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パンドラの箱(〆)/274


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自分のトピックを作る
255: イヴ・アレクセイ [×]
2024-03-15 18:51:54


(「……元々、さ…道路封鎖の間の暇潰し、でしょ?」イヴは相棒の両手に頬を挟まれ、上手く回らない口を回しながらもにこやかに微笑む。汚い欲を孕んだ瞳の色を相棒に見せたくないのか、相棒と真っ直ぐに噛み合う眼差しから逃げるようにふわり、と睫毛を伏せた。夕暮れの溶けた繊細な色は髪と同じ色の帳に覆い隠され、頬を掴まれたままではあったが─顔を持ち上げ、普段の軽薄な笑みを口元に無理矢理浮かべ、暫しの別れを告げるように相棒の額へキスをする。特殊個体のニュースは疾うの昔に終わり、テレビからはバラエティ番組の音声が流れ始めていた。司会らしい男の声と、楽しげに笑う出演者らしい複数人の声を聞き流しつつ、無理に相棒の手から逃れる。そのまま食事─と言ってもいつものゼリー飲料なのだが─の封を切り、話を断ち切るように中身を啜った。今の情けない姿など見せたくない、その一心で相棒から目を逸らし、ソファに身体を預けて「…もう夜も遅いし、早く帰りなよ」と普段の軽い調子で声を掛け)

(ですねえ…ちょっと昭和のヤンキー感が否めないと言うか…()良いですよね~、ジライヤ!!…え?タケハヤスサノオ?それは知らないアフロですね…()ええ…アルテミシアになっちゃうと…完全にアレですからね…()分かります…気持ち悪いのはちょっとタイム…()是非!!来て!!織田きゅん!!もう仲間だから!!(圧)ええ!!それくらいあった方がよろしいかと!!()ヴッ!!!良い…あってほしい…()ですね!!()うーん…5もどうなんでしょう…?()ですね…チドリちゃんビックリしちゃいますよ…()ええ、更に危うく…私もストーリー中何回か「ハゲてる…?気のせいか…?」ってなってましたからね…()ね!!コロちゃんはお留守番してて!!()イヴ~!!お前!!なんで肝心なところでビビりなんだ!!この!!この!!()ふう…そういえばこの前呪術廻戦の漫画を見掛けたんですが、15巻くらいの表紙の羂索のポーズで…その…エッッッってなっちゃって…屈辱…誰の身体だと思ってるんだ…身体返せ…())

256: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-03-17 12:34:33



( 掴んだ筈なのに、またするりと抜けていく言葉と視線、いつもの軽薄。酷くなる痛みに文句を吐き出すよりも、相棒の唇が額に触れる方が早く、意識がその柔さに向いた一瞬の隙に、両手からも逃れられてしまう。唐突に空になった指達は彼をもう一度捕まえんと宙を掻いたが――視界に映る、昨晩の己にも覚えのある態度の取り様に、その勢いを失くし垂れ下がる。「――そうか。なら、もういい。」すとんと熱の下がった、普段の冷徹な声。そのままソファーから腰を上げ、床に落としっぱなしだった手帳を拾って、表紙を軽く払うだけの帰り支度の後、「だが、帰る前に少し言わせてもらう。」また相棒へ、向き直る。「確かに、“此処に来た理由”は只の時間潰しだったが――」逸れる視線もはぐらかす態度も構わず、一方的に彼を見据えて、「私と貴様が今この場で交わした言葉、行動、その全てにおいて、暇潰しや冗談などと濁し軽んじられるものは一つたりとも無いと考えている。故に私は、此処での何もかもを記憶して、その上で明日から先もイヴに会う。」淡々として見える裏、芯を通した意志を窺わせる揺るぎない声で宣言して、「だから貴様も、“今日”を決して忘れるな。無かった事にもするな。」それへの対価を、押し付けにも近い形で不遜に願った、その後。「……次も許せるほど、私は割り切りの上手い人間ではないからな。」ぽすん、と。極々軽く相棒の頭を手帳で叩き、今朝の己の騒ぎ様を、仄かな震えを秘めた言動で示唆してみせた。「…では、」それから直ぐ様手帳を引き上げて、一つ息を吐きながら彼から退き、出入り口へと踏み出す。しかし、ドアの境界を越えるその直前、「また明日、向こうでな、イヴ。」逃げるなよ、と隠しもしない言外の威圧を籠めた別れの挨拶を告げて漸く、相棒の部屋から身を引き上げて )


(/ まあ舞台が田舎だったので狙った感もあるっちゃありますが……全体的には…昭和ですよね…()ジライヤはモーションの忍者感好きなんですよ……その真っ赤なアフロはちょっと解りませんね…いやでも専用スキルは悪くないので!()アルテミシアのキャラデザは好みなんですけどね…美鶴先輩の勇ましさに引っ張られたせいですかね…()あの手のヤツにもモザイクとか欲しいですよね…キッツい…()ほら!イセカイナビをポチっと!!お仲間におなり織田君!!(圧)よっし早速準備…これ準備の時点で疲れそうだな…()P3全体が殺伐としがちなので…どうしてもそういうほのぼの系イベントに夢見ちゃうんですよね…()……5は、主人公が一番上手そうですかね…()むしろビックリするチドリちゃん見てみたいので…パイ投げの安全圏からお伺いしてほしさあります()半端なデコ出しの上、髪の分け目のせいなんでしょうけど…その内ストレガ内からも言われてそう…()ね!コロちゃん良い子だから!ね!!()あ~もどかしい!!でもそんなイヴさんも良い…!!そんでアーネスト、“自分とのキスを今度こそ覚えててほしい”って一言で済む事をそんな長々と…!このっ…理屈っぽいヤツめ…!()言われて気になったので検索して参りました…!確かにこれは中々…くっ…身体返しなさい羂索…!!() )




