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せんせい、あのね。(〆)/1475


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自分のトピックを作る
1185: 鳴海 司 [×]
2024-10-28 22:20:31




『だって、せんせー。』

( がやがやと賑わう廊下の中で彼女の小さな呟きを拾うことができたのは近くにいる自分と抱きつかれている3年女子。恐怖に負けないヤキモチに顔が綻んだのは女子の方で、にやにやとした顔を隠そうとすることなく向けられればこちらとしては何となく気恥ずかしいながらも溜息を吐いて誤魔化すことしかできず。集まる人達に自分のクラスで無いにも関わらずしっかり宣伝をこなしてすぐ、背中に隠れてしまった彼女に「はは、宣伝部長だなお前。…人集まってるし邪魔にならないうちにここ離れるか。」と声をかけては、お誘いしてくれた(厳密には誘われたのは彼女なのだが)3年生たちに頑張れよ、と一声。とりあえずどこか別のところでこの泣き顔が落ち着くのを待とうと。 )




1186: 御影 みき [×]
2024-10-28 23:05:52



ん。
……先輩、またね。みきたちのクラスも来てね。


( 彼の背中からまだ涙のあとが残る顔を出してへにゃ、と笑ってはばいばいと手を振りながらちゃっかり自分のクラスの宣伝も忘れずに。みんながわいわいと賑わう楽しげな雰囲気の文化祭の中、泣き腫らした跡のある猫耳メイドと教師が2人。さすがにこのまま歩いていれば変に目立ってしまうだろうから人通りの少ない一般客立ち入り禁止のエリアに一先ず逃げ込んで。「 怖かったあ……今日絶対つばさと一緒に寝ようっと…。 」とずび、と鼻を鳴らしながらポケットからハンカチを取り出しては今度は丁寧に涙の跡を隠すように目元を拭っては漸く抜けてきた怖さの余韻に思わず溜息を吐いて。 )





1187: 鳴海 司 [×]
2024-10-28 23:34:44




確かに怖かったなぁ…お前のとこもだけど、今年はどのクラスも凝ってて凄いわ。
はは…やっぱり弟くんに皺寄せはいくような気はしてたけど。

( 出来るだけ彼女の泣き顔が人目につかないように壁になりながら、どうにか逃げ込んだ先でやれやれと壁にもたれては未だうるうるとした目元を拭う彼女を見やって遠慮がちに笑い。大泣きした後、慌ててごしごしと目元を拭ったせいもあって彼女の目の周りは薄らと赤みを帯びており。「あーあー……午後からのミスコンに参加する奴の顔とは思えねーな。」と眉を下げて可笑しそうな笑みを浮かべながら自然と伸びた手はそっと頬に添えられ、彼女がハンカチを当てているのと反対側の目元に光る涙を親指で軽く拭い。──もちろん周りに人がいない事を確認したうえで──。 )




1188: 御影 みき [×]
2024-10-29 00:12:03



だってみきが怖い時にぎゅってしてくれるのなんてつばさしか、………ぁ。せんせーもいた。


( 人目から避けるように壁になってくれている彼の優しさに改めて好きだなぁ、なんて何度思ったか分からない気持ちをまた一つ更新しては、ふと台風の夜の日のことを思い出してはいたずらっぽい笑顔を浮かべて彼の鼻先にちょん。と人差し指を指して。もちろん人目がほぼないとはいえちょっぴり小さな声で、だけれど。他のミスコン出場者たちはきっと今日のために努力やオシャレを重ねているのだろうけれど、みきが欲しい言葉はもう今日彼から貰えたのであとは実質消化試合のようなもの。「 えへ。…でもいいの、みきはせんせーだけが可愛いって思ってくれたら。 」なんて当たり前のことを応えながら彼の大きくて暖かな手が頬に添えられればそれに釣られるように無防備に瞳を閉じて。 )





1189: 鳴海 司 [×]
2024-10-29 00:46:19




う゛………、
…あれは事故。ノーカン。俺寝惚けてたし。

( 彼女の悪戯な笑顔はどこかハロウィンが近いということを思い出させるようなもので、更には仕草も相まって少しばかり蠱惑的な様も伺えて。指摘を受けた例の出来事は事故で済ませるにはよろしくないかもしれないが、その指から逃げるように体を少しだけ後ろに引けば何ともバツの悪そうな表情のままふいと顔ごと視線を逸らし。自分もそうだが、参加者としてあるまじき向上心の低さに困ったような笑みを浮かべて。しかし無防備にも目を閉じる彼女の唇はリップが塗られていることもあってる艶々と輝いており、思わず吸い寄せられそうになる気持ちをぐっと堪えては「……っ。…とりあえずお前はここでちょっと待ってて、すぐ戻る。」と、柔らかな頬からするりと手を離せば彼女に動かないよう指示を出して自分は少しその場を離れようと。 )




