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花一匁(〆)/382


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自分のトピックを作る
■: 匿名さん [×]
2023-04-29 15:14:24 



某トピでお声掛けくださった方をお待ちしております。





1: 29246 [×]
2023-04-29 15:33:32


(/参加許可、並びにトピ建設ありがとうございます。募集板の29246です。これからよろしくお願いします。

さっそくですが、募集板のプロフィールに付け加えて欲しいところや希望などがあれば何なりとお申し付けください。なければあのまま肉付けをして参ります。)



2: 匿名さん [×]
2023-04-29 16:24:08



( / こちらこそ、御相手様に殆ど任せてしまうような形の募集にも関わらずお声かけありがとうございます…!

pf、掲示板で提示していただいたものに肉付けという形で構いません!そのままの素敵な旦那様でお願いいたします。
当方も娘のpfを作成致しますので、出来次第投下いたしますね。)




3: 常連さん [×]
2023-04-29 19:59:10


名前/大祝 直政(オオホウリ ナオマサ)

性別/男

年齢/24歳

容姿/濡れ羽色の髪の耳にかからないくらいの短さでショートバングにしている。黒い切れ長の瞳を持ち、精悍な顔立ち。身長182cmと高めの身長で細身ながらも筋肉質な体型。服装は和装の時もあれば最近はやりの洋装が気に入っており、外出の時はその洋装に外套をまとうことが多め。身につける服装は黒や白など比較的落ち着いた色を好んでいる。黒の生地に紅葉があしらわれた和服は親から譲り受けた大切なもの。たまに黒縁の眼鏡をつけることがある。

性格/年齢にしてはどこか大人びており、物静か。しかしひとたび話せば友人や従者に対してもフランクに接したりする愛嬌も持ち合わせているので周りからよく慕われている。弁えるべき人物に対しては丁寧な物腰で接するため、育ちの良さが窺える。普段は周りに八方美人だが家の中ではモノをどこにやったのか忘れたり、寝ぐせをそのままにしていたりと案外だらしない姿を見せることがある。自分を蔑む言葉には無頓着だが家族や友人、尊敬している人物を悪く言われるととたんに機嫌がすこぶる悪くなる。

備考/とある資産家の御曹司。この歳で既に親の事業の一手を担っており、親から屋敷も与えられてそこに住んでいる。御曹司仲間の中で唯一人形遊びをしておらず、仲間たちから誘われるまま渋々花街に連れていかれることに。当初はあまり乗り気ではなく、適当に見回って適当な理由をつけて何も買わずに帰ろうとしていたが一目見た少女の美貌に惚れてしまい、買うことに。今まで人形遊びをしてこなかったためにどう接すればわからなかったが、次第に相手との生活で愛の美しさと醜さを知っていくことになる。最近、甘味を目当てにお気に入いりの喫茶店によく足を運んでいる。

(/こちらのpf、完成しました。いかがでしょうか?不備や修正点、気に入らないところなどがあれば何なりとお申し付けください。)



4: 椿 [×]
2023-04-29 23:03:33

名前:椿(つばき)

年齢:17歳

容姿:夜の空を思わせる漆黒の艶髪は腰ほど当たりまであり、元々柔らかなくせっ毛なのか下ろすと天の川のように緩やかなウェーブがかかっているが普段は名前と同じ椿の花の装飾がついた簪でまとめている。ぱっちりと上を向いた睫毛に囲われた瞳は蘇芳色で大きな満月のようなラウンドアイ。肌は雪のように白くシミひとつない美しい肌、拳大ほどしかないような小さな顔と紅を引かなくても椿のようにぽってりとした小さな唇。一見すれば人形のように人間味のない美しさがあることから『 椿人形 』と呼ばれていたほど。身長は158cmと小柄ながら女性らしい柔らかさを併せ持つ、まさに花街の女といった体格。花街では当たり前のように和服だったが、身請けをされて以降洋装に袖を通すことが増えてワンピースを着た日には楽しそうにくるくるひらひらとまわっている。

性格:いつも朗らかに笑っており穏やかだが、花街で育ったが故に年齢の割に達観して妙な理不尽にも聞き分けの良い少女。だがその育ちのせいか執着心がやけに強かったり嫉妬深く、1度気に入ったものは他の人の手に渡らないように自分のそばにずうっと置いておくような癖がある。椿の簪がその一例。頭が良く要領も良いのだが、如何せん普通の街での暮らしになれないせいか戸惑うこともしばしばあるが持ち前の愛嬌や花魁から学んだ処世術で現在の主人の元で生活をしている。