257: クリス・K・竜崎 [×]
2024-03-17 17:05:52


(相棒の言葉を黙って聞き流し、言外の圧をも素知らぬフリで流し、部屋の扉が音を立てて閉まった後─「……あ゛ー……何でそうなるかなあ、」イヴは頭を掻き毟り、ソファの背凭れに思い切りその頭を叩き付けた。ぼすん、と鈍い音が鳴り、柔らかな質感のクッション生地が衝撃は吸収してくれるものの─先程相棒が自身に投げつけた言葉が、繰り返し脳内でリフレインする。忘れるな、無かったことにするな。─今この瞬間ほど一人暮らし、そして隣の住人が長期の旅行で留守にしていたことを有り難く思った瞬間はきっとこれから先、一生無いだろう。半分苛立ったような声を上げながらソファを立ち上がり、バスルームの扉を壊しかねない勢いで閉める。凍るような冷水にしたシャワーを頭から浴び、行き場の無い感情を無理矢理押し殺しながら─タイルの壁に手を付き、長く深い溜息を吐き出した。濡れた髪もそのままにシングルサイズのベッドへ雪崩れ込み、枕に顔を埋めて目を閉じる。─そして翌朝。億劫極まりない身体を引きずるようにしてベッドから降り、冷蔵庫からゼリー飲料を手に取った。いつものようにそれの封を切り、中身を啜りながら仕事の用意をし、月光を掴み上げて鞄に入れ─愛車に跨ってヘルメットを被り、機関へと出勤し)

(ですよねえ…昭和のヤンキー感強め…()ま、まあ確かに…スキルは強いですよね、あの知らないアフロ。4の仲間だと、後は…そうですね…千枝ちゃんのスズカゴンゲン、直斗きゅんのヤマトタケルですかね…()でしょうね…良くも悪くも女帝感が凄いと言うか…()ですね…()ほら!!織田きゅんも仲間に!!絶対ペルソナの素養あるから!!()が、頑張ってください…()夢見ちゃいますよね~!!皆で仲良くお料理教室とか、コロちゃんのお世話とかしてて…()ですね…カレーとコーヒーは確実に作れますし…()ね!!ビックリしてメーディア出しちゃうかもしれませんけど…()ですねえ…と言うかストレガ、ジン以外まあまあヤバい見た目してません…?タカヤは上裸にタトゥー、ロングヘアだし…チドリはゴスロリ衣装で頭に剣形のアクセサリー刺さってますし…()ね!!分かるよねコロちゃん!!()でもそんな理屈っぽい所も大好きですよアーネストさん!!イヴを引っ張ってやってください!!()分かって頂けますか…!中々にエッッッなポーズですよね…と言うか羂索になってからの色気が凄くて…色気のあるキャラが大好きなので、ついつい沼りそうに…())

258: イヴ・アレクセイ [×]
2024-03-17 19:56:13


(ヒェェごめんなさい…!ニックネーム間違ってますね…!)

259: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-03-18 18:32:48



( 乗り込んだ車で帰った自室。食事にも、読書にも、調べ物にさえ気が向かず、只着替えついでの温いシャワーだけを浴びて眠りに就いた。――夜が明けて。いつも通りのアラームに起き、仕事の支度をして出勤した機関内。普段待機する場に座るその前に、研究課と蔵書保管庫にて少々の私用を済ませた、そのロビーへの帰り道。徐々に眠気の晴れてきた頭が、口の妙な物足りなさを訴え始める。珍しいその欲求に、歩みは止めないままに心当たりを探って――昨晩相棒と交わした“それ”に思い至り、思わず唇を結ぶ。釣られて顔まで険しくすれば、丁度正面から歩いてきていた職員が竦み上がり、足早に擦れ違っていったが、その程度は気にも留めない。一つ深く息を吐いて巡る感情の強張りを解いた後、改めて口腔の違和を意識してしまえば、そちらにばかり気が逸れて落ち着かず。苛立ったように頭を掻きながら、足の向かう先を機関内の購買へと変えた。「何か、適当に……」それなりに揃った其処の商品らを一通り見回し、丁度目に付いたのは棒付きの飴。それを幾つか購入した後、定型文の礼を告げる店員の声を後ろに、ポケットに仕舞ったそれらの内の一本を口に放り込む。それで一先ずは不足も治まり、「……ふむ。」その納得に鼻を鳴らしつつ漸くロビーへ戻る。それからは普段通り――自販機の淹れた珈琲のカップを片手に、近場の席へと腰を下ろせば、私用の最中に彼是と走り書きを足した自らの手帳を開いて、まだ少し睡魔のぼんやり滲んだ目をそちらに落とし )


