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 可愛いの魔法 (〆)/2014


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自分のトピックを作る
481: 逆巻 傑 [×]
2023-06-09 07:52:55



──…いい感じすね。
( 完成したメイクの出来栄えは、一言で表すなら〝上出来〟といったところ。気になる点は漏れなくカバーし、全体の統一感も肌馴染みも問題ないにも関わらず、小綺麗にまとまっているだけのような、何か物足りなさを覚えては、最上級の評価は飛び出さず。自分の姿を鏡越しに捉えた少女も似たような印象を受けたのか、送られる褒賞もどこか気を遣われているような表情。妥協するのは本意ではないものの、原因を分析するだけの時間もなければ自己満足に相手を付き合わせるのも憚られ、諦め悪く少女の顔に数秒目を留めた後にやっと傍を離れて。切り替えるように一つ息を吐くと、手荷物の紙袋から貰い物である菓子箱を取り出し、再び少女の近くへと戻る。動物を象った棒付きの飴が数種類並ぶそれを開いた状態で相手の方へと差し出すと、ほぼ均等に残る黄金色に目を落として )
これ、貰い物なんですけど、良ければお好きなの一つどうぞ。




482: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-09 12:47:58



( 多分今日も何か書かれるんだろうなあと思えば気が塞ぐし、牧さんに相談すればリプが来ないよう設定もできるんだろうけれど応援の声まで届かなくなるのは避けたい。となればとにかく頑張って現状打破するしかないんだ、と決意するように膝上に置いた手のひらは服をぎゅっと握り締め。そうしてがちがちのプレッシャーに囚われていたところに、よければどうぞと開いた箱を差し出されれば「いいんですか、ありがとうございます」とお礼を告げてから何だろうと箱の中に目を移し。その中に収まっていたのは、ぴかぴかと黄金色に輝く可愛らしい形の飴たち。つい心が解され、ゆるゆると表情を綻ばせていく。犬に猫にうさぎ、羊などいろんな動物が象られていてどれも本当に可愛らしく目移りしてしまうけれど、どうにも最近惹かれている──そう、猫を象った棒付き飴に手を伸ばして。選んだ飴を少し掲げて角度を変え、照明に当たってきらきら反射する黄金色の猫を眺めては、やっぱり可愛い!とご満悦な笑みを浮かべ )
えっ、可愛い~…!どうしよう、全部可愛いですねこれ。とっても悩むんですけど…決めた、この子にします!




483: 逆巻 傑 [×]
2023-06-09 15:14:27



( 少女が菓子箱を覗き込むと、途端に歓声のような華やいだ声が上がり。差し入れのつもりで持って来たそれが今は完璧な仕事が出来なかった詫びの意味も帯びつつあれば、そんなに気に入ったのならもう一つくらい、と勧めようとして顔を上げ、静かに息を呑む。数十秒前まで今一つ印象に残らなかったメイクが漸くその色彩を放ち、視線の先の黄金色よりもずっと煌めいた、見る者を燦々と照らすお日様のような笑顔を存分に引き立てていて。そのかがやきを目にしては、引っ掛かっていた全てがすとんと腑に落ち、ふ、と密やかに笑みを洩らす。そうして先程は口を衝くことのなかった最上級の評価も、今度こそ自然と口を衝いて )
──…ん、可愛い。




484: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-09 16:56:46



( ちょこんと付いた三角耳や、しなやかな尻尾のシルエットのところなんて動物好きには堪らないお菓子だろう。どこに売ってるのかなあだとか、食べる前に絶対写真を撮ろうだとか考えては数日振りにきらきらした気持ちになり。我ながら思いの外、単純な脳でできていると感じつつ一人はしゃいでしまっては、飴に夢中なあまり相手の表情の細やかな変化には気付かないけれど、相手から賛同するかのような〝可愛い〟との言葉を聞けば彼もまたこの猫がお気に入りなのかと。飴から相手へと視線を移したなら、ぱっと晴れやかな笑みを咲かせながら猫の飴の表情を正面に向かせ )
ほんとに可愛いですよね、食べるのもったいないくらい!




