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花言葉:純粋・無垢【〆】/201


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自分のトピックを作る
80: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-15 09:28:17



それに、何があっても琥珀が守ってくれるでしょう、?

( そっと繋がれた手に視線を落とせば、ほかの人には見せないような穏やかなほほえみを零して上記を。そもそもナンパの類であれば隣にこんなにカッコいい恋人がいれば寄ってこないだろうし、それでも何かしらを仕掛けてくるのであれば(自分は)無視をすればいいだけだ。嗚呼いうのはほうっておけばどこかにいつの間にか消えるお化けのようなものなので。「 それに、琥珀になにかあったら私が守るもの。 」ふわり、と笑いながら告げた言葉はもちろん腕力的な意味ではなく。腕力で言ったらちょっと固い瓶のふたも開かないような非力ではあるが、頭脳でいったらそこら辺の人よりは賢い自信があるのでどうとでも立ち回れるはずだと。あと目いっぱいオシャレをするので女の子は近寄らせない。桜華としては自分よりも彼女が他の女の子に声を掛けられるほうが心配なのだ。こんなにかっこいいんだから声をかけられないはずがない。…マア最も彼女が他に目が移ろってしまうようなことは絶対に、万が一にもないのだが、彼女に気がなくても言い寄られている恋人を見るのは気分がいいものではないので。 )


( / ワーッ!!!類くんめちゃめちゃ素敵です…無自覚タラシだ…一番罪深いやつ…!!!
 めちゃめちゃ大好きです…!!この二人のお話はどうやって始めましょうか…???旅行で初対面でもいいですし、街中でばったりでもいいなあ、と!! )



81: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-18 22:13:56



もちろん。あたしの桜華には指一本触れさせないんだから。

( 彼女の台詞には小さく笑みを零し。言うまでもなく、彼女に近寄ってくる輩が万が一にもいるならば、自分が制裁してくれる。絶対に指一本触れさせないし、ずっと隣に居て守るのが自分の役目だと思いつつ、彼女も自分のことを守るという言葉には、心底嬉しいと思う。どんな女の子に言い寄られても自分の中では桜華が世界一。いや宇宙一大切な存在。他の女男に興味などないのだから。「じゃあ今から旅行の計画、たてないとね?」と少し上機嫌な声色でそう言うと、彼女の手をそっと握って。)


(/繁忙期から抜け出しましたので、そろそろ普通に返せると思います!お待たせしました。

旅行で初対面にしましょうか!せっかくですので、この後旅行の話に場面転換して進めます?ちなみに旅行の宿泊先は旅館がいいなーと思っていますが、どうでしょう?琥珀・桜華で1部屋、兄ペアで1部屋で仲を深められたら←)



82: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-19 12:54:07


うふふ、そうね。

( 彼女の〝あたしの桜華〟という言葉一つで随分とご機嫌になってしまう自分がとても単純だとは思うが、嫌いじゃない。彼女に握られた手を自分もそっと繋ぎ返せば、ぱっと誰が見ても上機嫌だとわかるような幸せそうな笑顔を浮かべる。マア見てわかる通り、好きな人から独占されて嬉しいのであった。だってだいすきだもの。「 お仕事で色んなところに行くから、たしかお父様が色んな旅行雑誌を持ってたはずよ。 」と仕事柄様々な場所へ足を運んでおり、そのついでに趣味としてちらりと観光もしている父のこと思い出せばそれを見て場所を選ぶのも悪くない、と。最も、自分は彼女がいてくれたらどこでも楽しいのだが。 )


( / わ!繁忙期お疲れ様でした…!繁忙期疲れもあると思いますのでご自身のペースで返事をいただけたら嬉しいです…!

初対面・場面転換ともに了解です!
部屋割り私もその分け方で考えてました…!妹ペア兄ペアで当然のように別れてて可愛いです…!!)



83: 藍沢 琥珀/類 [×]
2023-03-19 19:19:38


ふふ、楽しみだね。
じゃあ今から決めようか。

( 彼女が嬉しそうな表情をするのを見るのが自分の何よりの幸せ。自分もつられて嬉しそうにすれば、さっそく今からでも彼女の家にお邪魔して、父の持っている雑誌を見て、旅行先を決めようと頷き。とはいえ、正直なところ旅行先なんて実は何でも良くて、彼女と二人でいられれば自分は満足なのだが、そんなこと提案した自分が言えたものではないので、それは黙っておくことにして。彼女の手を繋いだまま、そうと決まれば彼女の家に行こうと上機嫌で其方の方へ向かって歩き。 )


───

( あれから2週間ほど間が空き、温泉で有名な観光地へ?旅行に行くことが決まった。今日はいよいよ旅行当日。しかし、やはり未成年同士の旅行ということが、当然の事ながら彼女の親的にも納得のいかないものだったらしく、お互いに保護者として兄を同伴しての旅行ならばと条件を付けられ、仕方なくそれを飲むことに。ということで、待ち合わせの駅前には自分と横に兄が佇んでいる。今日は旅行なので当たり前だが私服姿に旅行バッグを担いで。シンプルな白のティーシャツに上から黒パーカー、長い足を強調させるスキニーパンツに履きなれたシューズ。兄はタートルネックの白セーター、その上からグレーのコート。黒のデニム。傍から見れば完全に男2人。兄と仲は悪い訳では無いが、たとえ自分の兄でも彼女にちょっかいをかけようものなら許すまいと少し気が張り。)


【藍沢 類】

おいおい、いい加減機嫌なおせよ。
観光地まわる時は、桜華ちゃんと2人でまわればいいだろ。俺だって四六時中お前と一緒にいる気はないからさ。
( 横に佇む妹から何やら自分に対する嫌なオーラが出ており。友人と2人仲良く旅行に行きたいはずだったのにそういかなかったことに納得がいかないのは分かるが、あくまで自分は保護者としてついて行くだけ。向こうにつけば、自分は彼女たちと一緒にくっついて回るつもりなんて微塵もなく、安心しろと溜息をつき。)


(/ありがとうございます!

こんな感じで場面転換してみましたが、いかがでしょうか。何か希望などありましたら仰ってください。ちなみに新幹線での移動を考えて駅に集合にしております!)




84: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-19 22:23:49




もう、兄さん。そんなにくっつかなくても変なところに行ったりしないわ……。
! ─── …… 琥珀!

( 待ちに待った旅行の当日。シンプルながらだからこそ元の体型の良さが求められるオフホワイトのフィッシュテールレースのオフショルダーワンピースに、普段ハーフアップにしている髪も編みおろしにして靴はレース調の白パンプスと〝正に気合いの入れたデート〟の格好で待ち合わせ場所で待つ恋人へと手を振り。遠目からでもわかるスラリと長い足に、シンプルだからこそ彼女の顔立ちの整いが際立つファッションに改めてきゅんと恋人へまた恋して。「 ごめんなさい、待った? 」とまだ待ち合わせの時間前ではあるのだが先に到着して待っていてくれた恋人へと眉を下げて謝罪を。こんなに素敵な2人が立っていたらさぞ女の子たちの視線を集めたことだろう、桜華はもう少し早く来ればよかったと小さく後悔して。 )

【 西園寺 奏 】

やあ、随分と早く待っていてくれたんだね。
待ったかい、ごめんよ。

( 桜華がアレンジしたのだろうか、普段は適当に降ろしているだけの髪型は右型だけ編み込んでかきあげたような髪型、上下黒のセットアップに同じく黒のハイネックと首元と指耳に光るシルバーのアクセサリーのアクセントと一見すればホストと両家のお嬢様のような格好で待ち合わせに現れてはにこりと人あたりの良さそうな笑顔を浮かべて。妹の恋人である彼女は見たこともあるし会話もあるが、隣にいるのがお相手方の兄なのだろうか。随分と若いんだなあと自分を棚に上げて思えば「 初めまして。桜華の兄の奏と言います。妹のわがままに付き合わせてごめんね、今日はよろしく。 」と仕事上の癖なのか元々のパーソナルスペースが狭いのか、ひらりと慣れた手つきで握手をしようと手を差し伸べて。 )

( / 場面転換ありがとうございます~!!
新幹線で移動してる4人想像したらあまりにかわゆくて、、、イケメンたちに囲まれる桜華があまりにお嬢様ポジションでにこにこしました…!!
あとあと個人的にお兄様にも警戒してる琥珀ちゃんあまりに可愛くてかっこよくて最高です…!ありがとうございます…! )


85: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-20 00:56:51


桜華!
……今日の桜華も、すごく可愛いよ。

( 向こうから歩いてくる愛しの彼女を見つけるなり、先程までの不機嫌はふっとんで嬉しそうに彼女の元へ駆け寄り。またいつにも増して可愛らしい服装の彼女に、心の底から賞賛の言葉を述べると、横にいる彼女の兄に「すみません。ついてきてもらうことになってしまって。」と申し訳なさそうに挨拶をして。しかしながら今日の彼女の兄はいつにも増して雰囲気がある。きっと彼女が色々とコーディネートをしたに違いない。 )


【藍沢 類】

…あ、いえ!
さっき来たところだったんで気にしないでください!
俺、藍沢 類といいます。宜しくお願いします!

