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Butterfly record 〆 /55


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自分のトピックを作る
43: ユリシス/胡蝶 [×]
2024-05-02 23:42:08




( 仄暗い空間で一冊の本のページをめくる。レース越しに触れた文字は、既に最終回を迎えたこの本の筆者が世界から離れる直前に記したもの。黒いドレスを身に纏い、色褪せた世界と無数に並ぶ物語、その筆者である一人一人の人生に触れて管理する日常を一匹の青い蝶が突然切り裂いた。灰色の裂け目から差し込んだ一条の青い光は、徐々に大きな扉に姿を変える。「お前は、いつも気まぐれね」突然の予兆に、もてなす準備も儘ならないと肩に止まった蝶へ苦言を呈し。蝶を捕えるべく伸ばした指先は、望みを叶えられずに空を掴み。本棚へ抱えていた一冊を戻すと青い扉へ歩み寄り、自らの碧眼に貴女を映して、はじまりの一言を紡ぎ。 )
こんにちは。いえ、こんばんはかしら、見知らぬ貴女。──…ようこそ、夢の世界へ。



(/ご相談よりもかなり早い投稿となってしまいましたが、会話編の締めの後やお時間に余裕がある時で構いませんのでご確認宜しくお願い致します…!絡みにくい、描写が分かりにくいなど御座いましたらお手数ですがお教え頂けますと幸いです。連投失礼致しました。( 蹴り可 )





44: 名無しさん [×]
2024-05-05 17:37:07




そう言う訳じゃないけど──そう思っただけ。( 何となく顔背け )…わかった。( 頷きはするが自分で言っておきながら腑に落ちない表情を )──寂しい感情なんて知らなくていいよ。ユリシス、そんな顔しないで。( しょんぼりとしてる貴女の頬に指を伸ばし触れるだけの撫で )ユリシスは──優しくて綺麗。…それじゃあ…ユリシスとは此処で一度お別れだね。幸せってあんまりわからないけど、幸せな時間だったと思う。多分。( グラスの中身を飲み干し )

うん、そうだね。( 素直に頷き )──何時かは立ち上がるよ。( 何処か投げやり )今までで一番。もし胡蝶が引越しする時は私に声掛けて。代わりに住むから。( 珍しい冗談を一つ )…楽しみは後に取っておく。今は二人のプロフィールを見れただけで良いよ。新しい物語を待たせるのも良くないし。


(/蹴り可との事ですがお返事を。情報の件ですが、少しずつ解き明かされていくのが面白いと感じております。なので現時点で全く問題無く是非今のままでお願いしたく思います!
会話編につきましても〆への移行ありがとうございます。このまま物語編へと移行し引き続き素敵な世界で共に物語を紡いでいく事が出来たらと思いますので、此方こそ改めてましてよろしくお願いします。物語編へのお返事ですが、今暫くお待ち頂けますと幸いです。)





45: 名無しさん [×]
2024-05-05 23:33:40




( 眠りに落ちた真っ暗な夢の中で目の前に現れたのは青い扉。夢の中の筈なのにやけにしっかりと意識がある。「此処は…」怪しむように眉を寄せ、それでも好奇心に突き動かされるまま扉に手を掛れば鈍い音をたてて開いたその向こうに一人の女性が居た。「……こんばんは。」挨拶を返してぐるりと見回した部屋は薄暗く、それなのに貴女の姿ははっきりと見えた。もう一度「此処は、」と紡ぐ事が今の精一杯で。 )





46: ユリシス/胡蝶〆 [×]
2024-05-08 23:25:27




その反応、胡蝶そっくりね。( ふふ ) ……!お客様に慰められる、なんて。…オリヴィアのそういう所が素敵よ。( 頬の感触に僅かに目を見開き気を遣わせたことを申し訳なく思うものの、素直に感謝 )……貴女は、聡く、そしてこれから強く変わっていくのね。ええ、名残惜しいけれど──此方こそ幸せなひと時をありがとう、オリヴィア。私も胡蝶も次の物語で待っているわ。──また逢いましょう、素敵な貴女。( 青い光が空間全体を包み、ゆっくりと終わりの時を告げ。ティーセットやお菓子が消えていくものの唯一三匹揃ったテディベアだけはこれからも残り続けることを傍らに寄り添う青い蝶が暗示している。〆 )

