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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
201:
大祝直政 [×]
2023-05-30 06:23:35
よし。
( こちらの励ましになんの疑いもすることなく、可愛らしい笑顔を浮かべながら元気よく返事をしてくる相手に、こちらもつられて笑うように上記のように呟いて。単純というか素直というか、己の言葉一つで簡単に御せてしまうと、昨日のような冷たい態度がまるで嘘のように子供だなと苦笑してしまいながら、相手の手を引けばいよいよ百貨店の中に入っていき。そうして視界に広がるのは清潔な内装に、さまざまな店が立ち並ぶ店内。陶器に顔が写りそうなくらいに輝く食器が並ぶ店に、趣味の良い革のバックが並ぶ店、これまた煌びやかに輝くアクセサリーが並ぶ店と見るからに高級志向の店が軒を連ねており、しかし己はそんなことも意に介さず「 楽器は売ってあるのかな…。 」と呑気に案内板を眺めていて。 )
( / 扇、三味線はともかく他にはどんな店を回らせましょうか? )
202:
椿 [×]
2023-05-30 08:35:32
─── ……すごい……。
( 見渡す限りにずらりと並ぶ色様々な店に蘇芳の瞳を何度も瞬きさせては感嘆の声をぽつりと零して。どの店の店員も皆おしとやかな百合の花のようで、美しい女たちがものを売っているということでは遊郭と似たようなものなのに店員の女たちは皆健康的にふっくらとしており血色も良く、なにだかとんでもない差を感じてしまい。だがやはりどの店も高級志向で、とてもではないが一般庶民ではホイホイと簡単に財布を開けるような場所ではないのは椿の目にも分かる。そんなことを気にせず楽器店を探す素振りを見せる彼にヒュ、と血の気が引いては「 ほ、本当に買うおつもりなんですか… 」ところころとした鈴の声を震わせながら恐る恐る確認して。だってこういう所の楽器ってことはあれでしょう、全部新品で高級な素材でできてるものしか売っていないもの。扇なんて花魁に持たせるようなものしか売っていないわ。と語らずともその瞳はどうしようどうしようと焦っていることがわかり。……実を言えば確かに芸妓としてはそんなにお高い楽器や扇を触れるのはとっても心が踊るのだが、本当に一刻だけでいいのだ。買わずとも、その、貸し出しとかで。そんな心は恐らく彼に伝わることなく、椿はただただこのひたすらに物を買い与えられている現実の打開策を考えて。 )
203:
大祝直政 [×]
2023-05-30 16:02:43
それが今日の目的だからな。それに、昨日、約束を破ってしまったし。
( ふーむ、と案内板を眺めていると、がやがやとした雑踏の喧騒の中でもよく聞き取れる鈴のような声が、どこかおろおろとした声で問いかけられると、まだ気にしているのかと、仕方ないなと苦笑しながら上記のように述べて。今日はそれらを買うためにここに来たのであって、その目的を果たさなければいったい何をしにここに来たのだろうか。いやまぁこの百貨店の中には様々な店があるのだからそれ以外にもやれることはあるのだが、あくまで今日の1番の目的はそれであるし、昨日、相手との約束を破ってしまった罪滅ぼしだとそれらしいことを言い張って。しばらく案内板とのにらめっこをしたあと、『 楽器店 』なる文字を見つければ「 ほら、行こう! 」と相手が心の内で何を思っているかなど知る由もなく、その手を引いて楽器店へと歩を進めて。 )
204:
椿 [×]
2023-05-30 22:00:45
そんな、謝っていただきましたしそれはもう─── わッ、
( 自分はもう気にしていないと伝えようとするが早いか、彼の手に優しく引かれれば驚いたような声を上げつつも大人しく彼について行き。イヤ、言ってしまえば確かに昨晩は自分も怒りすぎてしまった自覚はとてもあるのだが。それはそれとしてその事を引き合いに出されたら自分も何も言えなくなってしまうのか椿はエエイなんとでもなれと言いたげにぴかぴか美しい様々な新品の楽器の並ぶ高級そうな楽器店へと歩みを進めて。楽器店にたどり着けば、それはもう椿からしたら宝の山のような場所で2つの蘇芳をきらきらと輝かせながら言葉もなく店内をジッと見つめて。琴や三味線に始まり、初めて見る西洋の楽器まで。椿はどきどきと興奮で高鳴る心臓すらも気にならぬ様子で無意識に繋いだ彼の手をキュ…と握って。 )
( / 返信したつもりが出来ていませんでしたすみません…!!