備考:一人称は『私』
母は遊女で椿を産み間もなく梅毒で死んだ。椿という名前は自分が禿として世話になっていた花魁に貰った名前でお気に入り。生まれた時から花街で育ち外に出たことが無いが、その代わりに芸事はそこらの遊女よりも頭ひとつ抜けて上手い。特に得意なものは舞踊と三味線。17歳という年齢にも関わらず床入りをしていないのは花魁の計らいらしく『18歳までに身請けがなかったら床入り』という約束をしていた、母の顔は覚えていないが花魁が椿にとっての母のようなもの。文字の読み書きも花魁や並びに花魁の客が買い与えてくれた本などで勉強をした為可能。
自分を身請けした彼のことを『旦那様』『直政様』と呼び、最初の頃は顔にこそ出さないものの警戒をしていたが、段々と彼と接するうちに心がほぐれてきたのかまるで雛が母鳥についてまわるように彼に心を開いている。花街で料理や掃除などをした試しがなかったので人生で初めて経験する家事を楽しんでいるのか、まだ不慣れながら積極的に勤しんでいる。


( / 素敵な旦那様をありがとうございます…!
不備や修正点等ございませんのでぜひそのままお話させていただけたらと思います。

当方のpfも完成致しましたので投下いたします。
修正点、不備、イメージと違う点等ございましたらお気軽にお伝えいただけたら幸いです。 )



5: 大祝直政 [×]
2023-04-29 23:59:00


(/素敵なpfをありがとうございます!花街で育ちながらも純粋な部分が残っていたり、簪や名前への思い入れからも心優しさが伝わってきて素晴らしいです!ぜひ、そのままお願いします!

こちらのプロフについて、そう言っていただけて光栄です!では、このまま進めさせていただきますね。

始まりはどちらから始めましょうか?)



6: 椿 [×]
2023-04-30 10:31:38



( / pf、素敵なお言葉を頂けて嬉しいです…!ありがとうございます。
屋敷内の様子等の雰囲気を掴みたいので、お先に直政様から初めていただいてもよろしいでしょうか…??

また、改めてとなりますがこの度はお声かけありがとうございました!これからよろしくお願いいたします。/蹴可 )



7: 大祝直政 [×]
2023-04-30 11:45:53


…ふぅ…。
(友人たちから散々勧められた人形遊び。連れてこられた花街で何も買わずに帰るつもりだったのだが、とある店先で一目見た少女に不思議なほどに惹きつけられてしまえば、考える前に体が動いてその少女を身請けしてしまい。己の初めての「人形」とともに車の中で揺られていると、「人を買う」という初めての行為に自分も気付かないまま気疲れしていたのか上記のようにため息をついて。そうして揺られること数十分、周りが林に囲まれた綺麗な屋敷に到着して。車から降りれば凝り固まった体をほぐすように伸ばしていると、なかなか車から降りてこない少女に気付いて。車の中に慣れていなかったのか緊張して固まっているのだろうかと心配すれば、相手側のドアを開けて「さぁ、行こう。立てるか?」と気遣いながら手を差し伸べて。二人で玄関までの道を歩き、その扉を開けば屋敷の中は上品なカーペットが敷かれ、天井には煌びやかながらも決して下品ではないシャンデリアが吊るされた、洋風の内装で。)

(/畏まりました。少し長ったらしくなってしまい申し訳ありません…。ロルの長さは普段はこれから少し短いくらいです。苦手の文体などあればお申し付けください。

こちらこそ、よろしくお願いします!/蹴可)




8: 大祝直政 [×]
2023-04-30 12:30:39


(/申し訳ありません!当たり前のように屋敷を洋館風の屋敷にしてしまいましたが、日本家屋の屋敷にした方がよかったでしょうか?個人的にどちらとも選べないので椿様の意見を聞きたいです!)



