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パンドラの箱(〆)/289


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自分のトピックを作る
270: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-17 07:48:06


(「…う~ん、そうだね。」どうやら自身にはすっかり萎縮したらしいが─相棒のことは舐め腐っているのか相棒に標的を絞り、次々と嫌がらせを仕掛ける特殊個体。時折膝の皿をピンヒールの爪先で軽く蹴り上げ─特殊個体が痛みに悲鳴を上げる前ににこり、と柔らかく微笑んでおく。─だが確かに相棒の言う通り、先程から話がループを始めているような気がしなくもない。「だから、それはもう聞いたって…」半ば疲れたように溜息を吐けば、それだけで特殊個体はひっ、と小さく声を上げて縮み上がる─少々灸を据えすぎたらしいが、このくらいの年代にはこれで丁度いいだろう。くあ、と緩く欠伸をしながら相棒の言葉に頷き、「…そうだね~、そうしよっか。」これで尋問終わり、と大きく伸びをしつつ告げた。マジックミラーの向こうから咎めるような視線を感じるものの、素知らぬ顔をしたまま相棒の方へと歩み寄り)

(そう言っていただけると嬉しいです…!そうですね、折角はみ出し始めましたし…!そう言えば運転免許を無事に取得できました!!更に…怪異と人間が協力するタイプの探偵モノも浮かびましたので置くだけ置かせて頂きますね…掴みどころのない言動ばかりするがしゃ髑髏、陣と警視庁の怪異犯罪対策課とかいう窓際部署に飛ばされた若手刑事のお話なんですが…)

271: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-19 12:36:20



( 「……では、待機室に行くぞ。」今度こそ、相棒からは賛成が返される。少々ばかりの疲労も混ぜた溜息を溢しつつ、もう一度だけ、相棒が背を向けた後の個体へ目を遣ってみれば、舌を突き出す姿が見えて。それに一瞬の思案の後、指先に精製した己の血液一滴を的確に、その口元へと弾き飛ばし、「散々餓鬼の遊びに付き合わせてくれた礼だ、取っておけ。」刺々しい皮肉を浴びせた後は、今の行為の子細は伝えぬままに己も相棒同様踵を返して尋問室から退く。――待機室内。無駄足だったと飾り素っ気も無く報告、兼文句を吐き出すと、様子を見ていた候補生達の内一人が抗議を始める。すれば同調の勢いを借りてか他の候補生までもが声を上げ始める。酷いやり方、自分の方が上手くやれる……しかしながらそちらの言葉には反応も殆どせず、精々が微塵の興味も見当たらない無色の視線を数秒流した程度。今苛立ちの目で射抜くのは、此方の睨みもいけ好かない愛想笑いで飄々と流す、ライトグレーの髪をしたやや若い幹部。どうどうと候補生を穏やかに治める姿にも舌を打って、「…個体の拘束不備による危険性が、よもや貴様に解らんとは思えないのだが。どう“あれ”の説明をする、フロスト個体管理課長。」珍しくも敬語など最初から無し、幹部の役職だけを当て擦りに呼んで咎める。“いやあ、この子達が可哀想だと嘆くものですから”などと言葉だけは物腰柔らかに、何処と無く己への気安さも交えて事実かどうかも怪しい理由を話し出し、それに候補生らも味方をして、「……幹部とその予備が揃って公私混同とは、それこそ嘆かわしい事だな。」此方はその様子に辟易と毒を吐き出す。それも効いているのかいないのか、幹部の彼は軽く肩を竦めるのみで相棒の方へと向いて、“お疲れ様です、ご迷惑おかけしましたね”と柔和に笑ったままに、本心とも思えぬ丁寧な労いと謝意を滑らかに掛けて )


(/ ええ!このままこの二人がどこまでいくのかじっくり観察…もとい見守りたいので!!()おお!おめでとう御座います!やりましたね!!ふむふむ…なるほどこれは若手刑事さんが、がしゃ髑髏さんに振り回されつつ成長していくタイプのお話と見ました!!良いですよねぇ、人外×人間のセット……あと個人的にはがしゃ髑髏さんが人に化けた時に“男前”とか“色男”とか呼ばれる類いの姿になるんだろうな…という妄想まで致しました() )




272: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-19 13:07:01


(ふあ、と眠気と退屈の混じった大きな欠伸を一つ、その後の─「…あのさ、お前らって檻の中にいる猛獣のこと可哀想とか言って動物園に抗議する訳?バカじゃないの」至極冷え切った声色で全ての抗議を受け流す。無表情のままポケットから取り出した錠剤を指先の力で軽々と砕き、紙に解けた指にその欠片を乗せて候補生たちの口へと錠剤を流し込んだ。毒だなんだと顔を青くして騒ぎ始める候補生を鼻で笑い、指を再び組み上げた後─「ただのビタミン剤だけど?」栄養足りてないんじゃないの、と─あの特殊個体に苛立っているのか、普段のイヴにしては随分と珍しい皮肉を一つ。幹部から掛けられる、柔和な労いの声にも「あー、はいはい…そういう見え透いてる建前は良いから。じゃ、オレ帰る~。アーネストも…帰るでしょ?」とあまりに気の無い返事を返し、幹部には目もくれぬまま相棒の方をくるりと振り向いて首を傾げた。大きく伸びをしながら左右に身体を動かしつつ、踵を返して尋問室を立ち去ろうと)

(ありがとうございます…!()ええ、無事にやりました!!!()あ、そうですそうです…!二人で組んで怪異絡みの事件を解決していく…といった感じのお話なんです!!人外×人間のコンビっていいですよね…!他にも陣以外にはツンツンしまくりな人嫌いの陣の助手(サトリ)、栄くんだとか…底知れない雰囲気がある、若手刑事の上司である都築さんだとか…あっ、陣は基本的には人間の姿なんです…ただ、がしゃ髑髏の特性上両手が白骨化しているので…常に手袋をしてるんです…!()手袋キャラっていいですよね…!())