(/ お名前ミス大丈夫ですよ…!!
ええ…伊邪那岐大神になったらなったで、今度は総長ですしね…()んん~私も好きです…!格好いいんですよね、スズカゴンゲンもヤマトタケルも!その勢いならヤマトスメラミコト とコノハナサクヤとか…ドンピシャです…!()そうなんですよ…どう足掻いても“人を率いる女帝”なんですよ…()おいで!!いつかどっかで実装してほしいですね…()私2リットル一本持つだけで筋肉痛になる貧弱ぶりなのでね…頑張りますね…()ね!!定期的にお料理教室で出来上がった料理をメンバー全員で“いただきます”してる所とか…皆に愛でてもらってご満悦のニッコニコになるコロちゃんとか…めちゃくちゃ見たい…()カレーのレパートリーだけ沢山ありそうなジョーカー…いや、覚えれば他のものも作れるんでしょうけど…どうしても印象はそれなんですよね…()確かに…反射的にメーディアで燃やそうとしちゃいそうですねチドリちゃん…あのカレー燃えるんですかね…?()言われれば…そうですね……?色々事情があったり本人の好みだったりするかもしれませんが…格好自体はジンが一番まともですね…()解ってくれた!?コロちゃん賢いねえ!ならおうち仕舞っちゃおうね!()良かったねアーネスト!じゃあ許可も出たから、イヴさん引っ張り回しちゃおうか!()何だその手とポーズは…!ってなりましたね。乗っ取り系ならではの、本人が絶対しないような色気とか撒かれると、この…お前…って感情と色香の惑わしでぐちゃぐちゃになりながら沼りますよね())




260: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-03-24 09:46:36



(/ 此方のトピが埋もれてきているので上げさせて頂きますね…!春先は何かと多忙な時期かとは思いますが、どうか心身共の健康を第一に。主様のご健勝を心より願っております故、しっかり食べてしっかり眠って、リアルも目一杯楽しんで、また元気なお顔を此方に見せて下さいませ~!それではのんびりお待ちしております、失礼致しました! )




261: イヴ・アレクセイ [×]
2024-03-24 17:45:54


(「ん~…」まだ何処か寝惚けているのか、欠伸混じりに背筋を大きく伸ばす。すれ違う職員にはいつも以上に間延びした声で挨拶を投げ、ロビー入り口の自動販売機でココアを購入した。そのまま中へ入り、普段そうするように相棒の姿を探し─と、今日の相棒は随分と珍しい。棒付きの飴を咥え、少しばかり眠そうな目付きで手帳を見ているその姿を見守った後、「おはよ~、アーネスト」と普段通りの明るい調子で声を掛けつつ、当たり前のように隣の席を陣取って笑いかけた。プルタブを引いてココアを喉に流し込み、若干襟足が跳ねた毛先を手櫛で整え)

(ご心配ありがとうございます…!()私は至って元気です!!元気すぎるくらい!!()いやあ、自動車学校の教習が忙しくて…中々顔出しできずすみません…!()うーん…そもそも『伊邪那岐大神』が総長感強いんですよね…()サクヤちゃんは可愛いですよね、まだ()。アマテラスとかスメオオオカミとかになるとん?ってなっちゃって…()まあ、でもそこが美鶴先輩の良いところですよね!!()ですね…()頑張ってください…!()私も応援してます!!(?)なにそれ私も見たい…追加エピソードで作って…()ですねえ…まあ、でも続編のスクランブルで牛タンシチューとかはらこ飯とか色々ご当地料理作ってるので…()燃やしたら燃やしたで有毒ガスとか出そう…()ですよね…まあ百歩譲ってチドリちゃんは可愛いので良いとしても、タカヤお前…上着くらい着なよ…()風邪引くよ…?()仕舞われてる!!風花ちゃーん!!!コロちゃん回収して!!()引っ張り回してやってください!!覚悟しろイヴ!!()分かります…なんか…あれですよね!!!(語彙力の喪失))

262: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-03-27 19:30:54



( どれ程ロビーに人が増えた所で、それらが齎すノイズは何一つ届いていないらしい。誰かの話し声が無遠慮に騒がしくなろうと、すぐ近くで何かが落ちようと、苛立った荒い足音が響こうと、眉すら動かさず、時折頁を捲る自らの手帳を視線で追うのみ。――ふと、馴染みのある声が名を象った。たったそれだけ、その声だけで眠気と集中に浸っていた思考が持ち上がり、いつもの隈の深い瞳が声の主を映して、「……ああ、イヴか。」解りきった隣の相棒の名を呼び返す。それを挨拶の代わりにして眺めていた頁を閉じれば、頬杖ついでに顔ごと彼へ向き直る。――目の前に有るのは、普段の明朗と笑顔。それと、珍しく付いた跳ね癖を指で梳かれる金の毛先。取り立てて特別ではない日常の、和やかなその光景を、少しの間じっと見詰めた、沈黙の後。「……“今日、逃げずに来たようで、何よりだ”。」飴は咥えたまま、口腔内の端に寄せての一言。それには昨晩の刺々しさも弱々しさも無く、表情も変わらずただ淡々と。さながら確認事項か合言葉でも唱えているような、そんな台詞を置いて、ゆっくりと瞬きを一つ――その刹那に、研がれた赤の目線。それが射るのは、昨日散々と逃げ抜けられた相棒の瞳。「――この言葉の意味は解るな?」先とはうって変わって、不機嫌にも見える険しい顰め顔と、威圧が籠められた低い問い掛けを相棒へと刺して、その反応を探り窺い )


