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パンドラの箱(〆)/304


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自分のトピックを作る
201: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-12-27 22:55:19



( 一通りトーマスの醜態について話し終えた後、立ち上がる相棒を頬杖を突いた体勢で眺める。別段彼の方を見ている必要はなかったものの、他に興味を引くものも無し、歩みに合わせて揺れる尾花色の髪を視線で追っていると、不意に別の人影が複数相棒へと詰め寄ってきた。それに目を鋭く細めて様子を窺えば、何れも此れも見た覚えくらいはある顔、且つその中心は、「……あの小蝿、」先程相棒に情けなく撃退されたあの男。態々取り巻きを作ってのご登場に、思わず呆れた溜め息が漏れる。しかしながら然したる害も無さそうなら、相棒本人も歯牙にもかけない。ならば己も気に留めず、戻ってくる相棒を待つ間に新調した武器の調整に目線を落とす。やがて、席に座る彼の物音と、喧々と責め立てるノイズが連れ立って訪れる。相棒に相手にされないと悟ってか此方に矛先を向ける声もあるが、相棒と同じく視線すらくれてやらず、手元の拳銃に指を滑らせる。――ノイズの内で多少意味を持って聞こえたのは、小蝿が幹部候補生である事と、お偉方の誰かの息子だという話程度。何か言ったらどうだ、と幹部の一人に差された指先へ、ようやっとチラと視線をやる。だがそれはその辺の壁か石でも見るような、関心や興味が微塵たりとも存在しない冷えきった無色さで、「……虫の相手をする気は無い。話をしたいのなら最低限、人間の品性を身に付けろ、蛆ども。」そのまま初対面の大半に向ける、口を動かす事すら億劫がったくぐもり唸る平坦な声を一つ答えに返す。無視からの毒に当然、傲慢な怒りに油を注がれて顔を真っ赤にした彼らが、余計に声を荒げているも外方を向いて小さな欠伸を一つ。それから距離を詰めてくる幹部を避けるついでに椅子を立ちつつ、目は相棒へ。「……イヴ。」今度はきちんと人を――“相棒”を認識した、面倒そうながらも感情の色が付いた瞳で、「私は少し射撃場に行ってくるが、貴様はどうする。」腰に納め直した武器に指先を置き、“試し撃ち”の口実を示す裏で、先程から鬱陶しい七光りの候補生とその腰巾着を退けたい本音を、もう一度だけ彼らにくれた一瞥と溜め息に織り込んで相棒に問い掛け )


(/本当に…どうか…()ええ、だいぶ重傷でした…まあでもこいつ、その後個体の爆破能力を参考に、爆薬の薬性血液を研究&完成させてる程度には強かなので、心配とかは特に必要無いです()解って頂けて幸いです!!!これからもガンガンこの感じでいかせてもらいますよ、アーネスト!!()でっかわいい!!()しかも割りと筋肉質なんですね旭さん…目の前に無言で立たれたら飛び退いちゃいますね…()ふふ、旭さんグレた過去はありますが、何にしろ今は仲良さそうで何よりですね、鮫島親子…もっと仲良くしていておくれ()見た人から話も聞けませんもんね…廃人になっちゃうから…()呪霊とどっこいの怖さですね…思わず息止まっちゃいそう…()おっ良い男の子!私も色気あるお顔立ち性癖なので無問題ですね!!気怠そうで色っぽい子…面倒がりなのにペット可愛がってるの良いですね…可愛い…本人も映画の登場人物みたいな雰囲気あるのに、操る側の術式なのも最高ですね!!
さて、時にアーネスト達の方の事なんですが…アーネストのお家訪問も無事(?)終わったようなので、ちょこっと展開のご相談時かなと思うのですが…何かしたい場面やシチュ、取らせたいor取ってほしい行動とか…あ、シリアスやコメディとかざっくりした方向性とか、なんなら性癖とかでも…()えっととりあえず…この二人でしたい事あります…? )




202: イヴ・アレクセイ [×]
2023-12-28 07:44:20


(「ん~…どうしよ。オレも行こっかなあ。」後ろで騒ぐ幹部達の声など耳に入っていないかのように、イヴは呑気な声を上げた。よっこいしょ、などと声を上げ、自席から立ち上がったところで─散々無視され続けてご立腹らしい男が逃げるのかよ、と勝ち誇った傲慢な声をその背に投げる。その声が合図だったかのように、イヴの動きがぴたりと止まった。そして億劫そうに男の方を振り向いた眼差しは─先程よりも冷え切った、視界に入った全てを凍りつかせるような絶対零度の眼差し。表情からも一切の感情が抜け落ち、精巧な彫刻のようなそれに怯える男にイヴは─「勘違いすんなよ。逃げるんじゃない、興味が無いだけだ。……お前みたいな雑魚、一瞬で変死体にだって出来るんだからな?」恐ろしい程無表情なのに声だけはいつもの軽薄で、明朗な─普段相棒に向けられている声。言葉尻すらも平常通りの明るさを纏っていると言うのに─酷く乾いた雰囲気のあるものだった。男だけでなく幹部達がひっ、と微かな悲鳴を上げて黙り込むのを冷たく眺め、イヴはくるりと踵を返して相棒の方へ歩み寄る。「アーネスト~、早く行こーよ。」相棒の側に並び立つ時には冷え切った空気は疾うの昔に消え失せ、明るく呑気な雰囲気に戻っていて)

(ええ…良く言い聞かせときますね…()あっ強か!!そんなところも好き!!!()了解です!!覚悟するんだよイヴ!!!()でっかわいいんだって…分かります…こんな人が無言でぬっと目の前に現れたりしたら悲鳴上げちゃいますね…()ええ、旭くんは中学まで目があったやつ全員殴る、みたいなドヤンキーだったんですが…高専に入学する時にもう美夜子さんに迷惑掛けないように行動と一人称、言葉遣いの矯正まで自力でした良い子なので!!!()美夜子さんも旭くんのこと大好きですし、小学校の頃なんて旭くんを除け者にしてたクラスの子供に向かって術式使ってましたから…()鮫島親子は…まあ、とても仲良しなんです()ですね…試しに見せて!も出来ませんし…()黒い蝶が隣の子の目から湧き出すのなんて下手な呪霊より恐怖ですよ…()同志!!本人がビジュ系バンド寄りのセクシーな感じなので、ペットのお名前は可愛い感じが良いな~、と…こんなセクシーな男の子のペットのお名前なのに…おはぎときなこですよ!?()洋画っぽい言い回しを良くするのも個人的に真澄くんの好きポイントですね…()うーん…シリアス…?()ざっくり過ぎてすみません…())

203: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-12-29 18:27:42



( そうか、と相棒の答えに相槌を返せば、彼が立ち上がり隣に来る事を当たり前に待つ。いざ二人並んで数歩、背後から嗤う男の声。己は体力の無駄と無視を決めてもう一歩進んだが、隣の彼は違ったよう。相棒が立ち止まり、男の方を振り返る直前に窺ったその眼差しも表情も、全身を締め上げ凍てつかせる冬の茨の如き温度で――「……態々虎の尾を踏むなど、愚かしいにも程があるな。」己も顔だけは同じ方向に振り返った先。相棒の言葉で、喉に氷塊でも詰まらせたように声一つ出せなくなった男らに、また淡々と、少しの呆れを混ぜた呟きを溢す。そうしている内、此方に並び直す彼はいつもの軽さ。間延びした催促に返事をする前、最後にもう一度だけ男と幹部の様子に無機質な一瞥をくれて、そして一瞬の間にそれを背ければ、「…ああ。」もう置物同然の連中を視界から追いやって相棒と歩き出す。――ロビーから通路へ。騒ぎをすっかり遠ざけた事で顔付きから多少険が抜け落ちる。「……羽虫が増える時期になったな。」目的地に着くまでの世間話のついで、先程の連中や、道中ちらほら相棒に向けられている、擦れ違う新任職員達の視線を話題に言葉を傾ける。「…あの蛆どもと同じ知能ばかりではないといいが。」つい、と斜向かいに髪越しの目を流した先、相棒を遠目に覗いていた職員二人組が己に気付いて顔を逸らした事に面倒そうな低い溜め息を吐きつつ、ぼやきを落として )