そうですね…!お洋服はもう揃えましたし、お化粧品…?あとは直政様の趣味のものなどがあれば椿は喜んでその買い物について行くかと…!! )
205:
大祝直政 [×]
2023-05-31 13:49:12
( 目的の楽器店へと辿り着けばさすが専門店というべきか、様々な楽器や楽譜などがずらりと並んでいて。黄金に輝くトロンボーンやサックスといった吹奏楽器に琴やハープなど、おそらくそこに目的のブツがあるだろう弦楽器。そして店の中央には堂々と鎮座するグランドピアノと、普段楽器を嗜まない己でも、その異世界感になんだか子供のようにわくわくしてくると、隣の相手もこちらと同じ気持ちのようで握られる手に力が加われば「 行こうか。 」とこちらからも優しく握り返しながら手を引いて店の中に入り。足が向いたのは三味線が置いてあるだろう弦楽器のコーナー…のはずなのだが、その道中で目を奪われる楽器たちにたびたび足を止めながら「 ほー 」や「 ふ~ん 」と感心するような息をこぼして。そうやって店内で歩みを進めていけば少々時間はかかったがようやく弦楽器のコーナーに辿り着き、その中でも三味線が並ぶ列に来れば「 えーっと…一番良いものは…。 」とまるでそれが当たり前のことのようにこの並びの中で一番なものをと探し始めて「 椿も、気になったのがあったら教えてくれ。 」 と有識者の相手の判断も参考にしようとして。 )
( / 大丈夫ですよ!
化粧品もいいですね!個人的にはアクセサリー関連で買い足したいなというのと、太夫が着るような、うなじやら肩周りやらがはだけている花魁衣装を椿様に買うのはいかがかな、と。そういうときにしか着る場面は無いかもしれませんが雰囲気が出るかと思いまして。 )
206:
椿 [×]
2023-06-01 22:51:23
─── ……すてき、
( 初めておハナの店に行った時と同様…下手すれば其れよりもずうっときらきらと瞳を輝かせ、様々な楽器に釘付けになるようにその蘇芳の瞳は語らずとも〝楽しい〟と書いてあり。店内にあるどれもが美しくシッカリとした作りの三味線ばかりで、張り詰めた弦は新しく練習中に切れてしまうだなんてことは絶対に無さそうな頼もしい様子に椿の心は奪われてばかりで。気になるもの、と言われてちらりと視線をさ迷わせては、値段よりも先に三味線の方に目が言っているにもかかわらず鍛え上げられた審美眼はやはり高級なものばかりを追ってしまい。だがしかしさすが楽器、1番値段の低いものにもかかわらず値の張るそれらは到底椿からオネダリできるような代物ではなく。それでもやはり芸妓心はどうしてもその三味線たちを弾きたいとうずうず疼いてしまい、「 あの、…買う買わないは、別にして。試し弾きをさせていただいてもよろしいでしょうか。 」とおずおずと申してみて。だってこんなに高級な楽器、一生に一度触れるか触れないかかどうかだもの。 )
( / 花魁衣装もアクセサリーもすてきです…!!!!