( 妹の友人の桜華とは面識があるが、横にいる兄とは初対面。何だか雰囲気があり、思わずそのかっこよさ?綺麗さ?に一瞬見惚れてしまう。歳はこの前妹から聞いたような気がするが、わからない。自分より歳上なのは確かだろう。意識を取り戻すと、にっこりと笑って、差し出された手を握り返して。)


(/ふふふ…紅一点(?)お姫様ですね!!桜華ちゃん!
琥珀はなんとなく自分と似た風貌の兄を敵視しているようです笑)



86: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-20 09:22:33





うふふ、琥珀もすごくかっこいいわ。
一日中ずっと見てしまいそう。


( 彼女の言葉にぱっと花が綻ぶように笑えば、今日の為に新しく買った服はどうやら大正解だったようだと心の中で安堵して。名前の通り歩く度に水面を優雅に泳ぐ魚のヒレのようにスカートがふわりとひらめくフィッシュテールは自分とは対照的にシンプルかつすらっとした彼女との対比のつもりだった。その分彼女がよりスタイリッシュに見えるし、自分も優雅に見える。桜華も彼女の兄のほうへ向きなおれば「 お待たせしてすみません、お久しぶりです。今回はついてきてくださりありがとうございます、よろしくお願いしますね。 」と保護者の名目として付いてきてくれる彼女の兄へとふわりと微笑んで。まだ男性が苦手なのが治った訳ではないのだが、どことなく彼女と雰囲気の似ているお兄さんは苦手意識もさほどなくその表情は穏やかで。 )


【 西園寺 奏 】

ふふ。俺はこんなことでもないと出不精だから外に出なくてね。
むしろ有難いことだよ。
…保護者という名目で来ているけれど、君たちのデートを邪魔するつもりはないから、好きに二人で楽しんでおいで。実は桜華が俺がいるのが気に食わないそうでね、ご機嫌斜めだったんだ。

( しっかりと挨拶をしてくれる妹の恋人に思わずふ、と柔らかな笑顔がこぼれる。なんてしっかり者のいい子なんだ、早くなんとかしてうちの子になればいいのになぁとしみじみ。桜華はしっかりはしているが妙なところでドライなので。後半は妹に聞こえないようにこっそりと囁けば、しぃ。と唇の前に人差し指をたてつつこそこそと。「 類くんか。素敵な名前だね。初対面の俺と旅行で申し訳ないけれど、妹のご機嫌のために付き合ってくれると嬉しいな。 」と申し訳なさのにじむ儚げな微笑みを浮かべれば、握られた彼の手の甲を反対の自分の手で包んではあくしゅ、と笑ってそっと手を放し。 )



( / 三人並んでいたら現地でのナンパがすさまじそうです…!!笑
  旅行編もどうぞよろしくお願いいたします!/蹴推奨 )



87: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-20 17:16:49



そう言って貰えてよかった。

( 彼女から自分の服装についてお褒めの言葉を頂ければ、こちらも上機嫌。もともと私服には自信がなく、今回ばかりはと意気込んでショッピングに繰り出した甲斐があった。彼女の兄からの言葉には小さく笑って、彼女も自分と同じ気持ちだったのかと思うとなんだか面白い。それを言うなら機嫌をとってもらわなければいけないのは、こちらも同じだななんて思いつつ、兄同士もこれを機に仲良くなってくれたらいいななんて心の中で思い。兄たちがいることも差程気にもせず、彼女の手をそっととるとにっこりと笑って「そろそろ時間になるし行こうか。」と駅の中へと歩き始め。)


【藍沢 類】

え?あぁ、ありがとうございます。奏さん?も素敵な名前ですね!なんだかスタイルもいいし、モデルさんみたいだ。

( 桜華からの挨拶には、なんていい子だろうかと思うと、「こっちこそ、旅行なんて久し振りだから楽しみにしてたんだ。」と嬉しそうに。一方彼女の兄にやんわりと包まれた手に思わずドキドキしてしまう。自分の名前を褒められれば、相手の方こそぴったりの名前だと反対にそう褒めて。手が離されると、離れた手に鞄を担ぎ。今一度彼のことを頭から足の爪先まで見ると、本当にスタイルもよく一般人には見えないと言葉に出てしまい。)






88: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-20 18:03:18



!…ふふ、えぇ。

( 当然のように優しく握られた手に、思わず嬉しそうにぱっと表情を明るくさせる。先ほどまでの兄への八つ当たりの気持ちはどこへやら、こんな簡単なことで幸せな気持ちに変えてくれるのだからまるで彼女は魔法使いみたいだと思い。自分もアンティーク調の可愛らしい小さなトランクケースを持ちなおせば、これからの時間ずっと彼女のことを独り占めできるのだと。今日のためにいつもよりも少し良いヘアトリートメントやボディスクラブを使って自分磨きをしたのだ、好きな人のための努力は桜華にとって全く苦ではなくむしろ楽しかったようで、いつもよりも自分に自信をもって彼女の隣に並べる。「 あのね、お父様ったら心配だからってお家を出る前に防犯ブザーを持たせようとしたのよ。しかも3つも。仕方ないから1つだけ持ってきてあげたのよ。 」くすくすと可笑しそうに笑みを漏らしながら、今朝家を出る前に自分に防犯ブザーを渡してこようとした父親のことを思い出せば彼女にこそこそと密告して。 )


【西園寺 奏】

ふふ、褒め上手。
兄妹そろってオトすつもりかい?

( モデルみたい、と褒められれば特に謙遜するわけでもなくくすくすと穏やかに微笑んではこてりと首をかしげて彼と目線を絡めて。つん、と男性にしては白くしなやかな手で彼の鼻先を押せば「 今日のスタイリストさんの腕が良くてね。妹の手柄だよ。…さ、俺たちも行こうか。可愛い妹たちを見失ってどやされるのは俺だからね。 」と肩をすくめながらちょい、と人差し指で彼に`おいで`と示しながら先に歩き出して。初々しくてかわいいなあ、と他人事のように思っては彼のようにまっすぐな子はちょっとからかいがいがあるんだよな、と薄く整った口角をあげて。 )





89: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-20 19:06:00


【藍沢 琥珀】

ははっ…桜華のお父さんならしそうだよね。
ていうか、あたしもいるし。何なら兄2人もいれば桜華の護衛としては最強のメンバーでしょ。

( 隣に並ぶ彼女から聞いた話によるとどうやら彼女の父は本気で防犯ブザーを持たせるほど心配しているらしい。しかしながら武道の嗜みがある自分、そして自分よりも強い兄。そして彼女の兄も確かテコンドーをしていたと聞いたことがある。これ以上ないくらい最強の護衛を引連れていながら何を心配する事があるのだろうかと苦笑して。改札を通りホームにつくと既にきている新幹線を見つけ、乗り込むと自分たちの指定席を見つけて。「桜華、窓側座る?景色見れた方がいいでしょ。」と彼女に尋ねて。その後ににっこりと笑って小声で、「あたしは景色より桜華が見られればそれでいいから」と囁くように言い。)


【藍沢 類】

え??
わ!ちょっと待ってー!

( 彼の言葉には何のことか分からずはてなマークを浮かべる。鼻先を押されるその仕草に、やはり先程からのドキドキは止まらない。妙に色っぽいその雰囲気に、はたまた見とれていると、先に進み始めた妹たちを追うように歩き始めた彼に呼ばれ、我に返り少し小走りで妹たちの元へ向かう。新幹線に無事乗れると、当たり前だが妹2人は同じ席。初対面で申し訳ないが兄同士隣に座ることに。「奏さん、どっちがいいとかあります?俺こだわりないんで、せっかくなら窓側どうですか?」と尋ね。)




90: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-20 20:51:11



【 西園寺 桜華 】

うふふ、たしかに。
こんなに頼りになる人達はいないわね。

( 彼女の言う通り、この3人が居るのであればそれこそハイジャックにでも合わない限り安心だと思わずくすくすと笑ってしまい。空手と剣道など、様々な武道の道を極めている彼女と彼女のお兄さん。それからテコンドーを習得している兄。下手なSPよりも頼りになる人達に囲まれている中で話しかけてくる男はいないだろう。窓際へエスコートしてくれる彼女の小さな囁きに「 もう、琥珀ったら。 」と言葉では呆れているものの桜華の頬はぱっと薄紅色に染まり、相も変わらず自分に甘い彼女にきゅんと胸を高鳴らせて。ありがとう、とお礼を言いつつ彼女の厚意に甘えて窓際に上品に座っては、久しぶりの遠出…さらには隣には大好きな彼女がいることに少しそわそわと落ち着かないような気持ちになって。 )



【 西園寺 奏 】

ん?、ふふ。有難う。
でも俺は通路側で平気、類くんが窓側にどうぞ。

( 此方に気を使って窓際を薦めてくれる彼へにこり、と儚げに微笑めば自分は通路側で平気だとやんわりと窓側の席を指して。特に景色に興味はないし、通路側から景色が見れない訳でもない。それに妹や妹の恋人にはない明るさの彼を見ているのも退屈しないなという考えの元で。彼が窓側に座ったあとに自分も通路側に座っては「 まさか琥珀ちゃんの方もお兄さんが来てくれるとは思わなかったよ。俺一人で彼女たちは守りきれないからね。……それに、キミとならなんだか退屈しなさそう、 」すらり、と隣の彼への妨げにならない程度に長い足を組んでは安楽椅子探偵のようにそっと自身の指を絡めて。ふわふわと人畜無害そうな笑顔を浮かべれば彼の顔を覗き込むように視線を向けて。 )



91: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-21 07:19:04


温泉楽しみだね。
( 奥の席に座った彼女の隣へ腰掛ける。思いのほか席同士が近く、すぐ横に彼女が感じられて自分はとても落ち着く。彼女の綺麗な横顔と、窓から見える景色に目を細め。これから向かう温泉が有名な観光地だということを楽しみだと呟く。そもそも自分自身家族旅行というものに出かけたことがあまりない。だから今日を誰よりも心待ちにしていた。「桜華のところは、家族で旅行とかする?」と尋ねてみて。)


【藍沢 類】

俺がいなくても、琥珀もそれなりに強いんで心配はしてないんですけどね。奏さんはテコンドーやってたんですよね?俺やったことないんで興味あって。

( 結局窓側を譲ってもらえば、ぺこりとお辞儀をして大人しく奥の席に座る。彼が自分も来て助かったというので、笑いながら自分がいなくてもきっと妹がなんとかしてくれるだろうし、何より彼がテコンドーをやっていたというのは妹情報で知っていた。その話をぜひもっと聞きたいと目を輝かせて。ふと目に入るスラリと伸びた足が組まれる動作ひとつひとつが本当優雅で、そしてその瞳に見つめられると何だか気恥しい。退屈しなさそう、というのはどういう意味だろうか。少し困ったように「そうですかね?俺そんなに面白くないと思うんですけど…」と苦笑して。)




92: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-21 12:16:12



【 西園寺 桜華 】

えぇ、こうやって琥珀と温泉に行くの初めてだもの。
楽しみだけどちょっと緊張しちゃう。

( 彼女の言葉にふわふわと完全に2人きりの時にしか見せない穏やかな笑顔を浮かべては、別に互いの体を見るのは初めてでは無いのに改めてこうして温泉に入るとなるとまた気持ちが違ってくるのか眉を下げながら笑って。決して自分の体に自信が無いわけではない、日々彼女の横に並ぶお姫様としてストレッチやリンパマッサージを欠かさないし運動だってそれなりしている。でも恥ずかしいのは乙女の性なのだろうか。「 えぇ、毎年1回はどこかに連れて行ってもらっていたわ。兄さんが就職してからは行かなくなったけれど…。 」彼女の問いかけに少し悩ましげに首を傾げた後に左記を答えては、正に裕福な家庭のお嬢様の返事。国内外問わず旅行をしていた西園寺家だが、やはり長男が就職してからは行くことも無くなったと。 )