485: 逆巻 傑 [×]
2023-06-10 15:22:58



( 飴でできた猫を一心に見つめていた瞳が、自身の声を拾って此方を振り返る。そこに浮かぶ笑みは純粋そのもので、耳に届いた言葉の対象を誤解したのだろう、持ち手の棒をくるりと回転させてはついさっきまで釘付けになっていた猫の正面のシルエットをも無邪気に向けてきて。彼女のはしゃぎようと勘違いも然ることながら、難解な問題に答えが出た快さでそよ風程のささやかな笑い声を立てれば、一度飴に逸れた視線を再び少女へと戻し )
いや、水瀬さんのことですよ。




486: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-10 19:11:24



( 微かに笑ったような声が漏れた気がして、ぱちと一度双眸を瞬かせたなら、彼の視線が自分に移ろう様がスローモーションのように見えて妙に惹き込まれる。刹那の出来事だけれど、端正な顔立ちをしてるだとかやっぱりさっき笑ったんだとか、相手の少し柔らかな表情を前に考えていれば、思わぬ言葉に笑みを浮かべたまま時が止まる。飴ばかりに気を取られていた上、snsの件もあったためその対象がまさか自分に向けられていると思わず言葉を咀嚼するのに数拍。理解するのにもう一拍ほど時間を要しては、理解した途端に心臓がドキンと跳ね上がって一気に頭が上せたようになる。ぶわ、と瞬く間に頬が赤みを帯びていく頬に片手を添えるけれど隠せてもいない。そんなはずないとばかりに焦り戸惑うような声を上げ )
───…え、…えぇっ、わたしっ…!?




487: 逆巻 傑 [×]
2023-06-10 21:09:11



( 眼前の笑顔が綺麗に一時停止し、それから一気に紅潮するという漫画のような場面が繰り広げられれば、大袈裟な程のリアクションに戸惑うのはむしろ此方の方で。直前に思い違いがあったとはいえ、毎度メイク後に決まって口にしてきた言葉であるし、アイドルを生業にするような相手ならば同様の評価は幾度となく受けているはず。何がそんなに彼女を仰天させたのか分からずに、マスクの下の口元は動かさないまま目顔に仄かな困惑を滲ませて )
…そんな驚きます?




488: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-10 22:12:49



でっ…ですよね!?すすすみません、最近自信なかったのもあって、ちょっと調子が…!
( 相手から指摘を受けては見るからにあたふたと視線を右往左往しながら、周りに汗マークが跳ねていそうなほど慌てふためいて。普段からメイク後言われているのだから相手がそう驚くのも無理はないけれど、今日はどうしようもなくどきどきと心臓が弾んでしまって仕方がない。あの例のリプなんてみじんこに感じるくらいには、相手からの〝可愛い〟は特大な威力があるように思え、まるで魔法に掛けられたみたい。彷徨かせた視線の先にある鏡にちらりと映った自分は驚くほど頬が赤いけれど、そう思えるくらいには先程までより生気に満ちてきらきらと輝いていて、これではまるで──。ぽっぽと赤らんだ頬のまま、初めての感覚のなか懸命に弁明をしようとして )




489: 逆巻 傑 [×]
2023-06-10 23:00:56



…ああ、確かに、コンディション悪いと過剰に気になる時はあるっすね。
( しどろもどろの説明を受ければ、自信がなかったとの発言をメイク前のコンディションの心配と結び付け、相手から少し視線を外して覚えのある憂鬱感に共感を示し。影の薄い一般人の自分であれば数日気落ちするだけで済むけれど、アイドルである彼女にとっては仕事にも差し支える一大事だろう。タレントのモチベーションを上げるのもヘアメイクの仕事のうちだ、と以前教わった訓示を思い返すと、人差し指で自身の頬の付近を指差し、〝可愛く仕上がっている〟の意味合いで再度同じ言葉を掛けて )
まぁ、心配しなくてもちゃんと可愛いんで。早く調子取り戻せるといいすね。




490: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 02:07:20



( ちゃんと可愛い、と改めて掛けられた言葉は、自信喪失して穴が開いていた心の隙間をみるみる埋めてくれて、より強度が増し光彩を放つものに変えてくれる。頬から胸へと手を滑らせるように下ろしては、手のひらに伝わるほどうるさく鳴り止まない鼓動を感じ取り。そう長くない付き合いの中で幾度となく励まされて救われて、寄り添ってくれた彼にそろりと視線を戻してはきらきらとして見えて心臓がきゅっとなる。ああ、これってきっと恋だ。漸く明確にこの気持ちに名前が付けば今までの感情も全部腑に落ちて、ぴかぴかになった自信と生まれたてのきらきらした恋心は、背中を押してくれる気さえして。あたふたとしていた手はぐっと飴の棒を握って、大丈夫だと宣言しながら翳りのない眩しい笑みを咲かせ ) 
…えへへ、きっともう、大丈夫です。逆巻さんが〝可愛いの魔法〟かけてくれたから。ありがとうございます!




