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その血は華となり【途中参加 OK】/104


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21: 花詠み [×]
ID:c050298ce 2023-02-28 10:50:50

名前:月暈(つきがさ)
性別:男
年齢:30
性格:誰にでも平等に優しい。気を遣いすぎるくらいに優しいが、あくまで『平等に』優しいのである。相手の欲しい言葉や好ましく思われる態度などを瞬時に理解して、相手が不快にならないように立ち回る。愛せないのではなく、愛さないようにしているだけ。とあることから、口癖のように御花がいればそれでいいと自己暗示をかけるようになってしまった。
容姿:筋肉が薄く、全体的にすらりとしている。背が高いため、余計に細長くみえる。透き通るような血の気の薄い白い肌。綺麗な2層にわかれたブルーラベンダーとアイリスのダイクロイックアイ。眠そうに垂れているのが優し気な印象を与える。癖の少ないエクルベージュの髪を腰まで伸ばしており、緩く編み込んでいる。
服装:腰から足先にかけて両側にスリットが入った白のチャイナ服。袖は肘までの長さだが、御花を避けるように右のみノースリーブになっている。黒のズボンも足首までの長さのものを履いているが、御花がいるため左側は丈がない。帯と靴は黒。
御花: デイドリーム、ブルーラベンダー、アイリスのグラデーションが入った月下美人。月下美人に隠れるようにアザレのグラジオラスが咲き誇る。小さな葉をつけたヒメヅタが肌にぴったり添うように這っている。月下美人は、右肩から手首までと左腰から左足首にかけて螺旋状に広がっており、所々からグラジオラスとヒメヅタが控えめに顔を出している。
備考:貧しい小さな村の出身。飢餓に苦しむその村は御花様の捧げものと称して、口減しのために定期的に村人を捨ててきた。いつからか本物の御花が村に現れ、村人たちは貧しさから逃れるために己が身を捧げ始める。月暈の好いた相手もそうしようとしていた。どうしてもその人がいなくなってしまうことに耐えきれなかった月暈は、賭けに出る。自分が花憑きとなり、花衛としてその人を生かすために。結果、その時の賭けには勝った。が、その人には愛するヒトがいた。愛していたはずの人を差し置いて、無償の愛を月暈に捧げる変わりように己の過ちを理解したが遅かった。結局、何十年と時が過ぎた後に、愛したヒトの面影が残る花憑きへ鞍替えされてしまった。縛ってしまった申し訳なさや裏切りの怒りがないまぜになって、気づいた時には重杯の儀式が終わっていた。御花は、月暈が最悪の道を選びとって後悔に打ちひしがれる姿を予見し、情けないその様子を非常に気に入ったため寄生。どれだけ最悪な道を進んでも御花だけがずっと傍にいられる優越感を味わいたいらしい。月暈の心が折れそうになる度に、己の存在を主張するかのように御花は増えてゆく。

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