分かっているのにとぼけているのか。( はあ )──…早く〝上がって来い〟( ぽつ、と一言 )それはそれは喜ばしい限り。しかし残念なことに、この耳飾りは永住権とは別物だ。( 普段と変わらぬ物言いながら突き放しはせず )…そうか。──時間だ。この物語における俺の役割は此処までらしい。──……次に会う時までに、自分の主導権を手放すなよ。オリヴィア。( 青い光が世界を包み込む直前に、届くか定かではない声と確かな眼差しを貴女に向けていた。〆 )


(/承知致しました。細かな質問にまで真摯にお付き合い下さりありがとうございます…!
ゴールデンウィーク明けで少し遅くなってしまい申し訳御座いません。今後大幅に遅れる際はご連絡致しますね。また、拙い文ですが会話編の方を一旦〆させて頂きました。引き続き、物語編でも宜しくお願い致します。( 蹴り推奨 )





47: ユリシス [×]
2024-05-09 00:10:47




( 久方ぶりに青い蝶が導いた客人は美しい黒髪の女性だった。淡白な印象で、もし出会いがこの場所で無ければ悩みを抱えている風には見えなかったかもしれない。「……此処は、夢の世界。貴女の心を映し出す場所。」突然の導きにも取り乱さない彼女に努めて穏やかに微笑むと、今度は僅かな間を持たせて言葉を発する。彼女は、この荒唐無稽な世界をどう捉えるのだろうか。奥底で息を潜めていた不安と好奇心がゆっくりと揺さぶられて目を覚ます。落ち着かない感情を胸に秘めながら、案内人の職務を果たすため下ろしていた右手を差し出すと、まっすぐに貴女を見つめ。 )
楽にして良いわ。今ここに貴女を脅かす者はいない。──…見知らぬ貴女、まだ眠るつもりならば此方へいらっしゃい。こんな場所に導かれたのも何かの縁、この夢について少しお話しましょう。





48: オリヴィア [×]
2024-05-11 17:33:12




( このまま眠り続ける事も、目を覚ます事も、此方に委ねられた自由意志なのだろうか。差し出された白い手に視線を落とす事で思案する間をあける。十数秒後重たく持ち上げた視線と共に片手を差し出し貴女の手を取れば右脚を一歩前に踏み出し部屋の中へ。「何を話すの?」まっすぐな瞳で語られる言葉には興味があった。この場所が何なのか、目の前の貴女が誰なのか、何も分からずともだ。 )





49: ユリシス [×]
2024-05-15 01:05:01




( おそらくは迷いだったのか、ゆっくりと注がれる彼女の視線によって口元に僅かな緊張が宿る。しかし、此方からのきっかけが有ったとはいえ貴女みずから踏み出した一歩に、静かに碧眼を瞬いた。「……とある〝物語〟についてのお話よ」いつからか自身の心を燻るようになった〝物語〟というワードに対しての抵抗感は彼女に伝わってしまっただろうか。平静を装いエスコートをしながら世界が変容する前の状態である無数の本棚が並ぶ空間の中央で立ち止まり。そのまま手をゆっくりと離し貴女の方へと向き直るとドレスの裾をつまみ片足の膝を曲げもう一方の足を後ろへと引くと、淡々とした声で自身の名前を告げた。 )
申し遅れました。私の名前はユリシス。この世界の住民であり、貴女の物語の語り部。──素敵なお客様。貴女のお名前を聞いても良いかしら。





50: オリヴィア [×]
2024-05-19 09:50:53




( 〝物語〟を読み聞かせる為に何故自分が呼ばれたのかと一瞬怪しむような表情が浮かんだのを次の瞬間には上手く隠す。室内を見回した所でやはり記憶には無く、何処ぞの貴族が何かを思わせる所作にて自己紹介されれば「──ユリシス」と貴女の名前を復唱し。それから幾許の間を空けて「──オリヴィア」今度は簡単に自分の名前を答えては「〝物語〟とかよく分からない」素直なまま直接的な言葉で首を横に振って。 )





51: ユリシス [×]
2024-05-23 00:26:00




( 不可解な点はあれど拒まず取り乱さない彼女に心の底を支配していた抵抗感が静まり。変容の兆しを見せず仄暗い様相を保つ〝世界〟の天井を見遣り、歪みのない一面のモノクロに安堵する。「オリヴィア。……穏やかな、素敵な響きを持つ名前ね。」同じく少女と呼ぶには些か落ち着いた声質で復唱し。そして、何もない空間から青い背表紙と蝶のシルエットが刻まれた彼女の為の本を出現させて眼差しで問いかける。貴女の心を表現するなら、一体どんな景色なのか、と。もし彼女が本へ手を伸ばしたなら、本から光が放たれ青い粒子と共に世界は緩やかに景色を変えるだろう。 )
構わないわ。肝心なのはその物語に惹かれるのかという一点だけ。貴女の心がどんな形をしているのか、確かめる勇気があるのならこの本に触れてみて。