491: 逆巻 傑 [×]
2023-06-11 13:40:13



…魔法って。精々おまじないぐらいのものですけど。
( 随分と早い立ち直りにまた気を使っているのではないかと憂慮するも、そこに浮かぶのは自身のよく知る眩い笑みで。実際には一言二言発しただけだというのに、まるで摩訶不思議な力でたちどころに解決してしまったかのような大仰な言い回しに訂正を入れたなら、先の件で彼女の最大の魅力として認識していると自覚した花咲くような笑顔に目を向ける。趣味の延長で就いた仕事とはいえ、自身の施したメイクで相手の持つ魅力をより鮮明にし、それが自信に繋がる瞬間には柄にもなく利他的なやり甲斐を感じずにはいられない。太陽の光を反射してさやかに輝く月のように、対面の笑みにつられて控えめに相合を崩せば、専業への矜持を滲ませて )
…でも、本当にそうなら、ヘアメイク冥利に尽きます。




492: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 15:14:33



わたしにとっては最強のおまじないです!
( 元々綺麗な顔立ちだとは思っていた、月のように静かに佇んだ彼の微笑みは月光花が咲いたようでずっと自分に笑いかけていて欲しいような思いに囚われる。目を惹かれつつもずっとは見ていられずに、相手が言うからこそ大きな効力のあるおまじない最強だと無邪気に表現していれば、ピピピとメイク時間の終了アラームが鳴って。そう遅くならないうちに牧さんが迎えに来る合図でもある。名残惜しくも飴とスマホを移動用バッグへと片付けていると、ちらりとsnsの通知画面が見えるけれどもう気にならない。そのままバッグへと押し込んでは膝上にちょんと置いて牧さんの迎えを待ちつつ、少しそわそわと相手の方に視線を遣る。今しがた芽生えたばかりの恋心によって気付かされた嫉妬の感情だけれど、もしも牧さんと恋人同士であるなら叶わぬ恋だったと諦めなければならない。最大の懸念を想定しながらも傷は浅いうちにとはよく言ったもので、意を決したようにバッグの持ち手をぎゅっと握り締めながら両者が揃う前に口を開いて )
今日もすごく、可愛くしてくれてありがとうございました。…それであの、そういえば一個聞きたいことがあるんですけどっ…!




493: 逆巻 傑 [×]
2023-06-11 15:59:16



( 自分が彼女を鼓舞していたつもりが、精一杯に喜びを伝えようとしてくれる相手に此方が励まされたような気持ちになる。メイク中にもそんなことがあったな、と頭の片隅で考えていれば、終了予定時間を報せるアラームの音に現在へと意識を引き戻され。設定時間で当然に現在時刻も判明しているはずが、何とはなしに時計に目を遣ると、少女のマネージャーにも差し入れを渡すつもりではあるものの手に持ったまま待ち構えているわけにもいかず、傍の机に菓子箱を置き。それと同時に意気込んだ声が聞こえると、最初に顔だけを向け、それから体も正面へと向け直して )
──…? はい。




494: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 17:01:33



えっと…その、この前のDVD鑑賞した時に聞こえちゃって。逆巻さんが、牧さんのことを名前で呼んでるの…。
( 相手がこちらに向き直れば真っ直ぐには目を合わせられず、少し視線を散らしつつバッグの持ち手を握った手をもじもじと動かしながらも本題について触れていく。相手が何か作業をしながら耳を傾けてくれたならこんなに緊張することなかったかもしれないと、先程までとは違う胸のドキドキとした鼓動を感じ。まだ扉が開かれる様子はないけれど牧さんがいつ来てもおかしくないとなれば、あまり時間も掛けていられない。小さく息を吸い込んだなら、ずっと自分の中で渦巻いていた質問をきゅっと双眸を瞑りながら漸く吐き出して )
もしかして……お二人って付き合ってるんですか?




495: 逆巻 傑 [×]
2023-06-11 17:46:32



──…え。
( 何やら言い出しづらそうな様子に、寮まで送った雨の日に結局聞けなかった話かと予測を立てるも、その可能性はすぐに否定され。代わりに事務所でホラー映画を視聴した日のことが話に出ては、仕事での関係者の呼び方について指摘され、思わず小さく声を漏らす。そうだっただろうかと記憶を辿ってみるけれど、意識して呼ばない限り呼称などいちいち覚えているものでもない。マスクの上から下唇に軽く指の関節を当てつつ目を伏せていれば、少女の口からは更に思いもよらない飛躍気味の問いが飛び出し。目線だけをゆっくりと上げると、呆気に取られたようなぽかんとした面持ちで、一先ず尋ねられたことにのみ返答して )
は…、…いや、付き合ってないです。