9: 椿 [×]
2023-04-30 14:33:41




……はい、旦那様。

( これからも、ずっと花の街で生きていくのだと思っていた。それが当たり前のように、当然のように。それが何だろう、なぜ自分はこうして、人生で初めての車に乗って会ったばかりの見目麗しいこの男に買われたのか。慣れない車内の感覚に心をざわつかせながら椿は小さな手をきゅ、と握りしめて。そんな事ばかり考えていたせいかスッカリ屋敷に到着していたことも気付かず、鼓膜を震わす柔らかなバリトンボイスにはた、と我に返り。此方に差し伸べられる大きな手にそっと手を重ねれば慣れない男性の手に真白の頬を薄紅色に染めて。始めて入る洋風の屋敷はどれも目に新しく、宝石のようにキラキラと輝くシャンデリアにふわりと心地好く足の沈むカーペット。更には自分の手を引くのはまるで絵本の中から出てきた王子様のような……自分の新しい主人。ここは物語の仲だったかしらなんて勘違いしてしまうほどの光景に、椿の蘇芳色の瞳はぱちぱちと瞬きを繰り返すばかりで。 )


( / 屋敷は私も洋風の御屋敷を想像していたので、このままで続けていただけたらと思います!
時代背景が明治後期~大正初期なので、洋風の御屋敷でも珍しくはないかなあ、と!)



10: 大祝直政 [×]
2023-04-30 17:17:01


(早々に己の立場をわきまえたかのような呼び方は花街での教育の賜物だろうか。差し伸べた手を取りながら凛とした声で「旦那様」とこちらのことを呼んでくれば、呼ばれ慣れない名称にそわりとしてしまうも、相手に動揺を悟られないように平然を装いながら屋敷の中を歩き進めて。屋敷の内装が物珍しいのか、蘇芳色の愛い瞳をしきりに瞬かせながら辺りを眺める相手にどこか微笑ましさを感じ、ほんのりと笑みを浮かべれば「今日からここが君の家だ。椿。」と、店の主人に教えられた少女の名前を呼びながらそう言って。そうして連れて来たのは応接室。これまた洋風の机にソファが備え付けられており、ひとまず相手をソファに座らせれば「少し待っててくれ。」と、己は部屋を後にして、どうやら給湯室の方で自分と相手の分の紅茶を用意するようで。)

(/そう言っていただけて安心しました…!

一つ相談なのですが、椿様の服装に関してはどうしましょうか?息子は椿様を急に迎えたためなんの用意もできていないため、衣服が今着ている和服以外ない状態だと思うので…。顔合わせが終わったらすぐに服を買いに行ったりさせますか?)



11: 椿 [×]
2023-04-30 18:42:36



───── … 。

( 今日からこの物語の中のお城のような家が、自分の家だと。そう優しく微笑む目の前の彼は間違いなく今日出会ったばかりの相手のはずが、どこか椿の警戒心をほろほろと溶かしていくような感覚になる。案内された部屋も目新しい洋風の部屋で、座ったソファは体重をかけるとまるで椿が体験したことの無いような柔らかさで沈む。ふかふか、とぽそりと椿色の唇から素直な感想を漏らしてはきらきらとした瞳でその感触を楽しんでいるようで。部屋を後にする彼の背中を見送れば「 ……素敵なおうち。お城みたい。 」とゆっくりソファから立ち上がりながら慣れない洋室を目に焼きつけるように当たりをキョロキョロと見回して。自分を身請けした旦那様? ───…大祝直政、と遣手の婆から教えられた。資産の御曹司、だとか。一体何が目的なのかしら、水揚げもまだな私はきっとそういう目的で買われたのではないのだろう。芸事の腕を買われた?と不思議そうにこてりと首を傾げては新たな主人はどこに行ったのかしらと何だかひとりぼっちになった気になったのか不安そうにキュ、と眉を下げて。 )


( / このあと一緒に服を買いに行くのもとっても素敵です…!
お互いの好みも何となく知れますし、だんだんと距離が縮んでいく展開で良いと思います。 )




