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それから2人は、etc/15


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自分のトピックを作る
■:  [×]
2024-04-18 08:43:30 


やりたいイベントまとめ、アトリエ概要、
本編で語るタイミングが無さそうだけど書き起こしたい諸々等、

情報整理の一環に。


(※お相手様以外の書き込みはお断りさせて頂きます)


1:  [×]
2024-04-18 16:29:54

【アトリエNo12 ver2.0】

4階建テナントビルの一階にある双子の兄の持ち物件。以前はアトリエスペースの方が広かったが元々飾れる絵が少ないので裏にあるワーキングスペースの面積を広く取れるように改築。
ビル裏には駐車場有り、ビル自体は安藤家名義なので屋上の鍵も所有している。外に鉄骨の螺旋階段があり、そこから屋上までは直通。なお継彦は上ると体力が底を尽きる。
アトリエ名は兄がギャグでつけたもの。フランス語の1と2でアンドゥ=安藤。

・アトリエスペース

季節ごとに蝶が寄せ集まり四季折々の花を模した細かな技術を垣間見せる絵が兄より必ず5点は送られてくるのでそれを飾っている。暖色のライトアップは施されているが来客用の椅子は撤去し、代わりにモンステラやパキラなど背の高い観葉植物を配備した落ち着いた雰囲気のアートギャラリーを展開している

・ワークスペース

事務所とは名ばかりのシステムキッチン付きリビング。2ドア冷蔵庫、オーブンレンジ、電気ケトル、二口IHコンロに広めのシンクと簡単な料理なら出来そうな様相に。作業モードに入ると食べることに興味があまりない故継彦が用意したものといえばハイボール用のウイスキー、炭酸水、ビールが常備してあるくらい。無駄に良いロックアイスも冷凍庫に忍ばせている。恋仲は屹度見兼ねて食材を勝手に放り込んでいることだろう。
キッチンに面して縦長の木製の机と座面に白色の革クッションのついた丸椅子が3つ。来客用に多めにあるだけで特別な意味はない。その証拠のように時折と言わずかなりの高頻度で書類束と本やら雑誌、仕事のPCなどが雑多に置かれている。片付けは原稿が明けて気力が底を尽きてなければギリギリやるかも知れない。余談だが天井と床にきっちり留め具を施された収納力のある立派な黒の本棚はあるが割とずっとスカスカだ。片付けろ。
双方細身とは言え狭いのは間違いないのでダブルベッドを新調。枕二つとブランケットと薄手の毛布だけだが寒い時用にクローゼットに羽毛布団を圧縮収納してある。
アトリエ側と駐車場側から入れる扉を其々一つずつ設けている。冷暖房付きエアコン完備。


大まかな設備はこんなイメージで、料理イベなどあった際には食器やキッチン用品に関しては勝手に継ぎ足してくれても全然構わないということでどうか一つ。(合掌)

2:  [×]
2024-04-18 19:18:06

【イベント案】

A、ランチデート

・グルメ雑誌の取材に際し編集が珍しく立てれず、『じゃあ恋人と行ってきたらええやん』と言う一言から近所のインドカレー屋に行くでも、はたまた丁度アトリエの冷蔵庫が底をつき何となし行き着いたオリエンタルなタイ料理屋に行くでも。あくまで此方は一例で何か妙案あれば随時更新ということで。

B、春の夜明け

桜も散り散りになった頃、昨今のキャンプブームもあり山ってどうなんだいとざっくり質問をしたところからあれよあれよと話は進み、比較的近隣の山間のコテージ泊をすることに。星を見たり、朝早く起きて管理人の計らいで頂けるスペシャリティコーヒー啜りながらぼんやり日の出を見たりなど。