273: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-19 21:44:42



( やり取りの疲労に溜め息を吐いた所で、先程とは別の意味で騒ぎ出す候補生達と、相棒の紙片がぱらぱら舞い指へ戻る様が丁度視界に入り、した事を概ね理解すれば、その物珍しさに視線はそちらへ囚われる。それからふと、首を傾げた相棒と目が合い、「……そうだな。これ以上此処に長居する理由は無い。」掛けられた声に言葉でも、同じく爪先を出入口に向けた行動にも示して。一歩踏み出した矢先、“イヴ君、アーネスト君”と呼び止める幹部の声がした、次の一瞬。殆ど食い気味に振り返り、自身のポケットから掴み取った細いボールペンに少量血を塗布し、真っ直ぐ幹部目掛けて全力の投擲を。――投げたそれはダーツ宜しく幹部の顔の真横にあるコルクボードに刺さり、そのまま命中箇所を溶かし始めるその洒落にならない様が、相棒以外のその場の全員を沈黙させて。「私にも“これ”にも、貴様のような屑に気安く呼ばせる名は無い。」先程幹部に投げた砕けた苦言はまだ衣を着ていたのだと、今吐き出す地を這う低音と研がれた視線、そして容赦無い攻撃手段が伝えた後。「……帰る。」今度こそと顔を背けて待機室を退いた。「――全く、今日は災難だ。」部屋を出た後にも盛大な舌打ちをして、荒い文句を一つ落としつつも、こびりつく個体の樹液の一部をちゃっかりと採取し研究用の保存容器へ。続けて隣を歩く相棒へと視線を移せば、「……先程の。貴様にしては少々珍しい言動だったな。」自らの攻撃は棚上げ、彼の皮肉に静かな感想を置いた次、「まあ、あの蛆連中に苛立つのは解らんでもないが。…ああ、それとも尋問相手の餓鬼の方か?」的を射ているかどうかは知れないが、ともあれ普段通りの調子で、道中の話の種にそれを選んで言葉を続けて )


(/ あ~良かったです…後は、実践あるのみですかね…()良いですね~テンション上がります…!!微妙に感性違ってて「人はこういうの好きだろう?」とか「これだから妖怪は…!」みたいなやり取りしてる所…目に浮かびます…サトリの栄君はパッと聞きだと猫ちゃん感ありますね…()都築さんは、いざという時半端無く強くて有能そう…!!なるほど!陣さん手袋キャラ!!手袋!良いですよね!具体的には手袋と袖の絶対領域とか…!ドストライクです!! )




274: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-19 22:08:40


(呼び止める声に端から隠す気も無い舌打ちをし、振り返ろうとした時─幹部に向けて放たれた相棒の容赦無い投擲に茶化すような口笛を一つ、すっかり顔を青くして黙り込んだ候補生たちをふん、と鼻で笑っては尋問室の扉を勢い良く閉める。先程の不機嫌さは一体何処へやら─普段通りの軽快なピンヒールの足音を立てて廊下を歩くイヴは、相棒からふと投げ掛けられた言葉に反応し、こてんと緩く首を傾げた。そうだっけ、と少しばかり惚けるような反応を返した後、「ん~…その両方?かな~。」とひどく乾いた笑い声を上げる。「オレさあ、あーいうタイプのヤツが一番キライなんだよね。生意気なガキと、あと─現場のこと考えない、キレイゴトばっかな人権派のヤツ」そこまで言い終わった所であはは、と普段通りに戻った軽薄な笑い声を上げ、再び伸びをしながら大欠伸を一つ)

(ですね…それがまた恐怖なんですが…()そう、そうなんです…!どこか決定的に感性が違うんですよね…それがイイんですよ…!()まあ栄くん、人の心が読めてしまう「サトリ」って妖怪なので…人間嫌いになるのもまあ、分からないでもないと言うか…()自分で作っておきながら中々に強キャラ感ハンパないですよね、都築さん…()他にもですね、陣の友人でどう見ても胡散臭い雑誌記者(「百目」)の國枝さんがいるんです…個人的には國枝が一番性癖モリモリな見た目です…()分かります!!!足の絶対領域も良いですけど、腕の絶対領域も良いですよね!!(圧))

275: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-22 20:38:22



( 先程とは一転、また随分と上機嫌に見える相棒から返ってきたのは、惚けた仕草。それから世間話への回答。「…成る程。」苛立ちの理由に納得の頷きの後、「私も言葉ばかりの連中は好かんな。」彼の言葉に同意を被せたついで、「そういった“世の全てがキレイゴトで済むなら、この機関は存在しない”という事に思い至らん魯鈍な奴ほど、面倒な邪魔をする。…害虫と殆ど変わらん。」どうも思い当たる節があるよう、立て続けに渋さの増した顰め眉で吐き捨てる。そのおまけで舌まで打った溜め息の後、「……まあ、それはいい。」閑話休題と話を括って、またポケットから取り出した棒付き飴を口へと放りつつ、視線は隣の相棒へと。「さて、仕事前の話の続きだが、」仕事の往路ではなあなあと流れてしまった、恐らく相棒は避けたその話題を、彼の心境もお構い無しと引っ張り戻す。「私としては、近々に貴様との接触自体を目的に時間を設けたいと考えている。」――詰まる所、あの濃密な触れ合いをもっとしたいと、そう言っているも同然。しかしながら、当人にその自覚は微塵も無いらしい、淡々とした業務的にも思えるその言の並びに、人目には解り難い探究欲の浮わつきを乗せるばかり。「……都合のつく日はあるか、イヴ。」丁度エレベーターに乗り込むタイミングでそう問い掛けたのは、明らかに意図的な行動。相棒の挙動を鋭く見据え、出入口により近い位置に居座り逃げ道を阻みながら、相棒の答えをじっと待っていて )


(/ 実践なんてね…失敗してなんぼですよ。人や生き物傷付けなければそれで充分ですよ、ええ()仲良くはなれるけど、根本的に感性が全くの別物で、人にとってはショッキングな事に「なんだ?どうした?」みたいにキョトンとしてるのとか…好きです…!!()ああ…全部解っちゃうとうんざりするし、嫌な面ばかり見ちゃって刺々しくもなりますよね、栄くん…()若手がめちゃくちゃ苦戦してた相手を一撃で仕留めそうですし、上層部相手にも凄いやり手っぽそうな都築さん…良いですね…()雑誌記者さん!百目というとお目々いっぱいの妖怪さんですね!ほほう、それで…國枝さんはどんな見た目してるんです…?()堪らないですよね…鉄壁な服装から覗く隙間…個人的に脚の絶対領域では、ソックスガーターとかも良いと思います…() )




