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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
101:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-26 20:37:00
( 「……そうか。」元気一杯とまではいかないが、一先ずの無事に返事は素っ気無く、表情の顰め面は間違い探し程度に和らぐ。と、当然相棒の声が聞こえたらしい医療班長がベッドに近付き、それにチラリと僅かな警戒を含む横目を向ける。先の毒が響いてか少々刺々しい彼女の問い掛けに答えるその前に手を引かれ、何かを言いかけた口はまた一文字に結ばれる。お大事に~とゆったり手を振る助手の見送りを背に共に廊下に出て、医務室の二人相手にどうも強張った肩の一方を回して解した後、相棒の思わぬ言葉に下がっていた視線をそちらへと。すると――妙に真っ直ぐな目とぶつかった。「……いや、」只の勘だが、強烈にろくでもない嫌な予感がする。条件反射で否定を声にして、「今日はもう充分だろう。それに、今朝の仕事で血が不足して身体も怠い。私はこれから帰って寝る。」それから並べた理由も予定も後付け、且つ些か早口で、焦点もズレ気味。ついでに此方を見る目からは顔を背ける形で視線が丸ごと逃げ、爪先もゆっくりと相棒とは反対方向に向き、「では、」一言。無愛想な別れの挨拶を告げるが早いか、走る事を前提にした逃亡姿勢で床を蹴り出し )
(/ ああ…開発課のトーマスもゲラゲラ笑いならそういうの付けてそうですね…それ起動しちゃった瞬間アーネスト一瞬「は???」って顔でフリーズしてからイヴさんにぶちギレる所まで見えました……でしょうね。何せ本人以外に見分けつかないので…あとはよく解らない銃器に変形しちゃうバグもありそうです()宜しくお願いします!!!()ですね!!よーし、では行きますか!! アーネスト覚悟しな!!() )
102:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-26 21:53:34
(運動、というワードを投げ掛けた途端に相棒の態度が変わるのが目に見えて分かった。普段より若干早口、それに目線が明らかに自身から逸れている。猛獣から逃げるときのように爪先がゆっくりと反対方向へ向いたのを目敏く捉え、その爪先が地面を蹴り出した刹那、自分自身でも驚くほどの反射神経で片腕のギプスを投げ捨て、「は~い、ストップストップ!」とこちら側に僅かに残っている片腕をぐい、と自身の方へ勢いよく引き寄せた。少し遅れて、ギプスが床に落ちる軽い音が響く。医療班長の的確な手当ての"お陰"で、もう折れた片腕の骨は綺麗に繋がっているらしく、多少力を込めた所で僅かに痛む気配すら見せない。彼女の小動物のような顔を思い浮かべて内心感謝しつつ、すっかり健常に戻った両腕で相棒の片腕を捕らえた。本格的ではないとは言え、前線で動く為に運動はしている自身。そして恐らくだが、全くと言っても過言ではない程運動などしていなさそうな体格の相棒。勝敗など確実にやる前から決定されている。案の定と言うべきか相棒の足は空を切り、転びかねない勢いで自身の方へ引き寄せられた。「寝てばっかじゃ身体鈍っちゃうって~!ほら、散歩行こ~散歩!体力付けないと~!何ならオレがアーネストの家まで送るからさ~!」いつもの笑顔で適当に捲し立てながら、しかし相棒の腕は掴んだまま、愛車の待つ駐車場とは逆方向─お洒落なカフェやら個性的な外観のアパレルショップやらが乱立する街の中心エリアの方へ歩いていく。機関内では目立つ自身のスタイルも、この中心エリアではあまり目立たないらしい。─寧ろ、何方かと言えば単色のスタイルをした相棒の方が自身よりも目立っている。まず洋服買いに行こっか~、お金ならオレが出すからさ~、などと楽しそうに笑いながら強引に相棒をアパレルショップの方へ引っ張っていこうとし)
(うーん勝敗の見える戦いですねこれは!!()イヴのことですから絶対しょうもない注文してますよ…「刀身に桜のホログラム出たら綺麗じゃな~い?」とか「光ったらテンション上がるよね~」とか小学生みたいなこと言いますよイヴは()そして良く分からない銃器に変形しても「まあいっか」で容赦なくバンバン撃つんですね分かります()イヴ!!頑張るんだ!!アーネスト様を外に連れ出せ!!)
103:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-27 21:01:08
( 蹴った足が床に付く直前、引かれた腕に因ってそれは空振り、バランスを思い切り崩す。ぐ、と微かな呻きと殆ど同時に身体は望む方向とは逆に傾き、そのまま相棒の歩く方へと動き出す。「知らん、離せ、この餓鬼……っ、イヴ!」無論抵抗はしている。だが、単純な力勝負、体力勝負で相棒に勝てる道理は無し。踏ん張る足ごと引っ張られ、抗いに失敗して躓く度に文句を投げ付け、その時折に咎めを含めて名を呼ぶ。「…服なぞ、着られたら、何でも良い…っ。」普段来る事の無い街中。周囲の目を気にする気配も無く尚抗ってはいたが、その勢いは体力の無さから徐々に弱まっている。何なら、笑う相棒の声に返す反論の強さも。「……それとも、人を着せ替え人形にするような、ご大層な悪趣味でもあるのか、貴様は。」――抵抗虚しく、結局ショップに着いた頃。道中絶え間無く文句をぶつけていた所為もあって、もう既にそこそこ呼吸が切れていた。それでも一旦終わった強制連行に大きく息を吐くやいなや、相棒に恨みがましい視線を刺しての皮肉を。それから、いらっしゃいませと自分達に近付いてくる店員へは、不可侵を主張する睨みと歯噛みの音で威嚇して )
(/ その注文をまた忠実に再現できる技術者が居るから尚更止まらなそうです……ああ…これはもうそのあんまりな理由に絶句して、戦いが終わった瞬間「二度と使わん!!」って月光さん放り投げますね、アーネスト()イヴさんですもんね…その見た事無い銃器になった自分の武器二度見して、「何をどうしたらそうなる!?」ってアーネストが動揺して…あれ、これアーネストがずっと大変な感じでは??()頑張れイヴさん!!逃がさないで!!よっしゃまずは服からですね!!イヴさん、実はそいつ、全うにしてれば端正で大人の色気が滲む男前の顔面してるんで!!バーカウンターとか似合うツラとスタイルしてるんで!!()存分に連れ回して弄り倒してやって下さい!!() )
104:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-27 22:02:14
(相棒の声は無視を決め込み、馴染みのショップに足を踏み入れる。相棒の射殺さんばかりの眼差しと歯軋りに一瞬店員の表情に怯えがちらついたが、そこは流石にプロと評すべきか。声掛けの対象を早々に自身に切り替えたかと思えば、今日はお連れ様のお洋服をお探しですか、と人当たりの良さそうな笑顔を向けてくる。内心感心しつつそうだね~、と店員に適当な返事を返した。似合いそうな服を探している店員を他所に、改めて相棒の全身をちらりと見やる。─良く見れば、と言うか矢張り、と言うべきか。相棒はスタイルも悪くないし、顔だって整っている。これは服装次第で余裕で化けるなあ、などと思っていると、いつも自身の服を見繕う馴染みの店員がお連れ様だとこちらがお似合いになると思います、などと言いながら見繕ったらしい服を持って来る。その服装は普段の相棒とあまり変わらないような印象を受けるモノトーンの上下、それに普段の相棒からは想像もつかないような濃い原色を取り入れたスタイル。自身なら問題なく着こなせるが、果たして相棒はどうだろうか。そんなことを思いながらその原色入りのスタイルを掴み取ると、まだ店員を威嚇しようとしている相棒を無理矢理試着室に押し込み、自身が今手に持っている服─上は大輪の花と小振りな花が入り乱れる模様の濃い赤をしたドレスシャツに細身の黒いテーラードジャケット、下はスキニータイプの白いスラックスにグレーのハイソックス。靴は普段相棒が履いているものとさして変わらないような黒いローファー─を試着室の中、小さなサイドテーブルに置いてカーテンを閉める。カーテンの向こうにいる相棒に向かって「アーネスト~。アーネストがお着替えしてる間にオレ、自分の服見てくるから~」などと宣ってふらりと試着室の前を離れた。そのまま新作エリアに向かい、片腕が汚れた白い革ジャンの代わりを探し始める。ふと目に留まったのは濃いブラウンで、何の用途で使うのかも不明なポケットが所狭しと付けられている変わったデザインのものだった。一目で気に入ったようで、その革ジャンの値札も見ずにレジへと直行する。地味だが品のあるブランド物の、かなり膨らんだ財布から金を払ってから、店の外観からは想像もつかないほど可愛らしい紙袋を片手に試着室の前へと戻り、相棒の着替えを待っているようで)
(ああ…それでイヴが「月光ちゃん投げないで~!壊れたらどうすんの~!」とか言いながら慌てて回収するんですね…多分アーネスト様にそんなこと聞かれても「分かんないけど何か出来ちゃったっぽい~!ま、撃てるし問題ないよね~」とか自己完結しちゃいそうです()武器交換するとアーネスト様にはイヴのお守りを頑張って頂くことになりそうですね…あ、イヴが無理矢理着せようとしてる()ファッションなんですが、中の人のファッションセンスは皆無です()でもモノトーンに原色が入ってるファッション大好き民なので…アーネスト様に着てもらいたいななんて思っております()了解しました!!イヴ!!服の次は髪型だ!!ヘアサロンに連れて行くんだ!!その次にカフェでお茶して、最後はバーだぞ!!分かったね!!!())
105:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-29 01:48:13
