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 可愛いの魔法 (〆)/2603


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自分のトピックを作る
2341: 永瀬ひな季 [×]
2024-07-30 15:50:05



は、入りますよ…?
( インカムから指示が聞こえてこないということは、特に仕掛けはないのだろうか。女子トイレの前まで辿り着いては、トイレ入り口の目隠し壁から体半分覗かせるようにしながら、暗い室内へとライトを向ける。確認の問い掛けのあと機材に耳を澄ませ、特に指示がないようならそのままそろりそろりと中へと足を進めていくと、普通は個室の扉が全開になっているところいくつか半開きのような状態になっていて。古い校舎のせいか、最後に使用した生徒の力加減のせいか。どちらにせよ今の自分にとっては目の前の様子が恐怖として映れば、不安げに眉尻を垂らして。仕掛けがないというのも、よくよく考えればシンプルに何か起きた時が一番怖いのでは…なんて考えては、床が廊下の延長からトイレの床に切り替わる位置で立ち竦み。「えぇ、と──…鍵かかってないみたいだし、何もいなかったってことで…」一件落着とさせてもらえるかどうか、機材越しに問うようにダメ元で呟いてみて。今のところ調査らしい調査も特にできていないため、スタッフからちゃんと検証して!との指示があるようなら泣く泣く従うことになるだろうか )




2342: 逆巻 傑 [×]
2024-07-30 18:50:01



…──どうぞ。
( 指示を待つようなか細い確認の声へ、一言だけの短い応答で人為的な仕掛けがないことを示す。主題となる七不思議のスポットには手をつけていないことでかろうじて企画が成立しているものの、それだけに演者は合図なく不可解な状況に遭遇した際に一層戦慄してしまうようで。半開きの個室扉に先程とは打って変わって分かりやすく表情を萎えさせた少女は、モニターの向こうでそそくさと敵前逃亡の素振り。しかし勿論そんなことが許されるはずもなく、「いやいやいや!」と勢い良く立ち上がった隣の監督者から「だめだよそんなの!本当に何もいないの?気になるなあって言って!」と制止が入っては「…──本当に何もいないの?気になるなあ」と彼の言葉を一言一句違わずインカムに乗せ。その横から「ちゃんと〝花子さん〟って呼び掛けながらね!」とプロデューサーの圧のある声が割り込んできたなら、相手の心中を察して気休め程度に小声で励まして )
…俺達も一緒に見てるんで…、頑張って。




2343: 永瀬ひな季 [×]
2024-07-30 21:50:53



──…って、そんなわけにはいかないですよね?うん、えっとその、…頑張ります!
( あ、これ絶対周りの大人に言わされてるやつだ。インカムから聞こえてくる言葉は到底彼のものとは思えなくて、ふい、と視線を斜め下へと逸らした視線はどこか遠く。機材がオンになっているからかプロデューサーの圧のある声が微かに伝われば、うぐ、と下唇を噛み締めて。きゅ、と肩に掛けているスクバの持ち手の握る力を込めた時、彼の激励が届けば重く沈んでいた気持ちが幾分かふわりと浮かぶようで。鼓膜に直接届くその声は身に付けたお守りよりも効果的な気さえして、頑張る!と威勢よく拳をぐっと握ったならいざ女子トイレの空間内へと足を踏み入れて。一番目、二番目、そして三番目の個室トイレの前まで恐る恐るながら足を進ませては、半開き状態の扉の目の前でドッドッと鼓動を強く鳴らし。扉にライトを当て、──ごく、と緊張の生唾を飲み込んだなら「っ…は、……はーなこさん、遊びましょ…?」と吐息に混じってほんのり声を乗せる程度の小声で呼び掛けてみて。──まあ当然なのだけれど、しん、とした静寂のみで何も聞こえないし動かない。ほっ、と大きく息を吐きつつ額の汗を拭う素振りを見せては、それからきゃあきゃあと安堵のせいだったり自身を奮い立たせるためにだったりで強気な言葉を吐くけれど、やっぱり怖いものは怖い。足早にその場を立ち去っては再び3階廊下へと戻り )
ほ、ほらぁ、やっぱり噂だもん!いるわけないじゃないですか!ねっ、今度こそ調査完了です!はい、つぎっ!2階に降りてみようかな……。