276: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-23 21:20:46


(「あは、でしょ~?」イヴは相棒の同意に機嫌を良くしたらしく、呑気に鼻歌まで歌い始めた。朝と同じく棒付き飴を取り出す相棒の姿に─また飴食べてる、と思いはしたものの口には出さず─そんな相棒をちらりと横目で見つめつつ、出来れば掘り返してほしくなかった話題にがっくりと肩を落とす。「あー…はいはい、」怒られるのは覚悟の上で、適当に相槌を打って流してしまおう─と良からぬことを思った瞬間。続けられた言葉に「…は?」思わず素っ頓狂な声が漏れた。─接触自体を目的に時間を設けたい、など。それは、最早─暗に"あの行為"が眼の前の相棒にとって良いものだった、と言っているのも同然。─この男は、今の言葉の意味を本当に理解しているのか─と、少々呆れ混じりの心配が溢れ、思わず深い溜息を吐き出してしまった。空いている日を教えろ、と言われてしまえば断るにも断り辛く、イヴにしては珍しく黙り込んだ後─「………明日。明日から、休暇取ってる。緊急の仕事が入らなかったら…一日中空いてる、から。」普段の、賑やかを通り越して喧しい程の饒舌さは何処へやら。所々言葉に詰まりつつ、相棒からそれとなく目線を逸らしたまま問い掛けに答えて)

(ですね…!頑張ります…!()ヴッッッッ!!!好き!!感性の違う二人のコンビ好き……()ええ、ええ…そりゃあツンツンしますとも…偽善者なんかも一発で分かりますし、友達になろうとか言いながら近付いてきたやつの魂胆も見透かせちゃいますし…我ながら栄くん生きづらそうですよね…()底知れない雰囲気のキャラって良いですよね………無理な提案とかも無言の笑顔で通させそうな感じが特に…()國枝はですね…茶色のハンチング帽にイヴみたいな色付きのサングラス、チェック柄のベストにワイシャツとスラックス…そして革靴とフィンガーグローブなんですよ…性癖がバレますね…ちなみに一人称は「おれ」、二人称は(陣)「陣さん」(栄)「栄の坊っちゃん」(刑事)「刑事殿」となっております…()飄々とした雰囲気かつ胡散臭い男が好きなんですよね…正体を探ろうとすると片目閉じで「しー」ってされるんですが、普段隠してる目の下の目がぎょろ、って開眼するんですよ…!!!()おっと失礼、取り乱しました…())

277: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-26 07:35:23



( 彼から飛び出る間抜けた声も、溜め息にも、原因の当人には今一つその理由が通じていないらしく、怪訝そうな色を相棒の挙動に向ける目線へ含めるばかり。「明日…明日か。」平時騒がしい相棒は妙に静かで、視線も己とは合わず。しかし貰えた返事に気が逸れ、自らの顎に五指の背を当てて思考に意識が流れる。十秒程度黙したその後、結論の纏まりに一人小さな声を溢し、目をまた相棒へと戻して、「であれば――明日の午後を予定としよう。午前は私の予定が合わん。」空白と称した相棒の一日の約半分を半ば分捕るように、確定事項として端的な言葉を返す。「具体的には昼を過ぎた辺りだな。その時間以降であれば私も空いている。後は場所だが…これは貴様の家でも私の家でも構わん。貴様に何か希望があれば、其処でも特に問題は無いだろう。」それから、相棒に譲歩しているように見えてその実一切の妥協無く、次から次と明日の段取りを組み上げていく口は今の相棒とは正反対、研究対象の毒や薬を手にした際の如く機嫌良く饒舌に回っている。「……ふむ、こんなものか。」ようやっと話が止まるのと殆ど同時、エレベーターは一階への到着を告げる。先に昇降機を下りて振り返った先、改めて相棒の方に向き直り、「さて、私からはこれで以上だ。貴様からの異義主張が無ければ、私はこれから研究課への用向きを済ませにいくが…」教授が生徒に講義の終わりでも伝えるような、事務的なものが織られた態度と物言いですらすら言を並べて、「……何かあるか、イヴ?」予定の否定や拒絶など、されるとは一つも思っていなさそうな、不遜な信頼を乗せた問い掛けを相棒に放り投げ )


(/ 頑張れ頑張れ、ですよ!!()ね、良いですよね。逆に人間の営みで人外的に有り得ないもの見て「何してんだ……?」ってドン引きしてる人外も大変良いと思います()しんどいですね~…心が読めても良いこと無いってやさぐれちゃいそう…強く生きて栄くん…()目上も妖怪も構わず無言の笑顔で周りをたじろがせるくらいの、強かで計り知れないキャラ…好きですねえ…()國枝さんめちゃくちゃお洒落!拘りが物凄い見える!そしてフィンガーグローブ!絶対領域じゃないですか!!んん~そこはかとなく関係性や上下が窺える二人称達…坊っちゃんだの刑事“殿”だの、的確にツボ突かれますね…!()ア゛ッッ!!性癖のやつ!!!開眼した目と視線が合っちゃって、「い、今…!?」って狼狽えたら今度はその人の口に「しー」ってされそう…!!()もっと取り乱して大丈夫ですよ!私もかなり取り乱してるので!!() )




278: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-26 13:58:04


(暫しの間、つらつらと並べ立てられる相棒の言葉を気まずい心持ちで聞いた後─決められた予定を明日の午後、と内心で復唱した。忘れないように後で携帯にメモしておこう─と決めた所で相棒から声が掛かる。無ければ、なんて言ってはいるが─恐らくイヴが断る、なんてことは念頭にも無いような問い掛けが飛んできた─少しだけふ、と表情を崩しながら「いーえ、何も。」軽い調子で答えてやった。後頭部の辺りで腕を組み、足音一つ鳴らさぬままするり、と相棒の脇をすり抜け─相棒を追うようにして外に出る。特に研究課への用事は無かったが、確かサラに渡すものがあったような─ううん、と一人で唸りながら首を傾げ、ポケットの中を探ると─無骨なデザインをした小さなUSBメモリが顔を出した。「あ、あったあった。これ渡さないと~。」誰に言うでもなくそう呟いた後、相棒の背を追うような姿勢は崩さぬままに研究課へと向かい)

