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 可愛いの魔法 (〆)/2816


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2801: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-27 20:41:20



( / ぜひぜひ、嬉しさとモチベが特大上昇します* 結果私も感情をぶつけることになるかと思いますが、よろしくお願いしますね…えへへ。ちょっと気品もあり綺麗なイメージで…と選んだブルータビーでしたが、思わぬところでしっくりこられていたようで私も笑っちゃいました() 尚かわいいですね…!
折角なので、上手く〆れてはいないのですがお返事置かせていただきました!こちらこそ、最後まで素敵な交流をありがとうございました…この空気だけで生きていけそうです…。(拝み) 
またの名をパワハライベですね!何気に一ヶ月ぶりの本編になるんですね…今回もよろしくお願いします* 内容的に開始ロルの方をお任せできればと思うのですが、よろしいでしょうか? )

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──…は、ゎ…。( 回転させられた手に、そっときょとん顔を上げ / その行く末と、注がれた眼差しの熱に浮かされ / 黒目がちな瞳は揺れて、溶けて / ぽや / 「ひゃい…」と小さな声と、首を縦に短く頷くのがやっと )わ…わたしは、ソフトクリーム目線がわかった気がしました!…っほんと、とけちゃう…。( 冷めやらぬ頬 / 解放された左手を右手できゅっと握りながら、双眸をぎゅむ / こもった熱を吐き出すように、ぽつり )




2802: 逆巻 傑 [×]
2025-01-28 00:00:20



(/ 互いに熱量をぶつけ合ってビックバンが起きちゃいますね…(?)そんなイメージを持っていただいていたとは…!これまた精進案件ですが、素直に嬉しいです。そして笑っていただけるのもとっても嬉しいです…。
〆のお返事もありがとうございます…!前レスから可愛いが過ぎて転げ回っておりましたが、溶けちゃうソフトクリームなひな季ちゃんに枕に顔をダイブさせることになりました。世界って美しいんだ…( 悟り顔 )
プロデューサーからのパワハラというと今のご時世的にちょっとあれですが、紛うことなきパワハライベです()開始ロルは仰る通り此方からの方がスムーズかと思いますので出させていただきますね。一ヶ月ぶりと聞いて仄かに緊張しつつ、ひな季ちゃんハピバの後、投下致します…!※全蹴り推奨 )

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ひな季さん、誕生日おめでとうございます。( 部屋の隅の方に立って、恒例のクラッカーぱーん! / その傍にあるのは… )丁度一気にこれまでを振り返ったタイミングだったし、ファンは推しの誕生日に祭壇作るものだって聞いて。( またも断片的なオタク知識 / テーブルにかかった白いクロスの上には、交流の足跡を思わせる品物の数々 / 動物型の棒付きキャンディ、交換したキーホルダー、お揃いのハンドクリーム、ブルーグレータータンのマフラー、猫耳やマスカレードの仮面、ミニクラゲの揺蕩うアクアリウム、オリジナルブレスレット etc… / ケーキスタンドにはプレゼントボックス風のミニケーキや大好物だと勘違いしたままのメロンのショートケーキが乗り / その隣には食品サンプルのような作り物の土台と、実際に海で拾ったお菓子みたいな貝殻たちで作られた三段ケーキ / ブロマイドやCD他の公式グッズも少々、個人撮影した非公式写真も少々 / かすみ草とムーランフリルと桜の花びらが更に華を添え / 祭壇というよりもはや博物館 / イヤーカフはいつものように耳元に輝き )ひな季さんはもう俺の人生の大事な一部なんで、本当は毎日言いたいくらいだけど、今日は365日分込めて──生まれてきてくれてありがとう。ヘアメイクとしてもファンとしても…もっと近しい存在としても、これからもそばで応援させてください。( 思い出の品達に注いでいた優しい眼差しをそっと彼女へ向け変えたなら  / 心の真ん中にある思いを一言一言丁寧に伝えて )
…と、これはプレゼント。( ギフト用の赤い封筒を取り出して手渡し / 中には例のカフェのドリンクチケットや映画館のギフトカード、トワハトくんの遊園地フリーパスチケット等、各種のギフト券が / 全て有効期限は一年以内 / もちろん収められているのは1枚ずつだけれど )…もし使いたくなった時は、いつでも俺に声掛けてください。