せっかく花街育ちですし、たしかにそういった装いで設定を活用していけて良いとおもいます…!!! )
207:
大祝直政 [×]
2023-06-02 11:49:59
あぁ、それもそうだな。
( 三味線の傍にある値札には楽器として、それも高級志向なものでかなりの値が張り、結構するのだなと感心するが己の金銭感覚ではまだ動揺するほどではなくて。はて、どれがいいのだろうかと並ぶ三味線を眺めるが初心者がどれがいいものかとわかるはずもなく、ただうんうんと困ったように唸っており、そんな折に傍の相手が控えめにとにかく試し弾きを、と請うてくると、有識者が触らなくてはわからないというのに確かに眺めているばかりじゃダメだろうと気付かされて。「 すいません。 」と店内の従業員に声をかければ立派にそれでも上品にひげを蓄えた紳士がこちらに気づいて歩み寄ってきて。それから三味線を椿に試し弾きさせて欲しい旨を説明すれば快く快諾してくれて、「 いいってさ。どれにする? 」さぁ早速と言わんばかりに食い気味で問い掛けて。 )
( / 許可していただき、ありがとうございます!それではそのように進めさせていただきますね! )
208:
椿 [×]
2023-06-02 21:54:15
……。
直政さま、少し後ろを向いていてくださいまし。
( 彼の言葉に少し迷ったように視線をさ迷わせたものの、ソリャアもういちばん高いものを弾いてみたいのが芸妓の性で。だがしかしそれを選んだらきっと彼はそれを買ってしまうので、いっそのこと値段を見せずに弾けば良いのだ。自分は試し弾きで素晴らしい三味線に触れられるし、彼は自分の耳に1番馴染む音を選ぶことが出来る。高いからと言って其れが万人に受け入れられるとは限らないのだ。椿はちいちゃな手で彼の広い背中をそっと押せば自分に背を向けるようにくるりと。そうして漸く店員の紳士に「 この子と、……ええと。この子。それからこの子をお願いします。直政様も、もう此方を向いて構いませんよ。 」最も高級な三味線と、それから自分の審美眼で選択した三味線を2つほど。まずは3つの中からいちばん安価な……とは言っても一般的に見たらとても高価な値段だし遊郭で実際に弾いていたものよりも余程値の張るものなのだが、其れをそっと手に取ればあれだけいつもの様に触っていた三味線に触れるのがなにだかとても久しぶりなような気がして椿の頬は緩んでしまい。紳士の用意してくれた椅子にそっと腰をかければ撥の感触を確かめるかのように何とか握った後にビィン、……と一音。鼓膜を震わすその音は母親の声よりもよく聞いた音で。そのまま何度か弦を弾いた後に遊郭でよく演奏した曲の一節を弾けば実に癖の無い良い音色だと満足気で。 )
( / ありがとうございます…!!
是非そのように進めていただければ幸いです…!!/蹴り可 )
209:
大祝直政 [×]
2023-06-02 22:15:19
( / 一旦本体会話だけ失礼します!三味線に関してですが、椿様の方からなにもなければ偶然にも一番高価なものを聞き当てることにしようかと思っておりますがいかがでしょうか?なにか考えがあるなら何なりとお申し付けください! )
210:
椿 [×]
2023-06-02 23:01:46
( / もちろんです!直政様なら耳も肥えていらっしゃるので、某お正月の格付けのように一流を当てられると思いますので……!!! )
211:
大祝直政 [×]
2023-06-03 10:05:37
…?いいけど…。