(頑張ります…!!()あっ…それもイイ…それで逆に「こんなのも分かんねえのか?」って煽られるんですね…()強く生きて…まあでも、陣さんのところは比較的静かなので…マシ、なのかな…?()良いですよね…強かかつ底知れない雰囲気のキャラ…私も好きです…()ええそうですとも、國枝の服装にはめちゃくちゃ拘ってますよ…!拘りの塊ですとも…手の絶対領域大好き!!!()でしょう…!!!!それぞれへの対応が(陣)「やあ、陣さん…息災かい?今回の事件についての情報を持ってきたんだが…聞くだろう?」、(栄)「あっはっは、久しいねえ…栄の坊っちゃん。きみは相変わらず愛想がないなあ、もう少し笑いたまえよ。」、(刑事(初対面))「…おや?きみは…人間、だね?珍しいねえ、陣さんが人間を事務所に入れるなんて。おっとすまない、おれは國枝…雑誌の編集者をしているんだ。…よろしく頼むよ、刑事殿?」 って感じですかね…!!!()ア゛ッッッッッ!!!凄くイイ!!!「おれの正体は内密に頼むよ」って笑われるやつですねそれは…()では…もっと取り乱しても大丈夫ですか!?私、インチキ霊媒師みたいな雰囲気の男も好きなんですよ…数珠だのパワーストーンだのをジャラジャラ付けてて、護符だの何だのを持ち歩いてる上に雑な和装(サンダル履いてる)とかだともっと最高ですね…())

279: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-29 02:18:52



( 黙り込む静けさを纏っていたかと思えば、此方の問いに答える時にはまた軽薄さが表に。「……そうか。」流石に少々調子が狂ったようで、返答を受け取れたのは彼がエレベーターを出てからだった。それから、くるり身を反転させて研究課へ向かう道のり。後を追う相棒の声に、言葉こそ返しはしないが姿を流し目にて確認し、その手元の品まで目視が完了すればまた顔は正面へ、しかし足取りは自然と後ろから響く相棒の足音に合わせる。――到着した研究課。「……ブラッドフォードだ。」開扉こそノックも無しの無遠慮さであったが、機関内では珍しくはっきりと自ら名乗りを落とす。それに気付き近寄ってきた二人の研究課職員の内、長い黒髪の小柄な若い女性には先程採取した植物個体の樹液を容器ごと渡して半ば向こうへ追いやった後、己と同じ年頃の白髪癖毛の男性からはレポートらしき書類を幾つか受け取って。それらに目を通していく傍ら、その時折にレポートの文を指差しては男性と言葉を交わし始める。――その中身は当然ながら研究に関するものらしい、男性との会話は延々地道に続くラリーが如く淡々として見えて、その実随分と盛り上がっているよう。アーネストの表情は調べ事にとことんのめり込む際と同じ、少年のような好奇に口元や瞳がほんのり弛められており、ぱっと見では解り難くとも楽しげに、暫し男性と早口気味に向き合っていた。――十分程度は長々話した後。不意に他からも名を呼ばれた事で会話は止まり、その相手とも二言三言やり取りした後で、「……ああ、そうだ、」己を追っていた彼の事にまた意識は戻り、イヴは、とすっかり放ってしまっていた相棒の名を呟きつつ、その姿を探してぐるり視線を巡らせて )


(/ 良いですねぇ。チャンスとばかりに煽ってくる人間に「だってそれをそうするって事は、俺ら的には〇〇を〇〇するって事だし…無いわ…」ってみたいな、人間がやったら色んな意味で一発アウトな人外感覚の指摘されて、「…そういうもんなのか…?」ってお互いの感性の違いに首捻っててほしい…()マシ…だと思いたいですね…頑張れ栄君…()特にそういうキャラが“感情”を爆発させた時のギャップとか…めちゃくちゃ見たいですね…()やっぱり好きな子には拘り詰め込んでなんぼですよね…!絶対領域から見える肌や手のがっちり感とかホント性癖ですよ…()ああ~どの対応も最高…初対面の飄々感も、陣さんとの信頼感も、栄君へのお節介感も、どれも的確にツボ掴まれますね…!()そう!!「しー」された真ん前でまた開眼した目と視線が合って、「…ね?」って首傾げて念押しされたら頷く以外無いですよね…()オッケーですよ!それも良い!!どう見たって胡散臭くてイマイチ信用ならん霊能者的な風貌のやつ…!その上「どうも~、いや~今回は大変そうですねぇ。」みたいなヘラヘラした軽い態度でインチキ感に拍車掛けてるような男…!私もストライクですね!!() )




280: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-29 11:30:19


(扉を開けた相棒に続き、イヴも研究課へと足を踏み入れる─普段ならばこんな場所へは滅多に顔を見せない男に職員たちも驚いているのか、心做しかじろじろと無遠慮に見つめてくる視線を感じた。が、その無遠慮な視線の中に一人、異質な視線─何の言語かさえも理解に苦しむような文字が踊るディスプレイと眉根を寄せて睨み合いをし、少しばかり苛立ったような手付きでキーボードを叩いていたひっつめ髪の女性─サラが何とも気怠げにひょい、と顔を上げているのが見える。イヴは彼女の姿を見つけるなり満面の笑みで手を挙げ、「やっほ~、サラさん。」と軽い調子で呼び掛けた。サラの方はその挨拶に軽く頭を下げた後"どうも"といつも通りの無愛想極まりない声で挨拶を返すだけであったが─イヴは特にそれを気にする様子も無く、ずかずかと彼女に近付いていく。「はい、これ。頼まれてたやつね~。」と言いながら彼女にUSBメモリを手渡せば、彼女は"ん"と軽く返事をしてそのメモリをPCへと挿し込んだ。イヴは相変わらず理解に苦しむ言語の羅列を眺めた後、「これさあ、何のデータ?」と彼女に問う─彼女は顔を向けもしないままに"上層部の機密情報だけど"と素っ気なく答える。イヴはそのまま暫く、彼女の流れるような作業を見守っていたが─こちらも相棒のことを今更思い出したらしい。相棒の姿を探してきょろきょろと目線を動かしていると、知らぬ間に作業を終えたらしいサラがその肩を叩いた。"…ん、データコピー終わったから…USB返しとく。助かった、ありがと"彼女は相変わらず素っ気ない礼と共に─早く行きなよ、と言いながら─首だけ彼女の方を振り向いたイヴの背中をガッ、と乱暴に蹴る。女性の力とはいえ、油断していた所を思い切り蹴り飛ばされたイヴは勢い余ったらしく─おっとっと、と声を上げながら踏ん張り、「サラさん、雑だってば~」と、言葉の割には大して気にしてもいなさそうな抗議の声を上げた。案の定反応を返す様子も無いサラにわざとらしい溜息を一つ、イヴは蹴られた拍子に見つけた相棒の方へと手を振りながら「ごめ~ん、サラさんの作業見てた。」と軽い調子で謝罪し)