【 西園寺 奏 】

ふふ、よく知ってるね。
でも俺はキミたちと違って極めたと言うより少しかじった程度だし、空手と何となく雰囲気が似ているから類くんなら簡単だと思うな。

( 彼の言葉にやわらかくヘーゼルの目尻を下げては全国大会出場するような腕前ではないと。更に幼い頃から武道に触れてきた彼ならテコンドーのコツも直ぐに掴んでしまうと笑ってみせたらくすくすと通路側の肘掛で頬杖をついて。かじった程度、とは言いつつも悪漢の数人は簡単に制圧はできるのだが。「 そう?表情がくるくる変わって、わんちゃんみたいだ。 」と男性にしては女性らしいしなやかな手で彼の青みがかった黒髪をそっと撫でて。元々パーソナルスペースは狭いらしくその動作に特に迷い等はなく、本当に妹や弟にするような其れで。 )



93: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-21 15:29:09


【藍沢 琥珀】

恥ずかしがってる桜華も可愛い。
…そっか、じゃあ奏さんと出かけるのも久し振りなんだね。

( まさか、恥ずかしいだなんて言葉が出てくるとは思わなかった。お互いの身体を見せ合うことにはもう慣れていると思ったが、温泉となると話は別なのだろうか。しかしそんなところも可愛いと思ってしまう。本当に彼女のひとつひとつの表情が愛おしい。家族旅行については、しばらく行けていないよう。就職をすれば家族もなかなか揃わないのだろう。今日彼女の兄と出かけるというのも、もしかしたら彼女にとって久しぶりなのかもしれない。それならば、余計に楽しい思い出にしてあげなければと思う。)


【藍沢 類】

じゃあ!今度教えてください!

わー…、奏さん誰にでもそんなことしたら、恋人が泣きますよ。
( きっと彼はそう言っているが、そこそこ腕がたつに違いない。ぜひ今度基礎から教わってみたいと人懐っこい笑顔でそう伝える。ふと自分の髪に触れた彼の綺麗な指と、綺麗な笑みにまた胸が高鳴り。勝手ながら恋人がいる設定で話をしているが、誰彼構わずこんなことをしていては恋人も気が気ではないだろうと苦笑して。これだけ綺麗な人だ。恋人がいないとしても、弁護士、家はお金持ち、これだけ条件が揃えばたくさんの人に言い寄られているに違いない。)



94: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-21 18:03:10


【 西園寺 桜華 】

もう。からかわないで。

( 可愛い、と笑う彼女の頬をそっと両手で包めばよく手入れされたさくらんぼ色の唇をとがらせて少し怒ったような顔を見せて。マア最も、怒るどころか可愛いだなんて言いながら笑う彼女があまりにカッコよくてむしろときめいてしまったのだが。照れ隠しのようなもので。「 望んでのお出かけじゃなかったけれどね。お父様ったら兄さんを連れていかないと許してくれなかったんだもの。 」と、確かに兄と出かけるのは久々ではあるが決して望んで外出ではないと。その腹いせに現地で女の子にナンパされて困ればいいと自分のモテる力を尽くしてカッコよくしたので。かっこいい人が3人並べばその分自分の彼女へ行く視線も分散されればいい、という打算も込めて。 )


【 西園寺 奏 】

あはは、俺でよければ喜んで。

( もし彼にしっぽがあったら今頃ブンブン振ってたんだろうなあ、なんて若干失礼なことを考えてしまったが、現に彼に犬の耳としっぽの幻覚が見えてしまうのも事実で。奏は彼の言葉に快く了承を返しては、その後に続いた言葉にキョトン、と瞳を丸くさせ。しばらくして彼の言葉の意味を理解しては「 残念ながらそういう関係の人はいなくてね。昔から色恋に縁がないんだ。 」と困ったように笑いながら肩を竦めて。正確に言えば〝色恋に縁がない〟というよりは付き合って1週間で『私に興味無いんでしょ』と振られたり一般的に言うメンヘラ(男女問わず)にストーカーされたりと非常に賑やかではあるのだが、どうやらそれには無自覚のようで。 )



95: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-21 18:54:17


【藍沢 琥珀】

あはは、ごめんごめん。

それは、こっちも同じなんだけどね…。

( 彼女が怒った顔を見せたので口では謝りの言葉を出すものの、その怒った顔さえ可愛いと思ってしまったことは言えない。頬に触れる手に自分の手を重ねて、笑って誤魔化し。兄が同伴なのは不本意だという彼女に、自分も同感だと頷く。実を言えばこちらは兄はついてこなくてもよかったのだが、彼女のところが兄を連れてくると言ってしまったがために、こっちの兄も旅行に行きたいということでついてくることになったのだ。これを機会に兄同士、仲良くなってくれればまあいいかと思っているが、邪魔をされたという思いは拭えない。)


【藍沢 類】

絶対うそだ…。こんなイケメンが放っておかれるはずないでしょ。

( 快く了承してもらえたことには、ガッツポーズで喜び。今度うちの道場にぜひ来てもらおうなんて、勝手に計画を立てつつ。色恋沙汰に縁がない。という彼の言葉を聞くと思わずびっくりした表情を浮かべてしまい。絶対彼が気付いていないだけで周囲には彼に想いを寄せる人が沢山いるに違いない。天然、鈍感?どちらにせよ、ある意味周囲にいる人間は大変そうだとまで思ってしまい。)




96: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-21 19:51:16



【 西園寺 桜華 】

……今は2人きりよ。

( 彼女も同じ気持ちだったんだと分かれば、ぽわぽわと心に暖かな太陽が降り注いでいるような気持ちになれば、そっと彼女の手に自身の手を重ね恋人繋ぎをして。こてん、と彼女の肩に自身の頭を乗せては上記を甘えるように囁いて。新幹線の中でこうしてお互い身を寄せ合うカップルはよく居るし、このくらいなら許されるだろうと。「 それに、旅館のお部屋だって別々だもの。 」と顔が近くなったことにより囁くようにぽそぽそとした小さな喋り方になる。まるで眠る寸前に恋人と仲つむまじく囁き合う時のようだとふと思ってしまえば、うふうふと楽しそうに笑って。 )


【 西園寺 奏 】

あはは、嘘じゃないよ。
付き合っても1ヶ月持たないしね、俺。

( こちらの言葉に分かりやすく驚いてくれる彼の様子に思わず笑ってしまえば、恋人ができたとしても長くは続かないんだと。マアそれもそのはず、学生時代は法学の勉強で忙しく今は仕事に忙殺されている。更に言えば元々奏でがそこまで深く人に興味を持てないため、他の人達のように身を削ってでも彼女に尽くしてあげることが出来ないのだ。そうでもなければ自分の食事を忘れて救急車で運ばれるなんてことはないだろう。「 類くんこそ、かっこいいし話しやすいからモテるだろう?こんなところに着いてきていいの? 」と、友人も多ければさぞかしモテるだろうと笑って。 )



97: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-21 20:28:06


【藍沢 琥珀】

…そうだね。
旅館だからきっと部屋着は浴衣なんだろうね。
桜華の浴衣姿楽しみ。

( 肩にのせられた彼女の頭。こんなことを言うと変態みたいだが、彼女からはいつもいい香りがする。花のようないい香り。自分も応えるようにそっと恋人繋ぎの手をぎゅっと優しく握り、彼女の頭の方に自身の顔を寄せて。新幹線の中他にも人はいるがそんなこと気にならないくらい、今は2人だけの時間が流れている。部屋では二人きり。ふた今日の夜のことを思えば、きっと旅館というくらいなのだから部屋着には浴衣が用意されているはず。きっとどんな浴衣でも彼女なら似合うだろう。自分もこそこそと囁くような話せば、なんだか秘密の会話をしているようだなと思い。)


【藍沢 類】

あー、まぁ、奏さんほどではないと思いますけど、それなりに告白とかされるんですけどね。俺、大会とかで結構色々なところいかなきゃで、中々恋人に割く時間とれないんですよ。もちろん、恋人は欲しいとは思いますけど、理解のある人見つけるのって難しいですよね。
( 1ヶ月も続かないのはどうしてなのだろうかと疑問に思うも自分の話を振られると、困ったように頭をかく仕草を見せ。確かにこの容姿なので声をかけられたり、告白をされたりすることもある。しかし、大学に通いながら武道の稽古、そして休みの日には大会に出場するためあちこち飛び回っている期間もある。そうするといざ付き合っても、思っていたのと違うと別れを切り出されることがしばしば。社会人になっても、続けたい趣味だと思えばこそ、理解のある人の少なさに参ってしまう。)


(/背後失礼します!そろそろ目的地に到着でどうでしょう!観光地巡りでは、何かハプニングでも起こしますか?ナンパされるとか、暴漢に絡まれて戦うとか←それとも平和に観光でもいいと思いますがいかがでしょう。)



98: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-21 22:16:53


【 西園寺 桜華 】

あら、気の早いこと。

( 浴衣姿が楽しみだと笑う彼女を見て、自分もくすくすと笑ってしまう。こんなに広い新幹線内なのに、こうしてくっついているのが何だかおかしくて、でも穏やかで心が落ち着くような。そんな気がして桜華は春の光のように穏やかな表情で。「 でも嬉しいわ。 」と彼女に甘えるようにすり、と小さく頬を擦り寄せては鈴のような声で笑って。そうはいったものの自分も彼女の浴衣姿を楽しみにしていることは明白で、自分の浴衣姿なんて花火大会でもあれば披露する機会はあるが彼女の浴衣姿は滅多に見れるものでは無いので。 )



【 西園寺 奏 】

理解のある恋人、ね……。

( 彼の言葉にふむ、と悩ましげに腕を組んでは口元に手を置いて唇をとん、とん、と軽く叩き。マア確かに大会というのはどんどん順位が上がるにつれ各地に行って自身のランクを上げていかねばならないし、それに対して体のメンテナンスだったりが必要だ。ただ女の子というのは───無論例外もいるが───常に恋人と共に在りたいという人が多い。彼の言うとおり理解のある恋人を見つけるのが早いのだろうと。「 逆に年上とかはどうなのかな。ホラ、社会人とかだったら四六時中君にかまって欲しいなんて思わないんじゃないかな。……そうだな、俺みたいな。ふふ、なんちゃって。 」と冗談交じりに告げてはふわりと首を傾げながら柔らかく口角を緩めてみせて。 )


( / そうですね…!早めに目的地に行っちゃった方がスムーズで良いと思います!