1190: 御影 みき [×]
2024-10-29 01:28:54



……寝惚けてたら誰にでもぎゅーってするんだ、


( 事故、と言われてしまえばそこまでなのだけれどこちとら人生で初めて家族以外の異性の布団に潜り込み更に抱きしめられる(しかも想い人)だなんて忘れることの出来ない体験をしたのだからそう簡単にノーカンになるわけがなく。不満げにつん、と唇を尖らせては彼に聞こえるかも分からない小さな小さな声でぽそりと嫉妬の色の交じった言葉を零して。だがしかし彼に待ってろと言われた手前大人しく待っている以外の選択肢はないので「 はぁい。 」と女子高生らしいお返事をしては壁に寄りかかってそのままその場にしゃがみこみ。彼が居なくなった隙にちょっぴり崩れてしまったメイク─── と言っても微々たるもの ─── を軽く直しては膝に頬杖をついて大人しく彼が帰ってくるのを飼い猫のように待ち続けて。 )






1191: 鳴海 司 [×]
2024-10-29 11:41:40




ばっ……!…俺がそういう奴みたいな言い方すんのやめろって…。

( 人の立ち入りが少ないおかげでごく小さな彼女の呟きはしっかりと耳に届き、自分でも思わず大きい声が出てしまえばさすがに周りからちらりと視線を向けられてしまい慌てて声をひそめてぽそぽそと。とはいえ寝惚けている時のことなどコントロールできるはずもないのでおよそ弁解とは言えないようなものにはなるのだが。そうして少し居た堪れないような気持ちも持ちつつその場を離れて少し───、猫耳メイドの女子生徒は確かに宣伝等の良い意味で目を引くのだがもちろん悪い方でも。一般客立ち入り禁止のエリアとはいえ鍵のかかった扉や完全に仕切りとなる壁があったりなどするわけではなく、人通りの少ない場所にひとりでぽつんと座るメイド服の女の子に近付く人影。『──君こんなとこでどうしたの?』『え、てか泣いてね?この子。俺らが話聞いてあげよっか。』どこかにやにやとした笑みを顔に張り付けた2人組の男性。違う高校の男子生徒なのか大学生になったばかりかそれぐらいの年頃の2人は禁止エリアなど気にも留めず、赤く目を腫らした彼女に声を掛けて。 )




1192: 御影 みき [×]
2024-10-29 12:26:26




……ひ、人を待ってるので。


( どこ行ったんだろう、とぼんやり彼を待っていればふと自分に掛けられた見知らぬ声。この学校の人じゃない、そう直感で判断したのか目の前の2人の下卑た笑みに警戒をしているのか、びく、と肩を跳ねさせては距離を取るべくスっと立ち上がれば一歩後ろに後ずさり語ることは何もないと緊張と警戒を滲ませた表情で答えて。「 …そ。それに、ここ関係者以外立ち入り禁止です。…張り紙、してあったはずですよね。 」と目の前の男たちの背後にあるだろう張り紙を指させばちりん。と首元の鈴がその場にそぐわない可愛らしい音を立てて。恐怖心はあるけれどここで彼等を見逃してしまったら他の女の子に手を出すことは明白。だがしかし一般客立ち入り禁止のエリアなだけあり人通りはなく誰かを呼ぼうにもこの文化祭の賑やかさでは声は届かない。先程のお化け屋敷とは違う嫌な緊張感に無意識にまた一歩後ずさろうとするも背中に壁がついてしまい残念ながらそれが叶うことはなく。 )




1193: 鳴海 司 [×]
2024-10-29 14:41:17




『張り紙?そんなのあったっけ。』『知らね。…けどひとりで泣いてる女の子を見過ごすわけにはいかないっしょ。』『だよなぁ。……人待ってるって彼氏?でも泣いてるってことはもしかして時間過ぎても来ないとか?』『かわいそー。代わりに俺らとまわろーよ。つーか服すごいね、君のクラスの出し物?』『え、じゃあメイドめっちゃいるんじゃね。クラスどこ?あとで案内してよ。』

