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花一匁(〆)/476


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自分のトピックを作る
441: 椿 [×]
2024-12-31 22:09:05



っ……、


( こちらの慌てようとは真反対にくすくすと柔らかく笑う主人にふわりと抱き締められれば椿の焦ったように締め付けられていた心はほろほろとあっという間に解けていくようで。どうやら愛想を尽かされる心配は無さそうだとほっと胸を撫で下ろし主人の胸に甘えるようにすり、と体を寄せたのもつかの間昨夜の自分を思い出させるようなからの言葉にまた椿の身体はぴく!と思わず反応してしまいながらも「 わ、忘れてくださいませ…。 」と恥ずかしそうな小さな声でいやいやと首を横に振って。すごかった、に何が含まれるかなんて自分がいちばん覚えているし(覚えていたくはなかったけれど)、自分だって自分があんなに言葉通り彼の全てを絞りとるような一面があっただなんて知らなかったのだから。消えたくなるほどの恥ずかしさとは裏腹に、椿の気持ちはひどく満たされたいるのもまた事実で。 )





442: 大祝直政 [×]
2025-01-01 18:36:57




忘れることができないよ、昨日のあんな、すごい椿は…。

( 一昨晩の、今にも暴れだしそうな熱を持て余しながらも純朴な乙女の最後の理性で募っていた熱を堰き止めていた相手とは打って変わって、昨晩の椿は己の欲情の赴くままに振る舞っていて。それが本来の姿なのかはともかく、相手と出会ってから一番、良い意味でも悪い意味でも、己の中に椿という存在が刻み込まれてしまったと、忘れてほしいとの願いは了承できないと、また意地悪するかのように『あんな』『すごい』を強調するように自白して。親に甘える子猫のように、こちらの胸にすり、と柔らかな身体をすり寄せる相手を受け止め、穏やかに背中を撫でれば、「 満足したか? 」と、あふれ出しそうな熱は全て発散できただろうかと問いかけて。 )



( / あけましておめでとうございます!椿様のおかげで、昨年の煩悩を持ち越しながら年を越すことができました!()昨年は大変ご迷惑をおかけしました。今年も椿様とイチャイチャしたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします! )





443: 椿 [×]
2025-01-01 20:32:56



だ、だって…。
直政さまが頑張れって仰るから、…。、


( 彼が昨晩の自分について言及する度椿の白い頬は火照り恥ずかしそうな蘇芳はじわりと羞恥に濡れて。そもそも、あんなに限界だったのに彼がお預けするようなことをした上に頑張れと焚きつけるようなことを言ったせいだと恥ずかしそうにポソポソと反論をするもののこちらの部が悪いのは火を見るより明らか。椿は彼の言葉にこくん、と小さく頷いては少し躊躇するような仕草を見せたあとで彼の耳元に真っ赤な唇を寄せては「 直政様は、満足なさいましたか、? 」とちょっぴり熱っぽさが残るような囁きを零して。 )





( / あけましておめでとうございます!!
こちらこそ直政様や背後様のおかげで晴れやかな気分で信念を迎えることが出来ました……!!!!!(笑)


こちらこそ、直政様と椿をたくさん甘々イチャイチャさせたいと思います…!!よろしくお願い致します……! )




444: 大祝直政 [×]
2025-01-01 21:09:42




う、…それはまぁ、確かに…。

( 昨晩の相手の痴態を蒸し返すようなこちらの意地悪に、蘇芳を官能的ににじませながら反論してくると至極最もな正論に言い返すことができなくなって。確かに、ぎりぎりの理性で暴走する熱を制御していた椿に油を注いで熱情を焚きつかせたのは紛れもなく自分。珍しく食い下がることなく弱ってみせると「 でも、盛り上がっただろう? 」と、それでも、そのお預けで燃え上がり、本来の椿の姿があらわになったのは紛れもなく事実で相手自身も燃え上がっただろうと問いかけて。こちらの囁きに、恥ずかしそうにしながらもうなずく相手に よかった。 と小さく呟くが、今度は椿から問いかけられると耳元で熱っぽく囁かれると不意を突かれたことでぴくり、と相手を抱く身体を震わせてしまい。昨晩椿にそこを弄ばれたことによって己も初めて自覚したが、どうやら耳元が弱点のようで、しかしそれがばれるのが嫌なのかすぐに平静を保ちながら「 あぁ、ものすごく。 」と想定より少し、いやかなり激しかったがそれでも甘く、濃密で、蕩けるような幸せな時間だったことを伝えて。 )