ナンパ……絡まれて戦う……!すごく面白そうです、せっかく兄2人や琥珀ちゃんが強いのでその設定を活かして武力を駆使できるし、桜華の男性が苦手な設定も活かせそうで楽しいと思います…!!!! )



99: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-21 22:33:18


【藍沢 琥珀】

( それから新幹線内で暫く彼女と他愛もない会話を楽しみ、時折窓の外に広がる見たことの無い景色に心を躍らせていると、あっという間に目的地に着き。新幹線が駅に停ると、腰を上げ荷物置きに置いていた自分と彼女のものを取りそれを担ぐ。忘れ物などがないかを確認しつつ、片方の手は勿論彼女へと差し出して。「行こうか。」と言い、彼女の手が自分の手に重なったことを確認するとゆっくりと新幹線内を移動し、ホームへと降りて。さすが観光地と言うだけあって駅内も観光客らしき人で溢れている。)


【藍沢 類】

歳上…、まぁ確かに社会人だったらいいのかも?
ふっ!?え!?…あはは、もう奏さん、からかわないで下さいよ!!

( 彼の言葉には、確かにと頷く。しかしながら社会人の恋人なんてどうやってつくるんだろうか。大学生の自分とは接点がなさすぎて、皆目見当もつかない。それに社会人から見たら大学生と付き合うことにメリットはあるのだろうか。先程駅で買ったペットボトルのお茶を口につけ、そんなことを考えていると、彼の口から出た冗談に、目を丸くして固まり。冗談だと笑う彼に少しだけムッとした顔をしてそう言うと、内心彼ならありなのか?と思ってしまう自分もいて。そうこうしているうちに目的地に着き。)

あ、降りなきゃですね。


(/よーし!!じゃあ桜華と琥珀が2人でいる所、話しかけてきた輩共を兄2人+琥珀でコテンパンにやっつけちゃいましょう!!)




100: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-21 23:16:02


【 西園寺 桜華 】

( さも当然のように自分の荷物まで持ってくれる彼女に、またキュンとする。こういった細やかな気遣いが彼女は本当に上手く、正に〝 理想の王子様〟だ。桜華はありがとう、と彼女へお礼を告げながらその好意に甘えてそっと彼女の手を繋ぎ。ざわざわと既に駅の構内から賑わっている様子を見れば「 わ、すごい人。人気な観光地だけあるのね…。 」と、やはり人混みは少し怖いのか無意識のうちに彼女と繋いだ手にきゅ、と力を込めて。 )


【 西園寺 奏 】

ふ、 ふふ。ほら、やっぱりおもしろい。

( 彼の慌てた様子だったりムッとした表情に思わずぷは、と吹き出してしまえばそのまま可笑しそうに笑って。こんな年上の男にからかわれてもいい反応をしてくれるなんてほんとにいい子だなあとなんやかんや初対面ながらも彼と楽しく談笑していたのもいつの間にか目的地の駅に着いたようで。「 うん、降りようか。桜華たちもちゃんと降りてくれてるね。 」と遠目なが2人仲睦まじく手を繋ぎ駅におりている様子を横目に自分も棚上のケースを持ち、彼の分も取ればそれを彼に手渡して駅へと降り立ち。 )

( / それか琥珀ちゃんが桜華のために飲み物を買いに行った隙に、とかですね…!シチュエーションはお任せします、沢山考えて下さりありがとうございます……!
楽しみです、よろしくお願いします……!! /蹴り可 )



101: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-22 00:45:59


【藍沢 琥珀】

…、大丈夫だよ。
あたしがずっとそばに居るから。

( さすが人気の観光地だけはあると人混みを避けながら歩いていく。しかし、彼女の手に少し力が籠ったことや、人混みに入った途端に表情も固くなったことを見逃しはしなかった。彼女を安心させるように声をかけ、微笑むとちらっと後ろを見て。「しかも後ろに護衛2人もいることだし、ね?」何も気にせず彼女には楽しんで欲しい。駅を出ると、昼食の時間帯にさしかかっており、たしかにお腹も空いたので、これからどうするかを相談することにして。)


【藍沢 類】

( 初対面ということを忘れるくらいに話は盛り上がり。やはりこんな歳下の自分と楽しく会話してくれるくらい良い人なのに、世の中の女性たちというのは何が不満なのだろうかと先程の恋人の話を思い出し。そんなことを思っているといつの間にか目的地に着いて、荷物を下ろしてくれた相手に礼を伝え、自分たちも妹のあとを追い。)
うわー…めちゃくちゃ人いますね。

(/了解です!いつもありがとうございます。)




102: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-22 09:04:48


【 西園寺 桜華 】

…ありがとう、
ふふ、そうね。今日は護衛がついてるもの。

( どうやら彼女には何でもお見通しのようで、兄たちのことを護衛と称した彼女の言葉に思わず緊張していた体も少しはほぐれて。駅前も観光客でにぎわっており、お昼時ということも相まってまるでお祭りでもあるのかという程度には人であふれかえっている。自分も兄も特に苦手なものやアレルギーがないため「 お昼ご飯どうしましょうか、? 」と一先ず隣にいる彼女に問いかけてみつつ、兄たちが此方に来るのを待って。 )


【 西園寺 奏 】

ずいぶんと賑やかだね。
…嗚呼、そうだ。桜華。知り合いの店に念のため席を取っておいてもらってるけれどどうする?到着したら昼時だから混んでいるかと思ってね。ここの郷土料理や創作料理の店だし、味も保証するよ。

( 賑やかだ、と笑う表情には妹とは対照的にどことなく楽しさがにじみ出ており、`観光地にきて楽しい`というよりは`人間観察が楽しい`というような表情ではあるが何はともあれ楽しそうで。妹たちに合流をすれば、出発前にこれを見越して念のため席予約をしておいたという店があるそうで。妹は人混みが苦手だし、今更どこかの店に並ぶのも時間がかかるだろう。多少値が張る店ではあるがどうせ自分が持つし、そんなことは妹たちは知らなくていいので言わないとして。「 類くんや琥珀ちゃんはどうかな。アレルギーとか嫌いなものがあれば変更してくれると思うけど、もし良ければ。 」とこてりと怠慢な動作で首をかしげて。 )



103: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-22 19:10:50


【藍沢 琥珀】

あたしは何でも食べられます。

( これだけ人がいれば食事処はいっぱいかもしれない。なんて思っていると、既に先手を打っていた彼女の兄にはさすがだなと感心して。こういうことがサラッとできるあたり大人なのだということを感じるとともに、自分の兄には到底同じようなことはできないだろうなとも思う。自分にアレルギーなどはないことを伝えると、改めて礼を伝えて。「奏さんのおかげで、美味しいもの食べられそうだね。」と嬉しそうに彼女に話し。)


【藍沢 類】

俺も何でも食べれますよ!
ありがとうございます!
( 彼女たちの元へと辿り着くと昼食の話に。予約をしていたことには、純粋にスマートだなと思い尊敬の眼差しを向け。自分にも苦手なものやアレルギーがないことを伝えると、ぺこっと頭を下げて礼を伝えて。郷土料理に創作料理、なんだか想像はつかないがきっと美味しいものであることに違いはないと思うと、今から楽しみで。)




104: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-22 20:16:57


【 西園寺 桜華 】

兄さんたら、いつの間に……。
ありがとう、助かるわ。

( 流石というかなんというか、我が兄ながらその用意周到さには驚いてしまう。ぱちぱちとヘーゼル色の瞳を何度か瞬きさせた後にふわりと笑えば、彼女の言葉に小さく頷きながら「 良かった、連れてきて正解だったかも。 」と悪戯っぽくこそこそと彼女に囁いてはくすくすと楽しそうに笑って。何やかんや言って頼りになる兄だなあと改めて悔しいような嬉しいような複雑な気持ちになれば、でも普段1人で生活できないしな、とすぐにドライな考えに切り替えて。 )


【 西園寺 奏 】

ふふ、良かった。
お店がここから近くてね、営業中は電話よりも直接店に顔を出した方が早いと思うから、ここで待てるかい?

( 相手方の兄妹どちらもアレルギーや好き嫌いがないことを確認しては、うんうんと満足気に頷いてから上記を。もう既に友人の店は営業しているので、電話よりも店へと直接行った方が良いと判断すれば妹たちにここで待つように指示を。あまり大人数でこの人混みの中を動くのは得策では無いし、そのまま店の前で待つのも迷惑だろう。「 類くん、一緒に来るかい? 」と、流石に恋人の2人の傍で男性一人で待たせるのは気の毒だろうと声を掛ければにこやかに微笑みながら首を傾げて。 )

105: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-22 21:03:09


【藍沢 琥珀】

大丈夫ですよ。桜華とここで待ってますね。

( 彼女と兄のやり取りを見ていると何だか微笑ましくなって思わず笑顔になってしまう。どうやら一足先に兄たちが店を確認してくるようだ。自分たちを待たせるということはそう遠くもない店なのだろう。もし万が一何かあっても、これだけ人通りのある場所なら、大丈夫だと思う。大人しく2人で待っていると頷けば、自分の兄を見て「兄さん、迷子にならないでよ」 と一応忠告を。)


【藍沢 類】

あ、はい!
…ったく、桜華ちゃんのことしっかり守れよ!

( 確かにこの恋人2人と自分が待っているのも何か居心地が悪い。気をつかってくれたのだと分かると頷いて。こちらを心配してか、からかっていらないことを言ってくる妹には仕返しに彼女のことをしっかり守れと捨て台詞を吐いて、前を進み始めた彼を追いかけて。「店ここから近いんですか?」と横に並んだ彼を見てそう問いかけ。)


────

【男A】

ねぇねぇ、そこの君すごく可愛いね。
俺たちと遊ばない?

