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■：
『解説』『語り部』部屋主お嬢様 [×]
2024-02-10 13:55:45
『最も気高く剛き淑女こそが、この世を総べる覇者である』
その言葉の通り、世は常に気高き乙女が制し続け、世界のパワーバランスをその手に握るためにお嬢様養成学校が世界中に乱立されていた。各校のお嬢様は覇者となるべく争いあい、空は噴煙により常に曇り続ける混沌の時代、通称"お嬢様戦国時代"。その時代を終わらせたのも、また一人のお嬢様であった。
時は現代、世界中のお嬢様学園は覇者となったお嬢様により統合され、義務教育を終えた各地のエリートお嬢様だけが集められる場となった私立百合園学園。淑女の中の淑女が集う、三年制のこの場では、"月天下"と呼ばれる次世代の覇者を決めるための催し物が開かれていた。
また一人、学園の門を叩く乙女が一人。栄華と栄光の花束は、果たして誰の手に─────
>1 世界観
>2 用語解説
>3 規則
>4 pfテンプレート
※しばらくレス禁止
1：
『解説』『語り部』部屋主お嬢様 [×]
2024-02-10 16:42:34
【世界観】
世の覇者がお嬢様となったのは、その隠された力が明るみに出てからであった。後に"嬢令"と呼ばれる、世界の物理法則を書き換える異質な力により、世界のピラミッドの頂点にはお嬢様が君臨することとなった。
この世の絶対強者はお嬢様唯一人、しかしてお嬢様は一人では無い。故に現代に至るまでお嬢様は争い続け、歴史はお嬢様とお嬢様の争いの歴史だけが積み重ねられ続けてきた。その争いの年代は次第に低年齢化してゆき、まだ学生であるはずのお嬢様までが無秩序な闘争に身をやつす事態となってしまう。それを重く見た全時代の覇者たるお嬢様が混沌とした争いに規則を持たせ、お嬢様養成学園として成立させたのが"私立百合園学園"である。
ここにて開かれる"月天下"と呼ばれる催し物にて最も気高く逞しいお嬢様として選ばれ、現覇者たるお嬢様へと挑む為に日夜お嬢様達は鎬を削っている。
2：
『解説』『語り部』部屋主お嬢様 [×]
2024-02-11 19:22:05
【用語解説】
・お嬢様
お嬢様、あるいは淑女。それ以外の何者でもなく、この世の絶対的覇者である。
・嬢令
お嬢様が持つ、物理法則をねじ曲げ超常現象を引き起こす法令。無から一を産み、一を千に変える異能の類であり、非お嬢様に対する絶対的優位性の象徴。人によって火を無尽蔵に生み出したり、或いは雷を降り注がせる等詳細は異なるが、非お嬢様からの物理的干渉を受けない、口調がある程度お嬢様言葉に変換されるなどの類似点も見られる。
他のお嬢様の嬢令そのものに対してもある程度の中和能力を発揮するため、お嬢様は他の嬢令の影響を受けにくい。しかしながら互いの物理的干渉は中和による減衰を受けない。その為、多くのお嬢様は嬢令と並ぶ闘法として武芸の類を嗜む。
・肩書き
『火炎操作』『旗槍』気炎万丈お嬢様……の様に、『嬢令の個性』『得意とする武芸』○○お嬢様という並びで続く、お嬢様の体を表す代物。自身の偉大さと強大さを、より具体的かつ脳裏に残る形で世に知らしめるための物であり、これがないお嬢様は田舎者と蔑まれる。
・百合園学園
長く続いたお嬢様同士の大戦の覇者、頂点(てっぺん)お嬢様こと百合園学園三年"百合園令子"により設立された、世界中のお嬢様が集う次代の覇者を育てる場所。
百合園令子は百合園学園生徒会室、通称開かずの間にて"月天下"の覇者を待ち続けているとされている。
・月天下
頂点お嬢様、百合園令子が最後の血統において、月を背に勝ち名乗りを上げたことに因んで百合園学園にて毎年開かれる催し物。"茶会"と呼ばれるお嬢様同士の決闘の末、一年間で最も理想のお嬢様であるとされたお嬢様だけが百合園令子へと挑む権利を得る。
・茶会
お嬢様同士による決闘であり、基本的に一対一或いは二対二といった同数にて行われる。
優劣は決闘の結果……ではなく、観戦お嬢様の投票により決定される。ぶれぬ心意気を持っているか、が判断基準。故に信念の無い、勝つことだけを考えているような卑劣な戦い方をすれば決闘に勝ったとしても劣っていると判断され、負けたとしても確かな覚悟を観戦お嬢様に見せつければ勝利であると裁定されることもある。当然勝者無しで終わる事も稀では無い。
勝者は白い薔薇を一つ得ることができ、この薔薇を集め最も大きな花束を作り上げたお嬢様が月天下の覇者となる。基本的に負けても薔薇を失う事は無いが、お嬢様間で互いに薔薇を賭けていた場合はその限りではない。
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