C、夏花火

此方は恐らくは夏ごろ予定。屋上で酒を酌み交わしながらキャッキャと花火をする等、近くなったら相談する形を取るでも良いかと。

D、継翅の大層な悪戯①

此方は単純に僕が今日考えただけのやつ。以下あらすじ。
『至急助けを求む』それだけ恋仲に送って未読の侭時は過ぎ、アトリエ奥でふて寝をかましていたのは背中にファスナーがあるタイプのチャイナ服(女物)を着させられた痩躯。寝ている間に着させられご丁寧に目元に朱色を塗りしっかりメイクを施された等変わり果てた有様に思考停止していた。本日は編集と会うでもないし兄はどこかに消えていったため目の前の相手しか頼れる人間はいない。
『…すまないんだが脱がせてくれ。自分じゃ手が届かないんだ』

3:  [×]
2024-04-20 23:24:48


【 崇臣宅 】

最寄り駅から徒歩で10分程、5階建てオートロック付きの築年数の新しめのマンションに起居。部屋番号は301号室の角部屋。一人暮らしが故に1DKで済ませ、全体的に黒・緑・シルバーに絞り色彩度低めの3色をベースに家具を設置している。ダイニングの中央に黒革の2人座っても少々余裕の残るソファを置き、横長のテーブルの正面にはテレビ台。隣に観葉植物を添えて、寝室にはシングルサイズのベッドが一つ。小さい乍らもウォークインクローゼットがあり、衣服は其方に収納している模様。深緑色の手触りの良いラグは拘ったが故にお気に入り。カーテンは薄地の白樺色の上から百入茶色のものを重ねている。
風呂・トイレは別々で定期的にきちんと清掃している模様。三面鏡の独立洗面台には、ヘアセットに使用する様々な整髪料が所狭しと積まれている。キッチンは二口ガスコンロとシンク、貰い物のオーブンレンジと店員に勧められるが儘に購入に至った電子レンジを設置。あくまで一人暮らしの為キッチンはやや狭めである。引き出しや棚には食器から始まりレトルト食品、非常食まで幅広くストックされている。消費期限?知らない子ですね。2ドア冷蔵庫の中身は作り置きから、好物の安酒の類いまで様々。プロジェクタースクリーンの購入を漠然と検討中。



4:  [×]
2024-04-22 20:27:23

【継兄弟アレコレ】


【安藤継翅(アンドウケイシ)】

姿形は瓜二つの継彦の兄だが髪は背中を覆うほど伸ばしていて所々に金のメッシュが入っている。
身体はかなりしっかりめに鍛えており日に焼けた浅黒い肌をしている。
ヤニカスで服にアメスピの香りが常に染み付いている。
諸事情あり通年掌を見せないようにしてるため常に肌の見えない黒地の革手袋をしている。尚この状態でもスマホは使える。吸水性の高いピッタリめの白ノースリーブシャツとダメージ加工の薄青ジーンズ、ミヤマカラスアゲハをイメージしたオーダーメイドのカーディガンは肩を通さず袖に通すだけして羽織っている。左耳朶にシルバーのフープピアスひとつ開けている。足元は臙脂色の鼻緒の草履を着用。

別名アーティスト『C.K』
素性不明の油彩画専門画家、時折出品される絵画の能力の高さには欧州の画商が目をつけ始め現在高騰している。絵画の端と共に手の甲にある片翅ずつの蝶の刺青を毎度手を触れ合わせる「完成」の合図の投稿は常に万バズを海外のファン達によって達成されている。徹底した素性隠しによるブランディングを施しているので外では手袋を外せない。

捉え所もなくしっかりもしていない、絵を描く為に寝てもいないため常に目の下に隈を拵えている。病み細マッチョという奇跡のアンバランス。感情の起伏は乏しく動物かというくらい思ったことの儘に喋るのをよく怒られているため最近は気をつけているらしい。
一箇所にいるのが苦手でよく迷子になる為常に警護のものがつけられてるがそれすら撒くほどフラフラしてる。
海外に男性の恋人を持ち、その彼はメイクアップアーティストをしている。何でもかなり腕は良いらしいが彼と付き合い始めてから帰国した際に愉快犯の様にたまに謎のサプライズを受けていて専ら継彦の頭を悩ませている。

・感情相関図

【継翅→継彦】
#ごめんね#特別な俺の片割れ#幸せであればそれでいい#それはそれとして遊ぼ#お前の恋仲でかいけど俺より小さくすることは不可能なんですか?