2803: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-28 14:44:02



えへへ、ありがとうございます!( 恒例のクラッカーに「ひゃあ!」と無邪気に喜色の声を上げ / 嬉しそうに満開の笑み咲かせ / そして眼前に広がる思い出の集大成のような祭壇に、瞳も口もまあるくして驚いて )わあぁ…っ!( 黒目がちな瞳にめいっぱい祭壇を映しながら、感嘆の声を漏らしては / それ以上は暫し言葉を失ってその祭壇を眺め )──…す、…っごい、すごいです傑さん!こんなにいっぱい、たくさん、思い出がっ…!目が足りないです!( 普段以上に煌めきを瞳に灯しながら振り向き / 両手の拳につい力が入って、ぐっ / ふんわり生クリームのようなスカートを靡かせながら、祭壇へぱたぱた近寄っては / うきうきちょろちょろ / ひとつひとつの思い出の前で、わあっと小さな歓喜の声を上げていると )──…えへへ、ちゃんと0時待機で、365日分、しっかり受け取りました!思い出も言葉も噛み締めすぎて時間が掛かって、寝ちゃってましたけど…。こちらこそ、これからも一番近くで応援よろしくお願いします!( こちらからも向き直って、言葉のひとつひとつもしっかりと噛み締めては / 幸せそうにまなじりを下げ / 言葉を大事に胸にしまっておくように、握った両手を胸に添えつつ寝落ちの暴露 / 顔上げ、花が綻ぶような笑み浮かべ )
えぇっ、ありがとうございます。この光景だけがプレゼントじゃなかったんですね、すごく豪華…!( 双眸をぱち / 驚きながらも受け取り封筒を開いては、たくさんのギフト券に表情ぱあぁ / いっぱい! / どれもこれも、彼と行った場所なことに気が付いてふと顔を上げると / 彼の言葉に見つめたまま、数拍の間 / じんわり目元に仄かな赤を滲ませ / 封筒を口元に寄せつつ、期待を孕む声音で小さく首を傾げ )……、また一緒に行ってくれる…?




2804: 逆巻 傑 [×]
2025-01-28 16:44:59



…うん、俺も、全然目が足りないです。( きゃいきゃいと無邪気にはしゃぐ様子と豊かな表情へ、視線は否応なく惹きつけられ / いつしか瞳に映るのは彼女ばかり / 対面の煌めきに照らされてあたたかく目許を緩めては / きっと幾つあったとて全てが相手に奪われることになるだろう )返事のことは多分そうだろうと思ってたから気にしてないすけど、ちゃんと一番に届いてたなら良かった。……あ、そういえばもういっこ作って──( 想像というより期待通りに筆半ばでの寝落ちを告白されれば、心なし嬉しそうですらある声色で / それから思い出したように取り出すのは祭壇のついでに作ったもう一つの推し活グッズ / 翳す手作りの団扇には〝ひなちゃんウインクして〟の文字が貼られ )
…、むしろ俺以外とは行かないでください。…羨ましくなるんで。( 半分以上そのつもりで渡した、という下心はひとまず隠しておくけれど / それでは一緒に行きたい意図が伝わらないと思ったのか、迂遠な肯定と自己推薦を / 最後には伏し目がちにただの本心がぽろりとこぼれ )

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※全文お返事任意、〆可、です。各文の続ける続けないはどうぞご自由に…!




2805: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-28 19:47:01



そりゃもう一番ですっ…お祝いの言葉も、こんなにすごい祭壇も、嬉しいって気持ちもぜーんぶ一番!( 盛大なお祝いに普段以上にはしゃいでしまって、両腕を広げて〝ぜーんぶ〟の表現 / 無邪気に八重歯覗かせ、にぱぱ / 纏う雰囲気もたっぷりのお花 / そこへふいに推し活グッズが持ち出され双眸瞬かせるも、すぐに破顔しては / 顔下で半分に丸めた両手の指先と手首の内側をくっつけ、ハートの形を作ると / ぱちんとウインク )大好きな気持ちも一番ですっ!…素敵なお誕生日にしてくれて、ありがとうございます。( ハートを作ったまま、ふにゃふにゃと口元も双眸も緩めて )
えへへ、言いましたね。約束ですよ!これも、これも、これも…全部一緒に行きましょうねっ。…──あっ、でも全部有効期限一年だ!?ふふふ、今年もいっぱいデートできますね。( 遠回しながらも肯定の言葉に、ぱあっと表情煌めかせ / 一枚ずつギフト券を指先で捲り、こちらはもちろん全部彼と行く気満々で / しかし券を捲る最中、期限に気が付き衝撃マーク浮かべ / 小さく楽しげな笑い声を上げ / 「どれから行きますか?」と手元の券を仲良く覗き込んだなら、去年の誕生日祝いにもらった香水が仄かに香るだろうか )