(/ お願いします…()良いでしょう!普段は無気力・無関心・無頓着の、怠惰三拍子揃ったアーネストですが、窮地では獣みたいなしぶとさと荒々しさを、その後は敵からのダメージすら薬作りの研究に取り込んじゃう強かさ見せてくれるんですよ…(性癖)宜しくお願いしますねイヴさん!!()でも悲鳴上げたら困らせちゃいそうですね、旭さんの事……めっちゃ良い子!というか、自力で直せるのとっても偉いね…凄い…()ちょ、美夜子さん!!えっ…それクラスの子大丈夫でした…?主に命とか…()何か含みがある気もしますが…まあ、仲良き事は宜しい事です!!()仮に頼めたとしても、試しだけで廃人になりそう……()何回見ても慣れなさそう…目から無数の蝶々とか無反応でいられる自信が無い…()良いですね…普段艶っぽさのある子の口から「きなこ」「おはぎ」って可愛いお名前が出てくるギャップ…とても良い…()解りますよ!芝居掛かった口調とか、映画のジョークみたいな言い回しとか、その…美しいというか、格好良いというか…とにかく素晴らしいですよね…()
シリアスですね!大丈夫ですよ!とはいえ私もあまり具体的な展開とかはあまり無く…ふわふわとしたものや言わせてみたい台詞とかは色々あるんですけどね…()仕事中、互いの名前呼ぶだけで何をしたいかor何をしてほしいか察する二人とか、一方を吹き飛ばして得意になる敵とかに対して「貴様(お前)程度にやられる訳が無いだろう。アレは私(オレ)の相棒だぞ?」とか……後は病み、ないし闇を見せられてもアーネストが「その程度がどうした。」って迷わずイヴさんの手を取りに行くシチュとか……二人揃ってボロボロにやられるピンチで、アーネストがイヴさんに切り札を託すのと、今度はアーネストからイヴさんの唇に意図的に自分の血(無論痛み止めや解毒剤みたいな回復薬的なアレ)でルージュを引くのとか…()シリアスなら仕事でのピンチかバディ解散の危機とか、後は第三勢力の介入とか、その辺りでしょうかね…う~ん… )




204: イヴ・アレクセイ [×]
2023-12-30 22:15:00


(「…ははっ、だね~」イヴは相棒の発した言葉に釣られてその職員たちへ顔を向け、ひどく乾いた笑い声を漏らす。─そうこうしている内に射撃場へと到着し、手入れされた自身の思念誘導式ハンドガンを取り出した。射撃訓練用に思念誘導機能をオフにし、慣れた調子で撃鉄を上げる。そのまま的を見もせずに─「久々だけどいけるかな~」などと呑気に宣いながら引き金を何度か引いた。反動で小さく腕が跳ねるが、放たれた弾丸は寸分違わず的の中心を次々に撃ち抜いていく。─流石と言うべきか─隣で訓練していた職員達から感嘆の声が漏れ、流石射撃場の最高記録保持者だ、と感心するような声も漏れ聞こえて来た。イヴも満更でない様子を見せ、相棒の方を何処と無く誇らしげに振り返り─「あ、思ったよりいけたかも。どう?アーネスト~」と呑気に笑う。)

(あっその性癖シュキィ……(絶命の音)宜しくねイヴ!!!()あっ、大丈夫です…本人も悲鳴上げられるのは慣れてるので…「ああ、またか」くらいの感覚だと…()良い人なんですよ…よっぽど追い込まれない限りは「私」と敬語を維持してくれますし…()勿論大丈夫ですよ…!!!きっと…!!擦り傷を意図的に作って飛ばすくらいなので…()鮫島家、美夜子さんの4歳上の旦那さんは一般人なんですよ…とても仲の良いご家族です!!()ですね…嫌いなやつに向けて試してもらう、とか…?()ですです…しかも出方が進化しちゃって余計に怖く…左目の眼球が露出する形で顔の左半分を覆う→眼球が凄い速度で一回転する→白目の部分がじわじわと黒く染まる→瞳孔だけでなく黒くなったところから黒い蝶が無数に湧き出してくる()ですからね…()良いですよね…!?セクシーな子が「…そういえば、うちのおはぎが…ああ、おはぎって犬の名前ね」とか言おうものならギャップ萌えで卒倒ですよ…()分かっていただけて最高です…喋りの節々にアメリカンジョーク混ぜてるんかお前みたいな喋り方が好きなんです…()あっ相棒信頼マウント好き…「オレだけ潰して勝った気になってんじゃねえよ。…相棒が、まだ残ってるんだけど?」みたいなの好き…())

205: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2023-12-31 19:09:11



( 普段通りのやり取りの後、到着した射撃場。先手を取った相棒から、壁まで退き寄りかかって、その行動の邪魔にならない位置に移る。其処から見えた彼の放つ弾丸は、適当そうに見える射撃体勢とは裏腹に、その全てが的の中心に穴を空けていく。「……ああ、」機関随一の腕は伊達じゃない。そんな周りからの今更ながらの相棒の正当な評価に、多少は機嫌を良くした様子、当然とばかりにふんと鼻を鳴らす。「確かに、点を取る腕は錆びていないようだな。結構な事だ。」振り返った相棒への称賛の言葉こそ捻けてはいたが、気分は隠せず口の端が少しばかり吊っていた。「…さて、」では己も、口実上だが一応は本来の目的を果たしに、のっそり億劫げに壁から身体を起こす。取り出した武器はライフルに姿を変えさせ、構えを取った直後――間髪入れずに連続で五発。それから拳銃形態に戻して数発。その銃弾達は相棒ほど的のど真ん中には当たらず、点は入っていない――ように見えて。無論些かのズレこそあるが、人型をしたそれの脚の付け根、両肩、喉元、脳天と確実に“獲物”を無力化し仕留める順番で撃ち抜いている。「……ん、」容赦の無いそれの後で、微かに眉を動かして、「拳銃の連射性能が落ちているな。」渋く不機嫌そうな顔で構えたままの武器を睨み、小さな舌打ちを溢す。「おいイヴ、貴様の武器を少し――」変形の参考にさせろ、と片手と視線を向ける直前、機関中に鳴り響いたサイレンに今度は目一杯に眉間に皺を寄せて )


(/ あわわ生き返って下さいませ!!()でも素敵でしょう!呼吸すら面倒そうに見えて、“生”に対してバッチバチに執着してるんですよアーネスト!!(性癖その2)何と言いますか…それはそれで申し訳無いですね…()ちょっと短気なだけ()で、基本的に良い人ですよね、旭さん…一緒に映画談義したい…()まあ、擦り傷ならセーフ…?仲良しならそれが一番ですね!こうなってくると旦那さんもめっちゃ良い人そう…()まあ、それなら…?倫理的にアウトにならないなら…?嫌いな相手にお試ししてもらうのもアリかも…()そんなん見たら腰抜かして後退りますよ。どんだけ歴戦の呪術師だろうとビビりますって()しかもペットのお名前呼ぶ瞬間にめちゃくちゃ柔らかい微笑みになってくれたら心臓止まりますね…()好ーきーでーすー!ちょっと皮肉っぽいのとかお互いの間で通じるブラックジョークみたいな言い回し!堪らんですよね…()良いですよね相棒信頼マウント!!不敵な笑みで余裕そうに言ってくれると尚良し…!そしてその信頼に行動で応える相棒…!最高ですよね!!!折角なんで、これをシリアスにかこつけて本編に盛ってしまっても宜しいです…?敵とか全然何にも決めてないんですけど…()それと創作色々のお話ついでに私からも一つ…イヴさんとアーネストのお話の盛り上げ用にモブ考えてたら、カニバ嗜好の紳士とかいうグロ必至な危ねぇ濃いヤツが出来てしまって持て余してるんですよね…何なんお前…何処にも出せんよ…() )




206: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-01 09:35:43


(「でしょ?」イヴは相棒からの珍しい褒め言葉に気を良くしたのか、先程よりも更に誇らしげな表情を浮かべてみせる。そうして自身に続き、相棒も変形させた銃火器の引き金を引いた。─自身とは射撃のスタイルこそ違うが、自身と同じく的確に、"獲物"を確実に仕留める箇所に弾丸を撃ち込む様は─何処か優秀な"猟犬"にでも似ている気がする射撃に、心の底からの感嘆の声と拍手を送る。「さっすがアーネスト~!」─と、相棒は手元の銃火器を見つめて舌打ちを溢した。あれ程精密な射撃をしておいて、何やら気に食わないところでもあったらしい。いいよ、と軽く返答をして自身のハンドガンを相棒に向けて放り投げようとした時─けたたましいサイレンの音がイヴの耳を劈いた。「うるさっ!」と小さく悪態を吐き、左肩で耳を塞ぎながら─相棒と同じく、眉間にぎゅう、と不機嫌な皺を寄せる。苛立ち満載の舌打ち混じりに蹴り出したピンヒールの爪先が射撃場の石造りの床を蹴り、カツンと甲高い音を立てる。「…行こっか~」声色も表情もあからさまに嫌そうではあったが、言葉ではそう相棒に声を掛けて)