( 自分からは目が逸れたが、それでも尚立ち去れとばかりに相棒と話す店員を威嚇で刺す。そちらばかりに手一杯になり相棒からの視線には意識は傾かず、何なら運ばれてきた服の色に一層眉間の皺が深まる。「…誰が着るかそんな、」突っぱねる拒みを吐き捨てかけて、それが相棒の手により己の身体ごと試着室に押し込まれてしまう。おい、と声を投げる頃にはもう遅く、彼が去って残されたのは店員に見繕われた服と自分のみ。「………っ。」この衣装を着ずに出た所で、このまま帰れる事など無い事は簡単に予想が付いた。それでも暫し逡巡に動きが止まり、諦めに溜め息を下しながらその服を手に取ったのが五分後。今着ている白衣やハイネックをバサバサ雑に脱ぎ、用意されたものを上から順に――一応商品なので多少は丁寧に――身に付けていく。途中、丁度正面の姿見に視線が上がり、滅茶苦茶に不機嫌な自身の顰めっ面と目が合う。その際眼鏡の付け忘れと前髪のピンの外し忘れに気付いたが、直ぐに興味を失して気乗りのしない着替えを続ける。――ソックスもローファーも履き終え、カーテンを開ける。目の前には相棒が居て、その姿を確認するなり隠しもせずに舌打ち一つ。「……これで満足か、悪趣味芋虫。」普段着とは違い身体のラインを際立たせる服の窮屈さから、丸まる事が常の背筋は自然と伸びる。ついでにその落ち着き無い心地にジャケットの袖口を伸ばすように指先で摘まみながら、苦しいだの何だのとブチブチと文句を垂らす合間に、何時ぞやのジョークを今度は正面切っての悪口として相棒へとぶつけて )
(/ そのまま「知らん!余計なものを付ける貴様が悪い!」とかって珍しく言い合いまでするのが見えた気がしますね……「いや良くは無いが!?」とかツッコミ入れたアーネストが後々形を直すのに苦労するヤツですかね、この感じ()まあ、アーネストいつも後衛で引っ込んでるからたまにはお守りして良いと思います()大丈夫です!私もパーカーばっかのファッションセンス皆無人間なので!!()それはそれとして良いですねこの服!アーネストの顔面力なら着こなせますよ!!ご安心を!!()でもイヴさんにも似合いそうですねこのファッション!アーネストも解った!?いや解らなくても連れ回すから観念しな!!() )
106:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-29 07:15:11
(紙袋片手にカーテンの前で立ち尽くす、相棒の着替えの退屈な待ち時間。誰か話し相手になってくれそうなのは居ないか、と見回せば丁度近くで品出しをしていた店員と目が合う。今日は天気いいねえ、などの世間話から始まり、おすすめのカフェはどこだの、近くのヘアサロンはサービスがいいだのと下らない雑談─いつの間にか店員の品出しの手も止まっていた─をしていると、カーテンがガサリと揺れた。そこから暫くの間を置いて、見繕われた服を着た相棒が試着室から出てきた。カーテンが開くなり自身に飛んでくるあからさまな舌打ちと毒は聞き流しついでに無視して、そのスタイルを頭の天辺から爪先までじっくりと眺めてみる。─自身の見立て通り、服装"は"良く似合っている。ジャケットの隙間から覗く濃い赤のシャツがアクセントになって、華やかさと落ち着きが共存したスタイルになっていた。まあ、普段の眼鏡とピンが無いだけで、こんなにも印象が変わるとは思っていなかったが。このまま背筋を伸ばし、普通の表情で黙ってさえいれば、男性としてはかなり上物の部類に入るだろう。…ただ、そうなるとこの伸びっぱなしで無頓着な髪型がよろしくない。先程店員から聞いたヘアサロンにでも連れて行くか、とぼんやり思いながら「アーネスト、似合うじゃ~ん!普段からそういう格好してればいいのに~」といつも通りに笑う。そしてこのまま着せてくから精算お願いね~、と隣の店員にそのままの笑顔を向け、例の財布から無造作に束で取り出した札を店員に手渡した。と、そこで思い出したように「あ、アーネスト~。眼鏡とピンどしたの?忘れ物?」と、後から毒を吐かれても面倒なので一応忠告の声を掛けておいた。また相棒が何か言う前に腕を引いて店を出る。ありがとうございました、という声を背中に聞きつつ、ヘアサロンを目指して街を歩き出した。自身達には好奇の視線が向けられていたが、大してそれを気にすることもなくヘアサロンの前に到着する。どことなくあの医療班長に似た雰囲気をした、小柄な女性がいらっしゃいませ、と自身達に声を掛けながら店内から出てきた。その店員に「何かいい感じにセットしてあげて~」と笑いながら相棒を押し出して店内のシャンプー台に無理矢理座らせた後、自身は待合スペースでファッション雑誌を適当に何冊か見繕い、我関せずといった雰囲気で読み始める。医療班長に似た店員の女性はそれにたじろぐこともなく、分かりました、と元気の良い返事を返した後テキパキとカットの用意をしていく。その姿を横目で眺め、やっぱり医療班長にそっくりだなあ、なんて下らないことを思い)
(ああ…分かりますよ!!!何やらせても結局ギャグっぽくなるこの二人ダイスキ…ダイスキ…!!多分似合いますね()ただ、このスタイルだと黙ってればイヴがただのイケメンになりますので()そうですよ!!拒否されても有無を言わせない笑顔でグイグイ引っ張っていきますからねコイツは!!!いくらでも歯の浮くような台詞吐けますからね!!())
107:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-29 21:13:33
( 普段からそうではあるが、今日は尚更相棒に己の毒が響かない。「こんな動き難い格好、調べ物の邪魔にしかならん。」褒めているのか何なのか解らない軽薄な相棒の言葉をバッサリ切り捨て、せめてもの苛立ちの紛らわしに髪を乱雑に掻き回す。今朝結んでいたリボンが仕事で切れて以降、留めるものの無い毛先は乱す指に合わせて気儘に散る。と、そこで、仕事と相棒のドタバタで億劫になっていた己の付属品の無を指摘され、一つ皮肉を掛けんと彼を睨むが、また言葉は置き去りにさせられる。――再度の攻防の末、今度の到着はヘアサロン。「……適当でいい。とっとと終わらせろ。」面倒さと疲労で抵抗自体に少しずつ諦めが見え始める。相棒の言葉に頷いてから己にも注文を訊く店員に、溜め息を吐いての回答を。それもにこやかに了承し、小柄ながら無駄無く動く店員の姿は医療班長を彷彿とさせ、そのついでにあの熊のような医療助手との在りし日の会話も思い出す。――今の相棒と出会う前。確か己の能力の実験分析を手伝ってもらった際、何かの流れで“短い髪も似合うんじゃない?”といった旨の声を掛けられた覚え。心底下らなくてどうでもいいと嘲笑一つに伏し毒を返した…という芋蔓に引き上げた記憶をまた埋め直した所で、終わりましたよ、と店員から告げられる。今に戻ったその目で正面の鏡を見れば、前髪は左の溢れた房を幾つか残して後ろに流されているようで、視界が随分と明るい。鏡に映らない部分の詳細はよく解らなかったが、項に風が当たる感覚がある辺り、切るなり結うなり何かしらされたのだろう。ともあれ、興味の無いものの子細を知る気は皆無。感想を尋ねていた店員に無視を決め、雑誌を眺める相棒の元へ。「……おい。終わったぞ。もう帰っていいか。」今すぐ帰りたいと表情言動全てに示して不機嫌に辟易と、しかし何処か諦観の滲み出した声を相棒に落とし )