12: 大祝直政 [×]
2023-04-30 19:56:45


(紅茶を抽出している間、これから相手をどう扱うべきかと考える。己は人形遊びをしたことがなければ芸者遊びもしたことがないため右も左も分からない。友人たちは人形を愛玩の対象にしたり、欲望の捌け口にしているという。花街はもともと遊女の身売りの場なのだから後者が本来の楽しみ方なのだろう。しかし、今まで人形遊びをしなかった手前、自分の人形を買って間も無くその者らと同類になるのもなんだか癪だし、遣手婆からは椿はまだ水揚げもまだなのでそういうことはあまり期待できないとのこと。であれば前者のような扱いをするべきかと考えて。そんなことを考えているうちに紅茶の茶葉はすっかり煮出され、慌ててカップに注げばいささか濃く抽出されてしまったようで。仕方ないとため息をつきながら濃いめの紅茶とお茶請けのクッキーを持って給湯室を出て少女のいる応接室へと向かい。道すがら、ひとまずは今まで家政婦業者に頼んでいたこの屋敷の掃除や料理などを任せ、遣手婆からお墨付きが出た芸事をさせるのもいいかもしれないと思って。応接室へと戻れば相手の前に「どうぞ。」と紅茶とクッキーを並べ、そして向かい側のソファに己の分も並べれば腰をかけて。「改めて、ここが今日から君の家だ。椿。」と言ってから紅茶を一口啜ればやはり濃く煮出してしまったと思って。そうして一呼吸おき、カップをソーサーに置けば「これから、椿にはこの屋敷の家事を任せたい。いいかな。」と真っ直ぐ相手の蘇芳色の瞳を見据えながらそう問いかけて。)

(/了解しました!では、頃合いを見て服屋に行く流れを作ります!

椿様の方から何かこうしたいなどの希望などはありますでしょうか?)



13: 椿 [×]
2023-04-30 22:28:11




わあ…!
……ん、んん。失礼いたしました。

( 目の前に置かれた、見ただけで高価だとわかるカップに注がれた紅茶と美味しそうなクッキーにぱぁ、と瞳を輝かせるもすぐにハッと我に帰れば主人である彼にもてなされてしまったことに対して頭を下げて。花街出身であるが故、クッキーを客に差し入れとして戴くことはあれどそう滅多に食べられるものでは無いので年相応にはしゃいでしまった向かい側のソファに座る彼にちらりと目をやれば、また此処が自分の家になるんだと改めて伝えられる。優しくて耳馴染みの良い低音は、決して大声という訳では無いのに人生で片手で数える程しか聞いた事のないチェロやコントラバスのように室内に響く。彼に名前を呼ばれるとなにだか胸がきゅうと締め付けられるような気がするのは、帯をきつく締め上げすぎたせいだろうか。彼の夜空のような黒い瞳に真っ直ぐ射抜かれては、どきんと大きく跳ねた心臓の音は無視して背筋を伸ばし、「 旦那様のご随意に。こう見えて、力仕事はとっても得意なんですよ。 」とぱっと花が開くような笑顔を浮かべれば冗談交じりに左記を述べて。三味線を引くのも、舞を舞うのも、全部筋肉が必要だからと姐さんからよく扱かれているものだからそこらの町娘よりはよほど筋力と持久力はあると。こんな縁もゆかりも無い自分を身請けしてくれた彼へ、真意は分からずとも力になる気はどうやらあるようで。 )

( / ありがとうございます…!!
そうですね…、椿が花街から出たことの無い女の子なので、カフェ等でお茶とかをしている2人が見たいなぁと…!!!)






14: 大祝直政 [×]
2023-04-30 23:03:00


…ぷふっ…。

( 目の前に出された甘味に瞳を輝かせる相手に、花街出身とはいえ年相応に無邪気な一面も見れればなんだか面白く、それから取り乱したことに慌てて頭を下げる相手にどうやら耐えられなかったようで思わず上記の様に吹きだしてしまい。この一連でお互いに少しだけ緊張がほぐれてきたようで、今与えたこの屋敷での仕事についても可憐な花が開くように笑顔を咲かせながら、その小柄な体と細腕ながらも力仕事は得意だと頼もしく応えられるとどうやら車の中での緊張は完全になくなっているようだと安心して。その花のような笑顔にこちらもつられるように笑みを浮かべれば「あぁ、頼んだよ。」と告げて。ふと、先ほどからの相手からの呼び方について気になる点があり、「そういえば、自己紹介がまだだったね。」と、遣手婆から一方的に相手からの名前を聞いたばかりで己のことについて何も話していないことに気付き「大祝直政。呼び方は無理に旦那じゃなくて直政でもいい。」と、相手が遣手婆から何か聞いていても己の方からも自己紹介するのが筋だろうと思いながら自己紹介して。 )

( / そうですね、その流れはこちらの方でも考えておりました!では、服を見繕った後は喫茶店で一息入れる流れにしましょう!)