2344: 逆巻 傑 [×]
2024-07-30 23:20:52



( 微かに空気を震わせた呼び掛けに対し、何の返答もなく静寂のみが訪れると少女はこれまた分かりやすく胸を撫で下ろし、今度こそそそくさと女子トイレを後にして。残る噂は音楽室や理科室、体育館といった別棟での検証となるためもう教室棟に用は無いのだけれど、当の演者がそれに気付かないようであれば、悪戯小僧のような顔をしたプロデューサーが〝人体模型が彷徨いているかもしれない〟という口実のもと、たっぷり2フロア分自らの準備した仕掛けを味わせるだろうか。もちろんその場合は渡された配置図に沿って黒髪ロング白ワンピースの等身大人形のいる教室や、突然シンバルを持ったサルのおもちゃが動きだすポイントを取り決め通りに伝えるものの、ただ一つ黒板に子どもらしい筆致で書かれた〝ひなちゃんがんばって!〟の文字は配置図にも記載がなく誰のものかも分からないままで。体力と尺の都合、また衛生面を考慮して4階の探索は不要となり、いよいよ他の噂を調べるべく棟を移る指示を伝えては、どちらの行き先を選ぶかは本人の判断に任せ )
…──教室棟の探索は以上です。東側にも教室棟があるみたいなんすけど、今回はなしで…ってことなんで、次は真ん中の特別棟か体育館に向かってください。




2345: 永瀬ひな季 [×]
2024-07-31 20:51:55



( / 月末のばたばたでちょっとお返事を練る気力がなく、明日までお返事お待ちいただけますと幸いです…!すみません; )




2346: 逆巻 傑 [×]
2024-07-31 21:59:14



(/ どうぞお気になさらず…!いつもお仕事お疲れ様です。気長にお待ちしておりますので、心身共に回復してからお返事くだされば幸いです* ※蹴り推奨 )




2347: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-02 02:14:48



そっか、あっちにも校舎が…──あっ、渡り廊下がありました。今度はあっちの、真ん中の棟に行ってみたいと思います…。
( それぞれ用途別で棟がわかれていることを知ると、トイレから出た正面の窓ガラス前まで歩み、窓の外を照らすようにライトを当てて3階の窓から校舎を眺めてみる。長い廊下の中心部あたり──自身が立つ場所から斜め下に2階から渡り廊下が伸びているのが見えると、どちらにせよ一度2階へ下りなければならないのだと分かれば、窓から離れて渡り廊下を目指そうか。通った階段とは別の階段がトイレ横にあり、わざわざ来た道を引き返す必要もないためライトで足元を照らしながら階段を進み、今度は無事に2階に降り立つと。どうせまた何か仕掛けられているんだろうとは思いながらも、何事もなく特別棟に辿り着けることを願い「何も起きませんように…」と無意識に溢しつつ、自身の足音のみが響く通路を渡り廊下目指して歩き )

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( / お心遣いありがとうございました。なんだか調子が戻らず遅くなってしまい、大変お待たせしました; 8日頃まで仕事が詰まり気味のため、夜のみのお返事が続くと思われますがご容赦いただけますと幸いです…! / 蹴り可◎ )




2348: 逆巻 傑 [×]
2024-08-02 13:51:12



…──ひなちゃん、廊下……は、走らないでください。
( 少女の口から別棟へと至るルートが明言されると、日の目を見ない仕掛けが生まれることを予感したプロデューサーは「マネキン高かったのに…」とぼやきながら徐に手元に用意していた菓子パンを開封しだし。そのままチョコチップの入ったスナックパンを齧る彼が悄然とするのは読みを外したせいだが、もはや指示の必要のない一本道に困ったのは己も同じで。演者の歩く西側教室棟2階廊下の真ん中には天井から落下するトマト風の小道具が仕掛けられており、近付くとべしゃりと音を立てて赤い水性塗料が溢れるのだという。それを伝えるべくひとまずインカムをオンにしてみるものの、上手い誘導が思い浮かばず、苦し紛れに絞り出した一言はさながら風紀委員のような注意となって。その合図が相手に伝わったかどうかはさておき、指示役が周囲の注目を集めたのはほんの一瞬で、モニターの向こうから何かが潰れたような音が聞こえては全員の視線がそちらへ。「予算さえあれば生首にしたのになあ…!」と本気で悔しそうな声が隣で上がった後、生徒達の書道作品が展示される壁に目玉が追尾してくるように見えるトリックアートのホラー画像が紛れ込むシュールな渡り廊下を過ぎたなら、辿り着いた特別棟2階の理科室で人体模型と邂逅するか、3階の音楽室でベートーベンの肖像画と対面することになるだろうか )

