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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
121:
大祝直政 [×]
2023-05-12 14:15:37
うん、おりょうさんにはよくお世話になってるよ。
( 今日も花のような笑顔で微笑む相手が包みを受け取ると、その台詞の真意と笑顔の裏に潜む何かに気づくことなく、相手を身請けする以前から交流のあることを思わせる発言をして。実際、星ノ喫茶に行けば何かと不思議なほど手厚いサービスを受けており、相手には世話になってばかりだと申し訳なさそうにしながら話して。自室にて、今日1日の疲れをため息に込めるように深く息を吐きながら部屋着に着替えていると、途端にゾッと、何かおぞましい気配を感じて。凍てつくような、それでいてどろどろと溶けているような。それが椿の漏れ出すドス黒い感情などと気づくはずもなく、気のせいだろうとなんとも思わないようにして。今日の部屋着は和服。着物の合わせ目から肌が見え隠れさせながらダイニングに向かえば「 おぉ、メンチカツか。 」と、どうやらおりょうからのお土産はメンチカツだったようで、すでに整えられた食卓の上で揚げたてなためかまだ湯気を立ち上らせていて。 )
( / お気に召していただけたようでよかったです!タイミングとしてはくだんのお出かけの帰りに体調を壊してしまう感じかなと思いました。 )
122:
椿 [×]
2023-05-12 16:19:49
……すてき、
( スーツから和服に着替えた彼に、ぽぽぽと頬を桃色に染めてはそっと口元を隠した掌の中で乙女の呟きをひとつ。昨日は自分が彼に合わせるように洋服を着ていたけれども、今日は2人の和服でお揃いのようなのがとても嬉しい。単純な乙女心に椿はにこにこ微笑んではもうすっかり夕飯も食卓に並べ終わったのでエプロンとたすき掛けをほどいて「 はい、お夕飯にはぴったりですね。…私も、早く上手に作れるようになりたい、 」と、彼の言葉に同意をしたものの、自分とはあまりにレベルの違う其れに、思わず小さな声でキュッと眉を寄せて呟く。生憎人生で料理をする機会などなく、むしろ芸妓の命である手を怪我するなと台所になんて立たせてもらったことのない自分はそこらの娘っ子よりよほど素人で。その他のことでおりょうさんに負ける気はしないのに、料理だけはどうしても経験の差が浮き彫りになってしまう。それがなにだかとても悔しくて。椿はそれを隠すように慌ててぱっと微笑めば「 さ!冷めないうちにいただきましょう、揚げたてですもの。 」 と丁寧にエプロンとたすき紐を畳んで自分の椅子の背もたれにかけては、冷めないうちに食べようと促して。 )
123:
大祝直政 [×]
2023-05-12 16:46:19
…なにか言ったか?