(ヴッ………イイ………最高ですねそれ…()感性違うコンビ永遠に推せる…()我ながら苦労人過ぎませんか栄くん…頑張れ…基本的には刑事さんも國枝さんも皆いい人だから…()あー…分かりますそれ…普段にこにこしてる人の感情が爆発するシーンからしか得られない栄養ってありますよね…()分かります……(語彙力の喪失)絶対領域…イイ…()でしょう…対応への返答はそれぞれ(陣)「おや、誰かと思えば國枝じゃないか…君の方こそ元気かい?今日は何の…ああ、情報か。勿論、有り難く頂いておくよ。」、(栄)「…ああ、國枝さんですか…どうも。…余計なお世話です。『自分のように笑え』と言われましても…貴方の笑顔、胡散臭いから嫌いなんですよね。」、特に刑事さんが好きなんですよね、(刑事)「あ、ああ…どうも。俺は、怪異犯罪対策課の…」まで言った所で、國枝が「ああ、皆まで言わなくても大丈夫さ。きみは怪異犯罪対策課の○○殿、だろう?元は確か、捜査一課だっけ?」だとかの詳細な情報を話し始めて、刑事さんが「どうしてそれを…」って言おうものなら自分の目(普段開いてる方)を指差して「どうして、って?…あはは、きみはおかしなことを言うなあ。…おれは記者だからねえ、この"目"で見たままを述べているだけさ。」って言うんですよコイツは…!!!()ですです!!とんでもない男ですよコイツは…()分かって頂けますか…!!イイですよね、こういう男…()そうです、常にヘラヘラしてる感じです…その上強いとよりストライクですね…())

281: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-06-01 17:28:22



( 何度か巡らせた視界の先、捉えた相棒の姿はサラに蹴られる瞬間。「……滑稽だな。」易々彼女からの足蹴を受ける彼へ、はっと鼻で笑う嘲笑のような、本人としては只の軽口と同然の感想を溢す。続けて此方と合った目に、いや、と一言謝罪を適当に流し普段通りその隣へ並ばんと一歩踏み出した所で、先程まで話し込んでいた男性から呼び止められる。返事の代わりに顔だけを振り返って用件を問う視線を向ければ、“君さえ良ければ、いつでも研究課においでね。歓迎するよ。”と、己の異動を誘う言葉を掛けられる。それにいつもの皮肉や毒、はたまた無関心の返答はせず――珍しくも、黙り込んで。その沈黙の十数秒に、相棒にまた一瞥をやって男性へ戻す、妙に不自然な間を置いて。「…………この芋虫の世話に飽いたら考える。」捻くれてはいるがこれまた珍しく、その内とばかりに希望を残す曖昧な答えを落としつつ、視線はどちらからも逸らして明後日の方に向け、頭を乱雑に掻いた後。「貴様も用が済んだなら出るぞ、イヴ。」また相変わらずの淡々とした無愛想さで相棒へ催促を掛け、その返答も待たない内からドアの方へと踵を返す。通路に出れば、手に持ったままのレポートにまた目を遣り、「……毎度しつこい奴だ。」そのまま文を視線で追いながら、恐らくは先程誘いを掛けた男性に対しての悪態と溜息を吐く。それから、「……ふむ。今日はもう面倒事も無さそうだ。そろそろ帰るとするか。」この日未だ鳴らない仕事のサイレン、呼び出しの放送も無しと多少は棘の抜けた声で呟き、また目は相棒へと。「……貴様はどうする?」何の気も無し、普段の世間話と同じ色味に戻った声でそう問い掛け )


(/ 良いですよね…これだけ感性は違っても信頼関係がある人外×人間のバディ…いざという時は「おい、〇〇」「解ってる」ってだけのやり取りでお互い不敵に笑めるくらいには解り合ってるの…好きです…()ホント……栄君に幸あれ…()そうなんですよ…!そして爆発する地雷が自分自身ではなく、部下や仲間への罵倒や危害であってほしい…()ね……好き……()陣さんのこなれ感も良いですが、それ以上に栄君がド辛辣で笑っちゃいました。仕方無いんでしょうけどね…アッ!良い!!何もかもお見通しな飄々さ…狼狽える刑事さんを前に更に話を続けて動揺させて、「それくらいにしておけ」って諌められても笑っててほしい…()ええ勿論!そう、手に数珠や護符巻いて殴るような、“それホントに効くの?”みたいな方法で悪霊なんかを軽々吹っ飛ばして、「さ、終わりましたよ~」ってまた何事も無くヘラヘラ人に向き合う胡散臭さであってほしい…!() )




282: イヴ・アレクセイ [×]
2024-06-01 18:15:50


(イヴは特に口を挟むといった風でもなく、サラに蹴られた背中を擦りながら相棒と研究課職員のやり取りを見守った後、自身に声を掛けたかと思えばするりとドアの方へ向かう相棒の背を追って─「あ、じゃ~ね!」と手を大きく振りながら研究課を後にする。ドアが閉まる音を背中で聞きつつ、相棒の言葉につられて静かな廊下を見回した。朝から頑なに沈黙しきったサイレンとスピーカー、表面上は普段よりも数段和気藹々としているように見える職員達の様子─確かにこのまま行けば、今日の仕事は殆ど無くなるかも知れない。相棒の問い掛けに対してううん、と首を捻った後、いつも通りの軽薄な笑みを浮かべながら「ん~、そうだね…オレも帰ろっかな~。」アーネストもオレの家来る?と半分冗談、半分本気の問い掛けを返しつつ─尻ポケットだか前ポケットだか、そのどちらかに突っ込んでいる筈のバイクのキーをどこ行ったかなあ、と呑気極まりない独り言を言いながら手で探った。少しの間そうしていたが、やがて指先に金属の硬い感触が触れる。掴み上げたキーには以前、チェーンが千切れた白猫─何とも無愛想な仏頂面が、何処となく目の前の相棒に似ているような気がする─のキーホルダーがゆらゆらと揺れていた。そのキーを高く持ち上げてあった、と呑気に笑いつつ小さく首を傾げ、「オレ、ホントに帰るけど…どーする?アーネスト。」と相棒に改めて先程の問いを投げ掛けてみて)