(/ 教習でしたか!体調不良や怪我等では無くて大変安心致しました!!標識だのルールだの覚える事も多いし、仮免で道路出る時とか緊張で小鹿みたいにプルップルになった記憶…()無事に試験を合格出来る事を祈っておきますね…!()あ~当て字感…ちょっと解ります…特攻服の背中とか袖とかに刺繍されてそう…()そう、サクヤちゃん“は”可愛いんですよ、色味とかデザインとか…アマテラスとかになると、神々しいのは解るんですけど…単純に発光した人っぽいというか…()ですねえ!あの気高く勇ましくて美しい“女帝”なのが彼女らしくて素敵なんですよね!!()DLCで良いから見たいですよね…P3メンツのほのぼのとした日常…女子会男子会とか…先輩後輩の垣根越えて恋バナしてる所とか…欲しいです…()それは確かに…“怪盗”なだけあって基本的に色んな方面に器用ですよね、ジョーカー。覚えも早そう…あとは、番長も中々の料理人具合でしたよね、プレイヤーの知識試されますけど()燃やした炎も煙も緑とか紫とか毒々しい色してそう…むしろ燃やした方が被害酷そうですね…?()それは本当にそう()変わった格好とか髪型とかいう以前にタカヤは服を着て…他の二人は何とも思わないんですかね、アレ()あー!コロちゃん!コロちゃんが!!折角のふわふわが!!()よっしゃ任せて下さい!まずは昨日の言及&追及からいきますよイヴさん!!()ええ…!!アレですよね…!!しんどいと好きを反復横とびして情緒不安定になってしまう…!!() )




263: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-04-11 17:51:35



(/ 此方のトピ、だいぶ埋もれてるので上げておきますね…最近は随分暖かい日が増えては参りましたが、まだまだ朝晩冷え込みますから、お風邪を召されないようお気を付け下さいませ。ご多忙の最中とは思います、まだまだのんびりお待ちしておりますので、余裕が出来た際にでもお立ち寄り下さいませ~…! )




264: イヴ・アレクセイ [×]
2024-04-19 12:44:59


(─正直に言えば、忘れていてくれないかな、と期待する気持ちも少しばかりあった。中々治らない寝癖に四苦八苦していたところで、相棒の、平常時よりも少々悪い目付きと不機嫌な色を纏った言葉が自身に鋭く突き刺さるのが分かる。「…あー…まあ、うん。そりゃあ分かる、けどさ…」言葉尻をそれとなく濁しつつ、酷く乾いた笑い声を上げながらココアの残りを喉に流し込んだ。放置していたせいで底の方にココアの粉が沈殿していたようで、噎せて咳き込む。繊細な色の瞳がぱちり、と気まずそうに一度だけ瞬いた後、「……アーネストは、さ。オレと…どうなりたい訳?」普段のイヴからは想像もつかない、周囲の雑踏や雑音に掻き消されてしまいそうな声で─おずおずと口を開いた。─うっかり問い掛けてしまったが、解答は求めていない。ただ、この心の底で渦巻くような感情に、恋だの愛だの─所謂「分かりやすい」名前を付けたいだけだった。相棒の返答を待つ前に首を横に振り、「……ごめん、忘れて。…今日は特殊個体の尋問だったっけ?」と明るい声と表情を取り繕い)

(お久しぶりです…何やかんやありましたが、卒業検定目前まで漕ぎつけましたよ…!分かります…完全に総長ですよね…()ですねえ…何か光ってる人、なんですよ…光ってるなあ、とは思うんですが、神々しいかと言われると言葉に困りますよね…()ですです!!美鶴先輩大好き!!()欲しいですねえ…切実に()ですね!キタローは…その…良く分かんないけど、そんなに下手ではないでしょう…多分…()燃やしてもダメ、捨ててもダメ…もう生物兵器ですねコレ()どうなんでしょう…ジンはタカヤの熱狂的信者ですし、チドリちゃんはそもそもメーディアと順平以外にあんまり興味ないんじゃないでしょうか…()コロちゃんガード!!代わりにクマを差し上げます!!(唐突なとばっちり)()こらっ!!誤魔化すな!!怒られても知らないぞ!!()ですです…「身体返せ…でも色気すごい…」ってなっちゃいますよね…())