( / こちらこそよろしくお願いします!それでは背後は引っ込みますね。 / 蹴可 )





445: 椿 [×]
2025-01-01 22:01:15



盛り上がっ、………り、ましたけど……。



( どうやら自分のぽそりと零した反論は的を得ていたようだけれど、その次に続いた彼の言葉には今度はこちらがぎくりと弱ってしまう番。実際盛り上がった…というよりもむしろ盛り上がりすぎた程だったのだけれど、それを認めるのはちょっぴり恥ずかしいのか艶やかな唇をつん、と尖らせては恥ずかしそうに薄紅色の頬をした顔を彼の胸元に埋めてしまい。彼の耳元に囁いた途端にぴくりと可愛らしく彼の体が跳ねるのを見れば椿の単純な心はぞわりとざわついて、昨晩見つけたばかりの彼の弱点に囁けばなんとも可愛らしい反応を返してくれたのは記憶に新しい。彼もどうやら満足をしてくれたようで、椿もほっと頬を和らげては「 良かった、……お楽しみいただけたなら、頑張った甲斐がありましたもの。 」と彼の首に腕を回してはごろにゃんと甘えるように彼の首元にすり寄って。 )





446: 大祝直政 [×]
2025-01-01 22:51:05




…今度はあの着物でしてみようか。

( 声を上げさせられ、されるがままだったこちらよりも、熱情と本能の赴くままに乱れていた椿のほうが盛り上がっていたというのに、それを認めるのは癪なのか、艶やかな唇を尖らせてこちらの胸に顔を埋めて駄々をこねる相手にクスリと笑みを浮かべては静かに相手を迎え受け止めて、背中を優しく撫でて。子猫が甘えるように首筋にすり寄ってくれば、またぴくりと反応してしまいながらも上記のように、先日の百貨店で購入した花魁の着物を着れば、またひと味変わった甘い時間になるかもしれないと提案して。そうして二人で穏やかな朝の時間を過ごしていると、ふと、小さな花が咲き誇るお互いの身体を見やればやはりというか汚れていて、「 身体、流さないとな。 」とふと呟いて。結局、昨日は二人で身体を流して、昼食同然のフレンチトーストを食べて、甘い時間を送ってと、乾く暇もない一日であることを思い返しては苦笑して「 椿は歩けそうか…? 」と昨晩あれほど乱れていたため、また昨日の二の舞になったりしてはいないだろうかと心配して。 )





447: 椿 [×]
2025-01-02 00:00:21



!!
あ、あんな高級なお着物なんてダメです!…き、きっと汚しちゃう…。


( “あの着物”と彼の唇からぽろりと零れた途端にパッと椿の瞳がまんまるに開かれ、慌てて彼の首元から顔を上げればふるふる首を振って彼の提案にストップを。それからじわりと頬に朱色を散らしながら小さな小さな声で何とは言わないけれど“汚してしまうから” とそのストップの理由を付け足しては、一昨晩や昨晩の様子を見ていた彼ならきっとその意味が伝わるだろうとちらりと恥ずかしそうに彼を見つめて。暫くそうして彼の腕の中で彼の温もりを直に感じながら穏やかで甘いひと時をすごしていたものの彼の言葉にふと我に返れば確かにいつまで経ってもこうして彼に生まれたままの姿でくっついている訳にもいかないだろうと少し残念な気持ちを抱えつつも椿もくす、と思わず笑ってしまい。それから彼から投げかけられた質問にきょとん…と数回瞬きを繰り返したあとに昨日の朝(と言うよりも昼にほど近い)の失態を思い返しては慌てて“歩けます!”と答えようとしたものの、小さな悪戯心が湧いたのか「 ……、歩けません、 」と親に抱っこをねだる幼い子どものように彼に甘えるべくふるふると首を横に振って。もちろん彼の反応をた後になんちゃって、とネタバラシをするつもりではあるので椿としては本気で抱っこを強請っている訳でもなくて。 )





448: 大祝直政 [×]
2025-01-02 18:28:55




汚れてもいい着物ならいいのか?