( 立ち上るカツの香りを胸いっぱいに味わっていると、口元を隠している相手からなにやらぽつりとした声が。あまりにも小さい声だったので聞き取れなかったため、ほんのりと頬を染める相手に問いかけて。並べられた夕飯をなにだか思い詰めたような表情で眺める相手が、小さな声でつぶやくと、料理の経験の差というものを見せつけられてどうも焦っているようで。その白魚のような細腕を見れば炊事などをしてこなかっただろうことが窺える。すぐにでも役に立ちたいとする相手に「 ゆっくりでいいんだ。椿はまだここに来たばかりなんだから。 」と、慰めの言葉をかければ食事を促す相手に頷いて手を合わせて。お土産のメンチカツは、完璧な味加減、揚げ加減で一口齧り付けばたちまち肉汁が溢れてくる。「 うん、うん。 」とその味に満足するように頷けばそういえばと口の中のものを飲み込んでから「 今日一日、どうだった? 」と、この屋敷に来て初めての一日は大事なかったかと問いかけて。 )
124:
椿 [×]
2023-05-12 18:36:29
……直政様の、お着物姿が…、格好よくて。
いつもは洋装をしていらっしゃるから。お着物姿も素敵です。
( えへ、と少し照れたようにはにかみながら素直に自分の思った気持ちを吐露しては薄桃色染まった両頬にいじらしく手を添えて。いつもおうちだと和装の方が楽なのかしら、だなんてこれから知っていけるであろう彼の一面をまた新しく頭の中にメモをしては、自分の小さな呟きにも優しく寄り添ってくれる彼の暖かさになにだか鼻の奥がつんとするような心地を覚え。「 …直政様の好きな物を、たくさん教えてくださいまし。そのお料理から、頑張ってお勉強いたしますから。 」と自分も両手をそっと合わせつつ、彼が言ってくれているように少しずつではあるが彼のおうちのことを全て自分が任せられるようにとまずは主人の好みを知ることから始めようと。いただきます、と深々頭を下げては自分もお土産のメンチカツをひと齧りすれば、じゅわりと広がる肉汁と実に歯ごたえのある衣に目を真ん丸にして。と、彼から今日一日のことを聞かれればむぐむぐ咀嚼してごくんと飲み飲んだあとに「 お掃除がとても楽しかったです!この御屋敷はとても広いので、すごくお掃除のしがいがあるの。それからお部屋が沢山あるので、ここは何かしらって想像して開けるのも楽しかったです。 」 と、にこ!と本当に楽しかったのかうふうふ微笑みながら答えて。狭いところをちまちましていくよりも広い箇所を掃除するというのはなにだか全ての動きが大仰になって、それから広いお家なので途中からどこかお城探検のような気持ちにすらなったらしくその瞳はきらきらと輝いていて。 )
125:
大祝直政 [×]
2023-05-12 20:32:31
…っ、!そういうことを面と向かって言うんじゃない。
( まるで恋をするうら若き少女のように桃のように染まった頬に両手を添えながら、聞いているこっちが恥ずかしくなる言葉をあけすけにものを言う相手に、まるで不意打ちを喰らったかのようにこちらも頬を染めながら、本心は嬉しいくせに上記のように注意をして。こちらのことを教えてほしいと手を合わせながら請われると、まずは作るものを明確にしておくのもいいかと思い、ふとあることを思いつけばなんならと「 じゃあ、今度一緒に料理してみようか。 」と、それならば自分が教えながら料理を作ることができるだろうと提案して。本当に家事をしていたのだろうかと思ってしまうほど瞳を煌めかせる相手が今日一日の冒険譚を大仰な仕草で聞かせてくると、こちらもそれにつられて笑顔を浮かべながら聴いていれば日中のこちらの心配はどうやら杞憂だったようだと安心して。しかし、気になる点があと一つ。今朝、念を押しておいたあれはどうかと気になれば「 ご飯はちゃんと食べたか? 」と変に我慢して腹を空かせなかったかと問いかけてみて。 )
126:
椿 [×]
2023-05-12 22:22:14
え、えぇ……???