( 駅前通りに佇む美少女を見つけると、仲間と近付き声をかけ。彼女の横にいる、綺麗な顔立ちの男を見て「こんな奴よりさ、俺らと遊んだ方が楽しいよ?」と、なんの遠慮もなしに彼女に向かって手を伸ばし。)


【藍沢 琥珀】

…、彼女に気安く触らないでくれません?
( 兄たちが離れていった途端こうだと内心呆れた様子で、桜華に近付いてくる男たちを見る。5.6人の仲間を引き連れており、妙に威圧感があるが、そんなこと言ってられない。こういうときに自分が本当の男だったら、と悔やむこともさながら、彼女を自分の後ろ手に隠し、伸びてきた手を遠慮なく叩いて払う。きっと男共を睨みつけると、一瞬怯んだ様子だったが、彼らにとって自分はひょろひょろの少年程度にしか映っていないのだろう。自分の様子にけらけらと笑う後ろの仲間とは裏腹に、手をはたかれた男の怒りを買ってしまったらしい。「桜華、後ろに隠れてて。」と小声で彼女にそう伝え。)




106: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-22 21:53:42


【 西園寺 奏 】

ん?うん、ここから5分くらいかな。

( 彼の言葉に柔らかく微笑みながらさらりと答えては、少し人気のなさそうな路地に入ったところにひっそりと佇む見るからに高級そうな店構えの前で足を止め。〝一見さんお断り〟と達筆な字で書かれた和紙が貼り付けてあるのを無視してそのままガラガラと扉を開ければ、外見から予想して取れるとおり1Fはカウンターのみで大将と向き合う形の店で。「 やあ、お世話になります。入れるかい? 」と強面の大将に声をかければどうやら2階に席があるようで、もう直ぐに入れるよ、と妹たちを呼びに行こうと後ろの彼をふりかえって微笑み。 )


【 西園寺 桜華 】

ッ、……。

( まるで狙ったかのように声を掛けてきた男たちに、思わずヒュッと息が詰まる。1人だけでもまだ怖いというのに、5,6人も柄の悪い男が近付けば声すらも出なくなってしまったようで。自分を庇うように後ろ手に匿ってくれる恋人に「 こはく、 」と不安と恐怖を滲ませた声で名前を呼んで。さすがの彼女もこんな人数相手では無理だ、と震える手で鞄の中から父に手渡された防犯ブザーを取り出せばいつの間にやら背後に居た男にその手を掴まれ、そのまま引き寄せられそうになり「 や、 」と小さな悲鳴を上げる。だがしかしその拍子にピンも抜けたのか防犯ブザーはけたたましい勢いで音を上げ。 )




107: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-22 22:28:15


【藍沢 類】

よかった、空いてて…、!?
防犯ブザーの音…!まさか。奏さん!行こう!!

( 無事店に入れそうだとほっとしたのも束の間、店を出た途端遠くから聞こえてくる防犯ブザーの音に、先程桜華が持っていたのを思い出す。二人の身に何あったのかと、すぐ様その場を駆け出して。)


【藍沢 琥珀】

桜華…!!
放せ!

( 後ろ手にいた彼女がいつの間にか背後に回っていた男に手を掴まれているのを目撃すると激昂し、ひとまず目の前の男たちをなぎら払うと。防犯ブザーの音に怯んだ隙に彼女を掴んでいる男に蹴りを入れ倒すと彼女を抱き寄せ。更に数人の男が自分の背後から襲いかかって来る気配を感じるも、彼女を守りながらでは応戦は厳しい。ぐっと衝撃がくるのを耐えるがそれはやってこず。)


【男たち】

なんだ…!!お前ら。

( 女を守ろうと抱き締めている彼の背後に向かって振り上げた腕だったが、気付けばそれは男の手によって阻止されており。見れば他の仲間も呆然としていて。)


【藍沢 類】

…おい、お前ら今すぐ帰った方が身のためだぞ。
そんなに待ってやれるほど、俺は優しくねぇからな。
( 間一髪、琥珀たちと男の間に滑り込み、男の突き出した拳を片方の手で受け止める。そのままその拳を掴むと、ギリギリと音を立てるくらいに強い力で押し返しながら低くドスの効いた声で男たちに忠告をして。)



108: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-22 22:59:21


【 西園寺 桜華 】

( 声ひとつ出せないように固まってしまった状態で彼女にただ抱きしめられながら先程男に掴まれた手を自身で掴み、彼女に助けを求めるように抱きつく余裕もなく桜華はただカタカタと小さく震えてしまうばかりで。今にも泣き出しそうなのを堪えながらぎゅ、と目を瞑れば、何やら鈍い音と同時に聞きなれた兄の声と彼女の兄の声がして。 )



【 西園寺 奏 】

驚いた。まさか本当に防犯ブザーが役に立つなんてね。
……琥珀ちゃん、守ってくれてありがとうね。さすがナイト様だ。

( その場にはそぐわない、やんわりとした口調と薄い唇にうかべた笑み。彼と走ってきたのであろうが息切れひとつせず、ただその瞳にだけは冷たい色が光っており。いつの間にか彼の足元に転がった二人の男のうちギリ、と顔色ひとつ変えずに1人の手の甲を踏みつければ「 さて。俺はテコンドーの使い手だし、彼は空手の全国選手だ。ちなみに向こうの彼女もね。俺としてはやめた方がいいと思うけど。痛いのはいやだろ? 」とその声は終始いつもと変わらず穏やかで、声だけならば男の手を踏みつけつつ喋っているとは思えないほどで。牽制は彼や琥珀ちゃんが既にしてくれている。ならば自分のすべき事は怯んだ彼らに逃げる隙を与える事、それに気づいて逃げるかどうかは男たちに任せる。……ただ、段持ちである彼らには過剰防衛とならないように手加減をしてもらはなければならないというのが1番難しいかもしれないが。 )


109: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-22 23:12:34


【藍沢 琥珀】

…!
2人とも…!

( 防犯ブザーの音を聞いてか、颯爽と駆けつけてくれた2人にほっと胸を撫で下ろす。しかしながら彼女に怖い思いをさせてしまったことと、守りきれなかったことにスッキリした気持ちにはなれないが、未だ震える彼女を胸に引き寄せ、背中をそっと撫でて「もう、大丈夫だよ。」と囁くように声をかける。)


【男たち】

ひっ…、い、いこうぜ…!
( あっという間になぎ倒され、明らかに力の差を感じたのか全員そそくさと退散していき。)


【藍沢 類】

…くそっ。
みんな怪我ないか?

…奏さん、ひとまずさっきの店に入りますか?

( 逃げ去っていく男どもを最後まで睨みつけたあと、後ろを振り返ると2人と、そして奏の方を見て。自分たちが離れてしまったがために、妹たちには怖い思いをさせてしまった、と少し悔しい思いを感じるが、今はとりあえず怖がっている彼女を落ち着かせることが先決だと、先程の店に行くかどうか彼に問いかけ。)



110: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-22 23:55:17


【 西園寺 桜華 】

……。

( 彼女に抱き寄せられ、やっと呼吸が自由にできるようになる。まだ抱きしめ返すことはできないし震えは止まらないけれど、彼女の服の裾を弱々しくつかみながら頷き返すことはできて。「 ……平気、よ。守ってくれてありがとう、 」と震える声で、自分の身を顧みずこちらを守ってくれた彼女を安心させようと真っ青な顔で笑って見せて。 )


【 西園寺 奏 】

いや、もう今日は旅館へ向かおうか。まだ日にちはあるし、1日くらい旅館で足を伸ばすのも悪くない。
旅館も車でそんなにかからないしね。借りてくるから待ってて。

( 元々旅館へは観光しがてら向かう予定だったが、こうなってしまえば外を歩かせるのも酷だろうと。それに店は明日行ったって今日の夜大人だけで飲みに行ったってもいい、そう考えては1度だけ妹の頭を撫でようとし───だがその手をおろし、類の方へぽんと手を置く。兄妹とはいえ、今妹に必要なのは自分ではないと。今度は申し訳ないが彼にもその場にいてもらって先程の知り合いの店へ車を借りに行き、暫くして車を走らせてくれば、皆を乗せそのまま旅館へと。ひとまず妹たちは2人きりにしてあげた方がいいだろうということで先に妹たちの部屋にチェックインをして「 ……さて、ひと段落かな。 」と妹たちが部屋に入ったのを確認しては深いため息を吐いて。妹の様子を見るに、今日はもう外には出られないだろう。夕食は元々旅館のものがついているから問題ないとは思うが。 )

類くんも。迷惑かけてごめんね。
……昔から、変な男に目をつけられやすいんだ、あの子。

もし琥珀ちゃんや類くんが怪我してたら遠慮なく教えてね、



111: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-23 00:09:48


【藍沢 琥珀】

( あの後は青い顔をした彼女を支えながら、何とか旅館の一室に辿り着いた。彼女をそっと座らせてあげると、部屋に備え付けてある湯のみに緑茶のティーパックを入れお湯を注ぎ。2人分のそれを部屋の中央にある台の上に置くと、彼女の隣にそっと腰を下ろして。「お茶飲もう。部屋に茶菓子もあったの見つけた。」と言うと、お茶と一緒に添えられていた和菓子を見せて、小さく微笑み。何とか彼女に安心してもらいたいと思うと、これくらいしかできず何とも歯痒い気持ちになるが、今はこうやってゆっくり過ごした方が彼女の為にもなるだろう。)


【藍沢 類】

いえ。…俺も琥珀も大丈夫です。
( 無事彼女たちを旅館の一室に入れてあげると、未だ少し心配そうに部屋の方を見つめて。彼の言葉には首を振り、自分の体のことは何にも気にしていなかったが今のところ痛い箇所などはなく。きっと妹の方もあの感じでは大丈夫だろうと思う。それにしても、彼の言い方からすると過去に何かあって男性に恐怖を抱いている、ということなのだろう。詳しくは聞かないが、とにかく後は自分の妹に任せようと、部屋に背を向けて彼の方を見る。)

俺らどうします?
夕食まで、まだ時間はありますけど…。





112: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-23 09:27:03





【 西園寺 桜華 】

ありがとう、琥珀。
…でも、ぎゅって、…して。

( お茶と茶菓子を勧められて、少しずつ落ち着いてきた頭でそれをぽや、と見つめる。だが何かを喉に通す気になれなくて、ただでさえ白い頬は血の気がまだなく青白さを保ったままで。少しの沈黙の間、ぽそりとつぶやくような声で零れたのは小さなわがまま。お茶の香りよりも彼女の匂いに包まれたくて、それからなによりも男に掴まれた感触を一刻も早く消したくて。彼女の為にここまで可愛くしたのに、こんなことならばオシャレなんてしなければよかった。と心の中では小さな後悔が渦巻く。ツンと鼻の奥が痛くなる感覚があるも泣くのはまだ、彼女が見ている前ではきっともっと心配をかけてしまう。「 …ぜんぶ、琥珀で上書きしてほしいの。 」ぽろりと出た言葉は紛れもない本心。脳内にある男たちの下品な声も、匂いも、感覚も。全部彼女で塗り替えたい。彼女も怖い思いをしたのに自分だけこうしてわがままを言うなんて不公平かもしれないが、今の桜華にはそんな気すらもつかえずに。 )


【 西園寺 奏 】

そうだねぇ、…とりあえず俺たちは交番に行こうか。
実はナンパって犯罪になりえる行為でね、`軽犯罪法違反`だとか`迷惑防止条例違反`だとか…桜華の場合は腕をつかまれたから暴行罪も適応されるかな。二人の遊ぶお金くらいにはなるんじゃない?