(ウッ………好き…イイ……(絶命)栄くん、ホントに頑張ってね…設定上後半では聞き込み捜査を「隠し事も見えますから、適任でしょう」とか言って自分から買って出るくらいにはなってる(はず)だから…()あー…良いですねそれ…別に自分が悪く言われるのは気にしないけど、部下や仲間が悪く言われると「…ふざけるのも大概にしろ」ってカッとなるのも良いですが、「……失敬。今、何と?」って敬語かつ笑顔のまま冷えたオーラを纏うのもまた良いですよね…()まあ、栄くんは基本陣さん以外には塩対応なので…()分かります!!!良いですよね!!!國枝、最初から最後まで掴めない男であれ!!!!()ウ゛ア゛ッ゛(ダメージ音)イイ…凄くイイ…())

283: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-06-03 02:00:46



( 問い掛けには先ず予想通りといった辺りか、己と同じ帰宅の意思を答えた相棒。そうか、とまた相槌を打ちかけたその口は、向こうからも返された質問に半開きで一瞬止まる。そのまま何も言わずに唇は結ばれ、彼が愛車の鍵を探る間に此方は顎に手を置き、思案の無言を落とす。やがて再度問いが向いたのを切っ掛けに、少しばかり俯いていた顔を上げ、「……その質問を、」開いた口から出るのはやはり無愛想な声。その表情も彼の掲げるキーホルダー――以前お気に入りだの、自分に似ているだのと言っていた白猫そっくりな、ふてぶてしい仏頂面。「明日の午後に詰めた予定を繰り上げたい、または今日の内から接触に設ける時間を増やして問題無い、という意味合いで捉えて良いのなら、それも吝かではないが。」要するに、彼の家に行けば――二人きりになれば、自分は相棒に触れる気しか無いと。本来なら下心と分類される筈の発言を、まだ只の探究欲として淡々と恥じらいも臆面も無く、文面でも読み上げるように真正面から相棒に告げて。更に仏頂面の目線が、昨晩逃げる彼の瞳を追っていた時と同じ鋭さで射抜いた後。「……そういう訳でもなく只の冗談や言葉遊びだというのなら、今そんな下らんものに付き合う気は無い。これを纏める事に時間を当てる。」これ、と称した片手のレポート達を自らの顔の横に示しながら、思い出した昨晩の苛立ちを隠しもせず、刺々しく彼に言葉を投げ付けた最後に、「……それで。その問いは本気か、冗談か、どちらだ。外に出るまでに答えを決めろ。」何とも傲岸不遜な物言いに、不機嫌な顔をふいと正面へ背けつつ、返答までの時限である機関出口への足取りを心做しか早めて )


(/ 私も…好き…大好きですよこんなん…(心停止)やだ、頼もしい…と同時にそこまで信頼築くまでが大変そう…でも最適任過ぎますね、全部見抜けるサトリの栄君の聞き込み…()んん~どっちも捨てがたい…!!丁寧な言葉遣いが乱暴になるのもギャップがありますが…丁寧な物腰のままで絶対零度の空気纏うのも……その場の全員黙らせる威力ありそうで良い…()塩の具合が塩湖並みなのですが…まあ、仕方無いですかね…國枝さんはへこたれなさそうですし()掴めない男…良いですね…飄々と流れる雲みたいな國枝さんと、若手刑事さんの間に信頼が生まれるまでをじっくり見たい…()ね!!こういう男堪らないですよね!!そしてこういう男が追い込まれた時に見せる「流石にまずいな~…ちょっと本気出しますか。」って急にちゃらけた雰囲気引っ込んで真剣な顔になる瞬間も、同じぐらい堪らないんですよ!!() )




284: イヴ・アレクセイ [×]
2024-06-03 19:01:46


(─少々相棒を揶揄ってやるつもりだったのだが、目前の相棒からは想定していた以上の回答が飛んできた。お前との接触に設ける時間を増やして良いのか、なんて─心の中で思っていたにせよ、あまり大っぴらに口にするべきではない言葉を臆面もなく口に出来る相棒に─内心少しだけ感心しつつも、向ける表情と言葉は普段通りを取り繕って「ん、そ~だね…本気だよ。…ただ、手加減も遠慮ももうしないから…」覚悟はしててよね、と言葉は真剣に、だがその声色はいつものように軽薄かつ冗談めかしたまま─そう嘯いてみせる。キーを指先に引っ掛けてくるくると回せば、それに釣られるかのように白猫のキーホルダーもくるくると回った。そのまま地下の駐車場へと向かって歩き、大人しく自分の帰りを待ってくれていた愛車のシートを優しく撫でてやる。後ろからもう一つのヘルメットを取り出し、それは相棒の方を見もしないままにぽい、と投げ渡した後─自身は愛車に跨ってヘルメットを被り、グリップを強く握った。エンジンを吹かせばシート越しに心地の良い振動が伝わり、思わず目を細める─相棒がヘルメットを被って乗り込むのを確認した後、勢い良く愛車を発進させる。─何処か遠くでサイレンが聞こえたような気がするが、最早自身が知ったことではない。出入り口を封鎖される前に素早く機関を後にし、自身の家へと向けて帰路を辿り)

