい連中とこれ以上会話せずに済んだこと、なによりレイラの安全が確保されたことに、ほっと息を吐いて。)

ふふふ、もちろんだよ姉さん。ここまで来てくれてありがとう。またね。

(言葉とは裏腹に自分が寂しがっている姉貴分。なんとも愛おしい姿だ。ニコニコしながら立ち上がると、別れを惜しむレイラにそっとハグをして。)

1308: レイラ/アリシア [×]
2026-04-03 23:20:55

>1307

ああ、達者でな。レド…

(ハグを受け入れ、しばらくレドの温もりを堪能したレイラは、最後に背伸びをしてレドの頭を撫でると、名残惜しそうに目を細めて別れの言葉を告げた。その間に準備を終えた審問官達が先導して部屋を後にするとレイラもそれに続く。
アリシアは一行の背に手を振って見送ると、姿が見えなくなるなり扉を閉め、ついに部屋は二人きりとなる。)

はぁ…これで一件落着ですね。まさか貴方に会うためだけに乗り込んでくるとは…まったく人騒がせな勇者様です。

(自らの席に腰掛けたアリシアは面倒事が一つ片付いたことにひとまず安堵する。レドに惹かれている本来の人格ではなく、未だ悪魔に主導権が移っている彼女には勇者がなぜレドにここまで入れ込んでいるのか理解が及ばず、頬杖を突いて悪態を吐きながら、無意識に品定めするようなジト目をレドへ向けた。)

1309: レド [×]
2026-04-04 22:45:26

>1308

(優しい姉の温かさと頭を撫でる柔らかい感触。それらを子供のように微笑みながら受け取ると、アリシアと同じく手を振ってレイラを見送って。いろいろと粗相のある姉であったが、息の詰まる王城まで会いに来てくれたことがレドにとってこの上ない安らぎになったことも確かであった。)

ふぅ……アリシア様。この度はレイラのためにお骨を折っていただきありがとうございました。レイラも寂しがり屋ゆえ、弟分の顔が見られて心安らいだことでしょう……

(一息吐くと、アリシアに頭を下げて。あの審問官たちは一体何者なのか、そしてなぜ彼らと城の見取り図を広げながら密談していたのか……聞きたいことは多々あるが、なんともすげない態度からしてアリシアが未だ悪魔に支配されていることを察する。無闇に嗅ぎ回ればかえって危険だ。用事が片付いた以上、何もなければこのまま退室しようと考えていた。)

1310: アリシア [×]
2026-04-06 15:59:05

>1309

まあ、無事に事を終えられたので良しとしましょう。
レド殿もお疲れでしょうし、今日はもう休んでください。

(一連の騒動にアリシアは呆れを滲ませた表情を浮かべながらも、ここで感情をぶつけた所で得られるものはない。苛立ちを内に秘めて、終わったことは水に流すことにした。
そして、次なる面倒事。審問官との繋がりを追求される隙を与えないよう、張り付けたような笑みを浮かべ、気遣いを装ってレドに退室を促す。図らずも考えることはレドと一致したようだ。)

1311: レド [×]
2026-04-07 08:08:34

>1310

お心遣い感謝します。それでは……あ、そうだ。お指図の通り

(自分を下がらせるアリシアに一礼して。どうやら審問官に関わることは自分にも伏せる気らしい。これはただごとではない。まだ勝負は始まったばかり、今日のところは現状をエリーゼに報告できれば十分だろう……指示通り退室することにしたが、何か思い出したかのようにはっとすると、静かにアリシアに近づいて。)

……夜にまたお会いしましょう。

(アリシアに顔を近づけると、そっと耳打ちして。今のアリシアが先の約束を覚えてくれているかは分からない。そんな話はしていないと突っぱねられるかもしれない。それでも何か変わってくれればと、彼女の耳元で艶っぽく囁いてみた。)

1312: アリシア/エリーゼ/エルフリーデ [×]
2026-04-07 17:18:29

>1311

は、はい…楽しみにしています。それでは、お疲れ様でした。

(レドの囁きにアリシアはビクッと身体を震わせる。彼女本来の人格が刺激されたのだろう。その声色は平静を装おうとしているものの、ほんのり赤く染った頬には隠しきれない照れの感情が現れていた。机上の書類に目を通すフリをして顔を伏すと、まるで急かすように別れの言葉を送った。)

ふにゃー…温かいにゃぁ…たまにはこうして人に甘えるのも良いにゃんね。

ふふっ、分団長ともなればその職責は重たいものでしょう。心ゆくまで寛いでください。

(一方その頃、レドの私室ではベッドの上でエリーゼがエルフリーデに膝枕をされながら寛いでいた。弱肉強食の価値観を持つ帝国人のエルフリーデにとって、強者に取り入るのは自然に身に付いた処世術の一つ。剣の腕だけは確かなエリーゼからすればエルフリーデは無害どころか気の良い隣人。意気投合するのも自然な成り行きであった。)

