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お前と俺は(〆)/27


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8: 音速 [×]
2023-10-03 23:42:50

(/構いませんよ、了解しました。こちらも回しにくければお申し付けください。

……んだよ、てか勝手に座んじゃねぇ。
(普段ならば呼び掛けられれば笑みを浮かべて対応するというものだが、声の主が己の恨むべき、全て倒すべきとしているロイミュードとなれば話しは別だ。呼び掛けられてもそのまま無視してやろうかとも思ったがそうしても面倒なことには代わりが無いため手元のコーラ飲料をストローで吸ってから適当に返事をする。こちらへ向かってくるということはおそらく相席の誘いなのだろうが、己の名前だけが呟かれ誘いの言葉もなく隣へ座られてしまった。そのマイペースさにため息を一つつくと、視線をそらすように窓の外を見ながらまた喉を潤して)

9: 追跡 [×]
2023-10-04 08:58:14

了解いたしました。では背後は一旦失礼させて頂きます。(蹴可)

……分かった。
(案の定と言うべきか、自身を見もしない相手の言葉の何をどう理解したのかは分からないが、了解する旨の返答を述べ、元々飲む予定でもなかった水の入ったコップだけをテーブルに置くと、静かに椅子からすっくと立ち上がった。そのまま相手の目線の先、窓の方に黙ったまま移動すると、顔は普段の無表情ながらもこれならいいだろう、と言わんばかりに首を小さく傾げ)

10: 音速 [×]
2023-10-04 16:52:55

………………何でそうなるかなァ…
(別に窓の外に何かあるわけでも、被写体を探している訳でもなくただ、彼から目をそらしていたいと思いそこを眺めていただけなのに何を思ったのか彼はちょうど己の視線がぶつかる先に移動して、承認を求めるように首をかしげてしまった。そのことに呆れたように呟いてからも少々苛立ちを隠しながらぼーっとしていたのだが彼がずっと微動だにせず視界に入り続けるのが不愉快で
「あ~もう、そこにいられんのも嫌だからこっち戻ってこい!」
なんて勢いに任せて告げてしまって)

11: 追跡 [×]
2023-10-04 18:55:43


……ああ。
(相手から戻ってこい、と呼び掛けられれば至極あっさりと首を縦に振り、先程まで座っていた椅子に再び腰を下ろす。持ってきたコップには手を触れる様子も無く、相手の顔を感情の読めない瞳でじっと覗き込んだかと思えば「…剛。俺はお前に嫌われているのか?」と真面目な表情のまま、先程よりも大きく首を傾げて)

12: 音速 [×]
2023-10-05 00:01:01

(言われるがままに帰って来た彼はやはり感情の無い瞳をしていて。そこから気持ちを読み取ることなど不可能だな、なんて考えつつ飲み物をずず、とストローで啜っているといきなり表情は無いものの端正だと思ってしまうような彼の顔が覗き込むように近づき、疑問を投げてきた。それに驚き勢いよく飲み物を啜ってしまうとそれが気管に入り噎せてしまう。少々咳をこぼした後、おちついたと言わんばかりにため息をつくと「ああ、嫌いだね。ロイミュードはダチじゃねぇ」と先ほど噎せたことへの八つ当たりをも含めるようにとげのある言葉を投げて)

13: 追跡 [×]
2023-10-05 11:29:54


…そうか。俺とお前は、ダチではないのか。
(棘混じりの言葉に然程傷付く様子も、特に気にした様子も見せず、無表情のまま納得したようにすんなりと頷いた。その後にふとコップに入った水を一気に飲み干してしまい、「聞きたいことは聞いた。…じゃあな」と淡々とした口振りでそう言ったかと思えば次の瞬間には椅子から立ち上がり、コップを戻しに向かっている。コップを戻し終わると相手に声を掛けるでもなく、そのまま休憩スペースを出ていき)