(あっ!!心停止してる!!!お医者さーん!!()でしょう…何も隠し事できませんよ…まあ仮にしてても栄くんには何もかもバレますしね…()分かります、どっちも良いですよね…私は絶対零度の方が個人的に好きですね…あえて声を荒げない感じが更に怖いと言うか…()ま、まあ仕方ないですよ…初期は大体誰にでもそんな感じですし…()ええ、國枝は気にも留めませんよそんなの…それにまあ、いざとなれば陣さんが「栄。そう突き放すこともないだろう?」って諌めてくれますしね…()良いですね~…それ…私も是非見たいです…()ウ゛ァ゛ッ゛!!!!!(致命傷)すごくイイ…真顔になるとこすごく見たい…())

285: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-06-05 19:59:52



( 早足になっても結局は合う歩の隣、返ってきた答えは“本気”の方。それにまた彼へ目を流せば普段通りの軽薄な顔に、耳に馴染んだ色調の声。「……そうか、解った。」相棒がいつもの調子だからか、単にそういった事の理解が不十分な所為か、相変わらずの淡白な返事であっさり了承する。その後の駐車場までの道中、持っていたレポートは四つ折りに纏めて雑に白衣のポケットへ、 口に放っていた飴はさっさと噛み砕いて残る棒をその辺のゴミ箱へと。相棒が愛車を撫でる見慣れた光景をその三歩ほど後ろで退屈げに見詰めた後、此方へ飛んでくるヘルメットを当たり前のように両手で難無く受け取り、何の疑念も抱かずそれを被って、ハンドルを握る相棒の後ろに座る。――走り出すバイク。あっという間に流れていく景色を背に、遠く離れていくサイレンを聞きながら、いつの日か己も車で辿った道をぼんやり眺めて。「……着いたな。」少し経て、到着した相棒の家。オートロックやエレベーターの操作は相棒に任せ、己は少々ばかり固まった身体の筋を軽く伸ばして解す。「さて、行う場所は昨晩と同じソファーでいいか?」一度接触への緊張や羞恥を乗り越えた所為だろうか、いつになくふてぶてしく前のめりな研究意欲を、彼よりも先を歩く態度が示す。更にはドア前で立ち止まった今でさえ、実行場所の選択を彼へ淡々尋ねる合間に、足は部屋の主である相棒よりも先に玄関内に入らんと、鍵の開けられた其処に向けて無遠慮に踏み出されており )


(/ …ハッ!危なかった…何とか生き返りましたよ!()緊急を要する事でなければ「あの人本当は〇〇ですよ。」って聞き込み終わってから伝えてそうですけど、何か重要な事の時はその場で間髪入れずに「それ、嘘ですよね?」って看破してきそうで…本当に頼もしい栄君…()あっ私も絶対零度の方が好きです…絶対怒らせてはいけない人怒らせた感あって…()まあサトリですものね…ギスギスくらいしますよね…()國枝さんはそんな感じしますものね…そしてあらゆる方面で信頼されてる陣さん良いですね…()どういう事が切っ掛けになるんでしょうね…飄々とした男が一目置くって、結構大きな事が必要そうじゃないです?()良いですよね!!!それでガチの退魔の説法や呪文始まって、狼狽える敵を「……遅い。」って普段見ない呪具で真顔のまま一刀両断してほしい…めちゃくちゃ見たい…() )




286: イヴ・アレクセイ [×]
2024-06-07 17:33:00


(「や、別にそんなのどこでもいいけどさ…」自宅に誘ったのは紛れも無い自身なのだが、こうも堂々と宣言されると─少々たじろいでしまう。家主である自身よりも先を進む相棒の背中を見つめながら─今だけ、普段は気にもしない相棒の研究熱心さに呆れて─内心溜息を吐き出した。普段通り玄関先でブーツを脱ぎ、履いていた靴下もそこらにぽいぽい、と適当に脱ぎ捨てて裸足になる。そのままの流れでコートハンガーにジャケットを引っ掛け、普段家でそうするような─所謂、"気を抜いた"服装となった。先んじた相棒の背中を小さな欠伸混じりに追い、ソファに向かうと─「…じゃあ、触るよ?」一応は首を傾げて声を掛けつつ、まずは小手調べ─とでも言わんばかりに、相棒の髪に手を伸ばして触れてみる。手入れなどには気を使っていないように見えて、案外手触りの良いその黒髪を指先で梳きながら─もう片方の手で、相棒の頬に軽く触れてみた。元々普段もあまり綺麗と呼べる方ではないが─心做しか普段より肌荒れが酷い、ような気がする。これはまた研究に没頭していたな、と内心むす、と頬を膨らませながらも─指先でその頬を撫で)

(良かったです…!!!()ですねえ…その様子が目に浮かびますよ…()"絶対に嘘を見抜ける聞き込み担当"なんて、どの組織でも一人は欲しい人材ですね…()ですよね…そういう人好きなんです…まあ、空気は絶対零度に冷え切りますけどね()しますよ…まあ、本人の性格も多少あるでしょうけど…()ええ、國枝はこんな男ですよ…誰に対してもこんな感じですし…そうでしょう…!陣さんの人望は凄いですからね…都築さんが唯一「さん」付けで呼ぶ人(外)ですから…()ですねえ…相当な…命救われたくらいのことがないと…()あっ…イイ…好き…())

287: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-06-09 13:22:05



( 彼是と脱いでいく相棒を後ろに、己も靴だけは取り敢えず脱いでさっさとリビングのソファーへと。我が物顔で座ったその隣、相棒の一声に、ああ、と了承の意を頷き告げると、宣言通り此方に彼の手が伸びてくる。――先ずは髪、自分自身では基本的に雑な扱いをしているそれに相棒の指が通り、慣れない感覚に眉が微かに顰めるように動く。その殆ど同時に、頬への滑らかな感触。「……ん、」髪とは違ってじんわりと伝わってくる体温の違いに、知れず目元は心地好さげに伏せって細まり、喉からは小さな音が漏れ落ちた。――さて、此方もされるままとはいかず、相棒に倣って初めに目の前の金糸を目指して指を上げる。纏まりから溢れている毛先を爪で掬い、そのまま緩く摘まみ下ろした後、丁度触れた頬に掌を当てる。己よりは余程肌艶の良い其処を、すり、と一度撫でた後に輪郭を辿って辿り着いたのは、ピアスの飾られる相棒の耳。「……よくここまで開けられるな。」耳殼の上部分、装飾名で言うのならへリックスやインダストリアルが付けられる辺りを親指の腹でなぞりながら、感心とも呆れとも取れる吐息混じりの一声と共に顔を少し近付け、改めてまじまじと其処に観察の眼差しを注ぐ。己には無い物珍しさからだろうか、ご丁寧にもホールの一つ一つを順繰りにゆっくりと同じ指で辿った後に、「……ああ、そうだ。」ふと視線は彼の瞳へと合わさり、「今日は昨晩のように目を逸らすなよ。」今更だが先んじて、昨夜の逃避を封じる脅しじみた警告と共に、頬へと戻した指先で極軽く相棒の輪郭を抓り引っ張って )