だって、姐さんが思った事は素直に口にしろって…
( なぜだか彼までも頬を染めているのにぱちり、と目をぱちばちと瞬きをさせてはこてりと首を傾げながら花街での姐さん花魁はそう言っていたと。外の世界は難しい…と改めて育ってきた環境のギャップを感じれば少しずつこちらの世界に慣れていかなければと改めて感じて。一緒に料理をしてくれるという彼の言葉にぱぁあ、と瞳を輝かせては「 ほんとうですか!?直政様と一緒にお料理したいです、! 」と心底嬉しそうに彼の提案に乗り。彼と共に料理をすれば、好きな献立だけでなく彼の好みの味付けなども一緒に分かるという正に一石二鳥の提案だと。今から既にうきうきわくわくと高鳴ってしまう胸を収めることも出来ずに自然と頬が緩んでしまい。……そうなっていたのも束の間、彼から本日の昼食について聞かれればぴた、と一瞬動きを止めたあとに「 ……あまりお腹が、空いてなくて。 」 とゆっくりと彼から蘇芳を逸らして。元々1日2食だったことや、そもそも掃除に熱中してしまっていたこともあり今彼に指摘されるまでスッカリ忘れていたと。 )
127:
大祝直政 [×]
2023-05-12 23:59:47
…これからは気をつけるように。
( 何とも不思議そうにぱちくりと蘇芳の瞳を瞬かせる相手を見ていると、もしかしたらこちらが間違っているのかもと思えてくるほどで、まるで自分は間違っていないと言わんばかりのその表情からはそれだけ花街での生活、常識が身に染み付いているのだとわかり、今回は育ての親の姐さんに免じて許すようで。たかが炊事場に一緒に立つだけで瞳を輝かせながら表情を綻ばせる相手に苦笑すれば「 そうだな…明日の夜にしよう。 」と今日はもうメンチカツを食べているために、これ以上は食べきれなく、であれば明日の夕飯を一緒に作ることを告げて。昼食のことについて問いかけた途端、ぎくりと動きを止める相手が昼食を取らなかったことを正直に白状すると「 そうか…。」と未だに花街での体内時計が抜けきっていない相手になんだか考え込むような素振りを見せれば「 俺が作ったものなら食べるか? 」と、ならば無理矢理相手のための料理を作れば食べてくれるのではないかと考えて。 )
128:
椿 [×]
2023-05-13 07:14:51
?……分かりました……。
( 未だきょとんと不思議そうに瞳を丸くしているものの、主人の言う事に背く訳にはいかないので小さくこくりと頷いて。できるだけ彼にきゅんとした時は自分の胸の中に秘めておこう、と自分の中で取り決めては〝言いません〟とでもアピールするように口元を両手でそっと隠し。明日の夜に一緒に料理ができると分かればこくこくと嬉しそうに頷き「 はい、どうか早く帰ってきてくださいましね。 」 と今から楽しみです!と言わなくてもわかるくらいにこにこと嬉しそうな表情で答えて。何を作るのかしら、上手く作れるといいな、なんて彼の黒瑪瑙とぱちり、と目が合えばふにゃりと眦を下げて微笑み。彼の料理なら食べられるかという問いに「 へ、 」と自分でも予想だにしなかった彼の提案にぽかんとしてしまえば、暫くしてその意味を理解しては「 そ、そんな!お仕事でお忙しい直政様のお手を煩わせるなんて! 」と慌てて遠慮して。正直、彼の手料理は食べて見たい気持ちもあるしきっとそれならば自分で作って食べるよりもきっと使命感から昼食を食べるようになるだろう。だがやはり仕事で忙しい彼の手を煩わせる訳にもいかず迷ったように眉を下げて。 )
129:
大祝直政 [×]
2023-05-15 10:09:10
うん、なるべく早く帰る。