【継彦→継翅】
#気にしすぎなんだよな#お前はお前だし僕は僕#自由にしてたらそれがお前だろう#でも僕で遊ぶな…!#アレックスが僕を子供扱いするのをどうにかしろください


【Unlocked① 定期的な悪夢】

悪い思い出の方が記憶に残りやすいというのは人の欠陥だと僕は常々思う。
だから気にしなくても良いと頭で分かっていても嫌なタイミングで思い出すのだろうか。
──時折同じ夢をみる。
古くて重たいテレビの積まれた山達が目の前に現れて、砂嵐が映ったかと思いきや顔だけ靄の掛かった人々が次々と其処に現れて順番に呪いを吐いてくる。

『ツグちゃんがケイちゃんを支えてあげるのよ、双子なんだから』

何だそれは。理に適っていない。

『お前と俺は一生離れないし、お前は俺だから離れられない』

今はそう思ってないだろ。馬鹿なやつ。

『──…アンタなんか!継翅くんに顔だけ似た残り滓じゃん!!』

…まあ此れが一番効いたんだろう。
一つ一つを客観視しながら見ていた僕の思考がフツリと糸が切れるように落胆の色を示して停止する。
全て兄が優っていた。僕は何も勝てる気がしなかった。
それでも僕は別に良かったし、人となりの人生であれば1人でも平気だと思っていた。
心の虚無を飼い慣らして幾星霜過ぎ、一般的な人間としてそういう心算で生きていたのに。


「────…、…クソが。」

小さな悪態を吐きながら仕事の途中で開きっぱなしにしたノートPCの前で目を覚ます。机に突っ伏して転寝のままに寝こけていたらしい。上がることの無い自己肯定の定義の根源を一々思い返させるこの悪夢は本当に久方ぶりに見たものだったが、はたと立ち上がりながら思い返す。
何故見なくなったんだろう。酷い時は週一くらいで見ていたものだが、気にする必要もないほどの平穏が訪れたのだろうか。不意に後頭部の髪の一部を指で準える。毛髪に隠れて見えない古い切創痕を人差し指の腹で撫でながらああ、と一つの考えに辿り着く。そりゃあそうだ、何せ今は君がいる。


『崇臣くん』
『好きだよ』

スマホのトークアプリを開きながら午前も2時を過ぎる頃に唐突に2文だけ送り付け、アトリエのワークスペースのベッドに転がり本格的な睡眠を取ることにする。恐らくは先程よりは夢など見ることもないだろう。というよりは見たくもないので、使い切りのホットアイマスクの封を切って呼吸も整えることで深い眠りにシフトすることへと努める。
何れ彼に話すときはくるんだろうか。本当は髪を切るのには躊躇いがある事が。
自問自答は何度も繰り返しているが未だにその答えには辿りつかないまま、朝焼けを見ることのない瞳は昼近くになるまで開くことはないだろう。明かりを落とし、少々の嘆息を含みながら、僕は今日も寝静まる。


( / メモ程度の小話。継翅の方もちょっと加筆修正。使うも使わないもフリー素材ということで )

5:  [×]
2024-04-30 09:01:32


【概念BGMありますか】

…ということで。モチベーション上げる為によく曲を漁っている昨今なのですが自分で探すのも限度があるので上げて頂くと大変有難いなどと思いまして。勿論私がこれ良いなあと思ってるもののリストも興味あれば載せていこうかと思っています。無くても特にお気になさらずと言うことで、あるのかなあと聞きたくなったと言うのが本懐ですので。

