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パンドラの箱(〆)/304


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301: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-10-06 22:19:01



( 黙り込んだ己に近付く気配に気付き、不機嫌な視線だけをちらりと流す。そのまま訥々と語られる相棒の過去へ、暫しは口を挟まずじっと聞き入り。「……成る程、事情は把握した。」やがて彼の目が携帯の画面へと落ちていった頃、一言静かに相槌を打ち、「それから、貴様の目が如何に節穴であるのかもよく解った。」続けて深々とした呆れの溜息混じりに棘を刺すついで、自らの膝に頬杖を突いて鋭いその目線を相棒に固定して彼と向き合う。「そこらの虫が宣う下らん不義や不道徳が貴様にあった所で、私からの評価は一切変わらん。そんなものを一々憂うな、時間の無駄だ。」どんな汚点があろうが、それを幾ら知ろうが、“イヴ・アレクセイ”は自身の“相棒”である――毒に塗れながらも揺るがない答えは、アーネスト本人にとっての単なる事実。それ故声音は、実験結果でも伝えるような淡々としたもの。「むしろ幸運だろう、その経験は今の状況に大いに役立つ実例集だ。治験実験において、そういった具体性の高いサンプルは多い程早く研究が進む。」更につらつらと繋げていく言葉は励ましでもない、かといって苛立ちでもない、倫理人道など初めから投げ捨てた研究者の浮わついた熱が弛む唇の端に滲むそれ。そこまで言い切ってから一度息を入れ、「……質問の答えは以上だ。その綿より軽い頭でも理解出来たのなら、もう少しこの接触へ協力的になってほしいものだな。」高々幻滅したか問われただけの一言に何倍もの毒々しい棘を返した終わりにもう一つ皮肉を放り、「それとも何だ、此処に至る前に言った“遠慮も手加減もしない”というのは威勢だけの張りぼてだったか?」最後の最後、相棒の言葉をそっくり真似つつ、はっと嘲笑を鼻で抜かし煽るような物言いで珍しく彼を揶揄して )


(/ いえいえ、此方こそ遅れましてすいません!軍服美人、良いですよね!そこにギャップがあると尚更……私はサイトチラ見してきただけですが、モノトーンの色合いもデザインも素敵ですよね、青薔薇隊…沼るの解りますよ……! )




302: イヴ・アレクセイ [×]
2024-10-07 12:07:18


(相棒から自身に向けられる嘲笑と言葉に一瞬だけきょとん、としたような表情を浮かべた後─唇の端には、普段よりも幾分か色の濃い苦笑いが浮かんでいた。「んも~…」と文句を垂れるような声を漏らしながらガシガシ、と乱暴に頭を引っ掻き回し、自身の髪を乱す。─人が必死に繋ぎ止めているものを、あっさり蹴り飛ばして近付いてくる。こういう男なのだ、"相棒"─アーネストは。すう、と息を整えた後に手を伸ばし、些か乱暴に相棒の後頭部を掴んで自身の方へと引き寄せた。「…口開けて。」普段よりも低く、掠れた甘い声で声を掛けるものの─直ぐ様「まあ、開けなくてもするけどね」と付け足してから相棒の唇を勢い良く塞ぐ。唇の端から漏れ出る空気すら許さない勢いで食らい付き、無理矢理唇を開かせては自身の舌をねじ込んだ。後頭部を掴む指先に自然と力が入り、もう片方の手は相棒の腰へ伸ばし、今度は自身の方ではなく相棒の方へと体重を預ける─二人分の自重が掛かったソファは哀れな音を立てながら歪み、自然と相棒の上へ─つまり、先程とは逆の体勢になる。肉食獣が手負いの獲物を見下ろすような哀れみに満ちた、だがその中には明らかな情愛の炎が燃えている─あらゆる要素を掻き混ぜてどろり、と溶かしたような眼差しで相棒を見つめ、相棒にのしかかるようにして体重を預けて)

(ですよね…!軍服ってどうしてあんなにカッコ良く見えるんでしょうか…後は、そうですね…トンチキな見た目と性格してるのに強いタイプのキャラも好きですね…主人公たちが苦労してやっとこさ一撃入れられるようなボスを、ほんのおふざけで軽々倒しちゃうような感じの…ちなみに…ツイステのクルーウェル先生タイプも大好きです…モノトーンのパキッとした色合いと涼しい顔立ちの色男、いいですよね…)