265: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-04-21 22:16:19



( 問いかけの正否は、濁した言葉よりも先に弛みの無くなった表情に現れていた。――覚えている。そう確信を得る相棒の言動に満足そうに鼻を鳴らしては、それまでの不機嫌さを解いて椅子の背凭れに起こした身を預ける。その視線は鋭さが抜けたものの未だ彼へと向けたまま、昨晩よりは少し遠いその瞳が瞬く様を見詰めていたが、問い掛ける声に今度は此方が瞬きを一つ。「……私は、」あまりに弱々しい相棒の言葉。それに答えようと口を開いたその矢先に、被せるようにして彼が質問を撤回してしまう。「…ああ、確かな。」先程の物怖じるような態度を隠すその表情へ、此方は機嫌を損ねたような、呆れたような溜め息を溢しはしたが、「では、そろそろ尋問室に向かうか。」今に限ってだけはそれに乗り、わざとらしくロビーの時計を確認した後に立ち上がった。――尋問用の施設は開発課よりも深い地下、必然的に長い間を乗る昇降機の、二人だけの沈黙の中。「……先程の、問いについてだが。」顎に片手を置き、再び開いた手帳の中身を見詰めたまま不意打ちに、彼へと言葉を投げる。「昨晩のような接触を継続的に行うのに支障が無いのであれば、互いの関係を示す名は“何れ”になろうが構わん、とだけ答えておこう。」あの時の相棒とは対照的に淡々とした、業務連絡か何かに近い物言いで簡潔に告げたその続きに、「“あれ”が、今まで築いた前提を崩す事は無いと解ったし、そうであれば、もう少し理解を深めてみたいと感じられるものでもあったからな。」経験の乏しさから来る疎さか鈍さか、彼――“イヴ・アレクセイ”への信頼の上に乗る自らの興味と探究欲を、恥じらいもへったくれも無いまま理由に補足して回答を締め括った後。「…それと、もう一つ。私からも貴様に質したい事があるのだが、」呼吸を一巡させてから手帳を閉じ、目だけを流して彼を見る。――しかし疑問を起こす前に、エレベーターの到着音が声を遮った。「……着いたか。」些か不満げに眉を顰めて舌を打ちながらも、気はそちらに逸れたよう。「…続きは、仕事が終わった後にするか。」一人勝手に予定を組みつつ、開いた昇降機のドアから通路へと出る。地上階よりも足音の響く其処を進むその道中、「……やはり飴では、“あれ”の代わりには足りんな。」ぼそり呟いたのは、未だ口腔内に収めていた代替品についての独り言。すっかり小さく溶けたそれを最後にはがりがりと噛み砕いて飲み下し、残る棒にまで歯を立てながら、これからの“仕事”に使えそうな薬性血液の選定に、白衣のポケットの内を探り始めて )


(/ お久し振りです!!おお…!頑張りましたね…!!あともう一歩ですね!!何だったら持ってる武器(多分槍)が鉄パイプか何かに見える幻覚までありますよ、あの総長具合は…()そうなんですよ…光ってる…人だな…?って。神々しい以前に疑問符出ちゃうんですよね、アマテラス()ええ、大好き!!()いつか出る事を願っときましょうか…()キタローは料理の描写とかほぼありませんでしたからね…やってる場合でも無かった感じもありましたが…でも、致命的な失敗するイメージもありませんしね、下手ではないでしょう、多分()このカレー本気出したら動きそうでもありますしね、間違いなく生物兵器ですよ…()あ~…言われると確かに上半身裸を気に掛ける面々では無いですね…じゃあ仕方無いか…()コロちゃん…あっでもクマも結構毛並みがふかふか…流石自慢のクマ毛…()イヴさん、めっ!!ですよ!!誤魔化したってそうはいきません!!アーネスト確り答えちゃいますからね!!()そう……私は最終的に「身体は返してほしいけど、これはこれで…!」の思考に至るんですよ、困った事に() )




266: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-10 23:03:33


…さ~て、仕事仕事!
(エレベーターに乗り込んだのは、少々間違いだったかもしれない。奇妙な関係性になった─なりかけている?相棒と二人きり、というこの状況、あまりに気まずかった。一言も発せず、ぼんやりと何を見るでもなく携帯に目線を落としていると─相棒の声が耳に入った。それに答えるより先、目的の階に着いたことを知らせる、涼やかなベルの音が耳をくすぐりつつ、エレベーターの扉が開く。これ幸い、と柄にもないようなことをわざわざ大声で告げつつ、エレベーターを降りて尋問室へと足早に向かった。─まあ道中で相棒の呟きが聞こえ、聞いている方が小っ恥ずかしくなるというハプニングこそあったものの─特に大きな問題もなく尋問室へと辿り着く。今回の尋問相手は確か、以前捕縛した植物操作の特殊個体だったはずだ。すう、と大きく息を吸い込み、気合を入れ直してから扉を開く。尋問室の中では、腹部辺りを椅子に縛り付けられた特殊個体が何ともふてぶてしい面をしてふんぞり返っていた。内心溜息を漏らしつつも、「…やっほ~。元気してる?」といつも通り、軽薄極まりない声を掛けながら特殊個体の目の前に設置された椅子に腰を下ろし)

(長らくお待たせしてしまい、申し訳ありません…!もういらっしゃらないようでしたら諦めますが、返信だけ置かせてくださいね…!)