14: 音速 [×]
2023-10-05 17:22:59

……ほんっと、分かんねぇヤツ。…ん?
(己としては分かりたくも無いのだが、ふと口をついて出てしまった。これだとまるで歩み寄りたいというようにもとれるではないかと思えば呆れたようにため息をついて。気晴らしに己も写真を撮りに行こうと席を立つとふと視界の端に黒い物が映った。なんだろうと一度コップを置いてから彼が座っていた席を見るとそれはシグナルチェイサーであった。この状態でもしロイミュードに遭遇してしまっても魔進チェイサーに変身して街を守ることはできるだろうが、仮面ライダーの方が力は出るだろう。なので癪ではあるが届けにいった方が良いと考えるとそれを掴んで彼が立ち去った方へと駆け出した。)
…っおい!落としてんぞ!
(己の身体能力をもってすれば彼に追い付くのは容易く、すぐに背中が見えた。そのまま駆けていくと彼の前で止まり手に持った物を差し出した)


15: 追跡 [×]
2023-10-06 07:41:51


…ああ、すまない。
(何処へ向かうでもなく廊下を歩いていたが、相手が目の前に立ちはだかると歩いていた足を止め、簡易な礼の言葉と共に眼の前に差し出されたシグナルチェイサーを受け取る。手にそれを握り締めながら相手をじっと見つめ、「…わざわざ届けに来たのか。ありがとう」と表情こそ変わらないが、心なしか柔らかく聞こえる声色でそう言った後は相手の横をすり抜け、また向こうの方へと歩いていこうとし)

16: 音速 [×]
2023-10-06 17:42:51

ッ、別にお前の為じゃねぇっての……
(ただ単調な声色なのだがその中にどこかふうわりとしたように聞こえてしまえば、こんな声も出せるのかと驚いてしまい、思わず息を飲む。だが己は彼からの礼を素直に受け止めず悪態をつき。
あんな人間のようなことが出来てしまうのだから己の父親やクリムは他にどんなプログラムを組んでいるのだろうかとも少々の興味を持ちそうにもなるが、引き留める言葉が見つからなかった)

17: 追跡 [×]
2023-10-06 21:30:00


……
(そんな相手の感情にも気付いていないのか、横をすり抜けて歩いていく。そのまま誰に止められることもなく屋外へと向かい、近場のベンチにぽすんと腰を下ろした。相変わらず感情の読めない、ぼんやりとした眼差しで目前に広がる風景を眺めていたが、ふと手に握り締めたままだったシグナルチェイサーに目線を落とし、何か思うところがあるのかそれを暫くの間見つめており)

18: 音速 [×]
2023-10-07 02:46:07

……隣。
(引き留める言葉が見つからないのであれば態度で示せば良いではないかと思い付く。が、これだとただ彼に興味を持っただけとなってしまいそれは己にとって忌まわしく、ましてやダチでないと遠ざけたのだから可笑しいのでロイミュードを殲滅するためには必要なのだろうと自分にいいわけをして、彼の後を追うように歩き始める。少々歩いた後にベンチへ座る彼を見かけ、そこへと歩みを進めるとそう短く告げつつ彼と距離をあけ端へと座って)

19: 追跡 [×]
2023-10-07 13:09:31



(相手の声に反応して一瞬手に持っていたものから顔を上げ、好きにしろとでも言わんばかりにそちらの方をじっと見つめる。が、またすぐに視線を落とし、沈黙が相手と自身の間に流れた。そんな沈黙が暫く続いた後、ふと顔を上げたかと思えば相手の方に視線を向け、「…何か用か、剛」と先程の柔らかさは微塵も感じられない、普段通りの淡々とした一本調子の声色で相手にそう問いかけ)

20: 音速 [×]
2023-10-07 22:35:25

…別になんもねぇ、けど…。
(先ほど渡したシグナルチェイサーをずっと眺めている彼は不思議なほどに微動だにせず、それが人の容姿をとっているが別のものだという雰囲気を醸し出していて。流れる沈黙は気まずいものではあるが気にしないようにすれば関係ないと分かっているので取り出したスマートフォンでカメラの部品の商品ページを漁りだした。それから少々の経った後、思い出したように問いかけられる。それに対し答えを用意していなかったため驚いたような声色で告げてしまって)