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(/ いえいえ、楽しめることが第一ですので、どうかご無理だけはなさらず…!夜のみのお返事になることも把握です◎ お疲れであれば夜もお返事先延ばしにしていただいて大丈夫ですからね。そしてこちらからもご連絡ですが、5日と、もしかすると8日も、業務後の返信が難しくなりそうです。何卒ご承知おきくださいませ…!※蹴り推奨 )




2349: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-02 21:34:07



( 風紀委員みたいな注意の言葉に、本物に言われてもなんら感じないのに彼に言われると胸がきゅんとときめくから不思議だ。彼がいる学校生活の妄想が一瞬広がりかけるものの、〝ひなちゃん〟呼びからして何か仕掛けがあるのだろうと察するとふわふわ浮かびかけた心がずんと沈む。仕掛けられた物によっては走り出すだろうから「そんなこと言われても…」と小さく呟いたなら、左右や床を機にするあまり頭上に関心を持っていなかったせいか、ポイントを通った瞬間近場でべしゃりと音が立てば、サアッと顔を青冷めさせて。花子さんが追い掛けてした、なんて錯覚を覚えライトで照らし確認する余裕もなく、「ひぇっ…」と肩をびくつかせ小さく弱気な怯えた声を漏らしては、不意の音には弱いようで慌てて逃げるようにたたたっと廊下を走り出し。行く先の足元を照らすばかりで渡り廊下に掛けられたトリックアートには目もくれないけれど、なんとなく視線を感じるような気がするのが怖くて渡り廊下は一気に駆け抜け。特別棟に足を踏み込み曲がり角を曲がった瞬間、へたっ…と四つん這いの如く膝と手のひらを床に付け、息を切らしながら双眸を不等号にしつつぐすぐす弱音を吐き。仕掛けだから!と割り切っていたもののプロデューサーの仕掛けは思いの外じわじわと気持ちを蝕んでいたらしい。けれど折角傑さんに特訓を付き合ってもらったのだから、成長したところを見せたい。一瞬だけリタイアが頭を過ぎるものの頭を振れば、再び立ち上がると勇気を持ってダンジョンの深層に挑むように、3階へ階段を進み上がり )
──~~っ…!!っはあ、はぁ…っ。え、花子さんって追い掛けてくるタイプでしたっけ…!?うう、帰りたい…。──……けど、やっぱり帰らない、頑張る…!

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( / お心遣い痛み入ります…、ご予定につきましても承知致しました◎
展開につきまして音楽室へ向かうこととなりましたが、このまま一人進めていくとやたらと長文と化しそうでしたので一旦描写をこちらで区切りましたが、そちらで繋げにくければそのまま音楽室での描写を進める所存ですのでご遠慮なくお伝えくださいね…! 特に何もなければこちら蹴り推奨です◎ )