496: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 18:56:36



…そうなんですか?
( 相手の口から小さく漏れでた声は〝バレた〟だとか〝まずい〟だとかそんな意味なのかと一瞬身構えたけれど、続く言葉は懸念を否定するもので。その言葉を聞くなり、やや下に構えていた顔を反射的に上げては、確かめるように呟いたあと次第に表情はほっと安堵に満ちていき「良かったあ」なんて言葉をするりと滑らせて。でもそれならなんであんなに親しげに下の名前なんて、との疑問が浮かんでくるけれど、数日考えていたあまり記憶が親しかったように少々誇張されているらしい。一番大きな懸念こそなくなりはしたものの明確な関係性は分からなければ、そのまま二つ目の質問に突入し。二人とも綺麗な顔立ちだし腹違いの姉弟と言われても納得してしまうかもしれない。今度は真っ直ぐに見つめながら返答を待って )
単刀直入に聞くんですけど、どういったご関係で…!




497: 逆巻 傑 [×]
2023-06-11 19:42:43



( 相手の表情からほっと力が抜けてゆくのを見れば、本当に恋人同士だと思っていたのだろうかと実際の関係とは程遠い想像に密かに苦笑し。併せて零れた感想には微かな違和感を覚えるものの、彼女の立ち位置と性格だとやりづらさを感じるのかもしれない、とそういった事情に気の回らない性分であることも手伝ってあまり深くは考えずに。それから真剣な眼差しで当然の問いが重ねられると、明確な名前のないマネージャーとの関係をどのように表現するべきかと少しの間言い淀み、結果、洗いざらい説明することにして )
どう…と言われても、別にどうもこうもないんすけど…。牧さんの弟と高校時代から仲良くて、仕事で会う前からちょっとした知り合いだったってだけです。…あ、呼び方に関しては、弟の方と紛らわしいから仕事以外の時は下の名前で呼んでて。




498: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 20:39:33



へ~…!なんだ、そうだったんですね!すみませんわたし、ものすごく勘違いしちゃってて…。
( 牧さんに弟がいたなんて知らなかったからどの推測も全て検討違いという結果に終わったけれど、自分にとっては真新しい情報ばかりでその新鮮さに双眸を瞬かせる。高校時代のと聞けば、相手はどんな感じだったんだろうなんて新たな興味で瞳には輝きさえ放てば、全てが明確になった今もやがかった霧は晴れ、好きでいていいんだと気持ちのストッパーはなくなって。勘違いには両手を合わせながらもちろん謝罪しつつ、予定時刻は過ぎても慌ただしい足音が部屋の向こうに聞こえなければ、両手を合わせたまま相手を窺うように見上げながら小首を傾げて )
……牧さん、まだ来ないみたいですね。ついでと言ってはなんですけど…いっこ、吐き出していってもいいですか?




499: 逆巻 傑 [×]
2023-06-11 21:26:58



…や、俺もあの時は仕事とプライベートの線引きが曖昧で、多分気抜いてたんだと思います。
( 最初はただの噂好きかと勘繰っていたものの、二つの回答への反応を見るにどうやらそういうわけでもないらしく。単に疑問を解消したかっただけかと納得すると、律儀に謝罪を述べる相手に遠回しながら誤解させた謝意を伝え。友人の姉との関係は周囲に隠しているわけでも、彼女との間に特別取り決めがあるわけでもなく、互いに仕事にプライベートを持ち込まなかったというだけの話。そんな世間話の〝ついで〟だと言うのだからあまり身構えても話しづらいだろうと、机の縁に片手を掛け、浅く腰掛けるようにして体重を預けながら )
早速すね。どうぞ。




500: 永瀬ひな季 [×]
2023-06-11 22:26:25



( 気を抜いていたという話でふと思い出すプライベートの相手の姿。趣味だってあの場で知ったし、打ち上げの席もまあ仕事上でだったけれど酔うと可愛らしいことも知った。現状あくまで仕事上の付き合いしかなければ、もっと彼のことが知りたい想いが強まると、それだけでもう胸がきゅんと締め付けられる。トクントクンと甘酸っぱく高鳴る鼓動を感じながら、相手の厚意に甘え吐露の許可を得れば静かに口を開くと、胸元から込み上げる気持ちを想いのままに吐露して。言っちゃった!とばかりにぽわぽわと赤く染まる頬に両手を添えては、えへへとはにかんだ笑みを浮かべ )
わたし…逆巻さんのこと、好きになっちゃったみたいです。




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