267: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-13 13:32:32



( 取り出したマガジンの他、それ単体で使えるよう仕掛けの施された試験管型の容器に入ったものを複数眼前に取り出し吟味。やがて三本ほどを選定し終えた所で丁度尋問室の前へ。中に入る直前、個体管理課に居る筈の年若い――といっても己より少し年上の幹部と、いつかの候補生連中が手前の待機室に立っているのを見付け、何とも言い難い不機嫌面に変えたままで作業場の方へと。「……随分な態度だな。」いつぞや己が癇癪小僧と称したその個体が、拘束されているといえど横柄そうな姿勢で此方を見ている姿に、思わず溜め息を溢す。それから、相棒が座るその隣へ、己は立ったままでの待機を。ある種いつも通りの仕事態勢で、捕獲時よりは幾分言葉の通じる個体と相棒のやり取りを半ば眺めている――途中。相棒の足元に芽生え始めていた蔦を目敏く見付け、それを少々ばかり乱暴な音を立てて踏み、爪先で念入りに擦り潰す。「…貴様は自分の立場が解っていないようだな。それとも、頭の中にまで木の根が生えているのか?」それまで黙していた口から個体へ猛毒を、それから待機室の方を振り返り、「…それと。個体に随分甘い人間が居るようだな。連中の人権の為なら、此方を危険に晒して良いと考えている程度には。」多少の苛立ちを隠しもしない、刺々しい呆れ混じりの言葉と共に、マジックミラー越しに待機室で見ている筈の人物達を睨み、拘束の甘さを咎める。その後にもう一度の溜め息を吐き出し、「…私から見て、今のリスクに見合うだけの有益な情報が“これ”から取れるとは思えないが、」恐らくは相棒へ、そのついでに待機室の連中へ、億劫そうな声を掛けるその合間、此方に絡み付かんとまた床から生え始めていた蔓を、今度は容器から一滴垂らした腐食の薬性血液で退けつつ、「……まだ続けるか?」あからさま解り易く、面倒そうな態度を隠しもせずに問い掛けて )


(/ 此方こそ遅れましてすいません!通知が仕事しませんで…!お待ちしておりましたよ!!また宜しくお願いします!! )




268: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-15 11:20:14


(「ん~、オレもそうは思うけど。でも…」イヴは一旦そこで言葉を切り、相棒と同じようにマジックミラー越しの幹部連中をじろりと睨んだ。こちらから見えはしないが、向こうで漏れた候補生らしい悲鳴に肩を軽く竦める。「お偉いさん達は、情報が取れると思ってるみたいだし?まあ、やるだけやってみよ~よ。」そうして目に見えて不機嫌な様子の相棒に普段通りの軽薄な笑みを向けた後、特殊個体の方へとくるりと向き直った。「あは、無駄な抵抗しない方がいいよ~。オレは別に気にしないけど、ね。」相棒に尽く植物を無力化され、特殊個体は随分とムキになっているらしい。恨めしそうにこちらを睨んでくる視線を笑顔でさらりと受け流し、両手を大きく広げて戯けるように笑ってみせた。あくまでも反抗的な態度のままにつん、と顔を背けた特殊個体にやれやれと言わんばかりの溜息を漏らし、予備動作もなしに─特殊個体の、男にしては少しばかり長い髪を乱暴に引っ掴む。痛い、と抗議の声を上げる特殊個体など素知らぬ振りで「さっき気にしないって言ったけど…人と話す時くらいはさ、人の目ぇ見よっか。」と─大方は普段通り軽薄なように聞こえるものの、何処か酷く冷え切った声で告げながら微笑んでみせ、底冷えした笑顔のまま首を傾げて)

(いえいえ、お待たせしてしまってすみません…!こちらこそ、宜しくお願いします!)

269: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-17 00:06:55



( 此方に向くいつもの相棒の言葉と笑み。「……なら、その餓鬼の相手は引き続き貴様がしろ。少なくとも私より、その軽佻な口の方が向いているだろう。」もう一度、今度は余計に深々と息を吐き出し、気乗りの気の字も見当たらないような淡々とした義務の調子に、ついでと毒も混ぜつつ己も個体の方に目を戻す。個体の睨む視線も何処吹く風、億劫げな欠伸をして相棒が声を掛ける様を見詰めていれば――何処までも反抗的な個体へ、相棒の灸が据えられる。暴走していた時だって、ここまでの鋭く冷たい刃は突き付けられた事は無いのだろう、途端顔を青褪めさせて、固定された身体を小さく縮こめていく。それからは随分と素直に質問に応じている――ように、見えて。どうも己の方は、舐められているのか、それとも何か企みでもあるのか。明らかに意図的に此方を狙う蔓や木の根へ、踏みつけ、腐食、溶解と暇無く対策を取らざるを得なくなり、増す面倒さに眉間の皺も深まっていく。「………おい、イヴ。」どの程度の攻防だったか、木の根に生えた蕾らしきものを踏んだ瞬間飛び散った粘り付く樹液が、己のズボンと白衣を汚した事に舌を打った辺りで相棒の名を呼ぶ。「もういいだろう。“それ”は五分ほど前から同じ話ばかりしている。それ以上の情報は持っていない可能性の方が高い。」――暴走の直前、赤い光を見ただの赤い目に睨まれただの、聞き飽きる程大概の個体が揃って語るものを口にし始めた辺りからループする少年を、片手で虫を払う仕草で鬱陶しがりながらの指摘を。そして、「…それから、あの待機室に高みの見物をしている奴に、いい加減苦言の一つも刺しに行きたいのだが。」面倒さ、億劫さを上回る苛立ちで刺々しく下がっていく声に乗せ、少々手前勝手な理由と共に尋問の終了を再度提案し )