( こちらの提案に対して、呆気にとられたように蘇芳の瞳が力一杯開かれて、慌てて首を横に振るう椿が拒否した理由を聞けば、確かに、お互いとんだ精豪なのだから、あの着物はただではすまなくなるだろうと、相手の察してほしいという視線に一理ある反応をして。では“それ用”の着物であれば良いのかと、もうその考えが出てからはすっかりその気でいるようで、やけに早い頭の回転で出た案を問いかけて。蘇芳の瞳を覗き込みながら、また足腰がおぼつかない状態になっていないだろうかと心配すると、どうやらこちらの不安通りに動けなくなっているようで。たしかに、昨日は相手が主導で動いていたので一昨晩とは比にならない疲労がたまっているだろうと、椿の身体を気遣えばそのまま抱き上げて「 じゃあ、このまま行こうか。 」とおたがい一糸まとわぬ姿で、窓から朝日の陽射しが射す廊下へと部屋を出ようとして。 )





449: 大祝直政 [×]
2025-01-02 18:41:50





汚れてもいい着物ならいいのか?

( こちらの提案に対して、呆気にとられたように蘇芳の瞳が力一杯開かれて、慌てて首を横に振るう椿が拒否した理由を聞けば、確かに、お互いとんだ精豪なのだから、あの着物はただではすまなくなるだろうと、相手の察してほしいという視線に一理ある反応をして。では“それ用”の着物であれば良いのかと、もうその考えが出てからはすっかりその気でいるようで、やけに早い頭の回転で出た案を問いかけて。蘇芳の瞳を覗き込みながら、また足腰がおぼつかない状態になっていないだろうかと心配すると、どうやらこちらの不安通りに動けなくなっているようで。たしかに、昨日は相手が主導で動いていたので一昨晩とは比にならない疲労がたまっているだろうと、椿の身体を気遣えば、策略に気づくことなくそのまま抱き上げて「 じゃあ、このまま行こうか。 」とおたがい一糸まとわぬ姿で、窓から朝日の陽射しが射す廊下へと部屋を出ようとして。 )



( / すいません、少し付け加えました…! )





450: 椿 [×]
2025-01-02 19:50:12



そ、……そう、言われてしまうと、…そうなりますが…。
あっ!新しいお着物はダメですよ!買いません!


( 彼の言葉にぎく、と肩を強ばらせたものの彼の言葉は理にはかなっているので椿もそれを受け入れざるを得ないようで小さく頷くことしか出来ず。……と思いきやハッと我に返ればさては!と言わんんばかりに言葉を付け足せば首をぶんぶんと横に振りながら新たな着物は買わないとちゃっかり拒否を。まだこの屋敷にきて、もとい彼と出会って日数が少ないながらも主人の性格は少しずつ理解しているようで椿の周防は真剣で。ちょっぴり甘えたかっただけ。さて主人はどんな反応かしらとワクワクしていればひょい、と軽い動作で浮き上がる体に「 ひゃあ!? 」と小さな悲鳴を上げながら彼の首元にきゅ、と抱きついては「 お、下ろしてくださいませ直政さま!重いですから! 」と乙女の恥じらいの言葉を慌てて零して。恥ずかしい、という気持ちももちろんあるのだけれど今はそれ以上に好きな人に抱っこされてる!という年頃の娘らしい着眼点の方が心配らしく。 )





