自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
24： 鷺沼　貢　[×]
2023-06-15 01:39:14

>20　宮澄さん

えッ、あ、そっすか…、良かった…。

( 彼女の柔い微笑みと声音は不安に駆られる心を穏やかに撫でつけるようで、簡単に安堵すると共に”ああやっぱめちゃくちゃ優しい、好き…。"と自身の恋情を再確認して噛み締める。せっかく他に誰も居ないのだし、もう少し一緒に居られたら――などと沸々と湧き上がる身勝手な欲求をぶつけて良いものか迷い始めた矢先、彼女の方からカップ麺のアレンジを提案されれば、冷蔵庫から取り出された食料やら調味料の類をろくに確認もせず、前のめりに誘いに乗り )

――やる、やります。宮澄さん流でヤバいの作ってください。

>20　八神さん

…う、た…、食べてます。今日はたまたま忙しくて、その…、ッ！やべっ、

( 彼の言葉がこちらの健康を案じてのものと理解しながら、更に言い訳を重ねるような態度を取ってしまうのは、相手に対して自分の評価を下げたくない心理によるもので。そんな悪足掻きを試みている間に既に満杯になったポットからダバダバと水が溢れてしまい、慌てて蛇口を締めてから余分な水を流し捨てる。取り戻すつもりが尚更失態を演じてしまったことで、なんだか今ばかりはこれ以上何を言っても格好つかない気がして、彼の耳に届かぬよう小さく溜息を零せば、その手元の野菜ジュースをちらりと見て )

……それ、俺も貰っていいすか…。

>22　叶さん

あ、叶さん…、ただいまっす。

( 玄関まで出迎えてくれる彼女の優しさと和やかな笑顔に癒され、思わずつられて頬を緩ませてしまう。通常仕事はリモートワークが主だが、この日はクライアント要求で珍しくオンサイトの会議があり、久々の外仕事でヘトヘトになって帰宅したところだった。加えて玄関先まで漂っていた食欲をそそる香りに空腹を刺激されており、一刻も早く食卓にありつきたくいそいそと靴を脱ぎ始めると、茶目っ気たっぷりに提示されたアツアツ新婚夫婦定番の三択問題にぴたりと動作を一時停止。冗談のトーンとは分かりながらも動揺を露わに目線を彼女へと戻せば、小首を傾げてこちらを見上げる表情に心を撃ち抜かれたが最後、ほとんど無意識に口をついて出た返事は「えっ、じゃあ叶さんで」。一瞬の沈黙の後に自分が何を口走ってしまったか理解すると、途端に慌てふためきながら訂正を試みて )

…あっ！？や、違ッ、…ご、ごはん！ごはんで！！せっかくなら温かいうちに！いただきます！！

(／はじめまして。おっとりお姉さんな櫻子さんとお話してみたく、僭越ながら初回の方に絡ませていただきました。相性など問題無ければ遊んでいただければ幸いです。ロルは最初なので冗長気味になってしまいましたが、次回以降もう少し簡潔に回していきたい所存です…！良ければよろしくお願い致します。 )

SECRET LOVE （ 3L ）/44

　SECRET LOVE　（　3L　）/44