6: 羊頭 崇臣 [×]
2024-04-30 10:21:24


何分背後が出不精だから、俺から返答させて貰うな。正直概念BGMとかいう、一次創作に以てこいな文化に触れて来なかった所為で、パッとは答えらンねぇのよ。マジ不甲斐ねぇ。これを機に探してみっかな、なァんて前向きな所感ではあるから、少しだけ待ってて貰えりゃありがたい。音楽は日常的に聴いてるから、上手い具合に“ 羊頭 崇臣 ”に落とし込めたら褒めて。…それと、あんたのリスト興味ある。参考程度に教えてくれりゃ嬉しいかも。



7: 安藤継彦 [×]
2024-04-30 10:37:05


何方で出ようか悩んでいた所ではあるから君の方からの返信でも全然有難いよ。いやその僕のルーティン的なものから抽出されているものなので本当にそこまで気にしなくて大丈夫なんだからね…!…、古典ツンデレかっ…!
さておき。急ぎでは無いのでじゃあマイペースに探してくれると僕の楽しみにもなる。フ、了解。丁寧に褒めるよ。
相互的な関係性とか、僕が君に一方的にこんな感情だなあとか、あとは曲調だけこれが背景に流れるなとか色々あるのでじゃあ追々簡単な解説付きで記載させてもらうね。

8:  [×]
2024-04-30 13:52:54


っふ、…はは、OK。のんびり探してプレイリストを充満にしておく。っし、褒められるターンは目前だなァ。
へえ、参考になる。ツグさんのプレイリストに解説まで…すげぇ気になる。被ってる曲とかありゃ良いな。個人的に嬉しいわ。



9:  [×]
2024-04-30 16:05:35

【言うほどでも無い解説とプレイリスト】

新世界/BUMP OF CHICKEN
バイマイダーリン/MAISONdes、みきまりあ、ニト。

継彦→崇臣くん。前者は幸福な日常を、後者には願いを。

大不正解/back number

全てというわけでは無いがお互いの雰囲気に合うものかと。

Caffeine/秋山黄色

継彦。過去話に雰囲気だけ沿わせたいと言うチョイス。

春雷/米津玄師

付き合う前のイメージ。無様でも自分らしくなくても離したくなかった日々。


( / 多すぎても何なので5曲チョイス。歌手被りは無いようにはしてみたけど果たして…?)

10:  [×]
2024-04-30 17:39:25


【 俺とツグさんに捧ぐ曖昧解説つきプレイリスト 】

・メランコリーキッチン / 米津玄師
崇臣→ツグさん
関係成立後。時折崇臣の過去を交え乍ら、恋人の何気ない言動に一喜一憂する休日の昼下がり。少しの葛藤とツグさんへの感謝。「それにどれだけ救われた事か、多分貴方は知らないな」

・満月の夜なら / あいみょん
言わずもがな甘ったるい日常の一コマ。夜になったらツグさんに会えっからね。

・月まで / Hump Back
崇臣。知らぬ間に頭の天辺まで浸かるように惚れ込んでしまった恋煩いに焦点を当てて。月くらいなら迎えに行ったのに。

・PEAK TIME / 礼賛
お互いの雰囲気に合うと漠然と感じたもの。大方ニュアンス寄り。「最高を更新すればいい」

・水星×今夜はブキーバック / ほろよいRemix楽曲
交際前の崇臣のイメージ。少し浮かれた歩調。今夜は会えるのだろうか。


( / 米津玄師は被るよなァ、しかも選曲まで。っての事を踏まえて次点で当て嵌る曲をチョイスしてみた。全体的に聞き覚えのある曲だったから、ツグさんのお陰で尚更楽しんで聴き返せた。挙げてくれたどの曲も好きだし、改めて聴いて大不正解の解釈が結構好きだなァ俺。多分こういう事を“ 刺さる ”っつうのかも。さんきゅ )