451: 大祝直政 [×]
2025-01-02 20:34:01




あんなに高いものをまた買うわけじゃないさ。
そのための安いものを買うだけだよ。

( こちらの機転を利かせた提案を了承するようにこくりと頷くが、すぐに気がついたように首を横に激しく振りながらこちらの企みを看破するとこやつめなかなかやりおると感心して。しかし、それでこちらが引き下がるわけもなく、お金のことを気にする椿を安心させるために、それ用の安物を買うだけだと、先日買った芸術品にも匹敵するようなものは買わない( もちろん買うが )と説得して。椿の柔らかな身体を軽々と抱き上げ、そのまま朝日が差し込む浴場へと繋がる廊下へと出るが、腕の中の相手は小さな悲鳴を上げながら重いだろうと遠慮をするが、それでもその身体を下ろすことなく歩みを進めて。「 昨日は散々上に乗っていたじゃないか。大丈夫、軽いよ。 」と昨晩の乱れた椿の姿を蒸し返すような言い方をしながら其方の体重は身をもって理解していると告げては浴場へと入り、椿の身体にお湯をかけ始め。 )





452: 椿 [×]
2025-01-02 21:55:43




そ、それでもダメです!
もう充分にたくさんのお着物を戴いてますもの…!!汚すためだけになんて…!

( そのための安いもの、と言われてしまえば椿のまん丸の蘇芳はさらに大きく開かれては値段の問題ではないと首を振り。確かに彼はお金の心配をする必要のないほどの富を稼いでいると言えどただでさえ今自分にかけられている金額を考えてしまったらくらりと気が遠くなるほどの巨額なのだから、汚してしまうとわかっているのに着物を彼に買ってもらうなどしのびないと。……とはいえ、そもそも“汚さなければ良い”のだけれどそれを出来る自信が無いので今こんなことになっているのだが。昨日は散々上に乗っていた、と言われてしまえばもう何も言い返せずただただ頬を赤くして降参だと、「 っ~…もう、思い出させないでくださいまし、 」とよわよわ言葉を吐いてはせめて彼の手の負担にならないように体を押し付けるようにしてきゅ、と抱きついて。そうこうして風呂場に到着しては、ほっと柔らかいお湯にゆるゆると体の疲れも取れていくようで自分が主体だったのだから疲れているのは当たり前だけれど無理をして何回も付き合ってくれた(と、言うよりも付き合わせた・無理矢理啼かせたに近い)彼にここまで運ばせてしまったことに「 …お、お疲れなのに…我儘を申してしまいすみません…。 」と恥ずかしそうに頬を薄紅色に染めながらぽそりと謝罪をこぼして。 )





453: 大祝直政 [×]
2025-01-03 10:29:27




そう…か…、椿がそこまで言うなら仕方ないな。

( こちらが妥協案を提示してもかたくなに首を振って拒否を続ける相手に、今回の椿はなかなか手強いと、ひと味違うものを感じて。しかし、逆に闘志が燃え上がりなんとしてでもそれ用の着物を買おうと覚悟すれば、急にしおらしくなっていって。以前、ピアノを買ったときのように、こうやって弱った様子を見せたことで相手はピアノを買うことを了承してくれた。そのときの方法をまたやり始めれば、「 椿のその姿…見てみたかったなぁ。 」と、非常に、大変、至極残念そうに着物を着て乱れた椿を見てみたかったと呟いて。お互い裸のままで浴場に入ったため、そのまま二人の身体を洗い流して、湯船に浸かるまでスムーズに進み。己の身体に椿の背中を凭れかけさせ、こちらは背後から相手を包み込むような体勢で湯に浸かっていると、ふいにちいちゃな声で謝罪をこぼされれば「 気にしなくて良い。恋人の我が儘は可愛いものだよ。 」と、温かな湯によってほぐれた声色で、恋人という甘い響きの言葉を垂らしながら椿の身体を包み込むように背後から抱きしめて。 )





454: 椿 [×]
2025-01-03 13:05:19



!……ぅ、…。
─── ……た、高いお着物はダメですからね…?