(ハッ!!危なかった……あやうく三途の川を渡ってしまうところでした…()ありがとう夢を食べるうちの創作異形頭さん…()アッ!!!シュキ……そういう面倒そうな人が"生"に執着してるのダイスキ…ダイスキ…()ええ!!ちょっと短気()なだけで、良い人ではあります!!映画談義となると旭くん、生粋のホラー・スプラッタ映画マニアなので…あっ、ちなみに彼が好きなのはヘルレイザー、SAW2、ミッドサマーです()セーフですよセーフ(震え声)ええ!!ええ!!旦那さんすっごく良い人ですよ!!おっとりしていて奥さんと息子が大好きな、良い旦那さんです!!ちなみに出会いのきっかけは…美夜子さんに守ってもらった旦那さんの一目惚れです()まあ本人はあんまり誰に向けて打つとか気にしないので…大丈夫なんじゃないですかね…知りませんけど…()…逆にこれでビビらない人って居るんです?()あ゛っ゛!!!好きなやつだ!!!普段は無表情だと尚良し!!!()あっ、それですそれ…洋画の言い回しって何であんなにカッコいいんですかね…?()最゛高゛で゛す゛!!!(爆音)良いじゃないですかカニバ嗜好の紳士様!!うちにも人の夢にしか興奮しない蓄音機頭の変態サイコ紳士だとか、普段は常識人だけど聖書と聖歌が切れると手が付けられなくなるくらい大暴れする狂信者とか、付けてる仮面の表情によって人格変わるシリアルキラーとか色々いるので大丈夫です!!())

207: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-02 19:11:00



( 不快感を掻き立てるサイレンは相棒の眉間にも皺を作らせる。何度か繰り返し響いたそれが一旦落ち着いた所で、スピーカー方向に逸れていた目を相棒へと向ければ、嫌々ながらの声が掛かった。「……面倒だ。」と、そう口先だけは互いの心境の代弁に文句を呟くが、報せに居合わせてしまった以上は致し方無し、掛けられた促しへの肯定代わり、この場の出入り口へと踵を返して歩き出す。――管理室にて、上司の小言は全て無反応で流し、オペレーターから必要な事だけを聞き込んだ後に仕事の支度を行いつつ、得た情報を整理する。場所は少々離れた地区の倉庫、個体は比較的若い男性、その能力は――多岐に分かれた能力に溢れるこの世にはかえって珍しい、物体を動かすばかりの能力。所謂、サイコキネシスだ。「……随分とまた、原始的な個体が出たな。」酷く億劫な足取りの通路途中、仕事への嫌悪を吐くついでに、まだ見ぬ個体に悪態を投げつける。そのまま外へと出て駐車場まで来た数歩後、不意に足を止めて彼を呼ぶ。「イヴ、」特別立った理由は存在しない、ただ何となく、ざわつく違和に似た気が向いただけだったが、「……此方で行くか?」指先に掛けてポケットから引き上げた己の車のキーを、互いの顔の間辺りに垂らし掲げて、相棒に現場までの足の選択を問い )


(/ 良かった…!私からも有り難う御座います異形頭さん…!()そうでしょう!私も大好きなんですこのギャップ!!()映画タイトル調べてみましたが…確かにスプラッタ&ホラー…大丈夫かしら…付いていけるかな…?とりあえず一緒に観るくらいは出来ますかね…?()よしならセーフで!!()やだ旦那さん素敵…!一目惚れならアプローチとか頑張ったのでしょうか…?良いですね…守られての一目惚れとかロマンチック…()鶴原さん本人が良いなら良いですかね、まあ…()余程の場数踏んでるか同系統の呪術師さんならワンチャンビビらないかも…?()そう!それ!!無表情さんが好きな事話す時にふわって笑うの…!ストライクど真ん中なんです…!!()ねえ…格好良すぎて腰砕けちゃいますよね…()で゛す゛よ゛ね゛ぇ!!(爆音)思いの外個性豊か()な方たくさんいらっしゃった…!なら大丈夫そうですね…!性癖に従って、ピアスもタトゥーもバチバチなギザ歯のクズ顔を、紳士の外面と服装で隠してるヤツになったんですけど…!もし良ければ此方にお披露目しても…!?() )




208: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-03 08:45:37


(嫌々ながらも一応は到着した管理室でオペレーターの話を相棒以上に聞き流し、苛立ちを剥き出した足取りで駐車場に着いた後─相棒から車で行くか、との声が掛かった。ふとそちらに顔を向けると、相棒の車のキーが自身と相棒それぞれの目前にある。答える前に駐車場の端に停めてある自身の愛車にちらり、と目を遣るものの─今日も美しい赤の車体をした彼女、"カレラ"はなんだか走りたく無さそうにしている気がして、相棒の言葉にこくりと頷いた。「ん、良いよ。…それに~、今日はカレラも走りたくなさそうだし」いつも通りの軽薄な笑みを浮かべたまま相棒の車─全体的に丸っこく、何処となく小動物を思わせるような可愛らしいフォルムをしたそれ─の助手席にさっさと乗り込み、少し短めのシートベルトをきちんと締める。有事に備えて持ってきた鞄の中から武器─思念誘導式ハンドガンを取り出し、先程まで切っていた思念誘導機能の電源を入れた。「アーネストの車乗るの、なんか久しぶりな気がする~」と呑気な声を上げては、相棒らしく飾り気のない、車内のシンプルかつ機能性の高そうな内装を眺めていて)

(良かった良かった…()ギャップって良いですよね…最早反則ですよね…顔がいいと特に…()ミ、ミッドサマーとかはそんなにジャンプスケア要素ない()ので…大丈夫ですよ多分…(震え声)…うん?なんだって?最近はヘレディタリーも好き?()他にも武器人間、ポゼッサー?随分マニアックなの好きだね君!!()セーフです!!(確定)恐らく頑張ったと思いますよ…なにせ美夜子さん、旦那さんの4歳下ですからね…旦那さんが20代前半のときなんかまだ学生ですよ()ちなみに旦那さんは元々呪霊が見える"窓"の方で…襲われそうになったところを美夜子さんに助けてもらったんです…ロマンチックですよね()呪霊の血とか体液とかでドロドロだけど()鶴原くん本人は…気にしないので…まあオッケーということで…()同系統…同系統…?()そんなにヤバい呪術師いますかね…?場数踏んでるとなると五条先生とか…?()分゛か゛り゛ま゛す゛!!!無表情の子が笑った時なんて軽率に呼吸停止しちゃいますよ()分かります…洋画最高…ワイルドスピードみたいなアクションものは特に…()まああの映画ほとんどハゲしか居ませんけど…()ええ!!個性の宝庫()です!!どうぞどうぞ!!寧ろ見せてください!!うちの子も見せます!!(誰得)コイツら、ロンドン郊外の立派なお屋敷にシェアハウスしてるんですよ…怖すぎませんか…?()

・人の夢にしか興奮しない蓄音機頭の変態サイコ紳士
通称『夢喰い男』
ウィリアム・レッドライグ

本来、人間ならば頭部のある箇所がヴィンテージ物の蓄音機に置き換わっている。服装は上質な素材の黒いスリーピーススーツに身を包んでおり、首元のネクタイから足元の革靴に至るまで一切の隙が無い紳士。黒檀と銀で作られた仕込みステッキを常に携帯しており、有事の際にはそれで交戦することもある。

性格は物腰柔らかで穏やか、振る舞いは立派な紳士然としているが─実際のところ、見事なまでの人格破綻者。紳士精神を持ち合わせながらも目障りな人間は羽虫のようにあっさりと潰し、それに対する一欠片の罪悪感も良心の呵責も、生まれつき持っては居ない。