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( / 〆させていただきました、上記のお返事は任意です*
去年に続き、今年もとっても素敵なお祝いをありがとうございました…!どんなお祝いをしてくださるのだろうとここ数日うきうきしていましたが、相手がアイドルならではの祭壇というアイデアに脱帽しました…普通に「えぇ~すごい~っ!」って気付いたら声出てました、普通に() たくさんの思い出の中に、勘違いしたままのメロンのショートケーキも愛おしいです…それについてはいつか明らかになるとまたおもしろいですね* あたたかな瞳に見守られて、なんだかここだけ春ですね…あったかい…。今日の外はめちゃくちゃ寒かったので、仕事なんて行かずにここに浸っていたい気分でした…。
本当に素敵なお誕生日にしてくださって、ありがとうございました…!! / 蹴り・ご割愛ご随意に◎ )




2806: 逆巻 傑 [×]
2025-01-29 15:30:33



(/ しばらく悩みましたが、遅延行為をしてしまいそうだったのでお返事は差し控えております。こちらこそとびきりの反応をありがとうございました…!
せっかくファン宣言もしたことだし、と部屋の飾り付け程度に祭壇を作らせていただいたのですが、ひな季ちゃんにも背後様にも想像以上に喜んでいただけて私の心にも春が来ました* お気に入りフレーズの〝うきうきちょろちょろ〟や〝ぜーんぶ〟の一番、ファンサまでいただいて、此方も口から「かわい~…」がずっと漏れ出てました…祝った側を最大級の幸せにしちゃうひな季ちゃんさすがです。思惑のデートも背後達の預かり知らぬところで実現するんだろうなと考えると何だかほっこりしますね…、これからも背後様のおこたになれるよう頑張ります…!
と和んだところで早速初手からパワハラが横行しておりますが、ホラーロケ続、以下に始めさせていただいております。こちらへのお返事のお気遣いは不要ですので、一ヶ月ぶりの本編もよろしくお願い致します…! )

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( ただでさえ一日曇天だった空は、午後七時半を回って月も星もない暗夜へと移り変わる。ゴーストタウンさながらの寂れた街中には満足な光も音もなく、かつては400床近い病床数を誇ったという総合病院も、今は眠る巨大生物のようにひっそりと息を潜めるばかりで。与えられた試練を前に己の口からは人知れず憂鬱の溜め息がこぼれ、物々しいコンクリートの壁を薄い霞が伝うように上ってゆく。それはこの中に今から一人で入るのが恐ろしいだとか、呪われたらどうしようだとか、そんな非現実的な煩慮とは異なり、事ここに至った原因であるテレビプロデューサーとの摩擦という現実問題をどうしたものかと思い悩むゆえ。前回の七不思議ツアーで意見したことをきっかけに彼の不興を買い、『次は君にも行ってもらうからね』と予告された通りに心霊スポットの下見係として呼び出された現在。復讐劇の始まりに爛々と目を輝かせている左側から反対の右側へと視線を移せば、本来同伴の必要のないはずの少女へと素直な疑問を投げ掛け )
…水瀬さんは来なくても良かったんじゃないすか?