2350: 逆巻 傑 [×]
2024-08-03 13:56:31



( 脱兎の如く駆け出した演者に大層ご満悦の考案者は意気揚々と次の仕掛けの準備に取り掛かり、ホラーの雰囲気など微塵もない大声でスタッフに指示を出す一方、その餌食となる被験者はさすがに摩耗した様子で床にへたり込み、柔い本音をぽつりと洩らして。特訓時と違って傍にもついていられない上に自由に声も掛けられない状況にもどかしさを覚えつつ、何とかお守りの存在だけでも思い出してもらおうと思考を巡らせる中、しかし彼女が自力で気持ちを奮い立たせて立ち上がると、モニターに映るノンフィクションに再びの感動が押し寄せ。決意の顔で階段を上ってゆく少女を待ち受けるのはすぐ目の前に現れるはずの音楽室で、防音の工夫もない木製の扉を開けば、教室内には脇に寄せられた木琴と鉄琴や、黒板近くのグランドピアノが静かに佇んでいるだろう。そしてピアノの上にわざと置かれたスタッフのスマホがこの後非通知設定で振動する手筈なのだが、隣の彼が未だ発信する素振りを見せない辺り、きっとそれが起こるのは七不思議の検証を終えてからか。皮の厚そうな大きな手が取り落とした本人のスマホがスイッチに当たり、一瞬だけオンになったインカムに迫力のある肖像画に通常運転の反応を示す制服姿へ微かに吹き出した己の息が乗ったなら、相手が指示に従うにしろ従わないにしろ後ずさって偶然そこに辿り着いたにしろ、タイミングを見計らったプロデューサーが容赦なく電話発信のボタンを押すことだけは確約されていて )
…──ひなちゃん、ピアノの方に……。




2351: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-05 01:19:05



あ、音楽室…確かここの検証もあったような…──やっぱり。嫌だけど行くしかないか、嫌だけど…。
( 階段を上がったすぐ先に音楽室を見つけると、トワハトくんがぶらさがるスクバから七不思議の書かれたミッション用紙を取り出し確認。企画そのものに小さく不満を垂れるように2度繰り返しつつ、行くしかないのだと言い聞かせては木製の扉の取っ手に手を掛け、ガラガラ…と慎重に開けていく。暗がりにライトを向けてみると様々な楽器が並び、それらが勝手に鳴り出したらやだなあなんて不安は口に出すと現実になってしまいそうだからきゅっと唇を引き結んで。肖像画を探すように恐る恐る室内の中心部まで歩みを進め壁へとライトを照らしてみると、何枚か肖像画が並んで飾られているのを見つけるなりキッと睨みを効かせるかのようなベートーヴェンとぱちっと視線が合ってしまった気がして「ひぇっ…」と小さく声を上げ、視線と共にライトを逸らし。「やだ今こっち見てませんでした…?」なんて凝視できなくなれば、ちらちらライトを向けてはまた逸らすせいで恐怖心と相俟って変わって見えると「変わった…?」(※変わってません)「やっぱりちょっと変わってない…?」(※変わってません)というテロップとの応酬があるだろうか。ふいにイヤモニから、笑ったような息の洩れを感じては「……今笑いませんでした?」とやや不満げに双眸をじとり細めると。忠告の声に〝ピアノ?〟とぱっとライトを向けた瞬間──、ヴーっヴーっと振動音と共に鳴り響く、有名な奇妙な呪いの着信音。ドキーン!と心臓が痛いくらいに強く跳ねた勢いで体も驚いて飛び跳ねて、パニックで情けない悲鳴を上げては、これまた脱兎の如く音楽室から飛び出すと何の仕掛けがあるのか分からない3階廊下を駆け抜けて ) 
うひゃあぁっ!?てっ、照らしてごめんなさぁい!!

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( / 昨晩はちゃんと投稿ボタン押せていなかったようで、それに気付かずページを更新してしまい書き直していたらお返事大変遅くなってしまいました…本当にすみません; / 蹴り推奨です )