15: 椿 [×]
2023-05-01 11:13:17




!!
では、…えと、直政様、と。うふふ。

( 自分の反応がどうやらお気に召したらしい彼の反応に`笑われた…!`と椿はぽぽぽ、と頬に朱を散らして。子どもっぽいと思われてしまったかしらとちらりと彼のほうを見るもどうやらそうではないようで。自己紹介を、と彼から告げられた名前をぽつりと鈴のような声でつぶやけば、思わずふにゃふにゃとした笑顔が漏れてしまい口元をちいちゃな両手でそっと隠して。遣手婆から彼の名前等は聞いていたし、きっと彼も自分のことは教えられていただろうがこうしてちゃんと改めて名前を教えてくれることに`家族のひとりになるんだな`と実感が沸き心がじんわりと温かくなるような感覚がする。男衆の名前を呼ぶときも、お客さんの名前を呼ぶときもこんな気持ちにはならなかったのに。椿は口元を隠していた手を自分の胸元──じんわりと温かくなった箇所に手を添えたあと、ふと自分も自己紹介しなければと我に返ればスッと背筋を伸ばし「 椿と申します。お花の、椿とおんなじ文字を書きます。 」とにこにことスッカリ緊張の解れたような朗らかな笑顔を浮かべて。彼のように立派な家の出ではないので苗字などは存在しないが、大好きな姐さんからもらった大切な名前だ。その表情に恥ずかしさは一切ないどころか、大好きな名前です!と言いたげに瞳がきらきらと宝石のように輝いていて。 )


( / かしこまりました!
 背後様と同じ流れを共有できていたようでうれしいです…!
 よろしくお願いいたします! )




16: 大祝直政 [×]
2023-05-01 13:13:19


( どうやら笑われてしまったことで恥ずかしくなったのか、おしろいをはたかずとも新雪のように無垢な相手の肌が血色良くなってくると、そのいたいけな様子に微笑ましくなってしまい、今度は吹き出さずともまた笑顔を滲ませて。自己紹介をしたこちらの名前を反芻するように美しく澄んだ声で様付けをされると胸の奥が不意にドキリとしてしまい。先ほどまでの旦那様呼びではなく、その鈴のような声で下の名前を様付けされてしまうと胸の内が穏やかではなくなっていくようで、この少しの時間で人形遊びをする友人や花街に通う人間たちの気持ちが少しだけ分かった気がして。「んんっ。」と気を取り直すように咳払いをしながらも、今度はこちら側が自己紹介をされると、その造りものではない純粋な笑顔と、まるで夜空の星が散りばめられたように輝くその瞳からその名前が余程気に入っていることがひしひしと伝わって。花街生まれで苗字はないらしく、下の名前だけ教えられると「椿。椿…。うん、いい名前だ。」と、遣り手婆から教えられていても改めて相手から聞かされると、また違った響きに聞こえて来て、相手のその可憐な容姿を見ればその名がよく体を表していることに頷きながらそう呟いて。そうしてお互いに自己紹介を終えて一区切り。残りのクッキーと紅茶を流し込めば「よし、椿。紅茶を飲み終えたら椿の服を買いに行こう!」と、急に相手を迎え入れたため、なにも用意ができておらず、まずはこれからの生活で必要な衣服を整えようと思い立ったようにそう言って。 )

( / いえいえ、こちらこそよろしくお願いします!では、背後は引っ込みますので何かありましたら何なりとお申し付けください!/ 蹴り可 )