2807: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-31 03:16:33



( / 久しぶりになんの予定もない休日だったので、めちゃくちゃに寝てしまっていてお返事が遅くなりました…すみません…!!大変お待たせしたところに再び予定のご連絡で恐縮なのですが、2/14は就業後に職場の子のお祝い会がありまして、夜のお返事が難しいです。ご承知おきください…。パワハライベ()も何卒よろしくお願いします…! / 蹴り推奨です◎ )

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そ、それはそう、なんですけど……傑さんが心配で……。
( 以前ホラーロケで使用した舞台は日中使われている現役の学校だったため、周辺は街灯や住宅地が並んでいて少し安心感があったというものだけれど、無事にクリアしてしまったせいもあるのだろうか次のロケ地候補の病院はもう使われていない廃施設な上に、寂れた街中にあるというランクアップぶり。急にレベルが上がりすぎなのでは…と曇天同様にどよんと重たい空気を纏わせながら、どうかここに決まりませんように!と双眸をぎゅむっと瞑りながら両手の指を組み合わせていると、彼からの当然の指摘に双眸を持ち上げて。巻き込んでしまったことの責任があるから、なんて言うと気を遣わせてしまいそうで、躊躇いがちに視線を落としつつ眉尻を垂らしながらやんわり肯定すると、〝だめって言ったのに…〟とプロデューサーの方をじとりと恨めしげに抗議の視線を送るけれど、プロデューサーは爛々としているばかりで視線には気付いていないらしい。小さく溜息を吐いては、彼へと視線を戻すと心配そうに小首を傾げながら、知らされている前情報を改めて彼に確認し )
本当に一人で下見に入らなきゃなんですか…?




2808: 逆巻 傑 [×]
2025-01-31 10:54:16



…──心強いです。
( 彼女の〝心配〟が心霊現象的な意味なのか現場環境的な意味なのかは定かではないけれど、幼稚な悪意に晒される中で自身を一人にさせまいとする気遣いには、ゆっくりとひとつ瞬いた後、自然とマスク下の口元が緩むのを感じ。健気なクライアントのためにもプロデューサーとの蟠りは一刻も早く解消したいところではあるものの、ホラーを至上のエンタメと信じてやまないせいか耐性のない相手の負担を理解しない彼を肯定する気にはなれないし、先日すぐに赴いた口答えした事への謝罪も軽く流されるだけで事態は好転しないまま。一方で特訓を通じて此方の耐性を知っているはずの少女は己の感覚から負担を些か大きく見積りすぎているらしく、憂慮の色を揺らめかせる瞳に正確なミッションの範囲を伝えては、大したことはないと言外に含めて )
そう聞いてるすけど、…って言っても廊下と使う数部屋確認してくるだけなんで。




2809: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-31 13:31:34



だ、だけって~……。
( 彼のホラー耐性については理解しているつもりだけれど、本人から心強いとの言葉が返ってくると、さすがの彼でもリアル廃病院に一人で入るとなると本当は心細いのでは…なんて心配なあまり深読みしてしまって。大したことなさげにミッションについて語られるものの、自身にとっては〝だけ〟なんて感覚には収まらず。病院ということもあり、ただでさえ亡者が多いこの心霊スポットでは何かしらの霊障があるのが付きもの。気弱に垂れていた眉を「!」と上げては「傑さん、手」徐に手のひらを出すよう彼に促しながら、いそいそと自身の鞄を弄って。彼が促されるままに手のひらを出したなら、まず牧さんからお守りで貰ったブレスレットを彼の手首に掛け、それから手のひらの上にトワハトくんのお守りを乗せて。彼の手首は細いから、女性用のブレスレットのサイズもなんら問題ないだろう。番組出演者が連れ添って下見をするわけにもいかないため、どうか何事もなく戻って来られますように、神妙そうな面持ちで持っていくように伝えながらそっと手のひらを包むように重ねてお守りを握らせようか )
これ…、お守り。持ってってください…。