(/ 良いですよね…絶妙にそういう相性が抜群ですね、この二人は!!私もダイスキ…モットヤッテテ…黙ってればという辺りがミソですね()というかイヴさん何着たって絶対似合うでしょう!!好き!!()おっとアーネストもうちょっと疲れて諦め始めてますね!もっと粘れ!!()さっすがイヴさん!その調子でゴーゴー!アーネストを引っ張りまくって下さい!!() )
108:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-29 22:00:07
(相棒が髪をカットされている間中、最新ファッション特集の記事に集中していたらしいが、相棒の声に反応して読んでいた雑誌からのんびりと目線を上げる。自身の視線の先にあったのは、普段と全く異なった雰囲気を放つ相棒の姿。─普段から無頓着な人間は髪型一つ変えるだけで、こうも印象がガラリと変わるものなのか、と感心した。たまには自身もポニーテールから変えてみるか、明日はポンパドールやハーフアップにしてみようか、などと明日の髪型のことを考えながら自身の毛先に視線を落として少し弄った後、雑誌をパタンと閉じて積み上げていたものごと本棚へ戻し、腰掛けていた椅子から尻を持ち上げる。言葉の節々から染み込んでくるような不機嫌さと諦観は何一つ感じ取れませんでしたというフリをして、「お~、似合うじゃ~ん!普通にしてればただのイケメンだよ~、アーネスト!」といつもの笑顔で感想を述べながらカット料金を払う。帰りたいという旨の相棒の言葉には「え~!せっかくイメチェンしたことだしさ~、お茶でもしようよ~!…ね?」表情自体はいつもの軽く明朗なもの、だが有無を言わせぬような雰囲気を纏う眼力をした笑みを浮かべ、最後の念押しを強調するかのように、首を─一般的には可愛らしい部類に入る女性がするであろう動きで─こてんと小さく傾げてみせた。その動きを見て何やら察したのか、気を利かせたらしい店員が近くにケーキの美味しいカフェがあるんですよ、お連れ様とどうですか、と聞いてもいないのにカフェの場所をメモ用紙に書き留め、レシートと重ねるようにして自身に渡してくる。ありがと~、と相棒に向ける以上に軽く笑いながらそれを受け取り、相棒の眼の前にちらつかせるようにして「オレお腹減っちゃった~。奢るからさ、ここ行こうよ~」と子供がするように態とらしく腹を擦りながら、相棒の手を取ってヘアサロンを出た。ヘアサロンを出ると丁度お昼時、近くの飲食店はどこもカップルやら家族連れやらでごった返している。が、店員から渡されたメモ用紙のカフェは結構な穴場らしく、遠目からでも店内とテラス席がいくつか空いているのが見えた。相棒に向けて行こ~、と返答を求めぬ声掛けをしながらそのカフェの方へと足を踏み出して)
(イヴとアーネスト様は"名"コンビですね!!もしかすると"迷"の方かもしれませんが!!()ええ、服"だけ"は何着ても似合いますよイヴは!!黙ってればただのイケメンなんですが、イヴの悪いところは喋って動くところですね()よし!!イヴ、許可が出たぞ!!連れ回すんだ!!!あ、ちなみにイヴ明日髪型変えてくるそうですよ!!ポンパドールとハーフアップどっち派ですか?個人的にはハーフアップの方が好きです(聞かれてない))
109:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-30 22:40:31
( どうもテンションの高い――いや、概ねいつも通りなのだが――相棒に今日ばかりは付いていけず、褒める言葉にも茶の誘いにも一言、どうでもいいと溜め息で答える。しかしまあ、それで引き下がる気が無いであろう事は、その笑みや女子供のおねだりのような仕草に似つかわしくない視線の強さで察してもいた。いつに無く面倒そうな冷ややかな目で相棒を見詰めながら返答に悩んだ一瞬、横合いから店員が挟まり、何やらメモを相棒に渡す。それを訝しんで目を眇め、だが眼前に見せられたものにその内容を理解する。「普段ろくに食わん奴が何を……」日頃己以上に食に無頓着な相棒の空腹発言。思わず呆れた指摘は、取られた手にまた置いてけぼりを食らう。「……カフェだけだからな。」相棒に抵抗する方が余計な“運動”になると悟ったらしい、足を彼の行きたい方向に歩ませ、カフェ店内の窓際席に座る。注文はトーストに珈琲と最初から決めていた為、自身はメニューを開く事も無く相棒に押し付け、風通しの良さでむず痒くなる項を掌で擦る。その際ついでに、襟足が低い位置で緩い団子状に丸められているらしいという不要な情報も入手した。「…さっさと食って出るぞ。」只でさえ落ち着かない衣装に髪型。加えてどうにも、自分らの方向に向けられる視線が多いよう。目立つ相棒の巻き添えか、然も無くば只の好奇か。「……鬱陶しい。動物園の獣にでもなった気分だな。」幸い睨めば刺さる視線は逸れていくし、普段から人目など砂粒程の興味も無いが、取り敢えず諦めた抵抗の代わり、ぶつけれられる文句は投げておこうと相棒に愚痴を溢して )
(/ ええ!!何ならどっちもで良いのでは!!()欲張っていきましょう!!むしろ喋って動くのは良いところじゃないですか!イヴさんが大人しく黙ってたらその綺麗な顔面の圧にやられそうですし!!()どうぞ!アーネストならもう殆ど諦めました!!()えっイヴさん髪型変えて下さるんですか…!!ポンパでデコ出しになるイヴさんも捨てがたいですが、実は私もハーフアップ派に御座いまして…!!いつかアーネストにさせる気満々だったのですが!()という訳でイヴさんのハーフアップ滅茶苦茶見たいです!! )
110:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-31 07:16:32