( 椿に加えて店員が混ざれば有識者が2人に増え、これならば素人の自分が出る幕はないだろうと、2人に全面の信頼を置いて見守ろうとするが、突然椿から後ろを向けと言われると、首を傾げながらその意図が読めずにいるも相手の小さな手のなすがままに後ろを向かされて。振り向く許可が出ればどうやら後ろを向いている間に相手は三本の三味線を選んでいたようで、しかし己が後ろを向く必要があったのだろうかとあらためて首を捻って。相手が椅子に座り、撥を握りいざ、と弦を一音弾くと静かな店内に春風のような優しい音が強くしなやかに広がっていき。それから椿は興が乗ったのかある唄の一節を弾けば「 おぉ…。 」と三味線の音色もそうだが弾き手の腕前はもっとすごいものだと感心して。そうして二本目の三味線の音も聞けば次は一本目のものとは違い、強く吹き抜けるような力強さの音で、同じ楽器といえどここまで性格が違うものなのだなと唸って。そうして最後の三味線の番。さてこれはどんなものかと期待していたところで、一音目からこれまでの二つのものとは一線を画すものだとハッキリわかるほど心に訴えかけてくるような音で。一つ目の三味線の優しさと、二つ目の三味線の力強さを兼ね備え、そのいいとこ取りをした音は長くしなやかに響いていく…かと思いきや、その余韻はなんの未練もなく消えていくように無駄な音は一切ない。椿の弾く一節を聴き終えるとあまりの音に感動すら覚えるほどで鳥肌さえ立ち、一瞬我を忘れかけるが意識を取り戻せば「 すごかったな。 」と三味線もそうだがその持ち味をここまで引き出した相手を賞賛すれば「 で、その三つが欲しいのか? 」と、椿が欲しいのなら全て買ってあげようと突飛なことを口にして。 )
( / 了解いたしました!そのように進めさせていただきます!上でごちゃごちゃそれっぽく書いておりますが当方、三味線には何の知識もありませんなでご了承ください…。 )
212:
椿 [×]
2023-06-03 21:37:33
みっ、……ち、違います!
( 最後の三味線を弾き終えれば、ふぅと一息細く息を吐く。大好きなものにこうして触れられる時間というのは、一瞬のようにも永遠のようにも感じられて椿の中の胸の高まりは抑えられずにどくどくと高鳴る心臓はそのままに撥をぎゅ、と握りしめいた頃。唐突に問われた彼からの質問にぎょっと目を丸くして別の意味で心臓がドキドキとしてしまえば慌てて否定し。なんて金銭感覚をしているんだ、下手をしなくても一般企業の人の暫くの月収くらいにはなるのに!と椿はぶんぶん首を振れば、「 か、買うかどうかは別だと言いましたのに…!それに直政様がお気に召した音の一挺だけで十分ですから…!! 」と、自分がしっかりお金の管理をしなければ…!と斜め上の決意をして。自分は値段など気にしなくても三味線を弾くことが出来ればそれで良いのだが、恐らく小さい頃から一流を浴びてきたであろう彼の耳に合う三味線でなければならないというのは芸妓としての維持のようなもので。ふ、と椿は最後に弾いた三味線をそっと撫でながら「 これ。三絃師の袴田先生が作られたものですね。…1度だけ先生の前で弾かせていただいたことがございます。棹の感触と音の響き方が同じな気がします。 」と確認をするようにふわりと花のような微笑みを零しては、もう数年も前のことになるが遊郭にて三味線職人である男の前でその男の作った三味線を弾かせてもらったことがあると昔のことを思い出したらしく。 )
213:
椿 [×]
2023-06-03 21:38:32
( / 私も三味線の知識は全くなく…!!!