11:  [×]
2024-04-30 19:01:32


( / 全体的に華やかで聞いていて楽しいものが多かった…捗る!米津は誰しも通るよねえ…、どの解釈も好きだけど満月の夜ならが僕は好きかも知れない。あんまり聞いてこなかったけどあいみょんて良いよな…一先ず入れれるものはサブスクで全部ぶち込んだ。イメージの解像度が上がった心地だ…とても助かる。 やる気が上がるなあ…聞きながら一旦、作業に戻るね )

12:  [×]
2024-04-30 19:45:30


( / 落ち着いた曲も解説添えていずれ載せてみるわ。交流の機会が増すなら、背後に流したくなる曲も増えると思うしなァ。ま、ツグさんが捗ってンなら良しとしとくか。…何せお互い様だし。お、なんか意外だな…?あいみょんは俺も造詣が深い訳じゃねぇけど、あんたに逢いに行く時に引っ提げるのはコレじゃねぇかなって。伝わったみてぇで何より。作業頑張ってくれてあンがとな。手伝える事なら何でもするし、遠慮なく気軽に声掛けてくれや。ああ勿論、見守ってろっつー感じであれば利口に待機してるぞ )



13:  [×]
2024-04-30 21:01:09

【D・Prologue】

「──…ん、」

「 Tiens~…?」

午前から昼に変わるくらいの時間帯、身長差がほぼ一緒くらいの男2人がアトリエの裏口から入ってくる。片方はここの元の持ち主にて双子の兄の方とかいう肩書の俺と、もう片方は無造作に跳ねた黒髪ショートに美しい青色の双眸を持った甘い顔立ちのフランス人。
新しく描き溜めた絵画の数点を白布に包んでアレックスと2人立ち寄ると弟は奇妙な姿で寝ていた。床に頭、ベッドに膝から上が乗っていて身体全体でZの形を模しているような形で爆睡している。

「なぁんでベイビーちゃんはこんな形で寝ているのォ、ケーシ?」

「聞くなよ俺に。…いや俺しか聞くヤツいないか…、…わからんのだけども。…でもこの寝息、は、」

長年過ごしてきた為に呼吸のリズムやら顔立ちの雰囲気やら、あとは双子独特のものなのか極偶に限りなく間違いのない確信のある瞬間がある。それで云うと今回はあと数時間は絶対にどう動かしても起きない日だと察すると俺は絵画を邪魔にならない床に纏めてぞんざいに立て掛け、徐々に愉快げに口端に笑みが立ち上り始める。アレックスはこれは駄目な方のスイッチが入ったらしいのを察してはいるが流石に連れ添ってきた年月あってか仕方なさげに眉を下げてやれやれと肩を竦めながら隣に佇んでいた。

「折角悪戯しがいがあるなら弄ってかねえと失礼かもね、…アレックス、道具は」

「あるねえ、上海寄ったときに仕入れた衣装なんかもオマケで、」

「揃い過ぎてるじゃん…Nice、じゃあ…やるかあ。」

どうせ誰も入ってこないが車からメイク道具やら衣装を引っ張り出してきてから部屋の施錠を済ます。
常時つけている手袋を外しては軽くパキリと手指を鳴らし、ただ無邪気に悪魔的な笑みを浮かべながら。一先ず弟の身体を正しい位置に起こすとこから始め、──…暫し芸術肌が如実に出てしまうか、碌に会話もせず黙々と精度の高い作業へと没頭する時間が過ぎていく。


ーーーーー

春にしては暑い日、徹夜続きで仕上げた原稿も漸く終わり死ぬほど寝てやろうと思ったら清掃の行き届いたフローリングが冷たくて心地が好く、少しだけと思って寝てみたものの気付いた時には大分時が過ぎていたようだ。白い陽光差していた就寝から外はすっかり日没の赤に変わっている。