(─大人しくなった相棒を引き連れて到着したカフェは、随分と可愛らしい内装で、自身と相棒のような男二人で来るにはどうにも似つかわしくないものであった。いらっしゃいませ、と笑う店員に軽く手を振りながら自身も席に腰を下ろし、相棒から押し付けられたメニューを開く。どうやらここのメインはケーキらしく、少しの間メニュー表と睨み合って悩んだ後に店員を呼び、ランチセットとチーズケーキ、そしてココアを注文した。店員が去っていくのを見送った後、周囲の目線に気付いたのか、睨みつける相棒とは対照的に愛想良く笑いながら手を振ると、大半は相棒に睨みつけられたようにさっと視線を逸らしてしまう。だが何人かの女性は何やら黄色い声を上げて楽しそうにはしゃぎ、時折ちらちらと自身と相棒の方を見ながら連れの方へ視線を戻して饒舌に喋り始める。「え~、もうちょっと街回ろうよ~。アーネスト、普段全然外出ないんだしさ~」帰りたそうな、と言うよりは今にも自身を放り出して帰ってしまいそうな雰囲気を醸し出す相棒の言葉をそう笑い飛ばし、早速運ばれてきたココアのカップに手を伸ばすと一瞥もくれず口を付け、一口啜った。アイスかホットか指定していなかった自身が全面的に悪いのだが、喉にいきなり熱い液体が流れ込んできてげほ、と噎せる。少し咳き込んで落ち着いた後、ココアを恨めしげに睨んでふうふう、と息を吹きかけて冷ましながら「て言うか~、アーネストいっつも珈琲ばっか飲んでるよね~。…オレ、今日は飲みたい気分だし、バーで飲んで帰ろうよ~」普段から相棒に思っていたことを口に出す。─そう。普段相棒が飲んでいるものと言えば、珈琲しか思い当たらない。デスクに見当たるのも缶コーヒーばかりだ。それに、このスタイルなら自身の行きつけのバーで飲んでいても映えるだろう─そんな事を思って少し冷めたココアを再び啜り、丁度運ばれてきたランチセットのトーストに空いた片手でバターを塗り、一口齧った。それをぼんやりと咀嚼しながらココアのカップを置き、また携帯を触っているようで)
(いやあ…黙ってればお顔は国宝級なんですが喋って動くとイヴになっちゃうんですよね()ヨシ!!!(爆音)諦めたってイヴ!!思い切ってバーに引きずっていくんだ!!ハーフアップ良いですよね…まあイヴは顔だけは良いのでどっちも似合うと思うんですが()了解しました!ハーフアップイヴをお楽しみに!!!)
111:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-10-31 20:14:40
( 視線に対して相棒が無意味に愛想を撒いた事で、色めき立つ女性客らの声にも、相棒の笑いにもむっつり黙り込んで唇を結ぶ。強いて言えば、熱いココアをそのまま飲み込んだ相棒の一連の挙動に多少鼻を鳴らした程度。その後己も届いた珈琲のカップに、何も入れずに中身を啜った所で追及された普段について、ようやっと口を開き、「…珈琲はカフェインの摂取が目的だ。飲食での娯楽に興味は無い。」食は只の熱量摂取、それ以外で口にするのも何かしら効果を期待しての事と、そうバッサリ切り捨てた後に続いた単語にまた声が詰まる。“バー”、つまり“酒”の連想に数秒沈黙、同時に視線は泳いで険しさよりも渋さが顰めっ面の表に出て、「……飲酒も好かない。」本人は普段を装ったつもり、実際は僅かながら弱った音での拒絶と、その傍目には解り辛いテンション低下の後。「…が、そうだな…」相棒がトーストに齧り付く間に、思案を巡らせる。「…此処を出たら何処でも構わん、書店に寄らせろ。少し探したい本がある。」視線を相棒に戻して一つ指を立て、提案というには不遜さの滲む言葉で、どの道連れ回されるだろうこの後の“運動”での行き先を指定する。「……目的の物が見付かったら、その餓鬼の駄々捏ねを聞いてやる。」立てた指で不躾に相棒を指差し、この条件を飲むと決め付け疑わない自信ある言葉で話を締め括り、己も何も付けていないトーストを口へと運び )
(/ 動いて喋って下さらないとイヴさんの顔面直視とか無理ゲーなんでもっとカモンです!!()あと正直こういうイヴさんだから堪らないといいますか、失礼承知で良ければ可愛いと評したくなるといいますか…!!何ならちょっと乗り気になった今がチャンスです!! ()服もそうでしたがイヴさんなら何の髪型も似合うでしょう!むしろ何が似合わないのか知りたいです!!()やったぁ!!イヴさんのハーフアップだ!!貴重な栄養源だ!!() )
112:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-10-31 20:58:35
(珈琲のことに言及すれば、目の前の不機嫌そうな相棒からは概ね想定通りの回答が返ってくる。─まあ、胃に流し込むことができれば何でも良いというスタンスの自身が言えたことではないが─相棒の回答に苦笑いを浮かべた。バーの単語を聞くなり、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる相棒の顔にちらりと目線を投げてはトーストを半分に畳み、一気に口の中へと詰め込む。栗鼠のように頬を膨らませながら何度かその塊を咀嚼した後、ココアで流し込むことでようやく飲み込み終わり、相棒からの珍しい提案に軽い調子で頷いた。「ん~?それくらい別に良いよ~!…オレもあの小説の続き探そうかな~」さっさと次の行き先となった近くの書店を携帯で調べ始めては、大衆向けと言うよりはマイナーな書籍を集めた書店であることが分かったらしく、そんな言葉を口から漏らす。ふと、随分前に集め始めたものの、かなりマイナーな作者だったもので何処の書店でも見つからなかった為集めるのを断念した小説を思い出していた。そうこうしている内にランチセットを食べ終わってしまい、運ばれてきたチーズケーキにフォークを突き立て、一気に二分の一程を口の中へ放り込むなり甘っ、と至極当たり前のことを口にする。暫く業務を忘れてのんびりとした時間を過ごした後、会計を済ませて相棒と共にカフェを出た。そのまま携帯で調べた書店へと歩を進めて)
(了解しました!!ガンガン喋らせますね!!!いえいえ、可愛いですよねイヴ!!言動も行動も子供っぽくて!!まあ本心では色々考えてますし、ちょっと闇も深いんですが!!見えてないので!!()うーん…坊主は流石に似合いませんよね()ヨシ!!面倒くさがらないでちゃんとセットしてくれよイヴ!!)
113:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-11-01 19:00:57
( 了承を受けた事は当たり前に、次に続いた相棒の呟きに、「……ほう。貴様に読めるような小説などあったのか。」どう見たって落ち着きが無い、プライベートだってあの通りの不精ぶり。その彼が文字を追うなど考え付かないとハッと鼻で笑う声を返す。その後は相棒と同じ、暫し緩やかな食事を過ごして、店を出た先の道案内は彼に任せる。着いた書店に入るなり、既に意識は陳列された本の棚に向かっているようで、珍しく相棒を置き去りに、並ぶ背表紙を視線で追って奥へ進む。時折に気になるタイトルを指で引いて粗筋を確認している為に歩み自体は遅く、それ故目的の物に辿り着くまでにそれなりの時間を有した。「…………あった。」やがて探していた本――世間では名も聞かないような作家のミステリー小説、そのシリーズものの七巻目を手にして、僅かに喜んだ、しかし表面上はほぼ平坦な声と不機嫌面で一言。 少しの間そのまま、満足そうにその本の表裏を何度か返して――ふと、相棒と連れ立っていたのを今更思い出した。「……イヴ。」すっかり放ってしまった事に一瞬気まずげに口を引き結んで、それからは平常通りの顰めっ面。それでも多少の動揺はあるのか、辺りをゆっくり見回しその姿を探しながら、一声相棒の名をポツリ小さな声で呼んで )
(/ 有り難うございます!!んん~それでも!!まだ見ぬ闇も本心も引っ括めてイヴさん可愛いですよ!!アーネストもきっとそう思ってますよ!!(唐突な巻き添え)そ、れは、どうでしょう…世の中、美丈夫な坊主さんもいらっしゃるので…!でもイヴさん中性的だと言いますし…ううん…()お願いしますねイヴさん!!その内アーネストの髪も弄るので!等価交換という事で!!)
114:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-11-01 19:41:23
(自身の言動に対する相棒からの嘲笑─まあ、確かに自身でも小説を読むなんて似合わないとは思う。…普段の自身からは想像できないだろう。だけど文字を追うのは好きなんだよなあ、などと思いつつ、それに「あ~、ひど~いアーネスト!オレだって本くらい読むし~!」と態とらしく頬を膨らませ、怒ったふりをしながら書店の中へ足を踏み入れた。どうやら古本も扱っているようで、古い紙独特の柔らかな匂いが自身の鼻を擽ってくる。目当ての小説を探していると、いつの間にか相棒とは分かれており、相棒が居るのとは別のミステリー小説のエリアに引き寄せられていたらしい。相棒を探した際ふと目を遣った棚に、目当ての小説が全巻黙って陳列されていた。思わずそれに手を伸ばし、無駄なイラストの無い、"桃源郷"と簡素な白文字のタイトルだけが印字されたシンプルな革表紙を指先でなぞる。ちょうど手近にあった古びた買い物カゴにその小説を積み上げると、またふらふらと彷徨うようにして別の棚に引き寄せられていった。─気付けば、買い物カゴには目当てのものだけでなく他の小説もうず高く積み上げられている。レジに向かおう、としたところで相棒の姿が見えないことに漸く気付いたらしい。きょろきょろと周囲を見回しながら相棒の姿を探した後、相棒が探すと言っていた本のあった辺りへと戻ってみる。…と、居た。小さくて聞こえないような声で自身の名を呼んでいたもので、背中から相棒の肩に手を置きながら「は~い、どしたのアーネスト」と笑ってみせて)
(いえいえ!!!アーネスト様もそう思ってるって!!良かったねイヴ!!闇も本心もひっくるめて好きになって貰えそうだね!!()うーん…イヴはどちらかと言えば綺麗系のお顔ですから…イケメン坊主にはならないかと()イヴ!!明日はセットするんだぞ!!)
115:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-11-02 23:37:19
( 到底対象に聞こえるとは思っていなかった呼び声。しかし、その予想を裏切って応える手は背後からやってきた。死角からの不意打ちに、抱えた仄かな気まずさも相俟って肩がビクッと跳ね、続けて後退るように一歩間を空けて振り返った。その際彼を捉えた目は僅かに見開いてはいたが、瞬き一つで睨む色に変わる。「……そういう奇襲は仕事でやれ。」先程までの多少のご機嫌さや疚しさは何処へやら、顰めた言葉を相棒の笑いに返してから、彼が持つ籠に気付く。「…よく持てるな。」自身も自宅の棚が埋まりきって余りある数を所有してはいるが、それはそれ。今の己とは対照的にも程がある量に感心か引き気味か微妙なラインの呟きが漏れたが、後はその事について可も否も言わず。合流は成した為レジでの会計を済ませて目的を達成し、書店の外に出る。本探しに時間を掛けた所為もあり、空は若干赤がちらついているが、バーやクラブ等といった店の開店には若干早いようにも思える陽の色が窺える。「……他に行く所は。」それまで逃げ出しかねない程乗り気ではなかった癖に、態々と訊く渋く勢いの無い声。そこにはあからさま、“少しでもバーに行くのを遅らせたい”という魂胆が透け、それは返答を待って相棒に視線を寄越す顔にも苦味として顕れ )
(/ ええ!!アーネストなら、“相棒”という立場に成った時点で全てを受け止められるヤツだと自負しております!私が!!()ですよね!むしろ坊主はアーネストの方が似合いそうですね!!()宜しくお願いします!ところで主様、酔っ払うと一人称や二人称が変わっちゃう系にご興味御座いますか!?返答次第によってはアーネストに付与しようかどうか迷っているのですが!!()如何でしょう!? )
116:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-11-03 09:27:08
(驚かすつもりで背後から声を掛けてみれば、振り返った相棒からは、自身が思っていたよりも随分刺々しい反応が返ってきた。その言葉に肩を竦めながら「ひど~、驚かせようと思ってただけじゃん!」と然程効いた様子も無く笑い、何ともなしに目の前の相棒が手にしているミステリー小説にちらりと目を遣る。─世間ではあまり名前を聞かないが、自身は嫌いではない作者だった。ふ、と普段とは質の違う、柔らかく小さな笑みを漏らしながら自身もレジに向かい、何処となく無愛想な雰囲気が漂う、眼鏡を掛けた店員に会計を済ませてもらう。紙袋に詰め込まれた本を片手に書店の外に出てみれば、空はほんのり夕暮れに包まれ始めたかと言った頃合いで、確かに行きつけのバーの開店時間まではまだ多少時間があった。─が。顔馴染の店主は嵐のように気まぐれであるからか、時折開店時間より前に開店していることがある。それに賭けて行ってみるのもアリか─そんなことを思っていると、相棒から目に見えて嫌そうな表情と声で他に行く場所はあるか、と問われ、「ん~…そうだね~。他にないし、もうバー行っとこっか。あの人今日機嫌良かったからさ、多分もう店開けてると思うんだよね~」などと呑気な声を上げながら無理矢理相棒の手を引き、バーの方向へと歩き出した。到着してみれば、思った通り。シックで落ち着いた雰囲気の店の扉には"OPEN"のプレートが掛けられ、店外へは微かにジャズの調べが流れてきている。やっぱり開いてるじゃん、と笑いつつ、店の扉を引き開けた。─まずはブラウンを基調としたシックな内装が目に飛び込んでくる。その奥にさり気なく置かれている、少し旧型の蓄音機─と、音に気付いたのかカウンターでグラスを磨いていたマスターらしき中年一歩手前といった雰囲気の男性が顔を上げ、よう、と自身に声を掛けてくる。それにはぞんざいに手を振り返しながらカウンター席に腰を下ろし)
(うーん男前!!!()イヴ!!どーんとぶつかってこい!!!ご"興"味"あ"り"ま"す"!!!!!(爆音)普段が"私"とか"僕"とかの子が酒飲むと"俺"になったりするのも好きですし、逆も然り…!!)
117:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-11-03 19:05:15
( じわじわ被さる憂鬱が、相棒の呑気な返答で一気に増す。手を引かれる事にもう抵抗は無いが、その内心を処理する色は不機嫌面に顕れていた。――バーに到着。洗練された上品さのある扉の先も、同じく落ち着きがある。ゆったりとした管楽の曲に、レトロなインテリア。街中の喧騒から切り離されたその雰囲気は、少なくともファッションだのヘアセットだのと連れ回された店よりかは好ましい。ふむ、と小さく声を漏らして多少肩の力を抜いたのも束の間。連れられるままカウンター席に着き、マスターらしい男を一瞥すれば、その背にあるボトル達にも必然的に目が流れる。――己からは縁を避けている、故に全て“アルコール”という括りでしか見えないそれらに、警戒の歯噛みをした後で、フイと視線を背けて隣の相棒へ。「……頼むなら貴様だけ勝手に頼め、イヴ。私は飲まん。」マスターに挨拶する事も無い。身は正面のボトル群から遠ざかるように背筋が伸びている。あまりにも明白、且つ隠す気も無い渋面で飲酒をきっぱり拒み、そのまま唇を“へ”の字に固く結びながら蓄音機の方へ顔を逸らして )
(/ そりゃイヴさんよりは“大人”なので!!よっしゃばっちこーいです!! そ゛れ゛は゛良゛か゛った゛で゛す゛!!(爆音返し)じゃあこれアーネストに付与しちゃいますね!!()普段が偏屈者な“私”なら、酔って「僕(生意気なエリート感)」になっちゃうのと「俺(意志強めの尊大青年感)」になっちゃうのなら主様はどちらがお好みでしょう!?ただし口調は変わらないものとします!!()ちなみに特に無ければ私が勝手に決めます!!() )
118:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-11-03 19:34:19