( 勇気を振り絞った様子で指差す方に貼られている注意書きを示すも、そんな彼女の心情などもちろん知らない(というか気にしない)2人組は反省の素振りもなくペラペラとよくまわる口で言葉を投げかけていき。"文化祭デートを彼氏にすっぽかされた子"というレッテルを勝手に貼り付けては、にやにやといやらしい笑いを浮かべたまま目の前のメイド服の女の子に対して舐め回すような視線を向けて。逃げられれば追いたくなるのは人間だけでなくどんな動物にも通用する自然の摂理、良くも悪くも。じりじりと後ずさる彼女と反対に距離を詰めようとゆっくり近付く彼らの図はさながら草食動物と肉食動物の図。無情にも彼女の背中が後ろの壁についてしまいそれ以降下がれないと知るやいなや、無遠慮に距離を縮めて逃げ場を無くすように目の前に立ちはだかって。 )




1194: 御影 みき [×]
2024-10-29 15:16:31



っ、……や、やだ、…


( 男は狼。友達から嫌という程聞かされていて、でもそれでもそれを実感したことなんて今まで無くて。大好きな人に食べられる前は自分からあっさりと身体を差し出してしまうほどだったのに今は目の前の狼たちに近づかれるのが怖くてたまらなくて。けれどここで彼等に屈してクラスメイトに迷惑をかけることはもっとしたくなくて、ぽろりと唇からこぼれた言葉は果たしてクラスを案内することに対しての拒否かそれとも恐怖から来る拒絶のものか。本音はきっとどちらもだろうけれど。漸く収まったはずの涙がまたじわりと瞳に浮かんでは逃げられないようにと目の前に立ち塞がる男たちに泣き顔は見せまいと顔を逸らしてぎゅ、と瞳を閉じては「 ─── …せんせー…っ! 」と助けを求めるように小さな小さな消え入るような声で大好きな人を呼んで。 )




1195: 鳴海 司 [×]
2024-10-29 17:37:17




────うちの生徒に何か御用ですか。

( ぬるりと伸びる手が彼女に触れようとした時。その手を止めるように掴み、彼女を背中に隠すように彼らとの間に割り入っては丁寧な言葉遣いで声をかけて。しかし冷静に投げかけた言葉には抑揚がなく、聞きようによっては怒気を孕んでいるようにも聞こえるだろう。ここに辿り着く少し前、遠目に見えたのは禁止エリアのはずの場所に明らかに入っている男性2人。そして2人が壁になっていて見えないが、立ち位置から察するに彼女が絡まれているだろうことは容易に想像がついて。少しでも早く赤みが引けばと保健室から柔らかい布に包まれた保冷剤を持って帰ってきたところで、目の前で起きていることに心がざわついては慌てて助けに入り今に至る。彼女へ伸ばす手を遮られた男性2人組は掴まれた手をそのままに突然現れた教師に固まっており。 )




1196: 御影 みき [×]
2024-10-29 21:49:27



せんせ、……。


( 掴まれる。ぎゅっと瞑った瞳からポロリと涙が溢れた瞬間。目の前に現れたのは先程小さな声で助けを求めた人張本人で、みきははらはらと涙の流れる瞳をぱちりと開いて小さく彼を呼び。来てくれた、本当に。そう脳が理解すれば耳の痛くなるような緊張感は大きな安心感に変わり、対照的に突然現れた教師に目の前の男たちは固まっていた所から漸く状況を理解したのかたじろぎながらもへらへらと誤魔化すように笑って。『 やだなー、俺たちこの子のクラスを聞いてたんすよー。 』『 そ、そうそう!泣いてたし話でも聞いてあげようかなってね! 』と口八丁に誤魔化しをぺらぺらと語りながらも目の前の彼女には“まだ”何もしていないことをアピールするように最もらしい理由を並べ立てて。 )






1197: 鳴海 司 [×]
2024-10-29 23:52:26




………、
そうでしたか。それはお気遣いありがとうございます。
ですが生徒のケアは自分たち教師があたりますので、お兄さん達はどうぞ文化祭を楽しんでくださいね。
…くれぐれも常識の範囲内で、ですけど。