17: 椿 [×]
2023-05-01 16:35:09




…おいしい、!直政様が淹れてくださったからですね。

( 頂きます、と一言の後に一口喉を潤した紅茶は、花街でたまに飲める安い紅茶なんかよりもずっと香り深くそれでいて上品な味わいであった。偶に姐さんのお客さんから茶葉を貰えることはあれど、やはり紅茶に慣れ親しんだ…淹れ慣れている人物が淹れるものとは違う味がする。椿はほろりと表情を和らげながら不慣れなティーカップを知識だけで知っているような三本の指で持ちながら美味しいと。これからはもっとたくさんお勉強をしておいしい紅茶を淹れられるようにならなきゃ、とそっと肉桂色の水面に目線を落として。と、ふと思い立ったかのように自分の服を買いに行くという彼の言葉にぱっと蘇芳色の瞳を丸くして。会って間もない自分を身請けしただけでなく、服を買い与えるという目の前の美丈夫にぱちぱちと瞬きを繰り返しては「 ふく、」と、思わずといったように彼の言葉をリフレインして。厭、もちろん大した着物等は持ってきていないし身請けされた女というのはその主人が女に服を買い与えるのが定石ではあるのだが、それでも女性ものの服…洋服にしても和服にしても決して安い物ではない其れらを買いに行こうと言ってくれるその優しい瞳から目が離せずに、彼の夜空色の瞳をただただぼうっと見つめてしまい。 )




18: 大祝直政 [×]
2023-05-01 17:41:26


茶葉がいいだけだよ。
( この屋敷で1人、自分が嗜む用に茶を淹れ続けていたためか、どうやら腕前はプロ級になっていたらしい。紅茶の暖かさに表情を綻ばせながら、きっとあなたが淹れたからだと言われると恥ずかしそうに、それでも好きなことを褒められれば悪い気はせず、嬉しそうに頬を染めながら上記のように謙遜して。思えば、自分が淹れた紅茶を人に褒められたのは初めてのことで、たまに雇う家政婦業者に振る舞う機会もそういえばなかったと思い出せば、これからこうやって己が淹れる茶を褒めてもらえる人間がこの屋敷に居ると思えばなんだか胸の奥がじんわりと温かくなるようで。相手の服を買う。そうと決まれば大祝家が懇意にしている服商店を訪ねようと、色々計画していればぼうっとこちらを見つめたまま固まっている相手に「…?なにか顔についているか?」と、首を傾げて。)



19: 椿 [×]
2023-05-01 19:13:00



いいえ、花街で飲んだ紅茶はもっと…淡白でした。
姉さんのお客様から頂いたものだから茶葉は良いものだけれど…淹れる方が違うとこんなにも味が変わるんですね。初めて知りました。

( 自分の言葉に顔を綻ばせた彼を見てなにだかこちらもほわほわとした柔らかい気持ちになる。きっと紅茶がお好きなんだわ、と何となく察せば自分も彼の好きなもので彼を喜ばせられるようになりたいなと。身請けされる前に姐さんから少しのお小遣いをもらった、其れで紅茶の淹れ方や種類の本をきっと買おうと。彼とぱちりと視線が絡んだのを自覚しては「 ぁ、いいえ!その……こんなに良くしていただいて、良いのかしらって。 」とぱっと蘇芳を逸らせば小さな声で素直に自分の気持ちを吐露して。姐さんたちのように床が上手いわけでもない、家事をさせるだけの女にそんな手間暇をかけていただいていいのかと。…マア最も、冷静に考えてみたら隣に置く女は小綺麗にしておくにこしたことがないので当然なのだが、花街で男に貢がれるのは既にスッカリ水揚げも済んでいる美しい花魁だけなので椿にはそんなふうに貢がれたことがなく。 )




20: 大祝直政 [×]
2023-05-01 20:10:22


( こちらの言葉を否定するように、この紅茶は淹れた本人の賜物だと褒めちぎられるとだんだんとこそばゆくなってきて。しかし本人にもその言葉には経験があるらしく、この茶葉は行きつけの喫茶店で出されているものと同じであるのに、その喫茶店で出される紅茶は自分が淹れたものよりも芳醇な香りと味をしている。淹れ方をマスターに聞いてものらりくらりて躱されてばかりである。そう気付けば相手に言い返す言葉もなく頬を染めるばかりで。相手が固まっていたのは服を買ってもらうのは申し訳ないとのこと。花街の花魁は男共を手玉に取って貢がせると聞いていたが椿はそのような経験がないのか、今の姿からはそんな様子は欠片も感じられない。まあ水揚げもまだであれば懇ろの客などもまだつかなかったのだろう。そんな心配をする相手を安心させるように「 そんなこと気にする必要はない。服がなければこれから不便だろう? 」と、相手は目を逸らしたがこちらの眼差しは相手を捉え続け、車の中から誘い出した時と同じように手を差し伸べながら身請けしたからには相応の責任があるとそう言って。とは言いつつも、相手には便利という言葉も烏滸がましいほど、とびきりの服を仕立てようと企てていて。 )



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