( 蘇芳の瞳がふにゃりとだらしなく下がり、ささやかなわがままを口にされると、己もその愛い笑顔に勝てないようで。まるで夫婦の生活の一場面のようなこのひと時で、改めて、これまで1人で過ごしていたこの広い屋敷に、己の帰りを待ってくれる人がいるという幸せを大切に噛み締めながらつられるように微笑んで上記のように返して。こちらの言った言葉に一瞬理解ができなかったみたいで、一拍おいてから慌てて遠慮し始める相手に「 気にしなくていい。こっちもそんなに手の込んだものを作るわけではないから。 」と、手を煩うほどのものではなく、おにぎりやサンドイッチなどの手軽なものを作ろうと考えており。そうして食事を食べ進めて、やがて完食すれば「 ご馳走様。おりょうさんにまた返しに行かなきゃなぁ。 」と包みを見ながらそう言って、しかしこれを返しに行けばまた何か持たされるかもしれなくて、まるでいたちごっこのようだと苦笑して。 )
130:
椿 [×]
2023-05-15 23:02:48
いいえ。直政様が作ってくださるならどんなものでもご馳走ですもの。
お気遣いいただきありがとうございます。
( 彼の言葉にふる、と緩く首を振れば手の込みようではなく彼が作ってくれる事実だけがどうしようもなく嬉しいのだと心底嬉しそうに表情を綻ばせて。慕っている相手からの手料理というだけでも嬉しいのに、それが自分の為だけに作ってもらえるというこれ以上ないまでの乙女へのご褒美にこれは自分も晩御飯を気合を入れて作れるようにならなければと。暫くし自分も全ての料理を間食すれば手を合わせてごちそうさまでした、と頭を下げれば彼の言葉にぱちり、と目を丸くして。確かにまた彼が言っても彼女は〝自分に対してのマウント〟としてお土産を持たすだろう。そうなれば戴いてばかりだと彼も気を使ってしまうだろうとふむ、と納得しては「 もしよかったら、私がお返ししてきましょうか…?もちろん、おうちでのお仕事を全部終わらせてから行ってきます! 」と実際のところ気は進まないのだが、マァでもいつまでもこんな風に相手ばかりを気持ちよくさせるのも腹が立つし、何よりも自分の知らぬところで彼が彼女と会うのが嫌なので、致し方なく…無論彼にはその黒い気持ちを見せないようにこてりと可愛らしく首を傾げながら提案してみて。 )
131:
大祝直政 [×]
2023-05-15 23:27:34
…いいのか?喫茶までの道、わかるのか?
( また返しに行かなくてはと眺めていた包みを相手自ら返しに行くというがこちらは少々不安のようで、喫茶店までの道は昨日1日で覚えていたとしても、そこまで無事に辿り着けるのかどうか。今の今まで花街という狭い世界で生きてきたのだから外の世界を1人で歩かせるというのもそうだが、人目を引く相手の美しい容姿に悪い男が群がったりしてしまうかもしれないと思うと「 いや、やっぱりダメだ。1人で行かせるのは危ない。 」と、相手の中に渦巻く暗い感情など知る由もなく、こてりと笑顔を浮かべる相手を心配する姿はまるで過保護な親のようで。2人とも夕食を食べ終えれば「 それじゃあ椿、洗い物を頼む。俺は風呂に入ってくる。 」と、椅子から立ち上がれば今日1日の疲れを洗い流すために風呂場へと向かい。)
132:
椿 [×]
2023-05-16 00:05:14
???
あぶない……ですか?
( てっきり懸念点といえば喫茶店までの道のりだけだと思っていたが、自分が思っていた懸念点とはまるで違う彼の指摘に思わず不思議そうに椿も目を丸めてしまい。危ないとはなにだろう、昨日の彼の様子から見て〝女同士で喧嘩になったら危ない〟とかそういう意味では絶対にないだろうし、ハテそれならば彼の指摘する危ないとはなんだろうか。車通りが多いからかしらなんて自分の中でぐるぐると疑問をかきまぜていれば、風呂に入ると席を立った彼に続いて自分も慌てて席をたち「 はい、いってらっしゃいまし。 」とにこりと微笑んで。彼が部屋を出たのを見届けてから食器たちを台所に運び、さァやるぞとまたたすき掛けやらエプロンをつけてあわあわもこもこと皿洗いをはじめて。やはり皿洗いも新鮮なのか、ご機嫌そうににこにこ楽しく一通り皿を洗い終わっては続いて洗い終わった皿たちを乾拭きして棚へと戻す作業に移り。「 ふんふん~ 」 と誰も聞いていないのをいい事に鼻歌なんかを歌いながら作業に没頭し続けては、丁度目に付いたヒラヒラ可愛らしいレースの着いたエプロンをそっと摘んでくるりも回転したりと楽しそうで。 )