( 相手を突き刺すように見据えていたものの、にっこりと笑って態とらしいほどに丁寧な口調での対応を。しかし笑っているのはあくまで口元だけでダークブラウンの瞳は一切笑っておらず、それが丁寧な言葉遣いと相反して一層圧を強めており。ほんの一瞬ちらりと後ろを見れば、その背中に隠した彼女の頬に漸く止まったばかりだった涙が再び伝っているのを確認して。再び彼らに向き直ればついには口元からも笑みは消え、念を押すように最後の一言を付け加えて。その後パッと掴んでいた彼の手首を離せば再度笑顔を貼り付けて、「この子のクラスですよね?この廊下を行った先にある2-Bです。申し訳ないんですけどこの子は休憩時間中ですので案内は致しかねますが、複雑な道というわけでも無いですし案内は必要ないですよね?……ああ、あと張り紙が小さくて見え辛かったかもしれませんが、一応こちらは一般の方は立ち入れないエリアに指定しておりますのでご協力お願いしますね。ではお気を付けて。」普段の自分からは想像できないほど流暢にまわる口で相手が口を挟む隙を与えないほど終始丁寧に案内と注意を済ませれば、締め括りの一言で有無を言わさず此処から立ち去れとの圧を放ち。 )




1198: 御影 みき [×]
2024-10-30 00:28:30



『 、……ご、ご丁寧に…アハハ。アリガトーゴザイマス…。 』
『 お、俺らは、じゃあ。これで。……ハハ。失礼しまーす。 』


( 笑顔で終始丁寧な口調だと言うにもかかわらずなぜだか気圧されてしまうような迫力と一分も喋らせる隙のない言葉たちにどうやら2人とも面食らってしまったようで、彼の締め括りの一言と自分たちに発せられる圧で漸く我に返ったのかまた軽薄そうな笑顔を浮かべつつへらへらとそのままその場からそそくさと立ち去っていき。また、その際に『 なぁ、もう帰ろーぜ。 』『 だな。あんなセンコーが居るんじゃナンパもできねーし。 』とこそこそ話していたのできっとこの軽薄な男たちがこの後みきたちのクラスに行くことはないようで。─── … 男たちが去った後、やはり怖かったのか今更になってかたかたと手は震え白い頬を滑り落ちる涙は止まることはなくはらはらとこぼれ続けているものの「 ご、めんねせんせー。あはは、びっくりした、…。 」と彼を心配させまいとへらりといつものように笑顔を浮かべたけれどそれは当然上手くいくはずもなく。ありがとう、ではなくごめんね、なのはこんな格好をしている癖にまた危機感なくぼけっとしていた上に男たちを軽くいなすこともできなかった自分の責任だからなのだろうけれど、みきは震えの収まらない手やら収まらない涙やらを誤魔化すようにぎゅ、とスカートの裾を強く握って。 )





1199: 鳴海 司 [×]
2024-10-30 00:57:11




……………ったく。

( 逃げ帰るように立ち去っていく彼らの背中を見送れば、腰に手を当てやれやれといったように溜息をひとつ。生徒たちが主役の文化祭をナンパ会場と勘違いしているような不届きものにはお帰り頂いて存分に結構なのだが、念には念をということでこの後教師陣に詳細報告をしたうえで情報を共有し見回りを少しでも強化しておこうと。ぽつりぽつりと聞こえる声に振り返れば、何とも下手くそな笑顔を浮かべようと頑張る彼女は静かに涙を流していて。「や、俺が悪かった。立ち入り禁止っていっても見える場所だし、目立つ格好したお前を置いていくべきじゃなかったな…。」目を赤くした彼女を連れ回すのはよろしくないなと最善を取って行動したつもりが逆に悪い方へと作用してしまったことに自分が責任を感じるのは当たり前。そんな自分の軽率さに悔しそうに眉間に皺を寄せては、未だはらはらと流れ落ちる彼女の涙を自らの袖先で拭うように手を伸ばし。 )




1200: 御影 みき [×]
2024-10-30 01:29:30



、!


( 彼の手が此方に伸びた瞬間。彼が先程の男たちとは全く違う意思で此方に手を伸ばしたと理解していてもやはり先程の男たちの手がこちらに伸びてくる光景がフラッシュバックしてしまったのかその手を見てびくりと肩を跳ねさせては怯えたようにまた一歩後ずさろうと壁に背をついて。だがしかし直ぐにハッと我に返れば「 ぁ、ちが、…ごめ、…。 」と自分でも自分の咄嗟の行動が信じられないような驚いた困惑した表情で言葉を紡いで。違う。大好きなのに。さっきの人たちとは違うってわかってるのに。優しくて大好きな手なのに。今すぐぎゅってしてほしいのに。ぐるぐると混乱する頭の中では彼と先程の男たちが全く違うことは理解しているのに一度怖い目に遭ってしまった体は言うことを聞いてくれなくて、そんなちぐはぐな自分に対しても嫌気が差してしまいまたぼろぼろと夕陽から涙を零して。 )