2810: 逆巻 傑 [×]
2025-01-31 20:18:43



え?…あ、すみません──
( 依然気掛かりの拭えない様子の彼女から唐突な呼び掛けがあると、ポケットに両手を突っ込んだ姿勢に対する指摘かと黒のダウンから指先を引き抜くも、相手の関心はそのたなごころ自体にあるようで。見覚えのあるモノトーンのブレスレットがそれをくぐり、ひっくり返された手のひらに遊園地のマスコットが置かれ、身を案じる深刻そうな顔付きで緩く関節が畳まれる。ホラーロケ本番の再現たる重装備に「トワハトくん俺のことも守ってくれるかな…」と効力の設定を思い返してぼやく反面、顎の埋もれる程まで上げたジッパーの先に白鳩をぶら下げては、「…じゃあ、有り難くお借りします」と厚意を従順に受け入れて。そしてもしそれ以上右隣から授かる守護のまじないが無いとしたら、やや遠巻きかつ興奮気味に此方のやりとりを眺めていた新人らしき女性スタッフがやって来て、弾んだ声と共に撮影用のビデオカメラと懐中電灯が渡されることになるだろう。前回ロケでも姿の見えたその人の「頑張ってください!」に会釈とも頷きともつかぬ首の動きで応えてから、続くごく小声の「…ひなちゃんのために!」は聞き漏らしたまま少女に目線でロケバス車内を示せば、暗闇の中で輪郭を確かめるように弧を描く片側の黒髪をひと撫でして )
暖かいところで待ってて。…行ってきます。




2811: 永瀬ひな季 [×]
2025-01-31 23:08:43



( すっかり自身を守ってくれるお守りとしてトワハトくんを認識していたため、彼の呟きですぐさま効力について語られた遊園地での思い出が蘇れば、どうしよう!とあたふた汗マークを浮かべるものの、彼はそのままアウターのジッパーの先にぶらさげてくれて。その姿がなんだか可愛いし、厚意を無下にしないところが──「す、っ……ごく、応援してます、わたしも!」うっかりほろりと〝好き〟と溢れてしまいそうになるのを寸前で堪えると、拳をぐっと握りながら女性スタッフに次いだ声援に変え。〝トワハトくん、傑さんのことも守ってね!〟とジッパーにぶらさがる白鳩に熱く視線を注いだなら、手のひらが優しく自身の髪を撫でると視線を彼へと戻して見上げ。薄く染まる頬は夜が隠してくれているとは思うけれど、彼には筒抜けな気がしている。小さくこくんと頷くと、懐中電灯たちを手に夜の廃病院の暗がりに溶け込んでゆく彼の背中を見送ってから、彼の言いつけ通りロケバスの中で暫し待機となるだろうか )
…はい。いってらっしゃい、傑さん。気を付けてねっ!




2812: 逆巻 傑 [×]
2025-02-01 15:02:31



( 少女からの祈りと声援を受けて気も軽く目的地へと赴く道中、傍に控えていたプロデューサーからも「逆巻くん、期待してるよ」と底意地の悪そうな笑みを向けられ、早速水を差されながら足を踏み入れた廃病院は存外綺麗なもので。設備や内装は当時のまま、廃れた印象はなく医療機関特有の清潔な雰囲気が漂い、本当は閉院していないと言われても信じ込みそうなほど何の変哲もない総合病院の風景が広がっている。ただ、その〝誰かいそうなのに誰もいない〟という状況が逆に不気味さを煽り、一人きりで異世界に迷い込んでしまったかのような孤独感を際立たせる辺りは、さすがホラーロケの舞台に選ばれるだけあるといったところか。見渡した限りでは撮影が中止になるような危険な場所は見つかりそうもないが、確かな安全確認と、あわよくば企画頓挫のため、ひとまず指令通りのルートを辿りつつ回し始めたビデオカメラをくまなく周囲へと走らせ。恐らく企み顔をしていた彼の仕業であろう非通知からの無言電話が鬱陶しかったので4回目の後にはスマホの電源を落とし、総合案内と薬局やコンビニ、公衆電話等のある1階、各受付と検査室のある2階、手術室や集中治療室のある3階、入院病棟となっている4~8階を順に上がってゆく。最上階の廊下の端まで達し、録画を終了させればミッションは無事完遂。小さく疲弊の息を吐くも、裏を返せばこの場所がロケに使用される可能性もぐっと高まったということで。踵を返して懐中電灯の向こうの闇に視線を投じては、怯えるアイドルの姿が目に浮かび、彼女の逃げ惑う影にまた一つ息を吐く。現在時刻は把握できないけれど、及び腰にならなかった分そう悪いタイムではないだろう。それから先は番組制作に関わりのないただの私情として、不要とされていた部屋の安全確認を物理・精神の両視点から行うことに決め )