2352: 逆巻 傑 [×]
2024-08-05 15:09:48



まさか。……いや、すみません。
( あれだけ萎縮していたベートーベンに対し、急に強気になったかと思われたそれが此方への咎めだと一拍遅れて気付けば、肖像画の中の人物を真似てすっと表情筋を引き締め誤魔化すも、相手に怪奇現象と捉えられるのも不都合ですぐさま言を翻して白状し。しかし想定外というのは続くもので、何か見つけてはいけないものを見つけてしまったとばかりの勢いで音楽室を出て行く少女の向かう先には番組の仕掛けはないはずだったけれど、やがて目線カメラのモニターに見えてくるのは廊下を塞ぐように設置された黄色のキープアウトテープと、同色の横断旗を下ろした交通安全人形。というのも数日前にやんちゃな生徒達の悪ふざけによる事故で教室の窓ガラスが割れてしまったらしく、破片は片付けたものの割れたままの尖った断面が危険であるため有り物で立ち入り禁止にしたとのこと。その顛末が配置図にも記されず自身にも共有されなかったせいで演者の眼前には合図なしに不穏な光景が広がることと相成り、もし彼女が取り乱すようなら自らも少々混乱しつつ今し方スタッフから知らされた事情を掻い摘んでインカムに乗せ、必死に落ち着かせようと試みるだろうか )
…──水瀬さん、水瀬さん!それ、学校の先生達が生徒達が入らないよう置いたバリケードで、昼間からずっとあるやつなんで…大丈夫です。大丈夫だから。

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(/ それは…お忙しい最中にお疲れ様でした…。操作ミスで練った文章が消えてしまった時の虚無感は異常ですよね…。それからロルの方、ここで七つ目の七不思議を挟もうかとトラップを設置しておりますが、他のタイミングの方がよろしければ適当に処理していただいて構いませんので!※蹴り可 )




2353: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-06 00:43:11



──…っ、きゃああっ!こ、来ないでっ!
( ライトを片手に駆け抜けていけば廊下の先で何かが光を反射し、何だろうと足取りを緩徐させていけば、行く手を塞ぐように張られた黄色いテープ。遊園地のお化け屋敷の入り口とおんなじタイプのそれは、仕掛け部屋に閉じ込められてしまった事故を彷彿とさせ表情が曇り足を立ち止まらせて。それだけなら良かったのだけれど、暗闇にぼうっと浮かぶ人影に遅れて気が付いてしまえば、肩をびくっと揺らしながら「ひ…っ!」と恐怖に引き攣った声を漏らし。ぞわりと背筋が粟立ち、後退りしようとした足がもつれて尻餅をぺしゃっと付かせては、その弾みで手放してしまったライトがガチャン!と音を立てて落ちると、自重でごろりと揺らいだライトが落とした衝撃でチカチカと光を不規則に点滅し、不運にも人形を斜め下から照らせばいっそう恐怖心を煽るものとなり。ひゅ、と不満足に吸い込んだ息は、次には特別棟に響き渡る悲鳴に変わり、頭を庇うように両腕で得体の知れない恐怖から身を守れば──慌てたようにイヤモニから呼び掛ける声がする。半泣きの上擦った声で「へ…?お、襲ってこない…?」と指示役の彼に確認しつつ恐る恐る両腕を下ろしていき、目の前の物が怪異ではないと知っては、へなへなと脱力したように肩を落とし頭をがっくり垂れて弱った声を漏らし。しかし未だ心臓はばくばくと早く脈打ち、手は震えるようで立ちあがろうとするものの力が入らなくて。こんなところにとどまりたくないものの、動けないなら話にならない。困惑したように頬に冷や汗をたらり流しつつ、休憩の猶予を求めることになるだろうか )
た、ただの人形…なの…?言ってよう…わたし本当に怖かったんだから……──? あ、あれ、待って…腰抜けたかも…。

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( / 本当に、気持ちも書き込み場所も虚無でした() トラップのご配慮ありがとうございます、七つ目として処理させていただきますね!次レスのひな季の発言にて七つ目として触れる予定です◎ )




2354: 逆巻 傑 [×]
2024-08-06 12:59:25



…──すみません、俺も今聞かされて。
( 責任の転嫁というよりも彼女の信頼を損ねないために弁明を紡げば、立ち上がれないとの報告に「……え」と声を洩らした後、求められてもいない中断を此方が提案してロケに臨む本人の決意を挫くのも躊躇われ、「トワハトくん…でも、見てますか…?」とその場で最も安心感を覚えるであろうフォルムへと戸惑いがちに誘導を。それから一度インカムをオフにして、腰は抜けているもののひとまずは落ち着いた様子に小さく安堵の息を吐くけれど、己と異なりプロデューサーは予定外の撮れ高を逃したことが気に食わなかったようで、鼻白んだ面持ちで「なんで教えちゃうかなあ、教えないでおけば良かったのに」とたらたら文句を垂れ。「──そこまでする必要ないでしょう」そのとき咄嗟に出た一言は自分が思っていたよりも随分と鋭い語気で、空気が束の間さっと凍っては相手も飼い犬に手を噛まれたかのようにぽかんと口を開けていて。勿論自身もはっとすれど時すでに遅く、取り消しも言い訳のしようもないため逃げるようにモニターに向き直っては、担当ヘアメイクの無用な口答えのせいでタレントに被害が及ばないよう祈りつつ、この短時間に三度目となる〝すみません〟を今度は心の中だけで唱え )