1313: レド [×]
2026-04-08 12:51:57

>1312

(耳元で囁くと、アリシアが明らかに動揺しその白い頬に赤みが差した。小さな宿で夜を共にした時を彷彿とさせる彼女の様子に微笑み、改めて一礼してから部屋を出る。
しずしずと廊下を歩きながら、アリシアに思いを巡らせる。普段は悪魔にしか見えない彼女も、自分といる時は本来の穏やかで優しい性格を覗かせるようだ。アリシアの真相のことはまだ何も分からないが、彼女を悪魔から解放する筋道が見えてきたような気がして、なんとなく呟いて。)

アリシア……君を解放する鍵は俺にあるのか?まさかとは思うが……

(考え事をしながら私室のドアを開けると、目の前に広がる光景を理解できず無表情で固まって。エルフィ?なんでここに?膝枕してるのは猫?あいつもペットを連れてきたのか、にしては妙に人間のように見える猫だし、何よりどこかで見たような……)

し、しつれい。部屋間違えた。

(自分の部屋にエルフリーデがいるわけがない。考え事をしてたから部屋を間違えたのだろう……後ずさりして、部屋を出ようとして。)

1314: エリーゼ/エルフリーデ [×]
2026-04-09 10:20:17

>1313

レドくんおかえり…んにゃっ…!?

おかえりなさい、レドさん。自室にいても暇なのでお邪魔していました。

(レドが帰ってきたことを察したエリーゼは顔を上げようとするが、同時に前のめりになったエルフリーデの豊かな双丘に阻まれて撃沈する。興味の対象は今や完全にレドへ移ったのだろう。太ももと双丘に挟まれ窒息し、じたばたと藻掻くエリーゼに気付くこともなく、エルフリーデは「おかえりなさい」と、心底楽しそうに笑みを浮かべた。)

1315: レド [×]
2026-04-10 06:36:14

>1314

>1314

エルフィ!?一体どうやって……なるほど、エリーゼ殿か。

(エルフリーデに呼び止められ、はっと立ち止まって。ここは自分の部屋で合っているらしい。ならなんでエルフリーデがくつろいでいるのかと訝しんで近づくと、膝に乗っている猫、否、エリーゼに気付く。)

…………うわ。

(それにしてもエリーゼはすごい状況である。エルフリーデの肉と肉に挟まれ、息ができていない。これがレドなら窒息とは別の要因で昇天していたことだろう。男にとってはなんとも目に毒な光景である……エルフリーデの身体から目を反らしながら、エリーゼの腕を掴んで引っ張り出して。)

1316: エリーゼ/エルフリーデ [×]
2026-04-12 16:24:26

>1315

ぷはっ…た、助かったにゃ。ありがとにゃレドくん。
もう!エルちゃんはもっと周りを見てにゃ!

あー…すみません。レドさんがどこかへ行こうとするので、つい。それで、勇者さんは無事に脱出出来たんですか?

(レドの救出により窮地を脱したエリーゼは肩で息をしながら礼を言うと、エルフリーデに向き直りぷいっと頬を膨らませて抗議した。「エルちゃん」なんて親しい呼び方から察するに既に2人の関係はそれなりに良好なようだ。対するエルフリーデは申し訳なさそうに頬をかいて平謝りをするも、謝罪はそこそこにレドに進展を尋ねて。やはり彼女の興味の優先順位はレドの方が上なのだろう。勇者にさして関心のないエルフリーデのこの問いかけは情報収集と言うよりはレドと話すきっかけの意味合いが強い。)

1317: レド [×]
2026-04-13 10:14:40

>1316

いま帰ったよ。聖教国の人も一緒だからまあ、もう大丈夫だろうよ。んんっ、まったく人騒がせな姉さんだ。ハハ……
しかし、二人ともずいぶん仲いいな。さっきが初対面だろ?なんでまた?

(手近な椅子に腰かけ、エルフリーデにレイラの事を報告して。レイラの連れはとても信用できないが、他国の使者が一緒では副団長とて手出しできないだろう。一応の解決を果たしたことで一安心すると腕を上げ、伸びをして。
それにしてもレイラを通してエルフリーデとエリーゼが対面したのはついさっきのことである。この短時間でここまで親しくなったのか!?伸びをしたまま、二人に経緯を尋ねて。)

1318: エリーゼ/エルフリーデ [×]
2026-04-14 10:08:46

>1317

なるほどなるほど、無事に帰れたらいいですねぇ。
ふふっ、帝国人は単純なんですよ。強い者に取り入るように本能に刻まれていますから。エリーゼさんは間違いなく私より技量が上なので、友好関係を築くのが得策だと判断しました。

ふふん。こう見えても私はすごーく強いのにゃ!レドくんも、もぉっと私のこと尊敬していいにゃんよ!