調べながらですので全然お気になさらず…!!! )
214:
大祝直政 [×]
2023-06-03 22:49:31
む、そうか…なら、俺は今のがよかったと思うよ。
( 相手を驚かせる発言や金銭感覚の具合で一見浮世離れしているようにも思えるが、その実無駄遣いは一切しないタチで、だからこそ懐は潤沢にあり己の財力なら三味線の三つくらいならなんの問題もないからと先ほどのような発言をして。ぶんぶんと首を振りながら一挺で十分だと、まるで釘を刺すような発言に遠慮しなくていいのに、と言いたげだが椿が言うならばと引き下がり、そして己が一番良かった音がと言われれば今椿が持っているものが一番印象的だったことを告げて。相手のしなやかな指先がつ、ーと三味線の棹を滑り、昔のことを懐かしむような、そんな笑みを浮かべると、椿の口ぶりからするとどうやらその界隈では有名な人物の作品のようで。『 えぇ、仰る通り、袴田先生の作品でございます。 』と店員が説明をし始め、『 先生曰く、最高傑作でこれ以上のものは作れないとまで言われたほど。名を「余韻嫋嫋」。大名弦でございます。 』と、素人からしたらこの会話ではとにかくすごい!ということしかわからず、まぁ椿も店員も太鼓判を押すのなら間違いのだろうと思えば「 これにするか? 」と三味線を夢中に眺める相手の顔を横から覗き込みながら問いかけて。 )
( / 調べるまでやるのがすごいです…!こちらも見習わなければ。 )
215:
椿 [×]
2023-06-04 22:36:31
、…………ほんとうに、良いのですか?
( 尊敬する三味線職人の手懸けた最高傑作。これを自分のものに出来たのであればどれだけ良いだろうか。だがしかし名の知れた三絃師であるさるお方の最高傑作となれば値段も花魁と一晩遊べるような値段だ。こちらを覗き込んでくる美丈夫にキュ、と眉を下げては、言葉とは裏腹にまるで小さな子供が拾ってきた犬猫を飼いたいと強請るような蘇芳色の瞳を彼の方に向けて。目は口ほどに物を言う、とは言うがそれでもただでさえ身請けからここまで彼が自分にかけている金額は果てしないものであるのにそこから更にこの三味線を強請るなど口を裂けても言えるはずがなく。なにか返せるだろうか、と自然と考えてしまう脳はつい先日彼に急がなくていいと窘められたばかりなのにどうしても花街の女らしい生き急いだ考え方をしてしまう。だがしかし〝欲しい〟とただ一言甘ったるく囁くという花魁の手も使えるようなことはなく、椿は困ったように自身の主人の回答を待つばかりで。 )
( / いえいえ!本当に自分が無知で何も世の中を知らないだけですので、背後様はどうぞ気軽にお話して貰えたら幸いです…!! )
216:
大祝直政 [×]
2023-06-05 15:00:43
椿が弾いてるところ、見ていたいからな。
( 相手の口振りからは多少の遠慮が滲み出るも、その蘇芳の瞳は嘘はつけないようで、その視線には欲しい!と訴えかける感情がダダ漏れで。相手には1番のものをと意気込んで買いに来たのだし、なにより椿が尊敬する製作者の最高傑作とここで出会ったのも何かの縁なのだろう。そして、先ほどの三味線を弾く姿は家事をして活き活きとしている相手とは違ってどこか艶やかに活き活きしていて、そんな姿もこれから見ていたいと思いながら上記のように述べて。相手の気が変わらぬうちに引き下がれないところまで行こうと思えば「 ご主人、これをくれ。 」と、相手が鈴のような甘ったるい甘え文句を口にするまでもなく、一般人が手を出すことはできないほどの大きな買い物に、眉一つ動かすことなくただそう言えば、紳士は深く頭を下げて、2人を会計まで案内してくれて。 )
( / 当方もなるべく知識を深めようとはしていますが、拙いところはどうかご容赦ください…! )
217:
椿 [×]
2023-06-05 21:54:50
、─── …直政様。ありがとうございます…!