(/ いえいえ、待ってる間もイヴさんとアーネストのあれそれを考える時間と思えば何のそのですよ!折角(?)相棒の枠からはみ出し始めた二人の事ですから尚更!!() )




270: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-17 07:48:06


(「…う~ん、そうだね。」どうやら自身にはすっかり萎縮したらしいが─相棒のことは舐め腐っているのか相棒に標的を絞り、次々と嫌がらせを仕掛ける特殊個体。時折膝の皿をピンヒールの爪先で軽く蹴り上げ─特殊個体が痛みに悲鳴を上げる前ににこり、と柔らかく微笑んでおく。─だが確かに相棒の言う通り、先程から話がループを始めているような気がしなくもない。「だから、それはもう聞いたって…」半ば疲れたように溜息を吐けば、それだけで特殊個体はひっ、と小さく声を上げて縮み上がる─少々灸を据えすぎたらしいが、このくらいの年代にはこれで丁度いいだろう。くあ、と緩く欠伸をしながら相棒の言葉に頷き、「…そうだね~、そうしよっか。」これで尋問終わり、と大きく伸びをしつつ告げた。マジックミラーの向こうから咎めるような視線を感じるものの、素知らぬ顔をしたまま相棒の方へと歩み寄り)

(そう言っていただけると嬉しいです…!そうですね、折角はみ出し始めましたし…!そう言えば運転免許を無事に取得できました!!更に…怪異と人間が協力するタイプの探偵モノも浮かびましたので置くだけ置かせて頂きますね…掴みどころのない言動ばかりするがしゃ髑髏、陣と警視庁の怪異犯罪対策課とかいう窓際部署に飛ばされた若手刑事のお話なんですが…)

271: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-19 12:36:20



( 「……では、待機室に行くぞ。」今度こそ、相棒からは賛成が返される。少々ばかりの疲労も混ぜた溜息を溢しつつ、もう一度だけ、相棒が背を向けた後の個体へ目を遣ってみれば、舌を突き出す姿が見えて。それに一瞬の思案の後、指先に精製した己の血液一滴を的確に、その口元へと弾き飛ばし、「散々餓鬼の遊びに付き合わせてくれた礼だ、取っておけ。」刺々しい皮肉を浴びせた後は、今の行為の子細は伝えぬままに己も相棒同様踵を返して尋問室から退く。――待機室内。無駄足だったと飾り素っ気も無く報告、兼文句を吐き出すと、様子を見ていた候補生達の内一人が抗議を始める。すれば同調の勢いを借りてか他の候補生までもが声を上げ始める。酷いやり方、自分の方が上手くやれる……しかしながらそちらの言葉には反応も殆どせず、精々が微塵の興味も見当たらない無色の視線を数秒流した程度。今苛立ちの目で射抜くのは、此方の睨みもいけ好かない愛想笑いで飄々と流す、ライトグレーの髪をしたやや若い幹部。どうどうと候補生を穏やかに治める姿にも舌を打って、「…個体の拘束不備による危険性が、よもや貴様に解らんとは思えないのだが。どう“あれ”の説明をする、フロスト個体管理課長。」珍しくも敬語など最初から無し、幹部の役職だけを当て擦りに呼んで咎める。“いやあ、この子達が可哀想だと嘆くものですから”などと言葉だけは物腰柔らかに、何処と無く己への気安さも交えて事実かどうかも怪しい理由を話し出し、それに候補生らも味方をして、「……幹部とその予備が揃って公私混同とは、それこそ嘆かわしい事だな。」此方はその様子に辟易と毒を吐き出す。それも効いているのかいないのか、幹部の彼は軽く肩を竦めるのみで相棒の方へと向いて、“お疲れ様です、ご迷惑おかけしましたね”と柔和に笑ったままに、本心とも思えぬ丁寧な労いと謝意を滑らかに掛けて )


(/ ええ!このままこの二人がどこまでいくのかじっくり観察…もとい見守りたいので!!()おお!おめでとう御座います!やりましたね!!ふむふむ…なるほどこれは若手刑事さんが、がしゃ髑髏さんに振り回されつつ成長していくタイプのお話と見ました!!良いですよねぇ、人外×人間のセット……あと個人的にはがしゃ髑髏さんが人に化けた時に“男前”とか“色男”とか呼ばれる類いの姿になるんだろうな…という妄想まで致しました() )




272: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-19 13:07:01


(ふあ、と眠気と退屈の混じった大きな欠伸を一つ、その後の─「…あのさ、お前らって檻の中にいる猛獣のこと可哀想とか言って動物園に抗議する訳?バカじゃないの」至極冷え切った声色で全ての抗議を受け流す。無表情のままポケットから取り出した錠剤を指先の力で軽々と砕き、紙に解けた指にその欠片を乗せて候補生たちの口へと錠剤を流し込んだ。毒だなんだと顔を青くして騒ぎ始める候補生を鼻で笑い、指を再び組み上げた後─「ただのビタミン剤だけど?」栄養足りてないんじゃないの、と─あの特殊個体に苛立っているのか、普段のイヴにしては随分と珍しい皮肉を一つ。幹部から掛けられる、柔和な労いの声にも「あー、はいはい…そういう見え透いてる建前は良いから。じゃ、オレ帰る~。アーネストも…帰るでしょ?」とあまりに気の無い返事を返し、幹部には目もくれぬまま相棒の方をくるりと振り向いて首を傾げた。大きく伸びをしながら左右に身体を動かしつつ、踵を返して尋問室を立ち去ろうと)