52: オリヴィア [×]
2024-05-26 14:23:18




( 名前をこんなにも真っ直ぐに褒められる事など無かったものだから少なからず動揺するのは必然で、それと同時に少しの気恥ずかしさも感じる。それを誤魔化すように「ユリシスも良い名前だよ」とボソボソとした声量で貴女の名前に対する賛辞を贈り。突如何も無かった空間に現れた本はこれまで見た事が無い程に美しいと感じた。言われるがまま何の抵抗も疑問も無く伸ばした指先でその本の背表紙に触れると、眩い光が当たりを包み込み、次の瞬間には世界が変わった。──場所は教会。けれどもその教会は古く、壁は崩れかけ、十字架もひび割れている。唯一ステンドグラスだけが奇妙なまでに無傷でその存在を主張していて。 )
……この景色は惹かれないね。今にも崩れそう。





53: ユリシス/胡蝶 [×]
2024-05-28 00:26:25




( ──青い光のその先で、彼女の心は寂寞に包まれた教会の形をしていた。彩度を極限まで落とした世界でも存在を主張する芸術に一歩、二歩と近付いて瞳を奪われ。ある本によると、ステンドグラスとは神を讃える建築美術で時に囚人を更生させる為に作らせる手段として用いられたらしい。もしも、前者として解釈すると何に対して此処まで大きな感情を抱いているのか。はたまた、後者なら。そこまで思考を働かせてようやく、自身が先入観に深く侵されていることに気が付く。同時に、彼女の一言に嫌に心臓を揺さぶられる。ひび割れた十字架に似た救済を諦め憂うことすら手放したような響きをまとう彼女を強く鋭く否定するのではなく、肯定する為に自らの視界の一番奥、貴女よりも更に後方で朽ちた教会の壁を興味深く見つめる黒髪の男を巻き込んで。 )
……完全なものだけが人の心を動かすとは限らないわ。今の貴女の心の在りようを恥じる必要は無くてよ。──そうよね、胡蝶。





54: オリヴィア [×]
2024-05-28 22:50:25




( 自身の言葉が貴女の心を揺さぶった事など露知らず。この空間がなぜ朽ちた教会へと変貌したのか、心の在りようがそれを生み出したのか、何も分からない。重なっていたはずの貴女の瞳が背後の奥の奥に向けられたのを見て、その唇から〝名前〟が紡がれたのを聞いて反転したからだは一人の男と向き合った。遠目では身長や体格は分からず唯一認識出来たのは黒い髪ということだけ。───なぜか心臓が跳ねた。警戒というほど強い色では無いが無意識に片足は半歩後ろへと下がり。 )
…ユリシスだけじゃなかったんだね。





55: ユリシス/胡蝶 [×]
2024-06-01 14:23:20




胡蝶:

( 夢と現実の狭間で、貴女が開いた扉の音で目が覚めた。───深い眠りから起き上がり、幸か不幸か招かれた客人を二階から眺めていると、黙って物語に触れた罰だろうか。この階層には届かないはずの光によって強制的に舞台の上へ引きずり出される。美しさを残す建物はかつて自身を押し込めた壁とは大きく異なっているようだ。しかし、自身を呼ぶ声によって回想は終わりを迎え、知らぬ間に人が紛れ込んでいた事実に対する無理もない反応に淡々とした表情と僅かな光だけで成り立つグレーの瞳を向けて。緩慢とした歩みでも響き渡る靴音を気に留めず互いに顔を視認できる距離まで歩むと、低過ぎずほんの少し掠れを残した声で貴女に問い掛け。客人を安心させるため、そして自身の性質を鑑みての事だろう、ユリシスが前へ一歩踏み出し貴女を庇うような態度を示し。それに呼応してモルフォブルーのピアスが淡い光を放ち存在を主張していた。 )
お前が今回の───…いや、この教会の持ち主か。



(/胡蝶と合流したため一旦ユリシスと視点を入れ替えてのお返事させて頂きました。今後もシチュエーションによって両名の視点を入れ替えて対応することが有るかと思いますが、一対一が良い、絡みづらいなどあればご指摘頂けますと幸いです。描写や字数も何かご意見があればご遠慮なくお申し付け下さい!特に無ければ蹴りでお願い致します…!)





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