2355: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-06 20:28:04



トワハトくん……。
( ──よりも、想いを寄せる彼に触れて直接声を掛けられる方がよっぽど己には効くのだけど。誘導された対象に視線を遣れば、その場に体育座りをしながらスクバに繋がるゆるいフォルムをよしよしと撫でてみたり、ぎゅむぎゅむと解してみたり。単なるキーホルダーだったならきっと効果は薄かっただろうが、白いフォルムに二人の思い出が詰まっているからかそれでも充分効果的だったようで。加えて首に掛けられたネックレスが自身を包み込んでくれているのだ、回復しないわけがない。へたりと座り込んでから数分経った頃、体の前に手を突いてみて立ち上がれそうなことを確認しては「─…よしっ、多分いけます!」と、復活ひた明るく振る舞う声音でそのまますくっと立ち上がってみせ。ふんす、と首元に掛かるネックレスの先を制服越しにぎゅっと握り元気を貰うと、キープアウトテープの先にある割れた窓の現場にライトを向けて。己を奮い立たせつつ、聞いた情報を交えて七不思議のうち塗り潰されていたひとつを作り上げてみせては、努めて明るく健気に検証を続けることを申し出ると、ここが通せんぼならあの音楽室の前まで戻らなくてはいけないのかと気付けば気乗りしない様子で「もしかして、さっきの音楽室のとこまで戻らないとですかね…?」と誰もいない空間へ憂鬱そうに問い掛けて )
よく見たらこの先の窓、なんか割れてるみたいなんですよね。すごくびっくりしたけど、この人形…きっと生徒を夜な夜な危険から守ってくれる、七不思議の七つ目なんですよ!ラッキーセブンだもん、きっとそう!──…ってことは、残ってるのは怖いのしかないとか?そんなの無理すぎる…けど、みんなのために検証続けていきたいと思います…っ!




2356: 逆巻 傑 [×]
2024-08-07 12:32:34



…──いやそれ多分、七つ目知ったら……
( 災いが起こる的なやつ、と最後の一つが欠番になっている理由としてありがちな噂を伝えて七不思議の創作を阻止しようとするも、気合十分に立ち上がった彼女の勢いを止めることは叶わず。マイクに全て拾われてしまっては今更警告したとて無駄に怯えさせるだけだろうと半ばで口を噤み、「…それより次、理科室すよね。来た道を戻って2階に下りてください」と不自然な話題の転換を。早速プロデューサーに横から穴の開くほど見つめられるという災いに見舞われながら渋る少女を音楽室の前の階段まで誘導すると、此方に気を取られてか再び鳴らされるはずだったスマホは沈黙したまま。以降も何もなく演者が一つ下のフロアにある理科室へと至ったなら、扉の前まで辿り着いた訪問者の首筋へ夏の生温かい微風を送るべく、物陰に静音のハンディファンが待ち構えているだろうか )
…──ひなちゃん、その教室の近くはゆっくり慎重に進んでください。