2813: 永瀬ひな季 [×]
2025-02-01 22:16:55



( 女性スタッフに連れられてロケバスへと戻ってきたなら、来た時と同じ窓際の席に戻ると窓の淵に指先を掛けながら外の病院をじいっと眺める──けれどやっぱり廃病院は怖くて、早々にすごすごと頭を下げ手のひらで顔を覆いながら、指の隙間から病院の外観を眺め。スタッフに持たされた懐中電灯のおかげで、ちらちらと時折窓に光が反射する度に彼が大体どの辺りにいるのかが窺えて、それが小さな安心材料になれば光がちらつくごとに〝傑さん頑張って!〟と小さな祈りを届けていると。『ヘアメイクさん凄いですね、一人であんな廃病院に!あたしなら怖くて怖くて…』と先程の女性スタッフに声を掛けられ「すごいですよね!ほんと尊敬します、いろいろと…」と大きく頷きながら賛同しては、尊敬にはホラー耐性以外にも様々な尊敬の念が込められて。そうしてふいに病院からスタッフへと視線を移したのを皮切りに、ちょうど最上階まで行った辺りから懐中電灯の光は外観からは窺えなくなり──というのもロケバスが待機してる場所からは、彼の独断行動ルートは単に見えないだけなのだけれど。ほんの少しの談笑の合間に、『電波かな、さっきから繋がらないんだよねぇ…』電波が二つほどしか立っていないスマホをぶんぶんと縦に軽く振りながら呟きを漏らすプロデューサー。まさかしつこい無言電話に痺れを切らした相手がスマホの電源を落としたなんて、体裁上にもそんな考えには誰も至っていないところに、『あれ、こんな時間が掛かるものですかね…?』最上階まで行くまでの散策に時間が掛かろうとも戻るまでは早いはずだと判断している女性スタッフが疑問を呟けば、小さく一音を血の気の引いた表情で漏らすだろうか )
──……え。




2814: 逆巻 傑 [×]
2025-02-02 15:35:27



…俺たちが守らないとな。
( もし本当にここがロケ地として採用されるのだとしたら、スタッフでもない己が好きに中を調べられる機会は今をおいて他にないだろう。待機場所の車内が俄に騒つきだしているとは露知らず、撮影用の構えを解いて上半身を固定しておく必要がなくなったせいか振れ方の大きくなったジッパーの先の白鳩に目を落とせば、連帯感を滲ませた語りかけによって内なる決意を一層強固なものにして。そうしてマスコットにだけ打ち明けた思いを胸に、画一的な作りの病室を倦むことなく見回り、ベッドと床頭台以外には何もないことを地道に確かめてゆくうち、気付けばいつしか反対端の階段は目前。しかしそこで自身の足を止めたのはその脇にあった掲示物の貼られたコルクボードで、上ってくる際には見落としていたけれど、色褪せた数枚の紙が貼られたままになっている薄緑色にふと懐中電灯の光を当て。正しい手洗いの方法や定期検診の勧めが疎らに配置される中、ひときわ目を引くのは比較的新しい中央の〝閉院のお知らせ〟の一葉。明朝体で綴られた挨拶と説明はありふれた文面ながら、下方に色付き大文字、更には二重下線まで引いて強調した文言が〝解剖いたします〟とあり、予定日と忘れ物をしないように云々という前後の文脈を見るに建物の解体と書きたかったのだろうとは推察できるものの、盛大な誤字は受け手に相当なインパクトを与えていて。奇妙な噂の出所はここか、と想像より遥かにくだらない真相にがっくりと肩を落としては、こんなでたらめに少女が振り回されることのないよう祈りつつ、階下への移動を始めて )




