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『スペース・ロスト』【SF/日常/3L/人数制限有り】/8


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■: 案内人 [×]
2024-04-16 11:48:37 



2xxx年。宇宙空間に、高速鉄道が開通した。

地球人と異星人が協力し合い作り上げたその公共機関は、瞬く間に人類を虜にした。

異星の開拓が進み、『長期休暇は家族で月旅行へ!』とキャッチコピーを掲げる企業も今や珍しくない。

宇宙から地球を拝むことは、宇宙飛行士や大富豪のみが成し得るロマンではなくなった。

しかし、そんなビジネスが盛んに行われる裏で、ひとつの問題があった。


それは、『宇宙空間における行方不明者の多発』である。


以下、この問題の概要を記す。


>1
行方不明者が多発する経緯について

>2
小惑星『Strange(ストレンジ)』について

>3
宇宙遭難者保護施設『スペース・ロスト』について

>4
【募集枠】
地球に帰れない遭難者、及び『スペース・ロスト』の従業員について

>5
参加希望者の方へ



暫しレス禁






1: 案内人 [×]
2024-04-16 11:49:27




●行方不明者が多発する経緯について


人は、さまざまな理由で地球と宇宙を繋ぐ交通機関を利用する。

月面着陸する家族連れ。
太陽を見学する修学旅行生。
異星人との交流を目的とする者もいた。

しかし、交通事故というものは、地球外でも不意に起こりうるものだった。

何らかのトラブルが原因となり、不慮の事故で宇宙空間に身を放り出される人間が後を絶たない。

運良く救助される者もいるが、その大半は救助の途中で息絶えるか、行方をくらますかの二択だ。

この危険性が人々の心を恐怖で塗り替えてしまうようでは、波に乗る宇宙ビジネスは衰退の一途を辿るばかり。

そこで、政府は対策を講じた。
詳細は以下に記す。





2: 案内人 [×]
2024-04-16 11:50:16




● 小惑星『Strange(ストレンジ)』について


何百、何千年も前のこと。
人類は、初めて異星人との接触に成功した。

その異星人は、人より遥かに知能が高く、地球の言語をたった三日で習得したという。

そして異星人は、祖星の名前を問われた際、地球の共通言語で『Strange(ストレンジ)』と答えた。


__これは宇宙科目の教科書に記載されている有名な話だ。


小惑星『Strange(ストレンジ)』は、その名の通り、奇妙な星だった。

奇妙なほどに、地球と瓜二つ。
並行世界に存在するもう一つの地球のような星だ。

もっとも、地球より文明は発展しており、ストレンジ人(ストレン人、と略すこともある)の容姿は個体差が激しい。

人間に近しい骨格や皮膚を持つ者や、
動物的な毛皮を持つ者、
ロボットのように機械的な者もいた。

好奇心旺盛で友好的な彼らは、地球人に優れた技術を教え与えた。

現在の地球人が宇宙へ拠点を広げられたのも、彼らの協力があってこそだった。


そこで、『宇宙空間における行方不明者の多発』を問題視し始めた政府は、ストレンジ人に相談を持ちかけた。


彼らの回答はこうだ。
__私達に任せなさい。


それから、小惑星『Strange(ストレンジ)』の大陸に、「宇宙遭難者保護施設『スペース・ロスト』」が建設された。


さらに、地球人・異星人問わず、優秀な人材を集めた宇宙捜索部隊を結成し、宇宙空間の捜索を強化した。


こうして、地球人は、定期的な資金・資材・食料援助をすることを条件に、宇宙遭難者問題を彼らに任せることにしたのだ。






3: 案内人 [×]
2024-04-16 11:51:19





● 宇宙遭難者保護施設『スペース・ロスト』について


そこは、いわゆる団地のような集合住宅だ。保護された者達は、その中で共同生活を送る。

『スペース・ロスト』での生活は、なに不自由なく、むしろ裕福といえた。
地球よりも新鮮な空気。ひとりひとりに用意された程よい広さの個室。食事はきっちり三食提供される。電子機器やスポーツ用品といった娯楽品は、地球からの支援物資があふれるほどあった。