「う、ぁ゛ー…、身体い、った…くない。…はあ?痛くない…?」

そんな筈はない。数時間寝転んで自分でいうのも何ならおかしいが奇天烈な姿勢で寝息を立てていたのに、ということまで自覚すると色んな変化に気付いていく。
先ず姿勢は変わっていないが背中には毛布が挟まれ体が痛くならないように敷かれていたが無論こんなことをした覚えがない。次に衣服の感触の変化。喉が締まった服をきた覚えはしないし足の方はやけに肌が晒されてる感触がある。ついでに足も何だか革靴めいた感覚があった。
何だかとても、とても嫌な予感がして青ざめながらも嫌そうな顔をして僕はゆっくり意を決したようにカッと目を見開く。

「──…、……うわあ、……。……うわあ…!」

紛れもなくチャイナドレスらしき光沢と柄の衣装の布端を確認した。靴もブーツだし、…踵低いけどピンヒールなのが絶望的で立つのも一苦労しそうとか、本当に色々意味の分からない変貌遂げてて声にならない悲嘆を込めて声を上げる。
一先ず一頻りの嘆息が終わったのちに僕は握りしめていたスマホのアプリを立ち上げ兄へ一度通話を発信する。奴には珍しく3コール内で着信が叶った。

『うい』

「ういじゃないんだよな!」

『おはよう?』

「そうでもない!」

『ベイビーちゃあん、なんであそこ鏡無いのぉ、渾身の出来だったのに~』

『そうだよなあアレックス、折角逆異世界転生マフィア楊貴妃じゃんとか盛り上がってたのに』

「どういう…どういう感想…!!」

確かに此処には全身鏡は無いし、必要なことも無い。だから奴らに何を言われてるかさっぱり理解し難く怒りに頭が煮えながら肩を振るわせた。文句の一つも言いたいが寝起きと謎すぎる施しに語彙力が失われていく。

『ちなみにそれ1人だとお前じゃ脱げないから』

「!?」

『あと俺ら今北海道でカニ食いにいくから。そんじゃな』

『また遊びに行くねえ~またネッ!』

全くの悪びれも感じれずそのまま一方的に通話が切られる。一旦呆気に取られながら身体を正位置に戻しへたり込むような形に座り直すと衣服のファスナーを手探りに見つけようと試みたが継翅の言葉通りだった。首から下の真裏に存在するがデスクワークで固くなった肩周りの可動では間違いなく下ろせない。

「…マジか、…も、…うわあ、…」

立てないし脱げないし女装だしどんな状況なんだと、僕は顔を両手で覆う。畜生マスカラの感触がある。
新たな変化の情報は思考停止してこれ以上のメンタルダメージを受けまいと、僕は散々悩んだ末に彼へと連絡を取ることにした。


( / 頼めるならそれは是非とも。背後に流したくなる曲ってなんか良いね。コンセプト度外視でも全然良いし、何ならそういうのも作業の進捗への良いアクセントだから。 と言う訳で作業終了。短めに纏めても長くなった気がする…読みづらくなければ良いけれど、 )

14:  [×]
2024-04-30 21:43:22


( / ちょ、……っは、…この短時間でよく話纏まったなァ…!?全く目の滑らない話術と、一切容赦のねぇ悪戯に感情が綯い交ぜになってる。何方かと言えば眺めていたいところだけど──『至急助けを求む』だったか。単純に恋人として無視する事もできねぇし、此の儘バイクかっ飛ばしてアトリエに直行するわ。──で、何方から初めっかね。ツグさんに拘りがなけりゃあ、本編に移行して返事を書こうと思ってる。ああ言いそびれたけど、全然読み辛くねぇかンな。相変わらず、俺はあんたの書く描写が好きだ )



15:  [×]
2024-04-30 21:58:32


( / 褒められてる?有難う。とは言え登場人物は以前から考えていたしそこまでの労力でも無かったよ。そうだね、補足的に案の方に出てる内容を参考にしてもらえるとやりやすいかも。早ければ早いほど多分助かる…助かるのかな?まあ展開次第だな。 開始は一応衣装情報とかもついでに載せなきゃだったから僕の方で書かせてもらったよ。 …そうか、一応ではあったが全然杞憂だったね。ちょっと動悸だけするけど、悪くはない/蹴り可)

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