主食は人間の夢、特に悪夢。巷で『夢喰い男事件』と騒がれる連続殺人事件の犯人。頭部の蓄音機には流れる音楽を聞いた者の眠気を誘う効果があり、人間を路地裏に連れ込んでは眠らせ、その夢を喰らっている。良質な悪夢を喰らえた日には酷く興奮し、普段よりも饒舌になる─らしい。逆に質の悪い夢を喰らった日には酷く落ち込む。

・普段は常識人だけど聖書と聖歌が切れると手が付けられなくなるくらい大暴れする狂信者
『番犬』
ヴォルグ

ホワイトグレーの髪を耳元辺りで切り揃え、前髪を流したミディアムヘア。瞳は夜闇に良く冴える美しい金色で、病的に青白い肌をした─何処か薄幸そうな美しい顔立ちの持ち主。服装は白いシャツに黒のベストを着込み、首元には良く手入れされた金のロザリオが輝いている。下はスラックスに革靴を履き、右手には常に聖書を持ち歩く。

性格は物静かで大人びており、他人に対して声を荒げることなど滅多に無い。─が、それは聖書と聖歌が彼の正気を保っている間だけ。一定時間聖書と聖歌の欠落した環境に置かれると自我を無くし、彼の崇める"神"の為に目に映る全てを壊す狂信者と成り果てる。

普段は屋敷の書斎に一日中籠もり、聖書を読み耽っている。どうしても外に出なければならない際は聖歌のみが入った音楽プレイヤーと文庫本サイズの聖書を携帯し、自我を失わないよう対策しているらしい。彼曰く─『聖書と聖歌だけが─私の正気を証明している。コレがある限り私は─何をしようが、どうしようもなく正気なのですよ』とのこと。

・付けてる仮面の表情によって人格変わるシリアルキラー

『気分屋』
イノ

本来、人間ならば頭部のある箇所が無数の、舞踏会で使われるような豪奢な仮面に置き換わっている。服装は胸元に白いクラバット、あらゆる箇所に金糸で繊細な刺繍が施された上下の衣服─と中世ヨーロッパの貴族風。腰には装飾の施された鞘に包まれたレイピアを携帯しており、剣術の腕前は中々のもの。

性格は少々高飛車で傲慢な面があるが、それは世間知らずから来る純粋無垢なものであるためか─屋敷に住む者たちは一切気にしていない。仮面の表情によってコロコロと感情が変わるため、扱いにくい存在。

主食は人間の感情、特に負の感情が好物。仮面の表情によって人格の変わるシリアルキラーであり、新鮮な"感情"の為に人間を殺害する。一度新鮮な感情を補充すると暫くはエネルギーが切れない為、殺害ごとに一定期間が空く。美しいものをこよなく愛しており、自我を無くして暴れるヴォルグの姿がこの世で最も美しいものであると考えている─らしい。)

209: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-04 19:33:28



( 相棒が頷いたのを見て一旦キーを下ろし、彼が愛車を人のように扱う発言には不可解さ可笑しさを半々にした鼻の音を返した。それから持ち主の己と同様に真っ黒な、ころり丸こい車へ乗り込んで、慣れた動作でエンジンを吹かす。「…実際、貴様が乗るのは久しいからな。」運転操作の隙間潰し、相棒の能天気な声に言葉を返した後、「……まあ、そもそも。これに乗るような奇特な人間は貴様ぐらいだが。」フッと微かな笑いを籠めて、貶しか褒め言葉かどっち付かずな注釈もついでに足しておく。――危なげが無い代わり、今が仕事現場への移動中であるという緊急性も感じられない、落ち着いたハンドルとアクセル捌きでのドライブの後。目的地の倉庫がある港、その駐車場の一角に車を停める。倉庫自体は幾つか連なっているようで、さてどれが“当たり”かと視線を巡らせかけた直後――ガシャン、と遠目に窓が割れて何かしら物が飛び出してきた一棟が窺えて、一つ手間が省けた模様。「……彼処か。」何度だろうと、何年経とうと、仕事への面倒の極まりなさで身体が重くなる感覚に顰めた溜め息を吐きながら、「この前のような失態はしてくれるなよ、イヴ。」呆れの注意、苦い叱責――その内側に、ほんの僅か一雫、どれともつかない情を包んだ言葉を相棒に投げやった後、今度は何か崩れる騒音を響かせている現場へと向かって )


(/ ええ…顔の良さが余計にギャップを引き立てるんですよね…美形のギャップ万歳!()それはつまりじわじわ怖いとか狂気がゆっくり迫ってくる的な事では()わあ…サイコもカルトもたっぷりなコアな映画三昧…私付いていける自信無くなってきましたね…()…まあ、愛さえあれば!4歳くらいの違いなら何とか!!()ほうほう…ロマンチックが急にスプラッタ…まあほら…惚れたらそのくらいはおめめ瞑れますよ()じゃあオッケーで!()げ、幻覚系とか虫媒介にする術師とか…?()確かに五条先生は大概の事では驚かなそうですね…というか先生組は割と平気そう…?()ええ私も心停止しますね!無表情っ子の笑顔の威力はミサイル並なんで!!()ハゲ言わないであげて…でも解ります、洋画のアクション良いですよね!私個人ならダイハードとか好きですね()わあ…!クラシックが似合いそうな中世ヨーロッパな雰囲気の方々!立派なお屋敷あるなーって覗いてウィリアムさんやイノさんと目(?)があったら色々な意味で終わりを覚悟しますね…だからといってヴォルグさんでも…危険は拭えないんですが…でも異形頭…良い…()では私もカニバ紳士クズ()お披露目しますね!此方、モチーフをシャチにした事で余計に物騒感増しましたヴィンセントです!()

Name…ヴィンセント・フロスト
Old/Height …33歳/190センチ
Looks…すらっと引き締まった体つき。桜鼠色に似たライトグレーの、艶やかなストレートヘア。右に流した長めの前髪に、肩下に毛先を切り揃えた細い黒リボン付きの耳隠しハーフアップ。鋭く吊り上がってはいるが、常に瞳が窺えない程にっこり細めて和やかさを醸す切れ長の目。端に黒子を一つ携えた、大きいながらも品良く微笑みを湛える唇。服装にはブラウンベストのスーツ、白のロングジャケット、絹製の薄い黒手袋、大柄の黒縁丸眼鏡、ほんのり香る甘いコロン…と全体的には“穏やか美人の紳士”然とした佇まい。――しかしその奥には、仄昏い紫紺の瞳と、ずらり揃った肉を引き裂く棘歯。秘めた右目元と左手の甲のトライバルタトゥー、滅多に見せない口腔にセンタータンとスクランパーピアス、髪の内の項には横二対のネイプピアス、隙間無くホールを開けて飾り立てた両耳。コロンの香に潜む煙草と血の匂い…隠された箇所を覗けば覗くほど、“顔の良いクズ”という本性が露になる。

Personality…丁寧な言葉遣い、物腰柔らかな態度に上品な所作、友好的で相手を気遣う物言いと、一見すれば“人畜無害そうな紳士”。しかし能力の影響か生来か、基本的に「人間は食物である」という感覚、思考が根付いているのに加えて、“食物”を美味と感じる嗜好性、「苦痛に追い込まれて歪む顔がそそる」という嗜虐性も色濃い生粋の捕食者気質。…とはいえ場を弁える思慮と分別、人を誑かし利用する狡猾さもあるので、普段本性が露呈する事は無く、バレた人間以外の前では理性的且つ協調的。

Others…機関上層部の血縁者で、幹部の一人。普段の品行方正さ、優しく穏やかな言動、真面目で優秀な仕事ぶりが相俟って、幹部の内では比較的人気のある人物。だが大人しめの外見も優しい振る舞いも、“そうしている方が周囲の信用を得やすい”という計算の下にある外面で、本来は口調も仕草も結構乱暴。加えて、口寂しさや空腹感の紛らわしから煙草を始め、今ではすっかりハマったヘビースモーカー。身体の構造も能力に合わせて変質しており、人間以外が栄養になる事は殆ど無いが、普段は人らしい食事の方が多い。理由としては「自分が興味ある人間相手にしか食欲は湧かない」為の、「煙草と同じ一時の埋め合わせ」と、「あとは嗜好品的な扱い」との事。本性諸々がバレた相手からは“オルカ”と渾名される事が多い。