( にこ、と変わらずに穏やかにほほ笑めば彼の口から出たのはまさかの場所で。唇に手を当てつつサラサラと出る単語は職業病だろうか、それとも`よくあること`なので単純に慣れているのか。彼の表情からその真意は読めないが、物騒な発言とは裏腹にふわりと妹と同じように花が綻ぶように笑えば(最も目は全く笑ってはいないのだが)、「 ま、示談にするか放っておくかは妹に任せるけど。とりあえずさっき動画も撮ってたし証拠は十分、そういう手続きしてたらそのうち夕食の時間になるかなって。…あ、それとも何かしたいことあるかい?お腹がすいてたら何か小腹に入れてからにしようか。 」と彼の肩をぽん、と叩いてお兄さんが奢ってあげると大人っぽく口角をあげ、彼のブルーブラックを覗き込むようにして微笑んで。 )





113: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-23 23:55:44


【藍沢 琥珀】

ん…。
( 彼女に今必要なのは、自分なのだということが分かれば、彼女の恐怖が消えるのなら、何だってしようと思う。そっと彼女を自分の腕の中に引き寄せれば優しく背中を撫でて。「…あたしのことしか考えられなくしてあげる」と彼女の耳元で低く囁くように言い、少しだけ身体を離すと先程男に掴まれていた彼女の腕をそっと取り、自分の口元へ。掴まれていたであろう場所に口付けを落とすとそのまま視線は彼女へと移し。「触られたのどこ?」と尋ねる。)


【藍沢 類】

さすが弁護士…、じゃあとりあえず交番行きましょ。
( 彼の表情からは似つかわしくない言葉がつらつらと出てくると、何となく聞いたことはあるその犯罪名に呆気に取られ。この人こそ敵に回したら怖いのかもしれない、なんて思う。確かに先程までは空腹だったが、先の事件でなくなっており。それならばと交番に行くなら早い方がいいだろうと思うとそうしようと頷いて。「ご飯は今はいいかな…、旅館の夜ご飯楽しみにしときます。」それにしても動画まで撮ってあったなんて、全く気づかなかった。)


114: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-24 09:35:16



【 西園寺 桜華 】

っ、ん。

( ちゅ、と軽いリップ音を鳴らして唇を落とされた感触と、彼女のささやくような低い声に、思わず甘い声が漏れて体が跳ねてしまう。卑しい下世話な感情の渦巻く男の大きな手とは違う感覚に、まるで蕩けた蜂蜜のような瞳で彼女を見つめてははちみつ色の瞳からは音もなくはらはらと透明の雫がこぼれ、「 ぜんぶ、 」と小さな唇が動く。実際に触られていなくても、全身を舐め回すように見ていた男たちの視線が怖かった。普段からそういった視線を向けられること少なくないにしても、こうして実害が出てしまうとまた話が違ってしまう。すり、とまるで彼女の以外を感じたくないというように、猫が飼い主に自分の匂いをマーキングするように彼女に擦り寄れば、少しだけ震える小さな声で「 ごめんなさい、琥珀も…怖かったはずなのに 」と、あれだけの男たちに囲まれていたにも関わらず自分を第一に守ってくれた彼女へ告げて。 )


【 西園寺 奏 】

── ここまで付き合わせてしまってごめんね。ありがとう。助かったよ。


( 無事に交番での聴取を終え、マア確たる証拠があるのであとは警察が何とかしてくれるだろうとひと段落ついた頃。彼と肩を並べて交番から出てきては、まるで妹にするように彼の頭をぽん、と撫でてはふわりと柔らかく微笑んで。自分とさほど身長の変わらない彼とは目線が合わせやすく、日ごろあまり人の話を聞かない自分にしては珍しく彼のはっきりとした声は耳なじみが良いようで。「 それにしても類くん、とても強いんだね、足も速いし。力比べしたら俺よりも強いだろうなあ。 」とくすくす笑いながら先ほど男たちを簡単にのしていた彼を思い出して。新幹線内でテコンドーを教えてほしいなんて言っていたけど、そんなのが必要ないくらいだと笑えばそりゃあ女の子たちも放っておかないなと思う。あれだけ華麗にナンパから救い出されたら、どこの女の子も恋に落ちるというものだ。──ちなみに自分はどちらかというと、こういう時の後はおびえられることが多いのだが。奏はその理由を自分でも気づいていないようで。 )



115: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-24 18:29:10


【藍沢 琥珀】

…こわくないよ。あんな奴ら。
それよりも…桜華になにかあったらと思う方がこわかった…。
ごめんね、もっときちんと守ってあげられたらよかったのに。

( 口付けを落とした腕をそっと離すと、蜂蜜色の瞳から溢れてくる綺麗な雫にそっと唇を寄せて。彼女が全部と、言うのなら彼女の全てを自分の感触に上書きしようと、擦り寄る彼女をそっと抱き締める。その腕の中から聞こえてきたか細い声には、首を横に振って。男が何人でかかってこようが、ある意味闘い慣れた自分には差程怖さは感じなかった。何より怖かったのは、彼女を守れなかったらという事だけ。自分がもっとしっかりしていたら、もっと強かったら。こんなことになる前にあの男たちを追い払うことができたかもしれないのに。そんな後悔ばかりが頭の中をぐるぐると渦巻くのだ。彼女の首元に顔を埋めて、珍しく力ない声で謝罪をして。)


【藍沢 類】


いえ。
…まだまだですよ。俺なんて。
でも、こうやって誰かの助けになれたんだなって思うと、武道やっててよかったと思います。

( 交番にて事情聴取が終わるとほっと一息つく。交番から出た際に、彼から頭を撫でられふわりと微笑まれたことには少しだけ顔を赤くして。こんなふうに撫でられる経験がないので、どういう反応をしていいのか困るが、別に嫌な気分になっているわけではない。自分の武道に関して褒められれば、こんな風に誰かの役に立つのならばやっていて損はなかったと力なく笑う。体格もさほど変わらない彼だが、力比べをすれば、それは現役の自分が勝つだろう。しかし、威圧感という点では彼の方が勝っていたなあ、なんて先程のことを思い出して。「奏さんも、すごかったです。なんていうか、オーラありますよね。」と、尊敬の眼差しを向けて。)



116: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-24 20:57:03




【 西園寺 桜華 】

琥珀……、

( 彼女の力ない声にぎゅ、と心臓を鷲掴みにされたかのような錯覚に陥る。違う。貴方は最初から私の事守ってくれていた。ぐるぐると脳内を巡るそんな想いは言葉にならず、桜華はただただ彼女の謝罪に謝らないでと首を横に振ることしかできず。彼女が言っているのはきっとただの結果論ではなくて、もっと別のところだから。それでも自分を守ってくれたこの愛しい人に、謝らせたくなんて無かった。桜華はそっと彼女の両頬に手を添えて瞳を絡ませては、そのまま彼女の唇に自分の其れを押し当てて。「 私、何も怪我してないわ。ただ怖かっただけ。それも今琥珀のおかげで無くなったわ。……だから、平気よ。私、貴方に守ってもらったもの。 」まだ涙に濡れたヘーゼル色の瞳で彼女を見つめては、そのままこつりと額をつけて。〝だから謝らないで〟その一言こそ口にしないものの、いつの間にか桜華の震えはなくなっていて。 )


【 西園寺 奏 】

……人を守る拳だ。かっこいいね。

( 彼の言葉に1度だけぱちりと驚いたように瞬きをした後に、まるで将来の夢を語る子供を見るような、自分には無い何かを眩しがるような、そんな顔で笑って。彼のように真っ直ぐな人を見ていると、日頃〝人間の醜い部分〟を見てばかりの自分の心も真っ白に洗われるような気持ちになる。周りの環境ってやっぱり大事なんだな、とぼんやりと考えていたものの彼の言葉と眼差しにキョトン、と瞳を丸くして。おーら、と彼の言葉を小さな声で復唱したと思えばぷは、と吹き出して。「 職業病だよ、法廷では呑まれた方が負けだからね 」と可笑しそうにくすくすと笑いながら彼が思っているほど良い物ではなく社会人特有の病気だと。 )




117: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-25 09:40:40


【藍沢 琥珀】

ん…。ありがと。
本当に桜華が無事でよかった…。
( 彼女の言葉と、口付けはまるで魔法の様。先程までの自分の気持ちをいとも簡単に回復させるのだから。額同士を合わせ彼女と視線を絡ませ合うと微笑む。しかし、やはり彼女を守る為にもっと強くならなければならないという気持ちは変わらない。己も彼女の頬に手をそっと添え、ゆっくりと唇を彼女の唇に重ね合わせる。頬に添えていない方の手を彼女の背中へと回すと、少しだけ自分の方に引き寄せ深く唇を重ね合わせる。角度を変えて何度も。彼女を求める欲望は、簡単には収まってくれぬもので、口付けに夢中になりながらゆっくりと彼女を押し倒して。畳というのは床と違って柔らかくていいとは思うが、念の為彼女の頭に置かれていた座布団を敷く。唇を離すと彼女の首元へ顔を埋めて。)
…止めるなら今だよ?桜華。


【藍沢 類】

…そ、そっか。
弁護士って大変な仕事ですもんね。

( 自分の発言にくすくすと笑う彼には、何かおかしなことを言ってしまっただろうかなんて思い頭をかく。確かに彼の言うように、弁護士というのはどんなときも毅然とたち振る舞わなければならないのだろう。自分が想像しているより遥かに大変な職業なのだと思うし、それ故にやはりこの人は凄い人だとも思う。さて、時間もそれなりに経ったのでこの後は旅館の方に戻るかどうするかを彼に尋ねると、先程言っていたように大人2人で夜に飲みに行くのもありだなと考えて提案をして。)

旅館戻りますか。
…奏さんがよければ、夜飲みに行きません?


