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【ALL版権/版権・完全創作有り/戦闘・探索※第四回】霧と灰の街【本編※ホラー要素有り】/349


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323: 霧雨亜理紗/博麗霊華 [×]
2025-05-04 23:36:41

>チュエ、ダグラス、マミ、二宮金次郎像、ソルジャーアンデット×3、????、旧校舎ALL


【旧校舎(校門付近)/霧雨亜理紗】


箒に乗り込む最中、腹部に鋭い痛みが走るが関係ない。亜理紗は中に幼馴染がいるという僅かな希望にかけて黄色いバスへと近付いていく。そしてフロントガラス越しに中を覗こうとした際…乗降ドアが開かれた。そこから現れたのは、ショットガンを構えた男性。

「___!」

ショットガンを突きつけられた亜理紗は急いで箒を停止させようとするが、操縦が上手くいかないのか一瞬よろけて。こちらを警戒しているらしい彼にどう誤解を解くべきか考えようとすると、今度は彼の言葉を静止するようにもうひとつの声が。

車体後部から現れたその声の持ち主は自分よりも背が高く、金髪の縦ロールを持つ少女だった。マミと名乗るその少女とダグラスと呼ばれた運転手の男性。話によれば、自分と出会うよりも前に怪物__恐らくは人のフリをした個体に襲われたという。

「それは災難でしたね……いいえ、謝らないでください。驚かすような真似をしたのは私なんですから」

ゆっくりと下降し地上へ着陸した亜理紗は彼らが警戒する理由を知り、彼女の謝罪に対して首を左右に振って。怪物に襲われたとなれば警戒するのはむしろ当然のことだろう。しかも、その原因を作ったのは自分なのだからと先程彼らの前に飛び出したことを詫び。

「あぁ、申し遅れました。私は霧雨亜理紗と申します。あちらに見える方はチュエさん、彼とは先程まで行動を共にしていました」

紫の魔女帽子を被り直しながら自己紹介をすると、自分が飛び降りた窓の先に見える人影を指差し、彼(チュエ)も自分達の味方であることを伝え。当然、先程仕留めた屍兵が彼の元に近付いていることには気付いておらず__


>レヴナント、????、路地裏ALL


【路地裏/博麗霊華】


少年を突き飛ばそうとする最中、嫌な予感を感じた霊華は一瞬だけ後ろを振り返る。するとそこには今にも自分の首筋に噛みつかんとする化け物の姿が。幸い、鎧の少年が霊力の障壁を展開したことで怪物は突き飛ばされ壁に激突したが…それが無ければ恐らく生き血を吸われていただろう。

「ごめ__じゃ、なくて!ありがとう、助けてくれて…」

彼から身を離すと申し訳なさを感じて咄嗟に謝ろうとするが、「そうやって咄嗟に謝ってしまうのは霊華さんの悪い癖ですよ?こういう時は_」と、かつて幼馴染に言われたことを思い出し。ぎこちなく目を泳がせながらも助けてもらった感謝を伝えると、飛ばされた怪物の方へ目を向け。

紅い双眸を向ける怪物は次の瞬間、まるで霧の中に紛れるように姿を消してしまう。隙を見て奇襲を狙う策を取ろうとしているのだろうか。少なくとも、肉眼で察知することは無理そうだ。ならば…

「……あ、のね。提案があるの。私が怪物を捕まえるから、その間に攻撃…お願いしても、いい?」

先程霊力の障壁で自分を守ったことから少年が実力者であることを悟った霊華は、必死に考えた作戦を提案し。こういう時、あの子ならもっと良い策を考えるだろうが、今は残念ながらはぐれた状態だ。それに、足を引っ張るような真似はこの場では命取りになる。

(私がしっかり、しなくちゃ。亜理紗ちゃんを、この子のお父さんを…見つけなきゃいけないんだから)

それは姉として振る舞わなければいけないプレッシャーか、それとも幼馴染に会いたいという純粋な願いからか。ともかく決意を改めた巫女は静かに目を瞑り、その場に留まって。

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