(/ そんなの誰だって欲しいに決まってますよ…まあ他の部署が頼んだ所で陣さんら全員にガード食らいそうですし、本人に頼めたとして物凄い辛辣な言葉しか返って来なさそうですけれども()性癖の一致…!まあでも、それこそ余程の事が無い限りは穏やか(時々圧力)でしょうし…ね()性格は…ほら…皆のお陰でちょっとずつ改善されていくでしょうから…()でもそこが國枝さんの良い所ですし…私は好きですよ。尊敬と敬意払われてる人外良いですね…街の人間と妖怪からも人気ありそうです()あれですかね、ベタですがあと一撃食らったら倒れる、みたいな所を刑事さんが身を挺して助けてくれたとか…もしくは都築さんや陣さんが来るまで時間稼いだとか…()ね…それで敵倒した後は元の飄々ヘラヘラとした態度に戻るの…好き…())




288: イヴ・アレクセイ [×]
2024-06-09 20:31:34


(相棒の頬に触れれば、その喉からは小さく唸るような声が漏れ出た上に目が糸のように細まる─ホントに猫みたいだ、などと心の隅で思う。と、自身の髪に触れてくる彼の指にふと視線を落とす。その指は自身のものよりも随分と細くて華奢ではあるが─頬と同じくカサついた肌と浮き出た指の節が目に入り、自身の唇から小さな苦笑が漏れ出るのを感じた。その指はそのまま自身の頬を緩やかに滑り、ピアスが揺れる耳朶へと移動してくる─相棒の言葉通り、自身でもよくここまで自身の耳を穴だらけに出来たものだと思う。称賛とも呆れともつかない、その言葉にはあはは、と酷く乾いた笑い声を一つ返しておいた。ホールの、それもピアスの嵌った輪郭を律儀になぞっていく親指が妙に擽ったく、身を捩ろうとした所で─相棒と目線が噛み合う。目を逸らすな、との言葉と共に、至極軽くではあるが頬を抓られた。痛ぁい、とさして思ってもいない声を溢したものの、直ぐに真剣な表情を浮かべては相棒の瞳を見据え、「…勿論。アーネストの方こそ、逃げないでね?」と少しばかり冗談めかして笑う。相棒の頬に触れていた指先をそのまま下ろし、相変わらず荒れている唇に指の腹で緩く触れた。自然と─獲物を前にした動物のように瞳が細まり、唇の端には甘ったるい笑みが浮かぶのが自身でも分かる。「…ね、アーネスト。…いい?」あえて─何をしていいか、とは問わなかった。分かれとの意図を込めて首を傾げつつ、相棒からの返答を大人しく待って)

(ですねえ…多分考えてること当てられた挙げ句に「……お引き取り下さい、人間は嫌いです。」って言われて終わりますよ…()で、ですね…(震え声)まあだからこそ強さに拍車が掛かってるんですが…()ええ、改善は(非常にゆっくり)されていくのでご安心を…()好きだってさ國枝!!良かったね!!()ですです…まあ…郊外の奥まった場所に引きこもってるので、まず陣の存在すら知らない人は多そうですが。()あーいい…凄く良いですねそれ…()あっ好き…好きですそれ…())

289: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-06-12 19:42:01



( 己が溢した言葉には笑う声が一つ。それから上がった何とも軽薄極まりない悲鳴に満足して、殆どただ摘まんでいただけの指を離し、また相棒の頬に掌を当てる。真面目な顔をした彼の瞳から逸らさず見詰め合った数秒後、相棒と全く同じタイミングで笑いを零せば、「…愚問を垂れるな。逃げる訳が無いだろう。」嘲笑にも似た、自信に満ちる不遜な物言いで言葉を返す。――ふと、唇に温もりが触れる。意識が一瞬そちらに逸れて伏せた視界を、再び上げた所に映ったのは、昨晩と同じ甘さの混じる相棒の微笑み。思わず眉を鋭く顰めたのは、不機嫌になった訳でも、まして怒った訳でもなく。未だ慣れないその表情に、浮わつくように跳ねた心臓が巡らせる熱を誤魔化した所為。「……その為に来たのだろう。いちいち訊くな。」意図を問い返す野暮はしない、ぶっきらぼうだが期待を裏切らぬ答え。ずい、ともう一歩彼に迫った所で、その高い鼻先にぶつかりかけた己の眼鏡に気が付いた。「……邪魔になるな。」人避けの太いフレーム、それに目の負担を和らげる為の加工レンズなど、今は不必要。空いていた指でそれをずらし落とし、片手で蔓を畳めば適当にテーブルの方へと投げ置いて。よし、と一人準備万端と呟いた独り言と共に、眼鏡を放った側の手も彼に伸ばして、その無駄の無い綺麗な輪郭を余さず包み、もう一度――昨晩のあの感覚を確かめに、やはりぎこちなさの抜けない不器用な鈍い動きで、自分からゆっくりと顔を近付けて )


(/ ですよねー…言われたくない知られたくない事ピンポイントで当てられそう…それまで陣さん相手に柔らかい顔してたのに、断る時スンッ…って物凄い無表情になるんでしょうね…()ですねえ…それぞれ初めて都築さんが怒る所見た時のリアクションもちょっと気になりますね、驚くのか怯えるのか…()人間不信は根気強くいくのが一番ですよ…改善出来てるならそれでヨシ!!です()國枝さんにサインとか貰えますかね……()成る程……交友関係といますか、人間のお知り合いはあまりいない感じです…?()良いですよね…それくらい度胸据わってれば、「やるなあ、君。」って言ってくれるのでは…!()ね……この手のギャップや豹変はいつ見ても心臓鷲掴みにされますよね…() )




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