(ありがとうございます…!()ええ、無事にやりました!!!()あ、そうですそうです…!二人で組んで怪異絡みの事件を解決していく…といった感じのお話なんです!!人外×人間のコンビっていいですよね…!他にも陣以外にはツンツンしまくりな人嫌いの陣の助手(サトリ)、栄くんだとか…底知れない雰囲気がある、若手刑事の上司である都築さんだとか…あっ、陣は基本的には人間の姿なんです…ただ、がしゃ髑髏の特性上両手が白骨化しているので…常に手袋をしてるんです…!()手袋キャラっていいですよね…!())

273: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-05-19 21:44:42



( やり取りの疲労に溜め息を吐いた所で、先程とは別の意味で騒ぎ出す候補生達と、相棒の紙片がぱらぱら舞い指へ戻る様が丁度視界に入り、した事を概ね理解すれば、その物珍しさに視線はそちらへ囚われる。それからふと、首を傾げた相棒と目が合い、「……そうだな。これ以上此処に長居する理由は無い。」掛けられた声に言葉でも、同じく爪先を出入口に向けた行動にも示して。一歩踏み出した矢先、“イヴ君、アーネスト君”と呼び止める幹部の声がした、次の一瞬。殆ど食い気味に振り返り、自身のポケットから掴み取った細いボールペンに少量血を塗布し、真っ直ぐ幹部目掛けて全力の投擲を。――投げたそれはダーツ宜しく幹部の顔の真横にあるコルクボードに刺さり、そのまま命中箇所を溶かし始めるその洒落にならない様が、相棒以外のその場の全員を沈黙させて。「私にも“これ”にも、貴様のような屑に気安く呼ばせる名は無い。」先程幹部に投げた砕けた苦言はまだ衣を着ていたのだと、今吐き出す地を這う低音と研がれた視線、そして容赦無い攻撃手段が伝えた後。「……帰る。」今度こそと顔を背けて待機室を退いた。「――全く、今日は災難だ。」部屋を出た後にも盛大な舌打ちをして、荒い文句を一つ落としつつも、こびりつく個体の樹液の一部をちゃっかりと採取し研究用の保存容器へ。続けて隣を歩く相棒へと視線を移せば、「……先程の。貴様にしては少々珍しい言動だったな。」自らの攻撃は棚上げ、彼の皮肉に静かな感想を置いた次、「まあ、あの蛆連中に苛立つのは解らんでもないが。…ああ、それとも尋問相手の餓鬼の方か?」的を射ているかどうかは知れないが、ともあれ普段通りの調子で、道中の話の種にそれを選んで言葉を続けて )


(/ あ~良かったです…後は、実践あるのみですかね…()良いですね~テンション上がります…!!微妙に感性違ってて「人はこういうの好きだろう?」とか「これだから妖怪は…!」みたいなやり取りしてる所…目に浮かびます…サトリの栄君はパッと聞きだと猫ちゃん感ありますね…()都築さんは、いざという時半端無く強くて有能そう…!!なるほど!陣さん手袋キャラ!!手袋!良いですよね!具体的には手袋と袖の絶対領域とか…!ドストライクです!! )




274: イヴ・アレクセイ [×]
2024-05-19 22:08:40


(呼び止める声に端から隠す気も無い舌打ちをし、振り返ろうとした時─幹部に向けて放たれた相棒の容赦無い投擲に茶化すような口笛を一つ、すっかり顔を青くして黙り込んだ候補生たちをふん、と鼻で笑っては尋問室の扉を勢い良く閉める。先程の不機嫌さは一体何処へやら─普段通りの軽快なピンヒールの足音を立てて廊下を歩くイヴは、相棒からふと投げ掛けられた言葉に反応し、こてんと緩く首を傾げた。そうだっけ、と少しばかり惚けるような反応を返した後、「ん~…その両方?かな~。」とひどく乾いた笑い声を上げる。「オレさあ、あーいうタイプのヤツが一番キライなんだよね。生意気なガキと、あと─現場のこと考えない、キレイゴトばっかな人権派のヤツ」そこまで言い終わった所であはは、と普段通りに戻った軽薄な笑い声を上げ、再び伸びをしながら大欠伸を一つ)

(ですね…それがまた恐怖なんですが…()そう、そうなんです…!どこか決定的に感性が違うんですよね…それがイイんですよ…!()まあ栄くん、人の心が読めてしまう「サトリ」って妖怪なので…人間嫌いになるのもまあ、分からないでもないと言うか…()自分で作っておきながら中々に強キャラ感ハンパないですよね、都築さん…()他にもですね、陣の友人でどう見ても胡散臭い雑誌記者(「百目」)の國枝さんがいるんです…個人的には國枝が一番性癖モリモリな見た目です…()分かります!!!足の絶対領域も良いですけど、腕の絶対領域も良いですよね!!(圧))

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