異能力『カーニヴォラス・レコーダー』
経口摂取した対象の異能力を使う事が出来る能力。涙や唾液の一雫、本体から切り離された髪一本、爪の一欠片の摂取でも発動可能だが、肉体から離れた箇所である程、より多く摂取しなければコピーした大本よりも大幅に弱体化する。逆に、能力を複写する際、生命に深く関わる箇所(喉、胸、腹等の血や肉)から直接摂取を行うと、写す能力と寸分違わない性能を持てる他、能力元の人間の感情や記憶の一部も写し取る事がある。尚、本人は好まないが、屍からの摂取でも発動可。 )




210: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-04 21:10:00


(相棒の毒とも何とも取れない言葉に、イヴは乾いた笑い声を上げる。「…あはは、そう?ま、アーネスト人のこと乗せなさそうだよね~」と言いながらぼんやりと車窓の風景を眺め、目的地である倉庫前の駐車場に相棒の車が停車した後─ガシャン、とガラスの割れるけたたましい音が耳に届いて、イヴの目線は自然、そちらへと動いた。面倒そうにこっそりと溜息を吐いて車を降り、凝り固まった肩をゴキゴキと鳴らしながら相棒を追って現場へと向かう。鞄から取り出した月光の電源を入れ、相棒には当たらないよう気を付けつつ何度か振り回しながら─左手の小指と薬指の先端を紙片化し、弾丸に再構成した後思念誘導式ハンドガンへと手慣れた動きで装填した。「入るよ~」無意味だとは分かっているが一応声を掛けつつ、扉を足で乱暴に蹴り開ける。中に居た特殊個体は彼ら特有の─良く聞き取れない不明瞭な叫び声を上げながら、侵入者であるイヴとアーネストに向けて能力を使用した。中身の何やら分からない段ボールに錆びた金属の部品─と、様々な代物が主にイヴ目掛けて飛んでくる。それを月光で淡々と切り捨て、イヴはその特殊個体へと距離を詰めて行き)

(です!!!()ま、まあそういうことになりますね…()ミッドサマーはホラー映画にありがちな夜の恐怖じゃなくて、明るくて爽やかな朝日の中にある恐怖ですからね…()旭くんマニアックなの好きなんですよ…武器人間とかポゼッサーなんて最たる例ですね…あ、でも武器人間は個人的にモスキートとジャパンヘッドのデザインが好きです!!モスキートくんはスマートで、ジャパンヘッドくんは豪快でワイルドなデザインというか…()ええ!!愛さえあれば大丈夫ですね!!きっと!!()ま、まあ守った結果なので…仕方ないのでは()幻覚系ですか…原作には多分いませんね…()驚いてくれそうなのは…うーん…歌姫さんくらいですかね…?むしろ五条先生って何見たら驚くんです…?()分かります!!無表情の子が笑おうものなら地球滅亡ものですね!!()あ~…分かる気がします!!トップガンとか良いですよね!!()イ、イノはまだ気分によっては人殺さないこともあるので…(震え声)ヴォルグも聖書持たせて聖歌聞かせておけば常識人ですし…(震え声)異形頭良いですよね…性癖なんです異形頭さん…()ワ…ワァァ…(ちいかわ)コワイ…ケドシュキ…ゴチソウサマデス…())

211: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-07 10:58:46



( 相棒同様、武器にマガジンを差し込みつつ現場に入る。そこにはある種いつもの通り、威嚇するように唸る個体の姿。此方に気が付くや否や浮かせ飛ばしてきた倉庫のガラクタ達を、少しばかり億劫そうな動作で持ち上げた己の武器――今は散弾銃に、溶解性の血液弾で、クレー射撃宜しく撃ち抜いていく。ペイント弾状の柔いそれが当たり、被弾箇所から瞬く間に溶け落ちていく様を一々確認する事も無く、普段の仕事と同じに己は物陰へと隠れ、またライフルに変えたそれで相棒の援護を。何の躓きも起こらず順調に見えた――刹那。個体が再度叫び声を上げ、その側に破けて散らばっていた土嚢だか砂嚢らしき物の中身を、能力で勢い良く巻き上げる。個体を中心に広がったその砂塵は辺りの景色を覆い、手を伸ばした先が辛うじて見える程度の不明瞭さまで視界を狭められる。「……獣の癖に、小賢しい。」思わず舌を打ったその微かな音に反応するように、空を切って己を狙う物体達を、今度は視認出来る距離の近さから拳銃に切り替えて迎撃。それからバレてしまった居場所を変えるべく、その場からじわじわ移動を開始しつつ、個体と相棒の立ち位置を見付けるべく、見え辛い事この上無い倉庫内に目を巡らせて )


(/ わあ…やっぱり…()爽やかな中の恐怖とか頭バグっちゃいそうです…()そっかあ…でも好きなものの事語ってる旭さん生き生きしてそうで良いですね!ほうほう…ちょっと調べて参りましたよ。成る程確かに気持ちいいくらい豪快ですねジャパンベッド君!モスキート君は…こう、そこはかとなくペスト医師っぽさあって私も好みかもしれません()ええ!大丈夫です!!()むしろ守ってくれた美夜子さんの格好良さと美しさ引き上げてたでしょうから、多少のスプラッタくらいは…()私も思い付きませんね…歌姫さんは良い悲鳴上げてくれそうですよね()五条先生は…なんでしょうね…?()解ります!!地球滅亡と同時に復活させるくらいの威力あります!!!()良いですよね!!めっちゃ格好良くて!!いや洋画どれも格好良いんですけども!()それは…どちらも運が悪ければ一発アウトでは…特にイノさんの方…()私も好きですよ異形頭…ランプとか信号機みたいに無機物乗ってるのも良いですし、花が頭になってるのもそれはそれで素敵だと思います()お粗末様です!まあこんな怖い感じのヴィンセントですけど…ノリは悪くないしジョークも割と言うので、何とか仲良くなれると“ちょっと柄の悪い兄ちゃん”みたいな雰囲気まで柔らかくなるんですよ。まあ根本は捕食者でクズなんですけど() )




212: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-07 17:35:18


(月光の刃が接触しかねない辺りまで距離を詰めた─と思った所で、特殊個体が悪足掻きで撒き散らした砂塵の大半が運悪くイヴの顔に直撃した。「うえ~…砂入った!」大袈裟な悲鳴を上げながらぺっ、と口内に入った砂をほとんど吐き出したものの、まだ自身の口の中に細かな砂利が残っているような気がする。この砂嵐の中では特殊個体の姿は勿論、倉庫の何処かに居るであろう相棒の姿すらもろくに見えない─いつものピンヒールを履いてきた事が酷く悔やまれた。イヴが足を踏み出す度にヒールの踵が錆びた金属製の床を蹴り、甲高い音を立てる。特殊個体はその音に反応し、物品を飛翔させるが─イヴはそれらに目もくれず斬り伏せていく。─兎も角、自分の位置を提示しないことには相棒の攻撃もままならないだろう。こんな状況で相棒が射撃をしようものなら、自身に流れ弾が当たる可能性も有る─腹立たしげに舌打ちを一つ、だがふと思い立ったように、月光へ深夜テンションの余興で付けた機能をオンにした。「…これ、まさか使える日が来るとは思ってなかったな~」イヴがそう呟いた時、月光の刃が普段の青白い光では無く、虹のような七色に─所謂ゲーミング発光を始める。その刃は砂塵の中でもはっきりと光り輝き、少しではあるが先の景色も照らし出していて)

(昔見ましたが、怖かったですよ…()私、毎年夏になると友人とホラー映画鑑賞会を開くんですが…皆でブルブル震えながら見てましたよ()ええ!!すっごく生き生きしてます!!キラキラ笑顔!!()あっそれです…モスキートくんが好きな理由…私もペスト医師好きなんです…()ジャパンヘッドくんは…なんというか、可愛い…?彼、正に猪突猛進で…後ろの配線切られると爆散しちゃうんですよ…()愛は強し!!ですね!!()呪霊の血とか体液まみれは許容範囲…ですかね…?()ですよね…「キモっ!!!」ぐらい言いそう…生徒たちドン引きですよ多分…()驚くところが一番想像できない人じゃないでしょうか…()あります!!あります!!()分かります…洋画大好き…日本語吹き替えか日本語字幕じゃないと何言ってるか分かりませんけど…()で…ですね…あっ、ほぼモブみたいなものですが…お世話係かつ喉焼かれてて喋れない系男子のカドムくんなら大丈夫だと思います…良い子なので彼…()イノは…ええ…怖いですよね…覗くタイミングによっては一撃死ですから…()あっ全部好き…他にも呪術っぽいシンボルとか箱とか、テラリウムとか…良いですよね異形頭さん…ロマン…()仲良くなれても根本コワイ…コワイ…())