(エルフリーデはレドの報告に若干の不穏な含みを持たせた言い回しで返すと、そのまま続けられた質問に和かな表情で答えた。力こそが全てを支配する帝国では、弱者は強者に取り入るほかに生き残る術はない。そうした特性に触れた上で、生存本能からの友好関係の構築だと隠すことなく本心を伝える。それを聞いたエリーゼも誇らしげに胸にポンと手を添えて、もっと自分に尊敬の念を向けていいとレドに告げた。今さっき助けられたことも忘れてこの猫は相変わらずのお調子者である。)

1319: レド [×]
2026-04-15 12:37:31

>1318

ハハ、さいでっか。いろいろ突っ込みたいところはあるがまあ……よかったじゃん。友達ができて。
それじゃ、エルフィの面倒は任せますよエリーゼどの。俺は外の空気を吸ってきます。早いとこ王城の水に慣れなきゃね。

(二人が仲良くなった経緯を、苦笑いしながら聞いて。なんとも能天気な光景だ。レドからすれば強者に媚びる帝国兵と騎士団幹部というよりも、じゃれ合う娘と猫に見える。まあ友達ができるのは二人にとって良いことだから、多くは突っ込まないことにする……
とはいえ今のエルフリーデの不穏な発言は面白くない。何より今日から仕える王城の空気に慣れるためにも、自室でダラダラとエルフリーデの相手ばかりしてられない。エルフリーデの世話はエリーゼに任せよう……すっと立ち上がると、退室しようとして。)

1320: エリーゼ/エルフリーデ [×]
2026-04-15 22:37:44

>1319

んにゃ。任せてにゃ!

面倒を見ているのは私の方では…?

(絶賛調子の上がっているエリーゼはレドの頼みを自信満々に引き受けると、再びエルフリーデの膝に頭を乗せて、立ち上がったレドに手を振って見送った。そんな状況に対して、エルフリーデはむしろ面倒を見ているのは自分の方ではないかと首を傾げながらも、エリーゼに同調して手を振る。あっという間のレドとの別れは惜しいが、自分で不安を煽るような発言をした為に引き留めるつもりはないようだ。)

(一方その頃、近衛隊庁舎横の庭園。昼時にエリスが座していたその場所に、今度は第二王女カトリーナのみが物憂げな表情で花々を眺めながら座っていた。城内とは言え、不用心にも王族が従者の一人も連れずに行動することは珍しい。そこから見える位置で、聖教国の馬車が今まさしく出立しようとしており、タイミング的にもエリスの勇者襲撃の企みと何らかの因果関係があることは明らかであった。)

1321: レド [×]
2026-04-18 23:38:41

>1320

チッ、あの野郎。何考えてるか知らないが、その高慢ちきな鼻をへし折ってやるからな!この城にいる間に……
あ、姉さんだ。顔見せたら喜ぶかな?よしよ…………!?

(部屋を抜け出したレドは、気がつけば庁舎脇の庭園の中に紛れていた。流石は王家の庭園というべきか、目の前に咲き誇る赤薔薇はベルベットのように艶やかで重厚感があり、えもいわれぬ芳香を一面に広げている。一冒険者からすれば天上のごときこの光景を目の前にすれば舞い上がりそうなものだが、当のレドは眉間に皺寄せている。さっきまでこの庭園に主の如く鎮座していたあのバカ……副団長エリスを思い出してしまうのだ。坊主憎けりゃなんとやらで、彼女の整った鼻筋すら薔薇と同じで鬱陶しく思えてくる。
ブツブツこぼしながら視線を変えると、聖教国の馬車が見える。レイラの馬車だろう。レドにとっては薔薇より心躍る存在だ。ウキウキしながら近づこうとした途端、足が止まる。ひとり物憂げに佇む第二王女・カトリーナの姿が見えたのだ。)

あれは第二王女……ひとりだと!?バカな。奴は……奴はどこだ!?

(手近な茂みに隠れつつ、カトリーナを覗いて。護衛に付いているべき者、エリスの姿が見当たらない。まさかいよいよ力づくであの馬車を止めに行ったのか!?それともあえて姿を見せずカトリーナの近くに潜んでいるのか?まるで見当がつかず、冷や汗を流して。それは様子を伺うというより無闇に動けず固まっていると評した方がよさそうな、余裕のない姿であった。)

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