2357: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-08 21:27:06



( 不自然な話題転換にはつい気になり追い掛けたくなるものの、視聴者に指示がバレないようインカムを付けていることや、深追いして墓穴を掘ることを恐れてはそれ以上言及はせず「次は理科室を探したいと思います」と実況しつつ、指示に従ってスムーズに2階の理科室へと足を運ぶ。次に待ち構えているのは人体模型──正直昼間に見るのもあんまり気分が良くないからか、眉尻はずっと垂れたまま。ちらっと人体模型の存在を確認して終わらせちゃおうと考えながら、警告に注意しつつ理科室の扉の前へと近寄っては、生温い風には少し驚いて双眸を開くけれど「!─…どこか戸締まりし忘れてるのかな…?危ないなあ」程度の、天然に変換した呟きで済み。七不思議の検証も残り僅かで早いとこ終わらせたい気持ちを抱え憂いた表情で、人体模型は理科準備室に置いてあるだろうという思い込みからがらりと扉を開けたその瞬間──窓際でごとりと落ちる物音。びく、と肩を揺らし扉の取っ手に手を掛けたまま体が硬直していれば、ごろんごろん、と鈍い音を響かせながら床に照らしたライトの中へ都合よく転がってきたのは──心臓。ひっ、と声にならない声を上げ、だらだらと冷や汗が頬を伝う。色褪せ年季の入った臓器を見るに、お化けでないなら落ちたのは老朽化によるものだろうけれど、流石に拾って嵌めてあげることなんて自分にできなくて。ばっくんばっくんと自身の心臓の音がやけに響く中、そうっと、できるだけ音を立てないようゆっくりと扉を閉めていき、やがて完全に扉を閉めたなら扉の向こうの人体模型に開けられないように念のため閉じる方向へと力を込め暫く取っ手に手を掛けたまま、小声で念じるように呟いて )
っ!?──……ううぅ、なにあれ聞いてないんですけど…っ!七不思議がほんとなら、自分で拾ってください…。

----

( / またもやお返事お待たせ致しました…、明日からは通常通りお返事可能な予定ですので! そして大きな地震があったようですが大丈夫でしょうか…?お返事難しそうでしたらいくらでもお待ちしておりますので、どうか安全を第一にご自愛くださいね。引き続き余震にはお気を付けください…! / 特に何もなければ蹴り可です◎ )




2358: 逆巻 傑 [×]
2024-08-09 22:41:43



( 巡るべき七不思議は残すところ二つ。そしてそのどちらも遠くから異常がないことを確認するだけで事足りるもので、特段の障害なくロケは終わる──はずだったのだが。運の悪いことに理科室の扉を開けると同時に部品の一つが模型の体内から零れ落ち、心臓らしきそれが床で停止すると、突然の出来事に演者は頭の回転も体の動きも須臾の間止まってしまったようで。いやに丁寧な所作で開けたばかりの扉を閉める様に、初めは一度心を落ち着けようとしているのかと思うものの、その後の呟きによって件の噂を半ば信じて見つからないようにしているのだと察すれば、迂闊に声を掛けることも躊躇われ。もし仮に噂が真実だとして、次に中を覗いた際望み通りに心臓が元の位置に戻っていたなら一層恐怖心が募ることは間違いないだろうが、何よりもまず逃げも進みもできない現状をどうにかしたいという切実な思いはモニター越しにも伝わってきて。しかしこんな都合の良い展開をプロデューサーが見逃すはずもなく、もはや裏切り者に用はないという風に己からマイクを奪い取っては「ひなちゃん!動いてるかもしれないからほら早く確かめないと!」と夜の学校に似つかわしくないふてぶてしい口調でアイドルを煽り。それから〝お前も何か言え〟とばかりに此方へとインカムが向けられれば、もうロケ終了まで指示出しの役目が自身の元に戻ることはないだろうと予感し、現在地から体育館までに仕掛けがないことを確認してから最後の言葉を届けて )
…──ひなちゃん、大丈夫です。プロデューサーに従って。

----

(/ こちらこそ大変お待たせ致しました…!地震はビルの13階にいたので免震システムの影響か少し酔いましたが、私も家族も特に被害はありませんでした。ご心配ありがとうございます。本州の方でも大きな地震があったようですが、背後様は大丈夫でしょうか…? )