213: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-09 22:42:52



( 相棒の足音は聞こえる。だが、それがどの位置なのかまでは見当がつかない。獣、もとい特殊個体に至っては息でも止めたように声一つ耳には掠らず、その悪知恵に苛立って噛み締めた歯を軋ませる。「………ん、」移動を始めてから少し。ふと、砂塵の遠目に輝くものを見付け、ぴたりと足を止めそちらへ目を凝らす。それは一色には留まらずに絶えず色を変化させているようで、時に大きくブレる事もあり――おおよその正体の予想が付いて、何とも言い難く微かに眉を顰めた後、吐きかけた言葉を寸でで溜め息に変える。ともあれ、相棒の立ち位置は認識出来た。…後は、個体の隠れ場所を探し出せれば。そう考える間にも、攻撃は続いている。先程よりも物が飛ぶ間隔が狭まっている事と、確認出来る相棒の居場所を鑑みれば、距離としては相棒よりも此方が近いのだろう。「……鬱陶しい。」このままでは残弾数を減らすばかりで、埒が明かない。細く息を吹いたその後、「…換気といくか。」移動の為に触れていた壁から離した手でポケットの内を探り、満杯に詰まった弾倉を取り出して。迎撃は片手間、蓋を指先で開けたそれを、丁度相棒とは反対側に向かってポンと軽く投げた。――瞬間。響いた炸裂音と、金属板と岩を纏めて砕く破壊音。己の10メートル弱ほど先、倉庫の壁に車でも通れそうな大穴が空いて、ついでに爆風が巻き起これば、それが吹き抜けて殆どの砂や塵芥が流されていく。数秒後には視界が開けて、思わぬ爆音に耳を塞いで蹲った個体が真正面に現れた。「…其処に居たか。」厭わしげに呟き、そのまま銃口を向け――ぐん、と銃を持つ左手が、意思に反して上を差す。「……往生際の悪い餓鬼めが。」悪態を吐きもう一度彼を見遣れば、睨む鋭い視線とぶつかった。上がった腕は何かにギチギチと力強く掴まれているような感覚、それからゆっくりと足が床から離れて浮き始めている。「何をするつもりかは知らんが、」しかし平然と、寧ろ呆れた様子で個体を見下ろしながら、「――私にばかり構っていていいのか、原始人?」そう、他に物を飛ばすでも無く、砂を散らし目を眩ます事も無く、ただ己を持ち上げていく個体へ嘲弄を溢した後、目線はすっかり外して明後日の方角――否、相棒の方へと流して )



(/ ミ…ミェ…鑑賞会するんですか…()でも皆と一緒なら多少マシだったりしません…?()ならば可愛いから良し!お話聞いてあげましょう!!()良いですよねペスト医師!あのミステリアス!あのフォルム!最高ですよね!!()あー…なんとなく伝わりました。おバ…単純…可愛い…的な…()です!!()う~ん、まあ…ぎりぎり…?ほら、恋は盲目と言いますし…?()歌姫さん良い感じに青ざめてそう…そりゃもう、一年生組とか揃って距離取っていくでしょうね、皆さん()あっそれは私も同じなので大丈夫です!ワタシ英語ワカリマセン!!()なら、なんとかカドムさんが当たる事を願うしかありませんね…カドムさんこっちカモン…()あわわやっぱり…でも仮面良いですね…舞踏会で使うようなのなら綺麗なの多そうで…()いい…!!中身が入ってる系異形頭も如何にも曰くありそうな雰囲気の呪物系のも…アリですね…!!()根本ばかりはどうにも…まあ、相棒並みに気に入った相手とかなら、ピンチの時に「悪ぃな、コイツ俺のなんだ。…返せよ。」って助けに入るくらいの情は…あるので…交渉とか、話も…一応通じるので…() )





214: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-10 08:13:11


(自身とは反対側で響いた、耳を劈く破壊音に反応し、左肩と右手で耳を塞ぎ─口を大きく開けて大半の衝撃を逃がす。それでも耳の奥にこびりつく破砕音に眉を顰め、何度か首を振った。開けた視界に月光のゲーミング発光機能をオフにし、普段の青白い輝きに戻したところで─相棒の腕を不可視の力で掴み上げる特殊個体の姿が目に入る。その光景を瞳が捉えた瞬間脳がカッ、と一気に熱せられたような感覚を覚え、視界が全て赤く染まった。自身に注がれる相棒の目線には一応反応し、サングラス越しに瞳を伏せた後─ガツン、と普段よりも数倍乱暴なヒールの音を立て、ぬるりとした素早い動きで特殊個体の背後を取る。拳銃の撃鉄を上げ、後頭部に突き付けた。「……ソイツは、お前如きが触っていい奴じゃない。─とっとと相棒を離せ、さもないとこのまま撃ち殺す」声色は酷く静かで、だがそれでいて燃え上がるような怒りを秘めた─普段のイヴからは想像もつかない程の声に怯えたかのように特殊個体はびくり、と体を震わせる。それでも尚離す気の無いらしい特殊個体にイヴは舌打ちを一つ、拳銃でなく月光の柄で後頭部を強か殴り付けた。ガツッ、と鈍い音がして特殊個体の体から力が抜ける。─どうやら、気絶したらしい。能力が解除されたのを見届けたイヴは解放された相棒に歩み寄り、「大丈夫~?アーネスト」と普段通りに戻った声を掛け)

(しますよ…毎年恒例です…()皆で見ても怖いものは怖いですよ…シャイニングとか呪怨とかは…()聞いてもらえるってさ旭くん!!存分にポゼッサーとかのお話しな!!()分゛か゛り゛ま゛す゛!!!ビジュ最強ですよねペスト医師…()それですそれです…おバカで可愛いんです…()ですかねえ…ま、一目惚れなので全て無問題ですかね!!(投げやり)あーっ!!鶴原くん本人はいい奴なんです!!術式が怖いだけで!!()皆気持ち悪がらないであげて!!()でもあんまり近くに居ると蝶にかすっただけでも廃人になっちゃうから気を付けてね!!()ですね…英語ワカンナイ…()運命のルーレット!!(ドラムロール)今日の屋敷にいる存在は─ウィリアム・レッドライグ!!(絶望)分かります…仮面良いですよね…舞踏会の仮面って豪華でお洒落ですので…中世ヨーロッパの貴族をモチーフにしたイノにはぴったりかな、と思いまして!!()同志…!!中身が想像できない異形頭さんとかも良いですよね…後は交通標識とか、蝋燭とか…()成程…そういうのイイですね…())

215: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-12 00:28:07



( さて。己の言葉は、この“原始人”に通じはしないだろう。現に“何か”に掴み上げられた腕からは、今もミシミシと骨が軋むか細い悲鳴が漏れ、浮いた足も着々と床との距離を離している。然りとて顔色を変えもせず、遠目に合わせた視線が相棒から外されたその一瞬きの後、荒らか響いたヒール音の次。もう一度映し直した個体の背後に、相棒の姿。この位置からでは表情を読み取れないが――冷えているように窺えて、しかし触れたものを刹那の内に灰にしかねない、青い焔の如き声に彼の逆鱗を知る。それでも尚個体は、掴んだまま宙に浮かせた己の身体を、ふらりゆらりと軽く揺らして多少何かを迷っている様子だったが、事を起こすよりも相棒が“それ”を気絶させる方が早かった。個体が倒れ込むと同時、放り出された床に何事も無く着地。武器をベルトに収めたその後で、上げさせられていた肩を解す為に一回転、それと指の開閉で感覚を確かめる。それからもう一方の手で、掴まれていた左手首から前腕部の辺りを緩やかに揉んで確かめ――ほんの微か、目元を鋭く引き攣らせる。しかし相棒の言葉に反応して上げた顔はいつもの不遜で、ふてぶてしい顰め顔。あの肌身も焼け爛れる声から一転、呑気明朗な問い掛けに、彼の背後に伏せる個体へ思案の一瞥をくれてから、「…ああ。貴様のその顔面よりは無事だな。」ハッと鼻で嗤う一言。意味合いは、単に砂の塊を浴び細かく傷の付いたその見目か、それとも個体へ向けた感情の――ともあれ、無事片付いた現場に細く息を吐いて、「それよりも、先程のアレ――あの、目立つ以外能の無い阿呆のような光は何だ。」ポケットに両手を仕舞うまでの合間、呆れか苦みか、どちらともつかない微妙な渋面で、此方からは砂塵の中の七色について質し )