118: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-25 12:12:08



【 西園寺 桜華 】

ん、……ふっ…、。

( 角度を変えて何度も落とされる甘い唇に、どろりと脳の溶ける感覚がする。身体中を駆け巡る羞恥とそれから甘い暴力的な悦楽に身を委ねるように、彼女に引き寄せられるのもそのままに熱を帯びた体を彼女に預ける。時折唇から甘い吐息を漏らしながらふと閉じていた目を開ければ、彼女越しに天井がありいつの間に、と思う。そこまで自分は彼女とのキスに蕩けていたのか、なんて。自分のすっかり熱くなった首元に顔を埋めながら問い掛けられた言葉にぴくん、と体を跳ねさせたあと「 嫌(や)、……止めないで、 」と頬にも、それから耳にも、首筋にも。淡い朱を散らしながらぽそりと強請るように答えては座布団をきゅ、と手で握りながら潤んだ瞳を逸らして。 )


【 西園寺 奏 】

ふふ、俺も誘おうと思ってた。

( 彼からの問いかけに柔らかに垂れた瞳をそっと伏せては、ちょうど自分もおなじことを考えていたと笑って。折角こんな観光地に来たのだから、〝大人〟の楽しみも必要だろう。そういえばここら辺は日本酒が有名なんだっけ、の記憶の中の引き出しを漁っては「 類くん、お酒は何が好きなの? 」と折角ならば彼の好きなものを飲みたいなと微笑む。奏は煙草もお酒も人並みに嗜む(と自称しているが酒に関してはかなりのザルである)が、自分よりも肝臓が若いし彼のがたくさん飲むのかなあなんて首を捻りながら問いかけて。外に飲みに出かけるのもいいし、酒屋で地域酒を買って客室で飲むのもいい。どこが機嫌良さそうに形のいい唇をあげては、どうしようかなぁなんて考えて。 )



119: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-25 16:46:59


【藍沢 琥珀】

…好きだよ。桜華。

( 一つ一つの彼女の仕草や言葉が自分のツボにはまる。愛しくて愛しくて堪らない。いつもこうなると滅茶苦茶にしてしまいたい衝動と、優しくどろどろに溶かしてしまいたいなんて欲望が葛藤し、自分の心の中は冷静ではいられなくなる。勿論愛しい人を傷つけたくは無いし、やめてと言われればすぐに止めるくらいの理性は残っているわけだが、こんなふうに言われては抑えもきかないかもしれない。首元に何度も口付けを落としながら鎖骨の辺りまで下がると同時に、彼女の服へと手をかけていく。)


(/このあと、場面転換しようと思っているのですが、温泉に入る辺りにでもとばしますか??なにかしたいことがあれば何なりと!)


【藍沢 類】

あ、誘っておいてあれなんですけど、
そこまで酒は強くないんです、俺。
いつもは甘い酒ばっかですね。

( 誘った手前非常に言い出しづらいが、自分は差程酒に強くなく、恐らく付き合う程度には飲めるが酔ったあとはすぐに眠ってしまうのがいつものこと。大学の飲み会などで、友人に何度かお世話になったこともあるくらい。一方で彼は何だか強そうだと思えば、それならば尚のこと迷惑をかけないよう正直に始めから先に強くないことを申告しておかねばと話す。「酔っ払うとすぐ眠っちゃうみたいで。でもある程度は付き合えるので、ご心配なく!」と笑って。)





120: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-25 18:54:27



【 西園寺 桜華 】

( / 一旦背後のみで失礼致します!
折角温泉に来たので脱衣所からでも温泉に入ってる状態からでも、どちらかでも再開出来たらいいかなあと思います…!

そのあとは2人で仲良く同じ布団で寝てたりしたら次の日の観光とかに繋げやすいかな、と!
背後様の方で何かご希望の展開がございましたらなんなりとお伝えください~!! )



【 西園寺 奏 】

そうなの?
ふふ、眠っちゃうんだね。なんだかかわいい。

( あまり酒に強くなくすぐに眠ってしまうんだと言う彼の言葉にふふ、と柔らかい笑みを浮かべて。飲めない人間にとって酒の席に誘うというのはさぞかしハードルの高かったことだろう、そわそわと胸の奥から湧いてくるむず痒い感触に少しだけ不思議な気持ちになりながらそれでも嬉しいことには変わりなく。「 じゃあ、遠慮なく御相手してもらおうかな。 」彼の月夜のようなブルーブラックの瞳を覗き込みながら穏やかに笑えば、いいかい?とふわりとした黒髪を揺らして首をかしげ。 )



121: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-25 23:41:56


(/了解です!お風呂入っているところからのスタートにしました!)

【藍沢 琥珀】

───

( あれから部屋で可愛い彼女を独り占めしていると、あっという間に夕食の時間が来てしまい、まだまだ足りないと思いつつも昼食もとっていなかったこともあり、空腹は空腹だったため、続きは夜にとお預けを喰らってしまった。とにかく彼女も少し落ち着いたようで一安心。兄も交えて4人で豪華な夕食を頂き、食後暫くゆっくりしているとそろそろ温泉にでも行こうという流れになり、準備を済ませて大浴場へ。
ここの旅館は女性の大浴場と男性の大浴場はそもそも階が違うので、安心して移動ができる。こんなところでも何かあるのは避けたい。大浴場につくと脱衣所へ。入りに来ている人も少なくこれならゆっくり楽しめそうだと、荷物と脱いだ物をロッカーに入れて鍵を手首にかける。こういうとき、自分が服を脱ぐまで本当に女なのかどうなのかと周囲から視線を浴びることがあるが、ほぼ人がいないためそんな視線もなく。
大きな浴場に入ると身体を洗い、源泉掛け流しのお風呂へゆっくりと浸かり。)

はあー、気持ちいい…。



【藍沢 類】

かわいいなんてもんじゃないですよ…。
じゃあせっかくなんでお店で飲みましょうか。

( 「かわいい」だなんて、男の自分には似つかわしくない言葉だと苦笑して。過去に酒を飲んで寝てしまったときには、次の日に友人から苦言を呈された。きっと自分を運ぶのが大変だったのだろう。むしろ「かわいい」で言うなら、彼の方の仕草や笑顔の方がそれに値するだろう。旅行に来たのだ、せっかくならばお店で飲むのがいい。そう思うと、嬉しそうにそう返事をして。こんなに誰かと飲むことに楽しみな気持ちになったことが過去にあっただろうか。夜が待ち遠しくて仕方ない。)




122: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-26 00:44:52




( / ありがとうございます…!! )

【 西園寺 桜華 】

──── まあ。貸切みたい。

( すらりと締まるところは締まり豊かであるところは女性らしい柔らかな体をハンドタオルで最低限隠し、普段下ろしている髪をヘアクリップでまとめた状態で自分たち以外の人気がない大浴場をぐるりと見回せばぽつりと呟いて。体にぽつぽつと咲いた愛された証拠の赤い小花…もといキスマークはどうしようかと思っていたがこれならば気にする必要も無いだろう。掛け湯も済ませ彼女の入っている源泉かけ流しのお風呂へちゃぷ、と静かな水音を立てて入ってくればそのまま彼女の横へと落ち着いて。「 ぽかぽかだわ。気持ちいい。 」と白魚のような手でお湯をすくいあげてはにこにこふわふわと穏やかに微笑んで。 )


【 西園寺 奏 】

( あれから彼と旅館に戻り、それから妹たちと合流をすれば先程よりも随分顔色の良くなった妹が。やっぱりこういう時は恋人が1番の良薬なんだなあとふと思ってしまえば、妹の成長が嬉しい反面どこか寂しくもあり。さすが人気旅館ということもあり夕飯は豪華で味も十二分に素晴らしいものでこの後のお楽しみのために夕飯の際は烏龍茶で我慢をし。夕飯も済ませ、軽く食後の休みを挟んでも時刻はまだまだ夜遊びを始めるには十分な時間だ。旅館の夕飯はだいたい早いので。どうやら観光街ということもあり近くの酒場辺りは旅館の浴衣で出歩くことが許されているらしく浴衣に羽織りを着て「 ん、類くんそろそろ行こうか? 」と彼の方を振り返り。普段はスーツかハイネックが多いため首元が少しスースーするのが気になってしまったため髪こそ下ろしているが、先程のホスト感はなくなったもののどこか人妻感が出てしまったのは否めないが。 )




123: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-26 15:34:00


【藍沢 琥珀】

…これだけ大きいお風呂なら泳げそう。
( 隣に来た彼女を見ると、本当に息を飲むほど美しいと改めて思う。そんな彼女の肌に残る愛し合った痕跡を見つけると満足気に笑って。大きいお風呂に少し子どものようにはしゃぎたくなる気持ちを吐露すると、くすくす笑って顔にかかった前髪をかき上げる。「外に露天風呂もあるみたいだけど、行ってみる?」と大浴場から外に繋がる扉を見つけるとそう尋ねてみて。)


【藍沢 類】

はい!いきましょ!

( 豪華な夕食をお腹いっぱい食べた後、暫くして浴衣に着替え彼と共に街へ繰り出す準備を。自分の浴衣姿とは違い、大人の色気?なるものが溢れ出る彼を何となくまじまじと見てしまい。「浴衣似合いすぎません??」と正直な感想を相手に伝えて。これは街出たらすぐ逆ナンパ(もしかしたらナンパもありえるかも)にでもあいそうだと、内心思いながら。)



124: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-26 17:59:19


【 西園寺 桜華 】

あら、琥珀ったら。

( 彼女の言葉に思わずくすくすと思わず笑ってしまえばプールでも行きたいのかしらなんてふと思って。市民プールなどの一般的なプールはあまり好ましくなく行けないがホテル等に隣接しているプールなら確かに彼女と行ってみたいななんて考えて。と、ふと彼女の方を向けば艶やかなブルーブラックの前髪をかきあげる彼女を見てあまりに女性泣かせなその姿にぱっと顔を赤くしては 「 そ、うね。お外に出ましょ。 」とその表情を見せないように静かに其の源泉かけ流しの風呂から出て。彼女の先程の行為がなんだか、〝さっき〟の時間を思い出してしまうようで、温泉のせいでは無い体の火照りを感じ。 )


【 西園寺 奏 】

ん?……ふふ、そう?
あんまり着方とかに詳しくないからすぐに着崩れちゃうんだけどね。

( パチリ、と彼の言葉に驚いたように1度瞬きをしたあとにすぐに少し照れたように頬を赤らめてはにかめば、こういう時でもないと浴衣になんて袖を通さないので着付けるのは苦手だと答え。いつも家族で旅行に行った時なんて朝になったらはだけているどころかほぼ着ていないレベルで崩れており妹や母が呆れていた記憶がある。打算などひとつもない彼の真っ直ぐな感想に照れてしまったのを誤魔化すように「 行こうか、 」 とひとつ咳払いをしたあとにふわりと笑って温泉街へと歩き出して。 )



125: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-26 20:41:19


【藍沢 琥珀】

…桜華、顔赤くない?
逆上せた?