2815: 永瀬ひな季 [×]
2025-02-03 19:06:56



全然、繋がらないです…。
( 怖気付いて進めなくなったかだの、幽霊に連れ去られて神隠しに合ってるかもしれないだの、はたまた患者を救えなかった医師が亡霊となって解剖体を探して彷徨っているだの──心霊番組を制作するスタッフたちが集まっているだけあって、ロケバス車内はプロデューサーを中心に面白おかしく盛り上がりを見せる一方、『連絡取れないって大丈夫かな…』と囁き合う少数派も。特段大きくもない車内ゆえに座席の隅っこに座る自身の耳にも当然届き、つい頭の中では、幽霊が彼を壁の中に連れ去ってしまう妄想や、彼が解剖台に乗せられ身動きの取れないなかメスがきらりと光る妄想が掻き立てられてしまい。多分、ホラー映画で特訓したせいでそんな妄想が捗ってしまうのだろう。ひえ、と握った拳を口元に添えながら縮こまって怯えていると、『ひなちゃんからも、ちょっと連絡取ってみてくれますか?』こそ、と通路から女性スタッフが呼び掛けてきて。こくこくと頷きスマホを取り出しLINEを立ち上げては、通話ボタンを押して掛けてみたり直接携帯番号へ掛けてみたりするけれど、鼓膜に繰り返し届くのは電波が届かないだとか電源が入っていないだとかの自動音声だけ。ぽつりと伝えては、彼女だって怖いだろうに女性スタッフが意を決したようにぐっと拳を握っては『ちょっとあたし見てきま──』「わ、わたしが行きます!…す、傑さんには恩もある、ので」少し震えた声で言葉を挟みながら座席から立ち上がり。ホラーを大の苦手とする少女が突然そんなことを言い出すものだから『…えっ』とスタッフら数人の喫驚の瞳がこちらに向くのを感じる中、ずんずんとロケバスの通路を進み「いぃ、いってきます」と恐怖や不安の入り混じる表情を引き締めて言い残し、ロケバスを降車したなら『……えぇっ!?行っちゃったよあの子…まあすぐ引き返してくるでしょ』と高を括ったプロデューサーが中でぼやくはずで。恐怖心ゆえに軽い扉もなんだか重く感じるけれど彼の命には変えられなくて、双眸をぎゅっと不等号にしながら、えい!と思い切って扉を開いてみる。無理に開いてギッ…と音が鳴る扉から微かな冬風が入り込むと、存在の有無を尋ねるおっかなびっくりな問い掛けが無機質な廊下にぽつんと力なく落ちるだろうか )
──…すっ、すぐる、さん…?

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( / お世話になっております。前レスで展開が走ってしまっておりました、申し訳ございません…。途中の描写を少し挟まねばと思っていたら随分と冗長的になってしまいこの有り様()ですので、もし展開しづらいようでしたら続けてひな季の散策描写を入れさせていただきますのでご遠慮なくお伝えください…!特に支障ないようでしたら蹴り可です◎ )




2816: 逆巻 傑 [×]
2025-02-04 20:46:59



( いくら静寂に包まれた廃墟とはいえ、入り口からの隙間風のようなか細い声がフロアを跨いで届くはずもなく、院内に別の人影があるとは予想もしないまま。そのため呑気に最上階と同様の調査を入院病棟用に設えられた全ての部屋に行ったのだけれど、ごく稀にゴミ箱に小さな紙屑が入っていたりだとか、見舞いの花が花瓶の中で朽ちていたりだとかが目についた程度で、彼女の脅威となるような場所や物は見当たらず。恐らくここまでの道程でだいぶ時間を食ってしまったと思われるが、次なる3階は手術室等のあるいわば〝目玉〟的スポットであり、往路で指令通りに撮影を済ませているフロア。素通りで良いだろうと階段を下るそばから次の階段へと意識を移し、頭に2階の見取り図を思い浮かべていた──その時。廊下の奥から微かに聞こえてきた少女らしき何者かの声に、咄嗟に足を止めては特訓時の癖でつい周囲に顧客の姿を探す。それから一拍遅れて今は居ないのだと思い出せば問題は謎の音の正体に限られ、塩化ビニルの床へ努めて静かに爪先をつけた後、気配を感じた方向にそろりと懐中電灯の光を向けて )

----

(/ お世話になっております。前レスのロルも違和感なく拝読しましたが、今回のロルでより鮮明に車内の様子をイメージできました…!ご配慮をいただきましたが展開しづらいといったことも一切なかったため、そのままお返事させていただいております。手術室前で逆巻を助けに中へ入ろうとするも腰の引けているひな季ちゃんと遭遇する想定で書いておりますが、違うシチュエーションの方が望ましければその旨ご遠慮なくお伝えください…!特に変更点がなければこちら蹴り可です◎ )




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