(─矢張り、自身が思った通り。馴染みのバーのシックな内装に、髪やら服やら散々弄り回した相棒の姿は良く映える。ここの常連だと言われても全く違和感がないくらいだ─だがカウンターに座るなりボトルを睨みながら相棒から吐き出された、飲まないという旨の言葉にいつものことながら思わず苦笑を浮かべた。カウンターに立って相変わらずグラスを磨くマスターの、もう慣れた無愛想な無表情の中にも、僅かながら苦いものが浮かぶのが見て取れる。「え~、折角バー来たのに~?弱いカクテルで良いからさ~、飲もうよ!」そう声を掛けておきながらも、先程から蓄音機ばかり見てこちらを見ようとしない相棒の返事は聞かないままに「マスター、マティーニとスクリュードライバーお願~い。オレがマティーニで、こっちがスクリュードライバーね~」と勝手に注文を飛ばしておいた。マスターはあいよ、と低い声で承ったきり沈黙し、無言でシェイカーを振っている。─自身もバーの雰囲気に浮かされていたのだろうか。ふと、普段相棒の前で吸うことはない煙草を取り出し、ジッポライターで火を点けた。ジジ、と僅かな音を立てて煙草の先端が赤く燃え、一応配慮として相棒からは顔を背けつつ、店内にふわりと紫煙を吐き出す。窄めた唇から煙を吐き出す表情からは、普段の明朗さや軽薄さが綺麗さっぱり消え失せ、何処と無く憂いを帯びた─普段のイヴを何も知らない女性なら、この表情だけでころりと落とされてしまいそうな─元来の美貌を存分に発揮したものとなっていた。そうこうしている内に、相棒と自身の前に押し出された華奢なカクテルグラス。ふ、とそれに目を遣りながらも相変わらず煙草の煙を揺らしており)
(あ゛り゛が゛ど゛う゛ご゛ざ゛い゛ま゛ず゛!!!(特大爆音)うーん…強いて挙げるなら僕ですかね…普段は偏屈で堅物な"私"タイプの人が酔うと"僕"になるなんて最高じゃないですかそんなの()ちょっとイヴの顔面偏差値の高さ見せつけてみました!!!憂いを帯びてそうな表情で黙って煙草吸ってるとホントに絵になるんですよコイツは…())
119:
アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-11-05 03:55:52
( 己の拒みに騒ぐ相棒の声を、知らんと外方を向いたまま叩き落として、勝手に此方の分まで頼んだ事はいつも通りとほっぽって黙り込む。と、ふと鼻先に微かな煙の香が掠める。同時に静まった相棒を不審がり、一旦またそちらに視線を遣れば、当然、煙草を吹かす彼が映る。――ユラユラ燻る紫煙を纏い、普段の明朗の代わりに憂愁さ、もしくは気怠さに似た空気を醸す相棒の横顔。それを見詰めた己の耳にはちらほらと、他の客らが彼に声を掛けるか掛けまいか迷う密やか話も聞こえてくる。…確かに、女性は勿論、人によっては男性さえ妙な気を起こしてしまいそうだと、世間一般で言う美しいその相貌を改めて認める。「……そう大人しくしていると、普段の貴様が如何に宝を持ち腐らせているのかがよく解るな。」が、その美形の中身は、普段より言動騒がしく、今は己を捕まえ散々引っ張り回して此処まで連れてきた元凶。なれば己が見入る時間も一瞬足らず、不遜に鼻を鳴らして言葉を投げ付けたその後。自身の前に置かれた工具の名を持つオレンジ色のカクテル、もといアルコールに鋭い目を落とす。――さて、警戒を向けるそれについて。味や匂いに文句は無い。二日酔いも大した事は無い。耐性については、まあ恐らくは人並みか。能力の制御もオーケー。詰まる所、その辺りに然したる問題点は存在しない。…ただ一点、“著しい記憶のブラックアウト”という特記事項を除いては。「…要らんと言ったんだがな。」何度かの経験を経た後は、酒の席を避け、此処に至るまで飲む事は一切無かった。それ故、問題事項について相棒には話していなかった事を少し悔やんで目を瞑る。カランと溶けた氷がグラスにぶつかる音が聞こえて尚、一歩踏み出す事を躊躇い唸っていたが、細く溜め息を吹いた後に瞼を開きそれを手にする。「…“これ”で何かあっても、その責は貴様が持て。いいな。」ここまで来ては、逃れようが無い。苦々しく言葉少なに一切合切の責任を、横目に視線を刺した相棒に押し付けてから、渋面ながらも漸くそのグラスの縁を口元へ運び )
(/ 解゛り゛ま゛す゛!!やっぱりバチバチに趣味合いますね!!堅物の“私”が柔らかめの“僕” になるのって、心臓粉微塵にされるような物凄い破壊力ありますよね…!!()ああ~…想像するだけでもはちゃめちゃに美しいですねイヴさん…黙ってさえいれば…()この場のモブが羨ましい…バーの客に混ざってじっくり眺めてたい…()はあ~…中性美形と煙草&酒の相性最高過ぎませんか…好き…() )
120:
イヴ・アレクセイ [×]
2023-11-05 08:14:40
(─どうやら今日のイヴは、ここに来るまでの表には出さなかったが、かなり疲れているらしい。普段ならば吠えることを覚えたての子犬のようにきゃんきゃんと騒いで言葉を返すはずの相棒からの嫌味にも…ん、とあまり理由も分かっていなさそうな調子の生返事をしたのみで、普段ならば過剰な程愛想を振り撒く筈の、周囲の自身に関する囁き声にすら耳を貸す様子は無く、相変わらず唇から紫煙を吐き出してぼんやりとしていた。吸っていた煙草の半分程が灰になった所で、いつの間にか自身の前に差し出されていたクリスタルガラスの灰皿に一旦煙草を置き、目の前で照明に照らされる半透明の水面に視線を移す。グラスを掴んで、一気にその中身を呷り掛けた時、ふと相棒から責任を持て、といった旨の言葉が聞こえてきた。「…ああ…うん、いいよ」責任を押し付けるようなそれにも反論すること無く、曖昧な返事を返しながら中身を喉に流し込む。久々の強いアルコールが喉を焼く熱が一瞬だけ伝わってくるものの、それ以降は飲み慣れた味がふわりと口内に香ってきた。ちびちびと子供のように中身を飲む相棒とは対照的に、さっさと中身を飲み干してしまうと「…マスター、追加でマルガリータ」とグラスを押し返しながらマスターに向けてそう声を掛ける。マスターは何も言うこと無く頷いてはグラスを受け取り、また新しいグラスにカクテルを注いでイヴの目の前に静かに押し出した。ありがと、とぞんざいな謝意を述べながらそのグラスをまた引っ掴み、今度は乳白色の中身を喉に流し込みつつ、灰皿に置きっぱなしだった煙草を手に取ると、再びそれを吸い始め)
(あ゛り゛ま゛す゛!!!ええ!!ええ!!見た目だけは良く作りましたからね!!()喋って動くとダメですけど!!!()美形×煙草×酒は外せませんよね!!)
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