303: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-10-11 23:27:49



( 普段は飄々として軽薄で、時に憂いを帯びる相棒の表情。笑顔が印象深い其処に浮かぶ唖然や苦みは中々に物珍しく、その変化に機嫌は多少上向いたよう、「……見応えのある間抜け面だな。」先程よりは多少柔らかい音で皮肉を落とす。――ぐっと彼の手で近付けられる互いの距離。甘い声に妙にざわめく心臓が、また眉間に皺を寄せ上げて、「……ああ、」それでも応答に開いた唇は一瞬の内に彼が奪い去った。思わず息を止めた其処にぬるりとしたものが入り込み、己の口腔をその温度で侵していく。…元は己の煽りへの応じ、荒々しいそれを当然拒む事はしない。しかし未だ手のやり場を惑い、半端に浮かせたその間に身体は相棒の掛ける重みのまま傾いて――立場逆転、今度は己が彼の下に。重力に従い顔へと掛かる金糸の奥、赤目と合う夕暮れ混じりの碧眼は、澄んでいるのに深みに絡め取られるような、空を映す底無し沼にも似ていて。「……ん、」その眼差しに声を漏らし、彼が触れた舌から背や腰へ抜けていく淡い痺れに身動ぐ。だが彼とソファーに確りと挟まれた身はそう簡単に動けもしない、只々口の中を侵食するそれに拙く倣い返すだけで精一杯だった。……やがて感情がどうだとか、反応がどうだとか、そんな分析を巡らせる思考さえも食われていくように、白い靄が頭を少しずつ覆って。その隅で酸素不足だと判断を下す両手はやっと彼の背に着陸し、ぐっと服を引いて唇を剥がそうと試みる中、苦しげに鋭く細められた瞳は相棒の炎を移し仄かに溶けて熱を帯び )


(/ 良いですよね!手袋と軍帽も備わると尚の事最高です……私も好きですそういうの!!遊び人や道化師みたいな見た目で全然強そうには見えないのに、いざ自分に攻撃が向くと圧倒出来る強さを持ったキャラ……あっ解りますよ…格好いいというか美形ですよね、クルーウェル先生…私個人としましては今のハロウィンで登場してきたスカリー君に射抜かれておりました… )




304: イヴ・アレクセイ [×]
2024-10-24 01:52:17


……
(自身に喰われまい、と必死に自身の服を引いて抵抗する相棒の姿を甘ったるい眼差しで見下ろした時─仄かな、だが確かに熱情の炎を帯びて溶けた相棒の瞳と、目線がかちりと噛み合う。─その瞬間、妙にぞくぞくとした─例えるなら、獲物を甚振る変態趣味のサイコ・キラーのような─感覚が背筋を走るのが分かった。苦しげに顰められた眉、途切れ途切れの息遣い、自身の服を引く震えた手─その全てが愛おしく、可愛らしく─そして、"もっと虐めたい"。"それ"が、相棒に対するキュートアグレッションであることは─半ば本能的に理解した。大人しく唇を離してやる代わりに相棒の頬を手の甲でするりと撫でた後、更に深く、深く─相棒の口内を侵食する。そんな最中、自身も初めての時は上手く息できなかったなあ、などと頭の片隅でぼんやり呟く自身声が聞こえた気がした。─キスなど数え切れないほどしてきたが、それでも"初めてのキス"の記憶だけは、鮮烈に脳に焼き付いている。柔らかさの欠片もなく、かさついている割には妙に弾力のある、不思議な感触の唇だった。そんなことを考えている内、相棒の腰へと自然に手が伸びる。そのまま腰を抱こうとしたところで─キュートアグレッションに侵食されていた脳が、唐突に理性を取り戻した。腰の寸前まで伸びていた手を途中で引っ込め、慌てて相棒から唇を離す。眉を下げて心配そうな瞳で相棒の顔を覗き込み、問い掛けてみて)
…ご、ごめ~ん…大丈夫?

(お返事遅れてすみません…スカリーくん、いいですよね…!私は以前のイベントのロロも好きですね…クセの塊(オブラート)って感じで…())

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