( 端麗な眉一つ動かさずに三味線の購入を決める彼に1度ぱちり、と大きく瞬きをしたあとに嗚呼これからあの子をたくさん弾けるのねと感動で瞳に張った涙をぎりぎりで零すことなく、その大きな蘇芳で彼を見つめてはお洋服を与えられたり家事を楽しそうにしている時よりも、何よりも嬉しそうにふにゃりと破顔しては主人へと礼を告げて。どきどきと高鳴る心臓は、なにだか花魁から〝周りの人には内緒だよ〟ときらきら光る綺麗な簪を貰った時の高揚感によく似ている。廓の子達に言ったらみんな驚くかしら、先生にまた会えた時に言ったら笑ってくださるかしら、なんて年相応のわくわくふわふわとした気持ちを体からめいっぱいきらきらさせながら自然と緩んでしまう頬にそっと両手を添えては、椿はんふふ、とやっぱり笑ってしまい。 )
( / とんでもない!私も拙いところばかりですがこのままお話させていただけたら幸せです…!! )
218:
大祝直政 [×]
2023-06-06 14:52:46
( 自分にとっては痛くも痒くもない額ではあるが、それでもやはり普段で考えると大きめの買い物で、しかし相手と生活を始めてからおそらく1番と言わんばかりの笑顔を向けられると帳消しになるくらいうかばれる。遠慮しい相手とはいえ、やはりとびっきりのものが手に入るとなればそれほどまでに嬉しいのだろう。両手に頬を添える相手を見ているとあらためて、ここに連れてきてよかったと思いながら会計に案内する店員についていき。しかし、その道中にまるでこの店の首領だと言わんばかりに店の中央に居座るグランドピアノの前を横切れば、ふと何を思ったのか足を止めてじっとそのピアノを眺めて。 )
( / いえいえ、こちらからもお願いすることです…!当方、少し本体がごたついているので下手な文になってしまいますが、このままお相手を願えたらと。 )
219:
大祝直政 [×]
2023-06-06 15:09:53
( 自分にとっては痛くも痒くもない額ではあるが、それでもやはり普段で考えると大きめの買い物で、しかし相手と生活を始めてからおそらく1番と言わんばかりの笑顔を向けられると帳消しになるくらいうかばれる。遠慮しい相手とはいえ、やはりとびっきりのものが手に入るとなればそれほどまでに嬉しいのだろう。両手に頬を添える相手を見ているとあらためて、ここに連れてきてよかったと思いながら会計に案内する店員についていき。しかし、その道中にまるでこの店の首領だと言わんばかりに店の中央に居座るグランドピアノの前を横切れば、その荘厳な佇まいに目が釘付けになって思わず立ち止まって。「 椿は…ピアノは弾けるのか? 」と視線はピアノに向けたまま、傍の相手になんとなしに問いかけてみるがその視線は至って真剣そのもの。その様子は一歩間違ってしまえばポンと眉ひとつ動かすことなく買ってしまいそうなほどで。 そしてそのピアノの値札には「 一千万 」、と…。 )
( / すいません!少し書き足しました! )
220:
椿 [×]
2023-06-07 12:28:43
ピアノですか、?
いいえ、弾いたことがなくて…。でもあんなに素敵な音色ですもの、自由に弾けるようになったら、─── …う、嘘です!!私!三味線一筋ですもの!!
( はた、と立ち止まった彼にハテ何だろうとその視線の先を自分も追えばそこには荘厳たる佇まいのグランドピアノ。そういえば人生で一度も弾いたことがないわ、とぼんやり思えば丁度彼から質問が来たので考えていたことをそのままつらつらと返し…かけたものの、ふと届いたとんでもない値段のつぶやきと彼の表情を見ては下手をすればそのままポイと買ってしまいそうな危うさを瞬時に察知したのか途中まで話しかけた言葉の掌をアッサリと返せばぶんぶんと首を振りながら〝それは本当にダメなやつだ〟と言わんばかりに。もしこの人は私が悪い子だったらどうするのだろう、いやでも彼にとってはこの金額は端金なのかしらと混乱した頭でぐるぐると考えては彼の手をきゅ、と繋いでは「 ほ、ほら直政様。店員さんが待っていますから。 」とせめて彼の視界から取り敢えずこのグランドピアノを外そうと会計の方へと彼を誘導するように軽くくい、と引っ張って。 )
( お忙しい中ありがとうございます…!!
ご自身の体調第一に、無理なさらないでくださいね…!!)
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