( いつも凛とした彼のしおしおとした残念そうな表情に椿は ─── 椿だけでなくともきっと好いた相手にされたら女は誰でも ─── どうしてと弱くて。以前おんなじことをされてあっさりととんでもない金額のピアノを買ってもらってしまったのだから、今回こそは!と固めた決意は彼の寂しそうな黒瑪瑙を見つめればゆるゆると解けてしまい、遂には渋々と(とはいえ安いもの、という条件付きで)彼の提案を飲まざるを得ず。 何故か毎度毎度買ってもらう方と買う方の購買意欲が真逆なこの2人、椿はいつものように“本当にいいのかなぁ”と言わんばかりに眉を下げて。じんわりと体を温めてくれる湯のように、彼の“恋人”という呼称は椿の心にじわりと溶けてはそのまますとんと落ちて。想いが通じあったとはいえ、立場もあり家柄もある彼とは真逆のなんにも持ってない…しかも身を売っていなかったとはいえ花街出身の自分とではあまりに身分が違いすぎる為恋人と名乗ることは許されないと無意識にきめつけていたので椿の瞳は驚きに丸められた後に幸せそうにほろほろ綻んで。「 ─── こいびと、 」 とほろりと零れた声色はとても幸せそうで、泣きそうな程に幸せだというちぐはぐな気持ちのまま椿はそっと彼の手をとっては愛おしそうに指を絡めて。 )






455: 大祝直政 [×]
2025-01-03 14:05:08




…、!わかってる、安物を買うよ。
ありがとう椿!

( こちらの目論見通り、相手はこちらの弱った様子にはとんと弱いらしく、寂しげに振る舞う演技を見た途端に渋々と着物を買うことを了承してくれると、先ほどのしおらしい表情はどこへやらと言わんばかりにぱぁ、と明るい笑顔を浮かべては上記のように汚れてもいいものを買う( もちろん最高級の着物を買うが )と誓い、ぎゅう、と抱きしめて。しかしまぁ、先ほどは手強いと思っていたがこんなにもコロリと折れるとはちょろいな、と眉根を下げる椿とは正反対の意地悪な笑みを浮かべれば、早速今日お花さんのところへ伺おうと考えて。こちらの言葉を幸せそうに噛み締め、その響きをひどく大事そうに反芻しながら指を絡め取ってくると「 お嫁さんの方が良かったか? 」と、恋人という響きを気に入った相手を茶化すように、その過程を飛ばした呼び名の方が良かっただろうかと背後から耳元に囁くように問いかけて。 )





456: 椿 [×]
2025-01-03 15:44:34



なっ…!
……もう!ほんとうに安価なお着物だけですからね!


( 案の定けろりと明るい笑顔に戻ってこちらをぎゅ!と抱きしめた彼に分かっていたとはいえあんぐりと口を開ければ、やっぱりやられた…!とあまりにも好いた相手に甘くなってしまう自分に呆れたように頬を膨らませてはもう一度最後に釘を指すように買っても良いのは安価な着物だけだと告げながら自分も彼に答えるように彼の背中に手を回してぎゅ、と柔らかく力を込めて。恋人だなんて自分が立つにはあまりにも役者不足な場所に彼は選んでくれたのだと思えばやっぱりどうしようもなく嬉しくて、そんな幸せな気持ちを噛み締めていればふと耳元に囁かれた囁きに椿は小さな嬌声を漏らした後に「 っ、…そ、それは…… 」と顔を真っ赤にしてなんにも言えなくなってしまい。本音を言えば当然彼と恋人…否それ以上になれたらそれはもう死んでも良いほどに幸せなものなのだけれどそう易々となりたいと強請れるものでもなければ彼が良くても世間が許してくれないとふと思ってしまえばきゅうと眉を下げて。 )






457: 大祝直政 [×]
2025-01-03 16:38:02




わかってる。椿に似合うものを見繕ってくるよ。

( こちらのあまりの天邪鬼ぶりにまるで信じられないものを見たと言わんばかりにあんぐりと口を開けて、また抱き返してくると、釘を刺すような忠告に心得ていることを伝えるがその返答はあまりにもなげやりな声色で…。背後から囁いたことで驚かせてしまったのか、声がよく響く浴室内に椿の嬌声が反響して。こちらの囁きに言葉が詰まるように、いつまでも返答が聞こえないままでいると少し答えを、関係を急ぎすぎてしまったかと反省しては「 なんて、な。 」と二人の間に漂う気まずい空気のお茶を濁すように呟いては「 さ、あがろうか。 」と立ち上がって湯船から上がり、とうとう椿の眉を下げた赤らめた表情に気がつくことなく浴室から出ようとして。 )