『スペース・ロスト』の機能について、大まかな流れなこうだ。

・不慮の事故で宇宙空間を漂う地球人を、宇宙捜索隊の隊員が発見次第、救助する

・容態に異常がある場合、施設内にてしばらく治療を受ける

・地球にいる親族が提出した行方不明届けと情報が一致している者は、速やかに地球へ送還される


そして、このシステムにはひとつの注意点があった。

それは、地球から行方不明届けが提出されていない者は、身分が証明されない限り地球へ帰ることができないということ。

よって、地球に親族がいない独り身や、事故の衝撃で記憶を失い己の情報を提示できない者は、半永久的に『スペース・ロスト』で過ごすこととなる。


以下では、そんな複雑な事情を持ち、『スペース・ロスト』に滞在中の遭難者の数名を紹介しよう。


>4





4: 案内人 [×]
2024-04-16 11:52:25




●【募集枠】
地球に帰れない遭難者、及び『スペース・ロスト』の従業員について

【遭難者情報】

①20代 男

「もう俺にはなにもない。地球での居場所なんかない。……宇宙だって信用してない。俺は、さっさと俺をやめたいだけだったのに」

地球からの行方不明届けが確認されず。
両親、親族はもういないと語る。
地球では学業に勤しんでいたが、ある日を境に家に引き篭もるようになる。
事故ではなく、自らの意思で宇宙空間へ身を投げた自尽願望者。


②30代 男

「地球を離れてから、どれくらいの月日が経ったんだろうな。もう忘れちまったよ。……あ、薬の時間?了解」

地球からの行方不明届けが確認されず。
親族からは見放されたと語る。
かつては宇宙鉄道会社に勤め、線路のメンテナンスなどを行っていたが、その仕事中に事故に遭う。当時の傷は深く、未だ定期的な治療を受けている。一部、記憶が混濁している。


③20代 女

「あ、あなた方がストレンジ人様ですね!私、地球では宇宙研究を行っておりまして……あっ、あの、よければインタビューとかってー……」

地球からの行方不明届けが確認されず。
親族、友人はいないと語る。
宇宙研究の一環として旅をしていたところ遭難したが、『スペース・ロスト』に保護されたことはむしろ好都合らしく、呑気に研究を続けている。


④10代 女

「はやく帰りたいに決まってる!私は地球が好きなの。……パパとママが、もう地球に戻ってるかもしれないし」

地球からの行方不明届けが確認されず。
両親も行方不明で捜索が続いている。
家族旅行中に事故に遭い、彼女だけが救助され『スペース・ロスト』で保護された。
異星での生活になかなか慣れず苦労している。地球と家族が恋しい。


【『スペース・ロスト』従業員情報】

⑤案内人 〆

「この場所ハ、そうですネ。地球でいう所ノ、迷子センターの類でしょうカ。恐怖を抱く必要はありませン。きっト、帰れますヨ」


小惑星『Strange(ストレンジ)』出身。
人工知能が搭載されたロボット。
上半身は燕尾服を着用した若い男性なのだが、下半身は歯車が剥き出し。移動のたびにカラカラと機械的な音が鳴る。


⑥医者

「また遭難者?……はぁ、地球人って、本当にドジなんだね。もう何千人を治療したか分からないや」

小惑星『Strange(ストレンジ)』出身。
ケモノの耳と尻尾がある半獣人。性別不明。
優れた頭脳を持つ敏腕な医者だが、地球人に対しては少々毒舌。


⑦清掃員

「わーっ!地球人さんだー!ねぇねぇ、一緒に遊ばない?いやまぁ、仕事中だけどさ……ちょっとだけ!ね、いいでしょ?」


小惑星『Strange(ストレンジ)』出身。
好奇心旺盛なサボり魔。たびたび遭難者を連れ回しては、仕事を放棄してゲームをしたりお菓子を食べたり、自由奔放に遊んでいる。
容姿は幼い少年だが、実は誰よりも長寿。