( こんな風に彼女と大きなお風呂に入るのは初めて。恋人と堂々とお風呂へ入れることには、女性同士でよかったと思う反面、好きな人の身体へと視線が移ってしまうのを押さえつけるのは大変なのだが。彼女が自分より先に露天風呂の方へ移動してしまったので、自分も後を追い。ふと外に出た所で、彼女の肌が白いせいもあるが顔が赤いような気がして。彼女の横に並ぶと、顔を覗き込んで。 )


【藍沢 類】

はい!
( 少し照れたような相手の様子には、歳上なのだが可愛いなんて思うと小さく笑って。行こうという彼の横に並んで歩き。温泉街へ出ると、昼間に比べると少ないがちらほら観光客がいて。自分たちと同じように浴衣で歩いている人も多い。どこの店にしようかと悩むくらいにはそれなりに飲める店が軒を連ねていて。その中でも比較的入りやすそうな居酒屋を見つけると「こことか、どうですか??」と相手に尋ねて。)


126: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-26 21:29:45


【 西園寺 桜華 】

……琥珀が、カッコよくて。ずるいの。

( 彼女からふと顔を覗き込まれれば、逆上せたと嘘をついて彼女に心配をかけさせるわけにもいかずにキュ、と握ったタオルに力を込めて。露天風呂に浸かれば中よりも外気温で涼しいはずなのに顔の赤さは引いてくれないまま、よわよわと吐露して。「 もっと自分がかっこいい自覚持って、……どきどきして壊れちゃう。 」とお湯の蒸気で濡れた睫毛をそっと伏せては首元や肩まで薄紅色に染めては小さな声でそう告げたあとふい、とそっぽを向いて。 )


【 西園寺 奏 】

うん。良さそう。
お店見つけるの上手だね。あんまりこう言うお店来ないからすごく助かるよ、ありがとう。

( 彼の指した店に目を向けると、大衆的でありつつも今風な。他の店よりも比較的入りそうな居酒屋で。普段知り合いの店やバーでしか飲まない自分にとってこういった居酒屋の判断基準に疎いためこうして見つけてくれるのがありがたく。暖簾をくぐりガラガラと音を立てながら戸を開ければ、外観からの期待通りの店内。「 こんばんは。2名入れますか? 」とカウンター内に居る大将らしき人物に声をかければそのままカウンター席へ案内され。店内は賑わっているものの、都会のチェーンの居酒屋などとは違い騒ぐ大学生や声の大きなサラリーマンなども居らず落ち着いた地元の居酒屋といった感じで。カウンターに飾られている日本酒の瓶のセンスも良く、ここなら確かに期待できそうだと思わず頬が緩んでしまい。 )



127: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-26 22:02:16


【藍沢 琥珀】

…!ははっ…、それは困ったなぁ。

( 温まった身体に少し寒い位の冷気が心地よい。自身も彼女に続くと露天風呂へとゆっくり浸かる。逆上せた訳ではないが、なぜそんなに顔が赤いのか、はたまた自分に迷惑をかけまいと無理をしているのか心配に思っていると、自分のことを「かっこいい」と言った彼女の言葉に思わず目を丸くして。白魚の肌が薄桃色に染まりながら、自身から顔を背けてしまった彼女に小さく笑う。好きな人にかっこいいと言って貰える為に日々努力をしているわけだが、それが報われていたようでただただ嬉しい。壊れてしまっては困るが、彼女がそんな風に自分を意識してくれると知ると少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべ、そっぽを向いた彼女の耳元に唇を寄せて囁くように言う。大浴場は見た限り人はもう居らず、露天風呂も彼女と2人きり。身体を彼女の方へ少し密着させると、細い彼女の腰にそっと腕を回して。)

…そんなこと言ったら、あたしは桜華が可愛すぎて、とっくに壊れちゃってるけど?



【藍沢 類】

いえいえ!

なんだか、入りやすい店で良かったですね。
何飲みますか??

( 彼に感謝されると自分はただ通りかかった店を選択しただけだと笑って。カウンターに通されると、さっそくと飲み物のメニューに目を移す。思ったよりも酒の種類も料理の数も多くて、これは迷ってしまうなとメニューと睨めっこをし。彼もメニューを見ているため、その間に大将におすすめのおつまみを何品か用意して貰うことにして、ついでにオススメのお酒も聞き出す。こういうときに臆せず誰にでも明るく話せるのは、自分の長所だと言ってもよい。「この日本酒おすすめですって。あ、でもいきなり日本酒だと酔い回るかな。」 と彼に情報を伝えると、自分は一先ず1杯目は弱めのものでも選択しようかと考えて。)



128: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-26 23:09:05


【 西園寺 桜華 】

ひゃ、……っ。

( 耳元で囁かれた彼女の意地悪い囁きに思わず甘い声をあげてはここが外で尚且ついつ人が来るか分からない状況ということもあり、ぱしゃりと水音を立てながら慌てて自身の口元を両手で抑える。するり、と自身の腰に回った彼女の腕と先程よりも密着度の増した暖かな体温になにだかいつにも増してどきどきと心臓が早鐘のように鳴り、彼女に聞こえてしまうとギュッと目を瞑り。温泉に浸かっていたせいかいつもよりも熱のある彼女の体温と、ぽたりと自分の肩に落ちた雫にまたびくりと肩を揺らしては「 ……だめ、 」とふるふると弱々しく首を振り漸くぽそりと一言を。一体何に対しての〝だめ〟なのか、人が来てしまうからダメなのか、壊れてはダメなのか、それともその色気をそんなに振りまいてはダメなのか、それを明言する余裕もないのかやっと開いた桜華のヘーゼルは羞恥で潤んでいて。 )


【 西園寺 奏 】

……ふふ、じゃあお言葉に甘えて俺は日本酒にしようかな。

( 自分がメニューに目を滑らせている間、いつの間にやら大将に適当なつまみだったりおすすめの日本酒だったりを聞き出していた彼に思わず関心してしまう。こうして人の心をいとも簡単にアイスブレイクしてその隙間に入り込めるというのは本当に才能であり、また自分にはない才能であるので思わず彼の優しい青みを帯びた瞳を見つめて甘えてしまう。せっかく彼が聞いてくれたのならそれが飲みたいな、と。「 類くんは確かに弱いお酒から始めた方がいいかもね、 」酒の種類に悩んでる彼を見てくすくすと笑みをこぼしてしまえば、マア万が一彼が寝てしまってもタクシーやらなんやら旅館に帰る手段はいくらでもあるから平気だろうと微笑ましげに悩む彼を見つめて。 )



129: 藍沢 琥珀 [×]
2023-03-28 21:26:55

【藍沢 琥珀】

…なーんてね。さすがに人が来そうな場所では何もしないよ。

( 彼女の「だめ」 の言葉と声を抑える仕草に背筋にぞくぞくとした何かが走るのを感じ、もっと意地悪したくなるものの、少しの理性に掴まって離れると、平気なふりをして笑ってみせる。さすがに他の人が来そうな場所で、彼女の嫌なことはできないし、それくらいの分別はつく。「残念だけど、部屋で、ね?」なんて言うと大分身体も温まり、もうそろそろ上がろうかと彼女にどうするか尋ねて。この後は彼女と部屋でゆっくりと二人だけの時間をすごすのもいいし、館内を散歩がてらまわってみるのもいいと思いながら自分もどうしようか考えて。)

桜華、そろそろあがろうか。



【藍沢 類】

おお。味の感想聞かせてくださいね。

( 早速日本酒を注文した相手には、さすがお酒に慣れているのだなと感心し、自分は一先ずレモンサワーを選択して。せっかく大将がすすめてくれているのだから、後で日本酒も少しくらいは飲みたいと思い、先に飲む相手に感想を教えてもらおうと頼み込み。出された枝豆などのちょっとしたおつまみのもりあわせをひとつ摘む。「奏さんは酔うとどあなるんですか?」なんて、酒は強いと知っていながらもどうなるのか気になり聞いてみて。)



130: 西園寺 桜華 [×]
2023-03-28 23:10:00



【 西園寺 桜華 】

っ、……ばか、えっち。

( そのまま此方の熱を上げるだけ上げて平気な顔でさらりと離れた彼女の言葉にかあっと頬を赤らめてはムキャ!と他人がいる前では決して見せない幼い怒りを露わにして。ぺち、と彼女の二の腕あたりを大して力の込めていない手で叩けばまだむす、と薔薇色の唇を少しだけ尖らせながら「 出るわ。……誰かさんのせいで逆上せちゃいそうだもの。 」と立ち上がれば艶やかな肌は当然のように水を弾きつつぽたぽたと雫を落とし。来る時は気にする余裕もなかった館内でも見て回ろうかしら、それともせっかく素敵なお部屋だしのんびりするのもいいわ、とぼんやり考えながらそのまま脱衣場へと歩き。 )


【 西園寺 奏 】

ふふ、もちろん。
なんなら一口飲んで気に入ったら頼めばいいよ。

( 彼の言葉に、なんだかお酒を覚えたての後輩みたいだなと思わず微笑ましく思ってしまえば折角強い人間が居るのだから少しずつ味わって1番美味しかったものを自分で頼めばいいと。はらり、と耳から落ちる髪を改めて耳にかけ直しつつ彼の言葉にん?と緩く首を傾げてはしばらく悩んだような仕草を見せた後に「 ん…そうだなあ、若い頃は酔うとよく脱いでたらしいよ。今ではそんなんになるまで外で飲まないけどね。 」と若かりし頃の思い出に困ったように笑いながら答えて。もっとも、今でも家で一人で飲む時などは気が付いたら上半身裸で寝ている時があるのだが。あまり外では良いものとは言えないし、あと教育に悪いと友人に怒られるので最近はセーブをしているようで。 )



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