(/ なんという恒例行事…(震)あっダメなんですね…まあ確かにジャパニーズホラーとか、静かに怖いのや倒せないのはちょっと…()よっしゃ来い来い!!…でもお手柔らかにお願いしますね()そう!!最高です!!なんであんなに絶妙にツボを突いてくるビジュアルしてるでしょうね、ペスト医師って…好き…()良いですよね…愛すべきお馬鹿くん…ポンコツくん…可愛くて…()ええ!!もう良いんじゃないですかね!!(投げやり豪速球)鶴原さん御本人が真面目さんなのは解ってるんですが……でもかすって廃人になるレベルはヤバいですね!とりあえずまずは仕事以外の時に仲良くやりましょ!!()英語解んない人の為の字幕なんですし、むしろ字幕さんのお仕事作ってあげてると思って良いのでは?()ア゜ーッ!!(吐血)これは死ィ!!ここから入れる保険とかありますかね!!?()そう…ミステリアスで豪奢で…イノさんならどんな仮面でも似合いそう…感情変わっちゃいますけど…()そう…箱系異形頭さんに中に何入ってるのか聞いて、「…ふふ、内緒。」って口元と思わしき辺りに人差し指立てられたらグラッと来ます……あ~日常で見るようなのも良いですよね!電球とか鳩時計とか…そういう若干レトロな電化製品とか…()でしょう!まあコイツ、その肝心なピンチになるまで「頑張れ頑張れ~」ってケラケラ笑って物見するし、その後「あ~勿体ねぇな…助けたんだしコレ少し寄越せ。」って傷口から滲む血を指でグリグリ弄り回すような、洒落にならん戯れと冗談かましてくるんですけども……() )




216: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-12 17:00:43


(自身の方に向き直った相棒は、特に普段と変わりの無い─不遜な表情を浮かべていた。それにこっそりと胸を撫で下ろしつつ、問い掛け─月光のゲーミング発光機能─についての言葉に頭を軽く掻いて笑う。─笑った拍子に先程の砂礫で切ったらしい顔の小さな切り傷がぴり、と傷んだ。「や~…あれはね、トーマスと深夜テンションで付けたやつ。…まさかこんなとこで役に立つとか、オレも思ってなかった。他にも刀身ホログラムとかあるよ、ほら」イヴはそう言い終わるか否か、別のスイッチで刀身ホログラム機能を起動する。青白く光る月光の刀身に薄紅色の花弁が散りゆくホログラムが映し出されたものの、相棒に何かしらの苦言を吐かれる前に─それとなくスイッチを切った。その後歯の隙間やら舌の裏側やらにジャリジャリとした食感の残る口内を気色悪そうに持て余し、「…うえ、まだ口ん中ジャリジャリする。早く帰って口洗いたいんだけど~…」とぶつくさ文句を零しながらも、脳震盪を起こして気絶し、床に倒れている特殊個体の腕を掴んで無理矢理引き起こした。今回の特殊個体は─10代前半か、漸く後半に差し掛かった辺り─といったまだ未熟な少年であり、イヴの口元が微かな嫌悪に歪む。連絡して呼び付けた機関の車に特殊個体を投げ込むように積み込み、機関へ向かってそれが走っていくのを見送った後─自身は相棒の車の方へと素早く足を向けた。─いつの間にやら電源の切られた月光は光を失って鞘に大人しく収納され、撃鉄を上げたままだった拳銃からは実弾を含むすべての弾丸が抜かれている。欠損していた小指と薬指の先端も元に戻っており、完全にイヴは任務終了モードに移行しているようで)

(ですよ…呪怨とかリングとか無理です…ジャンプスケア多めのやつはまだ大丈夫なんですが…()だってさ旭くん…初心者さんなんだから、手加減はするんだよ…()ペスト医師、良いですよね…スマートかつちょっと不気味な感じもあって!!()可愛い…可愛いのかな…ジャパンヘッドくん、申し訳ないですが見た目はあんまり…()ですね!!終了!!()ですねえ…じゃあせめて任務以外で仲良く!!してあげてね!!お願いします!!()ところで見た目と効果が強い分、本人の脳に物凄く負担がかかるんですよこの術式…あんまり使うと脳が焼き切れちゃうので鶴原くんも苦労してるんです…()ですね!!そういうことにしときましょう!!()えっ!?こんな状況でも入れる保険があるんですか!?()あります!!正気のヴォルグかシンプル良い子のカドムくんに頼めば万事解決!!ヴォルグなら「まだこの方は死ぬべきではありません」で庇ってくれますし、カドムくんならウィリアムが帰って来る前に「そろそろ帰ってきますので、お帰りになった方が宜しいかと」って筆談しながら屋敷の敷地外まで送ってくれますよ!!()めっちゃ変わりますよイノ…今さっきまで爆笑してたのに仮面が変わったら急にキレ出したり…()アッ!!!シュキ!!!私は蝋燭とかティーポットとか、どちらかと言うと感情の起伏が分かりやすい異形頭さんも好きですね…怒ったら炎が強くなったり、蓋が浮いたりする感じの…()アッ…やっぱりコワイ…でもシュキ…())

217: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-14 15:00:02



( 問い掛けた他にも何かある、との相棒の談。合わせて視線を彼の持つ月光に移せば、その刀身の内に花弁が舞い散っている。情緒や風情を重んじる人間ならば、それなりの感銘もあったかも知れないが――生憎とそんなものは欠片とて持ち合わせていない己は、只々呆れ返った渋っ面で肺の底から深く溜め息を吐き出した。それから、相棒が放った特殊個体が運ばれるのを同じく見送った後で、「……全く。半端に賢しいのも厄介なものだな。」踵を車の方へ返しつつ、上着の白衣に残る砂や塵芥を利き手である左手――ではなく。態々と右手で払っていく。「まあしかし、」パラパラと汚れを落としていく道中、もう一度相棒へと目を遣り直し、且つ無遠慮な観察を足元から順に上らせながら、「また子鼠の世話になるような失態は犯さなかったようで、何よりだ。」その身の負傷を確かめて、フッと漏らした鼻での笑いと毒混じりに軽口を投げた次、上り終わった視線の先。「…ああ。だが、」頬に創られた切り傷の他、目に付いたもの。「“ココ”は、結構ざっくり切れているな。」砂を払っていたその右の指先を、アーネスト自身の下唇、その中心よりややズレた位置に置き、今ある怪我の中では一番深そうな相棒の血の滲む傷を鏡合わせに示してみせ、「たかが砂利と言えども、意外に侮れんものだな。」軽口の延長上にあるそのトーンのまま、もう一つ皮肉か感心かつかない言葉を溢し )


(/ じわじわ怖さが来る呪い系無理なの解ります…救いが無い事も多いですし…ビックリならワーッ!ギャーッ!であっという間に過ぎてくんですがね…()宜しく…初心者にオススメとかあったら教えて下さいね旭さん…()得体の知れなさが良いですよね、ペスト医師…あの真っ黒な不気味さで“医者”というのも中々…()見た目はまあ…日本の戦闘機が頭ですからね…まあ行動というか、キャラ付けが可愛いという事で()頑張ります!まずは休日一緒に遊ぶところから始めましょ鶴原さん!()おやまあ…あんまり乱用出来ないのですね…使い所を見極めねば…()ええ!これで解決です!!()良かった保険あった!!ではヴォルグさんかカドムさんを探して屋敷からおさらばせねば…()ヒョエッ…何それ怖い…ちなみに法則性とかあったりします…?こういう仮面だとこう変わるとか…()ああ~良い…ポットとか、怒ると頭から湯気が出る(物理)異形頭さんとか可愛いですよね…()うへへ嬉しいですね。こんな物騒なのに普段他人に接する時は「おや、僕に何か御用でしょうか?」とか「其所の方、お怪我はありませんでしたか?」とか丁寧な紳士振るんですよコイツ…とんでもない猫被りですよ…() )