458: 椿 [×]
2025-01-03 20:22:10



……もう…。


( 本当に分かっているのかしら、なんて言葉は今彼に何を言ってもきっと暖簾に腕押しだろうと諦めては困ったように眉を下げるだけに留まって。自分がこんなにも立場を気にして足踏みをしている間に、彼はきっとどこまでも先に行ってしまう。浴室から出ていってしまう彼に「 ま、待ってください! 」と声をかけてはそのまま彼の背中にぎゅうと抱き着いて。お互い生まれたままの状態で、更に先程まで湯船に浸かっていたということもありほんのりと暖かくきっと心臓のドキドキも彼に伝わってしまうだろう。きっと自分が迷っているこの沈黙に彼に誤解をさせてしまったと、決して彼に嫁入りをするのが嫌じゃないと伝われと言わんばかりにぴったりと体をくっつけたまま「 い、嫌な訳じゃないんです。…直政様のところに嫁入りさせていただけたら、愛する人の妻になれたらどんなに幸せか。…ただ、その…私では…花街育ちの女だなんて、直政様のお嫁さんとして相応しくないかしらと…思ってしまって。 」と小さな声でぽそりぽそりと自分が今最も恐れていること ─── こんな女を嫁に迎えて、周りの人に彼が悪く言われてしまわないかということだけが心配なのだと不安に濡れた声を彼の背中に落として。 )






459: 大祝直政 [×]
2025-01-03 21:04:50




おっ…と…。

( お嫁さんという言葉は単なる茶化しだったはずなのに、とうの本人からは迷いの様子が見えると、己と椿とでは価値観が違ったのだろうかとどこかチクリと痛む胸に気づかないふりをしながら浴室から出て。タオルで身体を拭こうとすると、濡れた背中にえも言われぬほど柔らかい、豊かな椿の胸が押しつけられひしゃげる感触が伝われば、急に官能的な暖かさにどくりと血流が早まって。続けて背後から聞こえてくる椿の不安な声色ながらも真摯な訴えにこちらの不安にどうやら杞憂だったようだと胸をなで下ろせば椿の方へとむき直してこちらからも抱き返して「 椿、俺は本当に好きでもない女性と身体を重ねたりする気はないし、妾を囲うつもりもないよ。 」と焦って弁明する相手を落ち着かせようと穏やかな声色でそう述べて。立場が違いすぎる。ふさわしくないと己を卑下する相手の言葉に、こちらがどれだけ本気かわかってもらうためにそう言うと「 俺たちを認めない人がいるなら、俺が椿を守る。だから、大丈夫だ。 」と椿の懸念を払拭するように優しく力強い声色でそう述べて。 )




460: 椿 [×]
2025-01-03 21:58:57



!!


( 嗚呼どうしよう言ってしまったわ、面倒臭い女と思われてしまうかもしれない。そんなドキドキを抱えながら彼の言葉を待っていれば、言葉よりも先に返ってきたのは彼の暖かい抱擁。それから椿の耳には彼の穏やかで暖かい声色がするりと入ってきて、先程までどきどきと嫌に早鐘を打っていた心臓がゆっくりと落ち着いていくようで。彼の言葉はどこまでも優しくて、またどこまでも椿との関係に真摯に真剣に向き合ってくれているもの。最初、想いが通じあっていることがわかった時はこうして繋がれるだけでも嬉しいと思っていた。けれど時間が経つ度に彼の隣に居たいと、彼の隣にいるのは自分がいいと立場を弁えずに願ってしまっていた椿にとっては彼の言葉はどこまでも心強くて。「 ……はい、 」とぽろりと一筋透明の雫を美しい蘇芳から零しては今まででいちばん幸せそうな顔をしてふわりと笑ってみせて。 )






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