21: 追跡 [×]
2023-10-08 16:11:06


…そうか。
(相手の言葉への返答はごく簡素なもので、それ以上何を聞くでもなく、手に持っていたそれをポケットに押し込むと視線を目前の景色の方へと向けた。そうしてまた暫く沈黙していたが、ふと目線は景色から外さないまま口を開く。視線の先には父親と娘らしき二人連れが手を繋ぎ、仲睦まじそうに歩いている光景があった。「…家族、か」誰に言うでもなく、小さくそう呟いて)

22: 音速 [×]
2023-10-09 16:45:55

(/所用により返信が遅れてしまい申し訳ありません……。

…………んだよ。家族に憧れてんのか、お前
(手元の物からぼーっと景色を眺めるのに変わったのは視界の端にうつっていたのだが何を見ていたのかは分からなかった。そのため呟かれた言葉に己も頭を上げる。そこには所謂家族団らんといえるような光景が目に入り。己も、そういったものには幼い頃には憧れたが姉が居れば良かったためいつからか気にしなくなってきていた。だが目の前で見せられてしまうとどうしてもその憧れが顔を出してしまうというもので。微笑ましそうに頬を緩めつつも問いかける声色は変わらず不器用なもので)

23: 追跡 [×]
2023-10-10 22:43:19

(こちらこそ、気付くのが遅れて申し訳ございません)

…分からない。
(眼の前を通り過ぎていく父娘を何も言わず見送った後にゆっくりと首を捻り、相手の言葉にそう返した。暫くして視線を相手の方に戻すが、自身の言葉よりも何故か相手の表情が心無しか緩んでいるように見えることに疑問を抱く方が先立ったようで、「…剛。何故、笑っている」と抑揚の無い普段の声でそう問いかけて)

24: 音速 [×]
2023-10-11 07:31:56

(/構いませんよ、背後はこれで失礼します。)

そりゃ、ああいうのは微笑ましいだろ。
(首を傾げつつ告げる彼に相変わらずだとため息をこぼす。そこからすぐ己の話題に持ち込まれるとそれがいきなりでえ、と驚いたような声が出てくるが質問に答えてやる方が先決だと思い。その答えはさぞ当たり前だろうという声色で告げるが言葉を口にしていく度に憧れも高まっていくようで、それを振り払うように緩く首を振った)

25: 追跡 [×]
2023-10-11 10:55:02


…そういうもの、なのか。
(その答えの意図するものが上手く理解できないらしく、眉間に僅かではあるが皺を寄せた怪訝そうな表情で首を更に大きく捻った。「…俺にはその感情が、よく分からない」と一言、一本調子ながらも困惑したような色を持つ声で呟くように溢した後、相手の言葉や表情から何かを読み取ろうとしているのか、じっと相手の動きや表情を観察しているようで)

26: 音速 [×]
2023-10-11 17:42:57

………っだよ、何ジロジロ見てんだ
(首を更に傾げる様がどこか幼児や雛というような幼いものに見えてしまって、そんな風に思ってしまう己にため息をつく。彼とは少々の距離が開いているためその言葉があまり聞き取れず己も首を傾げてしまえば冷たいもののじぃ、と注がれた視線に気づくとどこか困惑しても聞こえるような声色で告げて)

27: 追跡 [×]
2023-10-12 17:54:08



(相手の言葉に何を言うでもなく沈黙したまま、暫くの間じっと相手の顔を見つめていた。やがて視線を微かに持ち上げたかと思えば「…何でも無い」と呟き、すっくとベンチから腰を持ち上げる。そのまま相手の隣を歩いていき、また何処かへと向かって歩き出していった。向かった先にはライドチェイサーが停められており)

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