133:
大祝直政 [×]
2023-05-16 07:12:45
椿、外には怖い人がいっぱいいるんだ。
( こちらの懸念点などよそに、外の世界に危険が満ちていることなど想像できないと蘇芳を丸める相手に、まるで子供に言い聞かせるように上記のように脅かしてみて。もし、相手が変な男に連れて行かれでもしたらその細腕では抵抗もできないだろう。そうなってからでは遅いと、相手の身を心配していて。体の洗浄を終え、浴槽に浸かれば今日1日の疲れを全て吐き出すかのように長い長いため息が出る。しかし、屋敷で己の帰りを待ってくれる相手のことを思えばなんだか明日への活力が湧いて出てくるようで、美女のためにとはいえここまで簡単な男だったことに苦笑して。体も暖まり、頃合いかと浴槽から上がれば体を拭き上げ、また先ほどの和服と同じように胸元をチラリと覗かせるような和装の寝巻きを身に纏って。屋敷の中を歩いていればなんだか楽しそうな声が炊事場から聞こえてきて、なんだろうと覗いてみればそこにはご機嫌に鼻歌を歌いながら時折エプロンのレースを摘んで回転したりする相手がおり。まるで童話の中の少女のようなその光景に、このまま眺めているのもいいかと、相手がこちらの存在に気づくまで黙って相手のダンスを鑑賞して。 )
134:
椿 [×]
2023-05-16 12:49:30
ふふん、ふーん、
───、…………な、直政様…!!!
( ふわり、くるん。と遊郭での舞踊とはまた違うステップながらも元々のリズム感が良いのか、まるで童話に出てくるお姫様になったかのようにワルツにも似たステップを踏みながら鼻歌を歌っていたものの、はた、と彼の美しい黒瑪瑙に気付けばぱっと白んだ頬に朱が差せば指先で摘んでいたエプロンをキュ!と握ってわなわなと蘇芳の瞳を丸くさせて。「 な、いつ、…!!(なんで、いつから) 」と驚きと羞恥で上手く動かない唇を必死に動かしながら一体いつから見られていたのかと問い掛けるも、冷静に考えてみれば鼻歌なんて歌ってしまったらそりゃあ扉の外からだって気になってしまうものなのだ。歌はまだ仕事として使っていたし鼻歌程度だからまだ、まだ100歩譲って良いとしても、お姫様気分でエプロンを摘んでくるくる回っていたのはどうしようもなく恥ずかしい。だってその場の適当な振りだったし誰も見ていないのににこにこしているなんて変な子だと思われたわ…!と穴があったら入りたいとその場にしゃがみこんでは真っ赤な頬を隠すように両手で抑えてはおずおずと彼を見上げて。 )
135:
大祝直政 [×]
2023-05-16 13:46:34
( よほど夢中になっていたのか、部屋に入ってもこちらの存在にしばらく気づくことなくて、お陰でじっくりと椿のダンスを鑑賞することができて。遊郭でリズム感などが鍛えられたためか、そのステップは乱れることなく、相手がくるりと回る度にそのエプロンがふわりと楽しそうに舞う様はまるでドレスのようで。ようやくこちらの存在に気づいたようで、その白頬にぶわっと朱が染まっていけば「 可愛らしい舞だったよ。 」と、舞を堪能させてくれた相手にお礼を言うが、羞恥に悶える相手からしたら追い討ちにしかなっていなくて。わなわなと蘇芳の瞳をこれでもかと見開く相手がいつと問いかけてくると「 エプロンを摘み始めたところから。 」と、これまでの相手の舞を初めから全部見ていたことを暴露してさらに追い討ちをかけて。耐えきれずにしゃがみ込んでこちらを見上げる相手に「 魔法が効いてるみたいでよかったよ。 」と、昨日の車の中での会話で、自分は椿の魔法使いという仰せつかった役を引き合いに出せば、かけた魔法を存分に楽しんでくれているようでよかったと微笑んで。 )
136:
椿 [×]
2023-05-16 18:16:36
ま、また…!