5: 案内人 [×]
2024-04-16 11:53:23




●参加希望者の方へ


覗いてくださりありがとうございます。
特殊な世界観ですが、どなかに刺さればいいなと思います。
以下、ルールとなります。

・当サイト規約厳守。
・ロル必須。中~長程度。
・ドッペル有。
・無言二週間でリセット、再募集。
・恋愛(3L)有り。


pfテンプレ↓

希望番号(①~⑦)

SV (1~3つほど)
「」

【名前】

【振り仮名】 (名前が漢字表記の場合のみ)(飛ばしても可)

【容姿】

【性格】

【備考】

【ロルテ】


keepは1日間。場合により延長可。

それでは、募集開始いたします。
レス解禁




6: 案内人 [×]
2024-04-16 11:54:57




【主pf】


希望番号⑤


SV

「ああ、おはようございまス。……?食堂の場所ですカ?それならばご案内いたしますのデ、ワタシについてきてくださイ」

「地球が恋しイと思う気持ち、同情いたしまス。もっとモ、ワタシに故郷など存在しないのですガ」

「ストレンジ製にしては、形が古くさイ?……さァ、開発者の趣味なんですヨ、きっト」


【名前】 イアン

【容姿】
地球人の男性とよく似た骨格。身長は180cmほど。黒髪のショートヘア。目の下まで伸びた前髪で右目を隠し、ミステリアスな雰囲気を醸している。朗らかな糸目は滅多に開かない。

燕尾服を着用している上半身から視線を下に動かせば、歯車やネジが剥き出した機械的な下半身が見えるだろう。移動のたびにカラカラ、ゴーゴーと不穏な音が鳴るが、内部のエンジンが作動しているだけなので心配無用。


【性格】
機械らしく合理的で、争いごとは好まない。生き物の些細な感情を読み取り、適切な言葉を投げかけるようプログラムされている。
相手を和ませるためのジョークを言う茶目っけもある。
人工知能として学習していく中で、自意識を持ち人間のような深い深い思考を巡らすことも増えた。


【備考】
小惑星『Strange(ストレンジ)』出身。
人工知能が搭載されたロボット。『スペース・ロスト』の案内人として開発された。
口から発せられる合成音声は、低音域に設定されている。片言ではあるが紳士的で丁寧な口調。


【ロルテ】

(太陽が昇れば、勤務時間が訪れる。スリープ状態から目を覚まし、己の手で充電ケーブルを引っこ抜いた。今の時代、電線を繋がずとも充電ができる機械で溢れているというのに、こんな古い形で己を造ったのは開発者の趣味らしい。地球ではこの形が主流だから、などと宣う開発者を思い出し、機械らしからぬ溜息が出そうになった。折角ならば、この『スペース・ロスト』という施設に相応しい、クールでイケてる最新技術を搭載してほしかった。神サマに文句を垂れる生き物のような愚痴を思いつつ、ゆっくりと施設内を進む。夜間勤務をしていた警備員と会釈を交わしながら広場へ向かっていると、後方から物音を察知した。次の瞬間、ぐずる幼子の声。振り向くと、廊下に倒れ込み泣きじゃくる人間の姿を確認した。おそらく、遭難者の一人だろうか。そっと彼に近づき、穏やかに声をかけて)


あレ、どうされましたカ?ここは従業員以外立ち入り禁止エリアですガ。迷い込んでしまったんですかネ。





7: 案内人 [×]
2024-04-18 06:32:42





( / 参加者様募集しております。質問などあればお気軽にどうぞ。




8: 案内人 [×]
2024-04-20 12:25:15





( / 募集上げ失礼いたします






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