218: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-15 19:32:39


(相棒の言葉に促されるまま、イヴは自身の唇へと指を持っていく。─と、確かに─傷をなぞった指先に血の跡が付着した。「うえ、マジじゃん。面倒くさ~…応急処置だけしとこ」と面倒そうに愚痴を垂れながら鞄の中を片手で探り、ミニサイズの─デフォルメされたクマやらウサギやらが印刷された、妙に可愛らしいデザインのパッケージに入った絆創膏を鞄の底から引っ張り出す。親指でぴっ、と乱暴に零れる血を拭い取り、パッケージを開けて取り出した絆創膏をその傷口へ貼り付けた。思ったより出血しているらしく、すぐにじわり、とガーゼ部分に赤い血が滲むが─それは見ない振りをして絆創膏を鞄の中へ戻し、相棒の車のドアへだらりと凭れ掛かる。相棒が鍵を開けると我が物顔で中へ入り込み、鞄を足元へ置きながら助手席にどすんと腰を下ろした。「……今日、疲れたね~。オレ、今もう一件仕事持ってこられたらそいつのことぶん殴るかも」イヴは冗談か本気か分からぬトーンでそう言ってけらけらと笑い、くあ、と呑気に大きく欠伸をして)

(そうですね…ジャンプスケアはわ!!ビックリした!!で終わるんですが、ジャパニーズホラーはいつ来るの…いつ来るの…怖い…ってなるので…()聞かれてるよ旭くん!!…え?なんだって?初心者への個人的なオススメは洋画なら13日の金曜日一作目、邦画ならカラダ探し だって?…とのことです!!()オシャレですよね…あの人()ではそういうことで!!(投げやり)ですね!!でも良い所の子なので結構世間知らずなんですよ鶴原くん…ゲーセンとか連れて行くと喜ぶんじゃないでしょうか、知りませんけど()です…治療担当がいないとすぐに脳が焼き切れちゃうので()解決!!()でもウィリアムが帰って来る前に見つけてくださいね!!見つかると"死"ですよ…()ウィリアム達は知ってますが、一般人なら分かりませんね…()可愛いです…ティーポットの異形頭さんが湯気吹きながらぷりぷり怒ってるのとか眺めてたい…()猫被りシュキ…猫被ってるキャラ好きですよ…ペルソナ4の足立さんとか…足立さんのせいで私は性癖が歪んでしまったんです…元々は正統派ジャンプ主人公みたいな子が好きだったんですが、足立さんに出会ってからは歪んでたり闇深いキャラが好きになってしまって…())

219: アーネスト・ブラッドフォード [×]
2024-01-16 19:45:32



( 相棒の指が示した箇所に上がったのに合わせ、己は下ろした手先でまた砂を払い直す。視線はまだ彼の方、愚痴に動いた所為で上下と付着し染まったその口元。――一瞬だけ脳裏を掠った、昨晩己の血を紅と引いた相棒の唇。ざわ、と何か奥底が蠢いた感覚を、一滴溢したその記憶ごと蓋をするように伏せて緩やかに瞬いた瞼の後、顔も正面に戻すふりで背けて。車を開けて相棒が無遠慮に乗り込むその隣、運転席に座ってエンジンを回す。「……そうだな。少し疲れた。これ以上の餓鬼や獣の相手など、考えたくもない。」ハンドルに両手を添えて、細い溜息混じり、些か珍しく捻りの無い同意の次、「…まあ、ただ。少なくとも、あの個体連中より始末の悪い根腐れお上どもとは、これから顔を合わせねばならんがな。」走らせる車の向かう先、機関にて報告――という名の、気に食わない己らを責め立てる機会を待っているだろう上司や幹部への毒の吐き捨てと同時、眉間の皺を深めて舌を打つ。その機嫌の傾きに反比例するかのように車の通りはいやにスムーズで、それが余計に気分を落としていく。――どれ程往路よりゆっくりとした運転でも、それより短い時間で着いてしまった機関への復路に顕す顔の苦々しさを、隠しもしないままに車を降りる。「……面倒だ。」爆破の損害、解決に掛かった時間…上司らから何を言われるかなど、もう概ね解りきっている。その億劫さをぼやく陰、個体の見えざる何かに掴まれていた左腕を、己も知らずもう一方で一度撫で擦った後、先ずはエントランスからロビーに入るべく、気が向かずに重い足を踏み出して )


(/ あのどろどろの何かがじわっじわ迫ってくる感じ怖いですよね…力で対抗出来ないタイプ多いですし…()わーどっちも聞いた事ある!!13日の金曜日はざっくりふわっと…殺人鬼のやつですね!カラダ探しは…コミカライズを噛った事くらいはありますね…よっし頑張って見よう…ありがとう旭さん…(震)ええ、マスクとか実用性を突き詰めてる筈なのに…妙にお洒落な感じありますよね…()良し!!!()あら可愛い…ではゲーセン行きましょ鶴原さん!欲しい景品とか取ったげますよ!!クレーン下手ですけど!!()あわわ…ヒーラー必須…無理しないで下さいね鶴原さん…()っす!!ちょっと洒落にならないステルスゲー()ですね…なるべく小さくこそこそしながら抜ければいけますかしら…?()ですよね…そもそも一般人の方と普通に会う事も無いでしょうしね…()解ります…「もう!もう!!」ってぷりぷり湯気立てるティーポットさんの両隣で、ミルクポットとティーカップの異形頭さん達がどうどう宥めてるのも眺めてたい…()私も好きです!!足立さんに会っちまったら仕方無いですね!あの人ゴールデンの方でコミュ築けるようになってから尚更しんどエモいキャラになり申したので!!あっ(察し)…そういえば私のやたら重い過去や歪みや闇深の辺りの癖も、ペルソナで根付いたものかも…?なにぶん全編通して追っかけてるシリーズなので…() )




220: イヴ・アレクセイ [×]
2024-01-18 08:38:16


(「うえ~、面倒くさぁい」揺れる車内の中、相棒の発した言葉にイヴの表情が歪む。ガーゼが赤く染まった絆創膏を乱暴に引き剥がし、血が滲まない内に─新しい絆創膏をぺたりと貼り付けた。どれほど文句を垂れたところで─否応無しに機関へ到着してしまった後、自身と同じく面倒さを隠しもしない相棒の背を追うようにして車を降りる。ロビーに足を踏み入れた途端、職員達の何とも言えない眼差しが自身と相棒に突き刺さるのが分かった。─じろじろと見られるのは少しばかり不快だったが、それは見ないふりをして─管理室へと足を進める。例のごとくノックは無し、鍵の掛かっていない扉を雑に引き開け、「イヴ・アレクセイ!来ましたけど」と不機嫌さを丸出しにした声で幹部連中へ声を掛けた。今日もまた主の居ないデスクへ尻を置き、腕を組みながら幹部らを冷えた眼差しでじろり、と睨む。─案の定、時間が掛かり過ぎだ、だの爆破する必要は無かっただろう、賠償はどうするんだ、だのと現場を見もしない"お偉方"の有り難いお説教が飛んだ。それらを右から左へ聞き流し、サングラス越しに一際冷えた眼差しで─特に五月蝿い、唾を飛ばして憤る壮年の幹部をギロリ、と音がしそうな程鋭く睨む。その幹部が僅かに怯んだ隙を狙い、イヴは「……現場を見もしない癖に、分かったような口利くなよ」とドスの利いた声で威嚇し)

(そう、それなんです……ジャパニーズホラーは呪いとか、怨念とかの物理的パワー()で何とかできないのが多すぎて…()が、頑張ってください…(震え声)ですよね…好き()大丈夫です、私も下手です…下手すぎて永遠にお金を溶かしていたら、ゲーセンのお姉さんにあと2回プレイしたらこれあげるからって言われたことがあるレベルです()ゲーセンで初めて天井を経験した瞬間でしたね、あれは()ですねえ…無理しないでね鶴原くん…まあ、でもヒーラーが居れば半永久的に使えちゃうので!!()うーん…SIRENみたいな感じになるのでは…?()ええ…屋敷の存在(ヴォルグとカドム除く)は人間と会った瞬間即座にキルですからね…()あっ可愛い…好き…食卓に置かれてるナイフとかフォークになってその様子見たい…()ですよね!?同志!!最初の頃はなんだこいつくらいの感じだったんですが、ストーリーが進むにつれておもしれー男になってしまいましたね…いや、犯行を告白するシーンの真殿さんの演技が本当に凄すぎて…()ラスボス戦で足立さんが来てくれた時は泣いちゃいましたね…()まさかの同志!!!私もペルソナ死ぬ程追いかけてる勢なんです!!!()流石に1や2は追えてませんが、3から全シリーズ所有してます()5Rに至っては8周くらいしましたね…())

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