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自分のトピックを作る
77:
シックス/モノ/ライアン/メル [×]
2023-12-27 23:13:45
【〈遊園地〉-メリーゴーランド付近-[シックス]】
>ギデル、エル、L、Lダミー×4、遊園地ALL
「…」
目の前の生物は、自身が仁王立ちしていることに驚いたのか耳としっぽを立て、「自分は怪しいものではない」と否定しているかのように首を振り、持っていた凶器を地面に置いた。
それでも警戒心を中々解かない彼女だったが、先程一緒に話していつ赤ん坊が「ねこしゃん悪者じゃないよ」と伝える。
シックスはゆりかごの中にいる子が赤ん坊の割には流暢に喋れていることに違和感を抱いたものの、混乱するほどではなかった。数々の死線を潜ってきた彼女にとってはもはや何が起こっても不思議じゃないと思ったのだろう。
どうしてここにいるのか、と核心を突く質問を聞かれた赤ん坊は先ほどまで浮かんでいた笑みを途端に消してしまう。傷付けてしまっただろうか、と顔を見つめると腕を組み、唸りながら考えている。
その様子を見てやはり知らないか、と少し残念そうに考えつつも警戒を続けていた。
…猫?
……無論容姿を確認していたので言われるとそれっぽいが、猫と人間が合体した生物なんて自分の世界にはいなかった。まああの怪物じみた人間のような者達よりかは幾分かマシだが。それに話が通じる様子だった故に一応は信じてもいいだろう、そう思ったのか姿勢を戻そうとした刹那__
銃声が鳴り響く。
シックスはモノと初めて出会ったあの時、一緒にあの”ハンター”から逃げ出した記憶を思い出す。
思い出したくなかった。まさかあんな奴が出てきたりするのか?
銃声に驚いて尻餅をつき、そのまま頭を抱え込むシックス。
銃声が幾分か止んだ後にゆっくりと顔を上げると、いつの間にか囲まれている。
「…!」
“セイゾンシャ”と言う言葉を理解するには少々幼すぎたシックス。
持っているものが何かわからないが、さっきの銃声は目の前にいる大人達がやったのか?
ーーーー『大人は信用できない。』
今までの経験談から、それだけは確信していた彼女は、ゆりかごの中にいる赤子だけは守ろうと赤ん坊の前に立ち塞がるように立って女性達を強く、何処か恨みめいた目で尋常じゃない雰囲気を出しながら、その場に立ち尽くしており。
【〈保安官事務所〉[モノ]】
>エディ、保安官事務所ALL
「うわぁっ!?」
乱暴なドアの音に思わず声を上げてしまうモノ。落としそうになった斧を持ち直し、苦しそうな息遣いを聞き取る。
「…誰か入ってきた…!!!」
まずい、と脳内で危険信号を発するモノ。彼はこの家の家主が入ってきてしまったのだと勘違いし、見つかったら殺される…と、怯えながら近くのテーブルの下に身を隠す。斧も隣に置いておこう。
どうやら入り口付近にいることを確認し、これからどうしようか考える。
「…(あいつの持っているモノ、絶対危ない奴だ…もしかして、ハンターが持ってたやつを小さくした、みたいなやつ…!?)」
形状を見たことがないので何が何だかわからないが、構え方がシックスと自分を狙った「ハンター」と似ていることから恐らく似たような物であると判断し、そのまま息を潜めて隠れている様子で。
【〈州兵訓練場〉-入口付近-[ライアン&メル]】
>鶴丸国永、州兵訓練場ALL
ライアン「ふ~~ん。なんだか含みのある言い方だね。まるで怪物でもいるような感じ~。」
人を斬っていない、という彼の回答に対してライアンは含みのある言い方だね、と先ほどまでケラケラと笑みを浮かべていたフランクな表情とは一変し、少し真面目そうな表情を見せる。
人以外、と聞いて最初に思い浮かんだのは凶暴な動物__獣の類かと思ったが、血液の臭いからしてそれは違うように見える。むしろ人間系統に近いような__?
そんな胸に引っかかる違和感を感じ取りながら男の話を聞き、まるで怪物でも居るような感じではないか、と辺りを見渡しながら嫌そうな顔をする。
一方メルは圧をものともしない彼には興味すら示さず、ケラケラ笑いながら質問を返す様子、そして心の底から笑っている様子を見てなんとなくライアンに似ている気がしたのか、じっとライアンの方を見つめる。ライアンはそれに気付き「ん~?」と不思議そうな視線をみせるが、メルは「なんでもない」と淡々と返した。
ただ、自分達側である、と言う相手の回答を聞いて回答の仕方が妙であると違和感を覚える。
ライアンの言い分も勿論だが、それを裏付ける回答を彼はしているように感じる。あっち側だったら襲っている、という回答からしてまるでこの世界の住民が正常ではないと遠回しに言っているのと同じであったからか、メルはさらに質問をしようと思ったのだが、相手が刀を下ろした後に質問をぶつけてきたのでとりあえず答えることにする。
メル「…周辺には銃関連の部品や破片があった…そして何より、火薬の微かな臭いが染み付いていたわ。何年も経ってたのかその香りは微弱だったから、薄すぎて分かりづらかったけれど。」
ライアン「それと、的っぽかったのもあったねぇ~。憶測の域にはなるけど…多分ここ、訓練場じゃないかなぁ~」
と、お互いの調べた情報を元に推測したことを相手に話す。銃関連の部品や破片を見わけられた辺りからすぐに予測できている辺り、貴方はこの二人組はただの人間ではないことを改めて感じ取るだろう。
メル「…それで、貴方のさっきの回答。まるでここにいる住人は正常じゃないと言っているように聞こえたけれど?」
と、ここで最低限こちらから貴方へ回答はできたと判断したのかメルが先ほど貴方が返した回答に関して質問を返して。
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