1201: 鳴海 司 [×]
2024-10-30 08:43:29





………あー、悪い。

( 何の気無しに伸ばしてしまった手は彼女に届く前にぴたりと止まり、怖い目にあったばかりの彼女に対して浅はかだったと自己嫌悪。彼女からこうも明確に(無意識に出たものとはいえ)拒絶されるのは初めてで、それほどまでの恐怖を植え付けた先程の男たちに再び怒りを覚える。所在の無くなった手はゆっくりと下ろされ、こういう時にハンカチの1枚でも持っていればとりあえず涙を拭かせることは出来るのだが残念ながらポケットは空。幸いなのは今この場に人がいないおかげで人目につく心配は無いということだけで、涙の止まらない彼女を他へ移動させるわけにもいかない。とりあえず彼女をこれ以上怖がらせることがないよう自分が1歩退いて少しだけ距離をとれば、異性ゆえにその恐怖をどうする事もできない自分に不甲斐なさを感じながらさてどうするかと最善策を考えようと。 )




1202: 御影 みき [×]
2024-10-30 09:44:06



ち、違うの。
せんせーは、怖くなくて…!


( 自分から距離を取ったくせにこうして彼がこちらを案じて距離を取ってくれればそれで傷ついてしまうなんとも自分勝手な心はやはりちぐはぐで、慌てて彼の言葉を否定しようとするけれど“怖くないのに彼の手に怯えてしまった”という事実はどうしても覆ることがなく。でもどうしてもこの怖いという気持ちのまま彼に接するのは嫌だしこのままでは文化祭を楽しむどころかお互いの関係にも嫌なモヤがかかってしまうようで、みきは今にも溶けてしまいそうなほどに涙に濡れた瞳から音もなくはらはらと涙を零しながら「 ─── …せんせ、ぎゅってして…、?嫌なことぜんぶ、せんせーで上書きしてほしいの、 」 と小さな子供のように彼の方へ両手を広げて。きっとまだ体は勝手に怯えてしまうしいつものように心から彼からの抱擁を喜ぶことは出来ないのだけれど、とにかくこの嫌な記憶を忘れたくて自分の中を彼でいっぱいにしたくて安心したくてなんとも自分勝手で我儘なお強請りをひとつ。 )







1203: 鳴海 司 [×]
2024-10-30 11:43:53




っ、……そ、れは……

( 彼女も自分自身の行動に驚きを隠せなかったのだろう、身を引くこちらに慌てて弁解しようとするも覆らない事実に否定しきれない様子で。とりあえず彼女の友人か保健医を…と考えていたところ、流れる涙をそのままにこちらへと手を伸ばす彼女。そのお願いは時と場所によって正直今までより遥かにハードルが高く、言葉は詰まり体は咄嗟に固まってしまう。しかし目の前の彼女は今にも消え入りそうなほど弱々しく、助けを求める生徒を見過ごして保身に走ることなど出来るはずもなく。幸か不幸か今はお昼時。飲食の出し物をしているクラスは忙しいだろうし、ここぞとばかりに他の生徒たちも営業をかけるのに忙しい。さらに言えば一般客立ち入り禁止エリアの少し奥まったところに今いるのは自分と彼女だけ。そうなれば何よりも優先すべきは泣いている生徒のケアが最優先だろう。「……嫌だったら言えよ?」広げられた両手に誘われるがまま彼女に近付き、怖がらせないよう優しくゆっくりとその小さな体を抱きしめて。 )




1204: 御影 みき [×]
2024-10-30 15:02:26



っ、…。
…せんせーだから、いやじゃない、

( 彼に抱き締められた途端緊張とはまた違う恐怖に近いような様子でびくりと体は硬直し、いつもはあんなに大好きな自分を包み込む暖かな体が今は少しだけ怖くて。まだ彼の背に腕を回すことは出来ないし、心地よいドキドキよりも不安の方が勝っているけれどゆっくりと深呼吸をして彼の香りに包まれていれば不安や恐怖などが不思議と体の中から抜けていくようで。暫くそうしていれば、ガヤガヤとした文化祭の賑わいとはまた違うこの2人だけの静かな空間に「 ……こわかった、 」 とぽそり、と小さく零したのは弱々しい本音。そうしてようやく彼の腕の中でしゃくりあげるようにぼろぼろ涙を零しながら震える小さな手を彼の背に回しては漸く弱音を吐けるようになったようで。暖かくて安心する、大好きな体温。大好きな香り。自分を包む大きな手。それらに安心したのかみきはぎゅ、と彼にしがみつくようにしては暫くそのまま泣き続けて。 )





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