どうして声をかけてくださらないんですか…!仰ってくださればちゃんと踊るのに…!
( そういえば昨日だって彼は自分が準備をしている所を見てたのに声をかけてくれなかった、と思い出せばムキャ!と拗ねたようにさくらんぼ色の艶やかな唇を尖らせて。折角見てもらうのならあんな適当な踊りじゃなくちゃんと花街で培った玄人の舞を見て欲しいのにと可愛らしく拗ねてみせて。それに話を聞いてみれば本当に最初から自分の踊っていたのは彼に見られていたようで「 あぅ、 」と声にならない声を上げてはまたぽぽぽと表情を赤らめて。おハナさんのお店で買ったこのエプロンがただ着ているだけでも可愛いのにひらりと回るとまるで花が咲くように広がるのが楽しくて何度もくるくると初めて足を手に入れた人魚姫のように遊んでいたのを見られていたとどうしようもなく羞恥心を擽られては、〝魔法使い〟たる彼の優しい笑顔にどうしようもなく心ときめいたもののすぐに自分は拗ねているんだと思い出せばふい、と柔らかな黒髪を揺らしながらそっぽを向けば「 い、…いじわるな魔法使いさんはしりません! 」と鈴のような声でぷんすこ幼く拗ねては〝嫌(や)〟のポーズを。 )
137:
大祝直政 [×]
2023-05-16 18:38:02
こういう時しか見れない舞も見たいだろう?
( ぷるりと柔らかそうな桜色の唇を尖らせて精一杯拗ねてみせる椿がちゃんとした踊りをとは言うが、こうやって人知れないところで自分の舞台に浸る相手の一面も見てみたいとからかって。お陰で相手の朗らかな一面と、こうやって子供っぽく頬を染めていく相手が見れたのでよしとしては「 その舞もまたいつかな。 」と言えばそうか…花街の舞か、と考え込むような素振りを見せて。花街の芸妓は三味線や扇などを使うが相手は今それらが手元にない。「本当の舞」を見るにはそれらを用意しなくてはと考えて。魔法をかけられた姫がついには完全に拗ねてしまい、流れるような黒髪を揺らしてそっぽを向くと「 あ…と、悪かった…。 」と、その可愛らしい仕草で拗ねられてしまうと弱いみたいで、確かに乙女のひと時を覗き見をした挙句、それをまじまじと見ていたのだから失礼だろうと反省すれば「 どうすれば許してくれる? 」と、この頑固そうな態度は謝っただけでは許してくれそうにないため、代わりに何でもしてあげようとして。 )
138:
椿 [×]
2023-05-16 19:27:55
だって、
……折角見ていただけるなら1番自信が持てる私がいいんですもの。
( 確かに彼の言うこういう時にしか見られない一面を見たいという気持ちもわかるし、きっと自分が逆の立場だったら彼のようにこっそりと見ていてしまうかもしれないけれど。それでも想い人には一番可愛くて自信の持てる自分を見てほしいのも乙女のわがままで。ふ、と彼の方を見れば何かを考えるような仕草をしていることに気づいてこてりと首を傾げては「 どうかしましたか、? 」と不思議そうな声で問いかけて。何か舞で気になることがあったのかしら、と該当しそうな項目を浮かべるも特にしっくりくるものはなく、椿の疑問は深まっていき。…と、どうすれば許してくれるかとこちらを切なそうな黒瑪瑙で見つめる彼をちらり、と横目で見てはおずおずと立ち上がりそのまま彼の耳元に唇を近付けては「 じゃあ、ほかの女の方のとこに行かれる時は椿も連れて行ってくださいまし。……直政様1人で行っちゃ嫌(や)。 」と周りに自分と彼以外がいる訳でもないのにぽそぽそ小さな声で囁いて。それからそっと彼から離れると、だめ?と言うように緩く眉を下げながら首を傾げてみせ。 )
139:
大祝直政 [×]