2359: 永瀬ひな季 [×]
2024-08-10 17:30:42



( 取っ手に掛けた指先に幾分かの力を込めたまま、いやに大きく聞こえる自身の心臓。双眸をぎゅむっと瞑りながら〝傑さん助けて〟なんて念じると、インカムから聞こえてきたのは求めていた主とは違うガサツで大きな声で、ぴゃっと驚いて肩をびくつかせては毛先もぴょんと上がり、視聴者には何事かと疑問を持たせるだろうか。確認しろとの指示に「えぇ~…」と泣き出しそうな声音で眉尻垂らしながら漏らすけれど、次に鼓膜に届いたのは優しくも頼もしい声で。牧さんからの〝大丈夫〟も、トワハトくんの〝大丈夫〟もあるけれど、やっぱり彼からの〝大丈夫〟が一番効果的らしい。双眸をそっと伏せ、一度深呼吸をしたなら指先に込めた力をを緩め、次にその瞳を開いた時には覚悟が灯るはずで。「うん…大丈夫、水瀬ひな、いきます…っ!」こくりと頷いてみせては、意を決して扉を開け…はするけれど室内には足を踏み入れずに、人体模型と5秒ほど対峙したのちにピシャリと扉を閉め、「検証結果:人体模型は動かない、でした!それじゃあラスト体育館に急ぎましょう…!22時以降の労働はだめなので!」くるりと振り向いては、これ以上余計な指示や探索を粘られないようプロデューサーにそれとなく釘刺すようにこの場を締め括っては、残る一つの噂を検証するべく体育館へ向かい。そこでも扉を開けて数秒程度の目視での確認にて七不思議の検証を済ませ、オープニング時と同じ生徒玄関前にてエンディングの挨拶をもって収録終了となれば、体力的な疲労より心労のせいか風船が萎んでいくように大きな溜息とともにその場にへにゃへにゃと膝抱えしゃがみこんで )
──…お、おわったあぁ…。

----

( / 背後様もご家族様もご無事でなによりです…!暫く気が休まらないかもしれませんが、地震に備えつつ美味しいものでも食べたり好きなことをしてご自身をケアしてあげてくださいね。こちらの住んでる地域は揺れなかったので大丈夫です、こちらのご心配までありがとうございます…!
本編につきましてそろそろ〆の方向に持っていこうと思いますが、何かやり残したことなどあればお気軽にお伝えくださいませ。 )




2360: 逆巻 傑 [×]
2024-08-10 21:50:19



( 唯一の連絡手段を断たれ、致し方なしに退いた指示出し役だったけれど、自身の時とは打って変わって後任のプロデューサーを巧みに乗りこなす演者の姿をモニター越しに眺めては、ホラー耐性とはまた違った成長ぶりに小さな感動を覚え。その逞しさのおかげでロケ中胃を痛めるような事態に至ることなく、エンディングまで無事に見届けると、終了の声が掛かってすぐに席を立って。目的に気を取られるあまりそのままロケバスの乗降口まで進みかけ、数歩のところでふと足を止めて振り返り「…迎えに行ってきます、たぶん俺が一番効くと思うんで」とあまりにも自然な自惚れを車内へ向けて一言。前方に顔を戻してからはもう背後へ注意を払うことなく、宣言通りに迷わず生徒玄関へと歩いて行って。そこに蹲る少女はつい先程まで果敢に七不思議へ挑んでいたアイドルと同一人物とは思えぬほど小さく、華奢な双肩に乗せていた荷物をようやっと下ろしたような疲弊具合で、いつもの眩い笑みはどこにも見当たらず。真正面まで静かに進み、同じように膝を折って対峙したなら、手を伸ばそうとして寸刻躊躇いつと空中で停止させるも、結局一度だけ控えめに頭上へと乗せ )
…最後まで頑張れたすね。お疲れ様です、水瀬さん。

----

(/ 心の栄養ならひな季ちゃんの存在と背後様のお心遣いからたっぷり補給させていただいております…!いつも癒しとお優しいお言葉を本当にありがとうございます。恵まれているなと折に触れて実感しております…。本編の方は特にやり残したこともありませんので、〆の方向で進めていただけますと幸いです!プロデューサーに口答えしたことによって次は逆巻が下見か何かで心スポに行かされて、なかなか戻ってこないことを心配したひな季ちゃんが決死の覚悟で探しに行く…みたいなイベントを両片想い時期に入れるのもありかなと考えておりますが、もうホラーはお腹いっぱいだ~!という場合は全然なしでも◎ )




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