2023-05-16 20:23:07
椿はいつでも綺麗だよ。
( 女の矜持というものだろうか。見てもらうときには万全の状態でとささやかなわがままを口にする相手に、そうでない時も椿は可憐だと歯の浮くようなセリフを吐いて。しかしまぁ、相手のその見栄はこちらのことを想ってくれてのことなのだと反省すればこれからはバレないように覗こうと、斜め上の決心をして。三味線と扇を買うとはいっても、なんの知識もない自分が下手に手を出してもいいのだろうかと考え込んでいると傍から不思議そうな声で問いかけられれば、「 あぁ…椿の三味線と扇を用意しないとって思って。 」と小首をこてりと傾げる相手にそう告げれば、そうだ、ここにはプロがいるじゃないか。それに、相手の手に馴染むものを選んで貰えばいいと思えば「 そうだ。今度、三味線と扇を買いに行こうか。 」と外出がてらに買いに行こうと提案して。相手から許しをもらうためにはどうしたらいいのだろうか。なにか無茶なことを言われなければいいのだがと不安になっていると、しゃがみ込んでいた相手が立ち上がり、不意にこちらの耳元まで唇を近づけて、その鈴の声で囁かれると、まるで2人の秘め事の約束をするような状況にドキリとしては頬を赤らめて。「 あ、あぁ…わかった…。 」と、とどめと言わんばかりに困ったように眉を下げて可愛らしく小首を傾げてくればその条件を飲み込むことしかできず。しかし、その要求の真意や相手の胸の内に渦巻く黒いなにかを知るはずもなく、少女のただのわがままだろうと軽く受け止めては「 片付けが終わったら椿も風呂に入って今日は休みなさい。 」と、一日中掃除していたので疲れているだろうと気遣って。 )
140:
椿 [×]
2023-05-16 21:52:49
っ、…!
そんな、こと……。
( 乙女というものは実に単純なもので、それ以上の意味を持たないというのにそれが分かっていても想い人からのその言葉にはきゅんとアッサリと心が落ちてしまうもの。椿は彼からの言葉にパッと桜が舞うように薄紅色に染った頬をそのままに、ふにゃふにゃよわよわと彼の言葉を否定して。嗚呼だめ、姐さんが褒められてもお上手なんだからって平気な顔して笑いなさいって言ってたのに。他のお客さんに言われた時はできたのに、なぜ今はできないのかしら。なにだか暑い頬を両手で抑えながらきゅうと締め付けるように痛む胸をそのままにゆるりと首を振って。と、まるで流れの読めない彼の水流のような言葉に更に蘇芳を丸くしては「 へ、?な、直政様、どうしてそんな、しゃ、三味線も扇もそんなホイと買えるお値段では、 」と、ただでさえ現状彼が自分にかけてくれたお金を考えるだけでもくらりと気が遠くなるのにそこから更に三味線やら扇やらまでプラスされてしまえばとんでもない金額になってしまうと慌てて両手を横に振りながら、だがしかし彼が1度決めたことを簡単に覆すような人ではないということはこの2日間で充分に理解してしまっているのでせめて高級店でなければいいななんて叶いそうにない願いを脳裏にかけ。彼からの気遣いにふわりと頬を緩めては、もう片付けも終わっているのでその気遣いに甘えさせてもらおうと「 はい、じゃあお風呂戴きますね。おやすみなさいませ、直政様。……さっきの、約束ですよ。破ったら怒っちゃいますから。 」と言いつつ両手でそっと彼の手を取っては、彼の小指と自分の小指をするりと絡めて指切りを。彼の黒瑪瑙と自分の蘇芳を絡めてにっこりと可愛らしく微笑んでは、軽い会釈の後にぱたぱたと素直にお風呂の方へと向かって。 )
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